JP2008533250A - 中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有する洗濯洗剤 - Google Patents

中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有する洗濯洗剤 Download PDF

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Abstract

改良された安定性及び粘度を有し、前記組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系を含有する液体洗濯洗剤組成物。前記界面活性剤系は、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤(平均約14〜約17個の総炭素数を有する)と、前記組成物の少なくとも約0.1重量%の追加の界面活性剤(アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤、アルキルアルコキシ界面活性剤、及びこれらの混合物から選択される)と、前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウムとを含有する。前記液体洗濯組成物は、約3%未満のHLAS界面活性剤類を含有する。

Description

本発明は、改良された粘度、良好な洗浄性及び良好な安定性を持つ、中鎖分岐一級アルキルサルフェート、ナトリウムアルキルエーテルサルフェート並びに/又はアルキルエトキシ界面活性剤類から成る界面活性剤の混合物を含む液体洗濯洗剤組成物について記載する。
液体洗濯洗剤製品は、消費者が入手可能な各種製品により周知である。多くの消費者が、コストに基づいて各々の洗濯洗剤を選択していることが知られている。従って、洗濯洗剤メーカーは、妥当な値段の洗濯洗剤を消費者に提供するように、コスト低減のための新たな方法を開発し続けている。界面活性剤のコストは、原材料コストに起因して増加するので、製造業者は液体洗濯洗剤の原価構成を維持するためにより一層の難題に直面している。液体洗濯洗剤製品のコストを下げる最も簡単な方法の1つは、より高価な界面活性剤及び粘度調整成分の濃度を下げることである。しかし、界面活性剤の量を減らすことによって、前記処方の洗浄有効性が大幅に低下する場合がある。前記洗浄有効性を他の手段によって解決することができる場合であっても、前記処方の粘度がしばしば劇的に低下するという問題が依然として存在する。ある程度は、粘度を粘度調整剤の添加によって上昇させることができるが、これはコスト又は他の処方安定性/相互作用問題のために多くの場合望ましくない。
消費者は多くの場合、粘度を液体洗剤処方の重要な物理的性質であると考える。例えば、透明な等方性液体洗濯洗剤処方を消費者が受け入れるかどうかは、多くの場合製品粘度に大きく依存している。液体洗剤処方が低粘度を有する場合、消費者は汚れ及び染みを布地から洗濯プロセス中に除去する点で、製品が効果的ではないとの認識を持つ場合がある。高濃度の疎水性直鎖アルキルベンゼンスルホネート(HLAS)界面活性剤を有する界面活性剤混合物を含む液体製剤が低粘度を有することもまた、当業者には周知である。このような処方の粘度は、ギ酸ナトリウムのような電解質を追加することによって増大させることができる。しかし、ギ酸ナトリウムの追加はある程度までは粘度を増大させるが、その後頭打ちになる。更に、ギ酸ナトリウムを特に大量に追加すると、全体的に高イオン強度になり、高濃度の疎水性ナトリウム直鎖アルキルベンゼンスルホネート類と合わせると、多くの場合不安定な処方及び相分離又は沈殿物形成に至る。高濃度のHLAS界面活性剤を含有する液体界面活性剤処方の更に別の欠点は、処方を安定化させるために高濃度の溶媒及びヒドロトロープを添加する必要があることであり、これによって薬液コストが上昇することである。上記で述べたように、粘度調節剤(増粘剤)をこのような処方に追加することは、前記問題を解決するが、これは処方コストをも増大させる。
従って、多くの異なる種類の処方が液体洗濯洗剤製品内で使用されていることが知られているが、適切な付加的物質と一緒に使用する適切な界面活性剤を決定することは依然として困難な仕事である。
従って、良好な洗浄有効性、良好な安定性、及び望ましい粘度のすべてを妥当なコストにて提供する、改良された液体洗濯洗剤処方に対する必要性が存在する。
本発明の組成物としては、界面活性剤系、ギ酸ナトリウムが挙げられ、約0.3Pa・s(300センチポアズ)〜約0.4Pa・s(400センチポアズ)の粘度を有し、且つ低濃度(3%未満)のHLASを有するか又は実質的にHLASを含まない。前記組成物は更に、約7〜約10.5の親水性指数を有する。本発明の組成物は、以下で更に詳細に開示される。
一般に、本発明は、改良された安定性及び粘度を有する液体洗濯洗剤組成物に関する。前記組成物は、組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系を含有し、前記界面活性剤系は、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、平均で約14〜約17の総炭素数を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤;前記組成物の少なくとも約0.1重量%の、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類、アルキルアルコキシ界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択された追加の界面活性剤;並びに前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウムを含む。前記組成物は、約3%未満のHLAS界面活性剤類を含有する。
