JP2008502321A5 - - Google Patents

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PM−2抗体の抗原とその使用法
この発明はポリペプチドに関するものである。このポリペプチドは膜結合蛋白として細胞表面に発現されているものであって、一つ乃至複数のポイントにおいてグリコシル化されており(蛋白)、そのアミノ酸配列は部分的に、又は完全に、インテグリン結合蛋白p80(受入れ番号AJ131720)又はREV1(受入れ番号AF206019)に対応している。
この発明はまた腫瘍治療、腫瘍診断及び腫瘍研究に関する発明によるポリペプチドの使用に関するものである。
化学療法の進歩発達にもかかわらず、ガンの有効な治療法は医学における最大の挑戦の的となっている。これを目標として、ガンの旱期診断ということが特に重要な役割を演ずるわけである。不安をいだいている尨大な数のガンの患者が、その最初の診断の際に、すでに頗る病状の進んだ状態になっている。それだけではなく、組織の中に腫瘍細胞が存在することが早期に判っていても、ガンと戦う新規な手段、たとえば細胞の増殖を押えることや、そのアポトーシスを図る手段が阻害されている。神経成長因子/腫瘍壊死因子(NGF/TNF)などのような細胞表面のアポトーシスレセプターはリンパ球に広く発現されているが、また数多くの他の細胞類も見出されるので、ガンの治療にとって適切ではない。特に、in vivoでのテストにおいて、これらの受容体についてのリガンドと抗体とは肝障害を招く。アポトーシス作用を行う腫瘍特異受容体(抗原)は、腫瘍細胞の表面に発現されるものであり、それ故に、ガンの治療にとって特に重要である。そのことは、特に、アポトーシス作用を演ずるヒトの単クローン抗体が次々と同定、単離されていることを背景にしている。ハイブリドーマ技術を利用して、ガン患者の組織と健なドナーから一連の瘍特IgMを分離するのに成功している。特に、2種類のヒト単クローン腫瘍特異抗体とその抗原とを識別することは可能になっている。したがって、ヒト単クローン抗体SC−1はCD−55受容体に特異的に結合する(Cancer Reserch, 1999年10月15日, 59(20), 5299-5306, Hensel et al.)。一方、PAM−1抗体は、特異的にCFR−1受容体に結合する(Oncol.Rep. 2004年4月, 11(4), 777-784 Braendlein et al.)。また、この種のヒト・単クローン抗体はガンの治療と診断とに大きな役割を果すものである。これがガンの治療に重要であるということは、腫瘍細胞の表面の対応する抗原異的に結合した後に、細胞のアポトーシス及び又は胞増殖抑制を誘発することにある。
ヒト単クローン抗体PM−2(DE 102 305 156 A1)(DSM受入れ番号:DSM ACC2600)を用いることで、抗原(受容体)としてPM−2抗体を特異的に見出すところの本発明に係る膜糖蛋白を同定することができる。この発明に係る抗原の質量分光分析配列比較(図6を参照)したところ、この発明に係る抗原とp80蛋白又はREV1(受入れ番号AF206019)として周知の蛋白(NCBI受入れ番号AJ131720)との間に、少くとも調査した範囲内において相同性が存在することが明らかになった
[定義]
アポトーシスとはプログラムされた細胞死、すなわちDNAの断片化、細胞の収縮及び小胞体の膨張、それに続く細胞の断片化及び膜小胞、いわゆるアポトーシス小体、の形成による細胞の自殺のことを言う。最も多くの場合には真核細胞の死を招き、胚形成、変態、そして組織萎縮を発生する。アポトーシスは、細胞死の生理学的な形式として、壊死の場合のよう炎症作用あるいは細胞の損傷などを初期に生ずることなく、必要としない細胞を極めて迅速に、きれいに除くものである。病理学的なコンディションの場合には、アポトーシスは、また、ガン前駆細胞などの悪性の細胞を除去する働きをする。アポトーシス、細胞毒性T−リンパ球又は腫瘍壊死因子のようなサイトカイン、グリココルチコルド及び抗体のような刺激によって広く呼び起こされる。
「グリコシレーション(糖鎖形成)」
