JP2008305707A - 反応装置、燃料電池装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気温に依存せずに内部の反応器の温度を安定に維持する。
【解決手段】断熱容器10と、断熱容器10の内側に離間して収容され、反応物から生成物を生成する反応装置本体30と、断熱容器10の壁を貫通し一部が断熱容器10の外部に露出されて反応装置本体30に反応物を供給しまたは反応装置本体30から生成物を排出する給排部40と、例えば断熱容器10の外周部に配設され、内部に冷却用流体が流されて反応装置本体30を冷却する冷却管92とを備える反応装置である。冷却管92により断熱容器10の外部温度を調整することで給排部40の伝熱量を調整するため、外気温に依存せずに内部の反応装置本体30の温度を安定に維持することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、反応装置、燃料電池装置及び電子機器に関する。
燃料電池は燃料の電気化学反応により電力を取り出すものであり、燃料電池の研究・開発が広く行われている。このような燃料電池において、発電に用いる燃料は水素ガスであり、改質型の燃料電池においては、反応装置として、メタノール等の原燃料を改質することでその水素ガスを生成する改質器を備える。なお、反応装置として、改質器の他、改質器の副生成物として発生する一酸化炭素による燃料電池セルの発電特性の低下を防ぐために、一酸化炭素を選択的に酸化して除去する一酸化炭素除去器を有する。
改質器では約300〜400℃で水蒸気改質反応が行われ、一酸化炭素除去器では約110〜160℃で一酸化炭素の選択酸化反応が行われる。この温度を維持するとともに熱効率を向上させるために、反応装置において、改質器や一酸化炭素除去器は断熱容器内に収容される。
このように常温よりも反応温度が高く、かつ、異なる反応温度の複数の反応器を有する化学反応装置には、より高温の反応器からより低温の反応器への熱伝導、または断熱容器への熱伝導により、各反応器の温度を制御する構造のものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−171892号公報
しかし、上記のような構造の反応装置では、断熱容器に収容された反応装置本体からそれを囲む容器外部への熱伝導量が変化すると、高温反応器と低温反応器の温度分布が変化してしまう。反応装置本体から断熱容器外部への伝熱は、容器外壁の温度に依存しており、また、容器の外壁は外部雰囲気にさらされているため、外壁温度は外気温の変動の影響を受けやすい。したがって、化学反応装置の高温反応器と低温反応器の温度分布も外気温によって変動し、低温反応器の反応成績が変動してしまうという問題があった。
本発明の課題は、外気温に依存せずに内部の反応器の温度を安定に維持することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、断熱容器と、前記断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、反応物が供給されて生成物を生成する反応装置本体と、前記断熱容器の壁を貫通し一部が前記断熱容器の外部に露出されて前記反応装置本体に反応物を供給しまたは前記反応装置本体から生成物を排出する給排部と、内部に冷却用流体が流されて前記反応装置本体を冷却する冷却管と、を備えることを特徴とする反応装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の反応装置であって、前記冷却管は前記断熱容器の外周部に配設されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の反応装置であって、前記断熱容器の外周部に設けられた加熱装置をさらに備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の反応装置であって、前記冷却用流体として前記反応装置本体に供給される反応物を用いることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の反応装置であって、前記生成物は水素ガスを含み、前記生成物の酸化により生成した水を凝集させて貯留する貯留槽をさらに備え、前記冷却用流体として前記貯留槽内の水を用いることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の反応装置であって、前記反応装置本体は、第1の温度に設定され、反応物として第1の反応物が供給され、該第1の反応物が流れる流路を有して第1の生成物を生成する第1の反応器と、前記第1の反応器と離間して配置されて前記第1の温度より低い第2の温度に設定され、前記第1の反応器から前記第1の生成物が第2の反応物として供給され、該第2の反応物が流れる流路を有して第2の生成物を生成する第2の反応器と、を有し、前記給排部は前記第2の反応器に連結され、前記冷却管は、前記第2の反応器に対応する側に配設されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の反応装置であって、前記断熱容器は第1の断熱