JP2008308061A - グローブボックス取付部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックスが挿着される取付開口の下方枠部の強度を増加させることができるグローブボックス取付部構造を提供する。
【解決手段】車室内側に臨む取付開口14が設けられたインストルメントパネル10と、一端が開口された箱形を呈しその開口端16aを取り囲むようにフランジ部18が設けられたグローブボックス容器本体16を有するグローブボックス13と、を備え、取付開口14にグローブボックス容器本体16が嵌入され、グローブボックス容器本体16のフランジ部18のうち開口端16aの下方で車幅方向に延在する下側フランジ部分19と、取付開口14を形成する周縁部のうち車幅方向に延在する下方枠部15とが、長尺な板形状を呈し長尺方向で見て平滑な補強ブラケット25を車幅方向に延在するように介在させて、付き合わせられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、インストルメントパネルにおいてグローブボックスを取り付けるためのグローブボックス取付部構造に関する。
一般に、自動車には、車室前方側にインストルメントパネルが設けられ、この助手席前方側にグローブボックスが設けられている(例えば、特許文献1参照)。このようなグローブボックスの周辺は、図7〜図13に示す構造とされているものがある。以下の説明では、車両の前後方向で見て、前方側を奥側とし後方側を手前側とする。
車室前方に設けられたインストルメントパネル50には、図7に示すように、助手席(図示の例では乗員からみて右側)の前方側にグローブボックス51の取り付けのための取付開口52が設けられている。取付開口52の下方枠部53には、図8に示すように、インストルメントパネル50の奥側に向けて突出された、縦リブ53aおよび複数の横リブ53bが互いに交差するように設けられている。この取付開口52の下方枠部53には、その両端個所53cを架け渡すべく両リブ53a、53bを回避可能に階段状に折り曲げられて構成された長尺の板部材からなる補強ブラケット54が、インストルメントパネル50の奥側から車幅方向に沿って宛がわれて、2つの固着ネジ部材55により固着される(矢印A10参照)。
また、インストルメントパネル50の内部には、図示は略すがステアリングサポートメンバまたはクロスカービームとしての車体強度部材が車体の両サイドパネルを架け渡たして設けられ、この車体強度部材には、図7に示すように、下方に向けて延出された2つの支持ブラケット56(一方は図示せず。)が設けられている。この両支持ブラケット56は、インストルメントパネル50の奥側から、補強ブラケット54の両端部分54aを介在させて取付開口52の下方枠部53の両端個所53cに宛がわれる(図10ないし図13参照。)。
この取付開口52に取り付けられるグローブボックス51は、車室内側が開口された箱形を呈しその開口端57aを取り囲むようにフランジ部58設けられたが設けられたグローブボックス容器本体57と、フランジ部58のうちの下方フランジ部分59に設けられたヒンジ60を介して取り付けられ開口端57aを開閉自在な蓋部(他の構成の理解容易のため図示せず)とを有する。
このグローブボックス51は、インストルメントパネル50の手前側からグローブボックス容器本体57が取付開口52に挿入され(図7の矢印A11および図10参照)、フランジ部58のうちの下方フランジ部分59が取付開口52の下方枠部53に互いに面当接するように宛がわれる(図11ないし図13参照)。この状態において、インストルメントパネル50の手前側から、グローブボックス51の下方フランジ部分59の両端個所59aに設けられたネジ挿通孔59bに挿通した取付ネジ部材61を、互いに重ねられている下方枠部53の両端個所53cのネジ挿通孔53dおよび補強ブラケット54の両端部分54aのネジ挿通孔54bを経て、そこに宛がわれた支持ブラケット56のネジ孔56aに螺合して、この取付ネジ部材61によりグローブボックス51の下方フランジ部分59、取付開口52の下方枠部53、補強ブラケット54および支持ブラケット56を共締めすることにより、グローブボックス51が取付開口52に固定されている(図7および図10ないし図13参照)。なお、このものでは、インストルメントパネル50の取付開口52(図8参照)の側方枠部52aの裏面(奥側)に、グローブボックス51周辺のインストルメントパネル50に入力された衝撃を潰れることで適切に吸収するニープロブラケット62が設けられている(図10および図11参照)。
特許第2785518号
