JP2008534902A - 自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法 - Google Patents

自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008534902A
JP2008534902A JP2008503365A JP2008503365A JP2008534902A JP 2008534902 A JP2008534902 A JP 2008534902A JP 2008503365 A JP2008503365 A JP 2008503365A JP 2008503365 A JP2008503365 A JP 2008503365A JP 2008534902 A JP2008534902 A JP 2008534902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
valve
fuel valve
heating system
electromagnetically actuated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008503365A
Other languages
English (en)
Inventor
シュミット,ヴィタリ
ベーメ,ブルクハルト
ミーテ,ハラルド
Original Assignee
ヴェーバスト アーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ヴェーバスト アーゲー filed Critical ヴェーバスト アーゲー
Publication of JP2008534902A publication Critical patent/JP2008534902A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant
    • B60H1/2203Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant the heat being derived from burners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K5/00Feeding or distributing other fuel to combustion apparatus
    • F23K5/02Liquid fuel
    • F23K5/14Details thereof
    • F23K5/147Valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23KFEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
    • F23K5/00Feeding or distributing other fuel to combustion apparatus
    • F23K5/02Liquid fuel
    • F23K5/14Details thereof
    • F23K5/20Preheating devices
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23NREGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
    • F23N1/00Regulating fuel supply
    • F23N1/005Regulating fuel supply using electrical or electromechanical means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant
    • B60H2001/2268Constructional features
    • B60H2001/2271Heat exchangers, burners, ignition devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant
    • B60H2001/2268Constructional features
    • B60H2001/2284Fuel supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Abstract