容器と第2の断熱容器とを有してなり、前記第1の反応器は前記第1の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、前記第1の反応器は前記第2の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、前記冷却管は前記第1の反応器を冷却する第1の冷却管と前記第2の反応器を冷却する第2の冷却管とを有してなることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6または7に記載の反応装置であって、前記第1の反応器は、前記第1の反応物として組成に水素原子を含む原燃料が供給されて前記第1の生成物として水素を含む改質ガスを生成する改質器であり、前記第2の反応部は、前記第2の反応物として前記改質ガスが供給されて該改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、断熱容器と、前記断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、反応物が供給されて生成物を生成する反応装置本体と、前記断熱容器の壁を貫通し一部が前記断熱容器の外部に露出されて前記反応装置本体に反応物を供給しまたは前記反応装置本体から生成物を排出する給排部と、内部に冷却用流体が流されて前記反応装置本体を冷却する冷却管と、を備える反応装置と、前記反応装置から排出される前記生成物が供給され、該生成物の電気化学反応により電力を取り出す発電セルと、を備えることを特徴とする燃料電池装置。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の燃料電池装置であって、前記冷却管は前記断熱容器の外周部に配設されていることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項9または10に記載の燃料電池装置であって、前記反応装置は前記断熱容器の外周部に設けられた加熱装置をさらに備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項9〜11のいずれかに記載の燃料電池装置であって、前記反応装置は、前記冷却用流体として前記反応装置本体に供給される反応物を用いることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項9〜11のいずれかに記載の燃料電池装置であって、前記反応装置は、前記発電セルから排出される未反応の前記生成物に含まれる水を凝集させて貯留する貯留槽をさらに備え、前記冷却用流体として前記貯留槽内の水を用いることを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の燃料電池装置であって、前記反応装置は、前記発電セルから排出される未反応の前記生成物を触媒による燃焼反応によって酸化する燃焼器をさらに備え、前記燃焼器より排出される前記燃料ガスの酸化により生成された水を凝集させて前記貯留槽に貯留することを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項9〜14のいずれかに記載の燃料電池装置であって、前記反応装置本体は、第1の温度に設定され、反応物として第1の反応物が供給され、該第1の反応物が流れる流路を有して第1の生成物を生成する第1の反応器と、前記第1の反応器と離間して配置されて前記第1の温度より低い第2の温度に設定され、前記第1の反応器から前記第1の生成物が第2の反応物として供給され、該第2の反応物が流れる流路を有して第2の生成物を生成する第2の反応器と、を有し、前記給排部は前記第2の反応器に連結され、前記冷却管は、前記第2の反応器に対応する側に配設されていることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の燃料電池装置であって、前記反応装置において、前記断熱容器は第1の断熱容器と第2の断熱容器とを有してなり、前記第1の反応器は前記第1の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、前記第1の反応器は前記第2の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、前記冷却管はは前記第1の反応器を冷却する第1の冷却管と前記第2の反応器を冷却する第2の冷却管とを有してなることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項15または16に記載の燃料電池装置であって、前記第1の反応器は、前記第1の反応物として組成に水素原子を含む原燃料が供給されて前記第1の生成物として水素を含む改質ガスを生成する改質器であり、前記第2の反応部は、前記第2の反応物として前記改質ガスが供給されて前記改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器であることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項9〜17のいずれか一項に記載の燃料電池装置と、前記燃料電池セルにより発電された電気により動作する電子機器本体と、を備えることを特徴とする電子機器である。
