JP2008304712A - コンテンツ再生システム、センタ装置及びコンテンツ再生端末 - Google Patents

コンテンツ再生システム、センタ装置及びコンテンツ再生端末 Download PDF

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Abstract

【課題】利用者が所望するコンテンツを自由に再生することができるとともに、コンテンツの不正な再生を防止することのできる技術を提供する。
【解決手段】スピーカ端末10は、コンテンツ供給装置20から供給されたオーディデータをデータバッファ111Aに蓄積するとともに、オーディオデータと自端末のIPアドレスとをセンタ装置40へ送信する。センタ装置40は、受信したオーディオデータを解析し、解析結果を楽曲照合用データベースと照合してコンテンツ識別情報を特定する。センタ装置40は、特定したコンテンツ識別情報が禁止リストに登録されているか否かを判定し、判定結果を示す再生可否フラグをスピーカ端末10へ送信する。スピーカ端末10は、受信した再生可否フラグが再生を許可する旨を示す場合にはデータバッファ111Aに蓄積されたオーディオデータを再生する一方、それ以外の場合には、蓄積されたデータを破棄して再生を行わない。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツを再生する技術に関する。
飲食店や服飾店等の店舗では、有線放送によってバックグラウンドミュージック(以下「BGM」という)を流すのが一般的である。しかしながら、BGM再生に有線放送を利用するためには、有線放送の受信機器を設置する手間やコストが必要であるため、導入が容易でないという問題があった。また、有線放送では、どの曲を何時に放送するかなどのスケジュールは放送局側にゆだねられているから、利用者の好みでBGMを流すことはできなかった。
そこで、特許文献1には、有線放送のように放送局側が作成したプログラムではなく、利用者が自ら作成したプログラムに基づいてBGMを流すことのできるBGM端末装置が提案されている。この装置によれば、利用者が自ら作成したプログラムに基づいてBGMを流すことができる。
特開平9−247105号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、利用者が自身の所望する内容のBGMを流すことができるものの、著作物たる楽曲が、著作権者や原盤権者等の許諾を得ずに不正に公に再生される可能性があり、このような楽曲の不正な再生を防止することは困難であった。これは楽曲に限らず、映像やゲームプログラム等においても同様である。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、楽曲等のコンテンツの不正な再生を防止しつつ、利用者がコンテンツを自由に再生することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明の好適な態様であるコンテンツ再生システムは、センタ装置と複数のコンテンツ再生端末とが通信可能に接続されたコンテンツ再生システムであって、前記センタ装置は、再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを記憶する禁止リスト記憶手段と、前記コンテンツ再生端末からコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを受信する照合要求データ受信手段と、前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データに基づき、コンテンツの一部又は全部を解析することにより得られる照合用データを用いて該コンテンツを照合し、照合されたコンテンツの識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報を前記禁止リスト記憶手段に記憶されたリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定する再生可否判定手段と、前記再生可否判定手段の判定結果を示す再生可否データを、前記コンテンツ再生端末に送信する再生可否データ送信手段とを具備し、前記コンテンツ再生端末は、他の装置から供給されるコンテンツを順次バッファリングするバッファ手段と、前記バッファ手段によりバッファリングされるコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを、前記センタ装置へ送信する照合要求データ送信手段と、前記照合要求データ送信手段により送信された照合要求データの応答として前記センタ装置から送信されてくる、コンテンツの再生を許可するか否かを示す再生可否データを受信する再生可否データ受信手段と、前記再生可否データ受信手段により受信された再生可否データが再生を許可する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを順次再生する一方、該再生可否データが再生を禁止する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを破棄して再生を行わないコンテンツ再生手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明の好適な態様であるセンタ装置は、再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを記憶する禁止リスト記憶手段と、コンテンツ再生端末からコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを受信する照合要求データ受信手段と、前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データに基づき、コンテンツの一部又は全部を解析することにより得られる照合用データを用いて該コンテンツを照合し、照合されたコンテンツの識別情報を取得する識別情報取得手段と、前記識別情報取得手段により取得された識別情報を前記禁止リスト記憶手段に記憶されたリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定する再生可否判定手段と、前記再生可否判定手段の判定結果を示す再生可否データを、前記コンテンツ再生端末に送信する再生可否データ送信手段とを具備することを特徴とする。
