JP2008522112A - 特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーン - Google Patents

特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーン Download PDF

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Abstract

特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーンであって、押圧部材であるロッカピン(15,16)を介して互いに枢着結合された多数のチェーンリンクプレート(14)が設けられており、ロッカピン(15,16)が、当該リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向に延びており、ロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)とにそれぞれ湾曲させられて形成された当付け面(20,21)が配置されており、該当付け面(20,21)に沿ってロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)とが、力伝達のために互いに接触し合っており、ロッカピン(15,16)に、湾曲させられて形成された転動面(5)が配置されており、該転動面(5)に沿ってロッカピン(15,16)が力伝達のために互いに転動し合うようになっている形式のものにおいて、ロッカピン(15,16)が、当該リンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見てロッカピン高さ方向(12)で非対称的に形成されており、当付け面(20,21)が、ロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)との間の、ロッカピン高さ方向(12)で見て上側の接触面範囲と下側の接触面範囲とに設けられていることを特徴とする、特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーン。

Description

本発明は、特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーンであって、「ロッカピン」と呼ばれる押圧部材(Druckstuecke)を介して互いに枢着結合された多数のチェーンリンクプレートが設けられており、ロッカピンが、当該リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向に延びており、ロッカピンとチェーンリンクプレート(とにそれぞれ湾曲させられて形成された当付け面が配置されており、該当付け面に沿ってロッカピンとチェーンリンクプレートとが、力伝達のために互いに接触し合っており、ロッカピンに、湾曲させられて形成された転動面が配置されており、該転動面に沿ってロッカピンが力伝達のために互いに転動し合うようになっている形式のものに関する。
このような形式のリンクプレートチェーンは、たとえば自動車の全輪分配伝動装置、つまりトランスファにおける力伝達のために、またはたとえば自動車の内燃機関の補機においても使用され得る歯付チェーンであってよい。上に挙げた事例では、リンクプレートチェーンが歯付チェーンとして形成されていて、被駆動側のチェーン車(スプロケット)と駆動側のチェーン車(スプロケット)との間で引張力を伝達する。しかし、このようなリンクプレートチェーンは、たとえば自動車の円錐形プーリ式巻掛け伝動装置における引張手段としても使用され得る。この場合には、引張力はチェーン車におけるリンクプレートチェーンの歯係合、つまり噛合いを介して形状接続的に伝達されるのではなく、円錐形プーリ式巻掛け伝動装置の2つの円錐形プーリペアの間で摩擦力として伝達される。
円錐形プーリ式巻掛け伝動装置において使用されるこのようなリンクプレートチェーンは、「クレードルジョイントチェーン(Wiegegelenkkette)」とも呼ばれる。この場合、クレードルジョイントまたはロッカピンは転動面を有しており、これらの転動面によってクレードルジョイントまたはロッカピンは、チェーンリンクプレートのリンクプレート開口内にペアになって配置された状態で互いに接して転動し合い、このときにリンクプレートチェーンによって伝達された引張力を圧縮応力の形で受け止め、そしてこれに対する反動力として相応する力をチェーンリンクプレートに導入する。この場合、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の力伝達は湾曲させられて形成された当付け面で行われる。これらの当付け面はロッカピンとチェーンリンクプレートとに形成されている。