本発明によれば、断熱容器の外部温度を調整することで給排部の伝熱量を調整するため、外気温に依存せずに内部の反応装置本体の温度を安定に維持することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器1000を示すブロック図である。この電子機器1000は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、ゲーム機器等といった携帯型の電子機器である。
電子機器1000は、燃料電池装置1と、燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを適切な電圧に変換するDC/DCコンバータ1002と、DC/DCコンバータ1002に接続される二次電池1003と、DC/DCコンバータ1002より電気エネルギーが供給される電子機器本体1001と、を備える。
燃料電池装置1は後述するように、電気エネルギーを生成しDC/DCコンバータ1002に出力する。DC/DCコンバータ1002は燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを適切な電圧に変換したのちに電子機器本体1001に供給する機能の他に、燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを二次電池1003に充電する機能を有する。これにより電子機器1000は、燃料電池装置1が動作していない時に、二次電池1003に蓄電された電気エネルギーを電子機器本体1001に供給することができる。
次に、燃料電池装置1について詳細に説明する。この燃料電池装置1は、DC/DCコンバータ1002に出力する電気エネルギーを生成するものであり、燃料容器2、気化器3、改質器4、一酸化炭素除去器5、燃料電池セル7、触媒燃焼器8、凝集器9、断熱容器10等を備える。
燃料容器2には、液体の原燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)と水との混合液が貯留されている。なお、液体の原燃料と水とを別々の容器に貯留してもよい。
燃料容器2内の混合液は、図示しないポンプにより気化器3に送液される。
気化器3は燃料容器2から送られた混合液を加熱装置3a等からの伝熱等により約110〜160℃程度に加熱し、気化させる。気化器3で気化した混合気は改質器4へ送られる。
改質器4は内部に流路が形成され、流路の壁面に触媒が担持されている。改質器4は気化器3から送られる混合気を触媒燃焼器8や加熱装置4a等からの伝熱等により約300〜400℃程度に加熱し、流路内の触媒により改質反応を起こさせる。すなわち、原燃料と水の触媒反応によって、燃料としての水素、二酸化炭素、及び、副生成物である微量な一酸化炭素等の混合気体(改質ガス)が生成される。
ここで、原燃料がメタノールの場合、改質器4では主に次式(1)に示すような主反応である水蒸気改質反応が起こる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
なお、化学反応式(1)についで逐次的に起こる次式(2)のような副反応によって、副生成物として一酸化炭素が微量に(1%程度)生成される。
2+CO2→H2O+CO …(2)
(1)式及び(2)式の反応による生成物(改質ガス)は一酸化炭素除去器5に送出される。
一酸化炭素除去器5の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。一酸化炭素除去器5には改質器4で生成された改質ガス及び、外部の空気が送られる。一酸化炭素除去器5は約110〜160℃程度に維持され、改質ガスのうちの一酸化炭素が触媒により次式(3)のような主反応(選択酸化反応)により優先的に酸化される。これにより主生成物として二酸化炭素が生成され、改質ガス中の一酸化炭素を燃料電池セル7に供給可能な10ppm程度まで低濃度化することができる。
2CO+O2→2CO2 …(3)
なお、一酸化炭素除去器5は起動時には加熱装置5aの熱により、定常運転時には(3)式の反応及び改質器4からの熱伝導により加熱される。
一酸化炭素除去器5を通過した改質ガスは燃料電池セル7に送出される。
改質器4及び一酸化炭素除去器5は、後述する触媒燃焼器8とともに断熱容器10内に収容されている。なお、ここでは、気化器3が断熱容器10の外に配置される例を示しているが、気化器3を断熱容器10内に配置してもよい。
断熱容器10は、ステンレス(SUS304)やコバール合金等の金属板や、ガラス基板等により形成された筐体の内壁面に熱線反射膜12を形成してなる。断熱容器10の内部空間は気体分子による熱伝導や対流を防ぐため、低圧(例えば0.1Pa以下)に維持されている。
断熱容器10の外壁面には、後述するように、加熱装置11が設けられている。
加熱装置3a,4a,5a,11は、薄膜抵抗体であり、電力を消費して熱を発生させるヒーターの役割を果たす。また、温度に依存した電気抵抗が変化するため、抵抗値を計測することで温度計測にも用いられ、温度センサの役割を果たす。
