JP2010252240A - 撮像装置および撮像方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な装置構成で被写体を適切な角度で撮像することが可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる撮像装置は、筐体106と、被写体を撮像する撮像部120と、画像を表示可能な画像表示部130と、筐体106の姿勢を検知する姿勢検知部140と、撮像部から取り込んだ原画像を姿勢検知部が検知した姿勢に基づいて補正する画像補正部150と、原画像を補正した補正画像をプレビュー画像としてシャッターを切る前に表示する第1補正モードと、原画像に対し補正が行われることをプレビュー画像の表示時に報知する第2補正モードと、のいずれか一方を前記姿勢検知部が検知した姿勢に応じて行う制御部110と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、被写体を撮像する撮像装置および撮像方法に関するものである。
近年のデジタルカメラや、カメラを有する携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の撮像装置において、利用者はファインダに代えて表示部(液晶ディスプレイ等)に表示された被写体の画像(プレビュー画像)を見ながら撮像を行うことが可能となっている。
一般的に、被写体を撮像する際に被写体の水平方向を画像の左右方向と一致させることが、撮像する画像をより見易い画像とするために好適であるとされている。これを踏まえた上で上記の携帯電話等を用いた撮像を行う場合、携帯電話等自体の姿勢を水平に保つ必要がある。
例えば特許文献1には、撮影レンズユニット等が設けられた鏡筒ユニット回動機構を駆動することで、設定した傾斜角度を有する映像を撮影することが可能な電子カメラが開示されている。
特開平10−268389号公報
しかし、特許文献1の鏡筒ユニット回動機構はモータやギアを必要とするため小型化には制限がある。そのため、この鏡筒ユニット回動機構を携帯電話等に用いることは困難であると思われる。一方、利用者が表示部に表示される被写体の画像を見ながら手動で携帯電話等の水平を維持するのも容易ではない。
本発明は、このような課題に鑑み、簡易な装置構成で被写体を適切な角度で撮像することが可能な撮像装置および撮像方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる撮像装置の代表的な構成は、筐体と、被写体を撮像する撮像部と、画像を表示可能な画像表示部と、筐体の姿勢を検知する姿勢検知部と、撮像部から取り込んだ原画像を姿勢検知部が検知した姿勢に基づいて補正する画像補正部と、原画像を補正した補正画像をプレビュー画像として画像表示部に表示する第1補正モードと、原画像に対し補正が行われることをプレビュー画像の表示時に報知する第2補正モードと、のいずれか一方を姿勢検知部が検知した姿勢に応じて行う制御部と、を備えることを特徴とする。
姿勢検知部は、筐体の所定の方向に対する傾き角を検知し、制御部は、検知された傾き角に応じて第1補正モードと第2補正モードの切換を行ってもよい。
制御部は、検知された傾き角が所定の値より大きいと判断した場合に第1補正モードを行い、検知された傾き角が所定の値以下であると判断した場合に第2補正モードを行ってもよい。
画像補正部は、被写体の水平方向と当該撮像装置の左右方向が一致するように原画像の回転を行ってもよい。
撮像部は、原画像より大きなセンサー画像を出力可能であって、制御部は、原画像の範囲を回転させた補正範囲がセンサー画像内に収まらないと判断した場合に第1補正モードを行い、補正画像がセンサー画像内に収まると判断した場合に第2補正モードを行ってもよい。
筐体はヒンジを有する折り畳み可能な構造であって、撮像装置による撮像は筐体を開いた状態で行ってもよい。
上記課題を解決するために、本発明にかかる撮像方法の代表的な構成は、撮像装置にて被写体を撮像し、撮像装置の姿勢を検知し、撮像した原画像を姿勢に基づいて補正した補正画像をプレビュー画像としてシャッターが切られる前に表示するか、原画像に対し姿勢に基づいて補正が行われることをプレビュー画像の表示時に報知するか、のいずれか一方を、検知した姿勢に応じて行うことを特徴とする。
本発明によれば、簡易な装置構成で被写体を適切な角度で撮像することが可能な撮像装置および撮像方法を提供することができる。
