JP2008508196A - ケラチン繊維を染色するための多成分キット及び方法 - Google Patents

ケラチン繊維を染色するための多成分キット及び方法 Download PDF

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Abstract

本願は、
(i)染料及び染料前駆体を含まない染料キャリアー物質(A)と、
(ii)少なくとも1種の酸化染料前駆体及び/又は少なくとも1種の直接染料と、任意に少なくとも1種のケラチン淡色化又は漂白物質とを含む粒状組成物(B)と、任意に
(iii)適当な酸化剤(C)
とから成る、ケラチン繊維を染色するための多成分キット;
ケラチン繊維を染色するための方法、及び、ケラチン繊維を染色又は漂白する直前にケラチン繊維用の着色剤を個々に調製するための、染料を含まない染料キャリアー物質(A)と、染料を含有し、任意に漂白剤を含有する粒状組成物(B)と、任意に酸化剤(C)とから成る配合物の使用に関するものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、ケラチン繊維、特に人間の頭髪を染色するための多成分キット及び方法に関するものである。
ケラチン繊維を染色するために通常使用される染料は、いわゆる直接染料、ニトロ染料及び顔料染料又は、無色の顕色剤/カップラー前駆体の形態である酸化染料である。
従来技術によって製造される着色剤は、普通の投与形態にて供給される。これらの投薬形態は、液体からクリーム状及びワックスタイプ製品まで種々多様である。エアゾール、例えばいわゆるムースヘアカラーも使用される。従来技術によれば、微粉末の着色剤も同様に市販されているが、これは、使用する前に水溶性の媒体と混合しなければならない。微粉末の着色剤の具体例は、例えば特許明細書US3960476又は特許明細書US6440175から公知である。
従来技術による上述の着色剤は、通常は使用の準備ができた形態で色合いをもたらす。これは、一方では、多数の色合いのものを供給し続けなければならず、これによってとりわけ保管コストが高くなり、又、他方においては、個々の又は特殊な色合いを作り出すことはかろうじて可能であるに過ぎないという欠点がある。
驚くべきことに、今ここに、このような課題が、特殊な多成分キット及び/又は特殊な方法を使用することによって解決できることが見い出された。
本発明の多成分キットは、一つの染料又は複数の染料及び/又は粒状の形態の酸化剤を含み、これはカラーサークルによる色によって作られて構成されているので、訓練された当業者であれば、扱いやすい数の染料事前混合物から、ある種の反応動的染料生成を考慮しながら、使用者の要望の各場合に合わせて作られる個々の色合いを創造することは可能であり、更に、標準の市販の着色剤よりも色の濃い着色が生じる。
それゆえ、本発明は、ケラチン繊維、特に人間の頭髪を染色するための多成分キットを提供し、この多成分キットは、以下の成分:
(i)染料及び染料前駆体を含まない染料キャリアー物質(A)(例えば染料を含まない液体着色物、クリームゲル着色物又はクリーム着色物)、
(ii)少なくとも1種の酸化染料前駆体及び/又は少なくとも1種の直接染料と、任意に少なくとも1種のケラチン淡色化又は漂白物質とを含む粒状組成物(B)、及び、任意に
(iii)適当な酸化剤(C)
とから成ることを特徴とする。
本発明は更に、ケラチン繊維を染色する直前に、ケラチン繊維‐特に人間の頭髪‐用の着色剤を個別に調製するための、染料を含まない染料キャリアー物質(A)と、染料を含有し、任意に漂白剤を含有する粒状組成物(B)と、任意に酸化剤(C)とから成る配合物の使用を提供する。
更に、本発明は、使用する直前に個別に調製された、上記の組成(A)と(B)と任意に(C)とから成る混合物を、ケラチン繊維に塗布することを特徴とする、ケラチン繊維‐特に人間の頭髪‐を染色又は、同時に染色と淡色化を行うための方法に関する。
上記の組成(A)、(B)及び(C)は、以下の量にて使用されることが好ましい。
成分(A):10〜120g、特に20〜80g、
成分(B):0.1〜20g、特に0.5〜12g、
成分(C):10〜120g、特に20〜80g。
(A):(B)の比率は一般的には1000:1〜2:1、好ましくは200:1〜4:1、特に100:1〜5:1である。(C):(A)の比率は一般的には3:1〜1:3、好ましくは1:1である。
前記組成(B)において使用できる適した酸化染料前駆体は、例えば以下の顕色物質とカップラー物質と自己カップリング化合物である。
(i)顕色物質:1,4‐ジアミノベンゼン(p‐フェニレンジアミン)、1,4‐ジアミノ‐2‐メチルベンゼン(p‐トルイレンジアミン)、1,4‐ジアミノ‐2,6‐ジメチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐3,5‐ジエチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2,5‐ジメチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2,3‐ジメチルベンゼン、2‐クロロ‐1,4‐ジアミノベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐(チオフェン‐2‐イル)ベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐(チオフェン‐3‐イル)ベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐(ピリジン‐3‐イル)ベンゼン、2,5‐ジアミノビフェニル、1,4‐ジアミノ‐2‐メトキシメチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐アミノメチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐ヒドロキシメチルベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、2‐(2‐(アセチルアミノ)エトキシ)‐1,4‐ジアミノベンゼン、4‐フェニルアミノアニリン、4‐ジメチルアミノアニリン、4‐ジエチルアミノアニリン、4‐ジプロピルアミノアニリン、4‐〔エチル(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン、4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン、4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチルアニリン、4‐〔(2‐メトキシエチル)アミノ〕アニリン、4‐〔(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ〕アニリン、4‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕アニリン、1,4‐ジアミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエチル)ベンゼン、1,4‐ジアミノ‐2‐(1‐メチルエチル)ベンゼン、1,3‐ビス〔(4‐アミノフェニル)(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐プロパノール、1,4‐ビス〔(4‐アミノフェニル)アミノ〕ブタン、1,8‐ビス(2,5‐ジアミノフェノキシ)‐3,6‐ジオキサオクタン、4‐アミノフェノール、4‐アミノ‐3‐メチルフェノール、4‐アミノ‐3‐(ヒドロキシメチル)フェノール、4‐アミノ‐3‐フルオロフェノール、4‐メチルアミノフェノール、4‐アミノ‐2‐(アミノメチル)フェノール、4‐アミノ‐2‐(ヒドロキシメチル)フェノール、4‐アミノ‐2‐フルオロフェノール、4‐アミノ‐2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕メチルフェノール、4‐アミノ‐2‐メチルフェノール、4‐アミノ‐2‐(メトキシメチル)フェノール、4‐アミノ‐2‐(2‐ヒドロキシエチル)フェノール、5‐アミノサリチル酸、2,5‐ジアミノピリジン、2,4,5,6‐テトラアミノピリミジン、2,5,6‐トリアミノ‐4‐(1H)‐ピリミドン、4,5‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエチル)‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐(1‐メチルエチル)‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐〔(4‐メチルフェニル)メチル〕‐1H‐ピラゾール、1‐〔(4‐クロロフェニル)メチル〕‐4,5‐ジアミノ‐1H‐ピラゾール、4,5‐ジアミノ‐1‐メチル‐1H‐ピラゾール、2‐アミノフェノール、2‐アミノ‐6‐メチルフェノール、2‐アミノ‐5‐メチルフェノールで、単独又は互いの混合物。
