JP2008509524A - モジュール式電気コネクタおよびその使用方法 - Google Patents

モジュール式電気コネクタおよびその使用方法 Download PDF

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Abstract

電気コネクタは、キャビティを内部に有する導電性本体を含む。キャビティは、ケーブルの端を受容するように構成されている。締付け部材が、ケーブルの端との電気的接続を行うために設けられている。第1の電気バス部が本体の第1の側面にあるとともに、第2の電気バス部が本体の第2の側面にある。

Description

本発明は、ケーブル導体を接続する電気コネクタに関する。特に本発明は、同様に構成されたモジュール式電気コネクタと噛合して、2つ以上のケーブル導体間に電気的接続を形成し得るモジュール式電気コネクタ、およびモジュール式電気コネクタの使用方法に関する。
電源ケーブルは偏在しており、広大な電力網またはネットワーク全体に配電して発電所から電力の消費者へ電気を移送するのに用いられる。電源ケーブルは特徴として導電性コア(通例、銅またはアルミニウム)で構成されるとともに、絶縁材料の1つまたは複数の層により取り囲まれ得る。電源ケーブルによっては複数の導電性コアを含む。電源ケーブルは高電圧(約50,000ボルトを超える)、中電圧(約1,000ボルト〜約50,000ボルト)、または低電力(約1,000ボルト未満)を通電するように構成され得る。
電源ケーブルは電力の消費者まで電力網にわたって引き回されるため、電気が電力網の追加分岐に配電され得るように、定期的にケーブル内にスプライスまたは接点を形成することが必要であるまたは望ましいことが多い。分岐はさらに電力網が個々の家庭、企業、事務所等に到達するまでさらに分散され得る。例えば電力をいくつかの建物の群に供給する単一の電力ケーブルを、建物の各々に分岐しなければならない。本明細書で用いるように、用語「スプライス(splice)」および「接点(junction)」は交換可能に用いられるとともに、いずれの場合も入側ケーブルが少なくとも1つの出側ケーブルに接続される配電システムの一部分を指す。
ケーブルが接続された各点において、ケーブル上にあるタイプの分岐コネクタまたはスプライスまたは終端器を設けることが必要である。現在に至るまでケーブルの分岐は一般に、所定のタイプ且つ一定数の分岐を有する事前形成分岐コネクタを用いて作製されている。
電源ケーブルを継ぎ合わせて分岐を形成する現在の製品には欠点がある。例えばスプライス製品(本明細書において「分岐コネクタ」と称されることがある)は、所定の且つ一定の数の接続ポートを有するものを購入しなければならない。これにより、エンドユーザは各スプライス個所における将来の接続必要性を正確に予測して、その後予想される将来のニーズに見合う分岐コネクタを購入する必要がある。換言すれば、予想される将来のニーズが4つの電力供給を有さなければならない場合には、入側供給ケーブルと4つの出側引込(service)ケーブルとを可能にするために、最初から5ポートスプライスが搭載されていなければならない。さらに生じ得る将来の拡張に対応するための「安全域」を提供するために、エンドユーザは概して現在の予想されるニーズを超えた追加接続ポートを有するスプライスを搭載することになる。そのため、予想されるニーズが、将来搭載される出側引込ケーブルが4つだけであっても、6ポートスプライスが入側供給ケーブルに搭載されている。この過剰構築は、配電システムに搭載された未使用ポートという形の無駄な設備投資につながる。さらに、配電システムの将来の拡張が最終的に初期の予想ニーズおよび当初から搭載され得る任意の余分なポートを超える場合には、追加接続ポートを有するまったく新しいスプライスを搭載しなければならない。新たなスプライスを搭載するには、当初のスプライスから延びるすべての現存の引込ケーブルの切断および破壊して、その後新たなより大きいスプライス製品を再接続することが必要である。当然、新たなスプライス製品は通例、当初のスプライス製品と同様に未使用のポートおよび関連の無駄な投資を有することになる。
現在のスプライス製品構成のさらなる問題は、必要とされる接続数の点で見込まれるスプライス要件のすべてに備えるために製造およびストックしなければならない多数の製品である。例えば、典型的なスプライス製品群は5つの異なる構成を含む場合があり、各構成が異なる数の接続ポート(すなわち2ポート、3ポート、4ポート、5ポート、6ポート)を有する。ある製品群は10もの異なる数のポート構成が必要である。多数の製品変形は、単に接続ポート数の点で、供給業者にとって大幅に高い製造コストおよび高いエンドユーザにとって高いストックコストにつながる。
さらに異なる配電用途に必要な多くの異なるタイプのケーブル構造、構成およびサイズによるスプライス製品構成の数の増加がある。例えば企業は1,000MCM電力ケーブルによる電力供給を必要とする場合があり、家庭は4/0AWG電力ケーブルによる供給を必要とする場合があり、さらに街灯は#12AWGケーブルによる供給を必要とする場合がある。これらのケーブルは、異なる絶縁組成タイプおよび厚さを有する、撚り合わせ線または単線のアルミニウムまたは銅であることもある。
ポート構成の数およびタイプによるスプライス製品群の複雑さは、エンドユーザに対する生産性の低下につながる恐れもある。特にスプライス製品群の複雑さは、ケーブル敷設業者が現在の敷設に対して適正なスプライス製品構成を判断する(すなわち敷設現場の要件を調べるとともに、製品提供を調査して要件を最もよく満たす製品を見つける。)とともに、実際に適正な製品を得る(すなわちトラックへの往復、または適正な製品がトラックにストックされていない場合には倉庫への往復)ために費やす時間の増加につながる。
新たな近隣住宅および建物(そのため新たなケーブル分岐)が常に電力網に追加されており、現存の電力網は常に変更されている。そのため配電システムの簡易な拡張を可能にするとともに、入側供給ケーブルから異なる数の出側引込ケーブル分岐に容易に適応可能な分岐コネクタに対するニーズがある。また、多くの異なるタイプおよびサイズのケーブルが送電業界で用いられているため、多様なケーブルタイプへの接続に容易に適応可能で、様々なコネクタの大量のストックの構築および維持に関連する製造、取り扱い、およびストックコストを低減する分岐コネクタを有することが望ましい。さらに、計画プロセスを簡易化するとともに望ましくない現場から倉庫への往復を排除することにより敷設業者の生産性を向上させる、拡張接続能力を有することが望ましい。さらにまた、能力が現存供給接続を破壊することなく拡張ポートを追加することが望ましい。このようなコネクタが可能な限りコスト効率のよい方法でケーブルを相互接続できることがより望ましい。
本明細書に記載された本発明は、ケーブル導体と共に用いる電気コネクタを提供する。本発明による一実施形態において、電気コネクタはキャビティを内部に有する導電性本体を備える。キャビティは第1のケーブルの端を受容するように構成されているとともに、第1の締付け部材が第1のケーブルの端との電気的接続を行うために設けられている。第1の電気バス部が本体の第1の側面にあるとともに、第2の電気バス部が本体の第2の側面にある。
本発明による他の実施形態において、電気コネクタシステムは第1のケーブル導体に電気的に接続するように構成された第1のコネクタモジュールと、第2のケーブル導体に電気的に接続するように構成された第2のコネクタモジュールとを備える。第1および第2のコネクタモジュールの各々が、モジュールの第1の側面の第1の導電性係合部材と、モジュールの第2の側面の第2の導電性係合部材とを含む。第1のコネクタモジュールの第1の導電性係合部材が、第2のコネクタモジュールの第2の導電性係合部材と係合するように構成されている。