しかしながら、上記した構成では、グローブボックス51の荷重を、取付開口52の下方枠部53を介してその両端の支持ブラケット56で支えることとなるため、両支持ブラケット56の間すなわち下方枠部53の強度をより高めることが望まれるが、重量の増加を抑制することが望まれていることおよび取付開口52の周辺では利用できる空間に制限があることから、下方枠部53自体の強度を高めることは困難である。また、下方枠部53の強度を高めるべくそこに取り付けられた補強ブラケット54を、重量を増加させることなく上下方向に対する強度を増加させるために、長尺方向に沿いつつ板平面に直交するように立ち上がる強化フランジをその両端部分54aに跨って設けることが考えられるが、この補強ブラケット54は、長尺方向でみて階段状に折り曲げられることにより下方枠部53の両リブ53a、53bを回避しつつ両支持ブラケット56を架け渡すものであることから、長尺方向に沿って両端部分54aに跨る強化フランジを設けると、長尺方向と直交する方向に沿って折り曲げられている個所で強化フランジが途切れてしまう。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックスが挿着される取付開口の下方枠部の強度を増加させることができるグローブボックス取付部構造を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、車室内側に臨む取付開口が設けられたインストルメントパネルと、一端が開口された箱形を呈しその開口端を取り囲むようにフランジ部が設けられたグローブボックス容器本体を有するグローブボックスと、を備え、前記取付開口に前記グローブボックス容器本体が嵌入され、前記グローブボックス容器本体の前記フランジ部のうち前記開口端の下方で車幅方向に延在する下側フランジ部分と、前記取付開口を形成する周縁部のうち車幅方向に延在する下方枠部とが、長尺な板形状を呈し長尺方向で見て平滑な補強ブラケットを車幅方向に延在するように介在させて、付き合わせられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載のグローブボックス取付部構造であって、前記インストルメントパネル内には、車幅方向に架け渡された車体強度部材が設けられ、該車体強度部材には、前記取付開口の前記下方枠部の両端個所へ向けて延在され当該両端個所に当接された一対の支持ブラケットが設けられ、前記補強ブラケットは、前記両支持ブラケットを架け渡すように設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載のグローブボックス取付部構造であって、前記補強ブラケットには、前記インストルメントパネルと前記クローブボックス容器本体との隙間に位置するように、板平面に直交して立ち上がりかつ長尺方向でみた両端部に跨って延在された強化フランジが設けられていることを特徴とする。
本発明のグローブボックス取付部構造では、互いに面当接するように突き合わされるクローブボックスの下側フランジ部分と取付開口の下方枠部との間に、長尺方向に平滑な板形状の補強ブラケットが介在されることから、下側フランジ部分と補強ブラケットと下方枠部とが、互いに重ねられて車幅方向に延在することにより上下方向の荷重に対する強度を増加させる(剪断方向に対する剛性を増加させる)ことができるので、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックスが挿着される取付開口の下方枠部の強度を増加させることができる。
また、取付開口の下方枠部の強度をさらに向上させる必要がある際には、例えば、インストルメントパネルとクローブボックス容器本体との隙間を利用して、補強ブラケットにその長尺方向でみた両端部に跨って延在しつつ板平面に直交して立ち上がる強化フランジを形成することができるので、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックスが挿着される取付開口の下方枠部の強度をさらに増加させることができる。
上記した構造に加えて、インストルメントパネル内で車幅方向に架け渡されて設けられた車体強度部材には、取付開口の下方枠部の両端個所へ向けて延在され当両端個所に当接された一対の支持ブラケットが設けられ、補強ブラケットは、両支持ブラケットを架け渡すように設けられていることとすると、グローブボックスの荷重を取付開口の下方枠部を介して両端の支持ブラケットで適切に支持させることができる。