第1実施形態における携帯電話の外観図である。 携帯電話の概略的な機能ブロック図である。 第1実施形態にかかる撮像操作を説明するフローチャートである。 第1補正モードを説明するための図である。 第2補正モードを説明するための図である。 第2実施形態にかかる撮像操作を説明するフローチャートである。 補正範囲を説明するための図である。
[第1実施形態]
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
本発明にかかる撮像装置は、主として手に把持して撮像(撮影)を行う携帯式の撮像装置であり、例えば電子カメラ(デジタルカメラ)を始めとして、撮像機能を備えた携帯電話、PHS、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA、音楽プレイヤー、カーナビゲーション、PND(Personal Navigation Device)、ゲーム機器、リモートコントローラ等の様々な装置を挙げることができる。本実施形態では、撮像装置として撮像機能を備えた折り畳み式携帯電話を例に挙げて説明する。
図1は第1実施形態における携帯電話の外観図であって、図1(a)は折り畳み式携帯電話(以下、単に携帯電話100と記す)を開いた状態での正面図、図1(b)は携帯電話100を開いた状態での背面図である。図2は携帯電話100の概略的な機能ブロック図である。
図1に示すように、携帯電話100は、筐体106、撮像部120、画像表示部130、操作部170、音声入力部172、音声出力部174、を備えている。また筐体106は、第1筐体102、第2筐体104を備えている。
また図2に示すように、携帯電話100は内部にさらに、制御部110、端末メモリ114、姿勢検知部140、画像補正部150、報知部160、無線通信部176、を備えている。
筐体106は携帯電話100の外装を構成している。また、第1筐体102および第2筐体104はヒンジで連結されており、これによって折り畳み可能な構造となっている。通常、撮像部120による撮像は第1筐体102および第2筐体104を開いた状態で行う。具体的には、第1筐体102の背面に備えられた撮像部120を被写体に向け、第2筐体104に備えられた画像表示部130をファインダの代わりとして利用して撮像を行う。
制御部110は、中央処理装置(CPU)を含む半導体集積回路により携帯電話100全体を管理および制御する。例えば、通話機能、文字入力機能、音楽再生機能、TV視聴機能などを担うアプリケーションや、通信網を介してアプリケーション中継サーバ(図示せず)から提供されるWebブラウザやスケジュール管理などのアプリケーションを実行することが可能である。
端末メモリ114は、ROM、RAM、EEPROM、不揮発性RAM、フラッシュメモリ、HDD等で構成され、制御部110で処理されるプログラムや音声データ等を記憶する。例えば、撮像部120により撮像された画像を保存しておくことが可能である。
撮像部120はハードウェアとしてのカメラユニットであって、レンズや受光素子(CCDやCMOSなど)を備え、使用者が操作部170を操作して被写体を撮像することができる。また撮像部120は制御部110の制御の下で撮像を行うこともできる。例えば制御部110は、撮像部120のシャッター速度やオートフォーカス、自動露出や自動ホワイトバランスなどの動作制御を行うことができる。
画像表示部130は第2筐体104に設けられており、液晶ディスプレイ、EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等で構成され、画像や設定状態を表示することができる。この構成により画像表示部130は、音声通話の発着信相手の電話番号や、各種アプリケーションの動作画面、動画の閲覧、Webコンテンツ等を表示することが可能となっている。また、画像表示部130は撮像部120のファインダとして、シャッターを切る前のプレビュー表示や、シャッターを切った後のポストビュー表示を行うことが可能である。
姿勢検知部140は、筐体106の姿勢を検知することができる。例えば、姿勢検知部140として3軸加速度センサーを用いて筐体106の姿勢を検知することで、水平方向や垂直方向に対する携帯電話100の傾き角を検知することが可能となる。なお、本実施形態にかかる携帯電話100は撮像部120が第1筐体102に設けられていることから、第1筐体102の傾き角を検知することが後述する画像の補正のためには有効である。