すなわち、このようなリンクプレートチェーンは、ロッカピンの各転動面により引き受けられるジョイント機能と、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の当付け機能とを有しており、そしてこのために要求される強度に応えられるように形成されていなければならない。リンクプレートチェーンがその伸長された状態から折り曲げられた状態へ移行する際に、つまりリンクプレートチェーンが、たとえばスプロケットにわたって走行するか、または2つの円錐形プーリの間にクランプされて変向される際に、伸長された状態からのチェーンの変位が生じると、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間には高い回動防止性が形成されなければならない。なぜならば、さもないとチェーンリンクプレートとロッカピンとの間に相対運動が生ぜしめられ、これによって摩擦による摩擦が生ぜしめられ、ひいてはリンクプレートチェーンの場合によっては早期の故障が生ぜしめられてしまうからである。
ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の力伝達は通常、チェーンリンクプレートとロッカピンとの間の接触面の範囲で行われる。この接触面はリンクプレートチェーンの長手方向に沿って見てロッカピンの転動面とは反対の側に配置されており、つまりロッカピンの背面の範囲に配置されている。ロッカピンはロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の前記接触面のところでチェーンリンクプレートに押圧力を導入する。この押圧力はロッカピン高さ方向で見て存在する、チェーンリンクプレートにおける力導入個所と、チェーンリンクプレートのロッカピン収容開口の上側もしくは下側の縁範囲との間の間隔に基づき、チェーンリンクプレートにおける亀裂形成を助成し、かつその後には亀裂成長を生ぜしめ、ひいてはチェーンリンクプレートの故障を生ぜしめるモーメントを招く。
ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間に1つの当付け面しか存在していないのではなく、つまりロッカピンの間の転動面にリンクプレートチェーンの走行方向で見て後側の、ロッカピン背面に形成されている当付け面しか存在していないのではなく、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間に2つの当付け面が形成されているようなリンクプレートチェーンも既に知られている。この場合、両当付け面のうちそれぞれ一方の当付け面は、リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向で見たロッカピン高さ方向を二等分する平面の上側に配置されており、他方の当付け面は該平面の下側に配置されている。このような構成は1つの当付け面しか有しない構成に比べて力分配の利点を有している。
米国特許第4507106号明細書に基づき公知の力伝達のためのリンクプレートチェーンでは、ロッカピンが、互いに向かい合って位置する転動面を有しており、ロッカピンに2つの当付け面が形成されている。両当付け面においてロッカピンはチェーンリンクプレートに設けられた当付け面と接触しており、これらの当付け面は力伝達のために働く。この公知のリンクプレートチェーンのロッカピンはリンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向に延びる横断面図で見て当付け面の範囲でほぼ円形に形成されおり、したがって不十分な回動防止性という不都合を有している。すなわち、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間では、チェーンの折曲げ時に相対運動が行なわれる恐れがあり、このような相対運動はロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の接触面範囲における著しい摩耗を招き、ひいては早期の故障を招いてしまう。
