JP2001021665A - 地盤振動測定方法及び測定システム - Google Patents

地盤振動測定方法及び測定システム

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JP2001021665A JP19605499A JP19605499A JP2001021665A JP 2001021665 A JP2001021665 A JP 2001021665A JP 19605499 A JP19605499 A JP 19605499A JP 19605499 A JP19605499 A JP 19605499A JP 2001021665 A JP2001021665 A JP 2001021665A
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震センサの測定データより波数スペクトル
を求めるときに、位相誤差に基づく補正データを掛け合
わせて正確な位相速度を算出し、正確な地盤の地下構造
を調査することができる地盤振動測定方法及び測定シス
テムを提供する。 【解決手段】 測定対象エリアの複数地点のそれぞれ
に、感度軸に沿う指向性を有する振動センサを設置し、
前記複数の振動センサの各周波数において、ある波数ベ
クトルでの波数スペクトルを求めるときに、前記複数の
振動センサ間の前記指向性に対する位相誤差に基づく補
正データを用いて補正して求め、この波数スペクトルを
最大とするピーク波数ベクトルからその周波数における
位相速度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の地下構造を
調査する際に用いられる地盤振動測定方法及び測定シス
テムに係り、特に、地表に設置された複数の振動センサ
の出力を補正して精度の良い調査を行うことができる地
盤振動測定方法及び測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地盤の地下構造を調査する方法と
して、ボーリング孔を用いる方法や、反射法のような地
震探査法がある。また、最近では、表面波を用いる地盤
振動測定方法が提案されている。この地盤振動測定方法
は、比較的深層部の調査では常時振動を用い、宅地等の
浅層部の調査では起震機等を用いて地盤を振動させ、振
動の上下成分であるレイリー波を観測して周波数−波数
スペクトル法や空間自己相関法によって周波数と位相速
度との関係(観測分散特性)を得るものである。
【0003】そして、地盤の地下構造モデルから計算さ
れる理論上の周波数と位相速度との関係(理論分散特
性)と、前記の観測分散特性とを比較し、地盤の地下構
造モデルの修正を繰り返すことにより、位相速度に対す
る地盤の地下構造を推定するインバージョン法が用いら
れる。
【0004】このようなインバージョン法による地下構
造の調査を行う場合は、地表面に複数個の振動センサを
設置し、複数個のセンサにより地盤振動を同時に測定
し、各振動センサ間の波の位相速度の関係を基に地盤の
地下構造の調査を行っている。そして、この種の地盤振
動測定方法においては、複数の振動センサ間でもともと
有している誤差を少なくするために、各振動センサの固
有周期を一定にすることが要求されており、同一形式の
振動センサを同時に使用することが推奨されている論文
も有る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な地盤振動測定方法においては、同一形式の振動センサ
を使用しても各振動センサに固有の微妙な特性の違いが
有り、振動センサは振動に追従する振動部材の方向によ
って特性の差が大きくなる場合があり、これらの特性の
差は各振動センサ間の位相誤差となって現れる。
【0006】地盤に振動としてレイリー波が加えられる
場合、レイリー波の位相速度は、任意の距離を有する各
振動センサ間の位相差を基準として算出されるため、前
記した特性の差はそのまま測定の誤差となる。前記した
振動センサの固有の特性及び方向による特性を解消する
ことが高精度な測定を可能にするが、前記の論文にはそ
の点に対する開示はされていない。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的とするところは、振動センサ
による出力から、各周波数において、ある波数ベクトル
での正確な波数スペクトルを求めて正確な位相速度を得
ることにより、正確な地盤の地下構造を調査することが
できる地盤振動測定方法及び測定システムを提供するこ
とある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成すべく、
本発明に係る地盤振動測定方法は、測定対象エリアの複
数地点のそれぞれに、感度軸に沿う指向性を有する振動
センサを設置し、前記複数の振動センサの各周波数にお
いて、ある波数ベクトルでの波数スペクトルを求めると
きに、前記複数の振動センサ間の前記指向性に対する位
