JP2008507901A - 複数の送信機のためのパイロット送信及びチャネル推定 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の送信機のためのパイロット送信及びチャネル推定
【解決手段】各送信機に、パイロット送信に使用するための時間のみのパイロット符号、周波数のみのパイロット符号、又は時間/周波数パイロット符号が割り当てられる。パイロット符号は、擬似ランダム符号、直交符号、及び/又は循環シフト符号とすることができる。時間のみの符号と周波数のみの符号からなる時間/周波数パイロット符号を使って送信機のチャネル推定値を獲得するために、受信機が、各シンボル期間ごとの受信シンボルの集合を周波数のみの符号の符号値の集合で乗じて、検出シンボルの集合を獲得し、検出シンボルの集合にIDFTを行って初期インパルス応答推定値を獲得する。受信機は、複数のシンボル期間について導出された複数の初期インパルス応答推定値に対して、時間のみの符号との符号マッチングを行って、所望の送信機の最終インパルス応答推定値を獲得する。受信機は、最初のLチャネルタップを保持し、残りのチャネルタップをゼロ設定にする。Lは期待されるチャネル長である。
【選択図】 図6
【解決手段】各送信機に、パイロット送信に使用するための時間のみのパイロット符号、周波数のみのパイロット符号、又は時間/周波数パイロット符号が割り当てられる。パイロット符号は、擬似ランダム符号、直交符号、及び/又は循環シフト符号とすることができる。時間のみの符号と周波数のみの符号からなる時間/周波数パイロット符号を使って送信機のチャネル推定値を獲得するために、受信機が、各シンボル期間ごとの受信シンボルの集合を周波数のみの符号の符号値の集合で乗じて、検出シンボルの集合を獲得し、検出シンボルの集合にIDFTを行って初期インパルス応答推定値を獲得する。受信機は、複数のシンボル期間について導出された複数の初期インパルス応答推定値に対して、時間のみの符号との符号マッチングを行って、所望の送信機の最終インパルス応答推定値を獲得する。受信機は、最初のLチャネルタップを保持し、残りのチャネルタップをゼロ設定にする。Lは期待されるチャネル長である。
【選択図】 図6
Description
本発明は、一般に、通信に関し、より詳細には、無線通信システムにおけるパイロット送信及びチャネル推定に関する。
無線通信システムでは、しばしば、送信機から受信機までの無線チャネルの応答を推定する必要がある。チャネル推定値は、データ検出、時間同期、周波数相関、空間処理、レート選択など様々な目的に使用され得る。チャネル推定は、通常、送信機と受信機の両方に事前に知られているパイロットシンボルを含むパイロット信号を送信することによって行われる。この場合、受信機は、既知のパイロットシンボルに対する受信したパイロットシンボルの比としてチャネル利得を推定することができる。
パイロット信号は、通常、雑音と干渉の両方によって減衰する。これらの減衰は、受信パイロット信号に基づいて受信機によって獲得されるチャネル推定値の品質を低下させる。雑音は、無線チャネル、受信機の電子回路など、様々な発生源からもたらされ得る。雑音減衰は、通常、受信機がチャネル推定値のために所望の品質を獲得することができるような、適正なやり方で、及び/又は十分な期間にわたってパイロット信号を送信することによって対処され得る。干渉は、複数の送信機がこれらのパイロット信号を同時に送信することによって生じ得る。これらの送信機は、システム内の異なる基地局、同じ基地局の異なるアンテナなどのものである場合が考えられる。いずれにしても、各送信機からのパイロット信号は、他の送信機からのパイロット信号に対する干渉として働く。このパイロット干渉は、チャネル推定値の品質を低下させる。
したがって、当分野では、複数の送信機の存在下において高品質のチャネル推定値を獲得する技法が求められている。
本明細書では、複数の送信機からパイロットを送信し、これらの送信機のためのチャネル推定を行う技法を説明する。これらの技法は、パイロット干渉を抑制又は除去し、より高品質のチャネル推定値を提供することができる。各送信機に、パイロット送信に使用するための時間のみのパイロット符号、周波数のみのパイロット符号、又は時間/周波数パイロット符号が割り当てられる。パイロット符号は、擬似ランダム符号、直交符号(ウォルシュ符号など)、循環シフト符号など、又はこれらの組み合わせとすることができる。各送信機は、これのパイロットを、固定された周波数サブバンドの集合、又は異なるシンボル期間に異なる周波数サブバンドの集合上で、さらに、送信機に関連付けられたパイロット符号を使って送信する。
対象となる各送信機ごとのチャネル推定値を獲得するために受信機によって実行される処理、ならびにチャネル推定値の品質は、以下で説明するように、送信機によって使用されるパイロット符号と、パイロットが送信される方式に依存する。例えば、各送信機は、パイロット送信に、時間のみの符号と周波数のみの符号からなる時間/周波数パイロット符号を使用してもよい。この場合、受信機は、所望の送信機のチャネル推定値を、以下のように獲得し得る。パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、受信機は、このシンボル期間にパイロット送信に使用された周波数サブバンドの集合での受信シンボルの集合を獲得する。受信機は、受信シンボルの集合を、所望の送信機に割り当てられた周波数のみの符号の符号値の集合で乗じ、検出シンボルの集合を獲得する。受信機は、検出シンボルの各集合に逆変換(逆離散フーリエ変換(IDFT)など)を行って初期インパルス応答推定値を獲得する。次いで、受信機は、以下で説明するように、複数のシンボル期間について獲得された複数の初期インパルス応答推定値に対して、所望の送信機に割り当てられた時間のみの符号との符号マッチングを行って、所望の送信機の最終インパルス応答推定値を獲得する。受信機は、切捨てを行って、最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを保持し、残りのチャネルタップをゼロ設定にし得る。Lは、所望の送信機でのチャネルインパルス応答の期待される長さとすることができる。また、受信機は、以下で説明するように、他の方式でチャネル推定を実行してもよい。
以下で、本発明の様々な態様及び実施形態をさらに詳細に説明する。
本発明の特徴及び本質は、以下に示す詳細な説明を図面と併せて読めば、より一層明らかになるであろう。図面において、類似の参照符号は、図面全体を通して対応し合うように識別するものである。
関連出願の相互参照
本特許出願は、参照により本明細書に明示して組み込まれる、2004年7月22日に出願され、本出願の譲受人に譲渡されている、名称「マルチアンテナシステムのためのパイロット送信方式(Pilot Transmission Schemes for a Multi−Antenna System)」の仮出願第60/590,864号の優先権を主張するものである。
本特許出願は、参照により本明細書に明示して組み込まれる、2004年7月22日に出願され、本出願の譲受人に譲渡されている、名称「マルチアンテナシステムのためのパイロット送信方式(Pilot Transmission Schemes for a Multi−Antenna System)」の仮出願第60/590,864号の優先権を主張するものである。
本明細書において、「例示的」という語は、「例、具体例、又は説明例の役割を果たす」という意味で使用する。本明細書で「例示的」として記述する任意の実施形態又は設計は、必ずしも、他の実施形態又は設計に優って好ましく、又は有利であると解釈されるべきものとは限らない。
本明細書で説明するパイロット送信及びチャネル推定の技法は、様々な無線通信システムに利用され得る。これらの技法は、ダウンリンクにもアップリンクにも使用され得る。ダウンリンク又は順方向リンクは、基地局から無線機器までの通信リンクを指し、アップリンク又は逆方向リンクは、無線機器から基地局までの通信リンクを指す。基地局とは、一般に、無線機器とやりとりする固定局であり、無線送受信基地局(BTS)、アクセスポイント、又は他の用語で呼ばれることもある。無線機器は、固定式とすることも移動式とすることもでき、ユーザ端末、移動局、送受話器、又は他の用語で呼ばれることもある。
通信システムが、音声、パケットデータなど、様々な通信サービスを提供するために広範に展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソースを分かち合うことによって複数のユーザとの通信を同時にサポートすることのできる時分割、周波数分割、及び/又は符号分割の多元接続システムとすることができる。このような多元接続システムの例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、マルチキャリアCDMA(MC−CDMA)、広帯域CDMA(W−CDMA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、及び直交周波数分割多元接続(OFDMA)システムが含まれる。
