JP2008308866A - 網戸用戸車 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品数や加工の工程を少なくし、網戸の建込み時に毎に、建込み調整と外れ止め機構の調整を再三にわたり行う作業を必要としない網戸用戸車を提供する。
【解決手段】戸車30は戸車本体枠8内に摺動可能に装着された戸当り11並びに戸当りアーム15からなり、該戸当り11はサッシ外部側に設けられた網戸用下レール2に網戸3を建込んだ時に網戸3の竪框5から突出した形状にて設けられ、前記網戸用下レール2の枠に戸当りを衝突させたり、工具にて押動せしめることにより戸当り11を摺動させ、該戸当り11の摺動を戸当り11の他端から連繋して設けられた前記戸当りアーム15を介して網戸3の外れ止め機構に伝達させ、該網戸の外れ止め機構は摺動し回転可能な軸22を中心に下方向に作動して戸車3の車輪が前記網戸用下レール2から脱落しないように車輪ケース14の 戸車外れ止め32にてカバーする。
【選択図】図4

Description

本発明は、網戸など、比較的軽い扉に使用する戸車に関するものであり、本発明の網戸用戸車は、サッシ外部側に設けられた網戸用レールに網戸を嵌め込み、網戸の框から突出して設けられた戸当りを前記網戸用レールの枠に衝突させたり、工具にて押動せしめることにより、該戸当りを摺動させ、該戸当りの他端から連繋して設けられた戸当りアームを介して網戸の外れ止め機構を自動的に作動して網戸の脱落を防止できる網戸用戸車を提供するものである。
従来の網戸では、下部に戸車が取り付けられ、上部に外れ止め機構が取り付けられている。そして、網戸は下部レールに戸車を嵌め込んで戸車の高さを調整することにより、戸の建てつけ調整がなされ、前記網戸上部に設けられた外れ止め機構にて上下方向の位置を調整することにより、上部レールに対して外れ止めがなされるようになっていた。
従って網戸をサッシ枠に取り付けた時に、網戸の下部における戸車の高さ調整と、網戸の上部における外れ止め機構の調整と、網戸の上下2ヶ所の調整が必要であり、網戸の取り付けは意外に面倒なものであった。
特に高い位置にある外れ止め部材位置の調整は困難で、網戸を取り付けた時に外れ止め部材の位置の調整を忘れてしまって、網戸の開閉操作中に網戸が外れてしまうケースがあった。
斯くして、上記の問題を解決し、網戸の取り付け調整が簡単で確実に行え、しかも網戸の外れ止め機能が確実である戸車を提供するものとして特開2005−009077号(以下、特許文献1と称する)の発明が開示されている。
特許文献1の戸車は、戸の下部に取り付けられてレール上を移動する戸車であって、戸に固定される外枠と、外枠に上下移動自在に取り付けられた内枠と、内枠に回転自在に取り付けられた車輪と、戸の重量を支えうる力よりも小さい力で内枠を下方に移動する方向に付勢する弾性部材と、戸取外禁止位置と戸取外許容位置に切り替えられかつ上記各位置に保持されうるように外枠に取付けられた切替部材とを備えており、切換部材が戸取外禁止位置にあるときに、内枠が上下に移動することを許容し、戸取外許容位置にあるときに、内枠を上方の所定位置の戸取外可能位置に保持して下方に移動することを禁止するものであり、内枠が上方移動極限位置にあるときに、車輪のレールにのる部分が外枠および内枠のレールの真上に位置する部分より下方に位置しており、内枠に車輪がレールにのった状態から内枠がレールに対して上方に移動するときにレールの凸部と係合する凸部が形成されているものである。
