JP2008510542A - インスリン・ボーラス推奨システム - Google Patents

インスリン・ボーラス推奨システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008510542A
JP2008510542A JP2007528737A JP2007528737A JP2008510542A JP 2008510542 A JP2008510542 A JP 2008510542A JP 2007528737 A JP2007528737 A JP 2007528737A JP 2007528737 A JP2007528737 A JP 2007528737A JP 2008510542 A JP2008510542 A JP 2008510542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood glucose
value
user
target value
corrected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007528737A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘルヴィグ,ローベルト
ウェイナート,ステファン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TecPharma Licensing AG
Original Assignee
TecPharma Licensing AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=35788668&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP2008510542(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by TecPharma Licensing AG filed Critical TecPharma Licensing AG
Publication of JP2008510542A publication Critical patent/JP2008510542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/10ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients
    • G16H20/17ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients delivered via infusion or injection
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/168Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body
    • A61M5/172Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body electrical or electronic
    • A61M5/1723Means for controlling media flow to the body or for metering media to the body, e.g. drip meters, counters ; Monitoring media flow to the body electrical or electronic using feedback of body parameters, e.g. blood-sugar, pressure
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H10/00ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data
    • G16H10/60ICT specially adapted for the handling or processing of patient-related medical or healthcare data for patient-specific data, e.g. for electronic patient records
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H15/00ICT specially adapted for medical reports, e.g. generation or transmission thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

