JP2009537650A - メチルエステルスルホネートを含む液体洗剤の製造方法 - Google Patents

メチルエステルスルホネートを含む液体洗剤の製造方法 Download PDF

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Abstract

スルホン化脂肪酸アルキルエステル界面活性剤を含む安定な液体洗濯洗剤組成物を製造する方法、及びその方法から得られる組成物。

Description

本発明は、メチルエステルスルホネートを含む液体洗剤組成物の製造方法、及びこの方法により製造される製品に関する。
安定した液体洗剤を製造するために、連続方法、バッチ製造方法、及び/又はこれらの組み合わせによる種々の方法が当該技術分野において知られている。同様に、一部の成分は添加順序に敏感な場合があり、その一方、製造工程中いかなる時点においても処方に含まれることができるものもある。例えば、酵素の添加中は、こうした成分がpH及び温度に敏感であり、製造のある時点で添加される場合に変性され得るので注意が必要であることは既知である。
歴史的に、界面活性剤は添加順序に敏感ではなく、液体洗剤の製造工程中のいかなる時点においても添加できると一般には見なされている。例えば、界面活性剤は一般に液体洗剤処方の主要な「構築ブロック」として液体洗剤処方中で作用し、透明度及び内部処方構造(例えば、ミセル形(micelar)、六角形、立方形など)に顕著な影響を与えることが多いので、製造工程の開始時に界面活性剤を添加するのが有益であると見なされることがある。更に、界面活性剤はまた製造工程の終わりにも添加でき、液体洗剤の所望の物理的特性を達成するために最終的な制御機構として作用する。
メチルエステルスルホネート(「MES」)界面活性剤を液体洗濯洗剤に組み込むことは一般に知られている。同様に、MESは、水中及び液体洗濯洗剤マトリックス中にて良好な溶解性を示すことも既知である。MESは、液体洗濯洗剤にて顕著なpH変動を示す場合があると報告されている。MESを含有する洗剤処方に尿素又は同様の化合物を組み込んでpH変動を低減又は削除する方法が教示されている。しかし、最近驚くべきことに、界面活性剤の従来と同様の添加方法で(すなわち、液体洗濯製造工程中のいずれかの時点にて)MES界面活性剤を添加すると、MES自体及び液体洗濯洗剤処方の安定性に対して、望ましくなく予測できない作用をもたらし得ることが発見された。
従って、安定性が改善されpH変動が低減した、MESを含有する液体洗剤を製造する方法を開発することが望ましい。
今般驚くべきことに、MESを液体洗剤組成物の主要な界面活性剤として使用できるが、製造工程の誤った時点でMESを組成物に添加すると、不安定で、霞んで曇った組成物を導き得ることが発見された。いずれかの特定の理論に束縛されないが、バルク処方pH及び温度、並びに液体洗剤製造工程中の局所的pH及び温度変化がMESの安定性に顕著に影響すると考えられる。本明細書に示される方法は、本発明者らがこれまで気づいていない利点を示す。
更に、理論に限定されないが、液体洗剤を製造するための従来の製造工程は、MESの添加手順がプロセス全体を通して設定された範囲内に維持されるようにしなければならないという注意のもとで使用され得ると考えられる。
そのため、本発明はメチルエステルスルホネートを含む液体洗剤組成物を製造するための方法に関し、この方法は、結果として得られる混合物を作製するためにバルク組成物と混合される、少なくとも1つの供給組成物を含み、この方法は以下の、
a)メチルエステルスルホネート供給組成物のpHが約5〜約9であり、その温度が約20℃〜約100℃であり、
b)メチルエステルスルホネート供給組成物がバルク組成物に混合しながら添加され、
c)メチルエステルスルホネート供給組成物がバルク組成物に添加される直前に、バルク組成物のpHが約5〜約9であり、その温度が20℃〜100℃であり、
d)得られる混合物のpHが約5〜約9であり、得られる混合物の温度が約20℃〜約100℃に維持される、というパラメータ内で操作される。
本発明は更に、メチルエステルスルホネートが16の平均炭素鎖長を有する、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネート供給組成物のpHが約6〜約8である、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネート供給組成物のpHが約6.5〜約7.5である、上記方法に関する。
本発明は更に、バルク組成物のpHが約6〜約8であるような、上記方法に関する。
本発明は更に、バルク組成物のpHが約6.5〜約7.5である、上記方法に関する。
本発明は更に、得られる混合物のpHが約6〜約8である、上記方法に関する。
本発明は更に、得られる混合物のpHが約6.5〜約7.5である、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネート供給組成物の温度が約20℃〜約60℃である、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネートが添加される時に、バルク組成物の温度が約20℃〜約50℃である、上記方法に関する。
