JP2011146866A - 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2011146866A
JP2011146866A JP2010005126A JP2010005126A JP2011146866A JP 2011146866 A JP2011146866 A JP 2011146866A JP 2010005126 A JP2010005126 A JP 2010005126A JP 2010005126 A JP2010005126 A JP 2010005126A JP 2011146866 A JP2011146866 A JP 2011146866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication
route
wireless
wireless communication
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010005126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5854450B2 (ja
Inventor
Toru Kimura
木村  亨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2010005126A priority Critical patent/JP5854450B2/ja
Publication of JP2011146866A publication Critical patent/JP2011146866A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5854450B2 publication Critical patent/JP5854450B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

【課題】無線マルチホップ通信システムにおいて、通信経路を冗長経路に切り替えたときの通信の遮断を防ぐとともに、冗長経路を確認するための通信帯域及び電力の消費を抑えること。
【解決手段】無線通信装置は、第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラムに関し、特に、無線マルチホップ通信に基く無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラムに関する。
地球環境保全や人々の暮し易さの向上を実現する手段として、都市全体の温度・湿度や大気中の成分などの自然環境や道路状況などの人為活動状況などを監視する広域モニタリングが関心を集めている。図5は、広域モニタリングシステムを概略的に示す図である。
図5を参照すると、都市や自然環境内に配置された温度や湿度などのセンサによって取得された情報は、無線通信装置を経由したマルチホップ通信により、環境モニタリングサーバに集約される。
また、自動販売機、ディジタルサイネージ(digital signage、電子看板)等の機器に、無線通信装置を搭載して、データの遠隔集計、機器の動作の遠隔制御、コンテンツの自動配信等に利用する、M2M(Machine to Machine)市場が活性化している。
これらのシステムにおいては、無線通信装置を任意の場所又は各種の機器に多数設置する必要がある。したがって、設置場所及び設置コストに制約がかからないように、小型電池で動作する小型、軽量、安価な無線通信装置が必要とされる。
無線通信装置を小型電池で長期間稼動させるためには低電力で動作させる必要があることから、無線通信装置間の距離を大きくすることができないという問題がある。そこで、個々の無線通信装置を低電力化すると同時に、障害物の電波遮蔽による通信遮断が起きないように配置するために、送信元から受信先に複数の無線通信装置を経由してデータ通信を行う、無線マルチホップ通信が実用化されつつある。
米国政府が進めるスマートグリッド(Smart Grid)施策では、各家庭における電化製品による電力消費の状況及び太陽電池パネルを用いた発電による電力生成の状況を、無線化した電力計で検針し、地域の電力供給を担う電力会社に消費電力・供給電力を通知するとともに、総電力需要が供給可能電力を上回る場合には、電力会社が各家庭に電力消費を削減するよう求めることができるような、無線マルチホップネットワークが構築されつつある(図6)。
図6は、自動電力検針システムを概略的に示す図である。図6を参照すると、各戸に設置された電力メータでの検針情報を無線マルチホップ通信で広域通信網に集約し、得られた情報を元に、発電、配電業者が各戸の電力使用、供給に対するメッセージを送信する。
無線通信装置は、非特許文献1に示す国際標準に基づく無線通信機が広く用いられている。無線通信デバイス間でネットワークを構成し、それぞれのデバイスが取得したデータをサーバ(PAN Coordinator)に送る機構が、同文献のFig.1に記載されている。
無線通信においては、必ずしも通信の安定性を確保できる訳ではなく、電波輻輳等の外部要因により、データ通信中に通信品質が劣化したり、通信が遮断したりする。そこで、従来の無線マルチホップ通信システムにおいては、無線通信を行う端末間での通信経路を適宜変更し、劣化し又は遮断した通信経路から、より高品質な通信経路に切り替えて通信を継続する方法が採用されている。
