JP2008506292A - 通信ネットワークにおけるデータ伝送 - Google Patents
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Abstract
モバイル・アドホック・ネットワークは、各接続点またはネットワークノードがその位置を動的に変化させるアドホック・ネットワークを記述する。こうしたネットワークは、ネットワーク・トポロジの急速な変化が知られ、各ノードは、多くは警告無しで動的に、ネットワークに加入及びネットワークから離脱することができる。これらの動的な変化は、ネットワークノード間のリンクの劣化に至り得る。本発明によれば、劣化リンクを安定なリンクに円滑に置き換える方法が提供される。このことはネットワークのより高い安定性を生じさせ、動的に変化するネットワーク内のルートにより高い柔軟性を与える点が有利である。
Description
本発明は、通信ネットワーク及びルーティング(経路設定)プロトコルの分野に関するものである。特に、本発明は、通信ネットワーク内のデータを、対応する通信ネットワーク及びその要素に伝送する方法に関するものである。
固定ネットワーク以外の、無線ネットワーク内のノード間の接続は固定線では行われない。無線ネットワークは空間を使用して2つ以上のピアを互いに接続する。そのリンクは無線チャンネルであり、従ってリンクの品質は変動し得る。帯域幅制限に加えて、通信パートナー(相手)間の距離によって生じる妨害、反射、減衰のような負の効果はリンクの品質に影響を与える。そしてリンク品質が悪いほど、使用可能なレートに対応する使用可能な帯域幅が低下する。従って、通信装置どうしが離れるほど、安定なリンクも劣化し得る。
次世代無線ネットワークの開発において、現在、前から存在するネットワーク・インフラストラクチャ(基盤)に頼らない、いわゆる「アドホック」ネットワークに対して多大な作業が行われている。その代わりに、これらのネットワークはオンデマンド(要求対応))の方法で、即ち装置が互いの範囲内に入り次第形成される。これらの種類のネットワークは、ルーター及び基地局、並びにケーブル配線及び中央管理のような静止したネットワーク構成要素を何ら必要としないという利点を有する。
モバイル(移動)アドホック・ネットワーク(MANET)はアドホック・ネットワークであり、ここでは各接続点またはノードがその位置を動的に変化させる。MANETはネットワーク・トポロジ(接続関係)の急速な変化のことが知られ、各ノードは、多くは警告無しで動的に、ネットワークに加入及びネットワークから離脱することができる。このこと、及び無線ノードの限られた伝送範囲により、現在のアドホック・ネットワークは、2つのノードが互いに直近の範囲内にない際に通信することを可能にするマルチホップ・ルーティング(経路設定)として知られているものを使用する。このことは、情報をノードからノードへ転送するルーターとして作用する中間ノードを持つことによって行われる。これらのネットワークを通る通信経路を見出すことの有効性は、ルーティング・アルゴリズム及びその実現にある。MANET用の1つの一般的なルーティング・プロトコルはアドホック・オンデマンド距離ベクトル(AODV:Ad hoc On Demand Distance Vector)である。このプロトコルは、中間ノードにおけるルートテーブル(経路表)のエントリ(記入)の動的な確立に頼り、このことは、特定経路に沿った各ノードが、同じ経路を下ったデスティネーション(行先、宛先)ネットワークノード毎に、ルーティングテーブル(経路設定表)のエントリを維持することを意味する。最も広く行き渡っている無線LANネットワークは、メディアアクセス制御(MAC)層及び物理(PHY)層用のIEEE 802.11規格を用いる。その高速版(IEEE 802.11a及びIEEE 802.11g)は54Mbpsまでの8つの生データレートをサポートする。その結果、リンクは異なる伝送レートを持つことができる。AODVを含む多くのルーティング・プロトコルは、その性能に対するマルチ(多)レート・ネットワークの効果を無視しており、リンクの接続性の二値分類を行っている。その速度及び信頼性とは無関係に、リンクは有効(アクティブ)と断路(ブロークン)とに分類される。
同時に、大部分のルーティング・プロトコルは、ルートの選択基準として最少数のホップを用いる。従って、プロトコルは長い範囲のリンクを選びがちであり、これにより、ノード間のホップの数を減らすことができる。リンクの範囲が長くなるほど、そのレートは低くなるので、最少ホップの基準は大半は遅いリンクを選択する。また、低速リンクは、信頼性が破綻寸前の瀬戸際にあった。
例として、AODVはHELLO(ハロー)のような広報メッセージ、及びRREQ(Route Request:ルート要求)メッセージを用いてネットワーク内の通信経路を見出す。HELLOはメッセージの種類であり、ネットワークノードが規定期間内にパケットを放出していない際に、このネットワークノードによってその隣接ネットワークノードに周期的に送信される。RREQメッセージは、通信ネットワーク内のデスティネーション・ネットワークノードに情報を送信しなければならないが、このデスティネーションへの有効なデータ伝送ルートを持たないあらゆるソース・ネットワークノードによって送信される。RREQメッセージを受信し、デスティネーションへの有効なデータ伝送ルートを持たないすべてのネットワークノードが、その隣接ネットワークノードのすべてにRREQメッセージを送信するので、デスティネーションへの有効なデータ伝送ルートを見出すまで、ネットワークは事実上氾濫する。IEEE 802.11システムでは、広報メッセージは基本レートで送信され、これは802.11aバージョンについては6Mbpsであり、結果として、この基本レートは、通常は基本レートを超えるべきである装置の動作速度では、より高い範囲を有する。このことは、プロトコルはデータを6Mbpsで伝送することのできるルートを見出すが、必ずしもより高いレートではないことを意味する。従って、HELLOメッセージをそのレート及び信頼性を考慮せずに受信することによって、安定なリンクが、より少数のホップを有するより劣化したリンクに置き換えられることがある。
