JP2008510123A - 浴槽の遠隔制御システム - Google Patents
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Abstract
本発明は、浴槽内に供給される水の水位と水温、水の排出などを遠距離から自動で調節制御するための浴槽の遠隔制御システムを開示する。
本発明の浴槽の遠隔制御システムは、浴槽駆動部、浴槽制御部及び遠隔制御部を含む。浴槽駆動部には供給弁、排出弁、水位感知器及び水温調節機が提供される。浴槽制御部は、キー入力部から入力された設定信号に基づいて浴槽制御信号を発生させる。遠隔制御部は、上記浴槽制御部と連結されて、浴槽制御部とは別に遠距離から無線リモコン、インターネット及び有無線電話網などを用いて設定信号を入力することができ、検出信号を提供されることができる。このような浴槽の遠隔制御システムは、使用者が遠距離から浴槽に供給される水の目標水位と目標温度を設定できるようにし、設定信号によって浴槽内に供給された水が目標水位と目標水温に自動調節されるようにすることで使用上の便利性を向上させることができ、浴槽駆動部の状態が使用者の端末機に提供されるため遠距離からも浴槽駆動部の状態を直接把握することができる。
本発明の浴槽の遠隔制御システムは、浴槽駆動部、浴槽制御部及び遠隔制御部を含む。浴槽駆動部には供給弁、排出弁、水位感知器及び水温調節機が提供される。浴槽制御部は、キー入力部から入力された設定信号に基づいて浴槽制御信号を発生させる。遠隔制御部は、上記浴槽制御部と連結されて、浴槽制御部とは別に遠距離から無線リモコン、インターネット及び有無線電話網などを用いて設定信号を入力することができ、検出信号を提供されることができる。このような浴槽の遠隔制御システムは、使用者が遠距離から浴槽に供給される水の目標水位と目標温度を設定できるようにし、設定信号によって浴槽内に供給された水が目標水位と目標水温に自動調節されるようにすることで使用上の便利性を向上させることができ、浴槽駆動部の状態が使用者の端末機に提供されるため遠距離からも浴槽駆動部の状態を直接把握することができる。
Description
本発明は、浴槽の遠隔制御システムに関し、より詳しくは、浴槽の水位及び温度などを無線リモコン、インターネット及び有無線電話機などで遠距離から制御できる浴槽の遠隔制御システムに関する。
一般に浴槽は、入浴のために浴室などに設置されるものであり、入浴の前に浴槽の内部空間に水を満たす必要がある。従って、使用者は水道栓を開閉して適当な温度の水を浴槽に供給し、水位と水温を調節した状態で入浴するようになる。
しかし、かかる従来技術による浴槽を使用するためには、使用者が、浴槽に設置された水道栓や、浴室に設置され水道栓を制御する制御器を直接操作しなければならない不便さがあった。
即ち、浴槽を外部から制御することによって、使用者が家に着く前に予め設定した制御信号により浴槽に一定水位の水が満たされ、この水の温度が一定温度を維持するようにするための手段が切実に要求されていた。
従って、本発明の目的は、遠距離からインターネット、電話機及び無線リモコンなどを利用して、浴槽に設置された駆動部を制御することにより浴槽に供給される水の目標水位及び水の目標温度などを予め設定するか、浴槽駆動部の状態を把握することができ、浴槽内に供給される水の水位及び水温などが自動で調節可能な、浴槽の遠隔制御システムを提供することにある。
上記の技術的課題を達成するために、本発明は、
水道管から分岐して浴槽の内部と連通する供給管、上記供給管を介して供給される水の量を調節するための供給弁、浴槽に保有された水を排出させるための排出管、上記排出管に設置されて電気的に作動する排出弁、上記供給弁を介して浴槽に供給される水の水位を感知するための水位感知器、及び上記浴槽に供給された水を加熱し、温度を感知するための水温調節器を含む浴槽駆動部;
必要に応じて、浴槽制御信号に応答して上記浴槽駆動部を駆動制御し、上記浴槽駆動部の水位感知器と水温調節器から検出された検出信号の入力を受けるためのドライバ;
上記浴槽駆動部の状態を設定するためのキー入力機と、上記浴槽駆動部を制御するためのデータが保存されたメモリと、上記キー入力機から設定信号が入力されると、メモリに既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって上記浴槽駆動部を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて上記浴槽駆動部の供給弁及び水温調節器をオン/オフ制御するための第1マイコンとを備えた浴槽制御部;
上記第1マイコンの通信ポートに接続され、設定信号及び検出信号をRF送受信するための通信装置;及び
上記検出信号の入力を受けて、上記通信装置と周波数同調され、使用者によって設定される設定信号を浴槽制御部に送出して、上記浴槽駆動部を遠隔制御するための遠隔制御部;を含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システムを提供する。
