JP2008510981A - 改良ジオフォン・キャリブレーション法 - Google Patents
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Abstract
Description
egは発生電圧に対応し、
S0は開路感度に対応し、
Sはトータル感度に対応し、
ζ0は開路減衰係数に対応し、
ζはトータル減衰係数に対応し、
ω0は固有周波数 = 2πfoに対応し、
rは直流抵抗に対応し、
Sは分岐抵抗に対応し、
mは実効移動質量に対応する。
地震データの取得において、地下の地質学的構造を調べるために、地震波を利用する。物理探査技術の1つに、一般に「バイブロサイス」探査または単にバイブロサイスと呼ばれるものがある。バイブロサイスは、地中や水中を伝播し、地震検知器(たとえばジオフォン)により検出される、制御された波列を生成するバイブロサイス震源を利用する。
通常、ジオフォンメーカーは、室温での名目上の(公称の)応答特性を付けてジオフォンを供給しており、この応答特性が特定の許容範囲の仕様を満たしていることを保証している。たとえば、メーカーは、固有周波数、開路感度、開路減衰係数および直流抵抗について、室温での許容範囲が±5%であると明記している。しかしながら、本発明の思想に基づいて実行されたテストによれば、ジオフォンの応答特性の5%の誤差は、結果として、15%以上の振動振幅測定誤差となりえることが示された。
ジオフォンの応答特性を測定するためのステップ・キャリブレーション・テスト技術の一例は、図3Aおよび図3Bに図示されている。図3Aは、ジオフォン300の略図である。ステップ・キャリブレーション・テスト技術の一実施例によれば、E0に電圧を印加して可動コイル310をその中立位置からずらす。その後(たとえば、時間T0で)、E0への電圧の印加を止め、ジオフォンはその固有振動に従って応答を行う。この固有振動は、ジオフォンの出力からの応答信号として測定される。これは、たとえば、図3Bに示されており、ここではステップ・テスト入力電圧352(E0での)とジオフォン出力信号354をグラフを用いて示されている。ステップ・テストを用いることで、E0の値、可動コイルの直流抵抗およびジオフォンの移動質量の大きさを含む初期パラメータ・セットに基づいて、ジオフォンの感度、固有周波数および減衰係数特性が計算される。
図4Aおよび図4Bを参照すれば、ジオフォンの応答特性を測定するためのインパルス・キャリブレーション・テスト技術の一例が示されている。図4Aは、ジオフォン400の概略図である。インパルス・キャリブレーション・テスト技術の一実施例によれば、インパルス・テスト信号が、402でジオフォンに入力される。インパルス・テスト信号の一例は、図4Bの信号ライン452によって表示されている。感度、減衰および固有周波数に対して、ジオフォンの応答出力信号454の一部の幅(たとえば、al、a2、T)が、ジオフォンの応答特性の規定の許容範囲に基づいて予め算出されている。インパルス・テスト信号は、たとえば時間T0で印加され、ジオフォンの応答特性がその応答特性の規定の許容範囲に納まっているかどうかを確認するために、al、a2、Tにおいてジオフォンの応答が測定される。通常、インパルス・キャリブレーション・テスト技術は、ジオフォンのキャリブレーションには用いられず、むしろ、ジオフォンの応答特性がその応答特性の規定の許容範囲に納まっているかどうかを確認するために用いられる。
図5を参照すれば、ジオフォンの応答特性を測定するためのインピーダンス・キャリブレーション・テスト技術の一例が、示されている。インピーダンス・キャリブレーション・テスト技術の一実施例によれば、504で入力信号(たとえば、正弦波信号)が印加され、図5に示されているように、出力電圧e1、e2が測定される。測定周波数でのインピーダンスは、以下の式により導き出すことができる。
f0は、固有周波数[Hz]に対応し、
ζ0は、開路減衰係数係数に対応し、
Sgは、公称移動質量[V/m/s]から導き出された開路感度に対応し、
ω1は、f1の角周波数に対応し、
ω2は、f2の角周波数に対応し、
Re(Z)は、インピーダンス実数部に対応し、
Im(Z)は、インピーダンス虚数部に対応し、
rは、コイル抵抗[Ω]に対応し、
mは、ジオフォン移動質量[kg]に対応する。
図6を参照すれば、ジオフォンの応答特性を測定するためのダイナミック・キャリブレーション・テスト技術の一例が示されている。
図7Aおよび図7Bを参照すれば、ジオフォンの応答特性を測定するための相互関係キャリブレーション・テスト技術の一例が示されている。
そして、他の正弦波電気信号は、(たとえば、図7Bに記載されているように)ジオフォンGbへ入力され、ブロック710とともに、ジオフォンGcを揺動する。ジオフォンGc(ebc)の応答は、次のように表現される。
