JP2008531360A - 燃料パイプ組立体の取付け装置と組立方法 - Google Patents

燃料パイプ組立体の取付け装置と組立方法 Download PDF

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Abstract

コネクタ22が燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26との間に設けられる。コネクタ22は燃料パイプ組立体24に対して略固定位置に配置され、燃料ハウジング26に係合する部分38を有しており、それにより燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26との間の物理的な接続を提供し、燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26とをスナップ接続可能とし、かつ意図しない分離を防止する。

Description

本発明は自動車の燃料装置に関し、詳細には燃料パイプ組立体とこれらの組立体を互いに組み付ける手段に関する。
自動車の燃料装置は、燃料タンクと、この燃料タンクに燃料を供給するためのフィラーチューブを備えている。また、フィラーチューブの端部を閉鎖するために取り外し可能なキャップを使用することが知られている。ほとんどの国内仕様の自動車の燃料装置では、ねじ式の燃料キャップが一次シールとなっている。また、燃料装置を閉鎖する可動ダンパとラバーシールとを主遮断弁または二次または補助遮断構造として用いることも知られている。また、ねじ式のキャップを必要とせず、供給ノズルを挿入する動作が供給管の端部を閉鎖しているストッパを移動させて供給管の端部を開放するキャップレス給油装置も知られている。
燃料パイプと、もし設けられている場合には一次及び二次遮断弁と、キャップレス給油装置及び/又はねじ式のキャップ(これら全体を「燃料パイプ組立体」と称する)は、その一端を燃料タンクに、他端を自動車の車体の一部に接続される。この車体の一部には、燃料をタンクに供給するための給油装置にアクセスする場所に、アクセスドアを有するハウジングを備えていても良い。燃料パイプは車体やハウジングに種々の手段や方法で取付けられることが知られている。しかし、車体構造に燃料パイプ組立体を接続するための現在知られている方法は面倒で、かつ時間がかかるものである。従来の方法では、異なるタイプの燃料パイプ組立体に対しては異なる接続方法が用いられており、それぞれの組立体に専用の部品を使用するために取付けと保守とが更に複雑になっている。また、燃料パイプ組立体とハウジングとの間にねじ込み式の接続部を設けて燃料パイプ組立体をハウジングに強固に取付ける方法も知られており、この方法にはラバーまたは発泡樹脂部材使用される場合もある。
ハウジングに燃料パイプ組立体を接続する手段が多様であるため、組立工場に保管すべき異なった部品の数が増大し、取付け工程を複雑にしている。異なるタイプの車両間で部品が標準化されていないことは、保守や修理のために保管し取り扱わなければならない部品の数を増加させる。また、これらの組立体の中には、最初の組み付けと保守のための取り外し殿両方に工具を必要とするものもある。更に、固定接続の中には、最初の組立が困難であるばかりか、後に修理が必要になったときに取り外すことが更に困難なものもある。
従って、既存の車両構造に適合し、キャップ式、キャップレス式にかかわらず異なるタイプの燃料装置に使用可能な、燃料ハウジングに燃料パイプ組立体を接続する接続構造と接続方法を提供することが好ましい。また、強固かつ確実な接続を実現しながら、工具を使用することなく最小限の力で簡単に取付け可能な接続構造を提供することが好ましい。当然ながら、これらの装置と部品とは腐食環境下、及び車両の燃料に晒された状態で良好に作動する必要がある。更に、これらの装置は簡単に保守可能であるとともに、組立時の調整不良や組立誤差を許容可能なものであることが好ましい。
本発明は、燃料パイプ組立体と燃料装置ハウジングとの間の、取付けが簡単でしかも確実な接続部を提供するものである。
本発明の1つの態様では、接合部が形成されたカラーを有するハウジングと、チャネルが形成された端部を有する燃料パイプ組立体とを備えた車両給油装置が提供される。上記端部は、カラーに受承される。燃料パイプ組立体のチャネル内に配置されたコネクタがカラー内の接合部に係合する。
本発明の他の態様では、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとを備えた、車両給油装置のコネクタ装置が提供される。このコネクタ装置は、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングのうち一方により略一定位置に保持されたコネクタを有している。コネクタの一部分は、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングのうちコネクタに係合する接合部を形成する他方に向って延びている。
