JP2008502701A - ボリン酸錯体を含有する抗生物質および使用法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、抗生物質、具体的には抗菌化合物および抗真菌化合物ならびにそれらの使用の分野に関する。これらの抗生物質およびそれらの医薬組成物の調製法ならびに使用法も、提供される。
現代の医薬品を品質保証するものの1つは、細菌性および真菌性感染に関連する罹患率および死亡率を低下させることである。しかしながら、従来型の抗生物質を乱用し、感染性細菌集団の自然選択の結果として、ほとんどの抗生物質に対して、大部分の細菌性感染病原体による様々な程度の薬物耐性が発現するようになった。MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などのように深刻な場合において、1種もしくは2、3種のみの抗生物質が、目下のところ効果的である。さらに、免疫不全症候群の存在が、集中的な抗生物質の治療を要する日和見感染症をさらに発症させる結果となる。
一の態様において、本発明は、抗生物質化合物としてのボリン酸誘導体、特にボリン酸錯体に関し、ヒドロキシキノリン、ピコリン酸およびイミダゾールの誘導体などの化合物を含む。
本発明は、細菌性感染症の治療および/または予防に有用な抗生物質、具体的には抗菌性および抗真菌性化合物を提供する。
R*およびR**は、各々独立して、置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)、置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)、置換もしくは未置換のアルケニル、置換もしくは未置換のアルキニル、置換もしくは未置換のアラルキル、置換もしくは未置換のフェニル、および置換もしくは未置換のヘテロアリールから選択され、
zは、0または1であり、zが1である場合、Aは、CH、CR10またはNであり、
Dは、N、CH、またはCR12であり、
Eは、H、OH、アルコキシもしくは2−(モルホリノ)エトキシ、CO2HまたはCO2−アルキルであり、
m=0〜2、
rは、1または2であり、rが1である場合、Gは、=Oであり(二重結合した酸素)、rが2である場合、各Gは、独立して、H、メチル、エチルまたはプロピルであり、
R12は、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、OH、アルコキシ、アリールオキシ、SH、S−アルキル、S−アリール、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO2−アルキル、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、NH2、2*−アミノ、3*−アミノ、NH2SO2およびCONH2から選択され、
Jは、CR10またはNであり、
R9、R10およびR11は、各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、(CH2)nOH(n=2〜3)、CH2NH2、CH2NHアルキル、CH2N(アルキル)2、ハロゲン、CHO、CH=NOH、CO2H、CO2−アルキル、S−アルキル、SO2−アルキル、S−アリール、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、NH2、アルコキシ、CF3、SCF3、NO2、SO3HおよびOHからなる群から選択される]
を有する化合物(それらの塩を含む)を含む。
を有する。
を有する。
を有する。
を有する。
[式中、
Xは、CH=CH、N=CH、NR13(式中、R13=H、アルキル、アリールまたはアラルキル)、O、またはSであり、
Yは、CHまたはNであり、
R1、R2、およびR3は、各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アラルキル、置換アラルキル、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、オキサゾリジン−2−イル、またはアルキル置換されたオキサゾリジン−2−イルからなる群から選択される]
を有する。
本発明において「アルキル」、「低級アルキル」、および「C1〜C6アルキル」は、1〜6個の炭素原子を有する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、2−ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、ヘキシル、2−ヘキシル、3−ヘキシル、および3−メチルペンチル等)を意味する。
MIC測定に有用なプロトコルは、以下の通りである。
1.試験化合物約2.5mgをクライオバイアル内で秤量した。
2.試料にDMSOを適宜に加えて、5mg/mLの保存液を作製した。
3.5mg/mL保存液を用いて、無菌の蒸留水を適宜に加え、256μg/mLの作用液を作製した。
4.以下の通り培養液と化合物を有する96穴プレートを装填するように、ベックマン2000自動ワークステーション(Beckman 2000 Automated Workstation)をプログラムした。
−100μLの適切な培養液をカラム1〜11に加える。
−200μLの適切な培養液をカラム12加える。
−256μg/mLの作用液での100μLの化合物をカラム1(列あたり1化合物)に加える。
−カラム1〜10を2倍系列希釈する。
−カラム11を増殖対照とした。
5.−80℃で保存した保存バイアルから、10の生物体パネルを平板培養し、34℃で24時間インキュベートした。次に、その生物体を2次培養し、34℃で24時間インキュベートした。
−620nmの波長で0.09〜0.11吸光度の標的で、接種材料を無菌の蒸留水中で最初に調製した。
−1/100希釈物を適切な培養液にした。
−生物体を有する100μLの培養液をカラム1〜11に加える。
−カラム12をブランク対照とした。
6.完了した96穴プレートを34℃で24時間インキュベートした。次に、96穴プレートを、ベックマン自動プレートリーダー(Beckman Automated Plate Reader)を用いて、650nm波長で読み取った。増殖対照(カラム11)とブランク対照(カラム12)に関する計算により、MICを測定した。