画像補正部150は、撮像部120によって撮像された画像を補正する。また補正は、姿勢検知部140が検知した姿勢に基づいて行うことが可能である。例えば、撮像部120から取り込んだ画像のデータを原画像として、姿勢検知部140が検知した携帯電話100の傾き角に基づいて回転させ、画像表示部130と同じ縦横比の画像に切り抜き、画像表示部130の大きさに合わせて拡大させた補正画像を生成することが可能である。
報知部160は、上記画像補正部150により原画像の補正が行われることを所定の態様で報知する。所定の態様は、画像表示部130におけるアイコンの表示や、所定の文字の表示とすることができる。また画像表示部130を用いた報知以外にも、携帯電話100に既設されているLEDの発光や、操作部170におけるキーパッドの照明の点灯により行うこともできる。なお、報知はいずれか1つの態様で行ってもよいし、複数の態様を組み合わせて行ってもよい。
操作部170はキーボード、十字キー、ジョイスティック等の可動スイッチで構成され、利用者の操作入力を受け付けることができる。例えば、利用者は操作部170を利用して撮像部120による被写体の撮像を行うことが可能となる。
音声入力部172はマイク等の音声認識手段で構成され、通話時に入力された利用者の音声を携帯電話100内で処理可能な電気信号に変換する。
音声出力部174はスピーカで構成され、携帯電話100で受信した通話相手の音声信号を音声に変えて出力する。また、音声出力部174は、着信音や、操作部170の操作音、アラーム音等も出力できる。
無線通信部176は、CDMAやWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の無線通信方式にて基地局との無線通信を確立し、通信相手との音声通信やWebサーバとのデータ通信を遂行する。
上記構成の携帯電話100の動作について説明する。図3は第1実施形態にかかる撮像操作を説明するフローチャート、図4は第1補正モードを説明するための図、図5は第2補正モードを説明するための図である。
まずS200において、制御部110は撮像部120を作動させる際に水平補正を行うか否かを利用者に問い合わせる。水平補正を行わない場合(S200のN)は、通常の撮像モードとなり撮像部120から取り込んだ原画像をそのまま用いたプレビュー表示が開始される(S210)。そして利用者がシャッターを切ると(S220)、制御部110はその瞬間の画像を保存画像としてポストビュー表示し(S320)、保存するか否かを利用者に問い合わせる(S330)。保存することを選択された場合は(S330のY)、制御部110は端末メモリ114に画像を記録する。保存がキャンセルされた場合には(S330のN)、S200に戻って撮影を継続する。
水平補正を行うことを選択された場合(S200のY)は、姿勢検知部140により、当該携帯電話100の所定の方向に対する傾き角を検知する(S230)。所定の方向とは例えば水平方向や鉛直方向とすることができ、傾き角は、水平方向に対して携帯電話100の左右方向が有する傾き角でもよいし、鉛直方向に対して携帯電話100の上下方向が有する傾き角でもよい。
次に、制御部110は傾き角が所定値以上か否か判定する(S240)。なお、所定値とは、例えば携帯電話100のサイズや画像表示部130のサイズ等を考慮して設定した角度、または利用者が任意に設定した角度でもよい。
そして制御部110は、傾き角が所定値より大きいと判断した場合は第1補正モードを選択し(S240のY)、傾き角が所定値以下であると判断した場合は第2補正モードを選択する(S240のN)。
第1補正モードについて図3および図4を参照しながら説明する。なお第1補正モードの説明においては、図4(a)に示すように、傾き角A1は水平方向L1に対して携帯電話100の左右方向L2が有する角度として記載する。
携帯電話100が大きく傾いた状態で撮像を行うと、通常のプレビュー表示で確認した原画像と、水平補正をした補正画像とでは構図が大きく変化してしまう。したがって、実際に水平補正されて取得される画像が、利用者の意図しない構図の画像になってしまうおそれがある。
このため、第1補正モードでは、まず、傾き角A1に基づいて、原画像の水平方向L1が携帯電話100の左右方向L2に一致するように矢印方向に回転させて補正(水平補正)する(S250)(図4(b))。次に、制御部110は、補正された補正画像を画像表示部130にプレビュー表示する(S260)。
すなわち、図4(b)に示したように、第1補正モードでは制御部110は補正後の画像をプレビュー画像として表示する(S260)。これにより利用者は、実際に水平補正して取得される画像をシャッターを切る前の段階で確認することができる。
