JP2008500316A - 抗菌薬の中間体としてのアリール置換されたオキサゾリジノンの製造方法 - Google Patents

抗菌薬の中間体としてのアリール置換されたオキサゾリジノンの製造方法 Download PDF

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Abstract

式(VIII)の化合物(式中、それぞれのXは独立してHまたはFであり;そしてRは水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択される);および式(VII)の化合物の臭素化によって式(VIII)の化合物を製造するための方法。

Description

発明の詳細な説明
抗菌薬を包含するオキサゾリジノンは20年以上にわたり知られている。これらの薬剤の大部分の中心構造は、オキサゾリジノン環の窒素に結合した(置換された)フェニル基を含む。これらのフェニル基の多くは、オキサゾリジノン環への結合点に関してメタ位置(複数の位置)に1または2のハロ置換基、とりわけフルオロを有する。
そのような構造の例としては、式(I)の化合物:
Figure 2008500316
が挙げられ、式中XはHまたはハロ、たとえばフルオロであり;Rはしばしばアセトアミド、またはC−もしくはN−結合ヘテロシクリル(たとえばトリアゾリル)のような基であり、そしてRは広い範囲の置換基であることができ、たとえばWO01/81350に記載されている。
続いて、本発明者らの特許出願WO03/022824は、ビ−アリール基(そこでは、それぞれのアリール基はフェニルまたは選ばれたヘテロアリール環の1種であってよい)および2つのオキサゾリジノンおよび/またはイソオキサゾリン環を有する化合物、たとえば以下の(II):
Figure 2008500316
の化合物を開示した。
そのようなビ−アリール化合物の合成に至る効率的で収斂的な方法は、重要な合成工程としてアリール−アリール結合形成を利用する。この方法の場合、式(III)の中間体:
Figure 2008500316
(式中、Yは標的化合物の残余部分を形成するための別の反応に適した基である)を必要とする。
本発明者らの特許出願WO03/022824では、以下のスキーム1に示すように、Rがたとえばトリアゾール環である先の式(III)のハロ誘導体を、対応するスズ誘導体に変換し、そして結合させた。
Figure 2008500316
そのようなカップリング反応に適した別の誘導体は、Yがボロネートエステルのようなホウ素誘導体である式(III)の化合物であり、そしてそれら自体は、ハロ化合物から得ることができる。
本発明者らの同時係属中の特許出願PCT/GB2003/005087およびPCT/GB2004/000730は、ビ−アリール抗菌薬の別の例を記載し、それらの大部分はオキサゾリジノン環に結合したトリアゾール環または置換されたトリアゾール環を有する。これらの特許出願中の最も一般的なカップリング反応は、(IV)のようなボロネートエステルを使用し、そしてそれは(V)のようなヨード誘導体から形成される:
Figure 2008500316
しかし、工業的製造規模でのヨウ素含有化合物の使用は一般に、たとえば環境上の理由から望ましくないと考えられ、したがってブロモ置換基のような、代わりとなるハロ置換基を使用することが好ましい。
したがって、(VI):
Figure 2008500316
(およびそのジフルオロ類似体、脱フルオロ類似体および置換されたトリアゾール類似体)のような中間体に至る効率的な方法が必要である。
驚くべきことに、本発明者らは、トリアゾール環の臭素化のような副反応を引き起こさずに、トリアゾール環の形成後に、スズまたはホウ素試薬を作るために必要な臭素置換基を導入できることを見出した。
本発明の第1の側面にしたがって、式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され(式中、それぞれのXは独立してHまたはFであり、そしてRは水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択される);
Figure 2008500316
上記方法は式(VII)の化合物の溶液の臭素による処理を含む。
そのような反応における使用に都合のよい臭素溶液は時間と共に分解する傾向があり、その結果存在する臭素の濃度が減少し、試薬の使用が不適切になるということは理解されるであろう。大規模な工業的製造の場合、たとえば医薬品の製造では、品質管理手順は試薬の濃度が既知であり、そして指定された範囲内で制御されることを要求する。したがって、そのような反応に臭素を提供するためのより都合のよい方法は、例えば以下の反応:
BrO +6H+5Br→3Br+3H
に従って、臭素酸塩(bromate)、臭化物(bromide)および酸の反応によって反応媒体中で臭素を生成することである。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、ここでは臭素は臭素酸塩、臭化物および酸からin situ(系内)で生み出される。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は臭素酸塩、臭化物および酸による式(VII)の化合物の溶液の処理を含む。
好都合には、酸および臭化物は臭化水素酸の使用により一緒に提供されてもよい。適切には、臭化物は水中の溶液、たとえば48%w/w臭化水素酸水溶液のような、臭化水素酸の水溶液として添加される。そのような溶液のいずれか都合のよい濃度を使用してよい。
好都合には、臭素酸塩は臭素酸カリウムまたは臭素酸ナトリウムのような臭素酸アルカリ金属塩である。適切には臭素酸塩は水溶液として添加される。
式(VII)の化合物はいずれか適切な有機溶媒に溶解してよい。このような状況では、適切とは、有機溶媒が水と混和しなければならず、そして他の試薬と反応してはならないことを意味する。
適切な溶媒は酢酸である。式(VII)の化合物は酢酸のような適切な有機溶媒と水の混合物に溶かしてもよい。
好都合には、臭化物の水溶液が式(VII)の化合物の溶液に添加され、その後、臭素酸塩の溶液が添加される。
酸の存在下における、臭素酸塩と臭化物の反応は発熱反応である。好都合には、反応混合物を含有する容器は、たとえば氷浴中で冷やしてもよいが、特定の温度に維持することは産生される生成物の収率または質にとって不可欠ではない。好都合には、反応混合物を含有する容器を、臭素酸塩の添加中、反応温度が10〜30℃で変動するように氷浴中で冷却する。
適切には、使用する式(VII)の化合物の量に比較して、わずかにモル過剰の臭素酸塩および臭化物が使用される。臭素酸塩および臭化物の適切な量は添付の実施例で使用される量である。
臭素酸塩溶液の添加速度は重要ではない。好都合には、臭素酸塩は、添加中に反応温度が10〜30℃に維持されるような速度で添加される。
反応混合物は、反応が終了するまで、たとえばだいたい周囲温度で撹拌されてよい。典型的には反応は臭素酸塩の添加に必要な時間を含めて、終了に至るまで3〜4時間かかってもよい。
反応終了後、生成物の単離前に、生成された過剰な臭素はすべて除去することが望ましい。好都合には、このことは、メタ亜硫酸水素ナトリウム水溶液のような、メタ亜硫酸水素塩溶液の添加により行うことができる。残余の臭素とすべて反応するために十分なメタ亜硫酸水素塩が添加される。
生成物は、いずれか都合のよい方法、たとえば反応混合物から濾過により、または別の有機溶媒に溶解し、そして適切な洗浄および留去により単離してもよい。生成物が反応混合物から固体化する場合、それを(たとえば溶液を、たとえば約80〜85℃に加熱することにより)再溶解し、制御された様式で結晶化させることが好都合であってもよい。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は臭素酸アルカリ金属塩、および臭化水素酸による式(VII)の化合物の溶液の処理を含む。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は以下のことを含む:
a)水と適切な有機溶媒の混合物中における式(VII)の化合物の溶液の臭化水素酸水溶液による処理;および
b)臭素酸アルカリ金属塩水溶液の添加。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は以下のことを含む:
a)水と適切な有機溶媒の混合物中における式(VII)の化合物の溶液の臭化水素酸水溶液による処理;
b)臭素酸アルカリ金属塩水溶液の添加;および
c)すべての過剰な臭素と反応させるためのメタ亜硫酸水素ナトリウム溶液の添加。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は以下のことを含む:
a)水と適切な有機溶媒の混合物中における式(VII)の化合物の溶液の臭化水素酸水溶液による処理;
b)臭素酸アルカリ金属塩水溶液の添加;
c)すべての過剰な臭素と反応させるためのメタ亜硫酸水素ナトリウム溶液の添加;
d)式(VIII)の生成化合物の単離。
本発明の別の側面にしたがって、先に定義した式(VII)の化合物から式(VIII)の化合物を形成するための方法が提供され、上記方法は以下のことを含む:
a)水と適切な有機溶媒の混合物中における式(VII)の化合物の溶液の臭化水素酸水溶液による処理;
b)臭素酸アルカリ金属塩水溶液の添加;
c)すべての過剰な臭素と反応させるためのメタ亜硫酸水素ナトリウム溶液の添加;
d)すべての固体が溶けるまで工程c)から生じた混合物を加熱し、その後式(VIII)の化合物が結晶化するまで溶液を冷やすことによる、式(VIII)の生成化合物の単離。
XおよびRが先に定義した通りである式(VIII)の化合物は新規であり、そして本発明の独立した側面を構成する。具体的なそのような化合物はRが水素、ハロゲンまたはメチルである化合物であり;さらに具体的な化合物はRが水素またはメチル、最も具体的には水素である化合物である。本発明の好ましい化合物は式(VI)の化合物である。
本発明の一側面では、式(VII)の化合物において少なくとも1つのXはFである。別の側面では、両方のXがFである。
本発明の一側面では、式(VII)の化合物において、Rは水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択される。−Si[(1〜4C)アルキル]であるRの適切な意味は、トリメチルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、およびトリイソプロピルシリルである。−Si[(1〜4C)アルキル]であるRのさらに適切な意味は、トリメチルシリル、トリエチルシリル、およびトリイソプロピルシリルである。別の側面では、Rは水素またはメチルである。さらに別の側面では、Rは水素である。
本発明の方法は式(A)の化合物:
Figure 2008500316
の製造において有用である[式中、
aは:
Figure 2008500316
であり、
およびRは独立して水素およびフッ素から選択され;
は水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択され;
Aはアリールまたはヘテロアリール環であり;そして
は抗菌性オキサゾリジノン分野で一般的ないずれかの基である]。
好ましくは、Aはフェニル、ピリジル、ピリミジニルまたはチエニルである。より好ましくは、Aはフェニル、ピリジルまたはピリミジニルである。さらにより好ましくは、Aはフェニルまたはピリジルである。一態様では、Aはフェニルである。別の態様では、Aはピリジルである。
基Rの限定的でない例として、本発明者らの特許出願WO01/81350およびWO03/022824ならびにその中の参考文献に言及する。
式(IX)の化合物:
Figure 2008500316
[式中、Raは:
Figure 2008500316
であり、
およびRは独立して水素およびフッ素から選択され;
は水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択され;
ここで、Rはイソオキサゾリン環のC−4’上のヒドロキシメチル置換基であるか;またはRはイソオキサゾリン環のC−5’上のヒドロキシメチル置換基であり、そしてイソオキサゾリン環のC−5’およびオキサゾリジノン環のC−5における立体化学は、式(I)の化合物が単一のジアステレオマーであるように選択される]または薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグは、以下の工程:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b)Yがトリアルキルスズまたはボロネート酸またはボロネートエステル置換基である、式(X)のスズまたはホウ素誘導体:
Figure 2008500316
の形成;
c)Rがヒドロキシメチルまたはその保護されたものであり、そしてXがブロモまたはヨードである、式(XI)の化合物:
Figure 2008500316
とのカップリング;
d)場合によりヒドロキシメチル置換基Rを脱保護すること;
そしてその後、必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって製造することができる。
c)の適切な条件(Yがボロン酸またはエステルである場合)としては、パラジウム(0)化合物、たとえばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)の存在下における(X)と(XI)のカップリングが挙げられる。別の適切な反応条件には、パラジウム(II)化合物、たとえば1,1’−[ビス(フェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体の存在下における条件が挙げられる。この型のカップリング反応の適切な反応条件および触媒に関するそれ以上の情報に関しては、たとえばKotha S.et al,Tetrahedron 2002,58,9633−9695を参照されたい。
c)の適切な条件(Yがトリメチルスズのようなスズ誘導体である場合)としては、パラジウム(0)化合物、たとえばテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、またはトリフェニルホスフィンおよびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)クロロホルム付加化合物の存在下における(XI)と(XII)のカップリングが挙げられる。この工程に関するそれ以上の適切な反応条件は当該技術分野で公知である。
適切なトリアルキルスズ誘導体は、トリメチルスズのような、パラジウム(0)カップリング反応において有用であることが既知の、いずれかのそのような誘導体である。
“Yがボロン酸またはエステルである”という表現により、Yが基−B(OR)(OR)であることを意味し、式中、RおよびRは独立して水素および(1〜4C)アルキル基(たとえばメチル、エチルおよびイソプロピル)から選択されるか、またはRおよびRはホウ素原子に結合した2つの酸素原子間に2または3の炭素ブリッジを一緒に形成し、それぞれ5−または6−員環を形成する(ここで、2または3の炭素ブリッジは場合により1〜4のメチル基によって置換され、たとえば1,1,2,2−テトラメチルエチレンブリッジを形成する)か、またはRおよびRは一緒になって1,2−フェニル基(それによってカテコールエステルを生じる)を形成することは理解されるであろう。このボロン酸エステルの定義は、上記の表現が適用される場合はいつでも同じように適用可能である。
保護基の例としては、主題に関する多くの一般的な教科書の1種、たとえばTheodora Greene&Peter Wutsによる‘Protective Groups in Organic Synthesis’(出版社:John Wiley&Sons)を参照されたい。保護基は、問題となっている保護基の除去のための、文献に記載の、または当業者に既知のいずれか都合のよい方法により適宜除去してよく、そのような方法は、分子中の他の基への妨害を最少にして保護基を除去することができるように選択される。
標準的技術を使用したいずれかの保護基の除去、薬剤的に受容できる塩の形成および/またはin−vivoで加水分解されるエステルまたは別のプロドラッグの形成は、通常の有機化学者の技術の範囲内である。さらにこれらの工程の詳細および適切な塩および/またはプロドラッグの例は、たとえば本発明者らの特許出願WO03/022824に記載されている。
式(X)の化合物はまた、以下の工程:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b’)Rがヒドロキシメチルまたはその保護されたものであり、そしてXがトリアルキルスズまたはボロネート酸またはボロネートエステル置換基である式(XI)の化合物:
Figure 2008500316
とのカップリング;
c’)場合によりヒドロキシメチル置換基Rを脱保護すること;
そしてその後、必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって製造することができる。
工程b’)のようなカップリングの条件は工程c)に関して先に記載したものに直接類似していることは理解されるであろう。
本発明の方法はまた、式(XII)の化合物:
Figure 2008500316
[式中、Raは:
Figure 2008500316
であり、
