JP2008531065A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 以下:
   - 哺乳動物個体(患者)から得られた生物学的試料内およびコントロール試料内のTKTL1タンパク質の活性および／または濃度および／または細胞局在化および／または凝集状態および／または二量体化状態を測定すること
   - 前記個体(患者)の前記試料から得られた測定データを、コントロール試料から得られたデータと比較すること、
   - ならびに (i)コントロール試料と比較した個体の前記試料中のTKTL1タンパク質の活性および／または濃度の増強または低減されたレベルを、それぞれ、
   哺乳動物好気的グルコース発酵代謝経路の増強もしくは低減された使用の程度の表示、および(ii)コントロール試料と比較した個体の前記試料中のTKTL1タンパク質の異常な細胞局在化および／または異常な凝集状態および／または異常な二量体化状態を、異常な哺乳動物好気的グルコース発酵代謝経路の表示とみなすこと
   を行うことを特徴とする、哺乳動物個体(患者)における哺乳動物好気的グルコース発酵代謝経路(mam-aGF)の使用の程度および正確なプロセスフローの定性的および定量的検出のための指示体および標的分子としての酵素TKTL1の使用。
2. 増強もしくは低減された、および／または異常な哺乳動物好気的グルコース発酵代謝経路と関連する疾患を検出およびモニタリングする、請求項１記載の使用。
3. インビボまたはインビトロ分子画像化法の過程で行われることを特徴とする、請求項１または２記載の使用。
4. 生物学的試料が、組織試料、生検材料、体液、分泌物、スメア、血清、尿、精液、糞便、胆汁、細胞含有液、溶解細胞、細胞残屑、ペプチドまたは核酸である、請求項１〜３いずれか記載の使用。
5. 測定が、タンパク質レベルで、すなわち、標的としてTKTL1タンパク質またはTKTL1タンパク質断片を用いて行なわれる、請求項４記載の使用。
6. タンパク質レベルの測定が、TKTL1タンパク質に特異的に結合する分子を用いることにより行なわれる、請求項５記載の使用。
7. 前記分子が、TKTL1に指向される抗体もしくはかかる抗TKTL1抗体の断片または抗原結合エピトープを含むペプチド模倣物、あるいはミニ抗体である、請求項６記載の使用。
8. 測定が、核酸レベルで、すなわち、標的としてTKTL1遺伝子もしくはTKTL1 mRNAまたはその断片を用いて行なわれる、請求項４記載の使用。
9. TKTL1遺伝子またはTKTL1 mRNAにハイブリダイズできる少なくとも１つの核酸プローブが測定に使用される、請求項８記載の使用。
10. TKTL1核酸またはその断片を含むキメラ核酸が測定に使用される、請求項８または９記載の使用。
11. 哺乳動物好気的グルコース発酵代謝経路の抑制または活性化のための医薬組成物の製造のための、酵素TKTL1の活性または濃度のインヒビターまたはアクチベーターの使用。
12. インヒビターが、オキシチアミン、ベンフォオキシチアミン (=オキシベンフォチアミン)、ヒドロキシピルビン酸、ピルビン酸、p-ヒドロキシフェニルピルビン酸、ピリチアミン、アンプロリウム、2-メチルチアミン、2-メトキシ-p-ベンゾキノン (2-MBQ)および2,6-ジメトキシ-p-ベンゾキノン (2,6-DMBQ)、ゲニステイン、ならびに、例えば、ケルセチン、カテキン類、ニトリロシド類、アントシアニン類などのフラボノール類; ならびにその誘導体からなる群より選択される、請求項１１記載の使用。
13. 前記アクチベーターが、チアミンもしくはベンフォチアミンまたはその機能的に等価な誘導体である、請求項１１記載の使用。
14. 栄養組成物または食事サプリメントの製造のための、酵素TKTL1の活性または濃度のインヒビターまたはアクチベーターの使用。
15. インヒビターが、オキシチアミン、ベンフォオキシチアミン (=オキシベンフォチアミン)、ヒドロキシピルビン酸、ピルビン酸、p-ヒドロキシフェニルピルビン酸、ピリチアミン、アンプロリウム、2-メチルチアミン、2-メトキシ-p-ベンゾキノン (2-MBQ)および2,6-ジメトキシ-p-ベンゾキノン (2,6-DMBQ)、ゲニステイン、ならびに、例えば、ケルセチン、カテキン類、ニトリロシド類、アントシアニン類などのフラボノール類; ならびにその誘導体からなる群より選択される、請求項１４記載の使用。
16. 前記アクチベーターが、チアミンもしくはベンフォチアミンまたはその誘導体である、請求項１４記載の使用。