本発明は更に、液体洗剤組成物が組成物の約0.5重量%〜約15重量%のメチルエステルスルホネートを含む、上記方法に関する。
本発明は更に、液体洗剤組成物が組成物の約1重量%〜約5重量%のメチルエステルスルホネートを含み、このメチルエステルスルホネートが約16の平均炭素鎖長を有するような、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネート供給組成物を添加した後に得られる混合物に添加される、いずれかの材料又は材料の組み合わせがpH約7.5〜約9を有する、上記方法に関する。
本発明は更に、バルク組成物がメチルエステルスルホネート供給物を添加する前に添加される洗剤成分を含む、上記方法に関する。
本発明は更に、洗剤成分が、中和されたアニオン性界面活性剤、中和剤、溶媒、向水性物質、非イオン性界面活性剤、酸性化剤、キレート剤、酵素安定剤、粘度調整剤、及びこれらの混合物から選択される、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネート供給組成物が、液体洗剤組成物を製造する最後の工程としてバルク組成物に添加される、上記方法に関する。
本発明は更に、液体洗剤が、酵素、光沢剤、微量成分、香料、着色剤、ポリマー、染料、及びこれらの組み合わせから選択される任意成分を含む、上記方法に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネートを含む液体洗濯洗剤組成物の製造方法であって、この方法が以下の順次工程、
a)第1の容器において液体洗濯洗剤の部分組成物を形成する工程であって、この部分組成物がpH約5〜約9、約20℃〜約100℃の温度を有し、
a)調整された部分組性物を形成するために部分組成物のpHを約6〜約9に調整し、
b)この調整された部分組成物に混合しながら約0.5%〜約15%のメチルエステルスルホネートを添加して、液体洗濯洗剤組成物を形成する工程と、を含む方法に関する。
本発明は更に、液体洗濯洗剤組成物を製造する方法であって、この組成物が平均炭素鎖長約16を有するメチルエステルスルホネートの組み合わせを組成物の約1重量%〜約5重量%含み、この方法が、以下の順次工程、
a)第1の容器において液体洗濯洗剤の部分組成物を形成する工程であって、この部分組成物がpH約5〜約9、及び約20℃〜約100℃の温度を有し、並びに洗剤成分を含み、この洗剤成分が、以下の
i)第1の副次的工程において第1の容器に添加される中和されたアニオン性界面活性剤と、
ii)第2の副次的工程において第1の容器に添加される中和剤、溶媒、向水性物質、及び/又は非イオン性界面活性剤と、
iii)第3の副次的工程において第1の容器に添加される酸性化剤と、
iv)第4の副次的工程において第1の容器に添加されるキレート剤、酵素安定剤、及び/又は粘度調整剤と、を含む工程と、
b)第1の容器において液体洗濯洗剤の部分組成物を約20℃〜約60℃の温度に加熱する工程と、
c)部分組成物に、混合しながら約0.5%〜約15%のメチルエステルスルホネートを添加し、メチルエステルスルホネートを含む液体洗濯洗剤組成物を形成する工程と、
d)個々に又は群でpH約5〜約9を有し、並びに、酵素、光沢剤、微量成分、香料、着色剤、ポリマー、染料、及びこれらの組み合わせから選択される微量の任意成分を部分塑性物に添加する工程と、を含む方法。
本発明は更に、上記に示された方法のいずれか1つによって製造される、メチルエステルスルホネートを含む液体洗濯洗剤組成物に関する。
本発明は更に、メチルエステルスルホネートを含む液体洗濯洗剤組成物において複塩の形成を防止又は低減する方法であって、この方法は、製造方法のpHを約5〜約9に維持すること、及び製造方法の温度を約20℃〜約100℃に維持することを含む方法に関する。
本明細書に示される方法によって製造される液体洗剤組成物は、アルキルエステルスルホネートを含む。こうした組成物は、比較的多量の水性液体キャリアを含有してもよい。本明細書に示される方法並びにこれらの組成物及びこうした組成物のための任意成分を次のように詳細に記載する。
本明細書で参照されるすべての測定値は、特に指定しない限り、室温(約21.1℃)及び大気圧でのものである。
本発明の方法及び組成物は、本発明の構成成分、及び/又は工程、並びに本明細書に記載のその他の成分を包含することができ、それらから実質的になることができ、又はそれらからなることができる。本明細書で使用する時、「から本質的になる」とは、組成物、方法又は構成成分が追加成分又は工程を包含してよいが、それら追加成分が特許請求される組成物又は方法の基本的及び新規な特徴を大きく変化させない場合に限ることを意味する。
百分率、割合、及び比率はすべて、特に指定されない限り、本発明の液体洗剤組成物の総重量に基づく。記載した成分などに関するこのようなすべての重量は、活性物質の濃度に基づいており、従って、特に指定しない限り、市販材料に含まれる場合があるキャリア又は副産物を含まない。
引用するすべての文書は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いかなる文書の引用も、それが本発明に関して先行技術であるということの承認として解釈すべきではない。