本発明の思想に基づいて行われた研究は、ジオフォンの応答測定が、その内部応答特性だけでなく、たとえば温度およびジオフォンの傾斜といった外的要因にも依存していることを明らかにした。たとえば、ジオフォンの直流抵抗(r)は温度の関数であり、ジオフォンの応答もまた、温度の関数である。より詳しく言えば、図2に示されている電気回路を考えると、ジオフォンの感度は、式6(上記)で示すように、コイル抵抗rの変化の影響を受ける。たとえば、図7に示されているように、開路感度は、温度によって低下する。温度は、開路減衰係数特性にも影響を及ぼす。ジオフォンの応答は、その傾斜によっても影響を受ける。さらに、ジオフォンが傾斜状態で用いられる場合、内部スプリングの変位は、ジオフォンの固有周波数を変更する。
ジオフォンの応答測定および/または応答特性に影響を及ぼす上記の要因に加え、上記ジオフォン・キャリブレーションとジオフォン応答特性テスト技術の多くは、未知のジオフォン特性の値を決定する上で、様々なジオフォン性質の既知の値の利用に依存しているという事が理解されよう。たとえば、上記したように、少なくとも上記ジオフォン・キャリブレーション・テスト技術およびジオフォン応答特性テスト技術の一部は、ジオフォンの移動質量(m)に関して、既知の値を利用しなければならない。図1を参照して既に説明したように、可動コイル12、13、ボビン14およびサスペンション・スプリング20、22の組み合わせによって、ジオフォン10の移動質量部(m)が形成される。通常、mの値は、メーカーにより提供される移動質量の公称値に対応している。ジオフォン移動質量値を決定するためにメーカーによって使われる技術の1つは、移動質量を構成する個々の要素(たとえば、可動コイル、ボビン、サスペンション・スプリング)毎に見積られた質量値または平均の質量値を合計することによって移動質量を計算することである。
m0は、絶対移動質量に対応し、
ζ0は、開路減衰係数に対応し、
S0は、開路感度に対応し、
Sgは、開路感度に対応し、
ω1は、最初の測定の角周波数に対応し、
Im(Z)は、インピーダンス虚数部に対応し、
ω0は、固有周波数に対応する。
本発明の技術を用いて、たとえば、感度、減衰および/または固有周波数といったジオフォン応答パラメータを、より正確に決定できることが理解されよう。たとえば、より正確な算出移動質量値を用いてインピーダンステストを行って、たとえば、開路感度、開路減衰係数および/または固有周波数といったジオフォン応答パラメータを、より正確に決定することができる。従って、ジオフォン応答パラメータの改善された精度によって、ジオフォンのキャリブレーションをより高い精度で行うことが可能となるだけでなく、より高い精度のジオフォンの応答補正技術を可能とすることができる。
Hは、ジオフォンの伝達関数に対応し、
fnは、公称固有周波数(たとえば10Hz)に対応し、
ζnは、減衰係数(たとえば0.7)に対応し、
Snは、公称感度に対応し、
DCRnは、公称応答パラメータを決める公称直流抵抗(DCR)に対応し、
fmは、動作環境において測定された固有周波数に対応し、
ζmは、動作環境において測定された減衰係数に対応し、
Smは、動作環境において測定された減衰係数に対応し、
DCRmは、ジオフォンが地震信号を測定する、測定抵抗(DCR)に対応し、
Signは、補正信号に対応し、
Sigmは、動作環境において測定された信号に対応する。
図11は、ジオフォン出力応答信号のバイブロサイス相関がゼロ位相でないことを、グラフを用いて示した図である。しかしながら、本発明の少なくとも一つの実施例によれば、少なくとも一つのジオフォン伝達関数は、バイブロサイス測定のためのジオフォンの応答補正を行うために、デジタル化されたパイロット・スイープ信号に適用される。たとえば、これは図12乃至図15に示されている。
Hは、ジオフォンの伝達関数に対応し、
fnは、公称固有周波数(たとえば10Hz)に対応し、
ζnは、公称減衰係数(たとえば0.7)に対応し、
Snは、公称感度に対応し、
DCRnは、公称応答パラメータを決める公称直流抵抗(DCR)に対応し、
ζmは、動作環境において測定された減衰係数に対応し、
Signは、補正信号に対応し、
Sigmは、動作環境において測定された信号に対応する。
以下のセクションでは、ジオフォン応答パラメータの測定における精度を得るのに利用可能な様々な技術のさらに詳細な議論を行う。
r=c−a (A20)
通常、本発明のジオフォンのキャリブレーションおよび補正技術は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアで実装することができる。たとえば、それらは、オペレーティングシステムのカーネル、別のユーザープロセス、ネットワーク・アプリケーションにバインドされたライブラリ・パッケージ、独自に設計された装置、またはネットワーク・インターフェイスカードに実装することができる。本発明の特定の実施例において、本発明の技術は、オペレーティングシステムのようなソフトウェア、またはオペレーティングシステムで実行しているアプリケーションとして実装される。
ネットワーク装置の構成に関わらず、汎用ネットワーク・オペレーションや、ここに記載したジオフォンのキャリブレーションや補正技術の機能に関する他の情報について、データやプログラム命令を格納するように構成された一つ以上のメモリまたはメモリーモジュール(たとえば、メモリブロック65)を使うことができる。たとえば、プログラム命令は、オペレーティングシステムおよび/または一つ以上のアプリケーションの動作を制御する。これら一つまたはそれ以上のメモリは、データ構造、地震のログ情報、ジオフォン応答パラメータ情報、バイブロサイス探査情報および/またはここに記載した他の特定の非プログラム情報を格納するように構成することもできる。