チェーンリンクプレート内でのロッカピンの相対回動のこのような問題については、米国特許第4010656号明細書に基づき公知のリンクプレートチェーンによって、ロッカピンの当付け面範囲とチェーンリンクプレートの所属の当付け面範囲とがほぼ円形に形成されているのではなく(なぜならばこのような構成がチェーンリンクプレート内でのロッカピンの相対回動を助成するからである)、ロッカピンが、相応する横断面で見てほぼ三角形に形成されていることにより、解決することが試みられた。これにより、ロッカピンに十分に直線状に形成された当付け面が、チェーンリンクプレートに十分に直線状に形成された当付け面と接触し、ひいては相対回動が実現された。この公知のリンクプレートチェーンが、伸長された位置から折り曲げられた位置へ変えられる場合、このような構成はたしかにチェーンリンクプレート内でのロッカピンの回動を防止することができるが、しかしチェーンリンクプレートにおけるロッカピンの片当たり(Kantentragen)が生じてしまう。このような片当たりはロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の当付け面の範囲において著しい応力ピークを招くので、このような構成もやはりチェーンリンクプレートにおける亀裂成長を助成し、ひいてはこの公知のリンクプレートチェーンの寿命が減じられてしまう。
このような公知先行技術から出発して、本発明の根底を成す課題は、公知のリンクプレートチェーンに比べてロッカピンの横断面をほとんど変えないまま、チェーンリンクプレートの負荷低減が実現可能となり、チェーンリンクプレート内でのロッカピンの回動防止性に課せられた要求にも応えられるような、特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーンを提供することである。
この課題を解決するために本発明によれば、請求項1の特徴部に記載の特徴を有するリンクプレートチェーンが提供される。本発明の有利な構成は請求項2以下に記載されている。
本発明の構成では、押圧部材であるロッカピンを介して互いに枢着結合された多数のチェーンリンクプレートが設けられており、ロッカピンが、当該リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向に延びており、ロッカピンとチェーンリンクプレートとにそれぞれ湾曲させられて形成された当付け面が配置されており、該当付け面に沿ってロッカピンとチェーンリンクプレートとが、力伝達のために互いに接触し合っており、ロッカピンに、湾曲させられて形成された転動面が配置されており、該転動面に沿ってロッカピンが力伝達のために互いに転動し合うようになっている形式の、特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーンにおいて、ロッカピンが、当該リンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見てロッカピン高さ方向で非対称的に形成されており、当付け面が、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の、ロッカピン高さ方向で見て上側の接触面範囲と下側の接触面範囲とに設けられている。
リンクプレートチェーンの公知のロッカピンについて考察してみると、ロッカピンはリンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向で見たロッカピン高さ方向で対称的に形成されている。個々のロッカピンに、ロッカピン高さを二等分する平面を書き込んでみると、公知のロッカピンは、この平面が、こうして仮想断面されたロッカピンのための鏡像対称平面として働くように形成されている。すなわち、上側のロッカピン半部は下側のロッカピン半部に対して鏡像対称的であると云える。このような構成はリンクプレートチェーンの製作時には有利である。なぜならば、ロッカピンを向き選択的に個別化する必要はなく、つまりリンクプレートチェーン開口に対して相対的なその位置に関して向き選択する必要なしに単純に組み付けることができるからである。
次に、本発明によるロッカピンに、ロッカピン高さを二等分する平面を書き込んでみると、本発明によるロッカピンは非対称的に形成されている。すなわち、ロッカピンの、この仮想ロッカピン高さ二等分平面の上方に位置する範囲はこの二等分平面の下方に位置する範囲に対して対称的ではない。すなわち、ロッカピンはロッカピン高さ方向で非対称的に形成されており、しかもリンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見て下側の範囲の幅は公知のロッカピンよりも小さい、つまり公知のロッカピンよりも薄く形成されているけれども、公知のロッカピンに比べて比較可能な横断面積において高い剛性を有している。本発明によるロッカピンの上側の範囲が、ロッカピン高さ方向に対して直交する横方向で公知のロッカピンよりも厚く形成されている、つまり公知のロッカピンよりも大きな幅を有しているので、本発明によるロッカピンは、対称的に形成された公知のロッカピンよりも全体的に高い剛性を有している。