メチルエステルスルホネートを含む液体洗剤組成物の製造方法は、バルク組成物と合わせて得られる混合物を作製するために、少なくとも1つの供給組成物を含む。メチルエステルスルホネート供給組成物が、バルク組成物に添加及び混合され、それによって得られる混合物が形成される。得られる混合物は液体洗剤組成物であってもよく、又は得られる混合物が液体洗剤組成物となる前に他の成分を添加する必要がある場合もある。
メチルエステルスルホネート(「MES」)を含む液体洗剤組成物の製造方法は、第1の容器において液体洗剤の部分組成物を形成する工程であって、部分組成物はpH約5〜約9を有する工程と、部分組成物のpHを約6〜約9に調整して、調整された部分組成物を形成する工程と、MESを含む液体洗剤組成物を形成するために、混合しながら約0.5%〜約15%のMESに調整された部分組成物を添加する工程と、を順次含むことができる。
組成物は、MES界面活性剤を含み、1以上の任意成分を含有してもよい。
これらの構成成分は以下により詳細に概要される。
液体洗剤組成物
本発明の方法によって形成される洗濯洗剤組成物は、一般に、ゲル形態を包含する液体形態である。1つの実施形態において、組成物は頑固な汚れ用の液体洗濯組成物である。
界面活性剤
本発明の方法によって形成される液体洗剤組成物は、所望の洗浄特性を提供するのに十分な量の界面活性剤を含む。この界面活性剤はMESを含み、任意にMESと他の界面活性剤との混合物を含有してもよい。
1つの実施形態において、液体洗剤組成物は、組成物の約5重量%〜約90重量%の界面活性剤、及び、より詳細には約5重量%〜約70重量%の界面活性剤、更により詳細には約5重量%〜約40重量%の界面活性剤を含む。MES界面活性剤に加えて、本明細書に使用してもよい他の界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、カチオン性、双極性、及び/又は両性界面活性剤が挙げられる。
1つの実施形態において、液体洗剤組成物は、組成物の約0.5重量%〜約15重量%のMES、或いは約1重量%〜約5重量%のMESを含む。
アルキルエステルスルホネート界面活性剤(「MES」)
本明細書で使用する時、「MES」とは、メチルエステルスルホネート形態で一般に使用されるアルキルエステルスルホネート界面活性剤を指す。本発明は、スルホン化脂肪酸アルキルエステル界面活性剤(「アルキルエステル界面活性剤」)を含む液体洗剤組成物の製造方法に関する。本明細書で有用なMES界面活性剤は、次式のスルホン化脂肪酸アルキルエステルを包含する:
Figure 2009537650
式中、Rは、平均してC6〜C22アルキルであり、R’は、平均してC1〜C8アルキルであり、Mはアルカリ金属又はアルカリ土類金属カチオン、或いはこれらの混合物であり、nはMがアルカリ金属カチオンの場合は1であり、Mがアルカリ土類金属カチオンの場合は2である。
これらのスルホン化アルキルエステルの疎水性部分は、α位でスルホネート基を有する、すなわちスルホネート基はカルボニル基に隣接する炭素原子に配置される。スルホン化脂肪酸アルキルエステルのR部分に対応する疎水性部分のアルキル部分は、平均してC6〜C22アルキルである。好ましくは、この疎水性部分のアルキル部分Rは、特にR’がメチルの場合は平均して直鎖C8〜C16炭化水素である。
スルホン化アルキルエステルのエステル部分を形成するR’は、平均してC1〜C8アルキルである。好ましくはR’は、平均してC1〜C6アルキル、及び最も好ましくはC1アルキル、すなわちメチルである。
1つの実施形態において、Rが平均してC14〜C16アルキル(およそ、例えば95%のC14、5%のC16混合物)であるように分布しており、R’がメチルである。別の実施形態において、Rが平均してC12〜C16アルキル(およそ、例えば3%のC12、28%のC14、69%のC16混合物)であるように分布しており、R’がメチルである。更に別の実施形態において、Rが平均してC10〜C16アルキル(およそ、例えば60%のC10、35%のC12、5%のC14混合物)であるように分布しており、R’がメチルである。なお、さらなる実施形態において、上述したRの分布及びR’のブレンドも使用されてもよい。
カチオン部分Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属カチオン、又はこれらの混合物である。好ましくは、Mはナトリウム、カリウム、リチウム、マグネシウム、カルシウム、及びこれらの混合物から選択される。最も好ましくは、Mはナトリウム又はナトリウムを含有する混合物である。Mがアルカリ金属カチオン(価数=1)である場合nは1であり、Mがアルカリ土類金属カチオン(価数=2)である場合nは2である。
1つの実施形態において、メチルエステルスルホネートは約16の平均炭素鎖長を有する。
アルキルエステル界面活性剤の製造方法は、詳しく記述されており、当業者に既知である。米国特許第4,671,900号、同第4,816,188号、同第5,329,030号、同第5,382,677号、同第5,384,422号、同第5,475,134号、同第5,587,500号、同第6,780,830号を参照のこと。MESはヒュイッシュ(Huish)から市販されている。
