JP2008310418A - 画像処理装置、画像処理プログラム及びそれらを搭載した電子カメラ - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラム及びそれらを搭載した電子カメラ Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明の目的は、画像相互の位置ずれ検出を、連続撮影中に被写体が動く場合でも、高速かつ小さなメモリ容量で可能にする画像処理装置、画像処理プログラム及び電子カメラを提供することである。
【解決手段】 本発明の画像処理装置は、位置ずれ算出条件生成部、幾何変換生成部及び被写体動き領域判定部を備える。位置ずれ算出条件生成部は、被写体を連続撮像した複数の画像の複数の調査箇所における勾配と相互の差分を求め、その勾配と相互の差分に基づき、複数の画像の相対的位置ずれを算出する条件(位置ずれ算出条件)を生成する。幾何変換生成部は、複数の画像の相互の相対的な位置ずれを与える幾何変換を、位置ずれ算出条件に基づいて生成する。被写体動き領域判定部は、位置ずれ算出条件と幾何変換とに基づいて、画像の複数の調査箇所の各々における位置ずれの度合いを表す特徴量を求め、その特徴量が所定値より大きくなる領域を被写体の動きに伴う変位を受けた領域(被写体動き領域)として判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続的に撮像された複数の画像の相対的な位置ずれの検出、及び検出された位置ずれを基に位置ずれ補正を行う画像処理装置、画像処理プログラム及びそれらを搭載した電子カメラに関する。
従来、同一の被写体を含む画像を連続撮影して、それらの画像を合成することにより、ノイズの少ない画像や、パノラマ画像及び解像度の高い画像を生成する方法が提案されている。また、連続撮影中のカメラや被写体の動きに起因する画像相互の位置ずれを検出して補正する方法も提案されている。
例えば、勾配法を適用して画像相互の位置ずれを、アフィン変換を施すことによって検出する方法が開示されている(特許文献1参照)。また、連続撮影中に被写体が動く場合には、被写体の動きに対応する複数の画像領域をそれぞれ検出する方法も、特許文献1にて開示されている。
米国特許第5,920,657号
上記特許文献1に記載の方法は、連続撮影中に被写体が動かない場合において、比較的高速かつ高精度に位置ずれを検出することができる。しかしながら、連続撮影中に被写体が動く場合には、ある2枚一組の画像の位置ずれを求めるだけでも、画像全体の演算処理を複数回繰り返す等の必要があり、処理時間及びメモリ容量の増大を招くという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、画像相互の位置ずれ検出を、連続撮影中に被写体が動く場合でも、高速かつ小さなメモリ容量で可能にする画像処理装置、画像処理プログラム及び電子カメラを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の画像処理装置は、被写体を連続撮像した複数の画像の複数の調査箇所における勾配と相互の差分を求め、前記勾配と相互の差分に基づき、前記複数の画像の相対的位置ずれを算出する位置ずれ算出条件を生成する位置ずれ算出条件生成部と、前記複数の画像の相互の相対的な位置ずれを与える幾何変換を、前記位置ずれ算出条件に基づいて生成する幾何変換生成部と、前記位置ずれ算出条件と前記幾何変換とに基づいて、前記画像の複数の調査箇所の各々における、前記幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す特徴量を求め、前記特徴量が所定値より大きくなる領域を被写体の動きに伴う変位を受けた被写体動き領域として判定する被写体動き領域判定部とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の画像処理装置は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記被写体動き領域における位置ずれ算出条件に基づいて、動き領域位置ずれ量を算出する被写体動き領域位置ずれ算出部を、さらに備えることを特徴とする。
請求項3に記載の画像処理装置は、請求項2に記載の画像処理装置において、前記複数の画像の相対的位置ずれを補正する位置ずれ補正部をさらに備え、前記位置ずれ補正部は、前記被写体動き領域以外の領域の画像では、前記幾何変換に基づいて位置ずれを補正し、前記被写体動き領域の画像では、前記幾何変換に基づく補正値と前記局所的位置ずれ量に基づく補正値を求め、画像相互の差分が最も小さくなる補正値を選択し位置ずれ補正することを特徴とする。
請求項4に記載の画像処理装置は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記被写体動き領域判定部は、判定結果を前記幾何変換部にもどす判定返し部と、前記幾何変換生成部は、前記判定結果に基づいて、前記被写体動き領域以外の領域における位置ずれ算出条件のみを用いて幾何変換を生成する静止領域幾何変換部をさらに備えることを特徴とする。
請求項5に記載の画像処理装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記幾何変換に応じて前記画像に位置ずれを補正し合成する画像合成部をさらに備え、前記画像合成部は、前記被写体動き領域においては前記複数の画像相互の差分が所定値より小さな箇所のみにおいて画像合成を行うことを特徴とする。
請求項6に記載の画像処理装置は、請求項5に記載の画像処理装置において、前記画像合成部は、前記被写体動き領域以外の領域については、前記幾何変換に応じて前記画像の位置ずれを補正し合成することを特徴とする。