【課題】血糖値レベルを管理するために、インスリン投与を決定し推奨するシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨するシステムは、制御回路に結合されているディスプレイ・ユニットとメモリ・ユニットとを含み、メモリにはユーザ血糖目標値が格納されている。制御回路は、ユーザの現血糖値を受け取り、現血糖値が血糖目標値を超過している場合、ディスプレイ・ユニットを通じて、推奨補正インスリン・ボーラス量を表示し、現血糖値から血糖目標値を減算して差値を計算し、差異値が正の場合、ロックアウト時間期間にわたって血糖目標値および差異値の和として、修正血糖目標値を生成するようにプログラムされている。ユーザの現血糖値が修正血糖目標値を超過している場合、ロックアウト時間期間中に追加の補正インスリン・ボーラス量を推奨することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般的には、糖尿病の個人における血糖値レベル管理技法に関し、更に特定すれば、血糖値レベルを管理する一方法として、インスリン投与を決定し推奨するシステムに関する。
糖尿病の介護を管理するためのハンドヘルド・システムは多数存在する。
このようなハンドヘルド・システムでは、ユーザのインスリン要望を密接に追跡し満足するために、追加的なインスリン適用量の補正を決定し推奨することが望ましい。更に、食事投与の前、最中、および後に、このような追加的なインスリン適用量の補正を行いつつ、炭水化物摂取によって自然であるが管理可能な血糖値の上昇が得られることが望ましい。
本発明は、添付した特許請求の範囲に明記した特徴の1つ以上、または以下の特徴の1つ以上、およびその組み合わせから成ることができる。インスリン・ボーラス量をインスリン・ユーザに推奨するシステムは、データ入力・デバイス、ディスプレイ・ユニット、およびメモリ・ユニットを備えることができる。メモリ・ユニットにユーザ血糖目標値を格納することによって、ユーザ血糖目標値を設定することができる。インスリン・ボーラス量を推奨する方法は、ユーザの現血糖値を受け取るステップと、現血糖値が血糖目標値を超過している場合推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、現血糖値から血糖目標値を減算したものとして差異値を計算するステップと、差異値が正の場合、ロックアウト時間期間にわたって、差異値だけ血糖目標値を増大させるステップとを備えることができる。
あるいはまたは加えて、インスリン・ボーラス量を推奨する方法は、第1時点におけるユーザの現血糖値を受け取るステップと、第1時点において取り込んだ現血糖値が初期血糖目標値を超過している場合、第1推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、第1時点における現血糖値から初期血糖目標値を減算したものとして、第1差異値を計算するステップと、第1差異値が正の場合、初期血糖目標値と第1差異値との和として、第1修正血糖目標値を計算するステップと、第1時点の後であり、かつ第1推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、第1時点から第1ロックアウト時間期間が経過する前である、第2時点においてユーザから現血糖値を受け取るステップと、第2時点における現血糖値が第1修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対する第2推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップとを備えることができる。
前述の方法は、更に、第2時点におけるユーザの現血糖値から第1修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、第2差異値が正の場合、第1修正血糖目標値および第2差異値の和として、第2修正血糖目標値を計算するステップとを含むことができる。前述の方法は、更にまた、第2時点の後であり、かつ第2推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、第1時点から第1ロックアウト時間期間が経過する前であり、かつ第2時点から第2ロックアウト時間期間が経過する前である、第3時点においてユーザから現血糖値を受け取るステップと、第3時点における現血糖値が第2修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対して第3推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと含むことができる。前述の方法は、その上更に第3時点におけるユーザの現血糖値から第2修正血糖目標値を減算したものとして、第3差異値を計算するステップと、第3差異値が正の場合、第2修正血糖目標値および第3差異値の和として、第3修正血糖目標値を計算するステップとを含むことができる。
あるいは、前述の方法は、更に、第2時点よりも後で、かつ第2推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後で、更に第1時点から第1ロックアウト時間期間が経過した後であるが、第2時点から第2ロックアウト時間期間が経過する前である、第3時点においてユーザから現血糖値を受け取るステップと、第2修正血糖目標値から第1差異値を減算したものとして、第3修正血糖目標値を計算するステップと、第3時点における現血糖値が第3修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対して第3推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップを含むことができる。前述の方法は、その上更に、第3時点における現血糖値から第3修正血糖目標値を減算したものとして、第3差異値を計算するステップと、第3差異値が正の場合、第3修正血糖目標値および第3差異値の和として、第4修正血糖目標値を計算するステップとを含むことができる。
あるいはまたは加えて、インスリン・ボーラス量をインスリン・ユーザに推奨する方法は、ユーザに対して血糖目標値を設定するステップと、その後にユーザに摂取される炭水化物の量を示す炭水化物値を受け取るステップと、炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定するステップと、炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたって第1修正血糖目標値を生成するために、食後増大値だけ血糖目標値を増大させるステップとを備えることができる。この方法は、更に、推奨補償インスリン・ボーラスをユーザに投与した後であるが、食後ロックアウト時間期間の経過前において、ユーザの第1現血糖値を受け取るステップと、第1現血糖値が第1修正血糖目標値を超過している場合、第1推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、第1現血糖値から第1修正血糖目標値を減算したものとして、第1差異値を計算するステップと、第1差異値が正の場合、第1補正ロックアウト時間期間にわたって第2修正血糖目標値を生成するために、第1差異値だけ修正血糖目標値を増大させるステップとを含むことができる。前述の方法は、更にまた、推奨補償インスリン・ボーラスをユーザに投与した後で、かつ第1推奨補正インスリン・ボーラスをユーザに投与した後であり、更に食後ロックアウト時間期間の経過後であるが、第1補正ロックアウト時間期間の経過前において、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、第3修正血糖目標値を生成するために、第2修正血糖目標値を食後増大値だけ減少させるステップと、第2現血糖値が第3を超過する場合、第2推奨補正インスリン量を決定するステップと、第2現血糖値から第3修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたり第4修正血糖目標値を生成するために、第3修正血糖目標値を第2差異値だけ増大させるステップとを含むことができる。
あるいはまたは加えて、インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨する方法は、ユーザに対して血糖目標値を設定するステップと、ユーザの第1現血糖値と、ユーザがその後に摂取する炭水化物の量を示す炭水化物値とを受け取るステップと、炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定するステップと、第1現血糖値が血糖目標値を超過している場合、第1推奨補償インスリン・ボーラス量を決定するステップと、炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたり食後増大値だけ血糖目標値を増大させるステップと、第1差異値が正の場合、第1補正ロックアウト時間期間にわたり、第1現血糖値から血糖目標値を減算したものとして計算した第1差異値だけ、血糖目標値を増大させるステップとを備えることができる。食後増大値および第1差異値のいずれかだけ増大させた血糖目標値は、第1修正血糖目標値に対応する。
前述の方法は、更に、推奨補償インスリン・ボーラス量および推奨第1補正インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、食後ロックアウト時間期間の経過前であり、更に第1補正ロックアウト時間期間の経過前に、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、第2現血糖値が血糖目標値を超過している場合、第2推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、第2現血糖値から第1修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたって、第2修正血糖目標値を生成するために、第2差異値だけ第1修正血糖目標値を増大させるステップと含むことができる。
あるいは、前述の方法は、更に、推奨補償インスリン・ボーラス量および推奨第1補正インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後で、かつ食後ロックアウト時間期間の経過後であるが、第1補正ロックアウト時間期間の経過前に、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、第2修正血糖目標値を生成するために、食後増大値だけ、第1修正血糖目標値を減少させるステップと、第2現血糖値が第2修正血糖目標値を超過している場合、第2推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、第2現血糖値から第2修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたって、第3修正血糖目標値を生成するために、第2差異値だけ第2修正血糖目標値を増大させるステップとを含むことができる。
本発明のこれらおよびその他の特徴は、以下の例示的な実施形態の説明から一層明白となろう。
本発明の原理の理解を促進する目的のため、これより図面に示す多数の例示的実施形態を参照し、具体的な言葉を用いてこれらを説明する。
まず図1を参照すると、インスリン・ボーラス推奨システム10の例示的一実施形態のブロック図が示されている。図示の実施形態では、インスリン・ボーラス推奨システム10は、視覚ディスプレイ・ユニット16およびデータ入力ユニット18に電気的に接続されている少なくとも1つの制御回路14を有するボーラス推奨ユニット12を含む。制御回路14は、1つ以上のソフトウェア・アルゴリズムを実行可能な従来のマイクロプロセッサに基づく制御コンピュータをその一例とすることができるが、制御回路14は、代わりに、以下で説明するような動作が可能な単体の電子回路またはその集合体であればいずれでもよい。実施形態の中には、制御回路14を、破線で示すように、従来のメモリ・ユニット20に電気的に接続するとよい場合もある。視覚ディスプレイ・ユニットは、限定ではなく、陰極線管(CRT)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマ・ディスプレイ、単色または多色モニタ、接触感応データ入力画面などを含む、従来の表示画面であればいずれでもよく、あるいはいずれを含んでもよい。データ入力ユニット18は、限定ではなく、キー・ボードまたはキー・パッド、マウスまたは同様のポイント/クリック・デバイス、表示ユニット16と関連する1つ以上のコード化または非コード化接触感応スイッチ、音声活性化データ入力デバイス等を含む、従来のデータ入力デバイスであればいずれでもよく、あるいはいずれを含んでもよい。
インスリン・ボーラス推奨システム10は、実施形態の中には、更に、図1において破線で示すように、追加のボーラス推奨ユニット30を含んでもよい場合もある。ユニット30は、視覚ディスプレイ・ユニット34およびデータ入力ユニット36に電気的に接続されている制御回路32を含むことができ、制御回路32、表示ユニット34、およびデータ入力ユニット36は、先にボーラス推奨ユニット12に関して記載した形態のいずれでも設けることができる。更に、制御回路32は、従来のメモリ・ユニット38にも接続することができる。この実施形態では、ボーラス推奨ユニット12およびボーラス推奨ユニット30は、各々、有線接続40を通じて情報を共有するように構成することができる。有線接続40は、2つのユニットを物理的に接続する1つ以上の信号経路、無線信号またはセルラ電話リンクのようなワイヤレス信号経路42、および/またはワールド・ワイド・ウェブ(WWW)44を含み、各々、従来の技術を用いる。
インスリン・ボーラス推奨システム10は、1つ以上の実行可能ソフトウェア・アルゴリズムとしてシステム10に具現化されているインスリン・ボーラス推奨プロトコルにしたがって、システム10のユーザの血流内に、特定のインスリン・ボーラス量の1回以上の注入を決定および推奨するように構成されている。このようなソフトウェア・アルゴリズムを実行し、システム10とユーザとの間において有用な情報を伝達するためのインスリン・ボーラス推奨システム10の物理的構造は、種々の形態を取ることができる。例示的な一実施形態では、例えば、ボーラス推奨システム10は、従来のパーソナル・コンピュータ(PC)、ラップトップまたはノートブック・コンピュータ、パーソナル・データ・アシスタント(PDA)等として、あるいはハンド・ヘルド、ラップ・トップ、またはデスク・トップの特定用とボーラス推奨ユニットとして具現化したボーラス推奨ユニット12のみを含む。これらの場合のいずれにおいても、ボーラス推奨ユニット12は、多数の実行可能なソフトウェア・アルゴリズムが内部に格納されているメモリ・ユニット20を含み、制御回路14は、これらのソフトウェア・アルゴリズムを実行し、インスリン・ボーラス推奨プロトコルにしたがってユーザの血流内に特定のインスリン・ボーラス量の1回以上の注入を決定および推奨するように動作可能である。この実施形態では、表示ユニット16は、ソフトウェア・アルゴリズムの指揮の下で制御ユニット14によって制御され、ユーザに情報を伝達し、ユーザがデータ入力ユニット18を通じて入力することができる情報を、ユーザに催促する。
例示的な別の実施形態では、インスリン・ボーラス推奨システム10は、ボーラス推奨ユニット12と、ボーラス推奨ユニット30とを含む。この実施形態の一例として、ボーラス推奨ユニット12は、前述のように、PDAまたは特定用途ボーラス推奨ユニットとすることができ、ボーラス推奨ユニット30は、PC、ラップトップ、またはノートブック・コンピュータとすることができる。この実施形態では、ユニット12は、ワイヤレス・インターフェース42を通じて、または有線インターフェース40を通じて、ユニット30と通信することができ、これらのインターフェースは、ユニット12を受容するように構成されているPDAまたは特定用とボーラス推奨ユニット・クレードルに電気的に接続され、更にユニット12をユニット30と電気的に接続しデータ通信させることができる。この例では、ユニット12および30のメモリ・ユニット20および38は、それぞれ、内部に多数のソフトウェア・アルゴリズムを各々が有することができ、ユーザは、ボーラス推奨ユニット12を、移動インスリン・ボーラス推奨ユニットとして用いること、および/またはボーラス推奨ユニット30を据置インスリン・ボーラス推奨ユニットとして用いることができる。この場合、ユーザは、有線またはワイヤレス・インターフェース40または42をそれぞれ通じて、ユニット12および30の双方のデータベースを周期的に同期化することにより、各ユニット12および30のデータベースを最新(current)に維持する。
ボーラス推奨ユニット12およびボーラス推奨ユニット30を含むインスリン・ボーラス推奨システム10の実施形態の別の例として、ボーラス推奨ユニット12は、PDA、PC、ラップトップまたはノートブック・コンピュータ、セルラ電話機、あるいはWWW44にアクセス可能な他のユニットまたはデバイスであればいずれでもよい。この例では、ボーラス推奨ユニット12は、メモリ・ユニット20に多数のソフトウェア・アルゴリズムが格納されている必要はなく、メモリ・ユニット20を含む必要も全くない。この例では、ボーラス推奨ユニット30は、リモート・コンピュータまたは従来のウェブ・サーバでもよく、同様に、WWW44にアクセスするように構成され、多数のソフトウェア・アルゴリズムがメモリ・ユニット38に格納されている。リモート・コンピュータまたはウェブ・サーバ30の制御回路32は、この例では、ボーラス推奨ユニット12を通じてユーザがWWW44上に提供した情報に基づいて、多数のソフトウェア・アルゴリズムを実行するように動作可能である。この特定的な実施形態では、ユーザおよび/または健康管理提供者は、ボーラス推奨ユニット30によって制御されるウェブ・ページまたはウェブ・サイトにアクセスし、インスリン・ボーラス推奨プロトコルに対する初期動作パラメータおよび制限値を、制御回路32に供給することができる。次いで、ユーザは、その後ウェブ・ページまたはウェブ・サイトにアクセスし、現在の血糖値を入力し、すると制御回路32は、ウェブ・ページまたはウェブ・サイトを通じて、ユーザの血流への具体的なインスリン・ボーラス量1回以上の注入を、インスリン・ボーラス推奨プロトコルにしたがって、現在の血糖値情報に基づいて決定し推奨する。インスリン・ボーラス推奨プロトコルについては、以下で詳しく説明する。
この特定的な実施形態では、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムは、このように、リモート・コンピュータまたはウェブ・サーバ30内に常駐し、これに関して、ボーラス推奨油にと12は、現在の血糖値情報をウェブ・ページまたはウェブ・サイトに提供し、リモート・コンピュータまたはウェブ・サーバ30がウェブ・ページまたはウェブ・サイト上に生成した推奨結果を視認することができるのに十分なハードウェアだけを含めばよい。とは言え、実際問題として、この実施形態では、更にボーラス推奨ユニット12にメモリ・ユニット20を設け、その中に多数のボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムを格納し、ボーラス推奨ユニット12が、WWW44および/またはしかるべきウェブ・ページまたはウェブ・サイトにアクセスすることができない場合に、独立してこれらのソフトウェア・アルゴリズムを実行できるようにすることが望ましい場合もある。更に、このような実施形態では、リモートおよび/またはウェブに基づくデータベースと、ボーラス推奨ユニット12のメモリ・ユニット20に格納されているデータベースとの同期を取るようにすることが望ましい。
尚、インスリン・ボーラス推奨システム10は、グルコース・メータまたはその他の自動血糖値判定ユニットおよび/またはインスリン・ポンプまたはその他の自動インスリン投薬または投与(dosing or administrating)ユニットと協同するように構成されているとよいことは認められよう。グルコース・メータまたはその他の自動血糖値判定ユニットがインスリン・ボーラス推奨システム10と共に含まれる実施形態では、制御コンピュータ14は、従来の技法を用いて、このようなユニットに、自動的に現血糖値情報を生成するように促す構成としてもよい。次いで、以下で詳しく説明するように、システム10はこの情報を用いて、1回以上インスリン・ボーラス量を投与することを決定および推奨することができる。インスリン・ポンプまたはその他の自動インスリン投薬ユニットがインスリン・ボーラス推奨システム10と共に含まれる実施形態では、制御コンピュータ14は、このようなユニットに、従来の技法を用いて、自動的に推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与するように促す構成としてもよい。
前述のように、図1に示すインスリン・ボーラス推奨システム10は、インスリン・ボーラス推奨プロトコルにしたがって、ユーザの血流への1回以上の具体的なインスリン・ボーラス量投与を決定し推奨するための多数のソフトウェアを実行するように動作可能である。これらのソフトウェア・アルゴリズムの少なくとも1つは、ユーザまたは健康管理提供者の入力に基づいて、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムが用いるための初期動作パラメータおよび制限値を設定するように構成されている。これより図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qを参照すると、多数の対話型表示画面が示されており、これらを合わせて、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成し、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムが用いるための初期動作パラメータおよび制限値を設定するために、図1のシステム10が実行するこのようなソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す。尚、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示すプロセスは、メモリ・ユニット20および38の一方または双方に格納されている1つ以上のソフトウェア・アルゴリズムにおいて具現化され、制御回路14および/または32によって実行可能であること、更に制御回路14および/または32はディスプレイ16および/または34を従来のやり方で制御して、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示すグラフィック情報を生成するように構成されていることは理解されよう。更に、ディスプレイ16および/または32上に表示されるユーザ・プロンプト(user prompt)には、システム10のユーザがデータ入力ユニット18および/または36を通じてそれぞれ従来のやり方でしかるべき情報を入力することによって応答すればよいことも理解されよう。
いずれの場合でも、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムが用いるための初期動作パラメータおよび制限値を設定するために図1のシステム10が実行する1つ以上のソフトウェア・アルゴリズムは、従来のまたは特定用途PDAの形態でボーラス推奨ユニット12によって実施するものとして、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示されている。尚、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示す例示的なプロセスは、代わりに、前述した1つ以上の物理的形態のいずれに設けられるボーラス推奨ユニット12および/またはボーラス推奨ユニット30によって実施してもよいことは、当業者には認められよう。
これより図2Aを参照すると、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムが用いるための初期動作パラメータおよび制限値を設定するための1つ以上のソフトウェア・アルゴリズムは、主要設定画面50の選択から開始する。主要設定画面50は、画面の左上部分に「設定BRS」という文字を表示し、ボーラス推奨システムの設定プロセスの選択を示す。システム10は、リアル・タイム・クロックを含み、現在の日時が画面50の右上部分に示されている。システム10の実施形態の中には、リアル・タイム・クロックの時刻設定を自動的に調節または変更するための従来の回路を含むものもあり、更に別の実施形態では、ユーザにリアル・タイム・クロックの時刻設定を変更させるものもある。尚、リアル・タイム・システム・クロックの時刻設定のこのようなユーザ変更または自動変更に様々な方法で対処するために種々の形態のシステム10が構成可能であることは認められよう。例えば、時刻変更イベントおよび時刻変更量を記録または承認するように装備されているシステム10の実施形態では、このような時刻変更イベントを追跡し、時刻変更情報によってタイム・スタンプ・データおよび/または時刻に敏感な情報を更新するために、1つ以上のアルゴリズムを含めるとよい。同様に、時刻変更イベントを記録または承認するが時刻変更量を記録も承認もしないように装備されているシステム10の実施形態では、このような時刻変更イベントを追跡し、時刻変更量に関する情報をユーザに催促し、この時刻変更情報でタイム・スタンプ・データおよび/またはその他の日時敏感情報を更新するために、1つ以上のアルゴリズムを含めるとよい。このような1つ以上のアルゴリズムのいずれもが、熟練ソフトウェア・プログラマの能力の範囲内のことである。
画面50の主要部分には、多数の機能が含まれており、その一部は即座に選択可能であり、その他はそうでないようにすることができる。図2Aに示す例では、「初期化」機能が選択のために強調されているが、その他の処理機能(feature)は破線ブロックで枠取りして示されており、これらの処理機能がまだ選択可能でないことを示す。全体的に、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示す初期化プロセスの例では、図2Aに示す種々の処理機能を順次実行する必要があり、したがって、現在強調されている処理機能に続く処理機能は、それよりも前にある処理機能全てが選択され実行されるまで、選択できないようにすることができる。しかしながら、このような順次処理機能実行プロセスは、一例として図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示すに過ぎず、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムが用いるための初期動作パラメータおよび制限値を設定するための1つ以上のソフトウェア・アルゴリズムは、代わりに、順次実行しないプロセスで実施してもよいことは認められよう。
ユーザが図2Aに示す「初期化」処理機能を選択すると、図2Bに示す表示52に示すように、「係数計算」処理機能が強調される。次いで、「係数計算」処理機能を選択すると、図2Cに示すように、「係数計算」表示54が生成される。「係数計算」表示54が選択されている限り、表示54は、画面の左上部分に「係数計算」という言葉を表示し、計算係数設定プロセスの選択を示す。
図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示すプロセスは、多数の時間ブロックの各々について、初期動作パラメータおよび制限値を設定し、ユーザはいずれの日でもいずれの数の時間ブロックにでも(「N」まで、例えば、N=6)分割することができる。時間ブロック毎に、ユーザは、表示54に、上限血糖目標値(BGU)、下限血糖目標値または下限血糖値警告値(BGL)、食事係数(MF)、および血糖値低下対インスリン比即ちインスリン感度値(IS)を入力することができる。上限血糖目標値(BGU)は、所望の目標血糖レベルに対応し、下限血糖警告値(BGL)は、これ未満ではシステムが下限血糖警告を生成する血糖閾値に対応する。これについては、図4Cに関して以下で更に詳しく説明する。食事係数(MF)は、ユーザ特定インスリン対炭水化物比に対応し、インスリン感度(IS)は、ユーザ特定の血糖低下対インスリン単位比に対応する。このような計算係数は、通例、健康管理提供者によって設定され、システム10のユーザに伝達されて、ユーザが総合的にこれらの係数および/または1日全体における種々の時間ブロックに対する係数の設定値の知識を有するようにしている。尚、図2Cに示す具体的な計算係数表示54は、一例として提示するに過ぎず、表示54は、代わりに、ユーザ入力を必要とし、図示よりも多いまたは少ない計算係数を含んでもよいことは認められよう。いずれの場合でも、ユーザは、表示54の右側に示す、しかるべき上向きまたは下向きの矢印を選択することによって、表示54が要求する情報のいずれでも修正することができる。表示54に示す計算係数の1つ以上は、デフォルト値を有してもよく、一方その他は、表示54が新たに選択される毎に0にリセットしてもよい。
ユーザが、表示54に示す計算係数にしかるべき値を選択すると、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Dに示す「BRS設定」表示56が、「時間ブロック」処理機能の強調と共に生成される。ユーザが「時間ブロック」処理機能を選択すると、図2Eに示すように、「時間ブロック概要」表示58が生成される。「時間ブロック」表示58が選択されている限り、表示58は「時間ブロック」ということばを画面の左上部分に表示し、時間ブロック設定プロセスの選択を示す。「時間ブロック概要」」表示58により、ユーザは、図示の実施形態では6つまでのいずれの数の時間ブロックにでも1日を分割することができ、次いで、ユーザは、図2Cに示す表示54を用いて、具体的な上限血糖目標値(BGU)、下限血糖警告(BGL)、食事係数(MF)、およびインスリン感度(IS)値を、規定した時間ブロック毎に設定することができる。
上限血糖目標値(BGU)、下限限血糖警告(BGL)、食事係数(MF)、およびインスリン感度(IS)値を、規定した時間ブロック毎に、表示54〜58の実行を繰り返すことによって設定し終えると、図2Fに示す「BRS設定」表示60が生成され、「一般パラメータ」処理機能が強調されている。ユーザが「一般パラメータ」処理機能を選択すると、図2Gの「一般パラメータ」表示62が生成される。表示62によって、ユーザは、システム10が高血糖警告メッセージをユーザに表示する前述の血糖レベルに対応する、高血糖警告値(BGH)を入力することができる。これについては、図4Dに関して後に更に詳しく説明する。
ユーザがしかるべき高血糖警告値(BGH)を選択し終えると、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Hの「一般パラメータ」表示64が生成される。表示64によって、ユーザは、システム10が低血糖アラートメッセージをユーザに表示する血糖レベルに対応する下限血糖アラート値(BGA)を選択することができる。これについては、図4Bに関して後に更に詳しく説明する。ユーザが所望の下限血糖アラート値(BGA)を選択し終えると、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Iの「一般パラメータ」表示66が生成される。食事の前または最中にしかるべきインスリン・ボーラスを投与しても、食物摂取の後、血糖レベルは一般に上昇する。表示66によって、ユーザは、最大食後血糖上昇量に対応する、最大食後血糖上昇値(ΔPP)を入力することができる。この最大食後血糖上昇量よりも高いと、システムが追加の補正インスリン・ボーラス量を決定し推奨する。ユーザが最大食後血糖上昇値(ΔPP)に対してしかるべき値を選択し終えると、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Jの「一般パラメータ」表示68が生成される。