また、本明細書で説明する技法は、直交周波数分割多重化(OFDM)など様々なマルチキャリア変調技法と共に使用されてもよい。OFDMは、事実上、全システム帯域幅を、複数(K)の直交周波数サブバンドに分割する。これらのサブバンドは、トーン、副搬送波、ビン、及び周波数チャネルとも呼ばれる。OFDMでは、各サブバンドが、データで変調され得るそれぞれの副搬送波と関連付けられる。
図1に、無線通信システム100における送信機110と受信機150のブロック図を示す。送信機110が基地局の一部であってもよく、受信機150が無線機器の一部であってもよい。代替として、送信機110が無線機器の一部であってもよく、受信機150が基地局の一部であってもよい。一般に、基地局は、任意の数の送信機と任意の数の受信機を含み得る。無線機器も、同様に、任意の数の送信機と任意の数の受信機を含み得る。
送信機110において、送信側(TX)データプロセッサ120が、例えば、トラフィック/パケットデータやオーバーヘッド/制御データなど、様々な種類のデータを受け取る。TXデータプロセッサ120は、データを処理(例えば、符号化する、インターリーブする、シンボルマップするなど)してデータシンボルを生成し、データシンボルをOFDM変調器(Mod)130に提供する。本明細書で使用する場合、データシンボルはデータの変調シンボルであり、パイロットシンボルはパイロット信号の変調シンボルであり、符号シンボルはパイロットシンボルを符号値で乗じたものであり、変調シンボルは、変調方式(例えば、M−PSK、M−QAMなど)の信号コンステレーション内の点の複素数値である。パイロットシンボル及び符号シンボルは、送信機と受信機の両方によって事前に知られている。パイロットプロセッサ122が、送信機110に割り当てられたパイロット符号を受け取り、以下で説明するようにパイロット符号に基づいて符号シンボルを生成し、符号シンボルをOFDM変調器130に提供する。
OFDM変調器130は、データ及び符号シンボルを、適正なサブバンド及びOFDMシンボル期間上に多重化し、多重化されたシンボルにOFDM変調を行ってOFDMシンボルを生成する。各OFDMシンボル期間ごとに、OFDM変調器130は、K個の全サブバンドでのK個の多重化シンボルに対してK点の逆高速フーリエ変換(IFFT)を行い、K個の時間領域サンプルを含む変換済みシンボルを生成する。各サンプルは、1サンプル期間に送信されるべき複素数値である。次いで、OFDM変調器130は、各変換済みシンボルの一部分を反復して、K+C個(Cは反復されるサンプル数である)のサンプルを含むOFDMシンボルを形成する。反復される部分は、しばしば、サイクリックプレフィックスと呼ばれ、周波数選択性フェージングによって引き起こされるシンボル間干渉(ISI)を抑制するのに使用される。OFDMシンボル期間(単に、シンボル期間ともいう)とは、1つのOFDMシンボルの期間であり、K+Cサンプル期間に等しい。OFDM変調器130は、送信部(TMTR)132にOFDMシンボルのストリームを提供する。送信部132は、OFDMシンボルストリームを処理し(例えば、アナログに変換する、増幅する、フィルタにかける、周波数をアップコンバートするなど)、変調信号を生成し、これがアンテナ134から送信される。
受信機150において、アンテナ152が、送信機110及び他の送信機によって送信された変調信号を受信し、受信信号を受信部(RCVR)154に提供する。受信部154は、受信信号を処理し(例えば、フィルタにかける、増幅する、周波数をダウンコンバートする、ディジタル化するなど)、受信サンプルのストリームを提供する。OFDM復調器(Demod)160が受信サンプルに対してOFDM復調を行う。各OFDMシンボル期間ごとに、OFDM復調器160は、受信したOFDMシンボルに付加されているサイクリックプレフィックスを除去し、このOFDMシンボル期間のK個の受信サンプルに対してK点の高速フーリエ変換(FFT)を行い、K個の全サブバンドでのK個の受信シンボルを生成する。OFDM復調器160は、受信データシンボルを検出器170に提供し、受信パイロットシンボルをチャネル推定器172に提供する。
チャネル推定器172は、以下で説明するように、受信パイロットシンボルに基づいて、送信機110と受信機150の間の無線チャネルでのチャネル推定値を導出する。検出器170は、チャネル推定器172からのチャネル推定値を用いて、受信データシンボルに対してデータ検出(例えば、等化又は整合フィルタリングなど)を行い、送信機110によって送られたデータシンボルの推定値である、データシンボル推定値を提供する。受信側(RX)データプロセッサ180が、データシンボル推定値を処理し(例えば、シンボルを逆マップする、デインターリーブする、復号化するなど)、復号化データを提供する。一般に、OFDM復調器160、RXデータプロセッサ180、及びチャネル推定器172による処理は、それぞれ、送信機110におけるOFDM変調器130、TXデータプロセッサ120及びパイロットプロセッサ122による処理と相補的な関係にある。
コントローラ140と190は、それぞれ、送信機110と受信機150における操作を指揮する。記憶部142と192は、それぞれ、コントローラ140と190によって使用されるプログラムコード及びデータを格納する。
図2に、システム100でパイロット送信に使用され得るインターレースサブバンド構造200を示す。全システム帯域幅が、OFDMを使ってK個の周波数サブバンドに分割される。簡単にするために、以下の説明では、K個のサブバンド全てが送信に使用可能であり、これらに、インデックスk=1、・・・、Kが割り当てられるものと仮定する。K個の全サブバンドは、サブバンドグループ又は集合とも呼ばれる、S個の「インターレース」に配置される。各インターレースは、インデックスp=1、・・・、P(P=K/S)を有するP個のサブバンドを含む。各インターレースごとのP個のサブバンドは、各インターレース内の連続するサブバンドがSサブバンドずつの間隔で配置されるように、K個の全サブバンド全体にわたって均一に分散され得る。1つのパイロットが、パイロット送信を伴う各シンボル期間に1つのインターレース上で送信され得る。パイロットサブバンドは、パイロット送信に使用されるサブバンドである。
一般に、システム100は、任意のOFDM構造を、任意の数の合計サブバンド及びパイロットサブバンドと共に利用してもよい。明確にするために、以下の説明は、K個の全サブバンド全体にわたって均一に分散されたP個のパイロットサブバンドを有する、図2に示すOFDM構造についてのものとする。このパイロット構造は、受信機が、システム帯域幅全体にわたるチャネル利得を推定することを可能にし、さらに、受信機が、チャネル推定のために、K点の逆変換ではなく、P点の逆変換を行うことも可能にする。
以下の説明において、所望の送信機とは、これの無線チャネルが推定される送信機である。干渉送信機とは、所望の送信機に対する干渉を引き起こし、チャネル推定に影響を及ぼす送信機である。受信機は、同じ、又は異なる送信側エンティティ(基地局など)とすることのできる、任意の数の送信機からのパイロット信号を受信し得る。受信機は、これらの送信機から受信したパイロット信号に基づいて、複数の送信機のチャネル推定値を導出し得る。各送信機は、これのチャネル推定での所望の送信機であり、他の送信機のチャネル推定での干渉送信機である。
送信機は、同期しており、これらのパイロット信号を、同じシンボル期間に、同じパイロットサブバンド上で同時に送信することがある。この場合、パイロット信号は、相互に干渉し合うはずである。複数の送信機の存在下でのチャネル推定を円滑化するために、各送信機は、これのパイロットシンボルを、この送信機に割り当てられているパイロット符号で乗じてもよい。異なる送信機のパイロット符号は、任意の当該の送信機について良好なチャネル推定値が獲得され得るように設計される。
表1に、パイロット送信に使用され得るいくつかのパイロット符号の種類と方式を示す。時間のみの符号とは、時間又はシンボル期間数の関数であるにすぎない符号である。周波数のみの符号とは、周波数又はサブバンド数の関数であるにすぎない符号である。異なる送信機の時間のみの符号Ti(n)は、相互に対して擬似ランダムであり、又は直交するものとすることができる。異なる送信機の周波数のみの符号Fi(k)は、相互に対して擬似ランダムとすることもでき、異なる循環シフト符号とすることもできる。擬似ランダム符号は、擬似乱数(PN)生成器を用いて生成され得る。直交符号は、ウォルシュ符号、直交可変拡散率(OVSF)符号などとすることができる。各送信機に割り当てられるパイロット符号は、時間のみの符号、周波数のみの符号、又は時間のみの符号と周波数のみの符号の組み合わせとすることができる。以下で、様々な種類のパイロット符号について説明する。
