JP2008305374A - 情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理プログラム及び情報処理装置管理方法 - Google Patents

情報処理装置管理システム及び情報処理装置管理プログラム及び情報処理装置管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置(PC等)を管理するための管理システムであって、ハードたるPCそのものの入出庫などの管理だけでなく、PCに対して行う処理に必要な各種の設定情報や、これを定めるルール等についても、PCの入出庫等に対応付けて管理することが可能な情報処理装置管理システムの提供。
【解決手段】人事異動情報からPCの移設依頼などを自動生成するためのルールや、IPアドレスなどのPCの設定に必要な情報の割当てのルール、各種依頼に応じてPCに処理すべき事項を定めたルール等を予めルールDB105に格納しておくことで、人事異動情報に基づく依頼の生成や依頼に基づくPCへの処理命令の生成を自動的に行い、且つ、バーコードが付された作業指示書をルールに基づいて印刷することで、作業者は指示書のバーコードを読取らせる作業を行うだけで、PCへの処理の実行や、入出庫管理がシステムによって行われるようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、情報処理装置の管理システムに関し、特に、使用状況に応じた各種設定を要するハードである情報処理装置の入出庫(増設や回収など)を管理するためのシステムに関する。また、システムの運用開始後においてもデータベース構造の変更(論理的なテーブル構造の変更)を容易とさせるシステムに関する。
例えば、倉庫などにおける物品の管理は、物品若しくは管理項目が多種・多数になるとその管理が非常に煩雑なものとなる。このような物品の管理などを、システムによって行うことにより、入出庫の管理の効率化や管理ミスの低減などを図るものに関する従来技術が特許文献1〜特許文献5などによって開示されている。また、データベース構造の変更をすることなく様々な種類の関連データの追加を容易とさせるデータベースに関する従来技術が特許文献6によって開示されている。
特開平11−53431号公報 特開2001−255927号公報 特開2003−192111号公報 特開2003−192111号公報 特開2005−312602号公報 WO04/097679
近年の企業などにおいては、企業内にネットワークが形成され、各ユーザ(従業者等)にそれぞれ情報処理装置(具体例として、以下単にパソコンやPCと称する場合がある)が割当てられていることが一般的となっている。企業などの規模が大きくなると、相当数のパソコンを保有することとなり、且つ、ユーザ(従業者等)の変動も頻繁に生じるようになる。従って、企業が保有する全てのパソコンがユーザによって使用されているということは非常に稀であり、必要(入社・転勤・退社など)に応じて、パソコンを増設したり回収することとなり、使用されていないパソコンは保管状態となる。即ち、保管場所においてパソコンの入庫と出庫を管理する必要が生じる。
しかし、情報処理装置は、使用するユーザの別に応じた各種の設定などを要するものであるため、単なる物品(ハード)としての管理のみだけでは情報処理装置の管理の効率化を図ることができない。即ち、例えば、パソコンの増設をする場合のIPアドレスの設定一つを考えた場合であっても、従来は、設置先のIPアドレスの管理などを行っている管理者にアドレスを割り振ってもらい、当該割り振られたIPアドレスを作業者がパソコンに設定し、これを設置(増設)するというような作業を要しており、設定作業の煩雑さや、設定作業における作業ミスを生じ得るものであった。このような問題は、前述したような単なる物品(ハード)を対象とした入出庫管理システムでは解消し得ないものであり、ハードとソフト(各種の設定情報やこれを定めるルール等)の双方について管理対象として考慮された管理システムが望まれている。
本発明は上述した点に鑑み、情報処理装置を管理するための管理システムであって、ハードたる情報処理装置そのものの入出庫などの管理だけでなく、情報処理装置に対して行う処理に必要な各種の設定情報やこれを定めるルール等についても、情報処理装置の入出庫などに対応付けて管理することが可能な情報処理装置管理システムを提供することを目的とする。また、システムの運用開始後等において論理的なテーブル構造に変更が生じたような場合においても、データベース構造の再定義などのシステムの大幅な改変を要することなく容易にテーブル構造の変更を適用できるようにしたシステムを提供することを目的とする。
請求項1記載の情報処理装置管理システムは、ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードと稼動状態か保管状態かのステータス情報が対応付けられて格納された情報処理装置管理テーブルと、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、を備えることにより、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、当該処理に応じて前記情報処理装置管理テーブルのステータス情報を更新することを特徴とする。
上記構成によれば、依頼(例えば増設依頼など)に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部を備えることで、増設依頼などの依頼が管理サーバに対して入力された場合に、ルールを参照して自動的に“情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令”が生成され、端末設定装置によって自動的に情報処理装置に対する設定処理が行われる。例えば、「A支社内のIPアドレスはa1〜a100」、「増設依頼に対しては各支社に割当てられた範囲内のIPアドレスを使用」、「増設依頼に対しては保管状態のパソコンに対してIPアドレスの設定を実行」、というようなルールをルール蓄積部に備えさせることで、「A支社へのパソコンの増設」という依頼(保管場所側からみれば出庫依頼)があった場合には、ルールに従って保管状態のパソコンに対する処理命令と必要な設定情報が生成され、これによって、パソコンに対する設定処理が行われることとなる。また、「A支社へのパソコンの増設」という依頼であった場合には、出庫されるパソコン(設定処理が行われたパソコン)に対応するステータス情報が保管状態から稼動状態へ更新されること等により、ハードとしての入出庫管理も行われる。なお、機能的に区別して各構成要素を記載しているが、各構成要素が別のハードであることに限定する趣旨ではなく、例えば、管理サーバと端末設定装置とが同一のハード(箱)に収められて構成されるようなものでも構わない。
請求項2記載の情報処理装置管理システムは、請求項1記載の情報処理装置管理システムであって、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて前記保管状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記保管状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を稼動状態とする、又は、前記依頼たる回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うことを特徴とする。
上記構成によれば、依頼が増設依頼であった場合には保管状態にある情報処理装置に対する処理(ルールに基づいて生成される設定情報又は処理命令に基づく処理)が自動的に行われ、依頼が回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼であった場合には稼動状態にある情報処理装置に対する処理が自動的に行われる。
請求項3記載の情報処理装置管理システムは、請求項1記載の情報処理装置管理システムであって、前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記情報処理装置管理テーブルにはそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納されていることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて前記保管状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記保管状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を稼動状態とする、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を保管状態とする、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行い、当該判別された前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うことを特徴とする。
上記構成によれば、保管場所が複数ある場合に、例えば地域的な要因に基づいて(ルールの設定による)何れの保管場所にある情報処理装置を出庫すべきか等が定められる。
請求項4記載の情報処理装置管理システムは、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置管理システムであって、各種帳票を出力するプリンタを備えることにより、前記依頼があった場合には、前記管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成し、当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させることを特徴とする。
上記構成によれば、ルールに基づいて、各依頼に応じた指示書(例えば、増設依頼である場合には、配送指示や設置指示が記載された指示書など)が自動的に生成される。
請求項5記載の情報処理装置管理システムは、ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードと稼動状態か保管状態かのステータス情報が対応付けられて格納された情報処理装置管理テーブルと、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付すことにより、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、当該処理に応じた指示コードを生成して当該指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させ、前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、作業者が当該作業指示書に添付された情報添付手段と前記情報処理装置に付された情報添付手段とを前記情報読取部によって読み込むことによって前記端末設定装置から送信された当該読み込まれた情報を受信した管理サーバにおいて、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けがなされ、前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、当該処理に応じて前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を更新することを特徴とする。
上記構成によれば、作業指示書に添付された情報添付手段(例えばICチップ)と情報処理装置に付された情報添付手段とを情報読取部によって読み込むという単純作業によって、各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けがなされ、当該情報処理装置に対する設定処理が自動的に行われる。
請求項6記載の情報処理装置管理システムは、請求項5記載の情報処理装置管理システムであって、前記依頼が増設依頼であって、前記設定処理が行われる情報処理装置が、前記保管状態にある情報処理装置であること、又は、前記依頼が回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼であって、前記設定処理が行われる情報処理装置が、前記稼動状態にある情報処理装置であることを特徴とする。
請求項7記載の情報処理装置管理システムは、請求項5記載の情報処理装置管理システムであって、前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置及び前記プリンタ及び前記出力装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードとそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納された情報処理装置管理テーブルを備えることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させる、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させる、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させることを特徴とする。
請求項8記載の情報処理装置管理システムは、請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置管理システムであって、前記依頼が増設依頼である場合に、前記設定処理がなされた情報処理装置を梱包するための収納部材に付するための前記情報添付手段であって、前記管理サーバによって生成された当該収納部材の内容物を示す情報を持たせた情報添付手段を、前記出力装置に出力させることを特徴とする。
上記構成によれば、例えばパソコンを入れる出庫用のダンボール箱に、当該内容物を示す情報を持たせた情報添付手段(例えばICチップやバーコードなど)が付されるため、当該情報添付手段から、情報読取部によって情報を読み込むことで、その内容物の確認をすることができる。なお、「当該収納部材の内容物を示す情報を持たせた情報添付手段」とは、“情報添付手段”に直接内容物に関する各種情報が格納されているもののみならず、“情報添付手段”には箱のIDのみが格納されていて、当該IDと内容物に関する各種情報が対応付けて格納されたテーブルをシステムで持つことにより、その内容物の確認をすることができるもの等も含む概念である。
