JP2008505017A - 制御されていないステアリング動作を防ぐための流体圧ステアリングシステム - Google Patents

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Abstract

本発明は、流体圧ステアリングユニット(2)と補助装置(3)とを有する流体圧ステアリングシステム(1)に関する。前記ステアリングユニット(2)は、流体圧媒体をステアリングホイール(4)の動作によりステアリングシリンダ(5)に流体圧媒体を供給する。補助装置(3)は、ステアリングの動作を補助するために、バルブユニット(6)を備え、ステアリングホイル(4)の動作により流体圧媒体をステアリングシリンダ(5)に送る。その中に送られた流体圧媒体の結果として、ステアリングシリンダ(5)から排出又は抜かれた流体圧媒体は、ステアリングユニット(2)によりタンク(10)又はポンプ(8,9)に戻される。

Description

本発明は、流体圧ステアリングユニットと補力装置とを有する流体圧ステアリングシステムに関する。流体圧ステアリングシステムは、例えば、建築分野や農業分野の移動機械に使用されだけではなく、フロアコンベア車両にも使用される。
例えば、特許文献1は、補力装置を備えた車両用の流体圧補力式ステアリングシステムについて述べている。補力装置は、ステアリング手段からきわめて遠回りにかなり離れて配置されており、多数の障害を受けやすい。補力装置を備えた流体圧ステアリングシステムは、流体圧補力式ステアリングシステムとも呼ばれ、補力装置の誤動作に対して保護されていない。
特許文献1に示された流体圧ステアリングシステムの欠点は、補力装置の誤動作によって、運転者がステアリングの挙動を制御できなくなる場合があることである。
独国特許出願公開第3837395A1号明細書
従って、本発明の目的は、補助装置の誤動作が生じた場合でも車両を制御可能に操縦できるようにする補助装置を備えた流体圧ステアリングシステムを提供することである。
この目的は、本発明により、請求項1の機能を有する補助装置を備えた流体圧ステアリングシステムによって達成される。
サブクレームに記載された手段は、本発明による流体圧ステアリングシステムの有利な展開に関する。
詳細には、ステアリングシリンダから流れ出る流体圧媒体が、流体圧媒体の一方向だけの流れを許可する少なくとも1つの逆流防止装置(例えば、逆止弁の形態)によって、補助装置又はバルブユニットを介して逆流しないようにされると有利である。
補助装置のバルブユニットを比例弁として構成すると更に有利である。それによりサーボ制御が更に正確に行われる。
更に、少なくともステアリング動作に応じて電子制御装置によりサーボ制御を調整又は制御すると有利である。詳細には、それにより、サーボ制御を、例えば、車両速度などの他の指示変数によって操作しやすくすることができる。
本発明は、例として回路図と関連した例示的な実施形態を使用して後で詳細に説明し、図では対応する構成要素は対応する参照記号で示されている。
図1に示され参照記号1によって示された流体圧ステアリングシステムは、本質的に、ステアリングユニット2、補助装置3、ステアリングシリンダ5、及び右側管路RLと左側管路LLからなり、右側管路RLと左側管路LLは、ステアリングユニット2、補助装置3、及びステアリングシリンダ5に流体圧で繋がっている。
示した例示的な実施形態において、ステアリングユニット2は、ステアリングホイールとして具体化されたステアリング手段4と、弁ブロック12とを含む。ステアリング手段4上には、例えば、ステアリング手段4の位置に関するデータを電線13を介して補助装置3の制御装置7に送るセンサ11が配置されている。例示的な実施形態において、ステアリングユニット2、即ち、弁ブロック12には、弁ブロック12の供給接続Pを介して、タンク10と、例えば、ギヤポンプとして具体化された第1のポンプ8とから流体圧媒体が加圧されて供給される。弁ブロック12は、更に、左側接続Lと右側接続Rを有する。供給接続Pで優勢な圧力は、弁ブロック12内の弁(図示せず)を介して、ステアリング手段4の動作に応じて左側接続Lか右側接続Rのどちらかに送られ、それにより、一般にステアリング手段の回転の程度と比例する関係の量の流体圧媒体が、左側接続L又は右側接続Rから出てくる。
