JP2008306803A - 車両用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】DC−DCコンバータのパルストランスに出力するデューティ信号と、DC−DCコンバータのパワースイッチング素子のゲートの電荷を放電させる放電スイッチの操作信号とを同時に更新することが困難なこと。
【解決手段】ソフトウェア処理部70では、上記デューティ信号の値を書き込み許可レジスタR2に書き込むに先立ち、上記放電スイッチの操作信号のオン又はオフに対応する値を、レジスタR3に書き込む。書き込み許可レジスタR2に値が書き込まれることで、書き込み要求フラグがオンとなる。そして、タイマ72の初期化に際して書き込み許可レジスタR2及びレジスタR3の値がそれぞれ、バッファB2、B3に書き込まれる。これにより、RSフリップフロップ80から出力される上記デューティ信号と、RSフリップフロップ84から出力される上記操作信号とが同時に更新される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、デューティ信号によって車載電子制御対象物を操作する車両用制御装置に関する。
この種の車載電子制御対象物としては、例えば下記特許文献1に見られるように、トランスの出力パルスの立ち上がり及び立ち下がりに同期させてパワースイッチング素子を駆動するものがある。すなわち、出力パルスの立ち上がりに同期してPチャネルトランジスタをオンさせることでパワースイッチング素子のゲートに正の電荷を充電し、出力パルスの立ち下がりに同期してNチャネルトランジスタをオンさせることでパワースイッチング素子のゲートの電荷を放電させる。これにより、ゲートに正、負の電圧を印加することができ、パワースイッチング素子を安定して駆動することができる。
更に、上記駆動回路では、トランスへのデューティ信号の出力停止時に、パワースイッチング素子のゲートの電荷を放電させる放電スイッチを備えている。これにより、デューティ制御の停止時に放電スイッチをオン状態としパワースイッチング素子のゲートの電荷を確実に放電させることで、パワースイッチング素子を確実にオフ状態とすることができる。
特開2005−151700号公報
ところで、近年、上記デューティ制御において、例えばスイッチングに伴うノイズを分散させる目的等から、要求されるデューティを所定時間の平均値として実現しつつスイッチングに伴うノイズを分散させるようにトランスへの入力信号を調節する等、デューティ制御が複雑化する傾向にある。この場合、デューティ制御を行う制御装置として、専用のアナログ回路を用いる場合には、回路規模が大型化する懸念がある。こうした観点から、近年、上記デューティ制御を行う車両用制御装置についても、マイクロコンピュータ等を用いる要求が生じつつある。
ただし、マイクロコンピュータを用いた場合、上記デューティ制御の停止を判断し、上記放電スイッチをオフとする操作をさせるに際しても、実際にデューティ制御が停止するタイミングと、放電スイッチがオンとされるタイミングとの間に、マイクロコンピュータの動作周波数に依存した時間差が生じるおそれがある。
なお、上記駆動回路に限らず、デューティ制御を行いつつ、デューティ信号が基準内にあるか基準から外れるかに応じて別の操作信号を車載制御対象物に出力する車両用制御装置にあっては、デューティ信号が基準内にあるか否かに応じて別の操作信号を適切に出力することが困難なこうした実情も概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、車載制御対象物に出力されるデューティ信号が基準内にあるか基準から外れるかに応じて、別の操作信号を車載制御対象物に適切に出力することのできる車両用制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、デューティ制御のための値を書き込む複数の第1記憶手段と、
前記複数の第1記憶手段のそれぞれに対応する複数の第2記憶手段の保持する値に応じて、各別の出力線にデューティ信号を出力する出力手段と、前記複数の第1記憶手段のうちの特定の第1記憶手段にデータが書き込まれることを条件に、前記複数の第1記憶手段のそれぞれの保持する値を前記第2記憶手段のうちの対応するものに一括して書き込む手段と、前記第1記憶手段のいずれかに、車載電子制御対象物にデューティ信号を出力するためのデューティ値を書き込む手段と、前記デューティ値が規定の基準内にあるか否かに応じて、前記車載電子制御対象物に2値の操作信号を出力すべく該2値の操作信号に応じた値を前記第1記憶手段のうちの前記いずれかとは異なるものに書き込む手段と、前記2値の操作信号に応じた値及び前記デューティ値のうちの1つの値は、前記特定の第1記憶手段に書き込まれるように設定されて且つ、前記デューティ値が規定の基準内から基準外へ又は基準外から基準内へと移行する際、前記1つの値の書き込みに先立って残りの値の書き込みを行うことを特徴とする。
