JP2008507831A - 長尺巻線材の撚りを行うための装置と方法 - Google Patents

長尺巻線材の撚りを行うための装置と方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、略円筒形状の回転体を用いた長尺巻線材の撚りに関するものである。この回転体には、第1巻線材(102)をこの円筒状回転体内でガイドするための第1貫通孔(110)および、第2巻線材(103)をこの円筒状回転体内でガイドするための第2貫通孔(120)が備えられている。第1貫通孔はこのとき、回転体の第1面(140)の第1偏心入口(111)を、回転体の第1面の向かい側にある面(141)の第1偏心出口(112)に接続している。第2貫通孔(120)は、回転体の2つの面の間に広がる表面に配置された第2入口(121)を、回転体の第2または第1面の第2の偏心出口(122)に接続している。

Description

本発明は、長尺巻線材、特にワイヤ、素線、ケーブル、ならびに心線など絶縁された線といった金属巻線材を撚合わせるための装置と方法に関するものである。
長尺巻線材の撚りを行う装置を一つ備えた、長尺巻線材の撚りを行う集合機、および、この装置を使って長尺巻線材の撚りを行う方法は、特許文献1より知られている。
特許文献1の集合撚線装置、すなわちPHLと略されるいわゆる「竪琴型水平2ヶ撚り機」には、回転する弓板を備えた水平に配置された弓板送り出しシステムがあり、この弓板送り出しシステムの送り出しシステムは、該回転弓板により固定されたボディ内に配置され、弓板の回転とは接続されておらず、また、第1心線のための接線方向送り出しとして利用される。
第2心線は、引出し方向において弓板送り出しシステムの前に配置された第2送り出しシステムにより引出され、弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされる。
弓板送り出しシステムの末端には、第1および第2心線を撚合わせるための装置であって、2つの単独心線を一緒にガイドするために重要な機能を果たす要素である撚線ドラムが配置されている。
この撚線ドラムは円筒状回転体であり、該撚線ドラムを貫いて第1心線をガイドするための第1貫通孔と、該撚線ドラムを貫いて第2心線をガイドするための第2貫通孔が備わっている。
第1貫通孔は、撚線ドラムの入口面にある第1中心入口と、撚線ドラムの出口面にある第1偏心出口とを接続している。第2貫通孔は、撚線ドラムの入口面にある第2偏心入口と、撚線ドラムの出口面にある第2のやはり偏心出口とを接続している。
撚線ドラムを通過した第1および第2心線は、撚りポイントにおいて互いに撚合わされる。
PHLにおける不利点としては、PHLの設計工学的構造のために、撚合わせる2つの単独心線が、撚線ドラムの全長を通過するために、全体の中で、撚線ドラムを引出し方向において弓板送り出しシステムの後に配置せざるを得ない、ということが挙げられる。このことは、コンパクトな集合撚線機が求められる一般的な要求とは相容れない。
さらに、PHLの不利点として挙げられるのは、記述された構成においては、特に撚線ドラムの構成においては、2つの心線を撚合わせるための撚線機としてのみ運転が可能であるという点である。PHLにおいて、弓板送り出しシステムを単独心線のための撚返し装置として運転するためには、高いコストでPHLをしかるべく変更する必要がある。したがって特許文献1のPHLの柔軟性は高いとは言えない。
米国特許第6427432号明細書
本発明の課題は、よりコンパクトな構造の集合撚線機およびより柔軟に導入できる集合撚線機を可能にする、長尺巻線材の撚りを行う装置と方法とを提供することである。
この課題は、それぞれの従属請求項に記載された特徴を持つ、長尺巻線材の撚りを行う装置と方法とにより解決できる。
本発明による長尺巻線材の撚りを行う装置には略円筒状の回転体が一つ備わっているが、この回転体には、この円筒状回転体内を貫いて第1巻線材をガイドするための第1貫通孔が少なくとも一つ備わっており、また、この円筒状回転体を貫いて第2巻線材をガイドするための第2貫通孔が少なくとも一つ備わっている。
第1貫通孔は、回転体の第1面にある第1偏心入口もしくは周辺入口と、回転体の第1面に向かい合う側にある第2面にある第1偏心出口とを接続している。
第2貫通孔は、回転体の前記2つの面の間に広がる表面(円筒表面)に配置された第2入口と、回転体の第2または第1面にある第2偏心出口とを接続している。
長尺巻線材の撚りを行う方法において、第1巻線材は、ほぼ円筒状の回転体の第1貫通孔内を、第2巻線材は、ほぼ円筒状の回転体の第2貫通孔内を通されている。
前記第1および第2巻線材は、ほぼ円筒状の回転体内を通過した後、撚りポイントにおいて撚合わされる。
第1貫通孔はこのとき、回転体の第1面にある第1偏心入口と、回転体のこの第1面に向かい合う側にある第2面にある第1偏心出口とを接続している。
第2貫通孔は、回転体の前記2つの面の間に広がる表面(円筒表面)に配置された第2入口と、回転体の第2面にある第2偏心出口とを接続している。
本明細書において、回転体を貫く巻線材用貫通孔に関して用いられる「入口」および「出口」という概念は、入口−出口方向、つまり、この入口から出口への方向へ巻線材を通過させる意味に限定されるものではない。巻線材を逆の方向、つまり、出口から入口への方向へ通過させることも可能である。
さらに、「偏心」もしくは「周辺」または「偏心もしくは周辺の出入口」とは、ほぼ円筒状の回転体の回転軸もしくは中心軸から、(「出入口」が)半径方向にずれているもしくは半径方向に隔たっていることを示している。
また、これに対立する概念である「中心」もしくは「中央」とは、ほぼ円筒状の回転体の回転軸もしくは中心軸からの、(「出入口」の)半径方向のずれもしくは半径方向の隔たりがないことを示しており、このような中心出入口は、ほぼ円筒状の回転体の回転軸もしくは中心軸上に位置している。