更に本発明の別の態様では、車両の燃料パイプ組立体を燃料ハウジングに接続する方法が提供される。この方法は、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方に対して定位置に固定された少なくとも1つのコネクタを設けるステップと、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとを互いに整列させるステップと、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方の一部を燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち他方に挿入し、この挿入時にコネクタの少なくとも一部を変形させるステップと、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち定位置に固定されていいない方にコネクタをスナップ接合するステップと、を含んでいる。
本発明の利点は、燃料パイプ組立体を自動車の燃料装置ハウジングに接続する構造であって、工具を使用することなく接合、またはスナップ接合することが可能な接続構造を提供することにある。
本発明の他の利点は、ねじ込みキャップタイプとキャップレスタイプとを含み、全てのタイプの燃料パイプ組立体を燃料ハウジングに取付ける取付構造を提供することにある。
本発明の更に別の利点は、取付けが簡単でありながら大きな保持力を有する燃料パイプ組立体の取付装置を提供することにある。
本発明の他の特徴や利点は、以下の詳細な説明、特許請求の範囲及び図面を参照することにより本技術分野に知識を有する者には明らかとなろう。なお、各図面において同様な参照符号は同様な特徴を示している。
本発明の実施形態を詳細に説明する前に、本発明は以下の説明に記載され、或いは図面に記載された構成や配列、要素などの詳細への適用に限定されるものではないことを理解すべきである。本発明は、他の実施形態をとることもできるし、他の様々な態様で実施可能である。また、本明細書で使用する語句や用語は説明のためのものであり、本発明を限定するものと解釈してはならない。本明細書で使用する「有する」、「備える」またはそれに類する用語は、その後に列挙される事項及びその等価物のみならず、列挙される事項以外のもの及びその等価物をも含むことを意図していると理解すべきである。
添付図面、特に図1には車両の給油装置20が示されている。給油装置20は、燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26との間に配置され、これらを接続する本発明のコネクタ22(図2)を備えている。本発明は、様々なタイプの給油装置に使用可能であり、ねじ式キャップ(スクリューオンキャップ)を備えた給油装置やキャップレス給油装置などにも使用することができる。添付図面に示す特定の形式の燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26とは、本発明の説明の目的で図示されているものであり、本発明がこれらに限定されるものと解釈すべきではない。
コネクタ22は環状の構造であり、互いに近接して対向する端部30、32を有する略連続したバンド28と外側に傾斜したスカート34とを備えている。バンド28は内側に傾斜した一つ又はそれ以上のタブ36を有しており、図2には2つのタブ36が図示されている。スカート34にはバンド28に連続するがそれ以外は互いに離間した複数の歯38が設けられている。図には歯38の幾つかのみに参照符号を付してある。歯38はバンド28から外側に傾斜しており、それによりバンド28より大径の周縁部を形成している。コネクタ22はプラスチックや金属又は他の適宜な材料を用いて製作することができ、平坦なシート状の材料から細長形状にプレス加工により形成し、その後図示した環状の形状にロール加工することができる。歯38の外側への傾斜角度は全部の歯38で同一となるようにしても良いし、完成品における製作誤差を吸収するために周縁部が波打った形状になるように歯38をプレス加工しても良い。歯38の波打ち形状は図4に示されており、3つの歯38がチャネル50の底部に対してそれぞれ異なる高さにされていることが判る。
燃料パイプ組立体24は上部カップ40と一次遮断弁42及び、燃料タンク(図示せず)に導かれかつ流体的に接続された燃料パイプ44とを有している。本発明は、種々の一次遮断弁組立体42を有する種々のタイプの燃料パイプ組立体24に有利に使用することができる。燃料パイプ組立体24は更に、上部カップ40の外面上に互いに離間して配置された周縁フランジ46と外側リップ48とを備えている。このため、フランジ46と外側リップ48との間には溝またはチャネル50が形成されている。間にチャネル50を形成するフランジ46と外側リップ48とは、上部カップ40の一部として一体に形成されていても良いし、上部カップ40に接続されるアダプタ52(図4)の一部として提供されても良い。種々のタイプのアダプタ52を異なるタイプの上部カップ40に接続するために提供することも可能である。アダプタ52により接続を行うことにより、本発明はねじ式キャップを有する装置やキャップレス式の装置など、種々の異なるタイプの遮断弁組立体に使用することが可能となっている。