本発明による他の実施形態において、モジュール式電気コネクタは複数の締め付け部材を有する導電性本体を備える。複数の締め付け部材の各々は、対応するケーブル導体との電気的接続を行うように構成されている。第1の電気バス部が導電性本体の第1の側面にあるとともに、第2の電気バス部が導電性本体の第2の側面にある。
本発明による他の実施形態においてモジュール式電気コネクタは、ケーブル導体と電気的接続を行うように構成された少なくとも1つの締付け部材を有する導電性本体を備える。コネクタ手段は本体上に設けられて本体を同様なコネクタ手段を有する他のモジュール式電気コネクタに電気的および機械的に接続する。
本発明による他の実施形態においてケーブル導体を分岐する方法は、第1のケーブル導体を第1のコネクタモジュールに電気的に接続するステップと、第2のケーブル導体を第2のコネクタモジュールに電気的に接続するステップとを含む。第1のコネクタモジュールは、第1のモジュールの第1の側面の第1の電気バス部と、第1のモジュールの第2の側面の第2の電気バス部とを含む。第2のコネクタモジュールは、第2のモジュールの第1の側面の第1の電気バス部と、第2のモジュールの第2の側面の第2の電気バス部とを含む。第1のコネクタモジュールの第1の電気バス部は、第2のコネクタモジュールの第2の電気バス部に係合される。
以下の好適な実施形態の詳細な説明において、その一部をなすとともに本発明が実施され得る特定の実施形態が例として示されている、添付の図面を参照する。他の実施形態を用い得るとともに、本発明の範囲から逸脱することなく構造的または論理的変更をなし得ることは理解されよう。そのため以下の詳細な説明を限定的に捕らえるべきではなく、本発明の範囲は添付の特許請求の範囲によって規定されるものである。
本発明によるモジュール式電気コネクタの複数の例示的実施形態を、本明細書に図示するとともに説明する。モジュール式電気コネクタの例示的実施形態の各々は、概して、ケーブルを受容する導電性本体と、ケーブルを本体に固定するとともにケーブルとの電気的接続を確立する締付け部材と、2つ以上のモジュール式コネクタを接続して分岐を形成する電気バスとを備える。導電性本体、締付け部材、および電気バスは、アルミニウム、真鍮、銅または他の導電性材料などの任意の適当な導電性材料で形成されているとともに、互いに電気的に導通している。いくつかの実施形態において、導電性本体、締付け部材および電気バスは別体の構成要素として形成され、組み付けられてモジュール式電気コネクタを作製する。他の実施形態において、導電性本体および電気バスは、一体(monolithic)構造として形成されている。図示の外部筐体は、場合によっては導電性本体と、締付け部材と、電気バスの一部分とを封入している。場合によっては、外部筐体は防湿シールを含み、水分がいかなる電気接続点にも進入しないようにする。
図1〜14は、本発明によるモジュール式電気コネクタ100の第1の例示的実施形態を図示する。図1〜4に最もよく見られるように、モジュール式電気コネクタ100は、導電性本体102と、締付け部材104と、電気バス106とを含む。導電性本体102は、本体102内に縦方向に延びるキャビティ108を含む。キャビティ108は、完全に本体102中に延びているものとして図示されている。しかし、代替実施形態において、キャビティ108が締付け部材104とケーブル導体端(図示せず)とを内部に受容することができる場合には、キャビティ108は完全に本体102中に延びている必要はない。
締付け部材104は、キャビティ108内に位置決めされているとともに、固定あご部110と可動あご部112とを含む。図示のように、あご部110、112は、本体102と別に製造されて後に本体102と組み付けられる。他の実施形態において、固定あご部110は、本体102と一体に形成され得る。可動あご部112は、キャビティ108の縦軸に対して横断移動するとともに、本体102内のねじ穴116内に延びるねじボルト114により作動される。ボルト114および可動あご部112は、ボルト114上の拡径頭部118を可動あご部112内のT形状スロット120内に摺動可能に挿入することにより動作結合される。このように、ボルト114は、その縦軸に沿って可動あご部112に対して回転し得る。ボルト114が回動されてキャビティ内に前進すると、締付け部材104の可動あご部112は矢印Aの方向に移動するとともに、可動あご部112とキャビティ108の対向内面122上の固定あご部110との間でケーブル導体(図示せず)を締め付ける。同様に、ボルト114が回動されてキャビティ108から後退すると、可動あご部112はケーブル導体から緩む。一実施形態において、ボルト114は、ボルト114と一体であるまたはボルト114に固定された別体部のいずれかであるトルク制限頭部124(図1にのみ図示)を有し得る。そして、トルク制限頭部124は、過剰なトルクが印加されると剪断可能である。このようにしてキャビティ108内で導電性ケーブルを締付けるために、ボルト114により印加される圧縮力は、厳密に制御且つ制限される。
締付け部材104の固定および可動あご部110、112は、ケーブル導体と電気的および機械的接続を確立する任意の適当な構成であり得る。好適な実施形態において、締付け部材104のあご部110、112は、絶縁貫通コネクタ(IPC)を形成し、コネクタ内では歯130があご部110、112の一方または両方に設けられているため、締付け部材104がケーブル導体上で締められるにつれて、ケーブル導体の絶縁被覆を貫通するとともにケーブルの導電性コアとの電気的接触を行う。他の実施形態において、ケーブル導体が絶縁体を剥がされるとともに裸導体がキャビティ内に挿入される場合、歯130は締付け部材104とケーブル導体との間で十分な機械的および電気的接続を確立する必要がない場合もある。好適には、キャビティ108および締付け部材104は、ある範囲のサイズの導電体に対する電気的および機械的接続を受容するような大きさに形成されている。これらのサイズは、#14AWG(およそ2.5mm)〜1000kcmil(およそ500mm)電力ケーブルの典型的範囲を含むこともある。好適には、ケーブルサイズは、#6AWG(およそ16mm)〜500kcmil(およそ240mm)の範囲である。
あご部110、112の歯130は、成形、機械加工、押出し、またはそれらの組合せによるなどの任意の適当な方法で形成し得る。歯130の形状、サイズ、構成、数および配向は、あご部110、112により締付けられるケーブルの構成に左右される。いくつかの実施形態において、あご部110、112には、個々の歯ではなくリッジを設け得る。
図1〜4に最もよく見られるように、電気バス106は、本体102の背面140に隣接して位置決めされているとともに、本体102の第1の外側面142から、キャビティの背面140を横切って本体102の第2の外側面146に延びている。電気バス106は、ケーブルストップとしての役割をして、キャビティ108内へのケーブル端の過剰挿入を防止するとともに、ケーブル端の適正な位置決めを助けることができる。電気バス106は、本体102から延びる締付け部148により本体102に固定されるとともに、電気的導通状態に置かれた管状部材として図示されている。