燃料電池セル7は固体高分子型燃料電池であり、固体高分子電解質膜71と、固体高分子電解質膜71の両面に形成された燃料極72(アノード)及び酸素極73(カソード)と、燃料極72に改質ガスを供給する燃料供給流路74aが設けられた燃料極セパレータ74と、酸素極73に酸素を供給する酸素供給流路75aが設けられた酸素極セパレータ75と、が積層されている。
固体高分子電解質膜71は水素イオンを透過するが、酸素分子や水素分子、電子を通さない性質を有する。
燃料極72には燃料供給流路74aを介して一酸化炭素除去器5から送出された改質ガスが送られる。燃料極72では改質ガス中の水素による次式(4)のような反応が起こる。
2→2H++2e- …(4)
生成した水素イオンは固体高分子電解質膜71を透過して酸素極73に到達する。生成した電子はアノード出力電極76に供給される。
酸素極73には、空気が酸素供給流路75aを介して送られる。酸素極73では固体高分子電解質膜71を透過した水素イオンと、空気中の酸素とカソード出力電極77より供給される電子とにより、次式(5)に示すように水が生成される。
2H++1/2O2+2e-→H2O …(5)
アノード出力電極76及びカソード出力電極77は外部回路であるDC/DCコンバータ1002と接続されており、アノード出力電極76に到達した電子はDC/DCコンバータ1002を通ってカソード出力電極77に供給される。
触媒燃焼器8は断熱容器10の内部に設けられ、触媒燃焼器8の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。触媒燃焼器8には燃料供給流路74aを通過した未反応の改質ガス(オフガス)及び外部の空気が送られ、改質ガスを酸化する触媒による燃焼反応によって改質ガス中に残留する水素が空気により燃焼される。これにより改質器4における改質反応に用いられる反応熱が供給される。なお、触媒燃焼器8に供給する空気の量を調整することで、供給される反応熱の量が調整される。また、この燃焼反応において水が生成され、触媒燃焼器8から排出されるガスには水が含まれている。
凝集器9は、水の凝集の際に生じる熱をすばやく放出できるように、また、改質反応の挙動に影響しないように、断熱容器10の外部に設けられていることが望ましい。凝集器9では、燃料電池セル7または触媒燃焼器8より供給されたガスが自然放熱により冷却され、温度が低下することにより凝集した水が捕集される。
凝集器9は、捕集した水を貯留する貯留槽91と、貯留槽91から断熱容器10の外周部まで延設された冷却管92とを備える。
貯留槽91に貯留された水は充分に冷却され、ほぼ室温になっているため、冷却用流体として用いることができる。
冷却管92は両端が貯留槽91に接続されており、貯留槽91内の水が冷却管92を通って断熱容器10の外周部を流れて環流するように形成されている。冷却管92には、内部の水を環流させるためのポンプ93が設けられている。
凝集器9で水を除去された排ガスは、外部に排出される。
次に、断熱容器10に収容された改質器4、一酸化炭素除去器5、触媒燃焼器8、加熱装置11、及び冷却管92の構造について具体的に説明する。
図2は断熱容器10を給排部40が貫通する面から見た正面図であり、図3は図2のIII−III矢視断面図であり、図4は図2のIV−IV矢視断面図である。図3、図4に示すように、断熱容器10の内壁面には、金等からなる熱線反射膜が設けられている。
断熱容器10の内部には、断熱容器10の内壁面との間に隙間をあけて反応装置本体30が設けられている。反応装置本体30は複数の基板31,32,33を積層してなり、改質器4、一酸化炭素除去器5、及び触媒燃焼器8を有する。反応装置本体30は、改質器4を有する高温反応部30Aと、一酸化炭素除去器5を有する低温反応部30Bとからなり、高温反応部30Aと低温反応部30Bとの間には、両者の温度差を維持するためにスリット30Cが設けられている。
低温反応部30Bからは、断熱容器10の壁を貫通して一部が外部に露出される給排部40が延設されている。反応装置本体30は給排部40により断熱容器10内に支持されている。
ここで、給排部40は複数の配管群からなり、この配管群には、気化器3から改質器4に混合気を送出する配管41、一酸化炭素除去器5に空気を供給する配管42、一酸化炭素除去器5から改質ガスを排出する配管43、触媒燃焼器8にオフガスを供給する配管44、触媒燃焼器8に空気を供給する配管45、触媒燃焼器8から排ガスを排出する配管46(図1参照)等が含まれる。
図2、図3に示すように、断熱容器10の伝熱経路となる給排部40が貫通する壁の外表面には、加熱装置11が設けられている。加熱装置11は断熱容器10を加熱することで、給排部40により低温反応部30Bから断熱容器10への伝熱量を調整する。
また、図2、図3に示すように、断熱容器10の外周部には、給排部40が貫通する壁を囲むように、冷却管92が設けられている。冷却管92は、内部を流れる水により断熱容器10を冷却することで、給排部40により低温反応部30Bから断熱容器10への伝熱量を調整する。
次に、燃料電池装置1の動作について説明する。
まず、加熱装置3a,4a,5aにより気化器3、改質器4及び一酸化炭素除去器5を動作温度まで加熱する。