糖蛋白は、その細胞外の側に糖残基(グリコカリックス)を有し、これはアスパラギン側鎖のアミド窒素原子に結合されている(N−結合)、あるいはセリン又はスレオニン側鎖の酸素原子に結合されているか(O−結合)のいずれかである。側鎖に直接結合している糖は通常、N−アセチルグルコンか、あるいはN−アセチルガラクトサミンである。炭水化物は極めて多様な構造を形成することができる。まず第一に、数多くの単糖類は1もしくはそれ以上のOHを介して互結合することができる。第二として、C−1原子への結合はα又はβ配位をとることができる。これらの数多の結合を利用して、膜糖蛋白がオリゴ糖類から成側鎖を伸長させることができる。
細胞の表面の炭水化物の構造グリコシレーションパターン、グリコカリックスが細胞の認識について情報特性を具備することは知られている。したがって、例えば、免疫系が標的細胞に対する同定及び吸着のために、そのプロセスの機序についての構造の基本は、いまだによく判っていないながらも、グリコシレーションパターンを必要とする。
ンテグリンは蛋白質であり、これは細胞の表面に連結されていて、その疎水性の部分は細胞壁を突きぬけており(膜貫通蛋白)、その細胞外の成分はグリコシル化されている膜糖蛋白)である。着として知られている過程によって、インテグリンは、細胞の、細胞外基質及び他の細胞の結合を促進する。インテグリンのアミノ酸配列と三次元蛋白構造とに加えて、インテグリンに結合する糖の構造は結合の選択に関して影響がある。インテグリンはα及びβサブユニットから成るヘテロダイマーであり、およそ10の異なるαサブユニットと、少くともその2倍異なるβサブユニットがある。インテグリンの受容体タイプについてかかる事実から生ずる可変性だけをとってみても、細胞の基礎となる一般機序が完全に理解されていないということを示すものである。インテグリン結合の特異性は細胞外Ca 2+ 濃度によって、より一段と変調される。インテグリンが細胞外基質のArg−Gly−Asp配列(Ruoslahti, Pierschbacher, Science, 1987, 238, 491)に選択的に結合することは公知である。
着の受容体のうち、インテグリンが特に情報の伝達すなわち、細胞外の信号の細胞の内部への情報伝達、及び細胞の内部から外部へ伝達に作用する。着とそれに続く細胞内部への信号伝達は細胞内の反応を誘発させ、細胞骨格の再構成に導き、信号カスケードを誘導する。インテグリン結合蛋白着においてインテグリンが結合する相手である。
細胞着プロセスは発現パターンに対する調節効果それによって受容体それ自体の特異性に対する調節効果がある。細胞接着メカニズムは、それ故、細胞の成長、細胞の動そして細胞分化に重要である。に、それには、細胞がその特殊な形状を喪失して転移性ガン細胞になる場合を含んでいる。
[腫瘍性の細胞]
新生物又は腫瘍は異常な組織塊であってその成長は自律的(増殖因子に非依存性)、同調目的的かつ、進行性である。腫瘍は2種類の成分から成っている。すなわち、腫瘍性の細胞として知られる実質細胞と、非腫瘍性の支質、すなわち、結合組織と血管である。この発明にる抗原の文脈でいうと、腫瘍性の細胞とは、制御されない細胞分裂に陥っている細胞、あるいはアポトーシス機構を備えていない細のことを指す。この発明において、腫瘍性の細胞とは、これら両方の障害を具備またその細胞周期は正常な細胞周期とは掛け離れていることを特徴とするものである。
先行文献(Wixler et al, FEBS Letters 1999, 445, 351-355)から既知の配列(受入れ番号AJ131720)はアルファインテグリン結合蛋白p80コード、これはアルファインテグリンの近位領域と相互作用する。これらの結合特性はp80が膜結合蛋白に違いないことを示している。p80蛋白のグリコシレーションに関する詳細は不明である。
ヒトREV−1蛋白(受入れ番号AF206019)も知であって、また、少くとも断片的に、この発明にる抗原に相同する配列を備えている。デオキシチジルトランスフェラーゼ活はREV1の機能として与えられる。デオキシチジルトランスフェラーゼは、恐らく、細胞核内でのDNAの複製時に娘DNA線維にデオキシチジレートの結合を触媒する。インテグリン結合タンパクであるp80に対して、REV1は膜結合タンパクではなく、核に局在る。
