JP2008310273A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両端部においてもトナー入れ替わり性能を確保し、全画像域において長期間にわたりトナー性能を維持して、安定した画像を形成できる現像装置を提供すること。
【解決手段】現像装置は、現像剤収納室15aと現像剤供給室15bとを有し、第1開口部15dと第2開口部15eを備え、第1開口部を覆うとともに現像剤収納室と現像剤供給室を仕切る境界壁15cの現像剤収納室側に位置する過充填防止弁15fを備える。過充填防止弁15fは、端部開口部を覆う端部過充填防止弁と、中央開口部を覆う中央過充填防止弁からなる。第1開口部から現像剤が排出される時に、過充填防止弁15fに加わる現像剤排出力が、端部過充填防止弁と中央過充填防止弁とで等しい時に、端部過充填防止弁と境界壁との間に形成される角度が、中央過充填防止弁と境界壁との間に形成される角度よりも大きい。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、一成分現像剤を用いた現像装置に関するものである。
一般に、一成分現像剤(トナー)を用いる現像装置においては、トナー供給ローラ等の供給部材によって、現像剤担持体(例えば、現像ローラ)に供給されたトナーを規制部材(層厚規制部材)によって層厚規制するとともにトナーを荷電させて、現像ローラ上にトナー薄層を形成し、トナー薄層を、感光体ドラム等の像担持体に近接又は接触させて、像担持体上の静電潜像を現像している。
上述のように、現像ローラの表面に層厚規制部材を圧接させて、現像ローラに担持されるトナー薄層を規制するようにすると、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されて、粒径の小さなトナーが先に現像に使用されるようになってしまう。さらに、現像後現像ローラに残留するトナーを離脱させる際、粒径の大きなトナーが現像ローラから離脱されるようになって、次第に粒径の大きなトナーの割合が増加して画質が低下してしまう。
このため、現像容器を、トナーを収容するトナー収容部とトナーを現像ローラに供給するトナー供給部とに分割して(つまり、2室に分割して)、トナー収納部からトナー供給部にトナーを追加補給して、トナー供給部内において粒径の大きなトナーの割合が増加しないようにすることが行われている。
このような現像装置では、トナー収納部とトナー供給部との境界壁に1つの開口部を形成するとともに、この開口部の開閉を行う開閉部材を境界壁に取り付けて、トナー収容部からトナーをトナー供給部に導く際にのみ開閉部材によって開口部が開口されて、トナー供給部内において粒径の大きなトナーの割合が増加しないようにしている。
ところが、開閉部材によってトナー収納部からトナー供給部に一方向にトナーを供給するようにすると、トナー収納部からトナー供給部に多量のトナーが供給されてしまい、トナー供給部内におけるトナー循環が良好に行われなくなって、トナーがトナー供給部内で滞留してしまうという現象が生じる。このような状態となると、トナー供給ローラの回転負荷が大きくなって、現像ローラにトナーを安定して供給することができなくなるばかりでなく、トナーが十分に帯電されない状態で現像に用いられ、画像かぶり等の画質不良が生じることがある。
このような不具合に対処するため、特許文献1には、開閉部材の上端部を開口部の上部側に固定して、自由端側にトナー供給部側に突出した突起部を設けて、この突起部によってトナー供給部のトナー量が多くなると、開閉部材の開状態を抑止して、トナー収納部からトナー供給部へのトナーの補給を抑止する現像装置が開示されている。
ところが、特許文献1に記載された現像装置においては、突起部とトナー供給ローラとの間に十分なギャップを確保しておかないと、開閉部材が開状態となってトナーがトナー収納部からトナー供給部に供給される際、突起部がトナー供給ローラに当ってしまうばかりでなく、開口部が十分に開かず、トナー補給が良好に行われなくなってしまうという問題が生じる。特に、現像装置自体を小型化しようとする際、突起部(つまり、開閉部材)とトナー供給ローラとの間に十分なギャップを設けることは難しく、小型化することが難しいという問題を有している。
これら問題を回避するため、特許文献2には、トナー収納部とトナー供給部の間に2つの開口部を設け、第2の開口部を介してトナー収納部からトナー供給部へトナーを供給し、トナー供給部内のトナー量に応じて第1の開口部が有している過充填防止弁が第1の開口部を開閉し、トナー収納部へトナーの通過を許すことによって、トナー供給部内のトナー過充填を防止する現像装置が開示されている。この現像装置においては、過充填防止弁がトナー収納部側に配置された弾性部材であるため、供給ローラと過充填防止弁の間にギャップを設ける必要がなく、現像装置自体を小型化することができる。
特開2003−255687号公報 特開2006−268013号公報