コネクタ22はリップ48とフランジ46との間のチャネル50内に受承される。チャネル50には、リップ48に近接して溝54(図4)が設けられている。バンド28のタブ36は内側に突出しており、図4に示すように溝54内に受承される。好ましい実施形態では、溝54はチャネル50周囲に連続して設けられており、コネクタ22を取付ける際に燃料パイプ組立体24に対してコネクタ22を回転して位置合わせをする必要がないようにされている。すなわち、タブ36はコネクタ22のどの回転位置においても溝54に受承されるようになっている。
燃料ハウジング26はアクセスエンクロージャ60とエンクロージャ60から延びるカラー62を有している。カラー62はリップ48上に嵌挿するのに十分な大きさを有している。カラー62には、カラー62内側に延設された環状リブ64のような接合部が形成されている。図4の断面図に示すように、リブ64は大体において三角形の断面形状であり、組立完了時には歯38とフランジ46との間に受承されるようになっている。
本実施形態では、コネクタ22を燃料パイプ組立体24状にスライドさせることにより組立が行われる。詳細には、スカート34をリップ48上をスライドさせ必要に応じてバンド28の端部30、32を広げることによりコネクタ22の環状構造を広げてバンド28をリップ48上を通過させる。リップ48通過後、バンド28は小径に弾性的に復帰し、タブ36が溝54に受承されてバンド28がチャネル50内に定着する。その後燃料ハウジング26は、リブ64がリップ48とチャネル50とを越えるようにカラー62を上部カップ40に対して軸線方向に移動させることにより接続される。歯38は、リブ64が通過してフランジ46に当接する際に内側に撓められる。図4の好ましい実施形態に示すように、リブ64は略三角形の断面を有し、フランジ46は傾斜した上面66を有しており、リブ64とフランジ46とが互いに面接触するようにされている。リブ64とフランジ46との対向する面が当接することにより燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26との相対的な移動が制限される。歯38は、リブ64の頂点が通過後弾性により外側方向に復元し、フランジ46と反対側からリブ64に係合する。
これにより、コネクタ22は燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26との間に堅固に保持されるとともに、燃料パイプ組立体24を燃料ハウジング26に接続する。コネクタ22と燃料パイプ組立体24、及びコネクタ22と燃料ハウジング26との間のスナップ接合は最小限の力で、かつ工具を使用することなく行うことができる。しかし、燃料パイプ組立体24と燃料ハウジング26とは、要素間の交互嵌合構造と、タブ36が傾斜して溝54内に受承され、外側に傾斜した歯38がリブ64に当接する構造とのために、簡単に分離することはない。
図5、6、7は本発明の別の実施形態を示しており、この実施形態では、車両の給油装置68(図7)は燃料パイプ組立体72と燃料ハウジング74との間にコネクタ70を備えている。コネクタ70は、一種のスナップリングであり金属またはプラスチックから製作することができる。燃料パイプ組立体72上にはコネクタ70が受承されるチャネル76が形成されている。燃料パイプ組立体72上には更に、チャネル76から離間して周縁フランジ78が形成されている。燃料ハウジング74はハウジング74の壁84から離れた位置に接合部82を有するカラー80を備えている。接合部82は、カラー80の拡大部86上に形成された略平坦面である。拡大部86は、大径部分と小径部分との間に傾斜面88を備えている。コネクタ70はチャネル76の深さより大きな径方向の幅を有している。従って、図7に示すように、組立完了時にはコネクタ70の一部はチャネル76から半径方向外側に突出し接合部82に係合する。フランジ78の端部は拡大部86の傾斜面88に当接する。
図5、6、7の実施形態の組立においては、コネクタ70は広げられ燃料パイプ組立体72の環状チャネル76にスナップ留めされ、コネクタ70を定位置に取付けた燃料パイプ組立体72は燃料ハウジング74内に挿入される。拡大部86がコネクタ70上を通過する際、カラー80は外側に撓み、コネクタ70はチャネル76内に押しつけられる。これらの部材は、それぞれ弾性的に図7に示す自然状態位置に復帰するが、この位置ではコネクタ70と拡大部86とが互いに係止するようになる。燃料パイプ組立体72のフランジ78は、拡大部86に当接することにより、燃料パイプ組立体72が燃料ハウジング74内に押し込まれる距離を制限する物理的なストッパとして機能する。最初に説明した給油装置20の実施形態と同様に、車両給油装置68は最小限の力で、かつ工具を使用することなくスナップ接合することができる。しかし、一端組み付けが完了した後は、車両給油装置68は簡単には外れることがない。