上記した構造に加えて、補強ブラケットには、インストルメントパネルとクローブボックス容器本体との隙間に位置するように、板平面に直交して立ち上がりかつ長尺方向でみた両端部に跨って延在された強化フランジが設けられていることとすると、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックスが挿着される取付開口の下方枠部の強度を増加させることができる。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
図1は、本発明に係るグローブボックス取付部構造を説明するために、インストルメントパネル10およびグローブボックス13を分解して示す模式的な斜視図である。図2は、グローブボックス13および補強ブラケット25を分解して示す模式的な斜視図であり、図3は、図1の矢印a1から見た部分的な斜視図であり、図4は、インストルメントパネル10にグローブボックス13(蓋部17は図示せず)が装着された様子を示す正面図である。以下の説明では、車両の前後方向で見て、前方側を奥側とし、後方側を手前側とする。
車両には、車室前方側にインストルメントパネル10が設けられており、その内方には、車体の両サイドパネル(図示せず)を車幅方向に架け渡たしてステアリングサポートメンバまたはクロスカービームとしての車体強度部材11が設けられている。この車体強度部材11に、支持ブラケット12が設けられている。この支持ブラケット12は、断面コ字状を呈する長尺部材であり(図3および図5参照)、車体強度部材11から下方へ向けて延出され、図3に示すように、延出端に設けられた支持面部12aが、奥側からインストルメントパネル10の後述する取付開口14の下方枠部15の両端個所15cに、当接可能とされている。この支持面部12aには、支持部取付ネジ孔12bおよび位置決め開口12cが設けられている。
インストルメントパネル10には、グローブボックス13を取り付けるための取付開口14が設けられている。取付開口14は、助手席(図示の例では乗員からみて右側)の前方側で車室内に臨む開口とされ、後述するグローブボックス13のグローブボックス容器本体16が嵌合可能な大きさ寸法とされている。取付開口14は、全体に矩形状を呈し、規定する開口周縁部のうち下方に位置する下方枠部15が車幅方向に延在している。下方枠部15は、図3に示すように、インストルメントパネル10の外表面(車室に露出する面)から奥側へと延在する平面とされた設置面部分15aと、当該設置面部分15aを補強すべくその下方に設けられたリブ部分15bとを有する。この下方枠部15の両端個所15c(図3では車両の中央側すなわち車室から見て取付開口14の左側のみを図示する。)には、位置決め突起15dとパネル部取付ネジ孔15eとが設けられている。この取付開口14にグローブボックス13が取り付けられる。
グローブボックス13は、図1に示すように、グローブボックス容器本体16と蓋部17とを有する。グローブボックス容器本体16は、車室内側が開口された箱形を呈し、その開口端16aを取り囲むようにフランジ部18が設けられている。このフランジ部18のうちの開口端16aの下方で車幅方向に延在する下方フランジ部分19は、下端に一対のヒンジ機構20が設けられている。このヒンジ機構20には、開口端16aを蓋部17で開閉自在とすべく、蓋部17が揺動可能に取り付けられる。なお、図示は略すが、蓋部17には、その揺動方向に沿って湾曲された腕部が、開口端16aの側方で略高さ方向に延在する両側フランジ部分21の腕部受入口21aに挿入されて、ヒンジ機構20を中心とする揺動範囲が制限されている。なお、本実施例のグローブボックス容器本体16(グローブボックス13)では、内方に、略直方体の下方空間16bと、その上方で矩形状に開口された挿通口16cとが、2段に形成されている。
また、グローブボックス13の下方フランジ部分19には、図2に示すように、インストルメントパネル10の下方枠部15の両端個所15cに設けられた一対のパネル部取付ネジ孔15eに対応する位置(両端個所19a)に、一対のボックス部取付ネジ孔22が設けられ、その両ボックス部取付ネジ孔22よりも互いに近接する位置で対を為すように、ネジ受用ボス23と当該各ネジ受用ボス23に対して適切な位置に配置された位置決めピン24とが、それぞれ2個所に設けられている。この下方フランジ部分19に、補強ブラケット25が取り付けられる。