同一のアミノ酸配列のポリペプチドが、膜結合蛋白として、また細胞核中の蛋白としての双方であることができるということは、グリコレーションのような翻訳後の修飾がポリペプチドの局在と機能とに関する主要な役割を演ずるということを示すとともに配列が相同であるにもかかわらずれら蛋白が一とは推測できない。
この発明の目的は腫瘍特異ヒト単クローン抗体PM−2(DSM受入れ番号:DSMACC2600)結合する抗原を同定し特徴づけること、そしてその抗原を腫瘍治療及び腫瘍の診断に利用することにある。
PM−2抗体(ドイツ特許DE 102 30 516 A1号)は鎖と鎖の分子を具備するヒト単クローン抗体であって、鎖の場合も、鎖の場合も、抗体間で構造が一定な領域と、抗体間で構造変化している領域、すなわち、抗体の機能的フラグメントである、L鎖の可変領域の配列プロトコルのSEQ NO.4、及び/又はH鎖のSEQ ID NO.3の少なくとも一方とを有している。PM−2抗体はハイブリドーマ技法で生成されハイブリドーマ細胞(DSM ACC2600)はヘテロ−ミエロマ細胞HAB1及びそのサブクローンとP−リンパ球との融合によって得られ。P−リンパ球はリンパ器官、望ましくはガン患者の脾臓又はリンパ節から採取した。ヒト単クローン抗体PM−2は腫瘍性の細胞の表面の対応するPM−2抗原に特異的に結合した後で、この細胞のアポトーシスを開始させ、及び/又は細胞の増殖を阻害する。PM−2抗体のアポトーシス効果は細胞死ELISA検査法で詳細に検出されており、前掲ドイツ特許DE 102 30 516 A1号に詳述されている。
この目的を達成するために、発明は、腫瘍性細胞で発現するが非腫瘍性細胞では発現せず、抗原としてヒト単クローン抗体PM−2(DSM受入れ番号:DSM ACC2600)に特異的に結合し、N−グリコシル化及びO−グリコシル化されることを特徴とする原性を有する膜糖蛋白を教示する。
発明にる抗原は腫瘍特異、すなわち、腫瘍性細胞にのみ発現されるものである。ヒト単クローン抗体PM−2(DSM受入れ番号:DSM ACC2600)が本発明に係る抗原に特異的に結合するためには、N−グリコシル化及びO−グリコシル化重要である。
発明にる抗原と、少くとも断片的に配列が同一なp80タンパクと両者とも膜結合蛋白である。p80タンパクインテグリン結合するということは、発明にる抗原が腫瘍の発生おいて果たす役割を示すものである。細胞着分子として、インテグリンは血管新生に重要である。したがってαVβ3インテグリンは腫瘍供給する血管内皮細胞発現る。血管上皮細胞中に検出された本発明に係る抗原もまたインテグリンと相互作用を行ってこれを阻害することで血管新生阻止と同等の作用があると考えられる。インテグリンは血管を介して輸送される腫瘍細胞を、それまで腫瘍のなかった組織へ接着させることができるという点で、腫瘍細胞の転移に重要な役割を演ずるということ判っている。
抗体PM−2の特異的な結合に関して、発明に係る抗原は、N−グリコシド結合構造が恐らく特別の役目を果すものと思われる。グリコシレーション部位をより正確に分析すると、これは当業者にとって周知となっているソフトウェア(「英国 MRC ヒト・ゲノム・マッピング・プロジェクト」http://www.hgmp.mrc.ac.uk/Genome Web/prot-anal.htmlのデータベースソフトウェア)によって実行されている。
p80の部分的に入手可能な配列774アミノ酸)のみから出発して、この分析で、N−グリコシレーションは特に333,33,450及び568番目のアミノ酸生ずることがわかった。完全に入手可能なREV1蛋白の配列を用いた同様の分析によって、REV1の場合、N−グリコシレーション810,830,927及び1045番目アミノ酸に生じた。
同じ方法で決定したO−グリコシレーション部位の数は有意に多かった。
そのヒト単クローン抗体によって同定される抗原は、単量体又は複数の同のサブユニットから成されていても本発明の範囲内に属するその抗原が2つの同一のサブユニット(二量体)からなるホモマーであるか、あるいは異なる蛋白が結合したものであるかの可能性は、免疫ブロット法(ウエスタン・プロット)で検出される分子量が現在に至るまで、広いバンド幅の中で変化しているということをも説明できるであろう
