JP2008507198A - コンテンツ記録テクニック - Google Patents

Abstract

コンテンツ記録技法が説明される。一実施態様では、方法は、電子番組ガイド（ＥＰＧ）データに照会して、記録文書中に記載のコンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定することを含む。コンテンツ項目が利用可能である場合、参照が記録リストに追加され、コンテンツ項目が記録される。

Description

本発明は、一般にはコンテンツの分野に関し、詳細にはコンテンツ記録技法に関する。

ユーザは、セットトップボックス、ワイヤレスフォン、コンピュータなど、ネットワークアクセスを提供する、常に増加している様々なクライアントに絶えずさらされている。例えばセットトップボックスのユーザは、テレビジョン上に表示するための、放送網から得られる従来のテレビジョン番組を見ることができ、ペイパービュームービーを注文し、ビデオオンデマンド（ＶＯＤ）を受信し、「ライブ」ビデオゲームをプレイすることなどを行うことができる。同様に、ワイヤレスフォンのユーザは、通常の電話呼を行い、受信することができ、Ｅメールを読み、デジタル音楽をダウンロードすることなどを行うことができる。

そのような別の例はデジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）である。ＤＶＲは通常、ユーザが所望のコンテンツを記録することを可能にする不揮発性記憶装置（例えばハードディスク）を含む。ＤＶＲはまた、現在放送中のコンテンツを停止し、依然として進行中に、停止した時点から視聴者がコンテンツを視聴することを可能にすることなどの制御機能も提供する。ＤＶＲは、現在放送中のコンテンツを記録し続けながら、停止イベント時から始めて、記憶装置からコンテンツを再生する。さらに、ＤＶＲは、巻戻し、格納された番組の早送り、スローモーション再生などの他の制御機能もサポートすることができる。

ＤＶＲを使用してコンテンツを記録するために、ユーザは通常、ＤＶＲ自体と直接対話することが必要である。ある場合には、ユーザは、場合によっては望ましいコンテンツを突き止めるために、利用可能なコンテンツのパラメータと突き合わせるべきパラメータを指定することによって関連コンテンツを記録するようにＤＶＲを構成することができる。例えば、ユーザはテレビジョン番組のタイトルを指定することができ、それによってＤＶＲは、そのタイトルを有する各テレビジョン番組を記録することになる。しかし、関心のある特定のコンテンツ項目をＤＶＲが記録することがユーザには保証されなかった。言い換えれば、ＤＶＲによって記録された、場合によっては望ましいコンテンツが、ユーザが記録することを望む実際のコンテンツに対応することをユーザは確信することができない。例えば、特定のテレビジョン番組を記録するようにＤＶＲを構成することができるが、ＤＶＲは、その特定のテレビジョン番組中の俳優に関する特別番組を記録することに失敗する可能性がある。したがって、ユーザがＤＶＲから「離れて」位置したとき、ユーザが前述のネットワークアクセスを提供するクライアントのうちの１つまたは複数にアクセスした場合であっても、ユーザは、特定のコンテンツ項目をＤＶＲに記録させることができない。

したがって、改良型のコンテンツ記録技法が引き続き求められている。

コンテンツ記録技法が説明される。このコンテンツ記録技法は、ユーザがクライアントに対してローカルであるとき、およびクライアントから離れているときに利用することができる。例えば、ユーザがデジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）として構成されたクライアントから離れて位置するとき、ワイヤレスフォンとして構成されたリモート装置と対話する。ユーザは、ワイヤレスフォンを使用して、インターネットを介してテレビジョン番組のレビューにアクセスする。レビューに基づいて、ユーザは、リモートクライアントに通信すべき、レビューに埋め込まれた記録文書を起動する。記録文書は、タイトル、俳優、放送時間、テレビジョン番組を放送するサービス（例えばチャネル）などを記述することなどによってテレビジョン番組を記述する。

記録文書の受信時に、リモートクライアントは、パーサモジュールを実行して記録文書を検査し、記録文書中に記述されたテレビジョン番組がリモートクライアントで記録するのに利用可能かどうかを判定する。例えば、ヘッドエンド、ＥＰＧデータサービスなどから受信される電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと記録文書を比較することができる。ＥＰＧデータを使用して、テレビジョン番組が利用可能かどうかを判定することができる。ＥＰＧデータを使用して、チャネルおよび放送開始時間を供給することなどによってテレビジョン番組をどのように記録すべきかを判定することもできる。テレビジョン番組が利用可能である場合、テレビジョン番組に対する参照が、ＥＰＧデータに基づいて記録リストに追加される。例えば、放送チャネルおよび放送開始時間を記録リストに追加することができる。次いで記録リストがリモートクライアントで使用され、クライアントにコンテンツを記録させる。別の例では、ヘッドエンドに格納されたＥＰＧデータを検査して、コンテンツが記録のために利用可能かどうかを判定することなどにより、記録文書は、クライアントにコンテンツを記録させることをヘッドエンドにさせることができる。利用可能である場合、ヘッドエンドは、クライアントにコンテンツを記録させる。別の例では、ネットワークデジタルビデオレコーダ（ＮＤＶＲ）の状況などに、記録文書は、ヘッドエンド自体にコンテンツを記録させることができる。

この議論での各例では、同様の構造および構成要素を参照するのに同じ参照番号を使用する。

概要
コンテンツ記録技法が説明される。一実施態様では、デジタルビデオレコーダ（ＤＶＲ）などのクライアントが、コンテンツを記述する記録文書を使用することにより、ヘッドエンドからストリーミングされるコンテンツを記録するように構成されるコンテンツ記録技法が説明される。記録文書は、ウェブサイトに埋め込む、Ｅメールまたはテキストメッセージ交換を介して共有する、アプリケーションプログラミングインターフェース（ＡＰＩ）を介して発信する、ユーザが手動で書くなどの様々な方式で提供することができる。記録文書はパーサモジュールを介して処理され、記録文書で記述されるコンテンツ項目が突き止められる。ある状況では、パーサモジュールが、クライアント上に格納される電子番組ガイド（ＥＰＧ）と記録文書を比較し、ＥＰＧデータで記述される合致コンテンツ項目を見つける。十分な合致が見つかった場合、合致コンテンツ項目に対する参照が、放送チャネルや放送時間などのＥＰＧデータに基づく記録リストに追加され、合致コンテンツ項目が記録される。別の状況では、ヘッドエンドが、リモート装置によって提供された記録文書を処理し、記載のコンテンツ項目が利用可能かどうかを判定する。そうである場合、ヘッドエンドは、クライアントに対する記録リストの通信などにより、特定のコンテンツ項目をクライアントに記録させる。したがって、ユーザは、クライアントと直接対話することなく、特定のコンテンツ項目を記録させることができる。

別の実施態様では、ヘッドエンドが、クライアント状態データを格納して、プロセスコンテンツ記録要求を処理する。例えば、ヘッドエンドは、ヘッドエンドによってローカルにアクセス可能な、レーティング限度、お気に入りのチャネル、サービスのレベルなどのクライアント状態データを含むことができる。ヘッドエンドは、このクライアント状態データを使用して、クライアントが記録文書で記述されたコンテンツ項目にアクセスすることを許可されているかどうかを判定する。そうである場合、ヘッドエンドは、クライアントにコンテンツを記録させる。ヘッドエンドでクライアント状態データを使用して決定を実施することにより、ヘッドエンドは、クライアントがコンテンツを記録するようにという要求を処理するための権限ソースを提供する。この結果、クライアント状態データを旧クライアントから新クライアントに手動で更新することなく旧クライアントから新クライアントに変更できること、クライアント自体との接続を得ることなくコンテンツ記録をリモート初期化できることなど、ユーザが利用可能な様々な改良型の機能を得ることができる。

例示的環境
図１は、ネットワーク１０６を介して通信可能にクライアント１０４に結合されるコンテンツプロバイダ１０２を示す例示的実施態様での環境１００の例示である。以下の実施態様でのネットワーク１０６は、インターネットなどの広域ネットワーク（ＷＡＮ）の一例であり、放送網、イントラネット、有線またはワイヤレスネットワークなどの様々な他のネットワークも含むことができる。

