JP5868551B2 - 無線通信システム及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の場所に設置されたそれぞれのセンサからの情報を収集する無線通信システム及び無線通信方法に関する。
従来の無線通信システムは、アクセスポイントと複数の端末とを備える。アクセスポイントは、互いに送受信することができる端末同士をグループ化して、それぞれのグループ内で隠れ端末を存在させないようにするため、複数のグループを作成する。例えば、複数の端末をグループAとグループBとにグループ化する。そして、アクセスポイントは、グループ毎に通信区間と待機区間とを割り当てて、それぞれのグループ毎に端末との通信を行う。
グループAとグループBとの通信を切替える方法としては、RTS/CTSパケットを用いる。グループAに属するいずれかの端末は、グループAに対する送信許可を求めるため、アクセスポイントに対してRTSパケットを送信する。アクセスポイントは、グループAに対する送信許可としてCTSパケットを返信する。グループAに属する端末は、受信したCTSパケットから、グループAの通信区間であると判断する。グループAに属する端末は、通信区間であると判断した場合、CSMA/CA方式に従って、通信区間が終了するまでアクセスポイントとの間でデータ通信を行う。
WO2005/067213(例えば、段落0020、0023、0024、0033、0034及び図4)
従来の無線通信システムにおいて、互いに送信した電波を受信することができない端末同士が、同時に送受信を行うことで干渉を起こす場合がある。このような問題を、隠れ端末問題という。特許文献1では、隠れ端末同士を別のグループに分離する目的でグループ分けが行われる。このため、グループ内の端末数に隔たりができる可能性がある。すなわち、特許文献1では、グループ内の端末数の疎密により、全体の通信効率が低下するといった課題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、アクセスポイントが端末(以下の説明においてノードという。)からの情報収集を効率的に行うことを目的とする。
この発明に係る無線通信システムは、機器のデータを収集する複数のノードと、複数のノードから前記データを収集するアクセスポイントとを備える。アクセスポイントは、各ノードにおける近隣ノードが発信する近隣ノード受信電力情報に基づいて、複数のノードを、互いに送信した電波を受信することができるノードからなり、かつ、輻輳を回避するためのアクセス方式による無線の干渉回避が効率的に動作する数以下のノードからなる複数のグループにグループ分けをする。アクセスポイントは、複数のノードに対して各々のノード自身が所属するグループに係る情報を通知する。アクセスポイントは、グループ毎に送信権を与えるポーリングパケットを送信する。複数のノードは、受信したポーリングパケットから自身が所属するグループに対して送信権が与えられたことを判断した場合、前記アクセス方式により当該グループ内の他のノードとの干渉を回避しつつ、アクセスポイントにデータをパケットとして送信する。
本発明によれば、上記のような構成により、ノードからの情報収集を効率的に行うことができる。
実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係るAPのハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1に係るノードのハードウェア構成を示す図である。 実施の形態1に係るノード群を構築する通信フェーズを示す図である。 実施の形態1に係るノード群を生成する前の状態を示す図である。 実施の形態1に係るノード群生成条件により暫定的に生成したノード群を示す図である。 実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。 実施の形態1に係る群ポーリングパケットのフィールド構成を示す図である。 実施の形態1に係る群ポーリングパケットによるノードからの情報収集の通常通信シーケンスを示す図である。 実施の形態2に係るAPとノード間での通信に失敗した場合の通信シーケンスを示す図である。 実施の形態3に係るAPとノード間での通信に失敗し、かつ、通信に失敗したノードに複数回送信をさせる帯域がない場合の通信シーケンスを示す図である。
実施の形態1
以下に、実施の形態1に係る無線通信システムを図面に基づいて詳細に説明する。本実施の形態1により、この発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1に係る無線通信システムは、1つのアクセスポイント(以下の説明においてAP1という。)と複数のノード2により構成されている。実施の形態1において、複数のノード2は、任意の数のノード2から構成されている。各ノード2は、それぞれセンサ情報を持つ。センサ情報とは、例えばノード2が電力計の場合、ノード2が設置された機器について測定した消費電力のことである。例えばノード2が温度計の場合、ノード2が設置された機器について測定した温度のことである。例えばノード2が流量計の場合、ノード2が設置された機器について測定した流量のことである。AP1は、各ノード2の持つセンサ情報を収集する。また、これら複数のノード2は、メッシュ構成(ノード2が相互に通信を行う、網の目(メッシュ)状のネットワーク構成)からなるメッシュネットワークを形成する。なお、本発明のセンサがノード2に相当し、情報収集装置がAP1に相当する。
図1に示すように、各ノード2は、複数のノード2で構成されるグループ(以下の説明においてノード群20という。)に分けられている。なお、実施の形態1において、ノード群20とは、ノード群20A、20B、20C、20Dのことをいう。また、実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、複数のノード2を各ノード群20A、20B、20C、20Dに分けるためのノード群生成条件は後述する。
本実施の形態1では、後述のパケットの「宛先」指定は、使用するネットワーク層のプロトコル(例えば、Internet Protocol)での「宛先」を指している。ネットワーク層とは、OSI参照モデルにおける7階層のうち、第3層のことを表している。さらに、本実施の形態1では、図1に示すノード群20Aを構成する複数のノード2と、ノード群20Bを構成する複数のノード2とは、AP1と直接パケットの送受を行うものとする。ノード群20Cを構成する複数のノード2と、ノード群20Dを構成する複数のノード2は、マルチホップ転送によりAP1とパケットの送受を行うものとする。本実施の形態1において、マルチホップ転送されるパケットは、後述する無線通信システムのルーティング経路に基づいて、各ノード2によりマルチホップ転送される。
次に、実施の形態1に係る原理を説明する。工場やプラントなどにおいて、ノード2は、工場内に設置された工作機械の周辺などに、広い範囲で大量に設置される。そして、これらのノード2が工作機械の動作状況などの情報を周期的に収集する。工場内の工作機械が多数設置されている場合などは、ノード2を工作機械の台数に応じて増やすことになる。そのため、無線通信システムは大規模なネットワークとなる。一例として、工場内の最大需要電力(以下の説明においてデマンドという。)が、電力会社との契約電力値を超えないようにするため、工作機械などの負荷設備の動作を制御する場合を説明する。この例において、形成されたネットワークの各ノード2は、工作機械などの負荷設備の消費電力の情報を収集する。
上述の例の場合、AP1は、特小無線などの狭帯域無線を使用して、工作機械などの負荷設備の消費電力の情報を、各ノード2から収集する。なお、複数のノード2は、例えばメッシュネットワークを形成する。
各ノード2とAP1との通信を制御する方式としては、ポーリング通信制御方式がある。ポーリング通信制御方式において、AP1は、直接通信可能な各ノード2に対して、ノード2毎にデータ送信要求パケット(以下の説明においてポーリングパケットという。)を送信する。AP1からポーリングパケットを受信した各ノード2は、ポーリングパケットに従って、収集した機器の消費電力などのセンサ情報をAP1に送信する。大規模工場などに多数のノード2が設置されている場合、多数のノード2からAP1への通信の競合(輻輳)を回避するために、ポーリング通信制御方式が利用される。
しかし、AP1が多数のノード2から情報を収集する場合、ポーリング通信制御方式においては、AP1が、工作機械などの負荷設備の消費電力の情報を、各ノード2から収集するため、大量のポーリングパケットを多数のノード2に送信する必要がある。また、AP1が、特小無線などの狭帯域無線を使用して、工作機械などの負荷設備の消費電力の情報を、各ノード2から収集する場合、各ノード2からの通信の競合による影響だけでなく、大量のポーリングパケットにより狭帯域無線の帯域が圧迫されることになる。
