JP2008507685A - 媒体中に均一に分布された化合物の存在を測定スペクトルと参照スペクトルの相互相関により測定する方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、a)均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を含有する媒体に可変波長λの分析ビームを照射し、b)スペクトル測定関数I’(λ)を吸収光、反射光、放出光および/または散乱光について測定することによって媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定する方法であって、方程式(I)により、相関関数K(δλ, c’, c)を測定し、この場合K(δλ, c’, c)は、関数I’(λ, c’)とI(λ, c)との相対シフトδλおよび少なくとも1つの化合物V’およびVの濃度c’およびcに依存する相関度を表わし、c’は、公知の同一性を有するかまたは同一と推定される、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の濃度を表わし、cは、公知の同一性を有する、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物Vの濃度を表わし、I’(λ, c’)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を濃度c’で含有する媒体の測定関数を表わし、I(λ, c)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物Vを濃度cで含有する媒体の比較関数を表わし、Nは、標準ファクターを表わし、相関関数K(δλ, c’, c)により、化合物V’とVとの同一性または非同一性を算出することによって特徴付けられる、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定する方法に関する。

Description

本発明は、方程式Iにより
Figure 2008507685
相関関数K(δλ, c’, c)を測定し、この場合
K(δλ, c’, c)は、関数I’(λ, c’)とI(λ, c)との相対シフトδλおよび少なくとも1つの化合物V’およびVの濃度c’およびcに依存する相関度を表わし、
c’は、公知の同一性を有するかまたは同一と推定される、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の濃度を表わし、
cは、公知の同一性を有する、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物Vの濃度を表わし、
I’(λ, c’)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を濃度c’で含有する媒体の測定関数を表わし、
I(λ, c)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物Vを濃度cで含有する媒体の比較関数を表わし、
および
Nは、標準ファクターを表わし、
相関関数K(δλ, c’, c)により、化合物V’とVとの同一性または非同一性を算出することによってを特徴付けられる、
a)均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を含有する媒体に可変波長λの分析ビームを照射し、
b)スペクトル測定関数I’(λ)を吸収光、反射光、放出光および/または散乱光について測定することによって媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V'の同一性または非同一性を測定する方法に関する。
化合物の同一性を確認するかまたは試験するために、数多くの方法が使用される。この場合、大部分の分析法は、多種多様な種類の分析ビームを使用し、この場合この分析ビームは、試験すべき化合物との相互作用を生じ、吸収、放出、反射および/または散乱によって、それぞれの波長に依存して元来の強度の変化を受ける。こうして、分析ビームの変化される強度をそれぞれの波長の関数として再現する測定関数I’(λ)が得られる。
化合物が均一に媒体中に分布して存在する場合には、媒体中の化合物の濃度c’に依存していることを含む測定関数I’(λ)が得られる。それぞれの媒体中の化合物の濃度が僅かであるにすぎない場合、例えば化合物が溶剤中に溶解されたガス混合物中の成分として存在するかまたは固体物質、例えばポリマー中の成分として存在する場合には、測定関数I’(λ, c’)に対する化合物の含量は、もはや検出不可能である程度に少ない。
ところで、本発明の課題は、一面で、検出ビームに基づく従来の方法ではもはや検出不可能である、媒体中の少なくとも1つの化合物の最少の濃度の測定を簡単な方法で可能にし、他面、媒体中の推定される少なくとも1つの化合物の同一性または非同一性を、同じ媒体中またはできるだけ類似した媒体中の公知の化合物との比較によって測定することができる方法を提供することであった。
