JP7129926B2 - 水栓装置およびそれを用いた水栓システム - Google Patents

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Description

本発明は、水栓装置およびそれを用いた水栓システムに関し、特に、たとえば、音声認識に対応した水栓装置およびそれを用いた水栓システムに関する。
従来より、使用者が音声により吐水状態を変更させる命令を発することにより、吐水あるいは止水等の制御を行いうる水栓装置が提案されている。
このような音声認識の手段を備えた混合栓として、特許文献1に記載されるような混合栓が提案されている。特許文献1に記載の音声認識機能付混合栓は、湯と水を混合する混合栓本体と、この混合栓本体の温度調節を電動によって制御する温度調節部と、混合栓の吐水量を電動によって制御する吐水制御部と、マイクを介して入力された音声データをあらかじめ格納された音声比較用メモリ部のデータと比較判断する音声認識部を有し、かつ音声認識部からの判断信号をもとに前記温度調節部と吐水制御部へ制御信号を送る中央制御部を有する混合栓コントローラとを備えるように構成されている。
また、音声認識の手段を備えた水栓装置として、特許文献2に記載されるような水栓器具が提案されている。特許文献2に記載の水栓器具は、音声を電気信号に変換するマイクロフォンと、前記マイクロフォンで得た電気信号を増幅する増幅部と、前記増幅部の出力を言語として認識する音声認識手段と、吐水状態を変更する吐水状態変更手段と、前記音声認識手段の出力に対応して吐水状態変更手段を制御する制御部とを備えている。
特開昭60-14677号公報 特開2000-136555号公報
しかしながら、特許文献1に記載の音声認識機能付混合栓や特許文献2に記載の水栓器具では、吐水状態と音声に基づく指示による情報との間で相反する状態となった場合に、水栓装置自体からはなんらフィードバックもなく、水栓装置は、無反応であるか、あるいは、誤作動を生じる虞があった。
また、特許文献1に記載の音声認識機能付混合栓や特許文献2に記載の水栓器具に対する音声に基づく指示による情報は、吐水あるいは止水の切り替えに関する情報であるか、あるいは湯と水の混合の割合に基づく温度調整に関する情報であり、使用者が所望する吐水時間や吐水量等を指示することは困難である問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、音声による吐水制御を可能とする水栓装置であって、音声による指示のみによって、汎用性の高い吐水制御を行いうる水栓装置およびそれを用いた水栓システムを提供することである。
この発明にかかる水栓装置は、使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワークを介して吐水状態を制御する水栓装置であって、流路の開通及び遮断を切り替えるための弁と、音声入出力器からの発話情報に基づく指示情報を、ネットワークを介して取得する通信制御手段と、水栓装置の吐水状態を検出値として出力する検出手段と、取得した指示情報が吐水を指示する情報のときに、止水状態であるとの検出値の場合は吐水するとし吐水状態であるとの検出値の場合は、弁を操作しないとする一方、取得した指示情報が止水を指示する情報のときに、吐水状態であるとの検出値の場合は止水するとし、止水状態であるとの検出値の場合は、弁を操作しないとする第1の制御情報として弁に出力する吐止水制御手段と、を備える、水栓装置水栓装置である。
また、この発明にかかる水栓装置は、検出値に基づいて吐水条件を演算し、吐水条件の情報を演算情報として出力する演算処理手段と、指示情報と演算情報とを照合することにより、演算情報が指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づいて、弁を制御するための第2の制御情報として吐止水制御手段を介して出力する判定手段と、を備えることが好ましい。
また、この発明にかかる水栓装置は、検出手段が流量計であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる水栓装置は、演算情報が吐水中の瞬時流量の情報を含み、演算処理手段が、瞬時流量を含む演算情報と指示された吐水量の情報を含む指示情報とに基づいて、吐水時間を算出することが好ましい。
さらにまた、この発明にかかる水栓装置は、演算情報は、開栓時から検出時までの積算流量の情報を含むことが好ましい。
また、この発明にかかる水栓装置は、弁が、電動弁であることが好ましい。
さらに、この発明にかかる水栓装置は、検出手段が、演算処理手段に対して検出値を出力するタイミングは、指示情報に含まれる吐水量または吐水時間に基づいて決定されることが好ましい。
この発明にかかる水栓装置は、使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワークを介して吐水状態を制御する水栓装置であって、水栓装置が、水栓本体と、ネットワークに接続される遠隔端末とにより構成され、水栓本体は、流路の開通及び遮断を切り替えるための弁と、水栓装置の吐水状態を検出値として出力する検出手段と、吐出するか否かを第1の制御情報として弁に出力する吐止水制御手段と、を備え、遠隔端末が、音声入出力器からの発話情報に基づく指示情報を、ネットワークを介して取得する通信制御手段と、検出値に基づいて吐水量を演算し、演算情報として出力する演算処理手段と、指示情報と演算情報とを照合することにより、演算情報が指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づき、を制御するための第2の制御情報として吐止水制御手段を介して出力する判定手段と、を備え、第1の制御情報は、取得した指示情報が吐水を指示する情報のときに、止水状態であるとの検出値の場合は吐水するとし、吐水状態であるとの検出値の場合は、弁を操作しないとする一方、取得した指示情報が止水を指示する情報のときに、吐水状態であるとの検出値の場合は止水するとし、止水状態であるとの前記検出値の場合は、弁を操作しないとする情報であり、遠隔端末は、ネットワークと水栓本体とのいずれに対しても接続可能な位置に配置される、水栓装置である。
この発明にかかる水栓システムは、使用者からの発話による指示内容を入力するための音声入出力器と、本発明にかかる水栓装置とが、ネットワークを介して接続されて構成される、水栓システムである。
この発明にかかる水栓システムは、ネットワークを介して接続され、水栓装置における吐水状態を確認するための外部端末をさらに含むことが好ましい。
この発明にかかる水栓装置によれば、吐水状態を検出するための検出手段を備えるので、水栓装置が、吐水されているか否かを検出することができる。したがって、吐水する旨の音声による操作により指示した場合に吐水のみの操作が可能となり、適切に制御することができ、一方、止水する旨の音声による操作により指示した場合にも止水するのみの操作が可能となり、適切に制御することができる。
また、この発明にかかる水栓装置によれば、演算処理手段が、検出値に基づいて吐水条件を演算し、吐水条件の情報を演算情報として出力し、判定手段が、指示情報と演算情報とを照合することにより、演算情報が指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づいて、弁を制御するための第2の制御情報として吐止水制御部を介して出力することができる。