抗真菌活性を測定に有用なプロトコルを以下に記載する。
実験開始の1〜2週前に、培地を調製する。使用に先立って、培地を冷蔵室(4℃)内に保管する。
・サブローデキストロース寒天培地プレート:
1.粉末サブローデキストロース寒天培地65gを、穏やかに攪拌しながら、1LのdH2Oに加える。
2.121℃、22psiで15分間オートクレーブする。
3.培地を約50℃まで冷却させる。
4.20mLのアリコットで、100×15mmの減菌済みのペトリ皿に培地を注ぐ。
・RPMI 1640+MOPS培養液:
1.1包みの粉末RPMI培地を1LのdH2O(15℃〜30℃)に穏やかに攪拌しながら加える。
2.2gのNaHCO3を加える。
3.34.5gのMOPSを加える。
4.NaOHまたはHClを用いて、pHを7.0に調節する。
5.膜濾過(0.22ミクロンのセルロースアセタートフィルター)で滅菌する。
・無菌の生理食塩水(0.9%)
1.1LのdH2Oに9gのNaClを溶かす。
2.121℃、22psiで15分間オートクレーブする。
・無菌のdH2O
1.121℃、22psiで15分間、dH2Oをオートクレーブする。
1.−80℃で保存した保存バイアル(20%グリセロールで培養液中に懸濁した)から、10の生物体パネルを平板培養し、37℃で24時間インキュベートした。次に、その生物体を2次培養し、37℃で24時間インキュベートした。これらは、段階6のための新鮮な接種材料を調製するのに、使用される。
2.試験化合物の約2.5mgを2mLのクライオバイアル内で秤量した。参照化合物として、フルコナゾール、アンホテリシンBおよびイトラコナゾールを試験する。
3.サンプルにDMSOを適宜に加えて、5mg/mLの保存液を作製する。ボルテックスだけで溶解しない化合物を超音波処理する。
4.5mg/mLの保存液を用いて、256μg/mLの作用液を作製し、無菌の蒸留水を適宜に加える。
5.96穴プレートを使用して、MIC測定をする。各々8列を用いて、種々の化合物を試験することが可能である。化合物を第一カラムに装填し、カラム1〜10から2倍希釈物を作製した。カラム11は、増殖対照(化合物なし)であり、カラム12は、ブランク対照(化合物も生物体もなし)である。以下の通り、培養液と化合物を手動で添加した。
・100μLのRPMI+MOPS培養液をカラム1〜11に加える。
・200μLのRPMI+MOPS培養液をカラム12に加える。
・256μg/mLの作用液での100μLの化合物をカラム1(列あたり1化合物)に加える。
・カラム1〜10を2倍系列希釈する。
・カラム11を増殖対照(培地+生物体のみ)とする。
6.2次培養した生物体を用いて、96穴プレートでの試験のための新鮮な接種材料を調製する。各96穴プレートは、異なる生物体を試験する。
・2次培養した生物体(段階1)からのコロニーを用いて、無菌の生理食塩水で接種材料を調製する。NovospecII分光光度計を用いて、標的を530nm波長で70〜75%の透過率に調節する。
・1/1000希釈物をRPMI+MOPS培養液にする。
・生物体を伴うこの培養液100μLをカラム1〜11に加える(カラム12は、ブランク対照とする)。
7.完了した96穴プレートを37℃で24時間インキュベートした。次に、96穴プレートをベックマン自動プレートリーダー(Beckman Automated Plate Reader)を用いて、650nm波長での吸光度に関して読み取る。
ベックマン自動プレートリーダーから読み取った吸光度を用いて、各試験穴に関して阻害パーセントを測定する。使用する式は、以下の通りである。
%阻害=[1−(ABStest−ABSblank)/(ABSmean growth−ABSblank)]×100%
ABStest:試験穴の吸光度
ABSblank:試験穴(カラム12)と同じ列のブランク穴の吸光度
ABSmean growth:増殖対照穴(カラム11)の平均吸光度
本発明の化合物の合成は、いくつかの形式において達成される。反応スキーム#1は、中間生成物ボリン酸の合成と、続いておこるそれらの所望のボリン酸錯体への変換とを例示する。R*とR**が同一である場合、2当量のハロゲン化アリールマグネシウム(またはアリールリチウム)とホウ酸トリアルキルの反応は、酸性加水分解の後に、所望のボリン酸5を生じる。R*とR**が同一でない場合、1当量のハロゲン化アリールマグネシウム(またはアリールリチウム)と、適切なホウ酸アリール(ジアルコキシ)(4)、ホウ酸ヘテロアリール(ジアルコキシ)またはホウ酸アルキル(ジアルコキシ)(メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、またはプロポキシ部分を含むアルコキシ基)との反応は、酸性加水分解の後に、優れた収量で非対称のボリン酸6を生じる。適切である場合、アルキレンエステル(3,T=無、CH2、CMe2)と適切な有機セリウム、有機リチウム、有機マグネシウムまたは同等の反応物との反応は、都合がよい。
式2の化合物を調製中に、本発明者らは、ヒドロキシメチル型ボリン酸エステル、例えば2−ヒドロキシメチル−ピリジン(R9がH、AがCH、DがCH、EがH、mが0、rが2、GがHである)を含有する錯体は、典型的なHPLC条件下では安定でないことを見出した。例えば、図1Aおよび1Bに示す2−ヒドロキシメチルピリジン錯体は、両方とも2つのピークとして溶出され(1つは溶媒の先端で、もう1つはかなり後に)、いくつかの方法の分解が、HPLCプロセス中に、起こったことを示唆している。これは、重大な問題を引き起こす。不安定性の問題は、このクラスの化合物が薬剤候補として開発されるのを妨害する。しかしながら、続いて、ピコリン酸錯体(例えば、R9がH、AがCH、DがCH、EがH、mが0、rが1、Gが=O(二重結合した酸素)である)は、同一のHPLC条件下で、安定であったことがわかった。例えば、図2Aおよび2Bに示すピコリン酸錯体は、単一のピークとして溶出する錯体を示し、錯体の分解が起こらなかったことを示唆している。ピコリン酸クラスの生物活性は、ヒドロキシメチルピリジン錯体に匹敵するか、或いはより優れているので、ピコリン酸錯体を理想創薬候補とする。
一般的手順