請求項9記載の情報処理装置管理システムは、請求項5乃至請求項8の何れか1つに記載の情報処理装置管理システムであって、前記情報添付手段がバーコードであって、前記情報読取部がバーコードリーダであり、前記プリンタによって前記指示コードの情報を持たせたバーコードを前記作業指示書に印刷させることで当該プリンタが前記出力装置としても機能することを特徴とする。
請求項10記載の情報処理装置管理システムは、請求項1乃至請求項9の何れか1つに記載の情報処理装置管理システムであって、前記情報処理装置管理システムが特定企業内の情報処理装置を管理するシステムであり、当該特定企業内の人事データを管理する人事管理サーバから人事情報を前記管理サーバが受信した場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記人事情報から前記ルールに基づいて前記依頼を生成し、当該生成された依頼に従って前記各処理を実行することを特徴とする。
上記構成によれば、人事管理サーバから得られた人事情報に基づいて、管理サーバによってルールを参照して依頼(増設依頼など)が生成される。例えば、「新入社員の人事情報(配属場所情報などを含む)が得られた場合には増設依頼を生成する」といったルールを定めておくことにより、人事情報から自動的に増設依頼などが生成されることとなる。
請求項11記載の情報処理装置管理システムは、請求項1乃至請求項10の何れか1つに記載の情報処理装置管理システムであって、前記ルールが格納されるテーブル若しくは各種情報を関連付けて保持するためのテーブルであって、論理的なテーブル構造としては、一連のデータを各データに共通する属性を定めた各列に格納することで行として前記一連のデータを管理するテーブルを、システムが備えるデータベースに記録する際には、前記一連のデータの属性を示す行識別情報と、前記共通属性を示す列識別情報と、前記データと、をフィールド値として有するレコードとして記録することを特徴とする。
上記構成によれば、論理的なテーブル構造がどのような構造であるかに関わらず、データベースに登録されるレコードが、行識別情報と列識別情報とデータの3つのフィールド値を持つ構造となる。なお、上記データベースは、「ルールが格納されるテーブル」を上記形式のレコードとして格納する場合には、前記ルール蓄積部として機能することとなる。
請求項12記載の情報処理装置管理システムは、請求項11記載の情報処理装置管理システムであって、前記テーブル構造を定義する定義ファイルであって各列に対応する前記列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、がシステムに対して入力された場合に、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得すると共に、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得し、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを前記データベースに記録することを更新することを特徴とする。
上記構成によれば、列構造定義ファイルに基づいて定められるテーブル構造(論理的なテーブル構造)と、これに準じた入力データファイルから、行識別情報と列識別情報とデータの3つのフィールド値を持つレコードが生成されてデータベースに記録されることとなる。なお、列構造定義ファイルは、入力データファイルと共にシステムに入力されるものであっても良いし、予めシステムに登録されているものであっても良い。
請求項13記載の情報処理装置管理システムは、請求項12記載の情報処理装置管理システムであって、前記入力データファイルの中の一連のデータの中で、データが無いものがあった場合には、これに対応する前記レコードを前記データベースに格納せず、当該データベースからの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在していない場合には、当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力することを特徴とする。
上記構成によれば、データが無い(空白)ものについてはレコードがデータベースに格納されず、データ読み出しの際に、対応するレコードが無い場合には空データが出力されることとなる。例えば、入力データファイルたるテーブルの全てのセルにデータが埋まっているとは限らないため、当該データの無いセルについてはレコードとしてデータベースには登録せずにおき、データ読み出しの際に、該当するレコードが無いと判断された場合には、空データを出力することで、元の入力データファイルと同じ構造を再現できるようにするものである。なお、空データとはデータとしての値が無いことを意味するものであり、本発明でいうところの“空データ”とは、データが無いことを示すデータやnullなどを含む概念である。
請求項14記載の情報処理装置管理プログラムは、ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付した情報処理装置管理システムにおける前記管理サーバに、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成するステップと、当該処理に応じた指示コードを生成するステップと、当該指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させるステップと、前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させるステップと、前記端末設定装置から前記情報処理装置の識別コードと前記指示コードとが送信されてきた場合に、当該受信した指示コードに応じた前記設定情報又は処理命令を前記受信した識別コードに対応する情報処理装置に設定させるための情報を前記端末設定装置に送信するステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項15記載の情報処理装置管理プログラムは、請求項14記載の情報処理装置管理プログラムであって、前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置及び前記プリンタ及び前記出力装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードとそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納された情報処理装置管理テーブルを備えることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記増設依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させる、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記回収依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させる、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させることを特徴とする。
請求項16記載の情報処理装置管理プログラムは、請求項14又は請求項15に記載の情報処理装置管理プログラムであって、前記情報処理装置管理システムが特定企業内の情報処理装置を管理するシステムであり、当該特定企業内の人事データを管理する人事管理サーバから、人事情報を前記管理サーバが受信した場合に、前記ルール蓄積部を参照して前記人事情報から前記ルールに基づいて前記依頼を生成するステップを実行させることを特徴とする。
請求項17記載の情報処理装置管理プログラムは、請求項14乃至請求項16の何れか1つに記載の情報処理装置管理プログラムであって、前記ルールが格納されるテーブル若しくは各種情報を関連付けて保持するためのテーブルであって、論理的なテーブル構造としては、一連のデータを各データに共通する属性を定めた各列に格納することで行として前記一連のデータを管理するテーブルの、当該論理的テーブル構造を定義する定義ファイルであって、各列に対応する前記共通属性を示す列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記一連のデータの属性を示す行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、がシステムに対して入力された場合に、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得するステップと、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得するステップと、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを生成するステップと、当該生成したレコードをシステムが備えるデータベースに登録することを特徴とする。
請求項18記載の情報処理装置管理プログラムは、請求項17記載の情報処理装置管理プログラムであって、前記入力データファイルの中の一連のデータの中にデータが無いものがあるか否かを判別するステップと、当該判別の結果データが存在するもののみに対して前記レコードのデータベースへの登録処理を行うステップと、当該データベースからの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在しているか否かを判別するステップと、対応するレコードが存在していない場合に当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力するステップと、を実行することを特徴とする。
請求項19記載の情報処理装置管理方法は、ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムによる情報処理装置管理方法であって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付すことによって、前記依頼を管理サーバに入力させることで、前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令に応じた指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させ、且つ、作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、当該作業指示書に前記出力された情報添付手段を添付し、当該作業指示書に添付された情報添付手段と前記情報処理装置に付された情報添付手段とを前記情報読取部によって読み込むことによって、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けを行い、当該情報を受信した管理サーバが前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行わせることを特徴とする。
請求項20記載の情報処理装置管理方法は、ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムによる情報処理装置管理方法であって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、を備えさせ、前記端末設定装置にバーコードリーダを備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせたバーコードを付すことによって、前記依頼を管理サーバに入力させることで、前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令に応じた指示コードの情報を持たせたバーコードと作業者に対する作業指示内容とが記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、当該作業指示書上に印刷されたバーコードと前記情報処理装置に付されたバーコードとを前記バーコードリーダによって読み込むことによって、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けを行い、当該情報を受信した管理サーバが前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行わせることを特徴とする。
本発明に係る第1のデータベースシステムは、論理的なテーブルの構造として、一連のデータを、各データに共通する属性を定めた各列に格納することで、行として前記一連のデータを管理するデータベースシステムであって、制御装置と記憶装置とを備え、前記一連のデータの属性を示す行識別情報と、前記共通属性を示す列識別情報と、前記データと、をフィールド値として有するレコードとして前記記憶装置に記録することを特徴とする。
本発明に係る第2のデータベースシステムは、上記第1のデータベースシステムであって、前記テーブル構造を定義する定義ファイルであって各列に対応する前記列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、がシステムに対して入力された場合に、前記制御装置によって、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得すると共に、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得し、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを前記記憶装置に記録することを特徴とする。
本発明に係る第3のデータベースシステムは、上記第2のデータベースシステムであって、前記入力データファイルの中の一連のデータの中で、データが無いものがあった場合には、これに対応する前記レコードを前記記憶装置に格納せず、当該記憶装置からの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在していない場合には、当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力することを特徴とする。
