JP2008304966A - 携帯機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が外部において画像データを回転させる処理を行わなくても、使用者に見やすい方向に画像データを表示可能にすることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る携帯電話機は、カメラ7と、天地方向を検出する加速度センサ11と、記憶部10とを備える。そして、カメラ7で撮影された画像データに対し、その撮影時に加速度センサ11で検出された天地方向と、携帯電話機本体の上下方向との回転角度に応じて画像データを回転する処理を施し、その処理後の画像データを記憶部10に記憶する制御を行う制御部3を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮影した画像を表示または他の端末へ転送する携帯電話機などの携帯機器に関するものである。
特許文献1に記載された携帯機器は、表示部が向けられた方向を方向検出器で検出する。そして、表示時に方向検出器で検出する方向と、記憶部に記憶された表示方向に基づいて、画像データを回転し、その画像データを表示部に表示する制御を行う。これにより、携帯機器を縦持ちしたか、横持ちしたかに関わらず、使用者に見やすい方向に画像を表示することができる。
特開2005−321516号公報
しかしながら、従来の携帯機器では、携帯機器を横持ちしたか、縦持ちしたかに関わらず、記憶部に記憶される画像データの上下方向は、一般的に携帯機器の上下方向に固定されていた。そのため、携帯機器で撮影した画像データを、外部、例えば、パーソナルコンピュータに送信し、そのパーソナルコンピュータにおいて画像データを表示した場合には、使用者に見やすい方向に画像データが向いていない場合があった。その結果、使用者がパーソナルコンピュータ側で画像編集アプリケーションを用いて、使用者に見やすい方向に画像データを回転させる必要があるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、使用者がパーソナルコンピュータにおいて画像データを回転させる処理を行わなくても、使用者に見やすい方向に画像データを表示可能にすることを目的とする。
請求項1に係る携帯機器は、撮影装置と、天地方向を検出する方向検出器と、記憶部とを備える。そして、前記撮影装置で撮影された画像データに対し、当該撮影時に前記方向検出器で検出された前記天地方向と、機器本体の上下方向との回転角度に応じて前記画像データを回転する処理を施し、当該処理後の前記画像データを前記記憶部に記憶する制御を行う制御部を備える。
本発明の携帯機器によれば、使用者が外部において画像データを回転させる処理を行わなくても、使用者に見やすい方向に画像データを表示することができる。
<実施の形態1>
本発明に係る携帯機器は、携帯電話機であるものとして以下説明する。本実施の形態に係る携帯電話機を図1のブロック図に示す。図1に示すように、本実施の形態に係る携帯電話機は、無線部2と、制御部3と、レシーバ4と、マイク5と、操作部6と、カメラ7と、表示部8と、揮発メモリ9と、記憶部10と、加速度センサ11とを備える。
無線部2は、図示しないアンテナを介し、通信回線1から音声信号を送受信する装置である。この無線部2で受信された音声信号は、制御部3に出力される。制御部3は、携帯電話機の主な機能動作を制御する。この制御部3は、通信回線1から入力された音声信号に応じて、レシーバ4において音声を外部に出力する制御を行う。一方、マイク5に入力された音声は、制御部3の制御により、音声信号に変換される。この変換された音声信号は、無線部2、および、上述したアンテナを介して通信回線1に出力される。
<記憶時に回転制御>
操作部6には、外部、例えば、使用者から様々な指示が入力される。操作部6に、カメラ7の起動指示が入力されると、制御部3は、撮影装置であるカメラ7を起動し、カメラ7から入力されている画像データを、表示部8に表示する制御を行う。
図2は、本実施の形態に係る携帯電話機のカメラ7から入力されている画像データを、表示部8に表示している様子を示す図である。図に示す携帯電話機は、筐体からなり、図1のブロック図で示した構成のほとんどを筐体内部に備え、一部を筐体表面に備える。本実施の形態に係る携帯電話機は、表示部8を設けた面と反対側の面に、図2では示されないカメラ7が設けられている。この図の下方向は、重力方向であり、以下で説明する図においても同じであるものとする。