水道管から分岐して浴槽の内部と連通する供給管、上記供給管を介して供給される水の量を調節するための供給弁、浴槽に保有された水を排出させるための排出管、上記排出管に設置されて電気的に作動する排出弁、上記供給弁を介して浴槽に供給される水の水位を感知するための水位感知器、及び上記浴槽に供給された水を加熱し、温度を感知するための水温調節器を含む浴槽駆動部;
必要に応じて、浴槽制御信号に応答して上記浴槽駆動部を駆動制御し、上記浴槽駆動部の水位感知器と水温調節器から検出された検出信号の入力を受けるためのドライバ;
上記浴槽駆動部の状態を設定するためのキー入力機と、上記浴槽駆動部を制御するためのデータが保存されたメモリと、上記キー入力機から設定信号が入力されると、メモリに既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって上記浴槽駆動部を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて上記浴槽駆動部の供給弁及び水温調節器をオン/オフ制御するための第1マイコンとを備えた浴槽制御部;
上記第1マイコンの通信ポートに接続され、設定信号及び検出信号をRF送受信するための通信装置;及び
上記検出信号の入力を受けて、上記通信装置と周波数同調され、使用者によって設定される設定信号を浴槽制御部に送出して、上記浴槽駆動部を遠隔制御するための遠隔制御部;を含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システムを提供する。
本発明の他の実施例は、
水道管から分岐して浴槽の内部と連通する供給管、上記供給管を介して供給される水の量を調節するための供給弁、浴槽に保有された水を排出させるための排出管、上記排出管に設置されて電気的に作動する排出弁、上記供給弁を介して浴槽に供給される水の水位を感知するための水位感知器、及び上記浴槽に供給された水を加熱し、
温度を感知するための水温調節器を含む浴槽駆動部;
必要に応じて、浴槽制御信号に応答して上記浴槽制御部を駆動制御し、上記浴槽駆動部の水位感知器と水温調節器から検出された検出信号の入力を受けるためのドライバ;
上記浴槽駆動部の状態を設定するためのキー入力機と、上記浴槽駆動部を制御するためのデータが保存されたメモリと、上記キー入力機から設定信号が入力されると、メモリに既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって上記浴槽駆動部を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて上記浴槽駆動部の供給弁及び水温調節器をオン/オフ制御するための第1マイコンとを備えた浴槽制御部;及び
上記浴槽制御部から提供される検出信号を通信網に搭載して使用者端末機が受信できるようにデータ通信を行い、通信網を介して使用者端末機から発生する設定信号を上記浴槽制御部に伝送して上記浴槽駆動部を遠隔制御するための遠隔制御部;を含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システムを提供する。
水道管から分岐して浴槽の内部と連通する供給管、上記供給管を介して供給される水の量を調節するための供給弁、浴槽に保有された水を排出させるための排出管、上記排出管に設置されて電気的に作動する排出弁、上記供給弁を介して浴槽に供給される水の水位を感知するための水位感知器、及び上記浴槽に供給された水を加熱し、
温度を感知するための水温調節器を含む浴槽駆動部;
必要に応じて、浴槽制御信号に応答して上記浴槽制御部を駆動制御し、上記浴槽駆動部の水位感知器と水温調節器から検出された検出信号の入力を受けるためのドライバ;
上記浴槽駆動部の状態を設定するためのキー入力機と、上記浴槽駆動部を制御するためのデータが保存されたメモリと、上記キー入力機から設定信号が入力されると、メモリに既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって上記浴槽駆動部を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて上記浴槽駆動部の供給弁及び水温調節器をオン/オフ制御するための第1マイコンとを備えた浴槽制御部;及び
上記浴槽制御部から提供される検出信号を通信網に搭載して使用者端末機が受信できるようにデータ通信を行い、通信網を介して使用者端末機から発生する設定信号を上記浴槽制御部に伝送して上記浴槽駆動部を遠隔制御するための遠隔制御部;を含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システムを提供する。
この時、上記通信網はインターネット網又は有無線電話網からなり、端末機はインターネットが可能なPC又は有無線電話機からなる。