Claims (75)
- 地震探査活動で利用するために構成または設計されたジオフォンの応答パラメータを計算するための方法であって、
ジオフォンの少なくとも一つのキャリブレーション・テストを実行し、ジオフォンに関する応答パラメータの第1部分の値を決定すること、
前記応答パラメータの第1部分の値に関する情報を用いて、ジオフォンの移動質量パラメータ値を決定すること、を含み、
前記移動質量パラメータ値は、ジオフォンに付随する移動質量の大きさを示している方法。 - 前記応答パラメータの第1部分は、開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む請求項1の方法。
- 前記応答パラメータの第1部分は、開路感度、減衰係数および固有周波数を含む請求項1の方法。
- ジオフォンの移動質量は、
少なくとも一つの可動コイル、
ボビン、および
少なくとも一つのサスペンション・スプリング、
を含む請求項1の方法。 - ジオフォンのインピーダンス・キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定することをさらに含む請求項1の方法。
- ジオフォンのダイナミック・キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定することをさらに含む請求項1の方法。
- ジオフォンの相互関係キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定することをさらに含む請求項1の方法。
- ジオフォンの開路感度値を決定すること、
ジオフォンの減衰係数値を決定すること、
ジオフォンの固有周波数値を決定すること、
前記開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を用いて移動質量パラメータ値を計算することをさらに含む請求項1の方法。 - 動作環境においてジオフォンの直流抵抗値を計測すること、
測定された直流抵抗値を用いて、ジオフォンの現在の温度値を決定すること、
現在の温度値を用いて、ジオフォン応答パラメータの少なくとも一部を計算することをさらに含む請求項1の方法。 - 現在の温度値を用いて、ジオフォンの開路感度値を計算すること、
現在の温度値を用いて、ジオフォンの減衰係数値を計算すること、
現在の温度値を用いて、ジオフォンの固有周波数値を計算することをさらに含む請求項11の方法。 - 地震探査活動で利用するために構成または設計された第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正するための方法であって、
開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、第2のジオフォンの応答パラメータの第2部分に関する情報に基づいて、第2のジオフォンの理想的な応答のための第2の伝達関数を決定すること、
前記第2の伝達関数を用いて、前記第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正すること、を含む方法。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの応答のための第1の伝達関数を決定すること、
前記第1および第2の伝達関数を用いて、前記第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正することをさらに含む請求項13の方法。 - 前記第1のジオフォンは、それに付随する移動質量パラメータ値を持ち、さらに、前記移動質量パラメータ値を用いて、前記応答パラメータの第1部分の値を調整することをさらに含む請求項13の方法。
- 前記第1のジオフォンは、それに付随する移動質量パラメータ値を持ち、さらに、前記移動質量パラメータ値を用いて、前記第1のジオフォンによって生成された第1ジオフォン応答出力情報を修正することをさらに含む請求項13の方法。
- 開路感度、減衰係数および固有周波数に関するジオフォン応答パラメータ情報を用いて、前記移動質量パラメータ値を計算することをさらに含む請求項15の方法。
- 前記移動質量パラメータ値が公称移動質量値に対応する請求項15の方法。
- 前記第1のジオフォンの応答出力情報が、第1のジオフォン応答出力信号を含み、
Hは、ジオフォンの伝達関数に対応し、
fnは、公称固有周波数に対応し、
ζnは、公称減衰係数に対応し、
Snは、公称感度に対応し、
DCRnは、公称応答パラメータを決める公称直流抵抗に対応し、
fmは、前記第1のジオフォンに付随した固有周波数に対応し、
ζmは、動作環境において測定された減衰係数に対応し、
Smは、前記第1のジオフォンに付随した減衰係数に対応し、
DCRmは、前記第1のジオフォンに付随した直流抵抗に対応し、
