JP2008309307A - 継手およびその加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削加工の工数が少なく、材料の歩留まりが良く、金型の寿命が長くなる継手およびその加工方法を提供する。
【解決手段】第1の鍛造素材32は、左右両方の側面から見て上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。図3(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材32の右端面325から、円形の孔部321が、底部322を有する止まり孔に形成されている。図3(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て上下方向及び左右方向が対称に一対形成されている。切削工程にて、雌セレーション溝15、螺子孔18、通し孔19、円孔20、20、切り割り13を削り出して、図1に示すようなヨーク7となる。
【選択図】図1

Description

本発明は継手、特に、ステアリング装置のステアリングシャフトの回転を伝達する軸同士を連結する継手、および、その加工方法に関する。
車両の前輪を操舵するステアリング装置では、ステアリングホイールの操作で回転するステアリングシャフトの動きを、自在継手を介してステアリングギヤの入力軸に伝達している。
図23は、車両のステアリング装置の一般的構成を示す斜視図である。ステアリングホイール1の動きはステアリングコラム2内に回転自在に設けたステアリングシャフト(図示省略)および中間シャフト3を介してステアリングギア4に伝達され、このステアリングギア4によって車輪の方向を操舵する。通常、上記ステアリングシャフトとステアリングギア4の入力軸とは互いに同一直線上に設けることが出来ない。
このため従来から、上記ステアリングシャフトとステアリングギア4への入力軸5の間に中間シャフト3を設け、この中間シャフト3の端部とステアリングシャフト、および、中間シャフト3の端部と入力軸5の端部とを、自在継手6、6を介して結合することにより、同一直線上に存在しないステアリングシャフトと入力軸5との間での動力伝達が行えるようにしている。また、ステアリングシャフトとステアリングギア4との間には、車輪からの振動を遮断する目的で、緩衝部材が組み込まれる場合がある。
図24は、図23のステアリング装置に使用される自在継手6の要部の側面図である。自在継手6は、二股状の腕部を有するヨーク7、7と、この二股状の腕部を結合する十字軸8で構成されている。
図25は、図24の自在継手6のヨーク7を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は縦断面図、(C)は(B)のN−N断面図、(D)は(B)の一部を断面にした下面図である。
ヨーク7は、継手要素14とアーム要素21とを備えている。継手要素14は、基端寄り部分に切り割り13を、内周面に雌セレーション15をそれぞれ有する円管状の結合筒部11を備えており、この結合筒部11は基端部に、上記切り割り13を挟んで上記結合筒部11と一体に設けられた一対のフランジ部16、17とを備えている。
一方のフランジ部16に、フランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔18が、また、この螺子孔18に螺合するボルトを挿通するため、他方のフランジ部17には、上記螺子孔18と同心に形成された通し孔19を備えている。アーム要素21は、この継手要素14の結合筒部11の反対側に二股状に形成された腕部12、12を有し、腕部12、12には、十字軸8(図24参照)との嵌合のための軸受を挿入するための一対の円孔(軸受け孔)20、20が形成されている。
このような継手を製造する方法として、熱間鍛造によって製造する方法があるが、中間シャフト3を挿入するための雌セレーション15の下穴の穴あけ加工、雌セレーション15の加工、切り割り13の加工は、全て切削加工が必要となる。また、熱間鍛造後には、部材の周囲に発生したバリを除去する工程が必要であり、成形後の形状精度がそれほど高くないことから、切削加工時の切削代が多く、材料の歩留まりが悪く、加工コストが増大する恐れがあった。
また、このような継手を製造する方法として、特許文献1に、冷間鍛造によって製造する技術が開示されている。特許文献1の継手の場合には、切り割り13を鍛造で加工するため、設計的に切り割りの溝幅が狭くなる場合には、金型に加わる負荷が大きくなるため、金型の寿命が短くなる恐れがあった。
また、このような継手を板材を折り曲げて製造する技術が、特許文献2に開示されている。特許文献2の継手の場合には、継手要素とアーム要素の結合作業が必要となる。この結合作業を溶接によって行う場合には、溶接部の精度や溶接部の強度のバラツキ等、品質を確保するための工数が増大する恐れがあった。
特開2005−113936号公報 特許第2534772号公報
本発明は、切削加工の工数が少なく、材料の歩留まりが良く、金型の寿命が長くなる、継手およびその加工方法を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、基端寄り部分に軸を嵌合するための孔部を備えた結合筒部と、上記結合筒部に孔部を挟んで対称位置に各々形成され、上記孔部に貫通しない一対の略対称形状の凹部と、上記凹部の一方に形成され、上記孔部に貫通する切り割りと、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と、上記フランジ部の一方に形成された螺子孔と、上記フランジ部の他方に、上記螺子孔に螺合するボルトを挿通するために上記螺子孔と同心に形成された通し孔と、上記凹部の他方に形成され、上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部とを有する継手において、上記孔部、上記一対の凹部、及び、上記結合筒部と一体に設けられた二対のフランジ部が鍛造により同時に成形されたものであることを特徴とする継手である。