このような本発明による浴槽の遠隔制御システムは、浴槽の水位及び水温、水の排出などを無線リモコン、有無線電話機、インターネットなどを介して遠距離から制御するように構成されたもので、本発明によると、使用者が遠距離から浴槽に供給される水の目標水位と目標温度を設定でき、設定信号によって浴槽内に供給された水が目標水位と目標水温に自動調節され、また、浴槽内の水を自動で排出させることができるので、使用上の便利性を向上させることができ、浴槽駆動部の状態が使用者の端末機に提供されるため、遠距離からも浴槽駆動部の状態を直接把握できる効果が提供される。
以下、添付図面を参照しながら本発明を詳しく説明する。
図1乃至図3は、本発明の望ましい第1実施例を示している。図1乃至図3に示したように、本発明による浴槽の遠隔制御システムは、浴槽駆動部200、ドライバ300、浴槽制御部400、通信装置500及び遠隔制御部600からなる。
浴槽駆動部200は、既存の水道管210から分岐して浴槽100と連通する供給管220に設置される供給弁230、浴槽100の下部に設置された排出管に設置される排出弁232、浴槽100に供給される水の水位を感知するための水位感知器240、及び浴槽100に供給された水を加熱し、温度を感知するための水温調節器250を含む。
供給弁230は、既存の水道管210に設置された水道栓とは別に、浴槽100に水を供給するようになされた供給管220に設置されて、浴槽制御信号により電気的に開閉作動する電磁弁である。
排出弁232は、浴槽100の排出管に設置されて、浴槽100内部の水を排出させる場合に電気的に開閉作動する電磁弁である。この排出弁232は、平常時(電源が印加されない場合)には開放状態を保持していて、使用時(電源が印加される場合)には印加電源により作動されて、排出管を閉鎖させる。
水位感知器240は、図1に示したように、供給弁230を介して供給される水の量(水位)を感知するためのものであり、内部に浴槽100内の水の水圧に比例する空気圧力が造成される空間部241を備えており、浴槽100と連通するように設置される空気トラップ242と、空間部241で発生する空気圧力が作用するように、空気トラップ242と連通する空気ホース243と、空気ホース243を介して伝わる空気圧力を感知するように、空気ホース243に設置される水位感知用圧力センサー244とからなる。このような水位感知器240においては、浴槽100に供給される水の水圧によって空気トラップ242の空間部241に水の水圧と比例する空気圧力が発生され、空気圧力は空気ホース243に沿って移動して水位感知用圧力センサー244に伝達され、水位感知用圧力センサー244が空気圧力を感知するようになる。この圧力感知信号は、ドライバ300を介して第1マイコン440に伝達される。
一方、水位感知器240は、図2に示したように、浴槽100の底に設置される固定電極242と、浴槽100内部の一側面に垂直方向に等間隔で設置されて、固定電極242と電気的に連結される複数の感知電極242a、242b、242c、...242nと、固定電極242及びそれぞれの感知電極242a、242b、242c、...242nと電気的に連結されて、固定電極242及び各感知電極242a、242b、242c、...242nの沈水による水を媒介とした通電状態によって水の水位を感知するための水位感知部243とを含んで構成されることもできる。
この場合、このような水位感知器240は、浴槽100内部に供給される水に各感知電極242a、242b、242c、...242nが沈水しながら固定電極242と通電する状態によって水の水位を感知するようになる。
例えば、固定電極242と各感知電極242a、242b、242c、...242nとの間の互いに異なる抵抗値によって水位を感知できる。即ち、抵抗が小さい程、固定電極242と近い感知電極242aが水に沈水されたことを意味する。従って、最も小さな抵抗が感知されると水は最低水位なのである。
より具体的且つ容易に把握するためには、各感知電極242a、242b、242c、...242nに固有の数値(水位による数値(cm)又は数量(L))を付与して、一定の抵抗が感知されると、それに該当する固有の数値データ(検出信号)が発生するようにすることができる。このようなデータは、表示器440にグラフ化して表示することができる。
本実施例では、上記のような構造を有する水位感知器240に限定して説明するが、これに限定されるのではなく、浴槽100に供給される水位を感知して、その検出信号を発生させることができる構造であればよい。即ち、本実施例は多様な構造の水位感知器240が適用され得るものであり、水位感知器240は多様な構造の感知器のうちの一例を説明したにすぎない。