【課題】 自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法を提供する。
【解決手段】 液体燃料で操作されるようにした自動車用加熱システム(10)であって、燃料ポンプ(16)と、該燃料ポンプの下流側に配置された電磁的に作動される燃料弁(84;200)とを具備してなる。本発明によれば、この電磁的に作動される燃料弁(84;200)が燃料を予熱するよう構成されている。本発明の自動車用加熱システムのための液体燃料を予熱する方法は、電磁的に作動される燃料弁(84;200)からの廃熱を使用して燃料を予熱するようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体燃料で操作されるようにした自動車用加熱システムに関するものであって、このシステムは、燃料ポンプと、この燃料ポンプの下流側に配置され電磁的に作動される燃料弁とを具備してなる。
本発明は更に、自動車用加熱システムのための燃料を予熱する方法に関する。
燃料供給部内の電気的加熱モジュールを自動車用加熱システムに一体化させることが知られている。この加熱モジュールは燃料を加熱するものである。更に、電磁的に作動される燃料弁、特に逆止弁又は遮断弁を、燃料ポンプと、バーナーと、熱交換器ユニットとの間に設けることも知られている。
従来技術で使用されている加熱モジュールは高い電力消費(例えば、40ワット)を要し、したがって、実用的には、車両加熱の全燃焼段階ではこの加熱モジュールを使用することはせず、始動段階でのみ使用される。しかし、予熱は燃焼のために有利である。なぜならば、燃料のエンタルピーを有利に増加させ、燃料の粘度を減少させるからである。
したがって、本発明の課題は自動車用加熱システムおよび燃料加熱方法を改善することである。このシステムおよび方法は、先に概略的に記載したように、車両加熱の全燃焼段階で燃料を加熱するものである。
この課題は、独立請求項の構成要素により解決される。
本発明の有利な具体例および改善は従属請求項に記載されている。
本発明の自動車用加熱システムは、上述の従来技術に対する前進を表すものであり、本発明のシステムにおいては、電磁的に作動される燃料弁は燃料を予熱するよう図られている。これは、電磁的に作動される燃料弁のコイルの自己加熱により発生する熱(従前では利用されていない熱)を使用して燃料を予熱するようにした燃料弁の構造を提供することにより達成される。
これに関連して、電磁的に作動される燃料弁が同軸弁(いわゆる、インライン弁)であれば特に有利になると思われる。この弁は、そこを流れる燃料がワインディング(winding)領域に接近していて特に効果的な熱伝導が達成されることにより特徴づけられる。
電磁的に作動される燃料弁が開放状態にあって燃料が予熱されるよう制御される第1の操作状態と、この燃料弁が閉塞状態にあっても燃料が予熱されるよう制御される第2の操作状態とを採るよう自動車用加熱システムが構成されることが好ましい。第2の操作状態(閉塞状態)において、上記制御は、電磁的に作動される燃料弁についての状態電圧(state voltage)の変化より小さい電圧を適用することにより達成される。
この2つの操作状態を設けることは、有利なことである。なぜならば、燃料弁が閉塞している段階(例えば、燃焼室が空気でパージされているとき、又は予備的に加熱されているとき)でも燃料の予熱が可能であるからである。このように予熱された燃料は即時燃焼のための準備がなされたものとなる。
自動車用加熱システムの更なる改善において、燃料弁が第2の操作状態にあるとき、パルス電圧がこの燃料弁に印加されるようになっている。磁界の変動はより大きい熱生成を可能にするものである。
自動車用加熱システムの他の更なる改善において、電磁的に作動される燃料弁に電磁ピストン弁が備えられている。これは例えば、この電磁ピストン弁を永久磁石として作成することにより設けることができる。この燃料弁に磁界が発生すると、この磁界は第1の操作状態での磁極とは反対の磁極を有する。これは燃料弁の意図しない開放を確実に回避する手段並びに弁を閉塞させる封止力を増加させる手段を提供するものとなり、更に、この磁界を予熱のために使用することもできる。
本発明の自動車用加熱システムの更に有利な改善として、電磁的に作動される燃料弁に少なくとも1つの電磁コイルアセンブリが設けられており、高熱伝導性材料がこのコイルアセンブリと、燃料により占められるようになる領域との間に配置されている。この高熱伝導性材料は、特に、アルミニウムなどの金属からなるものでもよい。この高熱伝導性材料は、プラスチック外皮などの他の物質中に埋設又は覆われていてもよい。本質的基準は、この高熱伝導性材料が、上記コイルから、燃料により占められるようになる少なくとも1つの領域へのヒートブリッジを提供するものである。
本発明の自動車用加熱システムの好ましい実施例として、電磁的に作動される燃料弁に少なくとも1つの電磁コイルアセンブリが設けられており、低熱伝導性材料がこのコイルアセンブリと、電磁的に作動される燃料弁の環境との間に配置されている。低熱伝導性材料は一般に、熱絶縁に適した任意の材料、例えばプラスチック及び/又は金属の発泡体からなるものでよい。更に、熱絶縁に使用される低熱伝導性材料は被覆された構造を有するものでもよい。
本発明の方法は、従来技術を越えた前進を表すものであり、本発明の方法において、電磁的に作動される燃料弁からの廃熱が燃料を予熱するのに使用される。この場合、本発明の自動車用加熱システムとの関連で説明したものと同様の利点を得ることができ、それについては簡潔のため、ここでは繰り返して言及しない。