本発明の方法及び組成物に使用されるMESは、固体/フレーク材料及び/又は液体界面活性剤プレミックスのような、いずれかの形態で含まれてよい。水及び液体洗剤マトリックス中のMESの優れた溶解性にも拘わらず、驚くべきことに、液体洗剤組成物の組み込みは室温よりも高い温度が最も有利であり、混合時間を短縮できることも判明した。更に、理論に限定されないが、驚くべきことに、液体洗剤組成物中にMESを後の方で添加すると、MESの添加後にpH変動を顕著(顕著とは0.1%〜0.4%単位よりも高いことを意味する)に防止できることが判明した。MESは、安定で透明な等方性液体洗剤組成物を得るために、必ずしもいちばん最後の成分として添加される必要がないことも判明した。ポリマー、水、香料、染料、光沢剤、これらの混合物などのような成分も、バルク及び局所的なpHが劇的に変化しない限り、添加できる。
アニオン性界面活性剤
本明細書で有用で好適なアニオン性界面活性剤は、液体洗剤製品に通常使用される従来のアニオン性界面活性剤種のいずれかを包含する。これらには、アルキルベンゼンスルホン酸及びそれらの塩、並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質が挙げられる。
代表的なアニオン性界面活性剤は、C10〜16アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくは、C11〜14アルキルベンゼンスルホン酸のアルカリ金属塩である。1つの実施形態において、アルキル基は直鎖であり、こうした直鎖アルキルベンゼンスルホネート「LAS」として知られている。アルキルベンゼンスルホネート、特にLASは、当該技術分野において周知である。そのような界面活性剤及びそれらの調製は、例えば、米国特許第2,220,099号、及び同第2,477,383号に記載されている。アルキル基の平均炭素原子数が約11〜14である直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカリウムが好ましい。C11〜C14ナトリウム、例えば、C12、LASはそのような界面活性剤の具体的な例である。
他の代表的な種類のアニオン性界面活性剤にはエトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤が含まれる。アルキルエーテルサルフェート又はアルキルポリエトキシレートサルフェートとしても既知のそのような物質は、式:R’−O−(CO)−SOMに従うようなものであり、式中、R’はC〜C20アルキル基であり、nは約1〜20であり、及びMは塩生成カチオンである。具体的な実施形態では、R’はC10〜C18アルキルであり、nは約1〜15であり、及びMはナトリウム、カリウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム、又はアルカノールアンモニウムである。より具体的な実施形態において、R’はC12〜C16であり、nは約1〜6であり、及びMはナトリウムである。
アルキルエーテルサルフェートは、一般に、種々のR’鎖長及び種々のエトキシル化度を含む混合物の形態で使用する。しばしばそのような混合物はまた、必然的にいくつかの非エトキシル化アルキルサルフェート物質、すなわち、上記エトキシル化アルキルサルフェート式で、式中、n=0である界面活性剤も含有することになる。非エトキシル化アルキルサルフェートもまた本発明の組成物に別途添加され、存在してよいいずれかのアニオン性界面活性剤構成成分として又は構成成分中で使用されてもよい。非アルコキシル化、例えば非エトキシル化、アルキルエーテルサルフェート界面活性剤の具体例は、高級C〜C20脂肪族アルコールの硫酸化により製造されるものである。従来の一級アルキルサルフェート界面活性剤は一般式ROSO を有し、式中、Rは直鎖又は分枝鎖であってよい典型的に線状C〜C20ヒドロカルビル基であり、Mは水溶性化カチオンである。具体的な実施形態では、RはC10〜C15アルキルであり、及びMはアルカリ金属であり、より具体的には、RはC12〜C14であり、及びMはナトリウムである。
本明細書で有用なアニオン性界面活性剤の例としては、a)C11〜C18アルキルベンゼンスルホネート(LAS)、b)C10〜C20一級分岐鎖及びランダムアルキルサルフェート(AS)、c)式(I)及び(II)を有するC10〜C18二級(2,3)アルキルサルフェート:
Figure 2009537650
式(I)及び(II)中のMは電荷の中立性を与える水素又はカチオンであり、界面活性剤又は補助成分のどちらかと結合しているすべてのM単位は、熟練工により分離された形態又は化合物が使用されている系の相対的なpHに依存し、水素原子又はカチオンのいずれかであることができ、好ましいカチオンの非限定例としてはナトリウム、カリウム、アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられ、xは少なくとも約7、好ましくは少なくとも約9の整数であり、yは少なくとも8、好ましくは少なくとも約9の整数であるもの、d)C10〜C18アルキルアルコキシサルフェート(AES)であって、好ましくはxは1〜30であるもの、e)好ましくは1〜5のエトキシ単位を含むC10〜C18アルキルアルコキシカルボキシレート、f)米国特許第6,020,303号、及び同第6,060,443号に記載のに記載の中鎖分岐状アルキルサルフェート、g)米国特許第6,008,181号、及び同第6,020,303号に記載の中鎖分岐状アルキルアルコキシサルフェート、h)PCT国際公開特許WO99/05243、同WO99/05242、同WO99/05244、同WO99/05082、同WO99/05084、同WO99/05241、同WO99/07656、同WO00/23549、及び同WO00/23548に記載の変性アルキルベンゼンスルホネート(MLAS)、i)メチルエステルスルホネート(MES)、及びj)α−オレフィンスルホネート(AOS)が挙げられる。