水温調節器250は、供給された水の温度を一定の温度に上昇させて、その状態を維持させるためのもので、浴槽100に両端がそれぞれ連通するように設置された水循環管251、浴槽100に設置されて、循環する水の温度を感知するための温度感知センサー252、水循環管251に設置されて、水を循環させるように作動するポンプ254、及び水循環管251を加熱して、循環しながら通過する水を加熱させるための加熱部材255からなる。加熱部材255は、ハロゲンランプ又はヒータ等といった多様な加熱手段でなされてもよい。
水温調節器250は、供給弁230を介して供給された水の温度を上昇させるためのもので、上記の構造を有する水温調節器250に限定されず、水の温度を上昇させることができる構造であればよい。
ドライバ300は、浴槽制御部400と浴槽駆動部200との間に電気的に連結されるように設置されて、浴槽駆動部200の水温調節器250及び水位調節器240で検出された検出信号を入力され、浴槽制御部400で発生した浴槽制御信号に応答して浴槽駆動部200を駆動制御するものである。
浴槽制御部400は、実質的に浴槽制御信号を発生させるためのもので、浴槽駆動部200の状態(水位と温度、水の排出など)を設定するためのキー入力機410と、浴槽駆動部200を制御するためのデータが保存されたメモリ430と、キー入力機410から設定信号が入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて浴槽駆動部200の供給弁230及び水温調節器250をオン/オフ制御するための第1マイコン440とを備えている。この時、第1マイコン440は、キー入力機410又は遠隔制御部600から浴槽内の水を排出しろとの設定信号が入力されると、排出弁232に印加される電源を遮断して排出弁232が排出管を開放するように制御する。
このような浴槽制御部400は、上記検出信号に応答して、これに相応する浴槽駆動部200の状態(水位と温度データ、排出弁の開閉有無等)を表示するための表示器440をさらに含む。
通信装置500は、第1マイコン440の通信ポートに接続されて設定信号及び検出信号をRF送受信するためのものである。通信装置500は、RF(無線)送受信機である。
遠隔制御部600は、無線で室内の遠距離から浴槽制御部400を介して浴槽駆動部200を遠隔制御するためのもので、上記検出信号を入力され、通信装置500と周波数同調されて、使用者によって設定される設定信号を浴槽制御部400に送出するように構成される。
遠隔制御部600は、設定信号に対応する変調信号を所定帯域周波数で送出して、上記周波数帯域の受信信号を復調するための外部無線送受信機610と、浴槽100に供給される水の量と水の温度を設定するための遠隔キー入力部621、及び遠隔キー入力部621から入力される設定信号を所定周波数の変調信号として生成し、上記周波数帯域の受信信号に対する復調データを出力するための第2マイコン622を備えた遠隔制御器620と、第2マイコン622から出力される復調データが表示されるための遠隔表示部630とを含む。
遠隔制御部600は、無線リモコンであってもよい。
このように構成された本発明による浴槽の遠隔制御システムの作用について説明すれば、次の通りである。
添付図面のうち、図1〜図3に示したように、使用者は浴槽制御部400に備えられたキー入力機410を介して浴槽駆動部200を制御することができる。
即ち、使用者がキー入力機410を介して浴槽100に供給される水の目標水位及び温度を設定すると、その設定信号は第1マイコン440に伝達され、第1マイコン440は、キー入力機410から設定信号が入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための浴槽制御信号を生成する。
このような過程で生成された浴槽制御信号はドライバ300に伝達され、ドライバ300は浴槽駆動部200を駆動制御するようになる。従って、使用者が水位を中間に、水の温度を32℃に設定したとすると、供給弁230は開放されて外部から水が浴槽100に供給され、供給された水の水位は水位感知器240の水位感知用圧力センサー244に感知され、感知された検出信号はドライバ300を介して第1マイコン440に入力され、第1マイコン440は入力された検出信号を表示器420に表示させる(図1参照)。
また、図2に示したように、使用者が水位を中間に、水の温度を32℃に設定したとすると、供給弁230は開放されて外部から水が浴槽100に供給され、供給された水の水位は、浴槽内の水により通電する固定電極242と各感知電極242a、242b、242c、...242nとによって水位感知器240の水位感知部243で感知(検出)され、検出された検出信号はドライバ300を介して第1マイコン440に入力され、第1マイコン440は入力された検出信号を表示器420に表示させる。
一方、浴槽制御信号が伝えられると、水温調節器250のポンプ254が作動して水が水循環管251を循環し、循環する水は加熱部材255により加熱されてその温度が上昇する。この時、温度感知センサー252は、水の温度を感知し、感知された検出信号はドライバ300を介して第1マイコン440に伝達され、第1マイコン440はその検出信号に相応するメモリ430からのデータを表示器420に出力する。