およびRは独立して水素およびフッ素から選択され;
は水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択され;
40およびR50は、水素、アリル(場合により1、2または3の(1〜4C)アルキル基によって炭素−炭素二重結合上で置換される)、メチル、シアノメチル、カルボキシメチル、−CHC(O)OR60、−CHC(O)NR6070、(2〜4C)アルキル[場合によりヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(1〜4C)アルコキシ(1〜4C)アルコキシ、ヒドロキシ(2〜4C)アルコキシ、アジド、シアノ、−C(O)OR60、−OC(O)R60、カルボキシ、−C(O)NR6070、−S(O)60、−S(O)NR6070、−NR6070、−NHC(O)R60および−NHS(O)60から独立して選択される1または2の置換基によって置換される]、−C(O)R60、−C(O)CHNR6070、−C(O)OR60、−C(O)NHR60、−C(O)NR6070および−SONHR60;から独立して選択されるか;
またはR40およびR50はそれらが結合する窒素と一緒になって、5または6員、飽和または部分的に不飽和のヘテロシクリル環を形成し、そしてその環は、O、NおよびSから独立して選択される1または2の追加のヘテロ原子(結合しているN原子に加えて)を含有してもよく、ここで、−CH−基は−C(O)−によって置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキル基によって置換され;
60およびR70は、水素、メチル、シクロプロピル(場合によりメチルによって置換される)、カルボキシメチルおよび(2〜4C)アルキル(場合によりアミノ、(1〜4C)アルキルアミノ、ジ−(1〜4C)アルキルアミノ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびヒドロキシから独立して選択される1または2の置換基によって置換され;ここで(1〜4C)アルキルアミノまたはジ−(1〜4C)アルキルアミノ基は場合により(1〜4C)アルキル鎖上でカルボキシによって置換されてもよい)から独立して選択されるか;
またはR60およびR70は、場合によりO、NおよびSから独立して選択される1または2のヘテロ原子を含有する、4、5または6員、炭素結合飽和ヘテロシクリル環を形成してもよく、ここで−CH−基は場合により−C(O)−により置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子上で1または2の(1〜4C)アルキルによって置換され;
またはR60およびR70は、それらが結合する窒素と一緒になって、場合によりO、NおよびSから独立して選択される1つの追加のヘテロ原子(結合しているN原子に加えて)を含有する4、5または6員、飽和ヘテロシクリル環を形成し、ここで−CH−基は場合により−C(O)−により置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、R60およびR70が結合する窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキル基によって置換される;但し、R40およびR50は共に水素ではない]、または薬剤的に受容できるその塩もしくはプロドラッグの製造において有用であり;
以下のこと:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b)Yがトリアルキルスズまたはボロネート酸またはエステル置換基である、式(X)のスズまたはホウ素誘導体:
Figure 2008500316
の形成;
c)Rが−CHNR4050、もしくはその保護されたものまたは前駆体であり、そしてXがブロモまたはヨードである、式(XIa)の化合物:
Figure 2008500316
とのカップリング;
d)場合により置換基Rを脱保護または変換して式(XII)の化合物を得ること;
そしてその後必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって製造されてもよい。
あるいは、式(XII)の化合物は以下の工程:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b’)Rが−CHNR4050またはその保護されたもの、または前駆体であり、そしてXがトリアルキルスズまたはボロネート酸もしくはエステル置換基である、式(XIa)の化合物:
Figure 2008500316
とのカップリング;および
c’)場合により置換基Rを脱保護または変換し、式(XII)の化合物を得ること;そしてその後必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって形成されてもよい。
本明細書のいずれかの定義に記載の、O、NおよびSから独立して選択される1または2のヘテロ原子(それらのヘテロ原子の1つが結合しているN原子であるかどうかにかかわらず)を含有する4、5または6員、飽和または部分的不飽和ヘテロシクリル環は、O−O、O−SまたはS−S結合のいずれも含有しないことは理解されるであろう。
工程d)の基Rの変換の例としては、たとえば、残存するNHのアルキル化またはアシル化によって、Rが−CHNHR40である化合物から、Rが−CHNR4050であり、そしてR50がアルキルまたはアシル基である化合物を生じる変換が挙げられる。
式(XIII)の化合物:
Figure 2008500316
[式中:
およびRは独立して水素およびフッ素から選択され;
は水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択され;
41は、メチル、シアノメチル、カルボキシメチル、−CHC(O)NR5161および(2〜4C)アルキル[場合によりヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(1〜4C)アルコキシ(1〜4C)アルコキシ、ヒドロキシ(2〜4C)アルコキシ、シアノ、−OC(O)R51、カルボキシ、−C(O)NR5161、−S(O)51、−S(O)NR5161、−NR5161、−NHC(O)R51および−NHS(O)51から独立して選択される1または2の置換基によって置換される]から選択され;
51およびR61は、水素、メチル、シクロプロピル(場合によりメチルによって置換される)、カルボキシメチルおよび(2〜4C)アルキル(場合によりアミノ、(1〜4C)アルキルアミノ、ジ−(1〜4C)アルキルアミノ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびヒドロキシから独立して選択される1または2の置換基によって置換され;ここで(1〜4C)アルキルアミノまたはジ−(1〜4C)アルキルアミノ基は場合により(1〜4C)アルキル鎖上でカルボキシによって置換されてもよい)から独立して選択されるか;
またはR51およびR61はそれらが結合する窒素と一緒になって、場合によりO、NおよびSから独立して選択される1つの追加のヘテロ原子(結合しているN原子に加えて)を含有する、4、5または6員、飽和ヘテロシクリル環を形成し、ここで−CH−基は場合により−C(O)−により置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、R51およびR61が結合する窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキル基によって置換される]、または薬剤的に受容できるその塩もしくはプロドラッグは、以下のこと:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b)Yがトリアルキルスズまたはボロネート酸またはエステル置換基である、式(X)のスズまたはホウ素誘導体の形成;
Figure 2008500316
c)Rが−CHOR41もしくはその保護されたもの、または前駆体であり、そしてXがブロモまたはヨードである、式(XIa)の化合物とのカップリング;
Figure 2008500316
d)場合により置換基Rを脱保護または変換して式(XIII)の化合物を得ること;
そしてその後必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって製造されてもよい。
あるいは、式(XIII)の化合物は以下のこと:
a)先のいずれかの側面または態様に記載のように、臭素酸アルカリ金属塩、臭化物および酸との反応による、式(VIIa)の化合物の式(VIIIa)の化合物への変換;
Figure 2008500316