(ii)カップラー物質:N‐(3‐ジメチルアミノフェニル)尿素、2,6‐ジアミノピリジン、2‐アミノ‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕アニソール、2,4‐ジアミノ‐1‐フルオロ‐5‐メチルベンゼン、2,4‐ジアミノ‐1‐メトキシ‐5‐メチルベンゼン、2,4‐ジアミノ‐1‐エトキシ‐5‐メチルベンゼン、2,4‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐5‐メチルベンゼン、2,4‐ジ〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1,5‐ジメトキシベンゼン、2,3‐ジアミノ‐6‐メトキシピリジン、3‐アミノ‐6‐メトキシ‐2‐(メチルアミノ)‐ピリジン、2,6‐ジアミノ‐3,5‐ジメトキシピリジン、3,5‐ジアミノ‐2,6‐ジメトキシピリジン、1,3‐ジアミノベンゼン、2,4‐ジアミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1,3‐ジアミノ‐4‐(2,3‐ジヒドロキシプロポキシ)ベンゼン、2,4‐ジアミノ‐1,5‐ジ(2‐ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、1‐(2‐アミノエトキシ)‐2,4‐ジアミノベンゼン、2‐アミノ‐1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐4‐メチルアミノベンゼン、2,4‐ジアミノフェノキシ酢酸、3‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン、4‐アミノ‐2‐ジ〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐エトキシベンゼン、5‐メチル‐2‐(1‐メチルエチル)フェノール、3‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕アニリン、3‐〔(2‐アミノエチル)アミノ〕アニリン、1,3‐ジ〔(2,4‐ジアミノフェノキシ)プロパン、ジ(2,4‐ジアミノフェノキシ)メタン、1,3‐ジアミノ‐2,4‐ジメトキシベンゼン、2,6‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)アミノトルエン、4‐ヒドロキシインドール、3‐ジメチルアミノフェノール、3‐ジエチルアミノフェノール、5‐アミノ‐2‐メチルフェノール、5‐アミノ‐4‐フルオロ‐2‐メチルフェノール、5‐アミノ‐4‐メトキシ‐2‐メチルフェノール、5‐アミノ‐4‐エトキシ‐2‐メチルフェノール、3‐アミノ‐2,4‐ジクロロフェノール、5‐アミノ‐2,4‐ジクロロフェノール、3‐アミノ‐2‐メチルフェノール、3‐アミノ‐2‐クロロ‐6‐メチルフェノール、3‐アミノフェノール、2‐〔(3‐ヒドロキシフェニル)アミノ〕‐アセトアミド、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐4‐メトキシ‐2‐メチルフェノール、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチルフェノール、3‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕フェノール、3‐〔(2‐メトキシエチル)アミノ〕フェノール、5‐アミノ‐2‐エチルフェノール、5‐アミノ‐2‐メトキシフェノール、2‐(4‐アミノ‐2‐ヒドロキシフェノキシ)エタノール、5‐〔(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐メチルフェノール、3‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐メチルフェノール、3‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐メチルフェノール、2‐アミノ‐3‐ヒドロキシピリジン、5‐アミノ‐4‐クロロ‐2‐メチルフェノール、1‐ナフトール、2‐メチル‐1‐ナフトール、1,5‐ジヒドロキシナフタレン、1,7‐ジヒドロキシナフタレン、2,3‐ジヒドロキシナフタレン、2,7‐ジヒドロキシナフタレン、2‐メチル‐1‐ナフトールアセテート、1,3‐ジヒドロキシベンゼン、1‐クロロ‐2,4‐ジヒドロキシベンゼン、2‐クロロ‐1,3‐ジヒドロキシベンゼン、1,2‐ジクロロ‐3,5‐ジヒドロキシ‐4‐メチルベンゼン、1,5‐ジクロロ‐2,4‐ジヒドロキシベンゼン、1,3‐ジヒドロキシ‐2‐メチルベンゼン、3,4‐メチレンジオキシフェノール、3,4‐メチレンジオキシアニリン、5‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1,3‐ベンゾジオクソール、6‐ブロモ‐1‐ヒドロキシ‐3,4‐メチレンジオキシベンゼン、3,4‐ジアミノ安息香酸、3,4‐ジヒドロ‐6‐ヒドロキシ‐1,4(2H)‐ベンゾキサジン、6‐アミノ‐3,4‐ジヒドロ‐1,4(2H)‐ベンゾキサジン、3‐メチル‐1‐フェニル‐5‐ピラゾロン、5,6‐ジヒドロキシインドール、5,6‐ジヒドロキシインドリン、5‐ヒドロキシインドール、6‐ヒドロキシインドール、7‐ヒドロキシインドール、2,3‐インドリンジオンで、単独又は互いの混合物。
(iii)自己カップリング化合物:2‐アミノ‐5‐メチルフェノール、2‐アミノ‐6‐メチルフェノール、2‐アミノ‐5‐エトキシフェノール又は2‐プロピルアミノ‐5‐アミノピリジン。
上述の酸化染料の中で、以下の化合物が特に好ましく、単独であっても互いの混合物であっても良い。2,5‐ジアミノトルエン、2,4‐ジアミノフェノキシエタノール、レゾルシノール、2‐メチル‐レゾルシノール、m‐アミノフェニル、4‐アミノ‐m‐クレゾール、4‐アミノ‐2‐ヒドロキシトルエン、6‐アミノ‐m‐クレゾール、2‐アミノ‐4‐ヒドロキシエチルアミノアニソール、1‐ナフトール、ヒドロキシエチル‐3,4‐メチレンジオキシアニリン、2,5‐ジアミノフェニルエタノール、N,N‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)‐p‐フェニレンジアミン、フェニルメチルピラゾロン、1‐ヒドロキシエチル‐4,5‐ジアミノピラゾール及び2‐アミノ‐6‐クロロ‐4‐ニトロフェノール又はこれらの塩。
本発明の組成(B)中に存在する酸化染料前駆体の総量は、約0.1〜70重量%、特に約0.5〜50重量%である。
更に、ある種の色合いを達成するために、通常の天然及び/又は合成の直接染料、例えばヘンナ又はインジゴ等のいわゆる植物染料、トリフェニルメタン染料、芳香族ニトロ染料、アゾ染料、キノン染料、カチオン性又はアニオン性染料も添加することができる。
しかしながら、本発明の組成(B)については、全く直接染料だけを含むことも可能である。
適した合成染料としては、例えば以下のものが挙げられる。
ヒドロキシエチル‐2‐ニトロ‐p‐トルイジン、2‐ヒドロキシエチルピクラミン酸、4‐ニトロフェニルアミノ尿素、トリ(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)カルベニウムクロリド(ベーシックバイオレット2)、1,4‐ジアミノ‐9,10‐アントラセンジオン(ディスパースバイオレット1)、1,4‐ビス〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン、1‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐2‐ニトロ‐4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐ベンゼン(HCブルーNo.2)、1‐アミノ‐3‐メチル‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐6‐ニトロベンゼン(HCバイオレットNo.1)、4‐〔エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐〕‐2‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCブルーNo.12)、4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐〔(2‐メトキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCブルーNo.11)、1‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐4‐〔メチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCブルーNo.10)、1‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐4‐〔エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCブルーNo.9)、1‐(3‐ヒドロキシプロピルアミノ)‐4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCバイオレットNo.2)、1‐メチルアミノ‐4‐〔メチル‐(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCブルーNo.6)、2‐((4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アミノ)‐5‐ジメチルアミノ安息香酸(HCブルーNo.13)、1‐アミノ‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.7)、2‐アミノ‐4,6‐ジニトロフェノール、4‐アミノ‐2‐ニトロジフェニルアミン(HCレッドNo.1)、1‐アミノ‐4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCレッドNo.13)、1‐アミノ‐5‐クロロ‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン、4‐アミノ‐1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.3)、4‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロフェノール、1‐〔(2‐アミノエチル)アミノ〕‐4‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐2‐ニトロベンゼン(HCオレンジNo.2)、4‐(2,3‐ジヒドロキシプロポキシ)‐1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCオレンジNo.3)、1‐アミノ‐5‐クロロ‐4‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.10)、5‐クロロ‐1,4‐〔ジ(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.11)、2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐4,6‐ジニトロフェノール、4‐エチルアミノ‐3‐ニトロ安息香酸、2‐〔(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アミノ〕‐安息香酸、2‐クロロ‐6‐エチルアミノ‐4‐ニトロフェノール、2‐アミノ‐6‐クロロ‐4‐ニトロフェノール、4‐〔(3‐ヒドロキシプロピル)アミノ〕‐3‐ニトロフェノール、2,5‐ジアミノ‐6‐ニトロピリジン、1,2,3,4‐テトラヒドロ‐6‐ニトロキノキサリン、7‐アミノ‐3,4‐ジヒドロ‐6‐ニトロ‐2H‐1,4‐ベンゾキサジン(HCレッドNo.14)、1‐アミノ‐2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐5‐ニトロベンゼン(HCイエローNo.5)、1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐5‐ニトロベンゼン(HCイエローNo.4)、1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCイエローNo.2)、2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐メトキシ‐5‐ニトロベンゼン、2‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、1‐(2‐ヒドロキシエトキシ)‐3‐メチルアミノ‐4‐ニトロベンゼン、2,3‐(ジヒドロキシプロポキシ)‐3‐メチルアミノ‐4‐ニトロベンゼン、2‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐5‐ニトロフェノール(HCイエローNo.11)、3‐〔(2‐アミノエチル)アミノ〕‐1‐メトキシ‐4‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCイエローNo.9)、1‐〔(2‐ウレイドエチル)アミノ〕‐4‐ニトロベンゼン、4‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオロメチルベンゼン(HCイエローNo.6)、1‐クロロ‐2,4‐ビス〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐5‐ニトロベンゼン(HCイエローNo.10)、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロ‐1‐メチルベンゼン、1‐クロロ‐4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロベンゼン(HCイエローNo.12)、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオロメチルベンゼン(HCイエローNo.13)、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロベンゾニトリル(HCイエローNo.14)、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロベンザミド(HCイエローNo.15)、1,4‐ジ〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノン、1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐4‐メチルアミノ‐9,10‐アントラキノン(CI61505;ディスパースブルーNo.3)、2‐〔(2‐アミノエチル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノン(HCオレンジNo.5)、1‐ヒドロキシ‐4‐〔(4‐メチル‐2‐スルホフェニル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノン、1‐〔(3‐アミノプロピル)アミノ〕‐4‐メチルアミノ‐9,10‐アントラキノン(HCブルーNo.8)、1‐〔(3‐アミノプロピル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノン(HCレッドNo.8)、1,4‐ジアミノ‐2‐メトキシ‐9,10‐アントラキノン(CI62015;ディスパースレッドNo.11、ソルベントバイオレットNo.26)、1,4‐ジヒドロキシ‐5,8‐ビス〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノン(CI62500;ディスパースブルーNo.7、ソルベントブルーNo.69)、9‐(ジメチルアミノ)‐ベンゾ〔a〕フェノクサジン‐7‐イウム‐クロリド(CI51175;ベーシックブルーNo.6)、ジ〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕〔4‐(エチルアミノ)ナフチル〕カルベニウムクロリド(CI42595;ベーシックブルーNo.7)、3,7‐ジ(ジメチルアミノ)フェノチアジン‐5‐イウム‐クロリド(CI52015;ベーシックブルーNo.9)、ジ〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕〔4‐(フェニルアミノ)ナフチル〕カルベニウムクロリド(CI44045;ベーシックブルーNo.26)、2‐〔(4‐(エチル(2‐ヒドロキシエチル)アミノ)フェニル)アゾ〕‐6‐メトキシ‐3‐メチルベンゾチアゾリウムメチルスルフェート(CI11154;ベーシックブルーNo.41)、8‐アミノ‐2‐ブロモ‐5‐ヒドロキシ‐4‐イミノ‐6‐〔(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ〕‐1(4H)‐ナフタレンオンクロリド(CI56059;ベーシックブルーNo.99)、ビス〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕〔4‐(メチルアミノ)フェニル〕カルベニウムクロリド(CI42535;ベーシックバイオレットNo.1)、トリス〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕カルベニウムクロリド(CI42555;ベーシックバイオレットNo.3)、2‐〔3,6‐(ジエチルアミノ)ジベンゾピラニウム‐9‐イル〕ベンゾイルクロリド(CI45170;ベーシックバイオレットNo.10)、
ジ(4‐アミノフェニル)(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)カルベニウムクロリド(CI42510;ベーシックバイオレットNo.14)、1,3‐ビス〔(2,4‐ジアミノ‐5‐メチルフェニル)アゾ〕‐3‐メチルベンゼン(CI21010;ベーシックブラウンNo.4)、1‐〔(4‐アミノフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトールクロリド(CI12250;ベーシックブラウンNo.16)、1‐〔(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトールクロリド(ベーシックブラウンNo.17)、1‐〔(4‐アミノ‐3‐ニトロフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトールクロリド(CI12251;ベーシックブラウンNo.17)、3,7‐ジアミノ‐2,8‐ジメチル‐5‐フェニルフェナジニウムクロリド(CI50240;ベーシックレッドNo.2)、1,4‐ジメチル‐5‐〔(4‐(ジメチルアミノ)フェニル)アゾ〕‐1,2,4‐トリアゾリウムクロリド(CI11055;ベーシックレッドNo.22)、2‐ヒドロキシ‐1‐〔(2‐メトキシフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)ナフタレンクロリド(CI12245;ベーシックレッドNo.76)、2‐〔2‐((2,4‐ジメトキシフェニル)アミノ)エテニル〕‐1,3,3‐トリメチル‐3H‐インドール‐1‐イウム‐クロリド(CI48055;ベーシックイエローNo.11)、3‐メチル‐1‐フェニル‐4‐〔(3‐トリメチルアンモニオ)フェニル)アゾ〕‐ピラゾール‐5‐オン‐クロリド(CI12719;ベーシックイエローNo.57)、ビス〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕フェニルカルベニウムハイドロゲンスルフェート(1:1)(CI42040;ベーシックグリーンNo.1)、1‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐メチル‐4‐〔(4‐ニトロフェニル)アゾ〕‐ベンゼン(CI11210;ディスパースレッドNo.17)、4‐〔(4‐アミノフェニル)アゾ〕‐1‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐メチルベンゼン(HCイエローNo.7)、2,6‐ジアミノ‐3‐〔(ピリジン‐3‐イル)アゾ〕‐ピリジン、6‐ヒドロキシ‐5‐〔(4‐スルホフェニル)アゾ〕‐2‐ナフタレンスルホン酸ジナトリウム塩(CI15985;フードイエローNo.3;FD&CイエローNo.6)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール‐7‐スルホン酸ジナトリウム塩(CI10316;アシッドイエローNo.1;フードイエローNo.1)、2‐(インダン‐1,3‐ジオン‐2‐イル)キノリン‐x,x‐スルホン酸(モノスルホン酸とジスルホン酸との混合物)(CI47005;D&CイエローNo.10;フードイエローNo.13:アシッドイエローNo.3)、5‐ヒドロキシ‐1‐(4‐スルホフェニル)‐4‐〔(4‐スルホフェニル)アゾ〕ピラゾール‐3‐カルボン酸トリナトリウム塩(CI19140;フードイエローNo.4;アシッドイエローNo.23)、9‐(2‐カルボキシフェニル)‐6‐ヒドロキシ‐3H‐キサンテン‐3‐オン(CI45350;アシッドイエローNo.73;D&CイエローNo.8)、5‐〔(2,4‐ジニトロフェニル)アミノ〕‐2‐フェニルアミノベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(CI10385;アシッドオレンジNo.3)、4‐〔(2,4‐ジヒドロキシフェニル)アゾ〕ベンゼンスルホン酸モノナトリウム塩(CI14270;アシッドオレンジNo.6)、4‐〔(2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)アゾ〕‐ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(CI15510;アシッドオレンジNo.7)、4‐〔(2,4‐ジヒドロキシ‐3‐〔(2,4‐ジメチルフェニル)アゾ〕フェニル)アゾ〕ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(CI20170;アシッドオレンジNo.24)、4‐ヒドロキシ‐3‐〔(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐1‐ナフタレンスルホン酸ジナトリウム塩(CI14720;アシッドレッドNo.14)、6‐ヒドロキシ‐5‐〔(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐2,4‐ナフタレンジスルホン酸トリナトリウム塩(CI16255;ポンソウ4R;アシッドレッドNo.18)、3‐ヒドロキシ‐4‐〔(4‐スルホナフト‐1‐イル)アゾ〕‐2,7‐ナフタレンジスルホン酸トリナトリウム塩(CI16185;アシッドレッドNo.27)、8‐アミノ‐1‐ヒドロキシ‐2‐(フェニルアゾ)‐3,6‐ナフタレンジスルホン酸ジナトリウム塩(CI17200;アシッドレッドNo.33)、5‐(アセチルアミノ)‐4‐ヒドロキシ‐3‐〔(2‐メチルフェニル)アゾ〕‐2,7‐ナフタレンジスルホン酸ジナトリウム塩(CI18065;アシッドレッドNo.35)、2‐(3‐ヒドロキシ‐2,4,5,7‐テトラヨードジベンゾピラン‐6‐オン‐9‐イル)安息香酸ジナトリウム塩(CI45430;アシッドレッドNo.51)、N‐〔6‐(ジエチルアミノ)‐9‐(2,4‐ジスルホフェニル)‐3H‐キサンテン‐3‐イリデン〕‐N‐エチルエタンアンモニウムヒドロキシド、分子内塩、ナトリウム塩(CI45100;アシッドレッドNo.52)、8‐〔(4‐(フェニルアゾ)フェニル)アゾ〕‐7‐ナフトール‐1,3‐ジスルホン酸ジナトリウム塩(CI27290;アシッドレッドNo.73)、2’,4’,5’,7’‐テトラブロモ‐3’,6’‐ジヒドロキシスピロ〔イソベンゾフラン‐1(3H),9’‐〔9H〕キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45380;アシッドレッドNo.87)、2’,4’,5’,7’‐テトラブロモ‐4,5,6,7‐テトラクロロ‐3’,6’‐ジヒドロキシスピロ〔イソベンゾフラン‐1(3H),9’〔9H〕キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45410;アシッドレッドNo.92)、3’,6’‐ジヒドロキシ‐4’,5’‐ジヨードスピロ‐〔イソベンゾフラン‐1(3H),9’〔9H〕‐キサンテン〕‐3‐オン‐ジナトリウム塩(CI45425;アシッドレッドNo.95)、(2‐スルホフェニル)ジ〔4‐(エチル((4‐スルホフェニル)メチル)アミノ)フェニル〕カルベニウムジナトリウム塩、ベタイン(CI42090;アシッドブルーNo.9;FD&CブルーNo.1)、1,4‐ビス〔(2‐スルホ‐4‐メチルフェニル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノンジナトリウム塩(CI61570;アシッドグリーンNo.25)、ビス〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕(3,7‐ジスルホ‐2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)カルベニウム分子内塩、モノナトリウム塩(CI44090;フードグリーンNo.4;アシッドグリーンNo.50)、ビス〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕(2,4‐ジスルホフェニル)カルベニウム分子内塩、ナトリウム塩(2:1)(CI42045;フードブルーNo.3;アシッドブルーNo.1)、ビス〔4‐(ジエチルアミノ)フェニル〕(5‐ヒドロキシ‐2,4‐ジスルホフェニル)カルベニウム分子内塩、カルシウム塩(2:1)(CI42051;アシッドブルーNo.3)、1‐アミノ‐4‐(シクロヘキシルアミノ)‐9,10‐アントラキノン‐2‐スルホン酸ナトリウム塩(CI62045;アシッドブルーNo.62)、2‐(1,3‐ジヒドロ‐3‐オクソ‐5‐スルホ‐2H‐インドール‐2‐イリデン)‐2,3‐ジヒドロ‐3‐オクソ‐1H‐インドール‐5‐スルホン酸ジナトリウム塩(CI73015;アシッドブルーNo.74)、9‐(2‐カルボキシフェニル)‐3‐〔(2‐メチルフェニル)アミノ〕‐6‐(2‐メチル‐4‐スルホフェニル)アミノ〕キサンチリウム分子内塩、モノナトリウム塩(CI45190;アシッドバイオレットNo.9)、1‐ヒドロキシ‐4‐〔(4‐メチル‐2‐スルホフェニル)アミノ〕‐9,10‐アントラキノンナトリウム塩(CI60730;D&CバイオレットNo.2;アシッドバイオレットNo.43)、ビス〔3‐ニトロ‐4‐〔(4‐フェニルアミノ)‐3‐スルホフェニルアミノ〕フェニル〕‐スルホン(CI10410;アシッドブラウンNo.13)、5‐アミノ‐4‐ヒドロキシ‐6‐〔(4‐ニトロフェニル)アゾ〕‐3‐(フェニルアゾ)‐2,7‐ナフタレンジスルホン酸ジナトリウム塩(CI20470;アシッドブラックNo.1)、
3‐ヒドロキシ‐4‐〔(2‐ヒドロキシナフト‐1‐イル)アゾ〕‐7‐ニトロ‐1‐ナフタレンスルホン酸クロム錯体(3:2)(CI15711;アシッドブラックNo.52)、3‐〔(2,4‐ジメチル‐5‐スルホフェニル)アゾ〕‐4‐ヒドロキシ‐1‐ナフタレンスルホン酸ジナトリウム塩(CI14700;フードレッドNo.1;FD&CレッドNo.4)、4‐(アセチルアミノ)‐5‐ヒドロキシ‐6‐〔(7‐スルホ‐4‐〔(4‐スルホフェニル)アゾ〕ナフト‐1‐イル)アゾ〕‐1,7‐ナフタレンジスルホン酸テトラナトリウム塩(CI28440;フードブラックNo.1)、及び3‐ヒドロキシ‐4‐(3‐メチル‐5‐オクソ‐1‐フェニル‐4,5‐ジヒドロ‐1H‐ピラゾール‐4‐イルアゾ)‐ナフタレン‐1‐スルホン酸ナトリウム塩、クロム錯体(アシッドレッドNo.195)、3’,3”,4,5,5’,5”,6,7‐オクタブロモフェノールスルホナフタレイン(テトラブロモフェノールブルー)、リン酸に結合した1‐((4‐アミノ‐3,5‐ジメチルフェニル)(2,6‐ジクロロフェニル)メチレン)‐3,5‐ジメチル‐4‐イミノ‐2,5‐シクロヘキサジエン(1:1)(ベーシックブルー77)、2’,4’,5’,7’‐テトラブロモ‐4,5,6,7‐テトラクロロ‐3’,6’‐ジヒドロキシスピロ(イソベンゾフラン‐1(3H),9’〔9H〕キサンテン〕‐3‐オン‐二ナトリウム塩(アシッドレッド92)、N,N‐ジ(2‐ヒドロキシエチル)‐3‐メチル‐4‐((4‐ニトロフェニル)アゾ)‐アニリン(ディスパースレッド17)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール‐7‐スルホン酸二ナトリウム(アシッドイエロー1)、4‐((2‐ヒドロキシナフタレン‐1‐イル)アゾ)ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩(アシッドオレンジ7)、2‐((4‐エチル(2‐ヒドロキシエチル)‐アミノ)‐2‐メチルフェニル)アゾ)‐5‐ニトロ‐1,3‐チアゾール(ディスパースブルー106)、2,4‐ジニトロ‐1‐ナフトール、2‐〔(4‐アミノフェニル)アゾ〕‐1,3‐ジメチル‐1H‐イミダゾ‐3‐リウムクロリド、1‐メチル‐4‐((メチルフェニルヒドラゾノ)メチル)‐ピリジニウムメトスルフェート、2‐〔〔4‐(ジメチルアミノ)フェニル〕アゾ〕‐1,3‐ジメチルイミダゾリウムクロリド、2‐((4‐((4‐メトキシフェニル)アミノ)フェニル)アゾ)‐1,3‐ジメチル‐1H‐イミダゾール‐3‐イウムクロリド及び、1,3‐ジメチル‐2‐((4‐((フェニルメチル)アミノ)フェニル)アゾ)‐1H‐イミダゾール‐3‐イウムクロリドで、単独又は互いの混合物。
上述の直接染料の中で、特に好ましいものとしては以下の化合物が挙げられ、これらは単独であっても互いの混合物であっても良い。
ヒドロキシエチル‐2‐ニトロ‐p‐トルイジン、2‐ヒドロキシエチルピクラミン酸、4‐ニトロフェニルアミノ尿素、トリ(4‐アミノ‐3‐メチルフェニル)カルベニウムクロリド(ベーシックバイオレット2)、1,4‐ジアミノ‐9,10‐アントラセンジオン(ディスパースバイオレット1)、1‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐2‐ニトロ‐4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕ベンゼン(HCブルーNo.2)、4‐〔エチル‐(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ‐〕‐2‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCブルーNo.12)、1‐アミノ‐4‐〔ジ(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼンヒドロクロリド(HCレッドNo.13)、4‐アミノ‐1‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.3)、4‐アミノ‐3‐ニトロフェノール、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロフェノール、1‐アミノ‐5‐クロロ‐4‐〔(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.10)、5‐クロロ‐1,4‐〔ジ(2,3‐ジヒドロキシプロピル)アミノ〕‐2‐ニトロベンゼン(HCレッドNo.11)、2‐クロロ‐6‐エチルアミノ‐4‐ニトロフェノール、2‐アミノ‐6‐クロロ‐4‐ニトロフェノール、4‐〔(2‐ヒドロキシエチル)アミノ〕‐3‐ニトロ‐1‐トリフルオロメチルベンゼン(HCイエローNo.13)、8‐アミノ‐2‐ブロモ‐5‐ヒドロキシ‐4‐イミノ‐6‐〔(3‐(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ〕‐1(4H)‐ナフタレンオンクロリド(CI56059;ベーシックブルーNo.99)、1‐〔(4‐アミノフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトールクロリド(CI12250;ベーシックブラウンNo.16)、1‐〔(4‐アミノ‐2‐ニトロフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)‐2‐ナフトールクロリド(ベーシックブラウンNo.17)、2‐ヒドロキシ‐1‐〔(2‐メトキシフェニル)アゾ〕‐7‐(トリメチルアンモニオ)ナフタレンクロリド(CI12245;ベーシックレッドNo.76)、3‐メチル‐1‐フェニル‐4‐〔(3‐トリメチルアンモニオ)フェニル)アゾ〕‐ピラゾール‐5‐オン‐クロリド(CI12719;ベーシックイエローNo.57)及び、2,6‐ジアミノ‐3‐〔(ピリジン‐3‐イル)アゾ〕ピリジン及びこれらの塩。