第2番目の発明は、第1番目の発明の継手において、上記凹部は略V字状の凹部であることを特徴とする継手である。
第3番目の発明は、第1番目の発明の継手において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で、十字部材を軸支するための軸受け孔を有する一対の腕部が一体に形成されていることを特徴とする継手である。
第4番目の発明は、第1番目の発明の継手において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、内面に雌セレーションを有する円管状の緩衝部材が一体に形成されていることを特徴とする継手である。
第5番目の発明は、第1番目の発明の継手において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、外面に雄セレーションを有する中実軸の緩衝部材が一体に形成されていることを特徴とする継手である。
第6番目の発明は、基端寄り部分に軸を嵌合するための孔部を備えた結合筒部と、上記結合筒部に孔部を挟んで対称位置に各々形成され、上記孔部に貫通しない一対の凹部と、上記凹部の一方に形成され、上記孔部に貫通する切り割りと、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と、上記フランジ部の一方に形成された螺子孔と、上記フランジ部の他方に、上記螺子孔に螺合するボルトを挿通するために上記螺子孔と同心に形成された通し孔と、上記凹部の他方に形成され、上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部とを有する継手の加工方法であって、上記孔部、上記一対の凹部、及び、上記結合筒部と一体に設けられた二対のフランジ部を鍛造により同時に成形することを特徴とする継手の加工方法である。
第7番目の発明は、第6番目の発明の継手の加工方法において、上記凹部は略V字状の凹部であることを特徴とする継手の加工方法である。
第8番目の発明は、第6番目の発明の継手の加工方法において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で、十字部材を軸支するための軸受け孔を有する一対の腕部が一体に形成されていることを特徴とする継手の加工方法である。
第9番目の発明は、第6番目の発明の継手の加工方法において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、内面に雌セレーションを有する円管状の緩衝部材が一体に形成されていることを特徴とする継手の加工方法である。
第10番目の発明は、第6番目の発明の継手の加工方法において、上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、外面に雄セレーションを有する中実軸の緩衝部材が一体に形成されていることを特徴とする継手の加工方法である。
本発明の継手およびその加工方法では、基端寄り部分に軸を嵌合するための孔部を備えた結合筒部と、結合筒部に孔部を挟んで対称位置に各々形成され、孔部に貫通しない一対の略対称形状の凹部と、凹部の一方に形成され、孔部に貫通する切り割りと、切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と、フランジ部の一方に形成された螺子孔と、フランジ部の他方に、螺子孔に螺合するボルトを挿通するために螺子孔と同心に形成された通し孔と、凹部の他方に形成され、上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部とを有する継手において、孔部、一対の凹部、及び、結合筒部と一体に設けられた二対のフランジ部が鍛造により同時に成形される。
従って、凹部を対称形状に一対形成したことで、金型が対称形状になって簡略化できるため、金型に加わる負荷が小さくなり、金型の寿命が長くなる。また、鍛造で凹部が形成された部分に、切り割りを切削加工で形成するため、切削で除去する体積が小さくて済むため、切り割りを切削加工する時間が短くなり、切削工具の寿命も長くなり、加工コストを低減することができる。
さらに、凹部を対称形状に一対形成し、一方の凹部を切り割り加工して、そのフランジ部をボルトで締め付ける。従って、ボルトの締め付けで、他方の凹部が容易に弾性変形するため、他方の凹部が無い場合と比較して、ボルトの締め付け作業が容易となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例8を説明する。
図1は本発明の実施例1の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のE−E断面図、(D)は(B)の下面図である。図2は本発明の実施例1の自在継手のヨークの製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は図1の自在継手のヨークの素材となるブランクの正面図である。図3は図2のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。
図4は図3の鍛造品に腕部を鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。図5は図4の鍛造品の孔部の底部を打ち抜き加工した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。図6は図5の鍛造品の腕部の先端部を打ち抜き加工した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。