これに対し、上述した特許文献1の無線通信システムでは、複数のノード2同士をグループ化し、AP1が、1つのCTSパケット(このCTSパケットはポーリングパケットに相当する)を、複数のノード2に対して送信する。このポーリングパケットは、特定のグループに属するノード2に対してのみ、送信権を付与するものである。このような構成とすれば、結果的にAP1が送信するポーリングパケット数を減らすことができ、ポーリングパケットによる帯域の圧迫を抑制できる。
しかし、互いに送信した電波を受信することができるノード同士をグループ化するという条件のみでノード群20に分けた場合、ノード群20を構成するノード2の数について、各ノード群20間で隔たりができる可能性がある。すなわち、ノード群20毎のノード2の数の疎密により、全体の通信効率が低下してしまう。
次に、実施の形態1に係るAP1及びノード2のハードウェア構成を説明する。ここでは、ノード群20の構築に係るハードウェア構成および動作について、図2、図3および図4を参照して説明する。
図2及び図4は、本発明の実施の形態1に係るAP1のハードウェア構成及び動作を示す図である。図2において、ノード間受信電力格納ユニット11は、各ノード2から収集した近隣ノード受信電力情報を格納する。近隣ノード受信電力情報とは、各ノード2における、近隣の他のノード2が発信する電波の受信電力情報である。
図2において、ノード群情報生成ユニット12は、ノード間受信電力格納ユニット11に格納された近隣ノード受信電力情報を基に、第1のノード群生成条件、第2のノード群生成条件により、複数のノード2を各ノード群20A、20B、20C、20Dに分け、ノード群20を生成する。このノード群生成条件は、後述にて詳細に説明する。またノード群情報生成ユニット12は、各ノード群20A、20B、20C、20Dについて、後述の群ポーリングパケット同報ノードを選択する。
図2において、ノード群情報格納ユニット13は、ノード群情報生成ユニット12が生成したノード群20A、20B、20C、20Dについてのノード群情報を格納する。ノード群情報については、後述にて説明する。
図2において、送信パケット生成ユニット14は、図4に示す近隣ノード受信電力情報要求パケット321を生成する。近隣ノード受信電力情報要求パケット321とは、AP1が、近隣ノード受信電力情報の送信を各ノード2に要求するパケットである。
また送信パケット生成ユニット14は、図4に示す群ID通知パケット331を生成する。群ID通知パケット331は、所属群情報を各ノード2に通知するパケットである。所属群情報とは、「群ID」と後述の「送信方式制御ビットマップフィールド42の参照位置」のことである。群IDとは、ノード群20を識別する識別子のことである。
図2において、無線送信ユニット15は、送信パケット生成ユニット14が生成した近隣ノード受信電力情報要求パケット321または群ID通知パケット331を送信する。
図2において、無線受信ユニット16は、受信したパケットを受信パケット処理ユニット17に送る。受信パケット処理ユニット17は、図4に示す近隣ノード受信電力情報応答パケット322をノード2から受信した場合、その情報をノード間受信電力格納ユニット11に格納する。
図3および図4は、本発明の実施の形態1に係るノード2のハードウェア構成および動作を示す図である。図3において、送信データ格納ユニット21は、AP1に送信するデータを送信データとして格納する。
図3において、近隣ノード受信電力情報格納ユニット22は、近隣の他のノード2が発信する電波の受信電力の情報、すなわち、近隣ノード受信電力情報を格納する。
図3において、送信パケット生成ユニット23は、近隣ノード受信電力情報格納ユニット22の情報を基に、図4に示す近隣ノード受信電力情報応答パケット322を生成する。
図3において、通信パラメータ格納ユニット24は、後述の通信パラメータを格納する。無線送信ユニット25は、送信パケット生成ユニット23が生成した近隣ノード受信電力情報応答パケット322を送信する。パケットを送信する際、無線送信ユニット25は、通信パラメータ格納ユニット24の通信パラメータを基に、パケットの送信制御(CSMA/CA制御等)を行う。
図3において、無線受信ユニット26は、受信したパケットを受信パケット処理ユニット27に送る。受信パケット処理ユニット27は、図4に示す近隣ノード受信電力情報要求パケット321をAP1から受信した場合、近隣ノード受信電力要求を送信パケット生成ユニット23に通知する。また受信パケット処理ユニット27は、図4に示す群ID通知パケット331をAP1から受信した場合、通知された所属群情報を群情報格納ユニット28に格納する。
図3において、群情報格納ユニット28は、受信パケット処理ユニット27から通知された所属群情報を格納する。
次に、ノード群20を構築する手順について、図3、図4、図5、図6及び図7を参照して説明する。図4は、実施の形態1に係るノード群20を構築するためのノード群構築フェーズ3を示す図である。図4に示すように、ノード群構築フェーズ3は、ネットワークトポロジ生成フェーズ31、近隣ノード受信電力情報収集フェーズ32、群ID通知フェーズ33から構成される。
図4において、ネットワークトポロジ生成フェーズ31は、既存のルーティングプロトコルによりAP1と全ノード2のネットワークトポロジを生成するフェーズである。ネットワークトポロジ生成フェーズ31において、全てのノード2は、互いにパケットの送受信を行う。パケットを送受信するにあたり、ルーティングプロトコルは、既存の無線通信システム用のプロトコルとしてRIPまたはAODV等の方式を使用する。このようにして、ネットワークのルーティング経路が構築され、ネットワークトポロジが生成される。
このとき、各ノード2は、図3に示すように、全ての受信したパケットに係るノードIDと受信電力を、近隣ノード受信電力情報格納ユニット22に格納する。ノードIDは、各ノード2を識別する識別子のことであり、ノード2がパケットを送信する際に当該パケットに付与される。図4において、各ノード2は、受信したパケットに係るノードIDと受信電力から、当該パケットの送信主のノード2に係る近隣ノード受信電力情報を取得する。すなわち、ネットワークトポロジ生成フェーズ31において、各ノード2は、近隣ノード受信電力情報を収集し、近隣ノード受信電力情報格納ユニット22に格納する。
図4に示すように、近隣ノード受信電力情報収集フェーズ32において、AP1は、全ノード2に対して近隣ノード受信電力情報要求パケット321を送信する。これに対し、各ノード2は、近隣ノード受信電力情報応答パケット322をAP1に送信する。AP1は、各ノード2から近隣ノード受信電力情報応答パケット322を受信することにより、全ノード2が持つ近隣ノード受信電力情報を収集する。
図4において、群ID通知フェーズ33では、AP1のノード群情報生成ユニット12が、ノード群20A、20B、20C、20Dを生成する。ノード群情報生成ユニット12は、収集した近隣ノード受信電力情報を基に、ノード群生成条件に基づいてノード群20A、20B、20C、20Dを生成する。
ノード群生成条件について、図5、図6を参照して具体的に説明する。図5は、ノード群20を生成する前の状態を示す図である。図5に示す状態において、ノード2は、まだノード群20毎に分けられていない。ノード群情報生成ユニット12は、近隣ノード受信電力情報に基づき、ノード2同士が互いに送信した電波を受信できるか否かを判断する。図5において、点線は、ノード2同士が互いに送信した電波を受信できる範囲を示す。つまり、ノード2は、図5の同じ点線内に位置する各ノード2と、直接通信を行うことができる。
第1のステップとして、AP1は上記の判断結果から、暫定的に各ノード群20を生成する。図6は、第1のステップにおいて生成した暫定的なノード群20を示す図である。AP1は、例えば、図6-(a)、図6-(b)、または図6-(c)のような分け方により、複数のノード2を、ノード群20毎に分ける。図5、図6に示すように、図6-(a)、図6-(b)、図6-(c)のいずれの分け方においても、各ノード群20内のノード2同士は、互いに送信した電波を受信することができる。
次に第2のステップとして、AP1は、上記暫定的に生成した各ノード群20につき、さらに、Listen Before Talk(以下の説明においては、CSMA/CAとする)が効率的に動作する数以下にノード数を制限することにより、最終的に各ノード群20を決定する。図6-(a)において、ノード群20A(a)、20B(a)、20C(a)、20D(a)内の各ノード2は、CSMA/CA通信を行うことにより、自身が所属するノード群20内の他のノード2との輻輳の回避を効率的に行うことができる。
図6-(b)において、ノード群20A(b)は、ノード群20A(b)に所属するノード2の数が多い。このため、ノード群20A(b)内のノード2は、CSMA/CA通信を効率的に行うことができない。ノード群20B(b)、20C(b)内のノード2は、CSMA/CA通信を行うことにより、自身が所属するノード群20B(b)、20C(b)内の他のノード2との輻輳の回避を効率的に行うことができる。