操作部6に、撮影指示が入力されると、制御部3は、カメラ7から入力された画像データを、揮発メモリ9に一時的に記憶する制御を行う。それとともに、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶した画像データを、表示部8に表示する制御を行う。
方向検出器は、天地方向を検出する。本実施の形態では、方向検出器は加速度センサ11であり、天地方向は重力方向である。制御部3は、カメラ7から入力された画像データを揮発メモリ9に記憶するときに、加速度センサ11が検出した重力方向も、揮発メモリ9に一時的に記憶する制御を行う。
操作部6に、保存指示が入力されると、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶した画像データに対し、揮発メモリ9に記憶された重力方向と携帯電話機本体の下方向との回転角度に応じて画像データを回転する処理を施す。ここで、本実施の形態では、携帯電話機本体の上下方向は、携帯電話機の長手方向であるものとする。また、本実施の形態では、揮発メモリ9に記憶された重力方向に対して、携帯電話機本体の下方向がずれている回転角度だけ、画像データを回転する処理を施すものとする。
このように、制御部3は、カメラ7で撮影された画像データに対し、その撮影時に加速度センサ11で検出された重力方向と、携帯電話機本体の上下方向との回転角度に応じて画像データを回転する処理を施す。そして、制御部3は、その処理後の画像データを記憶部10に記憶する制御を行う。
また、本実施の形態に係る携帯電話機は、外部メモリ12と着脱可能である。制御部3は、揮発メモリ9または記憶部10に記憶されたデータを、外部メモリ12に書き込む制御が可能であるとともに、外部メモリ12内のデータを読み込む制御も可能である。この外部メモリ12には、例えば、メモリカード、および、メモリカードスロットが該当する。
ここで、図3、図4を用いて、従来の携帯電話機のカメラ撮影時の動作と、以上の構成からなる本実施の形態に係る携帯電話機のカメラ撮影時の動作との差異について説明する。まず、図3を用いて、従来の携帯電話機のカメラ撮影時の動作ついて説明する。図3(b)と図3(e)は、カメラ7の起動時に表示部8に表示される画像データを示したものであり、図3(c)と図3(f)は、記憶部10に記憶される画像データを示したものである。従来の携帯電話機では、一般的に、携帯電話機を横持ちしたか、縦持ちしたかに関わらず、記憶部10に記憶される画像データの下方向は、携帯電話機の下方向に固定されていた。
例えば、使用者が、カメラ7の起動中に、図3(a)のように携帯電話機を縦持ちして、図2の被写体にカメラ7を向けると、携帯電話機は、図3(b)のように画像データを表示部8に表示する。この状態では、携帯電話機本体の下方向は、図3(b)の下方向となる。この状態で保存指示が入力されると、制御部3は、図3(c)に示すように、図3(b)の下方向を、画像データの下方向として画像データを記憶部10に記憶する。
一方、使用者が、カメラ7の起動中に、図3(d)のように携帯電話機を横持ちして、図2の被写体にカメラ7を向けると、携帯電話機は、図3(e)のように画像データを表示部8に表示する。この状態では、携帯電話機本体の下方向は、図3(e)の左方向となる。この状態で保存指示が入力されると、制御部3は、図3(f)に示すように、図3(e)の左方向を、画像データの下方向として画像データを記憶部10に記憶する。
従来の携帯電話機では、記憶部10に記憶した画像データを、表示部8に表示する場合には、記憶部10に記憶した画像データの状態のままで表示される。そのため、図3(f)の状態で画像データが記憶部10に記憶されている場合には、使用者は、見やすい方向に画像データを回転させる作業をしなければならなかった。
次に、図4を用いて、本実施の形態に係る携帯電話機のカメラ撮影時の動作について説明する。図4(b)と図4(e)は、カメラ7の起動中に表示部8に表示される画像データを示したものであり、図4(c)と図4(f)は、記憶部10に記憶される画像データを示したものである。
例えば、使用者が、カメラ7の起動中に、図4(a)のように携帯電話機を縦持ちして、図2の被写体にカメラ7を向けると、携帯電話機は、図4(b)のように画像データを表示部8に表示する。この状態で上述の撮影指示および保存指示が入力されると、制御部3は、加速度センサ11で重力方向を検出する。この状態では、携帯電話機本体の下方向と、重力方向が一致している。そのため、この状態で操作部6に上述した撮影指示および保存指示が入力されると、制御部3は、図4(c)に示すように、画像データをそのまま記憶部10に記憶する。
