JP2008535650A - 回転式再生熱交換器による悪臭および有害ガス処理システム並びにその装置 - Google Patents

回転式再生熱交換器による悪臭および有害ガス処理システム並びにその装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、多重利用施設、行事場、多様な製造工程、および車両塗装工程などから発生する有害成分を含むガスを処理する方法において、エネルギーを回収すると同時に有害成分を除去する有害物質処理設備に係り、さらに詳しくは、悪臭および揮発性有機化合物などの汚染物質を処理するために内部空気を外部に排気させる空気調和設備、または工程排ガス中に含まれているエネルギーを90%以上回収するとともに、有害成分を回転式接着剤に吸着させて濃縮することにより90%以上の高い除去効率で経済的に処理する有害物質処理設備に関する。本発明では、かかる問題点を解決するために、熱交換媒体に有害成分を吸着させることが可能な吸着機能を有する吸着剤を添加またはコートし、あるいは吸着剤を用いて一定に成形した熱交換媒体を吸気領域、排気領域、および吸気領域と排気領域との間に設け且つ有害成分を濃縮して除去する濃縮脱着領域に分割して、エネルギーを回収すると同時に有害成分を除去することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、多重利用施設、行事場、多様な製造工程、および車両塗装工程などから発生する有害成分を含むガスを処理する方法において、エネルギーを回収すると同時に有害成分を除去する有害物質処理設備に係り、さらに詳しくは、悪臭および揮発性有機化合物などの汚染物質を処理するために内部空気を外部に排気させる空気調和設備、または工程排ガス中に含まれているエネルギーを90%以上回収するとともに、有害成分を回転式接着剤に吸着させて濃縮することにより90%以上の高い除去効率で経済的に処理する有害物質処理設備に関する。
一般に、大型空気調和機が必要な施設物、例えば多重利用施設や住居施設、行事場などの場合、熱交換の目的で回転式熱交換器が用いられている。これらの場合、外部に排出される空気中に含まれている熱エネルギーを回転式熱交換器の一側面で蓄熱素材に伝達し、反対側の一側面ではこれを回収する方式によってエネルギーを回収する。
ところが、最近、家庭や多重利用施設などにおけるシックハウス症候群誘発物質に関する認識が高まっており、工場の生産工程から漏れる有害物質成分が作業環境を悪化させて生産性を低下させる問題が発生するので、より清浄な生活環境と工場作業環境が要望されている。
しかし、既存の回転式熱交換器では、エネルギーを回収することはできるが、外部から入ってくる有害成分と外部に排出される有害成分を処理することはできない。これに対し、建物や工場などから外部に排出される有害成分を処理するシステムには、活性炭を利用する吸着処理法、燃焼させて除去する直接燃焼法、蓄熱燃焼法、触媒燃焼法、および微生物などで処理する方法などの様々な方法がある。
ところが、これらの方法は、排出される有害成分を除去することは問題がないが、内部から外に排出されるガス中に内在した熱エネルギーは回収されずに損失してしまう。
図1は米国特許第4542782号に開示されている従来の回転式熱交換器の一例を示す図である。図1では、高温で排出される空気流れが、回転式熱交換器を介して、一側面では熱を蓄熱してから回転しながら、他側面に移動し、他側面では外部からのガスと熱交換されて熱回収される方式を取る回転式熱交換器を示している。ところが、この場合、排出される空気中に含まれている有害成分を除去することができないという欠点がある。
図2は韓国公開特許第2002−0033353号に開示されている従来の回転式熱交換器の他の例を示す図である。図2では、排気される空気のうち機内の方に逆流する空気を浄化させて室内に流入するようにすることにより、室内空気の新鮮度を高めることが可能なクリーニングセクターを有するロータリー型熱交換器を示している。
ところが、この場合は、回転型熱交換器の吸込み領域と排出領域との境界部位に排出される空気の一部分が浄化されて吸込み領域に流入するようにするクリーニングセクターを備え、熱交換器が排出領域から吸込み領域に転換される過程で熱交換媒体の内部空間に含まれている空気が逆流する現象を防止するためのものであって、熱交換器内に有害成分を吸着することが可能な特性を有する素材がなく、クリーニングする方法もクリーニングセクターの一方の面を塞ぎ、他方の面を排気ファンへの流路と通気させて圧力差によって自然に熱交換器内の閉じ込められた空気が抜け出すように構成されている。
しかし、この場合も、外部に排出される有害成分と、内部に流入する外部空気中に含まれている各種汚染物質を処理する方法がないという欠点がある。