図6-(c)において、ノード群20A(c)は、ノード群20A(c)に所属するノード2の数が多い。このため、ノード群20A(c)内のノード2は、CSMA/CA通信を効率的に行うことができない。ノード群20B(c)、20C(c)、20D(c)内のノード2は、CSMA/CA通信を行うことにより、自身が所属するノード群20B(c)、20C(c)、20D(c)内の他のノード2との輻輳の回避を効率的に行うことができる。
このため、AP1は、上記暫定的に生成した各ノード群20の分け方のうち、図6-(a)に示す分け方を選択する。
このようにして、ノード群情報生成ユニット12は、全ノード2について図1に示すようなCSMA/CA通信を効率的に行えるノード群20A、20B、20C、20Dを生成する。
以上のように、実施の形態1において、上述のノード群生成条件は、次のとおりである。第1のノード群生成条件は、AP1が、互いに直接送信した電波を直接受信することができる複数のノード2からなるノード群20を生成する。第2のノード群生成条件は、各ノード群20において、輻輳を回避するためのアクセス方式であるCSMA/CAによる無線の干渉回避が効率的に動作する数以下にノード2の数を制限する。第1のノード群生成条件と、第2のノード群生成条件とに従い、制限されたノード数からなるノード群20A、20B、20C、20Dを生成する。つまり、AP1は、複数のノード2を、上記の第1のノード群生成条件、第2のノード群生成条件に従い、各ノード群20A、20B、20C、20Dに分ける。
なお、上記の第2のステップにおいて、ノード群20に所属するノード2の数が多い場合でも、当該ノード群20内のノード2同士は、互いに送信した電波を受信することができるならば、CSMA/CA通信により輻輳を回避することができる。しかし、ノード群20内のノード2の数が多い場合、当該ノード群20内の各ノード2は、CSMA/CA通信を効率的に行うことができない。この場合、当該ノード群20内の各ノード2は、通信の輻輳を回避するために時間を要してしまう。このため、AP1は、無線通信システムにおける各ノード2から効率的に情報収集を行うことができない。よって、上記の第2のステップにおいて、AP1は、CSMA/CAによる輻輳の回避を効率的に行うことができる数以下にノード群20内のノード2の数を制限する。
ノード群20A、20B、20C、20Dの生成後、AP1は、ノード群20A、20B、20C、20D毎に送信権を与える群ポーリングパケット4を送信する。また各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4に従って、AP1と通信を行う。なお、群ポーリングパケットは図8に示すとおりである。
群ポーリングパケット4とは、AP1が、各ノード群20A、20B、20C、20Dに送信権を与えるために送信するポーリングパケットのことである。群ポーリングパケット4は、送信権を与える特定のノード群20に係る群IDを有している。
図7において、ノード群生成条件に基づいてノード群20A、20B、20C、20Dを生成した後、ノード群情報生成ユニット12は、各ノード群20のそれぞれについて、群ポーリングパケット同報ノードを選択する。
群ポーリングパケット同報ノードとは、AP1から受信した群ポーリングパケット4を、ノード群20内の他のノード2に同報するノード2のことである。ノード群情報生成ユニット12は、各ノード群20A、20B、20C、20Dにおいて、近隣ノード受信電力の最低値が最も高いノード2またはAP1を、群ポーリングパケット同報ノードとして選択する。つまり、ノード群情報生成ユニット12は、各ノード群20A、20B、20C、20Dにおいて、各ノード2の内、近接するノード2間での通信状態が最適なノード2またはAP1を、群ポーリングパケット同報ノードとして選択する。
群ポーリングパケット同報ノードの選択について、以下においてさらに詳細に説明する。図7は、図1の無線通信システムの構成をさらに詳細に説明するための図である。図7において、点線は、AP1が直接通信できるノード2の範囲を示す。つまり、AP1は、図7の点線内に位置する各ノード2と、直接通信を行うことができる。
図7において、生成されたノード群20には、3つの種類がある。すなわち、(1)AP1と直接通信できるノード2のみからなるノード群20A、20B、(2)AP1と直接通信できるノード2Aと直接通信できないノード2Bとを含むノード群20C、(3)AP1と直接通信できないノード2のみからなるノード群20D、の3つである。
図7において、ノード群20A及びノード群20Bは、(1)AP1が直接通信可能なノード2のみからなるノード群20である。このため、本実施の形態1において、AP1自身がノード群20A及びノード群20Bの群ポーリングパケット同報ノードとなる。
図7において、ノード群20Cは、(2)AP1が直接通信可能なノード2Aと直接通信できないノード2Bとを含むノード群20である。またノード群20Dは、(3)AP1と直接通信出来ないノード2のみからなるノード群20である。このため、ノード群20C及びノード群20Dにおいては、当該ノード群20に所属するノード2の中から、群ポーリングパケット同報ノードを選択する。本実施の形態1において、図7に示すノード2Xが、ノード群20Cに所属するノード2のうち、近隣ノード受信電力の最低値が最も高いノード2である。また、図7に示すノード2Yが、ノード群20Dに所属するノード2のうち、近隣ノード受信電力の最低値が最も高いノード2である。よって、ノード群情報生成ユニット12は、図7に示す各ノード2X、2Yを、ノード群20C及びノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードとして選択する。
図3および図4において、群ポーリングパケット同報ノードの選択後、AP1は、群ID通知パケット331を使用して、各ノード2に対し、自身が所属するノード群20に係る群IDを通知する。各ノード2は、群ID通知パケット331を受信すると、自身が所属するノード群20の群IDを、群情報格納ユニット28に格納する。
以上のような手順により、実施の形態1に係る無線通信システムは、無線通信システムに係るノード群20を構築する。上記ノード群構築フェーズ3は、無線通信システムの初期化時のほか、ノード2の追加、削除があった際に実行される。
次に、AP1が送信する群ポーリングパケット4について、図8を参照して説明する。実施の形態1に係る無線通信システムにおいて、各ノード2は、AP1が送信する群ポーリングパケット4に従って通信を行う。図8は、AP1の送信パケット生成ユニット14が生成する群ポーリングパケット4の、フィールド構成を示す図である。
図8において、群IDフィールド41は、ポーリング対象のノード群20を示すフィールドである。ノード2は、AP1から群ポーリングパケット4を受信した場合、群IDフィールド41に示された群IDが、自身が所属するノード群20の群IDと一致するか否かを判断する。一致する場合、ノード2は、受信した群ポーリングパケット4が、自身が所属するノード群20宛ての群ポーリングパケット4であると判断する。これにより、ノード2は、自身が所属するノード群20に対し、送信権が与えられたと判断する。
図8において、送信方式制御ビットマップフィールド42は、該当ノード群20に所属する各ノード2の送信方式を制御するフィールドである。送信方式制御ビットマップフィールド42は、該当ノード群20を構成するノード2毎の制御ビットマップ421から構成される。各制御ビットマップ421は、該当ノード2の送信方式を示す。各ノード2は、自身に係る制御ビットマップ421に示されている送信方式に従い、データを送信する。なお、各制御ビットマップ421は、該当ノード2の送信方式ビットマットフィールド42の参照位置という。
本実施の形態1の送信方式は、ノード2からAP1への送信回数を1回とする。なお、本実施の形態1の説明において、変調方式、復調方式は特定されるものでなく、いかなる変調方式、復調方式でもよい。
図8において、ポーリング周期フィールド43は、該当ノード群20の情報収集周期(以下の説明において「ポーリング周期」という。)を示すフィールドである。ポーリング周期とは、AP1が群ポーリングパケット4を送信する周期のことであり、ノード群20A、20B、20C、20D毎に定められている。つまり、ポーリング周期フィールド43には、送信権を与えるノード群20に係るポーリング周期が示されている。ポーリング周期フィールド43に示されているポーリング周期は、後述のAP1のポーリング周期格納ユニット18に格納された該当ノード群20のポーリング周期と同じである。