補強ブラケット25は、金属部材から形成された全体に平滑な板形状を呈し、グローブボックス13の下方フランジ部分19に適合する長さ寸法の長尺な部材とされ、その長尺方向に沿って強化フランジ26が設けられている。この強化フランジ26は、板平面に直交して立ち上がるように、当該平面で見て長尺方向に直交する方向に位置する一方の側部(本実施例では図2を正面視した上方側)が折り返されて形成され、長尺方向でみた両端部分25aに跨って延材されている。また、補強ブラケット25では、グローブボックス13の下方フランジ部分19に設けられた一対のボックス部取付ネジ孔22に適合するように、両端部分25aに補強ブラケット部取付ネジ孔25bが設けられている。さらに、補強ブラケット25では、両端部分25aよりも中央側の2個所に固着用当接凹所27が設けられている。この固着用当接凹所27には、グローブボックス13の下方フランジ部分19に設けられた位置決めピン24を受け入れ可能な位置決め孔27aが設けられ、当該位置決め孔27aに位置決めピン24が嵌合した状態においてグローブボックス13の下方フランジ部分19に設けられた一対のネジ受用ボス23に一致する位置に固定用ネジ孔27bが設けられている。このように、補強ブラケット25は、全体にL字状の断面形状で長尺する板部材、すなわち長尺方向でみると屈曲したり湾曲したりすることのない平滑な板部材とされている。
この補強ブラケット25は、固着用当接凹所27をグローブボックス13の下方フランジ部分19に当接しつつ一対の位置決め孔27aにそれぞれ位置決めピン24が挿入されるように(図5参照)、奥側からグローブボックス13の下方フランジ部分19に宛がわれ、さらに奥側から各固定用ネジ孔27bに挿通された固定ネジ部材28が、下方フランジ部分19に設けられた各ネジ受用ボス23に螺合される(図2および図5参照)ことにより、奥側からグローブボックス13の下方フランジ部分19に固着される。この状態において、補強ブラケット25は、グローブボックス13の下方フランジ部分19に重ねられて車幅方向に延在し、補強ブラケット25の強化フランジ26は、グローブボックス容器本体16の下方位置で、このグローブボックス容器本体16と下方フランジ部分19との間の空間に位置される(図6参照)。この補強ブラケット25が固着されたグローブボックス13は、インストルメントパネル10の取付開口14に挿着される。
先ず、インストルメントパネル10は、その取付開口14の下方枠部15の両端個所15cに形成された位置決め突起15dが、一対の支持ブラケット12の支持面部12aに形成された位置決め開口12cを挿通するように(図6の矢印A1参照)、車体強度部材11に対して組み付けられる。すると、この位置決め突起15dと位置決め開口12cとの案内作用により、インストルメントパネル10の取付開口14の下方枠部15の両端個所15cに形成されたパネル部取付ネジ孔15eと、一対の支持ブラケット12の支持面部12aに形成された支持部取付ネジ孔12bとが適切に対向される(図6参照)。なお、図6に示すように、本実施例のインストルメントパネル10の取付開口14の下方枠部15の手前側の面の下端には、案内突起19bが設けられている。この案内突起19bは、グローブボックス容器本体16の下方フランジ部分19の下端に当接することで、下方枠部15と下方フランジ部分19とを適切な位置関係とするように、設定されている。
この状態において、グローブボックス13は、インストルメントパネル10の手前側から下方枠部15の設置面部分15a上に設置するようにグローブボックス容器本体16が取付開口14に挿入され(図1矢印A2参照)、フランジ部18の下方フランジ部分19が取付開口14の下方枠部15に互いに面当接するように宛がわれる(図3および図6参照)。このとき、フランジ部18の下方フランジ部分19の奥側に補強ブラケット25が固着されていることから、フランジ部18の下方フランジ部分19と、取付開口14の下方枠部15とは、補強ブラケット25を介在させて付き合わせられており、補強ブラケット25は、インストルメントパネル10の下方枠部15の両端個所15cに跨って延在している。この状態において、本実施例の補強ブラケット25は、強化フランジ26に連続する上端部以外が、フランジ部18の下方フランジ部分19および取付開口14の下方枠部15から外方へ突出する個所がない大きさ寸法に設定されている(図5および図6参照)。この取付開口14の下方枠部15の両端個所15cの奥側には、前述したように一対の支持ブラケット12の支持面部12aが宛がわれている(図5および図6参照)。