上記発明では、デューティ値が基準内から基準外へ移行するか基準外から基準内へ移行することで2値の操作信号の値に応じた値が変化する際、2値の操作信号に応じた値及びデューティ値のうちの1つの値を特定の第1記憶手段に書き込む以前に、残りの値を別の第1記憶手段に書き込む。これにより、特定の第1記憶手段への書き込みに基づき、2値の操作信号に応じた値及びデューティ値についての第2記憶手段の記憶値が一括して更新されることとなる。このため、上記出力線を介して出力されるデューティ信号と2値の操作信号とが同時に更新されることとなる。これにより、車載電子制御対象物に出力されるデューティ信号が基準内にあるか基準から外れるかに応じて、別の操作信号を車載電子制御対象物に適切に出力することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1記憶手段への書き込みは、ソフトウェア処理として実行されることを特徴とする。
上記発明では、2値の操作信号に応じた値やデューティ値を算出し、出力線を介して出力させるための処理をソフトウェアによって自由に設定することができる。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記車載電子制御対象物は、前記デューティ値に応じたデューティ信号によってパワースイッチング素子が操作される電力変換装置であり、前記2値の操作信号は、前記電力変換装置のスイッチング素子の導通制御端子の電荷を放電させる放電スイッチを操作するものであることを特徴とする。
上記発明では、デューティ信号が基準内にあるか否かに応じて、放電スイッチをデューティ信号の値に応じた適切な状態に迅速に操作することができる。このため、パワースイッチング素子の導通制御端子の電荷を放電する要求に迅速に対処することができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記電力変換装置は、直列接続された一対のパワースイッチング素子が前記デューティ値に応じたデューティ信号によって操作されるものであることを特徴とする。
直列接続された一対のパワースイッチング素子には、通常、貫通電流が流れないような制御がなされる。ただし、デューティ制御の停止時等において、パワースイッチング素子の導通制御端子に電荷が残存する場合等には、パワースイッチング素子を確実にオフ状態とすることができず、貫通電流が流れるおそれがある。この点、上記発明では、放電スイッチを備えることで、こうした事態を好適に回避することが可能となる。
ただし、デューティ制御の停止に際して放電スイッチを迅速にオン状態とすることができない場合には、パワースイッチング素子の操作を適切に行うことができない。また、デューティ制御時に放電スイッチがオン状態である場合にも、パワースイッチング素子の操作を適切に行うことができない。このため、上記発明では、デューティ制御と放電スイッチの操作との同時性を保つことが特に重要となる。この点、請求項1又は2の発明特定事項を備えることで、同時性を確実に保つことができる。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4記載の発明において、前記電力変換装置は、トランスと、該トランスの出力パルスの立ち上がりに伴い前記パワースイッチング素子の導通制御端子に正及び負のいずれかの電荷を充電する充電経路を導通状態とする第1のスイッチング素子と、前記出力パルスの立ち下がりに伴い前記充電された電荷を放電する放電経路を導通状態とする第2のスイッチング素子とを備えるパワースイッチング素子の駆動回路を備えて構成され、前記トランスの入力パルスは、前記デューティ値に応じたデューティ信号であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3〜5のいずれかに記載の発明において、前記放電スイッチは、前記デューティ信号が所定以下となる場合にオン状態とされることを特徴とする。
これにより、デューティ制御の停止時に放電スイッチを確実にオン状態とすることができる。
手段1記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記充電経路及び前記放電経路を導通状態とする一対のスイッチング素子が、Nチャネル及びPチャネルの一対のトランジスタであって且つ、これらの各ゲートが前記トランスの2次側コイルの一方の端子に接続されて且つ各出力端子及び各入力端子が前記2次側コイルの他方の端子及び前記導通制御端子と接続されてなることを特徴とする。
上記発明では、トランスの出力パルスの立ち上がりに同期していずれか一方のトランジスタがオンして且つ、出力パルスの立ち下がりに同期していずれか他方のトランジスタがオンする構成を簡易に実現することができる。しかも、2次側コイルの他方の端子の電位は、出力パルスの立ち上がり及び立ち下がりで反転するため、導通制御端子に印加される電位を反転させることもできる。したがって上記発明によれば、簡易な構成にて、パワースイッチング素子を駆動することができる。
手段2記載の発明は、手段1記載の発明において、前記Pチャネルトランジスタ及び前記導通制御端子の間には、該Pチャネルトランジスタから前記導通制御端子側へ向かう方向を順方向とする正電圧印加用の整流手段が接続されてなることを特徴とする。