その蛋白現する細胞は、PM−2抗体の特徴に関連して既に記載されている。したがってここで、DE 102 305 156 A1文献を参照するPM−2抗体を産生するハイブリドーマ細胞株は、特許手続上の微生物の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約に従って、「ドイツ国の微生物及び細胞の寄託所(DSMZ)」に一般に入手することができるようにDSM2600として2003年7月2日に寄託した。発明にる抗原の特性についてはに細胞株BXPC3(ATCC番号CRL1687)の膵臓ガン細胞用い。それは抗原がこのガン細胞の表面に特によく発現するからである。
発明に係る抗原の免疫生物学的意義の説明としては、抗原が上皮細胞腫瘍組織の表面に発現されることが重要と思われる
M−2抗体抗原に結合した後の腫瘍性細胞にアポトーシス招くこと発明にる抗原の治療能にとって決定的に重要である一方、PM−2抗体腫瘍性細胞の表面への特異的結により、その細胞の増殖が抑制されることも認められるこれらの両作用は腫瘍の治療について興味深いことである。
発明の範囲内において、発明にる抗原を分離する方法が開発され。当業者に周の界面活性中で均質化と溶解化とを行った後に、抗原をクロマトグラフィーて精製する。特に、サイズ排除クロマトグラフィーが、このために使用される。分離方法改良においてはサイズ排除クロマトグラフィーのあとにさらに陰イオン交換クロマトグラフィーの形による段階を利用してもよい。この第の精製段階によって、分離された膜糖蛋白の純度が改善される。
以上のようにして分離された抗原は、通常の薬用賦形剤と担体物質とを用いて薬剤の調製に使用することができる。最も単純な場合においては、生理食塩水中に製抗を溶解してin vivo投与た。
製した膜糖蛋白を、異的結合リガンド又は接着ペプチドを同定するための抗原として使用することもやはりまた本発明の範囲に属する。原則として、このようにして同定されたポリペプチドはヒト単クローン抗体の配列に断片的に対応するだけでるものの、腫瘍性細のアポトーシス及び又はこれらの細胞の増殖を抑制する。この効果を促進するために、着ペプチド又はリガンドを放射性ヌクレオチド、サイトキン、サイトカイン、又は成長抑制因子に結合させることができる。
ハイスループットスクリーニングの一部として生理活性物質同定、本発明に膜糖蛋白抗原として用いることが考えられる。そのような方法及びそ改良法は医品研究分の当業者には周知のものである。
発明の範囲内において、発明にる抗原を腫瘍マーカーとして使用することもできる。こうした場合に、腫瘍性の細胞の表面における発明にる膜糖蛋白の検出はPM−2抗体によって行うことができる。配列プロトコル1及びで与えられベクターインサートを用いて、発明にる膜糖蛋白ヒト単クローン抗体PM−2が特異的に結合する抗原であることが、アンチセンス検査によって明らかにされている。
例1 原料と方法
細胞培養:
ガン細胞株BXPC−3(ATCC番号CRL1687)を受容体を得るために用いた。比較試験として、たとえば、ウエスタンブロット分析既知の胃腺腫細胞株23132/87(DSMZ受入れ番号DSM201)(Hensel et al. 1999, Int. J. Cancer 81: 229-235)を用いた。この細胞10%FCS及びペニシリン/ストレプトマイシン(両者とも1%)添加したRPMI−1640(PAA,ウィーン,オーストリア)中で80%コンフルエンスになるまで培養た。上記試験では、細胞トリプシン/EDTAで剥離し、リン酸塩緩衝生理食塩水(PBS)で2度洗浄た。
膜抽出物の調製:
腫瘍細胞から蛋白の分離はHensel et al.Hensel et al., 1999, Int. J. Cancer 81:229-235)に記載されている方法で細胞株BXPC−3を使用して行った。これを簡単に述べると、凝集した腫瘍細胞をPBSを用いて2度洗浄し、セルスクレーパー剥離し、遠心して、低張性緩衝液(20mM HEPES,3mM KCl,3mM MgCl2)に懸濁した。氷上で15分間インキュベーションしたに超音波処理を5分間行い、細胞核を10分間10,000gにおいて遠心しペレット状にした。上澄みをスイングロータにて、100,000gで30分間遠心し、それによって膜をペレット状にした。ペレットを低張性緩衝液(50mM HEPES pH7.4,0.1mM EDTA,10%グリセロールと1%トリトンX−100)に再び懸濁させた。蛋白分解酵素阻害べーリンガー,マンハイム,ドイツ)をすべての溶液に添加した。
