JP2008308297A - シート材貼着装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材貼着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008308297A
JP2008308297A JP2007157929A JP2007157929A JP2008308297A JP 2008308297 A JP2008308297 A JP 2008308297A JP 2007157929 A JP2007157929 A JP 2007157929A JP 2007157929 A JP2007157929 A JP 2007157929A JP 2008308297 A JP2008308297 A JP 2008308297A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
sheet
image
gas
adhering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007157929A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Ishibashi
幹生 石橋
Kazuhisa Sudo
和久 須藤
Reki Nakamura
暦 中村
Megumi Otoshi
恵 大年
Yukiko Iwasaki
有貴子 岩▲崎▼
Kazuhiko Yuki
和彦 結城
Noriyuki Koinuma
宣之 鯉沼
Takashi Sakamaki
崇 酒巻
Takashi Yoshida
隆司 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2007157929A priority Critical patent/JP2008308297A/ja
Publication of JP2008308297A publication Critical patent/JP2008308297A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】シート材間での気泡の形成を抑制して光沢、質感の高い画像を容易、確実に形成することの可能なシート材貼着装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】第1シート材100と第2シート材91との間に、空気等の気体を斜交部103に向かって吹き付ける気体吹き付け手段110を配設している。この気体吹き付け手段110から斜交部103に向かって気体を吹き付ける(矢印C参照)ことによって、斜交部103を押し広げで貼り合わせ角度θを大きくすることができる。この気体吹き付け手段110による貼り合わせ角度θの調整は、気体吹き付け手段110の配置位置や吹き付ける気体の流量、流速を制御することによって最適に行うことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シート材貼着装置の貼着方法を改善する技術及び該シート材貼着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来、プリンター、複写機等の電子写真方式による画像形成装置を利用して、光沢があり、質感を有する画像を形成することが行われている。例えば、電子写真方式の画像形成装置によって片面に鏡像画像を形成させた透明シートと白色紙とを、その画像を挟み込むようにして貼着して画像記録シートを形成するシート材貼着装置を備えた画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照)
特開平3−50586号公報
しかしながら、特許文献1記載のものでは、スプレー糊等の粘着剤を透明シートの画像面側に噴霧して、透明シートと白色紙とを人手による作業等で貼り合わせるために、透明シートと白色紙との間に気泡が形成され易く、気泡が介在した部分で乱反射が起こり画質が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、シート材間での気泡の形成を抑制して光沢、質感の高い画像を容易、確実に形成することが可能なシート材貼着装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と前記第2シート材とを所要の貼着角度をもって貼り合わせる貼着手段と、前記第1シート材と前記第2シート材との間に配設され、前記第1シート材と第2シート材の斜交部に向かって気体を吹き付ける気体吹き付け手段と、を備えたことを特徴とするシート材貼着装置としたものである。