表示68によって、ユーザは、表示66によって設定した規則を適用する、食後期間に対応する、食後ロックアウト時間または期間(TPP)を入力することができる。ユーザが食後ロックアウト時間または期間(TTP)に対してしかるべき値を選択し終えると、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Kの「一般パラメータ」表示70が生成される。
表示70によって、ユーザは、閾値炭水化物摂取量(TCI)を指定することができ、これを上回る場合にのみ、表示66および68によって設定した規則を適用する。ユーザが閾値炭水化物摂取量(TCI)に対してしかるべき値を選択し終えた後、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Iの「一般パラメータ」表示72が生成される。
単独の食事に関係ない血糖情報に対してインスリン・ボーラスの補正を繰り返すと、低血糖に陥る虞れがあり、これに応じて、表示72は、ユーザに、補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間即ち期間(LOT)を選択させる。この時間中、システム10は、1回の血糖上昇イベントに基づいて、追加の補正インスリン・ボーラスを決定および推奨しない。しかるべき補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間即ち期間(LOT)を選択した後、ユーザは「受入」アイコンを選択し、図2Mの「BRS設定」表示74が生成される。尚、図2G〜図2Lに示す表示62〜72によって要求される具体的な「一般パラメータ」は、それぞれ、一例として提示したに過ぎず、「一般パラメータ」表示は、代わりに、これらよりも多いまたは少ない、ユーザ入力を要求する一般パラメータを含んでもよいことは認められよう。
表示74は、「計算係数」、「時間ブロック」、および「一般パラメータ」処理機能が初期化されたこと、そして「任意パラメータ」処理機能を次に選択できることを示す。ユーザが「任意パラメータ」処理機能を選択すると、図2Mの「任意パラメータ」表示76が生成される。表示76によって、ユーザは、例えば3までの数値を、システム10が推奨するインスリン・ボーラス値を自動的に修正することができるある活動(activity)に対する「調節レベル」に予め設定することができる。ユーザが「Yes」アイコンを選択すると、「調節レベル1/3」に対する第1「任意パラメータ」表示78が、図2Pに示すように生成される。表示78内において、ユーザは、第1調節レベルを規定し、規定した第1調節レベルに対応するインスリン・ボーラス調節割合を規定することが許される。ユーザが第1調節レベルおよび関連するインスリン・ボーラス修正割合を表示78において規定した後、ユーザは「受入」アイコンを選択し、別の「任意パラメータ」表示が生成される。例えば、図2Qは、「調節レベル3/3」に対する第3「任意パラメータ」表示80を示し、ユーザは、第3調節レベルおよび対応するインスリン・ボーラス調節割合を規定することが許される。図示の例では、ユーザは第3調節レベルを「運転」(driving)レベルとして規定し、ユーザが運転活動を始めるときに、推奨補正インスリン・ボーラス量の内50%の削減を指定している。ユーザが種々の調節レベルをしかるべく規定し選択し終えると、これによって初期化プロセスが完了し、次いでインスリン・ボーラス推奨アルゴリズムを実行する準備が整う。尚、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qにおいてそれぞれ示した3つの「任意パラメータ」表示、および表示76〜80によって要求される具体的な「調節レベル」は一例として提示したに過ぎず、「任意パラメータ」表示は、代わりに、これらよりも多いまたは少ない任意パラメータ、またはこれらとは異なる任意パラメータを含み、ユーザ入力を必要としてもよいことは認められよう。
尚、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示した前述の設定および初期化プロセスは、インスリン・ボーラス推奨システムの初期化または設定手順の一例を表すこと、および添付した特許請求の範囲から逸脱することなく、図示の手順にステップを追加すること、または削除することも可能であることは、当業者には認められよう。
これより図3Aおよび図3Bを参照すると、インスリン・ボーラス量を決定および推奨するための、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズム100の例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示したインスリン・ボーラス推奨システムと同様、図3Aのインスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズム100について、インスリン・ボーラス推奨ユニット12を用いて実施し、制御回路14によって実行するものとして説明する。ここでは、インスリン・ボーラス推奨ユニット12は、従来のPDAまたはハンドヘルド特定用途インスリン・ボーラス推奨ユニットの形態で設けられているが、アルゴリズム100は、代わりに、前述した1つ以上の物理的形態のいずれに設けられたボーラス推奨ユニット12およびボーラス推奨ユニット30を用いて実施してもよいことは当業者には認められよう。
いずれの場合でも、アルゴリズム100は、ステップ102において開始し、ステップ104において、制御回路14は、設定プロセス、例えば、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示したインスリン・ボーラス推奨システム初期化または設定プロセスが完了しているか否か判定を行う。完了していない場合、アルゴリズム100の実行はステップ146に進み、アルゴリズム100を終了する。一方、制御回路14が、ステップ104において、設定プロセスが完了していると判定した場合、アルゴリズムの実行はステップ106に進み、ここで制御回路14は、血糖測定値(BGM)および炭水化物推定値(CE)を取得するように動作可能である。図4Aを参照すると、対話型表示80が示されており、アルゴリズム100のステップ106を実行するために、インスリン・ボーラス推奨ユニット12の表示ユニット16上に表示されているグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す。図4Aに示す表示80は、ユーザに、ある時間枠、例えば、5分の間に測定したユーザの血糖レベルに対応する血糖測定値(BGM)をアルゴリズム100に入力するように促す。ユーザは、従来のいずれの血糖判定デバイスおよび/または技法によってでも、血糖測定値BGMを取得することができる。あるいは、先に述べた形式の自動血糖判定ユニットが、ステップ106において、ユーザの血糖値を判定し、対応する血糖測定値BGMを直接アルゴリズム100に供給してもよい。いずれの場合でも、表示80は、ユーザに、後の食事または軽食において消費された炭水化物量に対応する炭水化物推定値(CE)も入力するように促す。ユーザが血糖レベル(BGM)を測定して入力し、更に必要であれば炭水化物推定値(CE)を入力した後、ユーザは「受入」アイコンを選択し、アルゴリズム100の実行はステップ106からステップ108に進み、ここで制御回路14は、メモリ・ユニット20に格納されているインスリン・ボーラス推奨データベースから、現時間間隔に対する設定パラメータを検索するように動作可能である。インスリン・ボーラス推奨データベースは、通例、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した初期化またはパラメータ設定を少なくとも含み、更に、以前の血糖測定値、以前の推奨インスリン・ボーラス、ロックアウト・タイマ値等も含む。
ステップ108から、アルゴリズム100の実行はステップ110に進み、制御回路14は、メモリ・ユニット20から、ボーラス・トリガ(BT:bolus trigger)、上限血糖目標値(BGU)、補正ボーラス・スタック、摂食タイム・スタンプ(MBTS)、および食事既済フラグ(PMA)の現在値を検索するように動作可能である。アルゴリズム100の最初の実行では、ボーラス・トリガ(BT)は、上限血糖目標値(BGU)に等しく設定され、摂食タイム・スタンプ(MBTS)は0であり、食事既済フラグ(PMA)は「偽」であり、補正ボーラス・スタックは空である。これらの値のいずれの1つ以上でも変更可能であり、補正ボーラス・スタックは、アルゴリズム100の実行が進むに連れて、および/またはアルゴリズム100の実行を繰り返すに連れて、補正ボーラス情報を貯めていくことができる。これは、アルゴリズム100の残りの部分に関する以下の詳細な説明から一層明らかとなろう。
アルゴリズム100の実行は、ステップ110からステップ112に進み、ここで制御回路14は、補正ボーラス・スタック処理ルーチンを実行するように動作可能である。図5を参照すると、アルゴリズム100のステップ112によってコールする、補正ボーラス・スタック処理ルーチンの例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。図示の実施形態では、補正ボーラス・スタック処理ルーチン112は、ステップ150において開始し、ここで制御回路14は、補正ボーラス・スタックにおけるエントリ毎に、ステップ150および158間にあるステップ152〜156の各々を実行するように動作可能である。アルゴリズム100の少なくとも最初の実行においては、前述のように、補正ボーラス・スタックは空であり、ルーチン112は、したがって、ステップ162に直接進み、ルーチン112の実行をアルゴリズム100に戻す。
補正インスリン・ボーラス量が、ソフトウェア・アルゴリズム100の指揮の下でインスリン・ボーラス推奨システム10によって決定および推奨される毎に、制御回路14は、補正インスリン・ボーラス量が決定、推奨、および/または恐らくはユーザに投与された実際の時間に対応する、補正ボーラス・タイム・スタンプ(CBTS)を設定するように動作可能である。その後、インスリン・ボーラス推奨システム10は、補正インスリン・ボーラス量を時点CBTSにおいて補正インスリン・ボーラス・ロックアウト期間LOTに対して推奨(そして恐らくは投与)した、血糖上昇に関する更なるインスリン・ボーラス量を決定および推奨することから「締め出すされる」。後に図8に関して更に詳しく説明するが、インスリン・ボーラス推奨システム10は、この「締め出し」処理機能を、計算した血糖量(ΔBG)だけ上限血糖目標値(BGU)を増大することによって、実行するように動作可能である。つまり、補正ボーラス・スタック内の各エントリは、補正ボーラス・タイム・スタンプ、CBTS、およびそれに伴う血糖上昇値、ΔBGを有する。
ステップ152において、制御回路14は、補正ボーラス・タイム・スタンプCBTSおよび補正インスリン・ボーラス・ロックアウト期間LOTの和を、補正ボーラス・スタックにおけるエントリの1つに対する現在時刻と比較するように動作可能である。選択したエントリに対するCBTSおよびLOTの和が、現在時刻よりも古い場合、そのスタック・エントリに伴うΔBGを、上限血糖目標値BGUの現在値から減算し、更に、ボーラス・トリガBTの現在地から減算し、次いでそのスタック・エントリ全体に削除または除去の印を付ける。補正ボーラス・スタックにおけるエントリ全てを同様に処理した後、ルーチン112の実行はステップ160に進み、ここで補正ボーラス・スタックにおいて、除去のマークが付けられた補正ボーラス・エントリの全てを、補正ボーラス・スタックから除去または削除する。その後、ステップ162において、ルーチン112の実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。
尚、図5に示す補正ボーラス・スタック処理ルーチンは、一例として提示したに過ぎず、図5のルーチンは、代わりに、他の既知のソフトウェア技法にしたがって補正ボーラス・スタック・エントリの収集を処理するように構成してもよいことは認められよう。一例として、補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS、および関連する血糖上昇値ΔBGの集合は、これらが生じる毎に、従来のキューに入力してもよい。すると、図5のルーチンは、補正ボーラス・キューにおけるあらゆるエントリを処理するのではなく、CBTS+LOTが現在時刻よりも前になっている最古のキュー・エントリのみを処理するように構成すればよい。当業者には、今記載したようなやり方で補正ボーラス・タイム・スタンプCBTSおよび関連する血糖上昇値ΔBGの集合を処理するためのその他のソフトウェア技法も認められるであろうし、このような代替データ処理技法は、いずれも、添付した特許請求の範囲に該当することを意図している。
ステップ112の完了後、アルゴリズム100の実行はステップ114に進み、ここで制御回路14は摂食時処理ルーチンを実行するように動作可能である。ここで図6を参照すると、アルゴリズム100のステップ114によってコールする摂食時処理ルーチンの例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。食事補償インスリン・ボーラス量が、ソフトウェア・アルゴリズム100の指揮の下で、インスリン・ボーラス推奨システム10によって決定および推奨されると、制御回路14は、食事補償インスリン・ボーラス量を決定、推奨、および/または恐らくはユーザに投与した実際の時刻に対応する摂食タイム・スタンプ(MBTS)を設定するように動作可能である。その後、インスリン・ボーラス推奨システム10は、食後ロックアウト期間TPPの間、食後血糖上昇に関するそれ以上のインスリン・ボーラス量の決定および推奨から「締め出される」。以下で図8に関して更に詳しく説明するが、インスリン・ボーラス推奨システム10は、上限血糖目標値(BGU)を、計算した食後血糖上昇値(ΔBGPP)だけ増大させることによって、この食後「ロックアウト」処理機能を実行するように動作可能である。
図示の実施形態では、摂食時処理ルーチンはステップ170において開始し、ここで制御回路14は、摂食タイム・スタンプMBTSが設定されているか否か判定を行い、設定されている場合、摂食タイム・スタンプMBTSおよび食後ロックアウト期間TPPの和が現在時刻よりも以前であるか否か判定を行うように動作可能である。以前である場合、制御回路14は、ステップ172において、食後血糖上昇値ΔBGPPを、ボーラス・トリガBTの現在値から減算し、更にステップ174において、食後血糖上昇値ΔBGPPを0に等しく設定するように動作可能である。その後、ステップ176において、制御回路14は、食事既済フラグPMAを「偽」に等しく設定し、次いで、例えば、MBTS=0に設定することによって、摂食タイム・スタンプMBTSをクリアするように動作可能である。摂食時処理ルーチンの実行は、ステップ176から、そしてステップ170の「N」分岐から、ステップ178に進み、ここで摂食時処理ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。
ステップ114の完了後、アルゴリズム100の実行はステップ116に進み、ここで制御回路14は食事補償ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。ここで図7を参照すると、アルゴリズム100のステップ116によってコールする食事補償ボーラス処理ルーチンの例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。図示の実施形態では、食事補償ボーラス処理ルーチンはステップ180において開始し、ここで制御回路14は、アルゴリズム100のステップ106において設定した炭水化物推定値(CE)が0よりも大きいか否か判定を行う。0よりも大きい場合、ルーチンの実行はステップ182に進み、ここで制御回路14は推奨食事補償インスリン・ボーラス量MBを、炭水化物推定値CEおよび食事係数MGの積として計算するように動作可能である。その後、ステップ184において、制御回路14は、炭水化物推定値CEが閾値炭水化物摂取量TCIよりも大きいか否か判定するように動作可能である。閾値炭水化物摂取量TCIは、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定した。大きい場合、ルーチンの実行はステップ186に進み、ここで制御回路14は、食後血糖上昇値ΔBGPPを、最大食後血糖上昇値ΔPPに等しく設定するように動作可能である。最大食後血糖上昇値ΔPPは、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定した。その後、ステップ188において、制御回路は、摂食タイム・スタンプMBTSを、現時間期間に等しく設定するように動作可能である。ステップ180において、制御回路14が、炭水化物推定値CEが0よりも大きくないと判定した場合、制御回路14は、食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定するように動作可能である。ルーチンの実行はステップ188および190から、ならびにステップ184の「N」分岐から、ステップ192に進み、ここで食事補償ボーラス処理ルーチンの実行は、アルゴリズム100のステップ116に戻る。
ステップ116の完了後、アルゴリズム100の実行はステップ118に進み、ここで制御回路14は、補正ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。ここで図8Aおよび図8Bを参照すると、アルゴリズム100のステップ118によってコールする補正ボーラス処理ルーチンの例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。図示の実施形態では、補正ボーラス処理ルーチンはステップ200において開始し、ここで制御回路14は、アルゴリズム100のステップ106において決定した測定血糖値BGMを、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定した下限血糖アラート値BGAと比較するように動作可能である。制御回路14が、ステップ200において、BGMがBGA以下であると判定した場合、ルーチンの実行はステップ202に進み、ここで制御回路14は、警告として、図4Bの表示82に一例として示す低血糖アラート・メッセージを選択する。その後ステップ204において、制御回路14は、補正インスリン・ボーラス量CBを0に設定し、次いでステップ206において、食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定するように動作可能である。ステップ206に続いて、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ208に進み、制御回路14は、ボーラス・トリガBTを上限血糖目標値BGUに設定するように動作可能である。
ステップ200において、制御回路14が、測定血糖値BGMが低血糖アラート値BGAよりも大きいと判定した場合、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ210に進み、ここで制御回路14は、測定血糖値BGMを、低血糖警告値BGLと比較するように動作可能である。ステップ210において、制御回路14が、BGMがBGL以下であると判定した場合、補正ボーラス・ルーチンの実行はステップ212に進み、ここで制御回路14は、警告として、図4Cの表示84に一例として示す低血糖警告メッセージを設定する。その後、ステップ214において、制御回路14は、測定血糖値BGMから低血糖警告値BGLを差し引いて、血糖上昇値ΔBGを計算するように動作可能である。その後ステップ216において、回路14は、補正インスリン・ボーラス量CBを、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定したΔBGおよびインスリン感度値ISの比として計算するように動作可能である。
ステップ216に続いて、補正ボーラス処理ルーチンはステップ218に進み、ここで制御回路14は、食事既済フラグPMAのステータスを判定するように動作可能である。ステップ218において、制御回路14が、食事既済フラグPMAが「真」でないと判定した場合、ルーチンの実行はステップ220に進み、ここで制御回路14は、炭水化物推定値CEが、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定した閾値炭水化物摂取量TCIよりも大きいか否か判定するように動作可能である。大きい場合、制御回路14は、ステップ222において、食事既済フラグPMAを「真」に設定するように動作可能であり、その後ステップ224において、ボーラス・トリガBTを、上限血糖目標値BGU、ならびに測定血糖値BGMおよび食後血糖上昇値ΔBGPPの和の内最大値に設定する。一方、制御回路14が、ステップ220において、炭水化物推定値CEが閾値炭水化物摂取量TCIよりも大きくないと判定した場合、ルーチンの実行はステップ226に進み、ここで制御回路14は、ボーラス・トリガBTを上限血糖目標値BGUに設定するように動作可能である。
ステップ210において、制御回路14が、測定血糖値BGMが低血糖警告値BGLよりも大きいと判定した場合、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ228に進み、ここで制御回路14は、測定血糖値BGMが高血糖警告値BGHよりも大きいか否か判定するように動作可能である。大きい場合、制御回路14は、警告として、ステップ230において、図4Dの表示86において一例として示した高血糖警告メッセージを選択する。ステップ230から、そしてステップ228の「N」分岐から、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ232に進み、ここで制御回路14は、測定血糖値BGMをボーラス・トリガBTの現在値と比較するように動作可能である。ステップ232において、制御回路14が、BGMがBTよりも大きいと判定した場合、ルーチンの実行はステップ234に進む。
ステップ234において、制御回路14は、血糖上昇値ΔBGを、測定血糖値BGMからボーラス・トリガBTの現在値を減算した値に等しく設定するように動作可能である。また、制御回路14は、ステップ234において、補正インスリン・ボーラス量CBを、血糖上昇値ΔBGおよびインスリン感度値ISの比として計算するように動作可能である。更に、制御回路14は、ステップ234において、図5に関して先に説明したように、現在時刻を補正ボーラス・タイム・スタンプCBTSの形態で、更に現血糖上昇値ΔBGを補正ボーラス・スタックに入力するように動作可能である。最後に、制御回路は、ステップ234において、上限血糖目標値BGUを、現在の上限血糖目標値BGUと血糖上昇値ΔBGとの和に設定するように動作可能である。ステップ232において、制御回路14が、測定血糖値BGMがボーラス・トリガBTの現在値よりも大きくないと判定した場合、ルーチンの実行はステップ236に進み、ここで制御回路14は補正インスリン・ボーラス量CBを0に等しく設定するように動作可能である。
ステップ234および236のいずれかに続いて、補正インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行は、ステップ238に進み、ここで制御回路14は食事既済フラグPMAのステータスを判定するように動作可能である。制御回路14が、ステップ238において、食事既済フラグPMAが「真」であると判定した場合、ルーチンの実行はステップ240に進み、ここで制御回路14は、上限血糖目標値BGUおよび食後血糖上昇値ΔBGPPの和として、ボーラス・トリガBTの現在値を計算する。一方、ステップ238において、制御回路14が、食事既済フラグPMAが「真」でないと判定した場合、ルーチンの実行はステップ220に進む。ステップ208、226および240、ならびにステップ218の「Y」分岐は、ステップ242に進み、ここで補正ボーラス処理ルーチンの実行は、アルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ118の完了後、アルゴリズム100の実行は、ステップ120に進み、ここで制御回路14は、総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。ここで図9を参照すると、アルゴリズム100のステップ120によってコールする総合インスリン・ボーラス処理ルーチンの例示的な一実施形態のフロー・チャートが示されている。図示の実施形態では、総インスリン・ボーラス処理ルーチンはステップ250において開始し、ここで制御回路14は、食事補償インスリン・ボーラス量MBおよび補正インスリン・ボーラス量CBの和として、総インスリン・ボーラス量TBを計算するように動作可能である。その後、ステップ252において、制御回路14は、総インスリン・ボーラス量TBが0未満か否か判定するように動作可能である。0未満である場合、ルーチンの実行はステップ254に進み、ここで制御回路14は、総インスリン・ボーラス量TBを0に等しく設定するように動作可能である。総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行は、ステップ254から、そしてステップ252の「N」分岐から、ステップ256に進み、ここで総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行は、アルゴリズム100のステップ120に戻る。
アルゴリズム100は、ステップ120からステップ122に進み、ここで制御回路14は、アルゴリズム100のステップ118によってコールした補正ボーラス処理ルーチンによる表示のために、いずれかの警告またはアラートが選択されているか否か判定を行うように動作可能である。選択されている場合、アルゴリズム100の実行はステップ124に進み、ここで制御回路14は、図4B〜図4Dにおいて示した種々の警告およびアラートメッセージ例によって示すように、選択した警告またはアラートを表示するように動作可能である。警告またはアラートメッセージ表示82、84、および86の各1つは、「OK」アイコンを含み、ユーザがアルゴリズム100のステップ126においてこれを選択すると、アラートまたは警告を承認したことになる。その後、ステップ128において、制御回路14は、メモリ・ユニット20内に、警告またはアラート承認のタイム・スタンプを保存する。その後、ステップ130において、制御回路14は、ステップ124において表示した警告が、低血糖、即ち、図4Bの表示82に示す低血糖症(hypoglycemia)アラートに対応するか否か判定するように動作可能である。対応する場合、アルゴリズム100の実行はステップ132に進み、ここで制御回路14は、測定血糖値BGMおよび添付する警告またはアラート情報を、メモリ・ユニット20内に格納されているデータベースに保存するように動作可能である。
一方、制御回路14が、ステップ130において、ステップ124において表示した警告メッセージが低血糖、即ち、低血糖症に対応しないと判定した場合、アルゴリズム100の実行は、ステップ134に進み、ここで制御回路14は、制御回路14が計算した初期インスリン・ボーラス推奨結果を表示するように動作可能である。図4Eを参照すると、対話型表示88が示されており、アルゴリズム100のステップ134を実行するためにインスリン・ボーラス推奨ユニット12の表示ユニット16上に表示したグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態が示されている。図4Eに示すグラフィック表示88では、10.4単位と計算した食事補償インスリン・ボーラス量MB、および1単位と計算した補正インスリン・ボーラス量CBの推奨値の和として、総インスリン・ボーラス推奨値11.4単位が示されている。また、表示88には、調節選択エリアも示されており、ユーザは、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに関して先に説明した設定または初期化手順の一部として設定した、規定のインスリン・ボーラス修正調節レベル1〜3をのいずれか1つ以上を選択することができる。図4Eに示す例では、「運転活動」に対する50%のインスリン・ボーラス削減に対応する第3レベルが、選択されたことが示されている。
アルゴリズム100のステップ134に続いて、ステップ136において、図4Eに図で示すように、ユーザには、図4Eに表示した初期結果の「取り消し」、「戻る」、「リセット」、および「受入」に対する選択肢が提供される。ユーザが「取り消し」アイコンを選択すると、アルゴリズム100は、ステップ146に進み、ここでアルゴリズム100は終了する。代わりに、ユーザが「戻る」を選択した場合、アルゴリズム100の実行はステップ106に逆戻りして、ユーザに新たな血糖および推定炭水化物情報を催促する。代わりに、ユーザが「リセット」を選択した場合、アルゴリズム100はステップ138に進み、ここで制御回路14は、表示88に示す情報に対してユーザが行ったあらゆる修正をリセットし、次いでステップ134における元の初期結果を再度表示するように動作可能である。ユーザが「調節」情報を所望通りに修正した後、ユーザは「受入」を選択すると、アルゴリズム100はステップ140に進み、ここで制御回路14は、図4Fの表示90において一例として示すように、最終的なインスリン・ボーラス推奨結果を表示するように動作可能である。
図4Fに示すグラフィック表示90において、5.7国際単位の総インスリン・ボーラス推奨が示されており、これは、計算した食事補償インスリン・ボーラス量MBの推奨10.5国際単位と、計算した補正インスリン・ボーラス量CBの1国際単位の推奨との和から、「運転」調節割合を減じた値である。アルゴリズム100のステップ140に続いて、ユーザには、ステップ142において、図4Fに図で示すように、図4Fに表示した最終結果に対する「取り消し」、「戻る」、および「受入」の選択肢が提供される。ユーザが「取り消し」アイコンを選択すると、アルゴリズム100はステップ146に進み、ここでアルゴリズム100が終了する。代わりに、ユーザが「戻る」を選択すると、アルゴリズム100の実行はステップ134に逆戻りして、ここで制御回路14は、再度最終結果を表示するように動作可能である。「受入」アイコンを選択することにより、ユーザは、表示90に表示された推奨投薬量をユーザに投与すること、そして現データ集合をメモリ・ユニット20におけるデータベースに転送することを承認する。アルゴリズムの実行は、ステップ142の「受入」選択肢からステップ144に進み、ここで制御回路は、これに応じて、初期および最終結果を含む、現データ集合をメモリ・ユニット20内に格納されているデータベースに保存するように動作可能である。アルゴリズム100の実行は、次に、ステップ144からステップ146に進み、ここでアルゴリズム100は終了する。