発明の他の態様は、改良された安定性及び粘度を有する液体洗濯洗剤組成物を提供し、ここで前記組成物は、前記組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系であって、前記界面活性剤系が、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から選択された中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤;アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類、アルキルアルコキシ界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択される前記組成物の少なくとも約0.1重量%の追加の界面活性剤;並びに前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウム;を含む界面活性剤系;を含有し、前記組成物はHLAS界面活性剤類を実質的に含まない。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%のアルキルアルコキシ界面活性剤を含有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤を含有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物がAPAを実質的に含まないような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が更に約2.5%未満のビルダー類を、一実施形態では、約2.5%未満のクエン酸を含有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が約0.3Pa・s(300センチポアズ)〜約0.4Pa・s(400センチポアズ)の粘度を有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が約7〜約10.5の親水性指数を有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が更に水性成分を、一実施形態では、前記組成物の約5重量%〜約90重量%の水を含有するような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤が、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から選択されるような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤が、
次式を有する5−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する6−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する7−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する8−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する9−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する10−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,5−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,6−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,7−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,8−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,9−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,10−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
及びこれらの混合物(式中、Mはナトリウムである。)から選択されるような組成物に関する。
更なる実施形態では、本発明は、前記組成物が前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%のアルキルアルコキシ界面活性剤及び前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤を含有するような組成物に関する。
本発明の組成物及び方法は、良好な洗浄及び良好な安定性を維持しつつ、改良された粘度を提供することに優れている。その他の目的と利点は本発明の詳細な説明を考慮すれば明らかとなる。
本発明のこれら及びその他の特徴、態様、及び利点が、当業者には本開示を読むことで明らかになるであろう。
本発明の洗濯洗剤組成物は、一般に、液状の形態である。一実施形態では、前記組成物は形態が液体であり且つ重質液体組成物を含む。
特に指示のない限り、本明細書で使用される全ての百分率及び比率は、全組成物の重量を基準とし、且つ全ての測定は25℃にて行われる。
本発明の組成物は、本発明の成分並びに本明細書で記載されるその他の成分を包含することができ、それらから本質的に成ることができ、又はそれらから成ることができる。本明細書で使用する時、「から本質的に成る」とは、組成物又は成分が追加成分を包含してよいが、それら追加成分が特許請求される組成物又は方法の基本的及び新規な特徴を大きく変化させない場合に限ることを意味する。
すべての百分率、割合及び比率は特に指定しない限り、本発明の液体洗濯洗剤組成物の全重量に基づく。列挙する成分に関連するこのようなすべての重量は、活性レベルに基づくので、特に指定しない限り、市販の物質に包含される場合があるキャリアや副生成物を包含しない。
約5%〜約20%の界面活性剤系を含有する液体洗濯洗剤組成物であって、前記界面活性剤系が、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、平均で約14〜約17の総炭素数を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有し、前記組成物の少なくとも約0.1重量%の追加の界面活性剤と組み合わされる液体洗濯洗剤組成物が、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類及びアルキルアルコキシ界面活性剤類、並びにこれらの混合物並びに前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウムから選択される前記液体洗濯洗剤組成物は、良好な洗浄及び良好な安定性を持つ費用効率が高い処方にて、改良された粘度を提供するために有用である(ここで、前記組成物は、前記組成物の3重量%未満のHLAS界面活性剤類を含有する)ことが現在では判明している。
本明細書の組成物はまた、多種多様なその他の成分を含んでもよい。本発明の組成物は、以下で詳細に説明される。
本明細書は本発明を特定して指摘し明確に主張する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は以下の説明から、より良く理解されると考えられる。
界面活性剤系
