JP2008516610A5

JP2008516610A5 -

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Publication number: JP2008516610A5
Application number: JP2007537026A
Authority: JP
Filing date: 2005-10-18
Publication date: 2008-12-04

Claims

（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＮＳ３−Ｃｏｒｅ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は、ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼ配列、またはＨＣＶＣｏｒｅ配列の少なくとも一部分に連結された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、もしくは少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼ配列は、天然のＨＣＶＮＳ３プロテアーゼの触媒ドメインを欠失しており；
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルによって発現され；且つ
上記組成物はＨＣＶＮＳ３特異的な免疫応答およびＨＣＶＣｏｒｅ特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼは、ＮＳ３全長タンパク質のＮ末端の８８アミノ酸の後に続く、２６２アミノ酸（配列番号２０の第１１１５位〜第１３７８位）からなる請求項１に記載の組成物。
上記ＨＣＶＣｏｒｅ配列は、ＨＣＶＣｏｒｅの全長配列の第２位〜第１４０位のアミノ酸（配列番号２０の第２位〜第１４０位）からなる請求項１に記載の組成物。
上記ＨＣＶＣｏｒｅの疎水性のＣ末端配列は切断されている請求項１に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号２からなる請求項１に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は不活性化された、全長のＨＣＶＮＳ３タンパク質、または少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物はＨＣＶＮＳ３特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記ＨＣＶＮＳ３タンパク質は、配列番号２０のＨＣＶポリタンパク質配列の第１１６５位の残基に変異を含み、タンパク質分解活性が不活性化している請求項６に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号４からなる請求項６に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は、ＨＣＶＥ１タンパク質、またはＨＣＶＥ２タンパク質に融合された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、もしくは少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物はＨＣＶＥ１特異的な免疫応答、およびＨＣＶＥ２特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記ＨＣＶＥ１タンパク質は全長のタンパク質であり、且つ上記ＨＣＶＥ２タンパク質は全長のタンパク質である請求項９に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号１２からなる請求項９に記載の組成物。
上記ＨＣＶＥ１タンパク質は、ＨＣＶＥ１の第１位〜第１５６のアミノ酸（配列番号２０の第１９２位〜第３４７位）からなる切断されたＥ１タンパク質である、請求項９に記載の組成物。
上記ＨＣＶＥ２タンパク質は、ＨＣＶＥ２の第１位〜第３３４位のアミノ酸（配列番号２０の第３８４位〜第７１７位）からなる切断されたＥ２タンパク質である、請求項９に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号６からなる請求項９に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＮＳ４ｂタンパク質、または少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物はＨＣＶＮＳ４ｂ特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＮＳ４ｂタンパク質は、ＨＣＶＮＳ４ｂの第１位〜第６９位のアミノ酸（配列番号２０の第１７１２位〜第１７８０位）と、第１７７位〜第２６１位のアミノ酸（配列番号２０の第１８８８位〜第１９７２位）とが連結されている請求項１５に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号８からなる請求項１５に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は、切断ＨＣＶＣｏｒｅタンパク質、もしくは膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＥ１タンパク質に融合された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、または膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＥ２タンパク質に融合された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、もしくは少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物はＨＣＶＣｏｒｅ特異的な免疫応答、ＨＣＶＥ１特異的な免疫応答、およびＨＣＶＥ２特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記切断ＨＣＶＣｏｒｅタンパク質は、ＨＣＶＣｏｒｅタンパク質の第２位〜第１４０位（配列番号２０の第２位〜第１４０位）からなり、
上記膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＥ１タンパク質は、ＨＣＶＥ１タンパク質の第１位〜第１５６位（配列番号２０の第１９２位〜第３４７位）からなり、且つ