本発明の望ましい発展形および実施形態は、従属請求項より理解できる。
以下に、この方法およびこの装置に関する実施形態および/あるいは発展形について説明する。
場合によっては複数の心線を撚合わせる発展形においては、それぞれさらなる巻線材を円筒状回転体内を通すために、一つ、または複数の第1貫通孔、および/あるいは、一以上の第2貫通孔が設けられている。
このとき、少なくとも第1の第2貫通孔およびさらにもう一つの第2貫通孔がある場合において、このもう一つの第2貫通孔の第2偏心出口は、少なくとも第1の第2貫通孔の第2偏心出口に向かい合う側に配置することができる。
また、望ましい一つの構成においては、第2貫通孔の第2の偏心出口および第1貫通孔の第1の偏心出口を、円筒状回転体の同一の面に配置することができる。
前記の望ましい構成の発展形においては、これら2つの偏心出口は、円筒状回転体の回転軸から半径方向に同じ距離だけ離し、かつ、特に180度で向かい合わせて配置することができる。
その他の望ましい一つの構成においては、第1および/あるいは第2貫通孔はほぼ平行に、特に、ほぼ円筒状の回転体の回転軸から互いに同じ半径方向の距離をおいて伸びている。
特にコンパクトな構造の撚線機という観点から特に望ましいのは、円筒状回転体が特に弓板送り出しシステムの弓板のロータシャフトの一部であり、および/あるいは、特に弓板送り出しシステムの弓板と一緒に回転し、および/あるいは一緒に回転するよう接続されていることである。このような場合、撚り装置もしくは回転体は、弓板送り出しシステムに組込まれた、および/あるいは、弓板送り出しシステムと一体化されたエレメントとなる。
第2入口に第2巻線材をガイドしながら導入するためのガイド装置、特にガイドローラを配置することにより、心線のガイドを改善して摩擦損失を低下させることができる。
もう一つの望ましい発展形においては、第3巻線材が円筒状回転体内を通過するための第3貫通孔が設けられている。この第3貫通孔は、この第3貫通孔により、回転体の第1または第2面にある第3中心入口と、回転体のこれら2つの面の間に広がる表面(円筒表面)に配置された第3の出口とを接続するように構成することができる。
前記第3の巻線材は、場合によっては第1および/あるいは第2巻線材と同時に回転体内を通すことができることを指摘しておく。
しかし第3巻線材は望ましくは、代替運転の場合に、第1および第2巻線材の代わりに回転体内を通される。そのためたとえば、通常運転においては第1および第2巻線材が回転体内を通されて、第1および第2巻線材の撚合わせが行われるのに対し、代替運転においては、第1および第2巻線材ではなく第3巻線材が回転体内を通されて、第3巻線材の撚返しを行うことができる。
ここでも、第3巻線材をガイドして送り出すためのガイド装置、特にガイドローラを第3出口に配置することができる。
さらに、ここでも、第1および第3、および/あるいは第2および第3、および/あるいは第1、第2および第3貫通孔を、互いにおよび/あるいは略円筒状の回転体の回転軸に対してほぼ平行に走らせることができる。
また、略円筒状の回転体をスチールやアルミニウムなどの金属製とし、および/あるいは回転体を貫く貫通孔を(縦方向)ボアまたは(縦方向)溝またはこれらと同様のものとすることができる。
このような特別な柔軟性を有するおかげで、少なくとも2つの巻線材の撚合わせまたは一次撚線において、および個々の巻線材の撚返しにおいての使用が可能となる。
特に一次撚線のために使用する、第1巻線材(特に第1心線)および第2巻線材(特に第2心線)、特にワイヤ、素線、ケーブルなど金属製の第1および第2巻線材の撚合わせの場合、第1巻線材は第1貫通孔内を通される。第2巻線材は第2貫通孔内を通される。円筒状回転体内を通過した後、これら第1および第2巻線材は撚合わせポイントにおいて撚合わされる。
さらに、第1および第2巻線材の撚合わせ、特に一次撚線において、第2巻線材が引出し方向において第2貫通孔内を通過する前に、弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされ、および/あるいは、第1巻線材が引出し方向において第1貫通孔内を通過する前に、接線方向送り出しとして使われる、弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されるようにできる。
さらに、第1および第2巻線材の撚合わせ(特に一次撚線)において、この第2巻線材は、引出し方向において、弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされる前に、もう一つの接線方向送り出しとして使われている、もう一つの弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されるようにできる。
このとき前記一以上の弓板送り出しシステムは、水平にも垂直にも配置することができる。
第3巻線材を(特に第3心線の撚返しのために)使用する場合、第3巻線材は第3貫通孔内を通される。円筒状回転体内を通された後、第3巻線材は弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされ、弓板送り出しシステムを用いて第3巻線材に撚返しが与えられる。
ここでも弓板送り出しシステムは水平または垂直に配置できる。
さらに、第3巻線材の撚返しの際、この第3巻線材は、引出し方向において円筒状回転体内を通過する前に、弓板送り出しシステムの引出し装置により引出される。
本装置、本方法または、本装置もしくは本方法の発展形には、望ましくは、巻線材張力および/あるいは巻線材の引出し力の測定および/あるいは制御を組み合わせる、もしくは追加することができる。