b’)Rが−CHOR41もしくはその保護されたもの、または前駆体であり、そしてXがトリアルキルスズまたはボロネート酸もしくはエステル置換基である、式(XIa)の化合物とのカップリング;
Figure 2008500316
c’)場合により置換基Rを脱保護または変換し、式(XIII)の化合物を得ること;そしてその後必要な場合、薬剤的に受容できるその塩またはプロドラッグを形成すること;
を含む方法によって製造されてもよい。
本発明の方法はまた、式(XIV)の化合物:
Figure 2008500316
の合成に有用である{式中、R、RおよびRは先に記載の通りであり;
42は(1〜4C)アルキル[ヒドロキシ、(1〜4C)アルコキシ、(1〜4C)アルコキシ(1〜4C)アルコキシ、ヒドロキシ(2〜4C)アルコキシ、−C(O)OR53、−C(O)R53、−OC(O)R53、カルボキシ、−C(O)NR5363、−OC(O)NR5363、−S(O)53、−S(O)NR5363、−NR5363、−NHC(O)R53および−NHS(O)53から独立して選択される1または2の置換基によって置換され;そして場合により付加的にシクロプロピルによって置換される]であり;または
53およびR63は、水素、メチル、シクロプロピル(場合によりメチルによって置換される)、カルボキシメチルおよび(2〜4C)アルキル(場合によりアミノ、(1〜4C)アルキルアミノ、ジ−(1〜4C)アルキルアミノ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびヒドロキシから独立して選択される1または2の置換基によって置換される)から独立して選択されるか;
またはR53およびR63はそれらが結合する窒素と一緒になって、場合によりO、NおよびSから独立して選択される1つの追加のヘテロ原子(結合しているN原子に加えて)を含有する、4、5または6員、飽和または部分的に不飽和のヘテロシクリル環を形成し、ここで−CH−基は場合により−C(O)−により置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、R53およびR63が結合する窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキル基によって置換され;
またはR53およびR63はそれらが結合する窒素と一緒になってイミダゾール環を形成し、その環は場合により利用可能な炭素原子上で1または2の(1〜4C)アルキルによって置換され;
またはR42は−C(O)OR53であるか;または
42は−C(H)=N−OR84、−C(R54)=N−OHおよび−C(R54)=N−OR84から選択され;
54は(1〜6C)アルキル(ヒドロキシ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシ、HET−1およびNR6474から独立して選択される1または2の置換基によって置換される)であるか;
またはR54は(3〜6C)シクロアルキル(場合によりヒドロキシ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびNR6474から選択される1の置換基によって置換される)であるか;
またはR54はHET−1であり;
64およびR74は、水素、メチル、シクロプロピル(場合によりメチルによって置換される)、カルボキシメチルおよび(2〜4C)アルキル(場合によりアミノ、(1〜4C)アルキルアミノ、ジ−(1〜4C)アルキルアミノ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびヒドロキシから選択される置換基によって置換される)から独立して選択されるか;
またはR64およびR74は、それらが結合する窒素と一緒になって、場合によりO、NおよびSから独立して選択される1つの追加のヘテロ原子(結合しているN原子に加えて)を含有する、4、5または6員、飽和または部分的に不飽和のヘテロシクリル環を形成し、ここで−CH−基は場合により−C(O)−によって置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、R64およびR74が結合する窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキル基によって置換され;
またはR64およびR74はそれらが結合する窒素と一緒になってイミダゾール環を形成し、その環は場合により利用可能な炭素原子上で1または2の(1〜4C)アルキルによって置換され;
84は(1〜6C)アルキル(場合により、ヒドロキシ、カルボキシ、(1〜4C)アルコキシおよびNR6474から独立して選択される1または2置換基によって置換される)であり;
HET−1はO、NおよびSから独立して選択される1または2のヘテロ原子を含有する、5または6員、飽和または部分的に不飽和のヘテロシクリル環であり、ここで−CH−基は場合により−C(O)−により置き換えられてもよく、そして環の硫黄原子は場合によりS(O)またはS(O)基に酸化されてもよく;その環は場合により利用可能な炭素または窒素原子(ただし、窒素はそれによって四級化されない)上で1または2の(1〜4C)アルキルによって置換される}。
このすぐ前の側面において、式(VIIIa)の化合物は、Xがハロ、たとえばブロモまたはヨードである式(XV)の化合物:
Figure 2008500316
とカップリングしてもよいことは理解されるであろう。
が−Si[(1〜4C)アルキル]である式(VIIa)、(VIIIa)、(X)、(XII)、(XIII)または(IX)の化合物は、いずれか適切な時点における、別個の方法工程として、Rが水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチルおよびトリフルオロメチルから選択される、式(VIIa)、(VIIIa)、(X)、(XII)、(XIII)または(IX)の別の化合物に変換されてもよいことは理解されるであろう。
式(XI)の化合物は、以下に示すようなオキシム置換ピリジン誘導体から誘導することができる(式中、XはBrまたはIである)。オキシム誘導体自体は、アルデヒド−ハロピリジンを介した、単純なハロ−ピリジン誘導体から誘導することができる。イソオキサゾール環のキラル中心は、選択性を獲得するために、例えばリパーゼのような酵素を使用して、例えばエステル基を分解するような、当該技術分野で公知のいずれかの方法によって導入することができる。この方法はブチレートエステルについて以下に説明されるが、他のアルキルまたはアルケニルエステルを使用してもよいこと、および分解および加水分解は、酵素に触媒される選択的エステル加水分解による単一ステップで行われてよいことは理解されるであろう。以下のスキームに示すような式(XI)中のXは2環系の構成を通して同じであってもよく、あるいは式(X)の化合物とのカップリング前の適当な時点で変えてもよい:
Figure 2008500316
その後上記(XI)におけるヒドロキシメチル置換基は、標準的化学を使用することにより、Rが−CHOR41である式(XIa)の化合物を形成するように修飾されてもよく、あるいは標準的化学を使用して、Rが−CHNR4050である式(XIa)の化合物に変換されてもよい。
式(XV)の化合物はたとえば、Grignard試薬を使用したアルキル化のような、ジハロピリジン誘導体の官能基化によって製造することができる。
本明細書で言及された種の置換基および基についての具体的なそして適切な意味は以下の通りである。これらの意味は先に、または以下に開示されるいずれの定義および態様と共に適宜使用されてよい。疑いを避けるために、それぞれ示された種類は本発明の特定の、そして独立した側面を表す。
