JP2008311509A - バルクフィーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】より実用的なバルクフィーダを得ることを課題とする。
【解決手段】部品収容ケース18に収容された部品を整列装置22により一列に整列させて搬送通路24へ供給し、吸引装置26による搬送通路24内の空気の吸引により部品供給位置へ搬送する。吸引装置26は、吸着ノズル28によって部品が取り出される毎に作動させられ、搬送通路24の水平部90内に待機している待機部品を部品供給位置へ移動させる。待機部品の数が減り、部品センサ108により検出されなくなれば整列装置22が作動させられ、部品収容ケース18内の部品を搬送通路24に供給し、その部品は、次の空気の吸引時に搬送され、待機部品とされる。整列装置22,吸引装置26は独立して作動し、待機部品の不足時に整列装置22が作動して部品を供給するため、待機部品の量が過剰にならず、吸引装置26の小形化等の効果が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】部品収容ケース18に収容された部品を整列装置22により一列に整列させて搬送通路24へ供給し、吸引装置26による搬送通路24内の空気の吸引により部品供給位置へ搬送する。吸引装置26は、吸着ノズル28によって部品が取り出される毎に作動させられ、搬送通路24の水平部90内に待機している待機部品を部品供給位置へ移動させる。待機部品の数が減り、部品センサ108により検出されなくなれば整列装置22が作動させられ、部品収容ケース18内の部品を搬送通路24に供給し、その部品は、次の空気の吸引時に搬送され、待機部品とされる。整列装置22,吸引装置26は独立して作動し、待機部品の不足時に整列装置22が作動して部品を供給するため、待機部品の量が過剰にならず、吸引装置26の小形化等の効果が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は電子回路部品(以下、特に必要がない限り部品と略称する)のバルクフィーダに関するものであり、特に、搬送通路内の空気の流れにより部品を搬送するタイプのバルクフィーダに関するものである。
この種のバルクフィーダの1つが下記特許文献に記載されている。このバルクフィーダは、部品収容ケースに不定の姿勢で収容された多数の部品を、整列装置により一列に整列させて搬送通路へ供給し、その搬送通路の下流側から搬送通路内の空気を吸引装置により吸引することによって、その搬送通路内の部品を部品供給位置へ搬送するものである。
特開2002−185187公報
上記バルクフィーダは優れたものではあるが未だ改良の余地がある。例えば、整列装置と吸引装置とが動力伝達装置により共通の駆動源に接続されており、一方が作動させられる場合には他方も必ず作動させられる点がその一つである。バルクフィーダは、1個の部品が取り出された後、速やかに次の部品が部品供給位置に位置決めされる必要があるため、吸引装置は少なくとも1個の部品の取出し後に吸引状態にされることが必要である。また、吸引装置が吸引状態になったにもかかわらず、部品が部品供給位置に搬送されないという事態の発生を回避するために、バルクフィーダにおいては、整列装置の部品整列能力が吸引装置の搬送能力より下回ることがないようにされるのが普通である。そのため、吸引装置と整列装置とが常に一緒に作動させられる場合には、搬送通路全体に部品が連続して並ぶ状態になる傾向が強いが、このことは別の問題を生じさせる。
例えば、搬送通路全体に部品が連続して並ぶ状態になれば、搬送通路を流れる空気の流動抵抗が大きくなり、また、搬送される部品の質量も大きくなるため、吸引装置を強力なものとすることが必要になり、バルクフィーダの大形化およびコスト増の一因になる。あるいは、連続した部品の列が長くなれば、吸引装置が非吸引状態にされても部品と搬送通路内面との摩擦抵抗の累積により、部品供給位置にある部品が、後続の部品列と反対側のストッパとの間に強く挟まれた状態が維持され、部品の取出しが困難になる。
この問題は、従来のバルクフィーダの実用性を向上させる上で障害となる問題の一例であり、バルクフィーダには種々の観点からの改良の余地がある。本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、より実用的なバルクフィーダを得ることを課題としてなされたものである。
この問題は、従来のバルクフィーダの実用性を向上させる上で障害となる問題の一例であり、バルクフィーダには種々の観点からの改良の余地がある。本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、より実用的なバルクフィーダを得ることを課題としてなされたものである。
上記課題は、部品収容ケースに不定の姿勢で収容された多数の電子回路部品を、整列装置により一列に整列させて搬送通路へ供給し、その搬送通路の下流側から搬送通路内の空気を吸引装置により吸引することによって、その搬送通路内の電子回路部品を部品供給位置へ搬送するバルクフィーダを、(a)前記部品供給位置にある電子回路部品である取出待ち部品に連続して並び、前記部品供給位置への移動に備えて待機する待機部品が設定量以上存在するか否かを検出する待機状態検出装置と、(b)その待機状態検出装置により、待機部品の量が設定量未満であることが検出された場合に、前記整列装置を作動させ、前記搬送通路への電子回路部品の供給を行わせる整列装置制御装置とを含むものとすることにより解決される。整列装置制御装置が整列装置を作動させる量、例えば、作動回数や作動時間は、整列装置の整列能力に応じて定められるべきものである。
この構成のバルクフィーダにおいては、待機部品の存在量が設定量未満になれば、その事実を待機状態検出装置が検出し、その検出に応じて、整列装置制御装置が整列装置を作動させ、搬送通路への部品の供給を行わせる。したがって、整列装置が十分な整列能力を有するものであっても、搬送通路内の待機部品の量が過多になることはなく、常に適正量の部品が待機している状態が得られ、吸引装置の小形化やコスト低減,あるいは部品供給位置にある部品の取出の容易化等の効果が得られる。
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組み合わせを、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載,従来技術等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項が請求項2に、(3)項が請求項3に、(7)項が請求項4に、(8)項が請求項5に、(11)項が請求項6に、(12)項が請求項7に、それぞれ相当する。
(1)部品収容ケースに不定の姿勢で収容された多数の電子回路部品を、整列装置により一列に整列させて搬送通路へ供給し、その搬送通路の下流側から搬送通路内の空気を吸引装置により吸引することによって、その搬送通路内の電子回路部品を部品供給位置へ搬送するバルクフィーダであって、