電気バス106は、噛合モジュール式電気コネクタ100(図9〜14を参照して以下により詳細に説明する)の電気バス106と電気的接続を生じるように構成されている。図1〜8の実施形態において、電気バス106の各端150は、内部に導電性バスピン154を受容するレセプタクル152を有する。図1〜8に見られるように、導電性バスピン154は、電気バス106の1つのレセプタクル152のみに挿入されて示されている一方で、他のレセプタクル152は空のままである。バスピン154は、レセプタクル152内へのバスピン154の挿入を制限するその中央線に沿った拡径円周リッジ156を含む。バスピン154の端160には、バスピン154の縦軸に沿って1つまたは複数のスロット162が設けられ、弾性的屈曲可能アーム部材164がバスピン154の端160に設けられるようになっている。図1〜8において、バスピン154は、バスピン154の各端160において4つの弾性的屈曲可能アーム部材164を形成する2つの直角配向スロット162を有しているように図示されている。弾性的屈曲可能アーム部材164は、バスピン154が電気バスレセプタクル152内に挿入される際に若干圧縮され合わされ、圧縮力が弾性アーム部材164とレセプタクル152との間に生じるようになっている。好適な実施形態において、バスピン154の端160には拡径円周リッジ166が設けられているとともに、レセプタクル152は対応凹部168を有し、バスピン154がレセプタクル152内に十分に挿入されると、拡径円周リッジ166がレセプタクル152の対応凹部168内に係止するようになっている。バスピン154および噛合レセプタクル152の形状は、バスピン154および電気バス106が係合後に分離不可能であるように、または代替的にはバスピン154および電気バス106がコネクタ100にダメージを与えることなく後で分離され得るように選択し得る。
バスピン154および電気バス106の噛合レセプタクル152の形状を選択する際、モジュール間接続において低電気接触抵抗を得たいという要求を考慮しなければならない。所望の接触抵抗を生じるのに必要な実際の接続力は、多くの変数、例えば接続されるケーブルの定格アンペア数、漏電、落雷および他の過電圧を切り抜けるためのこの定格アンペア数を超える所望の安全性係数、接触している金属の抵抗、接触している金属のマイクロハードネス、ベースメタル上のめっきの有無、接触抵抗により生じる熱を熱的に除去する接続能力、ならびに酸化物、硫酸塩、グリース、および他の含有物を始めとする接触面上の不純物の量および種類などの要因に左右されるが、これらに限定されない。
代替実施形態において、電気バス106およびバスピン154の形状は逆でもよい。つまり、電気バス106をその端に弾性屈曲可能アーム部材を有するピン状部材として形成し得るとともに、バスピン154に電気バス106の屈曲アーム部材を受容するレセプタクルを形成し得る。さらに、他の代替実施形態において電気バス106を、バスの一側面が雄コネクタ要素を形成する一方で、バスの反対側面が雌コネクタ要素を形成するように形成し得る。
図1〜4に図示された実施形態において(本明細書に記載された他の実施形態と同様に)、導電性本体102は一体の要素として示されている。しかし、本体102は、代替的には複数の構成要素(例えば側壁、下壁および上壁)から組み立てることもできる。同様に、図1〜4に図示するように、締付け部材104および電気バス106は、後で本体102に組み立てられる別々に形成された要素として図示されている。しかし代替実施形態において締付け部材104および電器バス106のすべてまたは部分を本体102と一体に形成し得る。例えば、締付け部材104の下(固定)あご部110を、本体102と一体に形成し得る。同様に、電気バス106を、締付け部材148によって接続されるのではなく、本体102と一体に形成され得る。モジュール式電気コネクタ100にコネクタの導電性要素を、封入する外部絶縁筐体170を設け得る。
図5〜8を参照すると、図1〜4の導電性本体102、締付け部材104および電気バス106が、絶縁性外部筐体170内に封入されて示されている。外部絶縁筐体170は、導電性本体102を受容するとともに、導電性本体102の外部を囲む本体部172を含む。絶縁筐体170の後壁部174は、バスピン受容レセプタクル152以外の電気バス106を取り囲むとともに、導電性本体102の背面140を覆っている。前壁部176は、導電性本体102の正面178を覆っているとともに、キャビティ108の入口においてキャビティ108内へのケーブル導体の挿入を可能にする開口180を含んでいる。好適な実施形態において、開口180には、キャビティ108の入口に封止部材182が設けられて、ケーブル導体の周囲の防湿シールを提供している。好適な実施形態において、封止部材182は、内部に挿入されたケーブル導体の周囲にぴったりと且つ弾性的に嵌合している。封止部材182は、任意の適当な弾性材料で形成されている。例示的な適当な材料には、化学的に架橋されたエラストマ、物理的に架橋されたエラストマ、ならびにそれらの化合物および混合物がある。例示的材料には、シリコン類、フッ素系エラストマ類、エチレン・ポリエチレン・ジエンモノマ(EPDM)のターポリマ、ゴム類、ポリウレタン類、ならびにそれらの化合物および混合物があるが、これらに限定されない。適当な材料はさらに、封止部材182の所望の物理的封止特性を達成するために必要とされ得る、充填剤、補強剤、架橋剤、抗酸化物質および他の低分子量成分をさらに用い得る。いくつかの実施形態において、絶縁ジェルまたはグリースをさらにキャビティ108内に設けて水分の進入を防止し得る。
図5〜8に図示されるように、絶縁筐体170の後壁部174および前壁部176は、ねじで絶縁筐体170の本体部172に接続されているが、接着剤などの他の適当な手段を用いて絶縁筐体170の本体部172、後壁部174および前壁部176を結合することができる。代替実施形態において、絶縁筐体170のすべてまたは部分を、導電性本体102、締付け部材104および電気バス106上の単一片としてオーバーモールドし得る。
外部絶縁筐体170には場合によっては、隣接のモジュール式電気コネクタ100を互いに固定するための係止手段186が設けられている。図5〜8において、係止手段186は、筐体170の一面から延びる有刺端190を有するU形状弾性アーム188として、および筐体170の反対面内に延びるスロット192として図示されている。スロット192は、隣接のモジュール式電気コネクタ100のU形状弾性アームの有刺端190を受容するとともに係合するように位置決め且つ構成されており、隣接のモジュール式電気コネクタ100が互いに固定される。二組のU形状弾性アーム188およびスロット192が図示されているが、より多いまたは少ない組を設け得る。係止手段186を、隣接モジュール式コネクタ100が係止後に分離不可能であるように、または代替的にはモジュール式コネクタ100が後でコネクタにダメージを与えることなく分離され得るように構成し得る。代替実施形態において、係止手段186は、他の既知の係止構成を備え得る。
ここで図9〜14を参照すると、2つのモジュール式電気コネクタ100a、100bが係合された構成で示されている。モジュール式電気コネクタ100a、100bの各々は、締付け部材104の可動および固定あご部110、112が歯を有さずに示されていることを除いて、図1〜8について上記したように構成されている。
図9〜11に最もよく見られるように、第1および第2のモジュール式電気コネクタ100a、100bの導電性本体102a、102bは、第1のバスピン154aにより機械的および電気的に接続されている。上記したように、第1のバスピン154aは、それぞれ第1および第2のモジュール式コネクタ100a、100bの電気バス106a、106bの隣接のレセプタクル152aおよび152bに係合されるとともに、それらの間に延びている。第2のバスピン154bは、第3のモジュール式電気コネクタ(図示せず)への接続に備えて、第2のモジュール式コネクタ100bの第2の電気バスレセプタクル152c内に挿入されて示されている。2つのモジュール式コネクタのみが互いに結合される場合には、第2のバスピン154bは存在する必要はない。