制御装置7は、少なくともステアリング手段4の動作に従って補助装置3のバルブユニット6を制御又は調整する。同様に、バルブユニット6に、タンク10から第2のポンプ9と供給接続P’を介して流体圧媒体が加圧されて供給される。バルブユニット6は、比例弁として構成され、制御装置7の制御指示に対応する量の流体圧媒体を、左側接続L’を介して左側管路LLに導入し、右側接続R’を介して右側管路RLに導入し、かつ/又は対応する圧力を蓄積する。左側管路LLは、バルブユニット6の左側接続L’からステアリングユニット2の左側接続Lに繋がる。右側管路RLは、バルブユニット6の右側接続R’からステアリングユニット2の右側接続Rに繋がる。
右側管路RLは、ステアリングシリンダ5の右側ステアリングシリンダチャンバRZに接続された右側接合部RAを有する。左側管路LLは、ステアリングシリンダ5の左側ステアリングシリンダチャンバLZに接続される左側接合部LAを有する。従って、右側接続R’とRは並列に流体圧で接続され、左側接続LとL’は並列に流体圧で接続され、例えば、他の例示的な実施形態(図示せず)の左側接続LとL’をそれぞれ、別の流体圧管路を介して左側ステアリングシリンダチャンバLZに接続することができ、その場合その流体圧管路を介して常時接続される場合がある。バルブユニット6は、排出接続T’を介してタンク10と接続される。ステアリングユニット2は、ステアリングユニット2の排出接続Tを介してタンク10に接続される。
例えば、ステアリング手段4が右に回された場合は、ステアリングユニット2の右側接続Rから右側管路RLに、ステアリング手段4の回転動作の程度に応じた量の流体圧媒体が供給される。例えば、弁ブロック12が機能しなくなった場合でもステアリング動作を補助するかステアリング動作を保証するために、制御装置7は、センサ11から送られたステアリング手段4の動作に従って、バルブユニット6に、バルブユニット6の右側接続R’から右側管路RLに流体圧媒体を供給させる。
弁ブロック12と補助装置3によって右側管路RLに供給される流体圧媒体の量により、ステアリングシリンダ5内の右側ステアリングシリンダチャンバRZが上昇し、一方、右側ステアリングシリンダチャンバRZが上昇するとき、右側ステアリングシリンダチャンバRZと反対側の左側ステアリングシリンダチャンバLZは下降する。左側ステアリングシリンダチャンバLZが下降する結果、中にある流体圧媒体の量の対応する部分が左側管路LLに押し出される。従って、ステアリング手段4が左側に回された場合、流体圧媒体は、右側ステアリングシリンダチャンバRZから出て右側管路RLに流れ込む。
バルブユニット6の左側接合部LAと左側接続L’の間には、この例示的な実施形態において左側逆止弁LRとして構成された第1の逆流防止装置が配置されており、この第1の逆流防止装置は、流体圧媒体が、ステアリングシリンダ5、即ち、左側ステアリングシリンダチャンバLZと左側管路LLから、即ち、ステアリングシリンダ5と左側管路LLからなる系から、バルブユニット6を介して流れ出るのを防ぐ。
バルブユニット6の右側接合部RAと右側接続R’の間には、右側逆止弁RRとして構成された第2の逆流防止装置が配置され、第2の逆流防止装置は、流体圧媒体が、ステアリングシリンダ5、即ち、右側ステアリングシリンダチャンバRZと右側管路RLから、即ち、ステアリングシリンダ5と右側管路RLからなる系から、バルブユニット6を介して流れ出るのを防ぐ。
従って、示した例示的な実施形態において、ステアリングシリンダ5から戻される流体圧媒体の全体量は、常に、補力装置3やバルブユニット6を介してではなく、ステアリングユニット2を介して戻される。流体圧媒体の逆流を防ぐ装置、即ち、流体圧媒体がステアリングシリンダ5及び管路RLとLLの系から一方向にのみ出ることを可能にする装置は、他の例示的な実施形態では、例えば、バルブユニット6内に配置されてもよく、バルブユニット6の適切に改良された制御ピストンによって形成されてもよい。
補助装置3又はバルブユニット6の誤動作が起きると、バルブユニット6が突然、流体圧媒体を、左側接続L’を介して左側管路LLに送るか、右側接続R’を介して右側管路RLに送ろうとすることがある。流体圧ステアリングシステム1の本発明による機能がないと、例示的な実施形態において、ステアリングシリンダ5から押し出された流体圧媒体が、バルブユニット6のそれぞれの他の接続L’又はR’を介して流れ出る可能性があり、その結果、車両のステアリング動作が意図しないものになったり驚くほど急激になったりする。その理由は、運転者による逆位相ステアリングが行われるときに必ず遅延があるからである。