さらに、この発明にかかる水栓装置によれば、検出手段が流量計により構成されていると、瞬時流量や開栓時から検出時までの積算流量の基となる情報を検出値として出力することができるので、吐水量により指示された場合にも適切に制御することができる。
また、この発明にかかる水栓装置によれば、検出手段が、演算処理手段に対して検出値を出力するサンプリング時間が、指示情報に含まれる吐水量または吐水時間に基づいて決定されると、精度よく、指示情報に応じた使用者が所望する吐水量を得ることができる。
以上のように、この発明にかかる水栓装置によれば、音声による吐水制御を可能とする水栓装置であって、音声による指示のみによって、汎用性の高い吐水制御を行うことができる。
さらにまた、この発明にかかる水栓装置によれば、弁が電動弁により構成されていると、電動弁により吐水される水の温度や流量を調整することができる。
また、この発明にかかる水栓装置によれば、遠隔端末を含んでおり、該遠隔端末をネットワークと水栓本体とのいずれに対しても無線により良好に接続可能な位置に配置させると、音声入出力器からのネットワークを介して指示を水栓本体に確実に伝達させることができる。
この発明によれば、音声による吐水制御を可能とする水栓装置であって、音声による指示のみによって、汎用性の高い吐水制御を行いうる水栓装置およびそれを用いた水栓システムを提供することができる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴及び利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための形態の説明から一層明らかとなろう。
この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す斜視構成図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた吐水時の動作を示すフローチャートを示す図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた止水時の動作を示すフローチャートを示す図である。 この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた所定の吐水量を指示した場合の動作を示すフローチャートを示す図である。 この発明の第2の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。 この発明の第3の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。 この発明の第4の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。 この発明の第4の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す斜視構成図である。 この発明の第5の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。 この発明の第5の実施の形態にかかる水栓システムの情報処理端末の表示手段における表示例を示す。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下に示す実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
1.第1の実施の形態
図1は、この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。図2は、この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す斜視構成図である。この発明にかかる水栓システム10Aが備える水栓装置20Aは、たとえば、台所のシンクや洗面台などに設置される。そして、水栓システム10Aは、本システムを導入することにより、使用者が、音声により汎用性の高い吐水制御を可能としたシステムである。
水栓システム10Aは、後述する音声入出力器70からの発話情報に基づく指示情報により吐水制御を行うための水栓装置20Aと、使用者からの指示内容を入力し、水栓装置20Aからの吐水状態等を出力するための音声入出力器70と、音声入出力器70からの発話情報に基づいて指示情報を出力する情報提供機能部75と、水栓装置10の吐水状態や吐水履歴等を確認するための外部端末80とから構成されており、ネットワーク100を介して、有線あるいは無線により、それぞれが接続されている。
水栓装置20Aは、使用者が音声入出力器70に対して行った指示内容を発話することにより、ネットワーク100を介して吐水状態を制御する機能を有する。
水栓装置20Aは、水栓部22、制御部24および検出部26を含む。
水栓部22は、制御部24により制御される吐水するか否かの制御に伴い吐水するための配管系を構成する。
水栓部22は、電磁弁30および吐水部32により構成される。電磁弁30は、流路の開通及び遮断を切り替えるために設けられる。電磁弁30には、該電磁弁30に給水するための配管36が接続される。そして、電磁弁30からは配管38を介して吐水部32に接続される。そして、電磁弁30は、後述する制御部24より出力される制御信号に基づいて制御される。電磁弁30は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。
吐水部32は、電磁弁30を介して給水された水を吐出するために設けられる。
制御部24は、音声入出力器70により発話された発話情報を、情報提供機能部75を介して出力された指示情報を取得し、その取得された指示情報に基づいて水栓装置20Aを制御するために設けられる。制御部24は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。
制御部24は、通信制御部40、吐止水制御部42、演算処理部44および判定制御部46により構成される。また、制御部24は、図示しないが、水栓装置20Aによる吐水状況を吐水履歴情報として格納するための記憶手段を含む。記憶手段には、使用者が水栓装置20Aを使用した年月日および時間、たとえば、吐水開始時間および吐水停止時間の情報が格納される。
通信制御部40は、音声入出力器からの発話情報に基づく指示情報を、ネットワーク100を介して取得するために設けられる。指示情報は、たとえば、「水を出して」や「水を止めて」などにより指示される吐止水の指示、「水を30秒出して」などの吐水時間を具体的に特定する指示、「水を500ml出して」などの吐水量を具体的に特定する指示、あるいは「水を増やして」や「水を減らして」などの指示による発話情報に基づいて情報提供機能部75において生成された情報である。
吐止水制御部42は、通信制御部40が取得した指示情報と後述する検出部26が出力した検出値とに基づいて、吐出するか否かを第1の制御情報として電磁弁30に出力するために設けられる。