ロッカピンのこのような非対称的な構成、ひいてはロッカピンを収容するチェーンリンクプレート開口の非対称的な構成に基づき、分割された当付け面と相まって、つまりロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の、ロッカピン転動面とは反対の側に位置する1つの当付け面ではなく、ロッカピンとチェーンリンクプレートとにリンクプレートチェーンの長手方向で見て上側の接触面および下側の接触面、つまり上側の当付け面および下側の当付け面が設けられていることと相まって、全体的により大きな当付け面が利用可能となる。
このことは当付け力の分割をも生ぜしめ、ひいてはこれによってロッカピンおよびチェーンリンクプレートの上側の当付け面と下側の当付け面との間に作用する力は、チェーンリンクプレートにとってあまり悪影響を及ぼさない個所、つまりロッカピン高さ方向で見てロッカピンを収容するチェーンリンクプレート開口の縁部に対して、より小さな間隔を有する個所に導入されるようになる。それゆえに、チェーンリンクプレート開口の縁部には低い応力しか生ぜしめられず、ひいては亀裂の発生もしくは亀裂成長が回避される。
すなわち、本発明によるリンクプレートチェーンでは、力分配が行われ、そしてチェーンリンクプレートへの力導入点が、ロッカピンを収容するチェーンリンクプレート開口の縁部の近傍に位置しているので、減じられた力に基づき、ひいては短縮されたてこ腕に基づき、チェーンリンクプレート開口の縁部における一層低いモーメントしか生じなくなり、ひいては開口縁部における一層低い応力しか生じない。それゆえに、引裂き強さが向上し、ひいてはチェーンリンクプレートの寿命が向上する。
本発明の改良形では、ロッカピンの間の転動点が、当該リンクプレートチェーンの長く伸長された状態でロッカピン高さ方向で見てロッカピン高さを二等分する平面の下方に位置する位置から、当該リンクプレートチェーンの十分に折り曲げられた状態では前記平面よりも上方に位置する位置へ運動するように転動面の転動半径が設定されている。本発明によるリンクプレートチェーンが引張負荷をかけられると、ロッカピンの間の転動点はロッカピン高さを二等分する平面よりも下方に位置する。リンクプレートチェーンが、たとえばチェーン車を介して、または円錐形プーリ式巻掛け伝動装置の2つの円錐形プーリペアの間で循環する場合、つまりリンクプレートチェーンが折り曲げられる場合、この転動点は前記平面の上方の位置へ移動する。
公知のリンクプレートチェーンにおいて転動点がこのように移動すると、このことはチェーンリンクプレート内でのロッカピンの回動を生ぜしめ、ひいては摩耗を高めてしまう。これとは異なり、本発明によるリンクプレートチェーンでは、このことは摩耗増大を招かない。なぜならば、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の上側の当付け面と下側の当付け面とに生ぜしめられる力が、2点当付けに基づき回動を阻止し、したがって本発明によるリンクプレートチェーンでは転動点の移動が可能となり、かつ許容される。転動面の転動半径が増大させられると転動点が移動するが、しかしこれによって転動面の範囲におけるロッカピンの接触面増大が生ぜしめられ、ひいては相応する応力低減が生ぜしめられるので、本発明によるリンクプレートチェーンでは、公知のチェーンリンクプレートの場合にそうであるようにチェーンリンクプレートに対して相対的なロッカピンの回動が生じることなしに、転動半径を増大させることができる。すなわち、公知のリンクプレートチェーンとは異なり、チェーンリンクプレート開口内でのロッカピンの回動の危険が生じることなしに転動面の転動半径を増大させることができる。
さらに、本発明の別の改良形では、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間でのエッジ当たりもしくは片当たりが十分に回避されるように当付け面が各端範囲に、湾曲されて形成された輪郭を備えている。すなわち、公知のチェーンリンクプレートとは異なり、当付け面は端範囲において、片当たりを生ぜしめ、ひいては局所的に高い応力ピークを生ぜしめるような配置構成を有するのではなく、片当たりを回避する、湾曲されて形成された輪郭(Auslauf)を有している。