クライアント１０４は、ネットワーク１０６を介してコンテンツプロバイダ１０２から通信されたコンテンツを受信するように構成される。コンテンツプロバイダ１０２は、コンテンツプロバイダ１０２上にローカルに格納されるコンテンツ１０８（ｋ）を含む。ただし「ｋ」は１から「Ｋ」までの任意の整数でよい。コンテンツ１０８（ｋ）は、テレビジョン番組、ビデオオンデマンド、リモートアプリケーション処理の１つまたは複数の結果などの様々なデータを含むことができる。コンテンツプロバイダ１０２は、ネットワーク１１０を介してコンテンツ１０８（ｋ）をヘッドエンド１１２に通信する。ネットワーク１１０は、ネットワーク１０６と同一でよく、または異なるものでよい。例えば、ネットワーク１１０は、コンテンツプロバイダ１０２とヘッドエンド１１２の間の専用ネットワーク接続を表すことができ、一方ネットワーク１０６はインターネットで実装され、両方のネットワーク１０６、１１０をインターネットとすることができるなどである。

次いで、ネットワーク１０６を介してクライアント１０４に通信するために、コンテンツ１０８（ｋ）をヘッドエンド１１２上のコンテンツ１１６（ｎ）としてデータベース１１４に格納することができる。ただし「ｎ」は、１から「Ｎ」までの任意の整数でよい。言い換えれば、データベース１１４に格納されたコンテンツ１１６（ｎ）は、ネットワーク１１０を介してコンテンツプロバイダ１０２から受信されたコンテンツ１０８（ｋ）のコピーでよい。

図示するように、ヘッドエンド１１２は、コンテンツ１１６（ｎ）をフォーマットし、ネットワーク１０６を介して配布するための配布サーバ１１８を含む。ヘッドエンド１１２からクライアント１０４への配布は、ケーブル、ＲＦ、マイクロ波、衛星を含むいくつかの方式で実施することができる。ヘッドエンド１１２をコンテンツプロバイダ１０２とは別々に示しているが、コンテンツプロバイダ１０２はヘッドエンド１１２を含むこともできる。

ヘッドエンド１１２はまた、複数のＥＰＧデータ１２２（ｍ）を有するデータベース１２０も含むことができる。ただし「ｍ」は、１から「Ｍ」までの任意の整数でよい。ＥＰＧデータ１２２（ｍ）は、クライアント１０４によってユーザに対して表示するＥＰＧ１２４を構築するのに使用される。例えばＥＰＧ１２４は、ヘッドエンド１１２から現在放送されているテレビジョン番組のリスト、ならびに将来放送されるテレビジョン番組のリストをユーザが見ることができるようにすることができる。さらに、ＥＰＧ１２４は、視聴者がＥＰＧ１２４自体からテレビジョン番組（例えばコンテンツ１１６（ｎ））にナビゲートできるようにすることができる。ユーザに追加の情報を提供するために、ＥＰＧ１２４は、ＥＰＧ１２４で表されるコンテンツを記述する１つまたは複数のコンテンツ特徴を含むことができる。コンテンツ特徴は、タイトル、放送時間、放送チャネル、コンテンツの出力期間、プロット説明、レーティング（例えばＧ、ＰＧ、ＰＧ−１３、Ｒなど）、主役俳優名などを含むことができる。ＥＰＧデータは、様々な方式でクライアント１０４に通信することができる。ある場合には、ＥＰＧデータ１２２（ｍ）が、カルーセルファイルシステムを使用してクライアント１０４に同報通信される。カルーセルファイルシステムは、ネットワーク１０６を介して、クライアント１０４に帯域外（ＯＯＢ）チャネルを介してＥＰＧデータを反復的に同報通信する。ヘッドエンド１１２がＥＰＧデータ１２２（ｍ）を含むように図示しているが、別の例では、ＥＰＧデータ１２２（ｍ）が、別々のＥＰＧデータサービスを使用してネットワーク１０６を介して提供される。

クライアント１０４は、図示するようにディスプレイ装置１２８に通信可能に結合されるデスクトップコンピュータ、移動局、エンターテイメントアプライアンス、セットトップボックス１２６など、ネットワーク１０６を介して通信することのできるコンピュータとして構成することができる。セットトップボックス１２６をディスプレイ装置１２８とは別々に示しているが、セットトップボックス１２６をディスプレイ装置１２８内に構築して、統合ユニットを形成することもできる。クライアント１０４は、クライアント１０４を操作する人および／またはエンティティに関係付けることもできる。言い換えれば、クライアント１０４は、ユーザおよび／またはマシンを含む論理クライアントを記述することができる。１つのクライアント１０４を示しているが、複数のクライアントをネットワーク１０６に通信可能に結合することもできる。

クライアント１０４はまた、ローカルに格納されたコンテンツ１３２（ｊ）を有するデータベース１３０を含むことができる。ただし「ｊ」は、１から「Ｊ」までの任意の整数でよい。例えば、クライアント１０４を、データベース１３０をハードディスクメモリに格納するＤＶＲとして構成することができる。メモリのサイズにより、ユーザは、ヘッドエンド１１２からストリーミングされるコンテンツ１１６（ｎ）などのコンテンツを記録することができる。前述のように、ＤＶＲは、現在放送中のコンテンツを停止し、依然として進行中に、停止した時点から視聴者がコンテンツを視聴することを可能にすることなどの制御機能も提供する。ＤＶＲは、現在放送中のコンテンツをディスクメモリに記録し続けながら、停止イベント時から始めて、ディスクメモリからコンテンツを再生する。さらに、ＤＶＲは、巻戻し、格納された番組の早送り、スローモーション再生などの他の制御機能もサポートすることができる。

クライアント１０４は、ナビゲーションモジュール１３４を格納および実行するのに十分な処理能力および記憶能力を備える。ナビゲーションモジュール１３４は、クライアント１０４上で実行されるとき、コンテンツと対話する制御機能を提供する。例えば、制御機能は、先に論じたＤＶＲ制御機能、ならびにチャネル選択、電子番組ガイド（ＥＰＧ）ナビゲーションなどを含むことができる。別の実施態様では、ナビゲーションモジュール１３４は、ＭＰ３データなどのオーディオおよび／またはビジュアルデータを有するメディアを再生するなどのためのメディアプレーヤ機能を提供する。

別の実施態様では、クライアント１０４は、ナビゲーションモジュール１３４を実行して、配布サーバ１１８でコンテンツ１１６（ｎ）を記録させることができる。例えば、ナビゲーションモジュール１３４は、ネットワーク１０６を介して配布サーバ１１８に通信される、コンテンツプロバイダ１０２から配布サーバ１３０に通信されたコンテンツ１０８（ｋ）を記録するようにという要求を形成することができる。配布サーバ１１８は、その要求に応答して、要求されたコンテンツを記録し、それによってナビゲーションモジュール１３４は、ネットワークデジタルビデオレコーダ（ＮＤＶＲ）として動作する。したがって、ナビゲーションモジュール１３４の実行により、クライアント１０４は、ローカルに格納されたコンテンツ１３２（ｊ）、ネットワーク１０６を介してリモートに格納されたコンテンツ１１６（ｎ）を再生することができ、さらにはクライアント１０４に対するリモートに格納されるコンテンツ１１６（ｎ）の記録および再生を制御することができる。

一般に、本明細書で述べる機能のいずれも、ソフトウェア、ファームウェア（例えば固定論理回路）、手動処理、またはそうした実施態様の組合せを使用して実施することができる。本明細書で使用する「モジュール」、「機能」、および「論理」という用語は一般に、ソフトウェア、ファームウェア、あるいはソフトウェアとファームウェアの組合せを表す。ソフトウェア実施態様の場合、モジュール、機能、または論理は、プロセッサ（例えばＣＰＵ）上で実行されたときに指定の作業を実施するプログラムコードを表す。プログラムコードは、１つまたは複数のコンピュータ可読メモリ装置に格納することができる。以下で説明するコンテンツ記録技法は、様々なプロセッサを有する様々な市販のコンピューティングプラットフォーム上で実施できるという意味で、プラットフォームに無関係である。