一方、使用者が、カメラ7の起動中に、図4(d)のように携帯電話機を横持ちして、図2の被写体にカメラ7を向けると、携帯電話機は、図4(e)のように画像データを表示部8に表示する。この状態で上述の撮影指示および保存指示が入力されると、制御部3は、加速度センサ11で重力方向を検出する。この状態では、重力方向に対して、携帯電話機本体の下方向は、時計回りに90度ずれている。そのため、この状態で操作部6に上述した撮影指示および保存指示が入力されると、制御部3は、図4(e)に示した画像データを、時計回りに90度回転する処理を施し、その処理を施した画像データを記憶部10に記憶する。
その結果、本実施の形態に係る携帯電話機では、図3(f)に示した画像データを時計回りに90度回転した図4(f)の状態で画像データを記憶部10に記憶する。このように記憶部10に記憶された画像データを表示部8に表示すると、図4(f)の状態で画像データが表示部8に表示されるため、画像データを回転させる作業をすることなく、使用者に見やすい方向に画像データを表示させることができる。
図5は、以上の構成からなる本実施の形態に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。以下、この図5に従い、本実施の形態に係る携帯電話機の動作について説明する。
まず、使用者が操作部6を操作して、操作部6からカメラ7の起動指示を入力すると、制御部3は、カメラ7を起動し、カメラ7から入力されている画像のデータを、表示部8に表示する制御を行う(ステップ1−1)。
次に、操作部6において入力された指示が、撮影指示か撮影終了指示かを判定する(ステップ1−2)。ステップ1−2で、撮影終了指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、カメラ7の起動を終了する。
一方、ステップ1−2で、撮影指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、カメラ7から入力された画像データを、揮発メモリ9に一時的に記憶する制御を行う。それとともに、制御部3は、加速度センサ11が検出した重力方向も、揮発メモリ9に一時的に記憶する制御を行う。さらに、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶した画像データを、表示部8に表示する制御を行う(ステップ1−3)。
ここで、図6に示すように、携帯電話機の方向を様々に変更させながら、図2で示した被写体をカメラ7により撮影した場合について説明する。この図において、携帯電話機の下方向は、重力方向に対して、図6(a)では0度、図6(b)では時計回りに90度、図6(c)では反時計回りに90度、図6(d)では時計回りに180度だけ回転角度がずれている。
図7は、図6において画像データを入力し、画像データを揮発メモリ9に一時的に記憶した場合の図であり、図7(a)〜(d)は、図6(a)〜(d)それぞれに対応させている。この時点では、画像データを回転する制御を行っていないため、携帯電話機の下方向と、画像データの下方向とが一致した状態で、画像データは揮発メモリ9に記憶される。
次に、操作部6において入力された指示が、保存指示か保存破棄指示かを判定する(ステップ1−4)。ここでは、使用者によって、表示部8に表示されている画像データを確認しながら操作部6が操作され、操作部6から保存指示か保存破棄指示のいずれかが入力される。
ステップ1−4で、保存破棄指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、揮発メモリ9に一時記憶させた画像データ、および、重力方向を削除する(ステップ1−5)。そして、カメラ7から入力している画像データを再び表示部8に表示(プレビュー)させて、ステップ1−2に戻る。
ステップ1−4で、保存指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶した画像データに対し、加速度センサ11で検出された重力方向と携帯電話機本体の下方向との回転角度に応じて画像データを回転する処理を施す(ステップ1−6)。上述したように、本実施の形態では、重力方向に対して、携帯電話機本体の下方向がずれている回転角度だけ、画像データを回転する処理を施すものとする。