そして利用者がシャッターを切ることで(S270)、制御部110は水平補正された画像を保存画像として取得することができる。
なお画像を回転させると、画像が矩形(長方形)であることから、角部に空白が生じてしまう。そこで、回転させた矩形の範囲が縦横比を維持したままで原画像の範囲内に収まるように切り抜きを行う。すなわち上記の補正とは、回転と切り抜きの2つの処理を含んでいる。画像表示部130には切り抜いた画像の全体を全面に表示させるが、切り抜いた画像を原画像と同じサイズ(ピクセル数)に伸張してもよく、または切り抜いた小さなピクセル数のままで表示だけを拡大してもよい。
取得された保存画像は、画像表示部130にポストビュー画像として表示される(S320)。ポストビューの表示時(S320)に、制御部110は画像を保存するか否かを利用者に問い合わせる(S330)。保存しないと選択された場合(S330のN)は、再度S200からの撮像操作へ移行し、保存すると選択された場合(S330のY)は、制御部110は保存画像を端末メモリ114に保存し(S340)、撮像操作は終了となる。
このように第1補正モードを利用すれば、取得される補正画像の構図をプレビュー画像として視認しながら撮像操作を行うことができるため、意図する画像か否かをシャッターを切る前に容易に判断することが可能となる。また利用者は、自ら携帯電話100の角度を調整することなく水平な画像を簡易に取得することが可能となる。
第2補正モードについて図3および図5を参照しながら説明する。図5(a)は第2補正モードでのプレビュー表示(S290)を示す図、図5(b)は保存画像を示す図である。また第2補正モードの説明においては、図4(a)に示すように、傾き各A2は水平方向L4に対して携帯電話100の左右方向L3がなす角度として記載する。
S240において傾き角A2が所定値より小さい場合(S240のN)、すなわち、携帯電話100をあまり傾けずに構えている場合は、水平補正による画像の構図の変化は小さいものとなる。この場合、制御部110は第2補正モードを選択する。
第2補正モードでは、まず報知部160は、所定の態様によって補正を行うことを報知する(S280)。そして報知と共に、制御部110は撮像部120から取り込んだ原画像をそのまま用いたプレビュー表示を開始する(S290)。
所定の態様としては、例えば図5(a)に示すように、画像表示部130におけるアイコン180の表示により行うことができる。また図示は省略するが、プレビュー表示の妨げにならないように、画像表示部130の端に所定の文字を表示することで報知を行ってもよい。またさらに画像表示部130を用いた態様の報知以外にも、携帯電話100に既設されているLEDの発光や、操作部170におけるキーパッドの照明の点灯により行うこともできる。
なお、報知部160による報知はいずれか1つの態様で行ってもよいし、複数の態様を組み合わせて行ってもよい。また報知が不要な場合は、報知を行わない設定にすることも可能である。
第2補正モードでは、プレビュー表示(S260)の後にシャッターが切られる(S300)と、画像補正部150が原画像に対して実際に補正を行う(S310)。
S310では、画像補正部150が傾き角A2に基づいて、原画像の水平方向L4が携帯電話100の左右方向L3に一致するように矢印方向に回転させて水平補正し、保存画像として取得する(図5(b))。
制御部110は、取得した保存画像を画像表示部130にポストビュー表示する(S320)。そして制御部110は上記と同様に保存するか否かを利用者に問い合わせて(S330)、操作に応じて端末メモリ114に保存する(S340)。
このように、携帯電話100の傾きが小さい場合(傾き角A2)は、原画像と補正画像との構図の差異は小さいものとなる。そこで制御部110は第2補正モードを選択し、補正した画像を使用しない通常のプレビュー画像を用いることで、第1補正モードよりも簡易な画像処理でプレビュー表示を行うことができる。
またプレビュー表示と共に報知を行うことで、利用者は、原画像に対して水平補正が行われることを念頭に置きながら撮像を行うことが可能となる。
なお、制御部110は、いったん第1補正モードまたは第2補正モードを選択した後でも、携帯電話100の傾き角の変化に応じて第1補正モードまたは第2補正モードへ切り換えることも可能である。