前記部品供給位置にある電子回路部品である取出待ち部品に連続して並び、前記部品供給位置への移動に備えて待機する待機部品が設定量以上存在するか否かを検出する待機状態検出装置と、
その待機状態検出装置により、待機部品の量が設定量未満であることが検出された場合に、前記整列装置を作動させ、前記搬送通路への電子回路部品の供給を行わせる整列装置制御装置と
を含むバルクフィーダ。
上記設定量は、設定個数でも、待機部品の列(待機部品列と称する場合がある)の長さでもよい。待機状態検出装置は、設定量の待機部品の列の後端(上流側端)に対応する検出位置に部品が存在する場合と存在しない場合とで異なる信号を出力する部品センサを含むものとすることができる。
(2)前記吸引装置が、前記部品供給位置から前記取出待ち部品が取り出された後、一旦前記搬送通路内の空気を吸引する吸引状態となり、その後、非吸引状態となるものである(1)項に記載のバルクフィーダ。
取出待ち部品が取り出されれば、部品供給位置に電子回路部品が存在しない状態となる。そこで、吸引装置が一旦吸引状態にされ、それによって、取出待ち部品に隣接していた先頭の待機部品をはじめ、それに続く待機部品が1個分ずつ下流側へ移動させられ、先頭の待機部品が部品供給位置へ移動させられて取出待ち部品とされる。この際、もし、搬送通路内に、遊離部品、すなわち待機部品列から離れて存在し、未だ待機部品とはなっていない電子回路部品が存在すれば、その遊離部品も吸引される空気により搬送通路内を搬送され、待機部品列の最後部に連続して、待機部品となる。しかし、整列装置が作動させられないのに、部品収容ケースから搬送通路へ供給される電子回路部品は無いか、稀であるため、通常は搬送通路内に遊離部品は存在せず、待機部品列が電子回路部品1個分ずつ下流側へ移動させられるのみで、待機部品が1個減少することとなる。
吸引装置の作動中は待機部品列が取出待ち部品に押し付けられた状態にあるが、待機部品列が下流側へ移動させられた後、吸引装置が停止させられるため、待機部品列の取出待ち部品への押付力が解消され、取出待ち部品の取出しが容易な状態となる。
(3)前記整列装置と前記吸引装置とが、それぞれ駆動源を備えて互いに独立した駆動装置を含む(1)項または(2)項に記載のバルクフィーダ。
整列装置と吸引装置とが駆動源を共有する場合でも、駆動力の伝達経路にクラッチ等を設ければ、整列装置と吸引装置との一方を他方とは関係なく作動させることができる。しかし、本項におけるように、整列装置と吸引装置とを互いに独立した駆動装置を含むものとすれば、整列装置と吸引装置とをそれぞれ必要な時期に、相手装置の作動とは無関係に、作動させることが容易となる。
(4)前記搬送通路が前記部品供給位置に上方に開口した部品取出口を備え、当該バルクフィーダが、
その部品取出口を閉塞する閉位置と、その部品取出口を開放する開位置とに移動可能なシャッタと、
そのシャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させるシャッタ駆動装置と
を含む(1)項ないし(3)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(5)前記吸引装置による吸引に伴って前記搬送通路内を移動する電子回路部品の最も下流側のものに前記部品供給位置において当接し、その電子回路部品を停止させるストッパを含む(1)項ないし(4)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(6)前記搬送通路の少なくとも一部がチューブにより構成された(1)項ないし(5)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
搬送通路の一部をチューブにより構成すれば、搬送通路の形成が容易になる。搬送通路の湾曲部をチューブにより構成すれば、上記効果を特に有効に享受することができる。
(7)前記搬送通路の上流側部分が下流側部分より低い位置に形成された(1)項ないし(6)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
搬送通路の上流側部分が下流側部分より低い位置にあるため、部品収容ケースを低い位置に設置することができ、バルクフィーダ全体の高さを低くすることが容易となる。搬送通路形成上の都合で(例えば、曲率半径の小さい部分を含まないようにするため)、部品供給位置と部品収容ケースとは水平方向に隔たって配置され、かつ、部品供給位置はバルクフィーダの一端部の最上部に設定されるのが普通である。したがって、搬送通路の上流側部分が下流側部分より高い位置に形成されれば、部品収容ケースはそれより高い位置に設置されることとなるため、部品収容ケースがバルクフィーダの本体部から上方へ突出することとなり、その分、バルクフィーダ全体として高さが高くなることを避け得ないのであるが、本項の特徴を採用すればその不都合を回避することが容易となるのである。部品収容ケースから搬送通路の上流側部分に供給された電子回路部品を下流側へ搬送し、待機部品とするためには、電子回路部品を重力に抗して移動させることが必要であるが、搬送通路内の待機部品の量が過多になることがないように制御されるため、吸引装置を小形としつつ、部品収容ケースを低い位置に設置することができる。
(8)前記待機状態検出装置が、前記下流側部分に設定された検出位置に設けられ、その検出位置に電子回路部品が存在する場合と存在しない場合とで異なる信号を出力する部品センサを含む(7)項に記載のバルクフィーダ。
搬送通路の少なくとも部品供給位置に近接する部分は水平とされることが望ましく、部品センサは、その水平とされる部分の中間の検出位置に設けられることが望ましい。本項のバルクフィーダにおいては、搬送通路の上流側部分が下流側部分より下方に形成されるのであるから、搬送通路は、水平な下流側部分の上流端から上流側に向かって下向きに延びる垂下部、あるいは斜め下向きに延びる傾斜部を含むこととなる。そして、待機部品列が部品センサによる検出位置を越えて上流側へ延び、その上流側端部が上記垂下部あるいは傾斜部に達する状態になれば、その部分の待機部品が、重力の作用により上流側へ逆戻りし、遊離部品となる。この遊離部品の存在は、待機部品の個数が増すわけでもないにもかかわらず、搬送通路における空気の流動抵抗を増すため望ましくない。したがって、待機状態検出装置による「待機部品の量が設定量未満であること(待機部品量不足と称する場合がある)」の検出に応じて行われる整列装置の作動は、上記無駄な遊離部品を発生させない程度に行われることが望ましい。
(9)前記吸引装置が、往復動型のバキュームポンプと、そのバキュームポンプを駆動するポンプ駆動装置とを含む(1)項ないし(8)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(10)前記吸引装置が、往復動型のバキュームポンプと、そのバキュームポンプを駆動するポンプ駆動装置とを含み、前記搬送通路が前記部品供給位置に上方に開口した部品取出口を備え、当該バルクフィーダが、前記部品取出口を閉塞する閉位置とその部品取出口を開放する開位置とに移動可能なシャッタと、そのシャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させるシャッタ駆動装置とを含み、かつ、前記ポンプ駆動装置が前記シャッタ駆動装置と駆動源を共有する(1)項に記載のバルクフィーダ。