また、請求項2の発明は、請求項1記載のシート材貼着装置において、前記気体吹き付け手段は、前記第1シート材と第2シート材の先端部が前記貼着手段によって張り合わせた後に気体を前記斜交部に吹き付けるように制御されることを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載のシート材貼着装置において、前記第1シート材は、少なくとも一部に透明部を有し、当該透明部に鏡像画像を有する記録媒体であり、前記第2シート材は、基材表面に粘着剤層を有する非透明白色媒体であり、前記貼着手段は、前記第1シート材の鏡像画像を有する面と、前記第2シート材の粘着剤層を対向させて貼り合わせることを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか1項記載のシート材貼着装置において、前記第1シート材と第2シート材の斜交部の上流側に、前記第1シート材と第2シート材を検出する検出手段をそれぞれ設けたことを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項4記載のシート材貼着装置において、前記検出手段の前記第1シート材と第2シート材の検出に基づいて前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作が制御されることを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項5記載のシート材貼着装置において、前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作は、前記検出手段によって前記第1シート材と第2シート材の先端部を検出した後に開始されるように制御されることを特徴とする。
また、請求項7の発明は、請求項5又は6記載のシート材貼着装置において、前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作は、前記検出手段によって前記第1シート材と第2シート材が検出されないときに停止されるように制御されることを特徴とする。
また、請求項8の発明は、トナー画像を担持する像担持体と、当該像担持体のトナー像を第1シート材に転写させる転写装置と、当該トナー像を有する第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と第2シート材とを貼り合わせる貼着手段を有するシート材貼着装置を備えた画像形成装置において、記シート材貼着装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載のシート材貼着装置であることを特徴とする。
また、請求項9の発明は、請求項8記載の画像形成装置において、前記トナー画像は、粒径が6μm以下のトナー粒子によって形成されることを特徴とする。
本発明によれば、第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と前記第2シート材とを所要の貼着角度をもって貼り合わせる貼着手段と、前記第1シート材と前記第2シート材との間に配設され、前記第1シート材と第2シート材の斜交部に向かって気体を吹き付ける気体吹き付け手段を備えることによって、シート材間での気泡の形成を抑制して光沢、質感の高い画像を容易、確実に形成することの可能なシート材貼着装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明者らは、第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と前記第2シート材とを所要の貼着角度をもって貼り合わせる貼着手段を備えたシート材貼着装置において、第1シート材と第2シート材との張り合わせ時に、これらのシート材間に気泡が形成されることを抑制するために、種々検討を行った。その結果、第1シート材と第2シート材の先端部同士が粘着された後にこれらのシート材間の貼着角度を適当に制御したとき、これらのシート材間に気泡が形成されることが抑制されることを見出した。この発見に基づき、さらなる検討を進めた結果、シート材間の貼着角度を第1シート材と第2シート材の斜交部に向かって空気等の気体を吹き付けた時に、適切な貼着角度を形成することが可能となり、シート材間に気泡が形成されることが抑制できることを究明した。本発明は、かかる究明に基づきなされたものであり、以下、実施形態に基づいて説明する。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す図、図2は、当該画像形成装置に使用される感光体ユニットの概略構成を示す図である。本実施形態に係る画像形成装置は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色の画像を形成するための4つの画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kを備える。なお、Y、C、M、Kの色順は、図1に限るものでなく、他の並び順であっても構わない。
画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kは、それぞれ、像担持体としての感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kと、後述する感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電ローラ14等の帯電手段、現像手段10及び一次転写ユニット6によって感光体ドラム表面のトナー像が転写搬送ベルト60に転写された後に感光体ドラム表面に残存するトナーを感光体ドラム表面から除去するクリーニング手段15とを備えている。また、各画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの配置は、各感光体ドラムの回転軸が平行になるように且つ第1シート材移動方向に所定のピッチで配列するように、設定されている。