したがって、巻線材の引張り力および/あるいは張力を測定するための第1の力測定装置、特に第1ロードセルを設けることができる。第1巻線材は、ほぼ円筒状の回転体の第1貫通孔内を通過する前に、この力測定装置を介してガイドすることができる。
さらに、一つの第3力測定装置、特に第3ロードセルを、巻線材内の引張り力および/あるいは張力を測定するために設けることができる。第1および第2巻線材から撚合わされた製品は、ほぼ円筒状の回転体内を通過した後に、この力測定装置を介して、ガイドすることができる。
一つの発展形においては、追加的にもう一つの第2力測定装置、特に第2ロードセルを、巻線材内の引張り力および/あるいは張力を測定するために設けることができ、第2巻線材は、ほぼ円筒状の回転体の第2貫通孔内を通過させる前に、この装置を介してガイドすることができる。
巻線材張力および/あるいは巻線材の引出し力の測定および/あるいは制御の際には、特に第2巻線材の引出し力設定値の測定および/あるいは第2巻線材の第2引出し力の制御のために、第1力測定装置を使って第1巻線材の第1引出し力を、および/あるいは、第2力測定装置を使って第2巻線材の第2引出し力を測定することができる。
第3の力測定装置を使って、撚合わされた製品内の引張り力を測定することができる。
第1巻線材の引出し力、または、第2巻線材の第2引出し力、および撚合わせた製品内の引張り力を用いることにより、第2または第1巻線材の設定引出し力を計算でき、および/あるいは、第2巻線材の第2または第1引出し力を制御できる。
本発明のその他の長所、特徴、利用可能性は、以下の説明および付随する図および符号の説明を参照することにより理解することができる。図には、撚線機のコンポーネントおよび要素が、一般的かつ通常のかつ同業者に理解できる形で表現されている。
以下の実施例および使用例の対象は、特に撚合わせエレメント100もしくは100’(特に図1参照)であり、この場合は2つの単独心線102および103を撚合わせるためのものであり(特に図2参照)、該撚合わせエレメントは、以下の実施例の場合においては第1弓板送り出しシステム650および第2弓板送り出しシステム660である、垂直に配置された弓板送り出しシステムの、下ロータシャフト600もしくは600’の組込み部分として構成されている。
ここで注意すべきは、本実施例の撚合わせエレメント100もしくは100’は、ここでは実施例にしたがって垂直弓板送り出しシステムについて記述されているが、水平弓板送り出しシステムにおいても同様に使用することができることである。
撚合わせエレメント100もしくは100’は、以下の実施例および使用例において記述されるように、第1心線102および第2心線103(実施例/使用例1)の(3重の集合撚線の)一次撚線において利用され、また、第1心線102’もしくは第2心線103’(実施例/使用例2)の撚返しにおいて利用され、また、第2心線103(実施例/使用例3)の心線張力制御/引出し力制御と組み合わせた一次撚線に利用される。
[実施例/使用例の概観]
図5には、組み合わされた集合撚線機の部分670が図示されており、この部分は、第1心線102および第2心線103(実施例/使用例1)の一次撚線、および第1心線102’および第2心線103’(実施例/使用例2)の撚返し、さらに第2心線103(実施例/使用例3)の心線張力制御/引出し力制御と組み合わせた一次撚線に利用される。
実施例/使用例3の、記述された心線張力制御は、実施例1の実施形態による撚線機または使用例2の実施形態による撚返し装置の構造的詳細事項がなくても、独立した保護対象となり得る。
まずここで図5に図示された、集合撚線機の部分670の重要な要素について、図1から図4および図6を参照しながら記述する。
図5には、それぞれ垂直に配置された第1弓板送り出しシステム650および第2弓板送り出しシステム660が示されており、これらは、たとえばピントル巻出し機など、回転可能な弓板300もしくは300’を備える単一弓システムとして図示されている。弓板300もしくは300’には、心線をガイドするためのリードローラ301もしくは301’が配置されている。
弓板300もしくは300’は、下ロータシャフト600もしくは600’および上ロータシャフト610もしくは610’により回転可能な状態で支承されており、駆動ユニット520もしくは520’により駆動される。
撚合わせエレメント100もしくは100’(図1から図6参照)は下ロータシャフト600もしくは600’内に組込まれており、もしくは、下ロータシャフト600もしくは600’は、同時に本実施形態による撚合わせエレメント100もしくは100’として機能する、もしくは働くように構成されている。
2つの弓板送り出しシステム650、660は互いに平行に配置されており、撚合わせ運転における使用例2の場合のように、同期して同時に運転もしくは作動される。
回転可能な弓板300、300’により固定された回転体内、もしくはその回転軸310もしくは310’上に、ダンサ制御の送り出しシステム500もしくは500’が配置されており、これら送り出しシステムは、スプールフレーム401もしくは401’に支承された送り出しスプール400もしくは400’(巻取りスプール/巻出しスプール)を備えている。
弓板300もしくは300’および送り出しシステム500もしくは500’は、撚返し運転における使用例1の場合のように、弓板駆動の解除により互いに接続解除可能である。
撚合わせ運転(実施例/使用例3を参照)においては、第1心線102が、撚返し運転(実施例/使用例2を参照)においては第1心線102’が、ダンサ制御されたほぼ一定の引張り力(実施例/使用例3を参照)で送り出しスプール400から巻出される。