そして、特許文献1の戸車によれば、上述のように切換部材を戸取外許容位置に保持した状態で戸を窓枠に取り付け、切換部材を戸取外禁止位置に切り換えることにより、戸の外れ止めを行うことができる。このため、従来のように、高所での外れ止め部材の位置の調整が不要になり、戸を取り付けたときの調整が極めて簡単になる。また、内枠が戸取外可能位置に調整ネジにより規制、保持されている状態においても、車輪のレールにのる部分が外枠および内枠のレールの真下に位置する部分より下方に位置しているので、戸を窓枠に取り付けたときに、車輪だけが下部レールにのり、しかも、弾性部材の強さが戸の重量を支えうる力よりも小さいので、切換部材を戸取外禁止位置に切り換えるだけで、戸を使用状態にすることができ、従って、戸の取付時に面倒な調整を必要としない。さらに、内枠に形成された凸部により外れ止め機構を確実に発揮することができると、いうものである。
而して、特許文献1の発明は、網戸の戸車位置において下部レールに戸車を嵌め込んで戸車の高さを調整や網戸の建てつけ調整が可能であり、また、網戸の戸車部分に網戸の外れ止め機構が内蔵されているにで、網戸のサッシ枠上部に設けられた上部レールには網戸の上枠をはめ込むのみの簡単な作業で網戸の取り付け調整のできる便利な戸車を提供している。
然しながら、特許文献1の発明は、便利になった反面、部品数や加工工程が大幅に増えてしまっている。また、サッシ枠の網戸用レールに取り付けて建てつけ調整をした後は、該建てつけ状態を保持するために調整ネジを用いてその状態を固定し、該調整ネジにより外れ止め機構の作動範囲をも規制しているために、網戸をサッシ枠から取り外す際には、前記調整ネジを操作して外れ止め機構を解除する必要があり、取り外した網戸を元のサッシ枠に取り付ける場合には、また、建てつけ調整と外れ止め機構の調整、並びに調整ビスによる保持固定作業が必要となる。
また、特開2006−342591号(以下、特許文献2と称する)の発明は、網戸の建て付けや取り外し時における操作及び車輪の高さ調整が室内側からでき、且つ網戸の立て付け後は網戸が持ち上げられたときに車輪がレールから外れるのを防止できる網戸用戸車に関するものである。
特許文献2の発明は、網戸用戸車装置においてスライダーは網戸幅方向にスライド自在にケースに保持してあると共にスライド操作部を有し、スライド操作部は下框の室内側に設けた網戸幅方向に長い長孔内を移動するものであると共に室内側から操作自在であり、アームはスライダーに軸着してあり、付勢部材はアームを常時下方に回転するように付勢しており、車軸高さ調整具はケースの上部に設けてあり且つ室内側から操作自在であり、スライド操作部が網戸幅方向の先端側に位置しているときに、アームの下方移動が規制されており、スライド操作部が網戸幅方向の中央部側に位置しているときに、アームが下方に移動自在になる構成を有している。
特許文献2の発明によれば、網戸用戸車の車軸を上位置で保持したり下方に移動自在にする操作を下框に室内側に設けたスライド操作部で行うことができるので、スライド操作部の操作が容易であるとともに引き戸であっても室内側から網戸の建込みや取り外しができる。建込み後は網戸が持ち上げられても車軸が下方に移動自在であるからレールから外れるのを防止できる。
そして、車軸高さ調整具で車軸の高さを一度調整した後に、網戸を外して再度建込んだ場合でも車軸高さ調整具を網戸を外す前の高さでアームに当接することができるもので、若し、車輪高さを一度調整した後に網戸を外して再度建込んだ場合でも車輪高さ調整具を網戸を外す前の高さで建込むことができる。
従って、特許文献2の発明は、特許文献1の如く調整ネジを用いて建込み状態を保持固定し、該調整ネジにより外れ止め機構の作動範囲をも規制しているものではないので、網戸をサッシ枠から取り外す際に、前記調整ネジを操作して外れ止め機構を解除する必要もなくなり、また取り外した網戸を元のレールに建込む場合において、建込み調整と外れ止め機構の調整を再三にわたり行い、該調整結果を調整ビスにて保持固定する作業を必要としない。そして、特許文献2の発明において、前記車輪の高さ調整は、網戸を建込んだ状態にて室内側から容易に行える優れた機能をもつ網戸用戸車である。
然しながら、前記特許文献2の発明は、特許文献1と同様に便利になった分だけ部品数や加工の工程が多くなって、それらがコストアップに繋がってきている。