請求項7に記載の画像処理装置は、被写体を連続撮影した複数の画像の各々の多重解像度画像を生成する多重解像度生成部と、前記多重解像度画像のうち、解像度を縮小された第1の画像の複数の調査箇所の勾配と相互の差分を求め、前記勾配と相互の差分に基づき、複数の前記第1の画像の相対的位置ずれを算出する条件を生成する第1の位置ずれ算出条件生成部と、前記複数の第1の画像の相対的位置ずれを与える第1の幾何変換を、前記第1の位置ずれ算出条件に基づいて生成する第1の幾何変換生成部と、前記第1の位置ずれ算出条件と前記第1の幾何変換とに基づいて、前記第1の画像の複数の調査箇所の各々における、前記第1の幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す第1の特徴量を求め、前記第1の特徴量が所定値より大きくなる領域を第1の被写体動き領域として判定する第1の被写体動き領域判定部と、前記第1の被写体動き領域における前記第1の位置ずれ算出条件に基づいて、第1の動き領域位置ずれ量を算出する第1の被写体動き領域位置ずれ算出部と、前記多重解像度画像のうち、前記第1の解像度に比べて解像度の高い第2の画像の複数の調査箇所の勾配と相互の差分を、前記第1の幾何変換及び前記第1の動き領域位置ずれ量を基に求め、前記第2の画像の前記勾配と相互の差分に基づき、複数の前記第2の画像の相互の相対的位置ずれを算出する条件を生成する第2の位置ずれ算出条件生成部と、前記複数の第2の画像の相対的位置ずれを与える第2の幾何変換を、前記第2の位置ずれ算出条件に基づいて生成する第2の幾何変換生成部と、前記第2の位置ずれ算出条件と前記第2の幾何変換とに基づいて、前記第2の画像の前記複数の調査領域の各々における、前記第2の幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す第2の特徴量を求め、前記第2の特徴量が所定値より大きくなる領域を第2の被写体動き領域として判定する、第2の被写体動き領域判定部と、前記第2の被写体動き領域における前記第2の位置ずれ算出条件に基づいて、第2の動き位置ずれ量を算出する第2の被写体動き領域位置ずれ算出部とを備えることを特徴とする。
請求項8に記載の画像処理装置は、請求項7に記載の画像処理装置において、前記第2の幾何変換生成部は、前記第1の被写体動き領域以外の領域に対応する前記第2の位置ずれ算出条件のみに基づいて、前記第2の幾何変換を生成する第2の静止領域幾何変換部をさらに備えることを特徴とする。
請求項9に記載の画像処理装置は、請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、前記幾何変換生成部は、幾何変換として、アフィン変換を用いることを特徴とする。
請求項10に記載の画像処理プログラムは、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置として、コンピュータを機能させることを特徴とする。
請求項11に記載の電子カメラは、被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、連続して撮影された複数の画像の相対的な位置ずれや被写体の動きの検出を、画像全データを用い計算するのではなく、画像の複数の調査箇所の勾配や相互の差分から求められる。それにより、処理量の減少だけでなく、処理速度の高速化が可能となり、回路規模の小型化を図ることができる。
以下に、本発明の実施の形態について図を参照して詳細に説明する。
≪第1の実施の形態≫
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置4を示す。本実施の形態に係る画像処理装置4は、マイクロプロセッサ5、メモリ6、信号入力部7、記憶装置8及び入出力インターフェース10から基本的に構成される。マイクロプロセッサ5、メモリ6、信号入力部7、記憶装置8及び入出力インターフェース10はバス9を介して情報伝達可能に接続される。さらに、画像処理装置4は、入出力インターフェース10を介して、制御装置11が接続されている。制御装置11には、出力装置12が接続されている。
マイクロプロセッサ5は、制御装置11からの開始命令と画像処理の初期設定を、入出力インターフェース10を経由して受け、メモリ6に保持されている画像処理プログラムを実行する。マイクロプロセッサ5は、記憶装置8に格納されている画像データを適宜読み込み画像処理を行う。処理結果は、記憶装置8に保存され、同時に入出力インターフェース10を介して制御装置11に返され、出力装置12に表示される。マイクロプロセッサ5は、制御装置11からの次の命令を待つ。マイクロプロセッサ5には、一般的なコンピュータのCPUが使用できる。
メモリ6は、画像処理プログラムの保持、及びマイクロプロセッサ5が行う画像処理に伴う途中の処理結果や各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。メモリ6には、一般的な半導体メモリを用いることができる。
信号入力部7は、カメラユニット1の対物レンズ2で結像し撮像素子3で取得した被写体の画像のデータをカメラユニット1から取り込む。カメラユニット1と画像処理装置4との間での画像のデータの受け渡しは、記憶媒体(不図示)の授受または通信回線を介したデータ通信によって実現される。なお、画像処理装置4に取り込まれた画像のデータは、バス9を介して記憶装置8に保存される。
記憶装置8は、マイクロプロセッサ5での画像処理の対象となる位置基準画像及び位置ずれ補正対象画像の画像データを格納及び保持する。画像データは、ビットマップ形式、jpeg形式、tiff形式等の様々な形式で保持される。記憶装置8に保持されたデータは、バス9を介して、マイクロプロセッサ5から適宜参照することができる。記憶装置8は、一般的なハードディスク装置や光磁気ディスク装置、または脱着可能なメモリカード等の記憶装置を選択して用いることができる。
入出力インターフェース10は、制御装置11からの開始命令や画像処理の初期設定をマイクロプロセッサ5に伝え、逆にマイクロプロセッサ5からの処理結果を制御装置11へ送るために用いられる。
出力装置12は、制御装置11がマイクロプロセッサ5から受ける画像処理の途中経過やその結果を、ユーザが確認可能な情報として表示する。出力装置12には、モニタやプリンタ等を用いることができる。
制御装置11は、ユーザによる画像処理プログラムの実行開始や画像処理の初期設定等が適宜できる。制御装置11には、一般的なパーソナルコンピュータ等を適宜選択して用いることができる。
以下に、本第1の実施の形態に係る画像処理装置4を用いた画像処理方法について、図2のフローチャートに示されたステップ番号に沿って、図3のブロック図と合わせて説明する。ここで、図3の各部は、画像処理装置4のマイクロプロセッサ5が画像処理プログラムを実行することでソフトウエア的に実現される。