ポンプ駆動装置がシャッタ駆動装置と駆動源を共有すれば、構成を単純化し、小形化し、あるいはコストを低減することができる。ポンプ駆動装置とシャッタ駆動装置とは、駆動源以外の構成要素も共有させてもよい。
本項に記載の特徴は、(2)項,(3)項,(5)項ないし(8)項の各々に記載の特徴と併せて採用することも可能である。
(11)前記シャッタ駆動装置と駆動源を共有するポンプ駆動装置が、吸引動作の当初に前記シャッタを閉位置に移動させ、その後、前記バキュームポンプに吸引動作を行わせるものである(10)項に記載のバルクフィーダ。
部品取出口が開いた状態で吸引が行われれば、無駄な空気の吸引が行われることとなって吸引装置の吸引能力の一部が無駄となり、あるいは部品が部品取出口から飛び出したり、立ち上がったりする不都合が発生する可能性がある。したがって、シャッタの閉動作と吸引開始とは適切なタイミングで行われることが望ましいが、本項の特徴を採用すれば、容易に目的を達し得る。吸引動作の当初は、空気は殆ど吸引されず、シャッタの閉位置への移動途中であっても不都合が生じる恐れはない。
(12)前記ポンプ駆動装置が、前記取出待ち部品が取り出される毎に前記往復動型のバキュームポンプを1往復動させるポンプ制御部を含む(11)項に記載のバルクフィーダ。
本項の特徴を採用すれば(11)項の要件を容易に満たし得る。
(13)前記ポンプ駆動装置が、
互いに平行な回転軸線のまわりに回転可能に設けられ、回転電動モータにより正逆両方向に回転させられる2つのピニオンと、
それら2つのピニオンに接する方向に延び、それらピニオンと噛み合って往復移動させられるラックと
を含み、そのラックに前記往復動型のバキュームポンプが連結された(9)項ないし(12)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
2つのピニオンは共通の回転電動モータにより駆動されるようにすることも可能である。しかし、それぞれ専用の回転電動モータにより駆動されるようにすれば、各回転電動モータを小形化することができ、ひいてはバルクフィーダ全体を小形化することが容易となる。
前記部品供給位置にある電子回路部品である取出待ち部品に連続して並び、前記部品供給位置への移動に備えて待機する待機部品が設定量以上存在するか否かを検出する待機状態検出装置と、
その待機状態検出装置により、待機部品の量が設定量未満であることが検出された場合に、前記整列装置を作動させ、前記搬送通路への電子回路部品の供給を行わせる整列装置制御装置と
を含むバルクフィーダ。
上記設定量は、設定個数でも、待機部品の列(待機部品列と称する場合がある)の長さでもよい。待機状態検出装置は、設定量の待機部品の列の後端(上流側端)に対応する検出位置に部品が存在する場合と存在しない場合とで異なる信号を出力する部品センサを含むものとすることができる。
(2)前記吸引装置が、前記部品供給位置から前記取出待ち部品が取り出された後、一旦前記搬送通路内の空気を吸引する吸引状態となり、その後、非吸引状態となるものである(1)項に記載のバルクフィーダ。
取出待ち部品が取り出されれば、部品供給位置に電子回路部品が存在しない状態となる。そこで、吸引装置が一旦吸引状態にされ、それによって、取出待ち部品に隣接していた先頭の待機部品をはじめ、それに続く待機部品が1個分ずつ下流側へ移動させられ、先頭の待機部品が部品供給位置へ移動させられて取出待ち部品とされる。この際、もし、搬送通路内に、遊離部品、すなわち待機部品列から離れて存在し、未だ待機部品とはなっていない電子回路部品が存在すれば、その遊離部品も吸引される空気により搬送通路内を搬送され、待機部品列の最後部に連続して、待機部品となる。しかし、整列装置が作動させられないのに、部品収容ケースから搬送通路へ供給される電子回路部品は無いか、稀であるため、通常は搬送通路内に遊離部品は存在せず、待機部品列が電子回路部品1個分ずつ下流側へ移動させられるのみで、待機部品が1個減少することとなる。
吸引装置の作動中は待機部品列が取出待ち部品に押し付けられた状態にあるが、待機部品列が下流側へ移動させられた後、吸引装置が停止させられるため、待機部品列の取出待ち部品への押付力が解消され、取出待ち部品の取出しが容易な状態となる。
(3)前記整列装置と前記吸引装置とが、それぞれ駆動源を備えて互いに独立した駆動装置を含む(1)項または(2)項に記載のバルクフィーダ。
整列装置と吸引装置とが駆動源を共有する場合でも、駆動力の伝達経路にクラッチ等を設ければ、整列装置と吸引装置との一方を他方とは関係なく作動させることができる。しかし、本項におけるように、整列装置と吸引装置とを互いに独立した駆動装置を含むものとすれば、整列装置と吸引装置とをそれぞれ必要な時期に、相手装置の作動とは無関係に、作動させることが容易となる。
(4)前記搬送通路が前記部品供給位置に上方に開口した部品取出口を備え、当該バルクフィーダが、
その部品取出口を閉塞する閉位置と、その部品取出口を開放する開位置とに移動可能なシャッタと、
そのシャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させるシャッタ駆動装置と
を含む(1)項ないし(3)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(5)前記吸引装置による吸引に伴って前記搬送通路内を移動する電子回路部品の最も下流側のものに前記部品供給位置において当接し、その電子回路部品を停止させるストッパを含む(1)項ないし(4)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(6)前記搬送通路の少なくとも一部がチューブにより構成された(1)項ないし(5)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
搬送通路の一部をチューブにより構成すれば、搬送通路の形成が容易になる。搬送通路の湾曲部をチューブにより構成すれば、上記効果を特に有効に享受することができる。
(7)前記搬送通路の上流側部分が下流側部分より低い位置に形成された(1)項ないし(6)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