しかしながら、一般的な原稿では両端部に余白があること、また小サイズ用紙や縦方向通紙の場合があること等から、両端部におけるトナー消費は、中央部に比べて一般的に少ない。従って、特許文献2に記載された現像装置では、両端部においてトナーが入れ替わりにくく、粒径の偏りや長時間のストレスにおける荷電不良や凝集などトナー品質の劣化が進み、画像かぶりや黒点など画像不良が生じることがあるという課題を有している。
上記の課題を解決するため、本発明は、両端部においてもトナー入れ替わり性能を確保し、全画像域において長期間にわたりトナー性能を維持して、安定した画像を形成できる現像装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る本発明は、一成分現像剤が収納される現像剤収納室と、該現像剤収納室から前記現像剤が供給される現像剤供給室と、該現像剤供給室に配置され像担持体上の静電潜像を前記現像剤で現像して可視像とする現像手段とを備える現像部を有する現像装置において、第1開口部と該第1開口部の下方に配される第2開口部を備えるとともに、前記現像剤収納室と前記現像剤供給室とを仕切る境界壁と、該境界壁の面のうち前記現像剤収納室側の面に取り付けられるとともに前記第1開口部を覆う過充填防止弁を備え、前記過充填防止弁は、前記第1開口部の上縁より上方に位置する固定端と、前記第1開口部の下縁よりも下方に位置する自由端を備え、前記第1開口部は、前記境界壁幅方向に一直線上に複数配列される開口部からなり、該開口部は前記境界壁両端縁近傍に形成される端部開口部と、該端部開口部の間に形成される中央開口部とからなり、前記過充填防止弁は、前記端部開口部を覆う端部過充填防止弁と、前記中央開口部を覆う中央過充填防止弁からなり、前記第1開口部から前記現像剤が排出される時に、前記過充填防止弁に加わる現像剤排出力が、前記端部過充填防止弁と中央過充填防止弁とで等しい時に、前記端部過充填防止弁と前記境界壁との間に形成される角度が、前記中央過充填防止弁と前記境界壁との間に形成される角度よりも大きいことを特徴とする現像装置に関する。
請求項2に係る本発明は、前記端部過充填防止弁の曲げ剛性が前記中央過充填防止弁の曲げ剛性よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の現像装置に関する。
請求項3に係る本発明は、前記端部過充填防止弁が前記中央過充填防止弁よりも薄いことを特徴とする請求項2記載の現像装置に関する。
請求項4に係る本発明は、前記端部過充填防止弁の弾性率が前記中央過充填防止弁の弾性率よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の現像装置に関する。
請求項5に係る本発明は、前記端部過充填防止弁の自由端と前記中央部過充填防止弁の自由端の高さ位置が同じであり、前記端部過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法が、前記中央過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法より大きいことを特徴とする請求項1記載の現像装置に関する。
請求項6に係る本発明は、前記端部過充填防止弁の固定端が、前記中央過充填防止弁の固定端よりも上方に形成されることを特徴とする請求項1記載の現像装置に関する。
請求項1記載の現像装置は、第1開口部の境界壁両端縁近傍に形成される端部開口部からトナーが排出される時に端部過充填防止弁にかかるトナー排出力と、それら端部開口部の間に形成される中央開口部からトナーが排出される時に中央過充填防止弁にかかるトナー排出力が等しい時に、端部過充填防止弁と境界壁との間に形成される角度が、中央過充填防止弁と境界壁との間に形成される角度よりも大きいから、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できるという効果がある。
一般的に、原稿両端部に存在する余白部分、原稿のサイズや縦方向通紙等により、両端部におけるトナー消費は中央部に比べて少ないが、上述のような構成をとると、両端部においてもトナーの入れ替わり性能を確保できる。その結果、粒径の偏りや長時間のストレスを受けることによる荷電不良や凝集などが起こりにくく、トナー品質の劣化による画像かぶりや黒点などの画像不良を回避し、全画像域において長期間にわたり安定した画像を形成できる。
請求項2記載の現像装置は、端部過充填防止弁の曲げ剛性が中央過充填防止弁の曲げ剛性よりも小さく、曲げ剛性が小さい過充填防止弁は、曲げ剛性が大きい過充填防止弁と比較すると少ないトナーの排出力で回動し、トナーの排出力が同等である場合は大きく回動するから、現像剤供給室のトナー粉圧が上昇した時に、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できる。
請求項3記載の現像装置は、端部過充填防止弁が中央過充填防止弁よりも薄く、薄い過充填防止弁は厚い過充填防止弁と比較すると少ないトナーの排出力で回動し、トナーの排出力が同等である場合は大きく回動するから、現像剤供給室のトナー粉圧が上昇した時に、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できる。