本発明の実施例1では、図1の継手要素14とアーム要素21を有するヨーク7が、図2〜図6に示す工程によって製作される。最初に用意されるブランク31は図2に示されるように、丸棒状の素材を所定の長さに切断した後、焼き鈍し処理を施し、表面にリン酸亜鉛等の潤滑皮膜層を形成しておく。この部分の説明は同様であるため、以下の実施例2から実施例3では、この部分の説明は省略する。
図2のブランク31を鍛造して、図3に示す第1の鍛造素材32を造る。この第1の鍛造素材32は、図3(A)、(C)に示すように、左右両方の側面から見て上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。また、図3(B)の軸方向(左右方向)の中央部よりも右側の端部にかけて、図3(C)に示すように、円弧状に突出した結合筒部11が形成される。
また、図3(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材32の右端面325から、円形の孔部321が、底部322を有する止まり孔に形成されている。孔部321は、図1の雌セレーション15の下孔である。
さらに、図3(B)の軸方向(左右方向)の中央部よりも右側の端部にかけて、図3(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て上下方向及び左右方向が対称に、一対形成されている。
上側の略V字状の凹部22は、第1の鍛造素材32の上端面323側から孔部321に向かって、図3(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部321には貫通しないように形成されている。
また、下側の略V字状の凹部23は、第1の鍛造素材32の下端面324側から孔部321に向かって、図3(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部321には貫通しないように形成されている。
また、略V字状の凹部(凹部)22、23を挟んで、第1の鍛造素材32の右側面326と左側面327によって、フランジ部16、17、24、25が形成されている。下側のフランジ部16、17と上側のフランジ部24、25は、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に形成されている。
次に、図3の第1の鍛造素材32を鍛造して、図4に示す第2の鍛造素材33を造る。この第2の鍛造素材33は、図3(B)の軸方向(左右方向)の中央部よりも左側の矩形部が、二股状に形成されて、図4(A)、(B)に示すように、腕部12、12が形成されている。腕部12、12の右端の結合部付近の底部331は、結合筒部11に形成された孔部321の底部322に接近して形成されて、打抜き加工が可能な程度の厚みになっている。
次に、図4の第2の鍛造素材33を打ち抜き加工して、図5に示す第3の素材34を造る。この第3の素材34は、図4(B)に示す結合筒部11に形成された孔部321の底部322を打ち抜き加工して、通し孔部341を形成する。この工程は必ずしも必要な工程では無く、設計的に不要であれば、上記底部322がある状態で使用することも可能である。
次に、図5の第3の素材34を打ち抜き加工して、図6に示す第4の素材35を造る。この第4の素材35は、図6(D)に示す腕部12、12の左端面351、351を、円弧状に打ち抜き加工して形成する。この第4の素材35の製造工程で、素材の製造工程は完了する。この工程の打ち抜き加工は、必要に応じて、切削加工によって対応してもよい。
この第4の素材35は、次の切削工程にて、雌セレーション15、螺子孔18、通し孔19、円孔20、20、切り割り13を削り出して、図1に示すようなヨーク7となる。切り割り13は、下側の略V字状の凹部23側に切削加工される。
本発明の実施例1では、略V字状の凹部を対称形状に一対形成したことで、金型が対称形状になって簡略化できるため、金型に加わる負荷が小さくなり、金型の寿命が長くなる。
また、鍛造で略V字状の凹部が形成された部分に、切り割りを切削加工で形成するため、切削で除去する体積が小さくて済むため、切り割りを切削加工する時間が短くなり、切削工具の寿命も長くなり、加工コストを低減することができる。
さらに、略V字状の凹部を対称形状に一対形成し、一方の略V字状の凹部を切り割り加工して、そのフランジ部をボルトで締め付ける。従って、ボルトの締め付けで、他方の略V字状の凹部は、V字の角度が大きくなる方向に弾性変形するため、他方の略V字状の凹部が無い場合と比較して、ボルトの締め付け作業が容易となる。
次に本発明の実施例2について説明する。図7は本発明の実施例2の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のF−F断面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、実施例1の変形例であって、結合筒部11を円弧状の凹部に形成し、フランジ部16、17、24、25よりも窪んだ形状に形成した例である。実施例2のヨーク7の製造工程は、実施例1のヨーク7の製造工程と同一であるので、詳細な説明は省略する。
次に本発明の実施例3について説明する。図8は本発明の実施例3の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のG−G断面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、実施例1の変形例であって、結合筒部11を平坦に形成し、フランジ部16、17、24、25と同一平面上に形成した例である。実施例3のヨーク7の製造工程は、実施例1のヨーク7の製造工程と同一であるので、詳細な説明は省略する。実施例2及び実施例3に示すように、結合筒部11は、凸形状、凹形状、平面状でもよく、さらにその形状も、円、楕円、矩形、あるいはそれらの組み合わせ等種々の形状が可能である。