本発明の組成(B)における直接染料の総量は、約0.1〜90重量%、特に約1〜70重量%である。
更に、毛髪着色剤における使用について通常の公知の染料は、とりわけ、E.サガリン、「化粧品、科学及び工学(Cosmetics, Science and Technology) 」、インターサイエンス出版社、ニューヨーク(1957年)、第 503頁以降、及び、H.ジャニスティン、「化粧品及び香料ハンドブック(Handbuch der Kosmetika und Riechstoffe)、第3巻」(1973年)、第 388頁以降、及び、K.シュラーデル「化粧品の原料及び調合物(Grundlagen und Rezepturen der Kosmetika)」、第2版、(1989年)、第782〜815頁に記載されており、ここに明らかに参照とされる。
本発明による染料キャリアー物質(A)の調合形態は、例えば溶液、特に水性又は水‐アルコール性溶液であってよい。しかしながら、特に好ましい調合形態は、クリーム、ゲル又はエマルジョンである。
溶液、クリーム、エマルジョン又はゲルにおける通常の添加物は、例えば、水、低級脂肪族アルコール(例えばエタノール、プロパノール又はイソプロパノール)、グリセリン又はグリコール類(例えば1,2‐プロピレングリコール)などの溶剤、又、アニオン性、カチオン性、両性若しくは非イオン性界面活性物質の属からの湿潤剤又は乳化剤(例えば脂肪アルコールスルフェート、オキシエチル化脂肪アルコールスルフェート、アルキルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、アルキルトリメチルアンモニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチル化脂肪アルコール、オキシエチル化ノニルフェノール、脂肪酸アルカノールアミド、オキシエチル化脂肪酸エステルなど)、又、増粘剤(例えば高級脂肪族アルコール、澱粉、セルロース誘導体、ワセリン、パラフィンオイル及び脂肪酸)、又、保護物質(例えばカチオン性樹脂、ラノリン誘導体、コレステロール、パントテン酸およびベタイン)などである。上記の成分は、このような目的において通常の量にて使用され、例えば、湿潤剤及び乳化剤は約0.5〜30重量%の濃度であり、増粘剤は約0.1〜30重量%の量であり、保護物質は約0.1〜5重量%の濃度である。
組成によっては、前記の着色キャリアー物質(A)は、弱酸性、中性又は塩基性の状態を有していてよい。特に、これは、6.5〜11.5のpHを有している。この際、塩基性への調整は、好ましくはアンモニアを用いて行われるが、モノエタノールアミンやトリエチルアミンのような有機アミン、或いは水酸化ナトリウムや水酸化カリウムのような無機塩基も使用されても良い。酸性領域におけるpHの調整については、例えばリン酸、酢酸、クエン酸又は酒石酸などの無機酸又は有機酸が好適である。
前記の着色キャリアー物質(A)においては、酸化防止剤、例えばアスコルビン酸、チオグリコール酸又は亜硫酸ナトリウム、又、重金属に対する錯体剤、例えばエチレンジアミノテトラアセテート又はニトリロ酢酸は、例えば約0.5重量%以下の量にて存在しても良い。香油は、本発明による着色キャリアー物質中に約1重量%以下の量にて存在することができる。更に、本発明による成分(A)は、このような薬剤において通常の補助剤及び添加物を含むことができ、例えばアクリル酸のホモポリマー、植物ゴム、藻ポリサッカリド、両親媒性の結合増粘剤などの増粘剤、又、保存剤;錯体剤;アニオン性、カチオン性、両性若しくは非イオン性界面活性物質の属からの湿潤剤又は乳化剤;アルキル化剤(例えば、アンモニウム塩及び/又はアミノ酸、例えばグリシン又はアラニン);保護物質(例えばカチオン性のポリマー又は樹脂、ラノリン誘導体、コレステロール、ビタミン、パントテン酸およびベタイン)などである。上述の成分は、このような目的において通常の量にて使用され、例えば、湿潤剤及び乳化剤は約0.1〜30重量%の濃度であり、保護物質は約0.1〜5.0重量%の濃度である。
本発明による成分(C)は、1種以上の公知の化学酸化剤、例えば、過酸化水素又はその塩又は付加物、及び、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩を含む。
成分(B)の特に好ましい粒状組成物は、少なくとも1種の天然及び/又は合成染料を含む出発物質と適当なキャリアー物質との均一な混合と、引き続いて行われる適当なカプセル化物質を用いたコーティングによって得られた染料含有ペレット(a)、又は、少なくとも1種の天然及び/又は合成染料と少なくとも1種の適当なカプセル化物質との混合物を用いて適当なキャリアー物質をコーティングして得られた染料含有ペレット(b)である。
これらの染料含有ペレットは、押出成形機技術を用いた附属書類1に図式で示されている方法か〔(a)に記載されたペレット〕、あるいは、附属書類2に図式で示されているトップスプレー法〔(a)又は(b)によるペレット〕のいずれかにて製造される。
例えば、上記の方法は、1キログラムのバッチに対して以下のようにして実施することができ、もっと量の多いバッチに対してはスプレーエア圧力とスプレー速度を適当に適合させることが必要である。
1.押出成形機技術を用いた製造
これにおいては、垂直式造粒機(ローター速度=50〜200rpm、好ましくは約150rpm;チョッパー速度=750〜1250rpm、好ましくは約1000rpm)内で、室温(15〜35℃)にて、染料塊状物を、キャリアー物質と任意に酸化防止剤並びに更に別の補助剤と乾燥混合し、引き続いて湿潤混合することによって基材塊状物を製造する。その後、この基材塊状物を押出成形機(速度=15〜50rpm、好ましくは約25〜30rpm;スクリーンの穿孔サイズ=約0.01〜5mm;好ましくは0.1〜3mm;特に0.6〜1mm)にて押し出し成形し、このようにして得られた粒状物を、ペレタイザー(速度=400〜800rpm、好ましくは約500〜600rpm)にて球状化する。その後、この粒状物を、20〜60℃(好ましくは30〜55℃)の製品温度で乾燥し(インレットエア温度は好ましくは約70〜80℃)、引き続いて、(もし40〜50℃にまで事前加熱の後が適当であれば)流動床法(スプレー速度は好ましくは約5〜20g/分;スプレーエア圧力は好ましくは約1.5〜2.5バール)を用いてコーティングを行い、この際、(コートされる粒状物の量に対して)使用されるカプセル化剤の量は0.5〜50重量%、好ましくは1〜20重量%であり、特に2〜15重量%である。最後に、この生成物を乾燥する(製品温度は最高で約60℃)。
2.トップスプレー法を用いた製造
(a)これにおいては、流動床造粒機/コーターにて室温(15〜35℃)で、染料塊状物を、キャリアー物質と任意に酸化防止剤並びに更に別の補助剤と混合する。その後、このようにして得られた基材塊状物を熱処理し(製品温度は最高で約55℃)、その後、粒状化し(スプレー速度は好ましくは約6〜20g/分;スプレーエア圧力は好ましくは約0.25〜2.5バール)、この際、(コートされる粒状物の量に対して)使用されるカプセル化剤の量は0.5〜50重量%、好ましくは1〜20重量%であり、特に2〜10重量%であり、その後、任意にコーティングを行う。もし必要であれば、この生成物を最終的に乾燥する(製品温度は最高で約60℃)。
(b)これにおいては、流動床造粒機/コーターにて室温(15〜35℃)で、キャリアー物質と任意に酸化防止剤並びに更に別の補助剤を互いに混合する。その後、このようにして得られた基材塊状物を熱処理し(製品温度は最高で約55℃)、その後、粒状化し、その後、適当なカプセル化剤中に染料と任意に酸化防止剤並びに更に別の補助剤を含む溶液/分散液を用いてコーティングを行い(スプレー速度は好ましくは約6〜20g/分;スプレーエア圧力は好ましくは約0.25〜2.5バール)、この際、(コートされる粒状物の量に対して)使用されるカプセル化剤の量は0.5〜50重量%、好ましくは1〜20重量%であり、特に2〜10重量%である。もし必要であれば、この生成物を最終的に乾燥する(製品温度は最高で約60℃)。
上記の染料含有ペレットに適したキャリアー物質は、適したカプセル化物質を用いてペレットをコーティングするための方法を実施することが可能な物理的状態に染料を変換する微粉末で微結晶性の物質である。適したキャリアー物質は、特に、アラビアゴム、デキストロース、ポリビニルピロリドン、オリゴサッカリド、微晶性セルロース誘導体、例えば、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ノノキシノールヒドロキシエチルセルロース及びセチルヒドロキシエチルセルロース又は、物理的又は化学的に変性された澱粉又は澱粉誘導体、例えば、澱粉エステル(例えばアセチル化澱粉)、澱粉エーテル(例えばヒドロキシアルキル化澱粉)、ジアルデヒド澱粉、ジカルボキシ澱粉、リン酸二澱粉、ヒドロキシアルキルリン酸澱粉又はヒドロキシアルキル澱粉であり、この際、上記アルキル基は、好ましくは1〜4個、特に好ましくは2〜3個の炭素原子を含む。又、架橋した澱粉エステル、例えば、ジメチルイミダゾリドンライス又はコーンスターチというINCI名を有するもの、又は、疎水性的に変性された澱粉(例えばアルミニウムスターチオクテンスクシネートというINCI名を有するもの)も好適である。この澱粉は、熱的又は加水分解的又は酵素的のいずれかにて変性されていてよく、公知の出発源、例えばコーン、じゃがいも、さつまいも、エンドウ、バナナ、エンバク、小麦、大麦、米、サゴ、タピオカ、クズウコン、アマランス、カンナ、サトウモロコシ等から出発澱粉を得ることが可能である。特に好ましい澱粉誘導体は、非イオン性の澱粉誘導体であり、特にエチレンオキシド、プロピレンオキシド又はブチレンオキシド等のアルキレンオキシド、アセトアンヒドリド又はブチルケテンダイマー、特にプロピレンオキシドにて変性された非イオン性澱粉誘導体である。この他の適したキャリアー物質は、合成カルシウムシリケート、珪藻土、二酸化珪素又は他の非粘結粉末である。