例1
図10を用いて、アルゴリズムの動作の一例をこれより示す。この例では、図示の時間枠の間食事も軽食も摂取せず、したがって、食事補償インスリン・ボーラスを計算または推奨する。この例は、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示した初期化または設定プロセスを既に実行し、その結果、計算係数、一般的パラメータおよび任意パラメータ例が得られていることを想定している。これらのパラメータ例は、図示の時間枠において適用可能であり、以下の表1に示す。
Figure 2008510542
これより図10を参照すると、血糖および実補正ボーラス対時間のグラフが示されており、この例を表している。設定が終了すると、アルゴリズム100は、ステップ106において、ユーザ106に現在の血糖測定値BGM、および炭水化物推定値CEを入力するように促す。時点T0において、ユーザは血糖測定値BMGを取得し、これにしたがって表示80において160mg/dlのGBMを入力する。図10に示す時間間隔の間消化される食物も軽食もないので、ユーザは表示80に0grのCEも入力する。あるいは、表示80は、CE=0をデフォルト値として有してもよく、その場合、ユーザは、ステップ106においてCE=0grを受け入れるだけでよい。その後ステップ108において、制御回路14は、表1における情報に対応するパラメータ集合を、メモリ・ユニット20に格納されているデータベースから検索する。ステップ110において、制御回路14は、ボーラス・トリガBT、上限血糖目標値BGU、摂食タイム・スタンプMBTS、および食事既済フラグPMAの現在値、ならびに補正ボーラス・スタックも検索する。アルゴリズム100の最初の実行では、BT=BGU=100mg/dl、MBTS=0、PMA=偽、および補正ボーラス・スタックは空である。
ステップ112において、制御回路14は、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンを実行する。補正ボーラス・スタックが空であるので、このルーチンの実行は、アルゴリズム100のステップ112に戻る。その後、ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。摂食タイム・スタンプMBTSは0である(即ち「設定」されていない)ので、摂食時処理ルーチンのステップ170は直接ステップ178に進み、ここでルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。
ステップ116において、制御回路14は図7の即時補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ユーザがステップ106において入力した炭水化物推定値CEは0であるので、食事補償ボーラス処理ルーチンのステップ180はステップ190に進み、ここで制御回路14は食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定する。その後、ステップ192において、このルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。
ステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行する。血糖測定値BGMは160mg/dlであり、ボーラス・トリガBTは100mg/dlであるので、制御回路14は処理を進めてステップ234を実行し、ΔBG=160mg/dl−100mg/dl=60mg/dl、CB=(60mg/dl)/(40mg/dl/I.U.)=1.5I.U.、およびBGU=100mg/dl+60mg/dl=160mg/dlを計算する。また、ステップ234において、制御回路14は補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS=T0、および対応するΔBG=60mg/dlを補正ボーラス・スタックに入力し、陰影領域300で示すように、第1補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT1が現在有効であり、対応するΔBGが60mg/dlであることを示す。食事既済フラグPMAは「偽」であり、炭水化物推定値CEはTCIよりも大きくないので、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ226に進み、ここで制御回路14は、BT=160mg/dlを設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であるので、制御回路14は、TB=1.5I.U.と設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
警告は設定されていないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4E参照)は総インスリン・ボーラス量を1.5I.U.と表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れて、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量の1.5I.U.を受け入れ、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量1.5I.U.がユーザに投与される。
時点T1において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BMG=160mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT1よりも以前ではないので、補正ボーラス・スタック・エントリが除去のために処理されることはなく、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。ステップ114および116は、新しい情報を提供せず、ステップ118における補正ボーラス処理ルーチンの実行は、ステップ236に移り、ここでBGM=BTであるので、制御回路14は、再度CB=0を設定するように動作可能であり、次いでステップ226に移り、制御回路14は、再度BT=160mg/dlを設定するように動作可能である。MB=CB=0であるので、ステップ120における総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行により、総推奨インスリン・ボーラ量は0となる。
時点T2において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM=190mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT2よりも以前ではないので、補正ボーラス・スタック・エントリを除去のために処理することはなく、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。ステップ114および116は新しい情報を提供せず、ステップ118における補正ボーラス処理ルーチンの実行は、ステップ234に移り、ここで制御回路14は、ΔBG=190mg/dl−160mg/dl=30mg/dl、CB=(30mg/dl)/(40mg/dl/I.U.)=0.75I.U.、およびBGU=160mg/dl+30mg/dl=190mg/dlを計算するように動作可能である。また、ステップ234において、制御回路14は、補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS=T2、および対応するΔBG=30mg/dlを補正ボーラス・スタックに入力し、これより第2補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT2が現在有効であり、対応するΔBGが30mg/dlであることを示す。これは、陰影領域302Aおよび302Bによって示されている。補正ボーラス処理ルーチンの実行は、次に、ステップ226に進み、ここで制御回路14は、BT=190mg/dlを設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBが0であるので、制御回路14は、TB=0.75I.U.を設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
警告は設定されていないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4Eを参照)は、総インスリン・ボーラス量0.75I.U.を表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れて、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量0.75I.U.を受け入れて、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量0.75I.U.がユーザに投与される。尚、制御回路14は、総推奨インスリン・ボーラス量を最も近い指定増分値に丸めるように構成してもよいことは認められよう。例えば、制御回路14は、総インスリン・ボーラス量だけでなく、あらゆる補正インスリン・ボーラス量CB、および/または食事補償ボーラス量MBの計算も、最も近い1/10I.U.にするように構成することもできる。この例では、表示90は、このため、制御回路14が切り上げまたは切り下げのどちらを行うように構成されているかに応じて、総インスリン・ボーラス量として0.8I.U.または0.7I.U.を表示するように構成される。別の例として、総インスリン・ボーラスの投与は、インスリン・ポンプまたはその他の自動投薬ユニットによって遂行するとよく、この例では、投薬量は、所定の刻み幅、例えば、0.2I.U.毎でなければ得られないようにするとよい。この例では、制御回路14が切り上げまたは切り下げのどちらを行うように構成されているかに応じて、このような自動投薬ユニットは、したがって、0.8I.U.または0.6I.U.ずつ投薬することができる。いずれの場合でも、制御回路14は、ユーザに手作業で総推奨インスリン・ボーラス量を受け入れるかまたは変更することを要求し、その後に投与されるように構成するとよい。
時点T3およびT4の間における時点において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM=160mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120は現在時刻(ここでは、T3およびT4の間)よりも以前ではないので、最初の補正ボーラス・スタック・エントリが除去のために処理されることはなく、T2+120分は現在時刻よりも以前ではないので、2番目の補正ボーラス・スタック・エントリも除去のために処理されることはない。次いで、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。ステップ114および116は、この場合も新しい情報を提供せず、ステップ118における補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ236に移り、ここでBGM<BTであるので、制御回路14はCB=0を設定するように動作可能であり、次いでステップ226に移り、ここで制御回路14は再度BT=190mg/dlを設定するように動作可能である。MB=CB=0であるので、ステップ120における総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行により、総推奨インスリン・ボーラス量は0となる。
時点T5において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM4=160mg/dl、およびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT5よりも古いので、補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT1に対応する、CBTS=T0を有する補正ボーラス・スタック・エントリが、ステップ154および156を通じて処理され、CBTS=T0(60mg/dl)に関連する、対応のΔBG値を現在の上限血糖目標値BGU(現在190mg/dl)から減算して、BGU=130mg/dlを求め、更にこのΔBG値を現在のボーラス・トリガBT(現在190mg/dl)から減算してBT=130mg/dlを求め、次いでCBTS=T0を有する補正ボーラス・スタック・エントリに、補正ボーラス・スタックからの削除のために印を付ける。T2+120分はT5よりも以前ではないので、2番目の補正ボーラス・スタック・エントリは除去のために処理されることはない。その後、ステップ160において、最初の補正ボーラス・スタック・エントリ、即ち、CBTS=T0を有するエントリを、補正ボーラス・スタックから削除するので、ここで残りの補正ボーラス・スタック・エントリは1つのみとなる。即ち、CBTS=T2およびΔBG=30mg/dlを有するエントリのみである。その後、ステップ162において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。この場合も、ステップ114および116は新しい情報を提供せず、ステップ118における補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ234に移り、ここで制御回路14は、ΔBG=160mg/dl−130mg/dl=30mg/dl、CB=(30mg/del)/(40mg/dl/I.U.)=0.75I.U.、およびBGU=130mg/dl+30mg/dl=160mg/dlを計算するように動作可能である。また、ステップ234において、制御回路14は、補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS=T5、および対応するΔBG=30mg/dlを補正ボーラス・スタックに入力して、これより第2補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT3が現在有効であり、対応するΔBGが60mg/dlであることを示す。これは、陰影領域304Aおよび304Bによって示されている。補正ボーラス処理ルーチンの実行は、次いで、ステップ226に進み、制御回路14はBT=160mg/dlを設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であるので、制御回路14はTB=0.75I.U.を設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
警告が何も設定されていないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4E参照)は、総インスリン・ボーラス量0.75I.U.を表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れ、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量0.71I.U.を受け入れ、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に、終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量0.75I.U.が、時点T5付近においてユーザに投与される。
時点T7において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106においてBGM=BGM5=125mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T2+120分はT7よりも以前であるので、CBTS=T2を有する補正ボーラス・スタック・エントリを、ステップ154および156を通じて処理し、CBTS=T2(30mg/dl)に関連する対応のΔBG値を、現在の上限血糖目標値BGU(現在160mg/dl)から減算してBGU=130mg/dlを求め、更にこのΔGB値をボーラス・トリガ(現在160mg/dl)から減算してBT=130mg/dlを求め、次いでCBTS=T2を有する補正ボーラス・スタック・エントリに、補正ボーラス・スタックからの削除のために印を付ける。T5+120分はT7よりも以前ではないので、残っている補正ボーラス・スタック・エントリは除去のために処理されることはない。その後、ステップ160において、CBTS=T2を有する補正ボーラス・スタック・エントリが補正ボーラス・スタックから削除されるので、残っている補正ボーラス・スタック・エントリは1つだけとなる。即ち、CBTS=T5およびΔBG=30mg/dlを有するエントリだけとなる。その後、ステップ162において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。次いで、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。ここでも、ステップ114および116は新しい情報を提供せず、ステップ118における補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ236に移り、ここでBGM<BTであるので、制御回路14はCB=0を設定するように動作可能であり、更にステップ226に移り、ここで制御回路14は、再度BT=130mg/dlを設定するように動作可能である。MB=CB=0であるので、ステップ120における総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行により、総推奨インスリン・ボーラス量は0となる。