搬送通路の上流側部分が下流側部分より低い位置にあるため、部品収容ケースを低い位置に設置することができ、バルクフィーダ全体の高さを低くすることが容易となる。搬送通路形成上の都合で(例えば、曲率半径の小さい部分を含まないようにするため)、部品供給位置と部品収容ケースとは水平方向に隔たって配置され、かつ、部品供給位置はバルクフィーダの一端部の最上部に設定されるのが普通である。したがって、搬送通路の上流側部分が下流側部分より高い位置に形成されれば、部品収容ケースはそれより高い位置に設置されることとなるため、部品収容ケースがバルクフィーダの本体部から上方へ突出することとなり、その分、バルクフィーダ全体として高さが高くなることを避け得ないのであるが、本項の特徴を採用すればその不都合を回避することが容易となるのである。部品収容ケースから搬送通路の上流側部分に供給された電子回路部品を下流側へ搬送し、待機部品とするためには、電子回路部品を重力に抗して移動させることが必要であるが、搬送通路内の待機部品の量が過多になることがないように制御されるため、吸引装置を小形としつつ、部品収容ケースを低い位置に設置することができる。
(8)前記待機状態検出装置が、前記下流側部分に設定された検出位置に設けられ、その検出位置に電子回路部品が存在する場合と存在しない場合とで異なる信号を出力する部品センサを含む(7)項に記載のバルクフィーダ。
搬送通路の少なくとも部品供給位置に近接する部分は水平とされることが望ましく、部品センサは、その水平とされる部分の中間の検出位置に設けられることが望ましい。本項のバルクフィーダにおいては、搬送通路の上流側部分が下流側部分より下方に形成されるのであるから、搬送通路は、水平な下流側部分の上流端から上流側に向かって下向きに延びる垂下部、あるいは斜め下向きに延びる傾斜部を含むこととなる。そして、待機部品列が部品センサによる検出位置を越えて上流側へ延び、その上流側端部が上記垂下部あるいは傾斜部に達する状態になれば、その部分の待機部品が、重力の作用により上流側へ逆戻りし、遊離部品となる。この遊離部品の存在は、待機部品の個数が増すわけでもないにもかかわらず、搬送通路における空気の流動抵抗を増すため望ましくない。したがって、待機状態検出装置による「待機部品の量が設定量未満であること(待機部品量不足と称する場合がある)」の検出に応じて行われる整列装置の作動は、上記無駄な遊離部品を発生させない程度に行われることが望ましい。
(9)前記吸引装置が、往復動型のバキュームポンプと、そのバキュームポンプを駆動するポンプ駆動装置とを含む(1)項ないし(8)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
(10)前記吸引装置が、往復動型のバキュームポンプと、そのバキュームポンプを駆動するポンプ駆動装置とを含み、前記搬送通路が前記部品供給位置に上方に開口した部品取出口を備え、当該バルクフィーダが、前記部品取出口を閉塞する閉位置とその部品取出口を開放する開位置とに移動可能なシャッタと、そのシャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させるシャッタ駆動装置とを含み、かつ、前記ポンプ駆動装置が前記シャッタ駆動装置と駆動源を共有する(1)項に記載のバルクフィーダ。
ポンプ駆動装置がシャッタ駆動装置と駆動源を共有すれば、構成を単純化し、小形化し、あるいはコストを低減することができる。ポンプ駆動装置とシャッタ駆動装置とは、駆動源以外の構成要素も共有させてもよい。
本項に記載の特徴は、(2)項,(3)項,(5)項ないし(8)項の各々に記載の特徴と併せて採用することも可能である。
(11)前記シャッタ駆動装置と駆動源を共有するポンプ駆動装置が、吸引動作の当初に前記シャッタを閉位置に移動させ、その後、前記バキュームポンプに吸引動作を行わせるものである(10)項に記載のバルクフィーダ。
部品取出口が開いた状態で吸引が行われれば、無駄な空気の吸引が行われることとなって吸引装置の吸引能力の一部が無駄となり、あるいは部品が部品取出口から飛び出したり、立ち上がったりする不都合が発生する可能性がある。したがって、シャッタの閉動作と吸引開始とは適切なタイミングで行われることが望ましいが、本項の特徴を採用すれば、容易に目的を達し得る。吸引動作の当初は、空気は殆ど吸引されず、シャッタの閉位置への移動途中であっても不都合が生じる恐れはない。
(12)前記ポンプ駆動装置が、前記取出待ち部品が取り出される毎に前記往復動型のバキュームポンプを1往復動させるポンプ制御部を含む(11)項に記載のバルクフィーダ。
本項の特徴を採用すれば(11)項の要件を容易に満たし得る。
(13)前記ポンプ駆動装置が、
互いに平行な回転軸線のまわりに回転可能に設けられ、回転電動モータにより正逆両方向に回転させられる2つのピニオンと、
それら2つのピニオンに接する方向に延び、それらピニオンと噛み合って往復移動させられるラックと
を含み、そのラックに前記往復動型のバキュームポンプが連結された(9)項ないし(12)項のいずれかに記載のバルクフィーダ。
2つのピニオンは共通の回転電動モータにより駆動されるようにすることも可能である。しかし、それぞれ専用の回転電動モータにより駆動されるようにすれば、各回転電動モータを小形化することができ、ひいてはバルクフィーダ全体を小形化することが容易となる。
以下、請求可能発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、請求可能発明は、下記実施例の他、上記〔発明の態様〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更を施した態様で実施することができる。
図1に、請求可能発明の一実施例としてのバルクフィーダ10が図示されている。本バルクフィーダ10は、フィーダ支持部材(図示省略)により複数、支持されて部品供給装置を構成し、回路基板に電子回路部品を装着する電子回路部品装着システムに設けられる。バルクフィーダ10の本体部12は幅の狭い板状を成し、フィーダ支持部材に前後方向および左右方向に位置決めされるとともに、浮上がりを防止された状態で着脱可能に固定される。本体部12の長手方向が前後方向であって、回路基板を保持する基板保持装置(図示省略)側が前側(図1においては右側)であり、幅方向が左右方向である。
本体部12の長手方向の中間部には、図1に示すように、部品収容ケース18が取り付けられている。部品収容ケース18内には、電子回路部品の一種であるチップ部品20(図3参照。以後、部品20と略称する。)が多数、不定の姿勢で収容されており、部品収容ケース18の下側に設けられた整列装置22により、一列に整列させられて搬送通路24へ供給され、部品供給位置へ搬送される。部品供給位置は、部品装着ヘッドの吸着ノズル28が部品20を吸着し、バルクフィーダ10から取り出す位置であり、バルクフィーダ10の前端部に設定されている。搬送通路24の部品供給位置側であって、バルクフィーダ10の前方側が下流側であり、部品収容ケース18側であって、バルクフィーダ10の後方側が上流側であり、吸引装置26により、搬送通路24の下流側から搬送通路24内の空気が吸引されることにより、部品20が部品供給位置へ搬送される。