本発明の方法の好ましい具体例において、電磁的に作動される燃料弁が開放状態にあるとき、燃料を加熱するように、若しくはこの燃料弁が閉塞状態にあるとき、燃料を加熱するように、この燃料弁が制御されル。この場合の利点も、本発明の自動車用加熱システムとの関連で説明したものと同様であり、ここで繰り返すことを要しないと解される。
以下、本発明の好ましい具体例(実施例)を、図面を参照して詳述する。
図1は本発明の自動車用加熱システムの一実施例を示す概略的ブロック図である。このシステム10は例えば、一般的な補助加熱のため操作されるもの、又は静止状態下(車が駐車しているとき)で加熱を提供するために操作されるものであってもよい。
図示の加熱システム10は、燃料タンク12からバーナー/熱交換器ユニット14へ液体燃料を移送するためのピストン燃料ポンプ16を有している。空気あるいは水が加熱されるかによって、このバーナー/熱交換器ユニット14は空気ラインおよび水ライン(図示しない)と、当業者に公知の方式で連通するものとなる。このバーナー/熱交換器ユニット14は更に燃料弁84を有し、これにより燃料の供給を絞ったり又は遮断することができる。この燃料弁84は、このバーナー/熱交換器ユニット14に必ずしも一体化させる必要がなく、ピストン燃料ポンプ14と、バーナー/熱交換器ユニット14との間に配置させてもよい。図1に示す加熱システムは燃料を予熱させるための別の加熱モジュールを有するものではなく、本発明によれば、燃料は燃料弁84からの廃熱により予熱されることになる。その他、付加的加熱モジュールを設けることもできるが、それは従来技術のものよりも小さな出力(例えば、20ワット)のモジュールとなる。
図2は燃料弁84の一実施例の模式的断面図を示すものであり、これは図1の加熱システム10の一構成部材であってもよい。この燃料弁84は電磁作動式同軸弁であり、燃料入口86と、燃料出口88とを有する。適当な電圧(直流、交流又はパルス変調されたもの)が端子98に印加されると直ちに電磁コイル90に電圧が印加され、それによりピストン弁92が動作可能に設定され(図2の右側)、燃料弁84が開放され、燃料が燃料入口86から燃料出口88に流れることになる。電磁コイル90が無電流状態になったとき、復元バネ94がピストン弁92を後退方向(図2中、左側)に付勢させ、それによりピストン弁92と、弁座96との相互作用により、燃料弁84が閉じることになる。
図2に示す燃料弁84は燃料を予熱するよう設計されている。この電磁コイル90により発生した熱は燃料を加熱するために使用される。この目的のため、高熱伝導性の材料102が電磁コイル90と、燃料が接触することになる領域との間に設けられる。このような材料102の有力候補としてアルミニウムのような金属を挙げることができる。燃料の加熱を最適化させるため、低熱伝導性の材料100(断熱材)が燃料弁84の外側に設けられる。この低熱伝導性材料100は、当業者にとって公知の基本的に任意の断熱材、例えば金属及び/又はプラスチックの発泡体からなるものでよい。この低熱伝導性材料100は層構造(図示しない)を有するものでもよい。燃料弁84が開放状態にあるとき、電磁コイル90に対する励磁により燃料を予熱するのに十分な熱が発生することは明らかである。この燃料弁84は、燃料弁84を開放させるのに不十分な程度の電磁コイル90への若干低い励磁を用いて燃料の予熱を達成されるよう設計することができる。
図3は燃料弁200の第2の実施例を示す概略図である。これは本発明の自動車用加熱システムにおいて使用することができる。この燃料弁200は図1の構成に対する別例であり、バーナー/熱交換器ユニットに一体化されておらず、燃料ポンプの出口に配置されている。この燃料弁200は大略的に円筒状のバルブコア202を有しており、その一端はほぼコップ状となっている。このコップ状物の壁部は燃料弁200の中心軸と同軸的に延びており、この壁部の一部にはネジが設けられている。このバルブコア202は高熱伝導性材料からなるものでもよい。ほぼ円筒状の接続用ニップル部材204であって、一部に雄ネジを有するものが燃料ポンプのハウジングから延出している。燃料弁200は、バルブコア202の雌ネジを、バルブコアのネジ部と同軸の上記接続用ニップルの雄ネジと螺合させることにより接続用ニップル部材204上に装着されている。この接続用ニップル部材204の内部領域内に、ほぼ中空円筒状ガイドブッシュ206が上記ニップルと同軸的に設けられている。このブッシュは、その弁側端部が接続用ニップル部材204の弁側端部で終わっており、かつ、このニップルの端部と面一に整合している。燃料路208が燃料ポンプからガイドブッシュ206の内部空間に向けて延出している。この燃料路208は、ガイドブッシュ206の内部において、より大きい直径を有する(すなわち、上記ブッシュの内径に相当する)。このガイドブッシュの内部と、この燃料路の上記ポンプとの接合点との間では、この燃料路208の直径が次第に狭くなり、例えばテーパーを含むものとなる。このテーパー領域は弁座210を形成し、これがボール弁212と係合自在となっている。このボール弁は、上記弁座210と、ガイドブッシュ206の内方フランジ214との間のガイドブッシュ206内にて移動自在に案内されるようになっている。この内方フランジ214はガイドブッシュ206の内径を或る長手方向距離に亘って縮小させることにより形成されている。圧縮バネ216が内方フランジ214とボール弁202と間に同軸的に配置されており、ボール弁212を弁座210方向に予め付勢させている。円板弁又は“弁体”218が、ボール弁212を支えている端部とは反対側のガイドブッシュ206の端部に導入されている。この弁体218は永久磁石の形態のものであり、内方フランジ214と、バルブコア202の上記コップ状部のベース(基部)との間にて、ガイドブッシュ206により移動自在に案内されている。この弁体218には、封止部材220が弁体218側表面およびポンプ側表面の夫々の中央領域を覆うようにして同軸的に組み込まれている。ニップル形弁座222がバルブコア202の上記コップ状部のベースに形成されている。この弁座222は、このコップ基部の面で終わっている。この封止部材220は、弁体218を弁座222に対し押圧したとき、確実な封止を提供するものとなる(これについては、以下に詳述する)。圧縮バネ224が弁体218と、内方フランジ214との間に配置されており、これは弁体218を弁座222方向に予め付勢させるよう作用している。