図8は、図7において揮発メモリ9に一時的に記憶された画像データに回転する処理を施した場合の図であり、図8(a)〜(d)それぞれを、図7(a)〜7(d)それぞれに対応させて示している。
図6(a)では、携帯電話機本体の下方向は、重力方向に対してずれていない。そのため、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶された図7(a)の画像データを回転する処理は施さない。そうすると、画像データの方向は、図8(a)に示す方向となる。
図6(b)では、携帯電話機本体の下方向は、重力方向に対して時計回りに90度ずれている。そのため、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶された図7(b)の画像データを、時計回りに90度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図8(b)に示す画像データとなる。
図6(c)では、携帯電話機本体の下方向は、重力方向に対して反時計回りに90度ずれている。そのため、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶された図7(c)の画像データを、反時計回りに90度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図8(c)に示す画像データとなる。
図6(d)では、携帯電話機本体の下方向は、重力方向に対して時計回りに180度ずれている。そのため、制御部3は、揮発メモリ9に一時的に記憶された図7(d)の画像データを、時計回りに180度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図8(d)に示す画像データとなる。
次に、制御部3は、ステップ1−6の処理後の画像データ、つまり、図8に示す画像データを記憶部10に記憶する制御を行う(ステップ1−7)。そして、カメラ7から入力している画像データを再び表示部8に表示(プレビュー)させて、ステップ1−2に戻る。
以上の動作を行う本実施の形態に係る携帯電話機によれば、画像データは、図8に示す方向に記憶部10に記憶される。そのため、例えば、記憶部10に記憶された画像データの下方向を、表示部8の下方向に合わせていれば、使用者が画像データを回転する処理を施すことなく、使用者に見やすい方向に画像データを表示することができる。
なお、以上の構成では、回転する処理を施した画像データを記憶部10に記憶したものとして説明したが、記憶部10の代わりに外部メモリ12を用いても、上述と同様の動作を行えば、上述と同じ効果を得ることができる。
また、以上の構成では、画像データは、静止画の画像データであるものとして説明した。しかし、これに限ったものではなく、動画のフレームごとに回転する処理を施して保存することにより、静止画と同様に適用することができる。
また、以上の構成では、記憶部10に記憶するときに画像データを回転する処理を施すものとした。ここで、携帯電話機の方向を様々に変更させながら、例えば、図8(a)に示される縦長の画像データを表示部8に表示すると、図9のように表示される。この図では、携帯電話機の下方向は、重力方向に対して、図9(a)では0度、図9(b)では時計回りに90度、図9(c)では反時計回りに90度、図9(d)では時計回りに180度だけ回転角度がずれている。
図9(a)の場合は、使用者に見やすい方向に画像データは表示されているが、図9(b)〜(d)の場合には、使用者に見やすい方向に画像データは表示されていない。そこで、上述の動作に加え、表示部8に表示するときに画像データを回転する処理を施す動作をさらに行ってもよい。以下、その動作を行う構成について説明する。
<表示時に回転制御>
操作部6に、一覧表示指示が入力されると、制御部3は、記憶部10に記憶された複数の画像データを表示部8に表示する制御を行う。ここで、使用者により、表示部8に表示された複数の画像データのうち一の画像データが選択され、その画像データを表示する指示(以下、選択指示)が、操作部6に入力される。
そして、操作部6に、選択指示が入力されると、制御部3は、記憶部10に記憶された画像データのうち、選択された画像データを読み出す。そして、制御部3は、表示部8で画像データを表示する時に加速度センサ11により重力方向を検出する制御を行う。それから、制御部3は、携帯電話機本体の下方向に対して、加速度センサ11で検出している重力方向がずれている回転角度だけ、読み出された画像データを回転する処理を施すものとする。