R. Dube et al. "Signal stability-based adaptive routing (SSA) for ad hoc mobile networks", IEEE personal communications, 1997
R. Dube他による文献“Signal stability-based adaptive routing (SSA) for ad hoc mobile networks”, IEEE personal communications, 1997では、ルートを選択する際に、信号強度の絶対値及びリンクの安定性の両方のサービス品質(QoS:Quality of Service)パラメータを考慮に入れるルーティング・プロトコルを提案している。これは非常にフレキシブルな(柔軟性のある)方法というほどではないことが示されている
本発明の目的は、改善されたデータ伝送を提供することにある。
本発明によれば、通信ネットワーク内でデータを伝送する方法が、第1データ伝送ルート経由でデータを伝送するステップと、第1データ伝送ルートの品質変動を測定するステップと、この品質変動に基づいて第1データ伝送ルートを修正するステップとを具えていることによって達成することができる。
この好適例の変形例によれば、ルートの品質変動は、ネットワーク内のすべてのノードによってリンクに基づいて分散的に測定することができる。各ノードはその隣接ノードへのリンクの品質を推定する。
第1データ伝送ルート上の品質変動の測定によって、例えば、品質の劣化を測定でき、そして適切な反応を生じさせることができることが有利である。
このことは、改善されたデータ伝送を可能にする点で有利である、というのは、使用するデータ伝送の品質変動に基づいて、適切な動作を行うことができるからである。
請求項2に記載の本発明の他の好適例によれば、データ伝送ルートの修正は、第1データ伝送ルートからより安定な第2データ伝送ルートへの切り換えを開始するように実行することができる。従って、例えば第1データ伝送ルート上で、即ち、第1データ伝送ルート経由で伝送されるデータ伝送上で不適切な品質変動を検出した場合には、データ伝送を第2データ伝送ルートに経路を再設定することができる。
請求項3に記載の本発明の他の好適例によれば、第1データ伝送の劣化状態を判定する。
このことは、例えばエラーレート(誤り率)の増加または復号化不能なパケット数の増加のような劣化状態を受信した際に、第1データ伝送ルートから第2データ伝送ルートに切り換えることを可能にすることができることが有利である。この切り換えは、各ノードがリンク品質に基づいて実行することができる。
請求項4に記載の本発明の他の好適例によれば、第1データ伝送ルートの品質変動は受信信号強度に基づいて測定される。従って、例えば、信号強度が劣化すると、適切な動作を行って適度なデータ伝送品質を保証することができる。
請求項5に記載の本発明の他の好適例によれば、2つの異なるルーティングテーブルを使用及び/または更新し、ここで二次ルーティングテーブルは、一次ルーティングテーブル上でデータ伝送ルート上で劣化状態を判定した際のデータ伝送用に選択したデータ伝送ルートを含む。
請求項6に記載の本発明の他の好適例によれば、受信したメッセージを、劣化リンク、即ち劣化状態を有するリンク経由で受信したか否かについて分析する。劣化状態を有するリンク上でメッセージを受信したことが判定された場合には、このメッセージを廃棄する。
請求項7に記載の本発明の他の好適例によれば、第1データ伝送ルートのデータ伝送レート(速度)を調整することによってデータ伝送ルートを修正し、このことは、リンク品質の局所的測定値及びルーティング制御メッセージに含まれるリンク品質情報に基づいて行うことができる。
従って、第1データ伝送ルートの不適切なリンク品質変動が判定された場合には、第1データ伝送ルート経由でデータを伝送するデータ伝送レートを調整する。例えば、データ伝送ルートを増加または減少させることができる。
例えば、請求項8に記載の本発明の他の好適例によれば、第1データ伝送ルートの劣化状態が判定された場合に、データ伝送レートを低減する。請求項9に記載のように、第1データ伝送ルート上の状態の改善が判定されれば、データ伝送レートを増加させる。
請求項10に記載の本発明の他の好適例によれば、データ伝送ネットワーク用のネットワークノードを設け、このネットワークノードは、第1データ伝送ルート経由のリンク経由でデータを伝送すべく構成されている。本発明のこの好適例によるネットワークノードは、第1データ伝送ルートのリンク品質変動を測定すべく構成されている。さらに、このネットワークノードは、リンク品質変動に基づいて第1データ伝送ルートを修正すべく構成されている。
このことは、品質変動に基づいて選択したデータ伝送ルートを自動的に修正することのできるネットワークノードを提供することが有利であり、このことは、改善されたデータ伝送を可能にする。
本発明の別な有利な好適例は請求項10〜16に記載されている。
請求項17に記載の本発明の他の好適例によれば、通信ネットワークが提供される。この通信ネットワークは、少なくとも第1ネットワークノード及び第2ネットワークノードを具えた無線通信ネットワークである。第1ネットワークノードは、第1データ伝送ルート経由でデータを伝送すべく構成され、第1データ伝送ルートは第2ネットワークノードまでにさらなるネットワークノードを含むことがある。第1ネットワークノードは、第1データ伝送ルート経由のデータ伝送の品質変動を測定すべく構成されている。第1ネットワークノードは、この品質変動に基づいて第1データ伝送ルートを修正すべく構成されている。
本発明による通信ネットワークのさらなる好適例は請求項18及び19に記載されている。
リンクの品質についての情報を提供する物理パラメータを測定する、ということを、本発明の好適例の要旨として見ることができる。従って、リンクの品質の変動についての情報を用いて、伝送ルートを変更するか、あるいはデータ伝送レートを調整することができる。