上記説明した如く、本実施形態の構成によれば、撮像した画像を自動的に水平補正することができるだけでなく、状況に応じた補正の動作を自動的に選択して行うことができる。したがって利用者は水平を気にして携帯電話100を構える必要がなく、かつ撮像される画像の構図を事前に把握しながら撮像操作を行うことができる。これにより利用者は、容易に被写体を適切な角度で撮像することが可能となる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について図6および図7を参照しながら説明する。図6は第2実施形態にかかる撮像操作を説明するフローチャート、図7は補正範囲を説明する図である。なお、図6のフローチャートにあっては、上記第1実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図6のフローチャートに示すように、利用者が水平補正を行うことを選択した場合(S200のY)は、姿勢検知部140により携帯電話100の傾き角を検知する(S230)。
次に、画像補正部150は傾き角に基づいて回転のみによる回転補正範囲194a、194bを算出する(S400)。この回転補正範囲194a、194bは、撮像部120から取り込んだ原画像の範囲190a、190bを、画像補正部150が傾き角に基づいて回転させた範囲である。
ところで図7に示すように、本実施形態において撮像部120は、利用者によって指定されたサイズよりも1ランク大きなサイズの画像を取得する。例えばQVGA(240×320)が指定されている場合にはVGA(640×480)のサイズで画像を取得し、VGAが指定されている場合にはSVGA(800×600)で画像を取得する。もっとも、その撮像素子で取得可能な最大サイズの画像が指定されている場合には、指定されたサイズと同じサイズの画像を取得する。以下において、指定されたサイズよりも大きなサイズの画像を、センサー画像192a、192bと称する。
そして制御部110は、回転補正範囲194a、194bがセンサー画像192a、192bの範囲内か否か判定する(S410)。図7(a)に示したように、回転補正範囲194aがセンサー画像192aの範囲内である場合は、制御部110は第2補正モード(報知を行って補正せずにプレビューする動作)を選択する(S410のY)。
ここで、回転補正範囲194aがセンサー画像192aの範囲内ということは、原画像と同じ解像度で補正画像が生成できるということを意味している。つまり、センサー画像192に対する、原画像の範囲190aと回転補正範囲194aの面積は同じである。また回転した回転補正範囲194aがセンサー画像192aの範囲内に収まるということは、携帯端末100の傾き角が小さいということでもある。よって、原画像と補正後の補正画像の構図の差異は少ないものとなる。
このような場合には、制御部110は第1実施形態で説明した第2補正モードを選択することで、簡易な画像処理でプレビュー表示を行うことができる。またプレビュー表示と共に報知を行うことで、利用者は、原画像に対して水平補正が行われることを念頭に置きながら撮像を行うことが可能となる(S280〜S340)。
一方、図7(b)に示したように、補正範囲がセンサー画像の範囲内に収まらない場合は、制御部110は第1補正モード(補正後の画像でプレビューする動作)を選択する(S410のN)。
回転補正範囲194bがセンサー画像192bの範囲内に収まらない場合は、その回転補正範囲194bのまま補正画像を生成すると、補正画像の角部に空白が生じてしまう。そこで、回転補正範囲194bから、さらにセンサー画像192bの範囲内に収まるように画像の縦横比を維持したままで取得範囲を縮小して、補正画像(破線枠106)を生成する。
このように、回転補正範囲194bがセンサー画像192bの範囲内に納まらない場合とは、原画像の範囲190aと回転補正範囲194aの面積に差異が表れ、その結果、原画像と補正画像の解像度に影響が現れる場合である。
このような場合には、制御部110は第1実施形態で説明した第1補正モードを選択する。これにより利用者は、補正されて変化した補正画像196を、プレビュー表示で確認しながら撮像を行うことが可能となる(S250〜S340)。
なお、制御部110は第2実施形態においても、いったん第1補正モードまたは第2補正モードを選択した後でも、携帯電話100の傾き角の変化に応じて第1補正モードまたは第2補正モードへ切り換えることが可能である。
上記説明した如く、本実施形態の構成によれば、撮像した画像を自動的に水平補正することができるだけでなく、状況に応じた補正の動作を自動的に選択して行うことができる。したがって利用者は水平を気にして携帯電話100を構える必要がなく、かつ撮像される画像の状態を事前に把握しながら撮像操作を行うことができる。これにより利用者は、容易に被写体を適切な角度で撮像することが可能となる。