このように、制御部3は、表示部8で画像データを表示する時に加速度センサ11で検出している重力方向と、携帯電話機本体の上下方向との回転角度に応じて、記憶部10に記憶された画像データを回転する処理を施す。そして、制御部3は、その処理後の画像データを表示部8で表示される画像データとして用いる。
図10は、以上の構成からなる本実施の形態に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。以下、この図10に従い、本実施の形態に係る携帯電話機の動作について説明する。
まず、操作部6に一覧表示指示が入力されると、制御部3は、記憶部10に記憶された複数の画像データを表示部8に表示する制御を行う(ステップ2−1)。
次に、操作部6において入力された指示が、選択指示か選択終了指示かを判定する(ステップ2−2)。ステップ2−2で、表示終了指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、表示部8における画像表示処理を終了する。
ステップ2−2で、選択指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、記憶部10に記憶された画像データのうち、選択された画像データを読み出す(ステップ2−3)。そして、制御部3は、加速度センサ11により重力方向を検出する制御を行う(ステップ2−4)。
それから、制御部3は、携帯電話機本体の下方向に対して、ステップ2−4で検出される重力方向がずれている回転角度だけ、ステップ2−3で読み出した画像データを回転する処理を施す(ステップ2−5)。ここで、仮に加速度センサ11が、重力方向を検出しなかった場合には、ステップ2−3で読み出した画像データを回転する処理は施さないものとする。
図11は、加速度センサ11において重力方向を検出し、画像データを回転する処理を施した場合の図である。図11(a)〜(d)は、表示時において、画像データに回転する処理を施していない図9と対応させて示したものである。以下、図9と図11とを対応させて説明する。
図9(a)では、加速度センサ11で検出されている重力方向は、携帯電話機本体の下方向に対してずれていない。そのため、制御部3は、ステップ2−3で読み出した画像データを回転する処理は施さない。そうすると、処理後の画像データは、図11(a)に示す画像データとなる。
図9(b)では、加速度センサ11で検出されている重力方向は、携帯電話機本体の下方向に対して反時計回りに90度ずれている。そのため、制御部3は、ステップ2−3で読み出した画像データを、反時計回りに90度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図11(b)に示す画像データとなる。
図9(c)では、加速度センサ11で検出されている重力方向は、携帯電話機本体の下方向に対して時計回りに90度ずれている。そのため、制御部3は、ステップ2−3で読み出した画像データを、時計回りに90度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図11(c)に示す画像データとなる。
図9(d)では、加速度センサ11で検出されている重力方向は、携帯電話機本体の下方向に対して反時計回りに180度ずれている。そのため、制御部3は、ステップ2−3で読み出した画像データを、反時計回りに180度回転する処理を施す。そうすると、処理後の画像データは、図11(d)に示す画像データとなる。
次に、制御部3は、ステップ2−5の処理後の画像データを、図11に示すように、表示部8で表示される画像データとして用いる(ステップ2−6)。
そして、操作部6に、表示終了指示が入力されたか否かを判定する(ステップ2−7)。ステップ2−7で、表示終了指示が入力されたと判定した場合には、制御部3は、表示部8における画像表示処理を終了する。
ステップ2−8で、表示終了指示が入力されていない場合には、ステップ2−4に定期的に戻って、制御部3は、加速度センサ11により重力方向を検出する制御を行い、画像データを回転する処理を施す。こうして、ステップ2−4からステップ2−7までの動作を定期的に繰り返して行い、表示部8で表示される画像データを繰り返して自動更新する。なお、加速度センサ11が検出した重力方向と、先に加速度センサ11が検出した重力方向とが一致している場合には、先に表示した画像データをそのまま表示部8に表示するようにすれば、ちらつきを防止させることができる。