複数の長手方向流路(図示しない)がガイドブッシュ206の内側に設けられていて、燃料がボール弁212および弁体の周りを流れるようになっている。流入路226が弁座222から、その中心軸に沿ってノズル228に向かって延びている。このノズル228は、コップ状構造のものとは反対側のバルブコア202の端部に配置されている。この領域において、略円筒状の同軸の盲凹みが形成されており、そこに雌ネジが形成されている。ノズル228上の雄ネジが、この凹みの雌ネジと螺合するようになっている(実際に螺合している)。このノズル228は、高熱伝導性材料からなるものでよい。このノズル228とガイドブッシュ206との間には、バルブコア202が配置されていて、その外周に電磁コイル230が燃料弁200の中心軸と同軸的に設けられている。
操作の開始時において、燃料が接続ニップル204の燃料路208を介して汲み上げられ、ボール弁212(圧縮バネ216により予め付勢されている)を弁座210から後退させるようになっている。これによりガイドブッシュ206内にフローアランド流路が形成される。電磁コイル230が電圧非印加状態にあるとき、圧縮バネ224の事前からの付勢力により弁体218が弁座222に対し押圧される。これにより、封止部材220により燃料がノズル228へ更に流れるのを防止することができ、したがって燃料弁200が閉塞状態となる。
燃料弁200が閉塞状態にあるときに、燃料弁200中の燃料を予熱したい場合は、電磁コイル230に電圧、特にパルス電圧が印加される。磁界における変動が熱エネルギーを発生させ、それにより、ノズル228の上流の流入路226の流路領域並びにこのノズル自体も加熱される。この電磁コイル230は、磁界が一方向のみ(すなわち、図示の実施例では、ノズル228が磁石の北極であるとして)に発展するように制御される。永久磁石である弁体218の磁界は、電磁コイル230により発生する磁界とは反対となる。したがって、電磁コイル230の磁界が弁体218を吸引し、圧縮バネ224による同じ方向への付勢に加えて、弁体218を弁座222に向けて付勢させる。この作用は、封止部材220と弁座222との間の封止を向上させることになる。
燃料弁200を開放させるためには、電磁コイル230の極性を、例えば継続的励磁により反転させる(燃料弁の閉塞状態で予熱するためのものとは反対)。この極性の反転により電磁コイル230により磁界が発生することになり、この磁界は反転した磁界を有することになる(燃料弁の閉塞状態で予熱するためのものとは反対)。図示の実施例において、磁石の南極はノズル228に存在することになる。したがって、弁体218は電磁コイル230の磁界により撥ね返され、弁座222から離れるべく移動し、流入路226を開放させることになる。予熱された燃料はノズル228を通って流れ、点火され、加熱装置(又はバーナー/熱交換器)を始動させる。流入する新たな燃料も、上記弁が開放状態にあるとき電磁コイル230により発生した熱により加熱される。
図2の燃料弁84又は図3の燃料弁220を使用する場合、慣例的に使用されてきた加熱モジュールを用いなくて済む。このようなモジュールはしばしば、例えば40ワットの電力消費を伴い、したがって[sic]、車の加熱の燃焼段階全体において使用されず、始動段階でのみ使用される。ここに記載の燃料弁(84;200)はバーナー操作全体に亘って燃料の予熱を可能にするものであり、したがって、それについての高い電力消費は正当化されるものである。この予熱は燃料のエンタルピーを増大させ、その粘度を低下させ、これら双方は燃焼に対しプラス作用を奏するものである。燃料弁の多機能的使用は更に、コスト削減、物理的サイズの減少、車両加熱システムの組立時間の短縮などの利点を有するものとなる。全てでなくとも、多くの場合、この多機能的使用は、補助加熱部材を、その設置手段、装着システムおよび制御システムと共に、省略することを可能にする。更に、燃料供給のための流路を短くすることができ、それにより燃料の無駄量を減少させることができる。
明細書本文、図面および請求項に記載した本発明の構成要素は個々においても、あるいは任意の組合せにおいても、本発明の実現のためには必須のものである。
本発明の自動車用加熱システムの概略的ブロックフロー図。 本発明の自動車用加熱システムで使用することができる燃料弁の第1の具体例を示す模式図。 本発明の自動車用加熱システムで使用することができる燃料弁の第2の具体例を示す模式図。
符号の説明
10 自動車加熱システム
12 燃料タンク
14 バーナー/熱交換器ユニット
16 燃料ピストンポンプ
84 燃料弁
86 燃料入口
88 燃料出口
90 コイル
92 ピストン弁
95 復元バネ
98 電気的接続
100 低熱伝導性材料
102 高熱伝導性材料
200 燃料弁
202 バルブコア
204 接続ニップル
206 ガイドブッシュ
208 燃料路
210 弁座
212 ボール弁
214 内方フランジ
216 圧縮バネ
218 弁体
220 封止部材
222 弁座
224 圧縮バネ
226 流入路
228 ノズル
230 電磁コイル