この態様において、前記禁止リスト記憶手段は、再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを前記コンテンツ再生端末毎に記憶し、前記再生可否判定手段は、識別情報取得手段により取得された識別情報を、前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データの送信元のコンテンツ再生端末に対応するリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定してもよい。
また、この態様において、前記識別情報取得手段により取得された識別情報に基づいてコンテンツの課金処理を行う課金手段を具備してもよい。
また、本発明の好適な態様であるコンテンツ再生端末は、他の装置から供給されるコンテンツを順次バッファリングするバッファ手段と、前記バッファ手段によりバッファリングされるコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを、予め定められたセンタ装置へ送信する照合要求データ送信手段と、前記照合要求データ送信手段により送信された照合要求データの応答として前記センタ装置から送信されてくる、コンテンツの再生を許可するか否かを示す再生可否データを受信する再生可否データ受信手段と、前記再生可否データ受信手段により受信された再生可否データが再生を許可する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを順次再生する一方、該再生可否データが再生を禁止する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを破棄して再生を行わないコンテンツ再生手段とを具備することを特徴とする。
この態様において、前記照合要求データ送信手段は、前記バッファ手段によりバッファリングされたコンテンツの一部又は全部を照合要求データとして前記センタ装置へ送信してもよい。
また、前記照合要求データ送信手段は、前記バッファ手段によりバッファリングされたコンテンツの一部又は全部を解析して照合用データを生成し、生成した照合用データを照合要求データとして前記センタ装置へ送信してもよい。
本発明によれば、楽曲等のコンテンツの不正な再生を防止しつつ、利用者がコンテンツを自由に再生することができる。
<A:実施形態の構成>
まず、図1を参照して、本発明に係るコンテンツ配信システムについて説明する。図において、店舗100,100,…は、例えば飲食店や服飾店などであり、全国各地に開設されている。店舗100,100,…には、それぞれスピーカ端末10,10,…と、コンテンツ供給装置20と、PLC専用アダプタ30とが設置されている。なお、図1においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、ひとつの店舗100についてのみスピーカ端末10,10,…、コンテンツ供給装置20及びPLC専用アダプタ30が図示されているが、他の店舗100にも同様にスピーカ端末10,10,…、コンテンツ供給装置20及びPLC専用アダプタ30が設置されている。
PLC専用アダプタ30とスピーカ端末10とは電力線1で接続されている。スピーカ端末10は、供給されるオーディオ信号に応じて放音する機能を有する装置である。PLC専用アダプタ30は、電力線1を介してPLC(Power Line Communications)方式でデータを伝送するためのアダプタである。PLC専用アダプタ30は、インターネットや専用回線等のネットワーク2を介してセンタ装置40に接続されている。PLC専用アダプタ30は、センタ装置40から供給される信号(データ)を商用電力に重畳させることによって、電力線1を介してスピーカ端末10に送信する。また、PLC専用アダプタ30は、電力線1を介して送信されてくる電力に重畳された信号を抽出し、この信号をネットワーク2を介してセンタ装置40へ送信する。なお、PLC専用アダプタ30がスピーカ端末10に内蔵されている構成であってもよい。
コンテンツ供給装置20は、CD等からオーディオデータを読み出してスピーカ端末10,10,…へ出力する装置である。コンテンツ供給装置20は出力端子を備えており、オーディオケーブル3,3,…を介してその出力端子にスピーカ端末10,10,…を接続する構成となっている。この場合、スピーカ端末10,10,…は、オーディオケーブル、コンポジットケーブルなどを介してオーディオ信号を受け取れるようなオーディオ端子を有しているものである。この実施形態では、図1に示すように、スピーカ端末10,10,…のみがネットワーク2を介してセンタ装置40に接続されており、コンテンツ供給装置20はネットワーク2に接続されない構成となっている。スピーカ端末10は、コンテンツ供給装置20からオーディオ信号を取得し、取得したオーディオ信号と自装置に記憶された識別情報(IPアドレス等)とを併せて、センタ装置40へ送信する。
図2は、コンテンツ供給装置20の構成を示すブロック図である。コンテンツ供給装置20はCD(Compact Disk)等の記録媒体に記録されたオーディオ信号を読み出してスピーカ端末10へ出力する装置である。図2において、制御部21は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備え、ROM又は記憶部22に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、バスを介してコンテンツ供給装置20の各部を制御する。記憶部22は、制御部21によって実行されるコンピュータやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。表示部23は、液晶パネルなどを備え、制御部21の制御の下で、コンテンツ供給装置20を操作するためのメニュー画面等を表示する。操作部24は、利用者による操作に応じた操作信号を制御部21に出力する。読取部26は、CD等の記録媒体からオーディオ信号を読み出すデータ読出手段である。出力部25は、読取部26によって読み取られたオーディオ信号をオーディオケーブル3,3,…へ出力する。