次に本発明の実施例4について説明する。図9は本発明の実施例4の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のH−H断面図、(D)は(B)の下面図である。図10は本発明の実施例4の継手の製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は、図9の継手の素材となるブランクの正面図である。
図11は図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。図12は図11の鍛造品に段付の軸部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
本発明の実施例4では、図9の継手要素14と緩衝要素27を有する継手9が、図10〜図12に示す工程によって製作される。最初に用意されるブランク51は、図10に示されるように、丸棒状の素材を所定の長さに切断した後、焼き鈍し処理を施し、表面にリン酸亜鉛等の潤滑皮膜層を形成しておく。この部分の説明は同様であるため、以下の実施例5から実施例7では、この部分の説明は省略する。
図10のブランク51を鍛造して、図11に示す第1の鍛造素材52を造る。この第1の鍛造素材52は、図11(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図11(A)、(C)に示すように、左右両方の側面から見て、上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。また、図11(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図11(C)に示すように、円弧状に突出した結合筒部11が形成される。
また、図11(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材52の右端面525から、円形の孔部521が、底部522を有する止まり孔に形成されている。孔部521は、図9の雌セレーション15の下孔である。
さらに、図11(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図11(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に一対形成されている。
上側の略V字状の凹部22は、第1の鍛造素材52の右側の端部の上端面523側から孔部521に向かって、図11(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、下側の略V字状の凹部23は、第1の鍛造素材52の右側の端部の下端面524側から孔部521に向かって、図11(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、略V字状の凹部(凹部)22、23を挟んで、第1の鍛造素材52の右側面526と左側面527によって、フランジ部16、17、24、25が形成されている。下側のフランジ部16、17と上側のフランジ部24、25は、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に形成されている。また、図11(B)の軸方向(左右方向)の左側の端部にかけて、図11(A)に示すように、円柱状の軸部26が結合筒部11と一体的に形成されている。
次に、図11の第1の鍛造素材52を鍛造して、図12に示す第2の鍛造素材53を造る。この第2の鍛造素材53は、図12(A)、(B)に示すように、図12(B)で見て軸部26の左端に、軸部26よりも小径で円柱状の軸部41が、軸部26と同心に形成されている。
この工程は必ずしも必要な工程では無く、製造上不要であれば、図11の第1の鍛造素材52を鍛造して成形する際に、小径の軸部41を同時に形成することも可能である。また、図10のブランク51を製造する際に、小径の軸部41を同時に形成しておき、鍛造加工で、図12の形状にすることも可能である。小径の軸部41の形状は、雄セレーション、雄スプライン、多角形等、任意の非円形断面形状であってもよい。
この第2の鍛造素材53の製造工程で、素材の製造工程は完了する。この第2の鍛造素材53は、次の切削工程にて、雌セレーション15、螺子孔18、通し孔19、切り割り13、雄セレーション28、円環状の溝29を削り出して、図9に示すような継手9となる。切り割り13は、下側の略V字状の凹部23側に切削加工される。
上記雌セレーション15、雄セレーション28は、上記第1の鍛造素材52または第2の鍛造素材53を製造する際に、同時に鍛造で加工することも可能である。
本発明の実施例4では、略V字状の凹部を対称形状に一対形成したことで、金型が対称形状になって簡略化できるため、金型に加わる負荷が小さくなり、金型の寿命が長くなる。
また、鍛造で略V字状の凹部が形成された部分に、切り割りを切削加工で形成するため、切削で除去する体積が小さくて済むため、切り割りを切削加工する時間が短くなり、切削工具の寿命も長くなり、加工コストを低減することができる。
さらに、略V字状の凹部を対称形状に一対形成し、一方の略V字状の凹部を切り割り加工して、そのフランジ部をボルトで締め付ける。従って、ボルトの締め付けで、他方の略V字状の凹部は、V字の角度が大きくなる方向に弾性変形するため、他方の略V字状の凹部が無い場合と比較して、ボルトの締め付け作業が容易となる。
また、継手要素14と緩衝要素27が同時に成形できるため、継手要素14と緩衝要素27を個別に形成して両者を溶接した従来の製造方法に比較して、製造コストを削減することができる。