環境１００は、記録文書１３６の使用によってコンテンツ１３２（ｊ）、１１６（ｎ）を記録するための様々な技法をサポートする。例えば、記録文書１３６は、記録すべきコンテンツを記述し、特定のコンテンツ項目を突き止めるためにパーサモジュール１３８によって解析可能なＸＭＬ（ｅＸｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ）スキーマに準拠することができる。例えば、記録文書１３６は、所望のコンテンツ項目についてのタイトルおよび開始時間を記述することができる。パーサモジュール１３８は配布サーバ１１８上で実行され、記録文書中に記載されたタイトルおよび開始時間を、データベース１２０に格納されたＥＰＧデータ１２２（ｍ）と比較し、特定のコンテンツ項目が利用可能な場合、および利用可能な時を判定する。特定のコンテンツ項目が利用可能である場合特定のコンテンツ項目に対する参照が記録リスト１４０に追加され、特定のコンテンツ項目が記録される。例えば、ＮＤＶＲの場合に、配布サーバ１１８で記録リスト１４０を使用して、ヘッドエンド１１２でコンテンツ１１６（ｎ）を記録することができる。別の例では、ＤＶＲの場合に、記録リスト１４０がクライアント１０４に通信され、ナビゲーションモジュール１３４に、コンテンツ１３２（ｊ）をローカルに記録させる。別の例では、記録文書１３６がリモート装置１４２からクライアント１０４に通信され、クライアント１０４で解析される。その一例を図２Ｂに関連して示す。

記録文書１３６は、様々な方式で提供することができる。図１に示すように、記録文書１３６が、ネットワーク１０６に通信可能に結合されるリモート装置１４２上に格納される。したがって、リモート装置１４２のユーザは、記録文書１３６をヘッドエンド１１２に提供して、記録文書１３６で記述されるコンテンツを記録させることができる。したがって、記録文書１３６をリモート装置１４２によってリモートに提供することができ、それによってユーザは、所望のコンテンツを記録させるのに、ローカルにクライアント１０４と対話する必要がない。記録文書１３６を提供する様々なその他の方式を図２Ａ、２Ｂ、および３に関連して説明する。

図２Ａは、図１の配布サーバ１１８、クライアント１０４、およびリモート装置１４２をより詳細に示す例示的システム２００の例示である。クライアント１０４はプロセッサ２０２およびメモリ２０４を含む。プロセッサは、形成される材料または使用される処理機構によって限定されない。例えば、プロセッサは、半導体および／またはトランジスタ（例えば電子集積回路（ＩＣ））からなることができる。そのような状況では、プロセッサ実行可能命令は、電子的に実行可能な命令でよい。あるいは、プロセッサの機構またはプロセッサ用の機構、すなわちコンピューティング装置の機構またはコンピューティング装置用の機構は、限定はしないが、量子コンピューティング、光コンピューティング、機械式コンピューティング（例えばナノテクノロジーを用いたもの）などを含むことができる。メモリ２０４は、読取り専用メモリ（ＲＯＭ）、ランダムアクセスメモリ（ＲＡＭ）、ハードディスクメモリ、取外し可能媒体メモリ装置などの１つまたは複数のメモリ装置を含むことができる。

ナビゲーションモジュール１３４および記録リスト１４０がプロセッサ２０２上で実行され、メモリ２０４に格納可能であるように図示してある。ＥＰＧ１２４がメモリ２０４に格納され、プロセッサ２０２上で実行可能であるように図示してある。図示する図２Ａのシステム２００では、記録リスト１４０をナビゲーションモジュール１３４で使用してコンテンツを記録させることができることを示すために、記録リスト１４０がクライアント１０４内に示されていることに留意されたい。より詳しい議論は、図４に関連して始まる箇所で見出すことができる。

クライアント１０４はまた、ネットワーク１０６を介して通信される（例えばストリーミングされる）図１のコンテンツ１１６（ｎ）を受信するネットワークインターフェース２０６も含むことができる。例えば、ネットワークインターフェース２０６は、ネットワーク１０６を介して同報通信コンテンツを受信する同調器として構成することができ、ネットワーク１０６を介する両方向通信に適した送信機／受信機（トランシーバ）などとして構成することができる。したがって、ネットワークを介してヘッドエンド１１２および／またはリモート装置１４２との間でメッセージを送信および受信するようにネットワークインターフェース２０６を構成することができる。

ネットワークインターフェース２０６を介してネットワーク１０６から受信されるコンテンツ１１６（ｎ）を、後でクライアント１０４によって出力し、かつ／またはコンテンツ１１６（ｎ）の即時出力を提供するために、データベース１３０に格納することができる。データベース１３０をメモリ２０４と別々に示すが、データベース１３０をメモリ２０４に含めることもできる。例えば、データベース１２４用の記憶装置をハードディスクドライブとして構成することができ、メモリ２０４をＲＡＭとして構成することができ、メモリ２０４とデータベース１３０をどちらもＲＡＭとして実装することができ、メモリ２０４とデータベース１３０をどちらも取外し可能メモリとして実装することなどができる。クライアント１０４は、ナビゲーションモジュール１３４を実行してデータベース１２４からコンテンツ１３２（ｊ）を取り出し、ディスプレイ装置１２２上にレンダリングするために出力インターフェース２０８を介してコンテンツ１３２（ｊ）を出力する。したがって、この実施態様では、クライアント１０４は、コンテンツ１３２（ｊ）を格納および再生するＤＶＲとして動作することができる。

クライアント１０４を入力装置２１０によって与えられる入力を介してユーザによってローカルに制御することができる。入力は、クライアント１０４により、ローカル接続２１４を介して入力インターフェース２１２から受信される。入力インターフェース２１２、ローカル接続２１４、および入力装置２１０を様々な方式で構成することができる。例えば、リモート制御装置、ハンドヘルド入力装置、またはワイヤレスキーボードなどのその他の任意のワイヤレス装置などの入力装置２１０からのワイヤレス通信を受信する赤外線（ＩＲ）またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈワイヤレスポートなどのワイヤレスポートとして入力インターフェース２１２を構成することができる。代替実施形態では、入力インターフェース２１２は、ＲＦ通信リンク、またはユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ）接続などを含むことができる有線接続などの、クライアント１０４と通信するための他の伝送形態を使用することができる。

コンテンツの出力が要求されたとき、ナビゲーションモジュール１３４がプロセッサ２０２上で実行され、ネットワーク１０６を介して配布サーバ１１８からストリーミングされる図１のコンテンツ１１６（ｎ）などからのコンテンツ、データベース１３０上にローカルに格納されるコンテンツ１３２（ｊ）などが得られる。ナビゲーションモジュール１３４はまた、コンテンツを、図１のコンテンツプロバイダ１０２によって提供された元の符号化フォーマットに復元することもできる。例えば、図１のコンテンツ１１６（ｎ）を圧縮し、次いで配布サーバ１１８からクライアント１０４にストリーミングすることができる。したがって、ナビゲーションモジュール１３４がコンテンツを受信したとき、コンテンツを解凍してディスプレイ装置１２８でレンダリングすることができる。