撚合わせ運転(実施例1参照)においては、第1心線103が、撚返し運動(実施例/使用例2を参照)においては第2心線103’がやはりダンサ制御されたほぼ一定の引張り力(実施例3参照)により送り出しスプール400’から巻出される。
それぞれの心線を巻出すため、対応する巻出しシステム500もしくは500’に、もしくは、送り出しスプール400もしくは400’に、ガイドニップル410、ガイドローラおよびリードローラ421、431、付属固定装置411、422、440といった装置がそれぞれ対応して配置されている。
さらに、図5ならびに図1〜図4および図6に図示されているシステム670においては、心線102、102’もしくは103、103’をガイドするための、ガイドニップル501、ガイドローラおよび偏向ローラ510ならびにリードローラ301などのさまざまな心線ガイドエレメントが図示されている。ガイドローラと偏向ローラ510の筒直径は前記実施形態においては望ましくは少なくとも120mmである。
装置もしくはシステム670内の全体の心線引張り力を最小に抑えるために、コンタクトベルトを備えるシングルキャプスタンおよびこのキャプスタンのためのダンサ制御装置530が追加的に取り付けられている。
さらに、システム670の、ダンサ制御された2つの送り出しシステム500もしくは500’には、それぞれ引張り力測定もしくは心線張力測定のための装置が、ここでは第1および第2ロードセル700もしくは701として備わっており、これは引出し方向において、対応する弓板送り出しシステム650もしくは660内のそれぞれの心線102、102’もしくは103、103’の引出し場所の直後に配置されている。第1心線102もしくは第2心線103は、この第1もしくは第2ロードセル700および701を介してガイドされ、このときその引張り力もしくはその心線張力が測定される。
さらに、もう一つの、この場合は第3のロードセル710が設けられており、これは引出し方向において撚合わせエレメント100の後に配置されており、このロードセルを介して、第1心線102と第2心線103(実施例1参照)とから撚合わされた製品がガイドされ、その際その引張り力もしくは心線張力が測定される。
[撚合わせエレメント100もしくは100’(特に図1もしくは図2から図6を参照)]
下ロータシャフト600もしくは600’の構成部分としての撚合わせエレメント100もしくは100’は、図1から図6に示されるように、回転軸101を中心として回転するよう支承された、長く伸びたほぼ円筒形状の部品で構成されており、この部品は、固定エレメント302により、回転軸101を中心として回転する弓板300もしくは300’に接続されていて、一緒に回転する。
下ロータシャフト600もしくは600’を支承するため、もしくは撚合わせエレメント100もしくは100’を支承するために、ボールベアリング151から154を備えるベアリングエレメント150および160が設けられている。さらに、下ロータシャフト600もしくは600’の下端141もしくは上端140に、もしくは撚合わせエレメント100もしくは100’の下端141もしくは上端140に、クラウン歯車170、171が設けられている。
撚合わせ運転ならびに撚返し運転において、第1心線102および第2心線103もしくは第1心線102’および第2心線103’をガイドするために、撚合わせエレメント100もしくは100’には3つの貫通孔もしくはボア110、120、130が備わっている。
撚合わせ運転において、第1心線102を導く第1貫通孔110は、撚合わせエレメント100もしくは100’の上面もしくは入口面140にある偏心入口もしくは周辺入口111を、回転軸101に対して平行な経路で、撚合わせ100もしくは100’の下面もしくは出口面141にある半径方向出口112に接続している。
撚合わせ運転において第2心線103を導く第2貫通孔120は、撚合わせエレメント100もしくは100’の縦方向長さに対して、撚合わせ100もしくは100’の表面143のほぼ中央に配置された、撚合わせエレメント100もしくは100’の入口121を、回転軸101に対してほぼ平行の経路で、撚合わせエレメント100もしくは100’の出口面141にある半径方向出口122に接続している。入口121には、第2心線103をガイドするためのガイドローラ123が配置されている。
撚返し運転において第1心線102’もしくは第2心線103’を導く第3貫通孔130は、回転軸101に対してほぼ平行の経路で、入口面140にある中心入口131を、撚合わせエレメント100もしくは100’の縦方向長さに対して、撚合わせエレメント100もしくは100’の表面143の前1/3に配置された、出口132に接続している。この出口132には、心線102’もしくは103’をガイドするためのガイドローラ133が配置されている。
撚合わせ運転ならびに撚返し運転において、心線102、103もしくは102’、103’が、撚合わせエレメント100もしくは100’内を通される経路は、図1において記号105、106、107で示されている。
二点鎖線105は、撚合わせの場合に心線102が撚合わせエレメント100内を通される経路を示している。三点鎖線106は、やはり撚合わせの場合に心線103が撚合わせエレメント100もしくは100’内を通される経路を示している。
四点鎖線107は、撚返しにおいて心線102’もしくは103’が撚合わせエレメント100もしくは100’内を通される経路を示している。
[実施例/使用例1:一次撚線においてダンサ制御の送り出しシステムを一次撚線装置もしくは撚合わせエレメント100として用いる例]
以下に、上記システム670を一次撚線装置(3重の集合撚線用)に用いる場合を説明する。
この場合、第2弓板送り出しシステム660において弓板駆動が解除され、送り出しシステム500’は「通常の」接線方向送り出しとして用いられる。