異なるタイプの燃料パイプ組立体72の組み付けを容易にするために、燃料パイプ組立体72の上部カップ92に装着するアダプタ90にチャネル76とフランジ78とを形成することも可能である。燃料供給装置を分解する必要が生じたときに分解を容易にするために、コネクタ70には、コネクタ70を広げて外す工具を受承するノッチまたはくぼみ94、96が設けられている。
更に、別のタイプのコネクタを使用することもできる。例えば、コネクタ100(図8)は内側に延びる弾性フィンガー104を有する環状のバンド102を備えている。フィンガー104は燃料パイプ組立体112の外側リップ108とフランジ110との間のチャネル106内に受承される。コネクタ100はプレスばめにより、またはカラーと一体に成型することにより、例えば接合部82と燃料ハウジング74の壁84との間のスペース等のように、コネクタ100を設けることができるスペース、を有する燃料ハウジングのカラーに配置される。コネクタ100をこのように燃料ハウジングに配置した状態で燃料パイプ組立体112が燃料ハウジングに挿入される。フィンガー104はリップ108を通過するときに必要に応じて変形する。そして、フィンガー104は弾性的に外側位置に復帰し燃料パイプ組立体112に対してコネクタ100を固定する。前述の各実施形態と同様、本実施形態においても組立はスナップ留め式であり、最小限の力で、かつ工具を使用することなく行うことができる。しかし、一旦組立が完了した後は、分解に対する抵抗は大きく、確実な組立を提供する。
図10から12は、更に別の実施形態を示しており、この実施形態では給油装置118は燃料パイプ組立体122と燃料ハウジング124との間にコネクタ120を備えている。コネクタ120は、一種の環状波形ばねとされ、半径方向にくぼんだ凹部126と半径方向に突出した凸部128とを有している。燃料パイプ組立体122上には、燃料パイプ組立体122の外側端近傍にチャネル130と、このチャネル130の内側に円周フランジ132が形成されている。コネクタ120の半径方向凹部126はチャネル130に受承され、半径方向凸部128はチャネル130から外側に突出する。ハウジング124は、傾斜面138と当接面140とを有するカラー内側に環状に設けられたリブ136からなる接合部を備えている。
図10から12に示した実施形態の組立時、コネクタ120は必要に応じて広げられるとともに燃料パイプ組立体122の端部上をスライドして環状チャネル130内にスナップ留めされる。そして、コネクタ120を定位置に装着した燃料パイプ組立体122は燃料ハウジング124に挿入される。傾斜面138はコネクタ120の半径方向凸部128に当接しその上を通過し、当接面140が半径方向凸部128を通過するまで半径方向凸部128をチャネル130内に押し込み、或いは必要に応じてカラー134を変形させる。半径方向凸部128はその後外側位置に弾性的に復帰し、燃料ハウジング124から燃料パイプ組立体122が外れることに対する抵抗となる。すなわち、半径方向凹部126はチャネル130内に受承され、半径方向凸部128は当接面140に当接し、それにより燃料パイプ組立体122を燃料ハウジング124に固定する。フランジ132は傾斜面138に当接し燃料パイプ組立体122の燃料ハウジング124に対する軸線方向の移動を制限する。傾斜面138に面接触するように、フランジ132には傾斜した端部142を設けるようにしても良い。前述の各実施形態と同様に、スナップ留めによる組立は最小限の力しか必要とせず、しかも工具を使用することなく行うことができる。しかし、一旦組立が完了すると、分離に対する抵抗が大きく、確実な組立が提供される。
燃料パイプ組立体を燃料ハウジングにスナップ留め取付けにより固定するために更に別のコネクタ構造を使用することもできる。図13は、脚部152の形式のコネクタを有する燃料ハウジング150を示している。脚部152の端部はフック154を形成している。図14は燃料ハウジング150に接続する燃料パイプ組立体156を示している。燃料パイプ組立体156は、孔160が形成されたバリアプレート158を備えており、この孔160内に脚部152の端部が挿入されフック154がバリアプレート158の図14に示した方の反対側の面に来るようにされる。それにより、バリアプレート158は、フック154に当接し組立完了後には燃料ハウジング150と燃料パイプ組立体156との分離を防止する接合部、として機能する。脚部152のフック154部分の端面は傾斜面とされており、受承孔160内へのフック154の挿入を容易にしている。すなわち、この傾斜面は、バリアプレート158の受承孔160近傍の領域に当接し、脚部152を撓ませて受承孔160に挿入可能とする。脚部152は、フック154が受承孔160を通過した後、元の位置に弾性的に復帰する。これにより、スナップ留めによる組立が工具を必要とすることなく行われ、保持力が大きいため分離が防止される。