次に、図示しないポンプを駆動し、燃料容器2内の混合液を気化器3に送出するとともに、図示しないエアポンプを駆動し、一酸化炭素除去器5、燃料電池セル7の酸素供給流路75a、触媒燃焼器8、凝集器9に外部の空気を送出する。
混合液は気化器3で気化され、改質器4で改質され、一酸化炭素除去器5で一酸化炭素を除去された後、燃料電池セル7の燃料供給流路74aに送出される。そして、燃料電池セル7に送出された改質ガス及び空気による化学反応式(5),(6)の電気化学反応により、電力が取り出される。
一酸化炭素除去器5において一酸化炭素や水素が酸化される際に熱が発生する。断熱容器10内には加熱用の加熱装置4a,5aはあるものの、冷却用の装置は設けられておらず、一酸化炭素除去器5の温度低下は給排部40による伝熱量に依存する。ここで、給排部40による伝熱量は、一酸化炭素除去器5と断熱容器10との温度差に依存する。そこで、本実施形態においては、断熱容器10の温度を調整することで、断熱容器10内の一酸化炭素除去器5や改質器4の温度調整を可能としている。以下、その具体的な温度調整方法について説明する。
まず、断熱容器10の温度を低下させるには、ポンプ93を駆動して貯留槽91内の水を冷却管92内に流す。すると、断熱容器10から冷却管92に熱が伝導し、断熱容器10の温度が低下する。ポンプ93により冷却管92内の水の流量を調整することで、断熱容器10の冷却速度を調整することができる。
なお、断熱容器10の温度は、加熱装置11に微弱な電流を流して抵抗値を計測することで算出される。
一方、断熱容器10の温度が低下しすぎると、給排部40による伝熱量が増大し、一酸化炭素除去器5の温度が必要以上に低下するおそれがある。そこで、加熱装置11に通電し、断熱容器10を加熱することで、断熱容器10の温度を上昇させることができる。
このように、ポンプ93と加熱装置11を用いて断熱容器10の外部温度を調整することで、給排部40による伝熱量を調整することができる。これにより、外気温に依存せずに断熱容器10内部の反応装置本体30の温度を安定に維持することができる。
また、貯留槽91に貯留された水を冷却用流体として用いるため、冷却用流体の補充が不要となる。
<変形例1>
図5は本発明の第1変形例に係る断熱容器110を給排部140が貫通する面から見た正面図であり、図6は図5のVI矢視方向から見た左側面図であり、図7は図6のVII−VII矢視断面図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、加熱装置111、及び、冷却管192の配置が異なっている。すなわち、図5〜図7に示すように、断熱容器110の給排部140が貫通する壁の外表面には、給排部140を囲むように、冷却管192が設けられている。また、断熱容器110の給排部140が貫通する壁と交差する左右の壁面に、加熱装置111が設けられている。
このように、本変形例においては、伝熱経路となる給排部140の近傍に冷却管192が設けられているため、より迅速に給排部140の近傍を冷却することができる。
〔第2実施形態〕
図8は本発明の第2実施形態に係る電子機器1200を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
本実施形態に係る燃料電池装置201においては、冷却管92及びポンプ93を凝集器9に設ける代わりに、冷却管222及びポンプ223が設けられている。
冷却管222は両端が燃料容器202に接続されており、冷却管92と同様に給排部240が貫通する壁を囲むように、あるいは冷却管192と同様に給排部240を囲むように、断熱容器210の外周面と当接して配置される。
ポンプ223は冷却管222に設けられており、燃料容器202内の燃料が冷却管222を通って断熱容器210の外周部を流れて環流するように駆動される。
本実施形態においては、凝集器209の水の代わりに、燃料容器202内の燃料を用いて、第1実施形態または変形例1と同様に断熱容器210の冷却を行うことができる。また、断熱容器210の冷却に燃料を用いるため、燃料の温度が上昇し、気化器203で燃料を気化させるのに必要な熱量を低減させることができる。
〔第3実施形態〕
図9は本発明の第3実施形態に係る電子機器1300を示すブロック図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
本実施形態においては、改質器304と一酸化炭素除去器305とが別々の断熱容器310A,310B内に設けられている。また、断熱容器310A,310Bの内部に触媒燃焼器を設ける代わりに、オフガスを燃焼させる水素燃焼器308が設けられている。
また、本実施形態においては、凝集器309は、貯留槽391から断熱容器310Aの外周部まで延設された冷却管392Aと、貯留槽391から断熱容器310Bの外周部まで延設された冷却管392Bとを備える。
冷却管392A,392Bは両端が貯留槽391に接続されており、貯留槽391内の水が冷却管392A,392Bを通って断熱容器310A,310Bの外周部を流れて環流するように形成されている。冷却管392A,392Bには、内部の水を流すためのポンプ393A,393Bがそれぞれ設けられている。