配布サーバ１１８もプロセッサ２１６およびメモリ２１８を含む。パーサモジュール１３８がプロセッサ２１６上で実行され、メモリ２１８に格納可能であるものとして示す。配布サーバ１１８のメモリ２１８が複数のクライアント状態データ２２０（ｌ）も含むものとして示す。ただし「ｌ」は、１から「Ｌ」までの任意の整数でよい。クライアント状態データ２２０（ｌ）は、図１のヘッドエンド１１２でコンテンツ１１６（ｎ）として、かつ／またはデータベース１３０でコンテンツ１３２（ｊ）としてコンテンツを記録するようにとの要求を処理するのに使用される。例えば、配布サーバ１１８は、クライアント１０４のコンテンツアクセスを管理するように、プロセッサ２１６上で実行可能なコンテンツマネージャモジュール２２２（以後「マネージャモジュール」と呼ぶ）を含むことができる。例えば、クライアント状態データ２２０（ｌ）は、コンテンツ項目の閲覧を防止するためのペアレンタルブロックを指定することができ、特定のコンテンツの項目に関するクライアントの条件付きアクセス権（例えばデジタルアクセス権）、レーティング限度、お気に入りのチャネル、提供されるサービスのレベルなどを指定することができる。マネージャモジュール２２２は、実行されたとき、クライアント１０４が特定のコンテンツ項目を記録することを許可されているかどうかを判定することができ、そうである場合、配布サーバ１１８は、クライアント１０４、具体的にはナビゲーションモジュール１３２に特定のコンテンツ項目を記録させる。このようにして、ヘッドエンド１１２は、図１および図２にそれぞれ示すシステム２００および環境１００で、クライアント状態データ２２０（ｌ）に関する権限ソースを提供する。一実施態様では、配布サーバ１１８を、クライアント１０４自体を介する場合であっても、特定のクライアントに関するクライアント状態データ２２０（ｌ）についての１次ソースとみなすことができる。例えば、配布サーバ１１８上にクライアント状態データ２２０（ｌ）を格納することにより、ユーザは、セットトップボックス間でクライアント状態データを転送することなくセットトップボックスを切り換えることができる。クライアント状態データ２２０（ｌ）の使用についてのより詳しい議論は、図７に関連して見出すことができる。

さらに、リモート装置１４２がプロセッサ２２４およびメモリ２２６を含むものとして図示する。記録文書１３６がメモリ２２６に格納されるものとして図示し、プロセッサ２２４上で実行可能である。リモート装置１４２はまた、プロセッサ２２４上で実行されるものとして図示し、メモリ２２６に格納可能である記録モジュール２２８も含む。記録モジュール２２８は、実行されたとき、特定のコンテンツ項目に関する記録文書１３６を生成する。例えば、記録モジュール２２８は、特定のコンテンツ項目を記述するユーザ入力を受諾するユーザインターフェースを提供することができる。ユーザ入力は記録モジュール２２８によって処理され、パーサモジュール１３８が理解するスキーマに従う記録文書１３６が生成される。パーサモジュール１３８は、実行されたとき、記録文書１３６を解析し、記録文書１３６中の記述データを突き止め、それをデータベース１２０中のＥＰＧデータ１２２（ｍ）と比較する。次いで、記述データと合致するＥＰＧデータ１２２（ｍ）が使用されて、記録文書１３６中に記述される特定のコンテンツ項目をどのように記録するかが決定される。次いで、特定のコンテンツ項目に対する参照が記録リスト１４０に追加され、ナビゲーションモジュール１３４がクライアント１０４上で実行され、特定のコンテンツ項目が記録される。ユーザが図１のクライアント１０４および／またはヘッドエンド１１２でコンテンツを記録させることができるように、様々なその他の状況も企図される。その別の例は、以下の図に関連して見出すことができる。

図２Ｂは、クライアントが記録文書を解析する機能を含むように、図１の配布サーバ１１８、クライアント１０４、およびリモート装置１４２をより詳細に示す例示的システム２５０の例示である。図２Ａに関連して説明したシステム２００では、配布サーバは、クライアント状態データ２２０（Ｌ）に関する中央リポジトリとして働き、パーサモジュール１３８を実行して記録文書１３６を解析した。

しかし、図２Ｂに示す例示的システム２５０では、クライアント１０４がパーサモジュール１３８を実行して、リモート装置１４２からネットワーク１０６を介して通信される記録文書１３６を解析する。次いでパーサモジュール１３８を使用して、記録文書１３６をメモリ２０４に格納されたＥＰＧ１２４と比較することにより、前述のように記録リスト１４０に追加することができる。したがってこの場合、ヘッドエンド１１２は、放送網２５２を介してコンテンツ１１６（ｎ）を同報通信するように働き、クライアント１０４上のコンテンツ１３２（ｊ）の記録にはアクティブには関与しない。より詳しい議論は図６に関連して見出すことができる。

図３は、図２Ａの配布サーバ１１８およびクライアント１０４で実装される様々なコンテンツ記録技法を示すシステム３００の例示である。そのような１つのコンテンツ記録技法は、コンテンツ１０８（ｋ）内に記録文書３０２を含めることである。例えば、クライアント１０４は、図１のコンテンツプロバイダ１０２からコンテンツ１０８（ｋ）を受信することができる。この例でのコンテンツ１０８（ｋ）は、俳優、製作者などを記述するクレジットを含むテレビジョン番組である。クレジットはまた、テレビジョン番組の次週分のプレビューも含むことができる。プレビューは、選択されたときにユーザがテレビジョン番組の次回分に関する記録を自動的にスケジューリングする対話式アイコンを出現させる埋込み記録文書３０２を有する。

次いで記録文書３０２が、ネットワーク１１０を介して配布サーバ１１８に通信され、パーサモジュール１３８によって解析される。パーサモジュール１３８は、実行されたときに、記録文書３０２およびＥＰＧデータ１２２（ｍ）に基づいて特定のコンテンツ項目（例えばテレビジョン番組の次回分）を突き止め、その特定のコンテンツ項目に対する参照を記録リスト１４０に追加する。記録リスト１４０は、ナビゲーションモジュール１３４に、コンテンツをコンテンツ１３２（ｊ）としてデータベース１３０にローカルに記録させる。したがって、コンテンツ１０８（ｋ）に埋め込まれた記録文書３０２は、最小限のユーザの介入で、テレビジョン番組の次回分の自動記録を実現する。

そのような別の技法では、リモート記録サービス３０４を使用することによってリモートコンテンツ記録技法が提供される。例えば、リモート記録サービス３０４は、記録するコンテンツをユーザが選択することを可能にするウェブサイトを提供することができる。次いでウェブサイト３０４は、ユーザが選択したコンテンツを記述する記録文書３０６を通信し、前述のように選択したコンテンツをクライアント１０４に自動的に記録させることができる。

そのような別の技法では、ユーザはリモート装置１４２と対話して、クライアント１０４を使用してリモートにコンテンツを記録する。例えば、リモート装置１４２は、記録文書３１０を含むＥメールを配布サーバ１１８に通信させることができるＥメールモジュール３０８を実行することができる。次いで、配布サーバ１１８は、パーサモジュール１３８を実行して、記録文書３１０中の記述データをＥＰＧデータ１２２（ｍ）と比較し、Ｅメールで参照される特定のコンテンツ項目が利用可能かどうかを判定することができる。そうである場合、パーサモジュール１３８を実行して、その特定のコンテンツ項目へのアクセスがクライアント１０４によって許可されるかどうかをクライアント状態データ２２０（ｌ）に基づいて判定することができる。例えば、クライアント状態データ２２０（ｌ）は、その特定のコンテンツ項目を含むコンテンツサービスパッケージに加入しているユーザかどうかを示すことができる。ユーザが条件付きアクセス権を有する場合、その特定のコンテンツ項目が記録リスト１４０に追加され、ナビゲーションモジュール１３４に、その特定のコンテンツ項目をコンテンツ１３２（ｊ）としてデータベース１３０に記録させる。

別の例では、リモート装置１４２は、別のリモート装置からテキストメッセージを受信するテキストメッセージ交換モジュール３１２を含むことができる。テキストメッセージは、タイトル、俳優名前、ジャンルなどを与えることによって特定のコンテンツ項目を記述することができる。テキストメッセージを検査して、コンテンツ記述を含む記録文書３１０をテキストメッセージから動的に生成することができる。次いで記録文書３１０を配布サーバ１１８に通信して、前述と同様に処理することができる。この例では、記録文書３１０が動的に生成される。より詳しい議論は図５〜７に関連して見出すことができる。図３のシステム３００では、配布サーバ１１８上でのパーサモジュール１３８の実行を説明したが、パーサモジュール１３８はクライアント１０４上でも実行することができる。例えば、パーサモジュール１３８は、クライアント１０４上で実行されたとき、記録文書３０６中の記述データをＥＰＧ１２４（例えば、クライアント１０４上に格納されるＥＰＧを形成するのに使用されるＥＰＧデータ）と比較して、特定のコンテンツ項目の可用性を判定することができる。クライアント１０４によるパーサモジュール１３８の実行についてのより詳しい議論は、図５〜７に関連して見出すこともできる。様々な例示的コンテンツ記録技法を説明したが、ＥＰＧデータと比較するために記録文書を使用するその他の様々なコンテンツ記録技法も提供することができる。