本発明に係る第1のデータベース処理プログラムは、制御装置と記憶装置とを備え、論理的なテーブルの構造として一連のデータを各データに共通する属性を定めた各列に格納することで、行として前記一連のデータを管理するデータベースシステムに、論理的テーブル構造を定義する定義ファイルであって、各列に対応する前記共通属性を示す列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記一連のデータの属性を示す行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、が入力された場合に、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得するステップと、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得するステップと、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを生成するステップと、当該生成したレコードを前記記憶装置に登録するステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明に係る第2のデータベース処理プログラムは、上記第1のデータベース処理プログラムであって、前記入力データファイルの中の一連のデータの中にデータが無いものがあるか否かを判別するステップと、当該判別の結果データが存在するもののみに対して前記レコードの記憶装置への登録処理を行うステップと、当該記憶装置からの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在しているか否かを判別するステップと、対応するレコードが存在していない場合に当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力するステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の請求項1の情報処理装置管理システムによれば、依頼(例えば増設依頼など)に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部を備えることで、増設依頼などの依頼が管理サーバに対して入力された場合に、ルールを参照して自動的に“情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令”が生成され、端末設定装置によって自動的に情報処理装置に対する設定処理が行われるため、設定処理を人手によった場合に比して作業効率に優れると共に、入力ミスなどに起因する不具合の防止、情報漏洩のリスクの低減なども図られる。また、“ルール蓄積部”を備えさせているため、当該ルール蓄積部に格納するルールを適宜変更・更新することにより、種々の処理動作などの定義づけの変更などを行うことが容易にでき、システム運用の柔軟性に優れる。
本発明の請求項5の情報処理装置管理システムによれば、作業指示書に添付された情報添付手段(例えばICチップ)と情報処理装置に付された情報添付手段とを情報読取部によって読み込むという単純作業によって、各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けがなされ、当該情報処理装置に対する設定処理が自動的に行われる。従って、作業者は作業指示書を確認しながら作業(例えば出荷作業などの人手を要する作業)を行うことができるため、作業漏れなどの防止が図られると共に、情報処理装置への設定処理は、情報読取部によって情報添付手段を読み込むことのみによって自動的に行われるため、作業が簡便で、且つミスの防止なども図られる。
本発明の請求項8の情報処理装置管理システムによれば、例えばパソコンを入れる出荷用のダンボール箱に、当該内容物を示す情報を持たせた情報添付手段(例えばICチップやバーコードなど)が付されるため、当該情報添付手段から、情報読取部によって情報を読み込むことで、その内容物の確認をすることができる。従って、例えば、出荷状況の確認などに有用なものとなる。
本発明の請求項9の情報処理装置管理システムによれば、バーコードによって指示書や情報処理装置に各種情報が付されることとなるため、システムを安価に構築・運用することが可能となる。
本発明の請求項10の情報処理装置管理システムによれば、例えば、「新入社員の人事情報(配属場所情報などを含む)が得られた場合には増設依頼を生成する」といったルールを定めておくことにより、人事情報から自動的に増設依頼などが生成されることとなるため、企業などにおける情報処理装置管理システムとして非常に有用である。即ち、入社・転勤・退社など(即ち人事情報に関するもの)に伴い、パソコンの増設・移設・回収なども発生するものであるため、人事管理サーバとの連携が自動的になされることで、企業内システム全体としての運用の効率が向上し、各部署間の連絡不徹底などに基づく不具合の発生も抑止される。
本発明の請求項11の情報処理装置管理システムによれば、論理的なテーブル構造がどのような構造であるかに関わらず、データベースに登録されるレコードが、行識別情報と列識別情報とデータの3つのフィールド値を持つ構造となる。即ち、論理的なテーブル構造を改変しても、実際のデータベース上のデータ構造は“3つのフィールド値を持つ構造”のままにすることができるため、システムの運用開始後等において論理的なテーブル構造に変更が生じたような場合においても、データベース構造の再定義などのシステムの大幅な改変を要することなく容易に論理的なテーブル構造の変更を適用することが可能であり、システム運用の柔軟性及び利便性に優れる。
本発明の請求項13の情報処理装置管理システムによれば、データが無い(空白)ものについてはレコードがデータベースに格納されないため、データベースの記憶領域の使用効率が向上する。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は、本実施例の情報処理装置管理システムの運用の概略を説明するためのブロック図であり、図2は同情報処理装置管理システムの構成の概略を示すブロック図である。
本実施例の情報処理装置管理システムは、保守サービス企業が、顧客である企業(利用者2)からの依頼を受けて当該企業が有する情報処理装置(ここでは代表的な例としてパソコンを用いて説明し、以下単にPCとする)を保守・管理する場合に使用されるシステムである。即ち、利用者2が有する企業内システムにおいて稼動しているPC(稼動状態PC203)についての保守サービスの他、稼動していないPC(保管状態PC110)についての管理を行うものであり、利用者2からの依頼(回収依頼や増設依頼など)に応じて、不要になったPCの撤去(回収して保管する業務)や、保管状態のPCに必要な設定を行ったうえで依頼のあった部署へ設置する業務などを行うものである。
図1及び図2に示されるように、保守サービス企業が運用する管理センタ1には、管理サーバ101と、端末設定装置102と、利用者2が有する企業内システムに備えられるホストサーバ201からの情報に基づいて管理サーバ101へ入力できる情報を生成する連携サーバ103と、プリンタ104と、クライアントたるPC107と、各種依頼に対して処理すべきルール等が格納されたルール蓄積部たるルールDB105と、管理対象である利用者2のPCに関する機器情報などが格納されている管理データDB106と、等を備える。
ルールDB105に蓄積されているルールとは、各種の要求(依頼)があった場合に依頼内容に応じてどのような処理(主に電子的処理)をどのような手順でしなければならいないのかや当該処理に必要な情報はどのようなものであるのか若しくはその生成ルールを定めたもの、各種の要求(依頼)があった場合に必要となる作業(主に人的作業)に関してその内容や手順を定めたルール、また当該作業に必要な帳票を印刷するためのルール、外部(利用者2のホストサーバ201)からのデータを管理サーバ101で扱える形式のデータに変換するためのルール、などであり、利用者2との間の取り決め等に応じた個別のルールが予め登録されているものである。
管理データDB106に蓄積されている機器情報とは、保守管理対象である利用者2のPC等に関する情報であり、各PCに対して各PCを識別するPC識別コードが割当てられ、当該PC識別コードに対応付けられて、PCに関する各種の情報(例えば、メーカ、型番、製番、PCが備えるネットワークカードのMACアドレスや、ハードウェア構成情報、稼動状態である場合にはユーザに関する情報など)が格納されており、且つ、各PCが稼動状態(利用者2によって使用されている状態)か保管状態(管理センタ1内で保管している状態)かのステータス情報が対応付けられて格納される(即ち、“情報処理装置管理テーブル”として機能する)。また、管理データDB106には、PCに対して行う各処理に必要な情報が格納されている。“PCに対して行う各処理に必要な情報”とは、例えば、初期設定に必要な各種情報(各種のパラメータであって、ハードウェアレベルからソフトウェアレベルまで、各種設定に必要なパラメータ等)、インストールする各種プログラム(OSなども含み得る)、利用者2のネットワーク情報(例えばドメイン名や利用者2のシステム構成に応じた各種の情報であって、利用者2内のネットワークにPCを接続して使用するために必要な情報)、各種更新(パッチ当てなど)のためのプログラムやデータ、PCを初期化(ホワイトニング)するためのプログラムなどである。
上記構成の管理システムを備える保守サービス企業では、例えば、利用者2からのPC増設依頼を受けて、保管状態のPC110に必要な設定(依頼のあった設置場所でPCを使用できるようにする初期設定)を行った上で、当該PCを出荷(配送)したり、回収依頼を受けて、回収(配送)されたPCに対してホワイトニング(次の使用に備えた初期化)をして保管場所で保管するものである。増設や回収などの依頼は、利用者が情報機器管理者6(図1参照)に連絡(電話やメールなど)することによって情報機器管理者6から機器管理センタ1に対して依頼が行われる(情報機器管理者6から電話やメールなどによる依頼を受けて、機器管理センタ1のオペレータが端末107を使用して管理システムへ入力するものや、ブラウザなどのインターフェースを介して情報機器管理者6が直接管理システムへ入力するものであってよい)場合や、稼動中のPCに不具合が生じ、利用者2がヘルプデスク4へ問合せをしたことにより、ヘルプデスク4がPCに修理が必要だと判断し、これを機器管理センタ1へ通報することで生じる(例えば、修理中の代替機の設置依頼など)依頼や、利用者2内の人事異動情報がホストサーバ201から機器管理センタ1に送られてくることにより、当該人事異動情報に基づいて機器管理センタ1内で自動的に依頼が生成されること等によって発生する。
図3は、主に情報処理装置管理システムの本発明に関する処理動作の概略を示したフローチャートであり、利用者2のホストサーバ201から人事異動情報を受信した場合の処理動作の概略を示したものである。なお、“ホストサーバ201から人事異動情報を受信した場合”とは、ホストサーバ201が能動的に情報を送信するものであっても良いし、機器管理センタ1側からの要求に応じてホストサーバ201が(受動的に)送信するものであっても良い。
利用者2のシステム内において人事異動情報の入力があった(ステップ301)場合には、当該人事異動情報をホストサーバ201から機器管理センタ1(連携サーバ103)へと送信する(ステップ302)。人事異動情報を受信した連携サーバ103では、ルールDB105を参照して、データ形式を統一化する(システムの相違に基づくデータ形式の相違を吸収する)処理を行うと共に人事異動情報からルールに基づいて依頼(増設、回収、移設、更新の依頼)を生成する(ステップ303)。人事異動情報とは、例えば、ユーザ名・所属部署情報・役職情報・勤務地情報・在籍(ステータス)情報などであり、ルールには、当該情報に基づいてどのような依頼を発生させる(若しくはさせない)かの定義が記載されている。即ち、例えば、「新入社員が入ったという人事異動情報があった場合には、当該新入社員の勤務地にPCを増設するという依頼を発生させる(ユーザ名などの情報も引数として渡すなどの定義)」というようなものであり、転勤の場合には移設依頼生成、退社の場合には回収依頼生成、新入社員情報であっても特定の部署に関してはPCの増設は行わない、特定の役職に昇進した場合にはPCの更新を要する(更新依頼を生成)など、利用者2における業務運用の実態に基づく要求に応じたルールが、予め設計者によってルールDB105に登録されている。
なお、本実施例では連携サーバ103によって、利用者2から受信した人事異動情報を管理サーバ101へ入力する依頼情報に変換することにより、利用者2の別に応じたデータ形式の相違を、連携サーバ103で吸収するものとしている(管理サーバ101の設計を、利用者2からの影響から切り離すようにしている)が、例えば、機器管理センタ1が利用者2内で動作するシステムであるような場合には、連携サーバ103は特に必要ない場合もあるであろうし、人事異動情報を管理サーバ101へ直接入力してデータ形式の変換を管理サーバ101で行うようにするものであっても構わない(連携サーバ103の機能を管理サーバ101に持たせても良い)。
連携サーバ103で生成された依頼は管理サーバ101へと入力される(ステップ304)。なお、図1においては端末107を介する流れとして記載されているが、人手による入力を要するという意味ではなく、端末107上で利用される管理サーバ101への入力インターフェースに則った形式で、連携サーバ103からデータが送出され、自動的に管理サーバ101に依頼が登録されるものである。
続くステップ305では、管理サーバ101において依頼内容が“増設依頼”であるか“回収依頼”であるか“移設依頼”若しくは“更新依頼”であるかの判別を行う。
増設依頼であった場合には、ステップ306において増設依頼実行処理(詳細は後述)を実行して初期設定を保管状態のPC110に対して行い、当該設定の終わったPCの配送を配送業者3に依頼することで利用者2に配送する(ステップ307)。
ステップ305の判別の結果、回収依頼であった場合には、PCの回収(配送業者3による利用者2から機器管理センタ1への配送による入庫)があった(ステップ308)後に、回収依頼実行処理(詳細は後述)を実行して(ステップ309)、初期化したPCを保管する(ステップ310)。
ステップ305の判別の結果、移設依頼若しくは更新依頼であった場合には、PCの回収(配送業者3による利用者2から機器管理センタ1への配送による入庫)があった(ステップ311)後に、移設・更新依頼実行処理(詳細は後述)を実行して(ステップ312)、更新処理などの設定の終わったPCの配送を配送業者3に依頼することで利用者2に配送する(ステップ313)。