この送り出しシステムから第2心線103がダンサ制御でほぼ一定の引張り力で引出され、第2弓板送り出しシステム660の縦置きの弓板300’を介してガイドされる。
第1弓板送り出しシステム650は、同様に接線方向送り出しとしてのみ用いられ、その送り出しシステム500から第1心線102がやはりダンサ制御で引出される。
第2心線103はさらに、第1弓板送り出しシステム650の弓板300を介してガイドされる。
次に2つの心線102および103は、前述もしくは後述でさらに詳しく説明するように、下ロータシャフト600の構成部分として弓板300と一緒に回転する撚合わせエレメント100内を導かれ、それにより第1撚合わせポイント220に導かれる。第1弓板送り出しシステム650の弓板300の回転により、心線102もしくは103、つまりこのペアが撚合わされる。
さらに、図示されてはいないが、このように一次撚りを行ったペア220は、第2撚合わせポイントに導かれ、そこでさらに撚合わされる。
この撚合わせ製品は、ペア撚線機内を導かれ、このペア撚線機の弓板から送出される際に第3の撚合わせが行われる。これにより、単独心線に、通常33%の撚返しが加えられるが、これは第1の撚合わせにおける撚合わせ速度により異なる。
図1には、第1心線102および第2心線103の一次撚線に用いられている撚合わせエレメント100もしくは100’が図示されている。
本図では、一次撚線の場合に第1心線102が撚合わせエレメント100内を通される流れが二点鎖線105により示されている。三点鎖線106は、同じ場合の第2心線103の流れを示している。
一次撚線の場合、流れ105が示すように、第1心線102は入口面140において、そこの半径方向入口111において、撚合わせエレメント100もしくは下ロータシャフト600内に導かれる。
第1心線102はさらに110の経路で、撚合わせエレメント100の回転軸101の長軸に平行に導かれ、心線102は出口面141の出口112から撚合わせエレメント100を出る。
第2心線103が撚合わせエレメント100内を導かれる流れは記号106で示されており、第2心線は撚合わせエレメント100の第2貫通孔120内を通される。
第2心線は、撚合わせエレメント100もしくは100’の縦方向の長さのほぼ中央において、撚合わせエレメント100もしくは100’の表面143に配置された、撚合わせエレメント100もしくは100’の入口121からこの撚合わせエレメントに入り、この中を回転軸101に対してほぼ平行に導かれ、撚合わせエレメント100の出口面141にある半径方向出口122から出て行く。
入口121には、第2心線103をガイドするためのガイドローラ123が配置されており、このガイドローラを介して第2心線103が撚合わせエレメント100内を通される。
[実施例/使用例2:撚返しにおいて、撚返し送り出し、もしくは、撚合わせエレメント100もしくは100’として用いられるダンサ制御の送り出しシステム]
以下に、前記システム670を撚返し送り出しとして用いるもう一つの例を説明する。
この場合、垂直かつ互いに平行に配置された2つの弓板送り出しシステム650および660は弓板送り出し装置として運転され、このとき2つの弓板送り出しシステムは同期して同時に駆動される。
2つの弓板送り出しシステム650および660の2つの送り出しスプール400および400’はここでは、それぞれ弓板300もしくは300’に連結されており、駆動ユニット450により駆動され、第1心線102’および第2心線103’はダンサ制御されてほぼ一定の引張り力で引出される。
それぞれ引出される心線102’および103’は、前述もしくは後述でさらに詳しく説明するように、下ロータシャフト600もしくは600’の構成部品としてそれぞれの弓板300もしくは300’と一緒に回転する撚合わせエレメント100もしくは100’内を通され、その後それぞれの弓板300もしくは300’を介してガイドされる。それにより、もしくはそこで、この弓板の回転により捩れがかかる。
さらに、図示されてはいないが、心線102’および103’は第1撚合わせポイントに導かれ、そこで第1の撚合わせが行われる。
この撚合わされた製品は、ペア撚合わせとして、ペア撚線機内を導かれ、該製品は、このペア撚線機の弓板から出る際に第2撚合わせが行われる。これにより、撚りは、それぞれの撚返しパーセントもしくは撚返し度に基づいて、すべてまたは部分的に戻される。
図1には、撚返し送り出しにも用いられる撚合わせエレメント100もしくは100’が図示されている。4点鎖線107は、撚返しにおいて心線102’および103’が撚合わせエレメント100もしくは100’内を通される流れを示したものである。
撚返しの際は、流れ107が示すように、心線102’および103’は、入口面140において、そこの中央入口131から撚合わせエレメント100もしくは100’もしくは下ロータシャフト600もしくは600’内に導かれる。
心線102’および103’のもう一つの中央ガイド130は、撚合わせエレメント100もしくは100’の回転軸101に沿ってあらかじめ設定可能な距離だけ伸びており、心線102’および103’はガイドローラ133を介して、出口132から弓板300もしくは300’の方向に、撚合わせエレメント100もしくは100’を出て行く。
[実施例3:心線張力の制御]
実施例3では、実施例1による本発明の撚線機におけるワイヤもしくは心線の張力制御について説明する。
記述された心線張力制御は、実施例1による本発明の撚線機の構造的な詳細事項がなくても、独立した保護対象となる。
該実施例による、また、以下に説明する心線張力制御の目的は、撚合わせもしくは一次撚線において、撚合わせポイントでの2つの心線の心線張力を同じにすることである。