図12〜14を参照すると、係合された第1および第2のモジュール式コネクタ100a、100bは、それぞれの絶縁外部筐体170a、170bを有して示されている。絶縁外部筐体170a、170bは連携して第1のバスピン154aの全体を覆っており、第1のバスピン154aのどの部分も露出されないようになっている。一実施形態において、封止部材182に対して上述したような弾性封止材料、もしくは絶縁ジェルまたはグリースを電気バス106の係合要素の周囲に設けて水分の進入を防止し得る。第1のバスピン154aにより提供される機械的接続に加えて、第1および第2のモジュール式コネクタ100a、100bは、係止手段186により機械的に結合されている。図13および14によく見られるように、絶縁筐体170a、170bの各々の後壁部174a、174bおよび前壁部176a、176bには、係止手段のU形状弾性アーム188にアクセスするための開口194が設けられて、対応する開口194内への工具の挿入により弾性アーム188が噛合スロット192から解放され得るようになっている。
ケーブル導体の分岐は、通例、少なくとも3つのケーブル(1つの入側と少なくとも2つの出側)を含むため、図1〜14に図示した実施形態の3つ以上のモジュール式コネクタ100を通例ケーブルを分岐するために用いることもできる。しかし、他の実施形態において、導電性本体は、2つ以上のケーブル導体端に対応するように構成されている。図15において、導電性本体202を有するモジュール式電気コネクタ200は、2つの隣接キャビティ208を有して図示されており、各キャビティ208はそれぞれの導電性ケーブル端を受容するように構成されている。代替的には、導電性本体202は、単一の拡径キャビティを有してもよく、キャビティは2つ以上の導体ケーブル端を受容するように構成されている。締付け部材204は、各ケーブル導体に設けられているとともに、単一の電気バス206が導電性本体202上に設けられている。締付け部材204および電気バス206は、図1〜4を参照して説明したように構成されている。
図16において、図15の導電性本体202、締付け部材204および電気バス206が、絶縁筐体270内に封入されて示されている。導電性筐体270は、図5〜8を参照して説明したものと同様に構成されているとともに、好適には各キャビティ208の入口において封止部材282を含んでおり、各ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する。外部筐体270には同様に、隣接のモジュール式電気コネクタを互いに固定する係止手段286が設けられている。図15および16の二重ケーブルモジュール式コネクタ200は、図9〜14を参照して上述したように、他のモジュール式コネクタに接続可能である。図15および16に図示した二重モジュール式コネクタ200を、同様な二重コネクタと接続し得る、または図1〜8に図示した単一のケーブルモジュール式コネクタ100に接続し得る。
図17〜25は、本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ300を図示している。図17〜19に最もよく見られるように、モジュール式電気コネクタ300は、導電性本体302と、締付け部材304と、少なくとも1つの電気バス306とを含んでいる。導電性本体302は、上壁340と、下壁342と、2つの側壁344とから組み立てられている。上壁340、下壁342、および側壁344は、本体302中を縦方向に延びるキャビティ308を規定している。
締付け部材304は、キャビティ308内に位置決めされているとともに、固定あご部310と可動あご部312とを含んでいる。図示のように固定あご部310は、下壁342と一体に形成されている。可動あご部312は、キャビティ308の縦軸に対して横断移動するU形状部材であるとともに、本体302の上壁340内のねじ穴316内を延びるねじボルト314により作動される。ボルト314および可動あご部312は回転可能ジョイント318で動作結合されており、ボルト314はその縦軸に沿って可動あご部312に対して回転し得る。ボルト314が回動されてキャビティ308内に前進すると、締付け部材304の可動あご部312は、矢印Aの方向に移動するとともに、可動あご部312とキャビティ308の対向内面322上の固定あご部310との間でケーブル導体(図示せず)を締付ける。同様に、ボルト314が回動されてキャビティ308から後退すると、可動あご部312は、ケーブル導体から緩む。図1〜4を参照して上述したように、ボルト314は、ボルトにより印加される力を厳密に制限するトルク制限頭部(図示せず)を有し得る。
締付け部材304の固定および可動あご部310、312は、ケーブル導体と電気的および機械的接続を確立する任意の適当な構成であり得る。好適な実施形態において締付け部材304のあご部310、312は、絶縁貫通コネクタ(IPC)を形成している。図17〜19に最もよく見られるように、固定あご部310にはリッジ329が設けられているとともに、可動あご部312には歯330が設けられて、締付け部材304がケーブル導体上で締められるにつれて、ケーブル導体の絶縁被覆を貫通するとともにケーブルの導体コアと電気的接触を行う。リッジ329および歯330は、成形、機械加工、押出し、またはそれらの組合せによるなどの任意の適当な方法で形成し得る。リッジ329および歯330の形状、サイズ、および配向は、締付けられるケーブルの構成に左右される。他の実施形態において、ケーブル導体が絶縁体を剥がされるとともに裸導体がキャビティ内に挿入される場合、鋭利なリッジ329および歯330は、締付け部材304とケーブル導体との間で十分な機械的および電気的接続を確立する必要がない場合もある。
図17〜19に最もよく見られるように、4つの別体の電気バス306が導電性本体302上に設けられているが、4つより多いまたは少ない電気バスを代替実施形態で設け得る。各電気バス306は、本体302の第1の側面の第1の電気バス部346と、本体302の第2の側面の第2の電気バス部348とを備える。各第1の電気バス部346は、噛合モジュール式コネクタ300(図22〜25を参照して以下にさらに説明する)上の対応する第2の電気バス部348との機械的および電気的接続を行うように、位置決め且つ構成されている。第1および第2の電気バス部346、348は、本体306とは別に形成して、ねじ込みまたは溶接などの適当な手段で本体306に取り付けてもよいし、または一体構造として本体306と一体に形成してもよい。
図17〜25の実施形態において、第1の電気バス部346の各々は、雌コネクタ要素、具体的にはレセプタクル352である一方で、第2の電気バス部348の各々は雄コネクタ、具体的にはピン354である。各レセプタクル352は、対応する噛合ピン354を内部に受容するように構成されている。各ピン354の端360には、ピン354の縦軸に沿った1つまたは複数のスロット362が設けられており、弾性的屈曲可能アーム部材364がピン354の端360に設けられている。図17〜25において、ピン354は、各ピン354の端360において2つの弾性的屈曲可能アーム部材364を形成する1つのスロット362を有して図示されている。弾性的屈曲可能アーム部材364は、ピン354が第1のバス部346のレセプタクル352内に挿入される際に一緒に若干圧縮され、圧縮力が弾性アーム部材364とレセプタクル352との間に生じるようになっている。好適な実施形態において、各ピン354の端360には拡径円周リッジ366が設けられているとともに、レセプタクル352は対応凹部368を有し、ピン354がレセプタクル352内に十分に挿入されると、拡径円周リッジ366がレセプタクル352の対応凹部368内に係止するようになっている。ピン354および噛合レセプタクル352の形状は、ピン354およびレセプタクル352が係合後に分離不可能であるように、または代替的にはピン354およびレセプタクル352がコネクタ300にダメージを与えることなく後で分離され得るように選択し得る。