また、特許文献2の発明は、その構成上、網戸用戸車の車軸を上位置で保持したり、また下方に移動自在にする操作するためのスライド操作部や、高さ調整部材のネジ頭が、網戸下框の室内側に開口部として設けられており、これらの開口部を穿設する作業も、打ち抜き型を製作してコスト高に繋がる煩わしい工程であるばかりか、本来突起物を有せず平板形状の下框の部屋内側に開口部や突起形状物が付加されるデザインは機能的とはいえ、意匠的にはすっきりしたものではない。
特開2005−009077号公報 特開2006−342591号公報
而して本発明が解決しようとする課題は、部品数や加工の工程を少なくし、特許文献1の如く網戸の建込み時毎に、建込み調整と外れ止め機構の調整を再三にわたり行う作業を必要としない網戸用戸車を提供する。
また、特許文献2の如く網戸用戸車の車軸を上方位置で保持したり、また下方に移動自在にする操作するためのスライド操作部や、高さ調整部材のネジ頭が、網戸下框の室内側に開口部として設けられていない網戸用戸車を提供するものである。
本発明は、網戸の下部端部近傍に対向して設けられサッシ枠に設けられた網戸用レール上を移動する一対の戸車において、該戸車は戸車機構全体を保持して網戸の下框、並びに竪框内に装着される戸車本体枠と戸車本体枠内に摺動可能に装着された戸当り並びに戸当りアームからなり
該戸当りはサッシ外部側に設けられた網戸用レールに網戸を建込んだ時に網戸の框から突出した形状にて設けられ、前記網戸用レールの枠に戸当りを衝突させたり、工具にて押動せしめることにより戸当りを摺動させ、該戸当りの摺動を戸当たりの他端から連繋して設けられた前記戸当りアームを介して網戸の外れ止め機構に伝達させ、該網戸の外れ止め機構は摺動回転軸を中心に下方向に作動して戸車の車輪が前記網戸用のレールから脱落しないように車輪ケースにてカバーすることを最も重要な特徴とする。
本発明において、戸当りの摺動を戸当たりの他端から連繋して設けられた戸当りアームは、摺動回転軸を中心に網戸の外れ止め機構を下方向に作動して戸車の車輪が前記網戸用のレールから脱落しないように車輪ケースにてカバーすると同時に、前記外れ止め機構の作動を固定するために戸車本体枠に穿設された係合孔に戸当りアーム先端部の係合爪を係合して網戸の外れ止め機構を下方向に作動し固定した状態を維持可能にした構成であることが好ましい。
また、本発明は、戸車本体枠内に設置された網戸の外れ止め機構を戸当たりと戸当りアームの摺動にて下方向に作動し固定した状態において、
該網戸を網戸用レールから外す場合には網戸をレールから持ち上げることにより前記網戸の外れ止め機構を下方向にて固定している戸車本体枠に穿設された係合孔に係合した戸当りアームの係合爪を解除し、該戸当りアームをキックバネにより網戸建込み直後の状態に戻すと共に、前記戸当りを網戸の框から突出した状態に戻すことができる構成であることが好ましい。
更に本発明において、戸車の本体枠内に設置され網戸の建て込みの調整を行う機構は、該本体枠内に回転可能に設けられた調整ネジ、該調整ネジの回転により左右に摺動可能な調整蓋、並びに網戸の車輪を保持する車輪ケースからなり、前記調整ネジの回転により調整蓋を介して前記車輪ケース端部のアール部を調整蓋の斜面係合部に当接することで網戸の戸車が網戸用レールに建込まれた状態で戸車位置を固定する構成であることが好ましい。
本発明は、上述した構成により、部品数や加工の工程を少なくし、特許文献1の如く網戸の建込み時毎に、建込み調整と外れ止め機構の調整を再三にわたり行う作業を必要としない網戸用戸車を提供することができた。
また、本発明は特許文献2の如く網戸用戸車の車軸を上方位置で保持したり、また下方に移動自在にする操作するためのスライド操作部や、高さ調整部材のネジ頭が、網戸下框の室内側に開口部として設けられていない網戸用戸車を提供することができた。