本発明のこれら及び他の態様は、以下に説明する実施例の説明を参照すれば明らかになる。
以下、本発明の好適な実施例について図面を参照しながら説明する。
図1に、ネットワークノード4,6,8を具えた、本発明による好適な通信ネットワーク2の図式的表現を示す。この図は3種類のネットワークノードを示す。ネットワークノードの種類はそのネットワーク内での役割によって決まる。例えば、ソース・ネットワークノード4(文字Sで示す)は、情報をデータパッケージの形でデスティネーション(行先、宛先)ネットワークノード5に送信しなければならないネットワークノードである。デスティネーション・ネットワークノード8は第2の種類のネットワークノード(文字Dで示す)である。このネットワークノードはメッセージの受信者である。図1に示す第3の種類のネットワークノードは中間ネットワークノード6であり、図1ではこれらを文字Iで示す。中間ノードは、ソース。ネットワークノード4からデスティネーション・ネットワークノードに送信されるメッセージを中継する役割を担う。図1の通信ネットワーク2は無線ネットワークを表わす。ネットワークの構造はアドホック・ベースで構築される。このことは、ネットワークノード4、6、8は既存のネットワーク構造に頼らないことを意味する。その代わりに、ネットワークは、装置どうしが互いの範囲内に入り次第のオンデマンド(要求対応)の方法で形成される。隣接するノード4、6、8を接続するリンク7は無線リンクとすることができる。その品質は、通信パートナー(相手)間の距離によって生じる妨害、反射、あるいは減衰のような環境パラメータに依存する。
それにもかかわらず、こうしたモバイル(移動体)アドホック・ネットワーク2では、ソースノード4からデスティネーションノード8にデータを伝送する多くの可能性が存在する。ソースノード4から中間ノード6経由でデスティネーションノード6へのルートを見出すことは、ルーティング・プロトコルによって行う。モバイル・アドホック・ネットワーク用のルーティング・プロトコルの例は、AODV(Ad hoc On Demand Distance Vector:アドホック・オンデマンド距離ベクトル)プロトコルであり、このプロトコルは、必要に応じたベースでデスティネーションへのルートを確立するだけである。このプロトコルは、中間ノード6におけるルートテーブルのエントリ(ルート表の記入)を動的に確立することに頼り、このことは、特定経路に沿った各ノードが、同じ経路を下ったデスティネーションノード8毎のルーティングテーブルを維持することを意味する。
アドホック・ネットワーク2内のネットワークノード4、6、8は、ソースノード4、中間ノード6、またはデスティネーションノード8のいずれかとして動作するので、受信した異なるメッセージに対して反応することができるべきである。
図2に、ネットワークノードが異なるメッセージの受信に反応するやり方を表わすSDLフローチャートを示す。このSDLフローチャートは、本発明による二次ルートを用いる方法の好適な実施例も示す。図2のSDLフローチャートによって記述するプログラムは、各ネットワークノード上で、本発明が提案する方法を用いて実行される。このプログラムはステップS1から開始され、複数の無線リンク7経由でアドホック・ベースで接続された隣接ネットワークノードから受信したデータメッセージに応じて、さらなる処理に分岐する。ネットワークノード4がソースノードとして動作して利用可能なデータを有し、このデータをデスティネーション・ネットワークノードに送信しなければならない場合には、ステップS2で始まる送信ステップがトリガされる。ここでこのネットワークノードは、デスティネーションへのルートを見出さなければならず、従って、このネットワークノードの一次及び二次ルーティングテーブル中の検索を行って、デスティネーションへのルートが利用可能であるか否かをチェックする。このステップを方法のステップS3に示す。一次及び二次ルーティングテーブルの一方中にデスティネーションへの有効なルートを見出した場合には、ルートを探索する必要はない。ステップS4において、一次テーブル中に有効なルートを見出した場合には、このルートを直ちにデータ伝送に使用することができる。ステップS5に示すように、二次テーブル中に有効なルートを見出した場合には、デスティネーションへのルートを二次ルーティングテーブルから取得し、一次テーブル中のそれぞれのルートを、二次ルーティングテーブルから集めたルートに更新する。そして、二次ルーティングテーブルからのルートを消去する、というのは、今は一次ルーティングテーブル中に有効なルートが存在するからである。ステップS9では、デスティネーションへの有効なルートを用いて、データをソース・ネットワークノード4からデスティネーション・ネットワークノード8に送信することができる。デスティネーション・ネットワークノード8への有効なルートを見出さない場合には、ルートの探索を開始する。このことは、ステップS6においてRREQ(Route Request:ルート要求)メッセージを送信することによって行う。RREQメッセージを送信した後には、ノードはRREP(Route Reply:ルート応答)メッセージを待たなければならない。RREPメッセージは、デスティネーションへの有効なルートを有する他のいずれかの中間ノード6またはデスティネーションノード8によって送信される。ステップS8は、有効なルートの受信時に、一次ルーティングテーブル並びに二次ルーティングテーブルが、この新たなルートに関する情報に更新されることを示す。そして、ステップS9に示すように、このデスティネーションへの有効なルートで、データをデスティネーションに送信することができる。