抗原の精製:
抗原の精製にはPharmazia(フライブルク,ドイツ)FPLCユニットを使用するカラムクロマトグラフィーで行なわれた。サイズ排除クロマトグラフィーについては、Pharmazia Superdex200(XK16/60)カラムに膜調製物5mgを充填して、バッファーA(100mM tris/Cl,pH7.5,2mM EDTA,40mM NaCl,1%トリトンX−100)を流した。次で、溶出液をウエスタンブロット分析によって抗体PM−2を用いた反応させ調べた。陽性の分画バッファーAを用いてモノQ(5/5列)に充填した。結合した蛋白バッファーB(100mM tris/Cl, pH7.5,1M NaCl,2mM EDTA,1M NaCl, 1% トリトンX−100)を用いてリニアグラディエントで洗い出し、クーマシー染色SDS−PAGEとウエスタンブロット分析で分して調べた。
ウエスタンブロッティング:
10%SDS−PAGEゲルとウエスタンブロッティングによる蛋白の分離Hensel et al., 1999, Int. J. Cancer 81: 229-235記載のとおりの標準的な条件下行った。簡単に述べると、ブロットしたニトロセルロース膜、2%脱脂粉乳を含有するPBSでブロックし、次で10pg/ml精製抗体103/51を用いて1時間培た。PBS+0.05%トゥイーン20で3回洗液した後に、第二の抗体(ペルオキシダーゼ結合ウサギ抗ヒトIgM抗体(ディアノーバ,ハンブルク,ドイツ)培養た。その反応はピアース(KMF,セント,オースチン,ドイツ)のスーパーシグナル化学発光キットを用い行った。
対応するSDゲル上でのウェスタンブロットによって同定された陽性バンドをゲルから分離て、MALDI分析のために使用した
MALDIペプチド分析:
SDSゲルから分離された蛋白バンドおよそ1mm×1mmの小片に細切され。そのゲル片はDTTで洗浄、還元され、ヨードアセトアミド及びトリプシン(非修飾、シーケンスグレード、べーリンガー)処理によって、他(Shevchenko et al.,1996b Anal. Chem. 68: 850-858)に記載の方法でS−アルキル化された。3℃で3間消した後に、その溶液の0.3μlを下流出手段を備えているブラッカーリフレックスMALDI−TOF(ブラッカー,フランツェン,ブレーメン,ドイツ)を用いて質量分光分析(MALIDI)を行った。薄層サンプル調製に利用した(Jensen et al., 1996 Rapid Commun. Mass Spectrom 10: 1371-1378)。トリプシン処理ペプチド自ら開発したペプチド探索プログラムを用い非重複蛋白配列データを探索するのに使用した。
p80アンチセンスのクローニングとトランスフェクション
RNA分離、cDNA合成とPCRは、他(Hensel et at.,1999 Int.J.Cancer 81:229−235)に記載のとおりに行なわれた。簡略に述べると、p80(受入れ番号AJ131720号)のヌクレオチド配列の181ら681に至る領域のPCRによって、断片の増幅のために、次のプライマーを用いた。すなわち、
P80−Rev3’5’ CTGTTCCATACGATTTTCATGC 3’
P80−Rev5’5’ TCGAACTGGTCTATCATCCAA 3’
増幅を次に示すサイクルプロフィルで行った。すなわち、95℃で2分間の後、94℃で30秒;60℃で30秒;72℃で60秒35サイクル、そして、その後に72℃で4分間。pCR−Script Amp SK(+)ベクターのクローニングとDNAの塩基配列決定法は、既に述べた(Hensel et al., 1999 Int.J.Cancer 81:229-235)通りに遂行した。
インサートをpCR−Script Amp SK(+)ベクターから適当制限酵素で切り出し、そして、pHook−2ベクター(インヴィトロゲン,リーク,オランダ)にサブクローンした。いろいろなクローンを結果の良かったクローニングの配列決定によって調べた。あるクローンが選択されたのだが、そのコード配プロモーターの方へアンチセンス方向にクローン化されたものであった。このクローンは増幅されて、ベクターはアンチセンス・トランスフェクション用に分離された。