しかしながら、かかる方法によると、新たに無線通信経路を探索するのに時間を要することから一時的に通信が遮断し、また、新たに通信経路を確保するためにサーバとの交信が必要であることから電力及び通信遮断時間が増大し、さらに、末端の無線通信装置に制御回路及びメモリ回路が必要であることから回路規模が増大する。すなわち、従来のマルチホップ通信システムによると、システムの動作におけるオーバーヘッドが大きく、無線通信装置の回路規模も増大するという問題がある。
特許文献1において、データ送信元となる無線通信機器がデータ送信先となる無線通信機器まで通信データを送信するに当り、マルチホップ通信でデータの中継を行う各無線機が送信先の無線機に向けた経路情報を複数(N通り)保持し、第1の優先経路で正常な通信が行われないと判断した場合には、第2の優先経路で通信を行う方法が記載されている。
特許文献1において、経路選択の優先度は、
[優先度]=α×[送信先無線機までのホップ数]
+β×[隣接無線機とのリンク品質]
+γ×[隣接端末のリソース残量](α,β,γは定数) …(1)
によって定義されている。式(1)に従って、通信経路をN個まで設定し、最優先の経路が通信不可能となった場合は第2、第3の経路に切り替えることにより通信を維持する。
特許文献2において、フラッディングによる経路探索を定期的に行い、第1の優先経路での通信が遮断された場合に用いる第2の経路の情報を各無線通信器が保持し、第2の経路を用いた通信に切り替える方法が記載されている。この方式は、第1の通信経路が遮断された場合に移行すべき第2の通信経路の通信状況把握を定期的に行うことから、自然環境、道路状況等の都市環境を定期的に観測する広域モニタリングにおいて有効となる。
なお、特許文献3において、メッシュ形に相互接続された光クロスコネクト装置を有するネットワークにおいて障害が発生した場合、高速に障害を復旧する方法が記載されている。
特開2009−124303号公報 特開2007−043504号公報 特開2005−286961号公報
IEEE Computer Society,804.15.4,Part 15.4:Wireless Medium Access Control (MAC) and Physical Layer(PHY) Specifications for Low−Rate Wireless Personal Area Networks(LR−WPANs).
特許文献1に記載された方法によると、送信元無線装置から送信先無線装置までの複数の経路を定義した時点と、通信経路の遮断が発生した時点との間に時間差があることから、複数の経路を定義した時点で利用できた経路が、通信経路の切り替え時において利用できないおそれがある。
上記の式(1)によると、第2の優先度となる通信経路は、第1の優先度となる通信経路と殆ど同一のすぐ近隣に配置された無線機を経由することになる。例えば、通信遮断の原因が、電波輻射物による電波妨害である場合には、データ通信を中継する複数の無線装置にまたがって電波妨害が発生し得ることから、第1の優先度を有する経路が遮断されたときには、第2の優先度を有する経路も遮断されるおそれがある。
また、電波障害は随時的、間歇的に発生することが多く、このような場合には事前に設定した通信経路がまったく使えなくなる場合が起こり得る。特許文献1に記載された技術は、これらの無線通信システムに特有な通信遮断に対して効果を奏することができない。
一方、特許文献2に記載された方法は、温度、湿度等を定期的に観測する広域モニタリングにおいては有効である。しかし、この方法は、電力使用量・供給量の調整を行うシステム、及びディジタルサイネージと呼ばれる映像配信を行うシステムにおいては非効率的となる。これらのシステムにおいては、時間的な通信量の変動幅が大きく、無線機の設置場所による地域的な通信量の変動幅も大きい。
スマートグリッドにおいては、利用電力がピークに達する時間及び地域において、電力使用量・供給量の調整を頻繁に行う必要があるものの、利用電力が供給電力を大きく下回る場合には、これらの調整をほとんど行う必要がないからである。
また、映像配信を行う場合に関しても、トピックとなる事件が発生したときの映像配信の通信量は、短時間に膨大な量となる。例えば、災害警報システムにおいては、ほとんどの時間と場所で警報情報の通信は行われないものの、災害が発生した場合には災害地域を中心とする限られた地域内で短期間に膨大な量の通信データが発生する。したがって、定期的に経路探索を行う場合は、時間的・地域的に通信量をモニタリングしつつ、フラッディング間隔を設定する必要がある。
データ通信量の時間的・地域的な増減傾向をある程度予測することができる場合には、経路探索間隔をプログラムすることにより、フラッディングによる通信帯域圧迫、及び無線通信機の消費電力の増大を緩和することができる。しかしながら、通信量の増大が予期できない場合、又は、通信量の増大が発生する確率がまれである場合に、最大通信量に合わせて経路探索の回数を増やすと、フラッディングのために大きな通信帯域を確保する必要があり、システムの動作に大きな負荷を与える。
以上より、多数個の無線通信装置を用い低電力低コスト高信頼性が求められるマルチホップ無線通信において、電波障害などにより予定の通信経路が利用不可能な場合に利用する第2の通信経路(冗長経路)の設定に関し、冗長経路設定から時間が経過したために電波伝搬状況が変化し主通信経路のみならず冗長経路の利用まで不可能となる問題がある。また、冗長経路設定情報を新鮮に保つために、高い頻度で、フラッディングによる経路探索を行うために、通信帯域及び電力の消費が増大するという問題がある。
そこで、無線マルチホップ通信システムにおいて、通信経路を冗長経路に切り替えたときの通信の遮断を防ぐとともに、冗長経路を確認するための通信帯域及び電力の消費を抑えることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題を解決する無線通信装置、無線通信方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点に係る無線通信装置は、
第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する。
本発明の第2の視点に係る無線通信方法は、
無線通信装置が、第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する工程と、
前記データ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する工程とを含む。
本発明の第3の視点に係るプログラムは、
第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する処理と、
前記データ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する処理とを、コンピュータに実行させる。
本発明に係る無線通信装置、無線通信方法及びプログラムによると、無線マルチホップ通信システムにおいて、通信経路を冗長経路に切り替えたときの通信の遮断を防ぐとともに、冗長経路を確認するための通信帯域及び電力の消費を抑えることができる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムにおける通信について説明するための図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの無線通信装置に設けられた経路テーブルを一例として示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムにおける通信パケットの構造を一例として示す図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムにおける無線通信装置の構成を示すブロック図である。 広域モニタリングシステムを概略的に示す図である。 自動電力検針システムを概略的に示す図である。
本発明の第1の展開形態によると、上記第1の視点に係る無線通信装置が提供される。
本発明の第2の展開形態によると、
前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する、無線通信装置が提供される。
本発明の第3の展開形態によると、
前記送信先の無線通信装置に対する通信パケットは、前記第1の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置のアドレスと、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置のアドレスとを含む、無線通信装置が提供される。
本発明の第4の展開形態によると、
前記第1の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置の識別子を格納した第1の経路テーブルと、
前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置の識別子を格納した第2の経路テーブルとを、さらに有する、無線通信装置が提供される。
本発明の第5の展開形態によると、上記第1乃至第4のいずれか1の展開形態に記載の無線通信装置を有する無線通信システムが提供される。
本発明の第6の展開形態によると、上記第2の視点に係る無線通信方法が提供される。
本発明の第7の展開形態によると、
前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する工程を、さらに含む、無線通信方法が提供される
本発明の第8の展開形態によると、上記第3の視点に係るプログラムが提供される。
本発明の第9の展開形態によると、
前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する処理を、さらにコンピュータに実行させる、プログラムが提供される。
本発明によると、無線通信装置は、第1の通信経路と第1の通信経路とは異なる第2の通信経路を含む通信経路(冗長経路)の情報を持ち、データ通信を行う第1の経路による通信を行うと同時に第2の経路による通信の可能性を確認する。送信元から送信先までの第2の経路を用いた通信が確認された時点で、第2の経路を第1の経路が通信不能となった場合の冗長経路として定義する。
このとき、第1の通信経路を用いた通信の遮断若しくは劣化が観測された際には、前回の通信にて正常通信が確認できた、最新かつ信頼性の高い第2の通信経路を用いた通信に切り替えることができる。
また、通信装置間の無線通信において、発信側の無線通信端末は、データ通信を行う相手である受信側端末に送信を行うと同時に、別の受信端末にデータの送信先までの経路確保を確認する情報のみを通信する。送信側の無線通信端末は、常に複数の受信側無線端末を指定し、ひとつの通信パケット中に複数の受信側端末アドレスを発信する。
マルチホップネットワークにおいての無線通信装置間通信はピア・ツー・ピア通信である。有線通信と異なり、無線通信においては送信側装置の電波が受信可能な範囲に設置された複数の受信側装置は、送信側装置の発信データを同時に受信することができる。送信側装置は通信データと経路確保のための情報を同時に複数の受信側装置に送信できるため、データ通信と同タイミングで本来のデータ通信経路ではない冗長な通信経路の通信可能性を判断することができる。
