JP2008307199A - 履物底 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】足の足趾および小趾球を支持する前足部10を備えた履物底1に関する。MP関節よりも前方における前記前足部10の厚さが、本質的に、履物底1の内側INに沿って前方Y1に行くに従い厚く、履物底1の外側OUTに沿って前方Y1に行くに従い厚く、履物底1の中央に沿って前方Y1に行くに従い厚く、前記MP関節よりも前方Y1において、前足部10の任意の横断面における厚さが、本質的に、足の中央から外側OUTに行くに従い厚くなっていることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
歩行や走行時に、片足でバランス良く立つには、5本の足趾および踵に体重が乗った状態で足裏が確実に地面に接する必要がある。
したがって、体力の衰えた高齢者でも踵および前足部の内側だけでなく外側においても体重を支えることができるので、片足立ち時における足裏の接地面積が著しく大きくなるから、片足立ち時にバランスをとり易くなり、その結果、快適な歩行が可能となる。
ΔT1i <ΔT2i …(1)
i :横断面の位置。
「任意の横断面」について偏差ΔT1i ,ΔT2i の関係を定義付けたのは、ごく一部の横断面についてのみ前記(1)式を満足するものを本発明から除外するためであり、一方、前足部の大半において前記(1)式を満足すれば本発明に含まれることを意味する。
なお、前記前足部の外側の厚さは、第5趾の中足骨骨底から第5趾の中足骨骨体に向って一旦薄くなり、第5趾の中足骨骨体からMP関節に向って、さらに、第5趾の先端に向って厚く形成するのが、第5趾の先端部の支持の観点から好ましい。
図1〜図3は実施例1を示す。
図1(a)〜(c)に示すように、ソールSは、足の足趾および小趾球を支持する前足部10、中足を支持する中足部11および後足を支持する後足部12が一体に形成されている。
なお、本発明において(本質的な)ソールSの厚さとは、接地時における路面50から足裏までの距離に対応したソールの厚さであり、たとえば、図1(d)に示すように、接地時に路面50に接するアウターソール2の接地面21から、ミッドソール1の上面22までの高さのことであり、ミッドソール1およびアウターソール2の凹凸や溝を無視した厚さを意味する。
MP関節MPi (図2)よりも前方Y1の厚さは、以下のように形成されている。
前後方向Yの厚さの変化;
図1(e)の縦断面に示すように、前記ソールSの前足部10の前後方向Y(図1(b))については、ソールSの中央に沿って、かつ、足の中央に沿って前方Y1に行くに従い厚く形成されている。すなわち、ソールSは、図2に示す第2趾f2のMP関節MP2 から、第2趾f2の末節骨B12 の先端に行くに従い、図1(e)に示すように厚く形成されている。
なお、図3(a)に示すソールSにおける第2趾f2の末節骨B12 (図2)近傍の厚さTMA と、図3(d)に示す第2趾f2のMP関節MP2 (図2)後方近傍の厚さTMD との差は、たとえば、4.0mm〜7.0mm程度に設定するのが好ましく、より好ましくは5.0mm〜6.0mm程度に設定するのが好ましい。
したがって、図3(c)〜(a)に示すように、前足部のソールSの内側の厚さTINi は、前方に行くに従い厚く形成されている。
したがって、図3(d)〜(a)に示すように、前足部10のソールSの外側の厚さTOUTi は、前方に行くに従い厚く形成されている。
図3(a)〜(c)に示すように、ミッドソール1の前足部10(図2)の幅方向Wについては、図3(a)〜(c)の3つの横断面に示すように、ソールSの厚さは、中央から内側に行くに従い厚く形成されている。また、図3(a)〜(c)の3つの横断面に示すように、ソールSの厚さは、中央から外側に行くに従い厚く形成されている。
ΔT1i <ΔT2i …(1)
但し、ΔT1i =TINi −TMi ,TINi >TMi
ΔT2i =TOUTi −TMi ,TOUTi >TMi
i :横断面の位置
図3(a)に示すA−A線断面における偏差の関係;
ΔT1A <ΔT2A …(10)
但し、ΔT1A =TINA −TMA ,TINA >TMA
ΔT2A =TOUTA −TMA ,TOUTA >TMA
A :A−A線断面における横断面の位置
図3(b)に示すB−B線断面における偏差の関係;
ΔT1B <ΔT2B …(11)
但し、ΔT1B =TINB −TMB ,TINB >TMB
ΔT2B =TOUTB −TMB ,TOUTB >TMB
B :B−B線断面における横断面の位置
図3(c)に示すC−C線断面における偏差の関係;
ΔT1C <ΔT2C …(12)