次に本発明の実施例5について説明する。図13は本発明の実施例5の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のJ−J断面図、(D)は(B)の下面図である。図14は本発明の実施例5の継手の製造工程を説明する図であり、図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。
図15は図14の鍛造品に段付の軸部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。
以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
本発明の実施例5は実施例4の変形例であって、図13に示す継手9が、図14〜図15に示す工程によって製作される。図10のブランク51を鍛造加工して、図14に示す第1の鍛造素材52を造る。この第1の鍛造素材52は、図14(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図14(A)、(C)に示すように、左右両方の側面から見て上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。また、図14(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図14(C)に示すように、円弧状に突出した結合筒部11が形成される。
また、図14(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材52の右端面525から、円形の孔部521が、底部522を有する止まり孔に形成されている。孔部521は、図13の雌セレーション15の下孔である。
さらに、図14(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図14(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に一対形成されている。
上側の略V字状の凹部22は、第1の鍛造素材52の右側の端部の上端面523側から孔部521に向かって、図14(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、下側の略V字状の凹部23は、第1の鍛造素材52の右側の端部の下端面524側から孔部521に向かって、図14(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、略V字状の凹部(凹部)22、23を挟んで、第1の鍛造素材52の右側面526と左側面527によって、フランジ部16、17、24、25が形成されている。下側のフランジ部16、17と上側のフランジ部24、25は、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に形成されている。また、図14(B)の軸方向(左右方向)の左側の端部にかけて、図14(A)に示すように、円柱状の軸部26が結合筒部11と一体的に形成されている。
次に、図14の第1の鍛造素材52を鍛造して、図15に示す第2の鍛造素材53を造る。この第2の鍛造素材53は、図15(A)、(B)に示すように、図15(B)で見て軸部26の左端に、軸部26よりも小径で円柱状の軸部41が、軸部26と同心に形成されている。
この第2の鍛造素材53の製造工程で、素材の製造工程は完了する。この第2の鍛造素材53は、次の切削工程にて、雌セレーション15、螺子孔18、通し孔19、切り割り13、雄セレーション28を削り出して、図13に示すような継手9となる。切り割り13は、下側の略V字状の凹部23側に切削加工される。
上記雌セレーション15、雄セレーション28は、上記第1の鍛造素材52または第2の鍛造素材53を製造する際に、同時に鍛造で加工することも可能である。
次に本発明の実施例6について説明する。図16は本発明の実施例6の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のK−K断面図、(D)は(B)の下面図である。図17は本発明の実施例6の継手の製造工程を説明する図であり、図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。
図18は図17の鍛造品に穴部を有する円筒部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
本発明の実施例6は実施例4の変形例であって、図16に示す継手9が、図17〜図18に示す工程によって製作される。図10のブランク51を鍛造加工して、図17に示す第1の鍛造素材52を造る。この第1の鍛造素材52は、図17(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図17(A)、(C)に示すように、左右両方の側面から見て、上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。また、図17(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図17(C)に示すように、円弧状に突出した結合筒部11が形成される。
また、図17(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材52の右端面525から、円形の孔部521が、底部522を有する止まり孔に形成されている。孔部521は、図16の雌セレーション15の下孔である。
さらに、図17(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図17(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に一対形成されている。