(1〜4C)アルキルの例としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルが挙げられ;(2〜4C)アルキルの例としてはエチル、プロピル、イソプロピルおよびt−ブチルが挙げられ;(1〜6C)アルキルの例としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ペンチルおよびヘキシルが挙げられ;ヒドロキシ(1〜4C)アルキルの例としては、ヒドロキシメチル、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、および3−ヒドロキシプロピルが挙げられ;ヒドロキシ(2〜4C)アルキルの例としては、1−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、1−ヒドロキシイソプロピルおよび2−ヒドロキシイソプロピルが挙げられ;(1〜4C)アルコキシカルボニルの例としては、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルおよびプロポキシカルボニルが挙げられ;(2〜4C)アルケニルの例としては、アリルおよびビニルが挙げられ;(2〜4C)アルキニルの例としては、エチニルおよび2−プロピニルが挙げられ;(1〜4C)アルカノイルの例としては、ホルミル、アセチルおよびプロピオニルが挙げられ;(1〜4C)アルコキシの例としては、メトキシ、エトキシおよびプロポキシが挙げられ;(1〜6C)アルコキシおよび(1〜10C)アルコキシの例としては、メトキシ、エトキシ、プロポキシおよびペントキシが挙げられ;(1〜4C)アルキルチオの例としては、メチルチオおよびエチルチオが挙げられ;(1〜4C)アルキルアミノの例としては、メチルアミノ、エチルアミノおよびプロピルアミノが挙げられ;ジ−((1〜4C)アルキル)アミノの例としては、ジメチルアミノ、N−エチル−N−メチルアミノ、ジエチルアミノ、N−メチル−N−プロピルアミノおよびジプロピルアミノが挙げられ;ハロ基の例としては、フルオロ、クロロおよびブロモが挙げられ;(1〜4C)アルコキシ−(1〜4C)アルコキシおよび(1〜6C)アルコキシ−(1〜6C)アルコキシの例としては、メトキシメトキシ、2−メトキシエトキシ、2−エトキシエトキシおよび3−メトキシプロポキシが挙げられ;(1〜4C)アルカノイルアミノおよび(1〜6C)アルカノイルアミノの例としては、ホルムアミド、アセトアミドおよびプロピオニルアミノが挙げられ;(1〜4C)アルキルS(O)−(式中、qは0、1または2である)の例としては、メチルチオ、エチルチオ、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニルおよびエチルスルホニルが挙げられ;ヒドロキシ−(2〜4C)アルコキシの例としては、2−ヒドロキシエトキシおよび3−ヒドロキシプロポキシが挙げられ;(1〜6C)アルコキシ−(1〜6C)アルキルおよび(1〜4C)アルコキシ(1〜4C)アルキルの例としては、メトキシメチル、エトキシメチルおよびプロポキシエチルが挙げられ;(1〜4C)アルキルカルバモイルの例としては、メチルカルバモイルおよびエチルカルバモイルが挙げられ;ジ((1〜4C)アルキル)カルバモイルの例としては、ジ(メチル)カルバモイルおよびジ(エチル)カルバモイルが挙げられ;ハロ基の例としては、フルオロ、クロロおよびブロモが挙げられ;ハロ(1〜4C)アルキルの例としては、ハロメチル、1−ハロエチル、2−ハロエチル、および3−ハロプロピルが挙げられ;ジハロ(1〜4C)アルキルの例としてはジフルオロメチルおよびジクロロメチルが挙げられ;トリハロ(1〜4C)アルキルの例としてはトリフルオロメチルが挙げられ;アミノ(1〜4C)アルキルの例としては、アミノメチル、1−アミノエチル、2−アミノエチルおよび3−アミノプロピルが挙げられ;シアノ(1〜4C)アルキルの例としては、シアノメチル、1−シアノエチル、2−シアノエチルおよび3−シアノプロピルが挙げられ;(1〜4C)アルカノイルオキシの例としては、アセトキシ、プロパノイルオキシが挙げられ;(1〜6C)アルカノイルオキシの例としては、アセトキシ、プロパノイルオキシおよびtert−ブタノイルオキシが挙げられ;(1〜4C)アルキルアミノカルボニルの例としては、メチルアミノカルボニルおよびエチルアミノカルボニルが挙げられ;ジ((1〜4C)アルキル)アミノカルボニルの例としては、ジメチルアミノカルボニルおよびジエチルアミノカルボニルが挙げられる。
先に記載の式(IX)、(XII)、(XIII)、または(XIV)の化合物の形成では、工程b)およびc)は以下の実施例2に説明されるように、中間体である式(X)のスズまたはホウ素化合物を単離することなく行うことができる。
本発明の別の側面は、式(IX)、(XII)、(XIII)、または(XIV)の化合物を製造するための方法における式(VIII)の化合物の使用を包含する。
実施例
本発明はここで以下の実施例によって説明されるが、それらに限定されず、そこでは特記しない限り:
(i)留去は真空下でロータリーエバポレーションにより行い、後処理は残存する固体の濾過による除去後に行った;
(ii)特記しない限り、または当業者が不活性雰囲気下で行うであろうところでない限り、操作は周囲温度、すなわち一般に18〜26℃の範囲で、そして空気を排除せずに行った;
(iii)特記しない限り、カラムクロマトグラフィー(フラッシュ法による)を化合物を精製するために使用し、そしてMerck Kieselgelシリカ(Art.9385)上で行った;
(iv)収率は説明のためだけに示し、必ずしも可能な最大収率ではない;
(v)本発明の最終生成物の構造は一般にNMRおよび質量分析技術で確認した[プロトン磁気共鳴スペクトルは300MHzの磁気強度で作動するVarian Gemini 2000スペクトロメーター、または250MHzの磁気強度で作動するBruker AM250スペクトロメーター、または400MHzの磁気強度で作動するBruker DPX400スペクトロメーターを使用して、特記しない限り、DMSO−d中で測定した;化学シフト(δスケール)は内部標準としてのテトラメチルシランから低磁場へのずれを百万分率で報告し、ピーク多重度は以下のように示す;s、シングレット;d、ダブレット;ABまたはdd、ダブレットオブダブレット;dt、ダブレットオブトリプレット;dm、ダブレットオブマルチプレット;t、トリプレット;m、マルチプレット;br、ブロード。飛行時間型(TOF)質量分析データは、MicromassLCT質量分析計を使用して得た;高速原子衝撃(FAB)質量分析データは一般にエレクトロスプレイで稼働するPlatformスペクトロメーター(Micromass製)を使用して測定し、適宜、正イオンまたは負イオンデータのいずれかを集めた]、旋光度はPerkin Elmer Polarimeter 341を使用して、メタノール中0.1M溶液に対して、589nm、20℃で測定した;
(vi)それぞれの中間体はその後の段階で必要な基準まで精製し、十分詳細に解析し、割り当てた構造が正しいことを確かめ;純度はHPLC、TLC、またはNMRにより評価し、同一性は赤外線分光法(IR)、質量分析またはNMR分光法により適宜確認した;
(vii)ここでは以下の略語を使用してよい:
DMFはN,N−ジメチルホルムアミドである;DMAはN,N−ジメチルアセトアミドである;TLCは薄層クロマトグラフィーである;HPLCは高速液体クロマトグラフィーである;MPLCは中圧液体クロマトグラフィーである;DMSOはジメチルスルホキシドである;CDClは重水素化クロロホルムである;MSは質量分析である;TOFは飛行時間である;ESPはエレクトロスプレイである;EIは電子衝撃である;CIは化学イオン化である;APCIは大気圧化学イオン化である;EtOAcは酢酸エチルである;MeOHはメタノールである;ホスホリルは(HO)−P(O)−O−である;ホスフィリルは(HO)−P−O−である;漂白剤は“Clorox”6.15%次亜塩素酸ナトリウムである;EDACは1−[3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミドである;THFはテトラヒドロフランである;TFAはトリフルオロ酢酸である;RTは室温である;cf.=比較されたい;
(viii)温度は℃で表し;
(ix)MPカーボネートレジンは酸捕捉に使用するための固相レジンであり、Argonaut Technologiesから入手可能であり、化学構造はPS−CHN(CHCH (CO 2−0.5である。
実施例1:(5R)−3−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2008500316
酢酸(6.0mL)および水(4.0mL)中の(5R)−3−(3−フルオロフェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(中間体3)(2.0g、7.63mmol)の撹拌溶液に、14℃で48%w/w臭化水素酸水溶液(1.0mL)を添加し、続いて2.5時間かけて、水(3.0mL)中の臭素酸ナトリウム(580mg、3.81mmol)の溶液を滴下して加えた。混合物を26℃でさらに1.5時間撹拌後、水(1.0mL)中のメタ亜硫酸水素ナトリウム(0.435g、2.29mmol)溶液を約10分間かけて添加した。混合物を83℃に加熱して透明な溶液を得て、次にそれを5℃に冷却した。得られたスラリーをさらに1時間撹拌し、その後固体生成物を濾過により分離し、水(4.0mL)で3回洗浄し、真空下で50℃までの温度で乾燥して標題化合物(2.4g)を得た。
MS(TOF):1210FBr79に対して341.0043(M+1);計算値、341.0049