相誤差に基づく補正データを用いて補正して求め、この
波数スペクトルを最大とするピーク波数ベクトルからそ
の周波数における位相速度を算出することを特徴とす
る。
【0009】また、本発明に係る地盤振動測定方法の好
ましい具体的な態様としては、前記振動センサは、測定
対象エリアの円周上の複数地点に設置され、前記感度軸
を円周の中心に向けることを特徴とする。さらに、本発
明に係る地盤振動測定システムは、測定対象エリアの複
数地点に設置された指向性を有する複数の振動センサ
と、前記各振動センサ間の前記指向性に対する位相誤差
を前記振動センサにより取得する位相誤差取得手段と、
前記振動センサの各周波数において、ある波数ベクトル
での波数スペクトルを求めるときに、前記位相誤差に基
づく補正データを用いて補正して求める補正手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】このように構成された本発明の地盤振動測
定方法及び測定システムは、測定対象エリアに例えばレ
イリー波の振動を加えると、設置された複数の振動セン
サのコイルと磁石との相対変位によりコイルから電気信
号が出力される。複数の振動センサからの出力は、その
振動センサの振動部材の方向が異なると感度軸のずれが
生じ、その結果、振動センサ間の特性の違い、すなわち
位相誤差が生じるが、この指向性によって生じる位相誤
差を取得して、振動センサの各周波数において、ある波
数ベクトルでの波数スペクトルを求めるときに、前記位
相誤差に基づく補正データを用いて補正して求めること
ができるので、正確な波数スペクトルを得ることができ
る。
【0011】このようにして得られた複数の振動センサ
からの正確な波数スペクトルより、この波数スペクトル
を最大とするピーク波数ベクトルから、その周波数での
位相速度を算出する。そして、このようにして得られた
正確な位相速度から、精度の良い地盤の地下構造を測定
調査することができる。また、振動センサを円周上の複
数地点に設置し、振動センサの感度軸を円周の中心に向
けることにより、複数の振動センサを目的の方向に極め
て容易に精度良く設置することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る地盤振動測定
方法及び測定システムの一実施形態を図面に基づき詳細
に説明する。図1は、本発明に係る地盤振動測定方法に
用いる振動センサの一実施形態の斜視図、図2は、図1
の概略構成図である。図1、2において、振動センサ1
0は常時微動を検出するものであり、ベース板11a、
このベース板11aより垂直に立設された支柱11b、
及び支柱11bの上部より水平方向に延設された上板1
1cから構成されるセンサ本体11と、センサ本体11
のベース板11aの上面に固着された永久磁石12と、
支柱11bに可撓性を有する板ばね13により一端が支
持され上板11cより吊りばね14により吊り下げられ
て水平方向に支持された振動部材15と、この振動部材
15の先端に固定されており永久磁石12と対向するコ
イル16とから構成される。
【0013】振動センサ10は、支柱11bより延設さ
れた振動部材15の方向を感度軸10Aとしており、こ
の感度軸10Aの方向に沿う指向性を有するものであ
る。振動センサ10は、図において上下方向すなわち吊
りばね14方向の振動に対して振動部材15が振動し、
検知するものである。振動センサ10は測定対象エリア
の複数地点のそれぞれに設置されるものである。
【0014】前記の如く構成された本実施形態の振動セ
ンサ10の動作について、以下に説明する。振動センサ
10にレイリー波の鉛直成分の振動が到達すると、コイ
ル16とセンサ本体11の永久磁石12との間で相対変
位が生じ、コイル16を通過する永久磁石12からの磁
束が時間的に変化することにより電気信号に変換され
る。周波数―波数スペクトル法では、このようにして測
定した電気信号の各周波数fにおいて、ある波数ベクト
ルkでの波数スペクトルP(f,k)を次の式(1)に
より求め、これを最大とするピーク波数ベクトルkpか
ら次の式(2)により、その周波数での位相速度cを算
出する。
【0015】
【数1】
【0016】
【数2】c=2πf/|kp| (2)
【0017】式(1)から明らかなように、波数スペク
トルは全数の振動センサの中で2個のセンサの組み合わ
せをまず考え、そのセンサ間の複素クロススペクトル値
と複素平面における回転に寄与する位相差項を掛け合わ
せ、これを全数の振動センサの組み合わせについて求め
て合計する。なお、前記した位相差項は、式(1)でe
xp(ikrjl)と表されている部分である。
【0018】この位相差項は、例えば2個の振動センサ
が地表面において所定の距離を有して離れて配置されて
いるために、レイリー波の到達時間に差が有ることによ
り生じるものであり、この位相差項を複素平面での回転
分だけを考えて位相差θで表現することとする。しかし
ながら、このように考えても、もともと誤差となる位相