Signは、補正されたジオフォン応答出力信号に対応し、
Sigmは、第1のジオフォン応答出力信号に対応するものとし、
に基づいて、前記第1のジオフォン応答出力信号を修正し、修正ジオフォン応答出力信号を生成することをさらに含む請求項13の方法。 - 前記第1のジオフォンにより生成されたジオフォン応答出力情報が非常に不正確であるため無効であり、第1のジオフォンは許容範囲外であると決定すること、
前記ジオフォン応答出力情報を修正し、十分に正確であり有効な修正ジオフォン応答出力情報を生成することをさらに含む請求項13の方法。 - 動作環境において第1のジオフォンの直流抵抗値を計測すること、
測定された直流抵抗値を用いて、第1のジオフォンの現在の温度値を決定すること、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォン応答パラメータの少なくとも一部を計算することをさらに含む請求項13の方法。 - 現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの開路感度値を計算すること、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの減衰係数値を計算すること、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの固有周波数値を計算することをさらに含む請求項21の方法。 - バイブロサイス探査活動の際に、前記ジオフォン応答出力情報が少なくとも一つのジオフォンによって生成され、前記少なくとも一つのジオフォンのキャリブレーション・テストの間に生成されたジオフォンキャリブレーション情報を用いて、前記ジオフォン応答出力情報を修正することをさらに含む請求項13の方法。
- 地震探査活動で生成された地震探査情報を処理するための方法であって、地震探査情報の第1部分は、少なくとも一つのジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を含み、地震探査情報の第2部分は、前記地震探査活動を行う際に用いられる少なくとも一つの震源信号に関する震源信号情報を含み、
前記方法は、
第1のジオフォンの応答パラメータ値の第1部分を決定すること、
前記地震探査情報の少なくとも一部を修正することによって、前記地震探査情報の精度を改良し、前記応答パラメータ値の第1部分の少なくとも1つを補正すること、を含む方法。 - 前記少なくとも一つのジオフォンの少なくとも一つのキャリブレーション・テストを実行し、前記応答パラメータの第1部分の値を決定することをさらに含む請求項24の方法。
- 前記応答パラメータの第1部分の少なくとも一つを用いて前記震源信号情報を修正することによって、修正震源信号情報を生成すること、
前記修正震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて、相関出力信号情報を生成することをさらに含む請求項24の方法。 - 前記応答パラメータ値の第1部分は、開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を含む請求項24の方法。
- 前記応答パラメータ値の第1部分は、移動質量パラメータ値を含み、
前記方法は、
移動質量パラメータ値を用いて前記震源信号情報を修正することによって、修正震源信号情報を生成すること、
前記修正震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて、相関出力信号情報を生成することをさらに含む請求項24の方法。 - 前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成すること、
前記応答パラメータ値の第1部分の少なくとも1つを用いて前記相関出力信号を修正することによって、相関出力信号情報を生成することをさらに含む請求項24の方法。 - 前記応答パラメータ値の第1部分は、開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を含む請求項29の方法。
- 前記応答パラメータ値の第1部分が移動質量パラメータ値を含み、
前記方法は、
前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成すること、
前記移動質量パラメータ値を用いて相関出力信号を修正することによって、前記相関出力信号情報を生成することをさらに含む請求項29の方法。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、前記第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの理想的な応答のための第1の伝達関数を決定すること、
前記第1の伝達関数を用いて、震源信号情報を修正することをさらに含む請求項24の方法。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、前記第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの理想的な応答のための第1の伝達関数を決定すること、