本発明によれば、どんな形状の燃料パイプ組立体をも任意のデザインの車両のハウジングに接続することを可能とする、種々のタイプのスナップ留め構造が提供される。組立は短時間で簡単に行うことができ、工具を必要とすることもない。しかし、一旦接続されると接続は強固なものとなり、意図しない分離が制限される。
上述した事項の変形及び改良は本発明の範囲内に含まれる。本明細書に開示及び定義した発明の範囲は、本明細書及び/又は図面に記載した、或いはこれらから明らかな個々の特徴の一つまたはそれ以上の全ての別の組み合わせをも包含していることを理解すべきである。これらの異なる組み合わせの全ては、本発明の種々の別の態様である。本明細書に記載した実施形態は、本発明を実施するに当たっての知る限りで最良の形態を説明するとともに、本技術分野に知識を有するものに本発明を利用することを可能ならしめるためのものである。特許請求の範囲は、従来技術に抵触しない範囲で別の実施形態をも含むと解釈すべきである。
本発明の種々の特徴は特許請求の範囲に説明されている通りである。
燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとの間に本発明によるコネクタ装置を備えた自動車の給油装置の斜視図である。 本発明のコネクタを示す、図1の給油システムの分解図である。 燃料ハウジングに接続するために、コネクタが燃料パイプ組立体上に装着された状態の図2の給油装置とコネクタとの分解図である。 図1から図3に示した自動車の給油装置の拡大断面図である。 本発明によるコネクタの別の実施形態を示す平面図である。 自動車の給油装置の、図5に示したコネクタと燃料パイプ組立体とを含む部分の分解図である。 図6に一部を示した車両給油装置の拡大断面図である。 燃料パイプ組立体とコネクタの更に別の実施形態とを含む本発明の第3の実施形態の分解図である。 図8の実施形態を備えた車両給油装置の拡大部分断面図である。 燃料パイプ組立体、コネクタ及び燃料ハウジングを含む車両給油装置を示す、本発明の第4の実施形態の分解図である。 図10の実施形態による組立状態の車両給油装置の拡大断面図である。 図11に示した組立状態の実施形態の端面図である。 本発明の第5の実施形態による燃料ハウジングの斜視図である。 図13に示した燃料ハウジングとともに使用するのに適した燃料パイプ組立体の端面を示す平面図である。
符号の説明
20 給油装置
22 コネクタ
24 燃料パイプ組立体
26 燃料ハウジング

Claims (23)

  1. 接合部が形成されたカラーを有するハウジングと、
    端部にチャネルが形成され、該端部が前記カラーに受承される燃料パイプ組立体と、
    前記燃料パイプ組立体の前記チャネル内に配置され、前記カラーの前記接合部に係合するコネクタと、
    を備えた車両給油装置。
  2. 前記コネクタはほぼ環状であり、前記チャネル内に配置されるバンドと前記接合部に係合する外側に傾斜したスカートとを備えた請求項1に記載の車両給油装置。
  3. 前記チャネルにはその底面に溝が形成され、前記バンドは内側に前記溝内に配置される傾斜したタブを有する、請求項2に記載の車両給油装置。
  4. 前記スカートは歯を備えた、請求項2に記載の車両給油装置。
  5. 前記燃料パイプ組立体には周縁フランジが形成され、前記接合部は前記フランジと前記スカートとの間に拘束されるリブである、請求項4に記載の車両給油装置。
  6. 前記リブは、前記バンドの上をスライドして通過するとともに前記歯を通過する際に前記歯を内側に撓めさせる、形状と大きさとにされた、請求項5に記載の車両給油装置。
  7. 前記コネクタは少なくともその一部に組立時に内側に撓む部分を有する、請求項1に記載の車両給油装置。
  8. 前記コネクターは、略環状である請求項7に記載の車両給油装置。
  9. 前記コネクタは、略環状の波形ばねであり、前記チャネル内に配置される半径方向凹部と前記接合部に当接する半径方向凸部とを備えた、請求項7に記載の車両給油装置。
  10. 前記コネクタは、内側に突出した複数のフィンガー部を有するバンドである、請求項7に記載の車両給油装置。
  11. 前記コネクタはスナップリングである、請求項7に記載の車両給油装置。
  12. 前記燃料パイプ組立体には、前記燃料ハウジングの一部に係合し前記燃料パイプ組立体の前記燃料ハウジングへの軸線方向への挿入を制限するフランジが形成されている、請求項1に記載の車両給油装置。