演算処理部44は、検出値に基づいて吐水条件を演算し、吐水条件の情報を演算情報として出力するために設けられる。演算処理部44は、検出部26が検出した検出値に基づいて、吐水条件である瞬時流量や積算流量を演算し、演算情報として生成する。また、吐水量が指示された場合に、演算した瞬時流量と指示情報に含まれる吐水量とから吐水時間を演算情報として生成する。この吐水時間は、たとえば、演算した結果得られた瞬時流量が毎分1リットルの場合に、指示情報に含まれる吐水量(すなわち、使用者が所望する吐水量)が500mlの場合、吐水時間は、30秒として演算される。すなわち、演算情報は、たとえば、演算された吐水中の瞬時流量、積算流量、および吐水時間の情報を含む。なお、吐水時間や瞬時流量を演算する際に、流量が安定する時間(数秒)を考慮して吐水量を検出してもよい。演算処理部44は、検出値を取得してからの時間経過をカウントする機能を有する。
判定制御部46は、通信制御部40が取得した指示情報と演算処理部44が出力した演算情報とを照合することにより、該演算情報が該指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づいて、電磁弁30を制御するための第2の制御情報として吐止水制御手段42を介して出力するために設けられる。なお、判定制御部46による該演算情報が該指示情報の内容を満たしているか否の判定は、たとえば、瞬時流量に基づいて演算された吐水時間に到達したか否かで判定するか、あるいは積算流量が指示された吐水量に到達したか否かで判定することができる。
また、判定制御部46は、演算情報を取得してからの時間経過をカウントする機能を有する。
検出部26は、吐水状態を検出値として出力するために設けられる。検出部26は、たとえば、流量計が用いられる。検出部26は、電磁弁30の下流側に隣接して設けられる。検出部26が出力する検出値は、水栓部22において吐水されているか否かの情報や電磁弁30における瞬時流量、あるいは、開栓時から検出時までの積算流量の基となる情報を含む。また、検出部26が、演算処理部44に対して検出値を出力するタイミング(サンプリング時間)は、指示情報に含まれる吐水量または演算情報に含まれる吐水時間に基づいて決定される。すなわち、たとえば、指示情報に含まれる吐水時間がN回のサンプリング時間(たとえば、1分×N)を超える場合や、吐水量と瞬時流量とにより算出される演算情報に含まれる吐水時間がN回のサンプリング時間(たとえば、1分×N)を超える場合には、再度、検出部26は、演算処理部44に対して検出値が出力される。
なお、検出部26は、水栓部22において吐水しているか否かのみを検出することができるセンサであれば、流量計に限られない。
検出部26は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。
音声入出力器70は、対話型の音声操作に対応するAI(人工知能:Artificial Intelligence)アシスタント機能を利用可能なスピーカであり、たとえば、スマートスピーカあるいはAIスピーカである。たとえば、音声入出力器70は、使用者からの指示内容である発話情報を情報提供機能部75へ送信する機能を有し、水栓装置20Aを制御する。また、水栓装置20Aからの出力情報に基づいて、情報提供機能部75を介して音声出力器から出力すべき情報を自発的に発話により出力する機能を有する。
情報提供機能部75は、音声入出力器70に対して使用者が発話した指示情報に基づいて水栓装置20Aを制御するための指示情報に変換し、出力するために設けられる。情報提供機能部75は、たとえば、IFTTT(If This Then that)およびBeebotteにより構成することができる。具体的には、音声入出力器70による発声情報をトリガーとして、IFTTTを介してBeebotteに送信され、Beebotteが生成した指示情報は、水栓装置20Aの制御部24における通信制御部40に取得される。なお、情報提供機能部75は、IFTTTおよびBeebotteにより構成されることに限られず、その他の同様のサービスを利用してもよい。
たとえば、指示情報は、たとえば、「水を出して」や「水を止めて」などにより指示される吐止水の指示、「水を30秒出して」などの吐水時間を具体的に特定する指示、「水を500ml出して」などの吐水量を具体的に特定する指示、あるいは「水を増やして」や「水を減らして」などの指示による発話情報に基づいて情報提供機能部75において生成された情報である。
外部端末80は、ネットワーク100を介して水栓装置20Aに接続可能な通信機器(図示せず)を含み、たとえば、携帯電話、スマートフォン、あるいはタブレット端末等の携帯端末やPCにより構成されうる。また、本発明にかかる水栓システム10Aにおいて、好ましくは、外部端末80は、複数の端末を含む。外部端末80は、通信制御部40を介して水栓装置20Aの記憶手段に接続することで、遠隔地に居ながら、水栓装置20Aの吐水履歴や吐水状況を把握することができる。
続いて、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの動作について説明する。
水栓システム10Aに対して、使用者が発話することにより吐水する動作について説明する。図3は、この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた吐水時の動作を示すフローチャートを示す図である。
まず、通信制御部40は、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水する旨の指示情報を取得する(ステップS10)。続いて、検出部26は、水栓装置20Aの吐水部22における吐水状態が、止水状態か吐水状態かを検出し、その結果を検出値として制御部24に出力する(ステップS12)。制御部24のたとえば、判定制御部46において止水状態であると検出された場合(ステップS14)、弁を開く旨の第1の制御情報を、吐止水制御部42を介して電磁弁30に対して出力する(ステップS16)。そして、吐水部32より吐水される(ステップS18)。一方、制御部24のたとえば、判定制御部46において吐水状態であると検出された場合(ステップS14)、情報提供機能部75を介して、音声入出力器70は吐水中である旨を自発的に発話より出力する(ステップS20)。
次に、水栓システム10Aに対して、使用者が発話することにより止水する動作について説明する。図4は、この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた止水時の動作を示すフローチャートを示す図である。
まず、通信制御部40は、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した止水する旨の指示情報を取得する(ステップS30)。続いて、検出部26は、水栓装置20Aの吐水部22における吐水状態が、止水状態か吐水状態かを検出し、その結果を検出値として制御部24に出力する(ステップS32)。制御部24のたとえば、判定制御部46において吐水状態であると検出された場合(ステップS34)、弁を閉じる旨の第1の制御情報を、吐止水制御部42を介して電磁弁30に対して出力する(ステップS36)。そして、吐水部32より止水される(ステップS38)。一方、制御部24のたとえば、判定制御部46において止水状態であると検出された場合(ステップS34)、情報提供機能部75を介して、音声入出力器70は止水中である旨を自発的に発話より出力する(ステップS40)。