例2
図11を用いて、これよりアルゴリズム100の動作の別の例を示す。この例では、時点T1またはその近辺で食事または軽食を消化し、したがって、この例は食事補償インスリン・ボーラス量の計算および推奨を含む。再度、この例も、図2A〜図2Nおよび図2P〜図2Qに示した初期化または設定プロセスを既に実行し、その結果、計算係数、一般的パラメータおよび任意パラメータ例が得られていることを想定している。これらのパラメータ例は、図示の時間枠において適用可能であり、以下の表2に示す。
Figure 2008510542
これより図11を参照すると、血糖および実補正ボーラス対時間のグラフが示されており、この例を表している。設定が終了すると、アルゴリズム100は、ステップ106において、ユーザ106に現在の血糖測定値BGM、および炭水化物推定値CEを入力するように促す。時点T0において、ユーザは血糖測定値BMGを取得し、これにしたがって表示80において160mg/dlのGBMを入力する。T0またはその近辺で消化される食物も軽食もないので、ユーザは表示80に0grのCEも入力する。その後、ステップ108において、制御回路14は、表1における情報に対応するパラメータ集合を、メモリ・ユニット20に格納されているデータベースから検索する。ステップ110において、制御回路14は、ボーラス・トリガBT、上限血糖目標値BGU、摂食タイム・スタンプMBTS、および食事既済フラグPMAの現在値、ならびに補正ボーラス・スタックも検索する。アルゴリズム100の最初の実行では、BT=BGU=100mg/dl、MBTS=0、PMA=偽、および補正ボーラス・スタックは空である。
ステップ112において、制御回路14は、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンを実行する。補正ボーラス・スタックが空であるので、このルーチンの実行は、アルゴリズム100のステップ112に戻る。その後、ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。摂食タイム・スタンプMBTSは0である(即ち「設定」されていない)ので、摂食時処理ルーチンのステップ170は直接ステップ178に進み、ここでルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。
ステップ116において、制御回路14は図7の食事補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ユーザがステップ106において入力した炭水化物推定値CEは0であるので、食事補償ボーラス処理ルーチンのステップ180はステップ190に進み、ここで制御回路14は食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定する。その後、ステップ192において、このルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。
ステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行する。血糖測定値BGMは160mg/dlであり、ボーラス・トリガBTは100mg/dlであるので、制御回路14は処理を進めてステップ234を実行し、ΔBG=160mg/dl−100mg/dl=60mg/dl、CB=(60mg/dl)/(40mg/dl/I.U.)=1.5I.U.、およびBGU=100mg/dl+60mg/dl=160mg/dlを計算する。また、ステップ234において、制御回路14は補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS=T0、および対応するΔBG=60mg/dlを補正ボーラス・スタックに入力し、陰影領域350で示すように、第1補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT1が現在有効であり、対応するΔBGが60mg/dlであることを示す。食事既済フラグPMAは「偽」であり、炭水化物推定値CEはTCIよりも大きくないので、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ226に進み、ここで制御回路14は、BT=160mg/dlを設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であるので、制御回路14は、TB=1.5I.U.と設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
警告は設定されていないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4E参照)は総インスリン・ボーラス量を1.5I.U.と表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れて、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量の1.5I.U.を受け入れ、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量1.5I.U.がユーザに投与される。
時点T1において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BMG=150mg/dlを入力する。ユーザは、約12グラムの炭水化物を有する食物または軽食を軽く摂食することを計画し、したがってユーザはステップ160においてCE=12を入力する。その後、ステップ112において、補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT1よりも以前ではないので、補正ボーラス・スタック・エントリが除去のために処理されることはなく、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。その後、ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。摂食タイム・スタンプMBTSは0である(即ち、「設定」されていない)ので、摂食時処理ルーチンのステップ170は直接ステップ178に進み、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。
ステップ116において、制御回路は図7の食事補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ステップ106においてユーザが入力した炭水化物推定値CEは0よりも大きいので、食事補償ボーラス処理ルーチンのステップ180はステップ182に進み、ここで制御回路14は、食事補償インスリン・ボーラス量MB=(12gr)×(1.0I.U./10gr炭水化物)=1.2I.U.を計算するように動作可能である。その後、CE>TCIであるので、制御回路14は、ステップ186において、食後血糖上昇値ΔBGPP=50mg/dlを設定するように動作可能であり、その後ステップ188において、摂食タイム・スタンプMBTS=T1を設定し、陰影領域352Aおよび352Bで示すように、食後ロックアウト時間期間TTPが現在有効であり、対応するΔBGPPが50mg/dlであることを示すように動作可能である。その後、ステップ192において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。
ステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行する。血糖測定値BGMは150mg/dlであり、BT=160mg/dlであるので、制御回路14は処理を進めてステップ236を実行し、補正インスリン・ボーラス量CB=0を設定する。その後、ステップ238において、食事既済フラグPMAが「偽」であるので、補正インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行はステップ220に進む。CE>TCIであるので、制御回路14は、ステップ222において、食事既済フラグPMAを「真」に設定するように動作可能であり、その後ステップ224において、ボーラス・トリガBT=MAX(160mg/dl,150mg/dl+50mg/dl)=200mg/dlを計算するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。補正インスリン・ボーラス量CBは0であるので、制御回路14は、TB=1.2I.U.と設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
警告は設定されていないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4E参照)は総インスリン・ボーラス量を1.2I.U.と表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れて、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量の1.2I.U.を受け入れ、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量1.2I.U.がユーザに投与される。
時点T3において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM=220mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT2よりも以前ではないので、補正ボーラス・スタック・エントリが除去のために処理されることはなく、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。T1+150分(TPP)はT2よりも以前ではないので、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。アルゴリズムのステップ116において、制御回路14は図7の即時補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ここではCEは0よりも大きくないので、制御回路14は食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定するように動作可能である。その後、ステップ192において、このルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。アルゴリズムのステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。BGM=BGM>BGHであるので、制御回路14は警告を高血糖警告文に設定する。その後、ステップ232において、BGM=220mg/dlはBT=200mg/dlよりも大きいので、ルーチンの実行はステップ234に進み、制御回路14は、ΔBG=220mg/dl−200mg/dl=20mg/dl、CB=(20mg/dl)/(40mg/dl/I.U.)=0.5I.U.、およびBGU=160mg/dl+20mg/dl=180mg/dlを計算する。また、ステップ234において、制御回路14は補正ボーラス・タイム・スタンプCBTS=T3、および対応するΔBG=20mg/dlを補正ボーラス・スタックに入力し、陰影領域354A、354Bおよび354Cで示すように、第2補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT2が現在有効であり、対応するΔBGが20mg/dlであることを示す。食事既済フラグPMAはここでは「真」であるので、補正ボーラス処理ルーチンの実行はステップ240に進み、ここで制御回路14は、BT=180mg/dl+50mg/dl=230mg/dlを設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であるので、制御回路14はTB=0.5I.U.と設定するように動作可能である。その後、ステップ256において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ120に戻る。
高血糖警告が設定されているので、アルゴリズム100はステップ124に進み、ここで表示86(例えば、図4D参照)は高血糖警告を表示する。ステップ126において、ユーザは警告を承認し、ステップ128においてこの承認のタイム・スタンプをメモリ・ユニット20に保存する。警告は低血糖症アラートに対応しないので、アルゴリズム100はステップ134に進み、ここで表示88(例えば、図4E参照)は総インスリン・ボーラス値0.5I.U.を表示する。調節レベルが規定されていないので、ユーザは初期結果を受け入れて、アルゴリズム100はステップ140に進み、例えば、図4Fの表示90を通じて、最終結果を表示する。ユーザは、総推奨インスリン・ボーラス量の0.5I.U.を受け入れ、アルゴリズム100の実行は、パラメータ集合の現在値を格納した後に終了する。次いで、推奨インスリン・ボーラス量0.5I.U.がユーザに投与される。
時点T5において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM=160mg/dl、およびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T0+120分はT5よりも以前であるので、補正インスリン・ボーラス・ロックアウト時間期間LOT1に対応する、CBTS=T0を有する補正ボーラス・スタック・エントリが、ステップ154および156を通じて処理され、CBTS=T0(60mg/dl)に関連する、対応のΔBG値を現在の上限血糖目標値BGU(現在180mg/dl)から減算して、BGU=120mg/dlを求め、更にこのΔBG値を現在のボーラス・トリガBT(現在220mg/dl)から減算してBT=160mg/dlを求め、次いでCBTS=T0を有する補正ボーラス・スタック・エントリに、補正ボーラス・スタックからの削除のために印を付ける。T3+120分はT5よりも以前ではないので、2番目の補正ボーラス・スタック・エントリは除去のために処理されることはない。その後、ステップ160において、最初の補正ボーラス・スタック・エントリ、即ち、CBTS=T0を有するエントリを、補正ボーラス・スタックから削除するので、ここで残りの補正ボーラス・スタック・エントリは1つのみとなる。即ち、CBTS=T2およびΔBG=20mg/dlを有するエントリのみである。その後、ステップ162において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。
ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。T1+150分(TPP)はT2よりも以前ではないので、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。アルゴリズムのステップ116において、制御回路14は図7の即時補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ここではCEは0よりも大きくないので、制御回路14は食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定するように動作可能である。その後、ステップ192において、このルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。アルゴリズムのステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。ステップ232において、BGM=160mg/dlはBT=160mg/dlよりも大きくないので、ルーチンの実行はステップ236に進み、ここで制御回路14は補正インスリン・ボーラス量CBを0に等しく設定するように動作可能である。食事既済フラグPMAはなおも「真」のままであるので、補正ボーラス処理ルーチンの実行は次にステップ240に進み、ここで制御回路14は、BT=120mg/dl+50mg/dl=170mg/dlと設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であり、補正インスリン・ボーラス量CBは0であるので、制御回路14はTB=0を設定するように動作可能である。MB=CB=0であるので、ステップ120における総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行により、総推奨インスリン・ボーラス量は0となる。
T6およびT7の間の時点において、ユーザは再度アルゴリズム100を実行し、ステップ106において、BGM=BGM=120mg/dlおよびCE=0を入力する。その後、ステップ112において、図5の補正ボーラス・スタック処理ルーチンをコールする。T3+120分は現在時刻よりも以前ではないので、CBT=T3に対応する補正ボーラス・スタック・エントリが除去のために処理されることはない。その後、ステップ162において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ112に戻る。
ステップ114において、制御回路14は図6の摂食時処理ルーチンを実行する。T1+150分(TPP)は現在時刻よりも以前ではないので、食後ロックアウト時間期間TPPが経過し、制御回路14は、ステップ172において、食後血糖上昇値ΔBGPPをボーラス・トリガBTの現在値(現在、170mg/dl)から減算し、BT=120mg/dlを求める。その後、ステップ174において、食後血糖上昇値ΔBGPPを0に等しく設定する。ステップ176において、制御回路14は食事既済フラグPMAを「偽」に設定し、摂食タイム・スタンプMBTSをクリアする。その後、ステップ178において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ114に戻る。アルゴリズムのステップ116において、制御回路14は図7の即時補償ボーラス処理ルーチンを実行する。ここではCEは0よりも大きくないので、制御回路14は食事補償インスリン・ボーラス量MBを0に等しく設定するように動作可能である。その後、ステップ192において、このルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ116に戻る。アルゴリズムのステップ118において、制御回路14は図8Aおよび図8Bの補正ボーラス処理ルーチンを実行するように動作可能である。BGM=BGM4=120mg/dlはBT=170mg/dlよりも大きくないので、ルーチンの実行はステップ236に進み、ここで制御回路14は補正インスリン・ボーラス量CBを0に等しく設定するように動作可能である。食事既済フラグがここでは「偽」であるので、補正ボーラス処理ルーチンの実行は次にステップ226に進み、ここで制御回路14はBT=BGU=120mg/dlに設定するように動作可能である。その後、ステップ242において、ルーチンの実行はアルゴリズム100のステップ118に戻る。
ステップ120において、制御回路14は、図9の総インスリン・ボーラス処理ルーチンを実行する。食事補償インスリン・ボーラス量MBは0であるので、制御回路14は、TB=0と設定するように動作可能である。MB=CB=0であるので、ステップ120における総インスリン・ボーラス処理ルーチンの実行により、総推奨インスリン・ボーラス量は0となる。
以上、前述の図面および記載において本発明について詳しく例示し説明したが、これらはその性格上限定的ではなく例示的に解釈するものとし、その例示的な実施形態のみを示し記載したのであり、本発明の主旨に該当する変更や修正は全て保護されることを望むことは理解されよう。
図1は、インスリン・ボーラス推奨システムの例示的一実施形態のブロック図である。 図2Aは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Bは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Cは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Dは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Eは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Fは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Gは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Hは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Iは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Jは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Kは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Lは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Mは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Nは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Pは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図2Qは、インスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムに対して初期動作パラメータおよび制限を設定するために、図1のシステムが実行可能なソフトウェア・アルゴリズムの一実施形態を示す、グラフィカル・ユーザ・インターフェースを形成する対話型表示画面である。 図3Aは、インスリン・ボーラス量を決定し推奨するために、図1のシステムによって実行可能なインスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムの例示的一実施形態のフローチャートを示す。 図3Bは、インスリン・ボーラス量を決定し推奨するために、図1のシステムによって実行可能なインスリン・ボーラス推奨ソフトウェア・アルゴリズムの例示的一実施形態のフローチャートを示す。 図4Aは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ106を実行するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図4Bは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ124〜126を実行するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図4Cは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ124〜126を実行するための別のグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図4Dは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ124〜126を実行するための更に別のグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図4Eは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ134を実行するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図4Fは、図3のソフトウェア・アルゴリズムのステップ140を実行するためのグラフィカル・ユーザ・インターフェースの一実施形態を示す対話型表示画面である。 図5は、図3のステップ112を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図6は、図3のステップ114を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図7は、図3のステップ116を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図8Aは、図3のステップ118を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図8AB、図3のステップ118を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図9は、図3のステップ120を実行するソフトウェア・ルーチンの例示的一実施形態のフローチャートである。 図10は、図3のインスリン・ボーラス推奨アルゴリズムの動作の一例を示す、血糖値および実際の補正ボーラスと時間の関係を示すグラフである。 図11は、図3のインスリン・ボーラス推奨アルゴリズムの動作の別の例を示す、血糖値および補正/推奨ボーラスと時間の関係を示すグラフである。