図10は断熱容器310Aを給排部340Aが貫通する面から見た正面図であり、図11は図10のXI−XI矢視断面図であり、図12は図10のXII−XII矢視断面図である。
断熱容器310Aの内部には、断熱容器10の内壁面との間に隙間をあけて改質器304が設けられている。改質器304は複数の基板331A,332Aを積層してなる。改質器304の外表面には、薄膜抵抗体からなる加熱装置304aが設けられている。
給排部340Aは改質器304から延設され、断熱容器310Aを貫通している。改質器304は給排部340Aにより断熱容器310A内に支持されている。
ここで、給排部340Aには、気化器303から改質器304に混合気を送出する配管341、及び改質器304から一酸化炭素除去器305に改質ガスを排出する配管342が含まれる。
図13は断熱容器310Bを給排部340Bが貫通する面から見た正面図であり、図14は図13のXIV−XIV矢視断面図であり、図15は図13のXV−XV矢視断面図である。
断熱容器310Bの内部には、断熱容器10の内壁面との間に隙間をあけて一酸化炭素除去器305が設けられている。一酸化炭素除去器305は複数の基板331B,332Bを積層してなる。一酸化炭素除去器305の外表面には、薄膜抵抗体からなる加熱装置305aが設けられている。
給排部340Bは一酸化炭素除去器305から延設され、断熱容器310Bの壁を貫通している。一酸化炭素除去器305は給排部340Bにより断熱容器310B内に支持されている。
ここで、給排部340Bには、改質器304から一酸化炭素除去器305に改質ガスを供給する配管343、一酸化炭素除去器5に空気を供給する配管344、一酸化炭素除去器5から燃料電池セル307に改質ガスを排出する配管345等が含まれる。
図10〜図15に示すように、断熱容器310A,310Bの伝熱経路となる給排部340A,340Bが貫通する壁の外表面には、薄膜抵抗体からなる加熱装置311A,311Bが設けられている。加熱装置311A,311Bは断熱容器310A,310Bを加熱することで、給排部340A,340Bにより改質器304から断熱容器310Aへの伝熱量、一酸化炭素除去器305から断熱容器310Bへの伝熱量を調整する。
また、図10〜図15に示すように、断熱容器310A,310Bの外周部には、給排部340A,340Bが貫通する壁を囲むように、冷却管392A,392Bが設けられている。冷却管392A,392Bは、内部を流れる水により断熱容器310A,310Bを冷却することで、給排部340A,340Bにより改質器304から断熱容器310Aへの伝熱量、一酸化炭素除去器305から断熱容器310Bへの伝熱量を調整する。
本実施形態においては、ポンプ393A,393Bと加熱装置311A,311Bとを用いて断熱容器310A,310Bの温度を独立に調整し、給排部340A,340Bによる伝熱量を調整することができる。このため、改質器304の温度と一酸化炭素除去器305の温度とを独立に調整することができる。
<変形例2>
図16は本発明の第2変形例に係る断熱容器410Aを給排部440Aが貫通する面から見た正面図であり、図17は図16のXVII矢視方向から見た左側面図であり、図18は図16のXVIII−XVIII矢視断面図であり、図19は図16のXIX−XIX矢視断面図である。また、図20は本発明の第2変形例に係る断熱容器410Bを給排部440Bが貫通する面から見た正面図であり、図21は図20のXXI矢視方向から見た左側面図であり、図22は図20のXXII−XXII矢視断面図であり、図23は図20のXXIII−XXIII矢視断面図である。なお、第3実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
本変形例においては、加熱装置411A,411B、及び、冷却管492A,492Bの配置が異なっている。すなわち、図16〜図23に示すように、断熱容器410A,410Bの給排部440A,440Bが貫通する壁の外表面には、給排部440A,440Bを囲むように、冷却管492A,492Bが設けられている。また、断熱容器410A,410Bの給排部440A,440Bが貫通する壁と交差する左右の壁面に、加熱装置411A,411Bが設けられている。
このように、本変形例においては、伝熱経路となる給排部440A,440Bの近傍に冷却管492A,492Bが設けられているため、変形例1と同様に、より迅速に給排部440A,440Bの近傍を冷却することができる。
〔第4実施形態〕
図24は本発明の第4実施形態に係る電子機器1500を示すブロック図である。なお、第3実施形態と同様の構成については、下2桁に同符号を付して説明を割愛する。
本実施形態に係る燃料電池装置501においては、冷却管392A,392B及びポンプ393A,393Bを凝集器309に設ける代わりに、冷却管522A,522B及びポンプ523A,523Bが設けられている。
冷却管522A,522Bは両端が燃料容器502に接続されており、冷却管392A,392Bと同様に給排部540A,540Bが貫通する壁を囲むように、あるいは冷却管492A,492Bと同様に、給排部540A,540Bを囲むように、断熱容器510A,510Bの外周面と当接して配置される。