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:3.9(dd,1H),4.2(t,1H),4.8(d,2H),5.2(m,1H),7.3(ddd,1H),7.6(dd,1H),7.7(dd,1H),7.8(d,1H),8.2(d,1H)
実施例1の中間体は以下のように製造した:
中間体1:(5R)−5−(ヒドロキシメチル)−3−(3−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2008500316
トルエン(447mL)中の3−フルオロアニリン(45.68g、0.41mL)の撹拌溶液を30℃に加熱し、ピリジン(39.1mL、0.48mol)で処理した。iso−ブチルクロロホルメート(62mL、0.48mol)を約0.5時間かけて添加し、混合物を30℃で約3時間撹拌した。水(134mL)を添加し、混合物を30℃で撹拌すると、層が分離した。有機層はさらに水(134mL)で洗浄し、その後約210mLの蒸留物が集められるまで減圧下で蒸留した。
撹拌残渣はトルエン(376mL)およびテトラヒドロフラン(376mL)で希釈し、その後−10℃に冷却した。トルエン中のn−ブチルリチウム(24.5%w/w、3.3M、113.6mL、0.377mol)溶液を50分間かけて添加し、続いてR−グリシジルブチレート(57.3mL、0.40mol)を添加した。混合物を3時間かけて40℃に温め、この温度をさらに1.5時間維持した後、メタノール(192.6mL)を添加した。得られた透明な溶液を酢酸(24.5mL)と水(170mL)の混合物に添加し、層を分離させた。有機抽出物を水(250mL)と共に一晩撹拌し、分離し、そして再び水(100mL)で洗浄し、その後減圧下で蒸留して約400mLの濃縮物を得て、それを約16時間かけて0℃に冷やし、そしてこの温度でさらに4時間撹拌して、懸濁液を得た。固体を濾過により分離し、トルエン(50mL)で洗浄し、40℃までの温度において真空下で乾燥し、標題化合物(61.97g)を得た。
MS(TOF):1010NOFに対して212.0729(M+1);計算値、212.0723
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:3.6(ddd,1H),3.7(ddd,1H),3.8(dd,1H),4.1(t,1H),4.7(m,1H),5.2(t,1H),6.9(m,1H),7.3(ddd,1H),7.4(td,1H),7.5(dt,1H).
中間体2:[(5R)−3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチルメタンスルホネート
Figure 2008500316
トルエン(300mL)中の(5R)−5−(ヒドロキシメチル)−3−(3−フルオロフェニル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(20.0g、0.095ml)の撹拌懸濁液を85℃に加熱して溶液を得て、トリエチルアミン(20.17mL、0.142mol)を添加した。溶液を68℃に冷却し、メタンスルホニルクロリド(9.2mL、0.118mol)を10分間かけて添加した。水(200mL)を混合物に添加し、75℃で0.5時間撹拌した。その後、混合物を約2時間かけて15℃に冷やし、生成物のスラリーを得た。固体を濾過により分離し、水(200mL)で洗浄し、乾燥して標題化合物(27.3g)を得た。
MS(TOF):1112NOFSに対して290.0506(M+1);計算値、290.0498
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:3.3(s,3H),3.8(dd,1H),4.2(t,1H),4.5(dd,1H),4.5(dd,1H),5.0(m,1H),7.0(m,1H),7.3(ddd,1H),7.4(td,1H),7.5(dt,1H).
中間体3:(5R)−3−(3−フルオロフェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2008500316
N−メチル−ピロリジノン(250mL)中の[(5R)−3−(3−フルオロフェニル)−2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−5−イル]メチルメタンスルホネート(25g、0.086mol)およびアジ化ナトリウム(6.18g、0.095mol)の撹拌溶液を約3時間、95℃に加熱し、その後20℃に冷却した。混合物を濾過し、濾液に(トリメチルシリル)アセチレン(24.9mL、0.172mol)を添加した。混合物を135℃に加熱し、この温度を5時間維持した。この時間中に、(トリメチルシリル)アセチレン(2.0mL)を2.5時間後および3.5時間後の2回添加した。水(10mL)を添加し、加熱を0.5時間継続した。反応混合物を125℃に冷やし、水(10mL)および(トリメチルシリル)アセチレン(2.0mL)を添加し、その後125℃での加熱をさらに2時間継続した。反応を25℃に冷却し、減圧下で留去し、油性残渣を得た。残渣を酢酸(95mL)および水(25mL)で希釈し、5.5時間撹拌しながら91℃に加熱し、その後30℃に冷却した。混合物を61℃に加熱し、1時間かけて水(300mL)を添加し、約2.5時間かけて15℃に冷却し、生成物の懸濁液を得た。粗生成物は濾過により分離し、水(50mL)で3回洗浄し、酢酸(95mL)および水(245mL)の混合物から再結晶化させた。生成物を濾過により分離し、水(50mL)で3回洗浄し、そして真空下、40℃までにおいて乾燥し、標題化合物(5.53g)を得た。
MS(TOF):1211Fに対して263.0939(M+1);計算値:263.0944
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:3.9(dd,1H),4.2(t,1H),4.8(d,2H),5.2(m,1H),7.0(m,1H),7.3(ddd,1H),7.4(m,2H),7.8(d,1H),8.2(d,1H).
実施例2:(5R)−3−[3−フルオロ−4−[((5S)−5−ヒドロキシメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル)−3−ピリジニル]フェニル]−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)オキサゾリジン−2−オンへの変換
Figure 2008500316
1,4−ジオキサン(750mL)中の(5R)−3−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(実施例1)(60.0g、0.175mol)、酢酸カリウム(49.41g、0.498mol)およびビス(ピナコラート)ジボロン(51.11g、0.199mol)の撹拌混合物に、1,1’−[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(2.74g、0.0033mol)を添加し、得られた混合物を82℃に加熱した。この温度を21時間維持し、その後混合物を25℃に冷却し、濾過した。固体を1,4−ジオキサン(180mL)で洗浄し、合わせた濾液と洗浄液に、[(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール(中間体5、42.7g、0.166mol)および1,1’−[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(0.68g、0.00083mol)、続いて水(300mL)中の炭酸カリウム(45.9g、0.332mol)を添加した。得られた二相性混合物を撹拌し、1.5時間、80℃で加熱した。50℃に冷却した後、下部の水層を除去し、有機層をさらに30℃に冷却し、生成物の懸濁液を得て、それを濾過により分離し、1,4−ジオキサン(180mL)および水(60mL)の混合物、水(60mL)、およびメタノール(120mL)で洗浄し、40℃までの温度において真空下で乾燥し、標題化合物(56.23g)を得た。
MS(TOF):2119Fに対して439.1535(M+1);計算値:439.1530
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:3.3(dd,1H),3.5(dd,1H),3.6(m,2H),4.0(dd,1H),4.3(t,1H),4.8(m,1H),4.9(d,2H),5.0(t,1H),5.2(m,1H),7.4(dd,1H),7.6(dd,1H),7.7(t,1H),7.8(d,1H),8.0(ブロード d,1H),8.1(ブロードd,1H),8.2(d,1H),8.8(ブロード s,1H).