Claims (11)

  1. 液体燃料で操作される自動車用加熱システム(10)であって、燃料ポンプ(16)と、該燃料ポンプの下流側に配置された電磁的に作動される燃料弁(84;200)とを具備してなり、この電磁的に作動される燃料弁(84;200)が燃料を予熱するよう構成されているシステム。
  2. 電磁的に作動される燃料弁(84;200)が同軸弁である請求項1記載の自動車用加熱システム(10)。
  3. 電磁的に作動される燃料弁(84;200)が開放状態において燃料が予熱されるよう制御される第1の操作状態と、該燃料弁が閉塞状態において燃料が予熱されるよう制御される第2の状態とを採るようになっている請求項1又は2記載の自動車用加熱システム(10)。
  4. 前記燃料弁(84;200)が第2の操作状態にあるとき、パルス電圧がそれに印加されるようになっている請求項3記載の自動車用加熱システム(10)。
  5. 電磁的に作動される燃料弁(84;200)が電磁ピストン弁(92;218)を有する請求項1から4のいずれか一項に記載の自動車用加熱システム(10)。
  6. 電磁的に作動される燃料弁(84;200)が少なくとも1つの電磁コイルアセンブリ(90;230)を有し、高熱伝導性の材料(102;202)が該コイルアセンブリ(90;230)と、燃料で占められるようになる領域との間に配置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の自動車用加熱システム(10)。
  7. 電磁的に作動される燃料弁(84)が少なくとも1つの電磁コイルアセンブリ(90)を有し、低熱伝導性の材料(100)が該コイルアセンブリ(90)と電磁的に作動される燃料弁(84)の領域との間に配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の自動車用加熱システム(10)。
  8. 自動車用加熱システムのための液体燃料を予熱する方法であって、電磁的に作動される燃料弁(84;200)からの廃熱を使用して燃料を予熱することを特徴とする方法。
  9. 燃料弁(84;200)が開放状態のときに燃料を加熱するよう、又は、燃料弁(84;200)が閉塞状態のときに燃料を加熱するように、燃料弁(84;200)が制御されるようになっていることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 燃料弁(84;200)が閉塞状態のときにパルス電圧が該燃料弁に印加されるようになっている請求項9記載の方法。
  11. 燃料弁(84;200)が閉塞状態のときに電圧が印加され、磁界を発生させ、該磁界の極性が、燃料弁が開放状態のときに発生するものと反対のものである請求項9又は10記載の方法。
JP2008503365A 2005-04-01 2006-03-31 自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法 Pending JP2008534902A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005015118 2005-04-01
DE102005052985A DE102005052985A1 (de) 2005-04-01 2005-11-07 Kraftfahrzeugheizung und Verfahren zum Vorwärmen von flüssigem Brennstoff
PCT/DE2006/000581 WO2006102886A2 (de) 2005-04-01 2006-03-31 Kraftfahrzeugheizung und verfahren zum vorwärmen von flüssigem brennstoff