非イオン性界面活性剤
本明細書で有用な好適な非イオン性界面活性剤には、液体洗剤製品で典型的に使用される従来の種類のいかなる非イオン性界面活性剤も含めることができる。これらとしては、アルコキシル化脂肪族アルコール及びアミンオキシド界面活性剤が挙げられる。本明細書の液体洗剤組成物に使用するのに典型的なのは、通常液体である非イオン性界面活性剤である。
本明細書に用いるのに好適な非イオン性界面活性剤としてはアルコールアルコキシラート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシラート類は、次の一般式に相当する物質である。R(C2mO)OH式中、RはC〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、及びnは約2〜12の範囲である。好ましくは、Rはアルキル基であり、一級又は二級であってよく、約9〜15個の炭素原子、より好ましくは約10〜14個の炭素原子を含有する。一実施形態では、アルコキシル化脂肪族アルコールはまた、1分子当り約2〜12個のエチレンオキシド部分、より好ましくは1分子当り約3〜10個のエチレンオキシド部分を含有するエトキシル化物質である。
本明細書の液体洗剤組成物に有用なアルコキシル化脂肪族アルコール物質は高い頻度で約3〜17の範囲の親水性−親油性バランス(HLB)を有している。この物質のHLBは、約6〜約15、或いは約8〜約15の範囲であってもよい。アルコキシル化脂肪族アルコール非イオン性界面活性剤は、ネオドール(NEODOL)及びドバノール(DOBANOL)の商標名でシェル・ケミカル社(Shell Chemical Company)から市販されている。
本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の別の好適な種類は、アミンオキシド界面活性剤である。アミンオキシドは、しばしば当該技術分野において「半極性」非イオン性物質と呼ばれる物質である。アミンオキシドは次式:
R(EO)(PO)(BO)N(O)(CHR’).qHOを有する。この式において、Rは、飽和又は不飽和の直鎖又は分枝鎖であることができ、8〜20個、好ましくは10〜16個の炭素原子を含有できる比較的長鎖のヒドロカルビル部分であり、より好ましくはC12〜C16一級アルキルである。R’は短鎖部分で、好ましくは水素、メチル及び−CHOHから選択される。x+y+zが0と異なる場合、EOはエチレンオキシ、POはプロピレンオキシ、及びBOはブチレンオキシである。アミンオキシド界面活性剤は、C12〜14アルキルジメチルアミンオキシドにより例示される。
他の非イオン性界面活性剤としては、a)例えばシェル(Shell)からのネオドール(NEODOL)(登録商標)非イオン性界面活性剤などのC12〜C18アルキルエトキシレート、b)C〜C12アルキルフェノールアルコキシラートで、アルコキシラート単位はエチレンオキシ及びプロピレンオキシ単位の混合物であるもの、c)BASF社からのプルロニック(Pluronic)(登録商標)などのC12〜C18アルコール及びC〜C12アルキルフェノールと、エチレンオキシド/プロピレンオキシドブロックポリマーとの縮合物、d)米国特許第6,150,322号に記載のC14〜C22中鎖分岐状アルコール、BA、e)米国特許第6,153,577号、同第6,020,303号、及び同第6,093,856号に記載のC14〜C22中鎖分岐状アルキルアルコキシラート、BAEで、式中、xが1〜30であるもの、f)米国特許第4,565,647号(レナード(Llenado)、1986年1月26日発行)に記載のアルキル多糖類、具体的には同第4,483,780号及び同第4,483,779号に記載のアルキルポリグリコシド、g)米国特許第5,332,528号、PCT国際公開特許WO92/06162、同WO93/19146、同WO93/19038、及び同WO94/09099に記載のポリヒドロキシ脂肪酸アミド、及び、h)米国特許第6,482,994号及びPCT国際公開特許WO01/42408に記載の、エーテル末端保護されたポリ(オキシアルキル化)アルコール界面活性剤と、が挙げられる。
アニオン性/非イオン性界面活性剤の組み合わせ
本明細書の洗濯洗剤組成物において、界面活性剤の構成成分は、MESと共にアニオン性及び非イオン性の界面活性剤との組み合わせを包含していてもよい。この場合、アニオン性と非イオン性との重量比は、典型的には10:90〜90:10、より典型的には30:70〜70:30の範囲である。
カチオン性界面活性剤