画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kの下方には、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kの表面にレーザー光を走査しながら照射する光書込ユニット3が、上方には各画像形成ユニットのトナー像を重ね合わせて転写するように搬送する転写搬送ベルト60を有するベルト駆動装置としての一次転写ユニット6が配置されている。転写搬送ベルト60の外周面には、ブラシローラとクリーニングブレードから構成されたクリーニング装置85が接触するように配置されている。このクリーニング装置85により転写搬送ベルト60上に付着したトナー等の異物が除去される。
一次転写ユニット6の右側には、画像形成ユニット1Y、1C、1M、1Kで形成され、転写搬送ベルト60に転写されたトナー像を透明シート等の第1シート材100に転写する二次転写ユニット7が配置され、その上方にはベルト定着方式の定着ユニット8が備えられている。画像形成装置下部には、第1シート材100が載置された給紙カセット4a、4bを備えている。また、画像形成装置側面から手差しで給紙を行う手差しトレイ4cが備えられている。この他、トナー補給容器5Y、5C、5M、5Kが備えられ、図示していない廃トナーボトル、電源ユニットなども備えられている。
現像手段としての現像装置10Y、10C、10M、10Kは、いずれも同様の構成からなり、それらは使用するトナーの色のみが異なるキャリアとトナーを使用する二成分現像方式の現像装置であり、トナーと磁性キャリアからなる現像剤が収容されている。現像装置10Y、10C、10M、10Kは、図2に示すように、感光体ドラム11に対向した現像ローラ12、現像剤を搬送・撹拌するスクリュー13、トナー濃度センサ等から構成される。現像ローラ12は、外側の回転自在のスリーブと内側に固定された磁石から構成されており、この磁石の磁力によって回転するスリーブ表面に磁性キャリアと共にトナーを保持し、光書込みユニット3によって各感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kの表面に形成されたそれぞれの色に対応した静電潜像に電界力によってトナーを供給して静電潜像をトナー像化する。トナー濃度センサの出力に応じて、トナー補給装置よりトナーが補給される。
なお、本実施形態における画像形成装置においては、図2に示すように、各感光体ユニット2Y、2C、2M、2Kは、感光体ドラム11の外周に取り付けられる現像装置10、帯電ローラ14及びクリーニング装置15は、感光体ドラム11と共に一体に構成されてカートリッジ化されている。そのため、各感光体ユニット2Y、2C、2M、2Kをそれぞれ画像形成装置本体から取り外して、修理や交換を容易に行えるようになっている。このような各感光体ユニット2Y、2C、2M、2Kのプロセスカートリッジ化は、感光体ドラム11と現像装置10、帯電ローラ14及びクリーニング装置15の全てを一体としたプロセスカートリッジとする必要はなく、必要に応じて、感光体ドラム11と現像装置10または帯電ローラ14等の2種の装置を一体化したカートリッジであっても良い。
この画像形成装置によって、第1シート材100にトナー画像を形成する場合について説明する。先ず、帯電ローラ14に図示しない電源より所定の電圧が印加されて、対向する感光体ドラム11表面を帯電する。所定の電位に帯電した感光体ドラム11表面には、引き続いて光書込ユニット3により画像データに基づくレーザー光が走査され、静電潜像が書き込まれる。静電潜像を担持した感光体ドラム11表面が現像装置10に到達すると、感光体ドラム11と対向配置される現像ローラ12により、感光体ドラム11表面の静電潜像にトナーが供給されて、トナー像が形成される。上記の動作が感光体ユニット2Y、2C、2M、2K全てに同様にして所定のタイミングで行われ、感光体ドラム11Y、11C、11M、11K表面にはそれぞれ所定の色のトナー像が形成される。この場合、本実施形態においては、後述するように、第1シート材100に形成されるトナー像は、光書込ユニット3による感光体ドラム11上に形成される静電潜像は、光書込ユニット3を鏡像モードに選択、設定することによって鏡像で形成されている。
第1シート材100は、給紙カセット4a、4b、もしくは手差しトレイ4cの何れかから搬送され、レジストローラ4に到達したところで一端停止する。感光体ユニット2Y、2C、2M、2Kの画像形成動作タイミングで転写搬送ベルト60上に、各感光体ドラム11上のトナー像を順次転写していく。このトナー像の転写は、転写搬送ベルト60を挟んで各感光体ドラム11Y、11C、11M、11Kと対向配置されている一次転写ローラ67Y、67C、67M、67Kから、図示しない電源より感光体ドラム11上のトナーの極性と逆の極性の電圧が印加されることで行われる。そして、感光体ドラム11Kとの対向位置を通過し、4色のトナー像が重ね合わされたトナー像は、レジストローラ17で送り出された第1シート材100上に、二次転写ユニット7で転写される。第1シート材100は、引き続いて定着ユニット8に搬送され、熱と圧力を受けて画像を定着される。