請求項4記載の現像装置は、端部過充填防止弁の弾性率が中央過充填防止弁の弾性率よりも小さく、弾性率が小さい過充填防止弁は、弾性率が大きい過充填防止弁と比較すると少ないトナーの排出力で回動し、トナーの排出力が同等である場合は大きく回動するから、現像剤供給室のトナー粉圧が上昇した時に、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できる。
請求項5記載の現像装置は、端部過充填防止弁の自由端と中央部過充填防止弁の自由端の高さ位置が同じであり、端部過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法が、中央過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法より大きく、過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法が長い方が、少ないトナーの排出力で回動し、トナーの排出力が同等である場合は大きく回動するから、現像剤供給室のトナー粉圧が上昇した時に、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できる。
請求項6記載の現像装置は、前記端部過充填防止弁の固定端が、前記中央過充填防止弁の固定端よりも上方に形成され、固定端が上方にある方が、少ないトナーの排出力で回動し、トナーの排出力が同等である場合は大きく回動するから、現像剤供給室のトナー粉圧が上昇した時に、端部開口部から優先的にトナーが現像剤収納室へ排出され、両端部におけるトナーの入れ替わりを促進できる。
以下、図面を参照して本発明の好適な形態を例示的に詳しく説明する。但し以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明による現像装置を備えたカラー画像形成装置の一例を概略的に示す図であり、図示の画像形成装置10は、像担持体(感光体ドラム)11、レーザスキャニングユニット12、帯電部材13、及びロータリ型現像装置14を有しており、現像装置14は各色現像部14a〜14dを備えている。
例えば、現像装置14は、ブラック(BK)現像部14a、マゼンタ(M)現像部14b、シアン(C)現像部14c、及びイエロー(Y)現像部14dを備えており、各色現像部14a〜14dは現像容器15、トナー供給ローラ16(例えば、抵抗値1E+8Ωのウレタンスポンジローラ)、及び現像ローラ17(例えば、JIS−A硬度45度、抵抗値1E+6Ω、表面粗さRa(算術平均粗さJIS B0601−2001)1.0μmの弾性ローラ)を有している(供給ローラ16と現像ローラ17との接触ニップは、例えば、3mmである)。現像装置14には駆動部(図示せず)がクラッチを介して接続されて回転駆動されて、各色現像部14a〜14dの現像ローラ17を順次感光体ドラム11に対向した現像位置とさせて、感光体ドラム11上の静電潜像を現像して、感光体ドラム11上にトナー像を形成する。
感光体ドラム11の周囲にはクリーニング用摺擦部材18及びクリーニング装置19が配置され、感光体ドラム11に当接して中間転写ベルト20が配置され、中間転写ベルト20を挟んで感光体ドラム11と1次転写ローラ21が対向している。この中間転写ベルト20は駆動ローラ22及び従動ローラ23に張架され、中間転写ベルト20は実線矢印で示す方向に回転駆動される。また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ローラ22と対向して2次転写ローラ24が配設されている。
感光体ドラム11上のトナー像は一次転写ローラ21によって中間転写ベルト20上に転写される(1次転写)。給紙カセット25から給紙経路26を介して記録用紙(以下単に用紙と呼ぶ)が、駆動ローラ22と2次転写ローラ24とのニップ部である2次転写位置に搬送され、2次転写位置で中間転写ベルト20上のトナー像が用紙に転写される(2次転写)。その後、用紙は定着装置27に搬送されて、ここで用紙上のトナー像が定着され、用紙は排紙経路28を通って排紙トレイ29に排紙される。
図2は、BK現像部14aを詳細に示す断面図であり(なお、現像部14b〜14dも現像部14aと同様に構成されている)。前述したように、現像容器15はトナーが収納されるトナー収納室15aと供給ローラ16及び現像ローラ17が配置されるトナー供給室15b(ローラ収納室)とに分割され、トナー収納室15a及びローラ収納室15bは境界壁15cによって仕切られている。そして、境界壁15cには第1及び第2の開口部15d及び15eが形成され、第1の開口部15dは第2の開口部15eよりも図中上側に位置付けられている。
現像ローラ17は現像位置で感光体ドラム11と対面し、トナー収納部15a内には一成分現像剤(トナー)が収納され、トナー収納部15a内のトナーは攪拌部材30(回転軸30aに、例えば、厚さ40μmのPETフィルム(ポリエチレンテレフタレート)を貼り付けたもの)によって攪拌されつつ、第2の開口部15eからローラ収納室15bにトナーが供給され、供給ローラ16によってトナーが現像ローラ17に供給される。