次に、店舗100内におけるスピーカ端末10,10,…の設置態様の一例について、図3を参照しつつ説明する。図3において、店舗100は、売場X,売場Y,などの複数の売場を備えており、各売場に1又は複数のスピーカ端末10が設置されている。スピーカ端末10,10,…は、電力を供給する給電レール200に取り付けられており、この給電レール200から供給される電力によりスピーカ端末10,10,…の各部が駆動される。また、スピーカ端末10のそれぞれにはIPアドレスが割り当てられている。スピーカ端末10は、PLC方式で供給されるオーディオ信号を受信する機能を有しており、電力線1を介して受信されるオーディオ信号に基づいて放音する。
次に、スピーカ端末10の構成の一例について、図4を参照しつつ説明する。図4は、スピーカ端末10の構成の一例を示すブロック図である。電源部101は、商用周波数の交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力は、スピーカ端末10の各部に供給される。PLC制御部102は、交流電力から信号(データ)を抽出すると共に、送受信部103から供給される信号を電力に重畳する。アドレス検出部104は、送受信部103により受信されたデータの宛先アドレスを検出する。CPU105は、ROM107に記憶された各種プログラムを読み出して実行する。RAM106は、CPU105のワークエリアとして用いられ、CPU105により実行されるプログラムや各種のデータを一時的に格納する。ROM107には、自端末を識別する端末IDが記憶されている。この実施形態では、端末を識別する端末IDとして各端末に割り当てられたIPアドレスが用いられる。なお、この実施形態では、スピーカ端末10の端末IDとしてIPアドレスを用いるが、端末IDとして用いられる識別情報はIPアドレスに限らず、スピーカ端末10を識別するものであればどのようなものであってもよい。表示部108は、例えば液晶ディスプレイであり、CPU105の制御の下、各種の画像を表示する。
アナログ入力部109は、コンテンツ供給装置20からオーディオケーブル3を介して供給されるオーディオ信号が入力される入力端子である。A/D変換器110は、アナログ入力部109に入力されたアナログのオーディオ信号をデジタルのオーディオデータに変換する。データバッファ111A,111Bは、A/D変換器110によって変換されたオーディオデータを一時的に記憶するための記憶手段である。CPU105は、データバッファ111Aに格納されたオーディオデータの再生が許可されている場合に、オーディオデータをデータバッファ111Bへ転送する。一方、再生が許可されてないオーディオデータはデータバッファ111Bへ転送することなくそのまま破棄する。
データバッファ111A,111Bは、転送されてきたオーディオファイルや映像ファイルをバッファし、途切れることのない再生とさせる機能を実現する。また、データバッファ111A,111Bは、複数のチャンネルにまたがった同時再生コンテンツ(例えば、5.1chや24chなど)をバッファすることで、遅延することなく同時にスピーカから再生する機能を実現する。
D/A変換器112は、データバッファ111Bに格納されたデジタルのオーディオデータをアナログのオーディオ信号に変換する。オーディオ信号再生部113は、D/A変換器112から出力されるオーディオ信号を増幅し、スピーカ114に供給することによってスピーカ114を駆動する。スピーカ114は、オーディオ信号再生部113から供給されるオーディオ信号に応じて放音する放音手段である。
次に、センタ装置40の構成について、図5を参照しつつ説明する。センタ装置40は、著作物たる楽曲の使用実績の管理及び課金額の算出を行う装置である。図5は、センタ装置40の構成を示すブロック図である。図において、制御部41は、CPUやROM、RAMを備え、ROM又は記憶部42に記憶されているコンピュータプログラムを読み出して実行することにより、バスを介してセンタ装置40の各部を制御する。記憶部42は、制御部41によって実行されるコンピュータプログラムやその実行時に使用されるデータを記憶するための記憶手段であり、例えばハードディスク装置である。表示部43は、液晶パネルなどを備え、制御部41の制御の下で、センタ装置40を操作するためのメニュー画面等を表示する。操作部44は、利用者による操作に応じた操作信号を制御部41に出力する。通信部45は、例えばモデム等を備える通信手段であり、コンテンツ供給装置20との間でネットワーク2を介して通信を行う。
記憶部42は、図示のように、管理情報記憶領域421と課金データ記憶領域422と禁止リスト記憶領域423とログ情報記憶領域424と照合用データベース記憶領域425とを有している。管理情報記憶領域421には、スピーカ端末10における楽曲の使用状況を示す管理情報が記憶されている。
図6は、管理情報の内容の一例を示す図である。管理情報は、図示のように、「端末ID」と「使用楽曲」との各項目が互いに関連付けて記憶されている。これらの項目のうち、「端末ID」の項目には、スピーカ端末10を識別する識別情報、例えばIPアドレスが記憶されている。「使用楽曲」の項目には、そのスピーカ端末10に出力された楽曲を識別する識別情報(以下「コンテンツ識別情報」)が記憶されている。なお、このコンテンツ識別情報は、例えば、各楽曲に一意に割り当てられた識別番号であってもよく、また、例えば、楽曲名を示すテキストデータであってもよく、楽曲を識別する情報であればよい。センタ装置40は、スピーカ端末10から受信するオーディオデータから後述する楽曲識別処理を行って楽曲を特定し、特定した楽曲を示すコンテンツ識別情報を、そのオーディオ信号の配信先のスピーカ端末10のIPアドレスに対応付けた管理情報として、この管理情報記憶領域421に記憶する。