2つの心線の引出し距離が異なるため、もしくは引出し距離の(第1撚合わせポイントまでの)長さが異なるために、また、そのために2つの心線の摩擦力が異なるために、2つの心線において異なる心線張力が生じるが、この実施例による心線張力制御は、この2つの心線において異なる心線張力を均衡させるためのものである。
心線張力制御を行うために、2つの弓板送り出しシステム650、660のそれぞれには、上述したように、それぞれの心線をダンサ制御して引出すためのダンサ制御装置が備わっている。
さらに、2つの送り出しシステム650、660のそれぞれには、引張り力測定もしくは心線張力測定のための装置、ここでは第1ロードセル700および第2ロードセル701が備えられ、これら装置は、引出し方向においてそれぞれ(第1および第2)の弓板送り出しシステム650、660のそれぞれの心線の引出し場所の直後にある。これらの第1ロードセル700もしくは第2ロードセル701を介して第1心線102、第2心線103が導かれ、その際、その引張り力もしくは心線張力が測定される。
さらにこの撚線機にはもう一つの、この場合は第3のロードセル710が備わっており、このロードセルは、引出し方向において2つの心線102、103の撚合わせポイント200の後ろに配置されており、これを介して(第1心線102、第2心線103から)撚合わされた製品220がガイドされ、このときその引張り力もしくは心線張力が測定されるが、これらは以後製品張力もしくは製品引張り力と呼ぶ。
この実施例による心線張力制御においては、接線方向送り出し装置として使用される第1弓板送り出しシステム650内において、第1のダンサ制御引出しもしくは巻出しが、あらかじめ設定可能な主引出し力/定格引出し力F(定格)で行われる。
第1心線102の引出しのための定格引出し力の設定のため、および一定の定格引出し力で引出しを保証するために、第1ロードセル700を使って、第1心線102内の引出し力もしくは心線張力が、第1送り出しシステム650内の引出しポイント直後で測定され、それにしたがって、場合によっては(運転中に自動的に)後から、設定/後調整が行われる(F(定格)=F(引き出し1))。
さらに、第3ロードセル710を使って製品張力もしくは(一次)撚合わせを行った製品220の張力F(製品)が測定される。
第2心線103の第2の、ダンサ制御された引出しもしくは巻出しのための引出し力F(引き出し2)は、同様に、接線方向送り出しとして使われる第2弓板送り出しシステム660において、以下の式で求められる。
F(引き出し2)=F(定格)−(製品張力−2*F(定格)) (Gl.1)
上記の式で求められた、第2心線103を引出すための引出し力は、第2送り出しシステム660のダンサ制御引出しに設定され、第1送り出しシステム650と同様、第2ロードセル701によりモニターされ、もしくは、場合によっては(運転中に自動的に)後から設定/後調整される。
以下の数値例により、心線張力制御をさらに明らかにする。第1送り出しシステム650の第1ダンサ制御引出しには、低格引出し力F(定格)=10Nが設定されている。
第3ロードセル710による力測定でたとえば製品張力F(製品)=27Nが得られた。
前記等式(Gl.l)により、第2心線103の第2のダンサ制御された引出しもしくは巻出しのための引出し力F(引き出し2)=3Nが求められる。第2心線103は、この引出し力F(引き出し2)=3Nで引出される。するとF(製品)=20Nとなる。
第1および第2引出し力F(引き出し1)もしくはF(定格)およびF(引き出し2)という設定値により、撚合わせにおける心線張力を同じにすることができ、それにより質的に価値の高い製品の生産が可能となる。
第2心線103の引出し力は、製品張力2*F(定格)に達するまで変化(低下)する。
最後に、ここに記述した装置は、さまざまな利用可能性(撚合わせ、撚返し、張力制御)を有するため、高度な柔軟性を有することを指摘しておく。
カテゴリー5、5+、6、および場合によっては7のためのUTP、FTP、STP、S/STPの心線ペアの製造を30%以上高めることができる。
撚返し0−100%の本撚など、カテゴリー8、カッド、ハイウェイのような高品質製品のための通常の撚返しユニット/装置(実施例2参照)として利用することも可能である。
第1および/あるいは第2実施例における撚合わせエレメントが組込まれた垂直弓板送り出しシステムの下ロータシャフトの断面図である。 第1および/あるいは第2実施例における、垂直弓板送り出しシステムの下部の図であり、撚合わせエレメントが組込まれた下ローラシャフトならびに心線ガイド用のガイドローラが備わっており、撚合わせにおける心線の流れが明示されている。 第1および/あるいは第2実施例における、垂直弓板送り出しシステムの下部の図であり、撚合わせエレメントが組込まれた下ロータシャフトならびに心線ガイド用のガイドローラが備わっている。 第1および/あるいは第2実施例における、垂直弓板送り出しシステムの下部の断面図であり、撚合わせエレメントが組込まれた下ロータシャフトならびに心線ガイド用のガイドローラが備わっている。 第1および/あるいは第2実施例における、垂直弓板送り出しシステムの斜視図であり、弓板送り出しシステムの下ロータシャフトに組込まれた撚合わせエレメントが備わっている。 第1および/あるいは第2実施例における、撚線機の第1部分の概要図であり、垂直に配置された2つの弓板送り出しシステムを備え、2つの心線の(一次)撚合わせならびに一つの心線の撚返しを行うために使用できる。 第1および/あるいは第2実施例における、垂直弓板送り出しシステムの下部の図であり、撚合わせエレメントが組込まれた下ロータシャフトを備えている。
符号の説明
100 撚合わせエレメント
101 回転軸、中心軸
102、102’ 第1心線
103、103’ 第2心線
105 撚合わせ運転における第1心線の流れ