これにより、使用者は浴槽駆動部200の状態(水位、温度、排出弁の開閉有無等)を容易且つ速かに把握できるようになる。
また、使用者が既に供給された水を排出させるために、キー入力機410を介して設定信号を入力すると、第1マイコン440はメモリ430に既に保存されているデータに基づいてこれに相応する浴槽制御信号を生成して、ドライバ300に伝送するようになる。これにより、ドライバ300は、排出弁232を開放作動させて水を排出させる。
一方、使用者が遠距離から浴槽駆動部200を制御するためには、遠隔制御部600の遠隔キー入力部621を用いて浴槽駆動部200の状態(水位、水温、排出等)を設定して設定信号を入力する。
キー入力部621から設定信号が入力されると、第2マイコン622は入力される設定信号を所定周波数の変調信号として生成する。
続いて、外部無線送受信機610は、第2マイコン622で生成された設定信号に対応する変調信号を所定帯域周波数で送出する。
送出された変調信号は、通信装置500とのRF送受信を介して第1マイコン440に伝達される。
これを受信した第1マイコン440は、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成する。
このような過程で生成された浴槽制御信号はドライバ300に伝えられ、ドライバ300は浴槽制御信号に応答して浴槽駆動部200を制御することによって、前述のように供給弁230、ポンプ254、加熱部材255、排出弁232などを駆動制御するようになる。
一方、温度感知センサー252、水位感知用圧力センサー244又は水位感知部243が感知した検出信号は、ドライバ300に入力されて第1マイコン440に伝達され、第1マイコン440に伝えられた検出信号は供給弁230、加熱部材255、ポンプ254、排出弁232などを制御するためのデータとして使われ、通信装置500を介して遠隔制御部600に送信される。
まず、入力された検出信号の内容のうち水位感知用圧力センサー244又は水位感知部243が感知した圧力又は水位が目標値(設定された値)の場合には、第1マイコン440は供給弁230をオフ又はオンにして水の供給を遮断する。また、温度感知センサー252が感知した水の温度が目標値の場合には、加熱部材255に印加される電源を遮断してオフにし、ポンプ254の作動をオフにする制御を行なうようになる。しかし、水位及び水温が目標値以下の場合には、目標値になるまで制御を行わない。
また、第1マイコン440から通信ポートを介して通信装置500に出力される検出信号は、通信装置500により遠隔制御部600の外部無線送受信機610を介して遠隔制御器620の第2マイコン622に伝えられる。この時、外部無線送受信機610は上記周波数帯域の受信信号を復調する。
このような過程で復調された検出信号は、第2マイコン622により復調データに変換されて遠隔表示部630に表示される。
これにより、使用者は遠距離(外部)からも浴槽駆動部200を遠隔制御できるだけでなく、浴槽100の状態(水位、温度、水の排出有無等)を容易且つ速かに把握できるようになる。
本発明による望ましい第2実施例を図4に示す。
図4に示したように、第2実施例による浴槽の遠隔制御システムは、浴槽駆動部200がインターネット網を介して使用者端末機800の一種であるPCにより遠隔制御されることを除いては第1実施例と同様の構成及び作用を有する。
即ち、第2実施例による浴槽の遠隔制御システムの遠隔制御部900は、浴槽制御部400から提供される検出信号を通信網700に搭載して使用者端末機800が受信できるようにデータ通信を行い、通信網700を介して使用者端末機800から発生する設定信号を浴槽制御部400に伝送して浴槽駆動部200を遠隔制御するように構成されている。
更に具体的に察すると、次の通りである。
通信網700は、インターネット網からなる。そして、遠隔制御部900は、ディスプレイ部910にディスプレイされるホームネットワークに関連した画面を制御するホームネットワーク制御部920と、上記検出信号による浴槽100のデータ及び使用者確認用IDとパスワードが保存されたネットワークメモリ930と、ネットワークを介して提供されるウェブページを保存するウェブページ保存部940と、上記インターネット網を介して外部からホームネットワーク制御部920と接続してデータを送受信するためのネットワークインターフェース950とを含むホームサーバー960を備えて構成される。
使用者端末機800は、ネットワークインターフェース950を介してホームネットワーク制御部920と接続可能なPCである。