例えば、ステアリング手段4が中立位置にある場合は、補助装置3が間違って流体圧媒体をバルブユニット6の左側接続L’を介して左側管路LLに計量供給しようとしても、流体圧流体が右側ステアリングシリンダチャンバRZから流れ出ることはない。その理由は、一方では、右側接続Rがステアリング手段4の中立位置によって閉じられているので流体圧媒体がステアリングユニット5の右側接続Rを介して右側ステアリングシリンダチャンバRZから流出できないからであり、他方では、流体圧媒体のバルブユニット6の右側接続R’を介した流出が右側逆止弁RRによって阻止されるからである。従って、車両のステアリングは動かない。これと同じことは、ステアリング手段4が中立位置にあり、補力装置3が間違って流体圧媒体をバルブユニット6の右側接続R’を介して右側管路RLに計量供給しようとする場合にも同じように当てはまる。この分脈における中立位置は、ステアリング手段が中立位置に留まっており、従ってステアリング手段が回転動作を行わない場合に、ステアリング手段の中立位置から外れていることも考えられる。
本発明による機能のない流体圧ステアリングシステム1の場合は、右側ステアリングシリンダチャンバRZから流れ出る流体圧媒体が、間違って動作するか間違って制御されたバルブユニット6の右側接続R’を介して流れ出て、意図しないステアリング動作が起こることになる。
示した例示的な実施形態のステアリング手段4が、例えば、右に回された場合、補力装置3が間違って流体圧媒体をバルブユニット6の左側接続L’を介して左側管路LL内に計量供給しようとすると、バルブユニット6から送られた量の流体圧媒体がステアリングユニット2の(同時に右位置によって開かれる)左側接続Lから流れ出る。左側接続L’は、ステアリングユニット2を介してタンク10に加圧されずに接続される。これにより、左側接続L’を介してステアリングシリンダ5に供給される流体圧媒体によって生成される圧力の影響はほんのわずかになる。ステアリング手段4を右位置にすることで生じるステアリングシステム1の右方向のステアリング動作は弱められた形で持続する。その理由は、ステアリングユニット2の右側接続Rから計量供給された流体圧媒体が、バルブユニット6の右側逆止弁RRによって阻止された右側接続R’から流れ出ることができず、従って、流体圧媒体が、ステアリングユニット2の開かれた左側接続Lを介して左側ステアリングシリンダチャンバLZから流れ出るからである。これと同じことは、ステアリング手段4が左に回され、補助装置3が間違って流体圧媒体をバルブユニット6の右側接続R’を介して右側管路RLに計量供給しようとする場合に同じように当てはまる。
本発明による機能のない流体圧ステアリングシステム1の場合には、ステアリング手段4を右に回し、補助装置3が間違って流体圧媒体をバルブユニット6の左側接続L’を介して左側管路LLに計量供給しようとすると、ステアリングユニット2の右側接続Rによって供給された量の流体圧媒体が、右側ステアリングシリンダチャンバRZに大きな圧力を加えることなく、バルブユニット6の並列接続された右側接続R’を介して流れ出る。従って、どちらの流体圧の流れも圧力もかけず、ステアリングシステム1のステアリング動作はなくなる。しかしながら、補力装置3が利用できる油流が多くなることが多いので、ステアリング手段4のステアリング動作と反対の向きのステアリング操作が行われる場合がある。
例えば、示した例示的な実施形態のステアリング手段4が右に少ししか回転させない場合は、補助装置3が間違って最大圧力又は最大量の流体圧媒体をバルブユニット6の右側接続R’を介して右側管路RL内へ計量供給しようとすると、左側ステアリングシリンダチャンバLZ内の対抗圧(counter pressure)が上昇する。その理由は、左側逆止弁LRが流出を阻止する結果として、流体圧媒体がステアリングユニット2の左側接続Lからだけしか流出できないからである。それにより、ステアリングシリンダ5の動作は、突然早くなることが少なくなり、制御可能なままである。
これと同じことは、ステアリング手段4がわずかに左側に回され、補力装置3が間違って最大圧力又は最大量の流体圧媒体をバルブユニット6の左側接続L’を介して左側管路LLに計量供給しようとする場合に同じように当てはまる。