Claims (41)

  1. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨する方法であって、
    ユーザに対する血糖目標値を設定するステップと、
    ユーザの現血糖値を受け取るステップと、
    前記現血糖値が前記血糖目標値を超過している場合、推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記現血糖値から前記血糖目標値を減算したものとして差異値を計算するステップと、
    前記差異値が正である場合、ロックアウト時間期間にわたり前記差異値だけ前記血糖目標値を増大させるステップと、
    を備えた、方法。
  2. 請求項1記載の方法であって、更に、前記受け取るステップ、決定するステップ、計算するステップ、増大させるステップを繰り返すステップを含む、方法。
  3. 請求項1または2記載の方法において、前記決定するステップは、前記推奨インスリン・ボーラス量を、前記血糖上昇値とインスリン感度値との比として計算することを含む、方法。
  4. 請求項1から3に記載の方法であって、更に、前記現血糖値が高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  5. 請求項1から4に記載の方法であって、更に、前記現血糖値が低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  6. 請求項1から5に記載の方法であって、更に、前記現血糖値が低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラート警告を生成するステップを含む、方法。
  7. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨する方法であって、
    ユーザに対する初期血糖目標値を設定するステップと、
    第1時点におけるユーザの現血糖値を受け取るステップと、
    前記第1時点において取り込んだ前記現血糖値が前記初期血糖目標値を超過している場合、第1推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記第1時点におけるユーザの現血糖値から前記初期血糖目標値を減算したものとして、第1差異値を計算するステップと、
    前記第1差異値が正の場合、前記初期血糖目標値と前記第1差異値との和として、第1修正血糖目標値を計算するステップと、
    前記第1時点の後であり、かつ前記第1推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、前記第1時点から第1ロックアウト時間期間が経過する前である第2時点において、ユーザから現血糖値を受け取るステップと、
    前記第2時点における前記現血糖値が前記第1修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対する第2推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    を備えた、方法。
  8. 請求項7記載の方法であって、更に、
    前記第2時点におけるユーザの前記現血糖値から前記第1修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、
    前記第2差異値が正の場合、前記第1修正血糖目標値および前記第2差異値の和として、第2修正血糖目標値を計算するステップと、
    を含む、方法。
  9. 請求項8記載の方法であって、更に、
    前記第2時点の後であり、かつ前記第2推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、前記第1時点から前記第1ロックアウト時間期間が経過する前であり、かつ前記第2時点から第2ロックアウト時間期間が経過する前である第3時点において、ユーザから現血糖値を受け取るステップと、
    前記第3時点における前記現血糖値が前記第2修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対する第3推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    を備えた、方法。
  10. 請求項9記載の方法であって、更に、
    前記第3時点におけるユーザの前記現血糖値から前記第2修正血糖目標値を減算したものとして、第3差異値を計算するステップと、
    前記第3差異値が正の場合、前記第2修正血糖目標値および前記第3差異値の和として、第3修正血糖目標値を計算するステップと、
    を備えた、方法。
  11. 請求項8から10に記載の方法であって、更に、
    前記第2時点よりも後で、かつ前記第2推奨インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後で、更に前記第1時点から前記第1ロックアウト時間期間が経過した後であるが、前記第2時点から第2ロックアウト時間期間が経過する前である第3時点において、ユーザから現血糖値を受け取るステップと、
    前記第2修正血糖目標値から前記第1差異値を減算したものとして、第3修正血糖目標値を計算するステップと、
    前記第3時点における前記現血糖値が前記第3修正血糖目標値を超過している場合、ユーザに対する第3推奨インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    を含む、方法。
  12. 請求項11記載の方法であって、更に、
    前記第3時点における前記現血糖値から前記第3修正血糖目標値を減算したものとして、第3差異値を計算するステップと、
    前記第3差異値が正の場合、前記第3修正血糖目標値および前記第3差異値の和として、第4修正血糖目標値を計算するステップと、
    を含む、方法。
  13. 請求項7から12に記載の方法であって、更に、前記第1時点および第2時点のいずれかにおいて受け取った前記現血糖値が高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  14. 請求項7から13に記載の方法であって、更に、前記第1時点および第2時点のいずれかにおいて受け取った前記現血糖値が低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  15. 請求項7から14に記載の方法であって、更に、前記第1時点および第2時点のいずれかにおいて受け取った前記現血糖値が低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラート警告を生成するステップを含む、方法。
  16. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨するシステムであって、
    ユーザからの情報を提供するデータ入力デバイスと、
    ユーザに情報を表示するディスプレイと、
    ユーザに対する血糖目標値が格納されたメモリを含む制御回路であって、前記データ入力デバイスを通じて前記ユーザが提供する情報から、ユーザの現血糖値を受け取り、前記現血糖値が前記血糖目標値を上回っている場合、推奨インスリン・ボーラス量を決定し、前記現血糖値から前記血糖目標値を減算したものとして差異値を計算し、前記差異値が正の場合、ロックアウト時間期間にわたり前記差異値だけ前記血糖目標値を増大させ、前記ユーザに対する推奨インスリン・ボーラス量を表示するように前記ディスプレイを制御する、制御回路と、
    を備えた、システム。
  17. 請求項16記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記データ入力デバイスを通じてユーザが提供する情報からユーザの現血糖値を繰り返し受け取り、前記現血糖値が前記血糖目標値を上回っている場合、推奨インスリン・ボーラス量を決定し、前記現血糖値から前記血糖目標値を減算したものとして差異値を計算し、前記差異値が正の場合、ロックアウト時間期間にわたり前記差異値だけ前記血糖目標値を増大させ、前記ユーザに対する推奨インスリン・ボーラス量を表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  18. 請求項16または17記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を表示するように、前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  19. 請求項16から18に記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を表示するように、前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  20. 請求項16から18に記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラートを表示するように、前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  21. インスリン・ボーラス量をインスリン・ユーザに推奨する方法であって、
    ユーザに対する血糖目標値を設定するステップと、
    その後にユーザに摂取される炭水化物の量を示す炭水化物値を受け取るステップと、
    前記炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたって第1修正血糖目標値を生成するために、食後増大値だけ前記血糖目標値を増大させるステップと、
    を備えた、方法。
  22. 請求項21記載の方法であって、更に、
    前記推奨補償インスリン・ボーラスをユーザに投与した後であるが、前記食後ロックアウト時間期間の経過前において、ユーザの第1現血糖値を受け取るステップと、
    前記第1現血糖値が前記第1修正血糖目標値を超過している場合、第1推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記第1現血糖値から前記第1修正血糖目標値を減算したものとして、第1差異値を計算するステップと、
    前記第1差異値が正の場合、第1補正ロックアウト時間期間にわたって第2修正血糖目標値を生成するために、前記第1差異値だけ前記修正血糖目標値を増大させるステップと、
    を含む、方法。
  23. 請求項22記載の方法であって、更に、
    前記推奨補償インスリン・ボーラスをユーザに投与した後で、かつ前記第1推奨補正インスリン・ボーラスをユーザに投与した後であり、更に前記食後ロックアウト時間期間の経過後であるが、前記第1補正ロックアウト時間期間の経過前に、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、
    第3修正血糖目標値を生成するために、前記第2修正血糖目標値を前記食後増大値だけ減少させるステップと、
    前記第2現血糖値が前記第3修正血糖目標値を超過する場合、第2推奨補正インスリン量を決定するステップと、
    前記第2現血糖値から前記第3修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、
    前記第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたり第4修正血糖目標値を生成するために、前記第3修正血糖目標値を前記第2差異値だけ増大させるステップと、
    を含む、方法。
  24. 請求項23記載の方法であって、更に、前記第1、第2、および第3の現血糖値のいずれかが高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  25. 請求項23または24記載の方法であって、更に、前記第1、第2、および第3の現血糖値のいずれかが低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  26. 請求項23から25に記載の方法であって、更に、前記第1、第2、および第3の現血糖値のいずれかが低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラート警告を生成するステップを含む、方法。
  27. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨するシステムであって、
    ユーザからの情報を提供するデータ入力デバイスと、
    ユーザに情報を表示するディスプレイと、
    ユーザに対する血糖目標値が格納されたメモリを含む制御回路であって、前記データ入力デバイスを通じて前記ユーザが提供する情報から、ユーザにその後に摂取される炭水化物の量を示す炭水化物値を受け取り、前記炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定し、前記炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたって第1修正血糖目標値を生成するために、食後増大値だけ前記血糖目標値を増大させ、ユーザに対する前記推奨補償インスリン・ボーラス量を表示するように、前記ディスプレイを制御する、制御回路と、
    を備えた、システム。
  28. 請求項27記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記推奨補償インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後に、前記データ入力デバイスを通じてユーザが提供する情報から、ユーザの現血糖値を受け取り、前記制御回路は、前記現血糖値が前記第1修正血糖目標値を超過している場合、推奨補正インスリン・ボーラス量を決定し、前記現血糖値から前記第1修正血糖目標値を減算したものとして、差異値を計算し、前記差異値が正の場合、補正ロックアウト時間期間にわたって第2修正血糖目標値を生成するために、前記差異値だけ前記修正血糖目標値を増大させ、ユーザに対する前記推奨補正インスリン・ボーラス量を表示するように、前記ディスプレイを制御する、システム。
  29. 請求項27または28記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  30. 請求項27から29に記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  31. 請求項27から30に記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラートを表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  32. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨する方法であって、
    ユーザに対する血糖目標値を設定するステップと、
    ユーザの第1現血糖値と、ユーザがその後に摂取する炭水化物の量を示す炭水化物値とを受け取るステップと、
    前記炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記第1現血糖値が前記血糖目標値を超過している場合、第1推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたり食後増大値だけ前記血糖目標値を増大させるステップと、
    前記第1差異値が正の場合、第1補正ロックアウト時間期間にわたり、前記第1現血糖値から前記血糖目標値を減算したものとして計算した第1差異値だけ、前記血糖目標値を増大させるステップと、
    を備えており、
    前記食後増大値および前記第1差異値のいずれかだけ増大させた前記血糖目標値は、第1修正血糖目標値に対応する、方法。
  33. 請求項32記載の方法であって、更に、
    前記推奨補償インスリン・ボーラス量および前記推奨第1補正インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後であるが、前記食後ロックアウト時間期間の経過前であり、更に前記第1補正ロックアウト時間期間の経過前に、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、
    前記第2現血糖値が前記血糖目標値を超過している場合、第2推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記第2現血糖値から前記第1修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、
    前記第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたって、第2修正血糖目標値を生成するために、前記第2差異値だけ前記第1修正血糖目標値を増大させるステップと、
    を含む、方法。
  34. 請求項32または33記載の方法であって、更に、
    前記推奨補償インスリン・ボーラス量および前記推奨第1補正インスリン・ボーラス量をユーザに投与した後で、かつ前記食後ロックアウト時間期間の経過後であるが、前記第1補正ロックアウト時間期間の経過前に、ユーザの第2現血糖値を受け取るステップと、
    第2修正血糖目標値を生成するために、前記食後増大値だけ、前記第1修正血糖目標値を減少させるステップと、
    前記第2現血糖値が前記第2修正血糖目標値を超過している場合、第2推奨補正インスリン・ボーラス量を決定するステップと、
    前記第2現血糖値から前記第2修正血糖目標値を減算したものとして、第2差異値を計算するステップと、
    前記第2差異値が正の場合、第2補正ロックアウト時間期間にわたって、第3修正血糖目標値を生成するために、前記第2差異値だけ前記第2修正血糖目標値を増大させるステップと、
    を含む、方法。
  35. 請求項34記載の方法であって、更に、前記第1および第2の現血糖値のいずれかが高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  36. 請求項34記載の方法であって、更に、前記第1および第2の現血糖値のいずれかが低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を生成するステップを含む、方法。
  37. 請求項34記載の方法であって、更に、前記第1および第2の現血糖値の任意のものが低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラート警告を生成するステップを含む、方法。
  38. インスリン・ユーザにインスリン・ボーラス量を推奨するシステムであって、
    ユーザからの情報を提供するデータ入力デバイスと、
    ユーザに情報を表示するディスプレイと、
    ユーザに対する血糖目標値が格納されたメモリを含む制御回路であって、前記データ入力デバイスを通じてユーザが提供する情報から、ユーザの現血糖値と、ユーザに対する血糖目標値を設定することによりユーザがその後に摂取する炭水化物の量を示す炭水化物値とを受け取り、前記炭水化物値の関数として、推奨補償インスリン・ボーラス量を決定し、前記現血糖値が前記血糖目標値を超過している場合、推奨補正インスリン・ボーラス量を決定し、前記炭水化物値が閾値を超過している場合、食後ロックアウト時間期間にわたり食後増大値だけ前記血糖目標値を増大させ、前記現血糖値から前記血糖目標値を減算した値に対応する差異値が正の場合、補正ロックアウト時間期間にわたり、前記差異値だけ、前記血糖目標値を増大させ、前記推奨補償インスリン・ボーラス量および推奨補正インスリン・ボーラス量をユーザに表示するように、前記ディスプレイを制御する、制御回路と、
    を備えた、システム。
  39. 請求項38記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が高血糖警告値よりも高い場合、高血糖警告を表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  40. 請求項38または39に記載のシステムにおいて、前記制御回路は、前記現血糖値が低血糖警告値よりも低い場合、低血糖警告を表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
  41. 請求項38から40に記載のシステムであって、更に、前記現血糖値が低血糖アラート値よりも低い場合、低血糖アラートを表示するように前記ディスプレイを制御するように構成された、システム。
JP2007528737A 2004-08-26 2005-08-24 インスリン・ボーラス推奨システム Pending JP2008510542A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/927,614 US7291107B2 (en) 2004-08-26 2004-08-26 Insulin bolus recommendation system
PCT/EP2005/009120 WO2006021430A2 (en) 2004-08-26 2005-08-24 Insulin bolus recommendation system

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008510542A true JP2008510542A (ja) 2008-04-10

Family

ID=35788668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007528737A Pending JP2008510542A (ja) 2004-08-26 2005-08-24 インスリン・ボーラス推奨システム

Country Status (8)

Country Link
US (2) US7291107B2 (ja)
EP (1) EP1782314B1 (ja)
JP (1) JP2008510542A (ja)
CN (1) CN101010676A (ja)
CA (1) CA2571773A1 (ja)
DK (1) DK1782314T3 (ja)
ES (1) ES2644419T3 (ja)
WO (1) WO2006021430A2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524639A (ja) * 2007-04-25 2010-07-22 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド 閉ループ/半閉ループ治療修正システム
JP2013518324A (ja) * 2010-01-22 2013-05-20 ライフスキャン・インコーポレイテッド 分析物試験方法及びシステム
JP2015511337A (ja) * 2011-12-29 2015-04-16 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト 携帯型糖尿病管理装置に存在するボーラス計算機に関連するグラフィカルユーザインターフェース
JP2015534666A (ja) * 2012-08-24 2015-12-03 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト インスリンポンプおよびインスリンポンプの操作方法
JP6330966B1 (ja) * 2017-11-25 2018-05-30 裕之 井内 インスリン投与量調整装置およびインスリン投与量調整方法
JP2019531522A (ja) * 2016-07-08 2019-10-31 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 適応的目標グルコース値による基礎滴定
KR20210052319A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 고려대학교 산학협력단 인슐린 투여량 조절 방법