カチオン性界面活性剤は当該技術分野において周知であり、これらの例としては、26個までの炭素原子を有することができる第四級アンモニウム界面活性剤が挙げられる。追加の例としては、a)米国特許第6,136,769号で記載のアルコキシラート四級アンモニウム(AQA)界面活性剤、b)米国特許第6,004,922号に記載の記載のジメチルヒドロキシエチル四級アンモニウム、c)PCT国際公開特許WO98/35002、同WO98/35003、同WO98/35004、同WO98/35005、及び同WO98/35006に記載のポリアミンカチオン性界面活性剤、d)米国特許第4,228,042号、同第4,239,660号、同第4,260,529号、及び同第6,022,844号で記載のカチオン性エステル界面活性剤、並びにe)米国特許第6,221,825号及びPCT国際公開特許WO00/47708に記載のアミノ界面活性剤、具体的にはアミドプロピルジメチルアミン(APA)が挙げられる。
双極性界面活性剤
双極性界面活性剤の例としては、二級及び三級アミンの誘導体、複素環式二級及び三級アミンの誘導体、若しくは四級アンモニウム、四級ホスホニウム又は三級スルホニウム化合物の誘導体が挙げられる。双極性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(ラフリン(Laughlin)ら、1975年12月30日発行)の19欄38行〜22欄48行に記載のアルキルジメチルベタイン及びココジメチルアミドプロピルベタイン、C〜C18(好ましくはC12〜C18)アミンオキシド、並びに、例えば、アルキル基がC〜C18、好ましくはC10〜C14であることができるN−アルキル−N,N−ジメチルアミノ−1−プロパンスルホネートのようなスルホ及びヒドロキシベタインを包含するベタイン、を参照のこと。
両性界面活性剤
両性界面活性剤の例としては、脂肪族ラジカルが直鎖又は分枝鎖であることができる、二級又は三級アミンの脂肪族誘導体、若しくは複素環式二級及び三級アミンの脂肪族誘導体が挙げられる。脂肪族置換基のうち1つは、少なくとも約8個の炭素原子、典型的には約8〜約18個の炭素原子を含有し、及び少なくとも1つがアニオン性水溶性化基、例えば、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する。両性界面活性剤の例については、米国特許第3,929,678号(1975年12月30日発行、ラフリン(Laughlin)ら)の19欄18行〜35行を参照のこと。
パラメータ
本発明による液体洗剤を製造する方法は、得られる混合物を作製するために少なくとも1つの供給組成物をバルク組成物に添加することを含み、この方法は特定のパラメータ内で操作される。
本明細書で使用する時、「供給組成物」とは、プロセス中に添加される処方全体の中でより小さい部分を指す。
本明細書で使用する時、「バルク組成物」とは、1以上の供給組成物の導入前に通常形成される主要な組成物を指す。全ての供給組成物及び追加成分とバルク組成物とを組み合わせて、液体洗剤を製造する。
本明細書で使用する時、「メチルエステルスルホネート供給組成物」とは、バルク組成物に添加される、純粋なMES又はMESと他の成分との組み合わせのいずれかを指す。
本明細書で使用する時、「得られる混合物」とは、メチルエステルスルホネート組成物とメチルエステルスルホネート供給組成物との組み合わせを指す。1つの実施形態において、液体洗剤は得られる組成物以外はその他に何も含まない。
本発明の方法は以下の、
a)メチルエステルスルホネート供給組成物のpHが約5〜約9、約6〜約8、或いは約6.5〜約7.5であり、その温度が約20℃〜約100℃、約20℃〜約60℃、或いは約20℃〜約50℃であり、
b)バルク組成物のpHが、メチルエステルスルホネート供給組成物をバルク組成物に添加する直前に、約5〜約9、約6〜約8、或いは約6.5〜約7.5であり、その温度が約20℃〜約100℃、約20℃〜約60℃、或いは約20℃〜約50℃であり、
c)得られる混合物のpHが、約5〜約9、約6〜約8、或いは約6.5〜約7.5であり、その温度が約20℃〜約100℃、約20℃〜約60℃、或いは約20℃〜約50℃であり、というパラメータ内で操作される。
洗剤組成物を製造する方法
1つの実施形態において本明細書のMESを含む液体洗剤組成物の製造方法は以下の順次工程を含む。
第1の工程
本発明の方法の第1の工程は、第1の容器において液体洗剤の部分組成物を形成し、該部分組成物はpH約5〜約9、或いは約6〜約9を有する。本明細書で使用する時、「部分組成物」とは、組成物全体のうち少なくとも1つの成分を意味する。
第2の工程
第2に、部分組成物のpHが約6〜約9、好ましくは7〜9、或いは約7.5〜8.5、或いは約8〜約8.5の範囲であるように調整されることによって、調整された部分組成物を形成する。1つの実施形態において、調整された部分組成物の温度は、MESが第3の工程で添加される場合は約20℃〜約60℃である。別の実施形態において、調整された部分組成物の温度は、MESが第3の工程で添加される場合、約30℃〜約55℃、或いは約30℃〜約50℃である。
第3の工程
第3に、約0.5%〜約15%のMESが、調整された部分組成物に混合しながら添加され、MESを含む液体洗剤組成物を形成する。混合はいずれかの標準手段で生じ得る。
洗剤成分
本明細書の方法の1つの実施形態において、MESの添加工程後に液体洗剤組成物に添加されるいずれかの材料又は材料の組み合わせは、pH約7.5〜約9、或いは約8〜約9を有する。