続いて、水栓システム10Aに対して、使用者が発話することにより使用者が所望する吐水量を吐水させる動作について説明する。図5は、この発明の第1の実施の形態にかかる水栓システムを用いた所定の吐水量を指示した場合の動作を示すフローチャートを示す図である。
まず、通信制御部40は、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した使用者が所望する吐水量を吐水する旨の指示情報を取得する(ステップS50)。続いて、検出部26は、水栓装置20Aの吐水部22における吐水状態が、止水状態か吐水状態かを検出し、その結果を検出値として制御部24に出力する(ステップS52)。制御部24のたとえば、判定制御部46において止水状態であると検出された場合(ステップS54)、弁を開く旨の第1の制御情報を電磁弁30に対して出力する(ステップS56)。すると、検出部26は、瞬時流量1および積算流量を検出値として出力する(ステップS58)。次に、演算処理部44は、それぞれの検出値を取得し、瞬時流量1および積算流量を演算する(ステップS60)。演算処理部44は、指示情報に記載される使用者が所望する吐水量および演算された演算情報に含まれる瞬時流量1に基づき、吐水時間1を演算して、演算情報を生成する(ステップS62)。このとき、開栓後の吐水時間が、N回目のサンプリング時間を経過した場合は(ステップS64)、現在の積算流量と指示された吐水量との差から吐水残量を演算する(ステップS66)。そして、検出値より、現在の瞬時流量2を演算する(ステップS68)。続いて、吐水残量と瞬時流量2に基づいて、吐水時間2を演算して、演算情報を生成する(ステップS70)。このステップS64からステップS70が、N回繰返される。一方、開栓後の吐水時間が、N回目のサンプリング時間を超えない場合は(ステップS64)は、判定制御部46が、指示情報と演算処理部44が出力した演算情報とを照合することにより、該演算情報が該指示情報の内容を満たしているか否かを判定したとき(たとえば、吐水時間1または吐水時間2に達したと判定したとき)、該判定結果に基づいて、電磁弁30を制御するための第2の制御情報として吐止水制御手段42を介して出力する(ステップS72)。そして、吐水部32より止水される(ステップS74)。一方、制御部24のたとえば、判定制御部46において吐水状態であると検出された場合(ステップS54)、情報提供機能部75を介して、音声入出力器70は吐水中である旨を自発的に発話より出力する(ステップS76)。
なお、図5に示したように、所定の吐水量を指示した場合に、吐水する方法として、瞬時流量を演算して、所定の吐水量と瞬時流量とから吐水時間を演算したうえで、所定の吐水量を吐水させる方法とは別に、所定の吐水量と演算された積算流量とを照合させることで、所定の吐水量を吐水させるようにしてもよい。
また、水栓システム10Aの制御部24が備える演算処理部44や判定制御部46は、時間経過をカウントする機能を有するので、水栓システム10Aに対して、使用者が発話することにより使用者が所望する吐水時間だけ吐水させることもできる。このとき、判定制御部46は、通信制御部40が取得した吐水時間の情報を含む指示情報と演算処理部44が出力した演算情報とを照合することにより、該指示情報に含まれる吐水時間が経過したか否かを判定し、該判定結果に基づいて、電磁弁30を制御するための第2の制御情報として吐止水制御手段42を介して出力する。
また、水栓システム10Aでは、使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワーク100を介して吐水状態を制御する方法として、吐水中に、吐水量の増加の指示、吐水量を減じる指示を、使用者が発話することにより動作させるようにしてもよい。
すなわち、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水量を増加する旨の指示情報を取得すると、吐止水制御部42を介して、電磁弁30の弁をより開く旨の第1の制御情報を出力する。そうすると、吐水部32からは、より吐水量が増加して吐水される。
一方、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水量を減じる旨の指示情報を取得すると、吐止水制御部42を介して、電磁弁30の弁をより閉じる旨の第1の制御情報を出力する。そうすると、吐水部32からは、より吐水量が減じて吐水される。
第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの水栓装置20Aによれば、水栓部22における吐水状態を検出するための検出部26を備えるので、水栓装置20Aが、水栓部22より吐水されているか否かを検出することができる。したがって、吐水する旨の音声による操作により指示した場合に吐水のみの操作が可能となり、適切に制御することができ、一方、止水する旨の音声による操作により指示した場合にも止水するのみの操作が可能となり、適切に制御することができる。
また、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの水栓装置20Aによれば、演算処理部44が、検出値に基づいて吐水条件を演算し、吐水条件の情報を演算情報として出力し、判定制御部46が、指示情報と演算情報とを照合することにより、演算情報が指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づいて、電磁弁30を制御するための第2の制御情報として吐止水制御部40を介して出力することができる。
さらに、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの水栓装置20Aによれば、検出部26が流量計により構成されていると、瞬時流量や開栓時から検出時までの積算流量の基となる情報を検出値として出力することができるので、吐水量により指示された場合にも適切に制御することができる。
また、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの水栓装置20Aによれば、検出部26が、演算処理部44に対して検出値を出力するサンプリング時間は、指示情報に含まれる吐水量または吐水時間に基づいて決定される。すなわち、吐水時間が比較的長い場合には、吐水量の精度を維持することが困難となるときがあるが、たとえば、指示情報に含まれる吐水時間が所定のサンプリング時間を超える場合や、吐水量および瞬時流量により算出される吐水時間が所定のサンプリング時間を超える場合には、再度、検出部26は、演算処理部44に対して検出値が出力されることから、精度よく、指示情報に応じた使用者が所望する吐水量を得ることができる。
以上のように、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aによれば、音声による吐水制御を可能とする水栓装置であって、音声による指示のみによって、汎用性の高い吐水制御を行うことができる。