図8において、CSMA/CA通信パラメータフィールド44は、該当ノード群20内のノード2が使用するCSMA/CAの通信パラメータを示すフィールドである。AP1は、ノード群20のノード数、使用する無線帯域幅などを考慮して、CSMA/CA通信パラメータを最適なパラメータにセットする。CSMA/CA通信パラメータフィールド44は、各ノード群20を構成するノード2の追加・削除等、その他ノード2の数が変わるなどの場合、送信されるフィールドである。
次に、図2、図3、図7および図8において、AP1がノード2から情報収集をする際に使用するハードウェアの構成について、説明する。なお、AP1及びノード2における各ユニットは、以下に説明する構成、機能に加え、前述のノード群20の構築に係る構成、機能をも備えている。
図2および図8において、ノード群情報生成ユニット12は、群IDと、送信方式制御ビットマップフィールド42におけるノード2毎の制御ビットマップ421と、ノード群20のノード数に応じた最適なCSMA/CA通信パラメータと、を生成する。
図2および図8において、ノード群情報格納ユニット13は、ノード群情報生成ユニット12が生成したノード群情報である(1)群ID、(2)各ノード群20の構成ノード2、(3)ノード2毎の制御ビットマップ421、(4)各ノード群20のCSMA/CA通信パラメータ、(5)各ノード群20の群ポーリングパケット同報ノードの情報を格納する。
図2および図8において、ポーリング周期格納ユニット18は、ノード群20毎のポーリング周期を格納する。送信パケット生成ユニット14は、ポーリング周期格納ユニット18に格納された周期に従い、各ノード群20に対する群ポーリングパケット4を生成する。
なお、図2および図7において、送信パケット生成ユニット14は、AP1と直接通信できるノード2のみからなるノード群20A、20Bに対して送信権を与える場合、宛先を同報とする群ポーリングパケット4を生成する。AP1と直接通信できないノード2を含むノード群20C、20Dに送信権を与える場合、送信パケット生成ユニット14は、該当ノード群20C、20Dの群ポーリングパケット同報ノードであるノード2X、2Yを宛先とする群ポーリングパケット4を生成する。
図2および図8において、無線送信ユニット15は、送信パケット生成ユニット14が生成した群ポーリングパケット4をノード2に送信する。
図2において、データ収集履歴格納ユニット19は、過去数回分の各ノード2からのデータ収集履歴を保持する。このデータ収集履歴は、各ノード2から送信されるデータの受信の成否に係る情報を含んでいる。
図2において、AP1の受信パケット処理ユニット17は、ノード2から受信したパケットがデータ送信パケットである場合、データ収集履歴格納ユニット19の情報を更新する。
図3および図8において、受信パケット処理ユニット27は、自身を宛先とする群ポーリングパケット4を受信した場合、群ポーリングパケット同報要求を送信パケット生成ユニット23に通知する。その後、受信パケット処理ユニット27は、群ポーリングパケット4内のCSMA/CA通信パラメータ、ポーリング周期及び自身に係る制御ビットマップ421を、通信パラメータ格納ユニット24に格納する。その後、受信パケット処理ユニット27は、データ送信要求を送信パケット生成ユニット23に通知する。
図3および図8において、受信パケット処理ユニット27は、宛先が同報であって、かつ、自身が所属するノード群20に対する群ポーリングパケット4を受信した場合、群ポーリングパケット4内のCSMA/CA通信パラメータ、ポーリング周期及び自身に係る制御ビットマップ421を、通信パラメータ格納ユニット24に格納する。それから、受信パケット処理ユニット27は、データ送信要求を送信パケット生成ユニット23に通知する。
図3および図8において、送信パケット生成ユニット23は、受信パケット処理ユニット27からの通知が群ポーリングパケット同報要求である場合、受信した群ポーリングパケット4の宛先を同報に書き換えたパケットを生成する。また、送信パケット生成ユニット23は、受信パケット処理ユニット27からの通知がデータ送信要求である場合、送信データ格納ユニット21から送信データを取得し、データ送信パケットを生成する。
図3および図8において、無線送信ユニット25は、群ポーリングパケット4の宛先を同報に書き換えたパケットまたはデータ送信パケットを送信する。パケットを送信する際、無線送信ユニット25は、通信パラメータ格納ユニット24の通信パラメータを使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。
次に、実施の形態1に係る無線通信システムの動作を、図7、図8及び図9を参照して説明する。図9は、本発明の実施の形態1に係る、群ポーリングパケット4によるノード2からの情報収集の通常通信シーケンスを示す図である。
図9において、AP1は、まずノード群20Aに対して送信権を与える。図7および図8において、AP1は、ノード群20Aのノード数に応じた最適なCSMA/CA通信パラメータを生成する。AP1は、ノード群20Aに所属するノード2毎に制御ビットマップ421を生成する。そしてAP1は、ノード群20Aに対する群ポーリングパケット4を生成する。この群ポーリングパケット4は、上記のCSMA/CA通信パラメータを持つCSMA/CA通信パラメータフィールド44、及びノード2毎の制御ビットマップ421を持つ送信方式制御ビットマップフィールド42を有している。また、AP1は、ノード群20Aの群ポーリングパケット同報ノードである。このため、図9に示すように、AP1は、ノード群20Aに対する群ポーリングパケット4を同報する(511)。
図7および図9において、ノード群20Aに所属する各ノード2は、受信パケットの宛先及び群IDから、自身が所属するノード群20Aに対する群ポーリングパケット4を受信したと判断する。各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4における、CSMA/CA通信パラメータフィールド44の情報を使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。各ノード2は、CSMA/CAによるアクセス制御にもとづき、送信の可否を判断する。また、各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4における、送信方式制御ビットマップフィールド42の自身に係る制御ビットマップ421に記載されている送信方式に従い、データ送信パケットをAP1に送信する(512)。
図7および図9において、次に、AP1は、ノード群20Bに対する群ポーリングパケット4を生成する。この群ポーリングパケット4は、ノード群20Bのノード数に応じた最適なCSMA/CA通信パラメータ、及びノード群20Bに所属するノード2毎の制御ビットマップ421を有している。また、AP1は、ノード群20Bの群ポーリングパケット同報ノードである。このため、図9に示すように、AP1は、ノード群20Bに対する群ポーリングパケット4を同報する(521)。
ノード群20Bに所属するノード2は、受信パケットの宛先及び群IDから、自身が所属するノード群20Bに対する群ポーリングパケット4を受信したと判断する。各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4が持つCSMA/CA通信パラメータを使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。また、各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4における自身に係る制御ビットマップ421に記載されている送信方式に従い、データ送信パケットをAP1に送信する(522)。
次に、図9において、AP1は、ノード群20Cに対する群ポーリングパケット4を生成する。図7及び図8において、この群ポーリングパケット4は、ノード群20Cのノード数に応じた最適なCSMA/CA通信パラメータ、及びノード群20Cに所属するノード2毎の制御ビットマップ421を有している。また、ノード群20Cは、AP1が直接通信可能なノード2と直接通信できないノード2とを含むノード群20である。このため図9に示すように、AP1は、ノード群20Cに対する群ポーリングパケット4を、ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノードを宛先として送信する(531)。
ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノードは、AP1と直接通信できないノード2である。よって、AP1が送信した群ポーリングパケット4は、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノードにマルチホップ転送される(532)。ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノードは、自身を宛先とする群ポーリングパケット4を受信した場合、受信した群ポーリングパケット4の宛先を同報に書き換える。ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノードは、宛先を同報に書き換えた群ポーリングパケット4を、ノード群20Cに所属する他のノード2に同報する(533)。