ネットワークノード6がRREQメッセージを受信した場合には、このノードが中間ネットワークノード6であるものと判定する。ステップS10においてRREQメッセージを受信した後に、中間ネットワークノード6は、次のステップS11において、一次ルーティングテーブルをチェックしなければならない。中間ネットワークノード6の一次ルーティングテーブル中にデスティネーション・ネットワークノード8へのルートが存在する場合には、中間ネットワークノード6はステップS12において、RREPメッセージをユニキャスト(個別送信)メッセージとして、受信したRREQメッセージによって確立された経路に沿ってソース・ネットワークノード4に返送する。そして、ステップS11においてデスティネーションノード8が一次テーブル中に有効なルートを見出さない場合には、ステップS13において、中間ネットワークノードが二次ルーティングテーブル中の検索を行う。このネットワークノードがデスティネーション・ネットワークノード8への有効なルートを二次ルーティングテーブル中に見出した場合には、ステップS14において、RREPメッセージをユニキャストとして、RREQメッセージによって確立された経路に沿って、RREQメッセージの発信者であるソース・ネットワークノード4に返送する。ステップS13において経路を見出さない場合には、上記ネットワークノードはステップS15において、RREQメッセージをすべての隣接ネットワークノードに転送する。そしてステップ22では、上記ネットワークノードはアイドル(待機)モードに戻る。ステップS16に示すように、RREPメッセージの受信時に、上記ネットワークノードはステップS17において、このネットワークノードがRREPメッセージによって記述される通信経路の一部であるか否かを識別する。このRREPメッセージが、上記ネットワークノードがその一部をなす通信経路に属する場合には、上記ネットワークノードはその一次及び二次ルーティングテーブルを、上記RREPメッセージに含まれるデスティネーションへの情報に更新する。このイベント(事象)はステップS18において実行される。ステップS20では、RREPメッセージをユニキャストとして、関連するRREQメッセージによって確立された経路に沿って、ソース・ネットワークノード4に返送する。これに続くステップS22では、上記ネットワークノードはアイドルモードに達する。判定ステップS17の結果が、ネットワークノードが通信経路の一部ではなく、RREPメッセージが他のステーションに向けられているということであれば、このノードはステップS19において、その二次ルーティングテーブルを更新する。ステップS21では、このネットワークノードはRREPメッセージを、関連するRREQメッセージによって確立された経路に沿って、この関連するRREQメッセージを要求したネットワークノードに返送する。そしてステップS22において、上記ネットワークノードはアイドルモードに戻る。
一次ルーティングテーブルに加えて二次ルーティングテーブルを展開することの利点は、新たなルートを見出すことによるオーバヘッドの低減であり得る。一次ルーティングテーブルは、当該ノードが有効な通信経路の一部をなす際に、デスティネーションノード8へのルートを維持するに過ぎない。新たなルートの要求が存在する場合には、ネットワークノード6は、RREQメッセージをネットワーク内に氾濫させることによって、所望のデスティネーション8へのルートの探索を開始しなければならない。二次ルーティングテーブルもデスティネーションへのルーティング情報を維持するので、このテーブルは有効な通信経路の一部ではなく、ネットワーク2内の可能なデスティネーションのより多くの情報を有する。従って、ネットワーク全体中へのRREQメッセージの氾濫を制限することができる。
二次ルーティングテーブルを展開する他の有利な態様は、代替の安定なルートを見出す可能性を増加させることであり得る。一次ルーティングテーブル中に記憶された各ルートは次のものについての情報を含む:
デスティネーション
次のホップ
ホップ数
デスティネーションへのシーケンス(順序)数
ルート用の有効な隣接ノード
ルートテーブル・エントリの期間満了時刻
次のホップのリンク安定性の状態。
二次ルーティングテーブルは次のものを含む:
デスティネーション
次のホップ
ホップ数
デスティネーションへのシーケンス(順序)数
ルート用の有効な隣接ノード
ルートテーブル・エントリの期間満了時刻
次のホップのリンク安定性の状態。
デスティネーション
次のホップ
ホップ数
デスティネーションへのシーケンス(順序)数
ルート用の有効な隣接ノード
ルートテーブル・エントリの期間満了時刻
次のホップのリンク安定性の状態。
二次ルーティングテーブルは次のものを含む:
デスティネーション
次のホップ
ホップ数
デスティネーションへのシーケンス(順序)数
ルート用の有効な隣接ノード
ルートテーブル・エントリの期間満了時刻
次のホップのリンク安定性の状態。
次のホップ、ホップ数、等に関する情報に加えて、次のホップへのリンク7の安定性を両方のルーティングテーブルに保存することができる。この安定性はリンク7を参照するので、この情報は、図5に示すリンク品質テーブル26、28中に代わりに記憶することができる。
劣化リンクが既存の安定なルートに置き換わり得ることを回避するために、ルート制御メッセージのフィルタリング(選別)を実行することができる。例として、次のホップに安定なリンクを有する既存のルートに置き換わり得る劣化リンク7に属する受信したHELLOまたはRREPメッセージを廃棄することができる。安定なルートの探索中に、劣化リンク7に属するすべてのHELLOまたはRREPメッセージも廃棄することができる。