式中、Ti(n)は、i番目送信機に割り当てられる時間のみの符号であり、
Fi(k)は、i番目の送信機に割り当てられる周波数のみの符号であり、
Si(k,n)は、i番目の送信機に割り当てられる時間/周波数パイロット符号である。
Fi(k)は、i番目の送信機に割り当てられる周波数のみの符号であり、
Si(k,n)は、i番目の送信機に割り当てられる時間/周波数パイロット符号である。
であるような、単位量を有する複素数値であり、S*(k,n)はS(k,n)の共役複素数である。
各送信機は、様々なパイロット送信方式を使ってこれらのパイロットを送信し得る。パイロット送信の方法は、受信機によってチャネル推定のために行われる処理に影響を及ぼす。以下で、2つの例示的パイロット送信方式を説明する。
図3に、全てのシンボル期間においてパイロット送信に単一のインターレースを使用する固定パイロット送信方式300を示す。各送信機ごとの符号シンボルは、この送信機に割り当てられた時間のみの符号Ti(n)及び/又は周波数のみの符号Fi(k)に基づいて生成され得る。図3には、所望の送信機の符号シンボルが示されている。パイロットは、図3に示すように、各シンボル期間ごとに送信されてもよく、一部のシンボル期間だけで送信されてもよい。
図4に、交互のシンボル期間においてパイロット送信に2つのインターレースを使用する交互パイロット送信方式400を示す。一般に、パイロット送信には任意の数のインターレースが使用され得る。各シンボル期間にパイロット送信に使用するための特定のインターレースは、所定のパターンに基づいて、又は擬似ランダムなやり方で選択され得る。各送信機ごとの符号シンボルは、この送信機に割り当てられた時間のみの符号Ti(n)及び/又は周波数のみの符号Fi(k)に基づいて生成され得る。図4には、所望の送信機の符号シンボルが示されている。
固定パイロット送信方式でも、交互パイロット送信方式でも、各シンボル期間nにパイロット送信に使用されるP個のサブバンドを、パイロットサブバンドといい、Kpilot(n)で表す。パイロットサブバンドは、送信機にも受信機にも知られている。
図5に、送信機がパイロットを送信するプロセス500を示す。最初に、送信機は、パイロット送信のために送信機に割り当てられる時間のみの符号及び/又は周波数のみの符号を決定する(ブロック512)。送信機は、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとのパイロットサブバンドを決定する(ブロック514)。異なるシンボル期間には異なるインターレースが使用されてもよく、周波数のみの符号は、パイロット送信に使用される特定のサブバンドに依存していてもよい。送信機は、(1)割り当てられた時間のみの符号及び/又は周波数のみの符号と、(2)このシンボル期間のパイロットサブバンドとに基づいて、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとの符号シンボルを生成する(ブロック516)。次いで、送信機は、パイロットサブバンドで符号シンボルを送信する(ブロック518)。
1.時間のみのパイロット符号
時間のみのパイロット符号では、パイロット符号は、全てのパイロットサブバンドについて同じであり、異なるシンボル期間の間でのみ変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは以下の式で表され得る。
時間のみのパイロット符号では、パイロット符号は、全てのパイロットサブバンドについて同じであり、異なるシンボル期間の間でのみ変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは以下の式で表され得る。
式中、P(k)はサブバンドkのパイロットシンボルであり、
C(k,n)はシンボル期間nにサブバンドkで送られる符号シンボルである。
C(k,n)はシンボル期間nにサブバンドkで送られる符号シンボルである。
式(2)では、同じパイロットシンボルP(k)が、全てのシンボル期間においてサブバンドkに使用されると仮定している。
式中、Xi(k,n)は、i番目の干渉送信機によってシンボル期間nにサブバンドkで送られる符号シンボルである。
式中、Y(k,n)は、シンボル期間nにおけるサブバンドkの受信パイロットシンボルであり、
H(k,n)は、シンボル期間nにおけるサブバンドkでの、所望の送信機から受信機へのチャネル利得であり、
Edは、所望の送信機によってパイロットに使用される送信電力であり、
Gi(k,n)は、シンボル期間nにおけるサブバンドkでの、i番目の干渉送信機から受信機へのチャネル利得であり、
Eiは、i番目の干渉送信機によってパイロットに使用される送信電力であり、
W(k,n)は、受信機におけるシンボル期間nのサブバンドk上の雑音である。
H(k,n)は、シンボル期間nにおけるサブバンドkでの、所望の送信機から受信機へのチャネル利得であり、
Edは、所望の送信機によってパイロットに使用される送信電力であり、
Gi(k,n)は、シンボル期間nにおけるサブバンドkでの、i番目の干渉送信機から受信機へのチャネル利得であり、
Eiは、i番目の干渉送信機によってパイロットに使用される送信電力であり、
W(k,n)は、受信機におけるシンボル期間nのサブバンドk上の雑音である。
雑音W(k,n)は、ゼロ平均及び分散N0を有する加法的白色ガウス雑音(AWGN)であると仮定され得る。
各送信機は、システム仕様、規制による制約などによって決まる電力レベルでこれのパイロットを送信する。所望の送信機及び干渉送信機は、これらのパイロットを、同じ電力レベルで送信することも、異なる電力レベルで送信することもある。パイロット電力レベルは、チャネル推定値の品質に影響を及ぼすが、一般に、受信機によるチャネル推定のための処理を変更するものではない。
簡単にするために、以下の説明では、全てのiについてEd=Ei=1であるように、全ての送信機が、これらのパイロットを単位電力で送信するものと仮定する。さらに、時間のみのパイロット符号について、C(k,n)=C(n)=T0(n)かつXi(k,n)=Xi(n)=Ti(n)であるように、各パイロットシンボルは、P(k)=1+j0の値を有するものと仮定する。この場合、受信パイロット信号は、以下の式で表され得る。
受信機は、受信パイロットシンボルを処理して、所望の送信機から受信機までの無線チャネルの応答の推定値を獲得する。この無線チャネルは、チャネルインパルス応答又はチャネル周波数応答によって特徴付けることができる。本明細書で使用する場合、通常の用語とも整合性を有するものであるが、「チャネルインパルス応答」又は「インパルス応答」とは、無線チャネルの時間領域の応答であり、「チャネル周波数応答」又は「周波数応答」とは、無線チャネルの周波数領域の応答である。サンプル値系において、チャネル周波数応答は、チャネルインパルス応答の離散フーリエ変換(DFT)である。
受信機は、時間領域又は周波数領域におけるパイロット符号マッチング(又は単に符号マッチングともいう)を行うことによって、所望の送信機のチャネル推定値を獲得してもよい。符号マッチングは、所望の送信機のチャネル推定値を獲得し、これ以外の送信機からのパイロット干渉を抑制し、又は除去するための所望の送信機のパイロット符号を用いた処理を指す。
図6に、時間のみのパイロット符号の時間領域における符号マッチングを行うことによって、チャネル推定値を導出するプロセス600を示す。本実施形態では、受信機は、各シンボル期間ごとの(時間領域サンプルのシーケンスである)初期インパルス応答推定値を獲得し、次いで、各チャネルタップごとに符号マッチングを行って、所望の送信機の最終インパルス応答推定値を獲得する。最初に、受信機は、各シンボル期間nごとに、P個の受信パイロットシンボル、すなわちk∈Kpilot(n)としたときのY(k,n)に対して逆変換を行って、このシンボル期間の初期インパルス応答推定値、すなわちl=1、・・・、Pとしたときのy(l,n)を獲得する(ブロック612)。逆変換は、IDFT又は他の何らかの線形変換とすることができる。
初期インパルス応答推定値は、P個のチャネルタップにまたがる位相傾斜を含む。位相傾斜の勾配は、第1のパイロットサブバンドのインデックスによって決まる。位相傾斜は、以下のように、各チャネルタップを乗じることによって除去され得る(ブロック614)。
は位相傾斜除去後のシンボル期間nのl番目のチャネルタップである。
式(6)の指数における項「kn−1」(「kn」ではない)及び項「l−1」(「l」ではない)は、インデックスが0ではなく1から始まるためである。インデックスknは、固定パイロット送信方式では、全てのシンボル期間について一定であり、交互パイロット送信方式では、シンボル期間によって異なる。また、位相傾斜除去及び逆変換は、適切な逆変換行列を使って、同時に1ステップとして行われてもよい。