課金データ記憶領域422には、楽曲の課金額を算出する際に用いられる課金データが記憶されている。図7は、課金データの内容の一例を示す図である。課金データは、図示のように、「コンテンツ識別情報」と「課金額」との各項目が互いに関連付けて記憶されている。これらの項目のうち、「コンテンツ識別情報」の項目には、楽曲を識別するコンテンツ識別情報が格納されている。「課金額」の項目には、その楽曲に対する課金額を示す課金データが格納されている。センタ装置40の制御部41は、管理情報記憶領域421に記憶された管理情報と課金データ記憶領域422に記憶された課金データとに基づいて、スピーカ端末10毎の課金額を算出する。
禁止リスト記憶領域423には、再生を禁止する楽曲のコンテンツ識別情報のリストが記憶されている。センタ装置40の制御部41は、このリストを参照することによって、スピーカ端末10において楽曲の再生を許可するか否かを判定する。
次に、ログ情報記憶領域424には、スピーカ端末10における楽曲の再生履歴や再生許可判定結果履歴等を示すログ情報が、スピーカ端末10毎に記憶される。
照合用データベース記憶領域425には、オーディオデータを識別する際に用いられる照合用データベースが記憶されている。照合用データベースには、「照合用データ」と「ラベルデータ」との各項目が互いに関連付けられたレコードが複数記憶されている。これらの項目のうち、「照合用データ」の項目には、オーディオデータの一部又は全部を解析することにより得られる照合用データが記憶されている。この実施形態では、GraceNote社によって提案されているMusicIDと称される技術を用いて生成されたサウンド指紋情報が照合用データとして用いられる。次に、「ラベルデータ」の項目には、オーディオデータを識別するコンテンツ識別情報、オーディオデータの楽曲名、ジャンル名、アーティスト名等の、そのオーディオデータの基本情報を表すラベルデータが記憶されている。センタ装置40は、他の装置から受信する照合用データを照合用データベースに記憶された照合用データと照合し、その一致度に基づいてオーディオデータを特定する。
<B:動作>
次に、この実施形態の動作の一例について、図8を参照しつつ説明する。図8は、このシステムの動作例を示すシーケンス図である。なお、図8に示す例においては、図面が煩雑になるのを防ぐため、PLC専用アダプタ30の記載を省略している。なお、この動作例では、複数のスピーカ端末10からは同一の楽音を放音する動作について説明するが、複数のスピーカ端末10に異なるオーディオ信号を供給するようにしてもよい。
まず、店舗100の従業員は、コンテンツ供給装置20の操作部24を用いて、楽曲の再生を指示する旨の操作を行う。コンテンツ供給装置20の操作部24は、操作された内容に応じた操作信号を制御部21に出力する。制御部21は、操作部24から出力される操作信号に応じて、読取部26にCD等から楽曲のオーディオ信号を読み取らせる。制御部21は、読取部26から供給される楽曲のオーディオ信号をオーディオケーブル3を介してスピーカ端末10に出力する(s1)。
次に、コンテンツ供給装置20から出力されたオーディオ信号を取得するスピーカ端末10の動作について説明する。スピーカ端末10は、給電レール200によって供給される電力により、その各部が駆動される。コンテンツ供給装置20から出力されたオーディオ信号は、スピーカ端末10のアナログ入力部109に入力される。アナログ入力部109に入力されたオーディオ信号はA/D変換器110によってデジタルのアナログデータに変換され、データバッファ111Aに蓄積されていく(s2)。すなわち、この実施形態では、スピーカ端末10に入力されたオーディオ信号は、即座に音として出力されるのではなく、データバッファ111Aに一時的にバッファリングされる。
スピーカ端末10は、データバッファ111Aに蓄積されたオーディオデータの一部又は全部と自端末に割り当てられたIPアドレス(端末ID)とを、オーディオデータの照合を要求する旨を示す照合要求データとして、センタ装置40へ送信する(s3)。詳述すると、スピーカ端末10のCPU105は、送受信部103を制御して、データバッファ111Aに蓄積されたオーディオデータとROM107に記憶された端末IDとを読み出し、PLC制御部102に供給する。PLC制御部102は、送受信部103から出力されるオーディオデータと端末IDとを、電力に重畳し、電力線1,PLC専用アダプタ30及びネットワーク2を介してセンタ装置40へ送信する。
次に、スピーカ端末10から送信された照合要求データを受信するセンタ装置40の動作について説明する。センタ装置40は、スピーカ端末10から照合要求データを受信すると、受信したオーディオデータの一部又は全部を解析して照合用データを生成する(s4)。次いで、センタ装置40は、照合用データベースを用いて生成した照合用データを照合することにより、受信したオーディオデータのコンテンツ識別情報を特定し(s5)、特定したコンテンツ識別情報を照合用データベースから読み出す。
次いで、センタ装置40は、特定されたコンテンツ識別情報を、禁止リスト記憶領域423に記憶された禁止リストと照合し、そのオーディオデータの再生を許可するか否かを判定する(s6)。より具体的には、この実施形態では、制御部41は、特定されたコンテンツ識別情報が禁止リストに含まれているか否かを判定し、禁止リストに含まれている場合にはその再生を禁止する一方、禁止リストに含まれていない場合には再生を許可する。センタ装置40の制御部41は、判定結果(「禁止」又は「許可」)を示す再生可否フラグを、送信先のスピーカ端末10の端末IDと併せて、照合要求データの応答としてスピーカ端末10へ送信する(s7)。
また、センタ装置40は、端末IDとコンテンツ識別情報及び再生可否フラグの対応関係をログとしてログ情報記憶領域424に記憶する(s8)。