例示的手順
以下の議論では、上述のシステムおよび装置を使用して実施することのできるコンテンツ記録技法を説明する。各手順の諸態様は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組合せとして実装することができる。手順を、１つまたは複数の装置によって実施されるオペレーションを指定する１組のブロックとして示すが、オペレーションをそれぞれのブロックで実施するのに、必ずしも図示する順序に限定されない。

図４は、特定のコンテンツ項目を記録するのに記録文書が使用される例示的実施態様での手順４００を示す。ブロック４０２では、記録文書４０４が、特定のコンテンツ項目を求めるリモート装置１４２によって起動される。例えば、リモート装置１４２は、リモート装置１４２で閲覧するウェブページ４０８の出力を与えるウェブサイト４０６にアクセスすることができる。ウェブページ４０８がリモート装置１４２に与えられたとき、ウェブページ４０８は、特定のコンテンツ項目を記述する記録文書４０４も含むことができる。例えば、ウェブページ４０８は、ヘッドエンド１１２からの同報通信から利用可能であるテレビジョンショーのレビューを含むことができる。ユーザがテレビジョンショーを記録することを望む場合、ユーザは、ウェブページ４０８内のリンクを選択し、それによって記録文書が起動される。

この例での記録文書４０４はＸＭＬ記録スキーマに従う。ＸＭＬ記録スキーマは、ＸＭＬオブジェクトの属性と要素の間の相互関係を示す抽象表現であり、この場合は、記録文書４０４または記録文書４０４の一部である。例示的ＸＭＬ記録スキーマに準拠する記録文書４０４の一例を以下に示す。

最外部要素＜ｃｌｉｃｋＴｏＲｅｃｏｒｄ＞は、記録文書４０４のルート要素であり、ネームスペース「ｕｒｎ：ｓｃｈｅｍａｓ−ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ−ｃｏｍ：ｅｈｏｍｅ：ｃｌｉｃｋｔｏｒｅｃｏｒｄ」によって定義される。＜ｃｌｉｃｋＴｏＲｅｃｏｒｄ＞要素は、要素＜ｂｏｄｙ＞と、ＸＭＬシグニチャ仕様に準拠する任意選択のデジタルシグニチャとを含む。

＜ｂｏｄｙ＞要素は、単一の＜ｍｅｔａｄａｔａ＞要素と、その後に続く１つまたは複数の＜ｐｒｏｇｒａｍＲｅｃｏｒｄ＞要素とを含む。＜ｍｅｔａｄａｔａ＞要素は、要求されるコンテンツ項目を記述する追加のデータを与えるいくつかの副次要素をカプセル化することができる。以下に、例示的＜ｍｅｔａｄａｔａ＞副次要素のリストを示す。

上記の例示的記録文書４０４で示すように、１つまたは複数のレコード定義要素を＜ｍｅｔａｄａｔａ＞要素の後に含めることができる。１回限り記録する場合と一連の記録をする場合のどちらもカバーする＜ｐｒｏｇｒａｍＲｅｃｏｒｄ＞レコード定義要素が含まれる。

上記のサンプル文書で示すように、＜ｐｒｏｇｒａｍＲｅｃｏｒｄ＞要素は、いくつかの任意選択の属性を含み、以下でその例を説明する。

＜ｐｒｏｇｒａｍＲｅｃｏｒｄ＞要素は、＜ｐｒｏｇｒａｍ＞（例えばテレビジョン番組のタイトル）、＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞（例えばテレビジョン番組を提供する放送チャネル）、および＜ａｉｒｉｎｇ＞（例えばテレビジョン番組を放送すべき時間）などの特定のコンテンツ項目をさらに記述する様々な要素タイプを子として含むことができる。こうした各要素は、記録文書４０４中に複数回出現することができる。

ブロック４１０では、リモート装置が記録文書４０４をヘッドエンド１１２に通信する。例えば、記録文書４０４を、インターネットを使用して実装されるネットワーク１０６を介して送信し（すなわちプッシュし）、ヘッドエンド１１２で受信することができる。別の例では、記録文書がヘッドエンド１１２によってリモート装置１４２から「プル」される。例えば、記録文書４０４の存在に関してリモート装置１４２を周期的に監視するようにヘッドエンド１１２を構成することができる。

ブロック４１２では、ヘッドエンド１１２が、ＥＰＧデータ１２２（ｍ）のデータベース１２０に照会し、記録文書４０４によって記述される特定のコンテンツ項目が利用可能かどうかを判定する。例えばヘッドエンド１２２は、パーサモジュール１３８を実行して、図４のブロック４１２で「コンテンツ説明４１４」として示される、その特定のコンテンツ項目を記述する記録文書４０４中のデータを突き止める。次いで、合致を見つけるためにコンテンツ説明４１４（すなわち記述データ）がＥＰＧデータ１２２（ｍ）と比較される。例えば、＜ｐｒｏｇｒａｍ＞、＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞、および＜ａｉｒｉｎｇ＞要素をＥＰＧデータ１２２（ｍ）と比較して、そうした要素を最も良く満足する特定のコンテンツ項目を見つけることができる。したがって、パーサモジュール１３８は、実行されたとき、コンテンツ説明４１４をＥＰＧデータ１２２（ｍ）と相互参照することにより、記録文書によって記述される特定のコンテンツ項目をどのように記録するかを決定することができる。

一実施態様では、ヘッドエンド１１２は、ＥＰＧデータ１２２（ｍ）を含むデータベースに照会する（ブロック４１２）前に、最小探索フィールド要件を利用する。例えば、特定の組合せの探索基準が記録文書に含まれるとき、その特定の組合せの結果として、特定のコンテンツ項目を突き止めるための情報（例えば要素）の量が不十分であるために照会（ブロック４１２）が失敗する可能性がある。例えば、＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞（例えば放送チャネル）だけを指定する記録文書は、対応する＜ｐｒｏｇｒａｍ＞および／または＜ａｉｒｉｎｇ＞が与えられない限り無効とみなすことができる。以下に、前述の３つの要素の例示的な正規の組合せのリストを示す。

３つの要素を説明するが、特定のコンテンツ項目を突き止めるのに、様々なその他の要素およびそれらの組合せも記録文書４０４に含めることができる。

要素および要素の様々な組合せを使用することにより、例えば、所望の実施態様に応じて、探索基準を広くまたは狭く指定することができる。例えば、ファンウェブサイトは、特定のテレビジョン番組の一話を記録するための記録文書を、それがいつ放送されるか、どのチャネルがそのテレビジョン番組を放送するかに関わらずポストすることができる。そのような記録文書は、他の追加の要素を供給することなく、テレビジョン番組のタイトル（例えば＜ｐｒｏｇｒａｍ＞）を指定することができる。別の例では、特定のコンテンツ放送業者によって提供されるウェブサイトは、その特定のコンテンツ放送業者によって放送される話を指定する記録文書を供給することができ、対抗する放送業者が放送する話を含めることを望まない。この場合、記録文書はテレビジョン番組のタイトル（例えば＜ｐｒｏｇｒａｍ＞）および放送業者（例えば＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞）を指定する。

探索基準のいくつかの例を説明したが、様々なその他の探索基準を記録文書で指定することもできる。例えば、記録文書は、「（＜ｐｒｏｇｒａｍ＞ ａｎｄ ＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞） ｏｒ （＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞ ａｎｄ ＜ａｉｒｉｎｇ＞）」などの代替合致属性を指定することができる。さらい、各要素を様々な方式で指定することができる。例えば、コールサイン、名前、アフィリエイトなどのターゲットサービスを指定することができる。したがって、記録文書は、記録文書の作成者によって企図される探索基準を柔軟に記述することができる。