以上の動作を行う本実施の形態に係る携帯電話機によれば、図11に示すように、携帯電話機をどの方向に傾けていたとしても、使用者が画像データを回転する処理を施すことなく、使用者に見やすい方向に画像データを常に表示することができる。次の画像や、前の画像の表示を続けて同様の制御を行うことにより、特殊な操作を行わなくても、同様の効果を得ることができる。
なお、以上の構成では、記憶部10に画像データを記憶するとき、および、表示部8に画像データを表示するときの両方において画像データを回転する処理を行った。しかし、これに限ったものではなく、記憶部10に画像データを記憶するとき、または、表示部8に画像データを表示するときのいずれか一方においてのみ、画像データを回転する処理を行うものとしても、それぞれ上述と同様の効果を得ることができる。なお、表示部8に画像データを表示するときにおいてのみ、画像データを回転する処理を行うものについては後述する。
また、以上の構成では、一覧表示指示が入力されたときに、複数の画像データを表示部8に表示した。これらの複数の画像データに対しても、上述と同様に、表示部8に表示するときに画像データを回転する制御を行えば、一覧表示時でも使用者に見やすい方向に画像データを常に表示することが可能となる。
また、以上の構成では、記憶画像が図8(a)の状態、つまり、画像データが縦長である場合について、表示時に回転制御する動作を説明した。しかし、これに限ったものではなく、記憶画像が図8(b)の状態、つまり、画像データが横長である場合も同様にすればよい。この場合も上述と同じようにすれば、図12に示すように、携帯電話機をどの方向に傾けていたとしても、使用者が画像データを回転する処理を施すことなく、使用者に見やすい方向に画像データを常に表示することができる。
なお、図12(a)の場合、表示部8の表示領域が縦長であるのに対して、画像データは横長である。この場合、画像データの画像全体を表示部8の表示領域に表示することができない。
そこで、以上の構成に加え、本実施の形態では、制御部3は、記憶部10に記憶された画像データの画像全体を、表示部8の表示領域にあわせて縮小する表示を行う。図12(a)の場合、画像データの横幅が、表示部8の表示領域の横幅と一致するように画像データ全体を縮小する。このようにすると、図13(a)に示されるように、画像データの画像は表示部8に表示される。
また、本実施の形態では、制御部3は、記憶部10に記憶された画像データの画像の一部を、表示部8の表示領域に等倍で表示する制御を行う。そして、制御部3は、一部の画像をスクロールして画像全体を表示する制御を行う。
図12(a)の場合にこの制御を行うと、図13(b)に示されるように、画像データの左右の両端が、表示部8の表示領域によってカットされるように表示される。そして、カット部分を、スクロールして表示することにより、画像全体を表示する。
以上のように、本実施の形態に係る携帯電話機は、画像データの画像全体を表示部8に表示することができる。
<実施の形態2>
本実施の形態に係る携帯電話機は、実施の形態1の構成に、記憶部10に記憶された画像データを外部に与えるインターフェースをさらに備える。本実施の形態では、インターフェースは、無線部2、および、図示しないメモリインターフェースが該当する。以下、本実施の形態に係る携帯電話機の構成のうち、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付すものとし、新たに説明しない構成については、実施の形態1と同じであるものとする。
実施の形態1で説明したように、記憶部10に記憶された画像データの方向は、図8の方向となる。本実施の形態では、無線部2は、制御部3の制御により、記憶部10に記憶された画像データを、他の携帯電話機に与える。このようにして、無線部2から与えられた画像データを、他の携帯電話機で表示した場合には、図11(a)もしくは図12(a)の状態で表示される。
また、本実施の形態では、図示しないメモリインターフェースは、制御部3と外部メモリ12との間に設けられる。このメモリインターフェースは、制御部3の制御により、記憶部10に記憶された画像データを、外部メモリ12に与える。このようにして、メモリインターフェースから与えられた画像データを、外部メモリ12を介してパーソナルコンピュータに与え、パーソナルコンピュータで表示した場合には、図8の方向で表示される。