整列装置22は、図2に示すように、部品整列ディスク32を部品整列ディスク駆動装置34によって回転させることにより、部品収容ケース18内の部品20を部品整列ブロック36へ導き、部品整列ブロック36内において一列に整列させて搬送通路24へ送り込むように構成されている。部品整列ブロック36は、図2に示すように、横断面形状が部品20の形状に対応する形状であって、矩形を成し、鉛直方向に延びる整列通路38を備えている。なお、図2において整列通路38は、その側面の1つが開放された状態が図示されているが、本体部12に取り付けられた状態では四方が閉じられた通路を構成し、その上側開口40は部品収容ケース18に接続され、下側開口42は搬送通路24に接続される。
部品整列ディスク32は円板状を成し、本体部12に軸(図示省略)により、前後方向に平行な軸線まわりに回動可能に取り付けられている。部品整列ディスク32は、その外周面の一部が切り欠かれ、回動軸線と直角に立体交差する一平面状の案内面46が形成されており、図2に示す案内位置と、図示を省略する部品進入規制位置との間を往復回動させられる。案内位置は、案内面46が鉛直方向に延びるとともに、整列通路38の側面と同一平面内に位置し、鉛直方向において連続する面を形成し、部品20の整列通路38への進入を案内する位置である。部品進入規制位置は、案内面46が整列通路38から離れて上向きとなり、部品整列ディスク32の案内面46が形成されていない部分が上側開口40上へ突出し、部品20の整列通路38への進入を規制する位置である。部品整列ディスク32は、本体部12により回動可能に支持された回動体48と一体的に設けられ、回動体48と共に回動させられる。この回動体48には、その回動軸線から半径方向に外れた位置に、回動軸線と平行に偏心ピン50が突設され、係合部を構成している。
部品整列ディスク駆動装置34は、図2に示すように、駆動源の一種である回転電動モータたる部品供給モータ54と、部品供給モータ54の回転を部品整列ディスク32の回動運動に変換する運動変換装置56とを含む。運動変換装置56は、駆動カム58,クランクレバー60および駆動シャフト62を含む。駆動カム58は板カムとされ、その外周面は、回転軸線からの距離が全周にわたって漸変させられ、回転軸線からの距離が一定の部分のないカム面64とされている。
駆動シャフト62は、図2に示すように、本体部12に鉛直方向に設けられた案内部材たるガイドロッド66に軸方向に相対移動可能かつ相対回転不能に嵌合されている。駆動シャフト62の上端部と下端部とにそれぞれ大径の係合部68,70が設けられ、上側の係合部68には円環状溝72が設けられるとともに、前記偏心ピン50が、駆動シャフト62の軸方向には相対移動不能に、円環状溝72の周方向には相対移動可能に嵌合されている。クランクレバー60は、本体部12に軸74により、前記駆動カム58の回転軸線と平行な軸線まわりに回動可能に取り付けられ、軸74との間に配設された付勢装置の一種である弾性部材としてのねじりばね(図示省略)により、一方のアーム部76がカム面64に当接する向きに付勢されており、クランクレバー60は駆動カム58の回転に追従して回動させられる。
クランクレバー60の他方のアーム部78の先端部は、図2に示すように、二股状を成し、駆動シャフト62の小径部80を軸方向に相対移動可能に挟んでいる。このアーム部78と駆動シャフト62の係合部68との間には、付勢装置の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング82が配設され、駆動シャフト62がクランクレバー60に対して上方へ付勢されている。スプリング82の付勢による駆動シャフト62の移動限度は、係合部70がアーム部78に当接することにより規定され、クランクレバー60の回動により駆動シャフト62が昇降させられ、それにより偏心ピン50が移動させられて回動体48が回動させられ、部品整列ディスク32が回動させられる。駆動カム58は部品回転モータ54により一方向へ回転させられるが、部品整列ディスク32は、クランクレバー60および駆動シャフト62の作用により、部品進入規制位置と案内位置との間を往復回動させられ、駆動カム58の1回転により、1回往復回動させられる。
なお、図示は省略するが、本バルクフィーダ10には、作動量検出装置の一種である作動回数検出装置が設けられ、整列装置22の作動量たる作動回数が検出されるようにされている。整列装置22においては、部品整列ディスク32の1回の往復回動が1回の作動とされ、作動回数検出装置は、例えば、クランクレバー60に設けられた被検出部と、その被検出部を検出するセンサであって、非接触型センサの一種である光電センサ、例えば、透過型の光電センサとを含む定位置検出装置と、クランクレバー60の往復回動回数をカウントするカウンタとを備え、クランクレバー60の往復回動回動を検出するものとされている。光電センサは、例えば、部品整列ディスク32が部品進入規制位置へ回動した状態において、クランクレバー60の被検出部が、発光部が発する光を遮って受光部の受光を妨げ、クランクレバー60を検出する位置に設けられている。光電センサは、クランクレバー60を検出する場合と、検出しない場合とで異なる信号を出力し、後述する制御装置のコンピュータに入力させる。このコンピュータに上記カウンタが設けられており、光電センサからの信号に基づいて、部品整列ディスク32が部品進入規制位置へ至り、クランクレバー60が光電センサによって検出される毎に、その検出回数、すなわちクランクレバー60の往復回動回数がカウントされ、整列装置22の作動回数が検出される。
前記搬送通路24は、図1に示すように、その上流側部分、すなわち部品収容ケース18側の部分が下流側部分より低い位置に形成されており、それにより部品収容ケース18および整列装置22が本体部12の上面より低い位置に設置されている。この搬送通路24の下流側部分は水平に設けられて水平部90とされ、上流側部分は、水平部90から斜め下向きに延び出させられた傾斜部92とされている。水平部90は部品供給位置へ至っているが、搬送通路24は、図3に示すように、吸引装置26との干渉を回避するために、本体部12の幅方向の中央から側方へ外れた位置に設けられ、水平部90の下流側端部は部品供給位置に向かって本体部12の幅方向の中央側へ湾曲させられ、部品供給位置においては、本体部12の幅方向(図3においては上下方向)に平行とされている。また、傾斜部92の上流側端部は鉛直とされ、図2に示すように、整列通路38の下側開口42に接続されている。
本バルクフィーダ10においては、搬送通路24のうち、水平部90の最も部品供給位置側の部分は、本体部12に、その上面に開口して形成された溝96(図3参照)により構成され、それ以外の部分はチューブ98により構成されており、傾斜部92の形成が容易である。傾斜部92は、図1に示すように、特に、その長手方向の両端側がそれぞれ湾曲させられて配設され、湾曲部を備えているが、湾曲が容易であり、搬送通路24の形成が容易である。このチューブ98は、例えば、光透過性を備え、摩擦係数が低く、可撓性のある材料であって、例えば、透明な高分子樹脂材、具体的には、PE(ポリエチレン),PVC(ポリ塩化ビニール),PET(ポリエチレンテレフタレート),GPPS(ポリスチレン)等により形成されている。溝96の上記開口は、図3に示すように、本体部12に被せられたカバー100により覆われて閉じられ、チューブ98と共に搬送通路24を形成しているが、カバー100の部品供給位置に対応する部分には開口102が設けられて溝96が開放され、上方に開口した部品取出口104が設けられている。溝96内には、部品取出口104に対して搬送通路24とは反対側の部分にストッパ106が設けられ、部品20を部品供給位置において停止させ、位置決めするようにされている。