したがって、本発明によると、本来のデータ通信経路による通信が不可能である場合、冗長経路を用いた通信に切り替えて通信を行うまでの時間差を削減することができる。また、本発明によると、従来技術と比較して、冗長経路を利用する通信の成功可能性が増大する。
また、本発明によると、通信頻度が高い時間帯や場所では頻繁に冗長経路の確認を行い、通信頻度の低い場合には低頻度で冗長経路確認を行うことから、冗長経路確認に必要な帯域の消費及び通信装置の電力消費を削減することができる。
さらに、本発明によると、多数個の小型軽量安価な無線通信装置が任意の場所や各種機器に設置されるマルチホップ無線通信システムにおいて、送信元から多数の中継端末を経由して送信先に通信データを届ける経路が何らかの問題で通信不可能となった場合に、即座に、無線通信装置間の通信を最新の情報で送信先までの通信が確認された別の経路に置き換えることで、送信元から受信元までの無線データ通信を可能とする。
また、本発明の無線通信装置を用いた無線通信システムにおいては、切り替えるべき経路は通信が確認された経路であり信頼性が高い。さらに、本発明の無線通信装置によると、通信経路の変更が最小限の時間で可能となる。かかる無線通信装置は、高いデータ通信品質が要求される場合、例えば、災害時の緊急警報、災害現場の映像データの連続通信等に適している。
さらに、データ通信頻度に応じて冗長経路の動作確認を行うため、冗長経路の確認を定期的に行う場合に比べ、不要な電波輻射や通信端末の電力消費を抑制することができる。
(実施形態)
本発明の実施形態に係る無線通信システムについて図面を参照して説明する。無線マルチホップ通信ネットワークシステムは、ネットワーク全体の接続経路テーブルを、ネットワーク全体を管理するサーバ又はコーディネータ(非特許文献1におけるPANコーディネータ)に保持する。マルチホップネットワークにおいての端末間通信は基本的にピア・ツー・ピア形式であるため、直接の通信相手は自端末の上流及び下流のノードに限られる。したがって、端末がすべてのルーティングテーブルを保持する必要はない。
図1は、無線マルチホップ通信システムにおける通信について説明するための図である。図1を参照すると、経路A及び経路Bは、送信元である無線通信装置D0から送信先である無線通信装置D17への経路を示す。
図2は、図1に示した無線マルチホップ通信システムの無線通信装置D0に設けられた経路テーブルを一例として示す図である。図2は、無線通信装置D0の経路Aに相当する経路テーブルを一例として示す。
図2に記載された経路テーブルによると、自装置をD0としたとき、自装置がデータの送信元となる場合であっても、通信データの中継を行う場合であっても、データの送信元(送り手)の無線通信装置に依らず、データの送信先(受け手)が無線通信装置D17である場合には、データを無線通信装置D8に送信することが規定されており、無線通信装置D0が受信したデータは無線通信装置D8に転送され、図1の経路Aを経由して無線通信装置D17に配信される。
本実施形態においては、自装置D0は、図2に示した経路テーブルと同様の冗長経路テーブルをさらに有し、図1中の経路Aとともに経路Bに沿って通信を行う。ただし、実際のデータ通信は経路Aを経由して行い、経路Bには通信が可能であるか否かを判定するための小ビット数のフラグ(pingに相当するもの)のみを送信する。このとき、経路Aで送信されたデータの受信確認が送信先の通信装置から返されるのと同様に、経路Bに沿った通信可能確認信号の受信確認が送信先の通信装置から返送される。
図3は、本実施形態に係る無線通信システムにおける通信パケットの構造を一例として示す図である。図3を参照すると、通信パケットは、プリアンブルシークエンス部1、スタート・オブ・フレーム・ディリミタ部2、識別子3、アドレス部4〜8、制御コード部9、コード部10〜13、誤り検出フラグ部14、MACプロトコルデータユニット(MAC Protocol Data Unit)15、及び、誤り検出フラグ部16を含む。
スタート・オブ・フレーム・ディリミタ部2は、有効フレームの先頭を示す。識別子3は、ネットワークを識別するためのものである。
アドレス部4は、第1の通信経路の受信側通信装置を識別するためのアドレス部である。アドレス部5は、第2の第2の通信経路の受信側通信装置を識別するためのアドレス部である。
アドレス部6は、送られてきたパケットの発信側通信装置を示す。アドレス部7は、通信データの送信先を示す。アドレス部8は、通信データの送信元を示す。制御コード部9は、フレームの型や返信要求等の制御コードを含む。コード部10は、通信データの細分化数や制御コードを含む。コード部11は、無線通信装置がフレームを送信するときに付する連番を示す。コード部12は、通信フレームの有効期限(Time to Live)を示す。コード部13は、MACプロトコルデータユニットのフレーム長を示す。誤り検出フラグ部14は、通信フレームの1から13までのフィールドに関する誤り検出フラグを含む。MACプロトコルデータユニット15は、主要データ及び制御コードを格納する。誤り検出フラグ16は、通信パケット全体の誤り検出フラグを含む。
図3を参照すると、無線通信装置は、主のデータ通信経路Aと同時に冗長経路Bに通信を行うように、プロトコルのヘッダ部に2つの通信装置に同時に送信するための次装置指定アドレスを2つ持つ。
すなわち、無線通信装置D0は、無線通信装置D17にデータを送信する際、経路Aに沿った次無線通信装置D8と同時に経路Bに沿った次無線通信装置D3に通信可能確認信号を送信し、送信先である無線通信装置D17からの返信を持って経路Bの通信状態を確認することができる。