ここで、図20〜21を参照すると、図17〜19の導電性本体302、締付け部材304および電気バス306が、絶縁外部筐体370内に封入されて示されている。外部絶縁筐体370は、図5〜8および12〜14の上記絶縁外部筐体170と同じ方法で形成されている。筐体370は、キャビティ308の入口においてキャビティ308内へのケーブル導体の挿入を可能にする開口380を含んでいる。好適な実施形態において、開口380には封止部材382が設けられており、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供している。開口380および封止部材382は、図5〜8および12〜14の開口180および封止部材182と同じ方法で形成されている。
ここで、図22〜25を参照すると、2つのモジュール式コネクタ300a、300bが係合構成で示されている。モジュール式電気コネクタ300a、300bの各々は、図17〜21に対して上述したように構成されている。図22〜23に最もよく見られるように、第1および第2のモジュール式電気コネクタ300a、300bの導電性本体302a、302bは、複数の電気バス306によって機械的および電気的に接続されている。第1のモジュール式コネクタ300a上の各電気バス306のピン354は、噛合第2のモジュール式コネクタ300bの対応するレセプタクル352と係合している。追加モジュール式コネクタ(図示せず)を同様な方法でアセンブリに追加し得る。
各モジュール式コネクタ300上の複数の電気バス306は、高通電容量、高機械的結合強度、およびモジュール式コネクタ300a、300bの相対的回転耐性を始めとするいくつかの利点を提供する。複数の電気バス306を順番に配列する場合には、モジュール式コネクタ300a、300bを互いに増分角度で係合し得る。例えば、図示の筐体302上の電気バス306の直角配列により、モジュール式コネクタ300a、300bを180度増分で係合することができる。電気バス306が方形パターンで筐体302上に配置されている場合には、モジュール式コネクタ300a、300bを90度増分で係合することもできる。このような増分係合角度は、分岐ケーブル導体を異なる方向に引き回したい場合、および特に分岐を形成するために利用可能なスペースが限られている場合、特に有利である。
図24〜25を参照すると、係合された第1および第2のモジュール式コネクタ300a、300bが、それぞれの絶縁外部筐体370a、370bを有して示されている。絶縁外部筐体370a、370bは、連携して係合されたピン354およびレセプタクル352の全体を覆っている。
モジュール式電気コネクタ300は、本体302内に複数のキャビティ308を設ける、または2つ以上の導電性ケーブル端に対応するようにキャビティ308を拡張する、およびケーブル導体毎に締付け部材304を設けることにより、2つ以上の導電性ケーブル端を受容するように構成され得る。
図26〜27は、本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ400を図示する。モジュール式電気コネクタ400は、導電性本体402と、締付け部材404と、電気バス406とを含んでいる。キャビティ408は、ケーブル導体の端を受容するために、本体402中を縦方向に延びている。締付け部材404は、キャビティ408内に位置決めされているとともに、固定あご部410と、可動あご部412と、作動ボルト414とを含み、上記の締付け部材104、304のいずれかと同様に形成されているとともに動作する。
電気バス406は、本体402の第1の側面に第1の電気バス部446と、本体402の第2の側面に第2の電気バス部448とを備える。第1の電気バス部446は、噛合モジュール式コネクタ400の第2のバス部448との機械的および電気的接続を行うように位置決め且つ構成されている。第1および第2の電気バス部446、448は、本体406とは別に形成し得るとともに、ねじ込みまたは溶接などの適当な手段で本体406に取り付け得るが、一体構造として本体406と一体に形成することが好ましい。
図26〜27の実施形態において、第1の電気バス部446は、横方向延長レール452を備えるとともに、第2の電気バス部448は一対の横方向延長レール454を備える。レール452、454は、噛合モジュール式コネクタ400a、400bのレール452、454が互いに組み合わされるように位置決めされている。レール452、454の各々の噛合面には、係止ピン458を受容するキー溝456が設けられている。レール452、454が組み合わされた後、係止ピン458がキー溝456内に挿入されてモジュール式コネクタ400a、400bを結合構成に維持する。追加モジュール式コネクタ(図示せず)を同様な方法でアセンブリに追加し得る。
導電性本体402は、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する封止部材を有する開口を含む、筐体170および370に対して上述したものと同様の絶縁外部筐体(図示せず)内に封入され得る。
図28〜29は、本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ500を図示する。モジュール式電気コネクタ500は、導電性本体502と、締付け部材504と、電気バス506とを含んでいる。キャビティ508は、ケーブル導体の端を受容するために、本体502中を縦方向に延びている。締付け部材504は、キャビティ508内に位置決めされているとともに、固定あご部510と、可動あご部512と、作動ボルト514とを含み、上記の締付け部材104、304のいずれかと同様に形成されているとともに動作する。
電気バス506は、本体502の第1の側面に第1の電気バス部546と、本体502の第2の側面に第2の電気バス部548とを備える。第1の電気バス部546は、噛合モジュール式コネクタ500の第2のバス部548との機械的および電気的接続を行うように位置決め且つ構成されている。図示の実施形態において、第1の電気バス部546および第2の電気バス部548は、同様な形状に形成されている(すなわち無性)。第1および第2の電気バス部546、548は、一体構造として本体506と一体に形成されている。
図28〜29の実施形態において、第1の電気バス部546は、上部横方向延長レール552aと下部横方向延長レール552bとを備える。第2の電気バス部548は、上部横方向延長レール554aと下部横方向延長レール554bとを備える。レール552a、552b、554a、554bの端には、各々傾斜口縁556が設けられている。コネクタ500a、500bが一緒に押圧されると、第1および第2の電気バス部546、548は、第1のモジュール式コネクタ500aのレール552a、552bが第2のモジュール式コネクタ500bのレール554a、554bと係合するように位置決めされている。噛合レールの傾斜口縁556は、互いに係合してモジュール式コネクタ500a、500bを結合構成に維持する。好適には、噛合レールは係合位置にあるときには弾性的に屈曲し、噛合レール間に接触力が維持されるようになっている。追加モジュール式コネクタ500cは同様な方法でアセンブリに追加される。C形状端部材560がキャビティ508の開放側面でレール554a、554bに係合されて、締付け部材504がケーブル導体上で締められる際の本体502の変形を防止する。
導電性本体502は、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する封止部材を有する開口を含む、筐体170および370について上述したものと同様の絶縁外部筐体(図示せず)内に封入され得る。