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008534902A true JP2008534902A (ja) 2008-08-28

Family

ID=36645301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008503365A Pending JP2008534902A (ja) 2005-04-01 2006-03-31 自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20080191047A1 (ja)
EP (1) EP1863662B1 (ja)
JP (1) JP2008534902A (ja)
KR (1) KR20080004558A (ja)
AT (1) ATE430050T1 (ja)
CA (1) CA2603076A1 (ja)
DE (2) DE102005052985A1 (ja)
WO (1) WO2006102886A2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010028736B4 (de) * 2010-05-07 2020-12-03 Eberspächer Climate Control Systems GmbH Brennstoffversorgungssystem, insbesondere für ein Fahrzeugheizgerät und Verfahren zum Betreiben eines Brennstoffversorgungssystems
DE102014001381A1 (de) * 2014-02-01 2015-08-06 GM Global Technology Operations LLC (n. d. Ges. d. Staates Delaware) Heizvorrichtung für eine Antriebseinheit in einem Kraftfahrzeug und Verfahren zur Steuerung einer solchen Heizvorrichtung

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3025283C2 (de) * 1980-07-04 1985-04-18 Webasto-Werk W. Baier GmbH & Co, 8035 Gauting Zusatzheizvorrichtung für Kraftfahrzeuge
DE4431189C2 (de) * 1994-09-01 1996-07-25 Himmelsbach Johann Verfahren zur Erhöhung der Temperatur des Kraftstoffes innerhalb von Einspritzventilen von Brennkraftmaschinen
DE10100375A1 (de) * 2001-01-05 2002-07-11 Buderus Heiztechnik Gmbh Verfahren zum Betreiben eines Heizölbrenners und Zerstäubereinrichtung zur Durchführung des Verfahrens
DE10136049B4 (de) * 2001-07-25 2004-04-08 Robert Bosch Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Verbesserung des Kaltstartverhaltens einer Verbrennungskraftmaschine
DE10327681B4 (de) * 2003-06-20 2008-05-15 Spheros Gmbh Heizgerät mit einem Düsenstock

Also Published As

Publication number Publication date
CA2603076A1 (en) 2006-10-05
EP1863662A2 (de) 2007-12-12
WO2006102886A2 (de) 2006-10-05
KR20080004558A (ko) 2008-01-09
DE102005052985A1 (de) 2006-10-05
EP1863662B1 (de) 2009-04-29
ATE430050T1 (de) 2009-05-15
DE502006003604D1 (de) 2009-06-10
US20080191047A1 (en) 2008-08-14
WO2006102886A3 (de) 2007-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100920097B1 (ko) 왕복 피스톤 연료 펌프 및, 자동차 히터 작동 방법
JP4358445B2 (ja) 内燃機関のための燃料噴射系
KR101875621B1 (ko) 글로우 플러그 및 이를 포함하는 전자식 써모스탯
KR101316879B1 (ko) 전자식 서모스탯
JP2002518640A (ja) 流量制御弁
US20070235569A1 (en) Coil For Actuating and Heating Fuel Injector
JP4358744B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射装置用の燃料調量ユニット
JP6319019B2 (ja) 流体制御装置
WO2012108224A1 (ja) エンジン冷却装置
JP2008534902A (ja) 自動車用加熱システムおよび液体燃料を予熱するための方法
JP2017115944A (ja) 流量制御弁
JPWO2007034767A1 (ja) 圧力制御装置及びそれを用いた燃料供給装置
KR20010072485A (ko) 솔레노이드 밸브
KR100718844B1 (ko) 순수 물관리용 밸브장치
US20080190402A1 (en) Motor Vehicle Heating System
JP2009511833A (ja) 自動車の補助加熱ユニットに燃料を供給するための燃料弁
US20030118962A1 (en) Fuel duct for supplying fuel to a combustion chamber
US20060032844A1 (en) Vehicle coolant heating system
US20200325814A1 (en) Electronic thermostat
JP6442880B2 (ja) 制御弁
CN101184642A (zh) 机动车辆加热系统和用于预加热液体燃料的方法
JP2013096377A (ja) 車両用冷却液制御バルブ
JP2003193936A (ja) 燃料噴射弁
JP6785678B2 (ja) 給湯暖房装置
JP6913771B2 (ja) 液圧式ブレーキシステムのための液圧ユニットおよび制御器

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105