搬送通路24の水平部90の中間部に検出位置が設定され、図4に示すように、部品センサ108が設けられている。部品センサ108は、例えば、非接触センサの一種である光電センサであって、例えば、透過型の光電センサにより構成されている。チューブ98は光透過性を有する材料製であり、部品センサ108の発光部107(図5参照)が発する光はチューブ98を透過して部品20に照射されて反射され、あるいはチューブ98を透過して受光部109(図5参照)により受光される。それにより、部品センサ108は、検出位置に部品20が存在し、水平部90内に部品20の列が部品センサ108により検出される設定長さ以上、存在する場合と、検出位置に部品20が存在せず、列の長さが設定長さに満たない場合とで異なる信号を出力する。
前記吸引装置26は、図1に示すように、本体部12の前部に設けられ、前後方向に平行に設けられた往復動型のバキュームポンプ110と、そのバキュームポンプ110を駆動するポンプ駆動装置112とを含む。バキュームポンプ110は、ハウジング114内にプランジャが軸方向に移動可能に嵌合され、その一方の側であって後側にポンプ室(図示省略)が形成されるとともに、吸引通路116によって前記部品取出口104に接続されている。また、プランジャの他方の側であって、前側の室は大気に開放されて大気室とされ、プランジャから前方へ延び出させられたロッド118は、大気室を通り、ハウジング114から前方へ突出させられている。
ポンプ駆動装置112は、図1に示すように、本体部12に、それぞれ、本体部12の幅方向に平行な軸線まわりに回転可能に設けられた2つのピニオン122と、それらピニオン122をそれぞれ正逆両方向に回転させる駆動源たる回転電動モータ124と、2つのピニオン122に接する方向であって、本体部12の前後方向に延び、それらピニオン122と噛み合って往復移動させられるラック126とを含む。ラック126にはバキュームポンプ110のロッド118が連結されており、ラック126と一体的に移動させられる。ラック126は、図1に示す後退端位置と、後退端位置から前進させられた前進端位置とに移動させられ、ラック126の前進によりロッド118が前進させられるとともにプランジャが前進させられ、吸引通路116,部品取出口104を経て搬送通路24内の空気がポンプ室へ吸引される。搬送通路24内の空気は部品供給位置側から、すなわち下流側から吸引されるのであり、吸引された空気は、ラック126が後退させられ、ロッド118が後退させられるとともにプランジャが後退させられることにより大気に排出される。図示は省略するが、吸引通路116には吸入弁が設けられ、部品取出口104側からポンプ室への空気の流入は許容するが、逆向きの流れ(ポンプ室から部品取出口104側への空気の排出)は阻止するようにされており、ポンプ室を大気に開放するポートには吐出弁が設けられ、ポンプ室から大気への空気の排出は許容するが、大気の流入は阻止するようにされている。
ラック126の後退端位置は、例えば、バキュームポンプ110のプランジャが後退方向のストロークエンドに到達し、ポンプ室からの空気の排出が終了した状態となる位置に設定され、ラック126に設けられた被検出部128が本体部12に設けられた後退端位置センサ130によって検出されることにより、ラック126の後退端位置への移動が検出される。後退端位置センサ130は、例えば、非接触センサの一種である光電センサであって、例えば、透過型の光電センサにより構成される。
また、ラック126の前進端位置は、例えば、ラック126の前進開始からの回転電動モータ124の作動時間によって決められる。この作動時間は、プランジャがストロークエンドに到達する少し手前でラック126が停止させられる時間に設定され、回転電動モータ124に大きい負荷がかからないようにされる。プランジャがストロークエンドに到達した後にラック126が停止させられるように作動時間が設定され、プランジャがストロークエンドにおいて停止させられるようにしてもよい。
本体部12には、図4に示すように、部品取出口104を開閉するシャッタ136が設けられている。シャッタ136は、本体部12に前後方向に移動可能に設けられ、本体部12との間に配設された付勢装置の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング138により前方へ付勢されており、そのスプリング138の付勢により、シャッタ136の後部から下方へ突出させられた係合部140が、ラック126の前部から上方へ突出させられた係合部142に後方から当接させられる。シャッタ136は、ラック126が後退端位置に位置し、吸引装置26が非吸引状態にある状態では、スプリング138の付勢による前進限度が係合部140の係合部142への当接により規定され、図4に実線で示すように、部品取出口104に対して後方側に隣接し、部品取出口104を開放する開位置に位置する。
ラック126が前進させられ、バキュームポンプ110が空気を吸引するとき、シャッタ136はスプリング138の付勢によりラック126に追従して前進させられ、図4に二点鎖線で示すように、部品取出口104を閉塞する閉位置へ移動させられる。シャッタ136の前進は、本体部12に設けられたストッパ144に当接することにより止められて閉位置に位置する状態に保たれる。ストッパ144は、シャッタ136を、部品取出口104をちょうど塞いだ状態で停止させる位置に設けられており、その後は係合部142が係合部140から離間し、ラック126のみが前進させられる。また、ラック126の後退時には、その途中で係合部142が係合部140に係合し、スプリング138の付勢力に抗してシャッタ136を後退させ、開位置へ移動させる。本実施例では、スプリング138がポンプ駆動装置112と共にシャッタ駆動装置146を構成し、ポンプ駆動装置112はシャッタ駆動装置146と駆動源を共有しているのであり、シャッタ146は係合部140においてラック126に離間可能に係合させられることにより、ラック126の移動の一部のみに追従し、部品取出口104をちょうど開閉する範囲を移動させられる。
本バルクフィーダ10は、図1に示すように、制御装置150を備えている。制御装置150はコンピュータを主体として構成されており、部品センサ108の検出信号等が入力されるとともに、電子回路部品装着システム全体を制御する制御装置のコンピュータに接続されており、そのコンピュータからの指令信号や前記作動回数検出装置の光電センサおよび部品センサ108の検出信号等に基づいて整列装置22,吸引装置26を制御する。
次に作動を説明する。