群ポーリングパケット同報ノードを含む、ノード群20Cに所属するノード2は、受信した群ポーリングパケット4が持つCSMA/CA通信パラメータを使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。また、各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4における自身に係る制御ビットマップ421に記載されている送信方式に従い、AP1を宛先としたデータ送信パケットを送信する(534)。データ送信パケットは、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、AP1にマルチホップ転送される(535)。
それから、図9において、AP1は、ノード群20Dに対する群ポーリングパケット4を生成する。図7及び図8において、この群ポーリングパケット4は、ノード群20Dのノード数に応じた最適なCSMA/CA通信パラメータ、及びノード群20Dに所属するノード2毎の制御ビットマップ421を有している。また、ノード群20Dは、AP1と直接通信出来ないノード2のみからなるノード群20Dである。このため図9に示すように、AP1は、ノード群20Dに対する群ポーリングパケット4を、ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードを宛先として送信する(541)。
ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードは、AP1と直接通信できないノード2である。よって、AP1が送信した群ポーリングパケット4は、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードにマルチホップ転送される(542)。ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードは、自身を宛先とする群ポーリングパケット4を受信した場合、受信した群ポーリングパケット4の宛先を同報に書き換える。ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノードは、宛先を同報に書き換えた群ポーリングパケット4を、ノード群20Dに所属する他のノード2に同報する(543)。
群ポーリングパケット同報ノードを含む、ノード群20Dに所属するノード2は、受信した群ポーリングパケット4が持つCSMA/CA通信パラメータを使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。また、各ノード2は、受信した群ポーリングパケット4における自身に係る制御ビットマップ421に記載されている送信方式に従い、AP1を宛先としたデータ送信パケットを送信する(544)。データ送信パケットは、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、AP1にマルチホップ転送される(545)。
なお、各ノード群20内において行うCSMA/CA通信パラメータを使用した通信(512、522、534、544)とマルチホップ転送(532、535、542、545)とで使用する無線の周波数帯は、異なる周波数帯を使用する。これにより、各ノード群20内におけるCSMA/CA通信とマルチホップ転送との干渉を回避できる。
以降、AP1は、ポーリング周期格納ユニット18に格納されたポーリング周期に従い、上記通信シーケンスで、各ノード群20に群ポーリングパケット4を送信し、各ノード群20から周期的にデータを取得する。
このように、AP1は、ノード群20毎に送信権を与えるための群ポーリングパケット4を周期的に送信する。群ポーリングパケット4を受信したノード2は、群IDが上記の予めAP1から送付された群IDと一致する場合、自身が所属するノード群20に対して送信権が与えられことを判断する。各ノード2は、CSMA/CAにより自身が所属するノード群20内の他のノード2との干渉を互いに回避しながら、AP1にデータ送信パケットを送信する。これにより、ポーリングパケットを使用することに伴う処理時間の増加および使用する無線帯域の圧迫を抑制すると共に、大規模な無線通信システム上の全ノード2から効率的に情報収集を行うことができる。
また、AP1は、AP1と直接通信できないノード2を含むノード群20との間で通信を行う場合、群ポーリングパケット同報ノードを宛先とする群ポーリングパケット4を送信する。自身を宛先とする群ポーリングパケット4を受信した群ポーリングパケット同報ノードは、受信した群ポーリングパケット4の宛先を同報に書き換える。また、群ポーリングパケット同報ノードは、宛先を同報に書き換えた群ポーリングパケット4を、自身が所属するノード群20内の他のノード2に同報する。当該ノード群20内のノード2は、AP1にデータ送信パケットを送信する。群ポーリングパケット4及びデータ送信パケットは、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、ノード2により宛先のノード2またはAP1へとマルチホップ転送される。よって、AP1と直接通信できないノード2が存在するような場合でも、無線通信システム上の全ノード2から情報収集を行うことができる。
また、ユーザーが、AP1のポーリング周期格納ユニット18に、ノード群20毎に異なるポーリング周期を登録しても良い。これにより、ノード群20毎に異なる周期でデータを収集することも可能になる。
さらに、ポーリング周期フィールド43は、AP1が該当ノード群20に対して群ポーリングパケット4を送信する周期の情報を含んでいる。各ノード2は、通知された周期の情報を利用して、次の群ポーリングパケット4の送信までの時間を取得する。そして、CSMA/CAによるデータ送信パケットの送信後、各ノード2は、次の群ポーリングパケット4が送信される時間まで待機状態になる。これにより、ノード2の消費電力を抑制することができる。
なお、実施の形態1において、AP1が、AP1と直接通信できないノード2を含むノード群20との間で通信を行う場合、マルチホップ転送によりパケットの送受を行うものとして説明したが、これに限るものではない。すなわち、図7において、ノード群20Cに所属するノード2Aは、AP1と直接通信可能であるため、データ送信パケットをAP1へ直接送信する。また、AP1と直接通信できないノード2Bは、AP1を宛先としたデータ送信パケットを送信する。ノード2Bが送信するこのデータ送信パケットに関しては、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたルーティング経路に従い、AP1にマルチホップ転送されるものとする。このような構成とすることにより、ノード群20Cから効率的に情報収集を行うことができる。
実施の形態2
次に、実施の形態2に係る無線通信システムについて説明する。実施の形態1に記載したように、工場やプラント内の広い範囲に多数のノード2を設置し、大規模な無線通信システムを形成する場合を考える。この場合において、AP1とノード2間での通信は、特小無線などの狭帯域無線を使用して、AP1がノード2から情報を収集する。
なお、本実施の形態2においては、実施の形態1と同様、AP1はノード2が検知した機器の消費電力を収集する。また、この場合、無線通信システムはデマンドが契約電力値を超えないように負荷設備を制御する。
ここで、多数のノード2から周期的に情報を収集するためには、多数のパケットをAP1とノード2間で送受信しなければならない。しかし、狭帯域無線は、利用可能な帯域が小さいため、無線通信システムにおいて、AP1とノード2間での通信に失敗した場合、AP1がノード2に対して再送処理を実施しないことがある。この場合、無線通信システムでは、次周期で収集したノード2からの情報を使って、通信に失敗した情報を補完する方式等が採用されている。
しかし、一般的に、上記の再送処理を行わない無線通信システムは、再送処理を行う無線通信システムと比較すると、同一ノード2からの無線通信が連続して失敗する確率が高くなる。AP1と同一ノード2間での通信が数回連続して失敗した場合、デマンド制御に影響が出る。よって、再送処理を行わない無線通信システムにおいて、AP1と同一ノード2間での通信が連続して失敗する確率を低減させる必要がある。そこで、実施の形態2では、AP1が、群ポーリングパケット4を使用して、各ノード2の送信方式制御を行う。
次に、実施の形態2に係る無線通信システムの動作を、図2、図3、図7、図8及び図10を参照して説明する。実施の形態1と同一または同等の手段に関しては、ここでは説明を省略する。また、本実施の形態2により、この発明が限定されるものではない。