窒素下で、乾燥THF、乾燥トルエンまたは乾燥ジエチルエーテル(約10mL/g)に、ボロン酸を溶かした。エチレングリコール(1モル当量)を反応液に加え、反応液を加熱して1〜4時間還流させる。反応液を室温まで冷却させ、減圧下で、溶媒を除去し、オイルまたは固体として、エチレングリコールエステルが残った。オイルが得られた場合、或いはヘキサン中に溶解する固体の場合、乾燥ヘキサンを加え、減圧下で除去した。次に、数時間、生成物を高真空下に置いた。ヘキサンに不溶の固体が得られた場合、その固体を濾過で回収して、冷ヘキサンで洗浄した。
窒素下で、乾燥THF(10mL)中に、3−シアノフェニルボロン酸(1g、6.8mmol)を溶かした。エチレングリコール(379μL、422mg、6.8mmol)を加え、反応液を加熱させて4時間還流させ、室温まで冷却させた。ロータリーエバポレーターにより、THFを除去し、白色固体を得た。冷ヘキサンを加え、生成物を濾過で回収して、白色固体(1.18g、量子収量)を得た。1H−NMR(300.058MHz,DMSO−d6)δppm7.92−8.01(3H,m),7.50−7.64(1H,m),4.35(4H,s)
窒素下で、乾燥THF(10mL)中に、チオフェン−3−ボロン酸(1g、7.8mmol)を溶かした。エチレングリコール(435μL、484mg、7.8mmol)を加え、反応液を加熱させて1時間還流させた後、室温まで冷却させた。ロータリーエバポレーターにより、THFを除去し、白色固体を得た。ヘキサンを加え、固体を溶かし、ロータリーエバポレーションにより除去した。生成物を高真空下に置き、黄褐色固体(1.17g、97%)を得た。1H−NMR(300.058MHz,CDCl3)δppm7.93(1H,S),7.3−7.4(2H,m),4.35(4H,s)
トルエン(200mL)中に溶かした3−フルオロフェニルボロン酸(7.00g、50.0mmol)とエチレングリコール(2.8mL、50mmol)の混合液を、ディーン・スターク(Dean−Stark)条件下で、加熱させて3時間還流させた。減圧下で溶媒を除去し、3−フルオロフェニルボロン酸エチレングリコールエステル(7.57g、91%)を得た。
一般的手順A:グリニャール方法論
窒素下で、乾燥THF(10〜20mL/g)中に、ボロン酸エチレングリコールエステルを溶かした。溶液をアセトン/乾燥氷浴内で−78℃まで冷却、或いは氷/水浴内で0℃まで冷却した。冷却した溶液に、グリニャール試薬(0.95〜1.2モル当量)を一滴ずつ加えた。反応液を室温まで暖め、3〜18時間攪拌した。6NのHCl(2mL/g)を加え、溶媒を低真空下で除去した。ジエチルエーテル(40mL/g)中に生成物を抽出して、水で洗浄した(3×同量)。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーションにより、溶媒を除去して、粗生成物を得た。その粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製するか、或いは精製しないで次の段階に取っておいた。別の試案:ボリン酸生成物が、塩基性基(例、アミンまたはピリジン等)を含有するならば、室温で3〜18時間攪拌した後、水(2mL/g)を加え、pHを5〜8まで調節した。生成物を、ジエチルエーテルまたはエチルアセタート或いはTHF中で、最大3回(40mL/g)まで抽出した。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーションにより、溶媒を除去して、粗生成物を得た。その粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製するか、或いは精製しないで次の段階に取っておいた。
窒素下で、乾燥THF中に、4−シアノフェニルボロン酸エチレングリコールエステル(500mg、2.89mmol)を溶かした。溶液をアセトン/乾燥氷浴内で−78℃まで冷却し、その冷却した溶液に、3−フルオロフェニルマグネシウムブロミド(THF中に1M)(2.74mL、2.74mmol、0.95モル当量)を一滴ずつ加えた。反応液を室温まで徐々に暖め、18時間攪拌した。反応液に6NのHCl(1mL/g)を加えて、不透明に見えるようになり、ロータリーエバポレーターを用いて、溶媒を除去した。ジエチルエーテル(20mL)中に生成物を抽出して、水で洗浄した(3×20mL)。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーターを用いて、溶媒を除去して、油性固体として粗生成物を得た。その粗生成物は、精製しないで、次の段階に取っておいた。
窒素下で、乾燥THF(20〜30mL/g)中に、臭化(ヘテロ)アリールまたはヨウ化(ヘテロ)アリールを溶かし、ガス抜きした。アセトン/乾燥氷浴内で、溶液を−78℃まで冷却し、THFもしくは他の溶媒(1.2〜2.4モル当量)に溶かしたn−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウムまたはtert−ブチルリチウムを、冷却した溶液に一滴ずつ加える(通常、溶液が徐々に濃黄色に変わる)。窒素下で、乾燥THFまたはジエチルエーテル(2〜10mL/g)中に、ボロン酸エチレングリコールエステル(1モル当量)を溶かした。THFに溶かしたボロン酸エチレングリコールエステルを、冷却したアリール−リチウム溶液に一滴ずつ加えた(通常、溶液が徐々に浅黄色に変わる)。反応液を室温まで暖め、1〜18時間攪拌した。6NのHCl(2〜4mL/g)を加え、低真空下で、溶媒を除去した。ジエチルエーテル(40mL)中に生成物を抽出して、水で洗浄した(3×同量)。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーションにより、溶媒を除去して、粗生成物を得た。その粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製するか、或いは精製しないで次の段階に取っておいた。別の試案:ボリン酸生成物が、塩基性基(例、アミンまたはピリジン等)を含有するならば、室温で3〜18時間攪拌した後、水(2mL/g)を加え、pHを5〜8まで調節した。生成物を、ジエチルエーテルまたはエチルアセタート或いはTHF中で、最大3回(40mL/g)まで抽出し、水で洗浄した(3×同量)。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーションにより、溶媒を除去して、粗生成物を得た。その粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより精製するか、或いは精製しないで次の段階に取っておいた。
