JP2008527017A - 神経ペプチド−2レセプター(y2r)アゴニスト活性を有するペプチド - Google Patents

神経ペプチド−2レセプター(y2r)アゴニスト活性を有するペプチド Download PDF

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Abstract

本発明は、式(I)の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト:Y−R−R−X−R−R−R−R−R−R−R−R10−R11−R12−R13−R14−NH(I);ならびに薬学的に許容されるそれらの塩、それらの誘導体および断片であって、その置換基が明細書中に開示されたもの、に関する。これらの化合物およびそれらを含む医薬品組成物は、例えば肥満などの疾病の治療に有用である。
【選択図】 なし

Description

本発明は、式(I):
(式中、Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ、Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、R1は、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、R2は、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)であり、R3は、Arg、Ala、(D)Arg、N-メチルArg、Phe、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、R4は、His、Ala、(D)His、N-メチルHis、4-MeOApc、3-Palまたは4-Palであり、R5は、Tyr、Ala、(D)Tyr、N-メチルTyr、Trp、Tic、Bip、Dip、(1)Nal、(2)Nal、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、R6は、Leu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、R7はAsn、Ala、または(D)Asnであり、R8はLeu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、R9はVal、Ala、(D)Val、またはN-メチルValであり、R10はThr、AlaまたはN-メチルThrであり、R11はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、R12はGlnまたはAlaであり、R13はArg、(D)Arg、またはN-メチルArgであり、およびR14は、Tyr、(D)Tyr、またはN-メチルTyrである)のPYY3-36の短縮された類似物質、あるいはそれらの薬学的に許容される塩に関する。
類似物質は、ニューロペプチド−2レセプターアゴニストであって、例えば肥満などの代謝障害の治療に有用である。本明細書に引用されるすべての文献は、ここに明確に参照により本明細書に組み入れられる。
肥満は、先進国にとって重大な健康問題であると広く認識されており、米国では流行病の状態に達している。最近の研究によれば、米国の人口の50%以上が体重超過であり、25%以上が医学的に肥満であると診断されて、心臓病、インスリン非依存型糖尿病(NIDDM)、高血圧症およびある癌の相当な危険に瀕していると考えられる。この流行病は、米国だけで推定毎年700億ドル以上の肥満治療費用が予想され、医療制度上の重要な負担を呈示している。肥満を治療する戦略として、食物摂取の減少およびエネルギー消費の増強が挙げられる。
神経ペプチドY(NPY)は、36アミノ酸のペプチド神経伝達物質であり、末梢および中枢神経系の両方に存在することが示されている膵臓ポリペプチド類の一員である神経伝達物質/神経ホルモンである。NPYは最も強力な既知の食欲増進剤の1つであり、ヒトを含む動物中の食物摂取の調節に主要な役割を果たしていることが示されている。
5つの神経ペプチドYレセプター(NPY)、Y1−、Y2−、Y3−、Y4−、Y5−およびY6−サブタイプ、がクローニングされており、それらは、ロドプシン様Gタンパク質共役膜貫通7本ヘリックス型レセプター(GPCR)に属する。NPY Y2レセプター(Y2R)は、他の既知のNPYレセプターと低い相同性を有し、Giによってアデニルシクラーゼの活性化を阻害する381個のアミノ酸である。ラットおよびヒトのY2レセプター間で、98%のアミノ酸同一性を有する高度の保存性が存在する。
Y2Rレセプターは、げっ歯動物およびヒトの両方で中枢神経系内に広く分布している。視床下部では、Y2 mRNAは、弓状核、視束前核および背内側核中に局在している。ヒトの脳では、Y2Rが主要なY-レセプターサブタイプである。弓状核内では、NPYニューロンの80%以上がY2R mRNAを共発現する。インビトロで、Y2選択的アゴニストの適用が視床下部切片からのNPYの放出を減少させることが示され、一方で、Y2の非ペプチドアンタゴニストBIIE0246は、NPY放出を増加させる。これらの発見は、Y2Rがシナプス前自己受容体としてNPY放出を調節する役割を有し、従って摂食の調節に関係している可能性があることを支持する(Poter, E.K., et al. Eur. J. Pharmac. 267,253-262 (1994))。
ペプチドYY3-36(PYY3-36)は、神経ペプチドY2(NPY2R)に特異的なアゴニスト活性を有する33アミノ酸の直鎖状ペプチドである。PYY3-36の弓状核内(IC)または腹腔内(IP)注射は、ラットの摂食を減少させ、長期間処理は体重増加を減少させることが実証された。PYY3-36の90分間の静脈内(IV)注入(0.8pmol/kg/分)が、肥満のおよび正常なヒト被験者の食物摂取を24時間に亘り33%減少させた。
これらの発見は、PYYシステムが肥満治療の治療標的である可能性を示唆する(Bloom, S. et al, Nature Vol.418, 8 August 2002, P.650-654)。さらに、残基5〜24が長さ5〜8個の炭素のメチレン鎖によって置換された、PYYのCys2-(D)Cys27環化型が腸のPYYレセプターを活性化することが、ラット空腸の電位固定粘膜試料を横切る電流の減少によって証拠付けられて、示された(Krstenansky, et al. in Peptides, Proceedings of the Twelfth American Peptide Symposium. J. Smith and J. Rivier Editors, ESCOM. Leiden Page 136-137)。
さらに、ポリ(エチレングリコール)またはポリ(エチレンオキシド)(両方をPEGと呼ぶ)によってタンパク質が共有結合的に修飾されることが、スーパーオキシドディスムターゼ(Somack, R, et al.,(1991) Free Rad Res Commun 12-13:553-562; U.S. Pat. Nos. 5,283,317 および 5,468,478)について、および他の型のタンパク質、例えばサイトカイン(Saifer, M G P, et al., (1997) Polym Preprints 38:576-577; Sherman, M R, et al., (1997) in J M Harris, et al., (Eds.), Poly(ethylene glycol) Chemistry and Biological Applications. ACS Symposium Series 680 (pp. 155-169) Washington, D. C:American Chemical Society)について実証された。
しかし、既存のY2Rアゴニストと等しいかまたはより優れた性能、薬物動態学的特性および薬理学的性質を所持する一方で有意により低分子量の、新規なPYYの人工的類似体の必要性が存在する。さらに、例えば、そのようなアゴニストを必要とする患者におけるペプチド半減期を増大させ、免疫原性を減少させるために、PYYのPEG化類似体の必要性が存在する。
本発明の化合物はまた、PYY3-36の短縮型であるので、有利である。例えば、より短いペプチドは、合成および精製がより容易なだけでなく、製造手順を改善し経費を減少させる。さらに本発明の化合物は、好ましくはPYYレセプターと相互作用し、NPY Y1、Y4およびY5などの相同のレセプターとは相互作用しない。それによって、望ましくないアゴニストまたはアンタゴニストの副反応は、最小限にされる。
本明細書で言及する全てのペプチド配列を、別に指摘しない限り、通常の従来方式に従って、N末端アミノ酸を左側に、またC末端アミノ酸を右側に書く。2つのアミノ酸残基間の短い線はペプチド結合を示す。アミノ酸が異性体を有する場合は、はっきりとそうでないと示さない限り、表わされるのはアミノ酸のL型である。本発明の記述の便宜上、様々なアミノ酸の普通に用いるおよび普通には用いられない省略形を使用する。これらの省略形は、当業者にはよく知られているが、明確のために下に列挙する:
Asp=D=アスパラギン酸;Ala=A=アラニン;Arg=R=アルギニン;Asn=N=アスパラギン;Gly=G=グリシン;Glu=E=グルタミン酸;Gln=Q=グルタミン;His=H=ヒスチジン;Ile=I=イソロイシン;Leu=L=ロイシン;Lys=K=リジン;Met=M=メチオニン;Phe=F=フェニルアラニン;Pro=P=プロリン;Ser=S=セリン;Thr=T=スレオニン;Trp=W=トリプトファン;Tyr=Y=チロシン;およびVal=V=バリン。
さらに便宜上、および当業者に容易に分かるように、次の省略形または記号を、本発明中で用いる部分、試薬、その他を表わすために用いる:

本明細書に用いられる用語「アルキル」とは、分岐または非分岐の、環式または非環式の、飽和または不飽和の(例えばアルケニルまたはアルキニルの)炭化水素ラジカルを意味し、それは置換されていても非置換でもよい。環式の場合は、アルキル基は好ましくはC〜C12であり、より好ましくはC〜C10、さらに好ましくはC〜Cである。非環式の場合は、アルキル基は好ましくはC〜C10、より好ましくはC〜Cであり、より好ましくはメチル、エチル、プロピル(n-プロピルまたはイソプロピル)、ブチル(n−ブチル、イソブチル、またはtert−ブチル)、またはペンチル(n-ペンチルおよびイソペンチルを含む)であり、さらに好ましくは、メチルである。したがって、本明細書で用いられる用語「アルキル」には、アルキル(分岐または非分岐の)、置換アルキル(分岐または非分岐の)、アルケニル(分岐または非分岐の)、置換アルケニル(分岐または非分岐の)、アルキニル(分岐または非分岐の)、置換アルキニル(分岐または非分岐の)、シクロアルキル、置換シクロアルキル、シクロアルケニル、置換シクロアルケニル、シクロアルキニルおよび置換シクロアルキニルが含まれると理解するべきである。
本明細書で用いられる用語「低級アルキル」とは、分岐または非分岐の、環式または非環式の、飽和または不飽和の(例えばアルケニルまたはアルキニルの)炭化水素ラジカルであって、前記環式低級アルキル基はC、CまたはCであり、前記非環式低級アルキル基はC、C、CまたはCであって、好ましくはメチル、エチル、プロピル(n-プロピルまたはイソプロピル)またはブチル(n-ブチル、イソブチル、またはtert−ブチル)から選ばれることを意味する。したがって、本明細書で使用する用語「低級アルキル」には、低級アルキル(分岐または非分岐の)、低級アルケニル(分岐または非分岐の)、低級アルキニル(分岐または非分岐の)、シクロ低級アルキル、シクロ低級アルケニルおよびシクロ低級アルキニルが含まれると理解するべきである。
本明細書で用いられる用語「アリール」は、フェニルまたはナフチルなどの置換または非置換炭素環式芳香族基を、またはピリジル、ピロリル、フラニル、チエニル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、トリアジニル、インドリル、インダゾリル、キノリル、キナゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソオキサゾリルおよびベンズイソチアゾリルなどの1つ以上の、好ましくは1つのヘテロ原子を含む置換または非置換ヘテロ芳香族基を意味する。
アルキルおよびアリール基は、置換されていても、非置換でもよい。置換された場合は、一般に1〜3の置換基が、好ましくは1つの置換基が存在することになる。置換基には:アルキル、アリール、アリールアルキル(例えば、置換または非置換フェニル、置換または非置換ベンジル)などの炭素を含む基;ハロゲン原子、およびハロアルキル(例えばトリフルオロメチル)などのハロゲンを含む基;アルコール(例えばヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、アリール(ヒドロキシル)アルキル)、エーテル(例えばアルコキシ、アリールオキシ、アルコキシアルキル、アリールオキシアルキル)、アルデヒド(例えばカルボキシアルデヒド)、ケトン(例えばアルキルカルボニル、アルキルカルボニルアルキル、アリールカルボニル、アリールアルキルカルボニル、アリールカルボニルアルキル)、酸(例えばカルボキシ、カルボキシアルキル)、エステル(例えばアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアルキル、アルキルカルボニルオキシ、アルキルカルボニルオキシアルキル)などの酸誘導体、アミド(例えば、アミノカルボニル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニル、アミノカルボニルアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアルキル、アリールアミノカルボニル)、カルバメート(例えばアルコキシカルボニルアミノ、アリールオキシカルボニルアミノ、アミノカルボニルオキシ、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルオキシ、アリールアミノカルボニルオキシ、および尿素(例えば、モノ-またはジ-アルキルアミノカルボニルアミノまたはアリールアミノカルボニルアミノ)などの酸素を含む基;アミン(例えばアミノ、モノ-またはジ-アルキルアミノ、アミノアルキル、モノ-またはジ-アルキルアミノアルキル)、アジド、ニトリル(例えばシアノ、シアノアルキル)、ニトロなどの窒素を含む基;チオール、チオエテール、スルホキシド、およびスルホン(例えば、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルチオアルキル、アルキルスルフィニルアルキル、アルキルスルホニルアルキル、アリールチオ、アリールスルフィニル、アリールスルホニル、アリールチオアルキル、アリールスルフィニルアルキル、アリールスルホニルアルキル)などの硫黄を含む基;および1つ以上の、好ましくは1つのヘテロ原子を含む複素環基(例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリジニル、イミダゾリニル、ピラゾリジニル、テトラヒドロフラニル、ピラニル、ピロニル、ピリジル、ピラジニル、ピリダジニル、ピペリジル、ヘキサヒドロアゼピニル、ピペラジニル、モルホリニル、チアナフチル、ベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、インドリル、オキシインドリル、イソインドリル、インダゾリル、インドリニル、7-アザインドリル、ベンゾピラニル、クマリニル、イソクマリニル、キノリニル、イソキノリニル、ナフトリジニル、シンノリニル、キナゾリニル、ピリドピリジル、ベンゾオキサジニル、キノキサリニル、クロメニル、クロマニル、イソクロマニル、フタラジニルおよびカルボリニル)、が含まれる。
低級アルキル基は置換されても、非置換でもよく、好ましくは非置換である。置換される場合は、一般に1〜3個の置換基が、好ましくは1つの置換基、が存在するであろう。置換基には、アルキル、アリール、およびアリールアルキル以外に、上に挙げた置換基が含まれる。
本明細書で用いられる用語「アルコキシ」はアルキル-O-を意味し、「アルコイル」はアルキル-CO-を意味する。アルコキシ置換基またはアルコキシを含む置換基は、1つ以上のアルキル基によって置換されてもよい。
本明細書で用いられる用語「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素ラジカルを、好ましくはフッ素、塩素または臭素ラジカルを、そしてより好ましくはフッ素または塩素ラジカルを意味する。
本明細書で用いられる、用語「薬学的に許容される塩」は、式(I)の化合物の任意の薬学的に許容される塩を意味する。塩は、無機および有機の酸および塩基を含む、薬学的に許容される無毒な酸および塩基から調製することができる。そのような酸としては、酢酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、カンフルスルホン酸、クエン酸、エテンスルホン酸、ジクロロ酢酸、ギ酸、フマル酸、グルコン酸、グルタミン酸、馬尿酸、臭化水素酸、塩酸、イセチオン酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、粘液酸、硝酸、シュウ酸、パモン酸、パントテン酸、リン酸、コハク酸、硫酸、酒石酸、シュウ酸、p-トルエンスルホン酸その他が挙げられる。特に好ましいのは、フマル酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、コハク酸、硫酸およびメタンスルホン酸である。許容される塩基塩には、アルカリ金属(例えばナトリウム、カリウム)、アルカリ土類金属(例えばカルシウム、マグネシウム)およびアルミニウムの塩が含まれる。
本発明の実施態様の1つでは、式(I):

(式中、Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ、Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、Rは、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、Rは、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)であり、Rは、Arg、Ala、(D)Arg、N-メチルArg、Phe、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、Rは、His、Ala、(D)His、N-メチルHis、4-MeOApc、3-Palまたは4-Palであり、Rは、Tyr、Ala、(D)Tyr、N-メチルTyr、Trp、Tic、Bip、Dip、(1)Nal、(2)Nal、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、Rは、Leu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、RはAsn、Alaまたは(D)Asnであり、RはLeu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、RはVal、Ala、(D)ValまたはN-メチルValであり、R10はThr、AlaまたはN-メチルThrであり、R11はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、R12はGlnまたはAlaであり、R13はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、およびR14は、Tyr、(D)TyrまたはN-メチルTyrである)の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいはその薬学的に許容される塩が提供される。
本発明の別の実施態様では、式(II):

(式中、Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれる部分であり、Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、Rは、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、Rは、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)である)の神経ペプチド−2 レセプターアゴニストあるいはその薬学的に許容される塩が提供される。
本発明のさらに別の実施態様では、式(III):

(式中、Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ部分であり、Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分である)の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいはその薬学的に許容される塩が提供される。
上に定義された好ましい神経ペプチド−2レセプターアゴニストでは、XがPqaのものである。上に定義された他の好ましい神経ペプチド−2レセプターアゴニストでは、XがCmsのものである。好ましくは、YはHまたは(C〜C)アルキルであり、より好ましくは、Yは(C〜C)アルキル部分である。
上に定義された好ましい神経ペプチド−2レセプターアゴニストは、次から成る群より選ばれるものである:


上に定義された、より好ましい神経ペプチド−2レセプターアゴニストは、次のペプチドから成る群より選ばれるものである:
上に言及したすべての神経ペプチド−2レセプターアゴニストは、個々に、別々の好ましい実施態様を構成する。
本発明のさらなる実施態様では、その必要がある患者の肥満を治療する方法を提供し、その方法は、前記患者に治療上有効な量の式(I):

(式中、Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ、Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、Rは、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、Rは、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)であり、Rは、Arg、Ala、(D)Arg、N-メチルArg、Phe、3,4,5-トリフルオロPhe、または2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、Rは、His、Ala、(D)His、N-メチルHis、4-MeOApc、3-Palまたは4-Palであり、Rは、Tyr、Ala、(D)Tyr、N-メチルTyr、Trp、Tic、Bip、Dip、(1)Nal、(2)Nal、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、Rは、Leu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、RはAsn、Alaまたは(D)Asnであり、RはLeu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、RはVal、Ala、(D)ValまたはN-メチルValであり、R10はThr、AlaまたはN-メチルThrであり、R11はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、R12はGlnまたはAlaであり、R13はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、およびR14は、Tyr、(D)TyrまたはN-メチルTyrである)の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいはその薬学的に許容される塩、を投与する工程を有する。
上に記述された方法において、前記神経ペプチド−2レセプターアゴニストを前記患者に3日毎に一回投与するのが好ましい。好ましくは、前記神経ペプチド−2レセプターアゴニストを前記患者に週に一度投与する。
好ましいのは、上述の方法において、前記神経ペプチド−2レセプターアゴニストを、前記患者に経口的に、鼻腔内に、静脈内に、皮下に、非経口的に、経皮的に、腹腔内に、または直腸に投与する方法である。好ましくは、前記神経ペプチド-2レセプターアゴニストを鼻腔内に投与する。前記神経ペプチド-2レセプターアゴニストを皮下に投与するのも好ましい。
上述の好ましい方法では、前記神経ペプチド-2レセプターアゴニストを、約2.5〜約10mg/kg、より好ましくは約2.5〜約5mg/kgの用量で投与する。前記神経ペプチド-2レセプターアゴニストを、約5〜約10mg/kgの用量で投与する方法も好ましい。
上述の方法において、神経ペプチド-2レセプターアゴニストは、Xを、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジン、から成る群より選ぶのが好ましい。
本発明のまたさらなる実施態様では、アミノ酸残基5〜24が、長さ約8〜約11オングストロームの部分と置換されたPYY3-36誘導体を有する神経ペプチド-2レセプターアゴニストが提供される。
本発明をここで、次の詳細な記述および付随した図により、さらに説明する。それによりさらなる実施態様、特徴、および長所が得られよう。
本発明は、アミノ酸残基5〜24が、例えばPqaまたはCmsなどの部分と置換されたPYY3-36類似体に関する。例えば、本発明は、式PYY3-4−Pqa−PYY25-36

および式PYY3-4−Cms−PYY25-36

の化合物を提供する。
本発明は、さらに式:


の化合物を提供する。
上記の構造で、基−X−CH−CH−O−X−は、一般的命名法により、ポリエチレングリコール部分の反復グリコール単位、すなわち基−(CH−CH−O)−を指す。従って「n」は、望みのポリエチレングリコール単位の望みの分子量、好ましくは約10,000(nはおよそ227)、または約30,000(nはおよそ682)、を達成するように選ばれる。指標としてNMRから導かれた自然のPYY3-36の構造を用いて、PYY3-36のアミノ酸残基5〜24置換部分を有する類似体を、ここに提示する。そのような部分の例としては、N−ピペラジン−1−イル−4−(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)およびN−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)が挙げられる。この部分は通常は堅くて、有利に分子の三次構造を安定させ、それによって、望みの性能および薬物動態学的、薬理学的性質を備えた短縮された類似体が生じる。その部分は、通常は長さ約8〜11オングストローム、好ましくは長さ約9〜11オングストローム、より好ましくは長さ約9〜約10オングストローム、さらにより好ましくは長さ約8〜約10オングストローム、さらにもっと好ましくは長さ約8〜約9オングストロームである。
本発明は、本明細書に記述される本発明の特定の実施態様に制限されず、特定の実施態様の変形を作ることができるが、それらは依然として添付した特許請求の範囲の範囲内に有ると理解するべきである。さらに、使用した用語は、特定の実施態様について記述するためのものであり、制限を意図するものではないと理解するべきである。その代わりに、添付した特許請求の範囲が、本発明の範囲を確立することになろう。
本明細書に記述されたものに似ているかまたは等価である任意の方法、装置および材料を、本発明の実施または試験の中で用いることができるが、好ましい方法、装置および材料について、ここで記述する。
本発明の代表的な化合物を、アミノ酸間のペプチド結合形成のための任意の既知の従来手法により、容易に合成することができる。そのような従来手法には、例えば、カルボキシル基および他の反応基を保護されたアミノ酸またはアミノ酸残基のフリーのαアミノ基と、アミノ基または他の反応基を保護された別のアミノ酸またはアミノ酸残基のフリーの一級カルボキシル基との間の縮合を可能にする、任意の溶液相の手法が含まれる。
本発明の新規な化合物を合成するためのそのような従来手法には、例えば任意の固層ペプチド合成法も含まれる。そのような方法では、固相法の一般的な原則にしたがって、成長しているペプチド鎖に望みのアミノ酸残基を一度に1個ずつ順次組み込むことにより、新規な化合物の合成を行なうことができる。そのような方法は、例えば、Merrifield, R. B., J. Amer. Chem. Soc. 85, 2149-2154 (1963); Barany et al, The Peptides, Analysis, Synthesis and Biology, Vol. 2, Gross, E. and Meienhofer, J., Eds. Academic Press 1-284 (1980)に開示されており、それらは、参照により本明細書に組み入れられる。
ペプチドの化学合成に共通なのは、適当な保護基による様々なアミノ酸部分の反応性側鎖基の保護であり、保護基は最後に除去されるまで、化学反応がその部位で生じるのを阻止することになる。さらに通常共通なのは、その物がカルボキシル基で反応している間は、アミノ酸または断片上のαアミノ基を保護し、続いてαアミノ保護基の選択的な除去によって、次の反応がその部位で起こることを可能にすることである。固相合成法に関して特異的な保護基が開示されているが、溶液相合成では、それぞれのアミノ酸に従来から用いられている保護基によって、それぞれのアミノ酸を保護することができることに注目するべきである。
αアミノ基は、アリールオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル(Z)およびp-クロロベンジルオキシカルボニル、p-ニトロベンジルオキシカルボニル、p-ブロモベンジルオキシカルボニル、p-ビフェニル-イソプロピルオキシカルボニル、9-フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)およびp-メトキシベンジルオキシカルボニル(Moz)のような置換されたベンジルオキシカルボニル、などの芳香族ウレタン型保護基;t-ブチルオキシカルボニル(Boc)、ジイソプロピルメチルオキシカルボニル、イソプロピルオキシカルボニル、およびアリールオキシカルボニルなどの脂肪族ウレタン型保護基、より選ばれる適当な保護基によって保護することができる。ここでは、Fmocがαアミノ保護用に最も好ましい。
グアニジノ基は、ニトロ、p-トルエンスルフォニル(Tos)、(Z)、ペンタメチルクロマンスルフォニル(Pmc)、4−メトキシ−2,3,6−トリメチルベンゼンスルフォニル(Mtr)、(Pmc)、より選ばれる適当な保護基によって保護することができ、アルギニン(Arg)に対しては(Mtr)が最も好ましい。
ε-アミノ基は、2−クロロベンジルオキシカルボニル(2-Cl-Z)、2−ブロモベンジルオキシカルボニル(2-Br-Z)、およびt-ブチルオキシカルボニル(Boc)より選ばれる適当な保護基によって保護することができる。(Lys)に対してはBocが最も好ましい。
水酸基(OH)は、ベンジル(Bzl)、2,6-ジクロロベンジル(2,6diCl-Bzl)、およびtert-ブチル(t-Bu)より選ばれる適当な保護基によって保護することができ、(t-Bu)が(Tyr)、(Ser)および(Thr)に対して最も好ましい。
β-およびγ-アミド基は、4−メチルトリチル(Mtt)、2,4,6−トリメトキシベンジル(Tmob)、4,4−ジメトキシジチルビス−(4−メトキシフェニル)−メチル(Dod)、およびトリチル(Trt)より選ばれる適当な保護基によって保護することができる。Trtが(Asn)および(Gln)に対して最も好ましい。
インドール基は、ホルミル(For)、メシチル−2−スルホニル(Mt)およびt−ブチルオキシカルボニル(Boc)より選ばれる適当な保護基によって保護することができる。(Trp)に対してはBocが最も好ましい。
イミダゾール基は、ベンジル(Bzl)、t−ブチルオキシカルボニル(Boc)およびトリチル(Trt)より選ばれる適当な保護基によって保護することができる。(His)に対してはTrtが最も好ましい。
すべての溶媒、イソプロパノール(iPrOH)、塩化メチレン(CHCl)、ジメチルホルムアミド(DMF)、およびN−メチルピロリノン(NMP)を、FisherまたはBurdick & Jacksonから購入し、追加の蒸留をしないで用いた。トリフルオロ酢酸をHalocarbonまたはFlukaから購入し、それ以上精製しないで用いた。
ジイソプロピルカルボジイミド(DIC)およびジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)をFlukaまたはAldrichから購入し、それ以上精製しないで用いた。ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)、硫化ジメチル(DMS)および1,2−エタンジチオール(EDT)をSigma Chemical Co.から購入し、それ以上精製しないで用いた。保護されたアミノ酸は一般にL配位で、BachemまたはNeosystemから購入した。これらの試薬の純度を、使用に先立って薄層クロマトグラフィー、NMR、および融点によって確認した。ベンズヒドリルアミン樹脂(BHA)は、BachemまたはAdvanced Chemtechから得たスチレン−1%ジビニルベンゼンのコポリマー(メッシュ100〜200または200〜400)であった。これらの樹脂の全窒素含有量は一般に、0.3〜1.2meq/gであった。
高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を、Constametric IおよびIIIポンプ、Gradient Master溶媒プログラマ−およびミキサー、ならびにSpectromonitor III可変波長UV検出器から成るLDC装置で行った。分析用HPLCを、Vydac C18カラム(0.4×30cm)を用いて、逆相モードで行なった。調製用のHPLC分離を、Vaydacカラム(2×25cm)で行なった。
好ましい実施態様では、ペプチドを、前に言及したように公知技術の他の等価な化学合成を用いることもできたが、固相法を用い、Merrifield(J. Amer. Chem. Soc, 85, 2149 (1963))によって一般に記述された方法により調製した。固相合成を、保護されたαアミノ酸を適当な樹脂に連結することにより、ペプチドのC末端から開始する。そのような出発物質を、α-アミノ保護アミノ酸を、エステル結合によってp−ベンジルオキシベンジルアルコール(Wang)樹脂へ連結することにより、またはp−((R,S)−α−(1−(9H−フルオレン−9−イル)−メトキシホルムアミド)−2,4−ジメチルオキシベンジル)−フェノキシ酢酸(Rinkリンカー)のようなFmoc-リンカーとのアミド結合によってベンズヒドリルアミン(BHA)樹脂へ連結することにより、調製することができる。ヒドロキシメチル樹脂の調製は当技術分野において周知である。Fmoc−リンカー−BHA樹脂支持体は市販されており、合成する望みのペプチドが非置換アミドをC末端に有している場合に一般に用いられる。
通常は、アミノ酸または模倣物は、Fmocリンカー−BHA樹脂上へ、アミノ酸または模倣物のFmoc保護型を用い、2〜5当量のアミノ酸および適当なカップリング試薬を使用して連結する。連結後、樹脂を洗浄し真空下で乾燥することができる。樹脂へのアミノ酸の添加を、Fmocアミノ酸樹脂の一部のアミノ酸分析またはUV分析によるFmoc基の測定により、決定することができる。反応しなかったアミノ基があれば、それを塩化メチレン中で樹脂を無水酢酸およびジイソプロピルエチルアミンと反応させることにより、覆うことができる。
樹脂に数回の反復サイクルを行って、アミノ酸を順次付加する。αアミノFmoc保護基を、塩基条件下で除去する。DMF中のピペリジン、ピペラジンまたはモルホリン(20〜40%v/v)をこの目的に用いることができる。好ましくは、DMF中の40%ピペリジンを利用する。
αアミノ保護基の除去に続いて、次の保護されたアミノ酸を、段階的に望ましい順序で連結し、中間体である保護されたペプチド−樹脂を得る。ペプチドの固相合成でのアミノ酸の連結のために用いられる活性化剤は、当技術分野において周知である。例えば、そのような合成用の適切な試薬は:ベンゾトリアゾール−1−イルオキシ−トリ−(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸(BOP)、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロ燐酸(PyBroP)、2−(1H−ベンゾトリアゾール−1−イル)−1,1,3,3−テトラメチルウロニウムヘキサフルオロリン酸(HBTU)、およびジイソプロピルカルボジイミド(DIC)である。ここで好ましいのはHBTUおよびDICである。Barany and Merrifield (in The Peptides, Vol. 2, J. Meienhofer, ed., Academic Press, 1979, pp 1-284) によって記述されている他の活性化剤を使用してもよい。1ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)、N−ヒドロキシスクシンイミド(HOSu)および3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン(HOOBT)などの様々な試薬を、合成サイクルを最適化するために連結用混合物に加えてもよい。ここで好ましいのはHOBTである。
典型的な合成サイクルのプロトコルは、以下のとおりである:
すべての洗浄および連結のための溶媒の体積は、10〜20ml/g樹脂と測定された。合成全体にわたり、連結反応をKaiserニンヒドリンテストによりモニターし、完了の程度を決定した(Kaiser et al. Anal.Biochem.34, 595-598 (1970))。遅い反応動力学が、Fmoc−Arg(Pmc)について、および立体的に妨害された酸による第二級アミンへの連結について観察された。少しでも不完全な連結反応があれば、新しく調製した活性化アミノ酸と再連結させるか、または上述のように無水酢酸でペプチド-樹脂を処理することにより覆うかした。完全に組み立てたペプチド樹脂を、数時間真空中で乾燥させた。