而して、本発明の網戸用戸車は、サッシ外部側に設けられた網戸用レールに網戸を嵌め込み、網戸の框から突出して設けられた戸当りを前記網戸用レールの枠に衝突させたり、工具にて押動せしめることにより、該戸当りを摺動させ、該戸当りの他端から連繋して設けられた戸当りアームを介して網戸の外れ止め機構を自動的に作動して網戸の脱落を防止できる操作性並びに施工性の良い網戸用戸車を提供可能とした。
本発明において対象となる戸車は網戸など比較的軽い扉に使用する戸車に関するものであり、本発明の網戸用戸車は、サッシ外部側に設けられた網戸用レールに網戸を嵌め込み、網戸の框から突出して設けられた戸当りを前記網戸用レールの枠に戸当りを衝突させたり、工具にて押動せしめることにより戸当りを摺動させ、該戸当りの摺動を戸当たりの他端から連繋して設けられた前記戸当りアームを介して網戸の外れ止め機構に伝達させ、該網戸の外れ止め機構は摺動回転軸を中心に下方向に作動して戸車の車輪が前記網戸用のレールから脱落しないように車輪ケースにてカバーするものである。
また、本発明は、戸車本体枠内に設置された網戸の外れ止め機構を前記戸当たりと戸当りアームの摺動にて下方向に作動し固定した状態において、該網戸を網戸用レールから外す場合には網戸をレールから持ち上げることにより前記網戸の外れ止め機構を下方向にて固定している戸車本体枠に穿設された係合孔に係合した戸当りアームの係合爪を解除し、該戸当りアームをキックバネにより網戸建込み直後の状態に戻すと共に、前記戸当りを網戸の框から引き出して元の突出した状態に戻すことができる構成を有している。
本発明の実施例を図1乃至図9に基づいて説明する。図1はサッシ枠と網戸との関連を説明する斜視説明図、図2は本発明の網戸用戸車の形状を示す正面図、図3は図2の左側面図、図4は本発明の網戸用戸車の部品説明図、図5乃至図9は本発明の動作説明図である。
図1乃至図9において、1はアルミ押出型材で形成されるサッシ下枠、2は該サッシ下枠1の外部側に設けられた網戸用下レール、3は該網戸用下レール2に係合してレール上を摺動する網戸、該網戸3は下框4と竪框5、そして上框(図示せず)により網戸枠が構成されており、該網戸枠に網6が張られている。
而して、網戸3の竪框5、並びに下框4には対向して一対の網戸用戸車7が埋め込まれるように装着されている。図1は一対の網戸用戸車の内片側のみを斜め横から図示したもので、8は主に樹脂成型等にて製作される戸車本体枠、9は該戸車本体枠8を竪枠5に固定する固定用ビス、10は網戸の建て込み調整を行う調整ネジ、11は戸当りを示している。
図2及び図3において、図2は前記網戸用戸車7を示し、図3は図2の左側面を示しており、8は戸車本体枠、10は網戸の建て込み調整を行う調整ネジ、11は戸当り、12は前記戸車本体枠8を竪枠5に固定する固定用ビス9用のビス穴である。
そして、網戸用戸車7は戸車本体枠8内に戸当り11に連繋して摺動する調整蓋13、並びに戸車ケース14有している。
図4は戸車本体枠8を分解した状態、即ち、部品図を示すもので、8は戸車本体枠、10は調整ネジ、11は戸当り、12は戸車本体枠8を竪枠5に固定する固定用ビス9のネジ穴、13は調整蓋、14は戸車ケースを示している。
前記戸当たり11は該戸当り11に連結した戸当りアーム15を有しており、該戸当りアーム15は戸車本体枠8に設けられた摺動部16に装着され、戸当たり1の動きに連動して図4上で左右に摺動する。
戸当りアーム15の先端部は二股に分かれた形状で、該上方の先端部は、前記戸車本体枠8に穿設されたピン摺動溝17を介してハート型カム穴18に係合しているピン19でその動きを規制されている可撓性の係合爪20を有する可撓アーム21、他方は上記可撓アーム21の下方に位置して、前記戸車ケース14を軸22にて回動可能に保持する保持アーム23からなる。