窒素下で、乾燥THF(15mL)中に、3−クロロ−ブロモベンゼン(447μL、728mg、3.8mmol)を溶かした。その溶液を脱ガスして、アセトン/乾燥氷浴内で−78℃まで冷却し、tert−ブチルリチウム(THF中に1.7M)(4.47mL、7.6mmol、2モル当量)を、冷却した溶液に一滴ずつ加え、溶液が徐々に濃黄色に変わった。乾燥ジエチルエーテル(1mL)中に、3−チオフェンボロン酸エチレングリコールエステル(586mg)を溶かしながら、−78℃で溶液を攪拌した。冷却した溶液に、ボロン酸エステル溶液を一滴ずつ加え、溶液の色が浅黄色に変化した。反応液を室温まで暖め、18時間攪拌した。6NのHCl(2mL)を加え、反応液を1時間攪拌した。ロータリーエバポレーターを用いて、溶媒を除去した。ジエチルエーテル(10mL)中で、生成物を抽出し、水で洗浄した(2×10mL)。有機層を乾燥させ(MgSO4)、濾過して、ロータリーエバポレーターを用いて、溶媒を除去して、オレンジオイルとして、粗生成物を得た。その生成物を、シリカゲルと、溶離液としてヘキサン:エチルアセタート=5:1を用いるカラムクロマトグラフィーにより精製して、透明オイル(614mg、73%)として純粋な生成物を得た。
3−シアノフェニルボロン酸エチレングリコールエステルとビニルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
3−フルオロ−5−クロロフェニルボロン酸エチレングリコールエステルとエチニルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
2−チエニルボロン酸エチレングリコールエステルと4−メチル−3−クロロフェニルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
4−シアノフェニルボロン酸エチレングリコールエステルとエチニルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
3−フルオロフェニルボロン酸エチレングリコールエステルとシクロプロピルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
3−チエニルボロン酸エチレングリコールエステルとメチルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
フェニルボロン酸エチレングリコールエステルと4−ピリジルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
3−シアノフェニルボロン酸エチレングリコールエステルと2−フルオロフェニルリチウムとの反応により、6bで記載した方法と同様な方法で、この化合物を調製した。
窒素雰囲気下、−78℃で、THF(14mL)中に溶かしたN,N−ジメチル−4−ブロモベンジルアミン(1.50g、7.00mmol)の溶液に、Sec−ブチルリチウム(シクロヘキサン中に1.4M、6.0mL)を加え、混合液を15分間攪拌した。THF(7mL)に溶かした3−フルオロフェニルボロン酸エチレングリコールエステル(1.16g、7.00mmol)を混合液に加えた。反応液を室温まで暖め、1時間攪拌した。水を加え、混合液をエーテルで洗浄した。1Mの塩酸で、pHを8に調節した。エチルアセタートで、混合液を2回抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、ボリン酸(890mg、49%)を得た。
乾燥テトラヒドロフラン(THF、25mL)に溶かしたホウ酸トリメチル(0.37mL)の冷溶液(−78℃)を、4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(6.75mL、エーテル中に1M溶液)で一滴ずつ処理した。反応混合液を、−78℃で、1時間攪拌した後、室温で18時間攪拌した。減圧下で溶媒を除去した。結果としての残渣を100mLのエーテルと15mLの6N塩酸と一緒に攪拌した。有機層を分離して、水性層をエーテル(2×100mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を除去して、淡黄色の固体を得た。生成物を、シリカゲル(Hex:エーテル=1:1)でクロマトグラフィーにかけて、420mgのボリン酸を得た。1H−NMR(400MHz,CDCl3)δ:5.84(s,OH),7.46(d,4H、Ar−H),7.72(d,4H、Ar−H)
5aと同様の方法で、3−クロロ−4−メチルフェニルマグネシウムブロミドとホウ酸トリメチルとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
5aと同様の方法で、3−フルオロ−4−メチルフェニルリチウムとホウ酸トリメチルとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
5aと同様の方法で、3−クロロ−4−メトキシフェニルリチウムとホウ酸トリメチルとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
5aと同様の方法で、3−フルオロ−4−メトキシフェニルリチウムとホウ酸トリメチルとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
−78℃で、4−クロロフェニルマグネシウムブロミド(5.5mL、エーテル中に1M溶液)に、ジ(イソプロポキシ)メチルボラン(1mL、0.78g)を注射器で一滴ずつ加えた。反応混合液を−78℃で1時間攪拌した後、周囲温度で一晩攪拌した。反応混合液を100mLのエーテルと15mLの6N塩酸で一滴ずつ処理し、1時間攪拌した。有機層を分離して、水性層をエーテル(2×100mL)で抽出した。一緒にした有機抽出物を塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、1.1gのオイルを得た。生成物の1H−NMRは、(4−クロロフェニル)メチルボリン酸と一致した。