この状態において、図1、図5および図6に示すように、インストルメントパネル10の手前側から、取付用ネジ部材29を、グローブボックス13の下方フランジ部分19の両端個所19aに設けられた一対のボックス部取付ネジ孔22、そこに連なる補強ブラケット25の補強ブラケット部取付ネジ孔25b、およびインストルメントパネル10の下方枠部15の両端個所15cに形成されたパネル部取付ネジ孔15eに挿通して、支持ブラケット12の支持面部12aに形成された支持部取付ネジ孔12bに螺合する。これにより、グローブボックス13の下方フランジ部分19、補強ブラケット25、インストルメントパネル10の下方枠部15および支持ブラケット12が、取付用ネジ部材29により共締めされて固定されることとなる。このとき、補強ブラケット25の強化フランジ26は、インストルメントパネル10とグローブボックス容器本体16との隙間に位置されている(図6参照)ことから、共締めによる固定を阻害することはない。
また、グローブボックス13は、図示は略すがネジ部材を、グローブボックス容器本体16に設けられたフランジ部18のうちの開口端16aの上方に位置する上端フランジ部分30に形成された4個所のネジ孔30aに挿通し、インストルメントパネル10の取付開口14の上方縁部に設けられたネジ受部(図示せず)に螺合させて、取付開口14に固定される。このように、グローブボックス13が取付開口14に固定されて、インストルメントパネル10に取付けられている。
上記したように、本発明のグローブボックス取付部構造では、両支持ブラケット12の間に延在されグローブボックス容器本体16を下方から支持するインストルメントパネル10の取付開口14の下方枠部15(設置面部分15a)に、補強ブラケット25およびグローブボックス13の下方フランジ部分19が面当接するように互いに重ね合わせられて、両支持ブラケット12の支持面部12aに共締めされていることから、インストルメントパネルの取付開口の下方枠部の奥側に伸長方向に階段状に折り曲げられた補強ブラケットを設ける構成に比較して、取付開口14の下方枠部15(設置面部分15a)における上下方向の荷重に対する強度を増加させる(剪断方向に対する剛性を増加させる)ことができる。このため、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックス13が挿着される取付開口14の下方枠部15の強度を増加させることができる。
また、補強ブラケット25には、その延在方向に沿って両端部分25aに跨るように、板平面に直交して立ち上がる強化フランジ26が形成されていることから、単に平板な板形状である場合または従来のように伸長方向に階段状に折り曲げられている場合に比較して、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、補強ブラケット25自体の延在方向に直交する方向の荷重(上下方向の荷重)に対する強度を増加することができる。この補強ブラケット25が、フランジ部18の下方フランジ部分19と、取付開口14の下方枠部15との間に介在されていることから、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックス13が挿着される取付開口14の下方枠部15の強度を増加させることができる。ここで、補強ブラケット25の強化フランジ26は、インストルメントパネル10とグローブボックス容器本体16との間に形成される隙間に位置するように設けられていることから、当該強化フランジ26を設けることに起因してクローブボックス13周辺の部材の大きさ寸法が増大することを防止することができる。
さらに、補強ブラケット25が金属部材であることから、例えば、車室内の温度が上昇した際であっても、グローブボックス13が挿着される取付開口14の下方枠部15の強度を増加させることができる。これは、インストルメントパネル10およびクローブボックス13が樹脂成形により形成されていることから、インストルメントパネル10の取付開口14の下方枠部15およびクローブボックス13の下方フランジ部分19は、温度が極めて高くなった際に強度を保つことが困難となる虞があるが、金属部材から形成された補強ブラケット25は、車室内で想定される温度の範囲では強度を確保できることによる。
金属部材からなる補強ブラケット25が、フランジ部18の下方フランジ部分19と取付開口14の下方枠部15とにより挟持されており、かつ強化フランジ26に連続する上端部以外がフランジ部18の下方フランジ部分19および取付開口14の下方枠部15から外方へ突出する個所がない大きさ寸法に設定されていることから、車室側から直接触れることを防止することができる。このため、例えば、当該補強ブラケット25に直接触れることを防止するための不織布を設けることなく、当該補強ブラケット25への接触に起因する不測の事態を防止することができる。ここで、強化フランジ26は、インストルメントパネル10とグローブボックス容器本体16との間に形成される隙間に位置するように設けられていることから、車室側から直接触れることができないので、問題となることはない。