2.第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bについて説明する。図6は、この発明の第2の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。
なお、この第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bが備える水栓装置20Bは、水栓部22において、電磁弁30が、給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bを備え、さらに、流量・温度調整部34を備え、配管36が、給水管36aおよび給湯管36bを備え、配管38が、給水管38aおよび給湯管38bを備え、検出部26が、第1の検出部26aおよび第2の検出部26bを備えていることを除いて、図1に示す水栓装置20Aと同様の構成を有する。したがって、図1に示した水栓システム10Aと同一部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図6に示すように、水栓システム10Bにおいて、水栓部22における電磁弁30は、給水するための給水電磁弁30aと給湯するための給湯電磁弁30bとを備える。給水電磁弁30aには、給水管36aが接続され、給湯電磁弁30bには、給湯管36bが接続される。また、給水電磁弁30aからは配管38aを介して流量・温度調整部34に接続され、給湯電磁弁30bからは配管38bを介して流量・温度調整部34に接続される。そして、給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bは、制御部24より出力される制御信号に基づいて制御される。
検出部26は、第1の検出部26aと第2の検出部26bとを備える。第1の検出部26aは、給水電磁弁30aの下流側に隣接して設けられ、第2の検出部26bは、給湯電磁弁30bの下流側に隣接して設けられる。第1の検出部26aおよび第2の検出部26bにより検出されたそれぞれの検出値は、演算処理部44において演算情報を生成するために用いられる。第1の検出部26aは、給水電磁弁30aから吐出された流量を検出値として出力し、第2の検出部26bは、給湯電磁弁30bから吐出された流量を検出値として出力する。第1の検出部26aおよび第2の検出部26bが出力する検出値は、それぞれの電磁弁における瞬時流量や開栓時から検出時までの積算流量の基となる情報を含む。
水栓システム10Bが備える水栓装置20Bの水栓部22は、さらに、流量・温度調整部34を備える。流量・温度調整部34には、給水電磁弁30aからの配管38aと給湯電磁弁30bからの配管38bが接続される。そして、流量・温度調整部34は混合弁を備え、レバーの操作により、給水電磁弁30aからの水量と給湯電磁弁30bからの湯量とを混合することで、温度と流量を手動により調整することができる。
次に、第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bの動作について説明する。
第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bでは、使用者が発話により指示することで、水だけでなく、湯も吐出させることができる。すなわち、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水する旨の指示情報を取得すると、吐止水制御部42を介して、給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bのそれぞれの弁を開く旨の第1の制御情報を出力する。そして、温度や流量の調整は、流量・温度調整部34を用いて手動で行われる。
なお、本水栓システム10Bでは、所定の温度以上、たとえば、42℃以上の湯水が吐出されないように、予め設定されていてもよい。このために、たとえば、配管38a,38b等において、温度センサを設けてもよい。
第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bが備える水栓装置20Bによれば、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aと同様の効果を奏するとともに、以下の効果も奏する。
すなわち、第2の実施の形態にかかる水栓システム10Bが備える水栓装置20Bによれば、電磁弁30が給水電磁弁30aと給湯電磁弁30bとにより構成されているので、音声による指示により、水栓部22において、水のみならず湯を吐出することができる。また、流量・温度調整部34が備える混合弁により吐水される水の温度や流量を調整することができる。
3.第3の実施の形態
次に、第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cについて説明する。図7は、この発明の第3の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。
なお、この第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cが備える水栓装置20Cは、水栓部22において、電磁弁30の代わりに電動弁31を備え、配管36が、給水管36aおよび給湯管36bを備え、制御部24において、吐止水制御部42の代わりに吐止水・温度制御部43を備えていることを除いて、図1に示す水栓装置20Aと同様の構成を有する。したがって、図1に示した水栓システム10Aと同一部分には、同一の符号を付して、その説明を省略する。
図7に示すように、電動弁31は、制御部46の吐止水・温度制御部43からの制御情報に基づいて、吐水部22により吐水される吐水量や吐水温度を制御しうる機能を有する。電動弁31には、給水管36aおよび給湯管36bが接続される。そして、電動弁31は、給水管36aにより供給される水と給湯管36bにより供給される湯との混合する割合や吐水量を電動弁31が備える駆動装置により駆動されることで、吐水温度や吐水量を制御しうる。
吐止水・温度制御部43は、通信制御部40が取得した指示情報に含まれる吐止水する旨の指示、吐水時間、吐水量、および吐水温度と、検出部26が出力した検出値とに基づいた制御情報として電動弁31に出力する機能を有する。
次に、第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cの動作について説明する。
第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cでは、使用者が発話により指示することで、水だけでなく、湯も吐出させることに加えて、温度も指定することができる。すなわち、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水する旨の指示情報を取得すると、吐止水・温度制御部43を介して、電動弁31の弁を所定量開く旨の第1の制御情報を出力する。この指示情報は、吐水するか否かの情報に加えて、温度の情報も含む。温度の情報は、特定の温度(38℃等)でもよいし、「冷たい水」や「熱い水」等による情報でもよい。そうすると、使用者が所望する温度による吐水を行うことができる。一方、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した止水する旨の指示情報を取得すると、吐止水・温度制御部43を介して、電動弁31の弁を閉じる旨の第1の制御情報を出力する。そうすると、使用者は、止水を行うことができる。