本明細書の方法の1つの実施形態において、液体洗剤の部分組成物は洗剤成分を含み、それはMESが添加される前の第1容器に添加される。
本明細書の方法の1つの実施形態において、洗剤成分は、中和されたアニオン性界面活性剤、中和剤、溶媒、向水性物質、非イオン性界面活性剤、酸性化剤、キレート剤、酵素安定剤、粘度調整剤、又はこれらの混合物から選択される。
本明細書の方法の1つの実施形態において、酵素、光沢剤、微量成分、香料、着色剤、ポリマー、染料、及びこれらの組み合わせから選択される微量の任意成分は、液体洗剤組成物に添加される。
製法による生成物
本発明は更に、上記方法のいずれかによって製造されるMESを含む液体洗剤組成物に関する。
他の任意洗剤成分
本明細書の洗濯洗剤組成物は、1以上の任意洗剤成分を含有することができる。
本明細書で有用な任意の洗剤成分としては、洗濯洗剤に使用するために当該技術分野において既知のもの、例えば色相染料、乳白剤、粘度調整剤、洗浄ビルダー、酵素、酵素安定剤(例えばプロピレングリコール、ホウ酸及び/又はホウ砂)、泡抑制剤、汚れ懸濁剤、汚れ放出剤、他の布地ケア有益剤、ポリマー、柔軟剤、pH調節剤、キレート剤、スメクタイト粘土、溶媒、向水性物質及び相安定剤、構造剤、転染防止剤、蛍光増白剤、香料及び着色剤が挙げられる。種々の任意の洗剤組成物成分は、本明細書の組成物中に存在する場合、それらが組成物又は洗濯操作に望ましい形で寄与するために、慣習的に使用されている濃度で利用されるべきである。しばしば、そのような任意の洗剤組成物成分の総量は組成物の約0.1重量%〜約50重量%、より好ましくは約1重量%〜約30重量%である。
本発明の1つの実施形態において、補助成分は、ビルダー、光沢剤、転染防止剤、キレート剤、ポリアクリレートポリマー、分散剤、着色染料、色相染料、香料、加工助剤、漂白添加剤、漂白活性化剤、漂白前駆体、漂白触媒、溶媒、共溶媒、向水性物質、液体キャリア、相安定剤、汚れ放出ポリマー、酵素安定剤(本明細書に記載される可逆性ペプチド蛋白質分解酵素抑制剤、及び/又は可逆性芳香族蛋白質分解酵素抑制剤以外)、泡抑制剤、乳白剤、泡促進剤、腐食防止剤、ラジカルスカベンジャー、塩素スカベンジャー、構造剤、布地柔軟化添加剤、他の布地ケア有益剤、pH調整剤、蛍光増白剤、スメクタイト粘土、構造剤、防腐剤、増粘剤、着色剤、布地柔軟化添加剤、レオロジー調整剤、充填材、殺菌剤、及びこれらの混合物から選択されてもよい。(米国特許第3,936,537号(バスカビレ・ジュニア(Baskerville,Jr.)ら、1976年2月3日発行)、同第4,285,841号(バラット(Barrat)ら、1981年8月25日発行)、同第4,844,824号(メルメルステイン(Mermelstein)ら、1989年7月4日発行)、同第4,663,071号(ブッシュ(Bush)ら)、同第4,909,953号(サドロウスキ(Sadlowski)ら、1990年3月20日発行)、同第3,933,672号(バルトレッタ(Bartoletta)ら、1976年1月20日発行)、及び同第4,136,045号(ゴー(Gault)ら、1979年1月23日発行)、及び同第4,762,645号(タッカー(Tucker)ら、1988年8月9日発行、6欄3行〜第7欄24行)を参照のこと。)
上記の任意洗剤成分のリストは、包括的なものではなく、列挙されていないが当該技術分野において周知であり得る他の任意洗剤成分も組成物に包含されていてもよい。
審美性
本明細書に示される洗剤組成物、並びにそのためのいずれかの市販又は市販されていない容器は、いずれか望ましい外観又は審美性を有していてもよい。組成物及び/又は容器は、不透明、透明又は半透明であってもよく、真珠光沢状液体のように、いずれかの色又は外観を有していてもよい。1つの実施形態において、濃縮された洗剤組成物は、空気又は気泡、懸濁液滴、単又は複エマルション液滴、懸濁粒子など、及びこれらの組み合わせを含有してもよい。更に、組成物及び/又は容器はいずれかの色又は色の組み合わせであってもよい。更に、組成物及び/又は容器は、各種屈折率の組み合わせ、真珠光沢、乳光沢、反射、ホログラフ効果、金属色、光沢仕上げ、マット仕上げなどの組み合わせ、及びこれらの組み合わせのようないずれかの追加の視覚的処理を有していてもよい。
1つの実施形態において、本発明の洗濯洗剤組成物は半透明又は透明であり、半透明又は透明である容器に包装されるか、或いはこうした組成物は更に、色相染料及びMES界面活性剤と組み合わせてUV吸収剤又は蛍光増白剤を含有する。
(実施例I)
MESを含む頑固な汚れ用液体洗濯洗剤の製造方法
組成物1Aを次のチャートに示す。この組成物は、表Aに示される添加順序、pH及び加熱条件に従って調製される。C16MES以外の全ての成分を、溶融成分、及び/又は水及び適切な溶媒を含有するそれぞれの液体プレミックスのいずれかとして液体状態で添加する。MESは、水及び溶媒の存在下で液体として、及び/又はフレークとして添加される。
得られる組成物は良好な安定性を有し、0.5%のpH単位未満のpH変動を有する。
Figure 2009537650
Figure 2009537650