各化合物について、保護基を取り除き、樹脂からペプチドを切り離した。例えば、ペプチド−樹脂を、樹脂1グラム当たり、100μLのエタンジチオール、100μLの硫化ジメチル、300μLのアニソールおよび9.5mLのトリフルオロ酢酸で、室温で180分間処理した。あるいはそれに代わって、ペプチド−樹脂を、樹脂1グラム当たり、1.0mLのトリイソプロピルシランおよび9.5mLのトリフルオロ酢酸で、室温で180分間処理した。樹脂をろ過し、濾液を冷たいエチルエーテル中で沈殿させる。沈殿を遠心し、エーテル層をデカントする。
残渣を2または3容量のEtOで洗浄し、再遠心した。粗生成物を真空下で乾燥させた。
粗製ペプチドの精製を、島津製作所LC−8Aシステムで、逆相Vydac C−18カラム(50×250mm、300A、10〜15μm)上の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)により行なった。ペプチドを最少容量の0.1AcOH/HOまたはCHCH/HOのいずれかに入れてカラムへ注入した。勾配溶出法を、一般に2%のB緩衝液で開始し、2%〜70%のBで70分間に亘って、50ml/分の流量で行った(緩衝液A:0.1%TFA/HO、緩衝液B:0.1%TFA/CHCN)。UVによる検出を220/280nmで行った。生成物を含む分画を分離し、それらの純度を、島津製作所のLC−10AT分析システムで、2ml/分の流量、勾配(2〜70%)(緩衝液A:0.1%TFA/HO、緩衝液B:0.1%TFA/CHCN)、10分間に亘る逆相Ace C18カラム(4.6×50mm)を用いて判断した。高純度であると判断した画分を集め、凍結乾燥した。
最終生成物の純度を、上述のように逆相カラム上の分析的HPLCにより、検査した。すべての生成物の純度は、およそ95〜99%であると判断した。また、すべての最終生成物を、高速原子衝突質量分析(FAB−MS)またはエレクトロスプレー質量分析(ES−MS)に付した。すべて生成物が、許容限界内の予期した親のM+Hイオンを生じた。
Y2Rのアゴニストが、ヒトの肥満のマウスモデルの食物摂取の減少を引き起こす。したがって、これらの化合物の投与は、Y2レセプターをアゴニストとして活性化し、それは食物摂取の減少および体重の調節に重要である。実施例78のインビボの活性実験により、食物摂取の減少が、本発明の選択された類似体(実施例5、44、73および74のもの)について実証され、結果が図7、8、9および10にまとめられている。
本発明の化合物を、薬学的に許容される塩の形で提供することができる。好ましい塩の例が、例えば、酢酸、乳酸、マレイン酸、クエン酸、リンゴ酸、アスコルビン酸、コハク酸、安息香酸、サリチル酸、メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、またはパモン酸、およびタンニン酸またはカルボキシメチルセルロースのようなポリマー酸、などの薬学的に許容される有機酸との間で形成された塩、ならびにハロゲン化水素酸(例えば塩酸)、硫酸、またはリン酸、その他の無機酸との塩である。当業者に知られている薬学的に許容される塩を得るための任意の手続きを用いることができる。
上述のように、本発明の新規な化合物は、神経ペプチド−2レセプターアゴニストであることが分かった。したがって本発明の化合物を、神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病、特に肥満の治療および/または予防に用いることができる。
したがって本発明はまた、上に定義された化合物および薬学的に許容される担体および/またはアジュバントを含む医薬品組成物に関する。
本発明は同様に、上述の化合物を、治療用活性物質として、特に神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防用の治療用活性物質として特に肥満の治療および/または予防のための治療用活性物質として使用するために、包含する。
別の好ましい実施態様では、本発明は神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防療法のための、特に肥満の治療および/または予防療法のための方法に関し、その方法は、ヒトまたは動物に上に定義した化合物を投与する工程を含む。
本発明はまた、神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防療法のための、特に肥満の治療および/または予防療法のための、上に定義した化合物の使用を包含する。
本発明はまた、神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療のおよび/または予防療法のための薬物の調製、特に肥満の治療および/または予防療法のための薬物の調製のための、上述の化合物の使用に関する。そのような薬物は上述の化合物を含む。
本発明の方法の実施において、本発明のいずれか1つのペプチドの有効量、または本発明の任意のペプチドの組合せ、あるいはそれらの薬学的に許容される塩を、公知技術の任意の通常の許容される方法により、単独にまたは組合せて投与する。化合物または組成物を、経口的に(例えば口腔内)、舌下に、非経口的に(例えば筋肉内、静脈内、または皮下に)、直腸に(例えば坐薬または洗液により)、経皮的に(例えば、皮膚エレクトロポレーションで)または吸入により(例えばエアロゾルにより)、錠剤および懸濁液を含む、固体、液体または気体投与の形で、投与することができる。投与は、単一単位剤形の連続療法で、または一回投与療法で適宜に行うことができる。治療用組成物はまた、パモン酸のような脂肪親和性塩と一緒の油乳濁液または分散液の形に、または皮下または筋内投与のための生物分解性の徐放性組成物の形にすることができる。
したがって、症状の軽減が特に必要であるか、恐らく切迫している場合に、本発明の方法を実施する。あるいは、本発明の方法を、連続的治療法または予防療法として有効に実施する。
本発明の組成物調製のための有用な薬剤担体は、固体、液体または気体でありえる;したがって組成物は、錠剤、丸薬、カプセル剤、坐剤、散剤、腸溶性にコートされた、または他の保護された製剤(例えばイオン交換樹脂への結合、または脂質-タンパク質小胞への封入)、徐放性製剤、溶液、懸濁液、エリキシル剤、エアゾール剤、その他、の形を採ることができる。担体を、石油、動物油、蔬菜類の油、または合成起源の油、例えばピーナツ油、ダイズ油、鉱油、ゴマ油、その他の様々な油から選ぶことができる。水、食塩水、デキストロース水溶液、およびグリコールが、特に(血液と等張の場合)注射剤のために、好ましい液体担体である。例えば、静脈内投与用の製剤は、水に固体の有効成分を溶解して水溶液を生成し、溶液を滅菌にすることによって調製される有効成分の無菌水溶液を含む。適当な製薬用賦形剤には、デンプン、セルロース、タルク、グルコース、ラクトース、タルク、ゼラチン、麦芽、コメ、コムギ粉、白亜、シリカ、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸ナトリウム、モノステアリン酸グリセロール、塩化ナトリウム、脱脂粉乳、グリセロール、プロピレングリコール、水、エタノール、その他が含まれる。組成物に、保存剤、安定化剤、湿潤化または乳化剤、浸透圧調節用塩類、緩衝液その他の、従来の医薬品添加物を添加してもよい。適当な薬剤担体およびそれらの処方について、Remington's Pharmaceutical Sciences by E. W. Martinに記述されている。そのような組成物は少なくとも、有効量の活性化合物を、受容者へ適切な投与をするのに適切な剤形を調製するための適当な担体と一緒に含むであろう。
本発明の化合物の用量は、例えば投与方法、対象の年齢および体重、ならびに治療される対象の条件などの多くの因子に依存し、最終的には主治医または獣医によって決定されることになろう。主治医または獣医によって決定されるそのような量の活性化合物を、本明細書および特許請求の範囲で「有効量」と呼ぶ。例えば、鼻腔内投与のための用量は、通常は約1〜約100mg/kg体重の範囲であり;また、皮下投与のための用量は、通常は約0.001〜約50mg/kg体重の範囲である。
好ましくは、本発明の化合物の用量は、約2.5〜約10mg/kgである。最も好ましくは、用量は約2.5、約5、および約10mg/kgである。
本発明についてさらにここで、以下の実施例に記述することにする。それは説明のみを意図するもので、本発明の範囲を制限するものではない。
実施例1
Fmoc−Linker−BHA樹脂の調製
ベンズヒドリルアミンコポリスチレン−1%ジビニルベンゼン架橋樹脂(10.0g、9.3当量、100〜200ASTMメッシュ、Advanced ChemTech)をCHCl100mL中で膨張させ、濾過し、CHCl、6%DIPEA/CHCl(2回)、CHCl(2回)各100mLで連続して洗浄した。樹脂を25%DMF/CHCl100mL中のp−((R,S)−α−(1−(9H−フルオレン−9−イル)−メトキシホルムアミド)−2,4−ジメトキシベンジル)−フェノキシ酢酸(Fmoc−Linker)(7.01g、13.0mmole)、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール(2.16g、16.0mmole)及びジイソプロピル−カルボジイミド(2.04mL、13.0mmol)にて室温で24時間処理した。樹脂を濾過し、CHCl(2回)、イソプロパノール(2回)、DMF、CHCl(3回)各100mLで連続して洗浄した。Kaiserニンヒドリン分析は陰性であった。樹脂を減圧下で乾燥して、Fmoc−Linker−BHA樹脂16.12gを得た。この樹脂の一部分(3.5mg)をFmoc脱保護に付し、定量UV分析は、0.56mmol/gのローディングを示した。
実施例2
フルオレニルメチルオキシカルボニル(Fmoc)化学を用いるApplied Biosystem社 433A合成器によるペプチド合成のプロトコール
Applied Biosystem社 433A合成器(カリフォルニア州、Foster City)による0.25mmolスケールのペプチド合成のため、FastMoc 0.25mmoleサイクルを、樹脂サンプリング又は非樹脂サンプリングのいずれか、41mL反応容器とともに使用した。Fmoc−アミノ酸樹脂をNMP2.1g、DMF中の0.45M HOBT/HBTU2g及び2M DIEAとともに溶解し、次に反応容器に移動した。
塩基性FastMocカップリングサイクルは、モジュール“BADEIFD”により表される。各文字はモジュールを表している。
例:
Bは、20%ピペリジン/NMPを使用するFmocの脱保護ならびに関連する洗浄及び30分間の読み取り(UV監視又は電気伝導のいずれか)のモジュールを表している。
Aは、0.45M HBTU/HOBt及び2.0M DIEAを用いるカートリッジ内でのアミノ酸の活性化及びNを泡立てて混合するためのモジュールを表している。
Dは、反応容器内での樹脂のNMP洗浄のモジュールを表している。
Eは、カップリングのための活性アミノ酸の反応容器への移動のモジュールを表している。
Iは、反応容器のボルテックスをオンオフしながらの10分間の待機時間のモジュールを表している。
Fは、カートリッジの清浄、約10分間のカップリング及び反応容器の水抜きのモジュールを表している。
カップリングは通常、モジュール“I”を1回又は複数回加えることにより伸長させた。例えば,ダブルカップリングは、手順“BADEIIADEIFD”の手順を行うことにより実施した。その他のcのようなモジュールは、塩化メチレン洗浄に利用可能であった。「C」は、無水酢酸を用いたキャッピングを意味する。個々のモジュールも、移動させる溶媒又は試薬の量を変化させるために、例えば、移動時間のような種々の機能のタイミングを変えることにより変更可能であった。
上記サイクルは通常、1個のアミノ酸をカップリングするために使用した。しかし、テトラペプチドを合成するために、サイクルを繰り返し、つなぎ合わせた。例えば、BADEIIADEIFDを使用して第一のアミノ酸をカップリングし、続いてBADEIIADEIFDを使用して第二のアミノ酸をカップリングし、続いてBADEIIADEIFDを使用して第三のアミノ酸をカップリングし、続いてBADEIIADEIFDを使用して第四のアミノ酸をカップリングし、続いてBIDDccを使用して最終的に脱保護し、洗浄した。
実施例3
H−Tyr−Pro−Ile−Lys−Pro−Glu−Ala−Pro−Gly−Glu−Asp−Ala−Ser−Pro−Glu−Glu−Leu−Asn−Arg−Tyr−Tyr−Ala−Ser−Leu−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(PYY1−36)(配列番号:3)の調製