而して、前記可撓性の係合爪20を先端部に有する可撓アーム21は戸当りアーム15の摺動にあわせて戸車本体枠8内を摺動し、該動きに連動して、ハート型カム穴18に係合しているピン19がハート型カム穴18内を習動して係合爪20を上下に押し上げ、または押し下げる動きをなし、戸車本体枠8上部に穿設された係合孔24、25のどちらかに係合したり、脱抜したりする。そして、当該係合爪20の係合、脱抜は、係合爪20が係合孔24に係合している際には、前記戸当たり11が図1に示す竪框5から突設した状態にあり、係合爪20が係合孔24に係合している場合には、図2の如く戸当たり11が戸車本体枠8に子近接した状態になる。
また、前記保持アーム23は戸車ケース14を軸22にて回動可能に保持され、該保持アーム23の軸22は戸車本体枠8に穿設された軸用長溝26に端部を係合され、他端はキックバネ27を介して、前記戸車ケース14の軸受け28に回動可能に装着されている。
戸車ケース14には戸車軸29にて戸車30が回転可能に装着され、該戸車30には戸車30の凹部脱輪防止機構を構成するために戸車30より直径の大きい外輪31が設けられており、また、戸車ケース14には戸車外れ止め32を設けている。
次に、前記調整蓋13は戸車本体枠8に螺合された調整ネジ10の先端部が調整蓋13の左端部に穿たれた調整ネジ孔33に螺合しており、該調整ネジ10を緩めたり、締め付けることにより、戸車本体枠8内を調整蓋13が左右に摺動する。該調整蓋13の摺動は他端に設けられた斜め係合部34を前記戸車ケース14の当接部35に当接せしめ、戸車ケース14をキックバネ27に逆らって下方に押し下げる。
而して、戸車ケース14の下方への回動は図示していない網戸上部のサッシに設けられた上レールと戸車30間の間隔を調整するものであり、前記調整ネジ10の操作による戸車ケース14の下方への回動は網戸3の建て込み調整を行う機構である。
図5乃至図9は上述した一連の動作を順をおって図示したもので、図5は、本発明の網戸用戸車を網戸3の下框4に取り付けた直後の状態を示している。
図5において、想像線36は網戸用下レール2の天端位置を示しており、戸当り11は、まだ、網戸用レール枠に該戸当り11を衝突させたり、工具にて押動して、戸当り11を右側に摺動させて網戸3をスライドさせて使える状態にはなってない。
図6は、戸当り11を想像線の位置から、戸車本体枠8側に衝突させ網戸用戸車7を網戸3にセット完了状態を示しており、この状態で、前記可撓アーム21の係合爪20は係合孔24を離れ、係合孔25に係合して戸当り11の収納状態を維持している。
図7は図6の状態で、調整ネジ10締め付けることにより、戸車本体枠8内の調整蓋13を左右に摺動する。調整蓋13の摺動は他端に設けられた斜め係合部34で前記戸車ケース14の当接部35に当接され、戸車ケース14をキックバネ27に逆らって下方に押し下げる。
前記戸車ケース14の下方への回動は、図示していないが網戸上部のサッシに設けられた上レールと戸車30間の間隔を調整するものであり、調整ネジ10の操作による戸車ケース14の下方への回動は網戸3の建て込み調整を行う機構である。
尚、前記建て込み操作中にあっては、係合爪20は係合孔25に係合しており、戸当り11は図5の状態に戻すことはできない。
従って、通常、網戸3を使用する場合には、建て込み調整を行った図7の状態にて、網戸3を引き戸として使用する。
図8、図9は網戸3を網戸用下レール2から外す必要が生じた場合の動作である。
図8は網戸3を網戸用上レール(図示せず)と網戸用下レール2間で上に持ち上げた状態を示している。
図8において、戸車30を保持した戸車ケース14は、保持アーム23と戸車ケース14間に設けたキックバネ27により、網戸3を持ち上げた分だけ回動して戸車30を常に網戸用下レール2の天端に押し付け、前記戸車外れ止め32も網戸用下レール2に引っかかり、外れ止め機構が動作している状態であるために網戸3を網戸用下レール2からはずすことはできない。
然し、図8においては、前記係合爪20が係合孔25から外れた状態になっており、矢印方向に戸当り11を引くと、図9の如く戸当たり11が摺動し、前記係合爪20が係合孔24に係合して図5と同様の状態もどる。