受信機は、複数のシンボル期間の(位相傾斜除去後の)初期インパルス応答推定値に対して、時間のみの符号との符号マッチングを行う(ブロック616)。各タップインデックス(又はタップ位置)lごとの符号マッチングは、以下のように行われ得る。
は、所望の送信機のl番目のチャネルタップであり、
Rは、時間のみの符号の長さである。
Rは、時間のみの符号の長さである。
式(7)に示すように、各タップインデックス/位置lのところの初期インパルス応答推定値のRチャネルタップが、まず、所望の送信機に割り当てられたパイロット符号の共役符号値で乗じられる。次いで、結果が累積されてこのタップインデックス/位置lのところのチャネルタップが獲得される。
所望の送信機のチャネルインパルス応答は、長さL(L<P)を有すると想定され得る。この場合、受信機は、式(7)から獲得されたインパルス応答推定値の切捨てを行い、チャネルタップL+1からPのそれぞれをゼロに設定してもよい(ブロック618)。この切捨ては、以下の式で表され得る。
は、所望の送信機の最終インパルス応答推定値のl番目のチャネルタップである。切捨ては、Lより大きいタップインデックスを有する余分なチャネルタップにおける雑音を除去する。チャネルタップL+1からPまでが切り捨てられた場合、受信機は、ブロック616で、最初のLチャネルタップだけの符号マッチングを行い、ブロック618を省略してもよい。
図6に示す時間領域の符号マッチングは、固定と交互両方のパイロット送信方式で使用され得る。パイロット送信には任意のインターレースが使用され得る。受信機は、符号マッチングを行う前に、式(6)に示すように、パイロット送信に使用されたインターレースに関連付けられた位相傾斜を除去する。
図7に、時間のみのパイロット符号での周波数領域における符号マッチングを行うことによってチャネル推定値を導出するプロセス700を示す。本実施形態では、受信機は、受信パイロットシンボルに対する符号マッチングを行って検出シンボルを獲得し、次いで、所望の送信機のインパルス応答推定値を導出する。最初に、受信機は、各シンボル期間nごとのP個の受信パイロットシンボル、すなわちk∈Kpilot(n)としたときのY(k,n)を所望の送信機のパイロット符号で乗じて、このシンボル期間の検出シンボル、すなわちk∈Kpilot(n)としたときのZ(k,n)を獲得する(ブロック712)。検出シンボルは、以下の式で表され得る。
である。式(9)は、各シンボル期間ごとのP個の検出シンボルが、P個のパイロットサブバンドでのP個のチャネル利得推定値であることを示している。これらのチャネル利得推定値は、他の送信機からのパイロット干渉と雑音の両方によって劣化する。
次いで、受信機は、各シンボル期間ごとのP個の検出シンボルに逆変換(IDFTなど)を行って、このシンボル期間のPタップ初期チャネルインパルス応答推定値、すなわちl=1、・・・、Pとしたときのz(l,n)を獲得する(ブロック714)。初期インパルス応答推定値は、以下の式で表され得る。
式中、h(l,n)は、所望の送信機のl番目のチャネルタップであり、
gi(l,n)は、i番目の干渉送信機でありのl番目のチャネルタップであり、
z(l,n)は、所望の送信機のl番目のチャネルタップの推定値であり、
gi(l,n)は、i番目の干渉送信機でありのl番目のチャネルタップであり、
z(l,n)は、所望の送信機のl番目のチャネルタップの推定値であり、
は、l番目のチャネルタップの雑音である。
式(10)において、項Ri(n)・gi(l,n)は、i番目の干渉送信機から受信機までの無線チャネルのl番目のチャネルタップのものである。式(10)は、所望の送信機の各チャネルタップh(l,n)が、M個の干渉送信機のM個の対応するチャネルタップを観測することを示している。
は、位相傾斜除去後のシンボル期間nのl番目のチャネルタップである。次いで、受信機は、各タップインデックスlごとに、パイロット符号長全体にわたって獲得された、R個のチャネルタップ、すなわち、n=1、・・・、Rとしたときの
を累積する。受信機は、例えば、式(8)に示すように、切捨てを行って、最初のLチャネルタップを保持し、残りのチャネルタップをゼロ設定にしてもよい(ブロック720)。
表1のパイロット符号方式1では、異なる送信機に割り当てられる時間のみのパイロット符号は、全時間にわたって相互に対して擬似ランダムである。この場合、各干渉送信機ごとのRi(n)が、所望の送信機の各チャネルタップによって観測されるパイロット干渉をランダム化する。表1のパイロット符号方式2では、異なる送信機に割り当てられる時間のみのパイロット符号は、全時間にわたって相互に対して直交する。この場合、干渉送信機のチャネル応答は、所望の送信機と干渉送信機の無線チャネルにおける時間変化によって直交性が乱されない限り、符号マッチングによって除去される。
時間のみのパイロット符号の長さ(R)は、符号マッチングを用いて受信機によって区別され得る送信機の数を決定する。パイロット符号長は、通常、無線チャネルが静的であると想定され得る期間によって制約される(と共に、これより短くなるように選択される)。
2.周波数のみのパイロット符号
周波数のみのパイロット符号では、パイロット符号は、全てのシンボル期間について同じであり、異なるサブバンドの間でのみ変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは、以下の式で表され得る。
周波数のみのパイロット符号では、パイロット符号は、全てのシンボル期間について同じであり、異なるサブバンドの間でのみ変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは、以下の式で表され得る。
式中、C(k)は、所望の送信機によってサブバンドk上で送られる符号シンボルである。
式中、Xi(k)は、i番目の干渉送信機によってサブバンドk上で送られる符号シンボルである。
図8に、周波数のみのパイロット符号での所望の送信機のチャネル推定値を導出するプロセス800を示す。受信機は、最初に、以下のように、1シンボル期間のP個の受信パイロットシンボルを、所望の送信機のパイロット符号で乗じて、このシンボル期間のP個の検出シンボルを獲得する(ブロック812)。
式中、C(k)・C*(k)であり、Ri(k)=Xi(k)・C*(k)である。
は、巡回畳み込みを表し、
v iは、P個のパイロットサブバンドでのVi(k)=Gi(k)・Ri(k)のP点のIDFTである。
v iは、P個のパイロットサブバンドでのVi(k)=Gi(k)・Ri(k)のP点のIDFTである。
以下の説明では、下線付きのfは、インデックスlの適切な範囲にわたるf(l)のシーケンスを表す。例えば、v iは、l=1、・・・、Pとしたときのvi(l)を含むシーケンスである。
式(15)に示すように、インパルス応答推定値zは、所望の送信機の実際のチャネルインパルス応答hと、各干渉送信機ごとの有効チャネルインパルス応答v iと、雑音を足したものに等しい。式(16)に示すように、各干渉送信機ごとの有効チャネルインパルス応答v iは、実際のチャネルインパルス応答g iと、この干渉送信機の時間領域の符号シーケンスr iの巡回畳み込みに等しい。時間領域の符号シーケンスr iは、干渉送信機のパイロット符号Xi(k)と、所望の送信機の複素共役パイロット符号C*(k)の積のIDFTである。
表1のパイロット符号方式3では、異なる送信機に割り当てられる周波数のみのパイロット符号は、全周波数にわたって相互に対して擬似ランダムである。この場合、各干渉送信機ごとの時間領域の符号シーケンスr iは、Pタップにわたって干渉送信機のLタップのチャネルインパルス応答g iを拡散する(又はスメアする)擬似ランダムシーケンスである。L<Pであり、かつインパルス応答推定値zの余分なチャネルタップL+1からPが切捨てによってゼロに設定されている場合、これらの余分なチャネルタップにおけるパイロット干渉は、事実上除去される。チャネルタップ1からLにおけるパイロット干渉は、擬似ランダムな周波数のみのパイロット符号の拡散性のために抑制される。
表1のパイロット符号方式4では、異なる送信機に割り当てられる周波数のみのパイロット符号は、ある一定の条件下におけるパイロット干渉の(抑制ではなく)除去を可能にするように定義される。周波数のみのパイロット符号は、各干渉送信機ごとの時間領域の符号シーケンスr iが以下の形を有するように定義され得る。
式(17)に示すデルタ関数では、各干渉送信機ごとの有効チャネルインパルス応答v iは、単に、Tiタップずつ循環的に遅延する(すなわち、周期的に遅延し、又は時間的に循環する)望ましくないチャネルインパルス応答g iに等しい。Ti>Lであり、かつTi+L≦各干渉送信機ごとのPである場合、g iは、Tiタップずつ循環的に遅延し、L個の循環的に遅延したチャネルタップは、タップインデックスL+1からPまでの間に入る。これらL個の循環的に遅延したチャネルタップは、インパルス応答推定値zに切捨てを行い、zのチャネルタップL+1からPまでをゼロに設定する(ブロック816)ことによって完全に除去され得る。この場合、所望の送信機の最終インパルス応答推定値は、zの最初のLチャネルタップのみを含み、残りのチャネルタップは全てゼロになるはずである。例えば、ただ1つの干渉送信機があり(すなわちM=1であり)、T1=L+1かつP>2Lである場合、g 1は、L+1タップだけ循環的に遅延し、zのチャネルタップL+1からPまでをゼロに設定することによって完全に除去され得る。