106 撚合わせ運転における第2心線の流れ
107 撚返し運転における第1/第2心線の流れ
110 第1心線用貫通孔
111 第1心線用貫通孔への入口
112 第1心線用貫通孔からの出口
120 第2心線用貫通孔
121 第2心線用貫通孔への入口
122 第2心線用貫通孔からの出口
123 ガイドローラ
130 代替運転における第2心線用の貫通孔
131 第3心線用貫通孔への入口
132 第3心線用貫通孔からの出口
133 ガイドローラ
140 上接続面、入口面
141 下接続面、出口面
143 表面、ケース面
150 ベアリングエレメント
151〜154 ボールベアリング
160 ベアリングエレメント
170、171 クラウン歯車
200 撚合わせポイント1、撚合わせ1
201 撚合わせニップル、「ダイ」
202 ガイドローラ、撚合わせローラ
203 固定装置
211 ガイドローラ、撚合わせローラ
212 固定装置
220 第1と第2心線とから撚合わされた製品
300、300’ 弓板
301、301’ リードローラ
302 固定エレメント
310、310’ 回転軸

400、400’ 送り出しスプール、巻取りスプール/巻出しスプール
401、401’ スプールフレーム
410 ガイドニップル
411 固定装置
421 ガイドローラ、リードローラ
422 固定装置
431 ガイドローラ、リードローラ
440 固定ユニット
450 送り出しスプール用駆動ユニット
500、500’ ダンサ制御の巻出しシステム
501 ガイドエレメント
510 ガイドローラ、リードローラ
520、520’ 駆動ユニット
530 コンタクトベルトおよびダンサ制御による(シングル)キャプスタン
600 弓板の下ロータシャフト
610 弓板の上ロータシャフト
650 垂直の第1弓板送り出しシステム
660 垂直の第2弓板送り出しシステム
670 一次撚線用集合装置の部分
700 ロードセル1
701 ロードセル2
710 ロードセル3

Claims (22)

  1. 長尺巻線材を撚合わせるための装置であって、
    第1巻線材を円筒状回転体内でガイドするための少なくとも一つの第1貫通孔、および、第2巻線材を円筒状回転体内でガイドするための少なくとも一つの第2貫通孔を備える略円筒状の回転体を備え、
    第1貫通孔は、回転体の第1面にある第1偏心入口を、第1面に対向する回転体の第2面にある第1偏心出口に接続しており、
    第2貫通孔は、回転体の前記2つの面の間に伸びる表面に配置された第2入口を、回転体の第2または第1面にある第2偏心出口に接続していることを特徴とする装置。
  2. 巻線材を円筒状回転体内にガイドするための、一つまたは複数の第1貫通孔および/あるいは、一つまたは複数の第2貫通孔をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記さらなる第2貫通孔の第2偏心出口が、少なくとも第1の第2貫通孔の第2偏心出口の向かい側にあることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 前記第2貫通孔の第2偏心出口および前記第1貫通孔の第1偏心出口が、前記円筒状回転体の同じ面に配置されており、特に、これら2つの偏心出口が円筒状回転体の回転軸から半径方向に同じ距離だけ離れるとともに、特に180度の角度で向かい合って位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記第1および/あるいは第2貫通孔がほぼ平行に、特に、前記円筒状回転体の回転軸に対して半径方向に互いに略同じ距離だけ離れていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 前記円筒状回転体が弓板、特に弓板送り出しシステムのロータシャフトの一部であり、および/あるいは特に弓板送り出しシステムの弓板と一緒に回転し、および/あるいは一緒に回転するように接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記第2入口に、第2巻線材をガイドしながら導入するためのガイド装置、特にガイドローラが配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 第3巻線材を前記円筒状回転体内でガイドするための第3貫通孔を備えており、
    前記第3貫通孔は、前記回転体の前記第2または第1面にある第3中心入口を、前記回転体の前記2つの面の間に伸びる表面に配置された第3出口に接続していることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 前記第3出口に、第3巻線材をガイドしながら導き出すためのガイド装置、特にガイドローラが配置されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1および第3の貫通孔、および/あるいは、前記第2および第3の貫通孔、および/あるいは、前記第1、第2、及び第3の貫通孔が、互いに対して、および/あるいは、円筒状回転体の回転軸に対してほぼ平行に走っていることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
  11. 前記円筒状回転体が金属材料、特にスチールまたはアルミニウム製であり、および/あるいは、
    前記回転体内の貫通孔が(縦方向)ボアまたは(縦方向)溝またはこれらと同様のものであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 第1巻線材特に第1心線、および第2巻線材特に第2心線、特にワイヤ、素線、絶縁材で被覆されたケーブルなど金属製の第1および第2巻線材の撚合わせ、特に一次撚線に用いられ、