本発明の液体洗濯洗剤組成物は、前記組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系を含有する。前記界面活性剤系は、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤及び/又はアルキルアルコキシ界面活性剤と組み合わされた中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有する。前記界面活性剤系は、3%未満のHLASを含有し、一実施形態では、APAを実質的に含まない。
中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤類
本発明の組成物は、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、平均で約14〜17の総炭素数を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有する。あるいは、前記組成物は、前記組成物の約2重量%〜約12重量%、あるいは約5重量%〜約10重量%の、約14〜約17の平均炭素鎖長を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤を含有してもよい。本明細書で有用な中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤類の例を、以下でより詳細に述べる。
前記分岐状界面活性剤組成物は、次の化学式を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤類を含む。
Figure 2008533250
一般に、分岐状界面活性剤成分は、少なくとも2つの中鎖分岐一級アルキル界面活性剤の混合物を含有する。一実施形態では、前記分岐状界面活性剤成分は、多数の他の界面活性剤物質及びこのような物質の製造手順に起因して存在する類似の副生成物をも含有する。中鎖分岐一級アルキル界面活性剤類の領域における通常の技術の1つによってこのことは理解される。
本発明の界面活性剤混合物は、直鎖一級アルキルサルフェート鎖骨格(即ち、硫酸化炭素原子を含む最長炭素直鎖)を有する分子を含む。これらのアルキル鎖骨格は、約6〜約16個の炭素原子、あるいは約14〜約16個の炭素原子を含み;且つ更に、前記分子は少なくとも約14個、しかし約17個以下の炭素原子総数を有する分枝状一級アルキル部分を含む。加えて、前記界面活性剤混合物は、分枝状一級アルキル部分の炭素原子の平均総数で14超〜約17の範囲内を有する。従って、本発明の混合物は、14個以上の炭素原子又は16個以下の炭素原子の最長炭素直鎖を有する、少なくとも1つの分枝状一級アルキルサルフェート界面活性剤化合物を含む。
例えば、13個の炭素原子を主鎖に有する炭素総数16個の一級アルキルサルフェート界面活性剤は、1、2、又は3個の分岐単位(即ち、R、R及び/又はR)を有していなければならず、ここで分子内の炭素原子総数は少なくとも16である。本実施例では、炭素総数16個の条件は、例えば1つのプロピル分岐単位又は3つのメチル分岐単位によって等しく満たされる。
R、R、及びRは、それぞれ水素及びC〜Cアルキル(あるいは、水素又はC〜Cアルキル、あるいは、水素又はメチル、及び一実施形態では、メチル基)から独立して選択されるが、R、R、及びRの全てが水素ではないという条件がある。更に、zが1の場合、少なくともR又はRは水素ではない。
本発明の目的にとっては、上記の化学式の界面活性剤組成物は、単位R、R、及びRが全て水素である分子(すなわち、直鎖非分岐一級アルキルサルフェート類)を包含しないが、本発明の組成物は、依然として若干の直鎖非分岐一級アルキルサルフェートを含んでよいものと認識されるべきである。更に、この直鎖非分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤は、必要な1つ以上の本発明の中鎖分岐一級アルキルサルフェート類を有する界面活性剤混合物を製造するために使用されるプロセスの結果として存在してよく、又は洗剤組成物を処方する目的のために、若干の直鎖非分岐一級アルキルサルフェートを最終製品処方内に混合してもよい。
更に、非硫酸化中鎖分岐アルコールは、本発明の組成物を若干含んでよいことも同様に認識されるべきである。このような物質は、アルキルサルフェート界面活性剤を調製するために使用されるアルコール類の不完全な硫酸化の結果として存在してよく、又はこれらのアルコール類は別個に本発明の洗剤組成物へ本発明の中鎖分岐アルキルサルフェート界面活性剤とともに添加してもよい。
Mは、合成方法に応じて、水素又は塩形成カチオンである。塩形成カチオンの例は、リチウム、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、次の化学式を有する四級アルキルアミンである。
Figure 2008533250
(式中、R、R、R又はRは、独立して水素、C〜C22アルキレン、C〜C22分枝状アルキレン、C〜Cアルカノール、C〜C22アルケニレン、C〜C22分枝状アルケニレン、及びこれらの混合物である。)好ましいカチオン類は、アンモニウム(R、R、R及びRは、同様に水素である)、ナトリウム、カリウム、モノ−、ジ−、及びトリアルカノールアンモニウム、及びこれらの混合物である。本発明のモノアルカノールアンモニウム化合物は、C〜Cアルカノールに相当するR、R、R及び水素に相当するRを有し;本発明のジアルカノールアンモニウム化合物は、R及びC〜Cアルカノールに相当するR、R及び水素に相当するRを有し;本発明のトリアルカノールアンモニウム化合物は、R、R及びC〜Cアルカノールに相当するR、水素に相当するRを有する。本発明の好ましいアルカノールアンモニウム塩は、次の化学式を有するモノ−、ジ−及びトリ−第四級アンモニウム化合物である。
CHCHOH、H(CHCHOH)、HN(CHCHOH)
好ましいMは、ナトリウム、カリウム及び上記に掲載されたCアルカノールアンモニウム塩であり、ナトリウムが最も好ましい。
上記化学式について更に述べると、wは、0〜7の整数;xは、0〜7の整数;yは、0〜7の整数;zは、少なくとも1の整数;且つw+x+y+zは、1〜11、あるいは、7〜10の整数である。
ある種の分岐箇所(すなわち、上記の化学式内のR、R、及び/又はR部分の鎖に沿った場所)が界面活性剤の主鎖に沿った他の分岐箇所より好ましい。以下の化学式は、本発明のモノメチル置換直鎖アルキルサルフェート類のための中鎖分岐範囲(すなわち、分岐点が生じる場所)、好ましい中鎖分岐範囲、及びより好ましい中鎖分岐範囲を示す。
Figure 2008533250
モノ−メチル置換された界面活性剤類に関して、このような範囲は、鎖の2つの末端炭素原子及びサルフェート基のすぐ隣の2つの炭素原子を排除していることに留意すべきである。2つ以上のR、R、又はR、2−炭素原子でのアルキル分岐を含む界面活性剤混合物は、本発明の範囲内である。しかし、エチルより長い鎖(すなわち、Cアルキル置換基)を2−炭素原子上に有する界面活性剤類は、より好ましくない。