したがって、再度、無線通信装置D0が無線通信装置D17を送信先とする通信を行う場合、冗長経路テーブルには前回の通信にて通信可能が確認された経路Bに基づくデータが保持される。冗長経路の設定は無線装置設置時に一度行われるが、上記のようにデータ通信を行う度にその通信可能性を確認することができる。
冗長経路Bに通信障害を生じた場合は、第3の通信経路(図1の例では、例えばD0−D9−D10−D17とつなぐ経路)が指定され、経路Bに替わる新たな冗長経路として経路テーブルに書き込まれると同時に、経路Bに相当する次無線通信装置D3に替わり新たな冗長経路である次無線通信装置D9がプロトコルヘッダ情報のアドレス部5に書かれる。
ここでは、説明の簡略化のために経路テーブルを2面とし、プロトコルヘッダに記される次装置を2つとしたが、予め冗長経路を複数有し、経路テーブル及びプロトコルヘッダ上の次装置アドレスを複数有するようにしてもよい。
本実施形態の無線通信装置によると、経路Aを用いた通信が遮断又は品質劣化した場合には、即座に通信経路を経路Bに変更することができ、直前の通信にて情報通信の確立が確認された経路Bは送信元から送信先への通信が可能となる確率が従来技術と比較して高くなる。
また、通信を行う度にシステムを設定したときに設定された冗長経路が絶えず確認されることで、通信頻度の高い経路の品質が高く保たれ、一方で通信頻度の低い通信経路での通信経路確認は少なくなることでシステム全体の電力消費を抑制することができる。
例えば、図6に示した自動検針システムにおいて、電力供給線及び自動検針を行う通信経路の一部にて急激に電力使用量が増加し、電力供給線の過電流から火災の可能性が考えられるような緊急の連絡が必要な場面において、通常の通信経路が何らかの原因で通信不可能となる不測の事態が生じた場合においても、即座に別の通信経路である冗長経路への経路変更が可能となる。
地域的時間的に電力使用量の増大が殆ど起こらない経路については、必要最小限の電力にて通信の確保が可能となる。したがって、従来の通信方式と比較して、信頼性の高い無線マルチホップ通信システムを構築することができる。
図4は、本実施形態に係る無線通信装置の構成を一例として示すブロック図である。図4を参照すると、無線通信装置21は、アンテナ部22、周波数フィルタ部23、スイッチ部24、メモリ回路部25、不揮発性メモリ部26、中央演算処理部(MCU:Main Control Unit)27、受信回路部28、送信回路部29、送受信信号制御部30、外部インタフェース回路部31、冗長経路テーブル32、主経路テーブル33、電源部34及び同期信号生成分配部35を有する。
スイッチ部24は、周波数フィルタ部23と接続する受信回路部28、送信回路部29を切り替える。メモリ回路部25は、送受信データや演算データを一時保管する。不揮発性メモリ部26は、設定データを保持する。
無線通信装置21は、第1の経路テーブルである主経路テーブル33に加えて、第2の経路テーブルである冗長経路テーブル32を持つ。受信回路部28で受信した信号の送信先アドレス7を送受信信号制御部30が解釈し、主経路テーブル33及び冗長経路テーブル32を参照し、次に送信する相手通信装置アドレス4及び5を付加し、送信回路部29から送信する。
無線通信装置21によると、アンテナ部22、周波数フィルタ部23、スイッチ部24、受信回路部28、送信回路部29、送受信信号制御部30、冗長経路テーブル32、主経路テーブル33、同期信号生成分配部35及び電源部34の動作のみで、第1の経路から冗長経路への切替が可能となる。すなわち、通信経路の切替に関し、メモリ回路部25、不揮発性メモリ部26、中央演算処理部27及び外部インタフェース回路部31の動作は必要とされない。したがって、無線通信装置21によると、切替時における消費電力を削減することができる。
なお、ここでは説明を単純化するため、無線マルチホップ通信にかかわるすべての無線通信装置が冗長経路を保持する場合について述べたが、通信システムを構成する一部の無線通信装置のみが冗長経路を保持して本発明の経路切り替え方法を利用し、ほかの通信装置は冗長経路情報を保持しないようにしてもよい。かかる場合においても、十分な冗長経路を確保できる場合もある。
また、本発明を利用するシステムの構成又は利用形態に応じて、本発明の経路切替方法及び無線通信装置を、通信システムの一部についてのみ用いるようにしてもよい。
本発明は、広域モニタリングシステムなどのユビキタス無線ネットワーク用途に適した、高信頼高品質であり、低電力低コストな無線通信ネットワークシステムを提供するものであり、本発明による無線通信方式、無線通信システム、通信装置を用いた無線通信システムの活用例として、監視カメラネットワークを用いた安全確保システム、高速映像配信システム、入退場検査システムや自動検針、物流管理、医療現場での患者管理など、広範囲に使用される無線通信システム応用が挙げられる。
なお、上記の特許文献及び非特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
1 プリアンブルシークエンス部
2 スタート・オブ・フレーム・ディリミタ部
3 識別子
4〜8 アドレス部
9 制御コード部
10 通信データの細分化数や制御コードを示す部分
11〜13 コード部
14、16 誤り検出フラグ部
15 MACプロトコルデータユニット(MAC Protocol Data Unit)
21、D0〜D17 無線通信装置
22 アンテナ部
23 周波数フィルタ部
24 スイッチ部
25 メモリ回路部
26 不揮発性メモリ部
27 中央演算処理部(MCU)
28 受信回路部
29 送信回路部
30 送受信信号制御部
31 外部インタフェース回路部
32 冗長経路テーブル
33 主経路テーブル
34 電源部
35 同期信号生成分配部
D0〜D17 無線通信装置