上側の略V字状の凹部22は、第1の鍛造素材52の右側の端部の上端面523側から孔部521に向かって、図17(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、下側の略V字状の凹部23は、第1の鍛造素材52の右側の端部の下端面524側から孔部521に向かって、図17(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部521には貫通しないように形成されている。
また、略V字状の凹部(凹部)22、23を挟んで、第1の鍛造素材52の右側面526と左側面527によって、フランジ部16、17、24、25が形成されている。下側のフランジ部16、17と上側のフランジ部24、25は、右側面から見て、上下方向及び左右方向が対称に形成されている。また、図17(B)の軸方向(左右方向)の左側の端部にかけて、図17(A)に示すように、円柱状の軸部26が結合筒部11と一体的に形成されている。
次に、図17の第1の鍛造素材52を鍛造して、図18に示す第2の鍛造素材53を造る。この第2の鍛造素材53は、図18(A)、(B)に示すように、図18(B)で見て軸部26の左端に、軸部26と同一外径で、孔部531を有する円管状部43が、軸部26と同心に形成されている。孔部531は、図16に示す雌セレーション42の下孔である。
この第2の鍛造素材53の製造工程で、素材の製造工程は完了する。この第2の鍛造素材53は、次の切削工程にて、雌セレーション15、螺子孔18、通し孔19、切り割り13、雌セレーション42を削り出して、図16に示すような継手9となる。切り割り13は、下側の略V字状の凹部23側に切削加工される。
上記雌セレーション15、雌セレーション42は、上記第2の鍛造素材53を製造する際に、同時に鍛造で加工することも可能である。孔部521の底部522と孔部531の底部を接近させて成形することも可能であるため、必要に応じて、打抜き加工で上記底部522を除去して、孔部521と孔部531を貫通させることも可能である。
次に本発明の実施例7について説明する。図19は本発明の実施例7の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のL−L断面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例7は、実施例4の変形例であって、結合筒部11を円弧状の凹部に形成し、フランジ部16、17、24、25よりも窪んだ形状に形成した例である。結合筒部11は、凸形状、凹形状、平面状でもよく、さらにその形状も、円、楕円、矩形等種々の形状が可能である。実施例7の継手9の製造工程は、実施例4の継手9の製造工程と同一であるので、詳細な説明は省略する。
次に本発明の実施例8について説明する。図20は本発明の実施例8の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のM−M断面図、(D)は(B)の下面図である。図21は本発明の実施例8の継手の製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は図20の継手の素材となるブランクの正面図である。
図22は図21のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分と作用についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
本発明の実施例8では、図20の継手要素14と嵌合部44を有する継手9が、図21〜図22に示す工程によって製作される。最初に用意されるブランク61は、図21に示されるように、丸棒状の素材を所定の長さに切断した後、焼き鈍し処理を施し、表面にリン酸亜鉛等の潤滑皮膜層を形成しておく。
図21のブランク61を鍛造加工して、図22に示す第1の鍛造素材62を造る。この第1の鍛造素材62は、図22(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図22(A)、(C)に示すように、左右両方の側面から見て、上下方向及び左右方向が対称な略矩形に形成されている。また、図22(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図22(C)に示すように、円弧状に突出した結合筒部11が形成される。
また、図22(C)の上下方向及び左右方向の中央部に、第1の鍛造素材62の右端面625から、円形の孔部621が、底部622を有する止まり孔に形成されている。孔部621は、図20の雌セレーション15の下孔である。
さらに、図22(B)の軸方向(左右方向)の右側の端部にかけて、図22(C)に示すように、略V字状の凹部(凹部)22、23が、右側面から見て上下方向及び左右方向が対称に一対形成されている。
上側の略V字状の凹部22は、第1の鍛造素材62の右側の端部の上端面623側から孔部621に向かって、図22(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部621には貫通しないように形成されている。
また、下側の略V字状の凹部23は、第1の鍛造素材62の右側の端部の下端面624側から孔部621に向かって、図22(C)の左右方向の幅が徐々に狭くなるように、V字状に形成され、V字の先端は、孔部621には貫通しないように形成されている。
また、略V字状の凹部(凹部)22、23を挟んで、第1の鍛造素材62の右側面626と左側面627によって、フランジ部16、17、24、25が形成されている。下側のフランジ部16、17と上側のフランジ部24、25は、右側面から見て上下方向及び左右方向が対称に形成されている。また、図22(B)の軸方向(左右方向)の左側の端部にかけて、図22(A)、(B)に示すように、段付の嵌合部44を形成するように、軸部26が結合筒部11と一体的に形成されている。