実施例3−(5R)−3−[3−フルオロ−4−[((5S)−5−ヒドロキシメチル−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル)−3−ピリジニル]フェニル]−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)オキサゾリジン−2−オンへの逐次変換
(i)(5R)−3−[3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2008500316
1,4−ジオキサン(600mL)中の(5R)−3−(4−ブロモ−3−フルオロフェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(実施例1)(60.0g、0.175mol)の撹拌溶液に活性炭(6.0g)を添加し、混合物を0.5時間、60℃に加熱した。混合物を30℃に冷却し、濾過し、濾過ケーキをさらに1,4−ジオキサン(150mL)で洗浄した。酢酸カリウム((65.88g、0.66mol)、ビス(ピナコラート)ジボロン(51.11g、0.199mol)および1,1’−[ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(2.74g、0.0033mol)を、合わせた濾液と洗浄液に添加し、得られた混合物を82℃に加熱した。18時間後、反応混合物を25℃に冷却し、濾過し、濾過後に残った固体を別の1,4−ジオキサン(180mL)でさらに洗浄した。合わせた濾液と洗浄液を減圧下で蒸発乾固した。残渣を110℃に加熱することにより酢酸n−ブチル(400mL)に溶解し、40℃に冷却した後、活性炭(6.0g)を添加した。混合物を90℃に加熱し、熱い間に、固体を濾過により除去した。濾液を周囲温度に冷却し、固体生成物を濾過により分離し、酢酸n−ブチル(200mL)およびiso−ヘキサン(400mL)で洗浄し、そして空気乾燥して標題化合物(35.77g)(中間体4)を得た。
MS(TOF):182211Fに対して389.1800(M+1);計算値389.1796
HNMR(400MHz,DMSO−d )δ:1.3(s,12H),3.9(dd,1H),4.2(t,1H),4.8(d,2H),5.2(ddd,1H),7.3(dd,1H),7.4(dd,1H),7.6(dd,1H),7.8(d,1H),8.2(d,1H).
(ii)(5R)−3−(3−フルオロ−4−{6−[(5S)−5−(ヒドロキシメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ピリジン−3−イル}フェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン
Figure 2008500316
[(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール(中間体5、0.277g、1.08mmol)、(5R)−3−[3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(中間体4)(0.35g、0.9mmol)、炭酸カリウム(0.622g、4.5mmol)、およびテトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)(0.1g、0.09mmol)を合わせ、DMF(7ml)および水(1ml)に懸濁した。混合物を75℃で2時間加熱し、その後冷水(30ml)に注いだ。形成された固体を集め、水ですすぎ、ジクロロメタン(2x10ml)で洗浄し、その後固体を温かいトリフルオロメタノール(2ml)に溶解し、さらにジクロロメタン中8%メタノールで溶出するカラムクロマトグラフィーで精製し、白色固体として標題化合物(0.193g)を得た。
MS(ESP):2119FNに対して439.22(M+1)
NMR(300Mz)(DMSO−d δ:3.36-3.58(m,4H);3.95(dd,1H);4.29(t,1H);4.78(m,1H);4.86(d,2H);5.02(t,1H);5.18(m,1H);7.41(dd,1H);7.58(dd,1H);7.69(t,1H);7.77(s,1H);7.98(d,1H);8.05(dd,1H);8.18(s,1H);8.78(s,1H).
実施例2および3の中間体は以下のように製造した:
中間体5:[(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール
Figure 2008500316
[(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチルブチレート(中間体6、16.88g、0.051mol)をメタノール(110ml)に溶解した。50%水酸化ナトリウム水溶液(3.6ml、0.068mol)を添加した。その溶液を室温で15分間撹拌し、1M HCl(75ml)を添加し、続いて真空下で総容積〜100mlに濃縮した。水(〜50ml)を添加し、白色沈殿を集め、水ですすいだ。濾液を酢酸エチルで2回抽出し、有機層を集め、硫酸ナトリウムで乾燥し、留去した。固体残渣を集め、10:1のヘキサン:酢酸エチルですすぎ、初めの沈殿と合わせ、真空下で乾燥して、白色結晶性固体として標題化合物12.3g(93%)を得た。キラルHPLC分析は<0.5%の(−)異性体が存在することを示した。[α]=+139(メタノール中c=0.01g/ml)。
中間体6:(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチルブチレート
Figure 2008500316
(+)異性体は、Chem.Lett.1993p.1847との比較に基づいて(5S)とした。
ラセミ体の[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチルブチレート(中間体7、80g、0.244mol)をアセトン(4L)に溶解し、0.1Mリン酸カリウムバッファー(pH〜7)(4L)を激しく撹拌しながら添加し、透明な黄色溶液を得た。PS−リパーゼ(1.45g、Sigmaカタログ番号L−9156)を添加し、混合物を周囲温度で42時間穏やかに撹拌した。溶液を〜2.6Lの等しい容積に3分割し、それぞれジクロロメタン(2x1L)で抽出し、プールした有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、留去した。未反応の[(5S)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチルブチレートをフラッシュカラムクロマトグラフィー(9:1 ヘキサン:酢酸エチル)により分離し、透明な黄色オイル、36.4g(45.5%)を得た。
中間体7:[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチルブチレート
Figure 2008500316
5−ブロモ−N−ヒドロキシピリジン−2−カルボキシイミドイルクロリド(中間体8,46g、195.7mmol)をEtOAc(200ml)に添加し、続いてアリルブチレート(145ml、1020.4mmol)を添加し、その溶液を0℃に冷却した。次にEtOAc(100ml)中のトリエチルアミン(30ml、215.8mmol)を1時間かけて滴下して加えた。反応を1時間、0℃で撹拌し、その後EtOAc(1L)を添加した。真空濾過により沈殿を除去し、濾液を真空下で濃縮し、生成物(65g)を得た。
H−NMR(DMSO−d δ:0.81(t,3H);1.43(m,2H);2.24(t,2H);3.21(dd,1H);3.54(dd,1H);4.13(dd,1H);4.23(dd,1H);5.01(m,1H);7.85(dd,1H);8.12(dd,1H);8.81(d,1H).
中間体8:5−ブロモ−N−ヒドロキシピリジン−2−カルボキシイミドイルクロリド
Figure 2008500316
5−ブロモピリジン−2−カルバルデヒドオキシム(中間体9、49.5g、246.3mmol)をDMF(150ml)に溶解し、続いてN−クロロスクシンイミド(39.5g、295.5mmol)を添加した。次にHClガスを20秒間、溶液中で泡立て、反応を開始し、1時間撹拌を続けた。反応物を蒸留水(1L)に注ぎ、沈殿を真空濾過により集めた。濾過ケーキを蒸留水(2x500ml)で洗浄し、真空オーブン中、60℃(−30インチHg)で一晩乾燥し、白色粉末として生成物(55g)を得た。
H−NMR(300Mz)(CDCl δ:7.73(d,1H);8.09(d,1H);8.73(s,1H);12.74(s,1H).