6mと同様の方法で、4−フルオロフェニルマグネシウムブロミドとジ(イソプロポキシ)メチルボランとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
6mと同様の方法で、4−ビフェニルリチウムとジ(イソプロポキシ)メチルボランとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
6mと同様の方法で、3−クロロ−4−メチルフェニルリチウムとジ(イソプロポキシ)メチルボランとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
6mと同様の方法で、3−クロロ−4−メトキシフェニルリチウムとジ(イソプロポキシ)メチルボランとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
6mと同様の方法で、4−ジメチルアミノフェニルリチウムとジ(イソプロポキシ)メチルボランとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
3−ブロモピリジン(1.60g、10.0mmol)をTHF(15mL)に溶かした溶液に、窒素雰囲気下、室温で、イソプロピルマグネシウムクロリド(THF中に2.0M)(5.0mL、10mmol)を加えた。混合液を1時間攪拌した。ビニルボロン酸ジブチルエステル(3.4mL)を、反応に一滴ずつ加え、その混合液を室温で、18時間攪拌した。水を加え、1Mの塩酸で、pHを7に調節した。エチルアセタートで、混合液を抽出した。有機層を塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。減圧下で、溶媒を除去し、標題化合物(1.04g、78%)を得た。
6sと同様の方法で、3−クロロ−4−ジメチルアミノフェニルリチウムとビニルボロン酸ジブチルエステルとの反応から、標題化合物を得た。シリカゲルでのクロマトグラフィーにより、生成物を得た。
ビス(3−クロロフェニル)ボリン酸4−(ヒドロキシエチル)イミダゾールエステル(121)
ビス(3−クロロフェニル)ボリン酸(0.4g、1.428mmol)をエタノール(10mL)に溶かした溶液に、4−(ヒドロキシエチル)イミダゾールハイドロクロリド(0.191g、1.428mmol)、重炭酸ナトリウム(0.180g、2.143mmol)を加え、反応混合液を室温で18時間攪拌した。塩を濾過で除去した。濾液を濃縮して、ヘキサンで処理して、固体として生成物を得て、濾過により、回収した(450mg、84.9%収量)。1H−NMR(CD3OD)δ(ppm)2.92(t,2H),3.82(t,2H),7.0−7.2(m,9H),7.90(s,1H);(ES−)(m/z)343.11,MF C17H15BCl2N2O
実施例121と同様の方法で、ビス(4−クロロフェニル)ボリン酸と4−(ヒドロキシメチル)イミダゾールハイドロクロリドとの反応から、標題化合物を得た。白色結晶として、生成物を得た。(ES−)(m/z)328.79,MF C16H13BCl2N2O
メタノール(5mL)に溶かした1−ベンジル−4−(ヒドロキシメチル)イミダゾール(96mg、0.521mmol)の溶液に、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸(121mg,0.521mmol)を加え、反応混合液を室温で、2時間攪拌した。減圧下で溶媒を除去し、その残渣をヘキサンで処理して、固体を得た。濾過により、生成物を単離して、ヘキサンで洗浄し、生成物(193mg、83%)を得た。1H−NMR(CDCl3)δ:2.3(s,6H、2XCH3),4.8(brs,2H,CH2),5.1(brs,2H,CH2),6.9−7.4(複合,13H,Ar−H);MS(ESI+)(m/z)448.78,MF C25H23BCl2N2O
実施例127と同様の方法で、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸と1−メチル−2−(ヒドロキシ−メチル)イミダゾールハイドロクロリドとの反応から、標題化合物を得た。白色結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)372.82,MF C19H21BCl2N2O
実施例127と同様の方法で、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸と1−エチル−2−(ヒドロキシ−メチル)イミダゾールハイドロクロリドとの反応から、標題化合物を得た。白色結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)386.83,MF C20H23BCl2N2O
実施例127と同様の方法で、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸と1−メチル−4−(ヒドロキシメチル)イミダゾールハイドロクロリドとの反応から、標題化合物を得た。白色結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)372.88,MF C19H21BCl2N2O
実施例121と同様の方法で、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸と2−ピリジルエタノールとの反応から、標題化合物を得た。白色結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)383.84,MF C21H20BCl2N2O
ビス(3−クロロフェニル)ボリン酸5−シアノ−8−ヒドロキシキノリンエステル(19)
エタノール(5mL)と水(2mL)中にビス(3−クロロフェニル)ボリン酸(0.25g)を溶かした溶液に、5−シアノ−8−ヒドロキシキノリン(0.15g)を加えた。その溶液を室温で21時間攪拌した。黄色の固体沈殿を形成し、濾過によりその沈殿を回収し、冷エタノールで洗浄した。黄色の結晶として、生成物を得た。1H−NMR(DMSO−d6)δ(ppm)7.24−7.35(m,8H),7.38(d,1H),8.18(dd,1H),8.40(d,1H),8.86(d,1H),9.50(d,1H).