上記ペプチドを、Fmoc化学を使用して、Applied Biosystem社 433A合成器上で合成した。合成器を、実施例2に記載のモジュールを使用して、ダブルカップリング用に調整した。合成を、実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を使用して、0.25mmolスケールで実施した。開裂のため、合成の最後に、樹脂を振とう機上の反応容器に移動した。ペプチドを、97%TFA/3%HO 13.5mL及びトリイソプロピルシラン1.5mLを使用して、室温で180分間、樹脂から開裂した。脱保護溶液を冷ETO 100mLに加え、TFA 1mL及び冷ETO 30mLで洗浄し、ペプチドを沈殿した。ペプチドを2×50mLポリプロピレン管で遠心分離した。個々の管内の沈殿物を単一の管に合わせ、冷ETOで3回洗浄し、実験室備付け配管につないだデシケーター内で乾燥した。
粗物質を、PursuitC18カラム(250×50mm、10μm粒子サイズ)上の分取HPLCにより精製し、2〜70%B(緩衝液A:0.1%TFA/HO;緩衝液B:0.1%TFA/CHCN)の直線勾配にて90分間で溶離した。流速60mL/分、及び検出220/280nm。画分を回収し、HPLC分析により確認した。純粋な生成物を含有する画分を合わせ、凍結乾燥して、白色の無定形粉末65mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1942955557の計算値 4309.85、実測値 4309.15。
実施例4
H−Ile−Lys−Pro−Glu−AIa−Pro−Gly−Glu−Asp−Ala−Ser−Pro−Glu−Glu−Leu−Asn−Arg−Tyr−Tyr−Ala−Ser−Leu−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(PYY3−36)(配列番号:4)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成及び精製に付して、白色の無定形粉末151mg(15%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1802795354の計算値4049.55、実測値4050.40。
実施例5
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成及び精製に付して、白色の無定形粉末148mg(9%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981553321の計算値2131.53、実測値2130.56。
実施例6
Ac−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(アセチル化サイクルをABIプロトコールに加えた)及び精製に付して、白色の無定形粉末150mg(27%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001573322の計算値2171.57、実測値2171.4。
実施例7
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Ala−Arg−Tyr−NH(配列番号:6)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置34に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末142mg(27%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C961503220の計算値2072.47、実測値2072.4。
実施例8
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Ala−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:7)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置32に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末167mg(32%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C971513320の計算値2099.49、実測値2100.3。
実施例9
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Ala−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:8)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置31に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末105mg(20%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C961493321の計算値2101.47、実測値2102.1。
実施例10
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Ala−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:9)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置30に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末167mg(27%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951473321の計算値2087.44、実測値2087.7。
実施例11
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Ala−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:10)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置29に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末142mg(27%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C971523220の計算値2086.50、実測値2086.50。
実施例12
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Ala−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:11)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置28に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末164mg(31%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951473321の計算値2087.44、実測値2087.40。
実施例13
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Ala−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:12)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末132mg(26%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C921493320の計算値2037.42、実測値2037.60。
実施例14
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−Ala−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:13)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末76mg(15%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951513121の計算値2063.46、実測値2064.0。
実施例15
H−Ile−Lys−Pqa−Ala−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:14)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末152mg(30%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951463021の計算値2043.13、実測値2043.4。
実施例16
H−Ile−Ala−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置4に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末72mg(14%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951463221の計算値2072.44、実測値2071.2。
実施例17
Ac−Ile−Ala−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例16のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(アセチル化サイクルをプロトコールに加えた)及び精製に付して、白色の無定形粉末234mg(44%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C971483222の計算値2114.46、実測値2114.7。
実施例18
H−Ala−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Alaを配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末196mg(38%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C951473321の計算値2087.45、実測値2086.5。
実施例19
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−(D)Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Tyrを配列の位置36に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末114mg(21%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.52、実測値2129.10。
実施例20
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−(D)Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Argを配列の位置35に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末221mg(42%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.52、実測値2129.10。
実施例21
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−(D)Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Argを位置33に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末174mg(32%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.52、実測値2128.4。
実施例22
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−(D)Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Valを配列の位置31に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末67mg(12%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.52、実測値2129.10。
実施例23
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−(D)Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Leuを配列の位置30に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末190mg(36%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.52、実測値2129.10。
実施例24
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−(D)Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Asnを配列の位置29に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末50mg(10%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2128.80。
実施例25
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−(D)Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Leuを配列の位置28に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末188mg(35%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2129.40。
実施例26
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−(D)Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Tyrを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末119mg(22%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2129.70。
実施例27
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−(D)His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Hisを配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末84mg(16%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2128.80。
実施例28
H−Ile−Lys−Pqa−(D)Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Argを配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末85mg(16%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2128.80。
実施例29
H−Ile−(D)Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Lysを配列の位置4に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末165mg(31%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2129.10。
実施例30
H−(D)Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Ileを配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末84mg(8%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533321の計算値2129.53、実測値2129.40。
実施例31
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−(NMe)Tyr−NH(配列番号:15)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルTyrを配列の位置36に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末90mg(17%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991573321の計算値2143.56、実測値2143.50。
実施例32
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−(NMe)Arg−Tyr−NH(配列番号:16)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルArgを配列の位置35に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末32mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.50。
実施例33
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−(NMe)Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:17)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルArgを配列の位置33に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末40mg(7%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.20。
実施例34
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−(NMe)Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:18)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルThrを配列の位置32に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末115mg(21%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.20。
実施例35
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−(NMe)Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:19)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルValを配列の位置31に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末60mg(11%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.20。
実施例36
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−(NMe)Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:20)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルleuを配列の位置30に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末91mg(17%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2142.90。
実施例37
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−(NMe)Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:21)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルleuを配列の位置28に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末153mg(28%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2142.90。
実施例38
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−(NMe)Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:22)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルTyrを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末76mg(14%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2142.90。
実施例39
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−(NMe)His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:23)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルHisを配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末93mg(7%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.53、実測値2143.50。
実施例40
H−Ile−Lys−Pqa−(NMe)Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:24)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルArgを配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末33mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.50。
実施例41
H−Ile−NMeLys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルLysを配列の位置4に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末156mg(29%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.20。
実施例42
H−NMeIle−Lys−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルIleを配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末203mg(38%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C991553321の計算値2143.56、実測値2143.20。
実施例43
H−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Nleを配列の位置4に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末60mg(11%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981533221の計算値2114.52、実測値2113.80。
実施例44
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(アセチル化サイクルをプロトコールに加えた)及び精製に付して、白色の無定形粉末41mg(8%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001543222の計算値2156.56、実測値2156.10。
実施例45
Ac−Ile−Nle−Pqa−Phe−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:25)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Pheを配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末92mg(7%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1031512922の計算値2147.53、実測値2148.00。
実施例46
H−Ile−Lys−Pqa−Arg−His−Trp−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:26)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Trpを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末30mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001543420の計算値2153.56、実測値2152.20。
実施例47
H−Ile−Lys−Pqa−Ala−His−Trp−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:27)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Ala25及びTrp27を配列に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末50mg(9%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C971473120の計算値2067.46、実測値2067.30。
実施例48
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−(D)Tyr−NHの調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((D)Tyrを配列の位置36に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末104mg(19%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001543222の計算値2156.54、実測値2157.00。
実施例49
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−N−メチルTyr−NH(配列番号:15)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(N−メチルTyrを配列の位置36に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末28mg(5%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1011563222の計算値2170.57、実測値2170.50。
実施例50
シクロLys28−Asp32Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Lys−Asn−Leu−Val−Asp−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:28)の調製