誤差θsがこれに重畳するため、図3(a)に示される
ように、見かけの位相差がθ′=θ+θsとなり、波数
スペクトルが不正確なものとなってしまう。なお、図3
(a)において、横軸は実軸、縦軸は虚軸で実際のレイ
リー波と、位相誤差θsが重畳した見かけのレイリー波
を示す。
【0019】例えば、図3(b)のように、2個の振動
センサ10、20を45度の角度で設置する場合、2個
の振動センサの感度軸10A、20Aのなす角(配置角
度)は45度となり、この配置において2個の振動セン
サにレイリー波を加えると、極めて隣接して配置したと
しても2個の振動センサにはレイリー波の周波数に対し
て変化する位相誤差θsが生ずる。この位相誤差θs
は、レイリー波の周波数に対して変化するものであり、
位相誤差取得手段31により2個の振動センサの周波数
を比較して得られる。図4(a)はこの関係を示してい
る。
【0020】このように、2個の振動センサの配置角度
により変化して誤差となる位相誤差θsを位相誤差取得
手段31により定量化しておく。すなわち、振動センサ
が空間的に離れていることで生じる位相差θを無くすた
めに、振動センサの方向が実際の配置と同一となるよう
に、例えば2個の振動センサを極めて隣接して配置す
る。そして、2個の振動センサに例えばレイリー波を入
力すると、図4に示されるように、2個の振動センサ間
の向き(感度軸間の角度=配置角度)により変化する位
相誤差θsを測定することができる。図4の(a)は前
記したとおり配置角度=45度の場合の位相誤差θsを
示し、(b)は配置角度=90度、(c)は配置角度=
135度、(d)は配置角度=180度の場合の位相誤
差θsを示している。
【0021】なお、位相誤差θsの定量化は、2個のセ
ンサを極めて隣接して配置して行う他に、共通するスパ
イクを地面に貫入し、複数の振動センサをその上に配置
して行うようにしてもよく、多数の振動センサを同時に
行うようにしてもよい。また、振動センサに入力する振
動はレイリー波に限らず、他の振動試験装置等で発生さ
せた波を用いるようにしてもよい。さらに、位相誤差θ
sの定量化は、前記したように予め定量化しておくよう
にしても、実際の配置で測定した後、補正のための位相
誤差を取得するようにしてもよい。
【0022】このようにして位相誤差θsの定量化のデ
ータを取得した後、前記した式(1)に対して位相誤差
θsに基づく補正を行う。すなわち、波数スペクトルを
求める際に、式(3)に示すように、式(1)に位相誤
差θsに基づく補正データであるexp(-iθs)を
用いて掛け合わせて補正することにより、振動センサに
レイリー波が到達することによる純粋な位相差のみが寄
与する波数スペクトルを求めることができる。波数スペ
クトルの補正手段32は、P(f,k)を計算するとき
に、式(1)に対し、補正項exp(-iθs)を掛け
合わせるものである。
【0023】
【数3】
【0024】このようにして正確な波数スペクトルを波
数スペクトル算出手段33により求め、この波数スペク
トルを最大とするピーク波数ベクトルkpをピーク波数
ベクトル算出手段34により算出し、その周波数での正
確な位相速度cを、式(2)を用いて位相速度算出手段
35により算出することができる。そして、この正確な
位相速度から正確な地盤振動測定をすることができ、地
下速度構造を正しく測定することができ、地盤の地下構
造を精度良く調査することができる。
【0025】以上、詳細に説明した本発明に係る地盤振
動測定方法及び測定システム30を図5のブロック図に
示す。図5は、振動センサ10と振動センサ20との間
の指向性に対する位相誤差θsを位相誤差取得手段31
により取得し、振動センサ10から波数スペクトルを求
めるときに、位相誤差θsに基づく補正データを補正手
段32から波数スペクトル算出手段33に供給して掛け
合わせ、ピーク波数ベクトル算出手段34により波数ス
ペクトルを最大とするピーク波数ベクトルkpを算出
し、位相速度算出手段35により正確な位相速度cを算
出することができることを示している。
【0026】次に、測定対象エリアの4つの地点に振動
センサを設置した他の実施形態について、図6に基づい
て詳細に説明する。図6は他の実施形態の平面図であ
る。この実施形態は4個の振動センサ21〜24を使用
し、3個の振動センサ21、22、23を半径Rの円周
上に設置し、その感度軸21A、22A、23Aを円周の
中心に向け、1個の振動センサ24を円周の中心に設置
し、その感度軸24Aを1個の振動センサ21の方向に
向けている。
【0027】このように4個の振動センサを設置する場
合、振動センサ24と21間の向きは180度となり、
振動センサ24と22間の向きは60度となり、振動セ
ンサ24と23間の向きは300度となる。また、外周
の3個の振動センサ21、22、23を設置するとき
は、円周の中心から円周上の振動センサの設置点まで糸
やひも等で結び、円周上にて各振動センサの感度軸の向