ネットワークメモリ930には、浴槽駆動部200の検出信号によるデータ及び設定信号による命令信号が保存されることができる。上記IDとパスワードは、使用者端末機800から接近を要請する時に、使用者を確認した上で、接近可否を決定するためのものである。
ネットワークインターフェース950は、検出信号による浴槽駆動部200の現在の状態をインターネットを介して使用者端末機800であるPCにディスプレイし、使用者によって入力される設定信号をホームネットワーク制御部920に伝達する。ネットワークインターフェース950は、ネットワークの種類によっては、伝送された信号をホームネットワーク制御部21で認識可能な信号に変換させるインタープリターを必要とすることがある。
ウェブページ保存部940は、ディスプレイ部910と同様の画面を有するウェブページを保存しており、外部のネットワークを介してホームサーバー960に接続すると、ウェブページ保存部940ではウェブページを外部のネットワークを介して提供することによって外部の使用者端末機800でもディスプレイ部910を介して表示される画面と同様の画面を提供されることができる。
ホームサーバー960は、固有のIPアドレス(インターネット プロトコルアドレス)を有することができ、これによって、使用者はネットワークを介して遠隔制御部900のホームサーバー960に直接接続することができる。
このように構成された第2実施例による浴槽の遠隔制御システムの作用を説明すると、次の通りである。
このように構成された第2実施例による浴槽の遠隔制御システムの作用を説明すると、次の通りである。
図4に示したように、使用者が遠隔地から通信網(インターネット)700を介して使用者端末機(PC)800でホームサーバー960に接続し、使用者のID及びパスワードを入力すると、ホームネットワーク制御部920ではネットワークメモリ930に保存されている使用者のID及びパスワードと入力されたものとを比較して、一致すれば使用者の接近を許す。
使用者の接近が許されて、ウェブページ保存部940により使用者端末機800にウェブページが提供され、使用者がホームネットワーク機能を選択すると、使用者端末機800にはホームネットワーク初期画面が提供される。
初期画面で使用者が浴槽駆動部200の制御、即ち水位、水温及び排出などを選択すると、これに該当する画面がディスプレイされる。この時、画面には、浴槽駆動部200で検出されて、第1マイコン440を介してホームサーバー960のネットワークメモリ930に保存されていた検出信号データが表示される。
従って、使用者が浴槽駆動部200の状態を把握した後に、キーボードやマウスなどを用いて水位又は水温などの目標を設定すると、使用者の設定事項がホームネットワーク制御部920に伝達され、ホームネットワーク制御部920では選択(設定)された内容に対応する設定信号をネットワークメモリ930から引き出し、引き出された設定信号を浴槽制御部400の第1マイコン440に伝達する。
第1マイコン440は、設定信号が遠隔制御部900から入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成してドライバ300に伝達し、ドライバ300に該当構成要素を駆動させるようにする。
この時、上記使用者が端末機800を介して入力した設定信号は、ホームネットワーク制御部920で加工されずに、直接第1マイコン440に伝えられることもできる。
一方、上記の過程で浴槽駆動部200が制御されると、浴槽駆動部200で検出された検出信号(浴槽駆動部200の動作状態)はドライバ300を介して第1マイコン440に伝達され、続いて、ホームサーバー960のホームネットワーク制御部920によりネットワークメモリ930に保存されて、使用者端末機800にディスプレイされる。
これにより、使用者は浴槽駆動部200の制御状態を容易に把握できるようになる。即ち、使用者は、自らが設定した通りに水位及び水温などの目標が変化されたのか直接把握できるようになるのである。
このように第2実施例によると、インターネットと連結可能なホームサーバー960を備えることによって、外部から浴槽駆動部200を直接制御でき、その制御状態を確認できるようになる。
図5は、本発明の望ましい第3実施例を示している。図5に示したように、本発明の望ましい第3実施例では、通信網700が有無線電話網からなり、遠隔制御部900は、浴槽制御部400から提供される検出信号を通信網700に搭載して使用者端末機800が受信できるようにデータ通信を行い、通信網700を介して使用者端末機800から発生する設定信号を浴槽制御部400に伝送して浴槽駆動部200を遠隔制御し、上記検出信号を音声信号に変換する音声変換モジュール970を含んで成り、端末機800は、音声変換モジュール970から提供される音声情報に基づいて浴槽駆動部200を制御するための設定信号が入力可能な有無線電話機であることを除いては、第1実施例又は第2実施例と同様の構成及び作用を有する。