図30〜31は、本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ600を図示する。モジュール式電気コネクタ600は、導電性本体602と、締付け部材604と、電気バス606とを含んでいる。導電性本体602は、上壁640と、下壁642と、前壁643と、後壁644とから組み立てられている。前壁643および後壁644は、本体602内のキャビティ608へのケーブル導体の端の進入を可能にする開口645を含む。締付け部材604は、キャビティ608内に位置決めされているとともに、固定あご部610と、可動あご部612と、作動ボルト614とを含み、上記の締付け部材104、304のいずれかと同様に形成されているとともに動作する。
電気バス606は、本体602の第1の側面に第1の電気バス部646と、本体602の第2の側面に第2の電気バス部648とを備える。第1の電気バス部646は、噛合モジュール式コネクタ600の第2のバス部648との機械的および電気的接続を行うように位置決め且つ構成されている。
図30〜31の実施形態において、第1の電気バス部646および第2の電気バス部648は、同様な形状に形成されている(すなわち無性)。第1の電気バス部646は、上部横方向延長レール652aと下部横方向延長レール652bとを備える。第2の電気バス部648は上部横方向延長レール654aと下部横方向延長レール654bとを備える。レール652a、652b、654a、654bの端には、各々傾斜口縁656が設けられている。上部横方向延長レール652aおよび654aが上壁640と一体に形成されている一方で、下部横方向延長レール652bおよび654bは下壁642と一体に形成されている。コネクタ600a、600bが一緒に押圧されると、第1のモジュール式コネクタ600aの上下横方向延長レール652a、652bは、第2のモジュール式コネクタ600bの上下横方向延長レール654a、654bと係合する。噛合レールの傾斜口縁656は、互いに係合してモジュール式コネクタ600a、600bを結合構成に維持する。好適には、噛合レールは、係合位置にあるときには弾性的に屈曲し、噛合レール間に接触力が維持されるようになっている。追加モジュール式コネクタ(図示せず)は、同様な方法でアセンブリに追加される。
導電性本体602は、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する封止部材を有する開口を含む、筐体170および370について上述したものと同様の絶縁外部筐体(図示せず)内に封入され得る。
図32〜34は本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ700を図示する。モジュール式電気コネクタ700は導電性本体702と、締付け部材704と、電気バス706とを含んでいる。導電性本体702は、本体702中を縦方向に延びるキャビティ708を有する単一部材である。
締付け部材704は、キャビティ708内に位置決めされているとともに、固定あご部710と可動あご部712とを含む。固定あご部710は、本体702と一体に形成されている。可動あご部712は、図1〜4の可動あご部112について上述したものと同様な方法で形成されているとともに動作し、さらに本体702内のねじ穴716中を延びるねじボルト714により作動される。
電気バス706は、本体702の第1の側面に第1の電気バス部746と、本体702の第2の側面に第2の電気バス部748とを備える。第1の電気バス部746は、噛合モジュール式コネクタ700の第2のバス部748との機械的および電気的接続を行うように位置決め且つ構成されている。
図32〜34の実施形態において、第1の電気バス部746は、横方向延長レール752を備えるとともに、第2の電気バス部748は噛合レール752を受容する本体702内のスロット754を備える。レール752の端には溝756が設けられているとともに、スロット754にはスロット754の下壁760内にねじ込まれた止めねじ758が設けられている。図34に最もよく見られるように、使用の際、第1のモジュール式コネクタ700aのレール752は、第2のモジュール式コネクタ700bのスロット754に進入する。止めねじ758は、止めねじ758がレール752の溝756と係合するようにスロット754内に前進して、モジュール式コネクタ700a、700bを結合構成に維持する。追加モジュール式コネクタ(図示せず)を同様な方法でアセンブリに追加し得る。
図33を参照すると、導電性本体702は、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する封止部材782を有する開口780を含む、筐体170および370について上述したものと同様の絶縁外部筐体770内に封入され得る。筐体770には、場合によっては、噛合モジュール式コネクタ700a、700b間に追加の機械的係合を提供する係止手段786を設け得る。図33および34において筐体770の後壁は、モジュール式コネクタ700の内部を視認可能にするように除去されている。
図35〜37は、本発明による他の例示的実施形態のモジュール式電気コネクタ800を図示する。モジュール式電気コネクタ800は、導電性本体802と、締付け部材804と、電気バス806とを含んでいる。導電性本体802は、本体802内を縦方向に延びるキャビティ808を有する単一部材である。
締付け部材804は、キャビティ808内に位置決めされているとともに、固定あご部810と可動あご部812とを含む。固定あご部810は、本体802と一体に形成されている。可動あご部812は、図1〜4の可動あご部112について上述したものと同様な方法で形成されているとともに動作し、さらに本体802内のねじ穴816中を延びるねじボルト814により作動される。
電気バス806は、本体802の第1の側面に第1の電気バス部846と、本体802の第2の側面に第2の電気バス部848とを備える。第1の電気バス部846は、噛合モジュール式コネクタ800の第2のバス部848との機械的および電気的接続を行うように位置決め且つ構成されている。
図35〜37の実施形態において、第1の電気バス部846は、横方向延長レール852を備えるとともに、第2の電気バス部848は噛合レール852を受容する本体802内のスロット854を備える。レール852の端には溝856が設けられているとともに、スロット854にはスロット854の下壁860内に回転可能に載置されたトグルラッチ858が設けられている。使用の際、第1のモジュール式コネクタ800aのレール852は、第2のモジュール式コネクタ800bのスロット854内に押し込まれる。レール852がスロット854内に前進するにつれ、レール852の溝856はトグルラッチ858を捕らえる。レール852が前進し続けると、トグルラッチは、その固定軸865を中心に回転するとともにレール852をスロット854の上壁862に押し付ける。スロット854の上壁862には歯864が設けられ、歯864はレール852の上面868上の対向歯866を係合する。係合した歯864、866は、レール852がスロット854からの引き抜きを防止することにより、モジュール式コネクタ800a、800bを結合構成に維持する。追加モジュール式コネクタ(図示せず)を同様な方法でアセンブリに追加し得る。
図37に最もよく見られるように、導電性本体802は、ケーブル導体の周囲に防湿シールを提供する封止部材882を有する開口880を含む、筐体170、370および770について上述したものと同様の絶縁外部筐体870内に封入され得る。筐体870には、場合によっては、噛合モジュール式コネクタ800a、800b間に追加の機械的係合を提供する係止手段886を設け得る。図36および37において、筐体870の後壁は、モジュール式コネクタ800の内部を視認可能にするように除去されている。