きを糸に沿って中心方向に容易に向かせることができ、
4個の振動センサを目的の方向に極めて容易に精度良く
設置することができる。なお、感度軸の矢印方向と逆の
方向を円周の中心に向けるようにしても、同様の効果を
奏する。
【0028】この実施形態においても、前記した実施形
態と同様に4個の振動センサ間の配置角度(指向性)に
対する位相誤差を定量化しておき、この位相誤差を4個
の振動センサの各周波数において、ある波数ベクトルで
の波数スペクトルを求めるときに、前記位相誤差に基づ
く補正データを用いて掛け合わせて補正して求めること
ができるので、正確な波数スペクトルを得ることができ
る。
【0029】このように、4個の振動センサの周波数出
力より、レイリー波が伝達することによる純粋な位相差
のみが寄与する波数スペクトルを求めることができ、こ
の波数スペクトルを最大とするピーク波数ベクトルから
正確な位相速度を算出することができ、精度の良い地盤
の地下構造を測定調査することができる。
【0030】なお、振動センサのコイルは、空芯のコイ
ルの例を示したが、小さな鉄芯を有するものや、プラス
チック等の支持板にプリント配線されたもの等、適宜用
いることができる。また、レイリー波を測定に使用する
場合は、本実施形態のように上下方向に振動可能な振動
部材を有する振動センサを使用するが、ラヴ波を使用し
て左右方向に振動可能な振動部材を有する振動センサを
使用するように構成してもよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明の地盤振動測定方法及び測定システムは、複数の振動
センサの各周波数において、ある波数ベクトルでの波数
スペクトルを求めるときに、前記複数の振動センサ間の
指向性に対する位相誤差に基づく補正データを用いて補
正して求め、この波数スペクトルを最大とするピーク波
数ベクトルからその周波数における正確な位相速度を算
出することができるので、正確な地盤振動測定を行え、
精度の良い地盤の地下構造を調査することができる。
【0032】また、振動センサを、測定対象エリアの円
周上の複数地点に設置し、振動センサの感度軸を円周の
中心に向けることにより、複数の振動センサを目的の方
向に極めて容易に精度良く設置することができ、精度の
良い地盤の地下構造を調査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地盤振動測定方法及び測定システ
ムに用いる振動センサの一実施形態の斜視図。
【図2】図1の概略構成図。
【図3】(a)は2個の振動センサの配置位置が異なる
ことによる位相差と、位相誤差の関係を示す概念図、
(b)は2個の振動センサ間の配置例を示す平面図。
【図4】2個の振動センサ間の向きによる位相誤差の関
係を示し、(a)、(b)、(c)、(d)は、それぞ
れ2個の振動センサ間の向きが45度、90度、135
度、180度の場合の位相誤差を示す補正データの線
図。
【図5】本発明に係る地盤振動測定方法及び測定システ
ムを示すブロック図。
【図6】本発明の他の実施形態の平面図。
【符号の説明】
10、20、21、22、23、24 振動センサ 10A、20A、21A、22A、23A、24A 感度軸 11 センサ本体 12 永久磁石 13 板ばね 14 吊りばね 15 振動部材 16 コイル 30 測定システム 31 位相誤差取得手段 32 補正手段 33 波数スペクトル算出手段 34 ピーク波数ベクトル算出手段 35 位相速度算出手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定対象エリアの複数地点のそれぞれ
    に、感度軸に沿う指向性を有する振動センサを設置し、
    前記複数の振動センサの各周波数において、ある波数ベ
    クトルでの波数スペクトルを求めるときに、前記複数の
    振動センサ間の前記指向性に対する位相誤差に基づく補
    正データを用いて補正して求め、この波数スペクトルを
    最大とするピーク波数ベクトルからその周波数における
    位相速度を算出することを特徴とする地盤振動測定方
    法。
  2. 【請求項2】 前記振動センサは、測定対象エリアの円
    周上の複数地点に設置され、前記感度軸を円周の中心に
    向けることを特徴とする請求項1に記載の地盤振動測定
    方法。
  3. 【請求項3】 測定対象エリアの複数地点に設置された
    指向性を有する複数の振動センサと、前記各振動センサ
    間の前記指向性に対する位相誤差を前記振動センサによ
    り取得する位相誤差取得手段と、前記振動センサの各周
    波数において、ある波数ベクトルでの波数スペクトルを
    求めるときに、前記位相誤差に基づく補正データを用い
    て補正して求める補正手段とを備えることを特徴とする
    地盤振動測定システム。
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