具体的には、ユーザが、制御装置11から画像処理の初期設定等と共に、画像処理プログラムのコマンドを入力し開始命令を出す。入出力インターフェース10を通じて、画像処理装置4のマイクロプロセッサ5がその命令を受け、メモリ6に格納されている画像処理プログラムを実行する。その結果、図2のステップS101からステップS114の処理が行われる。なお、以下の説明では、画像処理装置4の記憶装置8に、カメラユニット1によって連続撮影された複数の画像のデータが、あらかじめ記憶されていることを前提とする。
ステップS101では、図3の画像入力部31が、位置基準画像f0(x,y)を記憶装置8から読み込む。基準位置画像は、連続撮像された複数の画像の中から、ユーザが任意に決めることができ、一番目や最後に撮られた画像でも良いし、ユーザが一番きれいに撮れたと判断する画像でも良い。
ステップS102では、画像入力部31が、位置ずれ補正対象画像g0(x,y)を記憶装置8から読み込む。
ステップS103では、画像平滑部32が、読み込んだ位置基準画像f0(x,y)及び位置ずれ補正対象画像g0(x,y)を平滑化する。この平滑化の処理は、例えば13×13画素の一様平滑化フィルタ等で行うことが好適である。これにより、画像の空間変化の長さが位置ずれに比べて大きくなり勾配法を適用可能となる。
ここで、次のステップS104に進む前に、アフィン変換について、図4を参照しつつ簡単に説明する。いま、平滑化された位置基準画像20及び位置ずれ補正対象画像21を、f(xi,yi)とg(xi,yi)とする。f(xi,yi)やg(xi,yi)は、それぞれ座標(xi,yi)(単位はピクセル)における画像の画素値を表す。
画像fとgとの違いが位置ずれだけによる場合、(xi,yi)における位置ずれ(Δxi,Δyi)は次式(1)で表される。
Figure 2008310418
画像の空間変化の長さに比べて位置ずれ(Δxi,Δyi)が小さい場合、次式(2)のようになる。
Figure 2008310418
ここで、fxとfyは画像fのx方向とy方向それぞれの勾配である。撮影に用いた光学系の焦点距離に対して被写体が十分遠方にある条件下で、撮像装置を手に持って撮影したこと等による、撮影装置の位置ブレ、光軸方向のブレ、または光軸回りの回転ブレに起因する位置ずれは、図4に示すように、並進による位置ずれ(u,v)と画像gの画像fに対する角度k(rad)の微少回転ずれとだけになる。したがって、位置ずれ(Δxi,Δyi)=(u+kyi,v−kxi)と表され、式(2)は次式(3)のようになる。
Figure 2008310418
ここで、diは相互の差分である。式(3)が、調査箇所(xi,yi)における位置ずれ算出条件式となる。
本発明では画像の全体的な位置ずれがアフィン変換に従うと仮定し、画像の様々な箇所に多数設けられる調査箇所(xi,yi)における位置ずれ算出条件(式(3))を求める。変数u、v、kはアフィン変換係数と呼ばれ、式(3)から求まる位置ずれ算出条件を用いて、本発明の画像処理において求めものである。しかしながら、実際には、式(3)の近似誤差や画像のノイズの影響等により、全ての調査箇所において、完全に式(3)を満たすアフィン変換係数は存在しない。そこで、次式(4)で示すように、式(3)の左辺と右辺との差分の2乗和である特徴量Eが、最小になるようにアフィン変換係数の値を決めればよい。
Figure 2008310418
つまり、式(4)の特徴量Eをアフィン変換係数u、v、kの各々で偏微分した値が0になるときであり、次式(5)の連立方程式を解くことで求められる。
Figure 2008310418
ステップS104では、図3の各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部33が、平滑化された位置基準画像f(xi,yi)及び位置ずれ補正対象画像g(xi,yi)の各々を、例えば64×64画素の大きさのブロック領域に分割する。各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部33は、各ブロック領域それぞれにおいて、例えば4画素おきに設定した調査箇所において、式(5)の左辺の3×3行列と右辺3×1行列の各要素、及び相互の差分diの2乗の計10個の値を求め積算する。各ブロックにおける積算結果は、全ブロック位置ずれ算出条件生成部34、被写体動き領域判定部36及び被写体動き領域位置ずれ算出部37に出力される。
ステップS105では、全ブロック位置ずれ算出条件生成部34が、ステップS104で求めた各ブロックの式(5)左辺の3×3行列と右辺3×1行列の9個の要素の積算値を、全ブロックについて積算する。
ステップS106では、アフィン変換生成部35が、ステップS105で求めた全ブロックの9個の積算値を使い、式(5)の連立方程式を解き、アフィン変換係数u、v、kを求める。
ステップS107では、被写体動き領域判定部36が、ステップS104で求めた各ブロックの10個の積算値とステップS106で求めたアフィン変換係数を用い、各ブロックごとに式(4)の特徴量Eを算出する。そして、被写体動き領域判定部36は、上記の特徴量Eに基づいて、判定対象のブロックが被写体動き領域(図4に示す被写体の動きに伴う変位26を受けた領域25)であるか否かを判定する。具体的には、被写体動き領域判定部36は、特徴量Eが決められた所定値以上の場合には、判定対象のブロックは被写体動き領域と判定しステップS108に移行する。一方、被写体動き領域判定部36は、特徴量Eが所定値未満の場合にはステップS109に移行する。
ここで、この所定値は状況に応じて任意に決められる。本第1の実施の形態では、所定値として、例えば、(10ピクセルの2乗)×(調査箇所数)、又は被写体動き領域のEが被写体動き領域以外の領域のEの5倍から6倍大きい、という条件を用いた。
ステップS108では、被写体動き領域位置ずれ算出部37が、被写体動き領域と判定されたブロックの位置ずれum、vmを計算する。ここで、被写体動き領域の位置ずれは、対応するブロック内で一定と考えられることから、式(4)及び式(5)は次の式(6)及び式(7)のように変形できる。
Figure 2008310418
Figure 2008310418
したがって、被写体動き領域位置ずれ算出部37は、式(7)を用いて被写体動き領域の位置ずれum、vmが求められる。ステップS108の処理後は、ステップS110に移行する。