即ち、遠隔制御部900は、浴槽制御部400から提供される検出信号を音声変換モジュール970で音声信号に変換する。このような過程で音声信号に変換された検出信号は、通信網(有無線電話網)700を介して使用者端末機(有無線電話機)800に伝送される。
従って、上記有無線電話機である使用者端末機800の使用者は、音声変換モジュール970から提供される音声情報を聞いて、使用者端末機800を用いて浴槽駆動部200を制御するための設定信号を入力する。この時、設定信号は音声情報に従って各キーを操作することによってなされることができる。
このような過程で、使用者端末機800から設定信号が入力されると、遠隔制御部900は使用者端末機800から入力された設定信号を第1マイコン440に伝達する。
第1マイコン440は、設定信号が入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成して、ドライバ300に伝送する。これにより、ドライバ300は、浴槽制御信号に基づいて浴槽駆動部200を駆動制御するようになるのである。
このように第3実施例による浴槽の遠隔制御システムは、無線リモコン又はインターネットだけでなく、有無線電話機をも使用して外部の遠距離から家庭の浴槽駆動部200を容易に制御でき、浴槽駆動部200の状態を提供されることができる。
以上、本発明をいくつかの実施例に基づいて説明したが、本発明は上記の各実施例に限定されるものではなく、本発明の属する分野における通常の知識を有する者ならば、特許請求範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、多様な変形が可能である。
Claims (12)
- 水道管210から分岐して浴槽100の内部と連通する供給管220、供給管220を介して供給される水の量を調節するための供給弁230、水供給管220を介して浴槽100に供給される水の水位を感知するための水位感知器240、及び浴槽100に供給された水を加熱し、温度を感知するための水温調節器250を含む浴槽駆動部200と;
浴槽駆動部200の状態を設定するためのキー入力機410と、浴槽駆動部200を制御するためのデータが保存されたメモリ430と、キー入力機410から設定信号が入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて浴槽駆動部200の供給弁230及び水温調節器250をオン/オフ制御するための第1マイコン440とを備えた浴槽制御部400と;
第1マイコン440の通信ポートに接続され、設定信号及び検出信号をRF送受信するための通信部500と;
上記検出信号の入力を受けて、通信装置500と周波数同調され、使用者によって設定される設定信号を浴槽制御部400に送出して浴槽駆動部200を遠隔制御するための遠隔制御部600とを含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システム。 - 水位感知器240は、
内部に浴槽100内の水の水圧に比例する空気圧力が造成される空間部241を備えており、浴槽100と連通するように設置される空気トラップ242と;
空間部241で発生する空気圧力が作用するように、空気トラップ242と連通する空気ホース243と;
空気ホース243を介して伝わる空気圧力を感知するように、空気ホース243に設置される水位感知用圧力センサー244とを含むことを特徴とする請求項1に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 水温調節器250は、
浴槽100に両端がそれぞれ連通するように設置された水循環管251と;
浴槽100に設置されて、循環する水の温度を感知するための温度感知センサー252と;
水循環管251に設置されて、水を循環させるように作動するポンプ254と;
水循環管251を加熱して、通過する水を加熱させるための加熱部材255とを含むことを特徴とする請求項2に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 浴槽制御部400は、上記検出信号に応答して、これに相応する浴槽駆動部200の状態を表示するための表示器420をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の浴槽の遠隔制御システム。
- 遠隔制御部600は、
設定信号に対応する変調信号を所定帯域の周波数で送出し、上記周波数帯域の受信信号を復調するための外部無線送受信機610と;
浴槽100に供給される水の量と水の温度を設定するための遠隔キー入力部621と、遠隔キー入力部621から入力される設定信号を所定周波数の変調信号として生成し、上記周波数帯域の受信信号に対する復調データを出力するための第2マイコン622とを備えた遠隔制御器620と;
第2マイコン622から出力される復調データが表示されるための遠隔表示部630とを含むことを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 水位感知器240は、