現像ローラ17上のトナー層は層厚規制部材31(例えば、厚さ0.08mmのSUS箔で、規制圧=25N/mに設定される)によって層厚規制されるとともに摩擦帯電されて、現像ローラ17によって感光体ドラム11上の静電潜像が現像される。なお、現像ローラ17と現像容器15との間にはシール部材32(例えば、導電性の高分子量PEフィルムを用いて、均一に現像ローラ17に接触するようにウレタンスポンジでバックアップされている)が配設され、このシール部材32によってトナー漏れを防止している。
現像部14aにトナーを補給する際には、現像装置14を回転駆動して現像部14aをトナー補給位置に位置付ける。そして、図1に示すように、補給パイプ33が現像部14a(つまり、トナー収納部15a)に挿入されて、トナーコンテナ34からトナーがトナー収納部15aに補給される。図2に示すように、現像容器15には連結部35が形成され、図1に示すように、この連結部35を介して補給パイプ33がトナー収納部15aに連結される。
また、第1の開口部15dには、トナー収納部15a側に過充填防止弁15fが配設されて、後述するようにして、過充填防止弁15fの開閉によってローラ収納室15b内におけるトナーの過充填を防止している。
さらに、供給ローラ16及び現像ローラ17が、図2に実線矢印で示す方向に回転するとすると、第1の開口部15dは第2の開口部15eよりも供給ローラ16の回転方向下流側に形成され、第1の開口部15dは供給ローラ16の上端よりも上側に位置している。そして、第2の開口部15eは回転軸30aよりも下側に位置付けられている。
図3も参照して、前述の境界壁15cは、例えば、その一部分が厚さ100μmのPETフィルム41で構成されている。具体的には、供給ローラ16の外周面に沿って、PETフィルム41が配置され、このPETフィルム41に前述の第2の開口部15eが形成されている。そして、PETフィルム41の上端にはリブ部41aが形成され、このリブ部41aのトナー収納室15a側には弁座部42(例えば、SUS製)が両面テープ等によって固定されている。
弁座部42と所定の間隔をおいて、取付部材43(例えば、厚さ0.5mmのSUS板)が配置され、この取付部材43の一端側は現像容器15に固定されている。そして、この取付部材43と弁座部42とによって第1の開口部15dが規定される(つまり、PETフィルム41及び取付部材43によって境界壁15cが構成されている)。図3に示すように、取付部材43には、トナー収納室15a側において前述の過充填防止弁15fの上端側が両面テープ等によって固定され、過充填防止弁15fの下端は自由端として、過充填防止弁15fが閉じた状態で弁座部42に当接している。
過充填防止弁15fは、例えば、厚さ50μmのPETフィルムであり、前述のようにして、第2の開口部15eからローラ収納室15bにトナーが供給(充填)されて、ローラ収納室15b内のトナー量が多くなると、トナー粉圧によって、過充填防止弁15fがトナーによって押し開けられて(つまり、第1の開口部15dが開いて)、余分なトナーがローラ収納室15b側からトナー収納室15aに戻される。
これによって、ローラ収納室15b内におけるトナー過充填が防止されることになって、トナー過充填によるトナー循環の不良が解消される。つまり、ローラ収納室内でトナーが滞留することがなく、その結果、供給ローラ16の回転負荷が大きくなることがなくなって、現像ローラにトナーを安定して供給することができるばかりでなく、トナーに帯電不良が生じることがなく、画像かぶり等の画質不良を回避できることになる。
さらに、第2の開口部15eは、供給ローラ16の回転方向において、第1の開口部15dよりも上流側に形成されているから、つまり、第2の開口部15eは供給ローラ16の回転軸よりも下側に形成されているから、第2の開口部15eを通ってローラ収納室15bに供給されたトナーが直ちに層厚規制部材31に至ることがなく、この点においても、画像かぶり等の画質不良が生じることがない。
また、前述したように、PETフィルム41は供給ローラ16の外周面に沿って配置されており、第2の開口部15eを通ってトナー収納室15aからローラ収納室15bに補給されるトナーは、第2の開口部15eの大きさ(開口面積)及びPETフィルム41と供給ローラ16とのギャップによって規制されることになって、多量のトナーが一度にローラ収納室15bに補給されることはない。
このようにして、第2の開口部15eの大きさ(開口面積)及びPETフィルム41と供給ローラ16とのギャップが、トナー供給室15aとローラ収納室15bとの間におけるトナー循環を抑制するから、トナー選別(粒径の小さいトナーがまず消費されること)を抑制できて、画像不良を防止できることになる。そして、過充填防止弁15fはトナー収納室15a側に配置されているから、供給ローラ16と過充填防止弁15fとの間にギャップを設ける必要はなく、しかもトナーは第2の開口部15eを介してローラ収納室15bに補給されるから、現像装置自体を小型化して、長期間にわたって画像不良を生じることがない。