ステップS109では、位置ずれ補正部38が、ステップS107で被写体動き領域でないと判定されたブロック領域の位置ずれ補正を、ステップS106で導出したアフィン変換係数を用いて行う。すなわち、ステップS103で平滑化する前の元の位置ずれ補正対象画像をg0、補正後の画像をg0'とすると、アフィン変換係数を用いれば、次式(8)のように補正されることとなる。
Figure 2008310418
ステップS109の処理後は、ステップS113へ移行する。
ステップS110では、位置ずれ補正部38が、ステップS107で被写体動き領域と判定されたブロック領域の位置ずれ補正を行う。この位置ずれ補正には、ステップS106のアフィン変換係数を用いて補正する場合(式(9))と、ステップS107で求めた位置ずれum、vmを用いて補正する場合(式(10))の2通りがある。
Figure 2008310418
Figure 2008310418
そこで、位置ずれ補正部38は、g0''とg0'''を計算し、平滑化される前の位置基準画像f0(x,y)との差分の絶対値|g0''−f0|と|g0'''−f0|の各々を求め、2つの絶対値の大きさを比較する。|g0''−f0|>|g0'''−f0|の場合(YES側)にはステップS111へ移行し、|g0''−f0|≦|g0'''−f0|の場合(NO側)にはステップS112へ移行する。
ステップS111では、位置ずれ補正部38が、g0'''を位置ずれ補正した画像g0'とする。ステップS111の処理後はステップS113へ移行する。
ステップS112では、位置ずれ補正部38が、g0''を位置ずれ補正した画像g0'とする。
ステップS113において、マイクロプロセッサ5は、次の位置ずれ補正対象画像g0(x,y)が存在するか否かを判定する。次の位置ずれ補正対象画像が存在する場合にはステップS102に戻り、次の対象画像についてのステップS102からステップS112の位置ずれ補正処理を行う。一方、次の位置ずれ補正対象画像がない場合には、ステップS114へ移行する。
ステップS114では、図3の画像合成部39が、上記ステップS101からステップS113の処理によって位置ずれ補正された複数の画像を用いて、そのうちの一枚の画像を合成の基準にして画像合成を行う。この合成基準画像は、位置基準画像でも良いし、位置ずれ補正された画像の1枚を用いても良い。また、当該ステップS114での合成方法としては、例えば複数枚の画像の画素値を積算し平均処理を行えば良い。このような合成を行うことで、合成された画像のノイズが連続撮影画像に比べて低減される等の効果が得られる。被写体動き領域以外の領域では、ステップS109で補正した画像すべてが画像合成に用いられる。他方、被写体動き領域では、ステップS111又はステップS112で位置ずれ補正した画像でも、補正画像と合成基準画像との差分の絶対値が所定値より小さい画像のみを使用する。当該所定値は、状況に応じて任意に決められる。本第1の実施形態では、画素数で10ピクセルとした。
以上のように、本第1の実施の形態によると、位置ずれ算出条件に基づいて画像の相対的な位置ずれを与えるアフィン変換を求め、画像の各ブロック領域の位置ずれの度合いを表す特徴量を算出することにより、被写体動き領域を適切に判定できる。さらに、被写体動き領域と判定された領域の位置ずれを、その領域の位置ずれ算出条件に基づいて適切に算出できる。
このように本第1の実施の形態は、位置ずれ算出条件を用いて、アフィン変換生成、被写体動き領域判定、被写体動き領域の位置ずれ算出の3つの機能が実現でき、回路規模の縮小と処理の高速化を実現できる。
なお、被写体動き領域では、動く被写体領域と背景領域が混在し、動く被写体領域の位置ずれは被写体動き領域の位置ずれにより与えられ、背景領域の位置ずれはアフィン変換により与えられる。本実施の形態の位置ずれ補正では、被写体動き領域内の各箇所について上記2つの位置ずれのうち適切な方が選択される。
また、本実施の形態の画像合成では、被写体動き領域における位置ずれ補正結果が万一不正確であった場合、その画像を除外して合成処理を行うようにされている。
なお、本第1の実施の形態では、被写体動き領域を判定した後、その領域の位置ずれ検出と補正を行ったが、本発明はそれに限定されない。例えば、本第1の実施の形態の別案として、アフィン変換と被写体動き領域を求めた後、被写体動き領域以外の領域の画像のみについてアフィン変換による位置ずれ補正と画像合成を行い、被写体動き領域の画像については合成基準画像をそのまま出力しても良い。この場合には、被写体動き領域以外の領域の画像合成を得ながら、被写体動き領域では不都合が生じない。また、位置ずれ算出条件を用いて、アフィン変換生成と被写体動き領域判定の2つの機能を実現でき効率的である。
また、本第1の実施の形態では、画像合成として画像平均によるノイズ低減を行ったが、本発明はこれに限定されない。当該画像合成は、高解像度化、パノラマ化、ダイナミックレンジの拡張等、公知の様々な画像処理に適応できる。なお、ダイナミックレンジの拡張の場合には、輝度レベルの異なる複数の画像を合成するため、あらかじめゲインを調整する等の処理を施し画像の輝度レベルを揃えれば、本発明を適応できる。
また、被写体動き領域以外の領域のみについて、式(5)の左辺の3×3行列と右辺3×1行列の積算した9個の各要素をすべて足し合わせ、その積算値を用いてアフィン変換を求めても良い。これにより、アフィン変換に従う領域のみから計算を行うことから、位置ずれ補正が高精度になる。
また、ノイズが多い画像の位置ずれを求める場合、ノイズの影響により画像の勾配や相互の差分が正確に求められなくなり、不適切な処理結果を得る可能性がある。その問題を解決するには、ある箇所における勾配又は相互の差分を閾値と比較して、大きい場合にその箇所を調査箇所とすればよい。この閾値は、例えば、ノイズによって生じる勾配や差分の標準偏差の2倍程度に定める。
また、本第1の実施の形態では、画像相互の位置ずれは並進ずれと微少回転ずれのみと想定したが、次の式(11)に示す6自由度のアフィン変換モデルを適用してもよい。
Figure 2008310418
このアフィン変換モデルを用いれば、連続撮影中にズーミングした場合にも適応でき、近距離被写体を撮影した場合の手ぶれによる位置ずれにも対応できる。
≪第2の実施の形態≫