    前記第1巻線材は前記第1貫通孔内を通され、前記第2巻線材は前期第2貫通孔内を通され、
    前記第1巻線材および第2巻線材は、前記円筒状回転体内を通された後に撚合わせポイントにおいて撚合わされることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 第1および第2巻線材の撚合わせ特に一次撚線に用いられ、
    前記第2巻線材は引出し方向において前記第2貫通孔内を通される前に前記弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされ、および/あるいは、
    前記第1巻線材は引出し方向において前記第1貫通孔内を通される前に、接線方向送り出し装置として利用される前記弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されることを特徴とする請求項12に記載の装置。
  14. 第1および第2巻線材の撚合わせ特に一次撚線に用いられ、
    前記第2巻線材は引出し方向において前記弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされる前に、もう一つの接線方向送り出し装置として利用される、もう一つの弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されることを特徴とする請求項13に記載の装置。
  15. 第3巻線材、特に第3心線の撚返しに用いられ、
    前記第3巻線材は前記第3貫通孔内を通され、
    前記円筒状回転体内を通された後は前記弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされ、前記弓板送り出しシステムの弓板を利用することにより前記第3巻線材に撚返しがかけられることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の装置。
  16. 第3巻線材の撚返しに用いられ、
    前記第3巻線材は引出し方向において、前記円筒状回転体内を通される前に前記弓板送り出しシステムの引出し装置により引出されることを特徴とする請求項15に記載の装置。
  17. 長尺巻線材を撚合わせる方法であって、
    第1巻線材が、略円筒状回転体の第1貫通孔内を、第2巻線材が前記略円筒状回転体の第2貫通孔内を通されるステップと、
    前記第1および第2巻線材が、前記略円筒状回転体内を通された後に撚合わせポイントにおいて撚合わされるステップと、を有し、
    前記第1貫通孔は、前記回転体の第1面にある第1偏心入口を、第1面に対向する前記回転体の第2面にある第1偏心出口に接続し、
    前記第2貫通孔は、前記回転体の前記2つの面の間に伸びる表面に配置された第2入口を、前記回転体の第2面にある第2偏心出口に接続していることを特徴とする方法。
  18. 前記第2巻線材が、引出し方向において、前記第2貫通孔内を通される前に、前記弓板送り出しシステムの弓板によりガイドされるステップ、および/あるいは、前期第1巻線材が、引出し方向において、前記第1貫通孔内を通される前に、接線方向送り出し装置として利用される弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されるステップを有することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 第2巻線材が、引出し方向において、前記弓板送り出しシステムの弓板を介してガイドされる前に、もう一つの接線方向送り出し装置として利用される、該もう一つの弓板送り出しシステムの送り出しシステムにより引出されるステップを有することを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 記載の装置であって、
    −巻線材内の引張り力および/あるいは張力を測定するために、第1の力測定装置、特に第1ロードセルを備え、第1巻線材は、ほぼ円筒状の回転体の第1貫通孔を通過する前に、この力測定装置を介してガイドされ、
    −巻線材内の引張り力および/あるいは張力を測定するために、第3の力測定装置、特に第3ロードセルを備え、第1および第2巻線材から撚合わされた製品は、ほぼ円筒状の回転体内を通過した後に、この力測定装置を介してガイドされることを特徴とする請求項1〜19のいずれか一項に記載の装置または方法に用いる装置。
  21. 巻線材内の引張り力および/あるいは張力を測定するために、第2の力測定装置、特に第2ロードセルを備え、第2巻線材は、前記円筒状回転体の前記第2貫通孔を通過する前に、前記第2の力測定装置を介してガイドされることを特徴とする請求項1〜20のいずれか一項に記載の装置または方法に用いる装置。
  22. 巻線材の巻線材張力および/あるいは引出し力の測定および/あるいは制御のため、特に、第2巻線材の引出し力設定値の計算および/あるいは第2巻線材の第2引出し力の制御のために用いられ、
    前記第1の力測定装置により、前記第1巻線材の第1引出し力が、および/あるいは、前記第2の力測定装置により、前記第2巻線材の第2引出し力が測定され、
    前記第3力測定装置により、撚合わされた製品の引張り力が測定され、
    前記第1巻線材の第1引出し力および/あるいは前記第2巻線材の第2引出し力、および、前記撚合わされた製品の引張り力を用いることにより、前記第2巻線材の引出し力設定値が計算され、および/あるいは前記第2巻線材の第2引出し力が制御されることを特徴とする請求項1〜21のいずれか一項に記載の装置または方法に用いる装置。
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