本実施形態における画像形成装置は、透明シート材からなる第1シート材100の他に紙材等からなる通常の記録用紙に所望の画像を印刷することも可能であり、光書込ユニットを標準モードとして正像を印刷可能となっている。このように標準モードを選択した場合には、切替爪18を作動させて定着ユニット8で定着されて搬送された記録用紙は、搬送ローラ対19によって排紙ローラ20に送給されて排紙トレイ21に排紙される。また、この画像形成装置は、両面印刷機構も備えており、定着ユニット8を通過した記録用紙等のシート材は、切替爪22で搬送路が切り替えられ、反転ローラ対23に搬送され、一旦停止後、反転ローラ対23で逆送され、切替爪24の切替で搬送路を両面印刷用搬送路25に搬送され、再び、レジストローラ17に送給される。レジストローラ17に送給されたシート材は、印刷面を外側に反転されて二次転写ユニット7でトナー像が転写され、定着ユニット8で定着されて搬送ローラ対19に送給される。
一方、内側に鏡像画像100aが形成された第1シート材100は、搬送ローラ対26、27、28によって搬送されてシート材貼着装置9に搬送される。シート材貼着装置9で、一面に粘着剤層を有する白色紙等の非透明媒体からなる第2シート材91と第1シート材100の一面に形成された鏡像画像100aと第2シート材91の粘着剤層91bを対向させて貼り合わせ(図4及び図5参照)、光沢、質感の高い写真調の画像を有するシート状体Pを作成する。
次に、本発明による一実施形態に係るシート材貼着装置について、図3に基づいて説明する。
本実施形態に係るシート材貼着装置においては、白色紙を基材91aとし、この基材91a上に一面に粘着剤層91bを形成した非透明媒体である第2シート材91と、この粘着剤層91b上に剥離紙92を載置したシート材Sが使用される(図4、図5参照)。第2シート材91は、剥離紙92に所定の幅で裁断された状態でロール状に巻き取られた状態で、シート材貼着装置9の支軸90に支持されている。ロール状シート材Sから引き出されたシート材Sは、分離板93によって第2シート材91と剥離紙92に曲率分離されて、剥離紙92はローラ96を介して巻き取り軸94に巻き取られる。このように、剥離紙92が巻き取り軸94に巻き取られることによって第2シート材91の先端部911は、第1シート材100の搬送方向Aと斜交する方向Bに繰り出されるようになっている。
このようにして繰り出された第2シート材91は、搬送ローラ97によって搬送される第1シート材100の先端部101と交差し、第1シート材100の先端部101と第2シート材91の先端部911とが交差当接し(斜交部103)、第2シート材91の粘着剤層91bによって第1シート材100の先端部101と第2シート材91の先端部911とが粘着して圧着ローラ95a、95bに搬送され、圧着ローラ95a、95bで、第1シート材100と第2シート材91とが確実に一体に粘着される。その後、第1シート材100と第2シート材91とが粘着された1枚のシート状体Pとされて搬送ローラ98によって下方に搬送され、図示しない位置決め部材でシート状体Pの先端が位置決めされ、カッター99a及び99bで所定形状に切断されてトレイ102に貯留される。なお、所定形状に切断されたシート状体Pは、トレイ102に貯留することなく、装置外に排出することもできる。
この場合、第1シート材100と第2シート材91との斜交部103の上流側には、図3に示すように、第1シート材100の先端部101及び第2シート材91の先端部911を検出するセンサ111及び112が取り付けられており、これらのセンサ111及び112によって第1シート材100の先端部101及び第2シート材91の先端部911を検出して第1シート材100の先端部101と第2シート材の先端部911同士を一致させるように制御して第2シート材91と第1シート材100が搬送されるようになっている。
上記のように、第1シート材100と第2シート材91とが圧着ローラ95a、95bによって押圧粘着される際、第1シート材100と第2シート材91との貼り合わせ角度θによって第1シート材100と第2シート材91との間に気泡が形成されることを究明した。
図4及び図5は、この関係を示す図で、図4は、貼り合わせ角度θが10度以下と小さい場合、図5は貼り合わせ角度θが30度以上と大きい場合について示す。図4から明らかように、貼り合わせ角度が小さいには、斜交部103が圧着ローラ95a、95bの手前に位置し、第1シート材100の鏡像画像100aと第2シート材91の粘着剤層91bとの間に気泡104が形成され、圧着ローラ95a及び95bで押圧粘着されても気泡104が消滅することなく残存する。このように、第1シート材100の鏡像画像100aと第2シート材91の粘着剤層91bとの間に気泡104が形成されると、図6に示すように、透明シートである第1シート材100からの光が気泡104内で屈折し、屈折光が乱反射となって光って見えるため、白色部の均一性が乱されて画像の光沢や質感が損なわれてしまう。
一方、図5に示すように、貼り合わせ角度θが30度以上と大きい場合には、斜交部103が圧着ローラ95a、95bの近傍となり、第1シート材100の鏡像画像100aと第2シート材91の粘着剤層91bとの間に気泡104が形成されることが抑制される。その結果、図7に示すように、トナー画像100aが無い基材91aの白色部の均一性が保たれ、光沢及び質感の優れた画像を得ることが可能となる。このような気泡104の形成が抑制される貼り合わせ角度θとしては、30度以上90度未満が好ましい。