記録文書が異なるコンテンツプロバイダを有するユーザ間で移送可能となるように探索基準（すなわち要素）を処理することもできる。例えば、各ユーザは、異なるチャネルラインアップを介してコンテンツを受信することができ、各ユーザを異なる時間帯に配置することなどができる。例えば、任意の時間帯を使用して時間ベースの探索基準を指定し、次いで解析時に地方時間帯に正規化することができる。別の例では、協定世界時（ＵＴＣ）からの特定の偏位内に探索基準を制限することができる。このようにして複数の基準を指定することができ、したがって、例えば太平洋標準時（ＰＳＴ）および東部標準時（ＥＳＴ）だけに当てはまるある時間を指定することができ、別の時間を山岳標準時（ＭＳＴ）および中央標準時（ＣＳＴ）に対して設定することができる。別の例では、指定の時間の周りの特定の時間範囲内で話を合致させることが可能となるように探索「ウィンドウ」を指定することができる。

特定のコンテンツ項目が利用可能である場合、ヘッドエンドは、その特定のコンテンツ項目に対するコンテンツ参照４１８を記録リスト１４０中に追加する（ブロック４１６）。例えば、コンテンツ参照４１８は、参照するコンテンツ項目を記録するために放送チャネルおよび放送時間を指定することができ、ヘッドエンド１１２で図１のデータベース１１４内の特定のコンテンツ項目のメモリ位置にマッピングすることなどができる。

ブロック４２０では、ヘッドエンド１１２は、記録リスト１４０内で参照される特定のコンテンツ項目をクライアント１０４に記録させる。例えば、ヘッドエンド１１２は、パーサモジュール１３８を実行して、ネットワーク１０６を介してクライアント１０４にコンテンツ参照４１８を通信することができる。ナビゲーションモジュール１３４は、コンテンツ参照４１８を受信したときに、コンテンツ参照４１８で指定される通りにデータベース１３０に特定のコンテンツ項目を記録する。したがって、この例では、リモート装置１４２は、クライアント１０４と直接対話することなくクライアント１０４に特定のコンテンツ項目を記録させることができる。

図５は、グラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）５０２が記録モジュール２２８によって提供され、ユーザ入力に基づいて記録文書１３６が動的に生成される例示的実装でのシステム５００の例示である。前述の図４の手順４００では、特定のコンテンツ項目を記録するために記録文書４０４が事前構成され、得られた。記録文書をユーザ入力に基づいて動的に生成し、記録のための特定のコンテンツ項目を記述することもできる。

例えば、リモート装置１４２は記録モジュール２２８を含む。記録モジュール２２８は、リモート装置１４２上で実行されたとき、ＧＵＩ５０２のディスプレイ装置５０４上に表示する出力を供給する。この例でのＧＵＩ５０４は、特定のコンテンツ項目を突き止めるのに使用することのできるキーワード探索要素を入力するインターフェースを提供する。例えば、ユーザは入力装置を使用して、「Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ」５０６、「パチーノ」５０８、「デニーロ」５１０などの特定のコンテンツ項目中のタイトルおよび俳優の一部を入力することができる。記録モジュール２２８は、こうした要素を使用して記録文書１３６を形成する。次いで記録文書１３６は、ネットワーク１０６を介して配布サーバ１１８に通信され、前述のようにパーサモジュール１３８によって解析され、記録文書１３６の記載の特定のコンテンツ項目が利用可能かどうかが判定される。

この例では、要素「Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ」５０６、「Ｐａｃｉｎｏ」５０８、および「ＤｅＮｉｒｏ」５１０が使用され、こうした各要素を満足する図１のＥＰＧデータ１２２（ｍ）に記載のコンテンツ項目を見つけることにより、特定のコンテンツ項目「Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ ＩＩ」が利用可能かどうかが判定される。別の実施態様では、「ベストマッチ」を実施することができ、その結果、記録文書１３６中の大部分の要素を満足するＥＰＧデータ１２２（ｍ）に記載のコンテンツ項目が、ＧＵＩ５０４を介してユーザにレポートされる。例えば、Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ ＩＩはＥＰＧデータ１２２（ｍ）の照会に基づいて利用可能ではない可能性がある。しかし、要素「Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ」５０６および「Ｐａｃｉｎｏ」５０８を満足する映画Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ Ｉは利用可能である可能性がある。したがって、Ｇｏｄｆａｔｈｅｒ Ｉの可用性を示す照会結果が、ＧＵＩ５０４を介して出力され、その結果、ユーザは、その特定のコンテンツ項目を記録するかどうかを判断することができる。

図６は、コンテンツのテキスト記述を検査して記録文書を動的に生成するように記録モジュールが実行される例示的実施態様でのシステム６００の例示である。図５のシステム５００では、記録文書１３６がユーザ入力に基づいて動的に生成された。記録文書１３６は、ユーザ入力なしに動的に生成することもできる。

例えばクライアント１０４を、ディスプレイ装置１２８に通信可能に結合されるセットトップボックス１２６として構成することができる。クライアント１０４は、ナビゲーションモジュール１３４を実行して、ネットワーク１０６を介して特定のコンテンツ項目のテキスト記述にアクセスする。図６では、テキスト記述を、ウェブサイトから入手可能なコンテンツレビュー６０２として示す。ユーザは、コンテンツレビュー６０２を読んだとき、レビューに記載の特定のコンテンツ項目を記録することを望む可能性がある。しかしこの場合、コンテンツレビュー６０２は、図３に関連して先に述べた事前構成済み記録文書を含まない。したがって、クライアント１０４は記録モジュール６０４を実行して、コンテンツレビュー６０２に基づいて記録文書１３６を動的に生成する。

例えば、記録モジュール６０４を実行して、コンテンツレビュー６０２を検査し、特定のコンテンツ項目を記述する１つまたは複数のワードを見つけることができる。一実施態様では、記録モジュール６０４は、コンテンツレビュー６０２中のワードを、放送チャネル名、タイトル名、俳優名などのコンテンツを記述するのに使用することのできる記述ワードのデータベース６０６と比較する。例えば、記録モジュール６０４は、実行されたとき、ワード「ｈａｒｄｂａｌｌ」６０８、「Ｃｈｒｉｓ Ｍａｔｔｈｅｗｓ」６１０、および「ＭＳＮＢＣ」６１２（ＭＳＮＢＣは、ニューヨーク州ニューヨークのＭＳＮＢＣケーブルＬ．Ｌ．Ｃの商標である）を突き止める。次いで、記録モジュール６０４は記録文書６１４を生成し、それをネットワーク１０６を介して、別のクライアント６１８上で実行可能なパーサモジュール６１６に通信する。

パーサモジュール６１６は、他のクライアント６１８上で実行されたとき、記録文書６１４をＥＰＧ６２０と比較して、記録文書６１４に記載の特定のコンテンツ項目が利用可能かどうかを判定し、そうである場合、ナビゲーションモジュール６２２にその特定のコンテンツ項目をデータベース６２６内のコンテンツ６２４（ｐ）として記録させる。ただし「ｐ」は、１から「Ｐ」までの任意の整数でよい。

別の実施態様では、記録モジュール６０４およびパーサモジュール６１６が実行され、コンテンツレビュー６０２中のワード６０８〜６１２が、クライアント１０４上に格納されるＥＰＧ１２４と直接比較される。言い換えれば、ＥＰＧ１２４（より具体的には、ＥＰＧ１２４を構成するのに使用されるＥＰＧデータ）がデータベース６０６を提供する。この実施態様では、記録モジュール６０４は、記録文書６０８が完全に生成されて比較が実施されるまで待機せず、むしろワード６０８〜６１２をＥＰＧ１２４と比較する。

図６のシステム６００では、クライアント１０４が記録モジュール６０４を実行して記録文書１３６を生成することに留意されたい。別のクライアント６１８は、パーサモジュール６１６を実行して、他のクライアント６１８上にローカルに格納される別のＥＰＧ６２０に基づいて、特定のコンテンツ項目が利用可能かどうかを判定する。したがって、コンテンツ記録技法を使用して、図１のヘッドエンド１１２を直接使用せずにクライアント１０４、６１８間で対話することもできる。パーサモジュールのクライアント実行についてのより詳しい議論は、以下の図に関連して見出すことができる。