上記発明において、Pチャネルトランジスタに寄生ダイオードが生成される場合、このダイオードは、導通制御端子側から2次側コイル側へ向かう方向を順方向とするものとなり得る。このため、Pチャネルトランジスタのオフ時に寄生ダイオードを介して電流が逆流するおそれがある。この場合、Pチャネルトランジスタがオフ状態であって且つNチャネルトランジスタがオン状態であるときであっても、導通制御端子からの正の電荷の流出経路は、Nチャネルトランジスタを介するものに限らず、寄生ダイオードを介する経路が含まれることとなり、導通制御端子の放電速度を調整する際にこの経路からの放電をも考慮することが要求される。
この点、上記発明では、整流手段を備えることで、正の電荷の充電速度をPチャネルトランジスタを介する経路の抵抗値によって、また、正の電荷の放電速度をNチャネルトランジスタを介する経路の抵抗値によってそれぞれ独立に調整することができる。
手段3記載の発明は、手段1又は2記載の発明において、前記Nチャネルトランジスタは、前記導通制御端子に負電圧を印加する負電圧印加用コンデンサを介して前記2次側コイルの他方の端子と接続されており、前記Pチャネルトランジスタは、前記導通制御端子に正電圧を印加する正電圧印加用コンデンサを介して前記2次側コイルの他方の端子と接続されてなることを特徴とする。
上記構成では、パワースイッチング素子をより安定して駆動することができる。
手段4記載の発明は、手段3記載の発明において、前記Pチャネルトランジスタ及び前記正電圧印加用コンデンサの接続点と前記2次側コイルの一方の端子との間には、該一方の端子から前記接続点へと向かう方向を順方向とする整流手段が設けられており、前記Nチャネルトランジスタ及び前記負電圧印加用コンデンサの接続点と前記一方の端子との間には、前記接続点から前記一方の端子へと向かう方向を順方向とする整流手段が設けられてなることを特徴とする。
上記Pチャネルトランジスタ及び前記正電圧印加用コンデンサの接続点と一方の端子との間の整流手段によって、Pチャネルトランジスタがオフ状態のときに正電圧印加用コンデンサの充電に用いられる経路を介して、Pチャネルトランジスタがオン状態であるときに電流が逆流することを回避することができる。また、上記Nチャネルトランジスタ及び前記負電圧印加用コンデンサの接続点と一方の端子との間の整流手段によって、Nチャネルトランジスタがオフ状態のときに負電圧印加用コンデンサの充電に用いられる経路を介して、Nチャネルトランジスタがオン状態であるときに電流が逆流することを回避することができる。
手段5記載の発明は、手段4記載の発明において、前記放電スイッチは、前記導通制御端子から前記2次側コイルの一方の端子へと向かう方向を順方向とする整流手段と前記一方の端子との間に接続されており、前記Pチャネルトランジスタと前記正電圧印加用コンデンサとの接続点と前記放電スイッチとの間には、該接続点から前記放電スイッチへ向かう方向を順方向とする整流手段が接続されてなることを特徴とする。
上記発明では、トランスの出力パルスが停止したときに正電圧印加用コンデンサや導通制御端子に電荷が残留する可能性がある。そして、この場合、パワースイッチング素子が意図せずしてオン状態となる可能性がある。この点、上記発明では、放電スイッチを備えることで、出力パルスが停止するときに電荷を放電することが可能となる。特にこの放電経路に整流手段を備えることで、出力パルスの停止前において、放電経路を介して電流が逆流することを回避することもできる。
手段6記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明において、前記駆動回路は、直列接続された2つのパワースイッチング素子を駆動するものであって且つ、これら2つのパワースイッチング素子に対応した一対の回路を備えて構成され、前記一対の回路のそれぞれの前記一対のスイッチング素子及び前記トランスの2次側コイルの接続態様をこれら一対の回路同士で互いに相違させることで、前記トランスの立ち上がり及び立ち下がりに同期した前記導通制御端子への電荷の充放電動作が前記一対の回路同士で互いに逆となるように設定されてなることを特徴とする。
上記構成では、2つのパワースイッチング素子を、それらのオン状態とオフ状態とが互いに逆となるように駆動することができる。
以下、本発明にかかる車両用制御装置を、ハイブリッド車に搭載されるDC−DCコンバータの1次側のパワースイッチング素子の駆動回路をデューティ信号にて操作する車両用制御装置に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、上記DC−DCコンバータ及びその駆動回路を示す。
図示されるように、DC−DCコンバータ10は、車載発電機によって発電される高圧の電力を蓄える高圧バッテリ12の高圧電力を、トランス14によって低圧に変換して出力するものである。詳しくは、トランス14の1次側コイル14aと接続される2つのパワースイッチング素子16,18のスイッチング制御により1次側コイル14aに生じる電圧を1次側コイル14aと2次側コイル14bとの巻数比に応じた電圧に変換して2次側コイル14bから取り出すものである。
一方、上記パワースイッチング素子16,18を駆動する駆動回路20は、パワースイッチング素子16,18を駆動するためのパルスを出力するパルストランス30を備えている。パルストランス30は、その1次側コイル30aに与えられる入力パルスを、1次側コイル30aと2次側コイル30bu,30bdとの巻数比に応じた電圧の出力パルスに変換して2次側コイル30bu,30bdから出力するものである。
駆動回路20は、2次側コイル30bu,30bdのそれぞれと対応する一対の回路である上側回路20uと下側回路20dとを備えている。そして、これら上側回路20uと下側回路20dとは、出力パルスの位相を互いに反転させるべく、2次側コイル30buと2次側コイル30bdとでその接続が逆とされている。ちなみに、図中、「・」印にて、コイルの巻始め側を示している。
上側回路20uと下側回路20dとでは、2次側コイル30bu,30bdとの接続態様が互いに逆となっていることを除けばその構成は同一であるため、以下では上側回路20uについて説明する。なお、上側回路20uの構成の説明において、部材番号に付した「u」を「d」として且つ、パワースイッチング素子16をパワースイッチング素子18とすることで、下側回路20dの構成の説明となる。
2次側コイル30buの一方の端子は、パワースイッチング素子16のソースと接続されている。また、2次側コイル30buの他方の端子は、コンデンサ32u及びNチャネルトランジスタTnuを介してパワースイッチング素子16のゲートと接続されている。更に、2次側コイル30buの他方の端子は、コンデンサ34u及びPチャネルトランジスタTpuを介してパワースイッチング素子16のゲートと接続されている。
上記NチャネルトランジスタTnuとコンデンサ32uとを接続するノードN1と上記2次側コイル30buの一方の端子との間には、ノードN1から一方の端子側へ向かう方向を順方向とするダイオード36uが接続されている。また、PチャネルトランジスタTpuとコンデンサ34uとを接続するノードN2と上記2次側コイル30buの一方の端子との間には、一方の端子からノードN2へと向かう方向を順方向とするダイオード38uが接続されている。
上記パワースイッチング素子16のソースとパワースイッチング素子18のドレインとは接続されており、パワースイッチング素子16のドレインとパワースイッチング素子18のソースとは、コンデンサ44、及び1次側コイル14aを介して高圧バッテリ12の両端と接続されている。なお、高圧バッテリ12の両端には、1次側コイル14aよりもパワースイッチング素子16,18側にコンデンサ40が、また、1次側コイル14aよりも高圧バッテリ12側にコンデンサ42がそれぞれ接続されている。
次に、駆動回路20によるパワースイッチング素子16,18の駆動について説明する。なお、上側回路20uによるパワースイッチング素子16の駆動手法と、下側回路20dによるパワースイッチング素子18の駆動手法とは互いに同一であるため、以下では特に上側回路20uによるパワースイッチング素子16の駆動手法を例に挙げて説明する。
図2(a)に示されるように、出力パルスが立ち上がると、PチャネルトランジスタTpuがオンとなるとともに、NチャネルトランジスタTnuがオフとなる。すなわち、出力パルスの立ち上がりにより、ノードN2の電位が上昇し、Pチャネルトランジスタは、そのソース電位がゲート電位よりも高くなるため、オンする。一方、NチャネルトランジスタTnuは、そのゲート電位が低下するため、オフとなる。
これにより、2次側コイル30buの上記他方の端子の電位と、コンデンサ34uの電位との和が、パワースイッチング素子16のゲートに印加される。これにより、パワースイッチング素子16のゲートに正の電荷が充電され、パワースイッチング素子16のゲート電位がソース電位よりも所定以上高くなることで、パワースイッチング素子16がオンとなる。また、2次側コイル30bu、コンデンサ32u及びダイオード36uを電流が流れることで、コンデンサ32uが、2次側コイル30bu側を正とする態様にて充電される。
なお、上記ダイオード38uは、PチャネルトランジスタTpuのソース電位を高電位に維持する機能を有する。
これに対し、図2(b)に示されるように、出力パルスが立ち下がると、PチャネルトランジスタTpuがオフとなるとともに、NチャネルトランジスタTnuがオンとなる。すなわち、出力パルスの立ち下がりによりノードN2の電位が低下することで、Pチャネルトランジスタは、そのゲート電位に対してソース電位が低下するため、オフする。一方、NチャネルトランジスタTnuは、そのゲート電位がソース電位に対して上昇するため、オンする。
これにより、パワースイッチング素子16のゲートに充電された電荷がNチャネルトランジスタTnuを介してコンデンサ32uへと放電される。そして、パワースイッチング素子16は、そのソース電位に対してゲート電位が低下することで、オフとなる。また、ダイオード38uを介してコンデンサ34uが、2次側コイル30bu側を負とする態様にて充電される。
なお、上記ダイオード36uは、NチャネルトランジスタTnuのソース電位をゲート電位に対して低電位に維持する機能を有する。
上記態様にて、パワースイッチング素子16のゲートに対して、交互に正電圧及び負電圧を印加することで、パワースイッチング素子16を安定して駆動することができる。すなわち、パワースイッチング素子16のオフ時に、ソース電位に対してマイナスの電圧をゲートに印加することで、DC−DCコンバータ10へのノイズの混入によるパワースイッチング素子16の誤作動を回避することができる。
なお、先の図1に示す抵抗体50u,50dと抵抗体52u,52dとは、PチャネルトランジスタTpu、Tpd及びNチャネルトランジスタTnu、Tndを貫通する電流(図1中、破線にて表記)を抑制したり、パワースイッチング素子16,18の動作を調整したりするためのものである。
また、先の図1に示すダイオード60u,60dは、PチャネルトランジスタTpu,Tpdのオフ時に、PチャネルトランジスタTpu,Tpdの寄生ダイオードを介してパワースイッチング素子16,18のゲートからノードN2側へと電流が逆流することを回避するためのものである。
更に、本実施形態では、パワースイッチング素子18をオン状態とすべく正の電荷を充電するコンデンサ34dの電荷や、パワースイッチング素子18のゲートに蓄えられた正の電荷を放電するための放電スイッチ62dを備える。放電スイッチ62dは、例えばフォトカプラからなり、パルストランス30による出力パルスの印加が停止され、パワースイッチング素子16,18の停止が所望されるときに、マイクロコンピュータ(図示略)によって導通状態とされる。
放電スイッチ62dは、出力パルスが停止された後であっても、パワースイッチング素子18のゲートやコンデンサ34dに電荷が残存するおそれがあることに鑑みて設けられる。すなわち、電荷が残存すると、出力パルスが停止されパワースイッチング素子16,18の動作の停止が所望されるときであっても、パワースイッチング素子16,18がオン状態となるおそれがある。そして、パワースイッチング素子16,18の双方がオン状態となると、これらを貫通する電流が流れ、パワースイッチング素子16,18の信頼性の低下を招くおそれがある。このため、出力パルスの停止時に放電スイッチ62dを介して電荷を放電することで、こうした事態を回避する。
具体的には、図示されるように、コンデンサ34dの電荷を放電すべく、コンデンサ34d及びPチャネルトランジスタTpd間のノードN4をダイオード64dを介して放電スイッチ62dと接続する。また、パワースイッチング素子18のゲートの電荷を放電すべく、同ゲート及びダイオード60d間のノードN3をダイオード66dを介して放電スイッチ62dと接続する。
上記ダイオード64dは、ノードN4から放電スイッチ62dへ向かう方向を順方向とするものであり、ノードN3からノードN4への逆流を防止するために設けられている。また、上記ダイオード66dは、ノードN3から放電スイッチ62dへ向かう方向を順方向とするものであり、ノードN4からノードN3への逆流を防止するために設けられている。
これにより、パルストランス30による出力パルスの印加が停止され、パワースイッチング素子16,18の停止が所望されるときに、パワースイッチング素子16,18に貫通電流が流れることを回避することが可能となる。
ただし、放電スイッチ62dのオフ状態及びオン状態の切り替えは、パワースイッチング素子16,18のスイッチング制御及びその停止の切り替えと同時に行うことが望まれる。すなわち、スイッチング制御の停止時において放電スイッチ62dがオフ状態であると、パワースイッチング素子16,18がオン状態となることで、これらパワースイッチング素子16,18の信頼性が低下するおそれがある。一方、スイッチング制御時において、放電スイッチ62dがオン状態であると、パワースイッチング素子18のゲート電位が不安定化し、半オン状態となることに起因して、パワースイッチング素子18の信頼性が低下するおそれがある。
ただし、上記パルストランス30の入力パルスをデューティ制御によって生成したり、上記放電スイッチ62dのオン・オフ操作を行ったりする制御装置を、マイクロコンピュータにて構成する場合には、上記2つの切り替え処理の同時性を保つことができなくなるおそれがある。すなわち、放電スイッチ62dのオフ状態及びオン状態の切り替えタイミングと、パワースイッチング素子16,18のスイッチング制御及びその停止の切り替えタイミングとの間に、マイクロコンピュータの動作周波数に依存した時間差が生じ得る。
そこで、本実施形態では、マイクロコンピュータのタイマ出力機能を利用して上記2つの切り替えタイミングの同時性を保つようにする。以下、これについて詳述する。
図3に、本実施形態にかかるマイクロコンピュータの内部機能の一部を示す。
ソフトウェア処理部70は、マイクロコンピュータに所望の制御をさせるためのプログラムを実行する部分である。ソフトウェア処理部70では、レジスタR1や、書き込み許可レジスタR2,レジスタR3に、デューティ制御のための値を書き込む。ここで、レジスタR1は、タイマ72の更新周期を定めるものである。このレジスタR1には、デューティ信号の周期に応じた値が設定される。そして、レジスタR1に値が書き込まれると、マイクロコンピュータ内部の機能により、レジスタR1の値がバッファB1に書き込まれる。このバッファB1の保持する値と、タイマ72の計数値とは、比較器74にてその大小関係が比較される。詳しくは、比較器74は、タイマ72の計数値がバッファB1の保持する値以上となることで、論理「H」の信号を出力する。そして、タイマ72では、比較器74の出力信号が論理「H」となることで、計数値を初期化し、新たに計数動作を再開する。このように、タイマ72の出力する計数値の時系列データは、バッファB1の保持する値を上限とする鋸波となる。
一方、書き込み許可レジスタR2、レジスタR3は、ともに、タイマ72によって定まる周波数信号に基づくデューティ信号を生成するものである。ただし、書き込み許可レジスタR2については、書き込みがなされることで、書き込み許可レジスタR2及びレジスタR3の保持する値を、バッファB2,B3にそれぞれ書き込むことを許可する旨のフラグである書き込み要求フラグを出力する。そして、書き込み要求フラグがオン(論理「H」)となることと、比較器74の出力が論理「H」となることとの2つの条件が成立する旨が論理合成部76によって判断されると、マイクロコンピュータ内部の機能によって、書き込み許可レジスタR2及びレジスタR3の値が、バッファB2,B3に一括して書き込まれる。
上記バッファB2の保持する値と、タイマ72の計数値とは、比較器78によってその大小関係が比較される。詳しくは、タイマ72の計数値がバッファB2の保持する値以上となることで、比較器78は論理「H」の信号を出力する。一方、RSフリップフロップ80のセット端子には、上記比較器74の出力信号が入力され、RSフリップフロップ80のリセット端子には、上記比較器78の出力信号が入力される。これにより、RSフリップフロップ80の出力信号は、タイマ72が初期化される直前に論理「H」となり、タイマ72の計数値がバッファB2の保持する値となることで論理「L」となる。
同様に、上記バッファB3の保持する値と、タイマ72の計数値とは、比較器82によってその大小関係が比較される。詳しくは、タイマ72の計数値がバッファB3の保持する値以上となることで、比較器82は論理「H」の信号を出力する。一方、RSフリップフロップ84のセット端子には、上記比較器74の出力信号が入力され、RSフリップフロップ84のリセット端子には、上記比較器82の出力信号が入力される。これにより、RSフリップフロップ84の出力信号は、タイマ72が初期化される直前に論理「H」となり、タイマ72の計数値がバッファB3の保持する値となることで論理「L」となる。
上記タイマ出力機能によれば、書き込み許可レジスタR2及びレジスタR3に所望の値を書き込むことで、RSフリップフロップ80,84から、所望のデューティ信号を出力させることができる。しかも、書き込み許可レジスタR2に対する書き込みに先立ちレジスタR3に対する書き込みを行うことで、RSフリップフロップ80,84の出力を同時に更新することができる。
そこで本実施形態では、上記機能に着目し、放電スイッチ62dの操作に際しても、タイマ出力機能を用いることとする。ここで、放電スイッチ62dの操作のように、オン・オフの2値からなる操作信号については、マイクロコンピュータのうちのポート出力機能を用いるのが一般的である。上記ポート出力機能とは、レジスタに書き込まれた値を出力ポートから出力する機能である。ただし、この場合、パルストランス30へ出力するデューティ信号の算出処理と、放電スイッチ62dの操作信号の設定処理とをソフトウェア処理部70にて行った際、マイクロコンピュータから出力されるこれら2つの信号が更新されるまでには時間差が生じ得る。こうした問題を回避すべく本実施形態では、放電スイッチ62dについても、タイマ出力機能を用いる。
図4に、本実施形態にかかる放電スイッチ62dの操作信号及びデューティ信号の設定処理の手順を示す。この処理は、ソフトウェア処理部70にて、例えば所定周期で繰り返し実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、パルストランス30の1次側コイル30aに出力するデューティ信号の値Dpを算出する。続くステップS12においては、値Dpが所定値α以下であるか否かを判断する。この判断は、パワースイッチング素子16,18のスイッチング制御が停止したか否かを判断するものである。ここで、所定値αは、ゼロよりも大きい値とされている。デューティ信号の値Dpがゼロよりも大きい場合には、マイクロコンピュータから出力される信号は、周期的に論理「H」と論理「L」とを繰り返す信号ではあるが、論理「H」時間が極度に短い場合、デューティ信号によってはパワースイッチング素子16,18はオン状態とならない。このため、所定値αは、パワースイッチング素子16,18がオン状態とならなくなるデューティの値の最大値に設定されている。
そして所定値α以下であると判断される場合には、ステップS14においては、レジスタR3に、放電スイッチ62dを常時オン状態とするための値を書き込む。この値は、上記レジスタR1に書き込まれる値よりも大きい値である。一方、ステップS12において所定値αより大きいと判断される場合には、ステップS16において、レジスタR3に、放電スイッチ62dをオフ操作するための値を書き込む。この値は、タイマ72の初期値以下の値である。
上記ステップS14,S16の処理が完了する場合には、ステップS18に移行する。ステップS18においては、書き換え許可レジスタR2に、上記値Dpを書き込む。なお、ステップS18の処理が完了する場合には、この一連の処理を一旦終了する。
図5に、本実施形態にかかるパルストランス30のデューティ制御及び放電スイッチ62dの操作の態様を示す。詳しくは、図5(a)に、タイマ72の計数値の推移を示し、図5(b)に、パルストランス30への入力パルスの推移を示し、図5(c)に、放電スイッチ62dの操作状態の推移を示し、図5(d)に、バッファB1の値を示す。また、図5(e)に、書き込み許可レジスタR2の保持する値の推移を示し、図5(f)に、レジスタR3の保持する値の推移を示し、図5(g)に、バッファB2の保持する値の推移を示し、図5(h)に、バッファB3の保持する値の推移を示し、図5(i)に、書き込み要求フラグの推移を示す。
図示されるように、レジスタR3の値が「Z1」から「Z2」に書き換えられても、書き込み許可レジスタR2の値が書き換えられない限り、バッファB3の値は更新されない。一方、書き換え許可レジスタR2の値が「Y1」から「Y2」に書き換えられると、書き換え要求フラグがオンとなる。そして、タイマ72の計数値がバッファB1の保持する値「X1」となるタイミングにおいて、書き換え許可レジスタR2の値とレジスタR3の値とがそれぞれ、バッファB2,B3に一括して書き込まれる。これにより、パルストランス30の入力信号としてのデューティ信号と放電スイッチ62dの状態とが同時に変更される。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)パルストランス30のデューティ信号の値Dpを書き込み許可レジスタR2に書き込むに先立ち、放電スイッチ62dの操作信号に応じた値を、レジスタR3に書き込んだ。これにより、パルストランス30の入力信号としてのデューティ信号と放電スイッチ62dの状態とを同時に変更することができる。
(2)書き込み許可レジスタR2やレジスタR3への書き込みを、ソフトウェア処理部70によって実行した。これにより、これら信号を出力させるための処理をソフトウェアによって自由に設定することができる。
(3)直列接続された一対のパワースイッチング素子16,18のスイッチング制御を停止する際に、パワースイッチング素子18の導通制御端子(ゲート)の電荷を放電する放電スイッチ62dを備えた。これにより、パワースイッチング素子18を確実にオフ状態とすることができ、ひいては、パワースイッチング素子16,18を貫通電流が流れることを回避することができる。
(4)パルストランス30へのデューティ信号の値Dpがゼロより大きい所定値α以下となることで、放電スイッチ62dをオンとした。これにより、パワースイッチング素子16,18がデューティ信号によってはオン状態とならないと想定される場合に、放電スイッチ62dを確実にオン状態とすることができる。
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記実施形態では、パルストランス30用のデューティの値Dpが新たに算出される都度、レジスタR3に、放電スイッチ62dのオン・オフ指令信号を書き込むようにしたが、これに限らない。例えばパルストランス30のデューティの値Dpが所定値α以下から所定値αより大きくなるか、所定値αより大きい値から所定値α以下の値となるかする場合のみ、レジスタR3に、放電スイッチ62dのオン・オフ指令信号を書き込むようにしてよい。この場合、値Dpが上記態様にて変化する場合のみ、書き込み許可レジスタR2の更新に先立って、レジスタR3を更新すればよい。
・上記実施形態では、書き込み許可レジスタR2に、パルストランス30用のデューティの値Dpを書き込んだが、これに限らず、放電スイッチ62dのオン・オフ指令信号を書き込んでもよい。この場合、放電スイッチ62dのオン・オフ指令信号を書き込み許可レジスタR2に書き込むに先立ち、レジスタR3に、パルストランス30用のデューティの値Dpを書き込むようにする。
・上記実施形態では、下側回路20dにのみ放電スイッチ62dを設けたが、上側回路20u及び下側回路20dの双方に設けてもよい。この場合、先の図3において書き込み許可レジスタR2への書き換えによって、バッファのデータの更新が許可されるレジスタをもう一つ用意し、これに上側回路20uに設けられる放電スイッチのオン・オフ指令信号の値を書き込むようにしてもよい。
・駆動回路20の駆動するパワースイッチング素子16,18としては、NチャネルMOSトランジスタに限らず、例えばPチャネルMOSトランジスタであってもよい。この場合、PチャネルMOSトランジスタをオンさせるための電荷を放電することが可能なように、放電スイッチを接続すればよい。
更に、パワースイッチング素子16,18としては、MOSトランジスタに限らず、例えば絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)等でもよく、要は、導通制御端子への電圧の印加によりオン状態及びオフ状態の切替制御がなされる電圧駆動型のパワースイッチング素子であればよい。
・駆動回路20としては、上記実施形態で例示したものに限らない。例えば下側回路20dのみからなるものであってもよい。また、出力パルスの立ち上がりに伴いパワースイッチング素子の導通制御端子に正及び負のいずれかの電荷を充電する充電経路を導通状態とする第1のスイッチング素子と、出力パルスの立ち下がりに伴い充電された電荷を放電する放電経路を導通状態とする第2のスイッチング素子とをIGBTによって構成してもよい。
・DC−DCコンバータ10としては、上記実施形態で例示したものに限らず、例えば同期整流式のものであってもよい。こうした場合にあっては、デューティ信号を複数出力する要求が生じ得る。この場合には、書き込み許可レジスタR2の更新によってバッファの更新が許可されるレジスタの数を追加し、追加したレジスタに別のデューティ信号の値を書き込むようにすればよい。
・駆動回路20の駆動するパワースイッチング素子16,18としては、DC−DCコンバータ10の1次側コイル14a側に備えられるものに限らない。例えば電動機に3相交流電力を供給するインバータを構成するものであってもよい。
・上記各実施形態では、駆動回路20をハイブリッド車に搭載されるものとしたが、これに限らず、例えば電気自動車に搭載されるものとしてもよい。
・デューティ信号に応じて操作される車載制御対象物としては、車載電力変換装置に限らない。例えばチョッパ制御にてピエゾ素子の充放電を行うピエゾインジェクタの駆動装置であってもよい。この場合、チョッパ制御を行うための信号をデューティ信号として且つ、チョッパ制御による放電の終了時にピエゾ素子の電荷を確実に抜くために、放電スイッチをオン状態とするものに、本発明を適用することができる。
一実施形態にかかるDC−DCコンバータ及び駆動回路の回路構成を示す回路図。 上記駆動回路の動作を示す回路図。 上記実施形態にかかるマイクロコンピュータ内の処理を示す図。 上記マイクロコンピュータのソフトウェア処理部の行う処理の手順を示す流れ図。 上記処理の態様を示すタイムチャート。
符号の説明
16,18…パワースイッチング素子、62d…放電スイッチ、70…ソフトウェア処理部、R2…書き込み許可レジスタ(特定の第1記憶手段の一実施形態)、R3…レジスタ(第1記憶手段の一実施形態)B2,B3…バッファ(第2記憶手段の一実施形態)。

Claims (6)

  1. デューティ制御のための値を書き込む複数の第1記憶手段と、
    前記複数の第1記憶手段のそれぞれに対応する複数の第2記憶手段の保持する値に応じて、各別の出力線にデューティ信号を出力する出力手段と、
    前記複数の第1記憶手段のうちの特定の第1記憶手段にデータが書き込まれることを条件に、前記複数の第1記憶手段のそれぞれの保持する値を前記第2記憶手段のうちの対応するものに一括して書き込む手段と、
    前記第1記憶手段のいずれかに、車載電子制御対象物にデューティ信号を出力するためのデューティ値を書き込む手段と、
    前記デューティ値が規定の基準内にあるか否かに応じて、前記車載電子制御対象物に2値の操作信号を出力すべく該2値の操作信号に応じた値を前記第1記憶手段のうちの前記いずれかとは異なるものに書き込む手段と、
    前記2値の操作信号に応じた値及び前記デューティ値のうちの1つの値は、前記特定の第1記憶手段に書き込まれるように設定されて且つ、前記デューティ値が規定の基準内から基準外へ又は基準外から基準内へと移行する際、前記1つの値の書き込みに先立って残りの値の書き込みを行うことを特徴とする車両用制御装置。
  2. 前記第1記憶手段への書き込みは、ソフトウェア処理として実行されることを特徴とする請求項1記載の車両用制御装置。
  3. 前記車載電子制御対象物は、前記デューティ値に応じたデューティ信号によってパワースイッチング素子が操作される電力変換装置であり、
    前記2値の操作信号は、前記電力変換装置のスイッチング素子の導通制御端子の電荷を放電させる放電スイッチを操作するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用制御装置。
  4. 前記電力変換装置は、直列接続された一対のパワースイッチング素子が前記デューティ値に応じたデューティ信号によって操作されるものであることを特徴とする請求項3記載の車両用制御装置。
  5. 前記電力変換装置は、トランスと、該トランスの出力パルスの立ち上がりに伴い前記パワースイッチング素子の導通制御端子に正及び負のいずれかの電荷を充電する充電経路を導通状態とする第1のスイッチング素子と、前記出力パルスの立ち下がりに伴い前記充電された電荷を放電する放電経路を導通状態とする第2のスイッチング素子とを備えるパワースイッチング素子の駆動回路を備えて構成され、
    前記トランスの入力パルスは、前記デューティ値に応じたデューティ信号であることを特徴とする請求項3又は4記載の車両用制御装置。
  6. 前記放電スイッチは、前記デューティ信号が所定以下となる場合にオン状態とされることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の車両用制御装置。
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