図10は、AP1とノード2間での通信に失敗した場合の通信シーケンスを示す図である。なお、本実施の形態2では、図8に示すように、制御ビットマップ421は2ビットで構成され、AP1が、4種類の送信方式を指定する。ここで、4種類の送信方式とは、図8に示すとおり、(1)「00:送信停止」、(2)「01:1回送信(通常)」、(3)「10:2回送信」、(4)「11:3回送信」をいう。
実施の形態2では、図7に示すとおり、AP1がノード群20Aに所属する各ノード2と通信する場合について説明する。ノード群20Aは、図7および図10に示すように、AP1と直接通信が可能な複数のノード2a〜ノード2nで構成される。また、実施の形態1で説明したとおり、AP1は、ノード群20Aの群ポーリングパケット同報ノードである。このため、図10に示すように、ノード群20Aからの情報収集において、AP1は、ノード2a〜ノード2nに対して、群ポーリングパケット4を同報する(61)。
図3、図7および図10において、ノード群20Aに所属する各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4の宛先及び群IDから、自身が所属するノード群20Aに対する群ポーリングパケット4であると判断する。各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4における、CSMA/CA通信パラメータ、ポーリング周期及び自身に係る制御ビットマップ421の情報を、通信パラメータ格納ユニット24に格納する。なお、ここでの自身に係る制御ビットマップ421の情報とは、図8に示す「01:1回送信(通常)」である。各ノード2a〜ノード2nは、図3に示す通信パラメータ格納ユニット24に格納した情報を使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。また、図10において、各ノード2a〜ノード2nは、データ送信パケットをAP1に送信する。
図2において、AP1は、群ポーリングパケット4の送信後、各ノード2a〜ノード2nから送信されるデータの受信の成否を、データ収集履歴格納ユニット19に保持する。図10に示すように、AP1は、ノード2bからのデータ送信パケットの受信に失敗している(62)。このためAP1は、群ポーリングパケット4におけるノード2bの制御ビットマップ421の情報を、変更する(63)。なお、ここでの変更後におけるノード2bの制御ビットマップ421の情報とは、図8に示す「10:2回送信」である。また、AP1は、ポーリング周期の次周期における群ポーリングパケット4の送信時に、ノード2a〜ノード2nに対し、変更した群ポーリングパケット4を、同一のポーリング周期において2回送信する(以下この説明において「2連送」という)(64)。
ノード群20A内の各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4における、CSMA/CA通信パラメータ、及び自身に係る制御ビットマップ421の情報を使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行い、データ送信パケットをAP1に送信する。
一方、ノード2bは、変更された制御ビットマップ421の情報が指示されている。なお、この変更された制御ビットマップ421の情報とは、図8に示すとおり「10:2回送信」である。このため、ノード2bは、CSMA/CAによるアクセス制御を2回行い、同一のデータ送信パケットを2回送信する(65)。AP1は、ノード群20Aを除くノード群20B、20C、20Dのポーリング周期に影響しない範囲内(以下の説明において「余剰帯域の範囲内」という。)において、複数のノード2a〜ノード2nに対し、送信方式制御を行う。なお、ここでの送信方式制御とは、制御ビットマップ421の変更、および群ポーリングパケット4の2連送をいう。
また、AP1は、ノード2bから、データ送信パケットを2回受信できた場合、次のポーリング周期の群ポーリングパケット4を使って、該当ノード2bの送信方式を変更する。なお、この変更後の送信方式とは、通常送信「01:1回送信(通常)」をいう。また、AP1は、ノード2a〜ノード2nへの群ポーリングパケット4の2連送をやめる。つまり、AP1が、ポーリング周期の前周期において通信に失敗したノード2bから送信パケットを正常に受信できた場合、AP1は、通信シーケンスを通常のシーケンスにもどす。
このように、群ポーリングパケット4を使用して各ノード群20に送信権を与える無線通信システムにおいて、AP1が、群ポーリングパケット4を使用して、複数のノード2に対して送信方式の変更の指示等を行う。前周期でデータ受信に失敗したノード2がある場合、AP1は、余剰帯域を使用して、上記の送信方式制御を行う。よって、再送処理を行わない無線通信システムでも、同一ノード2からの情報収集が連続して失敗する確率を低減することができる。また、他のノード群20のポーリング周期に影響を与えることなく、特定ノード2からのデータ収集が連続して失敗する確率を低減できる。
上記の送信方式制御において、AP1は、前回データ収集に失敗したノード2が所属するノード群20に対して群ポーリングパケット4を2連送する。これにより、当該ノード2が、前周期のポーリング周期においてAP1が送信した群ポーリングパケット4を受信できなかった場合に、当該ノード2からの情報収集の失敗を防ぐことができる。
AP1は、前回データ収集に失敗したノード2の制御ビットマップ421を、図8に示すとおり「10:2回送信」に変更をする。この変更に従い、当該ノード2は、CSMA/CAによるアクセス制御を2回行い、同一のデータ送信パケットを2回送信する。これにより、AP1が、前回の周期において当該ノード2が送信したデータ送信パケットを受信できなかった場合に、当該ノード2からの情報収集の失敗を防ぐことができる。
実施の形態3
次に、実施の形態3に係る無線通信システムを、図2、図3、図7、図8及び図11を参照して説明する。実施の形態1または実施の形態2と同一または同等の手段に関しては、ここでは説明を省略する。また本実施の形態3により、この発明が限定されるものではない。
図11は、AP1とノード2間での通信に失敗し、かつ、通信に失敗したノード2に複数回送信をさせる帯域がない場合の通信シーケンスを示す図である。この場合、通信に失敗したノード2に複数回送信をさせるならば、無線通信システムは、他のノード群20のポーリング周期を守れない。
なお、本実施の形態3では、図8に示すように、制御ビットマップ421は2ビットで構成され、AP1が、4種類の送信方式を指定する。ここで、4種類の送信方式とは、図8に示すとおり、(1)「00:送信停止」、(2)「01:1回送信(通常)」、(3)「10:2回送信」、(4)「11:3回送信」をいう。
実施の形態3では、図7に示すとおり、AP1がノード群20Aに所属する各ノード2と通信する場合について説明する。ノード群20Aは、図7および図11に示すように、AP1と直接通信が可能な複数のノード2a〜ノード2nで構成される。また、実施の形態1で説明したとおり、AP1は、ノード群20Aの群ポーリングパケット同報ノードである。このため、図11に示すように、ノード群20Aからの情報収集において、AP1は、ノード2a〜ノード2nに対して、群ポーリングパケット4を同報する(71)。
図3、図7および図11において、ノード群20Aに所属する各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4の宛先及び群IDから、自身が所属するノード群20Aに対する群ポーリングパケット4であると判断する。各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4における、CSMA/CA通信パラメータ、ポーリング周期及び自身に係る制御ビットマップ421の情報を、通信パラメータ格納ユニット24に格納する。なお、ここでの自身に係る制御ビットマップ421の情報とは、図8に示す「01:1回送信(通常)」である。各ノード2a〜ノード2nは、通信パラメータ格納ユニット24に格納した情報を使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行う。また、図11において、各ノード2a〜ノード2nは、データ送信パケットをAP1に送信する。
図2において、AP1は、群ポーリングパケット4の送信後、各ノード2a〜ノード2nから送信されるデータの受信の成否を、データ収集履歴格納ユニット19に保持する。図11に示すように、AP1は、ノード2bからのデータ送信パケットの受信に失敗している(72)。このためAP1は、群ポーリングパケット4におけるノード2bの制御ビットマップ421の情報を、変更する(73)。なお、ここでの変更後におけるノード2bの制御ビットマップ421の情報とは、図8に示す「10:2回送信」である。また、AP1は、ポーリング周期の次周期における群ポーリングパケット4の送信時に、ノード2a〜ノード2nに対し、変更をした群ポーリングパケット4を2連送する(74)。