図７は、クライアントで記録する特定のコンテンツ項目の可用性をクライアントが判定するのに使用される記録文書を動的に生成する例示的実施態様での手順７００を示す流れ図である。ブロック７０２では、クライアントは、特定のコンテンツ項目のテキスト記述を表示する。図６のコンテンツレビュー６０２、Ｅメール、別のクライアントから通信されるテキストメッセージなどの様々なテキスト記述を表示することができる。

ブロック７０４では、クライアントが、入力を受信して記録モジュールを活動化する。例えば、クライアントは、ユーザが選択するためのアイコン、記録モジュールを活動化するためのドロップダウンメニューなどを提供することができる。ブロック７０６では、記録モジュールが、実行されたときに、テキストを検査し、特定のコンテンツ項目の記述を突き止める。例えば、記録モジュールはまず、テキストを検査して、前述の＜ｐｒｏｇｒａｍ＞、＜ｓｅｒｖｉｃｅ＞、および＜ａｉｒｉｎｇ＞要素を記述するのに通常は使用されるワードを突き止めることができる。記録モジュールはまた、俳優、コンテンツの出力期間、ジャンル、開始時間、停止時間、プロットなどの特定のコンテンツ項目を記述する他のワードも突き止めることができる。

ブロック７０８では、記録モジュールが、特定のコンテンツ項目の突き止めた記述を含む記録文書を生成する。例えば、パーサモジュールが理解するＸＭＬ記録スキーマに従って記録文書を構成することができる。次いで、記録モジュールは、記録文書をパーサモジュールに渡す（ブロック７１０）。

ブロック７１２では、パーサモジュールが、ＥＰＧデータに照会して特定のコンテンツ項目を突き止める。第１の状況では、パーサモジュールがクライアント上で実行され、クライアント上にローカルに格納されたＥＰＧが照会される。第２の状況では、パーサモジュールがクライアント上で実行され、図１のヘッドエンド１１２でデータベース１２０に格納されたＥＰＧデータ１２２（ｍ）などの、ヘッドエンドで格納されたＥＰＧデータが照会される。

判定ブロック７１４では、突き止めたコンテンツ項目が記録リスト中の他のコンテンツ項目と競合するかどうかに関して判定を行う。例えば、任意の時点で単一のコンテンツ項目を記録することができるＤＶＲによって実施されるように記録リストを構成することができる。したがって、記録リスト中の競合にフラグを付けるようにパーサモジュールを実行することができ、その結果、参照されたコンテンツ項目が望み通りに記録される。競合がある場合（ブロック７１４）、メッセージをユーザに送信し（ブロック７１６）、その結果ユーザは、競合するコンテンツ項目が存在する場合は、そのうちのどれを記録すべきかを決定することができる。

突き止めたコンテンツ項目が記録リスト中の他のコンテンツ項目と競合しない場合（ブロック７１４）、クライアントがコンテンツを記録することを許可されているかどうかについて判定を行う（ブロック７１８）。例えば、パーサモジュールを実行して、図２の配布サーバ１１８に格納されたクライアント状態データ２２０（ｌ）から、参照されるコンテンツ項目にクライアントがアクセスすることが許可されているかどうかを判定することができる。例えば、クライアント状態データ２２０（ｌ）を使用して、ペアレンタルブロック、デジタル著作権管理（ＤＲＭ）、コンテンツ加入などの様々な条件付きアクセス権を示すことができる。

クライアントがコンテンツを記録することを許可されている場合（ブロック７１８）、突き止めたコンテンツ項目を記録リストに追加する（ブロック７２０）。例えば、日付、時間、テレビジョン番組の放送チャネル、メモリ位置などの、突き止めたコンテンツ項目をどのように記録するかを記述する、突き止めたコンテンツ項目への参照を追加することができる。次いで、記録リストを使用して、追加したコンテンツ項目をナビゲーションモジュールに記録させることができる（ブロック７２２）。

結論
構造的特徴および／または動作に特有の術語で本発明を説明したが、添付の特許請求の範囲で定義される発明が、記載の特定の機能および動作に必ずしも限定されないことを理解されたい。むしろ、特許請求の範囲の主題を実施する例示的形態としてこの特定の特徴および操作を開示する。

ネットワークを介して通信可能にクライアントに結合されるコンテンツプロバイダを含む例示的実施態様での環境を示す図である。 ヘッドエンドがコンテンツを記録するように構成されるように、図１の配布サーバ、クライアント、ヘッドエンド、およびリモート装置をより詳細に示す例示的実施態様を示す図である。 クライアントがコンテンツを記録するように構成されるように、図１の配布サーバ、クライアント、ヘッドエンド、およびリモート装置をより詳細に示す別の例示的実施態様を示す図である。 図２Ａの配布サーバおよびクライアントによって実施される様々なコンテンツ記録技法を示すシステムを示す図である。 記録文書が特定のコンテンツ項目を記録するように使用される例示的実施態様での手順を示す流れ図である。 グラフィカルユーザインターフェース（ＧＵＩ）が記録モジュールによって与えられ、ユーザ入力に基づいて記録文書が動的に生成される例示的実施態様でのシステムを示す図である。 記録モジュールが、コンテンツのテキスト記述を検査して記録文書を動的に生成するように実行される例示的実施態様でのシステムを示す図である。 クライアントがクライアントによる記録に関する特定のコンテンツ項目の可用性を判定するのに使用される記録文書を動的に生成する例示的実施態様での手順を示す流れ図である。

Claims (41)