以上のように、全体的な処理の流れとしては、利用者2において人事異動があった場合には、当該人事異動情報に基づいて自動的に“PCの増設依頼”などが生成されて、PCに対する各種設定やPCの配送(PCの入出庫管理)などが行われるものである。
図4〜図6は、図3のステップ306の“増設依頼実行処理”、ステップ309の“回収依頼実行処理”、ステップ312の“移設・更新依頼実行処理”の概略をそれぞれ示したフローチャートである。以下、各図に基づいて各処理の説明を行う。
図4に示される“増設依頼実行処理”では、増設依頼を受信した管理サーバ101において(ステップ401)、ルールDB105を参照して、受信した増設依頼に対応するルールに基づき設定情報や処理命令(増設依頼のあった場所においてPCを使用できる状態にするための(初期設定のための)各種設定に必要な設定情報や処理命令)を、必要に応じて管理データDB106を参照しつつ生成する(ステップ402)。
また、ステップ403では、受信した増設依頼に対応するルールに基づき作業指示書などの各種帳票(例えば、出荷作業の指示書や、出荷伝票など)をプリンタ104に印刷させる処理を行う。
続くステップ404では、端末設定装置102に対して保管状態PC110の接続がなされたか否かを判別し、これがあった場合にはステップ405へと移行して、当該接続されたPCに対して、ステップ402で生成された設定情報を使用し、処理命令を実行することにより、自動的にPCに対する初期設定を行う。例えば、初期設定の中身の具体例としてIPアドレスの設定について説明すると、ルールDB105のルールには、利用者2のシステム構成に応じたIPアドレスの割り当て方法(例えば、支店Aにはアドレスaaa〜dddの範囲のIPアドレスを割当てる等)についての定義がなされており、また、管理データDB106には、IPアドレスの値や当該IPアドレスの割り当て状況が格納されていることにより、増設依頼の中にあるPCの設置先情報から、ルールに基づいて設定できるIPアドレス値の範囲を生成し、当該IPアドレス範囲の中で空きのある(使用されていない)IPアドレス値を管理データDB106を参照して判別・取得し、当該取得したIPアドレス値を保管状態PC110(これから出庫されるPC)に設定するものである。なお、PC110と端末設定装置102との接続は、動的アドレス割当法によりIPアドレスがPC110に割当てられることで行われ、必要な情報がPC110に送信された後に、PC110における設定処理が実行された後には(即ち、IPアドレスが、利用者2において使用されるIPアドレスに設定された後は)、PC110と端末設定装置102との間の通信は行えなくなるものである。
ステップ405における設定処理が終わった後は、ステップ406〜ステップ408の出荷確認・警告処理を行う。当該処理は、作業者による出荷確認情報の入力を待つものである。作業者はステップ403で印刷された指示書に従い同印刷された出荷伝票を使用するなどして、設定の終わったPCの出荷作業(端末設定装置102からPC110を取り外し、箱詰めや出荷伝票を貼り付ける作業など)を行い、出荷作業が終了した際に、端末107を使用することなどによって出荷が終了した旨の入力を行う。管理サーバ101では、当該出荷確認の情報が得られた場合にはステップ409へと移行し、一方、ステップ405の処理の終了後所定期間を経過しても出荷確認が得られない場合には(ステップ407)、警告処理(例えば、端末107に警告画面を表示する処理)を行う(ステップ408)。
出荷が確認された(ステップ406)場合に、管理データDB106の、該当するPC(どのPCであるかは、ステップ404における接続の際に認識されるMACアドレスから判別される。)のステータス情報を更新して(ステップ409)処理を終了する。ステータス情報の更新とは、“保管状態”から“稼動状態”へ更新するものの他、例えば、ユーザ情報、PCの設置場所情報、割当てたIPアドレスなどの情報、を更新するものである。
図5に示される“回収依頼実行処理”では、回収依頼を受信した管理サーバ101において(ステップ501)、ルールDB105を参照して、受信した回収依頼に対応するルールに基づき設定情報や処理命令(回収依頼のあったPCをホワイトニングする処理)を、必要に応じて管理データDBを参照しつつ生成する(ステップ502)。
ステップ503では、受信した回収依頼に対応するルールに基づき作業指示書などの各種帳票(例えば、利用者2へ赴いて梱包・回収する作業の指示書など)をプリンタ104に印刷させる処理を行う。
続くステップ504〜ステップ506は、入荷確認・警告処理であり、出荷と入荷の違いがあるだけで、図4の406〜ステップ408の出荷確認・警告処理と同様の概念である。
続くステップ507では、端末設定装置102に対して回収されたPC(稼動状態であったPC)の接続がなされたか否かを判別し、これがあった場合にはステップ508へと移行して、当該接続されたPCに対して、ステップ502で生成された処理命令を実行することにより、自動的にPCに対するホワイトニング(初期化)を行う。
続くステップ509〜ステップ511は、保管確認・警告処理であり、出荷と保管(保管場所へのPCの保管)の違いがあるだけで、図4の406〜ステップ408の出荷確認・警告処理と同様の概念である。
保管場所にPC(回収されたPCであって、次の使用に備えた初期化が終わったPC)が保管されたことが確認された(ステップ509)場合には、管理データDB106の、該当するPCのステータス情報を更新して(ステップ512)処理を終了する。ステータス情報の更新とは、“稼動状態”から“保管状態”へ更新するものの他、例えば、ユーザ情報、PCの設置場所情報、などの消去や、割当てられていたIPアドレスの解放などである。なお、「ユーザ情報、PCの設置場所情報、などの消去や、割当てられていたIPアドレスの解放など」に関するPCのステータス情報を更新する処理は、ホワイトニング(初期化)の実行(ステップ508)の際に行うものであっても良い。
図6に示される“移設・更新依頼実行処理”では、移設・更新依頼を受信した管理サーバ101において(ステップ601)、ルールDB105を参照して、受信した移設・更新依頼に対応するルールに基づき設定情報や処理命令(移設・更新依頼に対する更新処理)を、必要に応じて管理データDBを参照しつつ生成する(ステップ602)。
ステップ603では、受信した移設・更新依頼に対応するルールに基づき作業指示書などの各種帳票(例えば、利用者2へ赴いて梱包・回収する作業の指示書、出荷作業の指示書や、出荷伝票など)をプリンタ104に印刷させる処理を行う。
続くステップ604の入荷確認処理は、図5のステップ504〜ステップ506と同様の処理であり、ステップ605も図5のステップ507と同様の処理である。
ステップ606では、端末設定装置102に対して接続されたPC(利用者2から一旦回収されたPC)に対して、ステップ602で生成された処理命令を実行することにより、自動的にPCに対する更新処理を行う。
続くステップ607の出荷確認処理は、図4のステップ406〜ステップ408と同様の処理であり、出荷が確認された場合に、管理データDB106の、該当するPCのステータス情報を更新して(ステップ608)処理を終了する。ステータス情報の更新とは、例えば、ユーザ情報、PCの設置場所情報、割当てたIPアドレスなどの情報、を更新するものである。
なお、ここで言う移設依頼は、基本的に同一ハードを移設する場合をいう。即ち、利用者2内で稼動状態のPC203を一旦回収して必要に応じて更新処理など(IPアドレスの変更等)を行うが、当該更新した同一のPC203を再度出荷するものである。一方、ハードの入れ替えが生じる場合は、回収依頼と増設依頼の組み合わせとして対応される(即ち、回収処理(図5の処理)と、増設処理(図4の処理)がそれぞれ実行されることになる)。これにより増設処理と回収処理を平行して行うことも可能であり、場合によっては、回収より先に増設を済ませることも可能である。これらの使い分けもルールによって定義づけられるものである。
以上のごとく、本実施例の情報処理装置管理システムによれば、依頼(例えば増設依頼など)に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部を備えることで、増設依頼などの依頼が管理サーバに対して入力された場合に、ルールを参照して自動的に“情報処理装置(PC)に対して設定すべき設定情報又は処理命令”が生成され、端末設定装置によって自動的に情報処理装置に対する設定処理が行われるため、設定処理を人手によった場合に比して作業効率に優れると共に、入力ミスなどに起因する不具合の防止、情報漏洩のリスクの低減なども図られる(各種設定値などが、作業者に認知されないようにすることができるため)。また、作業の自動化によって作業レベルの均一化が図られ、作業者のスキルを要しないため、運用コストの低減も図られる。
また、例えば、「新入社員の人事情報(配属場所情報などを含む)が得られた場合には増設依頼を生成する」といったルールを定めておくことにより、人事情報から自動的に増設依頼などが生成されることとなるため、企業などに対する情報処理装置管理システムとして非常に有用である。即ち、入社・転勤・退社などに伴い、パソコンの増設・移設・回収なども発生するものであるため、人事管理サーバ(本実施例では、利用者2におけるホストサーバ201が人事管理サーバとしての機能を有する)との連携が自動的になされることで、システム全体としての運用の効率が向上し、各部署間の連絡不徹底や保守サービス企業への連絡不徹底などに基づく不具合の発生も抑止される。
また、“ルールDB105”を、管理サーバ105からは独立させる構成で備えさせているため、当該ルールDB105に格納するルールを適宜変更・更新することにより、種々の利用者(本実施例の情報処理装置管理システムを有する保守サービス企業から見た顧客)の別に応じた各種の定義づけや、種々の処理動作などの定義づけの変更・追加などを行うことが容易にでき、システム運用の柔軟性に優れる。
なお、上記処理動作の説明からも明らかなように、本実施例における端末設定装置102は実際には単なる接続ポート(管理サーバ101の接続ポート)であってよく、必ずしも端末設定装置102がハード的に別に必要となるものではない(管理サーバが端末設定装置の機能を備えるものであってよい)。
また、本実施例の説明では、主に、利用者2のホストサーバ201から人事異動情報を受信した場合(人事異動情報から依頼が自動生成される場合)についての動作を説明したが、端末107を使用して依頼が入力される場合などについても、依頼に基づいて行う処理動作自体は同様の概念である。
また、本実施例では、保守サービス会社が顧客の企業のPCを管理するものとして説明してきたが、一企業が自己の保有するPCを管理するために自ら備えるシステムであってもよい。この場合には、PCの設置場所において各種の設定や更新処理を行うことも考え得る。即ち、端末設定装置102に接続して設定処理などを行うのではなく、PCの設置場所において企業内ネットワークに接続された状態で各種の処理を行うことも考えられる。
図7は、本実施例の情報処理装置管理システムの運用の概略を説明するためのブロック図であり、図8は同情報処理装置管理システムの構成の概略を示すブロック図である。なお、実施例1(図1・2)と同様の構成要素については同一の符号を使用している。
本実施例の情報処理装置管理システムは、実施例1と同様に、保守サービス企業が、顧客である企業(利用者2)からの依頼を受けて当該企業が有するPCを保守・管理する場合に使用されるシステムであるが、本実施例では、PCを保管する保管場所(保管センタ11)が複数あり、管理センタ1と保管センタ11とがプライベートネットワークで接続される(これにより、物理的には管理センタ1とは異なる場所に保管センタ11が設けられることとなるが、論理的な構成としては、保管センタが複数である点を除き、基本的に実施例1と同様である)。各保管センタにはそれぞれ端末設定装置112とプリンタ111が備えられ、端末設定装置112にはバーコードリーダ113が備えられる。これらの各保管センタに備えられる機器(プリンタや端末設定装置など)に関する情報も、管理データDBに格納されている(各機器の識別コードと、拠点コードが対応付けられて格納されることなどにより、何れの機器が何れの場所にあるのかが判別可能となっており、且つ、IPアドレスなどの通信に必要な情報も格納されている。即ち、“端末設定装置管理テーブル”としての機能を有する)。また、本実施例の情報処理装置管理システムの運用の前提条件として、保守・管理対象の各PC(利用者2のPC)には、PC識別コードに対応するバーコードが付されているものとする(図26にその一例(PC識別コードに対応するバーコードが印刷されたシール)を示した)。
図9〜図13は、ルールDB105に蓄積されているルールを定義づけるテーブルの一例を示したものである。
図9は、処理対象たるPC(増設依頼などがあった場合に処理を行うPC)に設定する設定値を作成するためのルールを定義付けるテーブルの一例を示したものであり、本テーブルでは業務用途種別ごとにルール決めがなされる。なお、ルールでは他のルールを参照する場合がある。これは共通するルール(基本的なルール)をモジュール化すること等により、システムの運用・保守の効率化を図るものである。
図10(a)は、拠点(利用者2の体制に応じた拠点であり、例えば利用者2が有する支店など)と、業務用途種別ごとのネットワークルールを定義付けるテーブルの一例を示したものである。なお、図(b)は、ネットワークセグメントと拠点との関係を示した説明図であり、論理的なネットワークセグメントと物理的な拠点とが必ずしも同一でないことを説明するものである(論理的なネットワークセグメントを物理的に複数の拠点において利用できるように、各拠点の情報に、ネットワークセグメント内の拠点Noを保持している)。
図11は、データ変換ルールを定義付けるのためのテーブルの一例を示すものであり、各テーブルの右の図は変換の一例を説明するものである。ここでは、フィールドデータの入れ替えや固定値で置換するものを例としており、システム間のデータ構造の相違を補正するルールの一例を示している。なお、図11(a)は、連携サーバ103における「データ形式統一化処理」のためのルールを定義付けるテーブルの一例を示したものである。即ち、利用者2のホストサーバ201から入力されるデータを、管理サーバ101へ登録できるデータ(依頼として登録できる情報)に変換する際のルールを定めるものである。図11(b)は、CSVファイルを管理サーバ101へ登録する場合のルールを定めるものである。