本発明においては、図5と図9の動作で異なる点は、図9の状態が図7にて行った建て込み調整をリセットされることなく残していることであり、このことは、再度、網戸3を建て込むときに網戸3の建て込み操作を不要にする便利な利点を提供するものである。
而して、本発明は、網戸3の下部端部近傍に対向して設けられサッシ下枠1に設けられた網戸用下レール2上を移動する一対の戸車30において、該戸車30は戸車機構全体を保持して網戸3の下框4、並びに竪框5内に装着される戸車本体枠8と戸車本体枠8内に摺動可能に装着された戸当り11並びに戸当りアーム15からなり該戸当り11はサッシ外部側に設けられた網戸用下レール2に網戸3を建込んだ時に網戸3の竪框5から突出した形状にて設けられ、前記網戸用下レール2の枠に戸当りを衝突させたり、工具にて押動せしめることにより戸当り11を摺動させ、該戸当り11の摺動を戸当り11の他端から連繋して設けられた前記戸当りアーム15を介して網戸3の外れ止め機構に伝達させ、該網戸の外れ止め機構は摺動し回転可能な軸22を中心に下方向に作動して戸車3の車輪が前記網戸用下レール2から脱落しないように車輪ケース14の 戸車外れ止め32にてカバーするものである。
また、本発明において、前記戸当り11の摺動を戸当り11の他端から連繋して設けられた戸当りアーム15は軸を22中心に網戸3の外れ止め機構を下方向に作動して戸車3の車輪が前記網戸用下レール2から脱落しないように車輪ケース14の戸車外れ止め32にてカバーすると同時に、前記外れ止め機構の作動を固定するために戸車本体枠8に穿設された係合孔25に戸当りアーム15の係合爪20を係合して網戸3の外れ止め機構を下方向に作動し固定した状態を維持可能にしたものである。
更に、本発明は、前記戸車本体枠8内に設置された網戸3の外れ止め機構を戸当り11と戸当りアーム15の摺動にて下方向に作動し固定した状態において、該網戸3を網戸用下レール2から外す場合には網戸3を網戸用下レール2から持ち上げることにより前記網戸3の外れ止め機構を下方向にて固定している戸車本体枠8に穿設された係合孔25に係合した戸当りアーム15の係合爪20を解除し、該戸当りアーム15をキックバネ27により網戸建込み直後の状態に戻すと共に、前記戸当り11を網戸3の竪框5から突出した状態に戻す構成の網戸用戸車である。
更にまた、本発明は戸車本体枠8内に設置され網戸3の建て込みの調整を行う機構は、該戸車本体枠8内に回転可能に設けられた調整ネジ10、該調整ネジ10の回転により左右に摺動可能な調整蓋13、並びに網戸3の戸車30を保持する車輪ケース14からなり、前記調整ネジ10の回転により調整蓋13を介して前記車輪ケース14端部に設けられた当接部35を調整蓋13の斜め係合部34に当接することで網戸3の戸車30が網戸用下レール2に建込まれた状態で戸車30位置を固定する構成とした。
而して本発明は、部品数や加工の工程を少なくし、従来装置の如く網戸の建込み時毎に、建込み調整と外れ止め機構の調整を再三にわたり行う作業を必要としない網戸用戸車を提供する。
また、本発明は従来装置の如く網戸用戸車の車軸を上方位置で保持したり、また下方に移動自在にする操作するためのスライド操作部や、高さ調整部材のネジ頭が、網戸下框の室内側に開口部として設けられていない網戸用戸車を提供するものであり、その産業上の利用価値は頗る大きい。
サッシ枠と網戸の関連を説明する斜視説明図である。 本発明の網戸用戸車の外観形状を示す正面図である。 図2の左側面図である。 本発明の部品説明図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の動作説明図である。 本発明の動作説明図である。
符号の説明
1 サッシ下枠
2 網戸用下レール
3 網戸
4 下框
5 竪框
6 網
7 網戸用戸車
8 戸車本体枠
9 固定用ビス
10 調整ネジ