スピーカ端末10は、センタ装置40から再生可否フラグを受信すると、受信した再生可否フラグに基づいて、コンテンツを再生するか否かを判定する。受信した再生可否フラグが再生を許可する旨を示す場合には、スピーカ端末10は、コンテンツを再生する。詳述すると、スピーカ端末10のCPU105は、データバッファ111Aに蓄積されているデータをデータバッファ111Bに転送する。D/A変換器112は、データバッファ111Bに格納されたデータをデジタルデータからアナログ信号に変換し、オーディオ信号再生部113に供給する。オーディオ信号再生部113は、オーディオ信号を所定量増幅させ、スピーカ114に供給する。スピーカ114は、供給されるオーディオ信号に応じて放音する。これにより、スピーカ端末10からは、コンテンツ供給装置20から供給されたオーディオ信号の示す音が放音される。なお、このとき、スピーカ端末10のCPU105は、再生中のオーディオデータの楽曲名を表示部15に表示するようにしてもよい。
一方、センタ装置40から受信した再生可否フラグが、再生を禁止する旨を示す場合には、CPU105は、データバッファ111Aにバッファリングされたオーディオデータを破棄する。すなわち、この実施形態では、受信した再生可否フラグが再生を禁止する旨を示す場合には、オーディオ信号の再生を行わない。なお、このとき、スピーカ端末10のCPU105は、オーディオデータの再生が禁止されている旨を示すメッセージを表示部108に表示させるようにしてもよい。
このように、この実施形態においては、店舗100の従業員がコンテンツ供給装置20を用いて所望の楽曲を流すと、流される楽曲のオーディオ信号がセンタ装置40へ送信され、センタ装置40でオーディオ信号の楽曲が識別される。センタ装置40は、識別結果を禁止リストと照合して、コンテンツの再生を許可するか否かを判定する。すなわち、この実施形態では、センタ装置40で再生楽曲を照合し、演奏許可・制限を行い、スピーカ端末10では、センタ装置40の許可無しで入力信号を再生しない(データバッファ111Bへの転送を制御する)。このように、スピーカ端末10本体に入力用のデータバッファ111Aと出力用のデータバッファ111Bとを設け、データバッファ111Aからデータバッファ111Bへの転送の際に、センタ装置40からの許可を確認する処理を介在させることにより、再生制限されている楽曲の再生をコントロールすることが可能となる。
次に、センタ装置40の制御部41が行う課金額算出処理について説明する。センタ装置40の制御部41は、予め定められた日時(例えば、月末、週末等)になったことを検知すると、管理情報記憶領域421に記憶された管理情報を用いて、スピーカ端末10毎の楽曲の演奏回数の集計及び課金額の算出を行う。演奏回数の集計は、管理情報記憶領域421に記憶されたデータに基づき、どのIPアドレスでどの楽曲が何回演奏されたかの集計を行う。課金額の算出を行うときは、制御部41は、課金データ記憶領域422に記憶された対応関係に基づいて、オーディオ信号の課金額を算出するか否かを判定する。より具体的には、制御部41は、管理情報記憶領域421に記憶された管理情報に含まれるコンテンツ識別情報を課金データ記憶領域422から検索し、検索されたコンテンツ識別情報に対応する課金額を用いて算出を行う。このとき、制御部41は、管理情報に含まれるコンテンツ識別情報が課金データ記憶領域422に登録されていない場合には、課金額の算出処理を行わない。また、制御部41は、管理情報に含まれるコンテンツ識別情報が、照合用データベース記憶領域425に登録されていない旨を示すコンテンツ識別情報である場合にも、課金額の算出処理を行わない。
センタ装置40は、楽曲の演奏再生回数を集計した情報及び算出した課金額を示す課金額情報を、例えばネットワーク2を介して、予め定められたコンピュータ装置等へ出力する。コンピュータ装置の管理者は、センタ装置40から送信されてくる演奏回数集計情報及び課金額情報を確認することで、楽曲の再生頻度(人気度)や課金額を確認することができる。
<C:変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。以下にその一例を示す。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)上述した実施形態では、コンテンツ供給装置20とスピーカ端末10とがオーディオケーブル3で接続され、コンテンツ供給装置20がオーディオケーブル3を介してオーディオ信号をスピーカ端末10へ出力した(図1参照)。これに代えて、コンテンツ供給装置20とスピーカ端末10とが電力線で接続される構成とし、コンテンツ供給装置20がPLC方式でオーディオデータをスピーカ端末10へ電力線を介して供給するようにしてもよい。この場合も、上述した実施形態と同様に、スピーカ端末10は、コンテンツ供給装置20からオーディオデータを受信すると、受信したオーディオデータを一旦データバッファ111Aに蓄積し、上述した実施形態と同様の処理(オーディオデータの送信処理,再生可否フラグに基づく再生制御処理等)を実行する。
この態様において、スピーカ端末10に入力されたオーディオデータに予め「許可フラグ」が添付されていた場合には、データバッファ111Aに蓄積後、センタ装置40へ再生の可否を問い合わせることなく、データバッファ111Bに転送、再生を行うようにしてもよい。例えば、再生機(コンテンツ供給装置)、中継器が予めオーディオデータの許可を取った場合、「許可フラグ」とオーディオ信号がPLC経由で送信されてくるようにすればよい。このような場合には、再生可否を問い合わせる必要はない。
また、上述の実施形態では、図8に示すようなシーケンスで、コンテンツ再生制御を行ったが、処理シーケンスはこれに限定されるものではない。他の動作例について、図9乃至図11を参照しつつ以下に説明する。
図9乃至図11は、オーディオデータの再生制御の他の動作例を示すシーケンス図である。なお、以下の説明において、図8に示す処理と同様の処理については、適宜その説明を省略する。