ロッカピンの転動面とは反対の側に位置する、ロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の唯一つの当付け面しか有しない公知のリンクプレートチェーンは、それぞれ当付け面の上方および下方に切欠き部(Freischnitt)を有している。この切欠き部により、チェーンリンクプレートの製造時における製作公差が補償される。この切欠き部はさらに大きな曲率、つまり小さな曲率半径を持って形成されており、この個所において増幅された亀裂成長が生じることが判った。なぜならば、リンクプレートチェーンが引張力で負荷された場合にこの切欠き部がチェーンリンクプレートの変形に基づいて、いわば閉じられ、したがって大きな曲率を有するチェーンリンクプレートの範囲が大きな引張力にさらされ、このような大きな引張力が大きな曲率に基づき強力に変向されなければならなくなり、これにより応力ピークを生ぜしめ、ひいては亀裂成長を助成してしまうからである。
本発明によるリンクプレートチェーンはこのような結果を招かない。本発明の構成では、両当付け面の間に切欠き部が形成されている。この切欠き部は、たとえばロッカピンに設けることができる。したがって、この切欠き部は当付け面以外の範囲に位置しており、ひいてはロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の、力伝達経路範囲外に位置する接触面範囲に位置している。
本発明の改良形では、ロッカピンを収容するためのリンクプレート開口が、ロッカピンとの接触のために設けられた当付け面範囲に最大曲率を有する範囲を有するようにチェーンリンクプレートが形成されている。前で既に述べたように、本発明によるリンクプレートチェーンは両当付け面の間に1つの切欠き部しか有しておらず、公知のリンクプレートチェーンの場合のようにそうであるように2つの切欠き部を備えていない。リンクプレート開口において、亀裂形成を招くことなしに、ロッカピンとの接触のために設けられた当付け面範囲に最大曲率を有する範囲を設置することができることが判った。
本発明によるリンクプレートチェーンを提供する際の1つの出発点はやはり、ロッカピンの横断面積が増大することを回避することでもある。したがって、チェーンリンクプレートには大きな曲率を有する範囲、つまり小さな曲率半径を有する範囲も生じるので、本発明によるリンクプレートチェーンでは、大きな曲率を有するこれらの範囲がチェーンリンクプレートの当付け面範囲に設置されている。なぜならば、これらの範囲ではロッカピンとチェーンリンクプレートとの間の押圧力伝達が行われ、ひいてはこれらの範囲ではチェーンリンクプレートが引張負荷を加えられるだけでなく、圧縮負荷をも加えられ、したがって大きな曲率を有する範囲、つまり小さな曲率半径を有する範囲は敏感なゾーンを成していないからである。すなわち、本発明によるリンクプレートチェーンのチェーンリンクプレートは当付け面の範囲にその最大曲率を有しており、公知のリンクプレートチェーンの場合にそうであるように当付け面以外の範囲に最大曲率を有していない。
リンクプレートチェーンは運転時に動的な負荷、たとえば衝撃負荷またはこれに類するものに基づいた引張力ジャンプ、つまり飛躍的な引張力増大をも受ける。このような衝撃負荷はチェーンリンクプレート開口内で、特にロッカピン高さ方向、つまりリンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向において、ロッカピンの、規定されていない運動を生ぜしめる。
チェーンリンクプレート開口内でのロッカピンのこのようなコントロールされない運動を阻止するために本発明のさらに別の有利な構成では、チェーンリンクプレートがリンクプレート開口を有しており、該リンクプレート開口が、該リンクプレート開口内に収容されたロッカピンの横断面形状を形成する半径とは同心的ではない、リンクプレート開口の所定の区分を形成する半径を有している。これによって、ロッカピンはチェーンリンクプレートのリンクプレート開口内に漠然と収容されるのではなく、安定的に収容される。すなわち、このような、たとえば突発的な負荷を受けてもロッカピンは上方または下方へ向かって移動し得なくなる。それゆえに、前で挙げた摩耗メカニズムが中断されている。
冒頭で述べたリンクプレートチェーンの場合、ロッカピンの転動面とは反対の側に位置する当付け面の湾曲中心点はロッカピンの対応する背面の湾曲中心点と同心的に同じ高さに位置している。このような同心的な構成は摩耗助成作用を有することが判った。
このような構成とは異なり、本発明の構成では、当該リンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見て、ロッカピンの転動面とは反対の側の背面に対する接線方向区間の中心が、ロッカピン高さを二等分する平面よりも下方に位置している。これによって、ロッカピンの背面は、ほぼロッカピン中心の高さに位置する、つまりロッカピン高さを二等分する平面の高さにほぼ位置する中心点を有するロッカピンの転動面に対して相対的に斜めに設置されることが達成される。
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