第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cが備える水栓装置20Cによれば、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aと同様の効果を奏するとともに、以下の効果も奏する。
すなわち、第3の実施の形態にかかる水栓システム10Cが備える水栓装置20Cによれば、電動弁31により構成されているので、音声による指示により、吐水する流量や吐水温度を調整するように操作することができる。
4.第4の実施の形態
次に、第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dについて説明する。図8は、この発明の第4の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。図9は、この発明の第4の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す斜視構成図である。
なお、図8および図9に示すように、この第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dが備える水栓装置20Dは、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aを構成する水栓装置20Aと比較して、さらに、水栓本体28と遠隔端末60を備える。
水栓本体28は、水栓部22、制御部24および検出部26を含む。
水栓部22は、電磁弁30、吐水部32および流量・温度調整部34により構成される。電磁弁30は、給水するための給水電磁弁30aと給湯するための給湯電磁弁30bとを備える。給水電磁弁30aには、給水管36aが接続され、給湯電磁弁30bには、給湯管36bが接続される。また、給水電磁弁30aは配管38aを介して流量・温度調整部34に接続され、給湯電磁弁30bは配管38bを介して流量・温度調整部34に接続される。そして、給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bは、制御部24より出力される制御信号に基づいて制御される。電磁弁30(給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30b)は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。
吐水部32には、定流量弁32aが設けられる。定流量弁32aは、湯と水とが混合した下流側に設けられる。定流量弁32aは、たとえば、定流量弁機能付き泡沫器を用いることができる。
制御部24は、吐止水制御部42、遠隔端末受信部48および検出値送信部50により構成される。遠隔端末受信部48は、遠隔端末60が備える後述する遠隔端末送信部62により送信される制御信号を受信するために設けられる。検出値送信部50は、検出部26から取得した検出値を遠隔端末60が備える後述する検出値受信部64に送信するために設けられる。制御部24は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。このように制御部24は、水栓隠蔽部27に配置されているので、ネットワーク100に対して、直接、無線接続が困難となる状態もあり得る。
検出部26は、第1の検出部26aと第2の検出部26bとを備える。第1の検出部26aは、給水電磁弁30aの下流側に隣接して設けられ、第2の検出部26bは、給湯電磁弁30bの下流側に隣接して設けられる。第1の検出部26aおよび第2の検出部26bにより検出されたそれぞれの検出値は、演算処理部44において演算情報を生成するために用いられる。第1の検出部26aは、給水電磁弁30aから吐出された流量を検出値として出力し、第2の検出部26bは、給湯電磁弁30bから吐出された流量を検出値として出力する。第1の検出部26aおよび第2の検出部26bが出力する検出値は、それぞれの電磁弁における瞬時流量や開栓時から検出時までの積算流量の基となる情報を含む。検出部26は、台所のシンクの下部や洗面台の下部などの水栓隠蔽部27に配置される。
遠隔端末60は、ネットワーク100と水栓本体28とのいずれに対しても良好に接続可能な位置に配置される。具体的には、たとえば、台所のシンクの上部や洗面台の上部などの開放部29に配置される。遠隔端末60は、通信制御部40、演算処理部44、判定制御部46、遠隔端末送信部62、検出値受信部64により構成される。遠隔端末送信部62は、通信制御部40が取得した指示情報や判定制御部46による判定結果の情報を制御部24に送信するために設けられる。検出値受信部64は、制御部24の検出値送信部50により送信された検出値を受信し、演算処理部44にその検出値を出力するために設けられる。
次に、第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dの動作について説明する。
第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dでは、使用者が発話により指示することで、水だけでなく、湯も吐出させることができる。すなわち、通信制御部40が、使用者が音声入出力器70を通じて発声した発声情報に基づいて情報提供機能部75が生成した吐水する旨の指示情報を取得すると、吐止水制御部42を介して、給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bのそれぞれの弁を開く旨の第1の制御情報を出力する。そして、温度や流量の調整は、流量・温度調整部34を用いて手動で行われる。このとき、ネットワーク100と水栓システム10Dが備える水栓装置20Dとは、たとえば、台所のシンクの上部や洗面台の上部などの開放部29に配置される遠隔端末60を介してそれぞれ同士が接続されるので、安定した通信を確保することができ、水栓システム10Dによる使用者の発声情報に基づく水栓装置20Dの吐止水等の制御を安定して行うことができる。
第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dが備える水栓装置20Dによれば、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aと同様の効果を奏するとともに、以下の効果も奏する。
すなわち、第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dが備える水栓装置20Dによれば、水栓装置20Dが遠隔端末60を含んでいるので、遠隔端末60をネットワーク100と水栓本体28とのいずれに対しても無線により良好に接続可能な位置に配置させることで、音声入出力器70からのネットワーク100を介して指示を水栓本体28の制御部44に確実に伝達させることができる。
5.第5の実施の形態