図8に示す動作例においては、スピーカ端末10がオーディオデータをそのままセンタ装置40へ送信し、センタ装置40が、受信したオーディオデータを解析して照合用データを生成した。これに代えて、図9に示す動作例では、スピーカ端末10が、コンテンツ供給装置20から供給されたオーディオデータを解析して照合用データを生成し(sb4)、生成した照合用データを照合要求データとしてセンタ装置40へ送信する(sb3)。センタ装置40は、スピーカ端末10から受信した照合用データを用いて照合処理を行う。
次に、図10及び図11に例示するオーディオデータの再生制御の他の動作例について説明する。なお、図10及び図11に示す動作例においては、コンテンツ供給装置20が通信部を備え、ネットワーク2を介してセンタ装置40と通信可能である構成について説明する。図10に示す動作例においては、スピーカ端末10がオーディオデータをセンタ装置40へ送信するに代えて、コンテンツ供給装置20が、オーディオデータを照合要求データとしてセンタ装置40へ送信する(sc3)。また、スピーカ端末10は、コンテンツ供給装置20を介して、再生可否フラグをセンタ装置40から受信する(sc7,sc7´)。
また、図11に例示するシーケンスにおいては、コンテンツ供給装置20は、オーディオデータをそのままセンタ装置40へ送信するのではなく、コンテンツ供給装置20がオーディオデータの一部又は全部を解析して照合用データを生成し(sd4)、生成した照合用データを照合要求データとしてセンタ装置40へ送信する(sd3)。また、スピーカ端末10は、コンテンツ供給装置20を介して、再生可否フラグをセンタ装置40から受信する(sd7,sd7´)。
図8乃至図11に示したいずれの動作例においても、スピーカ端末10は、オーディオデータが供給されると、供給されたオーディオデータを一時的にデータバッファ111Aにバッファリングする。このバッファリングは、センタ装置40から再生可否フラグを受信するまで継続して行われる。スピーカ端末10が再生可否データを受信すると、スピーカ端末10は、再生可否フラグが再生を許可する旨を示すものである場合には、データバッファ111Aに蓄積されたデータをデータバッファ111Bに転送し、D/A変換した後スピーカ114によって音として出力する。一方、受信した再生可否フラグが再生を禁止する旨を示すものである場合には、スピーカ端末10は、データバッファ111Aに蓄積されたデータを破棄し、オーディオデータの再生を行わない。
図8乃至図11に示したように、本実施形態に係るシステムに係る処理(照合用データの生成処理、照合処理等)の分担の態様は様々であり、要するに、スピーカ端末10、コンテンツ供給装置20及びセンタ装置40のいずれかが、スピーカ端末10に供給するオーディオデータの一部又は全部を解析して照合データを生成する処理と、生成した照合データを用いて照合してオーディオデータを特定する処理と、特定したオーディオデータを禁止リストと照合してオーディオデータの再生を許可するか否かを判定する処理と、判定結果に基づいてオーディオデータの再生又は破棄を行う再生制御処理とを行う構成であればよい。
また、上述した実施形態では、センタ装置40が照合用データベースを有し、照合処理を行うようになっていたが、図12に例示するように、センタ装置40と照合処理を行う照合装置60とがネットワーク2で接続されて構成されていてもよい。この場合は、図13に示すように、センタ装置40が、照合装置60に問い合わせる(sf5,sf6)ことによって照合処理を行うようにすればよい。
(2)上述した実施形態では、コンテンツとして楽曲を表すオーディオデータを用いたが、本実施形態に係るコンテンツはこれに限定されるものではなく、オーディオデータ以外にも、例えば、動画像を表す動画像データや、静止画像を表す画像データ、また、コンピュータプログラム等であってもよい。また、上述した実施形態では、コンテンツを再生するコンテンツ再生端末として、オーディオデータを再生するスピーカ端末10を用いて説明した。コンテンツ再生端末はスピーカ端末に限らず、例えば、動画像を再生して出力する表示機器(液晶ディスプレイ等)を備えた装置や、ゲームプログラム等のコンピュータプログラムを実行するコンピュータ装置等であってもよい。要するに、オーディオデータ、動画像データ、静止画像データ、コンピュータプログラム等のコンテンツを再生する装置であればどのようなものであってもよい。例えば、コンテンツとして動画像データを用いる場合には、スピーカ端末に代えて映像再生端末を備えるシステムとし、映像再生端末が他の装置から供給される画像データや動画像データをセンタ装置へ送信する。センタ装置40は、受信される画像データや動画像データの一部又は全部を解析して解析結果を照合用データベースに記憶された照合用データと照合することによってコンテンツを識別し、識別結果を用いてコンテンツの再生の可否を判定する。
このように画像データや動画像データを扱う場合であっても、上述した実施形態と同様に、センタ装置は、データの一部又は全部を解析して照合用データと照合することによってコンテンツの識別を行い、コンテンツの再生の可否を判定する。これによりコンテンツの不正な再生の防止や著作権対応を行うことができる。
(3)上述した実施形態では、オーディオデータを照合する方法として、GraceNote社によって提案されているMusicIDと称される技術を用いたが、コンテンツを照合する方法はこれに限定されるものではなく、要するに、コンテンツの一部又は全部を解析して照合用データを生成し、生成した照合用データをデータベースによって照合することによってコンテンツを識別するものであればよい。
(4)上述した実施形態では、センタ装置40の記憶部42に課金データ記憶領域422を備える構成とした。これに代えて、課金データを記憶するデータベースとセンタ装置40とが通信可能に接続された構成とし、センタ装置40が該データベースへ課金額の登録を行うようにしてもよい。また、センタ装置40が、算出した課金額に基づいて決済処理を行う決済処理実行手段を備えるようにしてもよい。