11 戸当り
12 ビス穴
13 調整蓋
14 戸車ケース
15 戸当りアーム
16 摺動部
17 ピン摺動溝
18 ハート型カム穴
19 ピン
20 係合爪
21 可撓アーム
22 軸
23 保持アーム
24 係合孔
25 係合孔
26 軸用長溝
27 キックバネ
28 軸受け
29 戸車軸
30 戸車
31 外輪
32 戸車外れ止め
33 調整ネジ孔
34 斜め係合部
35 当接部

Claims (4)

  1. 網戸の下部端部近傍に対向して設けられサッシ枠に設けられた網戸用レール上を移動する一対の戸車において、
    該戸車は戸車機構全体を保持して網戸の下框、並びに竪框内に装着される戸車本体枠と戸車本体枠内に摺動可能に装着された戸当り並びに戸当りアームからなり、
    該戸当りはサッシ外部側に設けられた網戸用レールに網戸を建込んだ時に網戸の框から突出した形状にて設けられ、
    前記網戸用レールの枠に戸当りを衝突させたり、工具にて押動せしめることにより戸当りを摺動させ、
    該戸当りの摺動を戸当たりの他端から連繋して設けられた前記戸当りアームを介して網戸の外れ止め機構に伝達させ、
    該網戸の外れ止め機構は摺動回転軸を中心に下方向に作動して戸車の車輪が前記網戸用のレールから脱落しないように車輪ケースにてカバーすること、
    を特徴とする網戸用戸車。
  2. 前記戸当りの摺動を戸当たりの他端から連繋して設けられた戸当りアームは摺動回転軸を中心に網戸の外れ止め機構を下方向に作動して戸車の車輪が前記網戸用のレールから脱落しないように車輪ケースにてカバーすると同時に、
    前記外れ止め機構の作動を固定するために戸車本体枠に穿設された係合孔に戸当りアーム先端部の係合爪を係合して網戸の外れ止め機構を下方向に作動し固定した状態を維持可能にしたこと、
    を特徴とする請求項1に記載された網戸用戸車。
  3. 前記戸車本体枠内に設置された網戸の外れ止め機構を戸当たりと戸当りアームの摺動にて下方向に作動し固定した状態において、
    該網戸を網戸用レールから外す場合には網戸をレールから持ち上げることにより前記網戸の外れ止め機構を下方向にて固定している戸車本体枠に穿設された係合孔に係合した戸当りアームの係合爪を解除し、
    該戸当りアームをキックバネにより網戸建込み直後の状態に戻すと共に、前記戸当りを網戸の框から突出した状態に戻すこと、
    を特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の網戸用戸車。
  4. 前記戸車の本体枠内に設置され網戸の建て込みの調整を行う機構は、該本体枠内に回転可能に設けられた調整ネジ、
    該調整ネジの回転により左右に摺動可能な調整蓋、並びに網戸の車輪を保持する車輪ケースからなり、
    前記調整ネジの回転により調整蓋を介して前記車輪ケース端部のアール部を調整蓋の斜面係合部に当接することで網戸の戸車が網戸用レールに建込まれた状態で戸車位置を固定すること、
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の網戸用戸車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010150866A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Sankyo Tateyama Aluminium Inc 網戸の戸車装置及び網戸
CN105081718A (zh) * 2014-05-15 2015-11-25 高林 一种纱网和边框同时组合的制备工艺、组框机和纱窗
JP2018044430A (ja) * 2016-09-08 2018-03-22 Ykk Ap株式会社 戸車装置及び網戸

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