ペプチドを、標準プロトコールを使用したABI433合成器での自動合成及び0.25mMスケールでの手動合成を組み合わせて調製した。フラグメントFmoc−Asn(Trt)−Leu−Val−Asp(2Pip)−Arg(Pmc)−Gln(Trt)−Arg(Pmc)−Tyr(OBut)−BHA樹脂(配列番号:29)をABIプロトコールを使用して合成し、次に手動で伸張して、Fmoc−Ile−Nle−Pqa−Arg(Pmc)−His(Trt)−Tyr(OBut)−Lys−Asn(Trt)−Leu−Val−Asp−Arg(Pmc)−Gln(Trt)−rg(Pmc)−Tyr(OBut)−BHA樹脂(配列番号:30)を得た。自動合成の完了後、ペプチド樹脂を手動固相容器に移動し、塩化メチレン及びDMFで複数回洗浄した。Fmoc−Lys(Mtt)1.2g(2.0mM、8当量)を固体として加え、DMF 15mL、続いてDic 1.2mL(7mM、28当量)を加えた。ニンヒドリンが陰性又はほぼ陰性になるまでカップリングを続けた。ニンヒドリンが陰性にならなかった場合、樹脂を、AcO 6mL、DIEA 1mL及びDMF 18mLで30分間アセチル化し、完了をニンヒドリンで確認した。次に、樹脂をDMF(3X)及びCHCl(4X)で洗浄した。Lys(Mtt)及びAsp(2Pip)を、CHCl中の2%TFAを使用して10回脱保護した。脱保護後、ペプチド樹脂をCHCl(2X)、6%TFA/CHCl(2X)、6%DIEA/DMF(2X)及びDMF(2X)で洗浄した。側鎖をHATU(240mg、0.625mM(2.5当量))及びDIEA(175μL、1.0mM(4当量))で環化し、ニンヒドリンで陰性になるまで監視した。
環化の完了後、ペプチド樹脂をABI容器に移動して、Fmoc−Arg(Pmc)−His(Trt)−Tyr(OBut)−Lys−Asn(Trt)−Leu−Val−Asp−Arg(Pmc)−Gln(Trt)−Arg(Pmc)−Tyr(OBut)−BHA樹脂(配列番号:30)に伸張した。Fmoc−Pga−OH(160mg、313mM(1.25当量))及びHOBt(5mg、313mM(1.25当量))を固体として加え、DMF 15mL、続いてDic 1.2mL(7mM、28当量)を加えた。カップリングを室温で一晩(通例18時間)実施した。DMFで4回洗浄した後、カップリングをニンヒドリンで監視すると、通例陰性であった。標準的な脱保護及び洗浄の後、Fmoc−Nle−OH(1.2g、3.0mM(12当量))をDMF中の0.45M HBTT/HOBt 6.6mLで3分間事前に活性化し、ペプチド樹脂に加えた。カップリングを3〜4時間続け、反応容器を空にし、DMFで4回洗浄した。このカップリングをchlorinal(DMAc中の2%アセトアルデヒド及び2%テトラクロロ−1,4−ベンゾキノン)で監視した。カップリングが不完全であると判断した場合、樹脂を一晩再カップリングした。カップリングが完了したとき、樹脂を脱保護し、洗浄し、Fmoc−Ile(1.2g、3.0mM(12当量))をDMF中の0.45M HBTT/HOBt 6.6mLで3分間事前に活性化し、ペプチド樹脂に加えた。カップリングを3〜4時間続け、反応容器を空にし、DMFで4回洗浄した。このカップリングをニンヒドリンで監視すると、通例陰性であった。樹脂を脱保護し、洗浄し、AcO 6mL、DIEA 1mL及びDMF 18mLで30分間アセチル化し、ニンヒドリンが陰性又はほぼ陰性になるまで、完了を確認した。ニンヒドリンが陰性でなかった場合、樹脂をAcO 6mL、DIEA 1mL及びDMF 18mLで30分間アセチル化し、完了をニンヒドリンで確認した。
合成の完了後、樹脂をCHClで4回洗浄し、N流下で乾燥した。ペプチドを脱保護し、トリイソプロピルシラン1.5mL及び97%TFA/3%HO 13.5mLで180分間樹脂から開裂した。脱保護溶液を冷ETO 100mLに加え、TFA 1mL及び冷ETO 30mLで洗浄して、ペプチドを沈殿し、次に遠心分離し、実験室備付け配管につないだデシケーター内で乾燥した。
実施例3に記載の手順に従って、粗ペプチドを精製し、凍結乾燥して、白色の無定形粉末49mg(9%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001513322の計算値2167.53、実測値2167.80。
実施例51
H−Ile−Lys−Cms−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成及び精製に付して、白色の無定形粉末44mg(8%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C961513121の計算値2075.47、実測値2074.80。
実施例52
H−Ile−Lys−Gly−Cms−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成及び精製に付して、白色の無定形粉末129mg(24%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981543222の計算値2132.52、実測値2133.00。
実施例53
シクロLys28−Aspu32Ac−Ile−Nle−Cms−Arg−His−Tyr−Lys−Asn−Leu−Val−Asp−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:28)の調製
このペプチドを、実施例50に開示した手順に従って、ABI433での自動合成及び0.25mMスケールでの手動合成を組み合わせて調製した。Fmoc−Cms−OH(151mg、313mM(1.25当量))及びHOBt(45mg、313mM(1.25当量))を固体として加え、DMF15mL、続いてDic(7mM、28当量)1.2mLを加えた。カップリングを室温で一晩実施した(通例18時間)。粗ペプチドを精製し、凍結乾燥して、白色の無定形粉末19mg(9%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981493122の計算値2113.47、実測値2113.80。
実施例54
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tic−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:31)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Ticを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末87mg(16%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1011543221の計算値2152.56、実測値2152.50。
実施例55
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Bip−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:32)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Bipを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末90mg(16%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1061583221の計算値2216.64、実測値2217.00。
実施例56
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Dip−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:33)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Dipを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末84mg(15%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1061583221の計算値2216.64、実測値2217.30。
実施例57
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−(1)Nal−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:34)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((1)Nalを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末88mg(16%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1041563221の計算値2190.60、実測値2190.61。
実施例58
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−(2)Nal−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:35)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((2)Nalを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末40mg(7%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1041563221の計算値2190.60、実測値2191.20。
実施例59
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−(3,4,5トリフルオロPhe)−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:36)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(3,4,5,トリフルオロPheを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末101.4mg(18%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001513221の計算値2194.52、実測値2194.20。
実施例60
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−(2,3,4,5,6ペンタフルオロPhe)−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:37)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(2,3,4,5,6ペンタフルオロPheを配列の位置27に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末122.5mg(22%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001493221の計算値2230.50、実測値2230.50。
実施例61
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−(4−MeOApc)−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:38)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((4−MeO−Apc)を配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末43mg(8%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1081643023の計算値2250.70、実測値2250.60。
実施例62
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−(3−Pal)−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:39)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((3−Pal)を配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末112mg(21%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1021553122の計算値2167.57、実測値2167.20。
実施例63
Ac−Ile−Nle−Pqa−Arg−(4−Pal)−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:40)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((4−Pal)を配列の位置26に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末146mg(27%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1021553122の計算値2167.57、実測値2167.20。
実施例64
Ac−Ile−Nle−Pqa−(3,4,5トリフルオロPhe)−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:41)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((3,4,5トリフルオロPhe)を配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末55mg(10%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1031482922の計算値2201.50、実測値2201.40。
実施例65
Ac−Ile−Nle−Pqa−(2,3,4,5,6ペンタフルオロPhe)−HisTyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:42)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((2,3,4,5,6ペンタフルオロPhe)を配列の位置25に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末65mg(12%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1031462922の計算値2237.49、実測値2237.70。
実施例66
Ac−Aib−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((Aib)を配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末32mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981503222の計算値2128.49、実測値2128.00。
実施例67
Ac−1,1−Aic−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((1,1Aic)を配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、PkAとして分離したラセミ混合物:白色の無定形粉末31mg(6%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1041523222の計算値2202.57、実測値2202.60。
実施例68
Ac−1,1−Aic−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((1,1Aic)を配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、Pk.Bとして分離したラセミ混合物:白色の無定形粉末46mg(8%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1041523222の計算値2202.57、実測値2202.60。
実施例69
Ac−2,2−Aic−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成((2,2Aic)を配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末103mg(19%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1041523222の計算値2202.57、実測値2202.30。
実施例70
Ac−Ach−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Achを配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末81mg(15%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1011543222の計算値2168.55、実測値2168.10。
実施例71
Ac−Acp−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成(Acpを配列の位置3に挿入した)及び精製に付して、白色の無定形粉末95mg(18%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C1001523222の計算値2154.53、実測値2154.30。
実施例72
H−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製
実施例1のFmoc−Linker−BHA樹脂(450mg、0.25mmol)を、実施例3の手順に従って固相合成及び精製に付して、白色の無定形粉末80mg(15%)を得た。(ES)+−LCMS m/e C981523221の計算値2114.51、実測値2113.80。
実施例73
PEG(10,000)−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH(配列番号:5)の調製。
上記の構造においては、一般的な命名法に従い、基−X−CH−CH−O−X−はポリエチレングリコール部分の反復グリコール単位、即ち、基−(CH−CH−O)−を表す。「n」は、所望のポリエチレングリコール単位の所望の重量を得るのに応じて選択される。実施例72のペプチド15mgを計量し、ホウ酸塩50mM、pH7.4緩衝液に溶解した。PEG−SPA−NHS(Nektar社)10kDa 107mgを計り、2:1 PEG:ペプチドのモル比を得て、溶解したペプチドに加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し、その後それをNaOAc 20mM、pH4.5緩衝液中で10倍に希釈し、S−Sepharose(Amersham社)上の陽イオン交換クロマトグラフィーにより精製した。図1はPEG−PYYペプチド10KDaのHPLCクロマトグラムである。反応により、ペプチド10kDa 67.8%を得た。
モノ−ポリエチレングリコール化PYYペプチドを段階的NaCl勾配を用いて溶離した。通例、所望のモノ−ポリエチレングリコール化ペプチドはNaCl 125mMで溶離した。溶離したPEG−PYY様のペプチドを、MW 10kDaのカットオフ膜を用いて、Amicon社限外濾過細胞中で濃縮した。次に、それをPBSで1回、10倍に逆方向濾過(diafilter)した。
実施例73の濃縮ペプチドを分析に付し、アッセイし、−20℃で保存した。図2は、精製したPEG−PYYペプチド10kDaのHPLCクロマトグラムである。ペプチド10kDaの純度は97.6%であった。図3は、PEG−PYYペプチド10kDaのMALDI-TOFを実施し、分子量を確認したことを表したグラフである。
実施例74
PEG (30,000)−Ile−Nle−Pqa−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH (配列番号:5)の調製
上記の構造においては、一般的な命名法に従い、基−X−CH−CH−O−X−はポリエチレングリコール部分の反復グリコール単位、即ち、基−(CH−CH−O)−を表す。「n」は、所望のポリエチレングリコール単位の所望の重量を得るのに応じて選択される。実施例72のペプチド15mgを計量し、ホウ酸塩50mM、pH7.4緩衝液に溶解した。PEG−SPA−NHS 30kDa 244mgを計り、2:1 PEG:ペプチドのモル比を得て、溶解したペプチドに加えた。反応混合物を室温で2時間撹拌し(図4)、その後それをNaOAc 20mM、pH4.5緩衝液中で10倍に希釈し、S−Sepharose(Amersham社)上の陽イオン交換クロマトグラフィーにより精製した。図4はPEG−PYYペプチド30KDaのHPLCクロマトグラムである。反応により、ペプチド30kDa 88.3%を得た。
モノ−ポリエチレングリコール化PYYペプチドを段階的NaCl勾配を用いて溶離した。通例、所望のモノ−ポリエチレングリコール化PYYペプチドはNaCl 125mMで溶離した。溶離したPEG−PYY様のペプチドを、MW 10kDaのカットオフ膜を用いて、Amicon社限外濾過細胞中で濃縮した。次に、それをPBSで1回、10倍に逆方向濾過した。濃縮ペプチドを分析に付し、アッセイし、−20℃で保存した。図5は、精製したPEG−PYYペプチド30kDaのHPLCクロマトグラムである。ペプチド30kDaの純度は98.4%であった。図6は、PEG−PYYペプチド30kDaのMALDI-TOFを実施し、分子量を確認したことを表す。
実施例75
実施例49の化合物の血漿安定性
実施例49のペプチドのヒト及びマウスの血漿安定性を測定した。この実施例において、実施例49のペプチド140μgを、37.5℃で0、40、90及び150分間、ヒト又はマウスのいずれかの血漿300μLでインキュベートした。POSRインキュベーション各サンプルを水中の0.1%酢酸中で50倍に希釈した。次に、希釈したサンプルをLC/UV/MSにより分析すると、安定していた。
実施例76
実施例32の化合物の血漿安定性
実施例32のペプチドのヒト及びマウスの血漿安定性を測定した。この実施例において、実施例32のペプチド51μgを、37.5℃で0、40、90及び150分間、ヒト又はマウスのいずれかの血漿300μLでインキュベートした。POSRインキュベーション各サンプルを水中の0.1%酢酸中で50倍に希釈した。次に、希釈したサンプルをLC/UV/MSにより分析すると、安定していた。
実施例77
cAMPアゴニストアッセイ
この実施例において、下記の物質を使用した:384−ウェルプレート;Tropix、cAMPスクリーンキット;cAMP ELISAシステム(Applied Biosystems社、,cat. #T1505;CS 20000);Forskolin(Calbiochem cat. # 344270);細胞:HEK293/hNPY2R;成長培地:ダルベッコー修飾イーグル培地((D-MEM、Gibco);10%ウシ胎仔血清(EBS、Gibco)、熱不活性化;1% ペニシリン/ストレプトマイシン(ペニシリン10000単位/ml:ストレプトマイシン10000mg/ml、Gibco);G418 500mg/ml(Geneticin、Gibco cat. # 11811-031);及びプレート培地:DMEM/F12 w/o フェノールレッド(Gibco); 10% FBS (Gibco, cat. # 10082-147)、熱不活性化; 1% ペニシリン/ストレプトマイシン(Gibco, cat. # 15140-122);G418 500 mg/ml(Geneticin, Gibco, cat. # 11811-031)。
1日目に、培地を廃棄し、単層細胞を1フラスコ(T225)当たりPBS 10mlで洗浄した。PBSでデカントした後、VERSENE(Gibco,cat#1504006)5mlを使用して、細胞を除去した(37℃で5分間)。フラスコを穏やかにたたいて、細胞懸濁液をプールした。各フラスコをプレート培地10mlですすぎ、5分間1000rpmで遠心分離した。懸濁液をプールし、計数した。
懸濁液を、HEK293/hNPY2Rの2.0×10個の細胞/mlの密度のプレート培地中で再懸濁した。マルチドロップディスペンサ(Multi-drop dispenser)を用いて、細胞50μl(HEK293/hNPY2R_10,000細胞/ウェル)を384−ウェルプレートに移動した。プレートを37℃一晩インキュベートした。
2日目に、75〜85%の集合体について細胞を確認した。培地及び試薬を室温にした。希釈物を調整する前に、ジメチルスルホキシド(DMSO, Sigma, cat#D2650)中の刺激化合物の原液を5〜10分間32℃まで温めた。希釈物をDMEM/F12中で、3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX, Calbiochem, cat#410957)0.5mM及びBSA 0.5mg/mLとともに調製した。刺激培地中の最終的なDMSO濃度は1.1%であり、ホルスコリン濃度は5μMであった。
細胞プレートを穏やかに裏返して、細胞培地を紙タオル上に取り出した。刺激培地50μLをウェル毎に置いた(各濃度を4重で行った)。プレートを室温で30分間インキュベートし、毒性について、細胞を顕微鏡で確認した。
30 分間の処理後、刺激培地を廃棄し、アッセイ溶解緩衝液(Tropixキット内に供給)50μl/ウェルを加えた。プレートを37℃で45分間インキュベートした 。
溶解物20μLを刺激プレートからTropixキットのあらかじめコートされた抗体プレート(384−ウェル)内に移動した。APコンジュゲート10μL及びアンチcAMP抗体20μLを加えた。1時間振とうしながら、プレートを室温でインキュベートした。次に、プレートを、各洗浄剤につきウェル毎に70μLのWash Bufferで5回洗浄した。プレートをたたいて乾燥した。CSPD/Saphire-IIRTU 基質/エンハンサー溶液30μL/ウェルを加え、室温で45分インキュベートした(振とう)。Luminometer (VICTOR-V)中の1秒/ウェルの信号を計測した。
実施例78
食物摂取アッセイのインビボでの減少
この実施例においては、4回の実験で、実施例5,44,73及び74の化合物を4組のマウスに投与して、食物摂取の効果を計測した。8匹のマウスの実験グループとして、C57BL/6J雄マウス又はDIO(食餌誘発肥満)雄マウスを実験内で用いた。マウスは規則的な明サイクル(午前6時オン;午後6時オフ)で維持した。試験に先立ち、水を自由に与えてマウスを24時間絶食させた。試験の間、マウスはケージ毎に1匹で収容した。
実施例5及び44の化合物を腹膜内投与し、実施例73及び74の化合物を皮下投与した。投与してから1,2,4,6,及び24時間後に、食物摂取を計測した。結果を表7〜10に示す。実施例73及び74の化合物については、食物摂取をより長い間隔で計測し、表9及び10に示した。各図においては、累積及び時間間隔での食物消費量を個々のマウスについて計測した。平均食物消費量及ビヒクルからの率の変化を各時間間隔毎に計算した。データを、両側t−検定(two−tailed Student t−test)を使用して分析した。表7〜10は、いかに、本発明の化合物が対照と比較して、食物摂取を減少させる上で効果的であるかを示している。
実施例79
CaFluxアッセイ
Hek−293細胞をGタンパク質キメラGaqi9で安定的にトランスフェクトし、ハイグロマイシン−B耐性遺伝子を、ヒトNPY2レセプター及びG418抗生物質選択で更にトランスフェクトした。両ハイグロマイシン−B及びG418の選択に従って、個々のクローンを、そのPYYに対する反応についてアッセイした。トランスフェクトした細胞を、10%胎仔血清、50μg/mLのハイグロマイシン−B、2mMのグルタミン、ペニシリン100U/mL、ストレプトマイシン100μg/mL及び250μg/mLのG418を補充したDMEM培地中で培養した。細胞をトリプシン−EDTAで回収し、ViaCount試薬を用いて計数した。細胞懸濁液の容積を完全成長培地で4.8×10細胞/mLに調整した。25μLのアリコートを384ウェルポリ−Dリシンでコートした黒色/透明なマイクロプレート(Falcon社)内に分与し、マイクロプレートを37℃ COインキュベータ内で一晩置いた。
1個のバイアル(Expressキット)の内容物を、HEPES20mM及びプロベネシド5mMを含有するハンクス液1000Mlに溶解することにより、ローディングバッファー(カルシウム−3アッセイキット、Molecular Devices)を調製した。希釈した染料の25μLのアリコートを細胞プレートに分与し、次にプレートを37℃で1時間インキュベートした。インキュベーションの間、試験化合物を、HBSS(HEPES 20mM)/0.05%BSA/1%DMSO中で、3.5X所望の濃度で調製し、384ウェルプレートに移動し、ELIPR上で使用した。
インキュベーション後、両細胞及び化合物プレートをFLIPRに導き、希釈化合物20μLをELIPRにより細胞プレートに移動した。アッセイの間、細胞プレートの384ウェル全てから、1.5秒毎に蛍光を同時に読み取った。安定した基準を構築するために、5回の読み取りを行い、次にサンプル20μLを迅速(30μL/sec)かつ同時に細胞プレートの各ウェルに加えた。総経過時間100秒の間、サンプルの添加前、添加中及び添加後、蛍光を連続して監視した。添加後の各ウェル内の反応(ピーク蛍光の増強)を測定した。リガンドの刺激に先立って各ウェルの最初に読み取った蛍光を、そのウェルからのデータについてのゼロ基準として使用した。反応は、陽性対照の最大限の反応のパーセントとして示される。
本発明の化合物は、cAMPアッセイ(実施例77)及びCaFluxアッセイ(ELIPR)(実施例78)に示したように、インビトロでの選択的ニューロペプチド−2レセプター活性を示す。インビトロの結果である、実施例3〜74のIC50及びEC50の概要を下記の表1に例示する。