図1は、公知のリンクプレートチェーンの、チェーンリンクプレート開口内に配置された2つのロッカピンを側方から見た図であり;
図2は、当付け面に加えられる力と、チェーンリンクプレート開口の縁部に対するてこ腕との関係を説明するための、図1と同様であるが、ただし一方のロッカピンが省略された形の図であり;
図3は、公知のリンクプレートチェーンのチェ―ンリンクプレートにおける応力経過を示す図であり;
図4は、本発明によるリンクプレートチェーンの1実施例における、チェーンリンクプレート開口内に配置された2つのロッカピンを側方から見た図であり;
図5は、本発明によるリンクプレートチェーンの当付け面の範囲における力とてこ腕との関係を説明するための、図4と同様であるが、ただし図4において図平面で見て左側のロッカピンが省略された形の図であり;
図6は、本発明によるリンクプレートチェーンのチェーンリンクプレートにおける応力を説明するための図であり;
図7は、公知のロッカピンと、本発明によるリンクプレートチェーンのロッカピンとの間の差異を説明するための概略図であり;
図8は、本発明によるリンクプレートチェーンのロッカピンペアにおける転動点の移動を説明するための図である。
図1には、チェーンリンクプレートに設けられた開口1内に配置された2つの押圧部材であるロッカピン2を備えた公知のリンクプレートチェーンの一部を示す概略図が示されている。
図1からよく判るように、図平面で見て左側に位置するロッカピン3はチェーンリンクプレートの開口1内で転動することができるが、それに対して他方のロッカピン4は開口1内に接触している。
両ロッカピン3,4の間には、それぞれ転動面5が配置されている。たとえば円錐形プーリペアにおける走行方向反転時にそうであるようにリンクプレートチェーンが伸長された位置から湾曲させられた位置へ変えられると、これらの転動面5においてロッカピンは互いに転動し合うことができる。両ロッカピン3,4の間では、転動面5のところで押圧力が伝達される。この押圧力は図示の事例では右側のロッカピン4から当付け面6を介してチェーンリンクプレート7へ伝達される。図面から判るように、この公知のリンクプレートチェーンでは、転動面5とは反対の側でロッカピン4の背面8に1つの当付け面6しか形成されていない。
図2には、図1と同様の図面が示されているが、この場合、図平面で見て左側のロッカピン3は示されていない。転動面5を介してロッカピン4に導入された押圧力Fは当付け面6のところでチェーンリンクプレート7に導入され、そしてチェーンリンクプレート7においててこ腕「a」を介して曲げモーメントを生ぜしめる。この曲げモーメントは「O」で示した範囲をも、「U」で示した範囲をも負荷する。その結果生ぜしめられる曲げ応力には、チェーンリンクプレート7の引張力負荷に基づき引張応力も重畳されるので、チェーンリンクプレート7には、図3に互いに異なる斜線を用いて描かれた応力経過が生ぜしめられる。
図面から良く判るように、図2に「O」で示した範囲には、1000N/mmを超える材料応力が生じ、「U」で示した範囲では、特に下側の切欠き部(Freischnitt)9において1500N/mmを超える材料応力が生じる。その原因となるのは、下側の切欠き部9の範囲には、曲げ応力と引張応力と圧縮応力との重畳が生じることにある。なぜならば、引張力を受けているチェーンリンクプレート7が弾性的に変形させられて、下側の切欠き部9の範囲ならびに上側の切欠き部10の範囲においてもチェーンリンクプレート7とロッカピン4との当付けが生じ、そして下側の切欠き部9の範囲ではリンクプレートチェーンの折曲がりに基づいて前記圧縮応力が増大してしまうからである。
図1〜図3につき判るように、公知のロッカピン4はロッカピン高さ方向12の方向で対称的に形成されているので、二次元の図面で直線11として描かれる線が対称平面を成しており、この対称平面に対してロッカピン4はロッカピン高さ方向12において対称的である。
図4には、図1と同様の図面において、チェーンリンクプレート14に設けられた開口13内に配置された2つの押圧部材であるロッカピン15,16を備えた本発明によるリンクプレートチェーンの一部が図示されている。
公知のロッカピン4とは異なり、本発明の構成ではロッカピン15,16がロッカピン高さ方向12(図5参照)で対称的に形成されているのではなく、非対称的に形成されている。図5には、符号17で、図3に示した直線11に相当する直線が書き込まれている。しかし、この直線17は図3に示した直線11とは異なり、対称平面を成していない。
ロッカピン16はロッカピン高さ方向12で非対称的に形成されており、1つの対称平面における鏡像対称像により形成され得ない。直線17の上方の範囲18では、ロッカピン16が幅「b」の方向で、下側の範囲19におけるよりも大きな幅を有している。ロッカピン16は公知のロッカピン4と比べて(両ロッカピンともに等しい横断面積を有しているけれども)著しく高い強度を有している。