以下の化学式は、本発明のジメチル置換直鎖アルキルサルフェート類のための中鎖分岐範囲、好ましい中鎖分岐範囲、及びより好ましい中鎖分岐範囲を示す。
Figure 2008533250
ジ−アルキル置換一級アルキルサルフェート類が、モノ−置換中鎖分岐一級アルキルサルフェート類と組み合わされる場合、1つのメチル置換を2−炭素位置上に及び別のメチル置換を上記の好ましい範囲内に有するジ−アルキル置換一級アルキルサルフェート類は、本発明の範囲内である。
好ましい本発明の界面活性剤混合物は、少なくとも0.001重量%、より好ましくは少なくとも5重量%、最も好ましくは少なくとも20重量%の、次の化学式を有する1つ以上の分岐した一級アルキルサルフェート類を含む混合物を有する。
Figure 2008533250
式中、分岐を含む炭素原子の総数は、14〜17であり、
且つ式中、更に、本界面活性剤混合物の場合、上記の化学式を有する分岐状一級アルキル部分内の炭素原子の平均総数は、14超〜約17の範囲内であり;R及びRは、各々独立して水素又はC〜Cアルキルであり;Mは、水溶性カチオンであり;xは、0〜7であり;yは、0〜7であり;zは、少なくとも2であり;並びにx+y+zは、2〜10であり;R及びRが同時には水素ではないものとする。より好ましいのは、1つ以上の中鎖分岐一級アルキルサルフェート類(式中、x+yは9又は10に等しく、且つzは2である)を含む混合物を少なくとも5%有する組成物である。
好ましい新規中鎖分岐一級アルキルサルフェート化合物は、次の化学式を有する。
Figure 2008533250
式中、a及びbは整数であり、且つa+bは12又は13であり、aは2〜11の整数であり、bは1〜10の整数であり且つMは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム及び置換アンモニウムから選択される。このような化合物のより好ましい実施形態としては、前記化学式(式中、Mはナトリウム、カリウム及びアンモニウムから選択される)のアルキルサルフェート化合物が挙げられる。
また、好ましい新規中鎖分岐一級アルキルサルフェート化合物は、次の化学式を有する。
Figure 2008533250
式中、
d及びeは整数であり、且つd+eは10又は11であり;且つ式中更に、
d+eが10の場合、dは2〜9の整数であり且つeは1〜8の整数であり;
d+eが11の場合、dは2〜10の整数であり且つeは1〜9の整数であり;
且つMは、ナトリウム、カリウム、アンモニウム及び置換アンモニウム、より好ましくはナトリウム、カリウム及びアンモニウム、最も好ましくはナトリウムから選択される。
好ましいモノ−メチル分岐一級アルキルサルフェート類は、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
好ましいジ−メチル分岐一級アルキルサルフェート類は、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
16個の炭素を含み且つ1個の分岐単位を有する下記分岐一級アルキルサルフェートは、本発明の組成物で有用な、好ましい分岐状界面活性剤の例である。
次式を有する5−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する6−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する7−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する8−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する9−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する10−メチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
(式中、Mは、好ましくはナトリウムである。)
下記の、炭素数が17であり、2個の分岐単位を有する分岐一級アルキルサルフェートは、本発明の好ましい分岐状界面活性剤の例である。
次式を有する2,5−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,6−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,7−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,8−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,9−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
次式を有する2,10−ジメチルペンタデシルサルフェート:
Figure 2008533250
(式中、Mは、好ましくはナトリウムである。]
追加の界面活性剤
本発明の組成物は、前記組成物の少なくとも約0.1重量%の、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類、アルキルアルコキシ界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択される追加の界面活性剤を含有する。
a)アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤
前記追加の界面活性剤は、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェートを含んでよい。本明細書で有用な前記アルキルエトキシサルフェート界面活性剤としては、化学式RO(A)SOM(式中、Rは、C10〜C24アルキル成分、あるいはC12〜C18アルキル又はヒドロキシアルキル、あるいはC12〜C15アルキル又はヒドロキシアルキルを有する非置換C10〜C24アルキル又はヒドロキシアルキル基)の水溶性塩類及び/又は酸類が挙げられる。Aはエトキシ又はプロポキシ単位であり、mはゼロより大きく、典型的には約0.5〜約6の間、あるいは約0.5〜約3の間であり、且つMはH又はカチオンであり、これは例えば、金属カチオン(例えば、ナトリウム、カリウム、リチウム、カルシウム、マグネシウム、等)、アンモニウム及び/又は置換アンモニウムカチオンであることができる。アルキルエトキシル化サルフェート類並びにアルキルプロポキシル化サルフェート類が、本明細書で有用である。置換アンモニウムカチオン類の例としては、エタノール−、トリエタノール−、メチル−、ジメチル−、トリメチル−アンモニウムカチオン類並びにテトラメチル−アンモニウムカチオン類及びジメチルピペリジニウムカチオン類などの四級アンモニウムカチオン類、並びにエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、これらの混合物などのアルキルアミン類から誘導されるものなどが挙げられる。本明細書で有用なアルキルアルコキシル化サルフェート界面活性剤類としては、C12〜C15アルキルポリエトキシレート(1.0)サルフェート(C12〜C15E(1.0)M);C12〜C15アルキルポリエトキシレート(2.25)サルフェート(C12〜C15E(2.25)M);C12〜C15アルキルポリエトキシレート(3.0)サルフェート(C12〜C15E(3.0)M);C12〜C15アルキルポリエトキシレート(4.0)サルフェート(C12〜C15E(4.0)M)が挙げられる。(式中、Mはナトリウム及びカリウム、並びにこれらの混合物から都合良く選択される。]