本実施形態においては、このような貼り合わせ角度θを制御するために、図3に示すように、第1シート材100と第2シート材91との間に、空気等の気体を斜交部103に向かって吹き付ける気体吹き付け手段110を配設している。この気体吹き付け手段110から斜交部103に向かって気体を吹き付ける(矢印C参照)ことによって、斜交部103を押し広げで貼り合わせ角度θを大きくすることができる。この気体吹き付け手段110による貼り合わせ角度θの調整は、気体吹き付け手段110の配置位置や吹き付ける気体の流量、流速を制御することによって適当に行うことができる。気体吹き付け手段110の配置位置としては、図3に示すように、第1シート材100と剥離紙92の間に配設されることが好ましい。
この吹き付け手段110は、先に述べたセンサ111、112からの第1シート材100及び第2シート材91を検出する検出信号をトリガとして、必要な時間に電磁弁開閉等の手段で作動または不作動できる構成となっている。即ち、センサ111、112から第1シート材100及び第2シート材91を検出したとき、気体吹き付け手段110が作動して気体を矢印C方向に吹き付けを開始し、センサ111、112の少なくとも一方が第1シート材100又は第2シート材91を検出しないときに気体の吹き付け動作を停止するようになっている。このように、センサ111、112の検出信号によって、気体吹き付け手段110の気体吹き付け動作を制御するようにしているので、不要な気体の吹き付けを抑制して安定したシー材の接着を行うことが可能となる。
また、センサ111、112を第1シート材100及び第2シート材91の斜交部103の上流側に配置した場合には、第1シート材100及び第2シート材91の先端部101及び911を検出し、タイミングを調整してこれらの先端部同士を一致させて接着することが可能となるので、第1シート材100の先端部101と第2シート材91の先端部911が接合された後に、これらの接合部である斜交部103に向かって気体吹き付け手段110の動作を開始させることで、精度良く確実にこれらのシート材を接合することが可能となる。このような気体吹き付け手段110の動作開始タイミングは、センサ111、112を使用することによって適切に行うことができるので好ましいが、排紙センサ等他のセンサからの信号を利用することもできる。
以上のように、本実施形態に係るシート材貼着装置においては、第1シート材100と第2シート材91との間に気体吹き付け手段110を配設し、この気体吹き付け手段110から第1シート材100及び第2シート材91の斜交部103に向かって気体を吹き付けるようにしたので、第1シート材100及び第2シート材91との間に気泡が形成されることを抑制して光沢、質感の高い画像を有するシート材を容易かつ確実に作成することが可能となる。
なお、上記実施形態においては、第1シート材100として、全面が透明なシートを使用したが、図8、図9、図10で示すように、シート材の一部のみを透明部分100bとし、他の部分100cを不透明部分としたシート材であってもよい。このような一部不透明部分100cを有するシート材を使用する場合には、図11及び図12に示すように、元画像(図11参照)を、シート材100の透明部分100bに鏡像の画像100aを前述の画像形成装置を使用して作成し、画像形成装置のシート材貼着装置を用いてこれに粘着剤層を有する白色紙を積層させるようにすることもできる。
また、上記実施形態においては、第2シート材91として、白色紙からなる基材91a上に透明な粘着剤層91bを形成したものを使用したが、これに限らず、基材91aとして透明基材を使用し、粘着剤層に白色顔料等を混合して非透明な粘着剤僧を形成したものであってもよい。
さらに、本実施形態における画像形成装置において使用されるトナーとしては、粒径が6μm以下の小粒径重合トナーを使用することが好ましい。このような小粒径重合トナーを使用することによって写真調画質が更に向上し、質感を高めることが可能となる。
本発明による一実施形態の画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1で示す画像形成装置で使用される感光体ユニットの概略構成を示す断面図である。 図1で示す画像形成装置で使用される一実施形態のシート材貼着装置の概略構成を示す断面図である。 第1シート材と第2シート材とを圧着ローラで貼り合わせる場合における張り合わせ角度の小さい場合を示す模式的な断面図である。 第1シート材と第2シート材とを圧着ローラで貼り合わせる場合における張り合わせ角度の大きい場合を示す模式的な断面図である。 第1シート材と第2シート材とを間に気泡を有した状体で張り合わされたシート材の光の反射状態を示す断面図である。 第1シート材と第2シート材とを間に気泡がない状体で張り合わされたシート材の光の反射状態を示す断面図である。 本発明で使用される第1シート材の第1変形例を示す平面図である。 本発明で使用される第1シート材の第2変形例を示す平面図である。 本発明で使用される第1シート材の第3変形例を示す平面図である。 本発明による一実施形態の元画像を示すシートの平面図である。 本発明による一実施形態の図11で示す元画像に基づいて画像形成された第1シート材の平面図である。
符号の説明