Families Citing this family (205)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4498636B2 (ja) 2001-04-27 2010-07-07 日本サーモスタット株式会社 サーモスタット装置
US6989891B2 (en) 2001-11-08 2006-01-24 Optiscan Biomedical Corporation Device and method for in vitro determination of analyte concentrations within body fluids
US7022072B2 (en) * 2001-12-27 2006-04-04 Medtronic Minimed, Inc. System for monitoring physiological characteristics
US8010174B2 (en) * 2003-08-22 2011-08-30 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal artifacts in a glucose sensor data stream
US8260393B2 (en) 2003-07-25 2012-09-04 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal data artifacts in a glucose sensor data stream
US9247901B2 (en) * 2003-08-22 2016-02-02 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal artifacts in a glucose sensor data stream
US9282925B2 (en) 2002-02-12 2016-03-15 Dexcom, Inc. Systems and methods for replacing signal artifacts in a glucose sensor data stream
US6852104B2 (en) 2002-02-28 2005-02-08 Smiths Medical Md, Inc. Programmable insulin pump
US20080172026A1 (en) * 2006-10-17 2008-07-17 Blomquist Michael L Insulin pump having a suspension bolus
US8771183B2 (en) 2004-02-17 2014-07-08 Abbott Diabetes Care Inc. Method and system for providing data communication in continuous glucose monitoring and management system
AU2003303597A1 (en) 2002-12-31 2004-07-29 Therasense, Inc. Continuous glucose monitoring system and methods of use
US7587287B2 (en) 2003-04-04 2009-09-08 Abbott Diabetes Care Inc. Method and system for transferring analyte test data
US8066639B2 (en) 2003-06-10 2011-11-29 Abbott Diabetes Care Inc. Glucose measuring device for use in personal area network
US7591801B2 (en) 2004-02-26 2009-09-22 Dexcom, Inc. Integrated delivery device for continuous glucose sensor
US20190357827A1 (en) 2003-08-01 2019-11-28 Dexcom, Inc. Analyte sensor
US7920906B2 (en) 2005-03-10 2011-04-05 Dexcom, Inc. System and methods for processing analyte sensor data for sensor calibration
US20140121989A1 (en) 2003-08-22 2014-05-01 Dexcom, Inc. Systems and methods for processing analyte sensor data
US9247900B2 (en) 2004-07-13 2016-02-02 Dexcom, Inc. Analyte sensor
US8364231B2 (en) 2006-10-04 2013-01-29 Dexcom, Inc. Analyte sensor
US8774886B2 (en) 2006-10-04 2014-07-08 Dexcom, Inc. Analyte sensor
EP1711791B1 (en) 2003-12-09 2014-10-15 DexCom, Inc. Signal processing for continuous analyte sensor
US8808228B2 (en) 2004-02-26 2014-08-19 Dexcom, Inc. Integrated medicament delivery device for use with continuous analyte sensor
WO2009048462A1 (en) 2007-10-09 2009-04-16 Dexcom, Inc. Integrated insulin delivery system with continuous glucose sensor
US20060020192A1 (en) 2004-07-13 2006-01-26 Dexcom, Inc. Transcutaneous analyte sensor
US7869851B2 (en) * 2004-12-23 2011-01-11 Roche Diagnostics Operations, Inc. System and method for determining insulin bolus quantities
US7545272B2 (en) 2005-02-08 2009-06-09 Therasense, Inc. RF tag on test strips, test strip vials and boxes
US8251907B2 (en) 2005-02-14 2012-08-28 Optiscan Biomedical Corporation System and method for determining a treatment dose for a patient
US7785258B2 (en) * 2005-10-06 2010-08-31 Optiscan Biomedical Corporation System and method for determining a treatment dose for a patient
US8133178B2 (en) 2006-02-22 2012-03-13 Dexcom, Inc. Analyte sensor
US8112240B2 (en) 2005-04-29 2012-02-07 Abbott Diabetes Care Inc. Method and apparatus for providing leak detection in data monitoring and management systems
US7509156B2 (en) * 2005-05-18 2009-03-24 Clarian Health Partners, Inc. System for managing glucose levels in patients with diabetes or hyperglycemia
US8251904B2 (en) * 2005-06-09 2012-08-28 Roche Diagnostics Operations, Inc. Device and method for insulin dosing
US9089713B2 (en) 2005-08-31 2015-07-28 Michael Sasha John Methods and systems for semi-automatic adjustment of medical monitoring and treatment
US7766829B2 (en) 2005-11-04 2010-08-03 Abbott Diabetes Care Inc. Method and system for providing basal profile modification in analyte monitoring and management systems
EP1795116A1 (de) * 2005-12-12 2007-06-13 F. Hoffmann-La Roche AG System mit einem tragbaren Patientengerät und externem Bedienteil
US8226891B2 (en) 2006-03-31 2012-07-24 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte monitoring devices and methods therefor
US20070243508A1 (en) * 2006-04-17 2007-10-18 Fitzjarrald Floyd A Jr Diabetic teaching process
US20070299317A1 (en) * 2006-06-13 2007-12-27 Hoyme Kenneth P System and method for programming customized data collection for an autonomous medical device
US20080077072A1 (en) * 2006-08-15 2008-03-27 Richard Keenan Analyte detection system with user interface providing trend display
US9056165B2 (en) * 2006-09-06 2015-06-16 Medtronic Minimed, Inc. Intelligent therapy recommendation algorithm and method of using the same
US8202267B2 (en) 2006-10-10 2012-06-19 Medsolve Technologies, Inc. Method and apparatus for infusing liquid to a body
US20080172027A1 (en) * 2006-10-17 2008-07-17 Blomquist Michael L Insulin pump having basal rate testing features
US20080172029A1 (en) * 2006-10-17 2008-07-17 Blomquist Michael L Insulin pump for determining carbohydrate consumption
US20080172031A1 (en) * 2006-10-17 2008-07-17 Blomquist Michael L Insulin pump having correction factors
US20080139910A1 (en) * 2006-12-06 2008-06-12 Metronic Minimed, Inc. Analyte sensor and method of using the same
CN101627386B (zh) * 2006-12-14 2013-10-30 诺沃-诺迪斯克有限公司 有时间变化特征的日志功能的显示信息的设备和方法
US7734323B2 (en) 2007-01-24 2010-06-08 Smiths Medical Asd, Inc. Correction factor testing using frequent blood glucose input
US8123686B2 (en) 2007-03-01 2012-02-28 Abbott Diabetes Care Inc. Method and apparatus for providing rolling data in communication systems
US20080228056A1 (en) 2007-03-13 2008-09-18 Michael Blomquist Basal rate testing using frequent blood glucose input
WO2008114254A1 (en) * 2007-03-19 2008-09-25 Medingo Ltd. User interface for selecting bolus doses in a drug delivery device
US7928850B2 (en) 2007-05-08 2011-04-19 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte monitoring system and methods
US8456301B2 (en) 2007-05-08 2013-06-04 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte monitoring system and methods
US8665091B2 (en) 2007-05-08 2014-03-04 Abbott Diabetes Care Inc. Method and device for determining elapsed sensor life
US8461985B2 (en) 2007-05-08 2013-06-11 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte monitoring system and methods
US8417311B2 (en) 2008-09-12 2013-04-09 Optiscan Biomedical Corporation Fluid component analysis system and method for glucose monitoring and control
US7751907B2 (en) 2007-05-24 2010-07-06 Smiths Medical Asd, Inc. Expert system for insulin pump therapy
US8221345B2 (en) 2007-05-30 2012-07-17 Smiths Medical Asd, Inc. Insulin pump based expert system
EP2001188A1 (en) * 2007-06-08 2008-12-10 F.Hoffmann-La Roche Ag Method for authenticating a medical device and a remote device
US20080306444A1 (en) 2007-06-08 2008-12-11 Dexcom, Inc. Integrated medicament delivery device for use with continuous analyte sensor
US9391670B2 (en) 2007-06-15 2016-07-12 Animas Corporation Methods for secure communication and pairing of a medical infusion device and a remote controller for such medical device
US8444595B2 (en) * 2007-06-15 2013-05-21 Animas Corporation Methods to pair a medical device and at least a remote controller for such medical device
US8449523B2 (en) * 2007-06-15 2013-05-28 Animas Corporation Method of operating a medical device and at least a remote controller for such medical device
US8932250B2 (en) * 2007-06-15 2015-01-13 Animas Corporation Systems and methods to pair a medical device and a remote controller for such medical device
MX2009014275A (es) * 2007-06-29 2010-04-27 Hoffmann La Roche Dispositivo y metodos para optimizar las comunicaciones entre un dispositivo medico y un dispsositivo electronico remoto.
EP3460644B1 (en) * 2007-06-29 2021-01-13 Roche Diabetes Care GmbH Electronic blood glucose measuring device
US20100198520A1 (en) * 2007-07-09 2010-08-05 University Of Virginia Patent Foundation Method, System and Computer Program Product for Evaluation of Insulin Sensitivity, Insulin/Carbohydrate Ratio, and Insulin Correction Factors in Diabetes from Self-Monitoring Data
EP2205147A1 (en) * 2007-10-10 2010-07-14 Optiscan Biomedical Corporation Fluid component analysis system and method for glucose monitoring and control
EP2217135B1 (en) * 2007-11-09 2016-09-07 Roche Diabetes Care GmbH Assessing residual insulin time
BR122020005551B1 (pt) * 2007-12-31 2021-08-10 Deka Products Limited Partnership Conjunto de bomba de infusão
US20090177147A1 (en) 2008-01-07 2009-07-09 Michael Blomquist Insulin pump with insulin therapy coaching
US20090177142A1 (en) 2008-01-09 2009-07-09 Smiths Medical Md, Inc Insulin pump with add-on modules
US10624577B2 (en) 2008-04-04 2020-04-21 Hygieia, Inc. Systems, devices, and methods for alleviating glucotoxicity and restoring pancreatic beta-cell function in advanced diabetes mellitus
PT2260423T (pt) 2008-04-04 2018-05-30 Hygieia Inc Aparelho para optimizar o regime de dosagem de insulina a um paciente
US9220456B2 (en) 2008-04-04 2015-12-29 Hygieia, Inc. Systems, methods and devices for achieving glycemic balance
EP2297662B1 (en) * 2008-04-29 2019-08-07 Roche Diabetes Care GmbH Methods and apparatuses for selecting a bolus delivery pattern in a drug delivery device
US8480649B2 (en) * 2008-04-29 2013-07-09 Ofer Yodfat Method for selecting bolus doses and bolus delivery patterns in a drug delivery device
EP2276405A4 (en) * 2008-05-12 2013-10-09 Us Dept Veterans Affairs AUTOMATED SYSTEM AND METHOD FOR DIABETES CONTROL
US7959598B2 (en) 2008-08-20 2011-06-14 Asante Solutions, Inc. Infusion pump systems and methods
US8287487B2 (en) 2008-10-15 2012-10-16 Asante Solutions, Inc. Infusion pump system and methods
US9801575B2 (en) 2011-04-15 2017-10-31 Dexcom, Inc. Advanced analyte sensor calibration and error detection
US8992464B2 (en) 2008-11-11 2015-03-31 Hygieia, Inc. Apparatus and system for diabetes management
US10456036B2 (en) 2008-12-23 2019-10-29 Roche Diabetes Care, Inc. Structured tailoring
US20120011125A1 (en) 2008-12-23 2012-01-12 Roche Diagnostics Operations, Inc. Management method and system for implementation, execution, data collection, and data analysis of a structured collection procedure which runs on a collection device
US8849458B2 (en) 2008-12-23 2014-09-30 Roche Diagnostics Operations, Inc. Collection device with selective display of test results, method and computer program product thereof
CN102265279B (zh) * 2008-12-23 2019-08-23 霍夫曼-拉罗奇有限公司 用于慢性病患者的诊断或者治疗支持的结构化测试方法及其设备
US10437962B2 (en) 2008-12-23 2019-10-08 Roche Diabetes Care Inc Status reporting of a structured collection procedure
US9918635B2 (en) 2008-12-23 2018-03-20 Roche Diabetes Care, Inc. Systems and methods for optimizing insulin dosage
US9117015B2 (en) 2008-12-23 2015-08-25 Roche Diagnostics Operations, Inc. Management method and system for implementation, execution, data collection, and data analysis of a structured collection procedure which runs on a collection device
US8974439B2 (en) * 2009-01-02 2015-03-10 Asante Solutions, Inc. Infusion pump system and methods
US9446194B2 (en) * 2009-03-27 2016-09-20 Dexcom, Inc. Methods and systems for promoting glucose management
US9226701B2 (en) 2009-04-28 2016-01-05 Abbott Diabetes Care Inc. Error detection in critical repeating data in a wireless sensor system
WO2010138856A1 (en) 2009-05-29 2010-12-02 Abbott Diabetes Care Inc. Medical device antenna systems having external antenna configurations
WO2011002791A2 (en) * 2009-06-30 2011-01-06 Lifescan Scotland Limited Systems for diabetes management and methods
RU2553387C2 (ru) 2009-06-30 2015-06-10 Лайфскен, Инк. Способы определения концентрации аналита и устройство для расчета терапевтической дозы базального инсулина
US9091676B2 (en) 2010-06-09 2015-07-28 Optiscan Biomedical Corp. Systems and methods for measuring multiple analytes in a sample
EP3284494A1 (en) 2009-07-30 2018-02-21 Tandem Diabetes Care, Inc. Portable infusion pump system
EP2473099A4 (en) 2009-08-31 2015-01-14 Abbott Diabetes Care Inc ANALYTICAL SUBSTANCE MONITORING SYSTEM AND METHODS OF MANAGING ENERGY AND NOISE
EP2473098A4 (en) 2009-08-31 2014-04-09 Abbott Diabetes Care Inc ANALYTICAL SIGNAL PROCESSING APPARATUS AND METHOD
CA2957595C (en) 2009-09-29 2020-06-02 Lifescan Scotland Limited Analyte testing method and device for diabetes management
US8882701B2 (en) 2009-12-04 2014-11-11 Smiths Medical Asd, Inc. Advanced step therapy delivery for an ambulatory infusion pump and system
US9041730B2 (en) 2010-02-12 2015-05-26 Dexcom, Inc. Receivers for analyzing and displaying sensor data
US20110208027A1 (en) * 2010-02-23 2011-08-25 Roche Diagnostics Operations, Inc. Methods And Systems For Providing Therapeutic Guidelines To A Person Having Diabetes
WO2011106029A1 (en) 2010-02-25 2011-09-01 Lifescan Scotland Limited Analyte testing method and system with high and low blood glucose trends notification
US8532933B2 (en) 2010-06-18 2013-09-10 Roche Diagnostics Operations, Inc. Insulin optimization systems and testing methods with adjusted exit criterion accounting for system noise associated with biomarkers
CN103052956B (zh) * 2010-08-03 2016-05-18 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于临床事件的显示和导航的方法
US9087149B2 (en) 2010-10-15 2015-07-21 Roche Diagnostics Operations, Inc. Handheld diabetes management device having testing in pairs blood glucose test
US8615366B2 (en) 2010-10-15 2013-12-24 Roche Diagnostics Operations, Inc. Handheld diabetes management device with bolus calculator
US8761940B2 (en) 2010-10-15 2014-06-24 Roche Diagnostics Operations, Inc. Time block manipulation for insulin infusion delivery
US8515775B2 (en) 2010-10-15 2013-08-20 Roche Diagnostics Operations, Inc. Handheld diabetes management device for obtaining three day blood glucose profile
US10251583B2 (en) 2010-12-22 2019-04-09 Roche Diabetes Care, Inc. Insulin pump and methods for operating the insulin pump
US9786024B2 (en) * 2010-12-22 2017-10-10 Roche Diabetes Care, Inc. Graphical user interface for a handheld diabetes management device with bolus calculator
US10458973B2 (en) 2010-12-22 2019-10-29 Roche Diabetes Care, Inc. Handheld diabetes management device with bolus calculator
US20120173151A1 (en) 2010-12-29 2012-07-05 Roche Diagnostics Operations, Inc. Methods of assessing diabetes treatment protocols based on protocol complexity levels and patient proficiency levels
CN102648992B (zh) * 2011-02-24 2013-11-20 上海微创生命科技有限公司 一种胰岛素输注控制装置
US8755938B2 (en) 2011-05-13 2014-06-17 Roche Diagnostics Operations, Inc. Systems and methods for handling unacceptable values in structured collection protocols
US8766803B2 (en) 2011-05-13 2014-07-01 Roche Diagnostics Operations, Inc. Dynamic data collection
ES2804511T3 (es) 2011-09-05 2021-02-08 Hoffmann La Roche Dispositivo de inyección manual y módulo desechable
US20140324020A1 (en) * 2011-10-11 2014-10-30 Novo Nordisk A/S Dual Purpose Advisory Device
EP2775918B1 (en) 2011-11-07 2020-02-12 Abbott Diabetes Care Inc. Analyte monitoring device and methods
TW201333870A (zh) 2011-12-21 2013-08-16 艾登工具股份有限公司 決定病人胰島素療法的系統及方法
US8886619B2 (en) 2011-12-29 2014-11-11 Roche Diagnostics Operations, Inc. Structured test adherence management for manual data entry systems
US9259190B2 (en) 2011-12-29 2016-02-16 Roche Diabetes Care, Inc. Reminder management for manual entry diabetes application
AU2012362155A1 (en) * 2011-12-30 2014-01-23 Abbott Diabetes Care Inc. Method and apparatus for determining medication dose information
US9180242B2 (en) 2012-05-17 2015-11-10 Tandem Diabetes Care, Inc. Methods and devices for multiple fluid transfer
US9238100B2 (en) 2012-06-07 2016-01-19 Tandem Diabetes Care, Inc. Device and method for training users of ambulatory medical devices
US9968306B2 (en) 2012-09-17 2018-05-15 Abbott Diabetes Care Inc. Methods and apparatuses for providing adverse condition notification with enhanced wireless communication range in analyte monitoring systems
US10357606B2 (en) 2013-03-13 2019-07-23 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method for integration of insulin pumps and continuous glucose monitoring
US9173998B2 (en) 2013-03-14 2015-11-03 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method for detecting occlusions in an infusion pump
US10016561B2 (en) 2013-03-15 2018-07-10 Tandem Diabetes Care, Inc. Clinical variable determination
KR101743382B1 (ko) 2013-03-15 2017-06-02 에프. 호프만-라 로슈 아게 전기화학적 측정 중 높은 항산화제 레벨들을 검출하고 그로부터 분석물질 농도를 페일세이프하는 방법들 뿐만 아니라 상기 방법들을 통합한 기기들, 장치들 및 시스템들
JP6352954B2 (ja) 2013-03-15 2018-07-04 エフ.ホフマン−ラ ロシュ アーゲーF. Hoffmann−La Roche Aktiengesellschaft 電気化学的な分析物測定において回復パルスからの情報を使用する方法およびデバイス、装置とそれらを組み込むシステム
CN105283757B (zh) 2013-03-15 2019-04-23 豪夫迈·罗氏有限公司 对分析物的电化学测量进行防故障的方法以及结合该方法的设备、装置和系统
KR101727447B1 (ko) 2013-03-15 2017-04-14 에프. 호프만-라 로슈 아게 바이오센서 알고리즘들을 구성하는데 사용된 데이터를 스케일링하는 방법들 뿐만 아니라 이를 통합한 기기들, 장치들 및 시스템들
US9561324B2 (en) 2013-07-19 2017-02-07 Bigfoot Biomedical, Inc. Infusion pump system and method
EP3022668A1 (en) 2013-07-19 2016-05-25 Dexcom, Inc. Time averaged basal rate optimizer
US10569015B2 (en) * 2013-12-02 2020-02-25 Bigfoot Biomedical, Inc. Infusion pump system and method
WO2015114534A1 (fr) 2014-01-28 2015-08-06 Debiotech S.A. Dispositif de commande avec recommandation
GB2523989B (en) 2014-01-30 2020-07-29 Insulet Netherlands B V Therapeutic product delivery system and method of pairing
US9486580B2 (en) 2014-01-31 2016-11-08 Aseko, Inc. Insulin management
US9898585B2 (en) 2014-01-31 2018-02-20 Aseko, Inc. Method and system for insulin management
US9629901B2 (en) 2014-07-01 2017-04-25 Bigfoot Biomedical, Inc. Glucagon administration system and methods
US9669160B2 (en) 2014-07-30 2017-06-06 Tandem Diabetes Care, Inc. Temporary suspension for closed-loop medicament therapy
JP2016051240A (ja) * 2014-08-29 2016-04-11 日本光電工業株式会社 医療機器システム及び医療機器
US11081226B2 (en) 2014-10-27 2021-08-03 Aseko, Inc. Method and controller for administering recommended insulin dosages to a patient
AU2015339576B2 (en) 2014-10-27 2020-02-06 Aseko, Inc. Subcutaneous outpatient management
JP2018505756A (ja) 2015-02-18 2018-03-01 インシュレット コーポレイション 流体送達及び注入装置並びにその使用方法
US10617363B2 (en) 2015-04-02 2020-04-14 Roche Diabetes Care, Inc. Methods and systems for analyzing glucose data measured from a person having diabetes
US9878097B2 (en) 2015-04-29 2018-01-30 Bigfoot Biomedical, Inc. Operating an infusion pump system
EP3337402A4 (en) 2015-08-20 2019-04-24 Aseko, Inc. THERAPY ADVISER FOR THE MANAGEMENT OF DIABETES
CN105224795B (zh) * 2015-09-23 2018-03-13 北京嘉和美康信息技术有限公司 计量给药编辑方法及计量给药编辑系统
US10569016B2 (en) 2015-12-29 2020-02-25 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method for switching between closed loop and open loop control of an ambulatory infusion pump
US10449294B1 (en) 2016-01-05 2019-10-22 Bigfoot Biomedical, Inc. Operating an infusion pump system
CN114053517A (zh) 2016-01-05 2022-02-18 比格福特生物医药公司 操作多模式药物输送系统
EP3374905A1 (en) 2016-01-13 2018-09-19 Bigfoot Biomedical, Inc. User interface for diabetes management system
EP3374004B1 (en) 2016-01-14 2023-06-28 Bigfoot Biomedical, Inc. Adjusting insulin delivery rates
US10575790B2 (en) 2016-03-02 2020-03-03 Roche Diabetes Care, Inc. Patient diabetes monitoring system with clustering of unsupervised daily CGM profiles (or insulin profiles) and method thereof
US10518031B2 (en) 2016-03-04 2019-12-31 Roche Diabetes Care, Inc. Bolus calculator with probabilistic glucose measurements
US10311976B2 (en) 2016-04-28 2019-06-04 Roche Diabetes Care, Inc. Bolus calculator with probabilistic carbohydrate measurements
US20170332952A1 (en) * 2016-05-23 2017-11-23 Bigfoot Biomedical, Inc. Insulin delivery system and methods with risk based set points
US10297350B2 (en) 2016-06-01 2019-05-21 Roche Diabetes Care, Inc. Risk-based control-to-range
US10332632B2 (en) 2016-06-01 2019-06-25 Roche Diabetes Care, Inc. Control-to-range failsafes
US10332633B2 (en) 2016-06-01 2019-06-25 Roche Diabetes Care, Inc. Control-to-range aggressiveness
WO2017213933A1 (en) * 2016-06-07 2017-12-14 Aseko, Inc. Managing insulin administration
WO2018058041A1 (en) 2016-09-23 2018-03-29 Insulet Corporation Fluid delivery device with sensor
WO2018064219A1 (en) 2016-09-27 2018-04-05 Bigfoot Biomedical, Inc. Personalizing preset meal sizes in insulin delivery system
CA3035874A1 (en) 2016-10-05 2018-04-12 F. Hoffmann-La Roche Ag Detection reagents and electrode arrangements for multi-analyte diagnostic test elements, as well as methods of using the same
WO2018111928A1 (en) 2016-12-12 2018-06-21 Mazlish Bryan Alarms and alerts for medication delivery devices and related systems and methods
USD836769S1 (en) 2016-12-12 2018-12-25 Bigfoot Biomedical, Inc. Insulin delivery controller
US10500334B2 (en) 2017-01-13 2019-12-10 Bigfoot Biomedical, Inc. System and method for adjusting insulin delivery
US11033682B2 (en) 2017-01-13 2021-06-15 Bigfoot Biomedical, Inc. Insulin delivery methods, systems and devices
US10583250B2 (en) 2017-01-13 2020-03-10 Bigfoot Biomedical, Inc. System and method for adjusting insulin delivery
EP3568860A1 (en) 2017-01-13 2019-11-20 Bigfoot Biomedical, Inc. Insulin delivery methods, systems and devices
US10729849B2 (en) * 2017-04-07 2020-08-04 LifeSpan IP Holdings, LLC Insulin-on-board accounting in an artificial pancreas system
USD839294S1 (en) 2017-06-16 2019-01-29 Bigfoot Biomedical, Inc. Display screen with graphical user interface for closed-loop medication delivery
WO2019014594A1 (en) 2017-07-13 2019-01-17 Desborough Lane MULTI-SCALE DISPLAY OF GLYCEMIA INFORMATION
US11331022B2 (en) 2017-10-24 2022-05-17 Dexcom, Inc. Pre-connected analyte sensors
WO2019083939A1 (en) 2017-10-24 2019-05-02 Dexcom, Inc. PRECONNECTED ANALYTE SENSORS
US11457863B1 (en) * 2017-10-27 2022-10-04 Verily Life Sciences Llc Virtual health coach based insulin titration platform
US11083852B2 (en) 2017-12-12 2021-08-10 Bigfoot Biomedical, Inc. Insulin injection assistance systems, methods, and devices
US11464459B2 (en) 2017-12-12 2022-10-11 Bigfoot Biomedical, Inc. User interface for diabetes management systems including flash glucose monitor
CN112041936A (zh) 2017-12-12 2020-12-04 比格福特生物医学有限公司 治疗辅助信息和/或跟踪设备及相关方法和系统
US10987464B2 (en) 2017-12-12 2021-04-27 Bigfoot Biomedical, Inc. Pen cap for insulin injection pens and associated methods and systems
US11077243B2 (en) 2017-12-12 2021-08-03 Bigfoot Biomedical, Inc. Devices, systems, and methods for estimating active medication from injections
US11197964B2 (en) 2017-12-12 2021-12-14 Bigfoot Biomedical, Inc. Pen cap for medication injection pen having temperature sensor
US11116899B2 (en) 2017-12-12 2021-09-14 Bigfoot Biomedical, Inc. User interface for diabetes management systems and devices
WO2019199952A1 (en) 2018-04-10 2019-10-17 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method for inductively charging a medical device
AU2019263490A1 (en) 2018-05-04 2020-11-26 Insulet Corporation Safety constraints for a control algorithm-based drug delivery system
WO2020069406A1 (en) 2018-09-28 2020-04-02 Insulet Corporation Activity mode for artificial pancreas system
EP3864668A1 (en) 2018-10-11 2021-08-18 Insulet Corporation Event detection for drug delivery system
USD920343S1 (en) 2019-01-09 2021-05-25 Bigfoot Biomedical, Inc. Display screen or portion thereof with graphical user interface associated with insulin delivery
WO2020171838A1 (en) 2019-02-19 2020-08-27 Tandem Diabetes Care, Inc. System and method of pairing an infusion pump with a remote control device
US11305057B2 (en) 2019-03-26 2022-04-19 Tandem Diabetes Care, Inc. Method and system of operating an infusion pump with a remote control device
US11801344B2 (en) 2019-09-13 2023-10-31 Insulet Corporation Blood glucose rate of change modulation of meal and correction insulin bolus quantity
US11935637B2 (en) 2019-09-27 2024-03-19 Insulet Corporation Onboarding and total daily insulin adaptivity
EP4069082B1 (en) 2019-12-06 2024-06-05 Insulet Corporation Techniques and devices providing adaptivity and personalization in diabetes treatment
US11833329B2 (en) 2019-12-20 2023-12-05 Insulet Corporation Techniques for improved automatic drug delivery performance using delivery tendencies from past delivery history and use patterns
US11551802B2 (en) 2020-02-11 2023-01-10 Insulet Corporation Early meal detection and calorie intake detection
US11986630B2 (en) 2020-02-12 2024-05-21 Insulet Corporation Dual hormone delivery system for reducing impending hypoglycemia and/or hyperglycemia risk
US11547800B2 (en) 2020-02-12 2023-01-10 Insulet Corporation User parameter dependent cost function for personalized reduction of hypoglycemia and/or hyperglycemia in a closed loop artificial pancreas system
US11324889B2 (en) 2020-02-14 2022-05-10 Insulet Corporation Compensation for missing readings from a glucose monitor in an automated insulin delivery system
US11607493B2 (en) 2020-04-06 2023-03-21 Insulet Corporation Initial total daily insulin setting for user onboarding
US11684716B2 (en) 2020-07-31 2023-06-27 Insulet Corporation Techniques to reduce risk of occlusions in drug delivery systems
US11904140B2 (en) 2021-03-10 2024-02-20 Insulet Corporation Adaptable asymmetric medicament cost component in a control system for medicament delivery
US11738144B2 (en) 2021-09-27 2023-08-29 Insulet Corporation Techniques enabling adaptation of parameters in aid systems by user input
US11439754B1 (en) 2021-12-01 2022-09-13 Insulet Corporation Optimizing embedded formulations for drug delivery