図2は、本発明による流体圧ステアリングシステムの例示的な実施形態を示し、この図で、弁ブロック12とバルブユニット6を詳細な流体圧回路で示す。無駄な繰り返しを避けるために、図1に対応する参照記号は図2にも使用されて、繰り返し説明が省かれる。
弁ブロック12に、ステアリング手段4と協力するステアリングバルブ15が提供されている。ステアリング手段4の回転運動に応じて、ステアリングバルブ15は、左に回転する際に供給接続Pを左側接続Lに接続し、右に回転する際に供給接続Pを右側接続Rに接続する。同時に、それぞれの他の接続が、ステアリングバルブ15を介してタンク接続Tに接続される。供給接続Pとステアリングバルブ15の間には、ステアリングバルブ15の向きに調整されたばね式逆止弁16が配置される。供給接続Pとステアリングバルブ15の間の接続の更に他の途中に、供給接続Pをタンク接続Tに接続する第1の連絡管17が形成されている。この第1の連絡管17には、供給接続Pの向きに開く第2の逆止弁18が配置されている。
弁ブロック12内では、更に、第2の連絡管19と第3の連絡管20を介して左側接続Lと右側接続Rが互いに接続されている。第3の逆止弁21と第4の逆止弁21’は、第2の連絡管19に配置されており、第3の逆止弁21は左側接続Lの向きに開き、第4の逆止弁21’は右側接続Rの向きに開いている。
第1の差圧制限弁(differential pressure limiting valve)22と第2の差圧制限弁22’は、第3の連絡管20に配置されている。この2つの差圧制限弁22と22’は、それぞればねで付勢されている。ステアリングバルブ15をバイパスすることによって、タンク接続は、更に、バイパス管路23を介して第3の連絡管20に接続され、バイパス管23は、第3の連絡管20のそれぞれ第1と第2の差圧制限弁22と22’の間の開いている箇所で開いている。更に途中で、バイパス管23は、第3の連絡管20を第2の連絡管19に接続し、バイパス管23と第2の連絡管19の間の接続点は、この場合も、第3と第4の逆止弁21と21’の間で開いている。
例えば、左側管路LL内の圧力が上昇した場合、第1の差圧制限弁22は、第1の差圧制限弁22のばねによって設定された特定の差圧から開く。このために、差圧制限弁22は、一方でばねの力に対向して、左側管路LLにおいて優勢の圧力を受ける。逆方向で、ばねに対する等しい作用により、第1の差圧制限弁22は、第3の連絡管20において優勢の圧力を受ける。第1の差圧制限弁22が開くとすぐに、圧力媒体が、第1の差圧制限弁22を介して左側管路LLからバイパス管路23の向きに送り出される。送り出された圧力媒体は、一方で第2の連絡管19を介してバイパス管路23に流れ続け、第4の逆止弁21’を右側接続の向きに開く。更に、左側管路LLから流れ出た圧力媒体は、バイパス管路23を介してタンク接続Tに供給され、タンク10に排出される。従って、前述の左側管路LL内の圧力が上昇している間にステアリング手段4が回されず、従ってステアリングバルブ15が、接続が互いに切り離された位置にある場合に、第1の差圧制限弁22と第4の逆止弁21’を介して、左側管路LLと右側管路RLにおける優勢の圧力が均一化される。
左側管路LLと右側管路RLの圧力の均一化によって、左側シリンダチャンバLZと右側シリンダチャンバRZ内の圧力が均一化される。この圧力の均一化によって、ステアリングシステムに作用する力が互いに相殺され、その結果、予期しないステアリング動作がなくなる。ステアリング手段4の回転動作の結果として、左側接続Lと右側接続Rのどちらかがステアリングバルブ15を介してタンク接続Tに接続された場合、この接続を介して送り出される体積流量の一部が取り出され、スロットル24を介して送り出される。スロットル24の下流に、弁ブロック12上に制御圧力接続LDが形成される。第1のポンプ8の送出量は、図2の設計では調整可能であり、制御圧力接続LDの制御圧力によって調整される。過度の制御圧力の発生を回避するために、スロットル24と制御圧力接続LDの間に第3の差圧制限弁25が配置された管路分岐が提供される。第3の差圧制限弁25によって、制御圧力接続LDは、特定の調整可能な値を超える差圧が生じたときにタンク接続Tの向きに開放される。