前記第1の伝達関数を用いて、ジオフォン応答出力情報を修正することをさらに含む請求項24の方法。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、前記第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの理想的な応答のための第1の伝達関数を決定すること、
前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成すること、
前記第1の伝達関数を用いて、前記相関出力信号情報を修正することをさらに含む請求項24の方法。 - 前記震源信号情報は、バイブロサイス探査活動に関するパイロット・スイープ信号情報を含む請求項24の方法。
- 動作環境において前記第1のジオフォンの直流抵抗値を計測すること、
測定された直流抵抗値を用いて、前記第1のジオフォンの現在の温度値を決定すること、
現在の温度値を用いて、第1のジオフォン応答パラメータの少なく一部を計算することをさらに含む請求項24の方法。 - 現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの開路感度値を計算すること、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの減衰係数値を計算すること、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの固有周波数値を計算することをさらに含む請求項36の方法。 - 前記地震探査活動はバイブロサイス探査活動を含み、前記方法は、前記地震探査情報が前記ジオフォン応答出力情報および震源信号情報を用いて生成された相関出力信号情報を含み、前記相関出力信号を修正して、前記相関出力信号に付随する位相特性を最小にすることをさらに含む請求項24の方法。
- 前記地震探査活動はバイブロサイス探査活動を含み、前記方法は、前記地震探査情報が前記ジオフォン応答出力情報および震源信号情報を用いて生成された相関出力信号情報を含み、前記相関出力信号を修正して、前記相関出力信号に付随する対称的な特性を高めることをさらに含む請求項24の方法。
- 地震探査活動で利用するために構成または設計されたジオフォンの応答パラメータを計算するためのシステムであって、
少なくとも一つのプロセッサと、
少なくとも一つのインタフェースと、
メモリと、を備え、
前記システムは、ジオフォンの少なくとも一つのキャリブレーション・テストを実行し、ジオフォンに関する応答パラメータの第1部分の値を決定すべく構成または設計されており、
前記システムは、さらに、前記第1部分の値に関する情報を用いて、ジオフォンの移動質量パラメータ値を決定すべく構成または設計されており、
前記移動質量パラメータ値は、ジオフォンに付随する移動質量の大きさを示しているシステム。 - 前記応答パラメータの第1部分は、開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む請求項40のシステム。
- ジオフォンの移動質量は、
少なくとも一つの可動コイル、
ボビン、および
少なくとも一つのサスペンション・スプリング、
を含む請求項40のシステム。 - ジオフォンのインピーダンス・キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定すべく構成または設計された請求項40のシステム。
- ジオフォンのダイナミック・キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定すべく構成または設計された請求項40のシステム。
- ジオフォンの相互関係キャリブレーション・テストを実行して、前記応答パラメータの第1部分の少なくとも1つの値を決定すべく構成または設計された請求項40のシステム。
- ジオフォンの開路感度値を決定し、
ジオフォンの減衰係数値を決定し、
ジオフォンの固有周波数値を決定し、
前記開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を用いて移動質量パラメータ値を計算すべく構成または設計された請求項40のシステム。 - 動作環境においてジオフォンの直流抵抗値を計測し、
測定された直流抵抗値を用いて、ジオフォンの現在の温度値を決定し、
現在の温度値を用いて、ジオフォン応答パラメータの少なくとも一部を計算すべく構成または設計された請求項40のシステム。 - 現在の温度値を用いて、ジオフォンの開路感度値を計算し、
現在の温度値を用いて、ジオフォンの減衰係数値を計算し、
現在の温度値を用いて、ジオフォンの固有周波数値を計算すべく構成または設計された請求項47のシステム。 - 地震探査活動で利用するために構成または設計された第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正するためのシステムであって、
少なくとも一つのプロセッサと、
少なくとも一つのインタフェースと、