上述の例では、過充填防止弁15fとして、PETフィルムを用いたが、可撓性を有する材料であれば、他の材質のフィルムを用いることができる。例えば、ポリエチレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリウレタンフィルム、又はPTFEフィルム等の樹脂フィルム、シリコンゴムシート又は弗素ゴムシート等の薄肉ゴムシートを用いるようにしてもよい。そして、過充填防止弁15fの厚さはローラ収納室15bにおけるトナー粉圧とのバランスで決定されるが、実験の結果、約0.05mm〜0.3mmの範囲であることが好ましいことが分かった。
さらには、過充填防止弁15fは、第1の開口部15dを開閉して、ローラ収納室15b側からトナー収納室15a側にのみトナーが流れるようにすればよいのであるから、スポンジ又はコイルバネの弾性力を用いて弁部材を開閉するようにしてもよい。
また、図3に示す例では、境界壁15cの一部分(供給ローラ16の外周面に沿った部分)をPETフィルム41で形成するようにしたが、図4に示すように、SUS板44(例えば、厚さ0.3mm)を折り曲げて形成するようにしてもよい。さらに、上述の例では、現像部14a〜14dを同一の構成として説明したが、BK現像部14aのみを磁性一成分トナーを用いる構成とするようにしてもよい。加えて、上述の例では、PETフィルム41及び取付部材43によって境界壁15cを構成するようにしたが、境界壁15cを同一の部材で一体に成形するようにしてもよい。そして、一体成形された境界壁15cに第1及び第2の開口部15d及び15eを設ける。
以上、本発明の好適な実施形態の前提要素について説明した。これらの前提要素を元に、以下、異なる要素を含んだ3つの実施形態を、図を参照しつつ説明する。
第1の実施形態と第2の実施形態として、図5を共通して参照する。
図5は、現像剤収納室15aと現像剤供給室15bとを仕切る境界壁15cの面を示し、第1の開口部15dは、幅方向に一直線上に配列した8つの開口部からなり、両端から2つの開口部は端部開口部50であり、端部開口部50の間にある4つの開口部は中央開口部100である。端部開口部50は、図の左端に配される2つの開口部(左から51、52)と、図の右端に配される2つの開口部(左から53、54)を備え、中央開口部100は、4つの開口部(左から101、102、103、104)を備える。
過充填防止弁15fは、開口部を覆う4つの過充填防止弁からなり、両端の過充填防止弁は端部過充填防止弁60であり、端部過充填防止弁60の間にある2つの過充填防止弁は中央過充填防止弁110である。端部過充填防止弁60は、図の左端に配される過充填防止弁61と、図の右端に配される過充填防止弁62を備え、中央過充填防止弁110は、2つの過充填防止弁(左から111、112)を備える。
過充填防止弁61は開口部51と開口部52を覆い、過充填防止弁111は開口部101と開口部102を覆い、過充填防止弁112は開口部103と開口部104を覆い、過充填防止弁62は開口部53と開口部54を覆う。
8つの開口部は、それぞれ同じ大きさの四角形状をなし、幅方向一直線上に等間隔に配される。全ての開口部は同じ高さ位置に配される。
4つの過充填防止弁は、同じ大きさの四角形状をなし、それぞれ上述した開口部を覆い、幅方向一直線上に等間隔に配される。全ての過充填防止弁は同じ高さ位置に配される。
第1と第2の実施形態は、既に説明した開口部および過充填防止弁の配置、大きさ、位置関係等は全て同様であるが、曲げ剛性が異なるようにされている。
曲げ剛性とは、材料に荷重をかけた際の変形抵抗を表す値である。この値は、厚さの3乗に比例し、弾性率に比例する。よって、同じ弾性率の材料を用いて薄い材料と厚い材料の曲げ剛性を比較すると、薄い材料の方が曲げ剛性が小さい。同じ厚さの材料を用いて弾性率が小さい材料と弾性率が大きい材料の曲げ剛性を比較すると、弾性率が小さい材料の方が曲げ剛性は小さい。
第1の実施形態は、端部過充填防止弁60と中央過充填防止弁110は、弾性率は同じであるが、厚さは異なる。
第2の実施形態は、端部過充填防止弁60と中央過充填防止弁110は、厚さは同じであるが弾性率は異なる。
第1の実施形態では、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110と比較して薄い材料を用いる。例えば、端部過充填防止弁60は厚さ50μmのPETフィルムで構成され、中央過充填防止弁110は厚さ100μmのPETフィルムで構成される。
次に、図6を用いて、トナー排出力と、過充填防止弁15fの回動に伴って形成される角度について説明する。
図6は、境界壁15cの断面図である。トナー排出力とは、トナーが開口部15dから排出され、過充填防止弁15fにかかる力のことである。そのトナー排出力によって過充填防止弁15fが回動した時に、過充填防止弁15fと境界壁15cとの間に形成される角度を角度θとする。
過充填防止弁15fが厚い時の角度θと過充填防止弁15fが薄い時の角度θを比較する。過充填防止弁15fが厚い時と過充填防止弁15fが薄い時のトナー排出力は同じとする。