次の例に示すように、二次ルーティングテーブルにおいて行ったようにリンクの安定性を考慮に入れることが有利であり得る。AODVはHELLOまたはRREQメッセージのような広報メッセージを用いて、ネットワーク2内の通信経路を見出す。IEEE 802.11aシステムでは、広報メッセージは基本レートで送信され、これは6Mbpsであり、結果として、54Mbpsになり得る装置の動作速度では、よりも高い範囲を有する。このことは、プロトコルはデータを6Mbpsで伝送可能なルートを見出すが、必ずしもより高いレートではないことを意味する。こうしたリンク7上で、より高いレートでパッケージを送信することは、高いパケット損失を生じさせる、というのは、このレートはリンク7の品質に適応していないからである。劣化リンク7は通常、悪いサービス品質(QoS)パラメータを有する。悪いQoSについてあり得る1つの理由は、ネットワークノード4、6、8間の大きな距離であり得る。低いデータレート、例えば6Mbpsでメッセージを伝送することは可能であるのに対し、高いデータレート、例えば54Mbpsでの伝送はパッケージの損失を生じさせ得る。ルーティング・プロトコルが、リンク7のレート及び安定性抜きで、最小ホップ回数によりそのルートを最適化する場合には、デスティネーションへホップ数をより少なくして、安定なリンクが劣化リンクに置き換えられることがある。
図3に、本発明による劣化リンクを判定する方法の好適な実施例のSDLフローチャートを示す。図3に示す方法は各ネットワークノード4、6、8上で実現される。この方法はステップS30から開始される。ステップS31に示すように、パケットを受信した際に毎回、受信したパケットの受信信号強度(RSSI)を測定する。このRSSI値はネットワークノード4、6、8の物理層によって、パケットを受信した際に毎回測定され、この値はリンクのQoSについての指標である。本発明は、受信信号強度の変動(ΔRSSI)に基づくリンク品質の予測器の使用を提案する。隣接ノードから受信したパケット毎のプリセット(事前設定)時間ウィンドウ(窓)中に、当該パケットのRSSIレベル(RSSI)を測定して、その累積平均値(RSSIav)を更新する。次式によれば、受信したパケットから実際に測定したRSSI(n)値を取得し、係数(1−a)で重み付けし、ここにaは、リンク変化の検出の速度を決める0〜1の範囲内の一定の設計係数である(例えばa=0.6)。係数(1−a)は、予測における最近及び過去の履歴の相対的な重み付けを制御する。aが小さいほど、次の予測において最近の期間をより大きく考慮に入れる。
RSSIav(n+1)=αRSSIav(n)+(1−α)RSSI(n)
RSSIav(n+1)=αRSSIav(n)+(1−α)RSSI(n)
RSSIav(n+1)は、累積平均値RSSIavについての新たな予測値である。RSSIav(n)は最終予測値であり、RSSI(n)はRSSIの最終測定値である。換言すれば、時刻(n)において値RSSI(n)が測定され、最終予測値RSSIav(n)と組み合わせて、RSSIav(n+1)の新たな値を予測する。
この値は、方法のステップS32において、パケットを受信した際に毎回計算する。ステップS33では、アイドルモードに達する。
ステップS34において、タイマーが現在の時間ウィンドウの終了を示すと、RSSI変動を予測する。従って、ステップS35では、最後の2つの時間ウィンドウ(n)及び(n−1)におけるRSSI平均値どうしの差ΔRSSIを計算する。ΔRSSI、即ち受信信号強度の予測変動は、次式に従って計算する:
ΔRSSI=RSSIav(n)−RSSIav(n−1)
ΔRSSI=RSSIav(n)−RSSIav(n−1)
RSSIav(n)は、時刻(n)におけるRSSIの予測累積平均値であり、RSSIav(n−1)は、時刻(n−1)におけるRSSIの予測累積平均値である。ここに、(n)及び(n−1)は時間的に連続する2つの異なる点を示す。
次のステップS36では、前のリンク状態を二次ルーティングテーブルから読み出す。予測RSSI変動値(ΔRSSI)は、リンク7のQoSによる値である。ステップS37では、RSSI変動をしきい値と比較し、このしきい値はリンク7の現在のレートに依存する。ΔRSSIがこのしきい値未満であれば、方法のステップS38においてリンク状態を劣化として分類する。さもなければ、ステップD39において、リンク状態を安定として宣言する。ステップS36において二次ルーティングテーブルから読み出した前のリンク状態を、ステップS40において、ステップS38またはS39において判定した実際のリンク状態と比較する。このテストにより、リンクの状態が安定から劣化に変化したことがわかれば、ステップS41において、安定なルートを見出す方法を開始する。ステップS42では、リンクの実際状態を、二次ルーティングテーブル中の関連するルートに書き戻す。そして、ステップS43で、ノードはアイドルモードに戻って新たなイベントを待機する。安定なルートの探索中には、安定なルートが見出されるまでは、劣化したルートをまだ使用する。このことは、QoSを劣化させないルート間の滑らかな遷移となり得る。安定なルートを見出すことができない場合のみに、劣化リンクによって構成され得るルートを作成する。図3で提案する方法の利点は、データレートを信号強度の変動と組み合わせて考慮してリンクの状態を分類することができる、ということであり得る。換言すれば、ルートは、安定性の観点からは、信号強度及びデータレートのQoSパラメータ変動との関係を有する。従って、ルートの状態の資格付与のためには、これら両方のパラメータを考慮に入れることが有利である。また、例えば受信エラー(誤り)の傾きを用いてリンク品質を測定することができる。正の傾きは状態の改善を示し、負の傾きは状態の劣化を示す。