式中、Tiは、例えば、Ti=i・Lとして選択されてもよい。式(18)で与えられる関数は、K個の全サブバンドにわたる漸進的位相シフトに対応する。位相ソフトは、異なる送信機では異なるレートで変化する(又は異なる位相勾配を有する)。各送信機iごとに、P個のパイロットサブバンドにおけるP個の位相値、k∈Kpilot(n)が、式(18)に基づいて計算され、この送信機の周波数のみの符号値を形成する。同じ関数Fi(k)が各送信機ごとに使用されるが、P個の位相値は、パイロット送信に使用される特有のサブバンド(又はインターレース)によって決まる。
図10に、4つの送信機の4つの循環シフト符号での、K個の全サブバンドにわたる位相値のプロットを示す。式(18)の関数Fi(k)は、K個の全サブバンドにわたる線形位相シフトを作り出す。i=0、・・・、Mとしたときに、各送信機iは、位相勾配2π・Ti/Kと関連付けられ、図10では、Ti=i・Tであり、M=3である。送信機iで、各サブバンドkごとの位相値は、2π・(k−1)・Ti/Kとして与えられる。k=K/2+1における中央サブバンドが位相値ゼロを有するような位相オフセットとする。
式(18)に示す循環シフト符号は、送信機においてP個のパイロットサブバンドにわたって適用され、この送信機のチャネル応答推定値での循環又は巡回遅延をもたらす。この循環遅延は、比較的長く、チャネル長Lより長くなるように選択されてもよい。これは、通常、巡回遅延がチャネル長Lよりかなり小さいことを必要とする、ダイバーシチを提供するための巡回遅延の通常の使用とは対照的である。
図11に、循環シフト符号を用いた複数の送信機でのチャネルインパルス応答を示す。図11の上部には、送信機0、1及びMのチャネルインパルス応答が示されている。各送信機のチャネルインパルス応答は、異なるタップインデックスにおいて開始し、これは、各送信機の循環シフト符号によって決まる。受信パイロットシンボルと所望の送信機の循環シフト符号の乗算は、所望の送信機のチャネルインパルス応答がタップインデックス1から開始するように、全ての送信機のチャネルインパルス応答を循環的にシフトする。Lより大きいインデックスを有するチャネルタップの切捨ては、全ての干渉送信機のチャネルインパルス応答を除去する。
循環シフト符号を使ったパイロット干渉除去が、任意の数の干渉送信機に使用され得る。パイロット符号は、i番目の干渉送信機の時間領域の符号シーケンスr iが、タップインデックスl=i・L+1としたときに値1を有し、他の全てのタップインデックスでは値0を有するように定義され得る。この場合、i番目の干渉送信機のチャネルインパルス応答g iは、i・L+1ずつ循環的にシフトされる。P≧M・Lである場合、インパルス応答推定値zのチャネルタップL+1からPまでをゼロに設定することによって、全M個の干渉送信機のチャネルインパルス応答が完全に除去され得る。
P<M・Lである場合、干渉送信機のチャネルインパルス応答g iの一部分が、r iずつの循環遅延の後で、インパルス応答推定値zの最初のLタップの範囲内に入り得る。この部分は、除去され得ず、所望のチャネルインパルス応答hの推定値を劣化させる。Pは、例えば図4に示すような、交互パイロットを使えば、事実上増大され得る。交互パイロットは、任意の1シンボル期間にパイロット送信に使用されるパイロットサブバンド数を増大させることなく、受信機によって観測される全パイロットサブバンド数を増大させる。
図9に、循環シフト符号を使って交互パイロットを送信する所望の送信機のチャネル推定値を導出するプロセス900を示す。受信機は、各シンボル期間nごとのP個の受信パイロットシンボルを、所望の送信機の循環シフト符号で乗じ、このシンボル期間のP個の検出シンボルを獲得する(ブロック912)。検出シンボルは、以下の式で表され得る。
式中、F0(k,n)は、シンボル期間nの所望の送信機の循環シフト符号である。各シンボル期間nごとに、F0(k,n)は、k∈Kpilot(n)(Kpilot(n)={kn,kn+S,2kn+S,・・・,kn+(P−1)・S})について、式(18)に基づいて生成されるP個の位相値を提供する。F0(k,n)は、Kpilot(n)がシンボル期間の関数であるため、シンボル期間の関数である。
各インターレースは、異なるパイロットサブバンドの集合と関連付けられ、したがって、循環シフト符号の異なる位相値の集合と関連付けられる。S個のインターレースでのS個の位相値の集合は、式(18)に示すように、全て、この送信機に割り当てられた同じ循環シフト符号を用いて生成される。各シンボル期間ごとのP個の受信パイロットシンボルは、このシンボル期間にパイロット送信に使用されるインターレースのP個の位相値で乗じられる。交互パイロットでは、異なるシンボル期間にパイロット送信に異なるインターレースが使用されるため、異なるシンボル期間には、やはり異なる位相値の集合が使用される。
Spシンボル期間において、Spの異なるインターレースがパイロット送信に使用される場合、受信機は、Spシンボル期間のSp個のP検出シンボルの集合を獲得する。受信機は、PT=Sp・Pとしたときに、P個の検出シンボルのSpの集合を用いて、PT個の検出シンボルのシーケンスを形成する(ブロック914)。これらPT個の検出シンボルは、PT個の異なるパイロットサブバンドのものである。次いで、受信機は、PT個の検出シンボルのシーケンスに逆変換(IDFTなど)を行って、PTのチャネルタップを有する初期インパルス応答推定値を獲得する(ブロック916)。次いで、受信機は、切捨てを行って、チャネルタップL+1からPTまでをゼロに設定する(ブロック918)。
固定パイロット送信方式でP<M・Lであり、又は交互パイロット送信方式でPT<M・Lである場合、循環シフト符号は、干渉送信機の時間領域の符号シーケンスがr i、例えば、Ti=i・P/M又はTi=i・PT/Mなどにおいて、L未満ずつ離されるチャネルインパルス応答を有するように設計され得る。これらの半直交パイロット符号は、干渉エネルギーの大部分を循環的にシフトアウトし、P<M・L又はPT<M・Lの場合でさえも、大量のパイロット干渉除去を実現し得る。
3.時間/周波数パイロット符号
時間/周波数パイロット符号では、パイロット符号は、異なるサブバンドの間と異なるシンボル期間の間の両方で変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは、以下の式で表され得る。
時間/周波数パイロット符号では、パイロット符号は、異なるサブバンドの間と異なるシンボル期間の間の両方で変化する。所望の送信機によって送られる符号シンボルは、以下の式で表され得る。
式中、C(k,n)は、所望の送信機によってシンボル期間nにサブバンドk上で送られる符号シンボルである。
式中、Xi(k,n)は、i番目の干渉送信機によってシンボル期間nにサブバンドk上で送られる符号シンボルである。
時間/周波数パイロット符号を使った送信機の場合に受信機によって獲得される受信パイロットシンボルは、式(4)に示されている。受信機は、所望の送信機のチャネル推定値を、様々なやり方で獲得し得る。
図12に、式(1)に示すように、周波数のみの符号F0(k)と時間のみの符号T0(n)からなる時間/周波数パイロット符号S0(k,n)を使用する、所望の送信機のチャネル推定値を導出するプロセス1200を示す。周波数のみの符号は、擬似ランダム符号、循環シフト符号などとすることができる。時間のみの符号は、擬似ランダム符号、直交符号などとすることができる。プロセス1200は、表1のパイロット符号方式5から8に使用され得る。
受信機は、各シンボル期間nごとのP受信パイロットシンボル、すなわちk∈Kpilot(n)としたときのY(k,n)を周波数のみの符号と乗じて、このシンボル期間のP個の検出シンボル、すなわちk∈Kpilot(n)としたときのZ(k,n)を獲得する。検出シンボルは、以下の式で表され得る。
式中、Ri(k,n)=Xi(k,n)・F0 *(k)である。周波数のみの符号F0(k)は、前述のように、交互パイロットでの循環シフト符号のシンボル期間の関数とすることができる。
受信機は、次に、各シンボル期間ごとのP個の検出シンボルに逆変換(IDFTなど)を行って、このシンボル期間のPタップの初期インパルス応答推定値を獲得する(ブロック1212)。次いで、受信機は、例えば、式(11)に示すように、各シンボル期間のPチャネルタップにまたがる位相傾斜を除去する(ブロック1214)。次いで、受信機は、複数のシンボル期間の(位相傾斜除去後の)初期インパルス応答推定値に対して、時間のみの符号T0(n)との時間のみの符号マッチングを行う(ブロック1216)。時間のみの符号マッチングは、例えば、式(7)に示すのと同様に、各タップインデックス/位置lごとに行われる。各タップインデックスlごとに、受信機は、異なるシンボル期間のこのインデックスのところのチャネルタップを、共役の時間のみの符号T0 *(k)で乗じ、時間のみの符号の長さにわたって累積して、このタップインデックスでのチャネルタップを獲得する。次いで、受信機は、切捨てを行って、最初のLチャネルタップを保持し、残りのタップをゼロ設定にする(ブロック1218)。
時間/周波数パイロット符号の代替のチャネル推定方式では、受信機は、受信パイロットシンボルを、周波数のみの符号と時間のみの符号の両方で乗じて、全パイロット符号が除去された検出シンボルを獲得する。次いで、受信機は、各サブバンドkごとに複数のシンボル期間にわたって検出シンボルを累積して、このサブバンドの組み合わされたシンボルを獲得する。次いで、受信機は、組み合わされたシンボルにIDFTを行って初期チャネル応答推定値を獲得し、さらに、切捨てを行って、最初のLチャネルタップを保持する。
表1のパイロット符号方式7及び8は、様々なやり方で使用され得る。一実施形態では、各送信機に、異なる遅延Tiの異なる循環シフト符号Fi(k)が割り当てられる。本実施形態では、各送信機ごとのチャネルインパルス応答は、(周波数のみの符号マッチングによって実現される)循環的遅延及び切捨てと共に獲得され得る。異なるシンボル期間の間の時間のみの符号マッチングは、チャネル推定値の品質を向上させる。別の実施形態では、複数の送信機グループが形成され、各送信機グループに同じ循環シフト符号が割り当てられる。さらに、各グループ内の送信機に、異なる(例えば、直交する)時間のみの符号Ti(n)が割り当てられる。受信機は、各送信機グループごとのチャネル推定値を、このグループに割り当てられた循環シフト符号Fi(k)との周波数のみの符号マッチングを行うことによって獲得し得る。この周波数のみの符号マッチングは、他の全ての送信機のチャネルインパルス応答を上位のタップインデックスに循環的にシフトして、これらのチャネルインパルス応答が切捨てによって除去され得るようにする。この場合、受信機は、選択されたグループ内の個々の送信機のチャネル推定値を、これらの送信機に割り当てられた異なる時間のみの符号との時間のみの符号マッチングを行うことによって獲得し得る。
パイロット符号方式の全てで、受信機は、前述のように、所望の送信機の最終インパルス応答推定値を獲得することができる。受信機は、フィルタリングを行って、最終インパルス応答推定値をさらに向上させてもよい。また、受信機は、閾値処理を行って、所定の閾値を下回るエネルギーを有するチャネルタップをゼロ設定にしてもよい。受信機は、ゼロを付加することによって最終インパルス応答推定値を長さKまで延長してもよい。この場合、受信機は、延長されたインパルス応答推定値に対してK点の順変換(DFTなど)を行って、K個のサブバンド全てのチャネル利得を有する周波数応答推定値を獲得してもよい。
本明細書で説明しているパイロット送信及びチャネル推定の技法は、様々な手段によって実装され得る。例えば、これらの技法は、ハードウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせとして実装されてもよい。ハードウェア実装形態では、送信機においてパイロット送信に使用される処理ユニットは、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、ディジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブル論理回路(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書で説明している機能を実行するように設計された他の電子ユニット、又はこれらの組み合わせの内部で実装され得る。また、受信機においてチャネル推定に使用される処理ユニットも、1つ又は複数のASIC、DSP、プロセッサなどの内部で実装され得る。
ソフトウェア実装形態では、本明細書で説明している技法は、本明細書で説明している機能を実行するモジュール(プロシージャ、関数、など)を用いて実装され得る。ソフトウェアコードは、記憶装置(図1の記憶部142や192など)に格納され、プロセッサ(コントローラ140や190など)によって実行され得る。記憶装置は、プロセッサ内部で実装されても、プロセッサ外部に実装されてもよい。
本明細書には、いくつかのセクションを探すのに役立つよう、参照のための見出しが含まれている。これらの見出しは、これらの下で説明している概念の範囲を限定するためのものではなく、これらの概念は、本明細書全体を通して他のセクションでも適用され得るものである。
開示の実施形態の前述の説明は、当業者が、本発明を作成し、又は使用することを可能にするために提供するものである。当業者には、これらの実施形態への様々な改変が容易に理解されるものであり、本明細書で定義している一般的な原理は、本発明の精神又は範囲を逸脱することなく、他の実施形態にも適用され得るものである。よって、本発明は、本明細書に示す実施形態だけに限定されるものではなく、本発明には、本明細書で開示する原理及び新規な特徴と整合する最も広い範囲が許容されるべきである。
Claims (57)
- 無線通信システムにおいてチャネル推定を行う方法であって、
複数のシンボル期間の複数の初期インパルス応答推定値を導出することと、
前記複数の初期インパルス応答推定値に対して、送信機の第1の符号との符号マッチングを行って、前記送信機の最終インパルス応答推定値を獲得することと、
を備える、方法。 - 前記複数の初期インパルス応答推定値を導出することは、
前記複数のシンボル期間のそれぞれにおける周波数サブバンドの集合での受信シンボルの集合を獲得することと、
各シンボル期間ごとの前記受信シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、請求項1に記載の方法。 - 前記複数の初期インパルス応答推定値を導出することは、
前記複数のシンボル期間のそれぞれにおける周波数サブバンドの集合での受信シンボルの集合を獲得することと、この場合において、少なくとも2つの異なる周波数サブバンドの集合がパイロット送信に使用され、
各シンボル期間ごとの前記受信シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を獲得することと、
を備える、請求項1に記載の方法。 - 前記複数の初期インパルス応答推定値のそれぞれにおける位相傾斜を除去することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 各シンボル期間においてパイロット送信に使用される周波数サブバンドの集合を決定することと、この場合において、前記複数のシンボル期間に、少なくとも2つの異なる周波数サブバンドの集合がパイロット送信に使用され、
前記シンボル期間にパイロット送信に使用される前記周波数サブバンドの集合に基づいて、各シンボル期間ごとの各初期インパルス応答推定値における位相傾斜を除去することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。 - 符号マッチングを行うことは、複数のタップ位置の中の各タップ位置ごとに、
前記複数の初期インパルス応答推定値において前記タップ位置にある複数のチャネルタップを識別することと、
前記複数のチャネルタップを前記第1の符号の複数の符号値で乗じて、複数の中間値を獲得することと、
前記複数の中間値を累積して、前記最終インパルス応答推定値において前記タップ位置にあるチャネルタップを獲得することと、
を備える、請求項1に記載の方法。 - 前記送信機の第2の符号に基づいて、前記複数のシンボル期間の複数の検出シンボルの集合を導出することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 前記複数の初期インパルス応答推定値を導出することは、
各シンボル期間ごとの検出シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出することを備える、請求項7に記載の方法。 - 前記複数の検出シンボルの集合を導出することは、前記複数のシンボル期間のそれぞれについて、
前記第2の符号と、前記シンボル期間にパイロット送信に使用される周波数サブバンドの集合とに基づいて、符号値の集合を決定することと、
前記シンボル期間の受信シンボルの集合を前記符号値の集合で乗じて、前記シンボル期間の検出シンボルの集合を獲得することと、
を備える、請求項7に記載の方法。 - 前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを保持することと、この場合において、Lは1より大きい整数であり、