2つ以上のコネクタモジュール間のモジュール間接続を形成するために、本明細書に記載した実施形態および方法は限定を意図するものではない。モジュール間接続を形成するさらなる実施形態および方法が考えられる。例えば、本明細書に図示および説明したモジュール式コネクタ実施形態の各々を、2つ以上の導体端に対応するように構成し得る。図15および16は、モジュール式コネクタが2つのケーブル導体端に対応するように構成された1つの特定な実施形態を説明している。図38には、2つのケーブル導体端に対応するように構成されたモジュール式電気コネクタの他の実施形態が図示されている。図38の二重モジュール式電気コネクタ700’は、図32〜34の単一ケーブル実施形態から構成且つ変形され、同様な部品には同様に番号を付している。二重モジュール式電気コネクタ700’は、2つのキャビティ708を有する導電性本体702’を含み、2つのキャビティ708は本体702’中を縦方向に延びている。各キャビティ708には、図32〜34に対して上述したように構成された締付け部材704が設けられている。モジュール700’の電気バス706も、図32〜34について上述したように構成されているとともに、横方向延長レール752と、噛合レール752を受容する本体702’内のスロット754とを含む。二重モジュール式コネクタ700’は、他の同様に構成された二重モジュール式コネクタ700’と接続され得るか、または図32〜34に図示された単一のケーブルモジュール式コネクタ700と接続され得る。
他の実施形態において、追加の無性および雄/雌電気バスコネクタ構成を用い得るか、または異なる数のモジュール間接続点を用い得る。他の電気バスコネクタ構成を図示したものと置き換え得る。例えば、楔形状電気バスコネクタ構成が図39に図示されており、第1のコネクタモジュール900a上の楔形状突起902は、第2のコネクタモジュール900b上の楔形状スロット904により受容される。さらには、上記図示の実施形態の様々な組合せを、機能的モジュール式コネクタユニットに組合せおよび/または交換し得る。
使用の際、本明細書に説明したコネクタモジュール実施形態の各々を用いて、第1のケーブル導体を第1のコネクタモジュールに電気的に接続するとともに、第2のケーブル導体を第2のコネクタモジュールに電気的に接続することにより、ケーブルを分岐し得る。コネクタモジュールを本明細書に図示且つ説明した実施形態のいずれかにより構成し得るが、各コネクタモジュールは、モジュールの第1の側面に第1の電気バス部と、モジュールの第2の側面に第2の電気バス部とを含む。そして、第1および第2のコネクタモジュールは、上記に図示且つ説明したように、第1のコネクタモジュールの第1の電気バス部を第2のコネクタモジュールの第2の電気バス部と係合することにより電気的に接続される。追加の分岐は、例えば第3のケーブル導体を第3のコネクタモジュールに電気的に接続した後、第2のコネクタモジュールの第1の電気バス部を第3のコネクタモジュールの第2の電気バス部と係合することにより形成し得る。
電気コネクタモジュールの導電性本体は、アルミニウム、銅、および真鍮ならびにそれらの混合物、化合物および合金を始めとする任意の適当な金属で形成し得る。いくつかの実施形態において、導電性本体は、ニッケル、すず、亜鉛、すず鉛、およびそれらの合金を始めとする適当な金属でめっきし得る。
電気コネクタモジュールの絶縁筐体は、ポリカーボネート類、ポリエステル類、アクリル類、ナイロン類、ポリプロピレン類、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、およびそれらの混合物を始めとする任意の適当な産業用樹脂で形成し得る。
好適な実施形態の説明の目的のため本明細書に特定の実施形態を図示するとともに説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、同じ目的を達成するのに適合した多様な代替および/または同等実施を、図示および説明した特定の実施形態の代わりに用い得ることは当業者には理解されよう。機械、電気機械、および電気分野の当業者には、本発明が非常に多様な実施形態で実施され得ることは容易に理解できよう。本出願は、本明細書で検討した好適な実施形態のいかなる改造および変形も網羅しようとするものである。そのため、本発明は、特許請求の範囲およびその同等物によってのみ限定されることを明らかに意図するものである。
絶縁筐体のない本発明によるモジュール式電気コネクタの一実施形態を図示する。 モジュール式電気コネクタの正面図である。 モジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの上部平面図である。 絶縁筐体のある図1〜4のモジュール式電気コネクタを図示する。 モジュール式電気コネクタの正面図である。 モジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの上部平面図である。 絶縁筐体のない、本発明の一実施形態により結合された図1〜4のモジュール式電気コネクタの2つを図示する。 結合されたモジュール式電気コネクタの正面図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの上部平面図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの背面図である。 絶縁筐体のある、図9〜11の2つの結合されたモジュール式電気コネクタを図示する。 結合されたモジュール式電気コネクタの正面図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの上部平面図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの背面図である。 絶縁筐体のない、二重ケーブルモジュール式電気コネクタを図示する、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態の右正面側斜視図である。 絶縁筐体のある、図15の二重ケーブルモジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 絶縁筐体のない、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 モジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 隠れた要素を示す、モジュール式電気コネクタの右側図である。 絶縁筐体のある、図17〜19のモジュール式電気コネクタを図示する。 モジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 モジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 絶縁筐体のない、本発明の一実施形態により結合された図17〜19のモジュール式電気コネクタの2つを図示する。 結合されたモジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 絶縁筐体のある、図22〜23の2つの結合されたモジュール式電気コネクタを図示する。 結合されたモジュール式電気コネクタの右正面側斜視図である。 結合されたモジュール式電気コネクタの左正面側斜視図である。 絶縁筐体のない、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 モジュール式電気コネクタの正面図である。 本発明の一実施形態により結合された図26のモジュール式電気コネクタの2つの左正面側斜視図である。 絶縁筐体のない、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 モジュール式電気コネクタの正面図である。 本発明の一実施形態により結合された図28のモジュール式電気コネクタの3つの左正面側斜視図である。 絶縁筐体のない、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 本発明の一実施形態によるモジュール式電気コネクタの正面図である。 