次に、第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eについて説明する。図10は、この発明の第5の実施の形態にかかる水栓システムの構成例を示す図解図である。
なお、図10に示すように、この第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eは、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aないし第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dと比較して、音声入出力器70の代わりに情報処理端末90を備える点が異なる。
情報処理端末90は、音声入出力手段92と、通信手段94と、情報処理手段96と、表示手段98と、を備える。情報処理端末90は、たとえば、スマートフォンやタブレット端末等の情報処理端末により構成される。なお、情報処理端末90は、片手で保持可能な大きさの端末により構成されることが好ましい。
音声入出力手段92は、使用者からの発話による発話情報を取得し、情報処理手段96に出力するための機能を有する。また、音声入出力手段92は、水栓装置20A(~20D)からの出力情報に基づいて、情報提供機能部75を介して情報処理端末90が出力すべき情報を自発的に発話により出力する機能を有する。音声入出力手段92は、たとえば、スピーカにより構成される。
通信手段94は、ネットワーク100に接続され、該ネットワーク100を介して水栓装置20A(~20D)や情報提供機能部75等と通信するための機能を有する。通信手段94は、たとえば、極低電力での通信が可能なBluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)やWifi(登録商標)等の様々な無線技術を利用することができるように構成される。また、通信手段94は、ネットワーク100との通信方式として、たとえば、移動通信の第3世代(3G:3rd.Generation)方式、LTE(Long Term Evolution)方式、4G方式、5G方式、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式、W-CDMAの他、PHS(Personal Handyphone System)方式等を利用することができるように構成される。これにより、この通信手段94を備える情報処理端末90を用いて水栓装置20A(~20D)を、遠隔により操作することができる。
情報処理手段96は、対話型の音声操作に対応するAIアシスタント機能のソフトウェアを使用可能な状態に組み込まれ(インストールされ)、取得された発話情報を処理するための機能を有する。また、情報処理手段96は、音声入出力手段92により取得された使用者による発話情報を、情報提供機能部75へ通信手段94を介して送信する機能を有する。なお、AIアシスタント機能を有したソフトウェアの更新は、情報処理端末90が備える情報処理手段96に対して行うだけでよく、水栓装置20A(~20D)における制御のソフトウェアについては、なんら更新する必要はない。
表示手段98は、情報処理手段96に組み込まれるAIアシスタント機能のソフトウェアによる動作状況を表示するために設けられる。表示手段98は、動作状況の表示が可能なデバイス、たとえば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイ等により構成される。
ここで、第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eの動作については、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aないし第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dにおいて、音声入出力器70に代えて情報処理端末90により使用者による発話情報を取得すること以外は、同様の動作であるので、それらの説明を省略する。
なお、図11に示すように、第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eの動作において、使用者による発話情報は、情報処理手段96において組み込まれた対話型の音声操作に対応するAIアシスタント機能のソフトウェアにより取得され、処理された都度、表示手段98において表示される。
すなわち、使用者からの発話情報が吐水指示であった場合、吐水を指示する発話情報の文字列(「水を出して」)99a1が表示手段98に表示され、図3に示すフローチャートに基づいて、吐水時の動作が実行されて、続いて、水栓装置20Aからの吐水中である旨の情報の文字列(「水を出します」)99a2が表示される。一方、使用者からの発話情報が止水指示であった場合、止水を指示する発話情報の文字列(「水を止めて」)99b1が表示手段98に表示され、図4に示すフローチャートに基づいて、止水時の動作が実行されて、続いて、水栓装置20Aからの止水中である旨の情報の文字列(「水を止めます」)99b2が表示される。
また、使用者からの発話情報が使用者の所望する吐水量を吐水する吐水指示であった場合、使用者の所望する吐水量を指示する発話情報の文字列(「水を5秒出して」あるいは「水を500ミリリットル出して」)99c1が表示手段98に表示され、図5に示すフローチャートに基づいて、所定の吐水量を吐水する動作が実行され、続いて、水栓装置20Aからの使用者の所望のする吐水量を吐水中である旨の情報の文字列(「水を5秒出します」あるいは「水を500ミリリットル出します」)99c2が表示される。
第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eによれば、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aないし第4の実施の形態にかかる水栓システム10Dと同様の効果を奏するとともに、以下の効果も奏する。
すなわち、第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eによれば、使用者は、吐止水の指示のために音声入出力器70が設置される場所まで移動して発話する必要がなく、片手で保持している情報処理端末90を用いて吐止水の指示をすることが可能となる。
また、第5の実施の形態にかかる水栓システム10Eによれば、通信手段94が、ネットワーク100との通信方式として、たとえば、移動通信の第3世代(3G:3rd.Generation)方式、LTE(Long Term Evolution)方式、4G方式、5G方式、FDMA方式、TDMA方式、CDMA方式、W-CDMAの他、PHS(Personal Handyphone System)方式等を利用することができるように構成されると、水栓装置20A(~20D)が設置される家の以外の外出先等の遠隔から、この通信手段94を備える情報処理端末90を用いて水栓装置20A(~20D)を操作することができる。これにより、たとえば、ペットのための飲み水の供給等の操作を外出先から行うことができる。
以上のように、本発明の実施の形態は、前記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施の形態に対し、機序、形状、材質、数量、位置又は配置等に関して、様々の変更を加えることができるものであり、それらは、本発明に含まれるものである。