図12は、作業の順序のルールを定義付けるテーブルの一例を示したものであり、図14は、当該テーブルによって定義付けられる作業の順序を示したフローチャートである。なお当該フローチャートは、作業全体の前後関係を示したものであり、ある依頼があった際にこれらの全ての作業が発生するということではない。例えば、増設依頼があった際には“入庫”や“動作確認”といった作業が発生するわけではない。
図13は、データ投入のルールを定義付けるテーブルの一例を示したものである。
図15は、図9〜図13及び図16〜図18の各テーブルの構造を説明する図であり、図9〜図13及び図16〜図18の各テーブルは、基本となるデータが保管される基本データを有し、各基本データに対応付けられた詳細データを持つ構造となる(基本データに対応付けられた各種の識別コードや識別名等と、詳細データとが対応付けられることで、各基本データに詳細データが対応付けられる)。段落0156〜0157で説明するようにシステムの処理の高速化を図ることができる。また、このような構造とすることにより、本情報処理装置管理システムの作りこみとしては各基本データに基づいて動作するように設計することも可能となり、個別のケースごとの具体的設定値などの相違を気にする必要が無い。即ち、システムの基本的な設計としては各基本データに基づいて動作するようにし、必要に応じて各基本データに対応付けられた詳細データを参照・取得させるようにすることが可能となる(顧客の相違に基づく具体的設定値を詳細データで規定することができる)ため、各種の具体的な要求に沿ったシステムの構築・運用・保守において極めて優れた柔軟性を得ることができる。この点は、本システムのようにハードだけでなくソフトに関する管理も行うシステムである場合に特に有用なものとなる(各顧客の業務の相違などに対して、ハード的な構成は比較的差が無いのに対し、ソフト的な構成は業務の相違などに応じて大きく異なる場合が多いため)。
図16〜図18は、管理データDB106に蓄積されているテーブルの一例を示したものである。
図16は、拠点データが保管されるテーブルの一例を示したものであり、“拠点コード”が基本データに対応付けられた識別コードに該当し、図(a)は拠点に関する基本データが格納されるテーブルであって、図(b)は拠点に関する詳細データが格納されるテーブルである。
図17はルールに基づいて作成された個別設定値を保管するテーブルの一例を示したものであり、“設定値番号”が基本データに対応付けられた識別コードに該当する。図18は管理する対象である情報処理装置(PC)の情報を保管するテーブルの一例を示したものであり、“機器管理番号”が基本データに対応付けられた識別コードに該当する。それぞれ上記と同様に、図(a)が基本データであって、図(b)が詳細データである。
以下、実施例1と同様に、主に、利用者2のホストサーバ201から人事異動情報を受信した場合の処理動作について説明する。本実施例の情報処理装置管理システムの本発明に関する処理動作の基本的な部分は、実施例1(図3)と同様であり、管理センタ1が、ホストサーバ201から人事異動情報を受信し、連携サーバ103によってデータ形式の変換及び依頼の生成が行われ(ステップ303)、依頼が管理サーバ101へと入力される(ステップ304)。そして、管理サーバ101では依頼内容を判別し(ステップ305)、それぞれに応じた処理を実行する(ステップ306〜ステップ313)ものである。
図19に、本実施例の情報処理装置管理システムの管理サーバ101で実行される“増設依頼実行処理”の概略を示した。
増設依頼を受信した(ステップ1901)際には、ルールDB105を参照して、受信した増設依頼に対応するルールに基づき設定情報や処理命令(増設依頼のあった場所においてPCを使用できる状態にするための(初期設定のための)各種設定に必要な設定情報や処理命令)を、必要に応じて管理データDBを参照しつつ生成する。さらに、当該生成した処理命令に対応する指示コード(作業内容に応じた指示コード)を生成し、担当する保管センタ11を判別する(ステップ1902)。“担当する保管センタ”とは、増設依頼の場合には、設置先(利用者2の支店21などであり、当該情報は増設依頼の情報に含まれている)に最も近い(距離的若しくは時間的に)保管センタ11であり、ルールに基づいて各テーブルの情報(拠点情報など)を参照しつつ決定される。また、“処理命令に対応する指示コード(作業内容に応じた指示コード)”とは、例えば、“増設用PCに対して行う初期設定処理の実行”に対応する指示コードや、“出荷作業”に対応する指示コードなどである。
続くステップ1903では、受信した増設依頼に対応するルールに基づき作業指示書などの各種帳票(例えば、出荷作業の指示書や、出荷伝票など)であって、ステップ1902において生成された指示コード(それぞれの帳票に対応する指示コード)の情報を持たせたバーコードが付された帳票を、ステップ1902で判別された保管センタ11に備えられるプリンタ111に印刷させる処理を行う(管理データDB106を参照することにより、ステップ1902で判別された保管センタ11に備えられたプリンタ111を特定し、必要な情報を得るなどして、印刷命令を送出する)。“それぞれの帳票に対応する指示コード”とは、例えば、出荷伝票には“出荷作業”に対応する指示コードを付するものである。なお、出荷用の梱包箱に貼り付けるためのバーコード(内容物を示す情報を持ったバーコード)も印刷される。なお、本実施例では、梱包箱に貼り付けられるバーコードが実際に持っている情報は、梱包箱を一意に定める情報(識別情報)であり、当該識別情報と内容物を示す具体的な情報が対応付けられて管理データDBに保存されている(ステップ1902における処理において作成される)ことにより、梱包箱のバーコードを読み込むことでこれに対応する内容物を示す具体的な情報が取得されることとなる(擬似的に“内容物を示す情報を持ったバーコード”と言えるものである)。
上記処理により、バーコードが付された各種の作業指示書が、設置先(利用者2)に最寄りの保管センタ11(ルールに基づいて定められるものであり、当該ルールは運用方針に基づいて定めればよく、必ずしも“最寄り”である必要は無い)に備えられるプリンタ111から印刷されることとなる。これにより、保管センタ11は、当該印刷された作業指示書などに基づいた作業を行う。
図21に増設依頼実行処理において印刷された作業指示書(設定シート)の一例を、図22に出荷伝票の一例を、図23に出荷用の梱包箱に貼り付けられたバーコードの一例を、それぞれ示した。なお、図21中の“IPアドレス”などの値が空欄であるが、実際にはステップ1902で生成された設定情報がある場合にはここに印刷されることとなる。
作業指示書などに基づいた作業とは、人手によらなければならない作業(例えば出荷作業)は当然に人手によるものであるが、各作業ごとに印刷されたバーコード(例えば、作業指示書の中に具体的に作業の指示が文章で記載されていて、その隣にバーコードが印刷されている)をバーコードリーダによって読み込むことにより、システムが、どの作業段階にあるかを判別できるものである。さらに、本実施例の情報処理装置管理システムでは、PCに設定する設定情報や処理命令が生成されて、これに対応する指示コードが生成され、バーコードとして印刷されているため、当該バーコード(及び増設用PCの識別コード)が読み込まれたことをトリガとして、自動的にPCに対する設定処理が実行されるものである。
指示コードの情報をもったバーコードとPCの識別コードの情報をもったバーコードがバーコードリーダ113によって読み取られると、当該バーコードリーダ113を備える端末設定装置112によって管理サーバ101へと送信される。管理サーバ101で当該情報を受信すると(ステップ1904)、PCの識別コードに対応するPCに対して、指示コードに対応した処理を実行する(ステップ1906)。例えば、指示コードが「PCへの初期設定処理」を示すものであった場合には、PCの識別コードに基づいて処理対象のPCに関する情報を管理データDB106から取得する(例えばMACアドレスの取得)などしつつ、端末設定装置112に接続されたPCに対して、初期設定を自動的に実行する処理を行うものである。なお、端末設定装置112にPCの識別コードに基づいて特定されたPCが接続されていないと判断されたような場合には、端末設定装置112に対して警告を表示させる処理とする等してもよい。
指示コードが出荷確認を示すもの(例えば、出荷伝票に印刷されたバーコードと、梱包箱に付されたバーコードが読み込まれた場合)であった場合には(ステップ1905)、管理データDB106の、該当するPCのステータス情報を更新して(ステップ1907)処理を終了する。ステータス情報の更新とは、“保管状態”から“稼動状態”へ更新するものの他、例えば、ユーザ情報、PCの設置場所情報、割当てたIPアドレスなどの情報、を更新するものである。
図20に、本実施例の情報処理装置管理システムの管理サーバ101で実行される“回収依頼実行処理”の概略を示した。
基本的な処理概念は、図19の“増設依頼実行処理”と同様であり、回収依頼からルールに基づいて担当する保管センタ11を判別すると共に、各種処理命令及び指示コードを生成し、バーコードを付した帳票を印刷する(ステップ2001〜ステップ2003)。
図24と図25に回収依頼実行処理において印刷された作業指示書の一例をそれぞれ示した。
バーコードに基づく情報を端末設定装置112から受信した際には、PCの識別コードに対応するPCに対して、指示コードに対応した処理(ホワイトニング処理など)を実行し、指示コードが保管確認を示すもの(例えば、保管指示書に印刷されたバーコードが読み込まれた場合)であった場合には管理データDB106の、該当するPCのステータス情報を更新(“稼動状態”から“保管状態”へ更新)して処理を終了する(ステップ2004〜ステップ2007)。
“移設・更新依頼実行処理”についても、図19と同様の処理概念となり、移設・更新依頼からルールに基づいて担当する保管センタ11を判別すると共に、各種処理命令及び指示コードを生成し、バーコードを付した帳票を印刷する。そして、バーコードに基づく情報を端末設定装置112から受信した際には、PCの識別コードに対応するPCに対して、指示コードに対応した処理(各種更新処理など)を実行し、指示コードが出荷確認を示すもの(例えば、出荷伝票に印刷されたバーコードが読み込まれた場合)であった場合には管理データDB106の、該当するPCのステータス情報を更新して処理を終了する。
なお、例えば、人事異動情報が転勤情報であって、移転元と移転先の最寄りの保管センタ11が異なるような場合には、“移設依頼”ではなく、“回収依頼”と“増設依頼”とが生成されて、それぞれの保管センタ11に対して帳票の印刷処理などが行われることとなる。即ち、移転元の最寄りの保管センタ11に対する“回収依頼”を生成して回収処理を行わせると共に、移転先の最寄りの保管センタ11に対する“増設依頼”を生成して増設処理を行わせることで、転勤にあわせたPCの移設が行われることとなる。このような、人事異動情報に基づいた各種依頼の生成の法則も、各利用者2の業務体制などに合わせて適宜ルールにて定義付けられるものである。
以上のごとく、本実施例の情報処理装置管理システムによれば、作業指示書に付されたバーコードとPCに付されたバーコードとをバーコードリーダによって読み込むという単純作業によって、各処理と当該処理を行うべきPCとの対応付けがなされ、当該PCに対する設定処理が自動的に行われるため、作業が簡便で、且つミスの防止なども図られる。また、ルールの設定により、保管センタが各地にあるような場合にも、人事情報などに基づいて、地理的な要因も加味して自動的にPCの入出庫管理が行われるため、システムの運用・管理の効率化が図られる。
また、本実施例の情報処理装置管理システムによれば、各PCが稼動状態か保管状態かのステータス情報が保持されるため、当該情報をPCが稼動するシステム(本実施例では利用者2のシステム)へ送信し、当該システムにおいてステータスが稼動状態とされているPC(当然に管理対象のPCである)のみに対してネットワークへの接続を許すなどの運用をすることも可能であり、これにより「PCが稼動するシステム」におけるセキュリティを高めることもできる。
なお、本実施例では、指示コードや識別コードの情報を持たせる手段として、バーコードを用いて説明したが、その他の“光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段”(例えばRFIDやICチップなど)によるものであってよい。即ち、これらの情報添付手段を出力可能な出力装置を保管センタに備えさせることで、各帳票に情報添付手段を付するようにしてもよい(“出力装置”が、情報添付手段が付された各帳票を直接出力する機能を有する場合は別であるが、通常は、情報添付手段を各帳票に添付するための装置若しくは人手によって付されることとなる)。ただ、現状においては、本実施例のごとくバーコードを用いることで、システムを安価に構成できると共に、バーコードは広く認識されている技術であり且つ目視させることが容易なため、特に教育を要すること無く作業者に作業を実施させることが可能であり、好適である。
また、本実施例では、管理サーバを管理センタに設け、各保管センタには端末設定装置のみが配置されるような構成を例として説明したが、管理サーバの機能の一部又は全部が各保管センタに備えられているものでも構わない。
次に、実施例3として、本願発明における“ルールを予め定義し、各種依頼の生成や各種依頼に基づいた処理がルールに基づいてどのように処理されるのか”という点などをさらに具体的に説明する。また、本発明に係るシステムでは、ルールや各種データをDBに格納する際に、論理的なテーブル構造を、行識別情報と列識別情報とデータの3つのフィールド値を持つレコードの構造に変換しており、この点に関する説明を行う。なお、システムの構成自体は基本的に実施例1若しくは実施例2と同様のものとし、以下の説明では、必要に応じて実施例1や実施例2の説明に用いた各図面を使用して説明を行う。
図27は「拠点追加依頼実行処理」の処理動作の概略を示したフローチャートである。なお、図28は同処理におけるデータの流れ(必要な情報の参照先など)の概略を説明するための図である。
“拠点”とは、実施例2で説明したように、利用者2が有する支店21のごときものであり(図8参照)、利用者2の組織形態などに応じて定められるものである。図27の「拠点追加依頼実行処理」とは、利用者2において新たに拠点を追加する場合に、当該拠点に設置されるPC等を情報処理装置管理システムによって管理するために、当該拠点を管理対象としてシステムに登録するための処理である。