1. 電子番組ガイド（ＥＰＧ）データに照会し、記録文書中に記載のコンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定すること、および
   前記コンテンツ項目が利用可能である場合、記録リスト中に参照を追加して前記コンテンツ項目を記録させることを含むことを特徴とする方法。
2. 前記照会が、ヘッドエンド上のパーサモジュールの実行によって実施されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. 前記照会が、ヘッドエンド上のパーサモジュールの実行によって実施され、
   前記記録リスト中の前記参照は、クライアントによる前記コンテンツ項目の記録を引き起こすためのものであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 前記照会が、クライアント上のパーサモジュールの実行によって実施されることを特徴とする請求項１に記載の方法。
5. 前記照会がクライアントで実施され、
   前記記録リスト中の前記参照は、ヘッドエンドでの前記コンテンツ項目の記録を引き起こすためのものであることを特徴とする請求項１に記載の方法。
6. 前記利用可能なコンテンツ項目が前記記録リスト中の別のコンテンツ項目と競合するかどうかを判定することをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
7. 複数のクライアントの条件付きアクセス権を記述するクライアント状態データを検査し、特定の前記クライアントに関する前記コンテンツ項目の記録が許可されるかどうかを判定することをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
8. 前記記録文書は、制限基準、サービス、時間、またはジャンルのうちの少なくとも１つを介して前記コンテンツ項目を記述することを特徴とする請求項１に記載の方法。
9. 前記コンテンツ項目のテキスト記述から前記記録文書を生成することをさらに含むことを特徴とする請求項１に記載の方法。
10. 前記テキスト記述が、
    ユーザによってユーザインターフェースを介して入力された１つまたは複数のワードと、
    記事と、
    テキストメッセージと、
    Ｅメールと、
    他のコンテンツ項目とからなるグループから選択されることを特徴とする請求項９に記載の方法。
11. コンピュータによって実行されたときに、請求項１に記載の方法を実施するように前記コンピュータに指示するコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とする１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
12. テキスト記述を検査して、コンテンツ項目を記述する１つまたは複数のワードを突き止めること、
    前記１つまたは複数のワードを電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと比較して、前記コンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定すること、および
    前記コンテンツ項目が利用可能である場合、記録リスト中に参照を追加して前記コンテンツ項目を記録させることを含むことを特徴とする方法。
13. 前記テキスト記述が、
    ユーザによってユーザインターフェースを介して入力された１つまたは複数のワードと、
    記事と、
    テキストメッセージと、
    Ｅメールと、
    他のコンテンツ項目とからなるグループから選択されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
14. 前記コンテンツ項目が、
    テレビジョン番組と、
    ムービーと、
    ピクチャと、
    音楽ファイルと、
    メディアとからなるグループから選択されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
15. 前記検査が、クライアント上で記録モジュールを実行することによって実施され、
    前記比較および前記追加が、ヘッドエンド上でパーサモジュールを実行することによって実施されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
16. 前記検査、前記比較、および前記追加が、クライアント上で記録モジュールおよびパーサモジュールを実行することによって実施されることを特徴とする請求項１２に記載の方法。
17. 前記突き止めた１つまたは複数のワードを含む記録文書を生成することをさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
18. 前記突き止めた１つまたは複数のワードを含む記録文書を生成すること、
    パーサモジュールを実行して前記比較および前記追加を実施するヘッドエンドに前記記録文書を通信すること、および
    前記記録リストをクライアントに通信して、前記クライアント上のナビゲーションモジュールの実行によって前記ＥＰＧデータに記載の前記コンテンツ項目を記録させることをさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
19. 前記クライアントが前記コンテンツ項目を記録することを許可されるかどうかを判定することをさらに含むことを特徴とする請求項１２に記載の方法。
20. 前記判定が、前記ヘッドエンド上に格納されるクライアント状態データを使用してヘッドエンドで実施されることを特徴とする請求項１９に記載の方法。
21. コンピュータによって実行されたとき、請求項１２に記載の方法を実施するように前記コンピュータに指示するコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とする１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
22. コンピュータによって実行されたとき、前記コンピュータに、
    テキスト記述を検査して、コンテンツ項目を記述する１つまたは複数のワードを突き止め、
    前記１つまたは複数のワードを有する記録文書を生成し、
    電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと比較して、前記記録文書によって記述される前記コンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定するための前記記録文書を通信する通信を形成するように指示するコンピュータ実行可能命令を含むことを特徴とする１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
23. 前記コンピュータ実行可能命令は、前記コンピュータに、
    前記記録文書によって記述される前記コンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定し、
    前記コンテンツ項目が利用可能である場合、前記利用可能なコンテンツ項目に対する参照を記録リストに追加するようにさらに指示することを特徴とする請求項２２に記載の１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
24. 前記コンピュータ実行可能命令は、複数のクライアントの条件付きアクセス権を記述するクライアント状態データを検査し、特定の前記クライアントに関する前記コンテンツ項目の記録が許可されるかどうかを判定するように前記コンピュータにさらに指示することを特徴とする請求項２２に記載の１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
25. 前記コンピュータ実行可能命令は、前記利用可能なコンテンツ項目が記録リスト中の別のコンテンツ項目と競合するかどうかを判定するように前記コンピュータにさらに指示することを特徴とする請求項２２に記載の１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
26. 前記テキスト記述が、
    ユーザによってユーザインターフェースを介して入力された１つまたは複数のワードと、
    記事と、
    テキストメッセージと、
    Ｅメールと、
    他のコンテンツ項目とからなるグループから選択されることを特徴とする請求項２２に記載の１つまたは複数のコンピュータ可読媒体。
27. プロセッサと、
    メモリであって、
    電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと、
    コンテンツ項目を記述する複数の要素を有する記録文書と、
    パーサモジュールであって、
    少なくとも１つの前記要素を前記電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと比較することにより、前記記録文書中に記載の前記コンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定し、
    前記コンテンツ項目が利用可能である場合、記録リストに参照を追加し、前記コンテンツ項目を記録させるように前記プロセッサ上で実行可能であるパーサモジュールとを維持するように構成されたメモリとを備えることを特徴とするヘッドエンド。
28. 前記記録リスト中の前記参照は、前記コンテンツ項目を前記メモリに記録させるためのものであることを特徴とする請求項２７に記載のヘッドエンド。
29. 前記記録リスト中の前記参照は、クライアントで前記コンテンツ項目を記録させるためのものであることを特徴とする請求項２７に記載のヘッドエンド。
30. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、前記コンテンツ項目のテキスト記述から前記記録文書を生成するように実行可能であることを特徴とする請求項２７に記載のヘッドエンド。
31. 前記テキスト記述が、
    ユーザによってユーザインターフェースを介して入力された１つまたは複数のワードと、
    記事と、
    テキストメッセージと、
    Ｅメールと、
    他のコンテンツ項目とからなるグループから選択されることを特徴とする請求項３０に記載のヘッドエンド。
32. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、複数のクライアントの条件付きアクセス権を記述するクライアント状態データを検査し、特定の前記クライアントに関する前記コンテンツ項目の記録が許可されるかどうかを判定するように実行可能であることを特徴とする請求項２７に記載のヘッドエンド。
33. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、前記利用可能なコンテンツ項目が前記記録リスト中の別のコンテンツ項目と競合するかどうかを判定するように実行可能であることを特徴とする請求項２７に記載のヘッドエンド。
34. プロセッサと、
    メモリであって、
    複数の電子番組ガイド（ＥＰＧ）データから形成されたＥＰＧと、
    コンテンツ項目を記述する複数の要素を有する記録文書と、
    パーサモジュールであって、
    少なくとも１つの前記要素を前記電子番組ガイド（ＥＰＧ）データと比較することにより、前記記録文書中に記載の前記コンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定し、
    前記コンテンツ項目が利用可能である場合、記録リスト中に参照を追加し、照会に基づいて、前記コンテンツ項目を記録させるように前記プロセッサ上で実行可能であるパーサモジュールとを維持するように構成されたメモリとを備えることを特徴とするクライアント。
35. 前記記録リスト中の前記参照は、ヘッドエンドで前記コンテンツ項目を記録させるためのものであることを特徴とする請求項３４に記載のクライアント。
36. 前記記録リスト中の前記参照は、前記クライアント上でナビゲーションモジュールの実行によって前記コンテンツ項目を記録させるためのものであることを特徴とする請求項３４に記載のクライアント。
37. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、前記コンテンツ項目のテキスト記述から前記記録文書を生成するように実行可能であることを特徴とする請求項３４に記載のクライアント。
38. 前記テキスト記述が、
    ユーザによってユーザインターフェースを介して入力された１つまたは複数のワードと、
    記事と、
    テキストメッセージと、
    Ｅメールと、
    他のコンテンツ項目とからなるグループから選択されることを特徴とする請求項３７に記載のヘッドエンド。
39. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、条件付きアクセス権を記述するクライアント状態データを検査して、前記コンテンツ項目の記録が許可されるかどうかを判定するように実行可能であることを特徴とする請求項３４に記載のクライアント。
40. 前記パーサモジュールはさらに、前記プロセッサ上で、前記利用可能なコンテンツ項目が前記記録リスト中の別のコンテンツ項目と競合するかどうかを判定するように実行可能であることを特徴とする請求項３４に記載のクライアント。
41. ネットワークと、
    前記ネットワークに通信可能に結合され、電子番組ガイド（ＥＰＧ）データを有するデータベースを含み、パーサモジュールを有するヘッドエンドであって、前記パーサモジュールは、ヘッドエンド上で、
    前記ＥＰＧデータに照会し、前記ネットワークを介して受信された記録文書中に記載のコンテンツ項目が記録のために利用可能かどうかを判定し、
    前記コンテンツ項目が利用可能である場合、複数のクライアントの条件付きアクセス権を記述するクライアント状態データを検査して、特定の前記クライアントに関する前記コンテンツ項目の記録が許可されるかどうかを判定し、
    前記特定の前記クライアントに関する前記コンテンツ項目の記録が許可される場合、記録リスト中に参照を追加して前記コンテンツ項目を記録させ、
    前記ネットワークを介して前記記録リストを通信する通信を形成するように実行可能であるヘッドエンドと、
    前記ネットワークに通信可能に結合され、ナビゲーションモジュールを含む前記特定の前記クライアントであって、前記ナビゲーションモジュールは、前記特定の前記クライアント上で、
    前記記録リストを有する前記通信を受信し、
    前記参照されるコンテンツ項目を記録するように実行可能である前記特定の前記クライアントとを備えることを特徴とするシステム。
    

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