JP2008507060A - タッチスクロール方法及び装置 - Google Patents

Abstract

ユーザの指によるスクローリング作動のためのスクローリングアクティベータ（２２）を備え、スクローリングアクティベータ（２２）が、スクローリングアクティベータの第１の端に隣接した、第１のスクローリング方向への高速スクローリングのための第１のエンドゾーン（２６）と、スクローリングアクティベータの第２の端に隣接した、第２のスクローリング方向への高速スクローリングのための第２のエンドゾーン（２８）と、標準スクローリングのための標準ゾーン（３０）とを備える、タッチスクロール装置である。
【選択図】 図１

Description

発明の分野

本発明は、タッチスクロール方法及び装置に関し、特に、携帯機器で使用する方法及び装置に言及する。

発明の背景

例えば、携帯／セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、マルチメディアプレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーのような携帯機器は、多くの場合、トラック及び／又はメニューの制御及び選択のためのスクロール機能を有する。スクロール機能は、通常、スクロールアップ用とスクロールダウン用に１個ずつの２個のボタン、機械又は手動の何れかの操作による円形スクローラー、上端搭載型ハンドローラー、側面搭載型ローラー、又は、側面搭載型円形ローラーのうちの一つの使用によって作動される。

これらすべては、スクロール機能のための基本的要件をユーザに提供し、選択／入力機能を含むことがある。一部が反直観的であるのは、ユーザが、スクロールアップのための上向きの動き、及び／又は、スクロールダウンのための下向きの動きではなく、アップ又はダウンのためスクローリングアクティベータを時計回り又は反時計回りに動かすことを必要とされるからである。

自然に直観的なスクローリングアクティベータは有利である。

発明の概要

第１の好ましい態様によれば、タッチスクロールのための装置が提供される。装置は、ユーザの指によるスクローリング作動用のスクローリングアクティベータを備える。スクローリングアクティベータは、スクローリングアクティベータの第１の端に隣接した第１のスクローリング方向への高速スクローリングのための第１のエンドゾーンと、スクローリングアクティベータの第２の端に隣接した第２のスクローリング方向への高速スクローリングのための第２のエンドゾーンと、標準スクローリングのための標準ゾーンとを備える。

第２の態様によれば、少なくとも１個の壁を有するケーシングと、選択のための複数の項目を表示するディスプレイと、複数の項目をスクロールし、複数の項目のうちの少なくとも１個を選択するためのスクローリングアクティベータとを備える携帯機器が提供される。スクローリングアクティベータは、スクローリングアクティベータの第１の端に隣接した第１のスクローリング方向への高速スクローリングのための第１のエンドゾーンと、スクローリングアクティベータの第２の端に隣接した第２のスクローリング方向への高速スクローリングのための第２のエンドゾーンと、標準スクローリングのための標準ゾーンとを備える。

標準ゾーンは第１のゾーンと第２のゾーンの間に挟まっていてもよい。スクローリングアクティベータは細長い形でもよく、直線的なスクローリング作動を目的とする。

第３の態様によれば、少なくとも１個の壁を有するケーシングと、選択のための複数の項目を表示するディスプレイと、複数の項目をスクロールし、複数の項目のうちの少なくとも１個を選択するためのスクローリングアクティベータとを備える携帯機器が提供される。スクローリングアクティベータは、標準スクローリングのための標準ゾーンを備え、スクローリングアクティベータは細長い形であり、直線的なスクローリング作動を目的とする。

指で触ることができる明確な境界を設けるため、スクローリングアクティベータの外周の周りに延在する周側壁があってもよい。スクローリングアクティベータは、装置の壁に厚さ軽減部分を備える。代替的に、壁は均一の厚さで作られてもよく、スクローリングアクティベータの場所を除いて補強材を有する。

スクローリングアクティベータの下にセンサが搭載され、入力ボタンがスクローリングアクティベータの内側に搭載されてもよい。

装置は携帯機器の一部分でもよい。携帯機器は、携帯電話機、セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、マルチメディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーのうちの少なくとも一つである。

標準ゾーンは、動き加速型スクローリング、プレスアンドホールド機能、及びタップ機能のうちの少なくとも一つを含む。プレスアンドホールド機能は、少なくとも０．５秒の所定の最小時間後に作動される。第１の方向及び第２の方向への高速スクローリングの作動は、所定の時間遅延の後である。時間遅延は、０．１〜１．５秒、好ましくは、０．３〜０．８秒の範囲に収まる。

第４の態様によれば、ディスプレイに表示された複数の項目をスクロールするスクローリングを作動する方法が提供される。この方法は、ユーザの指が３個のゾーンのうちの少なくとも一つにおいてスクローリングアクティベータと接触したかどうかを判定するステップを備える。指が３個のゾーンのうちの高速アップスクロールゾーンにあるならば、高速アップスクロールは、指が高速アップスクロールゾーンと接触を保ち続ける第１の所定の時間遅延後に作動される。指が３個のゾーンのうちの高速ダウンスクロールゾーンにあるならば、高速ダウンスクロールは、指が高速ダウン制御ゾーンと接触を保ち続ける第２の所定の時間遅延後に作動される。指が３個のゾーンのうちの標準ゾーンにあるならば、指の動きの方向が判定され、スクローリングがその方向に行われる。

指の動きの速度が判定されることもあり、スクローリングは指速度に比例したスクロール速度でもよい。スクローリングアクティベータは細長い形でもよく、標準ゾーンにおける指の動きは直線的でもよい。第１の時間遅延と第２の時間遅延は同じでもよい。第１の時間遅延と第２の時間遅延は、０．１〜１．５秒、好ましくは、０．３〜０．８秒の範囲に収まる。

本発明が完全に理解され、容易に実施されるように、単なる非限定的な一例として、次に本発明の好ましい実施形態が説明に役立つ添付図面を参照して記載される。

好ましい実施形態の詳細な説明

図１を参照すると、モバイル機器１０が示されている。モバイル機器１０は、携帯電話機、セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、マルチメディアプレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーのうちの少なくとも一つである。機器１０は、したがって、このようなプレーヤーのため必要な機能と装置のすべてを含む。すべてのプレーヤーが記録機能をさらに有する。

図示されたようなモバイル機器１０は、オーディオ及びＭＰ３プレーヤーであり、主壁１４、主壁１４に搭載されたディスプレイ１６、及び同様に主壁１４内であるが、主壁の外縁２０にあるプリセット機能のための各制御ボタン１８を伴うケーシング１２を有する。

２組の制御ボタン１８の中間にある主壁１４の成形部分はスクローリングアクティベータ２２である。スクローリングアクティベータ２２は細長い形であり、壁１４の長手方向に延びる。ユーザがスクローリングアクティベータ２２を操作しているとき、このような使用がディスプレイ１６の視界を遮ることがないように、スクローリングアクティベータ２２はディスプレイ１６より下に位置する。

スクローリングアクティベータ２２は、機器１０の長軸に平行するように図示されているが、スクローリングアクティベータは機器１０の長軸に対して如何なる角度をなしてもよい。

選択又は入力ボタン２４は、必要若しくは希望に応じて、スクローリングアクティベータ２２の境界内に位置するが、スクローリングアクティベータ２２の一部分を形成しなくてもよい。選択ボタン２４は、例えば、図示されている上端３２のような、アクティベータ２２に沿った、かつ、アクティベータ２２を隔てた所望の位置にある。図２に示されているように、ボタン２４は削除してもよい。選択ボタン２４は壁１４の他の場所に位置してもよい。選択又は入力ボタン２４は、ディスプレイ１６上の項目リスト中の強調表示された項目を選択するためことになる。

図１及び２に示されているように、スクローリングアクティベータ２２は、いくつかのゾーンを有する。上部ゾーン２６は、スクローリングアクティベータ２２の上端にあるか、又は、上端に隣接する。ボタン２４がスクローリングアクティベータ２２の上端に設けられるならば、ゾーン２６はボタン２４より下にある。上部ゾーン２６は、高速「アップ」スクロールエリアであるので、ユーザの指、他の指、又は、身体の他の部分（「指」）のゾーン２６への接触、又は、ゾーン２６内での接触は、高速「アップ」スクローリングを引き起こす。同様に、下部ゾーン２８は、スクローリングアクティベータのボタンの場所にあるか、又は、ボタンに隣接する。ボタン２４がスクローリングアクティベータ２２の下端に設けられるならば、ゾーン２８はボタン２４より上にある。下部ゾーン２８は、高速「ダウン」スクロールエリアであるので、ユーザの指のゾーン２８との接触、又は、ゾーン２８内での接触は、高速「ダウン」スクローリングを引き起こす。高速アップスクローリング及び高速ダウンスクローリングの速度はプリセットされ、ディスプレイ１６の標準的な最大の、信頼できるスクローリング速度である。スクローリング速度は、好ましくは、操作者がディスプレイ１６上のスクローリングリストを閲覧可能な速度であり、標準的な最大のスクローリング速度は、操作者が所望の位置又は所望の位置の付近で止めることを可能にするため、操作者が項目のリスト内での現在位置をある程度認識できるようにすると共に、項目のリストの中を高速に移動する。しかし、スクローリング速度は、多くの所定の高速スクローリング速度からユーザ選択される。

ゾーン２６と２８の間に標準ゾーン３０がある。標準ゾーン３０内で、標準ゾーン３０に沿って、かつ、標準ゾーン３０に対して上又は下への直線的な動きを伴う指の接触は、指の動きの方向に従って上又は下へのスクローリング機能を作動する。指の動きは、スクローリングアクティベータ２２の長軸におおよそ沿っている。指の直線的な動きは、ほぼ直線的であり、明らかに曲線状の動きを含まず、正確な動きや円形の動きも含まない。

図３Ａに示されるように、スクローリングアクティベータ２２は、スクローリングアクティベータ２２の外周の周りに周壁３２を設けるため、主壁１４に埋め込まれる。周壁３２は指で簡単に触れることができるスクローリングアクティベータ２２への明確な境界をユーザに与える。このようにして、ユーザは、真っ暗闇でさえ、又は、視覚に障害のある人でも操作するために判別することができる明確に定められたエリアが与えられる。陥凹部３４は、好ましくは、操作することができるセンサ３６を陥凹部３４の下に位置付けることができるように、壁厚が軽減される。センサ３６は、例えば、米国カリフォルニア州サンノゼにあるＳｙｎｐａｔｉｃｓ社から入手可能であるＳＹＮＰＡＴＩＣＳ（登録商標） ＳＣＲＯＬＬＳＴＲＩＰ（登録商標）センサのような、適切なセンサであればよい。

図３Ｂは代替案を表す。ここでは、壁１４は、スクローリングアクティベータ２２の陥凹部３４においても一定の厚さからなるが、スクローリングアクティベータ２２以外の壁の部分では、リブ３８によるような補強が壁１４に必要な強度を与えるために設けられる。代替的に、一体的な補強材が使用される。

エンドゾーン２６、２８は、例えば、線、異なる色などのグラフィックインジケータによって、及び／又は、例えば、物理的に分離している窪み、隆起エッジなどの物理的な分離によって、標準ゾーン３０から分離されてもよい。

図４Ａは機器１０の電子構造の一部分を示す。センサ３６は、マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ４０へ出力する。マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ４０は、ディスプレイ１６上のスクロールストリップの動作とディスプレイ１６を調整する。マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ４０は、標準ゾーン３０における指の動きの速度に応じて要求されるスクローリングの速度も決定する。マイクロプロセッサ又はデジタル信号プロセッサ４０は、知られている方法で、例えば、メモリ（例えば、ＲＡＭ及び／又はディスクドライブ及び／又はフラッシュメモリ）４２、コントロール機器４４、ＣＯＤＥＣ４６、デジタル・アナログ変換器などのような機器１０の多数のその他の機能素子をさらに制御する。

図４Ｂは、マイクロプロセッサ３９とデジタルプロセッサが存在する変形を示す。ＤＳＰ４１はディスプレイ１６を制御する。マイクロプロセッサ３９は電源管理、照明及びその他を制御するため使用される。

エンドゾーン２６、２８のためのプロセスフローは図５に示されている。機器１０がオンに切り換えられると（４０１）、センサ３４は指の検出を待ち受ける（４０２）。指が検出されないならば（４０３）、センサ３４は指が検出されるまで繰り返す（４０４）。次のステップは、上部ゾーン２６であるか、下部ゾーン３８であるかを判定する（４０５）。下部ゾーンであるならば（４０６）、時間遅延後に（４０７）、指が今もなお存在するかどうかを判定するために問い合わせが行われる（４０８）。肯定であるならば（４０９）、高速ダウンスクロールが起動される（４１０）。次に、終わりに到達したかどうかを判定するため問い合わせが行われ（４１１）、否定であるならば（４１２）、指が今もなお存在するかどうかを判定するため、さらなる問い合わせが行われる（４３０）。肯定であるならば（４３１）、スクローリングが継続する（４１３）。否定であるならば（４３２）、スクローリングは止まる（４１５）。終わりに到達したならば（４１４）、高速ダウンスクローリングが停止する（４１５）。４０８において、結果が否定であるならば（４１６）、プロセスは前（４０２）へ戻る。

問い合わせ４０５において、指は上部ゾーンにあるという結果であるならば（４１７）、同じ時間遅延後に（４１８）、指が今もなお存在するかどうかを判定するために同じ問い合わせが行われる。肯定であるならば（４２０）、高速アップスクロールが作動される（４２１）。終わりに到達したかどうかを判定するために問い合わせが行われる（４２２）。否定であるならば（４２３）、指が今もなお存在するかどうかを判定するためにさらなる問い合わせが行われる（４２７）。肯定であるならば（４２８）、スクローリングが継続する（４２４）。否定であるならば（４２９）、スクローリングは止まる（４２６）。終わりに到達しているならば（４２５）、スクローリングが停止する（４２６）。４１９において結果が否定であるならば（４２７）、プロセスは前４０２へ戻る。

時間遅延（４０７，４１５）は、高速スクローリング機能（４１０，４２１）のため導入されるので、ユーザが思いがけず短時間だけゾーン２６か２８に接触しても、高速スクローリング機能（４２０，４２１）が誤って起動されることはない。時間４０７、４１８は、プリセットされてもよく、ユーザ設定されてもよく、又は、プリセットされた可能な遅延時間のリストからユーザ選択されてもよい。好ましくは、時間遅延は、０．１〜１．５秒、より好ましくは、０．３〜０．８秒の範囲に収まる。

標準ゾーン３０におけるプロセスフローは図６に示されている。機器１０がオンに切り換えられた後（５０１）、センサ３４は指の検出を待ち受ける（５０２）。指が検出されないならば（５０３）、センサ３４は指が検出されるまで繰り返す（５０５）。センサ３４は、指の動きが上向きであるか下向きであるかを判定する（５０５）。下向きであるならば（５０６）、センサ３４は動きの速度を判定し（５０７）、指の動きの速度に比例する速度でダウンスクロール機能を起動する（５０８）。

速度変化があるならば（５０９，５１０）、スクロール速度は変化した速度に比例して変化する（５１１）。否定であるならば（５１２）、スクローリングは元の速度で継続する。終わりに到達したかどうかを判定するために問い合わせが行われる（５１３）。否定であるならば（５１４）、指が今もなお動いているかどうかを判定するために問い合わせが行われる（５３０）。肯定であるならば（５３１）、プロセスは前５０９へ戻る。指がもはや動いていないならば（５３２）、プロセスは停止する。（５１３）において肯定であるならば（５１５）、スクローリングは停止する（５１６）。

５０５において上向きであるならば（５１７）、センサ３４は、動きの速度を判定し（５１８）、指の動きの速度に比例する速度でアップスクロール機能を起動する（５１９）。

速度変化があるならば（５２０，５２１）、スクロール速度は変化した速度に比例して変化する（５２２）。否定であるならば（５２３）、スクローリングは元の速度で継続する。終わりに到達したかどうかを判定するために問い合わせが行われる（５２４）。否定であるならば（５２５）、指が今もなお動いているかどうかを判定するために問い合わせが行われる（５３３）。肯定であるならば（５３４）、プロセスは前５２０へ戻る。否定であるならば（５３５）、プロセスは停止する（５２７）。（５２４）において肯定であるならば（５２６）、スクローリングは停止する（５２７）。

センサ３４によるサンプリングは、例えば、０．５〜１２．５ｍｓ毎に１回の範囲に収まるような所定のレートである。

好ましくは、指がスクローリングアクティベータ２２の標準ゾーン３０に沿って速く動かされるほど、スクローリングが速くなる動き加速型スクローリングが存在する。動き加速型スクローリングを用いて達成可能な最高スクローリング速度は、高速スクローリングゾーン２６、２８の最高スクローリング速度である。動き加速型スクローリングは高速スクローリングゾーン２６、２８には適用されない。

タップ又はダブルタップ機能は、標準ゾーン３０内に組み込まれることもあるが、高速スクローリングゾーン２６、２８には組み込まれないので、標準ゾーン３０がタップ又はダブルタップされると、選択されたメニュー項目又は表示されたトラックを作動するか、ディスプレイ１６を作動する。したがって、タップ又はダブルタップは、入力機能又は選択機能として取り扱われる。

さらに、プレスアンドホールド機能は、標準ゾーン３０内に組み込まれるが、高速スクローリングゾーン２６、２８には組み込まれないので、ユーザが標準ゾーン３０を押し続けるならば、ディスプレイ１６の選択されたメニュー機能がその機能の異なる状態へ移る。プレスアンドホールドのための所定の最小時間遅延は、プリセットされてもよく、少なくとも０．５秒である。

上記の説明では、本発明の好ましい実施形態が記載されているが、設計又は構造の細部における変形又は変更は特許請求の範囲に記載された本発明から逸脱することなく行われることが関連技術の当業者によって理解される。

第１の実施形態による携帯機器の正面図である。 図１に示されたスクロールアクティベータの第２の実施形態の拡大図である 図２の線３−３による、矢印３−３の方向の垂直断面図である。 図２の線３−３−による、矢印３−３の方向の代替的な垂直断面図である。 図１〜図３Ｂの機器の電子構造の一部のブロック図である。 図１〜図３Ｂの機器の代替的な電子構造の一部のブロック図である。 高速スクローリング機能のフローチャートである。 標準スクローリング機能のフローチャートである。

Claims (44)

1. ユーザの指によるスクローリング作動用のスクローリングアクティベータを具備するタッチスクロール装置であって、
   前記スクローリングアクティベータが、前記スクローリングアクティベータの第１の端に隣接した、第１のスクローリング方向への高速スクローリングのための第１のエンドゾーンと、前記スクローリングアクティベータの第２の端に隣接した、第２のスクローリング方向への高速スクローリングのための第２のエンドゾーンと、標準スクローリングのための標準ゾーンとを備える、タッチスクロール装置。
2. 前記スクローリングアクティベータが細長い形であり、前記標準ゾーンにおいて、スクローリングの作動が指の直線的な動きによる、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
3. 前記スクローリングアクティベータの外周の周りに延在し、前記指によって触ることができる前記スクローリングアクティベータの明確な境界を定める周側壁をさらに備える、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
4. 前記標準ゾーンが前記第１のゾーンと前記第２のゾーンとの間にある、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
5. 前記第１の方向及び前記第２の方向への高速スクローリングが所定の時間遅延後に指によって作動される、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
6. 前記所定の時間遅延が０．１〜１．５秒の範囲に収まる、請求項５に記載のタッチスクロール装置。
7. 前記所定の時間遅延が０．３〜０．８秒の範囲に収まる、請求項５に記載のタッチスクロール装置。
8. 前記スクローリングアクティベータが、当該装置の壁の厚さ軽減部分を備え、センサが前記厚さ軽減部分の下に搭載されている、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
9. 前記スクローリングアクティベータが当該装置の壁の一部分であり、前記壁が均一の厚さを有し、前記スクローリングアクティベータの場所を除いて補強材を有する、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
10. 携帯電話機、セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、マルチメディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーからなる群より選択された少なくとも一つである携帯機器の一部分である、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
11. 前記標準ゾーンが、動き加速型スクローリング、プレスアンドホールド機能、及びタップ機能のうちの少なくとも一つをサポートする、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
12. 前記第１のエンドゾーンが前記第１の端にあり、前記第２のエンドゾーンが前記第２の端にある、請求項１に記載のタッチスクロール装置。
13. 前記プレスアンドホールド機能が所定の最小時間後に作動される、請求項１１に記載のタッチスクロール装置。
14. 前記所定の最小時間が少なくとも０．５秒である、請求項１３に記載のタッチスクロール装置。
15. （ａ）少なくとも１個の壁を有するケーシングと、
    （ｂ）選択のための複数の項目を表示するディスプレイと、
    （ｃ）前記複数の項目をスクロールし、前記複数の項目のうちの少なくとも１個を選択するためのスクローリングアクティベータと、
    を具備する携帯機器であって、
    前記スクローリングアクティベータが、前記スクローリングアクティベータの第１の端に隣接した第１のエンドゾーンと、スクローリングアクティベータ方向の第２の端に隣接した第２のスクローリング方向への高速スクローリングのための第２のエンドゾーンと、標準スクローリングのための標準ゾーンとを備える、携帯機器。
16. 前記スクローリングアクティベータが細長い形であり、前記標準ゾーンにおいて、スクローリングの作動が指の直線的な動きによる、請求項１５に記載の携帯機器。
17. 前記スクローリングアクティベータの外周の周りに延在し、前記指によって触ることができる前記スクローリングアクティベータに明確な境界を与える周側壁をさらに備える、請求項１５に記載の携帯機器。
18. 前記スクローリングアクティベータが装置の壁の厚さ軽減部分を備え、センサが前記厚さ軽減部分の下に搭載されている、請求項１５に記載の携帯機器。
19. 前記標準ゾーンが前記第１のゾーンと前記第２のゾーンとの間にある、請求項１５に記載の携帯機器。
20. 入力ボタンが前記スクローリングアクティベータの内側に搭載されている、請求項１５に記載の携帯機器。
21. 携帯電話機、セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、マルチメディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーからなる群より選択された少なくとも一つである、請求項１５に記載の携帯機器。
22. 前記第１のエンドゾーンが前記第１の端にあり、前記第２のエンドゾーンが前記第２の端にある、請求項１５に記載の携帯機器。
23. 前記入力ボタンが前記第１のエンドゾーンと前記第１の端との間にある、請求項２０に記載の携帯機器。
24. 前記標準ゾーンが、動き加速型スクローリング、プレスアンドホールド機能、及びタップ機能のうちの少なくとも一つをサポートする、請求項１５に記載の携帯機器。
25. 前記プレスアンドホールド機能が所定の最小時間後に作動される、請求項２３に記載の携帯機器。
26. 前記所定の最小時間が少なくとも０．５秒である、請求項２５に記載の携帯機器。
27. 前記第１の方向及び前記第２の方向への高速スクローリングが所定の時間遅延後に作動される、請求項１５に記載の携帯機器。
28. 前記所定の時間遅延が０．１〜１．５秒の範囲に収まる、請求項２７に記載の携帯機器。
29. 前記所定の時間遅延が０．３〜０．８秒の範囲に収まる、請求項２７に記載の携帯機器。
30. （ａ）少なくとも１個の壁を有するケーシングと、
    （ｂ）選択のための複数の項目を表示するディスプレイと、
    （ｃ）前記複数の項目をスクロールし、前記複数の項目のうちの少なくとも１個を選択するためのスクローリングアクティベータと、
    を具備する携帯機器であって、
    前記スクローリングアクティベータが、標準スクローリングのための標準ゾーンを備え、前記スクローリングアクティベータが細長い形であり、前記標準ゾーンにおけるスクローリングの作動が指の直線的な動きによる、携帯機器。
31. 前記スクローリングアクティベータの外周の周りに延在し、前記指によって触ることができる前記スクローリングアクティベータに明確な境界を与える周側壁をさらに備える、請求項３０に記載の携帯機器。
32. 前記スクローリングアクティベータが装置の壁の厚さ軽減部分を備え、センサが前記厚さ軽減部分の下に搭載されている、請求項３０に記載の携帯機器。
33. 入力ボタンが前記スクローリングアクティベータの内側に搭載されている、請求項３０に記載の携帯機器。
34. 携帯電話機、セルラー電話機、携帯情報端末、メディアプレーヤー、マルチメディアプレーヤー、オーディオプレーヤー、ＭＰ３プレーヤー、ビデオプレーヤー、ＤＶＤプレーヤー、ＣＤプレーヤー、及びＶＣＤプレーヤーからなる群より選択された少なくとも一つである、請求項３０に記載の携帯機器。
35. 前記標準ゾーンが、動き加速型スクローリング、プレスアンドホールド機能、及びタップ機能のうちの少なくとも一つをサポートする、請求項３０に記載の携帯機器。
36. 前記プレスアンドホールド機能が所定の最小時間後に作動される、請求項３５に記載の携帯機器。
37. 前記所定の最小時間が少なくとも０．５秒である、請求項３６に記載の携帯機器。
38. 直線的な動きがほぼ直線状であり、弓状、曲線状及び円形状の動きを含まない、請求項３０に記載の携帯機器。
39. 携帯機器のディスプレイに表示された複数の項目のスクロールを作動する方法であって、
    （ａ）ユーザの指がスクローリングアクティベータの３個のゾーンのうちの一つにおいて前記スクローリングアクティベータに接触したかどうかを判定するステップと、
    （ｂ）前記指が前記３個のゾーンのうちの高速アップスクロールゾーンにあるならば、前記指が前記高速アップスクロールゾーンと接触を保ち続ける第１の所定の時間遅延後に高速アップスクロールを作動するステップと、
    （ｃ）前記指が前記３個のゾーンのうちの高速ダウンスクロールゾーンにあるならば、前記指が前記高速ダウン制御ゾーンと接触を保ち続ける第２の所定の時間遅延後に高速ダウンスクロールを作動するステップと、
    （ｄ）前記指が前記３個のゾーンのうちの標準ゾーンにあるならば、前記指の動きの方向を判定し、その方向へスクロールするステップと、
    を備える方法。
40. （ｄ）において、前記指の動きの速度も判定され、スクローリングが指速度に比例したスクロール速度である、請求項３９に記載の方法。
41. 前記スクローリングアクティベータが細長い形であり、前記標準ゾーンにおける指の動きが直線的である、請求項３９に記載の方法。
42. 前記第１の所定の時間と前記第２の所定の時間が同じである、請求項３９に記載の方法。
43. 前記第１の所定の時間と前記第２の所定の時間が０．１〜１．５秒の範囲に収まる、請求項４２に記載の方法。
44. 前記第１の所定の時間と前記第２の所定の時間が０．３〜０．８秒の範囲に収まる、請求項４２に記載の方法。

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