本第2の実施の形態として、多重解像度画像による勾配法に本発明を適用する方法について、図を参照しながら詳細に説明する。
本第2の実施の形態に係る画像処理装置は、基本的に前記第1の実施の形態に係る画像処理装置(図1)と共通なので、各構成要素の動作に関する説明は省略する。本第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる点は、画像処理装置4のメモリ6に導入される画像処理プログラムが多重解像度画像による勾配法用のものである。
本第2の実施の形態に係る画像処理装置4を用いた画像処理方法について、図5及び図6のフローチャートに示されたステップ番号に沿って、図7のブロック図と合わせて説明する。図7の各部は、画像処理装置4のマイクロプロセッサ5が画像処理プログラムを実行することでソフトウエア的に実現される。
具体的には、ユーザが、制御装置11から画像処理の初期設定等と共に、画像処理プログラムのコマンドを入力し開始命令を出す。入出力インターフェース10を通じて、画像処理装置4のマイクロプロセッサ5がその命令を受け、メモリ6に格納されている画像処理プログラムを実行する。その結果、マイクロプロセッサ5はステップS200からステップS226の処理を行う。
ステップS200では、図7の画像入力部40が、位置基準画像f0(x,y)を記憶装置8から読み込む。基準位置画像は、連続撮像された複数の画像の中から任意に決めることができ、一番目や最後に撮られた画像でも良いし、ユーザが一番きれいに撮れたと判断する画像でも良い。
ステップS201では、画像入力部40が、位置ずれ補正対象画像g0(x,y)を記憶装置8から読み込む。
ステップS202では、図7の多重解像度画像生成部45が、位置基準画像及び位置ずれ補正対象画像を各々多重解像度変換し、縦横の画素サイズを半分にした1/4画像f02(x,y)とg02(x,y)、縦横の画素サイズを1/4にした1/16画像f03(x,y)とg03(x,y)を生成する。多重解像度変換として、例えば、ウエーブレット変換のLL成分を逐次生成する方法等、従来の様々な方法を用いることができる。
最初に、1/16画像処理部70が、1/16画像を用いて、位置ずれを検出し、アフィン変換、被写体動き領域判定及び被写体動き領域の位置ずれを求める。
ステップS203では、画像平滑化部71が、1/16サイズの位置基準画像f03(x,y)及び位置ずれ補正対象画像g03(x,y)の各々を平滑化し、f3(x,y)とg3(x,y)を得る。この平滑化の処理は、第1の実施の形態よりも小さな5×5画素の一様平滑化フィルタ等で行うことが好適である。
ステップS204では、図7の各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部72が、平滑化された位置基準画像f3(xi,yi)及び位置ずれ補正対象画像g3(xi,yi)の各々を、例えば64×64画素の大きさのブロック領域に分割する。各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部72は、各ブロック領域それぞれにおいて、例えば4画素おきに設定した調査箇所において、式(5)左辺の3×3行列と右辺3×1行列の各要素、及び相互の差分diの2乗の計10個の値を求め積算する。
ステップS205では、全ブロック位置ずれ算出条件生成部73が、ステップS204で求めた各ブロックの式(5)左辺の3×3行列と右辺3×1行列の9個の要素の積算値を、全ブロックについて積算する。
ステップS206では、アフィン変換生成部74が、ステップS205で求めた全ブロックの9個の積算値を使い、式(5)の連立方程式を解き、アフィン変換係数u、v、kを求める。
ステップS207では、被写体動き領域判定部75が、ステップS204で求めた各ブロックの10個の積算値とステップS206で求めたアフィン変換係数を用い、各ブロックごとに式(4)の特徴量Eを算出し、その特徴量Eに基づいて、判定対象のブロックが被写体動き領域であるか否かを判定する。なお、当該ステップS207の処理は、第1の実施の形態のステップS107と同じであり、詳細な説明は省略する。被写体動き領域判定部75が、判定対象のブロックを被写体動き領域と判定した場合(YES側)には、ステップS208へ移行し、それ以外の場合(NO側)にはステップS209へ移行する。
ステップS208では、被写体動き領域位置ずれ算出部76が、被写体動き領域と判定されたブロックの位置ずれum、vmを式(7)を用いて計算する。
続いて、1/4画像処理部60が、1/4画像を用いて、位置ずれを検出し、アフィン変換、被写体動き領域判定判定及び被写体動き領域の位置ずれを求める。
ステップS209では、図7の画像平滑化部61が、1/4サイズの位置基準画像f02(x,y)及び位置ずれ補正対象画像g02(x,y)の各々を平滑化し、f2(x,y)とg2(x,y)を得る。ここでの平滑化の処理も、5×5画素の一様平滑化フィルタ等で行うことが好適である。
ステップS210では、図7の各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部62が、平滑化された1/4サイズの位置基準画像及び位置ずれ補正対象画像の各々を、例えば64×64画素の大きさのブロック領域に分割する。各ブロック領域毎に複数の調査箇所(xi,yi)における位置ずれ算出条件を求める。ただし、本第2の実施形態では多重解像度画像による勾配法を用いることから、1/16画像におけるアフィン変換の結果を利用することで、より高精度な位置ずれ算出条件を求められる。
ここで、2つの画像f(xi,yi)とg(xi,yi)との縮小した画像(低解像度画像)を用いて、調査箇所(xi,yi)における位置ずれを(Ui,Vi)とする。この結果を用いると、画像f(xi,yi)とg(xi,yi)との位置ずれ(Δxi,Δyi)は、画像f(xi,yi)とg(xi+Ui,yi+Vi)との位置ずれ(Δxi−Ui,Δyi−Vi)を求めるのと同じになる。そして、(Ui,Vi)の誤差である(Δxi−Ui,Δyi−Vi)が画像構造の変化幅(平滑化フィルタのサイズ)に比べて小さいならば、式(2)を基に次式(12)のように変形できる。
Figure 2008310418
式(12)は、低解像度画像から大まかな位置ずれ(Ui,Vi)を求めることで、より高精度な調査箇所(xi,yi)における位置ずれ算出条件を生成できることを示す。式(12)は、次式(13)のようになる。