本発明によるペレットに適したカプセル化物質は、コーティング物として考慮できるようにしてスプレードライ法によってペレット上に、溶液又は分散液から均一な皮膜を析出させることが可能な水溶性又は水分散性の皮膜形成物質である。
適したカプセル化物質は、アラビアゴム、セルロース誘導体(例えばメチルセルロース)、ポリエチレン分散物、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポリアミド又は天然の皮膜形成剤、例えばキトサン、シェラック、オリゴサッカリド、及び中国バルサム樹脂(コロホニー)である。
好ましく使用されるペレットは、100μm〜1000μmの粒子径、特に120μm〜1500μmの粒子径を有している。
塗布を行うには、使用する直前に、成分(A)と(B)、酸化着色又は毛髪の淡色化と着色を同時に行う場合には、追加して成分(C)を互いに混合し、このようにして製造され個々に調製された着色剤の毛髪染色処理を行うのに充分な量、一般的には約60〜200gを、毛髪の状態に応じて毛髪に塗布する。
淡色化が必要とされる場合には、適したケラチン‐淡色化物質(特に過硫酸塩及び過硫酸塩の混合物及び過酸化水素)が成分(B)中に存在していてもよい。
本発明による薬剤(C)は、少なくとも1種の酸化剤供給源を含むことができる。好ましい酸化剤は、水溶性過酸化物を含有した酸化剤である。この場合において「水溶性」とは、標準状態の下で、少なくとも0.1g、好ましくは1g、特に10gの酸化剤が1リットルの脱イオン化水中に溶解可能であることをいう。これらの酸化剤は、初期可溶化、メラニンの脱色(漂白)及び、毛髪軸における酸化染料前駆体の酸化(酸化着色)に好適である。
いかなる公知の水溶性酸化剤も、本発明の範囲内において使用することができ、好ましいものとしては、水溶液中で過酸化水素を生成する無機過酸化物が挙げられる。水溶性の過酸化物を含有する酸化剤は、従来技術から良く知られており、過酸化水素、無機金属化酸化物、例えば過ヨウ素酸ナトリウム又は過酸化ナトリウム、有機過酸化物、例えば過酸化尿素又は過酸化メラミン、及び無機の過塩漂白剤、例えば過ホウ酸塩、過炭酸塩、過リン酸塩、過ケイ酸塩、過硫酸塩等のアルカリ金属塩が挙げられる。これらの無機過塩はまた、一水和物、四水和物等として存在していてもよい。アルキル及びアリール過酸化物及び/又はペルオキシダーゼも同様に使用できる。必要であれば、これらの酸化剤の2種以上の混合物も使用できる。これら酸化剤は、水溶液又は使用する前に溶解される粉末の形態であってよい。本発明による好ましい酸化剤は、過酸化水素、過炭酸塩、過硫酸塩、及びこれら化合物の配合物である。
本発明によれば、前記薬剤は、約0.1〜約15重量%、好ましくは約1〜10重量%、特に約2〜約7重量%の酸化剤を含む。より好ましい酸化剤は、ペルオキシモノカーボネートイオンの原料であり、これは、過酸化水素原料と炭酸水素塩原料から、その場で生成されることが好ましい。この種の酸化剤は、9.5以下のpHにて特に効果的であり、7.5〜9.5のpH、特に約9が好ましい。更に、この系は、アンモニア又はアンモニウムイオンに適した供給源との配合において特に効果的である。酸化剤は、臭気、皮膚及び頭皮の刺激及び頭髪損傷の顕著な減少と相まって所望の毛髪染色効果に関してはっきりした効果をもたらし得ることが見い出された。
これらのイオンのいかなる供給源も、適当な供給源と共に使用でき、例えば、炭酸塩、カルバミン酸塩及び炭酸水素塩のナトリウム、カリウム、グアニジン、アルギニン、リチウム、カルシウム、マグネシウム、バリウム又はアンモニウム塩、及びこれらの混合物、例えば炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸グアニジン、炭酸水素グアニジン、炭酸リチウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム及び、これらの混合物が挙げられる。過炭酸塩は、同時に、炭酸塩イオンの供給源としても、酸化剤としても働くことができる。炭酸塩、カルバミン酸塩及び炭酸水素塩の好ましい供給源は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム及びカルバミン酸アンモニウム、及びこれらの混合物である。
本発明によれば、前記薬剤は、約0.1〜約15重量%、好ましくは約1〜約10重量%、特に約1〜約8重量%の炭酸水素イオンと、約0.1〜10重量%、好ましくは約1〜7重量%、特に約2〜約6重量%の過酸化水素供給源を含む。
本発明によれば、前記薬剤はまた、任意に少なくとも1種のアルカリ化剤の供給源、好ましくはアンモニア又はアンモニウムイオンの供給源を含んでも良い。使用できるアルカリ化剤はあらゆる公知の化合物であり、例えば、アルカノールアミド、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノプロパノールアミン、ジプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、2‐アミノ‐2‐メチル‐1,3‐プロパンジオール、2‐アミノ‐2‐メチル‐1‐プロパノール又は2‐アミノ‐2‐ヒドロキシメチル‐1,3‐プロパンジオール、及びグアニジウム塩である。特に好ましいアルカリ化剤は、アンモニウムイオンの供給源を有した薬剤であり、この際、アンモニウムイオンのあらゆる供給源が好適である。アンモニウムイオンの好ましい供給源は、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、リン酸アンモニウム、酢酸アンモニウム、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、過酸化アンモニウム、過炭酸塩、アンモニア及びこれらの混合物である。この際、特に好ましいものは、炭酸アンモニウム、カルバミン酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、アンモニア及びこれらの混合物である。本発明による前記薬剤は、約0.1〜約10重量%、好ましくは約0.5〜約5重量%、特に約1〜約3重量%のアルカリ化剤、好ましくはアンモニウムイオンを含んでもよい。
本発明によれば、前記薬剤はまた、フリーラジカル捕捉剤の供給源を含んでもよい。この場合において、「フリーラジカル捕捉剤」なる用語は、反応性のあるフリーラジカル、好ましくはカーボネートフリーラジカルと反応し、これらの反応性のあるフリーラジカルを一連の急速な反応によって、反応性の低い化合物に変換するための化合物を意味している。
適当なフリーラジカル捕捉剤は、下記の一般式(I)の化合物であり、
Figure 2008508196
上式にて、Yは、NR、O又はSで、好ましくはNRであり、nは0〜2であり、上式におけるRは、(a)置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル又はモノ‐又はポリ不飽和アルキル又はヘテロアルキル基、及び、脂肪族、ヘテロ脂肪族又はヘテロオレフィン系、(b)置換された又は置換されていないモノ‐又はポリ環状脂肪族、芳香族又はヘテロ環状系、又は(c)置換された又は置換されていないモノ‐、ポリ‐又は過フッ素化アルキル系から成るグループからの一価又は二価の基であり、この際、上記の系(a)、(b)及び(c)は、1〜12個の炭素原子と、0〜5個のヘテロ原子(O,S,N,P,Si)を有しており、しかも、Rは、R又はRと一緒に5‐、6‐又は7‐員環を形成しており、しかも、R,R,R,R及びRは一価であり、独立して互いに、上記の基(a)、(b)又は(c)の一つ又は水素である。
は、好ましくは、(a)置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル又はヘテロアルキル基、又は、脂肪族、ヘテロ脂肪族又はヘテロオレフィン系、(b)置換された又は置換されていないモノ‐又はポリ環状脂肪族、芳香族又はヘテロ環状系、又は(c)置換された又は置換されていないモノ‐、ポリ‐又は過フッ素化アルキル系であり、この際、Rは、特に好ましくは、置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル又はヘテロアルキル基、又は、脂肪族又はヘテロ脂肪族の系、(b)置換された又は置換されていない芳香族又はヘテロ環状系、(c)置換された又は置換されていないモノ‐、ポリ‐又は過フッ素化アルキル系であり、特に、置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル又はヘテロアルキル基である。好ましくは、上記のR基(a)、(b)及び(c)は、1〜8個の炭素原子(この際、1〜6個の炭素原子、特に1〜4個の炭素原子が特に好ましい)と、0〜3個のヘテロ原子、好ましくは0〜2個のヘテロ原子、特に1個のヘテロ原子を有している。この系がヘテロ原子を有する場合には、1個のヘテロ原子を含むことが好ましい。挙げられるヘテロ原子は、特にO,S及びNであり、この際、OとN、特にOが好ましい。R,R,R,R及びRは、独立して互いに、水素又は、Rにおいて特定された系のうちの一つである。
換言すれば、R,R,R,R,R,及びRもまた、置換されていても良く、この際、置換基は以下から選ばれたものが好ましい。(a)炭素原子に結合した一価の置換基で、(i)置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル基、モノ‐又はポリ不飽和アルキル、ヘテロアルキル、脂肪族、ヘテロ脂肪族又はヘテロオレフィン系、(ii)置換された又は置換されていないモノ‐又はポリ環状脂肪族、芳香族又はヘテロ環状系、又は(iii)置換された又は置換されていないモノ‐、ポリ‐又は過フッ素化アルキル系のグループから選ばれたもので、この際、上述の系(i),(ii)及び(iii)は、1〜10個の炭素原子と、0〜5個のヘテロ原子(O,S,N,P,Si)を含んでおり;(b)SA,SCN,SO,SO,SSA,SOA,SONA,SNA及びSONAのグループからの硫黄原子に結合した一価の置換基;(c)OA,OCN及びONAのグループからの酸素原子に結合した一価の置換基;(d)NA,(NA,NC,NAOA,NASA,NCO,NCS,NO,N=NA,N=NOA,NACN,NANAのグループからの窒素原子に結合した一価の置換基;(e)一価の置換基であるCOOA,CON,CONA ,CONACOA,C(=NA)NA,CHO,CHS,CN,NC及びX;及び(f)1〜12個の炭素原子と0〜4個のヘテロ原子を有するモノ‐、ポリ‐、又は過フッ素化アルキル系からのフルオロアルキル一価置換基。