バルブユニット6は、図では4/3方向バルブとして具体化されている。図2に示したようなバルブユニット6の静止位置において、供給接続P’、タンク接続T’、左側接続L’、及び右側接続R’は、互いに切断されている。制御装置7による駆動がない場合、バルブユニット6は、バルブユニット6に逆方向に作用する2つのばねによってこの静止位置に維持される。制御装置7を介して第1の電磁石26又は第2の電磁石26’に信号を供給することができる。第1の電磁石26は、バルブユニット6に、バルブユニット6の第1の端位置の向きの力をかける。バルブユニット6のこの第1の端位置において、供給接続P’は、バルブユニット6の左側接続L’に接続され、その結果、圧力媒体が、第2のポンプ9を介して左側管路LLに供給される。
これと対照的に、制御信号が制御装置7によって第2の電磁石26’に供給される場合、電磁石26’は、バルブユニット6をその第2の端位置の向きへ動かし、供給接続P’が右側接続R’に接続される。これにより、バルブユニット6の第2の端位置において、圧力媒体は、タンク10から第2のポンプ9によって取り出され、右側管路RLに送られる。供給接続P’にそれぞれ接続されていない右側管路R’も左側管路LLも閉じたままであり、その結果、圧力媒体をバルブユニット6を介して排出することができない。従って、流体圧媒体の逆流を防ぐ逆流防止装置が、バルブユニット6に直接組み込まれる。流体圧システムを保護するために、第2のポンプ9とバルブユニット6の供給接続P’の間の接続部に、更に別の逆止弁が構成される。
図1に関して既に述べたように、第1の電磁石26又は第2の電磁石26’に送られる制御信号は、いくつかのパラメータに応じて制御装置7によって決定される。このために、例えば、電線13を介してセンサ11から制御装置に電圧が供給される。例えば、この場合、センサ11の出力電圧は、ステアリング手段4の回転運動に対応する回転角と回転速度に依存する。更に、制御装置7によって出力される制御信号は、第1のセレクタスイッチ27と第2のセレクタスイッチ28によって操作することができる。従って、特定の運転状況を考慮するために補助装置3によって実現される流体圧補力を変化させることができる。例えば、第1又は第2のセレクタスイッチ27、28を使用して、車両が道路上で動いたり停まったりすることにより変化した制御応答を生成することができる。ステアリング手段4の特定の回転動作により生じるステアリング角は、例えば、道路上で動いたり停まったりする様々な運転速度に適応させることができる。
更に、サービス装置29を介して制御装置7のパラメータセットを適応させることができる。
本発明による流体圧ステアリングシステムの図3に示した第2の例示的な実施形態は、補助装置3に改良されたバルブユニット6’を使用している点が、図2の例示的な実施形態と異なる。バルブユニット6と対照的に、改良されたバルブユニット6’内の第1の端位置において、供給接続P’が左側管路LLに接続されるだけでなく、右側管路RLもタンク接続T’に接続される。これと対照的に、改良されたバルブユニット6’が、図3のその静止位置から第2の端位置の向きに振れた場合、一方では、供給接続P’が次第に右側管路RLに接続され、他方では、左側管路LLが次第にタンク接続T’に接続される。これにより、改良されたバルブユニット6’が静止位置でない場合に、流体圧媒体が改良されたバルブユニット6’を介して逆流する可能性がある。改良されたバルブユニット6’の下流には、タンク10に至る管路に、流体圧媒体の逆流を防ぐ単独の逆流防止装置30が提供される。
特定の動作状況を更によく考慮できるようにするために、単独の逆流防止装置30は、逆流を許可する設計のものでもよい。従って、特定の運転状況に応じて、流体圧媒体を、弁ブロック12のステアリングバルブ15と補助装置3のバルブユニット6’の両方を介してタンク10に戻すことができる。
しかしながら、逆流可能な逆流防止装置は、図3に示したような単独の逆流防止装置30でのみ可能なわけではない。
例えば、図1の第1の例示的な実施形態に示したような左側逆止弁LRと右側逆止弁RRの構成から、2つの逆止弁LRとRRを逆流可能にすることによってバルブユニット6を介して逆流を行わせることができる。このために、左側逆止弁LR’と右側逆止弁RR’の改良された設計が使用される。第1の逆流許可管路31と第2の逆流許可管路32をそれぞれ介して、改良された逆止弁LR’とRR’に、左側管路LLや右側管路RRの圧力状態に関係なく2つの逆止弁を開位置に動かす液圧をかけることができる。この場合、2つの逆止弁LR’とRR’は一緒に駆動されてもよく互いに独立に駆動されてもよく、第1の逆流許可管路31と第2の逆流許可管路32に設定された圧力は、互いに独立に設定可能である。