なお、上述した第1実施形態および第2実施形態では、携帯電話100を通話時と同じ縦に構えた状態で例示したが、横に構えた状態でも同様に補正を行うことが可能である。例えば第1補正モードでは、姿勢検知部140が携帯電話100の垂直方向に対する傾き角を検知し、縦長の画像表示部130が垂直方向に対して45°以上傾いて横長状態となったら、プレビュー画像の表示も横長状態に切り替えて水平補正を行うことができる。
また画像補正部150は、上記実施形態に記載した水平補正だけでなく、利用者が任意に設定した角度を有する画像に補正することも可能である。したがって利用者は、例えば水平に対して15°や30°などの角度を設定し、自分が求める演出を容易にかつ確実に画像に対して行うことができる。またさらに画像補正部150は、姿勢検知部140の検知した姿勢に基づき画像を遠近補正することもでき、これにより原画像の遠近方向の歪みが補正された補正画像を取得することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、被写体を撮像する撮像装置および撮像方法として利用することができる。
100…携帯電話
102…第1筐体
104…第2筐体
106…筐体
110…制御部
114…端末メモリ
120…撮像部
130…画像表示部
140…姿勢検知部
150…画像補正部
160…報知部
170…操作部
172…音声入力部
174…音声出力部
176…無線通信部
180…アイコン
190a、190b…原画像の範囲
192a、192b…センサー画像
194a、194b…回転補正範囲
196…破線枠(補正画像)

Claims (7)

  1. 筐体と、
    被写体を撮像する撮像部と、
    画像を表示可能な画像表示部と、
    前記筐体の姿勢を検知する姿勢検知部と、
    前記撮像部から取り込んだ原画像を前記姿勢検知部が検知した姿勢に基づいて補正する画像補正部と、
    前記原画像を補正した補正画像をプレビュー画像として前記画像表示部に表示する第1補正モードと、前記原画像に対し補正が行われることをプレビュー画像の表示時に報知する第2補正モードと、のいずれか一方を前記姿勢検知部が検知した姿勢に応じて行う制御部と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記姿勢検知部は、前記筐体の所定の方向に対する傾き角を検知し、
    前記制御部は、検知された前記傾き角に応じて前記第1補正モードと前記第2補正モードの切換を行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、検知された前記傾き角が所定の値より大きいと判断した場合に前記第1補正モードを行い、検知された前記傾き角が所定の値以下であると判断した場合に前記第2補正モードを行うことを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像補正部は、前記被写体の水平方向と当該撮像装置の左右方向が一致するように前記原画像の回転を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像部は、前記原画像より大きなセンサー画像を出力可能であって、
    前記制御部は、前記原画像の範囲を回転させた補正範囲が前記センサー画像内に収まらないと判断した場合に前記第1補正モードを行い、前記補正範囲が該センサー画像内に収まると判断した場合に前記第2補正モードを行うことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記筐体はヒンジを有する折り畳み可能な構造であって、
    当該撮像装置による撮像は前記筐体を開いた状態で行うことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 撮像装置にて被写体を撮像し
    前記撮像装置の姿勢を検知し、
    撮像した原画像を前記姿勢に基づいて補正した補正画像をプレビュー画像として表示するか、前記原画像に対し前記姿勢に基づいて補正が行われることをプレビュー画像の表示時に報知するか、のいずれか一方を、検知した前記姿勢に応じて行うことを特徴とする撮像方法。
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