エタノール(2mL)に溶かした(3−クロロフェニル)(2−チエニル)ボリン酸(1.5g)の溶液に、温エタノール(2mL)中に溶かした8−ヒドロキシキノリン(0.77g)を加えた。反応液を加熱して還流し、室温まで冷却した。黄色の固体を沈殿させた。混合液を氷中で冷却し、濾過により、固体を回収し、冷エタノールで洗浄した。黄色の固体(1.01g)として、生成物を得た。1H−NMR(DMSO)δ(ppm)6.98−7.06(m,2H),7.19−7.26(m,3H),7.38−7.50(m,4H),7.71(t,1H),7.91(dd,1H),8.80(d,1H),9.18(d,1H);(ESI+)(m/z)350.1,MF C19H13BClNOS
実施例36と同様の方法で、(2−チエニル)メチルボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。黄色の結晶として、生成物を得た。
実施例36と同様の方法で、(3−シアノフェニル)ビニルボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。黄色の結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)285.1,MF C18H13BN2O
実施例36と同様の方法で、(2−クロロフェニル)エチニルボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。黄色の結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)292.1,MF C17H11BClNO
実施例36と同様の方法で、ビス(エチニル)ボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。淡黄色の結晶として、生成物を得た。(ESI+)(m/z)206.1,MF C13H8BNO
実施例36と同様の方法で、(3−フルオロフェニル)シクロプロピルボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。淡黄色の結晶として、生成物を得た。(ES−)(m/z)291.05,MF C18H15BFNO
エタノール中に(3−ピリジル)ビニルボリン酸(1.04g、7.82mmol)と8−ヒドロキシキノリン(961mg、6.63mmol)とを溶かした溶液を、40℃で20分間攪拌した。減圧下で、溶媒を除去し、ジエチルエーテル/ジイソプロピルエーテル/ヘキサンから残渣を結晶化して、淡黄色の粉末製剤(355mg、21%)として、標題生成物(99)を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ(ppm)5.23(dd,1H),5.46(dd,1H),6.43(dd,1H),7.14(d,1H),7.19(dd,1H),7.41(d,1H),7.6−7.8(m,2H),7.88(dd,1H),8.35(dd,1H),8.57(s,1H),8.78(d,1H),9.00(d,1H);(ESI+)(m/z)261 MF C16H13BN2O
実施例99と同様の方法で、(4−(ジメチルアミノメチル)フェニル)(3−フルオロフェニル)ボリン酸と8−ヒドロキシキノリンとの反応から、標題化合物を得た。淡黄色の粉末製剤として、生成物を得た。ESI+(m/z)385 MF C24H22BFN2O
ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸3−ヒドロキシピコリン酸エステル(111)
エタノール(120mL)に、ビス(3−クロロ−4−メチルフェニル)ボリン酸(14.6g)を溶かし、加熱して還流した。3−ヒドロキシピコリン酸(5.83g)を温溶液に数回にわけて加えた。3−ヒドロキシピコリン酸の最後の添加をした後、反応液を室温まで冷却した。一部のエタノールを除去して、反応液を濃縮した。濾過により、固体を除去した。エタノールから1回再結晶して、白色結晶(13.4g)として、標題生成物を得た。MP=165.0〜166.5℃
Claims (80)
- 式1
R*およびR**は、各々独立して、置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)、置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)、置換もしくは未置換のアルケニル、置換もしくは未置換のアルキニル、置換もしくは未置換のアラルキル、置換もしくは未置換のフェニル、および置換もしくは未置換のヘテロアリールから選択され、
zは、0または1であり、zが1である場合、Aは、CH、CR10またはNであり、
Dは、N、CH、またはCR12であり、
R12は、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、OH、アルコキシ、アリールオキシ、SH、S−アルキル、S−アリール、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO2−アルキル、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、NH2、2*−アミノ、3*−アミノ、NH2SO2およびCONH2から選択され、
Jは、CR10またはNであり、
R9、R10およびR11は、各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、(CH2)nOH(n=2〜3)、CH2NH2、CH2NHアルキル、CH2N(アルキル)2、ハロゲン、CHO、CH=NOH、CO2H、CO2−アルキル、S−アルキル、SO2−アルキル、S−アリール、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、NH2、アルコキシ、CF3、SCF3、NO2、SO3HおよびOHからなる群から選択される]
の構造を有する化合物(それらの塩を含む)。 - R*とR**が、同一である請求項1に記載の化合物。
- R*とR**が、異なる請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)である請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)である請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)である請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)である請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルケニルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルケニルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルキニルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルキニルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のフェニルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のフェニルであり、Jが−CH−でかつz=1である場合、AとDが、両方とも−CH−であることはない請求項1に記載の化合物。
- 前記フェニルが、以下の構造
を有する請求項12または13に記載の化合物。 - R*が3−フルオロフェニルであり、R**が4−クロロフェニルであり、R9がHであり、R11がHであり、AzがCHであり、DがCHであり、JがCHである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々3−(4,4−ジメチルオキサゾリジン−2−イル)フェニルであり、およびR9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、JがCHである請求項1に記載の化合物。
- R*が3−フルオロフェニルであり、R**がシクロプロピルであり、R9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、およびJがCHである請求項1に記載の化合物。