この第1の鍛造素材62の製造工程で、素材の製造工程は完了する。この第1の鍛造素材62は、次の切削工程にて、雌セレーション15、螺子孔18、通し孔19、切り割り13を削り出して、図20に示すような継手9となる。切り割り13は、下側の略V字状の凹部23側に切削加工される。
上記第1の鍛造素材62をさらに鍛造加工して、嵌合部44の軸心に、左端面628側から孔部を形成することも可能である。その場合、孔部621の底部622と、嵌合部44の軸心に形成した孔部の底部を接近させて成形することも可能であるため、必要に応じて、打抜き加工で上記底部622を除去して、孔部621を貫通させることも可能である。
上記雌セレーション15は、上記第1の鍛造素材62を製造する際に、同時に鍛造で加工することも可能である。また、上記嵌合部44は円形に形成されているが、楕円、多角形、雄セレーション、雄スプライン等任意の形状に形成することが可能である。
上記実施例では、凹部として略V字状の凹部を形成した例について説明したが、略U字状、矩形状、円形状、楕円状等の凹部でもよい。また、上記実施例では、結合筒部に雌セレーションを形成した例について説明したが、雌スプライン、多角形孔、楕円孔等の孔部でもよい。さらに、上記実施例では、鍛造で形成した下孔に雌セレーションを切削加工する例について説明したが、鍛造加工や押し込み加工等のプレス加工で雌セレーションを形成してもよい。
本発明の実施例1の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のE−E断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例1の自在継手のヨークの製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は図1の自在継手のヨークの素材となるブランクの正面図である。 図2のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図3の鍛造品に腕部を鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図4の鍛造品の孔部の底部を打ち抜き加工した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図5の鍛造品の腕部の先端部を打ち抜き加工した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例2の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のF−F断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例3の対象となる自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のG−G断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例4の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のH−H断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例4の継手の製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は、図9の継手の素材となるブランクの正面図である。 図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図11の鍛造品に段付の軸部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例5の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のJ−J断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例5の継手の製造工程を説明する図であり、図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図14の鍛造品に段付の軸部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例6の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のK−K断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例6の継手の製造工程を説明する図であり、図10のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 図17の鍛造品に穴部を有する円筒部を鍛造成形した工程を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例7の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のL−L断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例8の対象となる継手を示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)のM−M断面図、(D)は(B)の下面図である。 本発明の実施例8の継手の製造工程を説明する図であり、(A)は(B)の左側面図、(B)は図20の継手の素材となるブランクの正面図である。 図21のブランクを鍛造成形した形状を示し、(A)は(B)の左側面図、(B)は正面図、(C)は(B)の右側面図、(D)は(B)の下面図である。 車両のステアリング装置の一般的な構成を示す斜視図である。 ステアリング装置に使用される自在継手の要部の側面図である。 図24の自在継手のヨークを示す部品図であって、(A)は(B)の左側面図、(B)は縦断面図、(C)は(B)のN−N断面図、(D)は(B)の一部を断面にした下面図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