矢印「F」の方向でロッカピン16に導入された力は上側の当付け面20のところで、チェーンリンクプレート14の対応する個所に形成された当付け面に支持され、下側では下側の当付け面21のところでチェーンリンクプレート14の当付け面に支持されるので、力「F」は両当付け面20,21に分配されて導入される。てこ腕「a」(図2)に比べて著しく小さなてこ腕「c」(図5)に基づき、当付け面20,21に導入された力は上側の範囲「O」もしくは下側の範囲「U」において、公知のロッカピンの場合よりも著しく小さなモーメントしか生ぜしめない。
図6には、本発明によるリンクプレートチェーンのチェーンリンクプレート14における応力が描かれている。図面からよく判るように、1500N/mmを超える値を有する、図3に示した材料応力は完全に消滅している。
図5から判るように、ロッカピン16は転動面5とは反対の側の背面8の範囲に切欠き部22を有している。この切欠き部22は上側の当付け面20と下側の当付け面21との間に形成されている。しかしこの切欠き部22は両当付け面20,21外に、つまり両当付け面20,21が位置する個所とは異なる個所に配置されているので、この切欠き部22はチェーンリンクプレート14の主動力伝達経路範囲外に位置していることにもなり、こうして切欠き部22が、チェーンリンクプレート14に作用する応力を高めることもなく、切欠き部22の範囲においても、上側の範囲「O」および下側の範囲「U」における応力値を超過しない値を有する応力しか生じなくなる。
図7には、公知のロッカピン4および本発明によるロッカピン16の、リンクプレートチェーンの長手方向に沿って断面された横断面形状が直接に対峙されて図示している。図面から容易に判るように、公知のロッカピン4はロッカピン高さ方向12において対称的に形成されていて、対称軸線11における鏡像対称像により形成され得る。それに対して、本発明によるロッカピン16はロッカピン高さ方向12において非対称的に形成されている。
図8には、左側の図面において、転動面5に形成された転動点23を有する2つのロッカピン15,16が描かれており、転動点23はリンクプレートチェーンの伸長された位置(図8の左側に示した状態に相当)において、ロッカピン高さを二等分する平面24の下方に位置している。リンクプレートチェーンの折り曲げられた位置(図8の右側に示した状態に相当)では、転動点23は前記平面24の上方の方向へ移動する。転動点23のこのような移動は特にロッカピン15,16の転動面5の転動半径の拡大の結果であるので、両ロッカピン15,16の間に作用する圧縮応力もこの面積拡大に基づき減少し、転動点23のこのような移動(図8に示した矢印「P」)は、チェーンリンクプレート14に対して相対的なロッカピン16の許容し得ない回動を招かない。なぜならば、チェーンリンクプレート14とロッカピン16との間で上側の当付け面20および下側の当付け面21の範囲で作用する力が、チェーンリンクプレート14に対するロッカピン16のこのような相対回動を阻止するからである。
本発明によるリンクプレートチェーンは、チェーンリンクプレートに対して相対的なロッカピンの高い回動防止性によりすぐれていると同時に、チェーンリンクプレートの応力負荷の低減、ひいては摩耗特性の改善、ひいては延長された耐用年数によりすぐれている。
公知のリンクプレートチェーンの、チェーンリンクプレート開口内に配置された2つのロッカピンを側方から見た図である。 当付け面に加えられる力と、チェーンリンクプレート開口の縁部に対するてこ腕との関係を説明するための、図1と同様であるが、ただし一方のロッカピンが省略された形の図である。 公知のリンクプレートチェーンのチェ―ンリンクプレートにおける応力経過を示す図である。 本発明によるリンクプレートチェーンの1実施例における、チェーンリンクプレート開口内に配置された2つのロッカピンを側方から見た図である。 本発明によるリンクプレートチェーンの当付け面の範囲における力とてこ腕との関係を説明するための、図4と同様であるが、ただし図4において図平面で見て左側のロッカピンが省略された形の図である。 本発明によるリンクプレートチェーンのチェーンリンクプレートにおける応力を説明するための図である。 公知のロッカピンと、本発明によるリンクプレートチェーンのロッカピンとの間の差異を説明するための概略図である。 本発明によるリンクプレートチェーンのロッカピンペアにおける転動点の移動を説明するための図である。
符号の説明
1 開口
2 ロッカピン
3 ロッカピン
4 ロッカピン
5 転動面