前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定することと、
をさらに備える、請求項1に記載の方法。 - 所定の閾値を下回る大きさを有する前記最終インパルス応答推定値のチャネルタップをゼロに設定することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
- 無線通信システムにおける装置であって、
複数のシンボル期間の複数の初期インパルス応答推定値を導出し、前記複数の初期インパルス応答推定値に対して送信機の第1の符号との符号マッチングを行って、前記送信機の最終インパルス応答推定値を獲得するように動作するチャネル推定器を備える、装置。 - 前記複数のシンボル期間のそれぞれにおける周波数サブバンドの集合での受信シンボルの集合を提供するように動作する復調器をさらに備え、前記チャネル推定器は、各シンボル期間の前記受信シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出するように動作する、請求項12に記載の装置。
- 前記チャネル推定器は、複数のタップ位置の中の各タップ位置ごとに、
前記複数の初期インパルス応答推定値において前記タップ位置にある複数のチャネルタップを識別し、
前記複数のチャネルタップを前記第1の符号の複数の符号値で乗じて、複数の中間値を獲得し、
前記複数の中間値を累積して、前記最終インパルス応答推定値において前記タップ位置にあるチャネルタップを獲得する、
ように動作する、請求項12に記載の装置。 - 前記チャネル推定器は、前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを保持し、前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定するように動作し、Lは1より大きい整数である、請求項12に記載の装置。
- 前記チャネル推定器は、前記送信機の第2の符号に基づいて前記複数のシンボル期間の複数の検出シンボルの集合を導出し、各シンボル期間ごとの検出シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出するように動作する、請求項12に記載の装置。
- 前記送信機の前記第1の符号は、少なくとも1つの他の送信機の少なくとも1つの他の第1の符号に対して直交する、請求項12に記載の装置。
- 前記送信機の前記第1の符号は、少なくとも1つの他の送信機の少なくとも1つの他の第1の符号に対して擬似ランダムである、請求項12に記載の装置。
- 前記送信機の前記第2の符号は、少なくとも1つの他の送信機の少なくとも1つの他の第2の符号に対して擬似ランダムである、請求項16に記載の装置。
- 前記送信機の前記第2の符号は循環シフト符号である、請求項16に記載の装置。
- 複数のシンボル期間の複数の初期インパルス応答推定値を導出する手段と、
前記複数の初期インパルス応答推定値に対して送信機の第1の符号との符号マッチングを行って、前記送信機の最終インパルス応答推定値を獲得する手段と、
を備える、無線通信システムにおける装置。 - 前記複数の初期インパルス応答推定値を導出する前記手段は、
前記複数のシンボル期間のそれぞれにおける周波数サブバンドの集合での受信シンボルの集合を獲得する手段と、
各シンボル期間ごとの前記受信シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出する手段と、
を備える、請求項21に記載の装置。 - 符号マッチングを行う前記手段は、複数のタップ位置の中の各タップ位置ごとに、
前記複数の初期インパルス応答推定値において前記タップ位置にある複数のチャネルタップを識別する手段と、
前記複数のチャネルタップを前記第1の符号の複数の符号値で乗じて、複数の中間値を獲得する手段と、
前記複数の中間値を累積して、前記最終インパルス応答推定値において前記タップ位置にあるチャネルタップを獲得する手段と、
を備える、請求項21に記載の装置。 - Lが1より大きい整数であり、前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを保持する手段と、
前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定する手段と、
をさらに備える、請求項21に記載の装置。 - 前記送信機の第2の符号に基づいて、前記複数のシンボル期間の複数の検出シンボルの集合を導出する手段をさらに備え、前記複数の初期インパルス応答推定値を導出する前記手段は、各シンボル期間ごとの検出シンボルの集合に逆変換を行って、前記シンボル期間の初期インパルス応答推定値を導出する手段を備える、請求項21に記載の装置。
- 無線通信システムにおいてチャネル推定を行う方法であって、
前記システムの複数の周波数サブバンドの部分集合である複数のパイロットサブバンドでの複数の受信シンボルと送信機の循環シフト符号とに基づいて、複数の検出シンボルを導出することと、
前記複数の検出シンボルに基づいて、初期インパルス応答推定値を導出することと、
前記初期インパルス応答推定値に基づいて、前記送信機の最終インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、方法。 - 前記複数の検出シンボルを導出することは、
前記循環シフト符号と前記複数のパイロットサブバンドとに基づいて、複数の位相値を決定することと、
前記複数の受信シンボルを前記複数の位相値で乗じて、前記複数の検出シンボルを獲得することと、
を備える、請求項26に記載の方法。 - 前記最終インパルス応答推定値を導出することは、
前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを前記初期インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップに設定することと、Lが1より大きい整数であり、
前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定することと、
を備える、請求項26に記載の方法。 - 無線通信システムにおいてチャネル推定を行う方法であって、
複数のシンボル期間の複数の受信シンボルの集合と送信機の循環シフト符号とに基づいて、複数の検出シンボルの集合を導出することと、この場合において、受信シンボルの各集合が、前記システムの複数の周波数サブバンドの部分集合であるパイロットサブバンドの集合であり、
前記複数の検出シンボルの集合に基づいて、少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出することと、
前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値に基づいて、前記送信機の最終インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、方法。 - 前記複数の検出シンボルの集合を導出することは、前記複数のシンボル期間のそれぞれについて、
前記循環シフト符号と、前記シンボル期間にパイロット送信に使用される前記パイロットサブバンドの集合とに基づいて、位相値の集合を決定することと、
前記シンボル期間の受信シンボルの集合を前記位相値の集合で乗じて、前記シンボル期間の検出シンボルの集合を獲得することと、
を備える、請求項29に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出することは、
前記複数の検出シンボルの集合を平均して検出シンボルのシーケンスを獲得することと、
前記検出シンボルのシーケンスに逆変換を行って単一の初期インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、請求項29に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出することは、
前記複数の検出シンボルの集合を用いて検出シンボルのシーケンスを形成することと、
前記検出シンボルのシーケンスに逆変換を行って単一の初期インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、請求項29に記載の方法。 - 前記最終インパルス応答推定値を導出することは、
Lが1より大きい整数であり、前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを、前記初期インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップに設定することと、
前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定することと、
を備える、請求項32に記載の方法。 - 前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出することは、前記送信機の第2の符号の複数の符号値の中の各符号値ごとに、