(5)また、上述の実施形態では、センタ装置40とコンテンツ供給装置20とが、ネットワーク2を介して通信可能に接続されている構成としたが、これに代えて、センタ装置40とコンテンツ供給装置20とが電力線を介して通信可能に接続されている構成としてもよい。この場合は、コンテンツ供給装置20がオーディオ信号をPLC方式で電力線を介してセンタ装置40へ送信し、コンテンツ供給装置20から送信されてくるオーディオ信号をセンタ装置40が受信する。要するに、センタ装置40とコンテンツ供給装置20とが通信可能に接続されていればよい。
また、上述した実施形態では、スピーカ端末10、コンテンツ供給装置20、センタ装置40を備えるシステムが同実施形態に係る機能を実現するようになっていた。システムを構成する装置の数や構成はこれに限定されるものではなく、システムを構成する装置の数や構成はシステムの設計等に応じて変更可能である。
(6)上述した実施形態に係るセンタ装置40の制御部41、コンテンツ供給装置20又はスピーカ端末10のCPU105によって実行されるプログラムは、磁気テープ、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光記録媒体、光磁気記録媒体、RAM、ROM等の記録媒体に記録した状態で提供し得る。また、インターネットのようなネットワーク経由でセンタ装置40、コンテンツ供給装置20又はスピーカ端末10にダウンロードさせることも可能である。
(7)上述の実施形態では、センタ装置40が、オーディオデータの再生を許可するか否かを判定し、判定結果を示す再生可否フラグをスピーカ端末10へ送信した。この場合に、センタ装置40が、判定結果を示す再生可否データを所定の暗号化アルゴリズムで暗号化し、暗号化したデータをスピーカ端末10へ送信するようにしてもよい。このようにすることによって、フラグの情報を秘匿化し、悪意の第三者がフラグを容易に作成するのを防止することができる。
(8)上述の実施形態では、センタ装置40の記憶部42に禁止リストを記憶し、センタ装置40の制御部41がこの禁止リストを参照してオーディオデータの再生を許可するか否かを判定した。これに代えて、他の装置、例えばコンテンツ供給装置20の記憶部22に禁止リストを記憶させておく構成とし、コンテンツ供給装置20が禁止リストを参照してオーディオデータの再生を許可するか否かを判定するようにしてもよい。
また、例えば、スピーカ端末10に禁止リスト記憶領域(例えば、EEPROM等)を設ける構成とし、スピーカ端末10が、禁止リスト記憶領域に記憶された禁止リストを参照してオーディオデータの再生を行うか否かを判定してもよい。この場合は、例えば、センタ装置40が、予め定められた日時に、禁止リストをスピーカ端末10へ配信し、スピーカ端末10が、センタ装置40から配信されてくる禁止リストを禁止リスト記憶領域に記憶するようにすればよい。
(9)上述の実施形態では、センタ装置40の記憶部42に禁止リストを記憶したが、禁止リストに代えて、図14に例示するような、楽曲使用条件テーブルを記憶部42に記憶させておき、このテーブルを参照してオーディオデータの再生の可否を判定するようにしてもよい。この場合の具体例について以下に説明する。図14は、楽曲使用条件テーブルの内容の一例を示す図である。図示のように、このテーブルは、「曲番号ID」と「曲名」と「著作権情報」と「禁止情報」と「使用条件」と「販促情報」との各項目が互いに関連付けられたレコードが複数記憶されている。これらの項目のうち、「曲番号ID」の項目には、コンテンツを識別する識別情報が記憶される。「曲名」の項目には、コンテンツ名を示すテキストデータが記憶される。「著作権情報」の項目には、そのコンテンツの著作権者を示すテキストデータが記憶される。「禁止情報」の項目にはそのコンテンツを公に再生することを許可するか否か(「許可」又は「禁止」)を示すデータが記憶される。「使用条件」の項目には、そのコンテンツの使用条件を示すデータが記憶される。「販促情報」の項目には、そのコンテンツが販売促進の対象であるか否か(「販促無し」又は「販促あり」)を示すデータが記憶される。
この態様においては、センタ装置40は、スピーカ端末10からオーディオデータを受信すると、受信したオーディオデータを解析してそのオーディオデータのコンテンツ識別情報を特定し、特定したコンテンツ識別情報をこの楽曲使用条件テーブルから検索し、そのオーディオデータの再生を許可するか否かを判定する。
また、上述の実施形態において、スピーカ端末10が個人使用される端末であるか公に使用される端末であるかによって、オーディオデータの再生を許可するか否かを判定するようにしてもよい。具体的には、例えば、センタ装置40の記憶部42に、スピーカ端末10が個人使用されるものであるか否かを示すフラグをスピーカ端末10毎に記憶させておき、センタ装置40が、配信先のスピーカ端末10のフラグを参照し、禁止リスト(又はテーブル)を参照してオーディオデータの再生を禁止すると判定した場合であっても、個人使用されるスピーカ端末10の場合にはコンテンツの再生を許可するようにしてもよい。
また、上述の実施形態において、オーディオデータの再生を許可するか否かをスピーカ端末10毎に判定するようにしてもよい。この場合は、例えば、センタ装置40の記憶部42に、禁止リスト(又はテーブル)をスピーカ端末毎に記憶させておき、センタ装置40は、コンテンツの配信先のスピーカ端末10に対応する楽曲使用条件テーブルの内容に基づいてコンテンツの再生を許可するか否かを判定してもよい。
システムの構成の一例を示すブロック図である。 コンテンツ供給装置20の構成を示すブロック図である。 店舗100におけるスピーカ端末10の設置の態様の一例を示す図である。 スピーカ端末10の構成の一例を示す図である。 センタ装置40の構成の一例を示す図である。 管理情報記憶領域421に記憶されたデータの内容の一例を示す図である。 課金データ記憶領域422に記憶されたデータの内容の一例を示す図である。 システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 システムの構成の一例を示すブロック図である。 システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 楽曲使用条件テーブルの内容の一例を示す図である。