「拠点追加依頼実行処理」は、“拠点追加申請”の発生によって実行される。“拠点追加申請”とは、拠点を追加するための申請であり、例えば、情報機器管理者6(図7参照)によって作成された拠点追加申請データが、管理サーバ101へ入力されることによって行われる。拠点追加申請データには、拠点の名称や所在地、電話番号やネットワークセグメント等の“拠点データ保管テーブル(図16)”に格納させる各種情報が含まれている。ただし、拠点Noについては後述するように拠点追加申請データには含まれておらず、システムによって自動的に割当てられるものである。
当該拠点追加申請データを受信した管理サーバ101では、拠点追加申請データに含まれるネットワークセグメントの情報と、拠点データ保管テーブルを参照して、拠点Noを決定する(図27:ステップ2701)。当該拠点Noの決定は、拠点データ保管テーブルの詳細データ(図16(b))を参照して拠点追加申請データのネットワークセグメントと同一のものがあるか否かを判別し、これが無い場合には、拠点Noとして“1”を割り振り、同一のものがあった場合には、連番を付与する(例えば、同一のネットワークセグメントで既に拠点Noが3まで割り振られていた場合には、4を割り当てる)。これにより、同一のネットワークセグメント内に複数の拠点が存在し得ることとなり、この点は図10(b)で説明した通りである。
続くステップ2702では、さらに拠点コードを生成して、拠点追加申請データに含まれていた各種情報と、拠点コード・拠点Noを対応づけて拠点データ保管テーブルに格納する処理を行う。なお、拠点Noは、各ネットワークセグメント内の拠点の番号を示す情報であるので、異なるネットワークセグメント同士で重複する情報となるが、拠点コードは各拠点にユニークに割当てられるものであり、重複は許されない。拠点コードの生成は連番などにより自動生成するものであっても良いし、拠点追加申請データに含まれている(人により決定される)ものであっても構わない。
続くステップ2703では、設定値ルールテーブル(図9)を参照すると共に、ステップ2701で決定した拠点Noに基づいてネットワークルールテーブル(図10)を参照して、当該拠点に設置可能な最大機器数の全てに対して設定値番号を生成し、各設定値番号に対応する設定値(追加する拠点内に設置する各機器に設定させるIPアドレスなどの情報)を生成する処理を行う。“設定値番号”とは、個別設定値保管テーブル(図17)におけるキー項目となるものであり、各機器に設定する一組の設定値に対してユニークに定められる。“拠点に設置可能な最大機器数”とは、ここでは、ネットワークルールテーブルによって定義されている各拠点Noに割当てられているIPアドレスの数に基づいて定められる(その他の条件で最大機器数が定められるものであっても構わない)。即ち、拠点Noが1の場合、図10によれば、業務用途種別が業務用の機器にはIPアドレスの第3オクテットが100で、第4オクテットが1〜100であるので、当該拠点の業務用の機器は最大で100台設置できることとなる(拠点内の機器の最大数は各業務用途種別の最大数の和となる)。この最大数の全てに対して設定値を生成するものであり、これらの識別番号となるのが“設定値番号”である。
設定値ルールテーブルは、前述したごとく、処理対象たるPCに設定する設定値を作成するためのルールを定義付けるテーブルであり、各種設定値を生成するために参照すべきテーブル(ルール)の項目や、設定値になる値を直接設定(固定値)しているものである(例えば、IPアドレスに関しては、上述のごとく拠点データとネットワークルールテーブルに基づいて定めるべき旨の定義がなされている)。以上のごとく、ステップ2703の処理では、設定値ルールテーブル(図9)、拠点No、ネットワークルールテーブル(図10)などに基づいて、各種設定値(個別設定値保管テーブル(図17)に格納する値)が自動的に生成される。なお、“PCに設定する設定値”の全てがここで自動生成されるとは限らない(全てを自動生成可能なのであれば当然それでも良い)。例えば増設依頼の際にしかわからないような設定項目がある場合には、増設依頼に含まれる情報に基づいて生成される設定値も存在する(この点は、増設依頼処理(図4)のステップ402の処理などにおいて説明した通りである)。
ステップ2704では、上記で生成された各種設定値によって個別設定値保管テーブル(図17)を更新する処理を行う。なお、この際に拠点コードを対応付けて格納することにより、拠点データ保管テーブル(図16)と個別設定値保管テーブル(図17)が連携されることとなる。
以上の「拠点追加依頼実行処理」によって、新たに追加した拠点に設置可能な機器(本実施例では“ネットワークに接続可能な機器”である)の最大数に対して、その全てに各設定値が生成されて個別設定値保管テーブル(図17)に格納されることとなる。即ち、当該拠点に機器を設置する“増設依頼”等があった際に必要となる設定値を予め用意しておくことにより(前述のごとく、必ずしも必要な情報の全てを予め用意できるとは限らない)、各種依頼に応じた処理を迅速に実行させることが可能となる。なお、設定値が生成されただけの状態(実際の機器の割当ては未だされていない状態)においては、個別設定値保管テーブルの“機器管理コード”の欄は空白であり、“状態”の欄も空白若しくは「未割当て」のような情報が格納されることとなる。
上記説明からも明らかなように、「拠点追加申請」も本システムに対してなされる依頼の一種であり、当該依頼に対して処理すべきルールである、ネットワークルールテーブルや設定値ルールテーブル等に基づいて各拠点に設置する機器(情報処理装置)に設定すべき設定値を予め生成し、個別設定値保管テーブル(情報処理装置管理テーブルとして機能)に格納して保持するものである。図28に示されるように、依頼たる拠点追加申請・拠点情報変更申請・拠点廃止申請などに対して、ルールであるネットワークルールや設定値ルールに基づき拠点データ保管テーブルの情報を参照するなどして、個別の設定値の生成処理を行い、当該生成した情報を個別設定値保管テーブルに格納するものである。なお、“拠点情報変更申請”は、既存の拠点の情報を変更するものであるが、基本的な動作は上記で説明した拠点追加申請と同様のものとなる。また“拠点廃止申請”は、申請データにある情報に基づいて拠点データ保管テーブルから対象の拠点Noを判別し、当該拠点Noをキーとして、拠点データ保管テーブルと個別設定値保管テーブルの各情報を削除するものである。
次に、ホストサーバ201(図1)から人事異動情報を受信した連携サーバ103におけるデータ連携の処理動作に関して説明する。図29は当該処理動作の概略を示したフローチャートである。当該処理は図3のステップ303の処理に該当するものである。
ホストサーバ201から“連携データ”(人事異動情報)を受信した連携サーバ103では、データ変換ルールテーブルに基づいて当該受信した連携データを変換する処理を行う(ステップ2901)。
図30は、ホストサーバ201から入力される“連携データ”(人事異動情報)であり、一方、図31は、端末107を使用して管理サーバ101へ依頼(増設依頼など)を登録する際の申請フォーマットである。ステップ2901の処理は、図32のデータ変換ルールテーブルに基づいて、図30の連携データを変換することで、図33のデータ(図31の申請フォーマットに適合するデータ)を生成するものである。即ち、各データの位置の入れ替え等を行うことで、連携データから申請フォーマットに適合したデータを生成するものである。なお、ここでの例では、連携データに“申請種別”という項目があり、当該項目には依頼の種別(増設など)が定められており、従って、これを受信する“情報処理装置管理システム”においては、生成する依頼の種別を即座に判断できるが、連携データである人事異動情報としては、“転勤”や“入社”といった人事異動種別を定める情報のみが定められていて、情報処理装置管理システム側で、人事異動種別と生成する依頼とを対応付けた定義したテーブルを備えることにより、当該テーブルを参照して「“入社”である場合には“増設依頼”を生成する」といった判断を行うようにしてもよい。
ステップ2902(図29)では、ステップ2901で生成した変換データに対して、連携データ登録ルールテーブル(図34)で定められるルールに基づいたデータ加工処理を行う。図34の連携データ登録ルールは、連携データ(人事異動情報)には無い情報を補完するためのルールが記載されたものであり、当該ルールに基づいて必要な情報をDB(管理データDB106など)から取得して図33の欠損部分(網掛け部分)の情報を補完することで、システムに登録するデータを完成させるものである。当該処理により、依頼としてのデータが完成し当該依頼に基づいて、図3のステップ305以降の処理が実行されることとなる。
ステップ2903(図29)では、データ登録ルールテーブル(図35)で定められるルールに基づいて、ステップ2902で生成したデータを“申請書テーブル”として管理データDB106へと登録する。
図36の依頼処理ルールテーブルは、図4のステップ402・図5のステップ502・図6のステップ602・図19のステップ1902・図20のステップ2002において、参照される各依頼(申請)に応じたルールが定義されたテーブルである。例えば、増設依頼に対しては、先ず機器在庫確認(資産情報保管テーブル(図18)を参照して業務用途種別が適合する機器であって“設置場所”が倉庫である機器があるか否かの判別)を行い、次に設定値の確認処理(拠点データ保管テーブル(図16)を参照して拠点Noを判別し、当該拠点Noに基づいて個別設定値保管テーブルを参照することで該当する業務用途に割当てる設定値に空きがある(“機器管理コード”の項目に空白があるか)か否かを判別する処理)を行って、空きがある場合には当該設定値を割当てる処理(個別設定値保管テーブルに機器管理コード(資産情報保管テーブルから取得)を登録し、資産情報保管テーブルの“設置場所”の項目を更新するなどの処理)を実行し、設定データ出力処理(PCに対する設定処理)が実行されることとなる。なお、割当ての成された設定値については、個別設定値保管テーブル(図17)の“状態”の項目を稼動中に更新する処理も行われる。
図37の帳票出力ルールテーブルは、図4のステップ403・図5のステップ503・図6のステップ603・図19のステップ1903・図20のステップ2003において参照される各依頼(申請)に応じたルールが定義されたテーブルである。
図38と図39は、依頼(主に増設依頼)があった場合の処理におけるデータの流れ(必要な情報の参照先など)の概略を説明するための図であり、図38は機器(PC)の特定がデータによってソフトウェア的に可能な場合の流れを示した図であり、図39は機器の特定がデータによってソフトウェア的にできない場合に、バーコードを利用して機器特定をする場合の流れを示した図である。
図38に示されるように、
(1) 帳票類出力ルールテーブル(図37)に基づいて個別設定値保管テーブル(図17)の情報を用いるなどして作業指示(出荷指示)を生成して作業指示書を印刷し(図4ステップ403などの処理に相当)、
(2)・(3) 出荷するPC(増設用PC)が端末設定装置102に接続されたことにより、当該PCのMACアドレスを取得して、これに基づいて資産情報保管テーブル(各PCのMACアドレスなども格納されている)や個別設定値保管テーブルを参照して、端末設定装置102に接続されたPCが適正な物であるか(先に説明した設定値が割当てられた機器管理コードに該当するPCであるか否か)を判別する。
(4) これがOKであった場合には、個別設定値保管テーブルの該当する設定値をPCに設定する処理が実行される(図4ステップ405などの処理に相当)。なお、接続されたのが適正なPCでない場合には、エラー表示がなされて、設定処理は行われない。
一方、機器の特定がデータによってソフトウェア的にできない場合(図39)は、機器に付いているバーコード(機器管理コード情報を有するバーコード)をバーコードリーダによって読み込むことで、機器の機器管理コードを取得し、これに基づいて個別設定値保管テーブルを参照して、端末設定装置102に接続された機器が適正な物であるかを判別する。その他の処理は図38と同様である。
次に、本発明に係るシステムにおいて、ルールや各種データをDBに格納する際に、論理的なテーブル構造を行識別情報と列識別情報とデータの3つのフィールド値を持つレコードの構造に変換して格納している点に関して説明を行う。
ここでは、例として、図17(a)のテーブルをDB(管理データDB106)に格納する場合を用いる。この図17(a)に示されるテーブル構造が、“論理的なテーブル構造”に該当する。本システムでは、この論理的なテーブル構造の、“行識別情報”と、“列識別情報”と、“データ”と、をフィールド値として有するレコードとしてDBに格納するものである。
“行識別情報”とは、行単位の一連のデータ(図17(a)の最上位の行で言えば、「B001G001」、「B001」、「H00001」、「稼動中」、「業務用」という一連のデータ)を識別するためのキー項目となる情報であり、ここでは左端の“設定値番号”が“行識別情報”に該当する。
“列識別情報”とは、各列が有する属性(各データに共通する属性)情報であって、図17(a)の例で言えば、「設定値番号」、「拠点コード」、「機器管理コード」、「状態」、「業務用途種別」が該当する。なお、以下で説明するように、数値などのコードに対応付けることで、“列識別情報”を「拠点コード」といった情報ではなく、“2”というような数値として扱うものであっても良い。“行識別情報”についても同様に数値等に変換しても良い。
“データ”とは、テーブルに格納されるデータそのものであり、図17(a)の最上位の行で言えば、「B001G001」、「B001」、「H00001」、「稼動中」、「業務用」のそれぞれがデータに該当する。
「“行識別情報”と、“列識別情報”と、“データ”と、をフィールド値として有するレコードとしてDBに格納する」とは、即ち3列のデータ構造としてDBに登録することを意味するものである。
図40(a)に示したテーブルは、図17(a)の“論理的なテーブル構造”の構造を定義付ける「列構造定義ファイル」であり、これに準じた構造を有する図17(a)のテーブルは、システムに対する入力データファイルとなる(例えばCSVファイル)。なお、ここでは説明の都合上、図示する際の列の数が適当である図17(a)を入力データファイルの具体例として用いているが、以下でも説明するように、実際には、詳細テーブル(図17(b))に対する基本テーブルである図17(a)については“3列のデータ構造としてDBに登録すること”は行わない。