- R*が4−(N,N−ジメチル)−アミノメチルフェニルであり、R**が4−シアノフェニルであり、R9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、およびJがCHである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のベンジルである請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のベンジルである請求項1に記載の化合物。
- 前記ベンジルが、以下の構造
を有する請求項21または22に記載の化合物。 - R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換の複素環である請求項1に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換の複素環である請求項1に記載の化合物。
- 前記複素環が、以下の構造
Yは、CHまたはNであり、
R1、R2、およびR3は、各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アラルキル、置換アラルキル、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、オキサゾリジン−2−イル、またはアルキル置換されたオキサゾリジン−2−イルからなる群から選択される]
を有する請求項18または19に記載の化合物。 - R*がピリド−3−イルであり、R**が4−クロロフェニルであり、R9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、およびJがCHである請求項1に記載の化合物。
- R*が5−シアノピリド−3−イルであり、R**がビニルであり、R9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、およびJがCHである請求項1に記載の化合物。
- R9がHであり、R11がHであり、z=1、AがCHであり、DがCHであり、およびJがCHである請求項1に記載の化合物。
- 式2
R*およびR**は、各々独立して、置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)、置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)、置換もしくは未置換のアルケニル、置換もしくは未置換のアルキニル、置換もしくは未置換のアラルキル、置換もしくは未置換のフェニル、および置換もしくは未置換の複素環から選択され、
zは、0または1であり、zが1である場合、Aは、CH、CR10またはNであり、
Dは、N、CH、またはCR12であり、
Eは、H、OH、アルコキシもしくは2−(モルホリノ)エトキシ、CO2HまたはCO2−アルキルであり、
およびm=0〜2である
rは、1または2であり、rが1である場合、Gは、=O(二重結合した酸素)であり、rが2である場合、各Gは独立して、H、メチル、エチルまたはプロピルであり、
R12は、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、OH、アルコキシ、アリールオキシ、SH、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、NH2、2*−アミノ、3*−アミノ、NH2SO2およびCONH2から選択され、
R9は、水素、アルキル、シクロアルキル、(CH2)nOH(n=1〜3)、CH2NH2、CH2NHアルキル、CH2N(アルキル)2、ハロゲン、CHO、CH=NOH、CO2H、CO2−アルキル、S−アルキル、SO2−アルキル、S−アリール、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、NH2、アルコキシ、CF3、SCF3、NO2、SO3HおよびOHからなる群から選択される]
の構造を有する化合物(それらの塩を含む)。 - R*とR**が、同一である請求項31に記載の化合物。
- R*とR**が、異なる請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルキル(C1〜C4)である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のシクロアルキル(C3〜C7)である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルケニルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルケニルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のアルキニルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアルキニルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、置換もしくは未置換のフェニルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々フェニルと置換フェニル以外である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**の一方が、ベンジルもしくは置換ベンジルである請求項31に記載の化合物。
- rが1であり、Gが=Oであり、mが0であり、およびEがOHである請求項31に記載の化合物。
- zが、1であり、かつR9が、アルキル(C4より大きい)、(CH2)nOH(n=1、2または3)、CH2NH2、CH2NHアルキル、CH2N(アルキル)2、CHO、CH=NOH、CO2H、CO2−アルキル、S−アルキル、SO2−アルキル、S−アリール、アルコキシ(C4より大きい)、SCF3、およびNO2から選択される請求項31に記載の化合物。
- zが1であり、かつR10がアルキル(C4より大きい)、(CH2)nOH(n=1、2または3)、CH2NH2、CH2NHアルキル、CH2N(アルキル)2、CHO、CH=NOH、CO2H、CO2−アルキル、S−アルキル、SO2−アルキル、S−アリール、アルコキシ(C4より大きい)、SCF3、およびNO2から選択される請求項31に記載の化合物。
- zが1であり、かつDが、CR12(式中、R12は、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、OH、アルコキシ(C4より大きい)、アリールオキシ、SH、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO3H、SCF3、CN、NO2、NH2SO2およびCONH2から選択される)である請求項31に記載の化合物。
- zが、1であり、かつEが、N−(モルホリニル)エトキシまたはC4より大きいアルコキシである請求項31に記載の化合物。
- AまたはDが、窒素である請求項31に記載の化合物。
- mが、2である請求項31に記載の化合物。
- R*またはR**の一方が、1〜5個の置換基で置換された置換フェニルであり、前記置換基の各々が、独立して、アルキル(C6より大きい)、アリール、置換アリール、ベンジル、置換ベンジル、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、CONHアルキル、CON(アルキル)2、OH、アルコキシ(C6より大きい)、アリールオキシ、SH、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO3H、SCF3、CN、NO2、NH2、2°−アミノ、3°−アミノ、NH2SO2、OCH2CH2NH2、OCH2CH2NHアルキル、OCH2CH2N(アルキル)2、オキサゾリジン−2−イル、およびアルキル置換されたオキサゾリジン−2−イルから選択される請求項31に記載の化合物。
- 前記フェニルが、以下の構造
を有する請求項44に記載の化合物。 - R*およびR**が、各々3−クロロ−4−メチルフェニルであり、R9がHであり、R11がHであり、zが1であり、AがCHであり、DがCHであり、EがOHであり、m=0、rが1であり、およびGが=O(二重結合した酸素)である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々2−メチル−4−クロロフェニルであり、R9がHであり、R11がHであり、zが1であり、AがCHであり、DがCHであり、EがOHであり、m=0、rが1であり、およびGが=O(二重結合した酸素)である請求項31に記載の化合物。