前記符号値が適用される少なくとも1つの検出シンボルの集合を用いて検出シンボルのシーケンスを形成することと、
前記検出シンボルのシーケンスに逆変換を行って、前記符号値の初期インパルス応答推定値を導出することと、
を備える、請求項29に記載の方法。 - 前記最終インパルス応答推定値を導出することは、
前記複数の符号値について導出される、複数の初期インパルス応答推定値に対して、前記第2の符号との符号マッチングを行うことを備える、請求項34に記載の方法。 - Lが1より大きい整数であり、前記最終インパルス応答推定値の最初のLチャネルタップを保持することと、
前記最終インパルス応答推定値の残りのチャネルタップをゼロに設定することと、
をさらに備える、請求項29に記載の方法。 - 無線通信システムにおける装置であって、
複数のシンボル期間の複数の受信シンボルの集合を提供するように動作する復調器と、
前記複数の受信シンボルの集合と送信機の循環シフト符号とに基づいて、複数の検出シンボルの集合を導出し、前記複数の検出シンボルの集合に基づいて、少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出し、前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値に基づいて、前記送信機の最終インパルス応答推定値を導出するように動作するチャネル推定器と、
を備える、装置。 - 前記チャネル推定器は、前記複数の検出シンボルの集合を用いて検出シンボルのシーケンスを形成し、前記検出シンボルのシーケンスに逆変換を行って、単一の初期インパルス応答推定値を導出するように動作する、請求項37に記載の装置。
- 前記チャネル推定器は、前記送信機の第2の符号の複数の符号値についての複数の初期インパルス応答推定値を導出し、前記複数の初期インパルス応答推定値に対して、前記第2の符号との符号マッチングを行うように動作する、請求項37に記載の装置。
- 無線通信システムにおける装置であって、
複数のシンボル期間の複数の受信シンボルの集合と、送信機の循環シフト符号とに基づいて、複数の検出シンボルの集合を導出する手段と、
前記複数の検出シンボルの集合に基づいて少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出する手段と、
前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値に基づいて、前記送信機の最終インパルス応答推定値を導出する手段と、
を備える、装置。 - 前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出する前記手段は、
前記複数の検出シンボルの集合を用いて検出シンボルのシーケンスを形成する手段と、
前記検出シンボルのシーケンスを逆変換して、単一の初期インパルス応答推定値を導出する手段と、
を備える、請求項40に記載の装置。 - 前記少なくとも1つの初期インパルス応答推定値を導出する前記手段は、前記送信機の第2の符号の複数の符号値の中の各符号値ごとに、
前記符号値が適用される少なくとも1つの検出シンボルの集合を用いて検出シンボルのシーケンスを形成する手段と、
前記検出シンボルのシーケンスを逆変換して、前記符号値の初期インパルス応答推定値を導出する手段と、
を備える、請求項40に記載の装置。 - 前記最終インパルス応答推定値を導出する前記手段は、
前記複数の符号値について導出される、複数の初期インパルス応答推定値に対して、前記第2の符号との符号マッチングを行う手段を備える、請求項42に記載の装置。 - 無線通信システムにおいてチャネル推定を行う方法であって、
複数の周波数サブバンドでの複数の受信シンボルを獲得することと、
前記複数の受信シンボルと、送信機の周波数のみの符号とに基づいて、複数の検出シンボルを導出することと、
前記複数の検出シンボルに基づいて、初期インパルス応答推定値を導出することと、
前記初期インパルス応答推定値に対する切捨てを行って、前記送信機の最終インパルス応答推定値を獲得することと、
を備える、方法。 - 複数のシンボル期間について獲得される複数の初期インパルス応答推定値を平均することをさらに備える、請求項44に記載の方法。
- 所定の閾値を下回る大きさを有する前記最終インパルス応答推定値のチャネルタップをゼロに設定することをさらに備える、請求項44に記載の方法。
- 無線通信システムにおいてパイロットを送信する方法であって、
送信機に割り当てられる循環シフト符号に基づいて、前記システムの複数の周波数サブバンドの部分集合であるパイロットサブバンドの集合での符号シンボルの集合を生成することと、
前記パイロットサブバンドの集合で前記符号シンボルの集合を送信することと、
を備える、方法。 - 前記符号シンボルの集合を生成することは、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、
前記シンボル期間にパイロット送信に使用される前記パイロットサブバンドの集合を識別することと、この場合において、少なくとも2つの異なるパイロットサブバンドの集合が、異なるシンボル期間にパイロット送信に使用され、
前記循環シフト符号と、前記シンボル期間に使用される前記パイロットサブバンドの集合とに基づいて、位相値の集合を決定することと、
前記位相値の集合に基づいて前記符号シンボルの集合を生成することと、
を備える、請求項47に記載の方法。 - 前記符号シンボルの集合を生成することは、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、
前記循環シフト符号と、前記送信機に割り当てられる第2の符号の符号値とに基づいて、前記符号シンボルの集合を生成することを備える、請求項47に記載の方法。 - 無線通信システムにおける装置であって、
送信機に割り当てられる循環シフト符号に基づいて、前記システムの複数の周波数サブバンドの部分集合であるパイロットサブバンドの集合での符号シンボルの集合を生成するように動作するパイロットプロセッサと、
前記パイロットサブバンドの集合で前記符号シンボルの集合を送信するように動作する送信部と、
を備える、装置。 - 前記パイロットプロセッサは、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、前記シンボル期間にパイロット送信に使用される前記パイロットサブバンドの集合を識別し、前記循環シフト符号と、前記シンボル期間に使用される前記パイロットサブバンドの集合とに基づいて、位相値の集合を決定し、前記位相値の集合に基づいて前記符号シンボルを生成するように動作し、少なくとも2つの異なるパイロットサブバンドの集合が、異なるシンボル期間にパイロット送信に使用される、請求項50に記載の装置。
- 前記パイロットプロセッサは、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、前記循環シフト符号と、前記送信機に割り当てられる第2の符号の符号値とに基づいて、前記符号シンボルの集合を生成する、請求項50に記載の装置。
- 前記第2の符号は、少なくとも1つの他の送信機に割り当てられる少なくとも1つの他の第2の符号に対して直交する、請求項52に記載の装置。
- 前記第2の符号は、少なくとも1つの他の送信機に割り当てられる少なくとも1つの他の第2の符号に対して擬似ランダムである、請求項52に記載の装置。
- 無線通信システムにおける装置であって、
送信機に割り当てられた循環シフト符号に基づいて、前記システムの複数の周波数サブバンドの部分集合であるパイロットサブバンドの集合での符号シンボルの集合を生成する手段と、
前記パイロットサブバンドの集合で前記符号シンボルの集合を送信する手段と、
を備える、装置。 - 前記符号シンボルの集合を生成する前記手段は、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、
前記シンボル期間にパイロット送信に使用される前記パイロットサブバンドの集合を識別する手段と、この場合において、少なくとも2つの異なるパイロットサブバンドの集合が、異なるシンボル期間のパイロット送信に使用され、
前記循環シフト符号と、前記シンボル期間に使用される前記パイロットサブバンドの集合とに基づいて、位相値の集合を決定する手段と、
前記位相値の集合に基づいて前記符号シンボルの集合を生成する手段と、
を備える、請求項55に記載の装置。 - 前記符号シンボルの集合を生成する前記手段は、パイロット送信を伴う各シンボル期間ごとに、
前記循環シフト符号と、前記送信機に割り当てられた第2の符号の符号値とに基づいて、前記符号シンボルの集合を生成する手段を備える、請求項55に記載の装置。
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