2 ステアリングコラム
3 中間シャフト
4 ステアリングギア
5 入力軸
6 自在継手
7 ヨーク
8 十字軸
9 継手
11 結合筒部
12 腕部
13 切り割り
14 継手要素
15 雌セレーション
16、17 フランジ部
18 螺子孔
19 通し孔
20 円孔(軸受け孔)
21 アーム要素
22、23 略V字状の凹部(凹部)
24、25 フランジ部
26 軸部
27 緩衝要素
28 雄セレーション
29 円環状の溝
31 ブランク
32 第1の鍛造素材
321 孔部
322 底部
323 上端面
324 下端面
325 右端面
326 右側面
327 左側面
33 第2の鍛造素材
331 底部
34 第3の素材
341 通し孔部
35 第4の素材
351 左端面
41 軸部
42 雌セレーション
43 円管状部
44 嵌合部
51 ブランク
52 第1の鍛造素材
521 孔部
522 底部
523 上端面
524 下端面
525 右端面
526 右側面
527 左側面
53 第2の鍛造素材
531 底部
61 ブランク
62 第1の鍛造素材
621 孔部
622 底部
623 上端面
624 下端面
625 右端面
626 右側面
627 左側面
628 左端面

Claims (10)

  1. 基端寄り部分に軸を嵌合するための孔部を備えた結合筒部と、
    上記結合筒部に孔部を挟んで対称位置に各々形成され、上記孔部に貫通しない一対の略対称形状の凹部と、
    上記凹部の一方に形成され、上記孔部に貫通する切り割りと、
    上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と、
    上記フランジ部の一方に形成された螺子孔と、
    上記フランジ部の他方に、上記螺子孔に螺合するボルトを挿通するために上記螺子孔と同心に形成された通し孔と、
    上記凹部の他方に形成され、上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と
    を有する継手において、
    上記孔部、上記一対の凹部、及び、上記結合筒部と一体に設けられた二対のフランジ部が鍛造により同時に成形されたものであること
    を特徴とする継手。
  2. 請求項1に記載された継手において、
    上記凹部は略V字状の凹部であること
    を特徴とする継手。
  3. 請求項1に記載された継手において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で、十字部材を軸支するための軸受け孔を有する一対の腕部が一体に形成されていること
    を特徴とする継手。
  4. 請求項1に記載された継手において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、内面に雌セレーションを有する円管状の緩衝部材が一体に形成されていること
    を特徴とする継手。
  5. 請求項1に記載された継手において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、外面に雄セレーションを有する中実軸の緩衝部材が一体に形成されていること
    を特徴とする継手。
  6. 基端寄り部分に軸を嵌合するための孔部を備えた結合筒部と、
    上記結合筒部に孔部を挟んで対称位置に各々形成され、上記孔部に貫通しない一対の凹部と、
    上記凹部の一方に形成され、上記孔部に貫通する切り割りと、
    上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と、
    上記フランジ部の一方に形成された螺子孔と、
    上記フランジ部の他方に、上記螺子孔に螺合するボルトを挿通するために上記螺子孔と同心に形成された通し孔と、
    上記凹部の他方に形成され、上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部と
    を有する継手の加工方法であって、
    上記孔部、上記一対の凹部、及び、上記結合筒部と一体に設けられた二対のフランジ部を鍛造により同時に成形すること
    を特徴とする継手の加工方法。
  7. 請求項6に記載された継手の加工方法において、
    上記凹部は略V字状の凹部であること
    を特徴とする継手の加工方法。
  8. 請求項6に記載された継手の加工方法において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で、十字部材を軸支するための軸受け孔を有する一対の腕部が一体に形成されていること
    を特徴とする継手の加工方法。
  9. 請求項6に記載された継手の加工方法において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、内面に雌セレーションを有する円管状の緩衝部材が一体に形成されていること
    を特徴とする継手の加工方法。
  10. 請求項6に記載された継手の加工方法において、
    上記結合筒部には、上記孔部とは反対側で軸線方向に延在し、外面に雄セレーションを有する中実軸の緩衝部材が一体に形成されていること
    を特徴とする継手の加工方法。
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