本発明の一実施形態により結合された、図30のモジュール式電気コネクタの2つの左正面側斜視図である。 本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 絶縁筐体のない、モジュール式電気コネクタの右背面側斜視図である。 絶縁筐体のある、図32のモジュール式電気コネクタの右背面側斜視図である。 本発明の一実施形態により結合された図33のモジュール式電気コネクタの2つの背面図である。 本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態を図示する。 本発明の一実施形態により係合し始める際の、絶縁筐体のない、モジュール式電気コネクタの2つの背面図である。 モジュール式電気コネクタのうちの1つに絶縁筐体のある、図35のモジュール式電気コネクタの結合されたバスの拡大図である。 完全に結合した構成の図35〜36のモジュール式電気コネクタの背面図である。 絶縁筐体のない、二重ケーブルモジュール式電気コネクタを図示する、本発明によるモジュール式電気コネクタの他の実施形態の正面図である。 絶縁筐体のない、本発明による電気バスを有するモジュール式電気コネクタの他の実施形態の部分正面図である。
符号の説明
100…モジュール式電気コネクタ
102…導電性本体
104…締付け部
106…電気バス
108…キャビティ
110,112…あご部
114…ボルト
116…ねじ穴
130…歯
152…レセプタクル
154…バスピン
160…端
162…スロット
170…絶縁性外部筐体
172…本体部
174…後壁部
176…前壁部
186…係止手段
188…弾性アーム
190…有刺端
192…スロット

Claims (28)

  1. 第1のケーブルの端を受容するように構成されたキャビティを内部に有する導電性本体と、
    前記第1のケーブルの前記端との電気的接続を行う第1の締付け部材と、
    前記本体の第1の側面の第1の電気バス部と、
    前記本体の第2の側面の第2の電気バス部と、
    を備える、ケーブル導体と共に用いる電気コネクタ。
  2. 前記第1の電気バス部および前記第2の電気バス部が、第1および第2の電気バス部を有する他の電気コネクタのバス部と電気的接続を行うように構成されている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  3. 前記第1の電気バス部が、前記他の電気コネクタの前記第2のバス部との物理的係合用に構成されている、請求項2に記載の電気コネクタ。
  4. 前記第1および第2の電気バス部が、前記本体の両側面にある、請求項2に記載の電気コネクタ。
  5. 前記第1および第2の電気バス部が、内部に導電性バスピンを受容するレセプタクルを備える、請求項2に記載の電気コネクタ。
  6. 前記第1の電気バス部が雄コネクタ型を備えるとともに、前記第2の電気バス部が雌コネクタ型を備える、請求項3に記載の電気コネクタ。
  7. 前記第1および第2の電気バス部が、無性コネクタ型を備える、請求項3に記載の電気コネクタ。
  8. 前記第1の電気バス部が、前記本体の側面内に延びる雌電気バス部を備える、請求項1に記載の電気コネクタ。
  9. 前記本体、前記第1の電気バス部、および前記第2の電気バス部が一体構造である、請求項1に記載の電気コネクタ。
  10. 前記キャビティが第1の軸に沿って前記本体内に延び、前記第1の締付け部材が第2の軸に沿って前記キャビティ内で移動可能であり、さらに前記第1および第2の電気バス部が第3の軸に沿って位置合わせされている、請求項1に記載の電気コネクタ。
  11. 前記第1、第2および第3の軸は、互いに実質的に直交している、請求項10に記載の電気コネクタ。
  12. 前記キャビティの入口に位置決めされるとともに、前記ケーブルの周囲に防湿シールを形成するように構成された封止部材をさらに備える、請求項1に記載の電気コネクタ。
  13. 前記導電性本体を取り囲む絶縁筐体をさらに備え、前記絶縁筐体がケーブル導体を受容するとともに前記キャビティへのアクセスを可能にする開口を含み、前記封止部材が前記絶縁筐体内の前記開口を覆っている、請求項12に記載の電気コネクタ。
  14. 前記第1の締付け部材上に複数の突起をさらに備える、請求項1に記載の電気コネクタ。
  15. 前記第1の締付け部材上の前記突起が、前記第1の締付け部材が前記第1のケーブルの前記端を締め付けるにつれて、前記ケーブル上の絶縁を貫通するとともに前記ケーブル導体と電気的接続を行うように構成されている、請求項14に記載の電気コネクタ。
  16. 前記導電性本体を取り囲む絶縁筐体をさらに備える、請求項1に記載の電気コネクタ。
  17. 前記キャビティが第2のケーブルの端を受容するように構成され、前記コネクタが前記第2のケーブルの前記端との電気的接続を行う第2の締付け部材をさらに備える、請求項1に記載の電気コネクタ。
  18. 第1のケーブル導体に電気的に接続するように構成された第1のコネクタモジュールと、
    第2のケーブル導体に電気的に接続するように構成された第2のコネクタモジュールとを備え、
    前記第1および第2のコネクタモジュールの各々が、前記モジュールの第1の側面の第1の導電性係合部材と、前記モジュールの第2の側面の第2の導電性係合部材とを備え、前記第1のコネクタモジュールの前記第1の導電性係合部材が、前記第2のコネクタモジュールの前記第2の導電性係合部材と係合するように構成されている、電気コネクタシステム。
  19. 前記第1および第2のコネクタモジュールが同様な形状に形成されている、請求項18に記載の電気コネクタシステム。
  20. 前記第1および第2のコネクタモジュールが、異なる大きさのケーブル導体を受容するように構成されている、請求項18に記載の電気コネクタシステム。
  21. 前記各コネクタモジュールが、絶縁筐体に取り囲まれた導電性本体をさらに備える、請求項18に記載の電気コネクタシステム。
  22. 前記コネクタモジュールの各々が、前記モジュール内に前記それぞれのケーブル導体を締め付ける締付け機構を含む、請求項18に記載の電気コネクタシステム。
  23. 前記締付け機構が絶縁貫通コネクタを備える、請求項22に記載の電気コネクタシステム。
  24. 前記第1の係合コネクタが、各それぞれのモジュール内に延びる雌電気バス部を備える、請求項18に記載の電気コネクタシステム。
  25. 第1のケーブル導体を第1のコネクタモジュールに電気的に接続するステップと、
    第2のケーブル導体を第2のコネクタモジュールに電気的に接続するステップと、
    前記第1のコネクタモジュールの前記第1の電気バス部を前記第2のコネクタモジュールの前記第2の電気バス部に係合するステップとを含み、
    前記第1のコネクタモジュールが、前記第1のモジュールの第1の側面の第1の電気バス部と、前記第1のモジュールの第2の側面の第2の電気バス部とを含み、
    前記第2のコネクタモジュールが、前記第2のモジュールの第1の側面の第1の電気バス部と、前記第2のモジュールの第2の側面の第2の電気バス部とを含む、ケーブル導体を接続する方法。
  26. 前記係合するステップが、前記接続するステップに先行する、請求項25に記載の方法。
  27. 前記係合するステップが前記接続するステップに続く、請求項25に記載の方法。
  28. ケーブル導体と電気的接続を行うように構成された少なくとも1つの締付け部材を有する導電性本体と、
    前記本体を、同様なコネクタ手段を有する他のモジュール式電気コネクタに電気的および機械的に接続する前記本体上のコネクタ手段と、
    を備える、ケーブル導体と共に用いるモジュール式電気コネクタ。
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