バルクフィーダ10が部品装着装置への部品20の供給に備えて待機させられた状態では、図5(a)に概略的に示すように、部品取出口104に部品20がある。この部品20は、部品供給位置にある取出待ち部品20であり、搬送通路24の水平部90には、取出待ち部品20の上流側に部品20が連続して並び、部品供給位置である部品取出口104への移動に備えて待機する待機状態にある。これら部品20は待機部品20であり、待機部品列160を構成し、通常は、部品センサ108により検出されるが、傾斜部92には至らない長さを有する。また、シャッタ136は開位置に位置させられて部品取出口104を開放し、吸引装置26はラック126が後退端位置に位置して非吸引状態にあり、整列装置22は、部品整列ディスク32が部品進入規制位置に位置させられ、部品収容ケース18から部品整列ブロック36への部品20の進入が規制された状態にある。
バルクフィーダ10が部品装着装置への部品20の供給に備えて待機させられた状態では、図5(a)に概略的に示すように、部品取出口104に部品20がある。この部品20は、部品供給位置にある取出待ち部品20であり、搬送通路24の水平部90には、取出待ち部品20の上流側に部品20が連続して並び、部品供給位置である部品取出口104への移動に備えて待機する待機状態にある。これら部品20は待機部品20であり、待機部品列160を構成し、通常は、部品センサ108により検出されるが、傾斜部92には至らない長さを有する。また、シャッタ136は開位置に位置させられて部品取出口104を開放し、吸引装置26はラック126が後退端位置に位置して非吸引状態にあり、整列装置22は、部品整列ディスク32が部品進入規制位置に位置させられ、部品収容ケース18から部品整列ブロック36への部品20の進入が規制された状態にある。
吸着ノズル28は部品供給位置において昇降させられ、取出待ち部品20を吸着し、部品取出口104から取り出す。この際、吸引装置26は停止させられ、非吸引状態にあり、搬送通路24内の空気が吸引されず、待機部品列160の取出待ち部品への押付力が解消されている。また、待機部品列160は、搬送通路24の水平部90において並ぶ待機部品20により構成され、長さが短く、吸引装置26の非吸引状態においてストッパ106と待機部品列160とが取出待ち部品20を挟む力は小さく、吸着ノズル28は取出待ち部品20を容易に取り出すことができる。
図5(b)に示すように、取出待ち部品20が取り出されたならば、電子回路部品装着システムの制御装置からバルクフィーダ10の制御装置150への指令に基づいて吸引装置26が作動させられ、搬送通路24内の空気を吸引する。回転電動モータ124が起動されてラック126,ロッド118およびシャッタ136が前進させられ、まず、シャッタ136が開位置から閉位置へ前進させられて部品取出口104を塞ぐ。シャッタ136がストッパ144に当接して閉位置に停止させられた後は、ラック126およびロッド118が前進させられ、バキュームポンプ110の作動により搬送通路24内の空気が吸引される。シャッタ136は開位置において部品取出口104に対して後方側に隣接する位置に位置するため、まず、ラック126の前進の初期であって、バキュームポンプ110の吸引動作の当初にシャッタ136が閉位置に到達して部品取出口104を閉塞し、その後のバキュームポンプ110の作動により、搬送通路24内の空気が無駄なく吸引される。搬送通路24内の空気は、部品20を部品取出口104に停止させるストッパ106と溝96およびシャッタ136との間の隙間を通って、本体部12の幅方向においてストッパ106の後方側へ、すなわち部品取出口104に対して搬送通路24とは反対側へ吸引され、取出待ち部品20に隣接していた先頭の待機部品20をはじめ、それに続く待機部品が1個ずつ下流側へ移動させられ、先頭の待機部品20であって、最も下流側の待機部品20が部品供給位置においてストッパ106に当接して停止させられ、取出待ち部品20となる。ラック126は前進端位置へ前進させられた後、後退させられて吸引装置26が非吸引状態となり、次の吸引に備えた待機状態となる。ラック126は、後退の末期にシャッタ136に係合して開位置へ移動させ、部品取出口104が開かれ、吸着ノズル28が取出待ち部品20を取り出すことができる。
このように部品20が1個、取り出される毎に1回、吸引装置26が作動させられ、図5(c)に示すように、待機部品列160を構成する部品20が1個分ずつ部品取出口104側へ移動させられ、待機部品列160が1個分ずつ下流側へ移動させられる。この際、通常は搬送通路24内には遊離部品が存在せず、待機部品列160が部品1個分ずつ下流側へ移動させられるのみで、待機部品が1個減少する。もし遊離部品が存在しても僅かであり、空気の吸引が行われるに従って待機部品列の最後部に連続して待機部品となる。
待機部品20が減少し、図5(d)に示すように、部品センサ108によって待機部品20が検出されなくなり、待機部品列160の長さが設定長さ未満であることが検出されれれば、その状態を表す検出信号に基づいて整列装置22が作動させられ、部品収容ケース18から搬送通路24に部品20が供給される。部品供給モータ54が起動され、駆動カム58が回転させられて部品整列ディスク32が回動させられるのであり、部品整列ディスク32の部品進入規制位置から案内位置への回動により、部品収容ケース18内の部品20は案内面46により案内されて整列通路38に順次、1個ずつ進入し、1列に並んで搬送通路24に供給される。部品整列ディスク32は、回動により部品収容ケース18内の部品20を動かし、整列通路38内への進入を促進する役割も果たす。部品整列ディスク32は、案内位置への回動後、直ちに逆向きに回動させられ、部品進入規制位置へ戻される。部品整列ディスク32が部品進入規制位置に位置する状態では、部品整列ブロック36の整列通路38の上側開口40は閉じられるわけではないが、部品整列ディスク32の一部が上側開口40上に位置することにより、部品20は上側開口40の開口周縁部と部品整列ディスク32とに阻まれて整列通路38内へは進入しなくなる。
駆動カム58は一方向に回転させられ、その1回転により部品整列ディスク32が1回往復回動させられて、整列装置22が1回、作動させられる。部品整列ディスク32は、部品進入規制位置から案内位置へ回動させられ、案内位置において停止させられることなく、再び部品進入規制位置へ戻されるのである。部品整列ディスク32は、待機部品量不足の1回の検出に応じて1往復回動させられるのみでもよいが、1回の待機部品量不足検出に応じて整列通路38へ供給される部品20の数を平均化させるため、部品整列ディスク32が複数回往復回動させられるようにすることが望ましい。
なお、部品整列ディスク32が部品進入規制位置から案内位置へ回動させられる際に、その回動が部品20により妨げられることがあれば、クランクレバー60のアーム部76が駆動カム58のカム面64から離れ、部品整列ディスク32が無理に回動させられることが回避される。アーム部76は、駆動カム58が更に回転させられれば、やがてカム面64に接触し、部品整列ディスク32を案内位置側から部品進入規制位置へ回動させる。また、部品整列ディスク32が案内位置から部品進入規制位置へ回動させられる際に、その回動が部品20により妨げられることがあれば、クランクレバー60がスプリング82を圧縮して駆動シャフト62に対して係合部70から離れる方向に回動させられる。そのため、駆動シャフト62は上昇させられず、部品整列ディスク32が無理に回動させられることが回避される。