上記膜貫通ドメインが欠失したＨＣＶＥ２タンパク質は、ＨＣＶＥ２タンパク質の第１位〜第３３４位（配列番号２０の第３８４位〜第７１７位）からなる、請求項１８に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号１４からなる請求項１８に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は、不活性化されたＨＣＶＮＳ３、もしくはＨＣＶＮＳ４ａに融合された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、または膜貫通ドメインを欠くＨＣＶＮＳ４ｂに融合された少なくとも１つの免疫原生ドメイン、もしくは少なくとも１つの免疫原生ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物は、ＨＣＶＮＳ３特異的な免疫応答、ＨＣＶＮＳ４ａ特異的な免疫応答、およびＨＣＶＮＳ４ｂ特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記ＨＣＶＮＳ３タンパク質は、ＨＣＶＨＳ３の第１位〜第６３１位（配列番号２０の第１０２７位〜第１６５７位）からなり；
配列番号２０の第１１６５位のセリンがアラニンに置換され、プロテアーゼが不活性化しており；
上記ＨＣＶＮＳ４ａタンパク質は、ＨＣＶＮＳ４ａタンパク質の第１位〜第５４位（配列番号２０の第６３５位〜第６９１位）からなり；且つ
上記ＨＣＶＮＳ４ｂタンパク質は、ＨＣＶＮＳ４ｂの第１７７位〜第２６１位（配列番号２０の第１８８８位〜第１９７２位）に融合されたＨＣＶＮＳ４ｂの第１位〜第６９位（配列番号２０の第１７１２位〜第１７８０位）からなる、請求項２１に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号１６からなる請求項２１に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は、ＨＣＶＮＳ５ａタンパク質、またはＮＳ５ｂのＣ末端が欠失し、不活性化されているＨＣＶＮＳ５ｂタンパク質に融合された少なくとも１つの免疫原性ドメイン、もしくは少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物は、ＨＣＶＮＳ５ａ特異的な免疫応答を誘発する、組成物。
上記ＨＣＶＮＳ５ａタンパク質は、ＨＣＶＮＳ５ａの第１位〜第４４８位（配列番号２０の第１９７３位〜第２４２０位）からなり；且つ
上記ＨＣＶＮＳ５ｂタンパク質は、ＨＣＶＮＳ５ｂの第１位〜第５３９位（配列番号２０の第２４２１位〜第２９５９位）からなる、請求項２４に記載の組成物。
上記融合タンパク質は、配列番号１８からなる請求項２４に記載の組成物。
（ａ）酵母ビヒクルと、
（ｂ）ＨＣＶ配列を含むＨＣＶ融合タンパク質とを含む組成物であり、
上記ＨＣＶ配列は１つと５つとの間のＨＣＶタンパク質の融合体、または免疫原性ドメインからなり、
上記のＨＣＶタンパク質は以下からなる群から選択される；ＨＣＶＣｏｒｅ（配列番号２０の第１位〜第１９１位）；ＨＣＶＥ１エンベロープ糖タンパク質（配列番号２０の第１９２位〜第３８３位）；ＨＣＶＥ２エンベロープ糖タンパク質（配列番号２０の第３８４位〜第７４６位）；ＨＣＶＰ７イオンチャネル（配列番号２０の第７４７位〜第８０９位）；ＨＣＶＮＳ２金属プロテアーゼ（配列番号２０の第８１０位〜第１０２６位）；ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼ／ヘリカーゼ（配列番号２０の第１０２７位〜第１６５７位）；ＨＣＶＮＳ４ａＮＳ３プロテアーゼ補因子（配列番号２０の第１６５８位〜第１７１１位）；ＨＣＶＮＳ４ｂ（配列番号２０の第１７１２位〜第１９７２位）；ＨＣＶＮＳ５ａ（配列番号２０の第１９７３位〜第２４２０位）；およびＨＣＶＮＳ５ｂＲＮＡ依存性ＲＮＡポリメラーゼ（配列番号２０の第２４２１位〜第３０１１位）；
上記ＨＣＶ融合タンパク質は酵母ビヒクルにより発現され；且つ
上記組成物は、各ＨＣＶタンパク質、または上記ＨＣＶ融合タンパク質の免疫原性ドメインに対する免疫応答を誘発する、組成物。
少なくとも１つの生物学的応答の修飾因子をさらに含む請求項１〜２７のいずれか１項に記載の組成物。
請求項１〜２７のいずれか１項に記載の組成物の使用方法であって、
ＨＣＶ抗原に対する抗原特異的な細胞性免疫応答を誘発させる製剤の調製において、上記組成物をいずれか１以上使用する使用方法。
請求項１〜２７のいずれか１項に記載の組成物の使用方法であって、
疾患もしくは異常を治療または予防するための製剤の調製において、上記組成物をいずれか１以上使用する使用方法。
請求項１〜２７のいずれか１項に記載の組成物の使用方法であって、
ＨＣＶに感染している個体群を治療するための製剤の調製において、上記組成物をいずれか１以上使用する使用方法。
請求項１〜２７のいずれか１項に記載の組成物の使用方法であって、
ＨＣＶに感染する危険がある個体群を免疫するための製剤の調製において、上記組成物をいずれか１以上使用する使用方法。
ＨＣＶ配列を含む単離されたＨＣＶ融合タンパク質であり、
上記ＨＣＶ配列は、ＨＣＶＣｏｒｅ配列の少なくとも１つの免疫原性ドメインに連結された、ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼの少なくとも１つの免疫原性ドメインからなり、
上記ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼは、天然のＨＣＶＮＳ３プロテアーゼの触媒ドメインを欠失している、ＨＣＶ融合タンパク質。
上記ＨＣＶＮＳ３プロテアーゼは、ＮＳ３全長タンパク質のＮ末端の８８アミノ酸に後に続くＨＣＶＮＳ３の２６２アミノ酸（配列番号２０の第１１１５位〜第１３７６位）からなる請求項３３に記載の単離された融合タンパク質。
上記ＨＣＶＣｏｒｅの疎水性のＣ末端配列は、切断されている請求項３３に記載の単離された融合タンパク質。
上記ＨＣＶＣｏｒｅの配列は、ＨＣＶＣｏｒｅの全長配列の第２位〜第１４０位のアミノ酸（配列番号２０の第２位〜第１４０位）からなる請求項３４に記載の単離された融合タンパク質。
配列番号２からなる請求項３４に記載の単離された融合タンパク質。
配列番号４、６、８、１２、１４、１６、および１８からなる群より選択されるアミノ酸配列を含む、単離された融合タンパク質。
請求項３３〜３８のいずれか１項に記載の融合タンパク質をコードする核酸配列を含む、単離された核酸分子。
請求項３９に記載の単離された核酸分子を含む、組換え核酸分子。
請求項４０に記載の組換え核酸分子が導入された、組換え細胞。
酵母である請求項４１に記載の組換え細胞。
（ａ）請求項３３〜３８のいずれか１項に記載のＨＣＶ融合タンパク質と、
（ｂ）薬学的に許容可能な担体とを含む、組成物。
請求項３３〜３８のいずれか１項に記載のＨＣＶ融合タンパク質をコードする単離された核酸分子を含む、組成物。
ＨＣＶ抗原に対する抗原特異的な細胞性免疫応答を誘発するための製剤の調製において、請求項３３〜３８のいずれか１項に記載の融合タンパク質を使用する方法。
請求項３３〜３８のいずれか１項に記載の融合タンパク質の使用方法であって、
ＨＣＶに感染している個体群を治療する、またはＨＣＶに感染する危険がある個体群を免疫するための製剤の調製において、上記融合タンパク質を使用する使用方法。