JP2008306530A - ヘッドホン - Google Patents

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Munehiro Kokitsuda
宗弘 小橘田
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

【課題】係止したコードが容易に外れない係止構造を有するヘッドホン(50)を提供する。
【解決手段】スピーカ部(1L,1R)と、これに接続されたコード(2L,2R)とを備え、コードと一体的に形成された本体部(4h)と、本体部の表面(4d)から突出する一対の腕部(15b,16b)と、を有するハウジング部(4)をさらに備え、一対の腕部はそれぞれ、表面に接続した基部(15k,16k)と、そこから延在して表面から離隔した中間部(15tk,16tk)と、中間部(15tk,16tk)よりも表面に近い位置でスリット(15c,16c)を形成する先端部(15st,16st)と、を有し、一対の腕部は、それぞれの基部に対してスリットの位置する方向が互いに逆になるよう形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヘッドホンに係り、特に、耳に装着されるスピーカ部に接続されたコードを係止するコード係止構造を有するものに関する。
携帯音楽プレーヤの普及に伴って、左右の耳に装着される2つのスピーカ部を有するヘッドホンも広く普及している。
このヘッドホンは、ヘッドバンドを備えた大型タイプと、インナーイヤーと称されるタイプに代表されるヘッドバンドを備えていない小型タイプとに大別される。
いずれのタイプも、音楽プレーヤなどの音声出力端子に接続する側は1本のコードとされ、途中の分岐部おいてそれぞれのスピーカ部に接続する2つのコードに分岐する構成とされている。
この構成において、ヘッドバンドを備えていないタイプの場合、スピーカ部を耳に装着していない状態では、その2つのスピーカ部が互いに位置規制されていないので、自由に動いてコードがとても絡まりやすい、という問題がある。
特に、ヘッドホンを鞄やポケットなどに納めておいて使用する際に取り出すと、とても複雑に絡まって容易にはほどけず、使用者は多大のストレスを感じる場合が多かった。
これは、近年流行しているネックストラップと一体になったネックストラップタイプのヘッドホンでも同様である。
そのため、このヘッドホンのコードの絡まりを防ぐための工夫が種々提案されており、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載された構造がある。
この特許文献1及び特許文献2に記載された構造は、いずれも、ヘッドホンのリモコン部や分岐部にクリップを設け、そのクリップとリモコン部や分岐部の本体との間にコードを挟みこんで係止するという構造である。
特開平3−107891号公報 実開昭61−168791号公報
しかしながら、上述した係止構造は、クリップを1片のみ有するものであるため、クリップにより保持したスピーカ側のコードを特定の方向(クリップの開口方向)に引っ張ることで外れてしまい、意図せず係止状態が解除され絡まってしまう可能性が高いものであった。
特に、鞄の中に収納しておいた場合に、他の収納物の出し入れの際にコードが引っかかって係止が解除されてクリップから外れ、使用しようとした際にはやはり絡まってしまっている、という場合があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、係止したコードがあらゆる方向に引っ張られても容易に外れない係止構造を有するヘッドホンを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本願発明は手段として次の1)〜6)の構成を有する。
1) スピーカ部(1L,1R)と、該スピーカ部(1L,1R)に接続されたコード(2L,2R)と、を備えたヘッドホンにおいて、
前記コード(2L,2R)と一体的に形成された本体部(4h)と、該本体部(4h)の表面(4d)から突出する一対の腕部(15b,16b)と、を有するハウジング部(4)をさらに備え、
前記一対の腕部(15b,16b)はそれぞれ、
前記表面(4d)に接続した基部(15k,16k)と、該基部(15k,16k)から延在して前記表面(4d)から離隔した中間部(15tk,16tk)と、該中間部(15tk,16tk)よりも前記表面(4d)に近い位置で該表面(4d)との間にスリット(15c,16c)を形成する先端部(15st,16st)と、を有し、
前記一対の腕部(15b,16b)は、それぞれの前記基部(15k,16k)に対して前記スリット(15c,16c)の位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン(50)である。