従って、冒頭に記載された方法が見い出された。
この場合、媒体とは、原理的に化合物V’またはVの均一な分布を許容するそれぞれの物質である。これは、例えばガス、ペースト状物質、例えばクリーム、液体、例えば純粋な液体、液体混合物、分散液および塗料ならびに固体、例えばプラスチックであり、この場合固体には、広い意味でそれぞれの支持体の表面被覆、例えば硬化された塗装剤を備えた、例えば日々の生活の日用品、自動車、建築物のファッサード等を挙げることができる。
分析ビームとしては、化合物V’またはVと相互作用で発生することができかつ相応する波長に応じた測定関数を生じるそれぞれのビームがこれに該当する。殊に、電磁線が重要であるが、しかし、粒子線、例えば中性子ビームまたは電子線、または音波、例えば超音波がこれに該当する。それに相応して、原理的に、測定関数I’(λ)または比較関数I(λ, c)の放出を許容する公知の測定法も適当である。測定関数を算出するための通常の分光測定法は、例えばIR分光法、NIR分光法、ラマン分光法、UV分光法、VIS分光法またはNMR分光法である。
分析ビームに対する、化合物V’またはVおよび該化合物を含有する媒体からなる系の挙動に依存して、測定関数の測定は、展開される。分析ビームに対して透過度が十分である場合、測定関数は、前記系の吸収挙動または透過挙動を再現することができる。この透過度が保証されていないかまたは十分には保証されていない場合には、測定関数は、前記系の波長に依存した反射挙動の再現を反映することができる。前記系がビームを放出するために分析ビームによって励起される場合には、波長に依存した放出挙動は、測定関数として使用することができる。更に、種々の測定関数の組合せも可能である。例えば、前記系の吸収(透過)挙動ならびに放出挙動は、本発明による測定方法の基礎であることができる。
媒体中の化合物V’またはVの均一な分布は、取得された測定関数が測定場所に依存しないことを保証する。
ガス状の媒体の場合には、化合物V’またはVは、一般にガスまたは蒸気である。しかし、均一な分布が適当な手段によって達成される場合には、この化合物は、微粒状の固体粒子としても存在することができる。
ペースト状または液所の媒体の場合には、化合物V’およびVは、通常、分子状で溶解されて存在するかまたは同様に微粒状の固体粒子として存在し、この場合、ペースト状媒体中では、ガス状または液状媒体と比較して高い粘度のために、固体粒子の分離は、一般に問題ではない。
液状媒体の場合には、適当な手段、例えば分散助剤の存在および/または連続的な混合によって、測定関数または比較関数の算出中に固体粒子の均一な分布を達成することができる。液状媒体が、例えば分散液または塗料である場合には、これらは、一般に既に脱混合が起こらないかまたは長時間に亘って起こらないような程度に調節されている。更に、測定関数または比較関数は、通常、問題なしに算出することができる。しかし、この場合には、場合によっては適当な均一化手段によって分離による測定誤差を是正することもできる。
固体の媒体、殊に例えばプラスチックの場合には、化合物V’およびVは、通常、微粒状の固体粒子として存在するかまたは分子状に溶解されて存在する。従って、この場合には、勿論、脱混合現象は、多くの場合に全く問題を生じない。
本発明による方法は、一面で、多種多様の媒体中の内容物質(少なくとも1つの化合物V’に相応する)の濃度を正確に測定するために使用することができる。即ち、本発明による方法は、なかんずく大気中の有害物質、例えば窒素酸化物、二酸化硫黄または微粒状の浮遊物質を測定するために使用されうる。
他面、本発明による方法は、少なくとも1つの化合物V’を標識化物質として含有する媒体の信頼性または非信頼性を測定するために採用されてもよい。この場合、標識化物質を目視的でも従来の分光分析法によってでも確認不可能であるような微少量で添加することができることは、特に有利である。従って、本発明による方法は、鉱油等の相応して標識化された包装製品の信頼性を測定するために使用することができるか、またはまさに(できるだけ不法な)操作の問題を明らかにすることができる。
通常、測定関数I’(λ, c’)または比較関数I(λ, c)は、多少とも大きな数の支持数によって調整され、この場合測定関数および比較関数の経過が複雑である場合には、合理的に大きな数の支持数が使用され、これとは異なり、簡単な経過の測定関数および比較関数の場合には、小さな支持数で十分である。それに応じて、強度I’およびIは、多数の種々の波長λで測定されなければならないかまたはまさに比較的小さな数の種々の波長λで測定されなければならず、証言力のある結果を得ることができる。
相応して、方程式I
Figure 2008507685
は、即ち方程式II
Figure 2008507685
によって仮定され、上記式中、nは、支持値の数であり、I’iおよびIiは、それぞれ波長λiの場合の強度を示し、また、N*は、標準ファクターである。
更に、個々の場合には、比較関数および測定関数の算出をそれぞれの異なる媒体中で実施することもできる。これは、殊に媒体の影響が当該波長範囲内で僅かである場合に可能であり、それに応じて、比較関数または測定関数は、単に化合物V’またはVの測定の答えによって定められるかまたは主に化合物V’またはVの測定の答えによって定められる。
標準ファクターNは、相関関数K(δλ, c’, c)の望ましい値の範囲に目盛ることを可能にする。通常、Nは、K(δλ, c’, c)値が0〜1を取るように選択され、この場合0の値は、全く相関度に相当せず、1の値は、測定関数I’(λ, c’)と比較関数I(λ, c)との最大の相関度に相当する。それに応じて、標準ファクターN(δλ=0に関して、即ち最大の相関度)は、
Figure 2008507685
を生じるか、または標準ファクターN*(δλ=0に関して、即ち最大の相関度)は
Figure 2008507685
を生じる。
スペクトルのシフトδλは、通常、測定関数I’(λ, c’)または比較関数I(λ, c)が完全にかまたは殆んど完全に記載される波長範囲を含む。通常、これは、0≦λ≦10−FWHM(半値全幅)の範囲Bであり、この場合FWHMは、半分の最大強度I’maxまたはImaxの場合の測定関数I’(λ, c’)または比較関数I(λ, c)のスペクトル幅に相当する。
典型的には、方程式(I)または(II)により算出された、K(δλ, c’, c)の曲線経過は、図6a〜6eに図示されているように、c’およびcの所定の値のδλに依存していると思われる。方程式(I)でI’(λ, c’)の変わりに関数I(λ, c)を使用するかまたは方程式(II)でI’i(λi, c’)の代わりにIi(λi, c)を使用する場合には、図6aに図示されているのと同様に雑音のない(unverrauscht)相関関数(自動相関関数)が得られる。
濃度c’が減少すると、測定関数ならびに相関関数K(δλ, c’, c)の基底の雑音は、増加する。しかし、通常の統計学的方法を用いた場合には、雑音のある相関関数K(δλ, c’, c)の数多くの測定において雑音のない相関関数を如何なる確率で検出することができるかを簡単に確認することができる。即ち、例えばそれぞれ図6eの相関関数の図に類似している50個の個々の測定の統計学的評価は、95%以上の相関度、ひいては同一性の検出を生じる。
化合物V’またはVの同一性が確認されている場合には、濃度c’の測定のために、方程式(I)を採用することができる。この場合には、標準ファクターNまたはN*は、1に等しく規定されている。K(δλ, c’, c)の大きさから、濃度c’は、数値的に算出することができる。
特に、本発明による方法は、液状または固体の媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定するために使用される。
化合物V’またはVは、原理的に使用される分析ビームと相互作用を生じる、媒体中に均一に分布されたかまたは分布することができる全ての任意の物質であることができる。前記物質は、媒体の起源に相応してこの媒体中に必然的に含有されていてよいし、計画的に、例えば標識化の目的のために、媒体に添加されていてよい。
例えば、このような物質は、媒体の製造に由来する副生成物であってよいか、または媒体(例えば、溶剤、分散液、プラスチック等)の製造の際に使用される触媒の痕跡が重要である。天然産物、例えば植物油の場合には、前記物質は、油含有植物の栽培場所に典型的であることができる。従って、前記物質の同一性または非同一性を測定することによって、油の起源を確認することができるし、例外扱いにすることもできる。同様のことは、例えば石油集積層に依存する、典型的な随伴物質のスペクトルを有する石油種にも言えることである。
媒体、例えば液体に少なくとも1つの化合物V’を意図的に添加する場合には、こうして標識化された媒体を信頼性のあるものとして定めることができるかまたは可能な操作を確認することができる。即ち、例えば通常、税制上有利である燃料油は、一般に高額に課税されるディーゼル油と区別することができるか、または液状の生成物流は、大工業的プラント中、例えば精油所で標識化することができ、それによって追跡することができる。本発明による方法は、極めて僅かな濃度の少なくとも1つの化合物V’の測定を許容するので、この化合物は、相応する僅かな濃度で媒体に添加することができ;したがって、燃料油またはディーゼル油の燃焼の際に、前記化合物の存在によって予想される不利な影響は、排除されうる。
同様に、合法的に製造され、税金が払われ、流通されているアルコール性飲料を非合法に製造され、流通されている製品と区別するために、例えばアルコール分の強い酒(スピリッツ)も示されてよい。この場合には、勿論、標識化時にヒトの飲食に懸念のない化合物V’を使用することは、重要である。
更に、プラスチックまたは塗料の標識化のために少なくとも1つの化合物V’を使用することも可能である。また、これは、プラスチックまたは塗装の信頼性または非信頼性を定めるかまたは再使用に関連して使用されたプラスチックの純粋な種類の分級化を保証するために、行なうことができる。この場合も、本発明による方法の上昇された感度は、有利であり、それというのも、少なくとも1つの化合物V’、例えば塗料は、極めて僅かな量でのみ添加することができ、それによって例えばプラスチックまたは塗装の目視的外観に影響を及ぼさないからである。