したがって、本発明に係るクローブボックス取付部構造によれば、重量の増加および大きさ寸法の増大を招くことなく、グローブボックス13が挿着される取付開口14の下方枠部15の強度を増加させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述してきたが、上記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記実施例の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、本発明に含まれることは勿論である。
例えば、上記した実施例では、理解容易のために、グローブボックス周辺のインストルメントパネルに入力された衝撃を潰れることで適切に吸収するニープロブラケット(図10および図11の符号62参照)が設けられていなかったが、インストルメントパネル10の取付開口14の側方枠部21の裏面(奥側)に、適宜設ける構成としてもよい。
本発明に係るグローブボックス取付部構造を説明するために、インストルメントパネルのグローブボックス取付部の周辺を分解して示す車室側(手前側)から見た模式的な斜視図である。 グローブボックスおよび補強ブラケットを説明するために、それらを奥側から見た模式的な斜視図である。 図1に示す矢印a1から見て部分的に拡大して示す模式的な斜視図である。 インストルメントパネルにグローブボックス本体部が取り付けられた様子を示す車室側(手前側)から見た模式的な正面図である。 図4に示すI−I線に沿って得られた模式的な断面図である。 図4に示すII−II線に沿って得られた模式的な断面図である。 従来のグローブボックス取付部構造を説明するために、インストルメントパネルのグローブボックス取付部の周辺を分解して示す車室側(手前側)から見た模式的な斜視図である。 従来のグローブボックス取付部構造において、インストルメントパネルおよび補強ブラケットを奥側から見た模式的な斜視図である。 従来のグローブボックス取付部構造において、インストルメントパネルにグローブボックス本体部が取り付けられた様子を示す車室側(手前側)から見た模式的な正面図である。 図7に示す矢印a2から見て部分的に拡大して分解して示す模式的な斜視図である。 図7に示す矢印a2から見て部分的に拡大して示す模式的な斜視図である。 図9に示すIII−III線に沿って得られた模式的な断面図である。 図9に示すIV−IV線に沿って得られた模式的な断面図である。
符号の説明
10 インストルメントパネル
11 車体強度部材
13 グローブボックス
14 取付開口
15 下方枠部
16 グローブボックス容器本体
16a 開口端
18 フランジ部
19 下側フランジ部分
25 補強ブラケット
26 強化フランジ

Claims (3)

  1. 車室内側に臨む取付開口が設けられたインストルメントパネルと、
    一端が開口された箱形を呈しその開口端を取り囲むようにフランジ部が設けられたグローブボックス容器本体を有するグローブボックスと、を備え、
    前記取付開口に前記グローブボックス容器本体が嵌入され、
    前記グローブボックス容器本体の前記フランジ部のうち前記開口端の下方で車幅方向に延在する下側フランジ部分と、前記取付開口を形成する周縁部のうち車幅方向に延在する下方枠部とが、長尺な板形状を呈し長尺方向で見て平滑な補強ブラケットを車幅方向に延在するように介在させて、付き合わせられていることを特徴とするグローブボックス取付部構造。
  2. 前記インストルメントパネル内には、車幅方向に架け渡された車体強度部材が設けられ、
    該車体強度部材には、前記取付開口の前記下方枠部の両端個所へ向けて延在され当該両端個所に当接された一対の支持ブラケットが設けられ、
    前記補強ブラケットは、前記両支持ブラケットを架け渡すように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のグローブボックス取付部構造。
  3. 前記補強ブラケットには、前記インストルメントパネルと前記クローブボックス容器本体との隙間に位置するように、板平面に直交して立ち上がりかつ長尺方向でみた両端部に跨って延在された強化フランジが設けられていることを特徴とする請求項2に記載のグローブボックス取付部構造。
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