管理サーバ101では、図17(a)が入力データファイルとして入力されると、列構造定義ファイル(図40(a))に基づいて“行識別情報”であるキー項目が何であるかを判別し、各キー項目(例えばB001G001)によって識別される一連のデータ(即ち1行分のデータ)の各データ(例えばB001)に対応する“列識別情報”(ここの例では、列構造定義ファイル(図40(a))の上段の情報であり、例えば上記のB001に対応する列識別情報は1となる)を入力データファイル及び列構造定義ファイルから判別する。これによって、各データとこれに対応する“行識別情報”と“列識別情報”とが取得されこれらをフィールド値として有するレコードとしてDBに格納される。当該DBに登録されるデータ構造を図40(b)に示した。
このような構成とすることにより、DB上のデータ構造としては、常に3つのフィールド値を持つ(3列)構造にすることが可能となる。即ち、上記説明からも明らかなように、“論理的なテーブル構造”のフィールド(列)がどのような数であっても、実際のDB上では常に3列構造にすることが可能となるのである。これにより、“論理的なテーブル構造”の変更があっても、システム上のDBの構造に影響が及ばないようすることが可能となる。
例えば、システムの運用上、図17(a)のテーブルで管理する項目を増やしたいというようなことが生じた場合、従来のように単に図17(a)のテーブル構造をそのままDB上のデータ構造にしていると、データベースの再定義などを要するため、システム改変の影響度が非常に大きなものとなってしまうが、本発明によれば、列構造定義ファイル(図40(a))に項目を1つ増加させ、これに準じた入力データファイルを用意してシステムに入力するだけで、テーブル構造の変更をシステムに適用させることが可能となるのである。例えば、図17(a)で項目を1つ増やして“列識別情報”を5として追加すれば、図41に示されるように、DB上のデータ構造自体は全く変化無く、レコードが増えるだけである。なお、図41では、増加した差分だけがレコードとして追加されるような場合を例示した。これからも明らかなように、DB上の各レコードは、図17(a)のテーブル構造に準じて順番に格納されている必要は無い。レコードの順番がばらばらであっても列構造定義ファイル(図40(a))の定義に従って読み出すことで、必要な情報をDBから読み出すことが可能である。もっとも、処理効率の面から言えば、所定の法則でレコードを並べておく方が、読み出し効率を高めるような処理方法を採用すること等が可能になる。
本発明に基づく作用効果について具体例を用いてさらに説明する。PCに関する情報を管理するような場合に、図18に示したような資産情報管理テーブルによってPCに関する項目(各種情報)を保持すること等が行われる。この中で例えば、PCのあるソフトのバージョン情報を管理する場合、通常は当該テーブルに“バージョン情報”という項目があり、そこにPCに当てられている現在のバージョンの情報が格納されることになる。しかし、このような管理方法だと当該テーブルからは最新のバージョンに関する情報しか得ることができない。即ち、ソフトのバージョンは幾度も更新されることがあるものであるが、それらの履歴を管理することができないのである。従来のように、資産情報管理テーブルの構造をそのままDB上のデータ構造としている場合には、この問題に対処するためには、ソフトのバージョン履歴を管理するためのテーブルを別に用意するか、予め資産情報管理テーブルの構造を新たな項目の追加が可能なように項目を余分に定義しておくことが必要となってしまうが、何れの方法も設計当初の予想を超えた拡張を要するようなことが発生した場合には簡単には対応できないおそれがある(システムの拡張性に制限があり、運用性に劣る)と共に、記憶領域の使用効率の面からも好ましくないものであった。
これに対し、本願発明によれば、バージョン更新による履歴がいくら増えても“資産情報管理テーブル”として対応することが可能であり、“資産情報管理テーブル”を参照するのみで「どのようなパッチが何時当てられたのか」といったことを判別可能なようにすることができる。また、システム設計当初は全く管理項目として想定していなかった事項が事後的に発生したとしても、当該項目を管理対象とさせることが容易に出来るため、システムの拡張性・運用性に非常に優れるのである。これらの説明からも明らかなように、ソフト的若しくはハード的な設定内容や構成に頻繁に変更が生じ得る(且つ、障害対策のため等の理由でそれらの変更履歴を管理する要請がある)ものである情報処理装置(PC)についての管理システムに対し非常に好適なものである。
入力データファイルが与えられてこれをDBに登録する際には、入力データファイルの中にデータの無い(空白)セルがあった場合に、DB上にレコードを作成しないようにし、データを読み込む際には、該当するレコードがDBに存在していなかった場合に空データを出力するようにすることで、DBの記憶領域を効率的に使用することができる。
例えば、図17(a)において、B001G001の行の拠点コードに対応するデータ(B001)が空白であったと仮定すると、図41の最上段のレコード(B001G001、1、B001)を作成しないようにすることで、記憶領域の使用を低減させることができるのである。読み出すときには、行識別情報であるB001G001と列識別情報である1に基づいてDB上のレコードを検索することとなるが、該当するレコードが無い場合には、空データを出力することで、元の図17(a)のテーブル構造の状態として読み出すことが可能である。
なお、本システムにおいては、各種のルールや各種データ(テーブル)をDBに格納する際に上記で説明したような形式で格納するものであり、各種のルールや各種データに応じたそれぞれの「列構造定義ファイル」が定義され、且つ、これによって生成される3列構造のデータ構造を有するテーブル(図41)がそれぞれ形成されることとなる。従って、各列構造定義ファイルとこれによって生成される各3列構造テーブルには識別情報(テーブル名)が付与されてそれぞれ対応付けて管理されるものである。
上記で説明したような形式でDBに格納するのは、各種のルールや各種データ(テーブル)の詳細テーブル(図15及び段落0097で説明した詳細データ)であり、基本テーブル(基本データ)についてはそのままの構造でDBに格納する。基本テーブルは、システムの動作としては必ずしも必要ないもの(詳細テーブルのみで動作可能)であるが、上記形式でDBに格納した場合、レコード数が非常に多数になる傾向にあるため処理の高速化を図るために設けるものである。
例えば、図17の個別設定値保管テーブルにおいて、システムの動作としては図17(b)のテーブル(論理的テーブル構造)を上記で説明したような形式でDBに格納するのみで動作できるものである。しかし、上記DB構成では、例えば図17(b)の行が10万あり、列が100あると、1000万レコードを要する(実際には空白データがある場合には前述のようにレコードは減少する)ため、検索に時間がかかることとなる(勿論、システムの処理能力に依存するものであり、十分な処理能力が担保されている場合には問題にならない)。そこで、システムの処理において頻繁に使用される項目のみを抽出した基本テーブル(図17(a))を作っておき、システムの基本動作としては基本テーブルを参照して動作させる(必要な情報が基本テーブルに無い場合に詳細テーブルを参照する)ことで処理の高速化を図るものである。
なお、上記で説明したデータベースにおけるデータの管理方法は、本発明に関する“情報処理装置管理システム”にのみ適用できるというものではなく、一般的なデータベースシステムに広く適用することができる。
実施例1の情報処理装置管理システムの運用の概略を説明するためのブロック図 実施例1の情報処理装置管理システムの構成の概略を示すブロック図 実施例1の情報処理装置管理システムの本発明に関する処理の概略を示したフローチャート 実施例1の管理サーバで実行される増設依頼実行処理の動作の概略を示したフローチャート 実施例1の管理サーバで実行される回収依頼実行処理の動作の概略を示したフローチャート 実施例1の管理サーバで実行される移設・更新依頼実行処理の動作の概略を示したフローチャート 実施例2の情報処理装置管理システムの運用の概略を説明するためのブロック図 実施例2の情報処理装置管理システムの構成の概略を示すブロック図 PCに設定する設定値を作成するためのルールを定義付けるテーブルの一例を示した図 拠点と業務用途種別ごとのネットワークルールを定義付けるテーブルの一例を示した図 データ変換ルールを定義付けるのためのテーブルの一例を示した図 作業の順序のルールを定義付けるテーブルの一例を示した図 データ投入のルールを定義付けるテーブルの一例を示した図 作業の順序の一例を示したフローチャート 管理データDBの各テーブルの構造を説明する図 拠点データが保管されるテーブルの一例を示した図 ルールに基づいて作成された個別設定値を保管するテーブルの一例を示した図 管理する対象であるPCの情報を保管するテーブルの一例を示した図 実施例2の管理サーバで実行される増設依頼実行処理の動作の概略を示したフローチャート 実施例2の管理サーバで実行される回収依頼実行処理の動作の概略を示したフローチャート 作業指示書(設定シート)の一例を示した図 出荷伝票の一例を示した図 内容物を示す情報を持ったバーコードが付された出荷用梱包箱の一例を示した図 作業指示書(添付品チェックシート)の一例を示した図 作業指示書(動作確認チェックシート)の一例を示した図 PC識別コードに対応するバーコードが印刷されたシールの一例を示した図 「拠点追加依頼実行処理」の処理動作の概略を示すフローチャート 「拠点追加依頼実行処理」のデータの流れ(必要な情報の参照先など)の概略を説明する図 「連携データ変換・登録処理」の処理動作の概略を示すフローチャート 連携データの構成の一例を示す図 申請フォーマットの構成の一例を示す図 変換ルールテーブルの構成の一例を示す図 連携データを変換することによって生成されるデータの一例を示す図 連携データ登録ルールテーブルの構成の一例を示す図 データ登録ルールテーブルの構成の一例を示す図 申請データ処理ルールテーブルの構成の一例を示す図 帳票出力ルールテーブルの構成の一例を示す図 増設依頼があった場合の処理におけるデータの流れ(必要な情報の参照先など)の概略を説明する図 増設依頼があった場合の別の処理におけるデータの流れ(必要な情報の参照先など)の概略を説明する図 列構造定義ファイルの構成、及び、DBに登録されるデータ構造の構成の一例を示す図 DBに登録されるデータ構造の構成の別の一例を示す図
符号の説明
1 管理センタ
2 利用者(ユーザ)
11 保管センタ(保管場所)
101 管理サーバ
102 端末設定装置
103 連携サーバ
104 プリンタ
105 ルールDB(ルール蓄積部)
106 管理データDB
110 PC(保管状態の情報処理装置)
113 バーコードリーダ(情報読取部)
201 ホストサーバ(人事管理サーバ)
203 PC(稼動状態の情報処理装置)

Claims (20)

  1. ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードと稼動状態か保管状態かのステータス情報が対応付けられて格納された情報処理装置管理テーブルと、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、を備えることにより、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、当該処理に応じて前記情報処理装置管理テーブルのステータス情報を更新することを特徴とする情報処理装置管理システム。
  2. 前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて前記保管状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記保管状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を稼動状態とする、又は、前記依頼たる回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置管理システム。
  3. 前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記情報処理装置管理テーブルにはそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納されていることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて前記保管状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記保管状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を稼動状態とする、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を保管状態とする、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて前記稼動状態にある情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行い、当該判別された前記端末設定装置に対して前記設定情報又は処理命令を送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記稼動状態にある情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置管理システム。
  4. 各種帳票を出力するプリンタを備えることにより、前記依頼があった場合には、前記管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成し、当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置管理システム。