図4に、SNR(Signal to Noise Ratio:信号対雑音比)の推定値に適応した伝送レートを識別するための、本発明の好適な実施例のマッピングテーブルを示す。このマッピングは、リンクの物理的伝送レートのレート制御に使用される。表の左側には、推定SNRレベルについてのしきい値をdBで提供する。このSNR値はリンク7の信号強度に関係する。各レベルは、これに対応してマッピングされるPHY(物理)モードを有する。PHYモードは、ネットワークノードがデータパケットを他のネットワークノードに送信するために使用する物理的データレートである。上述したように、リンク7を劣化または安定とする分類は、伝送レートがリンク7のデータレートに適度に釣り合っていることに依存する。レートがチャンネルの信号強度に対して適切でなければ、リンク7は劣化として指定され得る。本発明の好適な実施例によれば、有利なレート制御アルゴリズムを提案している。レート制御アルゴリズムは、アドホック構成においてIEEE 802.11aのようなマルチレートシステムのデータレートを効果的に変更することを利用する。このレート制御メカニズムは、より上位層のルーティング・プロトコルと共に働いて、より下位のプロトコル層で検出した各リンク7の品質を考慮に入れる。この層相互間の解決法は、図5に示すように、RSSIの変化と共に、データパッケージの受信ノードにおいて測定したSNR、及びルーティング制御メッセージを通したデータパッケージの送信ネットワークノードへのフィードバック(帰還)に基づく。このSNR値を用いて、リンク7の初期状態を迅速かつ正確に推定し、そして最初の伝送用のPHY(物理)レートを選択する。例えばノードの移動性によるリンク状態の変化は、RSSIの変化を計算することによって測定され、RSSIは平均SNRと直線的関係を有する。従って、このRSSIの変化を用いて、受信ネットワークノードにおけるSNR値を次式に示すように推定することができる:
SNRestim(n)=SNRestim(n−1)+ΔRSSI
ここに、ΔRSSIは、ステップS32及びS35の一方において計算した予測RSSI変動である。
SNRestim(n)=SNRestim(n−1)+ΔRSSI
ここに、ΔRSSIは、ステップS32及びS35の一方において計算した予測RSSI変動である。
図4のテーブルに示すマッピングに基づいて、計算したSNRestimの値を図4のテーブルの左側の固定しきい値と比較することによって、それぞれのリンク7上での次のデータ伝送用のそれぞれのPHYモードを選定することができる。チャンネル状態は時間と共に変化するので、SNRと最適なレートとの関係は可変となり得る。従って、図4に示す固定しきい値に基づいてレートを選択する代わりに、本発明は、しきい値をチャンネルの動特性(ダイナミックス)に適応させる適応型推定器を用いることができる。上述したように、SNR値12は受信ネットワークノード10において測定するが、伝送用のレートを選択するのは送信ネットワークノード18である。このSNR値12は、より上位層のルーティング・プロトコルの制御パケットを介して送信ネットワークノード18に送信される。
図5に、本発明の好適な実施例による相関での相互作用をさらに説明するための図式的な可視化を示す。図5には、第1ネットワークノード18及び第2ネットワークノード10を示す。第1ネットワークノード18は第2ネットワークノード10に情報を送信する必要がある。従って、第1ネットワークノード18は、どの伝送レートでこの伝送が可能であるかを識別する必要がある。ネットワークノード18が情報を第2ネットワークノード10に送信する際に毎回、第2ネットワークノード10はSNR値12及びRSSI値14を測定する。第2ネットワークノード10は、両方の値を、次の表1のフォーマットに従ってリンク品質テーブル26、28に記憶する:
送信者18においてSNR値12が必要とされるので、第2ネットワークノード10はこのPHY層の測定値をより上位層のメッセージ(例えばRREP)16に封入して、このメッセージを送信者18に送信する。このことを行うことによって、1つのノードから他のノードへデータを伝送するための標準的なプロトコルを使用することができる。送信者18では、封入されたこの値を取り出して、第1ネットワークノード18のリンク品質テーブル26中に置く。第1ネットワークノード18は、第1ネットワークノード10のSNR値22及びRSSI値24も測定する。これらの値により、第1ネットワークノード18は、リンクの適切な伝送レート29を決定するために必要なSNRの推定値27を計算することができる。
SNR値12を1つのノードから他のノードへ搬送することのできるメッセージは、適応可能なRREP及びHELLOパケットとすることができる。これら両メッセージに要求される適応を図6及び図7に示す。
図6に、本発明の好適な実施例によるRREPメッセージ用のデータパケット・フォーマットを示す。データパケットは通常、ビットのグループとして提供される。より良い図形的視覚化のために、ビットを列及び行にグループ化する。図6には、4バイトに等しい32ビットから成る行を示す。1バイトは8ビットのグループである。図6中の最初の5行は、AODVプロトコルにおいて使用される標準的なRREPメッセージ62と同一である。各ビットの意味は次の表に示す:
AODVプロトコルにおいて使用される標準的なRREPメッセージ62に加えて、本発明のこの好適な実施例では、SNR値の搬送用のフィールド60(ビット161〜168)を用いている。
図7に、本発明の好適な実施例によるHELLOメッセージ用のデータパケット・フォーマットを示す。図6中の最初の4行は、AODVプロトコルにおいて使用される標準的なHELLOメッセージ68と同一である。各ビットの意味は次の表に示す:
AODVプロトコルにおいて使用される標準的なHELLOメッセージ・フォーマット68とは対照的に、3つの隣接アドレス66(ビット129〜160、ビット161〜192、ビット193〜224)及びそれぞれのSNR値64(ビット225〜232、ビット233〜240、ビット241〜248)が追加されている。これらのパケットは広報パケットであり、3つの隣接ノードについての情報を搬送しなければならないので、このことを行うことができる。3つの隣接ノードは、ネットワークノードが監視する隣接ノードの最大数であり得る。