待機部品列160は、空気の吸引による部品20の搬送がスムーズに行われるようにするという観点からは短いことが望ましいが、整列装置22の作動による部品供給数にばらつきがあり、供給数が少なくても、また、同一のバルクフィーダ10から部品20が連続して取り出されても「部品なし」の状態にならないことが必要であり、部品センサ108の配設位置はこのことを考慮して決定される。本バルクフィーダ10においては、部品センサ108は水平部90の中間部に設けられる。そのため、水平部92の部品センサ108より上流側の部分にも待機部品20を待機させることができ、整列装置22の作動回数は、1回の待機部品量不足の検出に応じた供給数が最も多い場合でも、吸引装置26による吸引を妨げず、かつ、傾斜部92には至らない範囲で待機部品列160に連続する状態となる数の部品20が供給される回数に設定される。待機部品量不足が検出されれば、整列装置22は設定された回数、作動させられる。部品供給モータ54の起動後、整列装置22の作動回数が前記作動回数検出装置により検出され、部品整列ディスク32が設定回数、往復回動させられ、整列装置22が設定された回数、作動させられた状態で部品供給モータ54が停止させられるのであり、部品整列ディスク32は部品進入規制位置に位置する状態で停止させられる。
部品整列ブロック36から搬送通路24に供給された部品20は、次に、吸引装置26によって搬送通路24内の空気が吸引されるまで、傾斜部92の上流側の部分に溜められており、部品取出し後、吸引装置26の作動によって搬送通路24内の空気が吸引されることにより、搬送通路24内を下流側へ移動させられ、待機部品列160の最後部に連続して並ぶ状態となり、待機部品20となる。それにより、部品センサ108が部品20を検出する状態になれば、整列装置22は更には作動させられない。なお、部品20は搬送通路24内を搬送されるとき、部品供給位置へ到達するまでの間に姿勢を整えられ、図3に示すように、上面が水平となる姿勢となる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、制御装置150が整列装置制御装置を構成し、取出待ち部品20が取り出される毎にバキュームポンプ110を1往復動させる部分がポンプ制御部を構成し、前記ラック126等と共にポンプ駆動装置を構成している。
なお、待機状態検出装置により、待機部品の量が設定量未満であることが検出された場合、例えば、部品センサにより電子回路部品が検出されなくなった場合、直ちに整列装置を作動させることは不可欠ではなく、例えば、その後設定数の電子回路部品が取り出された後に整列装置が作動させられるようにしてもよい。
また、ポンプ駆動装置の2つのピニオンを回転させる回転電動モータは、パルスモータ等、回転量の制御が可能な回転電動モータとし、モータの回転量を制御してラックの移動端位置、例えば、前進端位置が決められるようにしてもよい。例えば、回転電動モータがパルスモータとされる場合、例えば、ラックの前進端位置がラックの前進開始からの指令パルス数によって決められる。この指令パルス数は、例えば、バキュームポンプのプランジャがストロークエンドに到達する少し手前でラックが停止させられるパルス数に設定され、パルスモータに大きい負荷がかからないようにされる。プランジャがストロークエンドに到達した後にラックが停止させられるように指令パルス数が設定され、プランジャがストロークエンドにおいて停止させられるようにしてもよい。
10:バルクフィーダ 18:部品収容ケース 20:チップ部品 22:整列装置 24:搬送通路 26:吸引装置 28:吸着ノズル 32:部品整列ディスク 34:部品整列ディスク駆動装置 36:部品整列ブロック 90:水平部 92:傾斜部 98:チューブ 104:部品取出口 108:部品センサ 110:バキュームポンプ 112:ポンプ駆動装置 122:ピニオン 124:回転電動モータ 126:ラック 136:シャッタ 146:シャッタ駆動装置 150:制御装置
Claims (7)
- 部品収容ケースに不定の姿勢で収容された多数の電子回路部品を、整列装置により一列に整列させて搬送通路へ供給し、その搬送通路の下流側から搬送通路内の空気を吸引装置により吸引することによって、その搬送通路内の電子回路部品を部品供給位置へ搬送するバルクフィーダであって、
前記部品供給位置にある電子回路部品である取出待ち部品に連続して並び、前記部品供給位置への移動に備えて待機する待機部品が設定量以上存在するか否かを検出する待機状態検出装置と、
その待機状態検出装置により、待機部品の量が設定量未満であることが検出された場合に、前記整列装置を作動させ、前記搬送通路への電子回路部品の供給を行わせる整列装置制御装置と
を含むことを特徴とするバルクフィーダ。 - 前記吸引装置が、前記部品供給位置から前記取出待ち部品が取り出された後、一旦前記搬送通路内の空気を吸引する吸引状態となり、その後、非吸引状態となるものであることを特徴とする請求項1に記載のバルクフィーダ。
- 前記整列装置と前記吸引装置とが、それぞれ駆動源を備えて互いに独立した駆動装置を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のバルクフィーダ。
- 前記搬送通路の上流側部分が下流側部分より低い位置に形成されたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のバルクフィーダ。
- 前記待機状態検出装置が、前記下流側部分に設定された検出位置に設けられ、その検出位置に電子回路部品が存在する場合と存在しない場合とで異なる信号を出力する部品センサを含むことを特徴とする請求項4に記載のバルクフィーダ。
- 前記吸引装置が、往復動型のバキュームポンプと、そのバキュームポンプを駆動するポンプ駆動装置とを含み、前記搬送通路が前記部品供給位置に上方に開口した部品取出口を備え、当該バルクフィーダが、
前記部品取出口を閉塞する閉位置と、その部品取出口を開放する開位置とに移動可能なシャッタと、
そのシャッタを前記閉位置と前記開位置との間で移動させるシャッタ駆動装置と
を含み、かつ、前記ポンプ駆動装置が前記シャッタ駆動装置と駆動源を共有し、吸引動作の当初に前記シャッタを閉位置に移動させ、その後、前記バキュームポンプに吸引動作を行わせるものであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のバルクフィーダ。 - 前記ポンプ駆動装置が、前記取出待ち部品が取り出される毎に前記往復動のバキュームポンプを1往復動させるポンプ制御部を含むことを特徴とする請求項6に記載のバルクフィーダ。
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