本発明の「発明を実施するための最良の形態」で引用したすべての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に対する先行技術であることを容認するものと解釈されるべきではない。この文書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれる文献における用語のいずれかの意味又は定義と対立する範囲については、本文書におけるその用語に与えられた意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の実施形態を説明及び記述してきたが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を行えることが当業者には明白であろう。従って、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (10)

  1. メチルエステルスルホネートを含む液体洗剤組成物の製造方法であって、
    前記方法が、バルク組成物と混合されて得られる混合物を作製する少なくとも1つの供給組成物を含み、前記方法が以下の、
    a)メチルエステルスルホネート供給組成物のpHが5〜9、好ましくは6〜8、より好ましくは6.5〜7.5であり、その温度が20℃〜100℃、好ましくは20℃〜60℃であり、
    b)メチルエステルスルホネート供給組成物がバルク組成物に混合しながら添加され、
    c)前記メチルエステルスルホネート供給組成物が前記バルク組成物に添加される直前に、前記バルク組成物のpHが5〜9であり、その温度が20℃〜100℃、好ましくは20℃〜50℃であり、
    d)前記得られる混合物のpHが5〜9であり、前記得られる混合物の温度が20℃〜100℃に維持される、
    というパラメータ内で操作されることを特徴とする方法。
  2. 前記メチルエステルスルホネートが16の平均炭素鎖長を有する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記液体洗剤組成物が、前記組成物の0.5重量%〜15重量%、好ましくは1重量%〜5重量%の前記メチルエステルスルホネートを含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記メチルエステルスルホネート供給組成物を添加した後に前記得られる混合物に添加される、いずれかの材料又は材料の組み合わせが、pH7.5〜9を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記バルク組成物が、前記メチルエステルスルホネート供給物を添加する前に添加される洗剤成分を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記洗剤成分が、中和されたアニオン性界面活性剤、中和剤、溶媒、向水性物質、非イオン性界面活性剤、酸性化剤、キレート剤、酵素安定剤、粘度調整剤、及びこれらの混合物から選択される、請求項5に記載の方法。
  7. 前記メチルエステルスルホネート供給組成物が、前記液体洗剤組成物を製造する最後の工程として前記バルク組成物に添加される、請求項1に記載の方法。
  8. 前記液体洗剤が、酵素、光沢剤、微量成分、香料、着色剤、ポリマー、染料、及びこれらの組み合わせから選択される任意成分を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 液体洗濯洗剤組成物の製造方法であって、
    前記組成物が、平均炭素鎖長16を有するメチルエステルスルホネートの組み合わせを前記組成物の1重量%〜5重量%含み、前記方法が、以下の順次工程、
    a)第1の容器において液体洗濯洗剤の部分組成物を形成する工程であって、
    前記部分組成物がpH5〜9、及び20℃〜100℃の温度を有し、並びに洗剤成分を含み、前記洗剤成分が、以下の
    i)第1の副次的工程において前記第1の容器に添加される中和されたアニオン性界面活性剤と、
    ii)第2の副次的工程において前記第1の容器に添加される中和剤、溶媒、向水性物質、及び/又は非イオン性界面活性剤と、
    iii)第3の副次的工程において前記第1の容器に添加される酸性化剤と、
    iv)第4の副次的工程において前記第1の容器に添加されるキレート剤、酵素安定剤、及び/又は粘度調整剤と、
    を含む工程と、
    b)前記第1の容器において前記液体洗濯洗剤の部分組成物を20℃〜60℃の温度に加熱する工程と、
    c)前記部分組成物に、混合しながら0.5%〜12%のメチルエステルスルホネートを添加して、メチルエステルスルホネートを含む前記液体洗濯洗剤組成物を形成する工程と、
    d)個々に又は群でpH5〜9を有し、並びに、酵素、光沢剤、微量成分、香料、着色剤、ポリマー、染料、及びこれらの組み合わせから選択される微量の任意成分を前記部分組成物に添加する工程と、
    を含む方法。
  10. メチルエステルスルホネートを含む液体洗濯洗剤組成物において複塩の形成を防止又は低減する方法であって、
    前記方法が、前記製造方法のpHを5〜9に維持すること、及び前記製造方法の温度を20℃〜100℃、好ましくは20℃〜60℃に維持することを含む方法。
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