さらにAP1は、上記の変更等と同時に、図2に示すAP1内のデータ収集履歴格納ユニット19を参照する。AP1は、ポーリング周期の前周期以前において、ノード2nとの通信に数回連続して成功していると判断する。このためAP1は、群ポーリングパケット4におけるノード2nの制御ビットマップ421の情報を、変更する(75)。なお、ここでの変更後におけるノード2nの制御ビットマップ421の情報とは、図8に示す「00:送信停止」である。これにより、ポーリング周期の次周期において、ノード2nは、送信を一時停止する。よって、ポーリング周期の前周期以前において、AP1とノード2n間の通信に使用していた帯域は、ポーリング周期の次周期において、余剰帯域となる。ノード2bは、ポーリング周期の次周期において、この余剰帯域を使用して、AP1と通信を行うことができる。
ノード群20A内の各ノード2a〜ノード2nは、受信した群ポーリングパケット4における、CSMA/CA通信パラメータ、及び自身に係る制御ビットマップ421の情報を使用して、CSMA/CAによるアクセス制御を行い、データ送信パケットをAP1に送信する。
一方、ノード2bは、変更された制御ビットマップ421の情報が指示されている。なお、この変更された制御ビットマップ421の情報とは、図8に示すとおり「10:2回送信」である。このため、ノード2bは、CSMA/CAによるアクセス制御を2回行い、同一のデータ送信パケットを2回送信する(76)。またノード2nは、データ送信パケットを送信しない(77)。AP1は、複数のノード2a〜ノード2nに対し、送信方式制御を行う。なお、ここでの送信方式制御とは、ノード2b及びノード2nの制御ビットマップ421の変更、および群ポーリングパケット4の2連送をいう。
また、AP1は、ノード2bから、データ送信パケットを2回受信できた場合、次のポーリング周期の群ポーリングパケット4を使って、ノード2b及びノード2nの送信方式を変更する。なお、この変更後の送信方式とは、ノード2b及びノード2nの両方において、通常送信「01:1回送信(通常)」をいう。また、AP1は、ノード2a〜ノード2nへの群ポーリングパケット4の2連送をやめる。つまり、AP1が、ポーリング周期の前周期において通信に失敗したノード2bから送信パケットを正常に受信できた場合、AP1は、通信シーケンスを通常のシーケンスにもどす。
このように、群ポーリングパケット4を使用して各ノード群20に送信権を与える無線通信システムにおいて、AP1が、群ポーリングパケット4を使用して、複数のノード2に対して送信方式の変更の指示等を行う。前周期でデータ受信に失敗したノード2がある場合、AP1は、上記の送信方式制御を行う。よって、再送処理を行わない無線通信システムにおいて、前回データ収集に失敗したノード2に複数回送信をさせる帯域が足りない場合でも、同一ノード2からの情報収集が連続して失敗する確率を低減することができる。
また、AP1は、図8に示す送信方式制御ビットマップフィールド42を使用して、ノード2毎の送信または送信停止を指示するようにしても良い。このような構成とすることで、同一ノード群20内の各ノード2から異なる周期で情報を収集することもできる。
なお、実施の形態2及び実施の形態3において、図8に示すように、制御ビットマップ421は2ビットで構成され、AP1が、4種類の送信方式を指定していた。また、4種類の送信方式とは、図8に示すとおり、(1)「00:送信停止」、(2)「01:1回送信(通常)」、(3)「10:2回送信」、(4)「11:3回送信」のことであった。しかし、実施の形態2及び実施の形態3の送信方式の指定は、これに限るものではない。例えば、制御ビットマップ421のビット数は、4ビットもしくはそれ以上としてもよい。実施の形態2及び実施の形態3の送信方式の指定は、変調方式の指定により行ってもよい。
また、実施の形態2及び実施の形態3において、AP1は、群ポーリングパケット4を、前回データ収集に失敗したノード2を含むノード群20に対し、2連送していたが、これに限るものでもない。使用する狭帯域無線の帯域に余剰帯域があるならば、AP1は、群ポーリングパケット4を、3連送またはそれ以上送信する構成としても良い。
また、実施の形態2及び実施の形態3において、図7、図10及び図11に示すとおり、AP1が、AP1と直接通信が可能なノード2a〜ノード2nで構成されるノード群20Aと通信する場合について説明したが、これに限るものではない。すなわち、図7において、AP1と直接通信できないノード2Bを含むノード群20Cと通信する場合でも良い。さらに、図7において、AP1と直接通信できないノード2のみから構成されるノード群20Dと通信する場合でも良い。
この場合、AP1と各ノード2との間で直接送受信できないパケットについては、ネットワークトポロジ生成フェーズ31で構築されたネットワークのルーティング経路に基づいて、各ノード2によりマルチホップ転送される。その他の事項については、これまでの説明内容のとおりである。
1 AP(アクセスポイント)、11 ノード間受信電力格納ユニット、12 ノード群情報生成ユニット、13 ノード群情報格納ユニット、14 送信パケット生成ユニット、15 無線送信ユニット、16 無線受信ユニット、17 受信パケット処理ユニット、18 ポーリング周期格納ユニット、19 データ収集履歴格納ユニット、2 ノード、2A ノード、2B ノード、2X ノード、2Y ノード、2a ノード、2b ノード、2n ノード、20 ノード群、20A ノード群、20B ノード群、20C ノード群、20D ノード群、20A(a) ノード群、20B(a) ノード群、20C(a) ノード群、20D(a) ノード群、20A(b) ノード群、20B(b) ノード群、20C(b) ノード群、20A(c) ノード群、20B(c) ノード群、20C(c) ノード群、20D(c) ノード群、21 送信データ格納ユニット、22 近隣ノード受信電力情報格納ユニット、23 送信パケット生成ユニット、24 通信パラメータ格納ユニット、25 無線送信ユニット、26 無線受信ユニット、27 受信パケット処理ユニット、28 群情報格納ユニット、3 ノード群構築フェーズ、31 メッシュネットワークトポロジ生成フェーズ、32 近隣ノード受信電力情報収集フェーズ、321 近隣ノード受信電力情報要求パケット、322 近隣ノード受信電力情報応答パケット、33 群ID通知フェーズ、331 群ID通知パケット、4 群ポーリングパケット、41 群IDフィールド、42 送信方式制御ビットマップフィールド、421 制御ビットマップ、43 ポーリング周期フィールド、44 CSMA/CA通信パラメータフィールド、511 ノード群20Aに対する群ポーリングパケット、512 ノード群20Aのノードの応答、521 ノード群20Bに対する群ポーリングパケット、522 ノード群20Bのノードの応答、531 ノード群20Cの群ポーリングパケット同報ノード宛ての群ポーリングパケット、532 マルチホップ転送される群ポーリングパケット、533 ノード群20Cのノードに同報される群ポーリングパケット、534 ノード群20Cのノードの応答、535 ノード群20Cのノードの応答のマルチホップ転送、541 ノード群20Dの群ポーリングパケット同報ノード宛ての群ポーリングパケット、542 マルチホップ転送される群ポーリングパケット、543 ノード群20Dのノードに同報される群ポーリングパケット、544 ノード群20Dのノードの応答、545 ノード群20Dのノードの応答のマルチホップ転送、61 ノード2a〜ノード2nに同報される群ポーリングパケット、62 ノード2bからの応答の受信失敗、63 ノード2bに「2回送信」を指示、64 群ポーリングパケットの2連送、65 ノード2bが2回送信、71 ノード2a〜ノード2nに同報される群ポーリングパケット、72 ノード2bからの応答の受信失敗、73 ノード2bに「2回送信」を指示、74 群ポーリングパケットの2連送、75 ノード2nに「送信停止」を指示、76 ノード2bが2回送信、77 ノード2nが送信停止

Claims (14)

  1. 機器のデータを収集する複数のノードと、
    前記複数のノードが持つ前記データを収集するアクセスポイントとを備え、
    前記アクセスポイントは、各ノードにおける近隣ノードが発信する電波の受信電力情報である近隣ノード受信電力情報に基づいて、前記複数のノードを、互いに送信した電波を受信することができるノードからなり、かつ、輻輳を回避するためのアクセス方式による無線の干渉回避が効率的に動作する数以下のノードからなる複数のグループにグループ分けをし、
    前記アクセスポイントは、前記複数のノードに対して各々のノード自身が所属するグループに係る情報を通知し、
    前記アクセスポイントは、前記グループ毎に送信権を与えるポーリングパケットを送信し、