pHook−anti:PM−2−Rによ細胞株BXPC−3の導入プライムファクター試薬(PQLab,エルラゲン,ドイツ)を用いて供給者のマニュアルに従い完された。このために、プラスミドDNAは10μg/mlに希釈され、そしてそのプライムファクター試薬は1:10の割合で無血清増殖培地に添加され。希釈されたプラスミドDNA(450μl)と、添加物としての希釈プライムファクター試薬(90μl)と無血清培地(460μl)が室温において混合され培養された。60ml細胞培養皿(70%コンフルエント)を無血清増殖培地(460μl)をもって2度洗浄し、次プライムファクター/DNA混合物を一滴ずつ加えた。それらの細胞を18時間37℃で7%CO2によって培養し、それから無血清増殖培地を10%FCSの増殖培地に置き換えて、受容体蛋白の発現を調べる前に、さらに24時間培養をけた
a)細胞株BXPC−3の一部に対照ベクター(p−HOOK−2)を導入し、その他の部分はp80アンチセンス・ベクターを導入した。
b)導入48時間、細胞のサイトスピン標本を調製した。
c)サイトスピン標本をPM−2抗体と対照抗体(二次抗体のみ)とによって染色した。
d)p80アンチセンスベクター導入されている細胞はPM−2抗体の結合によって、明確な縮退を示
サイトスピンのN−グリコシダーゼ消化
使用した細胞はトリプシン/EDTAによりその培養びんのから、次でRPMI−1640培地+10%FCS中で4℃において1時間かけて培養し蛋白を再生させた。次で、サイトスピン標本をその細胞で作成した。サイトスピンは室温にて一晩乾燥た。乾燥後に、細胞は100%アセトンで10分間固定、PBSで3洗浄た。それから、固定された細胞は5mU/ml N−グリコダーゼ(100μlリン酸塩緩衝液、pH7.0)にて恒温器内で37℃で3時間消化た。次で、サイトスピン標本はPBSで3回洗、免疫組織化学染色を異なる抗体について行た。陰性対照として、単にリン酸緩で培養されただけのサイトスピンを陰性対照として用い、また、グリコシダーゼ処理をすることなく通常の免疫組織化学染色。染が完了した後、顕微鏡で判定され、その結果は写真システム及びオリンパス顕微鏡とを利用して記録た。
サイトスピンのO−グリコシダーゼ消化
ここでもまた同様に、細胞をトリプシンで剥離し、氷上で培養液中で1時間再生させた。サイトスピンの調製とそれに続く固定の後に、細胞を3時間37℃、20μl/ml O−グリコシダーゼ(100μlリン酸塩緩衝液、pH6.8)を用いて培養した。対照として、サイトスピンをリン酸緩衝液だけで培養し、または培養せずに普通に染色した。免疫組織化学染色については、次に述べるように行った。
細胞及びアセトン固定細胞の免疫組織化学
存細胞を染色するために、細胞を離し、洗浄し、細胞1×106 個/mlに希釈した。1mlの細胞溶液を5分間1500g遠心分離した。完全RPMIで40μg/mlに希釈した抗体を最終1mlして、90分間氷中で培養した。次で、細胞を5分間1500gでペレットにし、500μl PRMIで再度離した。サイトスピン標本を細胞溶液200μlで調製して、30分間乾燥した。細胞は30分間アセトン固定し、Tris/NaClで3回洗浄した。HRP連ウサギ抗ヒトIgM(DAKO)をPBS/BSA(0.1%)1:50に希釈し、室温で30分間培養した。3回洗浄の後に、前に述べたように染色を行った。
アセトン固定細胞を染色するために、サイトスピンを調製し、室温で乾燥し、前に述べたように、アセトン固定した。それから、サイトスピンをPBS/BSA(0.1%)で15分間ブロックし、30分間10μg/ml次抗体で培養し、次で3度洗浄をした。二次抗体での培養と染色とは、前に述べた通りにして行った。
例2 グリコシダーゼの結果
図1は膵臓ガン細胞BXPC−3の細胞表へのPM−2抗体の結合に関するグリコシダーゼ消化の影響を示す。消化した後に、サイトスピンが陽性対照CAMケラチン(A,C,E)とPM−2(B,D,F)とによって免疫組織化学的に染色された。