図8に、本発明の好適な実施例によるレート制御アルゴリズムをさらに説明するための図式的なメッセージフロー(流れ)図を示す。この図は、レート制御アルゴリズムの挙動を、より上位の層(例えば層3)のプロトコル(AODV)及びより下位の層(例えば層2)のプロトコル(IEEE 802.11a)の例で示す。ソースノード18は、デスティネーション10への適切な伝送レートを決定しようとする。まず、RREQパケット34がネットワーク上に、IEEE 802.11による6Mbpsの制度的なレートで広報される。デスティネーションノード10がRREQメッセージを受信すると、このパケット34のSNR値12及びRSSI値14を測定し、この隣接ノードについてのテーブル26の「SNRの最終測定値」及び「RSSIの最終測定値」フィールド中のこれらの値を更新する。「SNRの推定値」に対する値が存在しないので、RREPメッセージ36がSNRの最終測定値をパケット36、16中に含んで、6Mbpsのデフォルト値で返送される。ソースノード18はこのパケット36、16中に封入された値を取り出して、SNR値12を読み取り、そしてこの値を、この隣接ノード10についてのテーブルの「パケットフィールドからのSNR値」フィールド中に置く。ソースノード18は、その隣接ノード10についてのRREP36、16のSNR値22及びRSSI値24も測定し、これらの値を、隣接ノード10についての「SNRの最終測定値」及び「RSSIの最終測定値」フィールド中に置く。そしてSNRの推定値27を計算し、そしてそれぞれのPHYモード29を計算する。
図8では、いわゆるACK(アクノレッジ、確認応答)パケット38がユニキャスト・パケット、この例ではRREPメッセージ36の適正な受信を確証する。計算したPHYモードとは無関係に、ACKパケット38は常に、最後に受信したパケットに最も近い802.11の制度的なデータレートで送信される。この場合には、最後に受信したパケットは6Mbpsで受信したRREPであり、従って、ACKパケット38も6Mbpsで送信される。これに続くデータパケット40は選定したPHYモードを使用して送信され、この場合には54Mbpsとすることができる。デスティネーションノード10からのACKパッケージ42はここでも、データパケット40用に使用されるPHYモードから決まる。従って、ACKパッケージ42は54Mbpsで送信することができるが、ACKパッケージ42の伝送レートについての上限は24Mbpsであるので、このレートは受信したデータパッケージのレートより低い。
ACKパッケージ42を受信せず、データパケット40を再送信する必要がある際には、本発明はオートレート・フォールバック(自動レート降下)メカニズムを用いてレートを低減する。
図9に、本発明の好適な実施例によるオートルート・フォールバック・メカニズムをさらに説明するためのフローチャートを示す。このメカニズムを用いて、特定数の欠損したACK、即ち悪いリンク品質の指標の後にPHYモードを低下させる。他方では、このメカニズムは、受信したACKの連続番号が続いた後にPHYモードを増加させて、増加した帯域幅でプローブを送信してリンクの品質をテストする。この方法は、タイマーが、長期間にわたってACKパケットを受信していないことを信号通知して、関連するリンク7の品質が実際的な伝送レート用には悪過ぎることを示すと、ステップS50から開始される。次のステップS51では、再試行(リトライ)の特定回数を超えているか否かの判定を行う。この特定数を超えていない場合には、ステップS52において、再試行の回数が特定の再試行制限を超えているか否かをチェックする。この数が再試行制限より大きい場合には、次のステップS53においてパケットを脱落させ、ステップS54では再試行の回数を0に設定する。再試行カウンタが特定の再試行制限を超えていない場合には、ステップS55において、再試行カウンタがオートレート・フォールバック(ARF)パラメータを超えているか否かをチェックする。再試行カウンタがオートレート・フォールバック・パラメータを超えていない場合には、ステップS58においてデータパケットを再送信する。再試行カウンタがオートレート・フォールバック・パラメータを超えている場合には、ステップS56において、データレートが6Mbpsの最低レベルに達しているか否かをチェックする。この最低レベルに達している場合には、ステップS58において、ネットワークノードはデータパケットをこのデータレートで連続的に再送信する。この最低レベルにまだ達していない場合には、ステップS57においてデータレートを1レベルだけ低下させ、そしてステップS58において、この低下させたデータレートでデータパケットを再送信する。
図10に、本発明の好適な実施例による、ネットワークノードの機能ユニット間の論理的リンクを示すネットワークノードの図式的なブロック図を示す。各ネットワークノードは、一次ルーティングテーブル用のメモリー62及び二次ルーティングテーブル用のメモリー64を含む。これらのテーブルは、デスティネーション・ネットワークノードへの発見したルートを、期間満了タイマーの期間満了後に消去されるまで記憶する。安定ルート発見器68はデスティネーションノードへの安定なルートを求める。安定ルート発見器68はこれらのルートの状態も監視して、安定性が劣化した場合には新たなルートの探索をトリガする。ルートの状態の識別のために、安定ルート発見器68はRSSI変動計算機56を使用する。RSSI変動計算機56は、その入力として、RSSIメーター(計)50によって集められた測定値を受信する。RSSIメーター50は関連するリンクの信号強度を測定する。安定ルート発見器68は、RSSI変動値を、伝送レートに依存したしきい値と比較して、この比較の結果を、新たなルートの探索をトリガしなければならないか否かの判定の基礎として用いる。RSSI変動計算機56はその計算値をリンク品質テーブル用のメモリーに記憶する。隣接ネットワークノードから受信したSNR値もこのメモリーに記憶する。これらのSNR値は隣接ネットワークノードから制御メッセージ16中に封入されて送信され、層相互間封入取り出し機能60によって取り出される。これら両方の値により、SNR推定器54はSNRの推定値を計算する。PHYモードセレクタ(モード選択器)55はこの値を用いて適切なPHYモードを見出す。PHYモードセレクタ55は物理的伝送レートを制御する。
SNRメーター(計)52は、ネットワークノードによって受信されたパケット毎に実際のSNR値を測定し、送信中の隣接ネットワークノードにこの値を返送する。従って、SNRメーター52はこのSNR値を、層相互間封入機能58によって封入する。層相互間封入機能58は、より下位のレベルの値を、関連するプロトコルが使用する標準的なメッセージとして送信可能なより上位のレベルのメッセージに変換する。