但し、ΔT1C =TINC −TMC ,TINC >TMC
ΔT2C =TOUTC −TMC ,TOUTC >TMC
C :C−C線断面における横断面の位置
すなわち、外側と中央との前記第2偏差ΔT2i が、前記第2趾f2の末節骨B12 を通る図3(a)に示すA−A線断面(第1の横断面)から、第4趾f4の末節骨B14 近傍を通る図3(c)に示すC−C線断面(第2の横断面)に近づくに従い増大するように設定されている。
したがって、ソールSの外側の厚さの変化は、下記の(3)式で定義される。
ΔT2A <ΔT2B <ΔT2C …(3)
図2および図3(d)に示すように、ミッドソール1には、MP関節MPi 近傍の第1ラインL1に沿って、アウターソール2が設けられておらず、図3(d)に示すように、該ミッドソール1自体の厚さは、屈曲性の向上のために薄く形成されている。
前記第1ラインL1部分のミッドソール1の中央の厚さTMD は、たとえば、2.0mm〜5.0mm程度に形成するのが好ましく、より好ましくは、3.0mm〜4.5mm程度に形成する。
MP関節MPi よりも後方の厚さは、以下のように設定されている。
前後方向Yの厚さの変化;
図1(e)に示すように、前記ソールSの前足部10から中足部11に行くに従い、足の中央に沿って後方Y2に行くに従い厚く形成されている。すなわち、図4(b)に示すMP関節MPi 後方の近傍の第2ラインL2よりも後方Y2におけるソールSの前足部10の厚さは、図2の第2趾f2のMP関節MP2 から中足骨B42 の骨底に行くに従い、すなわち図1(d)のD−D線断面からEーE線断面に行くに従い厚く形成されている。
前記中足部11から後足部12にかけて、ソールSの厚さは、一般的なソールSと同様に踵に向かうに従い厚くなるように形成されている。
なお、前記ソールSの外側OUTの厚さが前方Y1に向って厚くなり始める位置は、図2のソールSの中足部11に位置する第5趾f5の中足骨B45 骨底よりも前方に設定してもよい。
本実施例2では、前述の実施例1で説明したミッドソール1の厚さを変化させる代わりに、中敷3の厚さを変化させている。
図4(a)〜(e)に示す中敷3(履物底の他の例)は、一般的な靴の中に挿入して用いるものであり、図4(a)および図4(c)〜(e)の二点鎖線は、従来の一般的な中敷の上面を示している。
その他の構成は、実施例1と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その説明を省略する。
B1i :末節骨
f1:第1趾
f2:第2趾
f3:第3趾
f4:第4趾
f5:第5趾
IN:内側
L2:MP関節近傍のライン
MPi :MP関節
OUT:外側
Y:前後方向
Y1:前方
Claims (5)
- 足の足趾および小趾球を支持する前足部を備えた履物底であって、
MP関節から第2趾の未節骨に至るまでの前記前足部の厚さが、本質的に、
履物底の内側に沿って前方に行くに従い厚く、
履物底の中央に沿って前方に行くに従い厚く、
前記MP関節から前方の第4趾の未節骨に至るまでの前足部の厚さが、本質的に、
履物底の外側に沿って前方に行くに従い厚く、
前記MP関節よりも前方において、前足部の任意の横断面における厚さが、本質的に、 足の中央から外側に行くに従い厚くなっていることを特徴とする履物底。 - 請求項1において、
前記任意の横断面におけるソール内側の厚さTINi からソール中央の厚さTMi を減算した第1偏差ΔT1i と、
当該横断面におけるソール外側の厚さTOUTi から前記中央の厚さTMi を減算した第2偏差ΔT2i との関係が下記の(1)式で定義される履物底
ΔT1i <ΔT2i …(1)
i :横断面の位置。 - 請求項1もしくは2において、
前記MP関節の近傍のラインよりも後方における前足部の厚さが、本質的に、
履物底の内側に沿って後方に行くに従い厚く、
履物底の外側に沿って後方に行くに従い厚く、
履物底の中央に沿って後方に行くに従い厚くなっていることを特徴とする履物底。
- 請求項1,2もしくは3において、
第1趾〜第4趾の末節骨におけるソールの厚さが互いに同程度に近づくように、
前記ソールの横断面における外側の厚さTOUTi から前記中央の厚さTMi を減算した第2偏差ΔT2i が、前記第2趾の末節骨を通る第1の横断面から、第4趾の末節骨を通る第2の横断面に近づくに従い増大するように設定されている履物底。 - 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記履物底がミッドソールもしくは中敷である履物底。
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