本発明は上記本発明の特定の実施態様に限定されず、特定の実施態様の変更が可能であり、依然として添付の請求項の範囲内にあることは理解されるべきである。
実施例A
下記の成分を含有するフィルムコーティング剤は常法により製造することができる:
成分 1錠当たり
核:
式(I)の化合物 10.0mg 200.0mg
微晶質セルロース 23.5mg 43.5mg
含水乳糖 60.0mg 70.0mg
ポビドンK30 12.5mg 15.0mg
グリコールデンプンナトリウム 12.5mg 17.0mg
ステアリン酸マグネシウム 1.5mg 4.5mg
(核重量) 120.0mg 350.0mg
フィルムコート:
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 3.5mg 7.0mg
ポリエチレングリコール6000 0.8mg 1.6mg
タルク 1.3mg 2.6mg
酸化鉄(黄色) 0.8mg 1.6mg
二酸化チタン 0.8mg 1.6mg
活性成分を篩にかけ、微晶質セルロースと混合し、混合物を水中のポリビニルピロリドンの溶液で造粒する。顆粒をグリコールデンプンナトリウム及びステアリン酸マグネシウムと混合し、圧縮して、それぞれ120又は350mgの核を得る。上記のフィルムコートの水溶液/懸濁液を核に塗布する。
実施例B
下記の成分を含有するカプセル剤は、常法により製造することができる:
成分 1カプセル当たり
式(I)の化合物 25.0mg
乳糖 150.0mg
トウモロコシデンプン 20.0mg
タルク 5.0mg
成分を篩にかけ、混合し、サイズ2のカプセルに充填する。
実施例C
注射剤は下記の組成を有することができる:
式(I)の化合物 3.0mg
ポリエチレングリコール400 150.0mg
酢酸 pH5.0にするのに十分な量
注射用水 全量を1.0mlにする量
活性成分を、ポリエチレングリコール400と注射用水(一部)の混合物に溶解する。酢酸によりpHを5.0に調整する。水の残量を加えて、容量を1.0mlに調整する。溶液を濾過し、適切な過剰量を使用してバイアルに充填し、滅菌する。
実施例D
下記の成分を含有する軟ゼラチンカプセル剤は常法により製造できる:
カプセル剤内容
式(I)の化合物 5.0mg
黄ろう 8.0mg
硬化大豆油 8.0mg
部分的硬化植物油 34.0mg
大豆油 110.0mg
カプセル剤の重量 165.0mg
ゼラチンカプセル剤
ゼラチン 75.0mg
グリセロール85% 32.0mg
Karion 83 8.0mg(乾物)
二酸化チタン 0.4mg
酸化鉄黄 1.1mg
活性成分を、温かく溶融している他の成分に溶解し、混合物を適切な大きさの軟ゼラチンカプセルに充填する。充填された軟ゼラチンカプセル剤を、通常の手順に従って処理する。
実施例E
下記の成分を含有するサッシェは常法により製造できる。
式(I)の化合物 50.0mg
乳糖、微細粉末 1015.0mg
微晶質セルロース(AVICEL PH 102) 1400.0mg
カルボキシメチルセルロースナトリウム 14.0mg
ポリビニルピロリドンK 30 10.0mg
ステアリン酸マグネシウム 10.0mg
風味添加剤 1.0mg
活性成分を、乳糖、微晶質セルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリウムと混合し、水中のポリビニルピロリドンの混合物と共に造粒する。顆粒をステアリン酸マグネシウム及び風味添加剤と混合し、サッシェに充填する。
本発明の化合物のHPLCクロマトグラムを示す。 本発明の化合物のHPLCクロマトグラムを示す。 本発明の化合物のMALDI−TOFを示す。 本発明の別の化合物のHPLCクロマトグラムを示す。 本発明の化合物のHPLCクロマトグラムを示す。 本発明の化合物のMALDI−TOFを示す。 本発明の化合物の投与後の食物摂取に対する効果の図表を示す。 本発明の別の化合物の投与後の食物摂取に対する効果の図表を示す。 本発明のまた別の化合物の投与後の食物摂取に対する効果の図表を示す。 本発明のさらに別の化合物の投与後の食物摂取に対する効果の図表を示す。