注:催涙物質。
中間体9:5−ブロモピリジン−2−カルバルデヒドオキシム
Figure 2008500316
5−ブロモ−ピリジン−2−カルバルデヒド(X.Wang et al,Tetrahedron Letters 41(2000),4335−4338)(60g,322mmol)をメタノール(700ml)に添加し、その後水(700ml)を添加し、続いてヒドロキシルアミン塩酸塩(28g、403mmol)を添加した。水(200ml)中の炭酸ナトリウム(20.5g、193.2mmol)を添加し、反応を30分間撹拌した。その後、水(500ml)を添加し、沈殿を濾過し、水(2x300ml)で洗浄して所望する生成物(60g)を得た。
NMR(DMSO−d- δ:7.75(d,1H);8.09(t,2H),8.72(s,1H);11.84(s,1H).
実施例4:(5R)−3−(3−フルオロ−4−{6−[(5R)−5−(モルホリン−4−イルメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ピリジン−3−イル}フェニル)−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オンへの逐次変換
Figure 2008500316
4−{[(5R)−3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチル}モルホリン(中間体12、320mg、0.98mmol)、(5R)−3−[3−フルオロ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−5−(1H−1,2,3−トリアゾール−1−イルメチル)−1,3−オキサゾリジン−2−オン(中間体4、400mg、1.03mmol)、炭酸カリウム(450mg、3.26mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィノ)パラジウム(0)(120mg、0.10mmol)をDMF(5ml)および水(0.5ml)に懸濁した。混合物を60分間、80℃で加熱し、冷却し、濾過した。固体をアセトニトリルですすぎ、合わせた濾液をシリカゲルに吸着させた。吸着物質をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン中1〜10%メタノール)により精製した。得られたオフホワイト色の固体(430mg)を熱ジオキサン(30ml)に溶かし、HCl(ジオキサン中4M溶液、0.25ml、1mmol)で処理して懸濁液を得て、それをジエチルエーテル(50ml)で希釈し、濾過し、ジエチルエーテルですすいだ。このようにして、標題化合物の塩酸塩をオフホワイト色の固体(400mg)として得た:融点:239〜245℃。
MS(エレクトロスプレイ):2526FNに対して508(M+1)
H−NMR(400MHz,DMSO−d δ:3.18(bm,2H);3.37(dd,1H);3.49(bm,3H);3.77(m,4H);3.96(m,3H);4.30(t,1H);4.86(d,2H);5.19(m,1H);5.32(m,1H);7.42(dd,1H);7.59(dd,1H);7.69(t,1H);7.76(s,1H);8.02(d,1H);8.09(d,1H);8.18(s,1H);8.81(s,1H);10.55(bs,1H).
実施例4の中間体は以下のように製造した:
中間体10:[(5R)−[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール
Figure 2008500316
(R,S)−[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール(中間体7の加水分解により調製、3.1g)を熱メタノール(25ml)に溶解し、次にそれをヘキサン中30%イソプロパノールで溶出するキラルカラム(Chiral Pak AS)により分離した。カラムから始めに溶出する標題化合物[(−)異性体、1.5g]]を(+)異性体(第2ピーク、1.18g)と共に回収した。キラルHPLC分析は、(+)異性体が<2%存在することを示した。
[α]=−125(メタノール中c=0.0076g/ml)。
中間体11:5−ブロモ−2−[(5R)−5−(クロロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ピリジン
Figure 2008500316
[(5R)−[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メタノール(中間体10、0.274g、1.06mmol)をジクロロメタン(5ml)に溶解した。トリフェニルホスフィン(0.8g、3.05mmol)および四塩化炭素(0.6ml、6.2mmol)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。メタノール(0.5ml)を添加し、溶液を濃縮し、フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン中5〜20%酢酸エチル)により精製し、白色固体として標題化合物(280mg)を得た。
H−NMR(300MHz,CDCl δ:3.42−3.73(m,4H);4.98−5.08(m,1H);7.84(dd,1H);7.90(d,1H);8.65(d,1H).
中間体12:4−{[(5R)−[3−(5−ブロモピリジン−2−イル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−5−イル]メチル]モルホリン
Figure 2008500316
5−ブロモ−2−[(5R)−5−(クロロメチル)−4,5−ジヒドロイソオキサゾール−3−イル]ピリジン(中間体11、0.276g、1.0mmol)、モルホリン(0.9ml、10.3mmol)、テトラブチルアンモニウムヨージド(2mg、触媒量)、およびDMSO(0.9ml)を合わせ、4時間、115℃に加熱した。溶液を水で希釈し、酢酸エチルで2回抽出した。プールした有機層を硫酸ナトリウムで乾燥し、留去して、光沢のある黄色固体として未精製の標題化合物(320mg)を得た。
MS(エレクトロスプレイ):1316BrNに対して327(M+1)

Claims (17)

  1. 式(VIII)の化合物:
    Figure 2008500316
    を式(VII)の化合物:
    Figure 2008500316
    (式中、それぞれのXは独立してHまたはFであり、そしてRは水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択される)から形成するための方法であって、式(VII)の化合物の溶液を臭素で処理することを含む前記方法。
  2. 臭素がin situで臭素酸塩、臭化物および酸から生成される、請求項1に記載の方法。
  3. 請求項1で定義した式(VII)の化合物から請求項1で定義した式(VIII)の化合物を製造するための方法であって、式(VII)の化合物の溶液を臭素酸塩、臭化物及び酸で処理することを含む前記方法。
  4. 臭素酸塩が臭素酸アルカリ金属塩である、請求項2または請求項3に記載の方法。
  5. 臭化物が臭化水素酸によって提供される、請求項2〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 臭化水素酸が臭化物および酸を提供する、請求項2〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 請求項1で定義した式(VII)の化合物から請求項1で定義した式(VIII)の化合物を形成するための方法であって、式(VII)の化合物の溶液を臭素酸アルカリ金属塩および臭化水素酸で処理することを含む前記方法。
  8. a)水と適切な有機溶媒の混合物中の式(VII)の化合物の溶液の臭化水素酸水溶液による処理;および
    b)臭素酸アルカリ金属塩水溶液の添加、
    を含む、請求項7に記載の方法。
  9. メタ亜硫酸水素ナトリウム溶液を添加してすべての過剰な臭素と反応させるための付加的な工程(c)を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 式(VIII)の生成化合物単離の付加的な工程(d)を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 式(VIII)の生成化合物を単離する工程が、すべての固体が溶解するまで請求項9の工程(c)に由来する混合物を加熱し、そして式(VIII)の化合物が結晶化するまで溶液を冷却することにより行われる、請求項10に記載の方法。
  12. 式(VIII)の化合物:
    Figure 2008500316
    (式中、それぞれのXは独立してHまたはFであり、そしてRは水素、ハロゲン、シアノ、メチル、シアノメチル、フロオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよび−Si[(1〜4C)アルキル]から選択される)。
  13. Rが水素、ハロゲン、またはメチルから選択される、請求項12に記載の化合物。
  14. Rが水素である、請求項12または請求項13に記載の化合物。
  15. 少なくとも1つのXがFである、請求項12〜14のいずれか1項に記載の化合物。
  16. 両方のXがFである、請求項15に記載の化合物。
  17. 1つのXがHであり、他のXがFであり、そしてRが水素である、請求項12に記載の化合物。
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