薄い過充填防止弁の方が過充填防止弁は軽く、固定端を軸とした過充填防止弁の回転に要する力が小さいから、同じトナー排出力であれば、薄い過充填防止弁の方が大きく回動し、角度θは大きくなる。
図5を再度参照すると、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも薄く構成されている。従って、トナー排出力が同じである時は、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも容易に回動でき、角度θが大きくなるから、端部開口部50からトナーが優先的に排出されるようになる。また、少ないトナー排出力であっても端部過充填防止弁60の方が容易に回動できる。よって、両端部においても、粒径の偏りや長時間のストレスを受けることによる荷電不良や凝集などトナー品質の劣化を回避し、全画像域において長期間にわたり安定した画像を形成できる。
第2の実施形態では、端部過充填防止弁60の弾性率は中央過充填防止弁110の弾性率と比較して小さい。例えば、端部過充填防止弁60はPPフィルム(ポリプロピレン)で構成され、中央過充填防止弁110はPETフィルムで構成される(PPフィルムの曲げ弾性率は1400MPa、PETフィルムの曲げ弾性率は2200MPa)。端部過充填防止弁60と中央過充填防止弁110のフィルムは、どちらも厚さ100μmとする。
図6を参照し、過充填防止弁15fの弾性率が大きい時の角度θと、過充填防止弁15fの弾性率が小さい時の角度θを比較する。過充填防止弁15fの弾性率が大きい時と過充填防止弁15fの弾性率が小さい時のトナー排出力は同じとする。
弾性率が小さい過充填防止弁の方が、トナー排出力によって過充填防止弁がたわみやすく、固定端を軸とした過充填防止弁の回転に要する力が小さくなるから、同じ排出力であっても大きく回動し、角度θは大きくなる。
図5を再度参照すると、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも弾性率が小さい材質で構成されている。従って、トナー排出力が同じである時は、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも容易に回動でき、角度θが大きくなるから、端部開口部50から優先的にトナーが排出される。また、少ないトナー排出力であっても端部過充填防止弁60の方が容易に回動できる。よって、両端部においても、粒径の偏りや長時間のストレスを受けることによる荷電不良や凝集などトナー品質の劣化を回避し、全画像域において長期間にわたり安定した画像を形成できる。
第1の実施形態では、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも薄く、第2の実施形態では、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも弾性率が小さい。従って、トナー排出力が同じである時は、曲げ剛性の小さい端部過充填防止弁60は曲げ剛性の大きい中央過充填防止弁110よりも容易に回動でき、角度θが大きくなるから、端部開口部50から優先的にトナーが排出される。また、少ないトナー排出力であっても端部過充填防止弁60の方が容易に回動できる。よって、両端部においても、粒径の偏りや長時間のストレスを受けることによる荷電不良や凝集などトナー品質の劣化を回避し、全画像域において長期間にわたり安定した画像を形成できる。
第3の実施形態として、図7を参照する。
図7は、現像剤収納室15aと現像剤供給室15bとを仕切る境界壁15cの面を示し、第1の開口部15dは、幅方向に一直線上に配列した8つの開口部からなり、両端から2つの開口部は端部開口部50であり、端部開口部50の間にある4つの開口部は中央開口部100である。端部開口部50は、図の左端に配される2つの開口部(左から51、52)と、図の右端に配される2つの開口部(左から53、54)を備え、中央開口部100は、4つの開口部(左から101、102、103、104)を備える。
過充填防止弁15fは、開口部を覆う3つの過充填防止弁からなり、両端の過充填防止弁は端部過充填防止弁60であり、端部過充填防止弁60の間にある1つの過充填防止弁は中央過充填防止弁110である。端部過充填防止弁60は、図の左端に配される過充填防止弁61と、図の右端に配される過充填防止弁62を備える。
過充填防止弁61は開口部51と開口部52を覆い、過充填防止弁110は開口部101と開口部102、開口部103、開口部104を覆い、過充填防止弁62は開口部53と開口部54を覆う。
8つの開口部は、それぞれ同じ大きさの四角形状をなし、幅方向一直線上に等間隔に配される。高さ位置については、全ての開口部が同じ高さ位置に配される。
3つの過充填防止弁は、それぞれ四角形状をなし、上述した開口部を覆い、幅方向に等間隔に配される。
過充填防止弁の固定端の高さ位置については、端部過充填防止弁60より中央過充填防止弁110は高く、中央過充填防止弁110より端部過充填防止弁62は低い。
過充填防止弁の自由端の高さ位置は、全て同じである。
従って、端部過充填防止弁60の固定端から自由端までの長さ寸法が、中央過充填防止弁110の固定端から自由端までの長さ寸法より大きくなる。