Claims (26)

  1. 式(I):

    (式中:
    Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ、
    Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、
    1は、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、
    2は、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)であり、
    3は、Arg、Ala、(D)Arg、N-メチルArg、Phe、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、
    4は、His、Ala、(D)His、N-メチルHis、4-MeOApc、3-Palまたは4-Palであり、
    5は、Tyr、Ala、(D)Tyr、N-メチルTyr、Trp、Tic、Bip、Dip、(1)Nal、(2)Nal、3,4,5-トリフルオロPheまたは2,3,4,5,6-ペンタフルオロPheであり、
    6は、Leu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、
    7はAsn、Ala、または(D)Asnであり、
    8はLeu、Ala、(D)LeuまたはN-メチルLeuであり、
    9はVal、Ala、(D)ValまたはN-メチルValであり、
    10はThr、AlaまたはN-メチルThrであり、
    11はArg、(D)ArgまたはN-メチルArgであり、
    12はGlnまたはAlaであり、
    13はArg、(D)Arg、またはN-メチルArgであり、および
    14は、Tyr、(D)Tyr、またはN-メチルTyrである)
    の、神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいは薬学的に許容されるそれらの塩。
  2. XがPqaである、請求項1記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  3. XがCmsである、請求項1記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  4. Yが(C〜C)のアルキル部分である、請求項1記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  5. 式(II):

    (式中、
    Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれる部分であり、
    Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分であり、
    は、Ile、Ala、(D)Ile、N-メチルIle、Aib、1-1Aic、2-2Aic、AchまたはAcpであり、および
    は、Lys、Ala、(D)Lys、NMelys、Nleまたは(Lys−Gly)である)
    の、神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいは薬学的に許容されるそれらの塩。
  6. XがPqaである、請求項5記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  7. XがCmsである、請求項5記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  8. 式(III):
    Y−Ile−Lys−X−Arg−His−Tyr−Leu−Asn−Leu−Val−Thr−Arg−Gln−Arg−Tyr−NH (III)
    (式中、
    Xは、N−ピペラジン−1−イル−4(3H)−キノゾリノン−3−酢酸(Pqa)、N−(5−O−カルボキシメチル)−セロトニン(Cms)、4−(2−アミノメチル)−6−ジベンゾフランプロパン酸、4−(1−ピペリジン−4−イル)−ブタン酸および4−(2−アミノエチル)−1−カルボキシメチルピペラジンから成る群より選ばれ、
    Yは、H、置換または非置換アルキル、置換または非置換低級アルキル、置換または非置換アリール、置換または非置換アルコキシまたはポリ(エチレン)グリコール部分である)
    の、神経ペプチド−2レセプターアゴニスト、あるいは薬学的に許容されるそれらの塩。
  9. XがPqaである、請求項8記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  10. XがCmsである、請求項8記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。



  11. から成る群より選ばれる、請求項1〜10のいずれか1項記載の、神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。

  12. から成る群より選ばれる、請求項1〜11のいずれか1項記載の、神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  13. アミノ酸残基5〜24が長さ約8〜約11オングストロームの部分と置換された
    PYY3-36誘導体を含む、神経ペプチド-2レセプターアゴニスト。
  14. 前記部分が長さ約9〜約11オングストロームである、請求項13記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  15. 前記部分が長さ約9〜約10オングストロームである、請求項14記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  16. 前記部分が長さ約8〜約10オングストロームである、請求項15記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  17. 前記部分が長さ約8〜約9オングストロームである、請求項16記載の神経ペプチド−2レセプターアゴニスト。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物ならびに薬学的に許容される担体および/またはアジュバントを含む、医薬組成物。
  19. 治療用活性物質として使用するための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物。
  20. 神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防のための治療用活性物質として使用するための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物。
  21. 神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防療法のための、特に肥満の治療および/または予防療法のための方法であって、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物をヒトまたは動物に投与する工程を含む方法。
  22. 神経ペプチド−2レセプターアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防療法のための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物の使用。
  23. 肥満の治療および/または予防療法のための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物の使用。
  24. 神経ペプチド−2レセプターのアゴニストによってモジュレートされる疾病の治療および/または予防療法のための薬物の調製のための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物の使用。
  25. 肥満の治療および/または予防療法のための薬物の調製のための、請求項1〜17のいずれか1項記載の化合物の使用。
  26. これより後に定義された発明。
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