b)アルキルアルコキシ界面活性剤
前記追加の界面活性剤は、前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%の、アルキルアルコキシサルフェートである非イオン性界面活性剤でよい。
本明細書で有用なアルキルアルコキシ界面活性剤類の例(典型的には、前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%の濃度である)としては、アルコキシル化アルコール類(AE)及びアルキルフェノール類、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド類(PFAA)、アルキルポリグリコシド類(APG)、C10〜C18グリセロールエーテル類、並びにこれらの混合物が挙げられる。
より具体的には、約1〜約25モルのエチレンオキシド(AE)との一級及び二級脂肪族アルコール類の縮合生成物は、本発明において、アルキルアルコキシ界面活性剤として用いるのに適している。脂肪族アルコールのアルキル鎖は、直鎖又は分岐鎖、一級又は二級のいずれかであることができ、一般に約8〜約22個の炭素原子を有する。一実施形態では、前記アルキルアルコキシ界面活性剤は、約8〜約20個の炭素原子、より好ましくは約10〜約18個の炭素原子を含有するアルキル基を有するアルコール類と、アルコール1モル当たり約1〜約10モル、好ましくは2〜7モル、最も好ましくは2〜5モルのエチレンオキシドとの縮合生成物から選択される。一実施形態では、アルキルアルコキシ界面活性剤類は、アルコール1モル当たり3〜12モルのエチレンオキシドを含有するC〜C15一級アルコールエトキシレート類、特にアルコール1モル当たり5〜10モルのエチレンオキシドを含有するC12〜C15一級アルコール類である。
この種の市販の界面活性剤の例としては、タージトール(Tergitol)(登録商標)15−S−9(9モルのエチレンオキシドとC11〜C15直鎖二級アルコールとの縮合生成物)及びタージトール(登録商標)24−L−6NMW(分子量分布の狭い6モルのエチレンオキシドとC12〜C14一級アルコールとの縮合生成物)(双方ともユニオンカーバイド社(Union Carbide Corporation)より販売);ネオドール(Neodol)(登録商標)45−9(9モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物);ネオドール(登録商標)23−3(3モルのエチレンオキシドとC12〜C13直鎖アルコールとの縮合生成物)、ネオドール(登録商標)45−7(7モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物)及びネオドール(登録商標)45−5(5モルのエチレンオキシドとC14〜C15直鎖アルコールとの縮合生成物)(シェル化学社(Shell Chemical Company)より販売);キロ(Kyro)(登録商標)EOB(9モルのエチレンオキシドとC13〜C15アルコールとの縮合生成物(プロクター&ギャンブル社(The Procter & Gamble Company)より販売);及びゲナポール(Genapol)LA030又は050(3〜5モルのエチレンオキシドとC12〜C14アルコールとの縮合生成物)(ヘキスト社より販売)が挙げられる。プロピレンオキシドとの縮合物及びブチレンオキシドとの縮合物もまた用いられてよい。
一実施形態では、中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤と追加の界面活性剤との重量比は、約5:1〜約1:5、あるいは約2:1〜約1:2、あるいは前記比率は約1:1である。別の実施形態では、前記組成物はAES界面活性剤を含有し、且つAES界面活性剤と中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤との重量比は、約1:1である。
HLAS界面活性剤類
本発明の組成物は、前記組成物の3重量%未満のHLAS界面活性剤を含有する。本発明の組成物は、好ましくはHLAS界面活性剤を実質的に含まない。本明細書で使用する時、「を実質的に含まない」とは、前記HLAS界面活性剤が特に本発明の組成物に添加されないが、前記組成物中の別の成分の不純物として微量に存在してよいことを意味する。一実施形態では、前記組成物は完全にいかなる測定可能量のHLAS界面活性剤をも有しない。
本明細書で使用する時、「HLAS界面活性剤」とは、アルキルベンゼンスルホン酸及びC10〜16アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくはC11〜14アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩を意味する。好ましくは、アルカリ基は直鎖であり、そのような直鎖アルキルベンゼンスルホネート類は、「LAS」として知られている。アルキルベンゼンスルホネート類、及び特にLASは、前記技術分野において周知である。このような界面活性剤及びそれらの調製は、例えば米国特許第2,220,099号及び同第2,477,383号に記載されている。HLAS界面活性剤の一例は、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム類、一般に「NaLAS」として引用される。
ギ酸ナトリウム
理論に制限されるものではないが、選択された量のギ酸ナトリウムを本発明の他の成分と組合せて利用することによって、全組成物の洗浄性能及び安定性に悪影響を与えることなく、望ましい粘度が得られると信じられている。本発明の組成物は、前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウムを含有する。
粘度