たとえば、第1の実施の形態にかかる水栓システム10Aの水栓装置20Aにおいて、制御部24は、演算処理部44および判定制御部46を必ずしも備えていなくてもよい。
また、第4の実施の形態に係る水栓システム10Dの水栓装置20Dは、電磁弁30が給水電磁弁30aおよび給湯電磁弁30bにより構成されているが、これに限るものではなく、1つの電磁弁30のみにより構成されてもよく、電動弁31により構成されていてもよい。
この発明に係る水栓装置およびそれを用いた水栓システムは、たとえば、台所のシンクやカウンターあるいは洗面台等に配置される水栓装置であって、使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワークを介して吐水状態を制御する水栓装置およびそれを用いた水栓システムとして、好適に使用することができる。
10A、10B、10C、10D、10E 水栓システム
20A、20B、20C、20D 水栓装置
22 水栓部
24 制御部
26 検出部
26a 第1の検出部
26b 第2の検出部
27 水栓隠蔽部
28 水栓本体
29 開放部
30 電磁弁
30a 給水電磁弁
30b 給湯電磁弁
31 電動弁
32 吐水部
32a 定流量弁
34 流量・温度調整部
36 配管
36a 給水管
36b 給湯管
40 通信制御部
42 吐止水制御部
43 吐止水・温度制御部
44 演算処理部
46 判定制御部
48 遠隔端末受信部
50 検出値送信部
60 遠隔端末
62 遠隔端末送信部
64 検出値受信部
70 音声入出力器
75 情報提供機能部
80 外部端末
90 情報処理端末
92 音声入出力手段
94 通信手段
96 情報処理手段
98 表示手段
99a1 吐水を指示する発話情報の文字列
99a2 吐水中である旨の情報の文字列
99b1 止水を指示する発話情報の文字列
99b2 止水中である旨の情報の文字列
99c1 使用者の所望する吐水量を指示する発話情報の文字列
99c2 使用者の所望のする吐水量を吐水中である旨の情報の文字列
100 ネットワーク

Claims (9)

  1. 使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワークを介して吐水状態を制御する水栓装置であって、
    流路の開通及び遮断を切り替えるための弁と、
    前記音声入出力器からの発話情報に基づく指示情報を、前記ネットワークを介して取得する通信制御手段と、
    前記水栓装置の吐水状態を検出値として出力する検出手段と、
    前記取得した指示情報が吐水を指示する情報のときに、止水状態であるとの前記検出値の場合は吐水するとし、吐水状態であるとの前記検出値の場合は、弁を操作しないとする一方、前記取得した指示情報が止水を指示する情報のときに、吐水状態であるとの前記検出値の場合は止水するとし、止水状態であるとの前記検出値の場合は、弁を操作しないとする第1の制御情報として前記弁に出力する吐止水制御手段と、
    を備え
    前記検出値に基づいて吐水条件を演算し、前記吐水条件の情報を演算情報として出力する演算処理手段と、前記指示情報と前記演算情報とを照合することにより、前記演算情報が前記指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づいて、前記弁を制御するための第2の制御情報として前記吐止水制御手段を介して出力する判定手段と、を備え、
    前記演算情報は吐水中の瞬時流量の情報を含み、前記演算処理手段は、前記瞬時流量を含む演算情報と指示された吐水量の情報を含む前記指示情報とに基づいて、吐水時間を算出する手段である、水栓装置。
  2. 前記検出手段が、前記演算処理手段に対して前記検出値を出力するためのサンプリング時間は、前記指示情報に含まれる吐水量もしくは吐水時間または前記算出された吐水時間に基づいて決定される、請求項に記載の水栓装置。
  3. 前記演算情報は、開栓時から検出時までの積算流量の情報を含む、請求項1または請求項2に記載の水栓装置。
  4. 前記検出手段は流量計であることを特徴とする、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の水栓装置。
  5. 前記弁は、電動弁である、請求項1ないし請求項のいずれかに記載の水栓装置。
  6. 使用者が音声入出力器に指示内容を発話することにより、ネットワークを介して吐水状態を制御する水栓装置であって、
    前記水栓装置は、
    水栓本体と、前記ネットワークに接続される遠隔端末とにより構成され、
    前記水栓本体は、
    流路の開通及び遮断を切り替えるための弁と、
    前記水栓装置の吐水状態を検出値として出力する検出手段と、
    吐出するか否かを第1の制御情報として前記弁に出力する吐止水制御手段と、
    を備え、
    前記遠隔端末は、
    前記音声入出力器からの発話情報に基づく指示情報を、前記ネットワークを介して取得する通信制御手段と、
    前記検出値に基づいて吐水量を演算し、演算情報として出力する演算処理手段と、
    前記指示情報と前記演算情報とを照合することにより、演算情報が指示情報の内容を満たしているか否かを判定し、該判定結果に基づき、前記弁を制御するための第2の制御情報として前記吐止水制御手段を介して出力する判定手段と、
    を備え、
    前記第1の制御情報は、前記取得した指示情報が吐水を指示する情報のときに、止水状態であるとの前記検出値の場合は吐水するとし、吐水状態であるとの前記検出値の場合は、弁を操作しないとする一方、前記取得した指示情報が止水を指示する情報のときに、吐水状態であるとの前記検出値の場合は止水するとし、止水状態であるとの前記検出値の場合は、弁を操作しない、とする情報であり、
    前記遠隔端末は、前記ネットワークと前記水栓本体とのいずれに対しても接続可能な位置に配置され
    前記演算情報は吐水中の瞬時流量の情報を含み、前記演算処理手段は、前記瞬時流量を含む演算情報と指示された吐水量の情報を含む前記指示情報とに基づいて、吐水時間を算出するための手段である、水栓装置。
  7. 使用者からの発話による指示内容を入力するための音声入出力器と、
    請求項1ないし請求項のいずれかに記載の水栓装置とが、ネットワークを介して接続されて構成される、水栓システム。
  8. 前記音声入出力器は、片手で保持可能な情報処理端末により構成され、
    前記情報処理端末は、使用者からの発話による発話情報を取得するための音声入出力手段と、前記ネットワークに接続するための通信手段と、対話型の音声操作に対応するAIアシスタント機能を使用可能な状態に組み込まれ、前記取得された発話情報を処理し、前記通信手段を介して送信するための機能を有する情報処理手段と、を備える、請求項7に記載の水栓システム。
  9. 前記ネットワークを介して接続され、前記水栓装置における吐水状態を確認するための外部端末をさらに含む、請求項または請求項に記載の水栓システム。
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