そこで、本発明は、このような問題点を解決するために、回転する熱交換器を、蓄熱および熱交換能力に優れた材質と有害成分を除去することが可能な吸着および触媒特性を有する素材を用いて製造し、熱交換は勿論のこと、内部から外部へ、外部から内部へ排出される有害成分を吸着して分離処理し、あるいは直接触媒によって処理することが可能な有害物質処理設備を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、一つの設備を用いて排出されるエネルギーの90%以上の高い熱回収機能だけでなく、90%以上の有害成分を除去する効果を同時に得ることが可能な有害物質処理設備を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、排出源の排出ガス温度が高くて有害成分を吸着することができない排出源に対しても熱交換機能を付加することにより、有害成分を吸着処理することが可能な有害物質処理設備を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、有害成分を吸着することが可能な吸着機能と蓄熱機能とを同時に有する熱交換媒体、および上記熱交換媒体を支持および回転させるための熱交換媒体収容部を備え、上記熱交換媒体は、空気が吸気される吸気領域、空気が排気される排気領域、および吸気領域と排気領域との間に設け且つ有害成分を濃縮して除去する濃縮脱着領域の3つ以上の領域に分割される回転式ローターと、上記回転式ローターを回転させる駆動手段とを含む、エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備を提供する。
また、上記課題を解決するために、本発明は、有害成分を吸着することが可能な吸着機能と蓄熱機能とを同時に有する熱交換媒体、および上記熱交換媒体を支持するための熱交換媒体収容部を備え、上記熱交換媒体は、空気が吸気される空気領域、空気が排気される排気領域、および吸気領域と排気領域との間に設け、悪臭、揮発性有機化合物または有害成分を濃縮して除去する濃縮脱着領域の3つ以上の領域に分割される熱交換媒体部と、上記熱交換媒体部にそれぞれ取り付け、外気を流入し内気を排出するために上記熱交換媒体の各領域が互いに独立した流路を形成するように複数の開口を備える回転可能な分配板とを備える、エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備を提供する。
本発明において、上記濃縮脱着領域に流入する脱着空気の加熱のための加熱手段をさらに含んでもよい。
また、これとは異なりまたはこれと並行して、上記回転式ローターの濃縮脱着領域における脱着は紫外線照射、音波、または減圧空気によって行ってもよい。
本発明において、上記回転式ローターは、上記濃縮脱着領域と上記吸気領域との間に、脱着のために加熱された上記熱交換媒体を冷却するための冷却領域をさらに含んでもよい。この際、上記冷却領域から流出する流出空気が上記濃縮脱着領域に流入することが好ましい。
本発明において、上記熱交換媒体は、蓄熱機能の高いコーディエライト素材、折曲型セラミックシート、アルミナ、シリカ、高分子樹脂、アルミニウム、ステンレス、アスベスト、および天然繊維よりなる群から選ばれるいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を蓄熱素材として用い、ここに吸着機能のあるゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、シリカ、光触媒、および低温酸化触媒よりなる群から選ばれたいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材をコートし、あるいは両者を添加して製造したものから構成してもよい。また、上記熱交換媒体は、蓄熱性能の高いゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、およびシリカよりなる群から選ばれた少なくとも1種の素材から構成してもよい。
本発明において、上記熱交換媒体は、蓄熱層および吸着層の積層構造からなってもよい。この際、蓄熱層は、コーディエライト(cordierite)素材、折曲型セラミックシート、アルミナ、シリカ、高分子樹脂、アルミニウム、ステンレス、アスベスト、および天然繊維よりなる群から選ばれたいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を含み、上記吸着層は、ゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、シリカ、光触媒、および低温酸化触媒よりなる群から選ばれたいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を含むことが好ましい。
本発明において、上記処理設備は、有害物質排出側で上記熱交換媒体と気密接触し、上記熱交換媒体の3つ以上の領域に対応して上記各領域が互いに独立した流路を形成するようにする複数の分離板、および上記分離板によって形成した上記流路を介しての空気の流出入のための複数の導管が取り付けた内部導管部と、上記有害物質排出側の反対側で上記熱交換媒体と気密接触し、上記熱交換媒体の3つ以上の領域に対応して上記各領域が上記内部導管部と連通して互いに独立した流路を形成するようにする複数の分離板、および形成した上記流路を介しての空気の流出入のための複数の導管を取り付けた外部導管部とをさらに含むことができる。