2) スピーカ部(1L,1R)と、該スピーカ部(1L,1R)に接続されたコード(2L,2R)と、該コード(2L,2R)と連結した輪状のストラップ(51)と、を備えたヘッドホンにおいて、
前記コード(2L,2R)又は前記ストラップ(51)と一体的に形成された本体部(4h)と、該本体部(4h)の表面(4d)から突出する一対の腕部(15b,16b)と、を有するハウジング部(4)をさらに備え、
前記一対の腕部(15b,16b)はそれぞれ、
前記表面(4d)に接続した基部(15k,16k)と、該基部(15k,16k)から延在して前記表面(4d)から離隔した中間部(15tk,16tk)と、該中間部(15tk,16tk)よりも前記表面(4d)に近い位置で該表面(4d)との間にスリット(15c,16c)を形成する先端部(15st,16st)と、を有し、
前記一対の腕部(15b,16b)は、それぞれの前記基部(15k,16k)に対して前記スリット(15c,16c)の位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン(50)である。
3) 前記腕部の中間部における内側の面(15a,16a)は、所定の軸(C15,C16)を中心とする円弧状に形成されると共に前記一対の腕部(15b,16b)それぞれの前記軸(C15,C16)が非同軸とされていることを特徴とする1)又は2)に記載のヘッドホン(50)である。
4) 耳に装着され得るスピーカ部(1L,1R)と、該スピーカ部(1L,1R)に接続されたコード(2L,2R)と、を備えたヘッドホンにおいて、
前記コード(2L,2R)と一体的に形成された本体部(4h)と、該本体部(4h)の表面(4d)から突出する3つ以上の腕部(35A,36,35B)と、を有するハウジング部(4)をさらに備え、
前記3つ以上の腕部(35A,36,35B)はそれぞれ、
前記表面に接続した基部(35Ak,36k,35Bk)と、該基部(35Ak,36k,35Bk)から延在して前記表面から離隔した中間(35Atk,36tk,35Btk)部と、該中間部(35Atk,36tk,35Btk)よりも前記表面(4d)に近い位置で該表面(4d)との間にスリット(35Ac,36c,35Bc)を形成する先端部(35Ast,36st,35Bst)と、を有し、
前記3つ以上の腕部(35A,36,35B)の互いに隣接する2つにおいて、それぞれの前記基部(35Ak,36k,35Bk)に対して前記スリット(15c,16c)の位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン(50)である。
5) スピーカ部(1L,1R)と、該スピーカ部(1L,1R)に接続されたコード(2L,2R)と、該コード(2L,2R)と連結した輪状のストラップ(51)と、を備えたヘッドホンにおいて、
前記コード(2L,2R)又は前記ストラップ(51)と一体的に形成された本体部(4h)と、該本体部(4h)の表面から突出する3つ以上の腕部(35A,36,35B)と、を有するハウジング部(4)をさらに備え、
前記3つ以上の腕部(35A,36,35B)はそれぞれ、
前記表面に接続した基部(35Ak,36k,35Bk)と、該基部(35Ak,36k,35Bk)から延在して前記表面(4d)から離隔した中間部(35Atk,36tk,35Btk)と、該中間部(35Atk,36tk,35Btk)よりも前記表面(4d)に近い位置で該表面(4d)との間にスリット(15c,16c)を形成する先端部(15st,16st)と、を有し、
前記3つ以上の腕部(35A,36,35B)の互いに隣接する2つにおいて、それぞれの前記基部(35Ak,36k,35Bk)に対して前記スリット(35Ac,36c,35Bc)の位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン(50)である。
6) 前記腕部(35A,36,35B)の中間部(35Atk,36tk,35Btk)における内側の面(35Aa,36a,35Ba)は、所定の軸(C35,C36)を中心とする円弧状に形成されると共に前記互いに隣接する腕部それぞれの前記軸(C35,C36)が非同軸とされていることを特徴とする4)又は5)に記載のヘッドホン(50)である。
本発明によれば、係止したコードが容易に外れないという効果を奏する。
本発明の実施の形態を、好ましい実施例により図1〜図7を用いて説明する。
図1は、実施例のヘッドホン50の外観斜視図である。
このヘッドホン50は、ストラップ51と、このストラップ51から分岐したコード2L,2Rと、各コード2L,2Rの先端に接続された一対のスピーカ部1L,1Rと、を備えた、いわゆるネックストラップタイプのステレオヘッドホンである。
具体的に説明すると、このヘッドホン50は、音声を出力し左右の耳にそれぞれ装着されるスピーカ部1L,1Rと、このスピーカ部1L,1Rに電気的に接続されたコード2L,2Rと、紐輪状のストラップ51を構成する一対の第1ストラップ部3L,3Rと、第1ストラップ部3L,3Rの各一端側を結合する結合ハウジング4と、第1ストラップ部3L,3Rの各他端側とコード2L,2Rの一端側とをそれぞれ結合する中継ハウジング5L,5Rと、各中継ハウジング5L,5Rに一端側が連結され紐輪状のストラップ51を第1のストラップ部3L,3Rと共に構成する第2ストラップ部6L,6Rと、この第2ストラップ部6L,6Rの他端側を連結する連結部RKBを備えている。
この連結部RKBは、第2ストラップ部6L,6Rの他端側にそれぞれ設けられた結合ケース7L,7Rで構成されている。この結合ケース7L,7Rは、使用者の意図により互いの結合と分離とが簡単に行えるものであり、結合状態で所定以上の力が付与されると分離するように構成されている。
従って、このヘッドホン50は、ネックストラップ51を簡単に開閉できるので、首への装着がとても容易であるばかりでなく、外部からの力で容易に分離するので、安全に使用することができる。
ヘッドホン50は、この構成において、一端にスピーカ部1L,1Rが取り付けられたコード2L,2Rは、中継ハウジング5L,5Rにおいてストラップ51から分離し、それぞれ延出した形態となっている。
一方、結合ハウジング4は、樹脂材料により概ね直方体に形成されており、その一つの端面4aから第1ストラップ部3L,3Rが延出している。
この結合ハウジング4と第1ストラップ部3L,3Rとの中には、それぞれ信号線が連続して配設されており、スピーカ部1L,1Rとプラグ10とは左右2チャネルが独立してそれぞれ電気的に接続されている。
また、結合ハウジング4の一つの側面4bからは、携帯音楽プレーヤなどの音声信号出力機器に接続するためのステレオタイプのプラグ10が、プラグコード11を介して引き出されている。
また、端面4aと対向する他の端面4cには、着衣のボタンなどに引っかけることのできる紐輪状の小ストラップ21が設けられている。
一方、側面4bと対向する他の側面4dには、一対のフック部15,16が形成されている。このフック部15,16について図2及び図3を用いて詳述する。
図2は、結合ハウジング4の拡大斜視図であり、図1に対してその反対側から見た図である。
図3は、結合ハウジング4の拡大平面図(側面図及び天面図)である。
結合ハウジング4は、略直方体に形成された本体部4hと、上述したように、この本体部4hから突出して形成された一対のフック部15,16と、を備えている。
このフック部15,16は、互いに同一形状であって、後述するスリットが逆向きになるように形成したものであり、代表としてフック部16についてその形状を詳述する。
図3(b)において、フック部16は、側面4dから距離rを隔てた位置C16を中心軸として、径rの内周面16aを有する略円弧状の腕部16bとして形成されている。この結合ハウジング4は樹脂で形成されていることから、腕部16bは、内周面16aの径を拡大する方向に可撓性を有する。
さらに詳細に説明すると、腕部16bは、直方体に形成された本体部4hの一表面である側面4bにおいて、この側面4bに接続する基部16kと、この基部16kから側面4bに対する離隔方向に延出する中間部16tkと、この中間部16tkに連接し、その中間部16tkよりも側面4bに接近して側面4bとの間に後述するスリット16cを形成する先端部16stと、を備えている。
すなわち、腕部16bは、その先端部16stが、第1ストラップ部3L,3Rが引き出されている端面4a側に最狭部位で開口幅d1なるスリット16cを有するように形成されている。
また、腕部16bの先端部16stにおいては、スリット16cの外方側に向かうに従って、本体部4hと離隔する方向に傾斜した誘導部16dが形成されている。
また、腕部16bの外側の面は、なだらかに傾斜する傾斜面16eとされている。
フック部15についても、フック部16と同じ部位には同じ添え字を付与して以降説明するが、フック部15は、上述したように、そのスリット15cがフック部16のスリット16cとは逆向きの端面4c側に開口するように形成されている。
ここで、各フック部15,16は、図3(a)に示すように、側面4dの両縁部に、互いの内面間距離d2を有して形成されている。この内面間距離d2は、コード2L,2Rの直径(コード2L,2Rが異径の場合は大きい方の直径)よりも大きくなるように設定されている。
また、図2で示すように、フック部16の内周面16aの中心軸C16と、フック部15の内周面15aの中心軸C15とは、距離d3で離隔するように設定してある。
また、各フック部15,16におけるスリット15c,16cの開口幅d1は、コード2L,2Rが同径の場合、その直径よりもわずかに小さく形成され、コード2L,2Rが異径の場合、その小さい方の直径よりもわずかに小さく形成されている。
この開口幅d1は、各コード2L,2Rの直径よりも大きく形成されていてもよい。その場合は、各スリット15c,16cに対してコード2L,2Rをより容易に通せるが、外れ易くもなるので、コード2L,2Rの径や材質、フック部15,16の材質やデザインなどに応じて適宜設定するとよい。
また、腕部15b,16bの内周面15a,16bの半径rは、コード2L,2Rが同径の場合、その直径よりも大きく形成され、異径の場合、両者の半径の和よりも大きく形成されている。
従って、コード2L,2Rは、図3(a)の矢印D1に示す方向で押し込むと、誘導部15d,16dにガイドされ、腕部15b,16bをスリット15c,16cを広げる方向D2に撓ませながらこのスリット15c,16cを通過して内周面15a,16bに囲まれた空間S1に2本共同時に収納される。
さらに、コード2L,2Rは、図3(a)に示すように、フック部15とフック部16との間の内面間距離d2なる空間S2にも納められる。
各フック部15,16において空間S1,S2に納められたコード2L,2Rは、互いの接触や変形の反発力などによって発生する摩擦力により係止される。
一対のフック部15,16は、上述のように構成されているので、このヘッドホン50は、コード2L,2Rを、このフック部15,16で以下の方法で係止することができる。その方法について図4を用いて説明する。
図4は、図2と同様方向から見た外観斜視図であり、コード2L,2Rをフック部15,16で係止した状態を示している。
まず、コード2L,2Rを、<1>で示すようにフック部15のスリット15cに図4の下側から通して図4の上方に引き上げる。これにより、コード2L,2Rは、フック部15の内側の空間S1に収納されると共に空間S2にも納められる。
また、この引き上げにおいて、フック部16の外側面16eがなだらかに傾斜した傾斜面16eとされているので、コード2L,2Rは腕部16bに引っかかることなくスムーズに引き上げられる。
次に、上方に引き出したコード2L,2Rを、<2>で示すようにフック部16のスリット16cを通して下側に引き下ろす。
これにより、コード2L,2Rは、フック部16の内側の空間S1に収納される。
ここで、フック部15における中心軸C15とフック部16における中心軸C16とがスリット15c,16cの離れる方向にずれた位置に設定され非同軸となっているので、フック部15,16の中心軸C15,C16とフック部15,16に挿通されたコード2L,2Rとの関係を模式的に示した図5からわかるように、コード2L,2Rは、フック部15及びフック部16に対して図5において横向きとなるS字状を呈して挿通され係止される。
以上、詳述した係止構造と係止方法によれば、一対のスリット15c,16cの、中心軸C15,C16に対して開口する向きが180°の反対方向に向いているので、各フック部15,16に挿通されたコード2L,2Rを挿通方向に直交する特定の一方向に引っ張り上げても、容易に外れることはない、という効果が得られる。
また、コード2L,2Rは、各フック部15,16に対してS字状を呈して挿通されているので、コード2L,2Rをその延在方向(例えば、図5における矢印D4方向)に引っ張っても各フック部15,16との当接部位でより多くの摩擦力が発生して係止位置がずれにくい、という効果が得られる。
上述した実施例は、フック部を一対形成した例であるが、フック部を3つ以上形成してもよい。
その代表として、実施例に対してフック部を1つ増やして3つ形成した変形例を、図6を用いて説明する。
この増やしたフック部の形状は上述した実施例のフック部15,16と同じである。
図6は、実施例の結合ハウジング4に相当する変形例の結合ハウジング34を示す外観斜視図である。
この結合ハウジング34は、その端面34aから第1ストラップ部3L,3Rが引き出されており、側面34dに、端面34aとは反対側に向けて開口するスリット35Ac,35Bcを有する一対のフック部35A,35Bと、その一つのフック部35A,35Bの間に端面34a側に設けられ、端面34a側に向けて開口するスリット36cを有するフック部36と、を有して形成されている。
フック部35Bbを代表に詳細に説明すると、腕部35Bbは、直方体に形成された本体部4hの一表面である側面4bにおいて、この側面4bに接続する基部35Bkと、この基部35Bkから側面4bに対する離隔方向に延在する中間部35Btkと、この中間部35Btkよりも側面4bに接近して側面4bとの間に後述するスリット35Bcを形成する先端部35Bstと、を備えている。
ここで、一対のフック部35A,35Bの内周面35aの中心軸は同芯のC35であり、フック部36の内周面36aの中心軸C36は、中心軸C35に対して距離d6を隔てて設定されている。
3つ以上フック部を形成した場合は、少なくとも隣接するフック部同士で中心軸が非同軸とされていればよい。
また、3つのフック部35A,35B,36は、互いに内面間距離として隙間d7を有して形成されており、この隙間d7は、コード2L,2Rの直径(異径の場合は大きい方の直径)よりも大きくなるように設定されている。
この構成において、コード2L,2Rを、まず、図6の矢印<31>のように、フック部35Aのスリット35Acに挿通させた後、上方に引き上げる。
この引き上げにおいて、フック部36の外側面がなだらかに傾斜した傾斜面36eとされているので、コード2L,2Rは腕部36bに引っかかることなくスムーズに引き上げられる。
次に、矢印<32>に示すように、上方からフック部36のスリット36cに挿通させた後、下方に引き下げる。
この引き下げにおいて、フック部35Bの外側面がなだらかに傾斜した傾斜面35Beとされているので、コード2L,2Rは腕部35Bbに引っかかることなくスムーズに引き上げられる。
次に、矢印<33>に示すように、下方からフック部35Bのスリット35Bcに挿通させた後、上方に引き上げる。
これにより、コード2L,2Rは、各フック部35A,36,35Bの内周面35Aa,36a,35Baの内側に収納されると共に、各フック部の間隙にも納められる。
ここで、フック部36における中心軸C36とフック部35A,35Bにおける中心軸C35とが異なる位置に設定されているので、各フック部35A,36,35Bの中心軸C35,C36と各フック部に挿通されたコード2L,2Rとの関係を模式的に示した図7からわかるように、コード2L,2Rは、3つのフック部35A,36,35Bに対して略W字状を呈して挿通され、互いの接触や変形の反発力などによって発生する摩擦力により係止される。
以上、詳述した変形例の係止構造と係止方法によれば、スリット35Ac,35Bcとスリット36cとで開口する向きが互いに180°の反対方向に向いており、そのフック部の数が実施例の場合よりも多いので、各フック部35A,36,35Bに挿通支持されたコード2L,2Rを挿通方向に直交する特定の一方向に引っ張り上げても、さらに容易に外れることはない、という効果が得られる。
また、コード2L,2Rは、各フック部35A,36,35Bに対してW字状を呈して挿通支持されているので、コード2L,2Rをその延在方向(例えば、図7における矢印D34方向)に引っ張っても各フック部35A,36,35Bとの当接部位でより多くの摩擦が発生して係止位置が極めてずれにくい、という効果が得られる。
図6を用いて説明した変形例においては、結合ハウジング34の外側のフック部35A,35Bのスリット35Ac,35Bcがヘッドホンの使用状態で鉛直下方に位置し、真ん中のフック部36のスリット36cが鉛直上方に位置する例を説明したが、これとは逆に、外側のフック部35A,35Bを、そのスリット35Ac,35Bcがヘッドホンの使用状態で鉛直上方に位置するよう形成し、フック部36を、そのスリット36cが鉛直上方に位置するように形成してもよい。
この場合、ネックストラップ51を首に掛け、スピーカ部1L,1Rを耳から外してぶら下げた場合に、スピーカ部1L,1Rは重力により鉛直下方に位置するので、係止したコード2L,2Rの挿通形態であるW状において、各部材との摩擦力が更に増加し、より外れ難くなるので好ましい。
本発明の実施例は、上述した構成及び手順に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において変形例としてもよいのは言うまでもない。
上述した実施例やその変形例においては、スピーカ部に接続されたコードの分岐部となる結合ハウジングにフック部を設けているが、結合ハウジング以外の部材にフック部を設けてもよい。
具体的には、中継ハウジング5L,5Rのいずれか、あるいは、連結部RKBの結合ケース7L,7Rのいずれかであってもよい。
さらには、実施例で説明していないリモコンを備えてそのリモコンのハウジングに設けてもよく、また、コード2L,2Rやネックストラップ51にモールドによりフック部形成用の部材を一体的に設け、その部材にフック部を形成してもよい。
すなわち、ヘッドホンを構成するコードまたはネックストラップに一体的に樹脂製ハウジングを形成し、そのハウジングにフック部を形成する構成であればよい。
本発明の実施例が適用されるヘッドホンは、ネックストラップを備えていないタイプのヘッドホンにも適用できることは言うまでもない。
また、ステレオタイプに限らず、スピーカを1つのみ備えたモノラルタイプのヘッドホン(いわゆるイヤホン)にも、もちろん適用できる。
本発明のヘッドホンの実施例を説明する外観斜視図である。 本発明のヘッドホンの実施例における要部を説明するための拡大斜視図である。 本発明のヘッドホンの実施例における要部を説明するための平面図である。 本発明のヘッドホンの実施例における機能を説明するための部分斜視図である。 本発明のヘッドホンの実施例における機能を説明するための模式図である。 本発明のヘッドホンの実施例における変形例の要部を説明するための部分斜視図である。 本発明のヘッドホンの実施例における変形例の機能を説明するための模式図である。
符号の説明
1L,1R スピーカ部
2L,2R コード
3L,3R 第1ストラップ部
4,34 結合ハウジング
4a,4c,34a 端面
4b,4d,34d 側面
4h 本体部
5L,5R 中継ハウジング
6L,6R 第2ストラップ部
7L,7R 結合ケース
10 プラグ
11 プラグコード
15,16 フック部
16a,35Aa,35Ba,36a 内周面
16b,15b,35Ab,35Bb,36b 腕部
16c,15c,35Ac,35Bc,36c スリット
16d,15d 誘導部
16k 基部
16e,35Be,36e 傾斜面
16st 先端部
16tk 中間部
21 小ストラップ
50 ヘッドホン
51 ストラップ
C15,C16,C35,C36 中心(軸)
d1 開口幅
d2,d7 内面間距離
d3,d6 (中心軸間)距離
RKB 連結部
S 空間

Claims (6)

  1. スピーカ部と、該スピーカ部に接続されたコードと、を備えたヘッドホンにおいて、
    前記コードと一体的に形成された本体部と、該本体部の表面から突出する一対の腕部と、を有するハウジング部をさらに備え、
    前記一対の腕部はそれぞれ、
    前記表面に接続した基部と、該基部から延在して前記表面から離隔した中間部と、該中間部よりも前記表面に近い位置で該表面との間にスリットを形成する先端部と、を有し、
    前記一対の腕部は、それぞれの前記基部に対して前記スリットの位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン。
  2. スピーカ部と、該スピーカ部に接続されたコードと、該コードと連結した輪状のストラップと、を備えたヘッドホンにおいて、
    前記コード又は前記ストラップと一体的に形成された本体部と、該本体部の表面から突出する一対の腕部と、を有するハウジング部をさらに備え、
    前記一対の腕部はそれぞれ、
    前記表面に接続した基部と、該基部から延在して前記表面から離隔した中間部と、該中間部よりも前記表面に近い位置で該表面との間にスリットを形成する先端部と、を有し、
    前記一対の腕部は、それぞれの前記基部に対して前記スリットの位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン。
  3. 前記腕部の中間部における内側の面は、所定の軸を中心とする円弧状に形成されると共に前記一対の腕部それぞれの前記軸が非同軸とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のヘッドホン。
  4. スピーカ部と、該スピーカ部に接続されたコードと、を備えたヘッドホンにおいて、
    前記コードと一体的に形成された本体部と、該本体部の表面から突出する3つ以上の腕部と、を有するハウジング部をさらに備え、
    前記3つ以上の腕部はそれぞれ、
    前記表面に接続した基部と、該基部から延在して前記表面から離隔した中間部と、該中間部よりも前記表面に近い位置で該表面との間にスリットを形成する先端部と、を有し、
    前記3つ以上の腕部の互いに隣接する2つにおいて、それぞれの前記基部に対して前記スリットの位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン。
  5. スピーカ部と、該スピーカ部に接続されたコードと、該コードと連結した輪状のストラップと、を備えたヘッドホンにおいて、
    前記コード又は前記ストラップと一体的に形成された本体部と、該本体部の表面から突出する3つ以上の腕部と、を有するハウジング部をさらに備え、
    前記3つ以上の腕部はそれぞれ、
    前記表面に接続した基部と、該基部から延在して前記表面から離隔した中間部と、該中間部よりも前記表面に近い位置で該表面との間にスリットを形成する先端部と、を有し、
    前記3つ以上の腕部の互いに隣接する2つにおいて、それぞれの前記基部に対して前記スリットが位置する方向が互いに逆になるよう形成されていることを特徴とするヘッドホン。
  6. 前記腕部の中間部における内側の面は、所定の軸を中心とする円弧状に形成されると共に前記互いに隣接する腕部それぞれの前記軸が非同軸とされていることを特徴とする請求項4又は請求項5記載のヘッドホン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013062784A (ja) * 2011-09-14 2013-04-04 Yumiko Mashita ヘッドホンのケーブルの絡み防止構造

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