  13. 前記コネクタは前記燃料パイプ組立体及び前記燃料ハウジングに接続及び取り外しが可能な別体の部材である、請求項1に記載の車両給油装置。
  14. 燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとを有する車両給油装置のコネクタ装置であって、
    前記燃料パイプ組立体と前記燃料ハウジングとのうち一方の定位置に保持されたコネクタであって、該コネクタの一部が前記燃料パイプ組立体と前記燃料ハウジングとのうち他方に向って延びているコネクタを備え、
    前記燃料パイプ組立体と前記燃料ハウジングとのうち前記他方には接合部が形成され、前記コネクタの前記一部は前記接合部に係合するように形状及び位置が設定されている、車両給油装置のコネクタ装置。
  15. 前記燃料パイプ組立体にはチャネルが形成され、前記コネクタは前記チャネル内に配置されるバンドを備え、前記コネクタの前記一部は前記バンドから外側に突出しており、前記接合部は前記燃料ハウジングに形成されたほぼ環状のリブを備えた、請求項14に記載のコネクタ装置。
  16. 前記コネクタは略環状の波状スプリングを備え、該波状スプリングは半径方向凹部と半径方向凸部とを備え、前記燃料パイプ組立体にはチャネルが形成され、前記波状スプリングの前記半径方向凹部は前記チャネルに配置され、前記波状スプリングの前記半径方向凸部は前記チャネルから外側に向けて突出して前記接合部に係合し、該接合部は前記燃料ハウジングに形成された略環状のリブである、請求項14に記載のコネクタ装置。
  17. 前記コネクタはスナップリングである、請求項14に記載のコネクタ装置。
  18. 前記コネクタは、半径方向内側に向けて突出した複数のフィンガー部を有する環状構造である、請求項14に記載のコネクタ装置。
  19. 前記燃料ハウジングには端部にフックを有する脚部が形成され、前記燃料パイプ組立体は、受承孔が形成されたバリアプレートを有し、前記脚部が前記バリアプレートの受承孔を貫通して前記フックがバリアプレートの燃料ハウジングとは反対側の面に係合する、請求項14に記載のコネクタ装置。
  20. 車両燃料パイプ組立体を燃料ハウジングに接続する方法であって、
    燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方に対して固定された少なくとも一つのコネクタを配置するステップと、
    燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとを互いに整列させるステップと、
    燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方の一部分を燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち他方に挿入するステップと、
    前記挿入時にコネクタの少なくとも一部を撓ませるステップと、
    前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち、前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方に対して固定された少なくとも一つのコネクタを配置するステップにおいてコネクタが固定されていない方にコネクタをスナップ留めするステップと、
    を備えた、車両燃料パイプ組立体を燃料ハウジングに接続する方法。
  21. コネクタを広げ、広げた状態のコネクタを、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方に形成したチャネル内に配置して、燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち前記一方に対してコネクタを固定するステップを備えた、請求項20に記載の方法。
  22. 前記コネクタを、前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方と一体に形成した複数の脚部として設け、該脚部を前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち他方に設けた受承孔内に挿入するステップを備えた、請求項20に記載の方法。
  23. 前記コネクタを前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち一方の上をスライドさせるステップと、該スライドさせるステップの後に前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとを互いに動かして、それにより前記燃料パイプ組立体と燃料ハウジングとのうち他方を前記コネクタに係合されるステップを備えた、請求項20に記載の方法。
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