    前記複数のノードは、受信した前記ポーリングパケットから自身が所属するグループに対して送信権が与えられたことを判断した場合、前記アクセス方式により当該グループ内の他のノードとの干渉を回避しつつ、前記アクセスポイントに前記データをパケットとして送信する無線通信システムにおいて、
    前記アクセスポイントは、前記複数のグループのうち前記アクセスポイントと直接通信できないノードを含むグループについて、当該グループ内のノードから前記ポーリングパケットの送信対象であるノードを選択し、前記送信対象であるノードを宛先として前記ポーリングパケットを送信し、
    前記送信対象であるノードは、前記ポーリングパケットを自身が所属するグループ内の他のノードに対して同報し、当該グループ内のノードは、前記アクセス方式により当該グループ内の他のノードとの干渉を回避しつつ、前記アクセスポイントを宛先とするパケットとして前記データを送信し、
    前記アクセスポイントまたは前記複数のノードが自身と直接通信できない相手を宛先とするパケットを送信する場合、前記複数のノードは、受信した当該パケットを予め決められた経路に従いマルチホップ転送する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記アクセスポイントは、前記複数のグループに対して前記ポーリングパケットを周期的に送信し、
    前回の周期で情報収集に失敗したノードがある場合、
    前記ポーリングパケットを使用して前記情報収集に失敗したノードの送信方式の変更を指示するとともに、前記情報収集に失敗したノードが所属するグループに対して当該ポーリングパケットを連送し、
    前記情報収集に失敗したノードは、受信した前記ポーリングパケットで指示された前記送信方式に従ってパケットを送信する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  3. 前記アクセスポイントは、各グループに所属するノードの数に応じた前記アクセス方式の通信パラメータを前記グループ毎に生成し、
    前記ポーリングパケットを使用して前記グループに所属する各ノードに前記通信パラメータを指示し、
    前記ノードは、受信した前記ポーリングパケットで指示された前記通信パラメータを使用して前記アクセス方式によるパケットの送信を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  4. 前記アクセスポイントは、余剰帯域を使用して前記情報収集に失敗したノードの前記送信方式の変更を指示し、
    帯域が足りない場合、前記ポーリングパケットを使用して情報収集に連続して成功したノードの送信の停止を指示する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  5. 前記ノードは、前記アクセス方式によるパケットの送信とマルチホップ転送とで異なるチャンネルを使用する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  6. 前記アクセスポイントは、前記ポーリングパケットを使用して前記グループに所属する各ノードに次の前記ポーリングパケットの送信までの時間を通知し、
    前記ノードは、前記アクセス方式によるパケットの送信後、通知された次の前記ポーリングパケットの送信まで待機状態になる
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  7. 前記アクセスポイントは、前記ポーリングパケットを使用して前記ノード毎に送信または送信停止を指示する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信システム。
  8. 機器のデータを収集する複数のノードから、前記複数のノードが持つ前記データを収集するアクセスポイントが、各ノードにおける近隣ノードが発信する電波の受信電力情報である近隣ノード受信電力情報を収集するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記近隣ノード受信電力情報に基づいて、前記複数のノードを、互いに送信した電波を受信することができるノードからなり、かつ、輻輳を回避するためのアクセス方式による無線の干渉回避が効率的に動作する数以下のノードからなる複数のグループにグループ分けをするステップと、
    前記アクセスポイントが、前記複数のノードに対して各々のノード自身が所属するグループに係る情報を通知するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記グループ毎に送信権を与えるポーリングパケットを送信するステップと、
    前記複数のノードが、受信した前記ポーリングパケットから自身が所属するグループに対して送信権が与えられたことを判断するステップと、
    前記複数のノードが、前記アクセス方式により当該グループ内の他のノードとの干渉を回避しつつ、前記アクセスポイントに前記データをパケットとして送信するステップと
    を有する無線通信方法において、
    前記アクセスポイントが、前記複数のグループのうち前記アクセスポイントと直接通信できないノードを含むグループについて、当該グループ内のノードから前記ポーリングパケットの送信対象であるノードを選択するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記送信対象であるノードを宛先として前記ポーリングパケットを送信するステップと、
    前記送信対象であるノードが、前記ポーリングパケットを自身が所属するグループ内の他のノードに対して同報するステップと、
    当該グループ内のノードが、前記アクセス方式により当該グループ内の他のノードとの干渉を回避しつつ、前記アクセスポイントを宛先とするパケットとして前記データを送信するステップと、
    前記アクセスポイントまたは前記複数のノードが自身と直接通信できない相手を宛先とするパケットを送信する場合、前記複数のノードが、受信した当該パケットを予め決められた経路に従いマルチホップ転送するステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  9. 前記アクセスポイントが、前記複数のグループに対して前記ポーリングパケットを周期的に送信するステップと、
    前回の周期で情報収集に失敗したノードがある場合、前記アクセスポイントが、前記ポーリングパケットを使用して前記情報収集に失敗したノードの送信方式の変更を指示するとともに、前記情報収集に失敗したノードが所属するグループに対して当該ポーリングパケットを連送するステップと、
    前記情報収集に失敗したノードが、受信した前記ポーリングパケットで指示された前記送信方式に従ってパケットを送信するステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
  10. 前記アクセスポイントが、各グループに所属するノードの数に応じた前記アクセス方式の通信パラメータを前記グループ毎に生成するステップと、
    前記アクセスポイントが、前記ポーリングパケットを使用して前記グループに所属する各ノードに前記通信パラメータを指示するステップと、
    前記ノードが、受信した前記ポーリングパケットで指示された前記通信パラメータを使用して前記アクセス方式によるパケットの送信を行うステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
  11. 前記アクセスポイントが、余剰帯域を使用して前記情報収集に失敗したノードの前記送信方式の変更を指示するステップと、
    帯域が足りない場合、前記アクセスポイントが、前記ポーリングパケットを使用して情報収集に連続して成功したノードの送信の停止を指示するステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
  12. 前記ノードは、前記アクセス方式によるパケットの送信とマルチホップ転送とで異なるチャンネルを使用する
    ことを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
  13. 前記アクセスポイントが、前記ポーリングパケットを使用して前記グループに所属する各ノードに次の前記ポーリングパケットの送信までの時間を通知するステップと、
    前記ノードが、前記アクセス方式によるパケットの送信後、通知された次の前記ポーリングパケットの送信まで待機状態になるステップと
    を有することを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
  14. 前記アクセスポイントが、前記ポーリングパケットを使用して前記ノード毎に送信または送信停止を指示するステップ
    を有することを特徴とする請求項に記載の無線通信方法。
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