端部過充填防止弁60と端部過充填防止弁62は左右対称の位置に配される。
図6を参照し、開口部15dの中心位置を点Mとし、固定端から点Mまでの長さ寸法Aが長い時の角度θと、固定端から点Mまでの長さ寸法Aが短い時の角度θを比較する。長さ寸法Aが長い時と長さ寸法Aが短い時のトナー排出力は同じであるとする。
例えば、長さ寸法Aが5mmである時の点Mにおける固定端を軸とした回転に要する力と、長さ寸法Aが10mmである時の点Mにおける固定端を軸とした回転に要する力を比較すると、長さ寸法Aが10mmである時に要する力は、長さ寸法Aが5mmである時に要する力の1/2である。トナー排出力が同じである時は、回転軸から遠い点に力が与えられる方が、過充填防止弁は回転しやすくなるから、長さ寸法Aが長い方が、過充填防止弁は回動しやすく、角度θは大きくなる。
図7を再度参照すると、全ての過充填防止弁の自由端の高さ位置は同じであり、全ての開口部の高さ位置も同じである。さらに、端部過充填防止弁60の固定端から自由端までの長さ寸法は、中央過充填防止弁110の固定端から自由端までの長さ寸法よりも大きい。従って、端部過充填防止弁60の方が固定端から遠い位置にトナー排出力が与えられることになる。よって、トナー排出力が同じである場合は、端部過充填防止弁60は中央過充填防止弁110よりも容易に回動でき、角度θが大きくなるから、端部開口部60から優先的にトナーが排出される。また、少ないトナー排出力であっても端部過充填防止弁60の方が容易に回動できる。従って、両端部においても、粒径の偏りや長時間のストレスを受けることによる荷電不良や凝集などトナー品質の劣化を回避し、全画像域において長期間にわたり安定した画像を形成できる。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
<トナー作製>
トナーは懸濁重合法により作製され、体積平均粒子径は6.8μmであった。このトナー体積平均粒子径は、マルチサイザーIII(ベックマン・コールター社製(アパチャー径は100μm(測定範囲2.0〜60μm))を使用)により、測定されたものである。
<ドラム/ローラの周速条件>
感光体ドラム11の周速は151mm/秒、現像ローラ17の周速は158.55mm/秒、供給ローラ16の周速は126.84mm/秒(現像ローラ17の周速/感光体ドラム11の周速=1.05)、(供給ローラ16の周速/現像ローラ17の周速=0.8)とし、現像ローラ17の直径は14mm、供給ローラ16の直径は13.6mm、現像ローラ17と供給ローラ16とのニップ幅は3mmのものを用いた。
<各実施例と比較例>
第1〜第3の実施形態を備えた現像装置による実施例を、それぞれ実施例1、2、3とし、図8(詳細は後述)の構成を備えた現像装置による比較例を、比較例1とした。
図8の詳細な説明として、図8は、現像剤収納室15aと現像剤供給室15bとを仕切る境界壁15cの面を示し、第1の開口部15dは、幅方向に配列した8つの開口部からなる。また、開口部は1つの過充填防止弁15fにより覆われている。8つの開口部は、それぞれ同じ大きさの四角形状をなし、幅方向に一直線に等間隔に配されている。
8つの開口部のうち、左から1つ目の開口部は開口部C1であり、左から4つ目の開口は開口部C2である。開口部C1は、第1乃至第3の実施形態の開口部51の位置に対応し、開口部C2は、第1乃至第3の実施形態の開口部102の位置に対応する。
<過充填防止弁のフィルム>
過充填防止弁のフィルムの厚さは、実施例1の端部過充填防止弁のみ50μmの薄いフィルムを用い、その他の過充填防止弁は100μmのフィルムを用いた。
過充填防止弁のフィルムの材料は、実施例2の端部過充填防止弁のみPPフィルム(ポリプロピレン)、曲げ弾性率1400MPaのフィルムを用い、その他の過充填防止弁はPET(ポリエチレンテレフタレート)、曲げ弾性率が2200MPaのフィルムを用いた。
<画像評価>
前記条件下で、左右余白35mmのA4横原稿を1000枚、2000枚、5000枚、10000枚連続出力した時の画像評価を行った。実施例1〜3において、開口部のう
ち、左端に配される開口部51近傍における原稿領域Aと、中央に配される開口部102
近傍における原稿領域Bのカブリ濃度を測定した。同様に、比較例1において、開口部の
うち、左端に配される開口部C1近傍における原稿領域Aと、中央に配される開口部C2近傍における原稿領域Bのカブリ濃度を測定した。結果を表1に表す。
<カブリ濃度>
画像評価の方法としてカブリ濃度(FD)を測定した。カブリ濃度とは、現像操作により本来白抜けとなるべき地肌部分にトナーが付着して黒くなる黒化濃度のことである。カブリ濃度(FD)0.005以上を評価基準とした。
Figure 2008310273
表1から明らかなように、実施例1〜3は、原稿領域A(両端)のカブリ濃度、原稿領域B(中央)のカブリ濃度ともに、評価基準を満たしていた。これに対し、比較例1は、5000枚以上の出力をした際の原稿領域Aにおいて、カブリ濃度の評価基準を満たさなかった。10000枚出力した際の原稿領域Aにおいて、実施例1〜3と比較例1のカブリ濃度を比較すると、実施例1、2、3は0.002〜0.003、比較例は0.01であり、比較例のカブリ濃度は評価基準を大きく上回った。