Figure 2008310418
上記により、当該ステップS210では、各ブロック領域の各々において、例えば4画素おきに設定した調査箇所において、式(13)を用いて、式(5)の左辺の3×3行列と右辺3×1行列の各要素、及び相互の差分diの2乗の計10個の値を求め積算する。(Ui,Vi)は、1/16画像での調査箇所が被写体動き領域にあるならば、その領域の位置ずれum、vmを2倍した値になる。一方、調査箇所が被写体動き領域以外の領域にあるならば、(Ui,Vi)を1/16画像のアフィン変換係数を用いて表すと、次式(14)になる。
Figure 2008310418
ステップS211では、図7の全ブロック位置ずれ算出条件生成積算部63が、ステップS210で求めた各ブロックの式(5)の左辺の3×3行列と右辺3×1行列の9個の要素の積算値を、全ブロックについて積算する。ただし、第1の実施の形態とは異なり、当該積算の際、1/16画像で求めた被写体動き領域判定の結果を用い、1/16画像において被写体動き領域以外の領域に対応するブロックについてのみ積算する。
ステップS212では、アフィン変換生成部64が、ステップS211で求めた全ブロックの9個の積算値を使い、式(5)の連立方程式を解き、アフィン変換係数を求める。
ステップS213では、被写体動き領域判定部65が、ステップS210で求めた各ブロックの10個の積算値とステップS211で求めたアフィン変換係数を用い、各ブロックごとに式(4)の特徴量Eを算出し、その特徴量Eに基づいて、判定対象のブロックが被写体動き領域であるか否かを判定する。なお、当該ステップ213の処理は、第1の実施の形態のステップS107と同じであり、詳細な説明は省略する。被写体動き領域判定部65が、判定対象のブロックを被写体動き領域と判定した場合(YES側)には、ステップS214へ移行し、それ以外の場合(NO側)には図6のステップS215へ移行する。
ステップS214では、被写体動き領域位置ずれ算出部66が、被写体動き領域と判定されたブロックの位置ずれum、vmを式(7)を用いて計算する。そして、図6のステップS215へ移行する。
最後の1/1画像処理部50が、1/1画像を用いて、位置ずれを検出し、アフィン変換、被写体動き領域判定及び被写体動き領域の位置ずれを求める。
ステップS215では、図7の画像平滑化部51が、1/1サイズの位置基準画像f01(x,y)及び位置ずれ補正対象画像g01(x,y)の各々を平滑化し、f1(x,y)及び位置ずれ補正対象画像g1(x,y)を得る。ここでの平滑化は、第1の実施の形態よりも小さな5×5画素の一様平滑化フィルタ等で行うことが好適である。
ステップS216では、各ブロック位置ずれ算出条件生成積算部52が、平滑化された1/1サイズの位置基準画像及び位置ずれ補正対象画像の各々を、例えば64×64画素の大きさのブロック領域に分割する。各ブロック領域の各々において、例えば4画素おきに設定した調査箇所において、式(5)左辺の3×3行列と右辺3×1行列の各要素、及び相互の差分diの2乗の計10個の値について求め積算する。この時、ステップS210と同様に、式(13)、1/4画像におけるアフィン変換、被写体動き領域及び被写体動き領域の位置ずれの結果を用いる。
ステップS217では、図7の全ブロック位置ずれ算出条件生成積算部53が、ステップS216で求めた各ブロックの式(5)の左辺の3×3行列と右辺3×1行列の9個の要素の積算値を、全ブロックについて積算する。ただし、当該積算の際、1/4画像で求めた被写体動き領域判定の結果を用い、1/4画像において被写体動き領域以外の領域に対応するブロックについてのみ積算する。
ステップS218では、アフィン変換生成部54が、ステップS217で求めた全ブロックの9個の積算値を使い、式(5)の連立方程式を解き、アフィン変換係数を求める。
ステップS219では、被写体動き領域判定部55が、ステップS216で求めた各ブロックの10個の積算値とステップS217で求めたアフィン変換係数を用い、各ブロックごとに式(4)の特徴量Eを算出し、その特徴量Eに基づいて、判定対象のブロックが被写体動き領域であるか否かを判定する。なお、当該ステップ219の処理は、第1の実施の形態のステップS107と同じであり、詳細な説明は省略する。被写体動き領域判定部55が、判定対象のブロックを被写体動き領域と判定した場合(YES側)には、ステップS221へ移行し、それ以外の場合(NO側)にはステップS220へ移行する。
ステップS220では、位置ずれ補正部80が、被写体動き領域でないと判定されたブロック領域の位置ずれ補正を、式(8)とステップS218で導出したアフィン変換係数とを用いて行う。ステップS220の処理後は、ステップS225へ移行する。
ステップS221では、被写体動き領域位置ずれ算出部56が、被写体動き領域と判定されたブロックの位置ずれum、vmを式(7)を用いて計算する。
ステップS222では、位置ずれ補正部80が、被写体動き領域と判定されたブロック領域の位置ずれ補正を行う。なお、当該ステップ222は、第1の実施の形態のステップS110の場合と同じであり、詳細な説明は省略する。|g0''−f0|>|g0'''−f0|の場合(YES側)にはステップS223へ移行し、|g0''−f0|≦|g0'''−f0|の場合(NO側)にはステップS224へ移行する。
ステップS223では、位置ずれ補正部80が、g0'''を位置ずれ補正した画像g0'とする。ステップS223の処理後はステップS225へ移行する。
ステップS224では、位置ずれ補正部80が、g0''を位置ずれ補正した画像g0'とする。
ステップS225において、マイクロプロセッサ5は、次の位置ずれ補正対象画像g0(x,y)が存在するか否かを判定する。次の位置ずれ補正対象画像が存在する場合にはステップS102に戻り、次の対象画像についての図5のステップS201からの位置ずれ補正処理を行う。一方、次の位置ずれ補正対象画像がない場合には、ステップS226へ移行する。
ステップS226では、図7の画像合成部90が、上記ステップS200からステップS225の処理によって位置ずれ補正された複数の画像を用いて、画像合成を行う。なお、当該ステップ226の処理は、第1の実施の形態のステップS114の場合と同じであり、詳細な説明は省略する。