  5. ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードと稼動状態か保管状態かのステータス情報が対応付けられて格納された情報処理装置管理テーブルと、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付すことにより、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成し、当該処理に応じた指示コードを生成して当該指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させ、前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、作業者が当該作業指示書に添付された情報添付手段と前記情報処理装置に付された情報添付手段とを前記情報読取部によって読み込むことによって前記端末設定装置から送信された当該読み込まれた情報を受信した管理サーバにおいて、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けがなされ、前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行うと共に、当該処理に応じて前記情報処理装置管理テーブルの該当するステータス情報を更新することを特徴とする情報処理装置管理システム。
  6. 前記依頼が増設依頼であって、前記設定処理が行われる情報処理装置が、前記保管状態にある情報処理装置であること、又は、前記依頼が回収依頼若しくは移設依頼若しくは更新依頼であって、前記設定処理が行われる情報処理装置が、前記稼動状態にある情報処理装置であることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置管理システム。
  7. 前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置及び前記プリンタ及び前記出力装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードとそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納された情報処理装置管理テーブルを備えることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記増設依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させる、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記回収依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させる、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行い、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させることを特徴とする請求項5記載の情報処理装置管理システム。
  8. 前記依頼が増設依頼である場合に、前記設定処理がなされた情報処理装置を梱包するための収納部材に付するための前記情報添付手段であって、前記管理サーバによって生成された当該収納部材の内容物を示す情報を持たせた情報添付手段を、前記出力装置に出力させることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置管理システム。
  9. 前記情報添付手段がバーコードであって、前記情報読取部がバーコードリーダであり、前記プリンタによって前記指示コードの情報を持たせたバーコードを前記作業指示書に印刷させることで当該プリンタが前記出力装置としても機能することを特徴とする請求項5乃至請求項8の何れか1つに記載の情報処理装置管理システム。
  10. 前記情報処理装置管理システムが特定企業内の情報処理装置を管理するシステムであり、当該特定企業内の人事データを管理する人事管理サーバから人事情報を前記管理サーバが受信した場合には、当該管理サーバによって前記ルール蓄積部を参照し、前記人事情報から前記ルールに基づいて前記依頼を生成し、当該生成された依頼に従って前記各処理を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1つに記載の情報処理装置管理システム。
  11. 前記ルールが格納されるテーブル若しくは各種情報を関連付けて保持するためのテーブルであって、論理的なテーブル構造としては、一連のデータを各データに共通する属性を定めた各列に格納することで行として前記一連のデータを管理するテーブルを、システムが備えるデータベースに記録する際には、前記一連のデータの属性を示す行識別情報と、前記共通属性を示す列識別情報と、前記データと、をフィールド値として有するレコードとして記録することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れか1つに記載の情報処理装置管理システム。
  12. 前記テーブル構造を定義する定義ファイルであって各列に対応する前記列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、がシステムに対して入力された場合に、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得すると共に、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得し、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを前記データベースに記録することを特徴とする請求項11記載の情報処理装置管理システム。
  13. 前記入力データファイルの中の一連のデータの中で、データが無いものがあった場合には、これに対応する前記レコードを前記データベースに格納せず、当該データベースからの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在していない場合には、当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力することを特徴とする請求項12記載の情報処理装置管理システム。
  14. ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムであって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付した情報処理装置管理システムにおける前記管理サーバに、前記依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令を生成するステップと、当該処理に応じた指示コードを生成するステップと、当該指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させるステップと、前記ルール蓄積部を参照して前記依頼から前記ルールに基づいて作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させるステップと、前記端末設定装置から前記情報処理装置の識別コードと前記指示コードとが送信されてきた場合に当該受信した指示コードに応じた前記設定情報又は処理命令を前記受信した識別コードに対応する情報処理装置に設定させるための情報を前記端末設定装置に送信するステップと、を実行させることを特徴とする情報処理装置管理プログラム。
  15. 前記保管状態にある情報処理装置を保管する保管場所が複数あり、当該各保管場所にそれぞれ前記端末設定装置及び前記プリンタ及び前記出力装置が備えられており、当該各端末設定装置を識別する端末設定装置識別コードとそれぞれの保管場所情報とが格納された端末設定装置管理テーブルを備え、前記各情報処理装置を識別する情報処理装置識別コードとそれぞれの情報処理装置の設置場所情報又は保管場所情報が格納された情報処理装置管理テーブルを備えることにより、前記依頼たる増設依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記増設依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所の情報処理装置を使用するかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させる、又は、前記依頼たる回収依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記回収依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所へ前記稼動状態にある情報処理装置を保管させるかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させる、又は、前記依頼たる移設依頼若しくは更新依頼が前記管理サーバに対してあった場合に前記ルール蓄積部を参照して前記移設依頼若しくは更新依頼から前記ルールに基づいて何れの保管場所にある前記端末設定装置に設定処理を実行させるかの判別を行うステップと、当該判別された保管場所に備えられている前記プリンタ及び前記出力装置に前記作業指示書と前記指示コードの情報を持たせた情報添付手段を出力させるステップと、を実行させることを特徴とする請求項14記載の情報処理装置管理プログラム。
  16. 前記情報処理装置管理システムが特定企業内の情報処理装置を管理するシステムであり、当該特定企業内の人事データを管理する人事管理サーバから、人事情報を前記管理サーバが受信した場合に、前記ルール蓄積部を参照して前記人事情報から前記ルールに基づいて前記依頼を生成するステップを実行させることを特徴とする請求項14又は請求項15に記載の情報処理装置管理プログラム。
  17. 前記ルールが格納されるテーブル若しくは各種情報を関連付けて保持するためのテーブルであって、論理的なテーブル構造としては、一連のデータを各データに共通する属性を定めた各列に格納することで行として前記一連のデータを管理するテーブルの、当該論理的テーブル構造を定義する定義ファイルであって、各列に対応する前記共通属性を示す列識別情報が定義付けられている列構造定義ファイルと、当該列構造定義ファイルによって定義づけられた列構造に準じた一連のデータであって前記一連のデータの属性を示す行識別情報が対応付けられた一連のデータを有する入力データファイルと、がシステムに対して入力された場合に、前記入力データファイルから得られる各データに対応する行識別情報を取得するステップと、当該各データに対応する列識別情報を前記列構造定義ファイルから取得するステップと、これら取得した行識別情報と列識別情報と前記データとをフィールド値として有するレコードを生成するステップと、当該生成したレコードをシステムが備えるデータベースに登録するステップと、を実行することを特徴とする請求項14乃至請求項16の何れか1つに記載の情報処理装置管理プログラム。
  18. 前記入力データファイルの中の一連のデータの中にデータが無いものがあるか否かを判別するステップと、当該判別の結果データが存在するもののみに対して前記レコードのデータベースへの登録処理を行うステップと、当該データベースからの情報の読み出しの際に、前記行識別情報と列識別情報によって特定されるレコードが存在しているか否かを判別するステップと、対応するレコードが存在していない場合に当該行識別情報と列識別情報に対応するデータとして空データを出力するステップと、を実行することを特徴とする請求項17記載の情報処理装置管理プログラム。
  19. ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムによる情報処理装置管理方法であって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、光学的若しくは電磁気的手法により情報を読み取り可能な情報添付手段を出力可能な出力装置と、を備えさせ、前記情報添付手段から情報を読み取り可能な情報読取部を前記端末設定装置に備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせた前記情報添付手段を付すことによって、前記依頼を管理サーバに入力させることで、前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令に応じた指示コードの情報を持たせた前記情報添付手段を前記出力装置に出力させ、且つ、作業者に対する作業指示情報を生成して当該作業指示内容が記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、当該作業指示書に前記出力された情報添付手段を添付し、当該作業指示書に添付された情報添付手段と前記情報処理装置に付された情報添付手段とを前記情報読取部によって読み込むことによって、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けを行い、当該情報を受信した管理サーバが前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行わせることを特徴とする情報処理装置管理方法。
  20. ユーザによって使用されている稼動状態と、使用されていない状態である保管状態と、の何れかのステータスを持ち得る複数の情報処理装置の管理を行う情報処理装置管理システムによる情報処理装置管理方法であって、管理サーバと、前記管理サーバからの命令に応じて接続された前記情報処理装置に対する設定処理を実行する端末設定装置と、各種依頼に対して処理すべきルールが格納されたルール蓄積部と、各種帳票を出力するプリンタと、を備えさせ、前記端末設定装置にバーコードリーダを備えさせ、前記各情報処理装置に当該情報処理装置に対応する前記識別コードの情報を持たせたバーコードを付すことによって、前記依頼を管理サーバに入力させることで、前記情報処理装置に対して設定すべき設定情報又は処理命令に応じた指示コードの情報を持たせたバーコードと作業者に対する作業指示内容とが記載された作業指示書を前記プリンタに印刷させ、当該作業指示書上に印刷されたバーコードと前記情報処理装置に付されたバーコードとを前記バーコードリーダによって読み込むことによって、前記各処理と当該処理を行うべき情報処理装置との対応付けを行い、当該情報を受信した管理サーバが前記設定情報又は処理命令を前記端末設定装置に送出することにより、当該端末設定装置に接続された前記情報処理装置に対する設定処理を自動的に行わせることを特徴とする情報処理装置管理方法。
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