上述の基(b)〜(e)においては、A、A及びAは一価であり、独立して互いに、(1)H、(2)置換された又は置換されていない直鎖又は分枝したアルキル基、モノ‐又はポリ不飽和アルキル基、ヘテロアルキル基、脂肪族、ヘテロ脂肪族又はヘテロオレフィン系、(3)置換された又は置換されていないモノ‐又はポリ環状脂肪族、芳香族又はヘテロ環状系、又は(4)置換された又は置換されていないモノ‐、ポリ‐又は過フッ素化アルキル系であり、この際、上記の系(2)、(3)及び(4)は、1〜10個の炭素原子と0〜5個のヘテロ原子(O,S,N,P,Si)を有しており、上記にて、Xはハロゲン原子(F,Cl,Br,I)である。
好ましい置換基は、ハメットシグマパラ(σ)値−0.65〜+0.75、好ましくは−0.4〜+0.5を有する。ハメットシグマ値は、文献「進歩した有機化学‐反応、機構及び構造」(ジェリーマーチ、第5版、(2001年)の第368−375頁)に記載されており、ここに明らかに参照とされる。
同様に、適したフリーラジカル捕捉剤は、以下の一般式(II)の化合物であり、
Figure 2008508196
上式にて、R,R,R,R及びRは、独立して互いに、H,COO,Cl,Br,SO ,NO,OCH,OH又は、C〜C10の第1級又は第2級のアルキル基であり、Mは、H又はアルカリ金属原子のいずれかである。好ましくは、上述のフリーラジカル捕捉剤は、ヒドロキシ基のプロトン化を確実なものとするために8.5のpKa値を有する。更に別の適したフリーラジカル捕捉剤は、ベンジルアミン、イミダゾール、ジ‐tert‐ブチルヒドロキシトルエン、ハイドロキノン、グアニン、ピラジン、ピペリジン、モルホリン、メチルモルホリン、2‐メトキシエチルアミン及びこれらの混合物から成るグループ(III)から選ばれたものである。本発明による好ましいフリーラジカル捕捉剤は、アルカノールアミン、アミノ糖、アミノ酸、アミノ酸エステル及びこれらの混合物である。特に好ましいものは以下のものである。モノエタノールアミン、3‐アミノ‐1‐プロパノール、4‐アミノ‐1‐ブタノール、5‐アミノ‐1‐ペンタノール、1‐アミノ‐2‐プロパノール、1‐アミノ‐2‐ブタノール、1‐アミノ‐2‐ペンタノール、1‐アミノ‐3‐ペンタノール、1‐アミノ‐4‐ペンタノール、3‐アミノ‐2‐メチルプロパン‐1‐オール、1‐アミノ‐2‐メチルプロパン‐2‐オール、3‐アミノプロパン‐1,2‐ジオール、グルコサミン、N‐アセチルグルコサミン、グリシン、アルギニン、リジン、プロリン、グルタミン、ヒスチジン、サルコシン、セリン、グルタミン酸、トリプトファン及びこれらの混合物、及びこれらの塩、例えば、カリウム、ナトリウム及びアンモニウム塩又はこれらの混合物等。特に好ましい化合物は、グリシン、サルコシン、リジン、セリン、2‐メトキシエチルアミン、グルコサミン、グルタミン酸、モルフォリン、ピペリジン、エチルアミン、3‐アミノ‐1‐プロパノール及びこれらの混合物である。本発明によるフリーラジカル捕捉剤は、毛髪繊維内へのフリーラジカル捕捉剤の浸透を容易にするために、好ましくは約500以下の分子量、好ましくは約300以下、特に約250以下の分子量を有する。本発明による薬剤は、フリーラジカル捕捉剤を含む場合には、好ましくは約0.1〜約10重量%、特に1〜7重量%のフリーラジカル捕捉剤を含む。このフリーラジカル捕捉剤は、アルカリ化剤と同様の化合物種ではないようにして選択されることが好ましい。本発明のある具体例によれば、フリーラジカル捕捉剤は、毛髪着色剤にて使用する前にその場で生成されても良い。
前記混合物は、その後、毛髪上で15〜50℃にて10〜45分間、好ましくは15〜30分間作用させたままとし、その後、毛髪を水で濯ぎ、乾燥させる。この濯ぎは、更にシャンプーを用いて毛髪を洗浄したり、適当な場合には、弱い有機酸、例えばクエン酸又は酒石酸等を用いて後濯ぎをしてから行っても良い。最後に、この毛髪を乾燥させる。
従来技術の着色剤が工業的に製造され、使用の準備ができた形態で予め色付けされているのに対し、本発明による染色方法は、それぞれの場合に要望される色合いが作られる、粉末又は粒状物の形態で存在する基本色調(オレンジ色、赤色、青色、黄色等)及び、適当な場合にはケラチン淡色化化合物のあらゆる組み合わせを当業者に提供する。従って、理髪師は、もはや数多くの個々の色合いを持ち合わせる必要がなく、いくつかの成分(粉末又は粒状物の形態である約7〜10種の染料事前混合物(基本色調);単一の基本物質単独、及び追加して過酸化物キャリヤー)を用いて所望の色合いを調製することが可能である。着色剤及び漂白剤の貯蔵費用が減少することの他に、本発明による方法はまた、当業者の非常に顕著な色合い多様化と創造性をもたらす。
以下の実施例は、本発明の対象を更に詳しく説明するためのものであって、これに限定されるものではない。
実施例1:トップスプレー法における染料ペレットの製造
グラット流動床造粒機及びコーターにて、以下の混合物Aを、インレットエア温度90℃、空気量18m/hにて、製品温度が34℃となるまで加熱する。
染料ペレット事前混合物
381.2g 4‐(2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐3‐ニトロフェノール
101.0g 2‐((2‐ヒドロキシエチル)アミノ)‐4,6‐
ジニトロフェノール
100.0g コーンスターチ
そして、20%濃度の水溶性ポリビニルピロリドン溶液(「スプレー溶液」)を、この事前混合物上に8g/分の初期スプレー速度で、0.5バールのスプレーエア圧力にてスプレーする。粒状化工程の途中で、スプレー速度を12g/分に増加させ、インレットエア温度を100℃に、空気量を最大30m/hにまで増加させる。製品温度は、全工程の間を通して約30〜31℃に維持する。310gを塗布した後、ペレットを最高製品温度57℃で乾燥させ、その後、約30℃にまで冷却し、篩い分けする。
実施例2:押し出し技術を用いた染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
1896g 4‐(2‐ヒドロキシエチルアミノ)‐3‐ニトロフェノール
504g 2‐((2‐ヒドロキシエチル)アミノ)‐4,6‐ジニトロフェノール
800g 微結晶セルロース
800g コーンスターチ
上記の染料ペレット事前混合物を、垂直式造粒機(ローター速度=約150rpm;チョッパー速度=約1000rpm)内で1分間混合し、その後、二成分ノズルを用いて2091gの6%濃度の水溶性ヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液と共に更に混合しながらスプレーする。このようにして得られた塊状物を、押出機モデルBR200(速度=27rpm;篩Φ:1.0mm)を用いて約30℃の製品温度にて押し出す。このようにして得られた材料を、その後、ペレタイザーモデルP50にて550rpmで1分間球状化し、その後、グラット垂直式造粒機内で、インレットエア温度70℃、空気量約60〜90m/h、最大製品温度51℃にて乾燥させる。
グラット流動床造粒機及びコーターにて、上記の乾燥させた染料ペレット1500gをインレットエア温度約50℃、空気量75m/hで、製品温度が39〜40℃となるまで加熱する。このペレットを、その後、10%濃度の水溶性ヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液と共に5g/分のスプレー速度で、2.5バールのスプレーエア圧力にてスプレーし、スプレー速度を工程の途中で8.5g/分に増加させる。14%濃度の固形分塗布に相当する2215gの上記スプレー溶液を塗布した後、ペレットを最高で51℃の製品温度(インレットエア温度=約70℃)にて再び乾燥させ、その後、約27℃まで冷却し、篩い分けする。〔言い換えると、乾燥及びコーティング又は粒状化、乾燥及びコーティングは、通常の工程段階で行うこともできる。〕
実施例3:押し出し技術を用いた染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
1411g 2,5‐ジアミノトルエンスルフェート
636g 4‐アミノ‐2‐ヒドロキシトルエン
353g 2‐アミノ‐4‐(β‐ヒドロキシエチルアミノ)アニソール
スルフェート
794g アスコルビン酸
1058g 亜硫酸ナトリウム
800g ヒドロキシプロピルセルロース
1300g コーンスターチ
調製は、コーティング剤として5.625%濃度の水溶性ヒドロキシプロピルメチルセルロース溶液を使用する以外は、実施例2と同様にして行う。
実施例4:トップスプレー法における染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
7.2g 5‐アミノ‐2‐メチルフェノール
16.0g 2,5‐ジアミノトルエンスルフェート
4.0g 2‐アミノ‐4‐(β‐ヒドロキシエチルアミノ)アニソール
スルフェート
3.0g アスコルビン酸
4.0g 亜硫酸ナトリウム
965.8g 加水分解されたコーンスターチ(オリゴサッカリド)
上記の染料ペレット事前混合物を、実施例1に記載される方法にて20%濃度の水溶性ポリビニルピロリドン溶液563gと共にペレット化する。
実施例5:トップスプレー法における染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
38.6g 2,4‐ジアミノフェノキシエタノール塩酸塩
47.1g N,N‐ビス(2‐ヒドロキシエチル)‐p‐フェニレンジアミン
スルフェート
3.0g HCブルーNo.15
30.0g アスコルビン酸
10.0g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
500.0g アラビアゴム、水中に20%濃度の溶液
充填材料
771.3g 水素添加されたサッカリド(主成分:
6‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐ソルビトール及び
1‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐マンニトール)
グラット流動床造粒機及びコーター内に、上記の充填材料を最初に導入し、インレットエア温度75℃、空気量55〜65m/hにて、製品温度が約34℃となるまで加熱する。その後、この水溶性の染料ペレット事前混合物(「スプレー溶液」)を、上記の最初に導入された充填材料上に15〜22g/分の初期スプレー速度で、1.2〜1.4バールのスプレーエア圧力にてスプレーする。粒状化工程を行う間、スプレー速度とインレットエア温度は一定に維持する。空気量は、染料ペレット事前混合物によって最大値100m/hにまで増加させる。製品温度は、染料ペレット事前混合物によって全工程の間を通して40〜60℃の間に維持する。上記の染料ペレット事前混合物を塗布した後、ペレットを最高製品温度60℃で乾燥させ、その後、約30℃にまで放冷し、篩い分けする。
実施例6:トップスプレー法における染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
63.0g 1‐ヒドロキシエチル‐4,5‐ジアミノピラゾールスルフェート
32.5g 4‐アミノ‐2‐ヒドロキシトルエン
2.0g HCレッドNo.10/HCレッドNo.11(70:30の割合)
30.0g アスコルビン酸
10.0g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
500.0g アラビアゴム、水中に20%濃度の溶液
充填材料
762.5g 水素添加されたサッカリド(主成分:
6‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐ソルビトール及び
1‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐マンニトール)
グラット流動床造粒機及びコーター内に、上記の充填材料を最初に導入し、インレットエア温度75℃、空気量55〜65m/hにて、製品温度が約34℃となるまで加熱する。その後、この水溶性の染料ペレット事前混合物(「スプレー溶液」)を、上記の最初に導入された充填材料上に15〜22g/分の初期スプレー速度で、1.2〜1.4バールのスプレーエア圧力にてスプレーする。粒状化工程を行う間、スプレー速度とインレットエア温度は一定に維持する。空気量は、染料ペレット事前混合物によって最大値100m/hにまで増加させる。製品温度は、染料ペレット事前混合物によって全工程の間を通して40〜60℃の間に維持する。上記の染料ペレット事前混合物を塗布した後、ペレットを最高製品温度60℃で乾燥させ、その後、約30℃にまで放冷し、篩い分けする。
実施例7:トップスプレー法における染料ペレットの製造
染料ペレット事前混合物
12.0g 4‐アミノ‐3‐メチルフェノール
12.0g 4‐アミノ‐2‐ヒドロキシトルエン
80.0g 4‐アミノ‐6‐クロロ‐4‐ニトロフェノール
30.0g アスコルビン酸
10.0g エチレンジアミノ四酢酸二ナトリウム塩
500.0g アラビアゴム、水中に20%濃度の溶液
充填材料
756.0g 水素添加されたサッカリド(主成分:
6‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐ソルビトール及び
1‐O‐α‐グルコピラノリル‐D‐マンニトール)
グラット流動床造粒機及びコーター内に、上記の充填材料を最初に導入し、インレットエア温度75℃、空気量55〜65m/hにて、製品温度が約34℃となるまで加熱する。その後、この水溶性の染料ペレット事前混合物(「スプレー溶液」)を、上記の最初に導入された充填材料上に15〜22g/分の初期スプレー速度で、1.2〜1.4バールのスプレーエア圧力にてスプレーする。粒状化工程を行う間、スプレー速度とインレットエア温度は一定に維持する。空気量は、染料ペレット事前混合物によって最大値100m/hにまで増加させる。製品温度は、染料ペレット事前混合物によって全工程の間を通して40〜60℃の間に維持する。上記の染料ペレット事前混合物を塗布した後、ペレットを最高製品温度60℃で乾燥させ、その後、約30℃にまで放冷し、篩い分けする。
実施例8:クリーム状の毛髪着色剤
クリーム基材(A)
8.70g セチルステアリルアルコール
2.30g グリセリルステアレート(自己‐乳化)
0.80g ラノリン
3.80g ラノリンアルコール
1.42g ナトリウムセチルステアリルスルフェート
0.07g ホルムアルデヒド
0.01g トコフェロール
0.20g 香料
10.00g アンモニア
添加して100.00gとなる水
上記のクリーム基材(成分A)を、典型的なホット‐乳化法にて製造する。使用する前に、上記のクリーム基材(成分A)50gを、染色皿又は振とうボトル内で、実施例1又は2のいずれかによる染料ペレット(成分B)6gと混合する。
実施例9:酸化毛髪着色剤
クリーム基材(A)
8.70g セチルステアリルアルコール
2.30g グリセリルステアレート(自己‐乳化)
0.80g ラノリン
3.80g ラノリンアルコール
1.42g ナトリウムセチルステアリルスルフェート
0.07g ホルムアルデヒド
0.01g トコフェロール
0.20g 香料
10.00g アンモニア
添加して100.00gとなる水
酸化剤(C)過酸化水素エマルジョン
9.00g 過酸化水素
1.80g セチルステアリルアルコール
3.30g ポリビニルピロリドン/スチレンコポリマー
0.20g リン酸二ナトリウム
0.20g ナトリウムラウリルスルフェート
0.10g サリチル酸
0.08g リン酸
添加して100.00gとなる水
上記の過酸化水素エマルジョンを、典型的なホット‐乳化法にて製造する。使用する直前に、この過酸化水素エマルジョン(成分C)60gを、染色皿又は振とうボトル内で、クリーム基材(成分A)60g及び、実施例3又は4のいずれかによる染料ペレット(成分B)6gと混合する。
実施例10:毛髪を染色するための多成分キット
Figure 2008508196
Figure 2008508196
酸化剤(C)過酸化水素エマルジョン
9.00g 過酸化水素
1.80g セチルステアリルアルコール
3.30g ポリビニルピロリドン/スチレンコポリマー
0.20g リン酸二ナトリウム
0.20g ナトリウムラウリルスルフェート
0.10g サリチル酸
0.08g リン酸
添加して100.00gとなる水
使用する直前に、上記の過酸化水素エマルジョン(C)60gを、染色皿又は振とうボトル内で、表2に記載の染料粉末(B)6gと、表1に記載の染料キャリヤー物質(A)60gのそれぞれ場合において混合し、毛髪に塗布する。40℃で30分間の接触時間の後、この毛髪を生ぬるい水で濯ぎ、標準的な市販のシャンプーを用いて洗浄し、生ぬるい水で濯ぎを行い、その後、乾燥させる。得られた色が表2に示されている。
特にことわりのない限り、百分率はいずれも重量パーセントである。
押出成形機技術を用いた染料ペレットを製造するための方法を示す図である。 トップスプレー法を用いた染料ペレットを製造するための方法を示す図である。

Claims (10)

  1. ケラチン繊維を染色するための多成分キットであって、当該キットが、
    (i)染料及び染料前駆体を含まない染料キャリアー物質(A)と、
    (ii)少なくとも1種の酸化染料前駆体及び/又は少なくとも1種の直接染料と、任意に少なくとも1種のケラチン淡色化又は漂白物質とを含む粒状組成物(B)と、任意に
    (iii)適当な酸化剤(C)
    とから成ることを特徴とするケラチン繊維の染色用多成分キット。
  2. 前記の粒状組成物(B)が、少なくとも1種の天然及び/又は合成染料を含む出発物質と適当なキャリアー物質との均一な混合と、引き続いて行われる適当なカプセル化物質を用いたコーティングによって得られた染料含有ペレットであることを特徴とする請求項1に記載の多成分キット。
  3. 前記の粒状組成物(B)が、少なくとも1種の天然及び/又は合成染料と少なくとも1種の適当なカプセル化物質との混合物を用いて適当なキャリアー物質をコーティングして得られた染料含有ペレットであることを特徴とする請求項1に記載の多成分キット。
  4. 前記染料ペレットの場合において、前記のキャリアー物質が、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、デキストロース、オリゴサッカリド、微晶性セルロース誘導体、物理的又は化学的に変性された澱粉又は澱粉誘導体、合成カルシウムシリケート、珪藻土、二酸化珪素又は他の非粘結粉末から選ばれたものであることを特徴とする請求項2又は3に記載の多成分キット。
  5. 前記染料ペレットの場合において、前記のキャリアー物質が、アラビアゴム、ポリビニルピロリドン、デキストロース、オリゴサッカリド、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ノノキシノールヒドロキシエチルセルロース及びセチルヒドロキシエチルセルロース及び、プロピレンオキシドにて変性された非イオン性澱粉誘導体から選ばれたものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の多成分キット。
  6. 前記染料ペレットの場合において、前記のカプセル化物質が、アラビアゴム、セルロース誘導体、ポリエチレン分散物、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド又は天然の皮膜形成剤から選ばれたものであることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の多成分キット。
  7. 使用する直前に個別に調製された請求項1〜6のいずれか1項に記載の前記組成(A)と(B)と任意に(C)とから成る混合物を、ケラチン繊維に塗布することを特徴とする、ケラチン繊維を染色又は、同時に染色と淡色化するための方法。
  8. 前記成分(A)が10〜120gの量にて使用され、成分(B)が0.1〜20gの量にて使用され、成分(C)が10〜120gの量にて使用されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. (A):(B)の比率が1000:1〜2:1であり、しかも、(C):(A)の比率が3:1〜1:3であることを特徴とする請求項7又は8に記載の方法。
  10. ケラチン繊維を染色する直前に、ケラチン繊維‐特に人間の頭髪‐用の着色剤を個別に調製するための、染料を含まない染料キャリアー物質(A)と、染料を含有し、任意に漂白剤を含有する粒状組成物(B)と、任意に酸化剤(C)とから成る配合物の使用。
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