以上のような動作を行う本実施の形態に係る携帯電話機によれば、使用者が、外部、例えば、他の携帯電話機およびパーソナルコンピュータにおいて画像編集アプリケーションなどを用いて画像データを回転させる処理を行わなくても、使用者に見やすい方向に画像データを表示することができる。
<実施の形態3>
実施の形態1では、カメラ7で撮影された画像データを、表示部8に画像データを表示するときに回転する処理を行った。本実施の形態では、カメラ7で撮影された画像データ以外の画像データ、例えば、待ち受け画面、着信画面、メモリダイヤルの画像データに対しても、使用者に見やすい方向に表示することを目的とする。
本実施の形態では、記憶部10は、表示部8に表示すべき画像データが記憶されている。そして、制御部3は、表示部8で画像データを表示するときに加速度センサ11で検出された天地方向と、携帯電話機本体の上下方向との回転角度に応じて、記憶部10に記憶された画像データを回転する処理を施す。そして、制御部3は、その処理後の画像データを表示部8で表示する制御を行う。
以上の構成からなる本実施の形態に係る携帯電話機によれば、実施の形態1と同様の動作を行うことにより、携帯電話機をどの方向に傾けていたとしても、記憶部10に記憶された画像データ、例えば、待ち受け画面、着信画面、メモリダイヤルの画像データを、使用者に見やすい方向に常に表示することができる。
実施の形態1に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 従来の携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。 実施の形態1に係る携帯電話機の動作を示す図である。
符号の説明
1 通信回線、2 無線部、3 制御部、4 レシーバ、5 マイク、6 操作部、7 カメラ、8 表示部、9 揮発メモリ、10 記憶部、11 加速度センサ、12 外部メモリ。

Claims (8)

  1. 撮影装置と、
    天地方向を検出する方向検出器と、
    記憶部と、
    前記撮影装置で撮影された画像データに対し、当該撮影時に前記方向検出器で検出された前記天地方向と、機器本体の上下方向との回転角度に応じて前記画像データを回転する処理を施し、当該処理後の前記画像データを前記記憶部に記憶する制御を行う制御部とを備える、
    携帯機器。
  2. 前記記憶部に記憶された前記画像データを外部に与えるインターフェースをさらに備える、
    請求項1に記載の携帯機器。
  3. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記画像データの画像全体を、前記表示部の表示領域に合わせて縮小して表示する制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の携帯機器。
  4. 表示部をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部に記憶された前記画像データの画像の一部を、前記表示部の表示領域に等倍で表示する制御を行う、
    請求項1または請求項2に記載の携帯機器。
  5. 前記制御部は、
    前記一部の画像をスクロールして画像全体を表示する制御を行う、
    請求項4に記載の携帯機器。
  6. 前記制御部は、
    前記表示部で前記画像データを表示する時に前記方向検出器で検出された前記天地方向と、前記機器本体の上下方向との回転角度に応じて、前記記憶部に記憶された前記画像データを回転する処理を施し、当該処理後の前記画像データを、前記表示部で表示される前記画像データとして用いる、
    請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の携帯機器。
  7. 表示部と、
    天地方向を検出する方向検出器と、
    前記表示部に表示すべき画像データが記憶された記憶部と、
    前記表示部で前記画像データを表示する時に前記方向検出器で検出された前記天地方向と、機器本体の上下方向との回転角度に応じて、前記記憶部に記憶された前記画像データを回転する処理を施し、当該処理後の前記画像データを前記表示部で表示する制御を行う制御部とを備える、
    携帯機器。
  8. 前記方向検出器は、
    加速度センサを含む、
    請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の携帯機器。
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