本発明の組成物は典型的には、約0.1Pa・s(100センチポアズ)〜0.6Pa・s(600センチポアズ)、あるいは約0.15Pa・s(150センチポアズ)〜0.4Pa・s(400センチポアズ)の範囲の粘度を有する。一実施形態では、本発明の組成物は、約0.3Pa・s(300センチポアズ)〜約0.4Pa・s(400センチポアズ)の粘度を有する。粘度は、ブルックフィールド(Brookfield)LVDV−II+粘度測定装置(21番スピンドルを使用)によって測定される。
親水性指数
本発明の組成物は、約7.0〜約10.5の親水性指数を有してもよい。親水性指数は、処方の疎水性の指標を与える。理論に制限されるものではないが、約7.0〜約10.5の親水性指数を得るために適切な範囲で本発明の成分を選択することで、本明細書の組成物が改良された洗浄、粘度及び安定性を提供することが可能であると信じられている。再び、理論に制限されるものではないが、処方が十分に疎水性でない場合には、処方の洗浄能力が劣ると信じられている。あるいは、処方が過度に疎水性であると、安定性及び粘度を維持することが困難である。
混合された界面活性剤類の系に関する親水性指数は、次のように計算することができる:
Figure 2008533250
HIは、混合物中の個々の界面活性剤類の各々について次のように計算される:
Figure 2008533250
イオン性界面活性剤類の場合は、等式(2)におけるHIは、界面活性剤イオン類について計算され、等式(1)における重量パーセントは、対応する界面活性剤イオン類について計算される。
任意成分
APA
一実施形態では、本発明の組成物はAPAを実質的に含まない。本明細書で使用する時、「を実質的に含まない」とは、前記HLAS界面活性剤が特に本発明の組成物に添加されないが、前記組成物中の別の成分の不純物として微量に存在してよいことを意味する。本明細書で使用する時、「APA」とは、C8〜C10アミドプロピルジメチルアミンを意味する。一実施形態では、前記組成物は完全にいかなる測定可能量のAPAをも有しない。
ビルダー
一実施形態では、本発明の組成物は約2.5%未満のビルダーを含有する。本明細書で使用する時、「ビルダー」とはポリカルボキシレート化合物(水溶性非界面活性剤系(nonsurfactant)ジカルボキシレート類及びトリカルボキシレート類を含む)を意味する。更に典型的には、ビルダーポリカルボキシレート類は複数のカルボキシレート基を有し、一実施形態では、少なくとも3つのカルボキシレート類を有する。カルボキシレートビルダー類は、酸、部分的に中性、中性又は過剰塩基性形態にて処方することができる。塩の形態の場合、ナトリウム、カリウム、及びリチウムのようなアルカリ金属塩、又はアルカノールアンモニウム塩が多くの場合使用される。ポリカルボキシレートビルダー類としては、オキシジサクシネートなどのエーテルポリカルボキシレート類(米国特許第3,128,287号(ベルク(Berg)、1964年4月7日)及び米国特許第3,635,830号(ラムベルティ(Lamberti)ら、1972年1月18日);「TMS/TDS」ビルダー類(米国特許第4,663,071号(ブッシュ(Bush)ら、1987年5月5日))を参照のこと);並びに米国特許第3,923,679号;米国特許第3,835,163号;米国特許第4,158,635号;米国特許第4,120,874号及び米国特許第4,102,903号に記載されるもののような環式及び脂環式化合物を含む他のエーテルカルボキシレート類が挙げられる。
他のビルダー類は、エーテルヒドロキシポリカルボキシレート類、無水マレイン酸とエチレン又はビニルメチルエーテルとのコポリマー類;1,3,5−トリヒドロキシベンゼン−2,4,6−トリスルホン酸;及びカルボキシメチルオキシコハク酸;種々の、エチレンジアミン四酢酸及びニトリロ三酢酸のようなポリ酢酸のアルカリ金属、アンモニウム及び置換アンモニウム塩;並びにメリト酸、コハク酸、ポリマレイン酸、ベンゼン1,3,5−トリカルボン酸、カルボキシメチルオキシコハク酸、並びにこれらの可溶性塩類が挙げられる。
クエン酸塩、例えばクエン酸及びその可溶性塩類もまた、例えば重質液体洗剤のためのカルボキシレートビルダー類として含まれる。オキシジサクシネート類もまた、ビルダー類として使用される。
他の任意の添加物及び用法
本発明の液体洗濯洗剤組成物は通常、一般的に高濃度の水を含有する水性成分を含む。従来からアルカノール類、ジオール類、他のポリオール類、エーテル類、アミン類等などの他の種類の水相溶性液体類が、共溶媒又は安定剤として液体洗剤組成物に添加されてきたが、本発明の目的のため、そのような水相溶性液体類の利用は、組成物コストを抑制するため最小限にされるべきである。それ故に、本明細書における液体洗剤製品の水性成分は一般に、前記組成物の約5重量%〜約90重量%、より好ましくは約20重量%〜約70重量%の範囲の濃度で存在する水を含む。
本発明の洗剤組成物には任意の数のその他の任意成分が含有されていてよい。これらには、酵素、酵素安定剤(プロピレングリコール、ホウ酸及び/又はホウ砂など)、泡抑泡剤、土壌懸濁剤、汚れ放出剤、他の布地ケア有益剤、pH調整剤、キレート化剤、粘度調整剤、ポリマー類、シリコーン類、柔軟化化合物、スメクタイト粘土、溶媒、向水性物質及び相安定剤、構造剤、移染抑制剤、蛍光増白剤、香料、色調染料及び着色剤等の従来の洗濯洗剤組成物成分が挙げられる。種々の任意の洗剤組成物成分は、本明細書の組成物中に存在する場合、それらの望ましい寄与を組成物又は洗濯操作にもたらすため、慣習的に使用されている濃度で利用されるべきである。しばしば、このような任意の洗剤組成物成分の総量は、本組成物の約0.01%〜約50%、より好ましくは約1%〜約30%の範囲であり得る。
本発明における液体洗剤組成物は、水溶液又は界面活性剤及びある種の任意の他の成分の均一分散体若しくは懸濁液の形態であり、そのいくつかは通常、固形の形態であってよく、通常は液体である組成物の成分、水性液体キャリア、及び任意の他の通常液体の任意成分と組み合わされる。このような溶液、分散体又は懸濁液は、許容可能な程度に相安定している。本明細書の液体洗剤組成物は、任意の都合のよい順番でそれらの組成物を組合せて、生じた成分の組合せを混合、例えば攪拌、することにより調製でき、相安定液体洗剤組成物を形成する。
このような組成物の好ましい製造方法では、例えば界面活性剤、液体キャリア及び他の任意の液体成分の少なくとも主要部分、好ましくは実質的に全てを包含し、この液体を組合せたものに剪断力攪拌を与えることにより完全に混合される液体成分で、液体マトリクスが形成される。例えば、機械的攪拌器での高速攪拌は有用に用いてよい。混合物の攪拌を継続しつつ、ほぼ全てのアニオン性界面活性剤及び固形成分を添加することができる。混合物の攪拌を継続し、必要であればこの時点で増大し、液相中に不溶性固相粒子の溶液又は均一分散を形成する。固形形態の物質のいくらか又は全てがこの攪拌混合物に添加された後、包含される任意の酵素物質の粒子、例えば酵素プリル、が組み込まれる。以上で記載した組成物調製法の変形として、1つ以上の固形成分を攪拌混合物に1つ以上の液体成分の微量成分部分と予混合した粒子の溶液又はスラリーとして添加してよい。全ての組成物成分が加えられた後、混合物の攪拌は、必要な粘度及び相安定度特性を有する組成物を形成するために十分な時間継続される。しばしば、これには約30分〜60分の間の攪拌を伴う。