Claims (9)

  1. 第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信することを特徴とする、請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記送信先の無線通信装置に対する通信パケットは、前記第1の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置のアドレスと、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置のアドレスとを含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線通信装置。
  4. 前記第1の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置の識別子を格納した第1の経路テーブルと、
    前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信を行う場合における次転送先の無線通信装置の識別子を格納した第2の経路テーブルとを、さらに備えていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の無線通信装置を備えていることを特徴とする無線通信システム。
  6. 無線通信装置が、第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する工程と、
    前記データ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する工程とを含むことを特徴とする無線通信方法。
  7. 前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する工程を、さらに含むことを特徴とする、請求項6に記載の無線通信方法。
  8. 第1の経路を経由した無線マルチホップ通信により送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する処理と、
    前記データ信号を送信する際、第2の経路を経由した無線マルチホップ通信による該送信先の無線通信装置との通信が可能であるか否かを判定するための信号を、該第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により該送信先の無線通信装置に送信する処理とを、コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  9. 前記第1の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信による通信が不能となった場合において、前記第2の経路を経由した前記送信先の無線通信装置との無線マルチホップ通信によるが可能であるときには、前記第2の経路を経由した無線マルチホップ通信により前記送信先の無線通信装置にデータ信号を送信する処理を、さらにコンピュータに実行させることを特徴とする、請求項8に記載のプログラム。
JP2010005126A 2010-01-13 2010-01-13 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5854450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005126A JP5854450B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010005126A JP5854450B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011146866A true JP2011146866A (ja) 2011-07-28
JP5854450B2 JP5854450B2 (ja) 2016-02-09

