JP2008306622A - 録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システム - Google Patents
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Abstract
【課題】番組録画装置を通信回線に接続することなく、携帯端末から放送番組の録画予約を行うことが可能な録画予約送信装置を提供する。
【解決手段】録画予約送信装置2は、携帯端末から、通信回線Nを介して、番組録画装置を特定する装置特定情報と予約対象の放送番組を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信する通信受信手段21と、録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する録画制御情報生成手段(EMM生成手段23b)と、録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波Wとして送信する放送送信手段25と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】録画予約送信装置2は、携帯端末から、通信回線Nを介して、番組録画装置を特定する装置特定情報と予約対象の放送番組を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信する通信受信手段21と、録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する録画制御情報生成手段(EMM生成手段23b)と、録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波Wとして送信する放送送信手段25と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、携帯端末を用いて放送番組の録画予約を行う録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システムに関する。
近年、携帯端末(携帯電話)を用いて、デジタルチューナ内蔵のDVDレコーダ等の番組録画装置に対して、視聴者が所望する放送番組の録画予約を行うシステム(遠隔録画予約システム)が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。
現在、提案されている遠隔録画予約システムは、まず、携帯端末が、通信回線を介して、放送事業者側のサーバから、放送番組のEPG(Electric Program Guide)等の番組表を取得する。そして、遠隔録画予約システムは、視聴者が当該番組表から、予約したい放送番組を決定することで、携帯端末が、通信回線を介して、チャンネル、録画時間等の予約内容を示す予約情報を番組録画装置に送信する。そして、遠隔録画予約システムは、番組録画装置において、受信した予約内容を示す予約情報に基づいて、放送番組の録画予約を行う。なお、この予約情報は、通信事業者が提供するEPGアプリケーションや電子メール等によって、番組録画装置に送信される手法が提案されている。
このように、通信回線を介して、予約情報を送信することで、携帯端末によって、番組録画装置に対して、録画予約の遠隔操作を行うことができる。
特開2002−118793号公報(段落〔0025〕〜〔0043〕、図1、図3)
現在、提案されている遠隔録画予約システムは、まず、携帯端末が、通信回線を介して、放送事業者側のサーバから、放送番組のEPG(Electric Program Guide)等の番組表を取得する。そして、遠隔録画予約システムは、視聴者が当該番組表から、予約したい放送番組を決定することで、携帯端末が、通信回線を介して、チャンネル、録画時間等の予約内容を示す予約情報を番組録画装置に送信する。そして、遠隔録画予約システムは、番組録画装置において、受信した予約内容を示す予約情報に基づいて、放送番組の録画予約を行う。なお、この予約情報は、通信事業者が提供するEPGアプリケーションや電子メール等によって、番組録画装置に送信される手法が提案されている。
このように、通信回線を介して、予約情報を送信することで、携帯端末によって、番組録画装置に対して、録画予約の遠隔操作を行うことができる。
前記した従来の遠隔録画予約システムは、携帯端末から、通信回線を介して、番組録画装置に対して放送番組の録画予約の指示を行うため、番組録画装置を通信回線に接続しなければならない。このため、従来の遠隔録画予約システムでは、番組録画装置を通信回線に接続するための接続作業や、通信事業者への登録作業等の設定を行わなければならず、初期設定時における作業に手間がかかるという問題がある。
また、放送番組を受信し、視聴するための番組録画装置は、通常、通信回線に接続されたものは少なく、遠隔操作のためだけに、通信回線への接続を強いるのは、作業に手間がかかる以外に、視聴者に、通信事業者に対する契約等の負担を強いることになってしまう。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、番組録画装置を通信回線に接続することなく、携帯端末から放送番組の録画予約を行うことが可能な録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システムを提供することを目的とする。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、まず、請求項1に記載の録画予約送信装置は、通信回線を介して携帯端末から送信された、放送番組に対する録画予約の指示を、放送波を介して番組録画装置に送信する録画予約送信装置であって、通信受信手段と、録画制御情報生成手段と、放送送信手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、録画予約送信装置は、通信受信手段によって、携帯端末から、通信回線を介して、番組録画装置を特定する装置特定情報と、予約対象の放送番組を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信する。ここで、装置特定情報は、番組録画装置を特定する固有の情報であって、例えば、デジタル放送におけるCASカードに記憶されている番号(CAS番号)等である。また、予約番組特定情報は、予約対象の放送番組を特定する情報であって、例えば、チャンネル番号、録画開始時間、録画終了時間等である。
そして、録画予約送信装置は、録画制御情報生成手段によって、通信受信手段で受信した録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する。この伝送形式は、放送波で伝送可能な形式であれば特に限定するものではないが、例えば、デジタル放送で用いられる個別情報(EMM:Entitlement Management Message)の形式や、BML(Broadcast Markup Language)の記述形式とすることができる。これによって、録画予約情報を放送波の伝送形式とすることができる。
そして、録画予約送信装置は、放送送信手段によって、録画制御情報生成手段で生成された録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波として送信する。これによって、放送番組と分離して録画制御情報が、放送波を介して、番組録画装置に配信されることになる。
また、請求項2に記載の録画予約送信装置は、請求項1に記載の録画予約送信装置において、共通鍵記憶手段を、さらに備える構成とした。
かかる構成において、録画予約送信装置は、番組録画装置と共通に保有する鍵として、共通鍵暗号方式における共通鍵を記憶する共通鍵記憶手段を備えることで、録画制御情報生成手段が、装置特定情報と予約番組特定情報とを、装置特定情報で特定される番組録画装置に固有の共通鍵に基づいて暗号化することで、番組録画装置固有の個別情報として録画制御情報を生成する。これによって、個別の番組録画装置に対する録画制御情報が、当該番組録画装置のみでしか復号できないことになる。
さらに、請求項3に記載の番組録画装置は、請求項1に記載の録画予約送信装置から送信された録画制御情報に基づいて、放送番組を録画する番組録画装置であって、識別情報記憶手段と、放送受信手段と、番組チャンネル復調手段と、番組チャンネル復号手段と、番組記憶手段と、録画チャンネル復調手段と、録画予約情報抽出手段と、判定手段と、番組予約内容記憶手段と、録画制御手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、番組録画装置は、放送受信手段によって、放送波を介して、放送信号を受信する。そして、番組録画装置は、番組チャンネル復調手段によって、放送受信手段で受信した放送信号から、選局されたチャンネルの放送信号を復調する。この番組チャンネル復調手段は視聴者からの指示または録画制御手段によって、チャンネルが選局される。さらに、番組録画装置は、番組チャンネル復号手段によって、番組チャンネル復調手段で復調された放送信号を放送番組として復号する。例えば、放送信号が、MPEG−2トランスポートストリームで配信される場合、番組チャンネル復号手段は、MPEG−2トランスポートストリームを、個々の放送番組のMPEG−2データとして復号する。
そして、番組録画装置は、録画チャンネル復調手段によって、放送受信手段で受信した放送波から、予め定めた録画制御チャンネルの放送信号を復調する。さらに、番組録画装置は、録画予約情報抽出手段によって、録画チャンネル復調手段で復調された放送信号を復号し、録画制御情報から録画予約情報を抽出する。このように、番組録画装置は、録画制御チャンネルから、録画予約情報を抽出することで、常に、録画予約の有無を監視することができる。
そして、番組録画装置は、判定手段によって、録画予約情報に含まれている装置特定情報と、識別情報記憶手段に記憶されている番組録画装置に固有の装置識別情報とを比較する。これによって、録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であるか否かを判定することができる。
そして、番組録画装置は、判定手段によって、録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であると判定した場合にのみ、録画予約情報に含まれている予約番組特定情報を番組予約内容記憶手段に記憶する。これによって、放送番組の録画予約が行われたことになる。
そして、番組録画装置は、判定手段によって、録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であると判定した場合にのみ、録画予約情報に含まれている予約番組特定情報を番組予約内容記憶手段に記憶する。これによって、放送番組の録画予約が行われたことになる。
さらに、番組録画装置は、録画制御手段によって、番組予約内容記憶手段に記憶されている予約番組特定情報で特定される予約内容に基づいて、番組チャンネル復調手段に対して、チャンネルの選局を指示するとともに、番組チャンネル復号手段に対して、復号された放送番組の番組記憶手段への記憶を指示する。これによって、録画予約時間に所望の放送番組が録画されることになる。
また、請求項4に記載の遠隔録画予約システムは、放送番組に対する録画予約の指示を、通信回線を介して送信する携帯端末と、当該携帯端末から受信した前記録画予約の指示を、放送波を介して送信する録画予約送信装置と、当該録画予約送信装置から受信した前記録画予約の指示に基づいて前記放送番組を録画する番組録画装置と、を備えた遠隔録画予約システムであって、録画予約送信装置が、通信受信手段と、録画制御情報生成手段と、放送送信手段と、を備え、番組録画装置が、識別情報記憶手段と、放送受信手段と、番組チャンネル復調手段と、番組チャンネル復号手段と、番組記憶手段と、録画チャンネル復調手段と、録画予約情報抽出手段と、判定手段と、番組予約内容記憶手段と、録画制御手段と、を備える構成とした。
かかる構成において、遠隔録画予約システムは、携帯端末から送信される放送番組に対する録画予約の指示(録画予約情報)を、録画予約送信装置が、通信受信手段によって、通信回線を介して受信する。
そして、録画予約送信装置は、録画制御情報生成手段によって、通信受信手段で受信した録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する。そして、録画予約送信装置は、放送送信手段によって、録画制御情報生成手段で生成された録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波として送信する。
そして、録画予約送信装置は、録画制御情報生成手段によって、通信受信手段で受信した録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する。そして、録画予約送信装置は、放送送信手段によって、録画制御情報生成手段で生成された録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波として送信する。
また、番組録画装置は、放送受信手段によって、放送波を介して、放送信号を受信する。そして、番組録画装置は、番組チャンネル復調手段によって、放送受信手段で受信した放送信号から、選局されたチャンネルの放送信号を復調する。さらに、番組録画装置は、番組チャンネル復号手段によって、番組チャンネル復調手段で復調された放送信号を放送番組として復号する。
そして、番組録画装置は、録画チャンネル復調手段によって、放送受信手段で受信した放送波から、予め定めた録画制御チャンネルの放送信号を復調する。さらに、番組録画装置は、録画予約情報抽出手段によって、録画チャンネル復調手段で復調された放送信号を復号し、録画制御情報から録画予約情報を抽出する。
そして、番組録画装置は、録画チャンネル復調手段によって、放送受信手段で受信した放送波から、予め定めた録画制御チャンネルの放送信号を復調する。さらに、番組録画装置は、録画予約情報抽出手段によって、録画チャンネル復調手段で復調された放送信号を復号し、録画制御情報から録画予約情報を抽出する。
そして、番組録画装置は、判定手段によって、録画予約情報に含まれている装置特定情報と、識別情報記憶手段に記憶されている番組録画装置に固有の装置識別情報とを比較する。そして、番組録画装置は、判定手段によって、録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であると判定した場合にのみ、録画予約情報に含まれている予約番組特定情報を番組予約内容記憶手段に記憶する。
さらに、番組録画装置は、録画制御手段によって、番組予約内容記憶手段に記憶されている予約番組特定情報で特定される予約内容に基づいて、番組チャンネル復調手段に対して、チャンネルの選局を指示するとともに、番組チャンネル復号手段に対して、復号された放送番組の番組記憶手段への記憶を指示する。
本発明は、以下に示す優れた効果を奏するものである。
請求項1に記載の発明によれば、携帯端末から送信された放送番組の録画予約情報を、通信回線を介して受信し、その録画予約情報を、番組録画装置を指定して放送波として送信することができる。これによって、番組録画装置を通信回線に接続することなく、遠隔地から放送番組の録画予約を行うことができる。また、請求項1に記載の発明によれば、録画制御チャンネルを介して、録画予約情報を送信するため、番組録画装置において、常に同一のチャンネルを監視するだけで、録画予約情報を抽出することができ、抽出処理の負荷を軽減させることができる。
請求項1に記載の発明によれば、携帯端末から送信された放送番組の録画予約情報を、通信回線を介して受信し、その録画予約情報を、番組録画装置を指定して放送波として送信することができる。これによって、番組録画装置を通信回線に接続することなく、遠隔地から放送番組の録画予約を行うことができる。また、請求項1に記載の発明によれば、録画制御チャンネルを介して、録画予約情報を送信するため、番組録画装置において、常に同一のチャンネルを監視するだけで、録画予約情報を抽出することができ、抽出処理の負荷を軽減させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、番組録画装置に固有の共通鍵で録画予約情報を暗号化するため、放送波を介して送信した場合であっても、録画の対象となる番組録画装置に対してのみ、放送番組の録画予約を行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、放送波を介して、放送番組の録画予約を行うことができる。また、請求項3に記載の発明によれば、固有の録画制御チャンネルを介して、録画予約情報を取得するため、録画予約情報の抽出処理の負荷を軽減させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、遠隔地から携帯端末を用いて、番組録画装置に対して放送番組の録画予約を行うことができる。また、請求項4に記載の発明によれば、番組録画装置に対して、放送波を介して録画予約情報を送信するため、番組録画装置を通信回線に接続することがない。これによって、視聴者に対して、通信回線への接続作業を行う手間を省き、通信事業者に対する契約等の負担を強いることになく、遠隔操作により放送番組を録画予約することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[遠隔録画予約システムの構成]
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの構成を示す概略構成図である。図1に示すように、遠隔録画予約システムSは、携帯端末1と、放送番組送信装置(録画予約送信装置)2と、番組録画装置3とで構成される。なお、携帯端末1および番組録画装置3は、視聴者の数に応じて、複数存在する。
[遠隔録画予約システムの構成]
最初に、図1を参照して、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの構成を示す概略構成図である。図1に示すように、遠隔録画予約システムSは、携帯端末1と、放送番組送信装置(録画予約送信装置)2と、番組録画装置3とで構成される。なお、携帯端末1および番組録画装置3は、視聴者の数に応じて、複数存在する。
携帯端末1は、携帯電話、ワンセグ携帯等のインターネット等の通信回線Nを介して通信可能な端末である。この携帯端末1は、通信回線Nを介して、放送番組の録画予約を行うための録画予約情報(装置特定情報および予約番組特定情報)を、放送番組送信装置2に送信する。
この装置特定情報は、番組録画装置3を特定する情報であれば、特に限定するものではないが、ここでは、番組録画装置3に挿入されるセキュリティモジュールであるCAS(限定受信システム:Conditional Access System)カードのID番号(以下、CAS番号という)とする。なお、装置特定情報は、操作者がボタン操作によって文字列を入力することで設定することとしてもよいし、予め携帯端末1内の図示を省略した記憶手段に記憶しておくこととしてもよい。
また、予約番組特定情報は、放送番組の予約内容を特定する情報であって、例えば、チャンネル番号、録画開始時間、録画終了時間等である。なお、携帯端末1は、予約番組特定情報を、操作者がボタン操作によって文字列を入力することで設定してもよいし、携帯端末1が通信事業者からEPGを取得し、操作者がEPGから予約する番組を選択することで設定してもよい。
放送番組送信装置(録画予約送信装置)2は、携帯端末1から送信された、放送番組に対する録画予約の指示を、放送波Wを介して番組録画装置3に送信するものである。この放送番組送信装置2は、通信回線Nを介して受信した録画予約情報を、予め定められた放送波Wの伝送形式の録画制御情報として生成し、デジタル放送(データ放送)の放送波Wに多重化して、視聴者宅に備えられた番組録画装置3に送信する。なお、この放送番組送信装置2については、後で詳細に説明を行うことにする。
番組録画装置3は、視聴者宅等に備えられたデジタルチューナ内蔵録画機等の放送番組を受信、録画するものである。この番組録画装置3は、放送波Wを介して送信される録画制御情報に含まれる装置特定情報(ここでは、CAS番号)に基づいて、当該録画制御情報が、当該番組録画装置3に対する制御情報であることを認識し、録画制御情報に含まれる予約番組特定情報に基づいて、該当する放送番組の録画予約を行う。なお、この番組録画装置3については、後で詳細に説明を行うことにする。
このように、遠隔録画予約システムSを構成することで、番組録画装置3は、通信回線Nに接続することなく、携帯端末1からの遠隔操作により放送番組の録画予約を行うことができる。
以下、放送番組送信装置2および番組録画装置3の構成について詳細に説明を行う。
このように、遠隔録画予約システムSを構成することで、番組録画装置3は、通信回線Nに接続することなく、携帯端末1からの遠隔操作により放送番組の録画予約を行うことができる。
以下、放送番組送信装置2および番組録画装置3の構成について詳細に説明を行う。
(放送番組送信装置〔録画予約送信装置〕の構成)
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、放送番組送信装置2の構成について説明を行う。図2は、本発明の実施形態に係る放送番組送信装置(録画予約送信装置)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、放送番組送信装置2は、通信受信手段21と、共通鍵記憶手段22と、ECM/EMM生成手段23と、スクランブル手段24と、放送送信手段25とを備えている。
まず、図2を参照(適宜図1参照)して、放送番組送信装置2の構成について説明を行う。図2は、本発明の実施形態に係る放送番組送信装置(録画予約送信装置)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、放送番組送信装置2は、通信受信手段21と、共通鍵記憶手段22と、ECM/EMM生成手段23と、スクランブル手段24と、放送送信手段25とを備えている。
通信受信手段21は、携帯端末1から、通信回線Nを介して、番組録画装置3を特定する装置特定情報と放送番組の予約内容を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信するものである。この通信受信手段21で受信した録画予約情報は、ECM/EMM生成手段23に出力される。
共通鍵記憶手段22は、放送番組を暗号化する鍵(スクランブル鍵Ks)、録画予約情報を暗号化する鍵(ワーク鍵Kw)、そのワーク鍵Kwを暗号化する鍵(マスタ鍵Km)といった、共通鍵暗号方式における共通鍵を記憶するもので、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。なお、マスタ鍵Kmは、番組録画装置3ごとに固有の鍵であって、予め番組録画装置3に組み込まれるセキュリティモジュール(CASカード)内に記憶しておく情報である。ここでは、共通鍵記憶手段22には、マスタ鍵Kmを、CAS番号に対応付けて記憶しておく。また、スクランブル鍵Ks、ワーク鍵Kwは、定期的に更新される鍵である。
ECM/EMM生成手段23は、デジタル放送のCAS(限定受信システム)で用いられる共通情報(ECM:Entitlement Control Message)や個別情報(EMM:Entitlement Management Message)を生成するものである。ここでは、ECM/EMM生成手段23は、ECM生成手段23aと、EMM生成手段23bとを備えている。
ECM生成手段23aは、すべての番組録画装置3に対して共通の情報(ECM)を生成するものである。このECM生成手段23aは、放送番組を暗号化したスクランブル鍵や、暗号化した放送番組の番組情報等を、ワーク鍵Kwで暗号化することでECMを生成する。このECM生成手段23aで生成されたECMは、放送送信手段25に出力される。
EMM生成手段(録画制御情報生成手段)23bは、個々の番組録画装置3に対して個別の情報(EMM)を生成するものである。このEMM生成手段23bは、契約情報や録画予約情報、ワーク鍵Kw等を、マスタ鍵Kmで暗号化することでEMM(録画制御情報)を生成する。このEMM生成手段23bで生成されたEMMは、放送送信手段25に出力される。
なお、EMM生成手段23bは、録画予約情報に含まれている装置特定情報であるCAS番号をEMMのヘッダ領域に記述し、予約番組特定情報であるチャンネル番号、録画開始時間および録画終了時間をEMMのメッセージコード領域に記述することとする。これによって、番組録画装置3では、ヘッダ領域を解析するだけで、当該録画予約情報が自己の番組録画装置3に対する情報であるか否かを容易に判定することができる。
また、EMM生成手段23bは、番組録画装置3に対して個別の情報を送信する段階で動作するが、録画制御情報としてEMMを生成して出力するタイミングは、通信受信手段21から録画予約情報を入力したタイミングとする。なお、EMM生成手段23bは、EMMが録画制御情報である場合、その旨を放送送信手段25に通知することとする。
また、EMM生成手段23bは、番組録画装置3に対して個別の情報を送信する段階で動作するが、録画制御情報としてEMMを生成して出力するタイミングは、通信受信手段21から録画予約情報を入力したタイミングとする。なお、EMM生成手段23bは、EMMが録画制御情報である場合、その旨を放送送信手段25に通知することとする。
スクランブル手段24は、放送番組を暗号化するものである。このスクランブル手段24は、放送番組をスクランブル鍵Ksで暗号化し、放送送信手段25に出力する。
放送送信手段25は、ECM/EMM生成手段23で暗号化された情報(ECM、EMM)を、放送波Wを介して番組録画装置3に送信(配信)するものである。ここでは、放送送信手段25は、多重化手段25aを備えている。
多重化手段25aは、ECM/EMM生成手段23のECM生成手段23aで生成された共通情報(ECM)と、EMM生成手段23bで生成された個別情報(EMM)とを、スクランブル手段24で暗号化された放送番組に多重化するものである。
なお、多重化手段25aは、EMM生成手段23bから、EMMが録画制御情報である旨の通知を受けた場合、当該EMMを、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化することとする。この録画制御チャンネルは、番組録画装置3との間で、予め定めたチャンネルであればどのチャンネルを使用しても構わないが、例えば、NHK総合チャンネル等である。なお、各チャンネルは、MPEG−2トランスポートストリーム形式で放送番組が配信されるものとし、録画制御情報のEMMは、当該チャンネルのMPEG−2トランスポートストリームのTS番号が同一のTSパケットとして配信される。
以上説明したように、放送番組送信装置2は、携帯端末1から、通信回線Nを介して、録画予約情報を受信した段階で、録画制御情報であるEMMを生成し、番組録画装置3に送信(配信)する。これによって、放送番組送信装置2は、番組録画装置3に対して、放送波Wを介して、録画予約の指示を送信することができる。
(番組録画装置の構成)
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、番組録画装置3の構成について説明を行う。図3は、本発明の実施形態に係る番組録画装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、番組録画装置3は、放送受信手段31と、チャンネル復号手段32と、録画制御手段33と、番組/予約内容記憶手段34と、映像復号手段35と、音声復号手段36と、セキュリティモジュール37と、を備えている。
次に、図3を参照(適宜図1参照)して、番組録画装置3の構成について説明を行う。図3は、本発明の実施形態に係る番組録画装置の構成を示すブロック図である。図3に示すように、番組録画装置3は、放送受信手段31と、チャンネル復号手段32と、録画制御手段33と、番組/予約内容記憶手段34と、映像復号手段35と、音声復号手段36と、セキュリティモジュール37と、を備えている。
放送受信手段31は、放送波Wを介して、デジタル放送で配信される放送信号を受信するものである。ここでは、放送受信手段31は、番組チャンネル復調手段31aと、録画チャンネル復調手段31bと、を備えている。
番組チャンネル復調手段31aは、選局されたチャンネルの放送信号を放送波Wから復調するものである。この番組チャンネル復調手段31aは、図示を省略したリモコン装置等によって、視聴者が選局したチャンネルの放送信号を復調することで、MPEG−2トランスポートストリーム(以下、MPEG−2 TSという)を生成する。この番組チャンネル復調手段31aで復調されたMPEG−2 TSは、チャンネル復号手段32の番組チャンネル復号手段32aに出力される。
なお、番組チャンネル復調手段31aは、後記する録画制御手段33から、切り替え信号により、チャンネルの切り替えを指示された場合、当該チャンネルに受信チャンネルを切り替えることとする。
なお、番組チャンネル復調手段31aは、後記する録画制御手段33から、切り替え信号により、チャンネルの切り替えを指示された場合、当該チャンネルに受信チャンネルを切り替えることとする。
録画チャンネル復調手段31bは、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルの放送信号を放送波Wから復調するものである。この録画制御チャンネルは、放送番組送信装置2において、録画制御情報であるEMMを多重化したチャンネルである。この録画チャンネル復調手段31bで復調されたMPEG−2 TSは、チャンネル復号手段32の録画制御情報復号手段32bに出力される。
チャンネル復号手段32は、放送受信手段31で受信し、復調されたMPEG−2 TSを放送番組として復号するものである。ここでは、チャンネル復号手段32は、番組チャンネル復号手段32aと、録画制御情報復号手段32bとを備えている。
番組チャンネル復号手段32aは、番組チャンネル復調手段31aで復調されたMPEG−2 TSを復号することで、放送番組ごとのMPEG−2の映像符号化データおよび音声符号化データを生成するものである。この番組チャンネル復号手段32aで生成された映像符号化データは映像復号手段35に出力され、音声符号化データは音声復号手段36に出力される。
また、番組チャンネル復号手段32aは、MPEG−2 TSが暗号化されている場合、MPEG−2 TSに多重化されているECMおよびEMMをセキュリティモジュール37に出力し、セキュリティモジュール37からスクランブル鍵を取得することで、暗号化されているMPEG−2 TSを復号する。
なお、番組チャンネル復号手段32aは、後記する録画制御手段33から、切り替え信号により、記憶先の切り替えを指示された場合、復号した放送番組を番組/予約内容記憶手段34に記憶することとする。
なお、番組チャンネル復号手段32aは、後記する録画制御手段33から、切り替え信号により、記憶先の切り替えを指示された場合、復号した放送番組を番組/予約内容記憶手段34に記憶することとする。
録画制御情報復号手段(録画予約情報抽出手段)32bは、録画チャンネル復調手段31bで復調されたMPEG−2 TSを符号復号することで、MPEG−2 TSに多重化されているEMM(録画制御情報)を復号し、録画予約情報を抽出するものである。なお、録画制御情報復号手段32bは、EMMをセキュリティモジュール37に出力することで、セキュリティモジュール37から録画予約情報を取得する。この録画制御情報復号手段32bで復号された録画予約情報に含まれている予約番組特定情報(チャンネル番号、録画開始時間、録画終了時間)は、番組/予約内容記憶手段34に記憶される。
録画制御手段33は、番組/予約内容記憶手段34に記憶されている予約番組特定情報に基づいて、図示を省略したタイマが録画開始時間に達した段階で、番組チャンネル復調手段31aに対して、チャンネル番号で示されるチャンネルへの切り替えを指示し、番組チャンネル復号手段32aに対して、放送番組(映像符号化データおよび音声符号化データ)を、番組/予約内容記憶手段34に記憶する旨の指示を行うことで、放送番組の録画を開始する。なお、録画制御手段33は、図示を省略したタイマが録画終了時間に達した段階で、番組チャンネル復号手段32aに対して、放送番組(映像符号化データおよび音声符号化データ)の番組/予約内容記憶手段34への記憶を停止する旨の指示を行うことで、放送番組の録画を終了する。
番組/予約内容記憶手段(番組記憶手段、番組予約内容記憶手段)34は、番組チャンネル復号手段32aで復号された放送番組(映像符号化データおよび音声符号化データ)や、録画制御情報復号手段32bで復号された予約番組特定情報(チャンネル番号、録画開始時間、録画終了時間)を記憶するものであって、ハードディスク等の一般的な記憶装置である。
映像復号手段35は、チャンネル復号手段32の番組チャンネル復号手段32aで復号された映像符号化データを、図示を省略した表示装置に出力可能な映像データとして復号するものである。この映像復号手段35は、番組チャンネル復号手段32aで復号されたMPEG−2の映像符号化データを、MPEG−2の規格に基づいて復号することで映像データを生成する。
音声復号手段36は、チャンネル復号手段32の番組チャンネル復号手段32aで復号された音声符号化データを、図示を省略したスピーカに出力可能な音声データとして復号するものである。この音声復号手段36は、番組チャンネル復号手段32aで復号されたMPEG−2の音声符号化データを、MPEG−2の規格に基づいて復号することで音声データを生成する。
セキュリティモジュール(録画予約情報抽出手段)37は、番組録画装置3内部に組み込まれた、マスタ鍵等を保持し限定受信を行うためのICカード(CASカード)である。このセキュリティモジュール37は、EMM復号手段37aと、ECM復号手段37bと、判定手段37cと、鍵記憶手段37dと、を備えている。なお、本実施の形態においては、録画制御情報復号手段32bと、セキュリティモジュール37とで、特許請求の範囲に記載の録画予約情報抽出手段を構成している。
EMM復号手段37aは、チャンネル復号手段32から出力されたEMMから、ECMを暗号化する際に用いられた暗号鍵であるワーク鍵および/または録画予約情報を抽出するものである。ここでは、EMM復号手段37aは、鍵記憶手段37dに記憶されているセキュリティモジュール37固有のマスタ鍵で、EMMを復号することで、ワーク鍵および/または録画予約情報を抽出する。ここで抽出されたワーク鍵は、ECM復号手段37bに出力される。また、録画予約情報は、判定手段37cに出力される。
ECM復号手段37bは、チャンネル復号手段32から出力されたECMから、スクランブル鍵や暗号化した放送番組の番組情報等の共通情報を抽出するものである。ここでは、ECM復号手段37bは、EMM復号手段37aで抽出されたワーク鍵で、ECMを復号することで、スクランブル鍵、番組情報等の共通情報を抽出する。ここで抽出された共通情報は、チャンネル復号手段32に出力される。
判定手段37cは、EMM復号手段37aで復号されたEMMに含まれている録画予約情報が、当該番組録画装置3に対する情報であるか否かを判定するものである。この判定手段37cは、EMMのヘッダ領域に記述されているCAS番号と、鍵記憶手段37dに記憶されているCAS番号(装置識別情報)とを比較することで、録画予約情報が当該番組録画装置3に対する情報であるか否かを判定する。ここで、録画予約情報が、当該番組録画装置3に対する情報である場合、判定手段37cは、録画予約情報を録画制御情報復号手段32bに出力し、当該番組録画装置3に対する情報でない場合、録画予約情報を録画制御情報復号手段32bに出力しないこととする。
鍵記憶手段(識別情報記憶手段)37dは、セキュリティモジュール37固有のマスタ鍵、CAS番号(装置識別情報)を記憶するもので、半導体メモリ等の一般的な記憶媒体である。
以上説明したように、番組録画装置3は、放送番組送信装置2から放送波Wを介して送信されるEMMによって、放送番組の録画予約を行うことができる。
以上説明したように、番組録画装置3は、放送番組送信装置2から放送波Wを介して送信されるEMMによって、放送番組の録画予約を行うことができる。
[遠隔録画予約システムの動作]
次に、図4を参照(適宜図1〜図3参照)して、遠隔録画予約システムSの動作について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、本発明の主要動作である携帯端末1から番組録画装置3に対して、放送番組の録画予約を行うまでの動作について説明することとする。
次に、図4を参照(適宜図1〜図3参照)して、遠隔録画予約システムSの動作について説明する。図4は、本発明の実施形態に係る遠隔録画予約システムの動作を示すフローチャートである。なお、ここでは、本発明の主要動作である携帯端末1から番組録画装置3に対して、放送番組の録画予約を行うまでの動作について説明することとする。
まず、遠隔録画予約システムSは、携帯端末1において、録画予約情報(装置特定情報および予約番組特定情報)を設定する(ステップS1)。そして、携帯端末1が、通信回線Nを介して、録画予約情報を放送番組送信装置2に送信する(ステップS2)。
また、遠隔録画予約システムSは、放送番組送信装置2の通信受信手段21によって、通信回線Nを介して、録画予約情報を受信する(ステップS3)。その後、放送番組送信装置2は、ECM/EMM生成手段23のEMM生成手段23bによって、録画予約情報に含まれている装置特定情報であるCAS番号をEMMのヘッダ領域に記述し、予約番組特定情報であるチャンネル番号、録画開始時間および録画終了時間をEMMのメッセージコード領域に記述し、マスタ鍵Kmで暗号化することでEMM(録画制御情報)を生成する(ステップS4)。
また、遠隔録画予約システムSは、放送番組送信装置2の通信受信手段21によって、通信回線Nを介して、録画予約情報を受信する(ステップS3)。その後、放送番組送信装置2は、ECM/EMM生成手段23のEMM生成手段23bによって、録画予約情報に含まれている装置特定情報であるCAS番号をEMMのヘッダ領域に記述し、予約番組特定情報であるチャンネル番号、録画開始時間および録画終了時間をEMMのメッセージコード領域に記述し、マスタ鍵Kmで暗号化することでEMM(録画制御情報)を生成する(ステップS4)。
そして、放送番組送信装置2は、放送送信手段25の多重化手段25aによって、ステップS4で生成されたEMMを、スクランブル手段24で暗号化された所定チャンネル(録画制御チャンネル)の放送番組と多重化し(ステップS5)、放送波Wを介して配信する(ステップS6)。なお、ECM生成手段23aによって、共通情報(スクランブル鍵Ks等)であるECMが生成された場合は、ステップS5において、多重化手段25aがECMについても多重化を行う。
その後、遠隔録画予約システムSは、番組録画装置3の放送受信手段31によって、放送波Wを介して、デジタル放送で配信される放送信号を受信する(ステップS7)。そして、番組録画装置3は、放送受信手段31の録画チャンネル復調手段31bによって、所定チャンネル(録画制御チャンネル)の放送信号を復調する(ステップS8)。
そして、番組録画装置3は、チャンネル復号手段32の録画制御情報復号手段32bによって、EMMを抽出する(ステップS9)。そして、番組録画装置3は、セキュリティモジュール37内のEMM復号手段37aによって、鍵記憶手段37dに記憶されているマスタ鍵によって、EMMを復号することで録画予約情報を抽出する(ステップS10)。
さらに、番組録画装置3は、判定手段37cによって、ステップS10で抽出された録画予約情報に含まれているCAS番号が、鍵記憶手段37dに記憶されているCAS番号と同一であるか否かを判定することで、当該録画予約情報が、自装置に対する録画予約情報であるか否かを判定する(ステップS11)。
さらに、番組録画装置3は、判定手段37cによって、ステップS10で抽出された録画予約情報に含まれているCAS番号が、鍵記憶手段37dに記憶されているCAS番号と同一であるか否かを判定することで、当該録画予約情報が、自装置に対する録画予約情報であるか否かを判定する(ステップS11)。
そして、当該録画予約情報が自装置に対する録画予約情報である場合(ステップS11でYes)、録画制御情報復号手段32bが、セキュリティモジュール37から出力される録画予約情報(予約番組特定情報)を番組/予約内容記憶手段34に記憶して(ステップS12)、予約処理の動作を終了する。一方、当該EMMが自装置に対するEMMである場合(ステップS11でNo)、番組録画装置3は録画予約動作を終了する。
なお、フローチャートとしては、図示していないが、録画制御手段33は、番組/予約内容記憶手段34に記憶されている予約番組特定情報の録画開始時間に達した段階で、番組チャンネル復調手段31aに対して、チャンネル番号で示されるチャンネルへの切り替えを指示し、番組チャンネル復号手段32aに対して、放送番組(映像符号化データおよび音声符号化データ)を、番組/予約内容記憶手段34に記憶する旨を指示することで、放送番組の録画を行う。
以上の動作によって、遠隔録画予約システムSは、携帯端末1によって、操作者が番組録画装置3から離れた遠隔地にいる場合であっても、放送番組の録画予約を行うことができる。また、このとき、番組録画装置3は、放送波Wを介して、録画予約情報を取得することができるため、通信回線Nに接続する必要がない。
以上、本発明に係る遠隔録画予約システムSの構成および動作について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
例えば、ここでは、録画予約情報をEMMのメッセージデータとして番組録画装置3に配信することとしたが、データ放送で使用されているページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)によって記述し、配信することとしてもよい。例えば、以下のコーディング例に示すようにBMLで記述することができる。
例えば、ここでは、録画予約情報をEMMのメッセージデータとして番組録画装置3に配信することとしたが、データ放送で使用されているページ記述言語であるBML(Broadcast Markup Language)によって記述し、配信することとしてもよい。例えば、以下のコーディング例に示すようにBMLで記述することができる。
(コーディング例)
if(番組録画装置のCAS番号==予約の対象となるCAS番号)
{epgReserve(番組識別値);}
if(番組録画装置のCAS番号==予約の対象となるCAS番号)
{epgReserve(番組識別値);}
なお、このコーディング例において、予約の対象となるCAS番号は、携帯端末1から送信される録画予約情報に含まれている装置特定情報に相当する。また、番組識別値は、放送番組を特定する情報であって、例えば、BSデジタル放送において、ネットワークID=0004,トランスポートストリームID=40f2,サービスID=0103,イベントID=0010の番組を予約する場合、“arib://0004.40f2.0103.0010”とする。また、予め定めた録画予約関数(epgReserve)の引数に当該番組識別値を設定することで、録画予約を指示することができる。
この場合、番組録画装置3は、録画制御情報復号手段32bによって、BMLを解析し、携帯端末1から送信される録画予約情報に含まれている装置特定情報(予約の対象となるCAS番号)と、セキュリティモジュール37から取得したCAS番号(装置識別情報)とを比較し、一致する場合に、録画予約関数(epgReserve)を実行することで、録画予約情報(予約番組特定情報)を番組/予約内容記憶手段34に記憶する。
最後に、本発明の実施形態において、携帯端末1の操作画面例について説明する。図5および図6は、携帯端末における操作画面例を示す図である。
図5においては、携帯端末1において、視聴者が放送番組を視聴中に、当該番組を録画予約する例を示している。例えば、図5(a)において、携帯端末1のデータ放送メニュー画面Mを表示し、「遠隔録画操作」のメニューにカーソルBを移動させ決定ボタン(図示せず)を押下することで、(b)に示すような録画予約情報を送信する確認画面Fを表示し、「はい」が選択された段階で、録画予約情報を放送番組送信装置2に送信し、(c)に示すような送信結果画面Rを表示する。
図5においては、携帯端末1において、視聴者が放送番組を視聴中に、当該番組を録画予約する例を示している。例えば、図5(a)において、携帯端末1のデータ放送メニュー画面Mを表示し、「遠隔録画操作」のメニューにカーソルBを移動させ決定ボタン(図示せず)を押下することで、(b)に示すような録画予約情報を送信する確認画面Fを表示し、「はい」が選択された段階で、録画予約情報を放送番組送信装置2に送信し、(c)に示すような送信結果画面Rを表示する。
また、図6においては、携帯端末1において、EPGによって、番組を録画予約する例を示している。例えば、図6(a)において、携帯端末1にEPGの番組表Gを表示させ、録画を行う番組Tを選択する。その後、(b)に示すような録画予約情報を送信する確認画面Fを表示し、「はい」が選択された段階で、録画予約情報を放送番組送信装置2に送信し、(c)に示すような送信結果画面Rを表示する。
S 遠隔録画予約システム
1 携帯端末
2 放送番組送信装置(録画予約送信装置)
21 通信受信手段
22 共通鍵記憶手段
23 ECM/EMM生成手段
23a ECM生成手段
23b EMM生成手段(録画制御情報生成手段)
24 スクランブル手段
25 放送送信手段
25a 多重化手段
3 番組録画装置
31 放送受信手段
31a 番組チャンネル復調手段
31b 録画チャンネル復調手段
32 チャンネル復号手段
32a 番組チャンネル復号手段
32b 録画制御情報復号手段(録画予約情報抽出手段)
33 録画制御手段
34 番組/予約内容記憶手段(番組記憶手段、番組予約内容記憶手段)
35 映像復号手段
36 音声復号手段
37 セキュリティモジュール(録画予約情報抽出手段)
37a EMM復号手段
37b ECM復号手段
37c 判定手段
37d 鍵記憶手段(識別情報記憶手段)
1 携帯端末
2 放送番組送信装置(録画予約送信装置)
21 通信受信手段
22 共通鍵記憶手段
23 ECM/EMM生成手段
23a ECM生成手段
23b EMM生成手段(録画制御情報生成手段)
24 スクランブル手段
25 放送送信手段
25a 多重化手段
3 番組録画装置
31 放送受信手段
31a 番組チャンネル復調手段
31b 録画チャンネル復調手段
32 チャンネル復号手段
32a 番組チャンネル復号手段
32b 録画制御情報復号手段(録画予約情報抽出手段)
33 録画制御手段
34 番組/予約内容記憶手段(番組記憶手段、番組予約内容記憶手段)
35 映像復号手段
36 音声復号手段
37 セキュリティモジュール(録画予約情報抽出手段)
37a EMM復号手段
37b ECM復号手段
37c 判定手段
37d 鍵記憶手段(識別情報記憶手段)
Claims (4)
- 通信回線を介して携帯端末から送信された、放送番組に対する録画予約の指示を、放送波を介して番組録画装置に送信する録画予約送信装置であって、
前記携帯端末から、前記通信回線を介して、前記番組録画装置を特定する装置特定情報と予約対象の前記放送番組を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信する通信受信手段と、
この通信受信手段で受信した録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する録画制御情報生成手段と、
この録画制御情報生成手段で生成された録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波として送信する放送送信手段と、
を備えることを特徴とする録画予約送信装置。 - 前記番組録画装置と共通に保有する鍵として、共通鍵暗号方式における共通鍵を記憶する共通鍵記憶手段を、さらに備え、
前記録画制御情報生成手段は、前記装置特定情報と前記予約番組特定情報とを、前記装置特定情報で特定される番組録画装置に固有の前記共通鍵に基づいて暗号化することで、前記番組録画装置固有の個別情報として前記録画制御情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の録画予約送信装置。 - 請求項1に記載の録画予約送信装置から送信された録画制御情報に基づいて、放送番組を録画する番組録画装置であって、
当該番組録画装置に固有の装置識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
放送波を介して、放送信号を受信する放送受信手段と、
この放送受信手段で受信した放送信号から、選局されたチャンネルの放送信号を復調する番組チャンネル復調手段と、
この番組チャンネル復調手段で復調された放送信号を放送番組として復号する番組チャンネル復号手段と、
この番組チャンネル復号手段で復号された放送番組を記憶する番組記憶手段と、
前記放送受信手段で受信した放送波から、予め定めた録画制御チャンネルの放送信号を復調する録画チャンネル復調手段と、
この録画チャンネル復調手段で復調された放送信号を復号し、前記録画制御情報から録画予約情報を抽出する録画予約情報抽出手段と、
この録画予約情報抽出手段で抽出された録画予約情報に含まれている装置特定情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている装置識別情報とを比較することで、前記録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であるか否かを判定する判定手段と、
この判定手段で前記録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であると判定した場合に、当該録画予約情報に含まれている予約番組特定情報を記憶する番組予約内容記憶手段と、
この番組予約内容記憶手段に記憶されている予約番組特定情報で特定される予約内容に基づいて、前記番組チャンネル復調手段に対して、チャンネルの選局を指示するとともに、前記番組チャンネル復号手段に対して、復号された放送番組の前記番組記憶手段への記憶を指示する録画制御手段と、
を備えることを特徴とする番組録画装置。 - 放送番組に対する録画予約の指示を、通信回線を介して送信する携帯端末と、当該携帯端末から受信した前記録画予約の指示を、放送波を介して送信する録画予約送信装置と、当該録画予約送信装置から受信した前記録画予約の指示に基づいて前記放送番組を録画する番組録画装置と、を備えた遠隔録画予約システムであって、
前記録画予約送信装置は、
前記携帯端末から、前記通信回線を介して、前記番組録画装置を特定する装置特定情報と予約対象の前記放送番組を特定する予約番組特定情報とからなる録画予約情報を受信する通信受信手段と、
この通信受信手段で受信した録画予約情報を、予め定められた放送波の伝送形式の録画制御情報として生成する録画制御情報生成手段と、
この録画制御情報生成手段で生成された録画制御情報を、予め定めた録画制御情報送信用のチャンネルである録画制御チャンネルに多重化して、放送波として送信する放送送信手段と、を備え、
前記番組録画装置は、
当該番組録画装置に固有の装置識別情報を記憶した識別情報記憶手段と、
放送波を介して放送信号を受信する放送受信手段と、
この放送受信手段で受信した放送信号から、選局されたチャンネルの放送番組の放送信号を復調する番組チャンネル復調手段と、
この番組チャンネル復調手段で復調された放送信号を放送番組として復号する番組チャンネル復号手段と、
この番組チャンネル復号手段で復号された放送番組を記憶する番組記憶手段と、
前記放送受信手段で受信した放送波から、予め定めた録画制御チャンネルの放送信号を復調する録画チャンネル復調手段と、
この録画チャンネル復調手段で復調された放送信号復号し、前記録画制御情報から録画予約情報を抽出する録画予約情報抽出手段と、
この録画予約情報抽出手段で抽出された録画予約情報に含まれている装置特定情報と、前記識別情報記憶手段に記憶されている装置識別情報とを比較することで、前記録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であるか否かを判定する判定手段と、
この判定手段で前記録画予約情報が当該番組録画装置に対する録画予約情報であると判定した場合に、当該録画予約情報に含まれている予約番組特定情報を記憶する番組予約内容記憶手段と、
この番組予約内容記憶手段に記憶されている予約番組特定情報で特定される予約内容に基づいて、前記番組チャンネル復調手段に対して、チャンネルの選局を指示するとともに、前記番組チャンネル復号手段に対して、復号された放送番組の前記番組記憶手段への記憶を指示する録画制御手段と、
を備えることを特徴とする遠隔録画予約システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153684A JP2008306622A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007153684A JP2008306622A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008306622A true JP2008306622A (ja) | 2008-12-18 |
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ID=40234908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007153684A Pending JP2008306622A (ja) | 2007-06-11 | 2007-06-11 | 録画予約送信装置、番組録画装置および遠隔録画予約システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008306622A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003199082A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-11 | Sanyo Electric Co Ltd | ディジタル放送システム及びディジタル放送受信装置 |
-
2007
- 2007-06-11 JP JP2007153684A patent/JP2008306622A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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