メモリと、を備え、
開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、第2のジオフォンの応答パラメータの第2部分に関する情報に基づいて、第2のジオフォンの理想的な応答のための第2の伝達関数を決定し、
前記第2の伝達関数を用いて、前記第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正すべく構成または設計されたシステム。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの応答のための第1の伝達関数を決定し、
前記第1および第2の伝達関数を用いて、前記第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正すべくさらに構成または設計すべく構成または設計された請求項49のシステム。 - 前記第1のジオフォンは、それに付随する移動質量パラメータ値を持ち、さらに、前記移動質量パラメータ値を用いて、前記応答パラメータの第1部分の値を調整すべく構成または設計された請求項49のシステム。
- 前記第1のジオフォンは、それに付随する移動質量パラメータ値を持ち、さらに、前記移動質量パラメータ値を用いて、前記第1のジオフォンによって生成された第1ジオフォン応答出力情報を修正すべく構成または設計された請求項49のシステム。
- 開路感度、減衰係数および固有周波数に関するジオフォン応答パラメータ情報を用いて、前記移動質量パラメータ値を計算すべくさらに構成または設計された請求項51のシステム。
- 前記移動質量パラメータ値が公称移動質量値に対応する請求項51のシステム。
- 前記第1のジオフォンにより生成されたジオフォン応答出力情報が大きく不正確であるため無効であり、第1のジオフォンは許容範囲外であると決定し、
前記ジオフォン応答出力情報を修正し、十分に正確であり有効な修正ジオフォン応答出力情報を生成すべくさらに構成または設計された請求項49のシステム。 - 動作環境において第1のジオフォンの直流抵抗値を計測し、
測定された直流抵抗値を用いて、第1のジオフォンの現在の温度値を決定し、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォン応答パラメータの少なくとも一部を計算すべくさらに構成または設計された請求項49のシステム。 - 現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの開路感度値を計算し、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの減衰係数値を計算し、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの固有周波数値を計算すべくさらに構成または設計された請求項56のシステム。 - バイブロサイス探査活動の際に、前記ジオフォン応答出力情報が少なくとも一つのジオフォンによって生成され、前記少なくとも一つのジオフォンのキャリブレーション・テストの間に生成されたジオフォンキャリブレーション情報を用いて、前記ジオフォン応答出力情報を修正すべく構成または設計された請求項49のシステム。
- 地震探査活動で生成された地震探査情報を処理するためのシステムであって、地震情報の第1部分は、少なくとも一つのジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を含み、地震探査情報の第2部分は、前記地震探査活動を行う際に用いられる少なくとも一つの震源信号に関する震源信号情報を含み、前記システムは、
少なくとも一つのプロセッサと、
少なくとも一つのインタフェースと、
メモリと、を備え、
第1のジオフォンの応答パラメータ値の第1部分を決定し、
前記地震探査情報の少なくとも一部を修正することによって、前記地震探査情報の精度を改良し、前記応答パラメータ値の第1部分の少なくとも1つを補正すべく構成または設計されたシステム。 - 前記少なくとも一つのジオフォンの少なくとも一つのキャリブレーション・テストを実行し、前記応答パラメータの第1部分の値を決定すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。
- 前記応答パラメータの第1部分の少なくとも一つを用いて前記震源信号情報を修正することによって、修正震源信号情報を生成し、
前記修正震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて、相関出力信号情報を生成すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 前記応答パラメータ値の第1部分は、開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を含む請求項59のシステム。
- 前記応答パラメータ値の第1部分は、移動質量パラメータ値を含み、
前記システムは、
移動質量パラメータ値を用いて前記震源信号情報を修正することによって、修正震源信号情報を生成し、