浴槽100の底に設置される固定電極242と;
浴槽100内部の一側面に垂直方向に等間隔で設置されて、固定電極242と電気的に連結される複数の感知電極242a、242b、242c、...242nと;
固定電極242及びそれぞれの感知電極242a、242b、242c、...242nと電気的に連結されて、固定電極242及び各感知電極242a、242b、242c、...242nの沈水による水を媒介とした通電状態によって水の水位を感知するための水位感知部243とを含むことを特徴とする請求項1に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 水温調節器250は、
浴槽100に両端がそれぞれ連通するように設置された水循環管251と;
浴槽100に設置されて、循環する水の温度を感知するための温度感知センサー252と;
水循環管251に設置されて、水を循環させるように作動するポンプ254と;
水循環管251を加熱して、通過する水を加熱させるための加熱部材255とを含むことを特徴とする請求項6に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 浴槽制御部400は、上記検出信号に応答して、これに相応する浴槽駆動部200の状態を表示するための表示器420をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の浴槽の遠隔制御システム。
- 遠隔制御部600は、
設定信号に対応する変調信号を所定帯域周波数で送出し、上記周波数帯域の受信信号を復調するための外部無線送受信機610と;
浴槽100に供給される水の量と水の温度を設定するための遠隔キー入力部621と、遠隔キー入力部621から入力される設定信号を所定周波数の変調信号として生成し、上記周波数帯域の受信信号に対する復調データを出力するための第2マイコン622とを備えた遠隔制御器620と;
第2マイコン622から出力される復調データが表示されるための遠隔表示部630とを含むことを特徴とする請求項1及び請求項6乃至8のうち何れか一項に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 水道管210から分岐して浴槽100の内部と連通する供給管220、供給管220を介して供給される水の量を調節するための供給弁230、供給管220を介して浴槽100に供給される水の水位を感知するための水位感知器240、浴槽100に供給された水を加熱し、温度を感知するための水温調節器250を含む浴槽駆動部200と;
浴槽駆動部200の状態を設定するためのキー入力機410と、浴槽駆動部200を制御するためのデータが保存されたメモリ430と、キー入力機410から設定信号が入力されると、メモリ430に既に保存されているデータに基づき解読し、解読結果によって浴槽駆動部200を制御するための上記浴槽制御信号を生成し、上記検出信号が入力されると、検出信号に基づいて浴槽駆動部200の供給弁230及び水温調節器250をオン/オフ制御するための第1マイコン440とを備えた浴槽制御部400と;
浴槽制御部400から提供される検出信号を通信網700に搭載して使用者端末機800が受信できるようにデータ通信を行い、通信網700を介して使用者端末機800から発生する設定信号を浴槽制御部400に伝送して浴槽駆動部200を遠隔制御するための遠隔制御部900とを含むことを特徴とする浴槽の遠隔制御システム。 - 通信網700はインターネット網からなり、
遠隔制御部900は、
ディスプレイ部910にディスプレイされるホームネットワークに関連した画面を制御するホームネットワーク制御部920と;
上記検出信号による浴槽100のデータ及び使用者確認用IDとパスワードが保存されたネットワークメモリ930と;
ネットワークを介して提供されるウェブページを保存するウェブページ保存部940と;
上記インターネット網を介して外部からホームネットワーク制御部920と接続してデータを送受信するためのネットワークインターフェース950とを含むホームサーバー960を備え、
使用者端末機800は、ネットワークインターフェース950を介してホームネットワーク制御部920と接続可能なPCであることを特徴とする請求項10に記載の浴槽の遠隔制御システム。 - 通信網700は有無線電話網からなり、
遠隔制御部900は、
上記検出信号を音声信号に変換する音声変換モジュール970を含み、
端末機800は、
音声変換モジュール970から提供される音声情報に基づいて浴槽駆動部200を制御するための設定信号を入力することが可能な有無線電話機であることを特徴とする請求項11に記載の浴槽の遠隔制御システム。
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