1Y、1C、1M、1K 画像形成ユニット、2Y、2C、2M、2K 感光体ユニット、3 光書込みユニット、6 一次転写ユニット、7 二次転写ユニット、8 定着ユニット、9 シート材貼り合わせ装置、10Y、10C、10M、10K 現像装置、11Y、11C、11M、11K 感光体ドラム、14 帯電ローラ、15 クリーニング装置、91 第2シート材、91a 基材、91b 粘着剤層、92 剥離紙、93 分離板、94 剥離紙巻取り軸、95a、95b 圧着ローラ、100 第1シート材、100a 画像、101、911 先端部、103 斜交部、104 気泡、110 気体吹き付け手段、111、112 センサ

Claims (9)

  1. 第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と前記第2シート材とを所要の貼着角度をもって貼り合わせる貼着手段と、前記第1シート材と前記第2シート材との間に配設され、前記第1シート材と第2シート材の斜交部に向かって気体を吹き付ける気体吹き付け手段と、を備えたことを特徴とするシート材貼着装置。
  2. 請求項1記載のシート材貼着装置において、
    前記気体吹き付け手段は、前記第1シート材と第2シート材の先端部が前記貼着手段によって張り合わせた後に気体を前記斜交部に吹き付けるように制御されることを特徴とするシート材貼着装置。
  3. 請求項1又は2記載のシート材貼着装置において、
    前記第1シート材は、少なくとも一部に透明部を有し、当該透明部に鏡像画像を有する記録媒体であり、前記第2シート材は、基材表面に粘着剤層を有する非透明白色媒体であり、前記貼着手段は、前記第1シート材の鏡像画像を有する面と、前記第2シート材の粘着剤層を対向させて貼り合わせることを特徴とするシート材貼着装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか1項記載のシート材貼着装置において、
    前記第1シート材と第2シート材の斜交部の上流側に、前記第1シート材と第2シート材を検出する検出手段をそれぞれ設けたことを特徴とするシート材貼着装置。
  5. 請求項4記載のシート材貼着装置において、
    前記検出手段の前記第1シート材と第2シート材の検出に基づいて前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作が制御されることを特徴とするシート材貼着装置。
  6. 請求項5記載のシート材貼着装置において、
    前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作は、前記検出手段によって前記第1シート材と第2シート材の先端部を検出した後に開始されるように制御されることを特徴とするシート材貼着装置。
  7. 請求項5又は6記載のシート材貼着装置において、
    前記気体吹き付け手段の気体の吹き付け動作は、前記検出手段によって前記第1シート材と第2シート材が検出されないときに停止されるように制御されることを特徴とするシート材貼着装置。
  8. トナー画像を担持する像担持体と、当該像担持体のトナー像を第1シート材に転写させる転写装置と、当該トナー像を有する第1シート材と第2シート材とを斜交可能に搬送させて前記第1シート材と第2シート材とを貼り合わせる貼着手段を有するシート材貼着装置を備えた画像形成装置において、
    前記シート材貼着装置は、請求項1乃至7の何れか1項記載のシート材貼着装置であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8記載の画像形成装置において、
    前記トナー画像は、粒径が6μm以下のトナー粒子によって形成されることを特徴とする画像形成装置。
JP2007157929A 2007-06-14 2007-06-14 シート材貼着装置及び画像形成装置 Pending JP2008308297A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007157929A JP2008308297A (ja) 2007-06-14 2007-06-14 シート材貼着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007157929A JP2008308297A (ja) 2007-06-14 2007-06-14 シート材貼着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008308297A true JP2008308297A (ja) 2008-12-25

Family

ID=40236253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007157929A Pending JP2008308297A (ja) 2007-06-14 2007-06-14 シート材貼着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008308297A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241778A (ja) * 1985-04-29 1987-02-23 スミス・インタナシヨナル・インコ−ポレイテツド ダイヤモンド結晶―焼結炭化物複合多結晶体
JPS63165271A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 粘着フイルム片の貼付方法
JPH01162348A (ja) * 1987-12-18 1989-06-26 Fujitsu Ltd 保護テープの貼付装置
JPH0350586A (ja) * 1989-07-19 1991-03-05 Canon Inc 電子写真式複写画像及び複写方法
JPH08290649A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Hitachi Koki Co Ltd インクジェット記録用シート及びその記録方法
JP2004045670A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Kokuyo Co Ltd グッズ製作キット

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6241778A (ja) * 1985-04-29 1987-02-23 スミス・インタナシヨナル・インコ−ポレイテツド ダイヤモンド結晶―焼結炭化物複合多結晶体
JPS63165271A (ja) * 1986-12-26 1988-07-08 Nitto Electric Ind Co Ltd 粘着フイルム片の貼付方法
JPH01162348A (ja) * 1987-12-18 1989-06-26 Fujitsu Ltd 保護テープの貼付装置
JPH0350586A (ja) * 1989-07-19 1991-03-05 Canon Inc 電子写真式複写画像及び複写方法
JPH08290649A (ja) * 1995-04-20 1996-11-05 Hitachi Koki Co Ltd インクジェット記録用シート及びその記録方法
JP2004045670A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Kokuyo Co Ltd グッズ製作キット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4841466B2 (ja) 画像形成装置
JP2008064804A (ja) 画像形成装置
US7997320B2 (en) Sheet cutter and image forming apparatus including the sheet cutter
JP2016075802A (ja) 画像形成装置
JP4942151B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
US7909081B2 (en) Sheet laminator, image forming apparatus, and sheet laminating method
KR101021468B1 (ko) 화상 형성 장치 및 화상 형성 시스템
US20090044915A1 (en) Sheet bonding machine, image forming apparatus including same, and sheet bonding method
US20080185091A1 (en) Sheet bonding machine, image forming apparatus including same, and sheet bonding method
JP2008026407A (ja) 画像記録媒体、画像記録媒体の製法および画像形成装置
JP2008225368A (ja) 貼り合わせ装置及び画像形成装置
JP2009166910A (ja) シート搬送装置、これを用いた原稿処理装置および画像形成装置
JP4913701B2 (ja) 画像シートの製造方法、シート材切断装置及び画像形成装置
JP2008308297A (ja) シート材貼着装置及び画像形成装置
JP6576523B2 (ja) 画像形成装置
JP5081727B2 (ja) シート材貼着装置、後処理装置及び画像形成装置
JP2017161596A (ja) 画像形成装置
JP2006078548A (ja) 画像形成装置
JP4903646B2 (ja) シート材貼着装置、画像形成装置及びシート材貼着方法
JP2008137371A (ja) シート処理方法及び画像形成装置
JP4828952B2 (ja) 画像記録媒体の製法
JP2009113984A (ja) シート材貼着装置、後処理装置、画像形成装置及びシート材貼着方法
JP5001036B2 (ja) 貼り合わせ装置、及び画像形成装置
JP5332154B2 (ja) 画像形成装置
JP4913691B2 (ja) 画像シート形成方法、貼り合せ装置および画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100205

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110722

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110