上述したように、本発明のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備は、各種排出源から排出される有害成分を除去し、且つ排出ガスと共に外部に放出される熱エネルギーを同時に処理することにより、一つの設備を介して90%以上の熱回収率と有害成分除去効率を有することができる。また、吸着剤としてゼオライトを用いる場合、ゼオライトの吸着度を用いて外部からの流入空気中の水分除去と酸素富化の役割を同時に果たすことができるという特徴がある。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
本発明の明細書において、「熱交換媒体」とは、単に熱交換のみを行うものではなく、有害物質の吸着を同時に行うものをいう。本発明において、熱交換の目的のみを行うように設計された媒体には、「熱交換」という用語の代わりに「蓄熱」という用語を使用する。
図3は本発明の好適な実施例に係るローター型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の基本概念図である。図3において、本発明に係る回転式ローター1は、熱交換媒体400および上記熱交換媒体を支持するための熱交換媒体収容部500を含んで構成する。
上記熱交換媒体400が存在する領域は、吸気領域2と排気領域3と濃縮脱着領域4に分ける。上記熱交換媒体400は、有害成分を吸着または反応によって除去するための吸着成分を含み、蓄熱量の高い蓄熱性素材からなる。
本発明は、回転式ローター1の回転によって熱交換媒体400の特定部分は、吸気領域2、濃縮脱着領域4、排気領域3の順に順次移動する。
図示の便宜上、回転式ローター1の回転軸は図示しない。これは後述する他の実施例においても同様である。熱交換媒体400が回転することにより、吸気領域2に流入した外部空気は排気領域3で蓄熱された熱エネルギーを90%以上回収し、排気領域3で熱交換媒体に吸着された有害成分は濃縮脱着領域4で脱着する。この有害成分を既存濃度の1倍以上に濃縮して処理することにより、経済的に有害成分を処理することができる。
本発明において、有害成分を吸着処理することが可能な吸着素材としては、ゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、シリカ、光触媒、および低温酸化触媒よりなる群から選ばれるいずれか1種の素材、および2種以上の素材が複合された複合素材を使用することができる。
また、本発明において、蓄熱素材としては、コーディエライト、折曲型セラミックシート、アルミナ、シリカなどのセラミック物質と、高分子樹脂(ウレタン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂など)、アルミニウム、ステンレス、活性炭、天然繊維(椰子繊維、松繊維、ヒノキ繊維、羊毛、木綿、スキー繊維、モミ繊維、ブナ繊維、ケヤキ繊維)、およびアスベストよりなる群から選ばれるいずれか1種の素材またはこれらの素材の複合素材を使用することができる。
上記熱交換媒体400の構造は、蜂の巣型または折曲型の低圧損型構造、網状型構造、または上述した素材を一定の形状に成形した後、充填した形態で使用できる。また、セラミック素材の場合、それ自体のみで成形して充填式または蜂の巣型および折曲型の形で使用することができる。
回転式ローター1の回転方向は矢印で示したとおりであり、よって、ローターの回転に従って排気領域3の熱交換媒体400は、排気領域3→濃縮脱着領域4→吸気領域2→排気領域3に順次転換されることにより、熱交換機能と有害物質除去機能とを行う。
内部から排出される空気の温度が高い場合、排気領域3では内部から排出されるガス中に含まれている熱エネルギーは熱交換媒体400にエネルギーを奪われ、有害成分も熱交換媒体400に吸着され、浄化されたガスが外部に排出される。
この際、排気領域3でエネルギーと有害成分を蓄熱し吸着した熱交換媒体1は、濃縮脱着領域4に移動する。移動した熱交換媒体400は、濃縮脱着領域4で温度、圧力、光エネルギー、または音波エネルギーを用いて脱着され、別途の経路を通じて移動し、有害ガスを処理することが可能な別途の処理手段によって外部へ排出される。
この場合、処理手段によって浄化されたガスは、排気領域3に再循環させることもできる。この際、濃縮脱着領域4に流入する脱着のための空気量は、排気領域3を通過する空気量より少なく、空気量が少なければ少ないほど好ましい。一般には1/5〜1/20が好ましい。この際、脱着する間に熱交換媒体400に蓄熱されているエネルギーの損失がないように、脱着時間と方法を適切に講じなければならない。
脱着時間が長過ぎる場合、あるいは脱着にあまり高い温度を用いる場合、エネルギーの損失をもたらすおそれがある。このように濃縮脱着領域4で有害成分が除去された熱交換媒体400は、さらに吸気領域2に移動し、ここで回転式ローター1に蓄えられたエネルギーを放出して、吸気される空気に伝達する。また、吸気される空気中に含まれている有害成分は、さらに回転式ローター1の表面に吸着されて除去される。
このような過程を経た熱交換媒体400は、最終的に排気領域3へ移動し、このような過程はシステムが稼動されている間に続けられる。本処理設備を利用する場合、既存の蓄熱式熱交換器の90%以上の高い熱回収率と90%以上の有害成分除去効率を得ることができる。
図4は本発明に係る他のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の基本概念図である。濃縮脱着領域8と吸気領域6との間に冷却領域9を設置した例である。これは、濃縮脱着領域8で吸着された有害成分を除去するために熱エネルギーを用いて濃縮脱着させる場合、脱着のために追加される熱エネルギーが回収されて漸次内部に流入される。
この際、内部に流入する熱エネルギーの量を減少させるために、冷却領域9を設置し、且つ吸気領域6における回転式ローター5の温度を低く維持することにより、外部から内部に入る汚染物質をより良く吸着して処理し得るようにするためである。
図5は本発明に係るエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の他の実施例である。
図5では、熱交換媒体が熱交換機能を行う蓄熱媒体13と、有害成分を除去する機能を行う吸着媒体14とを分離する構造を有する。
このような構造は、内部から外部に排出されるガスの温度が高くて有害成分を吸着処理するのに難しさがある場合に適用できる。高温の排出ガスは、まず熱交換機能を行う蓄熱媒体13で熱交換を行い、温度が低い状態で吸着媒体14に流入して有害物質を円滑に除去することができる。
吸着剤の特性上、物理吸着特性は、温度が低い場合によく吸着され、温度が高い場合にはあまり吸着されない。一般に、ゼオライトや活性炭などは吸着温度を50℃以下にすることが好ましい。
ところが、本発明の実施例に用いる回転式ローター51は、蓄熱媒体13と吸着媒体14を直列形態で組み合わせて使用してもよく、これとは異なり蓄熱媒体の表面に吸着媒体を付加しまたはコーティングなどの方法でコートして使用してもよい。
また、吸着媒体と蓄熱媒体の組み合わせを前後変化させることもでき、2つ以上設置することもできる。すなわち、蓄熱媒体−吸着媒体−蓄熱媒体の構成、または吸着媒体−蓄熱媒体−吸着媒体の構成、およびそれ以上の組み合わせによって回転式ローターを構成することができる。
図7は本発明に係る他の実施例の一例であって、大型展示場などの多重利用施設においてエネルギーを回収しながら室内空気浄化を行う本発明に係る実施例を示す。
大型展示場26から排気される空気は、排気ライン39を介して排気領域17に流入する。場合によっては、循環空調手段41を介して排気される一部のガスが再び循環するようにする。
排気領域17に流入したガスによって、展示場26で生成された有害成分は、排気領域17に位置している回転式ローター15の表面に吸着され、室内で外部へ排出されるエネルギーが回転式ローター15に伝達される。
このような過程を経た回転式ローター15は、回転を行い、次の過程である濃縮脱着領域20に進行する。この際、濃縮脱着領域20に位置した回転式ローター15の表面に付着している有害成分を除去するために、脱着手段21によって脱着を行うことが可能なエネルギーを付加する。
この際、付加される脱着エネルギーは、温度、圧力、およびこれを並行した脱着手段21を使用することができる、一般には、温度を上昇させて熱エネルギーを用いて脱着する方法を主に使用する。
その他の方式としては、光エネルギー(UV)、マイクロウェーブを用いることができる。こうして脱着されたガスは、有害成分除去手段22を用いて処理される。有害成分除去手段22は、一般吸着剤を用いた吸着法、吸収剤を用いた吸収法、燃焼を用いた燃焼システム(直接燃焼、触媒燃焼、蓄熱燃焼、蓄熱触媒燃焼、濃縮燃焼)、微生物を用いた生物学的処理法を用いることができる。
また、排出される濃度が低い場合には、光触媒装置および低温酸化触媒装置を用いて処理可能である。光触媒装置と低温酸化触媒装置を使用する場合、有害成分除去手段22を除去し、回転式ローターに光触媒と低温酸化触媒をコートして使用することができる。
このような有害成分除去手段22によって分解処理された浄化ガスが送風機25を介して外部に排出される。濃縮脱着領域20から有害成分を除去した回転式ローター15は、熱エネルギーのみを保有したままで吸気領域16へ移動する。移動した回転式ローター15は、吸気ファン23によって流入する外部空気を温めて一定の温度に上昇させて展示場26の内部に流入させる。
この際、回転する回転式ローター15の回転速度は、速ければ速いほど好ましいが、機器の耐久性などを考慮すれば、3回転/分以下が好ましい。
図6は本発明に係る別の実施例であって、車両などの塗装工程に適用する例を示す。
この場合、塗装工程で発生する揮発性有機化合物を含むガスは通常80℃以上の高温で排出される。このような温度が高い場合、排ガス中に含まれている揮発性有機化合物などの有害成分は一般にゼオライトや活性炭などの吸着剤にあまり吸着されないため、除去効率が急激に低下する。
この場合、本発明に係るシステムを適用すると、高温の熱エネルギーを回収しながら、回転式吸着剤に吸着・濃縮して排出される有害成分の燃焼熱を用いて有害成分除去手段22を運転することができる。より詳細に説明すると、次ぎの通りである。
塗装工程36の内部で揮発した有害成分は、排気ライン40を介して外部に排出される。排出されるガスは、まず排気領域29に流入して熱交換と有害成分の吸着が同時に行われ、排気ファン34を介して外部へ排出される。ここで、一般に回転式ローター27の前面部では熱交換が主に行われ、後面部では有害成分の吸着が主にわれる。したがって、回転式ローターは、前面部には熱交換を主機能とする素材を、後面部には吸着を主機能とする素材を用いる。排気領域29で吸着と熱交換が行われた回転式ローター27は、濃縮脱着領域30に移動し、ここでは排気されるガスの一部を用いて脱着用バーナー31によって温度を上昇させ、熱エネルギーを用いて回転式ローター27で有害成分を除去する。濃縮脱着領域で有害成分が除去された回転式ローター27は、吸気領域28に移動して吸気ファン33によって流入する外部空気に熱を伝達し、吸気される空気を加熱して塗装工程36の内部に流入させる。
図8は本発明に係る回転式ローターを用いた設備の概念図である。上記設備は回転式ローター44、および上記回転式ローターを収容するケース45を含んでなる。この設備はケース45を固定し、回転式ローター44を回転させて空気の流路を転換する方式を採用する。上記回転式ローター44を回転させるための回転軸および駆動手段は別途に示していないが、本発明の属する技術分野における当業者であれば、後述の図10を参照してこれを容易に設計することができる。
一方、図9は本発明に係る分配板を用いたシステムの概念図であって、回転式ローターを使用せず、前面部と後面部に、流路を変更することが可能な分配板47、49を設置することにより、回転式ローターと同一の効果を有することができるように構成したものである。
この回転式ローターを使用する場合、その荷重により発生する機械の破損と磨耗を減らすことができ、且つ回転数の変更を容易に行うことができるため、熱回収率をさらに向上することができるという特徴がある。また、熱交換媒体部(熱交換媒体とそのケースを合わせて符号48で示す)と分配板47、49との間に流路を形成するために、空気流入導管113および複数の開口部または導管61、62、63、64を設計することができる。これは流入開口62、排気開口61、脱着開口63および脱着導管64を含む。
上記空気流入導管113の形状をテーパー状にして、熱交換媒体48と結合する部分は大きく、分配板47、49と結合する部分は小さくして、分配板47、49の直径を縮小することもできる。この場合、回転する分配板の大きさを減らしてガスの漏れまたは駆動に対する動力費を節減することができる。
図10は本発明の回転式ローターを用いたエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の一例をより具体的に示す分解斜視図である。
図10を参照すると、上記設備は、大きく内部導管部200、回転式ローター100、および外部導管部300を含んで構成される。
上記回転式ローター100としては、前述した回転式ローターが使用できる。図示のように、上記回転式ローター110は、複数の領域115、116、117、118に区画された熱交換媒体112と、収容部120からなっており、上記回転式ローター110は、モーター150などの駆動手段、減速ギア152および駆動軸140によって回転する。上記回転式ローター110の回転軸は図示しない。本設備において、上記駆動手段、減速ギア152および駆動軸140はケース120の内部に設置されてもよい。
上記内部導管部200は、各種流入経路および流出経路を分離するための分離板210、212、214、216を含み、この分離板により区画される各領域の流路に付加される導管220、222、224、226を含んでなる。
上記外部導管部300は、各種流入経路および流出経路を分離するための分離板310、312、313、316を含み、この分離板により区画される各領域の流路に付加される導管320、322、324、326を含んでなる。
上記内部導管部の流入導管220を介して流入した内部空気は、回転式ローターの排気領域116を経て流出導管320を介して外部へ排出される。この際、上記排気領域116では、有害物質の吸着および蓄熱動作が発生する。吸着および蓄熱動作が行われた排気領域116はローターの回転によって脱着領域に回転する。この際、上記脱着空気流入導管224から流入した空気によって脱着動作が発生する。脱着された空気は脱着空気流出導管324を介して外部に排出される。この際、脱着のための流入空気は脱着を容易にするためにバーナーなどの加熱手段によって加熱することもある。
このように、流入空気が加熱される場合、図示のように、熱交換媒体内に冷却領域を備えることが好ましい。その理由は、熱交換媒体があまり高温状態の場合にはさらに排気領域に復帰したときに吸着動作が円滑に行われないこともあるからである。
脱着された熱交換媒体112は、回転して冷却領域118に進入し、冷却空気流入口326から流入した冷却空気によって冷却される。冷却された空気は、冷却空気流出導管226を介して排出される。上記冷却空気が外部空気に比べて相対的に高温であるから、上記冷却空気流出導管226と脱着空気流入導管224との間に流路を形成して上記冷却空気を再活用することにより、脱着空気流入導管224に流入する空気の加熱のためのエネルギーを節減することができる。
次いで、回転によって熱交換媒体が吸気領域115に進入すると、外部空気が外気流入口322から流入して吸気領域115を通過し、この際、吸気領域115の熱交換媒体に蓄熱されたエネルギーを回収した後、外気流出口222を介して内部に流入する。
前述した本発明の実施例において排気領域、吸気領域、脱着領域、および冷却領域は、各領域間の境界で空気が混合されないようにシールすることが好ましい。適したシール材としては、シリコン樹脂、テフロン(登録商標)などの耐熱性物質を使用することが好ましい。これは、分配板と熱交換媒体との間の分配板の適切な地点、または分離板と熱交換媒体との間の分離板にシール材を提供することにより行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。そのため、前述した実施例は全ての点で単純な例示に過ぎず、限定的に解釈されてはならない。本発明の範囲は、特許請求の範囲に定めるべきものであって、明細書本文によっては何の拘束もされない。なお、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形または変更はいずれも本発明の範囲内のものである。
本発明の有害物質処理設備は、有害な工程ガス処理および作業環境改善のための空気調和装置、並びに室内空気質の改善のための設備として非常に有用に使用することができる。
従来の回転式熱交換装置を示す構造図である。 従来の他の回転式熱交換装置を示す構造図である。 本発明の好適な実施例に係るローター型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の基本概念図である。 本発明の他の実施例に係るローター型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の基本概念図である。 本発明の別の実施例に係るローター型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の基本概念図である。 本発明のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の使用概念図である。 本発明のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の使用概念図の他の例である。 本発明の好適な実施例に係るローター型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備である。 本発明の他の実施例に係る分配板型エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備である。 本発明の実施例に係るエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備の詳細な分解斜視図である。

Claims (15)

  1. 有害成分を吸着することが可能な吸着機能と蓄熱機能とを同時に有する熱交換媒体、および前記熱交換媒体を支持および回転させるための熱交換媒体収容部を備え、
    前記熱交換媒体は、空気が吸気される吸気領域、空気が排気される排気領域、および吸気領域と排気領域との間に設け且つ有害成分を濃縮して除去する濃縮脱着領域の3つ以上の領域に分割される回転式ローターと、
    前記回転式ローターを回転させる駆動手段とを含むことを特徴とする、エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  2. 前記濃縮脱着領域に流入する脱着空気を加熱する加熱手段をさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  3. 前記回転式ローターの濃縮脱着領域における脱着は、紫外線照射によって行うことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  4. 前記回転式ローターの濃縮脱着領域における脱着は、音波によって行うことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  5. 前記回転式ローターの濃縮脱着領域における脱着は、減圧空気によって行うことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  6. 前記回転式ローターは、前記濃縮脱着領域と前記吸気領域との間に、脱着のために加熱された前記熱交換媒体を冷却するための冷却領域をさらに含むことを特徴とする、請求項2に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  7. 前記冷却領域から流出する流出空気が、前記濃縮脱着領域に流入することを特徴とする、請求項6に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  8. 前記熱交換媒体は、蓄熱機能の高いコーディエライト素材、折曲型セラミックシート、アルミナ、シリカ、高分子樹脂、アルミニウム、ステンレス、アスベスト、および天然繊維よりなる群から選ばれるいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を蓄熱素材として用い、ここに吸着機能のあるゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、シリカ、光触媒、および低温酸化触媒よりなる群から選ばれるいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材をコートし、あるいは両者を添加して製造したものから構成することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  9. 前記熱交換媒体は、蓄熱性能の高いゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、およびシリカよりなる群から選ばれた少なくとも1種の素材から構成することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  10. 前記熱交換媒体は、蜂の巣型または折曲型の低圧損型構造、網状型構造、または熱交換媒体を一定の形状に成形した後、充填した形態で使用することを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  11. 前記熱交換媒体は、蓄熱層および吸着層からなることを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  12. 蓄熱媒体層は、コーディエライト素材、折曲型セラミックシート、アルミナ、シリカ、高分子樹脂、アルミニウム、ステンレス、アスベスト、および天然繊維よりなる群から選ばれるいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を含み、
    前記吸着層は、ゼオライト、活性炭、活性炭素繊維、アルミナ、シリカ、光触媒、および低温酸化触媒よりなる群から選ばれたいずれか1種の素材または選ばれた素材間の複合素材を含むことを特徴とする、請求項11に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  13. 前記熱交換媒体は、蜂の巣型または折曲型の低圧損型構造、網状型構造、または熱交換媒体を一定の形状に成形した後、充填した形態で使用することを特徴とする、請求項11に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  14. 有害物質排出側で前記熱交換媒体と気密接触し、前記熱交換媒体の3つ以上の領域に対応して前記各領域が互いに独立した流路を形成するようにする複数の分離板、および前記分離板によって形成された前記流路を介しての空気の流出入のための複数の導管を取り付けた内部導管部と、
    前記有害物質排出側の反対側で前記熱交換媒体と気密接触し、前記熱交換媒体の3つ以上の領域に対応して前記各領域が前記内部導管部と連通して互いに独立した流路を形成するようにする複数の分離板、および形成された前記流路を介しての空気の流出入のための複数の導管が取り付けた外部導管部とをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のエネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
  15. 有害成分を吸着することが可能な吸着機能と蓄熱機能とを同時に有する熱交換媒体、および前記熱交換媒体を支持するための熱交換媒体収容部を備え、前記熱交換媒体は、空気が吸気される空気領域、空気が排気される排気領域、および吸気領域と排気領域との間に設け且つ悪臭、揮発性有機化合物または有害成分を濃縮して除去する濃縮脱着領域の3つ以上の領域に分割される熱交換媒体部と、
    前記熱交換媒体部にそれぞれ取り付け、外気を流入し内気を排出するために前記熱交換媒体の各領域が互いに独立した流路を形成するように複数の開口を備える回転可能な分配板とを備えることを特徴とする、エネルギー蓄熱回収型有害物質処理設備。
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