図1の及びBは酵素なしのグリコシダーゼ緩衝液中細胞培養した後のコントロールを示すものである。図C及びDは膵臓ガン細への抗体PM−2の結合におけるN−グリコシダーゼの効果を示す。N−グリコシダーゼ消化した後には、もはや抗体PM−2で染色されない。このことは、抗体が受容体とは結合しないということで、それは特異的に結合するために必要な糖結合構造がN−グリコシダーゼの消化作用中に乖離してしまうからである。
図1E及びFは抗体PM−2の結合に関するO−グリコシダーゼの効果を示す。陽性対照である図EのCAMケラチンは色の変化を示さないのに対し、O−グリコシダーゼ酵素で消化後では、細胞はもはや抗体PM−2によって染色することができなくなっていることが判る。すなわち、N−結合糖のほかに、少くとも抗原のO−グリコシド結合抗原決定基もまたPM−2抗体の特異的結合に寄与するものである。
例3 アンチセンス・トランスフェクションの結
図2はPM−2抗体染色及び細胞染色におけるアンチセンス・トランスフェクションの効果を示す(倍率200倍)
図2の右側の縦列はPM−2で染色されたBXPC−3細胞株の細胞を示す。上段は非導入細胞を示す。中段は空ベクターを導入した細胞を示す。いずれの場合も、細胞は別個のPM−2抗体染色を示している。この染色は、細胞をアンチセンス・ベクターでトランスフェクションした後には有意に減少する。このことは下段の画像される。この実験はPM−2抗体が、p80蛋白のアミノ酸配列と少なくとも部分的に相同なアミノ酸配列の蛋白に結合することを示すものである
グリコシダーゼ消化作用の結果を考え合わせると、このことは、そのアミノ酸配列がp80蛋白少なくとも部分的に該当する膜糖蛋白はPM−2抗体が特異的に結合する抗原であることを示す
例3 ウエスタンブロットの結
図3はBXPC−3細胞及び23132/87細胞に発現する抗原PM−2抗体を用いて免疫特異的に証明したものである
例4 N−グリコシル化部位の決
図4a及び4b並びに5a及びbにグリコシレーション部位は「英国MRCヒト・ゲノム・マッピング・プロジェクト」(http://www.hgmp.mrc.ac.uk/Genome Web/protanal.html)のデータベースソフトウェアによって決定された。
例5:PM−2抗原のMALDI分
図6はPM−2抗体によってSDSゲルから選された蛋白バンドの質量分光分析の結果を示す。質量スペクトロメータを利用しペプチド分画No.2,No.3,No.4及びNo.6の配列比較p80蛋白又はREV1蛋白と配の相同性があることを示している。
膵臓ガン細胞BXPC−3の細胞表へのPM−2抗体の結合に関するグリコシダーゼ消化の影響を示す図。同図の左側(ACE)はCAMケラチンを、右側(BCD)はPM−2を示す。 抗体PM−2と生細胞染色の効果を示す。同図の右列は染色されたBXPC−3細胞の細胞を、上Aは非導入細胞、中段は空ベクターを導入されたBXPC−3細胞を、下段はアンチセンス・ベクターを導入したBXPC−3細胞を示す。 BXPC−3細胞及び23132/87細胞に発現する抗原をPM−2抗体を用いて免疫特異的に証明したものである ヒト・アルファインテグリン結合蛋白p80の部分的配列のグリコシレーションの可能性のある部位の決定を示す。 図4aの補充シート。 ヒト・REV1蛋白のN−グリコシレーションの可能性のある部位の決定を示す。 ヒト・REV1蛋白のN−グリコシレーションの可能性のある部位の決定を示す。 PM−2抗原のMALDI分析を示す。

Claims (24)

  1. 膜結合蛋白として細胞の表面に発現され一以上のポイントでN−グリコシル化及びO−グリコシル化され(膜糖蛋白)、そのアミノ酸配列がインテグリン結合蛋白p80(受入れ番号AJ131720)又はREV1(受入れ番号AF206019)のアミノ酸配列に部分的に又は完全に対応しさらに、前記膜糖蛋白が、DSM受け入れ番号:DSM ACC2600により産生されるヒト単クローン抗体PM−2と特異的に結合することを特徴とするポリペプチド。
  2. DSM受入れ番号:DSM ACC2600により産生される前記ヒト単クローン抗体PM−2の前記膜糖蛋白への特異的結合がくとも一つのN−グリコシル化炭化物残基により媒介されることを特徴とする請求項1記載のポリペプチド。
  3. N−グリコシレーションをP−80抗原の部分列(受入れ番号AJ131720)のアミノ酸位置333,353,450及び568のうちの少くとも一つの部位に存在するものとしたことを特徴とする請求項1又は記載のポリペプチド。