6 当付け面
7 チェーンリンクプレート
8 背面
9 下側の切欠き部
10 上側の切欠き部
11 対称軸線
12 ロッカピン高さ方向
13 開口
14 チェーンリンクプレート
15 ロッカピン
16 ロッカピン
17 直線
18 上側の範囲
19 下側の範囲
20 上側の当付け面
21 下側の当付け面
22 切欠き部
23 転動点
24 平面

Claims (8)

  1. 特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーンであって、押圧部材であるロッカピン(15,16)を介して互いに枢着結合された多数のチェーンリンクプレート(14)が設けられており、ロッカピン(15,16)が、当該リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向に延びており、ロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)とにそれぞれ湾曲させられて形成された当付け面(20,21)が配置されており、該当付け面(20,21)に沿ってロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)とが、力伝達のために互いに接触し合っており、ロッカピン(15,16)に、湾曲させられて形成された転動面(5)が配置されており、該転動面(5)に沿ってロッカピン(15,16)が力伝達のために互いに転動し合うようになっている形式のものにおいて、ロッカピン(15,16)が、当該リンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見てロッカピン高さ方向(12)で非対称的に形成されており、当付け面(20,21)が、ロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)との間の、ロッカピン高さ方向(12)で見て上側の接触面範囲と下側の接触面範囲とに設けられていることを特徴とする、特に車両駆動装置に用いられるリンクプレートチェーン。
  2. ロッカピン(15,16)の、ロッカピン高さ方向(12)で見て上側の範囲が、当該リンクプレートチェーンの長手方向に対して直交する横方向で、ロッカピン(15,16)の下側の範囲よりも広幅に形成されている、請求項1記載のリンクプレートチェーン。
  3. ロッカピン(15,16)の間の転動点(23)が、当該リンクプレートチェーンの長く伸長された状態でロッカピン高さ方向(12)で見てロッカピン高さを二等分する平面(24)の下方に位置する位置から、当該リンクプレートチェーンの十分に折り曲げられた状態では前記平面(24)よりも上方に位置する位置へ運動するように転動面の転動半径が設定されている、請求項1または2記載のリンクプレートチェーン。
  4. ロッカピン(15,16)とチェーンリンクプレート(14)との間の片当たりが十分に回避されるように当付け面(20,21)が各端範囲に、湾曲されて形成された輪郭を備えている、請求項1から3までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  5. 当付け面(20,21)の間でロッカピン(15,16)に切欠き部(22)が形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  6. ロッカピン(15,16)を収容するためのリンクプレート開口(13)が、ロッカピン(15,16)との接触のために設けられた当付け面範囲に最大曲率を有する範囲を有するようにチェーンリンクプレート(14)が形成されている、請求項1から5までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  7. チェーンリンクプレート(14)がリンクプレート開口(13)を有しており、該リンクプレート開口(13)が、該リンクプレート開口(13)内に収容されたロッカピン(15,16)の横断面形状を形成する半径とは同心的ではない、リンクプレート開口(13)の所定の区分を形成する半径を有している、請求項1から6までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
  8. 当該リンクプレートチェーンの長手方向に延びる横断面で見て、ロッカピン(15,16)の転動面(5)とは反対の側の背面(8)に対する接線方向区間の中心が、ロッカピン高さを二等分する平面(24)よりも下方に位置している、請求項1から7までのいずれか1項記載のリンクプレートチェーン。
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