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204817A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Roche Diagnostics Gmbh グルコース濃度の外挿システム

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8813066D0 (en) * 1988-06-02 1988-07-06 Pi Research Ltd Vehicle data recording system
US5956501A (en) 1997-01-10 1999-09-21 Health Hero Network, Inc. Disease simulation system and method
US5713856A (en) 1995-03-13 1998-02-03 Alaris Medical Systems, Inc. Modular patient care system
US7267665B2 (en) 1999-06-03 2007-09-11 Medtronic Minimed, Inc. Closed loop system for controlling insulin infusion
US6558351B1 (en) * 1999-06-03 2003-05-06 Medtronic Minimed, Inc. Closed loop system for controlling insulin infusion
US5997475A (en) 1997-08-18 1999-12-07 Solefound, Inc. Device for diabetes management
EP1061972A1 (en) 1998-03-16 2000-12-27 Medtronic, Inc. Hemostatic system and components for extracorporeal circuit
US7647237B2 (en) 1998-04-29 2010-01-12 Minimed, Inc. Communication station and software for interfacing with an infusion pump, analyte monitor, analyte meter, or the like
US6554798B1 (en) 1998-08-18 2003-04-29 Medtronic Minimed, Inc. External infusion device with remote programming, bolus estimator and/or vibration alarm capabilities
US6558320B1 (en) 2000-01-20 2003-05-06 Medtronic Minimed, Inc. Handheld personal data assistant (PDA) with a medical device and method of using the same
US6635049B1 (en) 1999-04-30 2003-10-21 Medtronic, Inc. Drug bolus delivery system
US6579280B1 (en) 1999-04-30 2003-06-17 Medtronic, Inc. Generic multi-step therapeutic treatment protocol
US6471675B1 (en) 1999-04-30 2002-10-29 Medtronic, Inc. Passive flow control devices for implantable pumps
US6461331B1 (en) 1999-05-21 2002-10-08 Minimed Inc. Device and method for infusion of small molecule insulin mimetic materials
US6659948B2 (en) 2000-01-21 2003-12-09 Medtronic Minimed, Inc. Ambulatory medical apparatus and method using a telemetry system with predefined reception listening periods
US20030060765A1 (en) 2000-02-16 2003-03-27 Arthur Campbell Infusion device menu structure and method of using the same
US7179226B2 (en) 2001-06-21 2007-02-20 Animas Corporation System and method for managing diabetes
US6691043B2 (en) 2001-08-28 2004-02-10 Maxi-Med, Llc Bolus calculator
US6740072B2 (en) 2001-09-07 2004-05-25 Medtronic Minimed, Inc. System and method for providing closed loop infusion formulation delivery
US6690280B2 (en) 2001-09-07 2004-02-10 Richard A. Citrenbaum Apparatus and process for infusion monitoring
US8152789B2 (en) 2001-10-23 2012-04-10 Medtronic Minimed, Inc. System and method for providing closed loop infusion formulation delivery
US7204823B2 (en) * 2001-12-19 2007-04-17 Medtronic Minimed, Inc. Medication delivery system and monitor
US6744350B2 (en) 2002-02-28 2004-06-01 Smiths Medical Md, Inc. Insulin pump having missed meal bolus alarm
US20030204274A1 (en) 2002-04-26 2003-10-30 Medtronic, Inc. Patient controlled activation with implantable drug delivery devices
US20040068230A1 (en) 2002-07-24 2004-04-08 Medtronic Minimed, Inc. System for providing blood glucose measurements to an infusion device
US7278983B2 (en) 2002-07-24 2007-10-09 Medtronic Minimed, Inc. Physiological monitoring device for controlling a medication infusion device
US20070060869A1 (en) 2005-08-16 2007-03-15 Tolle Mike C V Controller device for an infusion pump
US20070060870A1 (en) 2005-08-16 2007-03-15 Tolle Mike Charles V Controller device for an infusion pump

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001204817A (ja) * 1999-11-18 2001-07-31 Roche Diagnostics Gmbh グルコース濃度の外挿システム

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010524639A (ja) * 2007-04-25 2010-07-22 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド 閉ループ/半閉ループ治療修正システム
JP2013518324A (ja) * 2010-01-22 2013-05-20 ライフスキャン・インコーポレイテッド 分析物試験方法及びシステム
JP2015511337A (ja) * 2011-12-29 2015-04-16 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト 携帯型糖尿病管理装置に存在するボーラス計算機に関連するグラフィカルユーザインターフェース
KR101793015B1 (ko) 2011-12-29 2017-11-02 에프. 호프만-라 로슈 아게 핸드헬드 당뇨병 관리 디바이스에 존재하는 볼루스 계산기에 관련된 그래픽 사용자 인터페이스
JP2015534666A (ja) * 2012-08-24 2015-12-03 エフ ホフマン−ラ ロッシュ アクチェン ゲゼルシャフト インスリンポンプおよびインスリンポンプの操作方法
JP2019531522A (ja) * 2016-07-08 2019-10-31 ノボ・ノルデイスク・エー/エス 適応的目標グルコース値による基礎滴定
US11373746B2 (en) 2016-07-08 2022-06-28 Novo Nordisk A/S Basal titration with adaptive target glucose level
JP6330966B1 (ja) * 2017-11-25 2018-05-30 裕之 井内 インスリン投与量調整装置およびインスリン投与量調整方法
JP2019092953A (ja) * 2017-11-25 2019-06-20 裕之 井内 インスリン投与量調整装置およびインスリン投与量調整方法
KR20210052319A (ko) * 2019-10-29 2021-05-10 고려대학교 산학협력단 인슐린 투여량 조절 방법
KR102527404B1 (ko) * 2019-10-29 2023-05-02 고려대학교 산학협력단 인슐린 투여량 조절 방법

Also Published As

Publication number Publication date
CA2571773A1 (en) 2006-03-02
US7553281B2 (en) 2009-06-30
ES2644419T3 (es) 2017-11-28
WO2006021430A3 (en) 2006-05-11
US20060047192A1 (en) 2006-03-02
DK1782314T3 (en) 2017-10-30
EP1782314A2 (en) 2007-05-09
WO2006021430A2 (en) 2006-03-02
EP1782314B1 (en) 2017-07-12
CN101010676A (zh) 2007-08-01
US20080058628A1 (en) 2008-03-06
US7291107B2 (en) 2007-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008510542A (ja) インスリン・ボーラス推奨システム
US20230001090A1 (en) Usability features for integrated insulin delivery system
US7869851B2 (en) System and method for determining insulin bolus quantities
US10957438B2 (en) Managing insulin administration
CN107809943B (zh) 用于分析从患有糖尿病的人测得的葡萄糖数据的方法和系统
US10685749B2 (en) Insulin delivery apparatuses capable of bluetooth data transmission
US20140258190A1 (en) Method and System for Providing Contextual Based Medication Dosage Determination
US9919105B2 (en) Devices, systems and methods for quantifying bolus doses according to user parameters
US9457145B2 (en) Method and device for improving glycemic control
US8930203B2 (en) Multi-function analyte test device and methods therefor
US20120265043A1 (en) Method and System for Providing Integrated Analyte Monitoring and Infusion System Therapy Management
US20060276771A1 (en) System and method providing for user intervention in a diabetes control arrangement
WO2009086216A1 (en) Method and apparatus for providing treatment profile management
KR20230113361A (ko) 자동 약물 전달 시스템을 위한 간단한 식사 알림을위한 디바이스 및 방법
US20230233762A1 (en) User interface displays for assisting in medicament bolus calculation
US11738144B2 (en) Techniques enabling adaptation of parameters in aid systems by user input
US11904140B2 (en) Adaptable asymmetric medicament cost component in a control system for medicament delivery
US20240009392A1 (en) Informing a user of anticipated insulin delivery actions and providing recommended user actions

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110124

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110420

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110427

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110524

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110531

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110624

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120620