Family

ID=44461343

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010005126A Expired - Fee Related JP5854450B2 (ja) 2010-01-13 2010-01-13 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5854450B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102958158B (zh) * 2011-08-24 2017-06-06 Lg电子株式会社 更新无线通信系统中的m2m设备的信息的装置及其方法
US9814052B2 (en) 2013-02-14 2017-11-07 Mitsubishi Electric Corporation Data distribution system, distribution device, terminal device, and data distribution method providing enhanced communication efficiency

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001237875A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケットの中継経路構築方法
JP2008506292A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 通信ネットワークにおけるデータ伝送
JP2009544209A (ja) * 2006-07-14 2009-12-10 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ルート発見プロシージャのための拡張ルート要求メッセージの発生方法および拡張ルート応答メッセージの発生方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001237875A (ja) * 2000-02-21 2001-08-31 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線パケットの中継経路構築方法
JP2008506292A (ja) * 2004-07-09 2008-02-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 通信ネットワークにおけるデータ伝送
JP2009544209A (ja) * 2006-07-14 2009-12-10 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ルート発見プロシージャのための拡張ルート要求メッセージの発生方法および拡張ルート応答メッセージの発生方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
JPN6013033822; 岩田 元、松尾 啓志: '確率的ルーティングアルゴリズムARHを用いた無線LAN環境におけるストリーミング配信実験' 情報処理学会研究報告. MBL, [モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会研究報告] 2006(50), 20060518, p.91-96, 一般社団法人情報処理学会 *
JPN6013033823; 岩田 元、松尾 啓志: '確率的ルーティングアルゴリズムARHのMANETへの適応手法' 情報処理学会研究報告. MBL, [モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会研究報告] 2007(98), 20070927, p.105-112, 一般社団法人情報処理学会 *
JPN6013033824; 岩田 元、斉藤 彰一、松尾 啓志: 'MANET環境に適した確率的ルーティングアルゴリズムの提案とVoIPを用いた評価' 情報処理学会研究報告. MBL, [モバイルコンピューティングとユビキタス通信研究会研究報告] 2008(18), 20080227, p.223-230, 一般社団法人情報処理学会 *

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102958158B (zh) * 2011-08-24 2017-06-06 Lg电子株式会社 更新无线通信系统中的m2m设备的信息的装置及其方法
US9814052B2 (en) 2013-02-14 2017-11-07 Mitsubishi Electric Corporation Data distribution system, distribution device, terminal device, and data distribution method providing enhanced communication efficiency

Also Published As

Publication number Publication date
JP5854450B2 (ja) 2016-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2781074B1 (en) Communication protocol for energy-harvesting devices
CN103119887B (zh) 用于对无线网络中的数据分组传输进行调度的设备和方法
EP2460385B1 (en) Low latency mesh network
CA2772290C (en) Address stripping in a meter reading wireless mesh network and associated system
KR101292861B1 (ko) 미터 리딩 무선 메쉬 네트워크로의 새로운 노드의 등록 및 연관된 시스템
JP2008301268A (ja) 通信ルートの探索方法およびそれを用いる通信端末
JP2013503589A (ja) メータ検針無線メッシュネットワーク内のノードのネットワークアドレスフィールド及び関連するシステム
JP5897699B2 (ja) 端末、経路生成方法および経路生成プログラム
JPWO2019240220A1 (ja) 無線センサシステム、無線端末装置、通信制御方法および通信制御プログラム
JP5868551B2 (ja) 無線通信システム及び無線通信方法
US10257763B2 (en) Routing protocol for advanced metering infrastructure system
JP5854450B2 (ja) 無線通信システム、無線通信装置、無線通信方法及びプログラム
JP5853227B2 (ja) マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、および通信端末
Skulic et al. Application of network coding in wireless sensor networks for bridge monitoring
JP5870285B2 (ja) マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、および通信端末
JP5870286B2 (ja) マルチホップ通信方法、マルチホップ通信システム、および通信端末
Ali et al. Evaluation of routing protocols of wireless ad hoc for SCADA systems using OPNET simulator
JP2014207574A (ja) マルチホップ通信システム、および通信端末
JP6252813B2 (ja) 通信装置及び通信システム
JP7365622B1 (ja) 無線通信システム及び無線親機
JP2017121027A (ja) 通信システム、通信ユニット、及び通信方法
JP3804348B2 (ja) 無線通信ネットワークシステム
Marandi et al. Optimization of bloom filter parameters for practical bloom filter based epidemic forwarding in DTNs
Fadhel Evaluation of Routing Protocols of Wireless Ad Hoc for SCADA Systems Using OPNET Simulator
Wong et al. A localized broadcast scheme for minimizing power consumption in wireless mobile ad hoc networks.

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20121206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140819

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141119

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141128

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151019

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5854450

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees