JP7196840B2 - 音響出力装置 - Google Patents

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Description

使用者の首に装着されて使用される音響出力装置についての技術分野に関する。
使用者の首に装着されるネックバンドと、一部がネックバンドから導出されたケーブルと、ケーブルの先端に接続されたイヤホンとを備えた音響出力装置がある。このような音響出力装置においては、例えば、イヤホンが耳に装着されていない状態で、イヤホンからネックバンドまでのケーブルの長さを短くするなど、使用状態に応じてケーブルの長さを調節できることが望ましい。
そこで、ネックバンドの内部にケーブルの巻取機構等を設け、イヤホンが耳に装着されていない場合には、ケーブルの一部を巻取機構によって巻き取ってネックバンドの内部に収納する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016-76202号公報
しかし、ネックバンドの内部にケーブルの巻取機構等を設けた場合には、音響出力装置が大型化し、重量も大きくなるため、装着時に使用者の負担が増加し使い勝手が低下する虞があった。また、音響出力装置の大型化を避けるためにケーブルの線径を小さくすることが考えられるが、この場合にはケーブルの芯数が制限され、例えば、ノイズキャンセリング機能等を備えることが難しくなるなど、音響出力装置の機能が制限される可能性があった。
そこで、本技術音響出力装置は、機能性を確保しつつ、使い勝手の向上を図ることを目的とする。
本技術に係る音響出力装置は、使用者の首に装着され挿通孔を有するネックバンドと、一部が前記ネックバンドから導出されたケーブルと、前記ケーブルに接続されたイヤホンとを備え、前記ケーブルが前記ネックバンドから前記挿通孔の両側に引出可能にされ、前記挿通孔における前記ケーブルの挿通部分の位置が変化されることにより前記ケーブルにおける前記挿通孔の両側の部分の長さが変化され、前記ネックバンドは、湾曲又は少なくとも一部が屈曲された中間部と、前記中間部の両端にそれぞれ連続され内部構造が配置された配置部とを有するものである。
これにより、ケーブルの挿通部分の位置を変化させることで、挿通孔の両側に位置されるケーブルの各部分の長さが変化される。
また、ネックバンドの両端部の重量が大きくなり、使用者の首に装着された状態において配置部が中間部より下方に位置され易くなる。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記配置部の径が前記中間部の径より大きくされ、前記配置部に前記挿通孔が形成されていることが望ましい。
これにより、ネックバンドの両端側に存在する大径の配置部にケーブルが挿通される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記挿通孔は所定の方向に延びる第1の部分と前記第1の部分に対して傾斜された第2の部分とを有することが望ましい。
これにより、挿通孔のそれぞれの開口が任意の方向に向けて形成される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、前記挿通孔は一方の開口が前記内方側に位置され、前記挿通孔は他方の開口が外方側に位置されることが望ましい。
これにより、挿通孔の一方の開口から引き出されたケーブルの一部がネックバンドの内方側に位置され、他方の開口から引き出されたケーブルの他の一部がネックバンドの外方側に位置される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、前記挿通孔の一方の開口と他方の開口が前記内方側に位置されることが望ましい。
これにより、挿通孔の両側から引き出されるケーブルの各部分がネックバンドの内方側に位置される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、前記挿通孔は前記導出用開口より前記中間部側に位置されていることが望ましい。
これにより、ケーブルは導出用開口より中間部側に位置された挿通孔の一方の開口からイヤホン側に引き出される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、前記導出用開口は前記挿通孔より前記中間部側に位置されていることが望ましい。
これにより、ケーブルは挿通孔より中間部側に位置された導出用開口からネックバンドの外部へ導出される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ケーブルには前記ネックバンドに対する前記ケーブルの移動を規制するストッパが支持されていることが望ましい。
これにより、ケーブルの挿通部分が任意の位置とされた状態で、ネックバンドに対するケーブルの移動が規制される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ストッパは前記ケーブルに摺動自在に支持されていることが望ましい。
これにより、ストッパがケーブルの任意の位置に移動可能になる。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ストッパの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入可能にされることが望ましい。
これにより、ストッパの全体がネックバンドの外部に位置されない。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記挿通孔の少なくとも一部が前記ネックバンドの内側に行くに従って小径になることが望ましい。
これにより、ストッパが挿通孔を形成する内壁によってネックバンドの内側へ案内される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ケーブルにおける前記イヤホンが接続された端部を一端部としたときに、前記ストッパは前記ケーブルの前記一端部と前記挿通部分との間に位置されることが望ましい。
これにより、ケーブルが一端部から挿通位置までの長さが短くなる方向にケーブルが引き出された際に、ケーブルのネックバンドに対する移動が規制される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ストッパは外形が略円錐台形状に形成されていることが望ましい。
これにより、外形が略円錐台形状に形成されたストッパがケーブルの一端部と挿通部分の間に位置される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、前記ケーブルにおいて前記導出用開口に位置される部分を導出始端としたときに、前記ストッパは前記ケーブルにおいて前記導出始端と前記挿通部分との間に位置されることが望ましい。
これにより、導出始端から挿通部分までの長さが短くなる方向にケーブルが引き出された際に、ストッパによりケーブルのネックバンドに対する移動が規制される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記ストッパが二つ設けられ、前記挿通部分を挟んだ反対側に位置されることが望ましい。
これにより、ケーブルが挿通孔の両側にそれぞれ引き出された際に、ストッパによりケーブルのネックバンドに対する移動が規制される。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記二つのストッパがそれぞれ異なる形状に形成されることが望ましい。
これにより、二つのストッパの留まり方の触感が異なる。
上記した本技術に係る音響出力装置においては、前記内部構造として通信装置が設けられ、前記配置部の先端部に前記通信装置が配置されることが望ましい。
これにより、通信装置が使用者の身体から遠い位置に配置される。
本技術によれば、ケーブルの挿通部分の位置を変化させることで、挿通孔の両側に位置されるケーブルの各部分の長さが変化されるため、音響出力装置の機能性を確保しつつ、使い勝手の向上を図ることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、他の効果があってもよい。
図2乃至図10と共に本技術音響出力装置の実施の形態を示すものであり、本図は、音響出力装置が使用者に装着される前後の状態を示す説明図である。 音響出力装置の正面図である。 音響出力装置の一部を示す正面図である。 挿通孔に対するケーブルの挿通状態を示す断面図である。 音響出力装置が使用者に装着された状態を示す説明図である。 音響出力装置の別の例を示す正面図である。 音響出力装置の他の別の例を示す正面図である。 音響出力装置のまた別の例を示す正面図である。 音響出力装置のさらに別の例を示す正面図である。 音響出力装置の挿通孔の別の例を示す断面図である。
以下に、本技術音響出力装置を実施するための形態を添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本技術音響出力装置をイヤホンに適用したものである。但し、本技術の適用範囲はイヤホンに限られることはなく、ヘッドホン等の他の各種の音響出力装置に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、音響出力装置の装着時において使用者から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本技術の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
<音響出力装置の構成>
音響出力装置1は、使用者100の首101に装着されるネックバンド2と、一部がネックバンド2から導出されたケーブル3と、ケーブル3の先端にそれぞれ接続されたイヤホン4、4とを有している(図1及び図2参照)。
音響出力装置1は、ネックバンド2が使用者100の背側から使用者100の首101に装着される。ネックバンド2は、首101に装着された状態において、例えば、下方に開口されたU字形状に形成され、両端部が左右に離隔されて使用者100の胸部102の近傍に位置される。
ネックバンド2は、湾曲又は少なくとも一部が屈曲された中間部5と、中間部5の両端にそれぞれ連続された配置部6、6とを有している。音響出力装置1は、ネックバンド2の配置部6、6が使用者100の首101より下方に位置されることで、使用者100に対する安定した装着状態が保たれている。
ケーブル3は、ネックバンド2の配置部6、6からそれぞれ導出されている。音響出力装置1が使用者100に装着された状態において、ケーブル3に接続されたイヤホン4、4は、それぞれ使用者の左耳103と右耳104に装着される。
ネックバンド2は少なくとも中間部5が弾性変形可能な材料によって形成され、配置部6、6が互いに離接する方向へ弾性変形可能に湾曲されている。中間部5の内部には、例えば、ケーブル3の一部が配置されている。
ネックバンド2が使用者100の首101に装着された状態において、中間部5の一部は首101の背面側に位置され、配置部6、6は胸部102の前側に位置されている。
ネックバンド2が使用者100の首101に装着されるときには、中間部5は配置部6、6が互いに遠ざかるように弾性変形され、装着された状態において、中間部5は配置部6、6が近付くように弾性復帰される(図1参照)。これにより、ネックバンド2の首101に対する装着を容易に行うことができると共に、装着された状態においてネックバンド2が首101から抜け難く、音響出力装置1の安定した装着状態を確保することができる。
配置部6、6は、左右対称の形状に形成されている。以下では、特筆しない限り、左側に設けられた配置部6を例として説明する。
配置部6は、例えば、樹脂材料によって外形状が略円柱状に形成され、中間部5に連続する方向に延びる形状にされている。配置部6は、例えば、その軸方向と直交する方向において結合された第1部材6aと第2部材6bとから成り、内部空間が配置空間Sとして形成されている。配置空間Sには、後述する内部構造が配置されている。配置部6の中間部5側の位置にはケーブル3が挿通される挿通孔7が形成されている。尚、配置部6は第1部材6aと第2部材6bが結合された構造に限られず、全体が一つ又は三つ以上の部材の結合によって形成されていてもよい。
配置部6は、径が中間部5の径よりも大きく形成されている。中間部4より大径の配置部6にケーブル3が挿通されるため、ケーブル3の引出しが行い易くなるとともに、ケーブル3と内部構造の十分な配置スペースを確保することができる。
ネックバンド2が使用者100の首101に装着された状態において、上記したように、配置部6、6はそれぞれ略左右に離隔して位置されており、ネックバンド2において配置部6、6が対向する側は内方側とされる。
配置部6、6には各種の内部構造が配置されているため、中間部5よりも大きな重量を有する。従って、ネックバンド2の両端部の重量が大きくなり、ネックバンド2が使用者100の首101に装着された状態において、配置部6、6が中間部5より下方に位置され易くなり、ネックバンド2の安定した装着状態を確保することができる。
以下に、ネックバンド2の装着時に使用者100の左側に位置される配置部6を配置部6L、右側に位置される配置部6を配置部6Rとして、配置部6L、6Rに特有の構成を説明する。
配置部6Lの配置空間Sには、内部構造として、例えば、制御基板8、図示しないマイクロホン、図示しない振動モータ等が配置されている(図2参照)。
制御基板8には、後述するスピーカーを動作させる駆動回路や通信装置としての無線通信用のアンテナ8aが形成されている。従って、音響出力装置1は無線通信によって音楽プレーヤー等の外部機器からの音声信号を受信し、受信した音声信号を変換してスピーカーから音声として出力することが可能とされている。音声信号を受信するための無線通信としては、例えば、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)やWiFi(Wireless Fidelity)(登録商標)が用いられる。
制御基板8に形成された通信装置としてのアンテナ8aは、配置空間Sにおける中間部5と反対側の端部に位置されている。アンテナ8aは、使用者100の身体から離れて位置されるほど通信感度が高くなり易い。従って、アンテナ8aを使用者100の身体から遠い配置空間Sにおける中間部5と反対側の端部に配置することで、良好な通信状態を確保することができる。
マイクロホンは、外部の音声が入力される音声入力装置として機能する。マイクロホンは制御基板8に接続され、入力された音声信号は、例えば、通信装置を介して外部機器に送信される。マイクロホンには配置部6に形成された図示しない音声入力孔を介して音声が入力される。
振動モータは制御基板8によって制御され、所定の振動態様によって使用者100に音響出力装置1の動作状態を伝える。振動モータは、例えば、振動することで他の通話端末からの通話要求を受信したことを使用者100に伝える。
配置部6Lの外周部には制御基板8に接続された複数の操作釦9、9、・・・が設けられている。操作釦9、9、・・・としては、例えば、主操作釦9a、第1の調整釦9b、第2の調整釦9cが配置部6Lの長手方向に離隔して設けられている。主操作釦9aが長押し操作されると、音響出力装置1における電源の投入又は遮断が行われる。電源が投入された状態において主操作釦9aが短押し操作されると、音声の再生又は停止が行われる。また、主操作釦9aの所定の操作により曲送り、曲戻し、早戻し、外部機器とのペアリング機能の実行等を行うことが可能である。電源が投入された状態において第1の調整釦9b又は第2の調整釦9cが短押し操作されると、出力される音声の音量の増大又は低減が行われる。尚、各操作釦9の機能は上記に限定されるものでなく、長押しや短押し等の所定の操作態様により、一つの操作釦9が複数の機能を実現するように構成されてもよい。また、所定の機能をそれぞれ有する操作釦9、9、・・・が設けられる構成にされてもよい。
配置部6Lには、制御基板8に接続された点灯部10が設けられている。点灯部10としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)が用いられている。点灯部10として、充電状態を示す第1の点灯部10aと、音響出力装置1の動作状態を示す第2の点灯部10bとが設けられている。点灯部10の点灯状態を視認することで、使用者100は音響出力装置1の動作状態を容易に確認することができる。
配置部6Lには、端子部11が設けられている。端子部11としては、例えば、USB(Universal Serial Bus)端子が用いられている。端子部11を用いることにより後述する電池への充電や音声データの入出力等を行うことが可能である。
配置部6Rの配置空間Sには、近距離無線通信部12、電池13等が配置されている。
通信装置としての近距離無線通信部12は、例えば、NFC(Near Field Communication)タグであり、接続認証等のペアリング処理等の機能を有する。近距離無線通信部12は中間部5に配置された図示しないケーブルを介して制御基板8に接続され、制御基板8と協働して無線通信を実現する。
近距離無線通信部12は、例えば、配置空間Sに貼り付けられた状態で保持されている。
電池(バッテリー)13は、例えば、充電可能なタイプであって、中間部5に配置されたケーブル3を介して配置部6Lの端子部11に接続され、電池13には端子部11を介して外部から電力が供給される。電池13の電力は、上記した制御基板8、マイクロホン、振動モータ、点灯部10等に供給される。尚、電池13は使い捨てタイプであってもよく、その場合には、配置部6Rの一部が開閉可能とされ、電池13の交換が可能な構成にされていることが望ましい。また、電池13が充電可能なタイプである場合にも配置部6の一部が開閉可能とされ、電池13の交換が可能とされていてもよい。
上記には、各種の内部構造が配置部6Lと配置部6Rに分散されて配置されている構成を示した。この構成により、ネックバンド2の重量が左右に均等に分散され易くなり、ネックバンド2が首101に装着された状態において、安定した装着状態を保つことができる。尚、配置部6の内部の構成は上記に限定されるものではなく、例えば、配置部6L又は配置部6Rの一方にすべての内部構造が配置される構成にされてもよい。
続いて、図2を参照してイヤホン4の概略構成を説明する。イヤホン4は、例えば、カナル型イヤホンであって、音声信号を振動に変換して音声として出力する図示しないスピーカーと、スピーカーが配置された筐体4aと、筐体4aに装着されたイヤーピース4bとを有する。
尚、上記にはイヤホン4としてカナル型イヤホンを示したが、例えば、インナーイヤ型など他の形式のイヤホンが用いられてもよい。
以下に、図3及び図4を参照して配置部6の詳細な構成を説明する。配置部6には、一端が配置空間Sに連通された導出孔14が形成されている(図3参照)。導出孔14の他端の開口は、ネックバンド2の外方側に開口する導出用開口14aとして形成されている。
挿通孔7は、導出用開口14aより中間部5側の位置に形成されている。挿通孔7は、配置部6を略左右方向に貫通する。
挿通孔7の両側の開口は、それぞれ第1の開口7aと第2の開口7bとして形成されている。第1の開口7aはネックバンド2の内方側に位置され、第2の開口7bは外方側に位置されている。
挿通孔7は、第1の開口7aに連続された第1の挿入部15と、第2の開口7bに連続された第2の挿入部16とから成る(図4参照)。第1の挿入部15と第2の挿入部16は、第1の開口7aの反対側の端部と第2の開口7bの反対側の端部とにおいて連通されている。第1の挿入部15と第2の挿入部16には、後述するストッパの一部がそれぞれ挿入可能とされている。
挿通孔7において、第1の挿入部15は所定の方向Xに延び、第2の挿入部16は所定の方向Yに延びている。方向Yは方向Xに対して傾いており、第2の挿入部16は第1の挿入部15に対して傾斜されている。これにより、挿通孔7の第1の開口7aと第2の開口7bの向きが単一の軸方向に限定されておらず、第1の開口7aと第2の開口7bをそれぞれ所望の方向(任意の方向)に向けて形成することにより、ケーブル3を挿通孔7から所望の方向に引き出すことができる。
第1の挿入部15は、第1の開口7aに連続された案内部15aと、案内部15aに連続された連通部15bとを有する。
案内部15aは第1の挿入部15の第1の開口7a側の端部に形成され、ネックバンド2の内側に行くに従って小径になるように形成されている。連通部15bは、ネックバンド2の内側に行くに従って小径になるように形成されており、例えば、断面形状においてすり鉢状に形成されている。連通部15bの軸方向の長さは案内部15aの軸方向の長さより長くされている。
第2の挿入部16は、第2の開口7bに連続された案内部16aと、案内部16aに連続された連通部16bとを有する。
案内部16aは第2の挿入部16の第2の開口7b側の端部に形成され、ネックバンド2の内側に行くに従って小径になるように形成されている。連通部16bはネックバンド2の内側へ行くに従って小径になるように形成されており、第1の挿入部15の連通部15bに連通されている。
尚、上記には、第1の挿入部15と第2の挿入部16が異なる形状に形成された例を示したが、第2の挿入部16は第1の挿入部15と同じ形状に形成されてもよい。また、上記には、第2の挿入部16が第1の挿入部15に対して傾斜されている例を示したが、挿通孔7は、第1の挿入部15と第2の挿入部16が一直線状に形成されていてもよい。さらにまた、第1の挿入部15と第2の挿入部16は上記した形状に限られず、例えば、案内部15a、案内部16aが形成されていない形状であってもよい。
以下に、図3乃至図5を参照して、ケーブル3の配置部6からの引き出し状態について説明する。ケーブル3は、導出用開口14aからネックバンド2の外方側に導出されている(図3参照)。ケーブル3において、導出用開口14aに位置される部分は導出始端3aとされている。
ネックバンド2の外部に導出されたケーブル3は挿通孔7に挿通され、挿通孔7の両側に引出可能にされている。ケーブル3において、挿通孔7に位置される部分、即ち、第1の開口7aから第2の開口7bまでの部分は挿通部分3bとされている(図4参照)。
ケーブル3においてイヤホン4が接続された一端部から挿通部分3bに連続するまでの部分を第1の部分3cとしたときに、第1の部分3cは、挿通孔7の第1の開口7aからネックバンド2の内方側に引き出された部分である(図3参照)。即ち、音響出力装置1が使用者100に装着された状態において、第1の部分3cは使用者100の首101側に位置される(図5参照)。
ケーブル3における導出始端3aから挿通部分3bに連続するまでの部分を第2の部分3dとしたときに、第2の部分3dは挿通孔7の第2の開口7bからネックバンド2の外方側に引き出された部分である(図3参照)。音響出力装置1が使用者100に装着された状態において、第2の部分3dは使用者100の首101より外側に位置される(図5参照)。
ケーブル3において、導出始端3aからイヤホン4が接続された一端部までの長さは一定にされている。従って、挿通孔7からケーブル3が第1の部分3cとして引き出された場合には、第2の部分3dの長さが短くされる。逆に、挿通孔7からケーブル3が第2の部分3dとして引き出された場合には、第1の部分3cの長さが短くされる。
尚、図4等においては、ケーブル3の表面が曲面状に形成されている例を示したが、ケーブル3の表面にはケーブル3の軸方向に延び周方向に並ぶ複数の凹凸部が形成されていてもよい。これにより、ケーブル3に使用者100の手が触れた場合においても、タッチノイズを低減することができる。
続いて、図5を参照して、音響出力装置1が使用者100に装着された状態におけるケーブル3の配置部6からの引出状態について説明する。
図5Aは、音響出力装置1の使用時において、イヤホン4、4が使用者100の耳に装着された状態を示している。このとき、ケーブル3における第1の部分3cが第2の部分3dより長くされている。
一方、イヤホン4が耳から外された状態において、第1の部分3cがイヤホン4の装着時と同じ長さにされていた場合には、イヤホン4の重量によって第1の部分3cが下方に垂れ下がり、使用者100の手等に接触するなど使い勝手が低下する虞がある。そこで、ケーブル3を挿通孔7から引き出してケーブル3の挿通部分3bの位置を変化させることで、第2の部分3dの長さを長くし、第1の部分3cの長さを短くすることが望ましい(図5B参照)。
このように、ケーブル3における第1の部分3cを第2の部分3dより短くするようにケーブル3の引出状態を調節することにより、第1の部分3cが使用者100の邪魔にならなくなる。
図5Bが示すイヤホン4、4の非装着状態から再びイヤホン4、4の装着を行う場合には、ケーブル3を挿通孔7から内方側に引き出してケーブル3の挿通部分3bの位置を変化させ、第1の部分3cの長さを長くすることが望ましい(図5A参照)。
上記の構成によって、ケーブル3の挿通部分3bの位置を変化させることで、音響出力装置1の使用状態に応じて、挿通孔7の両側に位置される第1の部分3cと第2の部分3dの長さが変化される。
以下に、図3乃至図5を参照して、ケーブル3に支持された第1のストッパ17と第2のストッパ18の構成を説明する。
ケーブル3には、挿通部分3bを挟んだ両側に第1のストッパ17と第2のストッパ18がそれぞれ摺動自在に支持されている(図3参照)。ケーブル3において、第1のストッパ17はイヤホン4に接続された端部と挿通部分3bの間の部分に支持され、第2のストッパ18は導出位置3aと挿通部分3bの間の部分に支持されている。
第1のストッパ17と第2のストッパ18は、例えば、PVC(Polyvinyl Chloride)等の樹脂材料によって形成され、ケーブル3が貫通される図示しない貫通孔を有している。
第1のストッパ17と第2のストッパ18は、貫通孔の軸方向へ一定以上の力が付与されることでケーブル3に対して摺動されるため、第1のストッパ17と第2のストッパ18をケーブル3の所望の位置に移動させることができる。第1のストッパ17と第2のストッパ18は、一定以上の力が付与されていない状態にあってはケーブル3の一定の位置に保持され、ケーブル3に伴い移動される。
第1のストッパ17は、導出始端3aに近付くに従って径が小さくなるように形成されている。第1のストッパ17は、例えば、外形が略円錐台形状に形成されている。第1のストッパ17は外周面が曲面状に形成されており、第1のストッパ17がケーブル3に伴って移動される際に、使用者100の服等に引っかかり難くされている。
第1のストッパ17は、ケーブル3が第2の部分3dの長くなる方向に引き出される際にケーブル3に伴って挿通孔7側へ移動され、一部が第1の挿入部15に挿入される(図4参照)。第1のストッパ17の一部は、案内部15aを形成する壁面に案内されて第1の挿入部15に挿入され、一部が連通部15bを形成する壁面の一部又は連通部15bと連通部16bの境界部分に接触した状態で保持される。このとき、挿通孔7を形成する壁面からの側圧によって第1のストッパ17の移動が規制され、ケーブル3のネックバンド2に対する移動が規制される。
上記の構成によって、第1のストッパ17をケーブル3の所望の位置に保持させておくことで、ケーブル3の第2の部分3dの長くなる方向への過度の引出を防止することができる。従って、第2の部分3dが過度に長くなることが防止され、配置部6の外側に位置されることの多い使用者100の手等にケーブル3が意図せず接触され難くなる。
第2のストッパ18は、例えば、外形が略球状に形成されている。
第2のストッパ18は、ケーブル3が第1の部分3cの長くなる方向に引き出される際にケーブル3に伴って挿通孔7側へ移動され、一部が第2の挿入部16に挿入される(図4参照)。第2のストッパ18の一部は、案内部16aを形成する壁面に案内されて第2の挿入部16に挿入され、案内部16aを構成する壁面の一部又は案内部16aと連通部16bの境界部分に接触される。このとき、ケーブル3のネックバンド2に対する移動が規制される。
上記の構成によって、第2のストッパ18を第2の部分3dの所望の位置に保持させておくことで、ケーブル3の第1の部分3cの長くなる方向への過度の引出を防止することができる。従って、第1の部分3cが過度に長くなることが防止され、第1の部分3cのぶらつきが抑制される。
上記した構成においては、第1のストッパ17と第2のストッパ18が挿通部分3bを挟んで両側に保持されている。従って、ケーブル3が挿通孔7の両側にそれぞれ引き出された際に、第1のストッパ17又は第2のストッパ18によってケーブル3のネックバンド2に対する移動が規制され、挿通孔7の両側においてケーブル3の過度な引出を防止することができる。さらに、挿通孔7の両側からのケーブル3の移動が確実に規制されることで挿通部分3bが所望の位置に固定され、第1の部分3cと第2の部分3dをそれぞれ所望の長さに保つことができる(図4参照)。第1の部分3cが所望の長さに保たれることによって、第1の部分3cの長さの変化によるイヤホン4の耳からの意図せぬ脱落を防ぐことができる。また、第2の部分3dが所望の長さに保たれることによって、所望の長さ以上の第2の部分3dがネックバンド2の外方に位置されず、使用者100の邪魔になり難くされている。
上記した構成においては、第1のストッパ17と第2のストッパ18の少なくとも各一部が挿通孔7に挿入可能にされている。従って、第1のストッパ17と第2のストッパ18の全体がネックバンド2の外部に位置されないため、使用者100の邪魔になり難くされている。
また、上記した構成においては、第1のストッパ17と第2のストッパ18は異なる形状に形成されている。従って、第1のストッパ17と第2のストッパ18の触覚が異なり、使用者100が手で触れることにより第1のストッパ17と第2のストッパ18を容易に区別することができる。
尚、第2のストッパ18の形状は上記した形状に限られることはなく、例えば、第2のストッパ18は外形が略円錐台形状に形成されていてもよい。この場合には、挿通孔7の両側において、ケーブル3の移動を確実に規制することができる。
尚、第1のストッパ17の形状も上記した形状に限られることはなく、例えば、第1のストッパ17は外径が略球状に形成されていてもよい。また、第1のストッパ17と第2のストッパ18の形状は、外形が略円錐台形状や略球状の形状に限られず、任意の形状に形成されていてもよい。
<まとめ>
以上に記載した通り、音響出力装置1にあっては、ケーブル3がネックバンド2から挿通孔7の両側に引出可能にされ、挿通孔7におけるケーブル3の挿通部分3bの位置が変化されることによりケーブル3における挿通孔7の両側の部分の長さが変化される。
これにより、ケーブル3の挿通部分3bの位置を変化させることで、挿通孔7の両側に位置される第1の部分3cと第2の部分3dの各部分の長さが変化されるため、音響出力装置1の機能性を確保しつつ使い勝手の向上を図ることができる。
また、上記した音響出力装置1にあっては、挿通孔7は第1の開口7aが内方側に位置され、第2の開口7bが外方側に位置されている。
これにより、挿通孔7の第1の開口7aから引き出された第1の部分3cはネックバンド2の内方側(使用者100の首101側)に位置され、第2の開口7bから引き出された第2の部分3dはネックバンド2の外方側(使用者100の首101より外側)に位置される。ネックバンド2を首101に装着した状態において、使用者100の手は配置部6の外側に位置されることが多いため、ネックバンド2の外方側に位置された第2の部分3dは使用者100によって引き出し易くされている。
さらにまた、上記した音響出力装置1にあっては、挿通孔7は導出用開口14aより中間部5側に位置されている。
従って、ケーブル3の第1の部分3cは導出用開口14aより中間部5側に位置された挿通孔7の第1の開口7aから引き出される。挿通孔7から使用者100の耳までの距離が近いため、イヤホン4の装着時に挿通孔7の第1の開口7cから引き出されたケーブル3の第1の部分3cの長さが短くなり、第1の部分3cのぶらつきを抑制することができる。
<音響出力装置の他の構成例>
以下に、図6乃至図10を参照して、本技術音響出力装置の他の構成例を説明する。
第1の構成例である音響出力装置1Aにおいて、導出用開口14aは挿通孔7より中間部5側に位置されている(図6参照)。
音響出力装置1Aにあっては、ケーブル3は導出用開口14aからネックバンド2の外方側へ導出され、挿通孔7に挿通されている。このとき、第2の部分3dは、第1の部分3cより中間部5側に位置されている。この場合には、ネックバンド2の装着時にイヤホン4が耳に装着されていない状態において、第1の部分3cは第2の部分3dより首101から遠い位置にある。従って、第1の部分3cが首101等に接触されにくくなり、使用者100の邪魔になり難くされている。さらに、イヤホン4が耳に装着されていない状態において、第1の部分3cは上下方向において第2の部分3dよりも使用者100の手に近い位置にあるため、使用者100は第1の部分3c又はその先端に接続されたイヤホン4を手に取ることでイヤホン4の装着を容易に行うことができる。
第2の構成例である音響出力装置1Bにおいて、導出用開口14aはネックバンド2の内方側に位置されている(図7参照)。
配置部6において、挿通孔7は導出用開口14aより中間部5側に位置されている。挿通孔7は、少なくとも一部が湾曲又は屈曲されており、第1の開口7aと第2の開口7bがそれぞれネックバンド2の内方側に位置されている。
上記した音響出力装置1Bにあっては、ケーブル3が導出用開口14aからネックバンド2の内方側に導出され、挿通孔7に挿通されている。第1の開口7aと第2の開口7bがネックバンド2の内方側に位置されているため、第1の開口7aと第2の開口7bのそれぞれから引き出された第1の部分3cと第2の部分3dは、ネックバンド2の内方側に位置される。従って、第1の部分3cと第2の部分3dがネックバンド2の外方側に位置されないため、ネックバンド2の外方側に位置された使用者100の手が意図せずケーブル3に接触し難くされる。
第3の構成例である音響出力装置1Cにおいて、導出用開口14aはネックバンド2の内方側に位置されている(図8参照)。
導出用開口14aは挿通孔7より中間部5側に位置されている。
挿通孔7は、例えば、少なくとも一部が湾曲又は屈曲されており、第1の開口7aと第2の開口7bがそれぞれネックバンド2の内方側に位置されている。第2の開口7bは、第1の開口7aよりも中間部5側に位置されている。
上記した音響出力装置1Cにあっては、ケーブル3は導出用開口14aからネックバンド2の内方側へ導出され、挿通孔7に挿通されている。このとき、第2の部分3dは、第1の部分3cより中間部5側に位置されている。この場合には、ネックバンド2の装着時にイヤホン4が耳に装着されていない状態において、第1の部分3cは第2の部分3dより首101から遠い位置にある。従って、第1の部分3cが首101等に接触されにくくなり、使用者100の邪魔になり難くされている。さらに、イヤホン4が耳に装着されていない状態において、第1の部分3cは上下方向において第2の部分3dよりも使用者100の手に近い位置にあるため、使用者100は第1の部分3c又はその先端に接続されたイヤホン4を手に取ることでイヤホン4の装着を容易に行うことができる。
さらに、上記した音響出力装置1Cにあっては、ケーブル3は導出用開口14aからネックバンド2の内方側に導出され、挿通孔7に挿通されている。第1の開口7aと第2の開口7bがネックバンド2の内方側に位置されているため、第1の開口7aと第2の開口7bのそれぞれから引き出されたケーブル3の第1の部分3cと第2の部分3dは、ネックバンド2の内方側(使用者100の首101側)に位置される。従って、第1の部分3cと第2の部分3dがネックバンド2の外方側に位置されないため、ネックバンド2の外方側に位置された使用者100の手が意図せずケーブル3に接触し難くされる。
尚、上記には第1の開口7aがネックバンド2の内方側に位置され、第2の開口7bと導出用開口14aがそれぞれネックバンド2の内方側又は外方側に位置されている例を示したが、第1の開口7a、第2の開口7b、導出用開口14aは、それぞれ配置部6の任意の位置に形成されていてもよい。
例えば、第1の開口7aはネックバンド2の外方側に位置されていてもよい(図9参照)。この場合には、第1の部分3cが使用者100の手の触れやすいネックバンド2の外方側に位置されるため、第1の部分3aの引出操作を容易に行うことができる。また、第1の開口7aに加えて、第2の開口7bと導出用開口14aがそれぞれネックバンド2の外方側に位置されていてもよい。この場合には、第1の部分3cと共に第2の部分3dがネックバンド2の外方側に位置されるため、第1の部分3cに加えて第2の部分3dの引出操作を容易に行うことができる。
尚、上記には、第1の開口7a、第2の開口7b、導出用開口14aが、ネックバンド2の内方側又は外方側に開口されている例を示したが、第1の開口7a、第2の開口7b、導出用開口14a、挿通孔7は、配置部6の外周面又は先端面の何れの位置に開口されていてもよい。
尚、上記には、配置部6にネックバンド2を貫通する挿通孔7が形成され、挿通孔7の両側の開口がそれぞれ第1の開口7aと第2の開口7bとされている例を示したが、挿通孔7の形状は上記の例に限られない。例えば、配置部6の内部空間と外部を連通する二つの挿通孔7、7が形成され、挿通孔7、7のそれぞれにおける外側の開口が第1の開口7aと第2の開口7bとして形成されていてもよい(図10参照)。
上記には、配置部6に挿通孔7が形成される例を示したが、挿通孔7は、例えば、中間部5の一部など、ネックバンド2のその他の任意の位置に形成されていてもよい。
尚、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
<本技術>
本技術は、以下のような構成にすることができる。
(1)
使用者の首に装着され挿通孔を有するネックバンドと、
一部が前記ネックバンドから導出されたケーブルと、
前記ケーブルに接続されたイヤホンとを備え、
前記ケーブルが前記ネックバンドから前記挿通孔の両側に引出可能にされ、
前記挿通孔における前記ケーブルの挿通部分の位置が変化されることにより前記ケーブルにおける前記挿通孔の両側の部分の長さが変化される
音響出力装置。
(2)
前記ネックバンドは、湾曲又は少なくとも一部が屈曲された中間部と、前記中間部の両端にそれぞれ連続され内部構造が配置された配置部とを有する
前記(1)に記載の音響出力装置。
(3)
前記配置部の径が前記中間部の径より大きくされ、
前記配置部に前記挿通孔が形成されている
前記(2)に記載の音響出力装置。
(4)
前記挿通孔は所定の方向に延びる第1の部分と前記第1の部分に対して傾斜された第2の部分とを有する
前記(2)又は前記(3)に記載の音響出力装置。
(5)
使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、
二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、
前記挿通孔は一方の開口が前記内方側に位置され、
前記挿通孔は他方の開口が外方側に位置される
前記(2)から前記(4)の何れかに記載の音響出力装置。
(6)
使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、
二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、
前記挿通孔の一方の開口と他方の開口が前記内方側に位置される
前記(2)から前記(4)の何れかに記載の音響出力装置。
(7)
前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
前記挿通孔は前記導出用開口より前記中間部側に位置されている
前記(2)から前記(6)の何れかに記載の音響出力装置。
(8)
前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
前記導出用開口は前記挿通孔より前記中間部側に位置されている
前記(2)から前記(6)の何れかに記載の音響出力装置。
(9)
前記ケーブルには前記ネックバンドに対する前記ケーブルの移動を規制するストッパが支持されている
前記(2)から前記(8)の何れかに記載の音響出力装置。
(10)
前記ストッパは前記ケーブルに摺動自在に支持されている
前記(9)に記載の音響出力装置。
(11)
前記ストッパの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入可能にされる
前記(9)又は前記(10)に記載の音響出力装置。
(12)
前記挿通孔の少なくとも一部が前記ネックバンドの内側に行くに従って小径になる
前記(11)に記載の音響出力装置。
(13)
前記ケーブルにおける前記イヤホンが接続された端部を一端部としたときに、
前記ストッパは前記ケーブルの前記一端部と前記挿通部分との間に位置される
前記(9)から前記(12)の何れかに記載の音響出力装置。
(14)
前記ストッパは外形が略円錐台形状に形成された
前記(13)に記載の音響出力装置。
(15)
前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
前記ケーブルにおいて前記導出用開口に位置される部分を導出始端としたときに、
前記ストッパは前記ケーブルにおいて前記導出始端と前記挿通部分との間に位置される
前記(9)から前記(12)の何れかに記載の音響出力装置。
(16)
前記ストッパが二つ設けられ、前記挿通部分を挟んだ反対側に位置される
前記(9)から前記(12)の何れかに記載の音響出力装置。
(17)
前記二つのストッパがそれぞれ異なる形状に形成された
前記(16)に記載の音響出力装置。
(18)
前記内部構造として通信装置が設けられ、
前記配置部の先端部に前記通信装置が配置された
前記(2)から前記(17)の何れかに記載の音響出力装置。
1…音響出力装置、2…ネックバンド、3…ケーブル、3a…導出始端、3b…挿通部分、3c…第1の部分、3d…第2の部分、4…イヤホン、5…中間部、6…配置部、7…挿通孔、7a…第1の開口、7b…第2の開口、14a…導出用開口、15…第1の挿入部、16…第2の挿入部、17…第1のストッパ、18…第2のストッパ、1A…音響出力装置、1B…音響出力装置、1C…音響出力装置

Claims (17)

  1. 使用者の首に装着され挿通孔を有するネックバンドと、
    一部が前記ネックバンドから導出されたケーブルと、
    前記ケーブルに接続されたイヤホンとを備え、
    前記ケーブルが前記ネックバンドから前記挿通孔の両側に引出可能にされ、
    前記挿通孔における前記ケーブルの挿通部分の位置が変化されることにより前記ケーブルにおける前記挿通孔の両側の部分の長さが変化され
    前記ネックバンドは、湾曲又は少なくとも一部が屈曲された中間部と、前記中間部の両端にそれぞれ連続され内部構造が配置された配置部とを有する
    音響出力装置。
  2. 前記配置部の径が前記中間部の径より大きくされ、
    前記配置部に前記挿通孔が形成されている
    請求項に記載の音響出力装置。
  3. 前記挿通孔は所定の方向に延びる第1の部分と前記第1の部分に対して傾斜された第2の部分とを有する
    請求項に記載の音響出力装置。
  4. 使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、
    二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、
    前記挿通孔は一方の開口が前記内方側に位置され、
    前記挿通孔は他方の開口が外方側に位置される
    請求項に記載の音響出力装置。
  5. 使用者の首に前記ネックバンドが装着された状態において二つの前記配置部が略左右に離隔して位置され、
    二つの前記配置部における両者が対向する側を内方側としたときに、
    前記挿通孔の一方の開口と他方の開口が前記内方側に位置される
    請求項に記載の音響出力装置。
  6. 前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
    前記挿通孔は前記導出用開口より前記中間部側に位置されている
    請求項に記載の音響出力装置。
  7. 前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
    前記導出用開口は前記挿通孔より前記中間部側に位置されている
    請求項に記載の音響出力装置。
  8. 前記ケーブルには前記ネックバンドに対する前記ケーブルの移動を規制するストッパが支持されている
    請求項に記載の音響出力装置。
  9. 前記ストッパは前記ケーブルに摺動自在に支持されている
    請求項に記載の音響出力装置。
  10. 前記ストッパの少なくとも一部が前記挿通孔に挿入可能にされる
    請求項に記載の音響出力装置。
  11. 前記挿通孔の少なくとも一部が前記ネックバンドの内側に行くに従って小径になる
    請求項10に記載の音響出力装置。
  12. 前記ケーブルにおける前記イヤホンが接続された端部を一端部としたときに、
    前記ストッパは前記ケーブルの前記一端部と前記挿通部分との間に位置される
    請求項に記載の音響出力装置。
  13. 前記ストッパは外形が略円錐台形状に形成された
    請求項12に記載の音響出力装置。
  14. 前記配置部に前記ケーブルが導出される導出用開口が形成され、
    前記ケーブルにおいて前記導出用開口に位置される部分を導出始端としたときに、
    前記ストッパは前記ケーブルにおいて前記導出始端と前記挿通部分との間に位置される
    請求項に記載の音響出力装置。
  15. 前記ストッパが二つ設けられ、前記挿通部分を挟んだ反対側に位置される
    請求項に記載の音響出力装置。
  16. 前記二つのストッパがそれぞれ異なる形状に形成された
    請求項15に記載の音響出力装置。
  17. 前記内部構造として通信装置が設けられ、
    前記配置部の先端部に前記通信装置が配置された
    請求項に記載の音響出力装置。
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