以上のように、第2の実施の形態において、画像を縮小することにより、縮小画像の1画素に対する位置ずれの大きさが相対的に小さくなるので、大きな位置ずれを検出できる。さらに、位置ずれを検出するための画像サイズを段階的に大きくすることにより、検出される位置ずれは段階的に高精度となる。
また、縮小した画像において被写体動き領域と背景領域とを判別してそれぞれについて位置ずれを求めているので、それより一段階大きな画像について高精度に勾配法を適用できる。
また、縮小した画像において被写体動き領域を判定し、その結果を用いて一段階大きな画像について位置ずれがアフィン変換に従う領域の情報のみを使って高精度にアフィン変換を算出している。
なお、第1の実施の形態の別案として述べたことは、本第2の実施の形態にも適応できる。さらに、本第2の実施の形態には次に述べるような別案がある。
本第2の実施の形態では、多重解像度処理を3段階で行ったが、本発明はそれに限定されない。入力画像の画素サイズが大きければ、より多くの多重解像度処理を行うことが望ましい。例えば、1000万画素程度の画像の場合、5段階以上の多重解像度処理を行うことが望ましい。
被写体動き領域を判定する際、縮小画像における被写体動き領域判定結果を参照しても良い。例えば、縮小画像における被写体動き領域に対応する領域では、判定のための閾値を通常よりも小さくすることにより、被写体動き領域と判定されやすくするようにしても良い。
≪第3の実施の形態≫
第1及び第2の実施の形態で示された本発明は、電子カメラ等に搭載し使用することも可能である。
図8は、本第3の実施の形態に係る電子カメラの装置構成図である。図8が示すように、本第3の実施の形態の電子カメラは、対物レンズ101、撮像素子102、マイクロプロセッサ103、メモリ104、信号処理部105、記憶装置106、出力装置108及び操作部109から構成される。対物レンズ101の駆動機構(不図示)と撮像素子102は、マイクロプロセッサ103と接続され、撮像素子102はマイクロプロセッサ103からの指令を受け被写体を撮像する。一方、マイクロプロセッサ103、メモリ104、信号処理部105、記憶装置106、出力装置108及び操作部109は、バス107を介して情報伝達可能に接続される。
また、本第3の実施の形態に係る電子カメラにおいて、画像処理プログラムがあらかじめメモリ104に保持されている。メモリ104には、第1または第2の実施の形態の画像処理プログラムのいずれか一方が保持されても良いし、両方が保持されユーザが操作部109を通じて適宜選択できるようにしても良い。
マイクロプロセッサ103は、メモリ104に保持されている画像処理プログラムを実行し、記憶装置106に格納されている画像データを適宜読み込み画像処理を行う。処理結果は、記憶装置106に保存されたり、出力装置108に出力される。マイクロプロセッサ103には、一般的なコンピュータのCPUが使用できる。
メモリ104は、画像処理プログラムの保持、及びマイクロプロセッサ103が行う画像処理に伴う途中の処理結果や各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。メモリ104には、一般的な半導体メモリを用いることができる。
信号処理部105は、対物レンズ101で結像し撮像素子102で取得した画像を取り込む。取得された画像は、バス107を介して記憶装置106に保存される。
記憶装置106は、撮像された画像データやマイクロプロセッサ103によって画像処理された画像を格納及び保持する。画像データは、ビットマップ形式、jpeg形式、tiff形式等の様々な形式で保持される。記憶装置106に保持されたデータは、バス107を介して、マイクロプロセッサ103から適宜参照することができる。記憶装置106は、一般的なハードディスク装置や光磁気ディスク装置、または脱着可能なメモリカード等の記憶装置を選択して用いることができる。
出力装置108は、撮影された画像や画像処理後の画像等を表示する。出力装置108には、液晶モニタ等を適宜選択して用いることができる。
操作部109は、ユーザによる部材操作の内容に応じた操作信号をマイクロプロセッサ103に送る。操作部109は、例えば、撮影モードや画像処理モード等のモード設定釦、ズーム設定釦、レリーズ釦等の操作部材を有している。
具体的な電子カメラの動作は、例えば、被写体の連続撮影を行う場合、ユーザが操作部109のモード設定釦を用い連続撮影モードを選択しレリーズ釦を押すと、操作部109からマイクロプロセッサ103に被写体の連続撮影命令が送られる。マイクロプロセッサ103は、撮像素子102に指令を出し、被写体の連続撮影が実行される。撮られた複数の画像は、信号処理部105を通じて記憶装置106に保存される。
一方、例えば、画像合成を行う場合、ユーザが操作部109のモード設定釦を用い画像処理モードの画像合成を選択し実行釦を押すと、操作部109からマイクロプロセッサ103に画像合成の処理命令が送られる。マイクロプロセッサ103は、メモリ104に保持されている第1または第2の実施の形態にて用いられた画像処理プログラムを実行し、画像合成処理を行う。合成処理の手順については、上記第1及び第2の実施の形態にて説明しているので省略する。処理によって得られた合成画像は、記憶装置106に保存されるとともに、出力装置108に出力される。
以上説明したように、本発明は、画像処理装置及び電子カメラ等に応用可能な技術である。
本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成例を示す図 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の処理手順を示すフローチャート 本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置の構成を図式化したブロック図 2枚の画像相互の位置ずれ、アフィン変換及び被写体動き領域との関係を説明する図 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の処理手順を示すフローチャート 図5の続きのフローチャート 本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置の構成を図式化したブロック図 本発明に係る画像処理装置を搭載した電子カメラの構成例を示す図