前記修正震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて、相関出力信号情報を生成すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成し、
前記応答パラメータ値の第1部分の少なくとも1つを用いて前記相関出力信号を修正することによって、相関出力信号情報を生成すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 前記応答パラメータ値の第1部分は、開路感度値、減衰係数値および固有周波数値を含む請求項64のシステム。
- 前記応答パラメータ値の第1部分が移動質量パラメータ値を含み、
前記システムは、
前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成し、
前記移動質量パラメータ値を用いて相関出力信号を修正することによって、前記相関出力信号情報を生成すべくさらに構成または設計された請求項64のシステム。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、前記第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの理想的な応答のための第1の伝達関数を決定し、
前記第1の伝達関数を用いて、震源信号情報とジオフォン応答出力情報との少なくとも一方を修正すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 開路感度、減衰係数および固有周波数を含む、前記第1のジオフォンの応答パラメータの第1部分に関する情報に基づいて、前記第1のジオフォンの理想的な応答のための第1の伝達関数を決定し、
前記震源信号情報およびジオフォン応答出力情報を用いて相関出力信号情報を生成し、
前記第1の伝達関数を用いて、前記相関出力信号情報を修正すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 前記震源信号情報は、バイブロサイス探査活動に関するパイロット・スイープ信号情報を含む請求項59のシステム。
- 動作環境において前記第1のジオフォンの直流抵抗値を計測し、
測定された直流抵抗値を用いて、前記第1のジオフォンの現在の温度値を決定し、
現在の温度値を用いて、第1のジオフォン応答パラメータの少なくとも一部を計算すべくさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの開路感度値を計算し、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの減衰係数値を計算し、
現在の温度値を用いて、前記第1のジオフォンの固有周波数値を計算すべくさらに構成または設計された請求項70のシステム。 - 前記地震探査活動はバイブロサイス探査活動を含み、前記地震探査情報が前記ジオフォン応答出力情報および震源信号情報を用いて生成された相関出力信号情報を含み、
前記システムは、
前記相関出力信号を修正して、前記相関出力信号に付随する位相特性を最小にするかまたは対称的な特性を高めるか少なくとも一方が行われるようさらに構成または設計された請求項59のシステム。 - 地震探査活動で利用するために構成または設計されたジオフォンの応答パラメータを計算するためのシステムであって、
ジオフォンの少なくとも一つのキャリブレーション・テストを実行し、ジオフォンに関する応答パラメータの第1部分の値を決定する手段と、
前記第1部分の値に関する情報を用いて、ジオフォンの移動質量パラメータ値を決定する手段とを備え、
前記移動質量パラメータ値は、ジオフォンに付随する移動質量の大きさを示しているシステム。 - 地震探査活動で利用するために構成または設計された第1のジオフォンによって生成された応答出力情報を修正するためのシステムであって、
開路感度、減衰係数および固有周波数からなるグループから選択された少なくとも一つの応答パラメータを含む、第2のジオフォンの応答パラメータの第2部分に関する情報に基づいて、第2のジオフォンの理想的な応答のための第2の伝達関数を決定する手段と、
前記第2の伝達関数を用いて、前記第1のジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を修正する手段とを備えたシステム。 - 地震探査活動で生成された地震探査情報を処理するためのシステムであって、地震情報の第1部分は、少なくとも一つのジオフォンによって生成されたジオフォン応答出力情報を含み、地震探査情報の第2部分は、前記地震探査活動を行う際に用いられる少なくとも一つの震源信号に関する震源信号情報を含み、前記システムは、
第1のジオフォンの応答パラメータ値の第1部分を決定する手段と、
前記地震探査情報の少なくとも一部を修正することによって、前記地震探査情報の精度を改良し、前記応答パラメータ値の第1部分の少なくとも1つを補正する手段とを備えたシステム。
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