特に有利には、本発明による方法は、液状の媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定するために使用される。
液状の媒体としては、殊に有機性液体およびその混合物、例えばアルコール、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール、ペンタノール、イソペンタノール、ネオペンタノールまたはヘキサノール、グリコール、例えば1,2−エチレングリコール、1,2−プロピレングリコールまたは1,3−プロピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコールまたは1,4−ブチレングリコール、ジエチレングリコールまたはトリエチレングリコール、またはジプロピレングリコールまたはトリプロピレングリコール、エーテル、例えばメチル第三ブチルエーテル、1,2−エチレングルコールモノメチルエーテルまたは1,2−エチレングリコールジメチルエーテル、1,2−エチレングリコールモノエチルエーテルまたは1,2−エチレングリコールジエチルエーテル、3−メトキシプロパノール、3−イソプロポキシプロパノール、テトラヒドロフランまたはジオキサン、ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトンまたはジアセトンアルコール、エステル、例えば酢酸メチルエステル、酢酸エチルエステル、酢酸プロピルエステルまたは酢酸ブチルエステル、脂肪族炭化水素または芳香族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタン、石油エーテル、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、テトラリン、デカリン、ジメチルナフタリン、試験用ベンジン、鉱油、例えばガソリン、ケロシン、ディーゼル油または燃料油、天然油、例えばオリーブ油、大豆油またはヒマワリ油、または天然または合成のモータ油、圧媒油またはトランスミッションオイル、例えば自動車のエンジンオイルまたはミシン油、またはブレーキ油を挙げることができる。更に、その中には、一定の植物型、例えば西洋ナタネまたはヒマワリの後処理の際に生じる製品も含まれる。このような製品は、"バイオディーゼル油"の概念で公知でもある。
本発明によれば、本方法は、殊に鉱油中の少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定するために使用される。この場合、少なくとも1つの化合物は、特に有利に鉱油のための標識化物質である。
鉱油のための標識化物質は、多くの場合にスペクトルの可視波長範囲内ならびに非可視範囲内で吸収を示す(例えば、NIR中)物質である。標識化物質としては、多種多様の化合物種、例えばフタロシアニン、ナフタロシアニン、ニッケル−ジチオール錯体、芳香族アミンのアルミニウム化合物、メチン染料およびアズレン方形酸染料(例えば、WO 94/02570A1、WO 96/10620A1、古典的なドイツ連邦共和国特許出願第102004003791.4号)が提案されているが、しかし、アゾ染料(例えば、ドイツ連邦共和国特許出願公開第2129590号明細書A1、米国特許第5252106号明細書、欧州特許出願公開第256460号明細書A1、欧州特許出願公開第0509818号明細書A1、欧州特許出願公開第0519270号明細書A2、欧州特許出願公開第0679710号明細書、欧州特許出願公開第0803563号明細書A1、欧州特許出願公開第0989164号明細書A1、WO 95/10581A1、WO 95/17483A1)が提案されている。ガソリンまたは鉱油を着色/標識化するためのアントラキノン誘導体は、米国特許第2611772号明細書、米国特許第2068372号明細書、欧州特許出願公開第1001003号明細書A1、欧州特許出願公開第1323811号明細書A2およびWO 94/21752A1ならびに古典的なドイツ連邦共和国特許出願第10361504.0号中に記載されている。
更に、鉱油のための標識化物質としては、鉱油からの抽出後および引続く誘導体化後に初めて目視的または分光的に確認可能な着色反応を生じる物質が記載されている。このような標識化物質は、例えばアニリン誘導体(例えば、WO 94/11466A1)またはナフチルアミン誘導体(例えば、米国特許第4209302号明細書、WO 95/07460A1)である。本発明による方法によれば、早期の誘導体化なしにアニリン誘導体およびナフチルアミン誘導体を検出することができる。
上昇された着色反応を維持するための、前記の刊行物中に部分的に述べられているような標識化物質の抽出および/または他の誘導体化または標識化物質の色をよりいっそう良好に可視的または分光的に測定できるようにするための標識化物質の濃縮は、本発明の方法によれば、可能であるが、しかし、一般には不要である。
WO 02/50216A2には、なかんずくUV分光的に検出される標識化物質としての芳香族カルボニル化合物が開示されている。本発明による方法によれば、前記化合物の検出は、はるかに僅かな濃度で可能になる。
勿論、記載された刊行物中に記載の標識物質は、別の液体の標識化に使用されてもよく、この場合このような液体は、例示的に既に前記されたものである。
実施例
鉱油のための標識化物質としては、相関分光的に異なるアントラキノン染料が試験された。
A)アントラキノン染料の製造
実施例1:
Figure 2008507685
(CAS-No.:108313-21-9、分子量:797.11;C546042 λmax=760nm(トルエン))
1,4,5,8−テトラキス[(4−ブチルフェニル)アミノ]−9,10−アントラセンジオンを欧州特許出願公開第204304号明細書A2の記載と同様に合成した。
このために、(97%の)4−ブチルアニリン82.62g(0.5370モル)を装入し、(95.2%の)1,4,5,8−テトラクロロアントラキノン11.42g(0.0314モル)、酢酸カリウム13.40g(0.1365モル)、無水硫酸銅1.24g(0.0078モル)およびベンジルアルコール3.41g(0.0315モル)を添加し、このバッチ量を130℃に加熱した。130℃で6.5時間さらに攪拌し、次に170℃に加熱し、再度、170℃で6時間さらに攪拌した。60℃への冷却後、アセトン240mlを添加し、25℃で吸引し、残留物を最初にアセトン180mlで洗浄し、次に水850mlで濾液が17μSの導電性を有するまで洗浄した。最終的に、洗浄された残留物を乾燥させた。78.4%の収率に相当する生成物19.62gが得られた。
全く同様に、次に記載された化合物を1,4,5,8−テトラクロロアントラキノンと相応する芳香族アミンとの反応によって合成した:
実施例2:
Figure 2008507685
実施例3:
Figure 2008507685
実施例4:
Figure 2008507685
実施例5
Figure 2008507685
実施例6:
Figure 2008507685
実施例7:
Figure 2008507685
実施例8:
Figure 2008507685
実施例9:
Figure 2008507685
実施例10:
Figure 2008507685
実施例11:
Figure 2008507685
B1)吸収でのアントラキノン染料の相関分析
図1には、例示的に7個の発光ダイオードに相応して7つの波長支持値を基礎とする試験構成が略示的に記載されている(ブロック"発光ダイオードセル"中の"1"〜"7")。強度が安定化された発光ダイオードセルにより、個々の発光ダイオードのビームを、選択的に光導波路により1cmのキュベット中に入射結合させる。伝送されたかまたは放出された光(蛍光または燐光)を検出器1または2(シリコンダイオード)中で検出させる。検出器の信号を相関電気機器により評価し、上記の記載と同様に同一性または非同一性を試験する。発光ダイオードセルの発光ダイオードは、次の放出波長をnmで有する:
発光ダイオード1:600
発光ダイオード2:670
発光ダイオード3:700
発光ダイオード4:770
発光ダイオード5:780
発光ダイオード6:810
発光ダイオード7:880。
発光ダイオードの出力は、1〜10mWの範囲内であった。
実施例1に記載のアントラキノン染料の吸収スペクトルに対する、個々の発光ダイオードによって放出されたビームのスペクトル状態は、図2に記入された三角形につき略示的に示されており、この場合縦座標の値は、さらには具体的に示されなかった。
実施例1に記載のアントラキノン染料は、次の濃度でトルエン中に溶解された:
Figure 2008507685
計量供給濃度を相関分析により算出された濃度(ppb質量的)に対してそれぞれ線状にプロットした場合には、図3に示された、高い相関度を有する直線経過が得られる。
図4の二重に対数的にプロットした場合には、相関度が低いppb範囲(質量的に)になるまで明らかになる。
同様の結果は、実施例2〜11(トルエン中の比較可能な濃度で)のアントラキノン染料に対する同様の測定構成の場合にも得ることができ、したがって測定結果の相応する説明は、省略した。
従って、化合物の同一性を算出した場合には、本発明による方法は、従来の分光的測定よりもはるかに少ない濃度の前記化合物の測定を可能にする。
B2)吸収におけるカチオンシアニン染料の相関分析
図5a〜5eは、カチオンシアニン染料の希釈順で得られる吸収スペクトルを示す。図5b〜5eにおいて、横座標の値の範囲は、図5aの場合に相当する。従って、第1に横座標の記載は、省略した。相対的濃度は、1.0(図5a;吸収最大での相対的吸光度:E=1)、0.1(図5b;吸収最大での相対的吸光度:E=0.1)、0.01(図5c;吸収最大での相対的吸光度:E=0.01)、0.002(図5d;吸収最大での相対的吸光度:E=0.002)および0.001(図5e;吸収最大での相対的吸光度:E=0.001)であった。図5a〜5cのスペクトル中で染料の吸収をなお検出することができる場合には、図5dおよび5eのスペクトルで検出限界を達成することができるかまたは承認することができる。
図6a〜6eは、スペクトル5a〜5eに相当する相関関数を示す。図6b〜6eにおいて、縦座標および横座標の値の範囲は、図5aに相当するので、座標の記載は、第1に省略した。相関関数の値K(δλ, c’, c)は、約−0.001〜約0.001の範囲内にあるが、しかし、縦座標と平行の移行および目盛の変化によって、任意の別の値の範囲、例えば0〜1に変換させることができる。
相関関数に典型的な階段状の経過は、図6a〜6dに明らかに確認することができる。既に先に説明したように、図6aに示された相関度から、試験された化合物の同一性に関連するプラスの発言に出会うことができる。
この場合には、なお図6a〜6eに示された相関関数は、単に測定を基礎とすることを述べておく。まさに染料の濃度が低い場合に測定を数回実施しかつ得られた測定値を合計した場合には、信号/騒音比、ひいては相応して相関図の証言力が改善される。
7個の発光ダイオードに相応して7つの波長支持値を基礎とする試験構成を示す略図。 実施例1に記載のアントラキノン染料の吸収スペクトルに対する、個々の発光ダイオードによって放出されたビームのスペクトル状態を示す線図。 計量供給濃度を相関分析により算出された濃度(ppb質量的)に対してそれぞれ線状にプロットした線図。 二重に対数的にプロットした線図。 吸収最大での相対的吸光度:E=1を有するカチオンシアニン染料の希釈順で得られる1つの吸収スペクトルを示す線図。 吸収最大での相対的吸光度:E=0.1を有するカチオンシアニン染料の希釈順で得られる1つの吸収スペクトルを示す線図。 吸収最大での相対的吸光度:E=0.01を有するカチオンシアニン染料の希釈順で得られる1つの吸収スペクトルを示す線図。 吸収最大での相対的吸光度:E=0.002を有するカチオンシアニン染料の希釈順で得られる1つの吸収スペクトルを示す線図。 吸収最大での相対的吸光度:E=0.001を有するカチオンシアニン染料の希釈順で得られる1つの吸収スペクトルを示す線図。 スペクトル5aに相当する相関関数に典型的な階段状の1つの経過を示す線図。 スペクトル5bに相当する相関関数に典型的な階段状の1つの経過を示す線図。 スペクトル5cに相当する相関関数に典型的な階段状の1つの経過を示す線図。 スペクトル5dに相当する相関関数に典型的な階段状の1つの経過を示す線図。 スペクトル5eに相当する相関関数に典型的な階段状の1つの経過を示す線図。

Claims (5)

  1. 1.a)均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を含有する媒体に可変波長λの分析ビームを照射し、
    b)スペクトル測定関数I’(λ)を吸収光、反射光、放出光および/または散乱光について測定することによって媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定する方法において、方程式I
    Figure 2008507685
    により相関関数K(δλ, c’, c)を測定し、この場合
    K(δλ, c’, c)は、関数I’(λ, c’)とI(λ, c)との相対シフトδλおよび少なくとも1つの化合物V’およびVの濃度c’およびcに依存する相関度を表わし、
    c’は、公知の同一性を有するかまたは同一と推定される、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の濃度を表わし、
    cは、公知の同一性を有する、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物Vの濃度を表わし、
    I’(λ, c’)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物V’を濃度c’で含有する媒体の測定関数を表わし、
    I(λ, c)は、均一に分布された少なくとも1つの化合物Vを濃度cで含有する媒体の比較関数を表わし、
    および
    Nは、標準ファクターを表わし、
    相関関数K(δλ, c’, c)により、化合物V’とVとの同一性または非同一性を算出することを特徴とする、媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定する方法。
  2. 液状または固体の媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定するために使用される、請求項1記載の方法。
  3. 液状の媒体中に均一に分布された少なくとも1つの化合物V’の同一性または非同一性を測定するために使用される、請求項1記載の方法。
  4. 液状の媒体は、鉱油である、請求項3記載の方法。
  5. 少なくとも1つの化合物Vおよび少なくとも1つの化合物V’は、鉱油のための標識化物質である、請求項4記載の方法。
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