上記の結果より、実施例の1〜3において、原稿の両端部においてもトナーの入れ替わりが促進され、全画像域において安定した画像を形成できることが示された。
本発明は、複写機、プリンタ、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置で用いられる現像装置に関し、特に、一成分現像剤を用いた現像装置に好適に適用される。
本発明の現像装置を含む画像形成装置の断面図である。 本発明の現像装置の現像容器の断面図である。 本発明の現像装置の過充填防止弁の一例の断面図である。 本発明の現像装置の過充填防止弁の他の例の断面図である。 本発明の現像装置の境界壁の正面図である。 本発明の現像装置の境界壁の断面図である。 本発明の現像装置の境界壁の正面図である。 従来の現像装置の境界壁の正面図である。
符号の説明
11・・・・・・・像担持体(感光体ドラム)
15a・・・・・・トナー収納室
15b・・・・・・トナー供給室(ローラ収納室)
15c・・・・・・境界壁
15d・・・・・・第1の開口部
15e・・・・・・第2の開口部
15f・・・・・・過充填防止弁
50・・・・・・・端部開口部
51・・・・・・・端部開口部各部分
52・・・・・・・端部開口部各部分
53・・・・・・・端部開口部各部分
54・・・・・・・端部開口部各部分
60・・・・・・・端部過充填防止弁
61・・・・・・・端部過充填防止弁各部分
62・・・・・・・端部過充填防止弁各部分
100・・・・・・中央開口部
101・・・・・・中央開口部各部分
102・・・・・・中央開口部各部分
103・・・・・・中央開口部各部分
104・・・・・・中央開口部各部分
110・・・・・・中央過充填防止弁
111・・・・・・中央過充填防止弁各部分
112・・・・・・中央過充填防止弁各部分

Claims (6)

  1. 一成分現像剤が収納される現像剤収納室と、該現像剤収納室から前記現像剤が供給される現像剤供給室と、該現像剤供給室に配置され像担持体上の静電潜像を前記現像剤で現像して可視像とする現像手段とを備える現像部を有する現像装置において、
    第1開口部と該第1開口部の下方に配される第2開口部を備えるとともに、前記現像剤収納室と前記現像剤供給室とを仕切る境界壁と、
    該境界壁の面のうち前記現像剤収納室側の面に取り付けられるとともに前記第1開口部を覆う過充填防止弁を備え、
    前記過充填防止弁は、前記第1開口部の上縁より上方に位置する固定端と、前記第1開口部の下縁よりも下方に位置する自由端を備え、
    前記第1開口部は、前記境界壁幅方向に一直線上に複数配列される開口部からなり、該開口部は前記境界壁両端縁近傍に形成される端部開口部と、該端部開口部の間に形成される中央開口部とからなり、
    前記過充填防止弁は、前記端部開口部を覆う端部過充填防止弁と、前記中央開口部を覆う中央過充填防止弁からなり、
    前記第1開口部から前記現像剤が排出される時に、前記過充填防止弁に加わる現像剤排出力が、前記端部過充填防止弁と中央過充填防止弁とで等しい時に、前記端部過充填防止弁と前記境界壁との間に形成される角度が、前記中央過充填防止弁と前記境界壁との間に形成される角度よりも大きいことを特徴とする現像装置。
  2. 前記端部過充填防止弁の曲げ剛性が前記中央過充填防止弁の曲げ剛性よりも小さいことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記端部過充填防止弁が前記中央過充填防止弁よりも薄いことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  4. 前記端部過充填防止弁の弾性率が前記中央過充填防止弁の弾性率よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の現像装置。
  5. 前記端部過充填防止弁の自由端と前記中央部過充填防止弁の自由端の高さ位置が同じであり、
    前記端部過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法が、前記中央過充填防止弁の固定端から自由端までの長さ寸法より大きいことを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  6. 前記端部過充填防止弁の固定端が、前記中央過充填防止弁の固定端よりも上方に形成されることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2290462B1 (en) * 2009-09-01 2018-10-03 HP Printing Korea Co., Ltd. Developing device usable with image forming apparatus

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