ポンプ523A,523Bは冷却管522A,522Bにそれぞれ設けられており、燃料容器502内の燃料が冷却管522A,522Bを通って断熱容器510A,510Bの外周部を流れて環流するように駆動される。
本実施形態においては、凝集器509の水の代わりに、燃料容器502内の燃料を用いて、第3実施形態または変形例2と同様に断熱容器510A,510Bの冷却を行うことができる。また、断熱容器510A,510Bの冷却に燃料を用いるため、燃料の温度が上昇し、気化器503で燃料を気化させるのに必要な熱量を低減させることができる。
なお、以上の実施形態においては、断熱容器の外周部に設ける加熱装置として薄膜抵抗体からなる加熱装置を用いたが、本発明はこれに限らず、任意の加熱装置を用いることができる。
本発明の第1実施形態に係る電子機器1000を示すブロック図である。 断熱容器10を給排部40が貫通する面から見た正面図である。 図2のIII−III矢視断面図である。 図2のIV−IV矢視断面図である。 本発明の第1変形例に係る断熱容器110を給排部140が貫通する面から見た正面図である。 図5のVI矢視方向から見た側面図である。 図6のVII−VII矢視断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電子機器1200を示すブロック図である。 本発明の第3実施形態に係る電子機器1300を示すブロック図である。 断熱容器310Aを給排部340Aが貫通する面から見た正面図である。 図10のXI−XI矢視断面図である。 図10のXII−XII矢視断面図である。 断熱容器310Bを給排部340Bが貫通する面から見た正面図である。 図13のXIV−XIV矢視断面図である。 図13のXV−XV矢視断面図である。 本発明の第2変形例に係る断熱容器410Aを給排部440Aが貫通する面から見た正面図である。 図16のXVII矢視方向から見た側面図である。 図16のXVIII−XVIII矢視断面図である。 図16のXIX−XIX矢視断面図である。 本発明の第2変形例に係る断熱容器410Bを給排部440Bが貫通する面から見た正面図である。 図20のXXI矢視方向から見た側面図である。 図20のXXII−XXII矢視断面図である。 図20のXXIII−XXIII矢視断面図である。 本発明の第4実施形態に係る電子機器1500を示すブロック図である。
符号の説明
1,201,301,501 燃料電池装置
11,111,211,311A,311B,411A,411B,511A,511B 加熱装置(加熱装置)
4,104,204,304,404,504 改質器
5,105,205,305,405,505 一酸化炭素除去器
7,207,307,507 燃料電池セル
10,110,210,310A,310B,410A,410B,510A,510B
断熱容器
30,130 反応装置本体
40,140,240,340A,340B,440A,440B,540A,540B 給排部
91,291,391,591 貯留槽
92,192,222,392A,392B,492A,492B,592A,592B 冷却管
1000,1200,1300,1500 電子機器
1001,1201,1301,1501 電子機器本体

Claims (18)

  1. 断熱容器と、
    前記断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、反応物が供給されて生成物を生成する反応装置本体と、
    前記断熱容器の壁を貫通し一部が前記断熱容器の外部に露出されて前記反応装置本体に反応物を供給しまたは前記反応装置本体から生成物を排出する給排部と、
    内部に冷却用流体が流されて前記反応装置本体を冷却する冷却管と、
    を備えることを特徴とする反応装置。
  2. 前記冷却管は前記断熱容器の外周部に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の反応装置。
  3. 前記断熱容器の外周部に設けられた加熱装置をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の反応装置。
  4. 前記冷却用流体として前記反応装置本体に供給される反応物を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反応装置。
  5. 前記生成物は水素ガスを含み、
    前記生成物の酸化により生成した水を凝集させて貯留する貯留槽をさらに備え、
    前記冷却用流体として前記貯留槽内の水を用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の反応装置。
  6. 前記反応装置本体は、第1の温度に設定され、反応物として第1の反応物が供給され、該第1の反応物が流れる流路を有して第1の生成物を生成する第1の反応器と、前記第1の反応器と離間して配置されて前記第1の温度より低い第2の温度に設定され、前記第1の反応器から前記第1の生成物が第2の反応物として供給され、該第2の反応物が流れる流路を有して第2の生成物を生成する第2の反応器と、を有し、