図5に代替案を示す。ここで、バルブユニット6のタンク接続T’の間に配置された逆止弁は、逆流許可管路33を介して同じように開位置に動かされる。従って、左側管路LL又は右側管路RLを、タンク接続T’を介してタンク10の向きにそれぞれ開くことができ、この指定は、バルブユニット6を介して行われる。同様に、供給接続P’の上流の供給側には逆止弁34が構成される。この逆止弁34は、バルブユニット6の向きに開き、従って生じる可能性のある許容できない圧力上昇から第2のポンプ9を保護する。
本発明は、例示的な実施形態に制限されない。例示的な実施形態の特徴は、任意の所望の形で互いに組み合わせることができる。
本発明による流体圧ステアリングシステムの回路図 本発明による液圧ステアリングシステムの第1の例示的な実施形態のより詳細な回路図 本発明による流体圧ステアリングシステムの第2の例示的な実施形態のより詳細な回路図 第2の補助装置の回路図 逆流許可補助装置の第2の例示的な実施形態の回路図
符号の説明
1 流体圧ステアリングシステム
2 流体圧ステアリングユニット
3 補助装置
4 ステアリング手段
5 ステアリングシリンダ
6 バルブユニット
8,9 ポンプ
10 タンク

Claims (7)

  1. ステアリング手段(4)の動作に応じてステアリングシリンダ(5)に流体圧媒体を供給する流体圧ステアリングユニット(2)と、同様にステアリング手段(4)の動作に応じてステアリングシリンダ(5)に流体圧媒体を供給してステアリング動作を補助するためのバルブユニット(6)を有する補助装置(3)とを備えた流体圧ステアリングシステム(1)であって、
    流体圧媒体が送り込まれる結果ステアリングシリンダ(5)から押し出され又は流れ出る流体圧媒体が、ステアリングユニット(2)を介してのみタンク(10)又はポンプ(8,9)に逆流することができるようにしたことを特徴とする流体圧ステアリングシステム。
  2. ステアリングシリンダ(5)から流れ出る流体圧媒体が、流体圧媒体に流れを2つの流れ方向のうち一方の方向だけを許可する少なくとも1つの逆流防止装置(LR,RR)によって、補助装置(3)を介して逆流しないようにされることを特徴とする請求項1に記載の流体圧ステアリングシステム。
  3. 逆流防止装置(LR,RR)が、逆止弁(RR,LR)であることを特徴とする請求項2に記載の流体圧ステアリングシステム。
  4. ステアリングユニット(2)が左側接続(L)と右側接続(R)を有し、バルブユニット(6)が左側接続(L’)と右側接続(R’)を有し、左側接続(L、L’)が、少なくとも1つの左側管路(LL)を介してステアリングシリンダ(5)の左側ステアリングシリンダチャンバ(LZ)に並列に接続され、右側接続(R,R’)が、少なくとも1つの右側管路(RL)を介してステアリングシリンダ(5)の右側ステアリングシリンダチャンバ(RZ)に並列に接続され、そにより、流体圧媒体が、バルブユニット(6)の右側接続(R’)と左側接続(L’)から流れ出るのみで流れ込まないようにされたことを特徴とする請求項2又は3に記載の流体圧ステアリングシステム。
  5. 少なくとも1つの逆流防止装置(LR,RR)が、右側管路(RL)と左側管路(LL)においてバルブユニット(6)の右側接続(R’)と左側接続(L’)の前にそれぞれ配置されたことを特徴とする請求項4に記載の流体圧ステアリングシステム。
  6. バルブユニット(6)が比例弁であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の流体圧ステアリングシステム。
  7. 電子制御装置(7)が、少なくともステアリング手段(4)の動作に応じて補助装置(3)又はバルブユニット(6)を制御又は調整することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の流体圧ステアリングシステム。
JP2007519675A 2004-06-30 2005-06-28 制御されていないステアリング動作を防ぐための流体圧ステアリングシステム Withdrawn JP2008505017A (ja)

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