機能ブロックSNR推定器54、RSSI変動計算機56、PHYモードセレクタ55、安定ルート発見器68、層相互間封入機能58、及び層相互間封入取り出し機能60はマイクロプロセッサ上で実現することができる。SNRメーター52及びRSSIメーター50は、このマイクロプロセッサに接続されたセンサーとすることができ、そのインターフェースにおいて関連する値を提供する。一次ルーティングテーブル用のメモリー62、二次ルーティングテーブル用のメモリー64、及びリンク品質テーブル用のメモリーは、標準的なメモリーユニット、例えばSDRAMで実現することができる。
なお、「具えている」及びその活用形は他の要素またはステップを排除するものではなく、単一のプロセッサまたはシステムが、請求項に挙げたいくつかの手段の機能を満たすことができる。また、異なる実施例に関連して記述した要素は組み合わせることもできる。
Claims (19)
- 通信ネットワーク内でデータを伝送する方法において:
第1データ伝送ルート経由でデータを伝送するステップと;
前記第1データ伝送ルートの品質変動を測定するステップと;
前記品質変動に基づいて前記第1データ伝送ルートを修正するステップと
を具えていることを特徴とするデータ伝送方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートを第2データ伝送ルートに切り換えるステップを具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートの劣化状態を判定するステップを具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートの品質変動を、受信信号強度に基づいて測定するステップを具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
第3データ伝送ルートに関する情報を一次ルーティングテーブル中に記憶するステップと;
第4データ伝送ルートに関する情報を二次ルーティングテーブル中に記憶するステップとを具え、
前記第3データ伝送ルートの劣化状態が判定された場合に、前記第4ルート経由のデータ伝送を開始することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
劣化状態を有する第5データ伝送ルート経由で受信したメッセージを特定するステップと;
前記メッセージを廃棄するステップと
を具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートのデータ伝送レートを調整することによって、前記第1データ伝送ルートを修正することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートの劣化状態を判定するステップと;
劣化状態が判定された場合に、前記データ伝送レートを低減するステップと
を具えていることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - さらに:
前記第1データ伝送ルートの改善状態を判定するステップと;
改善状態が判定された場合に、前記データ伝送レートを増加させるステップと
を具えていることを特徴とする請求項7に記載の方法。 - データ伝送用のネットワークノードにおいて、
前記ネットワークノードが、第1データ伝送ノード経由のリンク経由でデータを伝送すべく構成され;
前記ネットワークノードが、前記第1データ伝送ルートのリンク品質変動を測定すべく構成され;
前記ネットワークノードが、前記リンク品質変動に基づいて前記第1データ伝送ルートを修正すべく構成されている
ことを特徴とするデータ伝送ネットワーク用ノード。 - 前記ネットワークノードが、前記第1データ伝送ルートを第2データ伝送ルートに切り換えるべく構成されていることを特徴とする請求項10に記載のネットワークノード。
- 前記ネットワークノードが、前記第1データ伝送ルートの劣化状態を検出すべく構成されていることを特徴とする請求項10に記載のネットワークノード。
- 前記ネットワークノードが、前記第1データ伝送ルートのリンク品質変動を、受信信号強度に基づいて測定することを特徴とする請求項10に記載のネットワークノード。
- 前記ネットワークノードが、前記第1データ伝送ルート上のデータ伝送レートを調整することによって、前記第1データ伝送ルートを修正することを特徴とする請求項10に記載のネットワークノード。
- 前記ネットワークノードが、リンク品質劣化の場合に、リンクのデータ伝送レートを低減すべく構成されていることを特徴とする請求項14に記載のネットワークノード。
- 前記ネットワークノードが、リンク品質改善の場合に、リンクのデータ伝送レートを増加させることを特徴とする請求項14に記載のネットワークノード。
- 無線通信ネットワークである通信ネットワークにおいて、
第1ネットワークノード及び第2ネットワークノードを具え、
前記第1ネットワークノードは、第1データ伝送ルート経由で前記第2ネットワークノードにデータを伝送すべく構成され;
前記第1ネットワークノードは、前記第1データ伝送ルート経由のデータ伝送の品質変動を測定すべく構成され;
前記第1ネットワークノードは、前記品質変動に基づいて前記第1データ伝送ルートを修正すべく構成されている
ことを特徴とする通信ネットワーク。 - 前記第1ネットワークノードは、前記品質変動に基づいて、データ伝送を、前記第1データ伝送ルート経由の伝送から第2データ伝送ルート経由の伝送に変更すべく構成されていることを特徴とする請求項17に記載のネットワーク。
- 前記第1ネットワークノードは、前記品質変動に基づいて、前記第1データ伝送ルート上のデータ伝送を変更すべく構成されていることを特徴とする請求項17に記載のネットワーク。
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