- R*またはR**の一方が、置換もしくは未置換のアラルキルである請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換のアラルキルである請求項31に記載の化合物。
- 前記ベンジルが、以下の構造
を有する請求項58または59に記載の化合物。 - R*またはR**の一方が、置換もしくは未置換の複素環である請求項31に記載の化合物。
- R*およびR**が、各々置換もしくは未置換の複素環である請求項31に記載の化合物。
- 前記複素環が、以下の構造
Yは、CHまたはNであり、
R1、R2、およびR3は、各々独立して、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、置換アリール、アラルキル、置換アラルキル、(CH2)kOH(k=1、2または3)、CH2NH2、CH2NH−アルキル、CH2N(アルキル)2、CO2H、CO2−アルキル、CONH2、S−アルキル、S−アリール、SO2−アルキル、SO2N(アルキル)2、SO2NHアルキル、SO2NH2、SO3H、SCF3、CN、ハロゲン、CF3、NO2、オキサゾリジン−2−イル、またはアルキル置換されたオキサゾリジン−2−イルからなる群から選択される]
を有する請求項61または62に記載の化合物。 - R9がHであり、R11がHであり、zが1であり、AがCHであり、DがCHであり、EがOHであり、m=0、rが1であり、およびGが=O(二重結合した酸素)である請求項31に記載の化合物。
- 表1の化合物の構造を有する化合物。
- 表2の化合物の構造を有する化合物。
- 表3の化合物の構造を有する化合物。
- 表4の化合物の構造を有する化合物。
- 薬学的に許容できる担体に請求項1の化合物を含んでなる組成物。
- 微生物が原因となる疾患をその疾患で苦しむ患者において治療する方法であって、治療上有効量の請求項1〜69に記載の化合物を前記患者に投与することを含んでなる方法。
- 前記微生物が、細菌である請求項71に記載の方法。
- 前記細菌が、グラム陽性細菌である請求項72に記載の方法。
- 前記グラム陽性細菌が、スタフィロコッカス(Staphylococcus)種、ストレプトコッカス(Streptococcus)種、バシラス(Bacillus)種、マイコバクテリウム(Mycobacterium)種、コリネバクテリウム(Corynebacterium)種、クロストリジウム(Clostridium)種、アクチノミセス(Actinomyces)種、エンテロコッカス(Enterococcus)種、およびストレプトミセス(Streptomyces)種からなる群から選択されるメンバーである請求項73に記載の方法。
- 前記細菌が、グラム陰性細菌である請求項72に記載の方法。
- 前記グラム陰性細菌が、アシネトバクター(Acinetobacter)種、ナイセリア(Neisseria)種、シュードモナス(Pseudomonas)種、ブルセラ(Brucella)種、アグロバクテリウム(Agrobacterium)種、ボルデテラ(Bordetella)種、大腸菌(Escherichia)種、シゲラ(Shigella)種、エルシニア(Yersinia)種、サルモネラ(Salmonella)種、クレブシエラ(Klebsiella)種、エンテロバクター(Enterobacter)種、ヘモフィルス(Haemophilus)種、パスツレラ(Pasteurella)種、ストレプトバシラス(Streptobacillus)種、スピロヘータ(spirochetal)種、カンピロバクター(Campylobacter)種、ビブリオ(Vibrio)種、およびヘリコバクター(Helicobacter)種からなる群から選択されるメンバーである請求項75に記載の方法。
- 前記細菌が、スタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus);スタフィロコッカス・エピデルミディス(Staphylococcus epidermidis);スタフィロコッカス・サプロフィティカス(Staphylococcus saprophyticus);ストレプトコッカス・ピオゲネス(Streptococcus pyogenes);ストレプトコッカス・アガラクチアエ(Streptococcus agalactiae);ストレプトコッカス・ニューモニエ(Streptococcus pneumoniae);エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis);エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium);炭疽菌(Bacillus anthracis);マイコバクテリウム・エイビウム(Mycobacterium avium);マイコバクテリウム・ツベルキュロシス(Mycobacterium tuberculosis);アシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii);コリネバクテリウム・ジフテリア(Corynebacterium diphtheria);クロストリジウム・パーフリンジェンス(Clostridium perfringens);クロストリジウム・ボツリナム(Clostridium botulinum);クロストリジウム・テタニ(Clostridium tetani);ナイセリア・ゴノレア(Neisseria gonorrhoeae);ナイセリア・メニンジティディス(Neisseria meningitidis);シュードモナス・エルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa);レジオネラ・ニューモフィラ(Legionella pneumophila);大腸菌(Escherichia coli);エルシニア・ペスティス(Yersina pestis);ヘモフィルス・インフルエンザ(Haemophilus influenzae);ヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori);カンピロバクター・フェタス(Campylobacter fetus);カンピロバクター・ジェジュニ(Campylobacter jejuni)、;ビブリオ・コレラ(Vibrio cholerae);ビブリオ・パラヘモリティカス(Vibrio parahemolyticus);トレポメーナ・パリダム(Trepomena pallidum);アクチノマイセス・イスラエリイ(Actinomyces israelii);発疹チフスリケッチア(Rickettsia prowazekii);斑点熱リケッチア(Rickettsia rickettsiis);クラミジア・トラコマチス(Chlamydia trachomatis);クラミジア・シッタシイ(Chlamydia psittaci);ブルセラ・アボルタス(Brucella abortus);アグロバクテリウム・ツメフェイシェンス(Agrobacterium tumefaciens);およびフランシセラ・ツラレンシス(Franscisella tularensis)からなる群から選択されるメンバーである請求項72に記載の方法。
- 前記微生物が、真菌または酵母である請求項71に記載の方法。
- 前記酵母が、カンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カンジダ・グラブラータ(Candida glabrata)、カンジダ・クルセイ(Candida krusei)、カンジダ・トロピカリス(Candida tropicalis)、またはカンジダ・パラプシロシス(Candida parapsilosis)からなる群から選択されるメンバーである請求項78に記載の方法。
- 前記真菌が、アスペルギルス(Aspergillus)種、トリコフィトン(Trichophyton)種、マイクロスポリウム(Microsporium)種、クリプトコッカス・ネオフォーマンス(Cryptococcus neoformans)、ブラストミセス・デルマティティディス(Blastomyces dermatitidis)、コクシディオデス・イミチス(Coccidiodes immitis)、ヒストプラスマ・カプスラーツム(Histoplasma capsulatum)、またはパラコッキジオデス・ブラシリエンシス(Paracoccidioides brasiliensis)からなる群から選択されるメンバーである請求項78に記載の方法。
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