    前記給排部は前記第2の反応器に連結され、
    前記冷却管は、前記第2の反応器に対応する側に配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の反応装置。
  7. 前記断熱容器は第1の断熱容器と第2の断熱容器とを有してなり、
    前記第1の反応器は前記第1の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、前記第1の反応器は前記第2の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、
    前記冷却管は前記第1の反応器を冷却する第1の冷却管と前記第2の反応器を冷却する第2の冷却管とを有してなることを特徴とする請求項6に記載の反応装置。
  8. 前記第1の反応器は、前記第1の反応物として組成に水素原子を含む原燃料が供給されて前記第1の生成物として水素を含む改質ガスを生成する改質器であり、
    前記第2の反応部は、前記第2の反応物として前記改質ガスが供給されて該改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器であることを特徴とする請求項6または7に記載の反応装置。
  9. 断熱容器と、前記断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、反応物が供給されて生成物を生成する反応装置本体と、前記断熱容器の壁を貫通し一部が前記断熱容器の外部に露出されて前記反応装置本体に反応物を供給しまたは前記反応装置本体から生成物を排出する給排部と、内部に冷却用流体が流されて前記反応装置本体を冷却する冷却管と、を備える反応装置と、
    前記反応装置から排出される前記生成物が供給され、該生成物の電気化学反応により電力を取り出す発電セルと、
    を備えることを特徴とする燃料電池装置。
  10. 前記冷却管は前記断熱容器の外周部に配設されていることを特徴とする請求項9に記載の燃料電池装置。
  11. 前記反応装置は前記断熱容器の外周部に設けられた加熱装置をさらに備えることを特徴とする請求項9または10に記載の燃料電池装置。
  12. 前記反応装置は、前記冷却用流体として前記反応装置本体に供給される反応物を用いることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の燃料電池装置。
  13. 前記反応装置は、前記発電セルから排出される未反応の前記生成物に含まれる水を凝集させて貯留する貯留槽をさらに備え、
    前記冷却用流体として前記貯留槽内の水を用いることを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の燃料電池装置。
  14. 前記反応装置は、前記発電セルから排出される未反応の前記生成物を触媒による燃焼反応によって酸化する燃焼器をさらに備え、
    前記燃焼器より排出される前記燃料ガスの酸化により生成された水を凝集させて前記貯留槽に貯留することを特徴とする請求項13に記載の燃料電池装置。
  15. 前記反応装置本体は、第1の温度に設定され、反応物として第1の反応物が供給され、該第1の反応物が流れる流路を有して第1の生成物を生成する第1の反応器と、前記第1の反応器と離間して配置されて前記第1の温度より低い第2の温度に設定され、前記第1の反応器から前記第1の生成物が第2の反応物として供給され、該第2の反応物が流れる流路を有して第2の生成物を生成する第2の反応器と、を有し、
    前記給排部は前記第2の反応器に連結され、
    前記冷却管は、前記第2の反応器に対応する側に配設されていることを特徴とする請求項9〜14のいずれかに記載の燃料電池装置。
  16. 前記反応装置において、
    前記断熱容器は第1の断熱容器と第2の断熱容器とを有してなり、
    前記第1の反応器は前記第1の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、
    前記第1の反応器は前記第2の断熱容器の内側に断熱空間を介して収容され、
    前記冷却管はは前記第1の反応器を冷却する第1の冷却管と前記第2の反応器を冷却する第2の冷却管とを有してなることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池装置。
  17. 前記第1の反応器は、前記第1の反応物として組成に水素原子を含む原燃料が供給されて前記第1の生成物として水素を含む改質ガスを生成する改質器であり、
    前記第2の反応部は、前記第2の反応物として前記改質ガスが供給されて前記改質ガスに含まれる一酸化炭素を除去する一酸化炭素除去器であることを特徴とする請求項15または16に記載の燃料電池装置。
  18. 請求項9〜17のいずれか一項に記載の燃料電池装置と、
    前記燃料電池セルにより発電された電気により動作する電子機器本体と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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