符号の説明
1 カメラユニット、2 対物レンズ、3 撮像素子、4 画像処理装置、5 マイクロプロセッサ、6 メモリ、7 信号入力部、 8 記憶装置、9 バス、10 入出力インターフェース、11 制御装置、12 出力装置

Claims (11)

  1. 被写体を連続撮像した複数の画像の複数の調査箇所における勾配と相互の差分を求め、前記勾配と相互の差分に基づき、前記複数の画像の相対的位置ずれを算出する位置ずれ算出条件を生成する位置ずれ算出条件生成部と、
    前記複数の画像の相互の相対的な位置ずれを与える幾何変換を、前記位置ずれ算出条件に基づいて生成する幾何変換生成部と、
    前記位置ずれ算出条件と前記幾何変換とに基づいて、前記画像の複数の調査箇所の各々における、前記幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す特徴量を求め、前記特徴量が所定値より大きくなる領域を被写体の動きに伴う変位を受けた被写体動き領域として判定する被写体動き領域判定部とを備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記被写体動き領域における位置ずれ算出条件に基づいて、動き領域位置ずれ量を算出する被写体動き領域位置ずれ算出部
    をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記複数の画像の相対的位置ずれを補正する位置ずれ補正部をさらに備え、
    前記位置ずれ補正部は、
    前記被写体動き領域以外の領域の画像では、前記幾何変換に基づいて位置ずれを補正し、
    前記被写体動き領域の画像では、前記幾何変換に基づく補正値と前記局所的位置ずれ量に基づく補正値を求め、画像相互の差分が最も小さくなる補正値を選択し位置ずれ補正する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記被写体動き領域判定部は、
    判定結果を前記幾何変換部にもどす判定返し部と、
    前記幾何変換生成部は、
    前記判定結果に基づいて、前記被写体動き領域以外の領域における位置ずれ算出条件のみを用いて幾何変換を生成する静止領域幾何変換部をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記幾何変換に応じて前記画像に位置ずれを補正し合成する画像合成部をさらに備え、
    前記画像合成部は、前記被写体動き領域においては前記複数の画像相互の差分が所定値より小さな箇所のみにおいて画像合成を行う
    ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5に記載の画像処理装置において、
    前記画像合成部は、
    前記被写体動き領域以外の領域については、前記幾何変換に応じて前記画像の位置ずれを補正し合成する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 被写体を連続撮影した複数の画像の各々の多重解像度画像を生成する多重解像度生成部と、
    前記多重解像度画像のうち、解像度を縮小された第1の画像の複数の調査箇所の勾配と相互の差分を求め、前記勾配と相互の差分に基づき、複数の前記第1の画像の相対的位置ずれを算出する条件を生成する第1の位置ずれ算出条件生成部と、
    前記複数の第1の画像の相対的位置ずれを与える第1の幾何変換を、前記第1の位置ずれ算出条件に基づいて生成する第1の幾何変換生成部と、
    前記第1の位置ずれ算出条件と前記第1の幾何変換とに基づいて、前記第1の画像の複数の調査箇所の各々における、前記第1の幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す第1の特徴量を求め、前記第1の特徴量が所定値より大きくなる領域を第1の被写体動き領域として判定する第1の被写体動き領域判定部と、
    前記第1の被写体動き領域における前記第1の位置ずれ算出条件に基づいて、第1の動き領域位置ずれ量を算出する第1の被写体動き領域位置ずれ算出部と、
    前記多重解像度画像のうち、前記第1の解像度に比べて解像度の高い第2の画像の複数の調査箇所の勾配と相互の差分を、前記第1の幾何変換及び前記第1の動き領域位置ずれ量を基に求め、前記第2の画像の前記勾配と相互の差分に基づき、複数の前記第2の画像の相互の相対的位置ずれを算出する条件を生成する第2の位置ずれ算出条件生成部と、
    前記複数の第2の画像の相対的位置ずれを与える第2の幾何変換を、前記第2の位置ずれ算出条件に基づいて生成する第2の幾何変換生成部と、
    前記第2の位置ずれ算出条件と前記第2の幾何変換とに基づいて、前記第2の画像の前記複数の調査領域の各々における、前記第2の幾何変換に対する位置ずれの外れ度合いを表す第2の特徴量を求め、前記第2の特徴量が所定値より大きくなる領域を第2の被写体動き領域として判定する第2の被写体動き領域判定部と、
    前記第2の被写体動き領域における前記第2の位置ずれ算出条件に基づいて、第2の動き位置ずれ量を算出する第2の被写体動き領域位置ずれ算出部と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記第2の幾何変換生成部は、
    前記第1の被写体動き領域以外の領域に対応する前記第2の位置ずれ算出条件のみに基づいて、前記第2の幾何変換を生成する第2の静止領域幾何変換部をさらに備える
    ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記幾何変換生成部は、
    幾何変換として、アフィン変換を用いる
    ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置として、コンピュータを機能させるための画像処理プログラム。
  11. 被写体を撮像して画像データを生成する撮像部と、
    請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像処理装置とを備える
    ことを特徴とする電子カメラ。

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