  4. N−グリコシレーションをREV1抗原の部分列(受入れ番号AF206019)のアミノ酸位置810,830,927及び1045のうちの少くとも一つの部位に存在するものとしたことを特徴とする請求項1又は記載のポリペプチド。
  5. 前記糖蛋白が単量体であることを特徴とする前記請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  6. 前記膜糖蛋白がさらにもう一つの同一のサブユニットを有するか、又は他の蛋白と連結していることを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  7. 前記膜糖蛋白の分子量をおよそ80乃至160kDaとすることを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  8. 前記膜糖蛋白は腫瘍細胞により発現されることを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  9. 前記膜糖蛋白は大腸、膵臓、前立腺、子宮、卵管、副腎、肺の腫瘍細胞、食道又は肺の扁平上皮ガン、胃ガン又は乳房の腺管ガンで発現されることを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  10. DSM受入れ番号:DSM ACC2600により産生される前記PM−2抗体瘍細上の膜糖蛋白へ結合した後に、瘍細胞にアポトーシス誘発さることを特徴とする前記各請求項のいずれかの項に記載のポリペプチド。
  11. 前記膜糖蛋白は膵臓ガン細胞株BXPC−3(ATCC番号CRL1687)の表面に発現することを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  12. 前記膜糖蛋白は腫瘍性の上皮細胞の表面に発現することを特徴とする前記請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  13. DSM受入れ番号:DSM ACC2600により産生される前記PM−2抗体が腫瘍細胞へ結合した後に、該細胞の細胞増殖が抑制されることを特徴とする前記各請求項のいずれかの一項に記載のポリペプチド。
  14. 瘍薬剤の製造に用いられる前記請求項1乃至13のいずれかの一項に記載のポリペプチドの使用法。
  15. 瘍細胞に特異的に結合するリガンド又は接着ペプチドのスクリーニングに用いられる前記請求項1乃至13のいずれかの一項に記載のポリペプチドの使用法。
  16. 放射性ヌクレオチド、蛍光標識、細胞毒、サイトカイン又は成長抑制物質に結合するリガンド又は接着ペプチドのスクリーニングに用いられ前記請求項1乃至13のいずれかの一項に記載のポリペプチドの使用法。
  17. 前記スクリーニングがハイスループットスクリーニング(HTS)である請求項15又は16記載のポリペプチドの使用法。
  18. 腫瘍マーカーとして前記請求項1乃至13のいずれかの一項に記載のポリペプチドの使用法。
  19. 腫瘍診断のための前記請求項1乃至13のいずれかの一項に記載のポリペプチドの使用法。
  20. 腫瘍診断が前記PM−2抗体(DSM受入れ番号:DSM ACC2600)の膜糖タンパクへの結合を介して行われる膜糖タンパク分布又は量の決定によるものである請求項19記載のポリペプチドの使用法。
  21. エンコードするアミノ酸配列の一部が図4aに示す配列であることを特徴とするアンチセンスベクター。
  22. ヌクレオチド配列の一部が図5aに示す配列をエンコードすることを特徴とするアンチセンスベクター。
  23. 前記膜糖蛋白を膵臓ガン細胞株BXPC−3の膜抽出物から、溶解化と、それに続くサイズ排除クロマトグラフィーとを利用して分離することを特徴とする前記請求項1乃至13のうちのいずれかの一項に記載のポリペプチドを得る方法。
  24. サイズ排除クロマトグラフィーの後に陰イオン交換クロマトグラフィーを行うことを特徴とする請求項23記載の方法。
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