前述のように調製された本発明の組成物は、布地の洗濯に使用される水性洗浄溶液を形成するために使用できる。一般に、前記の水性洗濯溶液を形成するため、好ましくは従来の布地洗濯自動洗濯機の水に前記組成物の有効量を添加する。上記のように形成させた水性洗浄溶液は、次に、好ましくは攪拌下で、それにより洗濯する布地と接触させる。水性洗濯溶液を形成するため水に添加された本明細書の液体洗剤組成物の有効量には、水性洗浄溶液中で500〜7,000ppmの組成物を形成するのに十分な量が含まれてよい。より好ましくは、本明細書において1,000〜3,000ppmの洗剤組成物が水性洗浄溶液中に与えられるであろう。本発明の洗剤組成物は、洗濯洗浄サイクル、特に冷水(約10℃〜約18℃)洗濯サイクル中に良好な洗浄効率を示すことが見出されている。
以下の実施例は本発明の組成物を説明するが、本明細書の発明の範囲を限定する又は別の方法で定義することを必ずしも意味しない。
実施例内で利用される専門用語は、次のように定義される。
Figure 2008533250
(実施例1a−1f)
次の例1a−1fは、本発明の液体洗濯洗剤組成物を例示する。これらの組成物は、良好な安定性、望ましい粘度及び良好な洗浄能力を示す。前記実施例は、上記で開示された従来方法又は当業者に既知の他の類似方法により用意される。
Figure 2008533250
ジエチレントリアミン五酢酸、ナトリウム塩
Figure 2008533250
ジエチレントリアミン五酢酸、ナトリウム塩
「発明を実施するための最良の形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の実施形態が例示及び説明されてきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (21)

  1. 改良された安定性及び粘度を有する液体洗濯洗剤組成物であって、前記組成物が、
    a)前記組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系であって、前記界面活性剤系が
    i)前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、平均で約14〜約17の総炭素数を有する中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤と、
    ii)前記組成物の少なくとも約0.1重量%の、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類、アルキルアルコキシ界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択された追加の界面活性剤と
    を含む界面活性剤系;及び
    b)前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウム;
    を含み、前記組成物は、約3%未満のHLAS界面活性剤類を含む、液体洗濯洗剤組成物。
  2. 前記組成物が、前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%のアルキルアルコキシ界面活性剤を含む、請求項1に記載の洗濯洗剤組成物。
  3. 前記組成物が、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤を含む、請求項1に記載の洗濯洗剤組成物。
  4. 前記組成物が、APAを実質的に含まない、請求項3に記載の洗濯洗剤組成物。
  5. 前記組成物が、約2.5%未満のビルダー類を更に含む、請求項3に記載の洗濯洗剤組成物。
  6. 前記組成物が、約2.5%未満のクエン酸を含む、請求項3に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  7. 前記組成物が、約0.3Pa・s(300センチポアズ)〜約0.4Pa・s(400センチポアズ)の粘度を有する、請求項1に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  8. 前記組成物が、約7〜約10.5の親水性指数を有する、請求項1に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  9. 前記組成物が、水性成分を更に含む、請求項1に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  10. 前記水性成分が、前記組成物の約5重量%〜約90重量%の水を含む、請求項9に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  11. 前記中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤が、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から選択される、請求項10に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  12. 前記中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤が、
    次式を有する5−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する6−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する7−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する8−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する9−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する10−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,5−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,6−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,7−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,8−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,9−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,10−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    及びこれらの混合物(式中、Mはナトリウムである。)から選択される、請求項1に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  13. 改良された安定性及び粘度を有する液体洗濯洗剤組成物であって、前記組成物が、
    a)前記組成物の約5重量%〜約20重量%の界面活性剤系であって、前記界面活性剤系が次のものを含む界面活性剤系;
    i)組成物の約0.5重量%〜約15重量%の、3−メチルペンタデカノールサルフェート、4−メチルペンタデカノールサルフェート、5−メチルペンタデカノールサルフェート、6−メチルペンタデカノールサルフェート、7−メチルペンタデカノールサルフェート、8−メチルペンタデカノールサルフェート、9−メチルペンタデカノールサルフェート、10−メチルペンタデカノールサルフェート、11−メチルペンタデカノールサルフェート、12−メチルペンタデカノールサルフェート、13−メチルペンタデカノールサルフェート、3−メチルヘキサデカノールサルフェート、4−メチルヘキサデカノールサルフェート、5−メチルヘキサデカノールサルフェート、6−メチルヘキサデカノールサルフェート、7−メチルヘキサデカノールサルフェート、8−メチルヘキサデカノールサルフェート、9−メチルヘキサデカノールサルフェート、10−メチルヘキサデカノールサルフェート、11−メチルヘキサデカノールサルフェート、12−メチルヘキサデカノールサルフェート、13−メチルヘキサデカノールサルフェート、14−メチルヘキサデカノールサルフェート、2,3−メチルテトラデカノールサルフェート、2,4−メチルテトラデカノールサルフェート、2,5−メチルテトラデカノールサルフェート、2,6−メチルテトラデカノールサルフェート、2,7−メチルテトラデカノールサルフェート、2,8−メチルテトラデカノールサルフェート、2,9−メチルテトラデカノールサルフェート、2,10−メチルテトラデカノールサルフェート、2,11−メチルテトラデカノールサルフェート、2,12−メチルテトラデカノールサルフェート、2,3−メチルペンタデカノールサルフェート、2,4−メチルペンタデカノールサルフェート、2,5−メチルペンタデカノールサルフェート、2,6−メチルペンタデカノールサルフェート、2,7−メチルペンタデカノールサルフェート、2,8−メチルペンタデカノールサルフェート、2,9−メチルペンタデカノールサルフェート、2,10−メチルペンタデカノールサルフェート、2,11−メチルペンタデカノールサルフェート、2,12−メチルペンタデカノールサルフェート、2,13−メチルペンタデカノールサルフェート、及びこれらの混合物から選択された中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤;
    ii)前記組成物の少なくとも約0.1重量%の、アルキルアルコキシサルフェート界面活性剤類、アルキルアルコキシ界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択された追加の界面活性剤、並びに
    c)前記組成物の約0.1重量%〜約1.5重量%のギ酸ナトリウム;
    を含み、前記組成物はHLAS界面活性剤類を実質的に含まない、組成物。
  14. 前記中鎖分岐一級アルキルサルフェート界面活性剤が、
    次式を有する5−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する6−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する7−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する8−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する9−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する10−メチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,5−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,6−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,7−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,8−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,9−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    次式を有する2,10−ジメチルペンタデシルサルフェート:
    Figure 2008533250
    及びこれらの混合物(式中、Mはナトリウムである。)から選択される、請求項13に記載の洗濯洗剤組成物。
  15. 前記組成物が、前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%のアルキルアルコキシ界面活性剤を含む、請求項13に記載の洗濯洗剤組成物。
  16. 前記組成物が、前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤を含む、請求項13に記載の洗濯洗剤組成物。
  17. 前記組成物が、前記組成物の約0.1重量%〜約10重量%のアルキルアルコキシ界面活性剤及び前記組成物の約0.5重量%〜約15重量%のアルキルアルコキシサルフェート界面活性剤を含む、請求項13に記載の洗濯洗剤組成物。
  18. 前記組成物が、APAを実質的に含まない、請求項13に記載の洗濯洗剤組成物。
  19. 前記組成物が、約2.5%未満のクエン酸を含む、請求項13に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  20. 前記組成物が、約0.3Pa・s(300センチポアズ)〜約0.4Pa・s(400センチポアズ)の粘度を有する、請求項19に記載の液体洗濯洗剤組成物。
  21. 前記組成物が、約7〜約10.5の親水性指数を有する、請求項13に記載の液体洗濯洗剤組成物。
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