符号の説明
1…電力線、2…ネットワーク、3…オーディオケーブル、10…スピーカ端末、20…コンテンツ供給装置、21…制御部、22…記憶部、23…表示部、24…操作部、25…出力部、26…読取部、30…PLC専用アダプタ、40…センタ装置、41…制御部、42…記憶部、43…表示部、44…操作部、45…通信部、60…照合装置、100…店舗、101…電源部、102…PLC制御部、103…送受信部、104…アドレス検出部、105…CPU、106…RAM、107…ROM、108…表示部、109…アナログ入力部、110…A/D変換器、111…オーディオ信号再生部、112…D/A変換器、113…オーディオ信号再生部、114…スピーカ、200…給電レール、421…管理情報記憶領域、422…課金データ記憶領域、423…禁止リスト記憶領域、424…ログ情報記憶領域、425…照合用データベース記憶領域。

Claims (7)

  1. センタ装置と複数のコンテンツ再生端末とが通信可能に接続されたコンテンツ再生システムであって、
    前記センタ装置は、
    再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを記憶する禁止リスト記憶手段と、
    前記コンテンツ再生端末からコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを受信する照合要求データ受信手段と、
    前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データに基づき、コンテンツの一部又は全部を解析することにより得られる照合用データを用いて該コンテンツを照合し、照合されたコンテンツの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得された識別情報を前記禁止リスト記憶手段に記憶されたリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定する再生可否判定手段と、
    前記再生可否判定手段の判定結果を示す再生可否データを、前記コンテンツ再生端末に送信する再生可否データ送信手段と
    を具備し、
    前記コンテンツ再生端末は、
    他の装置から供給されるコンテンツを順次バッファリングするバッファ手段と、
    前記バッファ手段によりバッファリングされるコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを、前記センタ装置へ送信する照合要求データ送信手段と、
    前記照合要求データ送信手段により送信された照合要求データの応答として前記センタ装置から送信されてくる、コンテンツの再生を許可するか否かを示す再生可否データを受信する再生可否データ受信手段と、
    前記再生可否データ受信手段により受信された再生可否データが再生を許可する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを順次再生する一方、該再生可否データが再生を禁止する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを破棄して再生を行わないコンテンツ再生手段と
    を具備することを特徴とするコンテンツ再生システム。
  2. 再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを記憶する禁止リスト記憶手段と、
    コンテンツ再生端末からコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを受信する照合要求データ受信手段と、
    前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データに基づき、コンテンツの一部又は全部を解析することにより得られる照合用データを用いて該コンテンツを照合し、照合されたコンテンツの識別情報を取得する識別情報取得手段と、
    前記識別情報取得手段により取得された識別情報を前記禁止リスト記憶手段に記憶されたリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定する再生可否判定手段と、
    前記再生可否判定手段の判定結果を示す再生可否データを、前記コンテンツ再生端末に送信する再生可否データ送信手段と
    を具備することを特徴とするセンタ装置。
  3. 請求項2に記載のセンタ装置において、
    前記禁止リスト記憶手段は、再生を禁止するコンテンツの識別情報のリストを前記コンテンツ再生端末毎に記憶し、
    前記再生可否判定手段は、識別情報取得手段により取得された識別情報を、前記照合要求データ受信手段により受信された照合要求データの送信元のコンテンツ再生端末に対応するリストと照合して、前記コンテンツの再生を許可するか否かを判定する
    ことを特徴とするセンタ装置。
  4. 請求項2又は3に記載のセンタ装置であって、
    前記識別情報取得手段により取得された識別情報に基づいてコンテンツの課金処理を行う課金手段
    を具備することを特徴とするセンタ装置。
  5. 他の装置から供給されるコンテンツを順次バッファリングするバッファ手段と、
    前記バッファ手段によりバッファリングされるコンテンツの照合を要求する旨を示す照合要求データを、予め定められたセンタ装置へ送信する照合要求データ送信手段と、
    前記照合要求データ送信手段により送信された照合要求データの応答として前記センタ装置から送信されてくる、コンテンツの再生を許可するか否かを示す再生可否データを受信する再生可否データ受信手段と、
    前記再生可否データ受信手段により受信された再生可否データが再生を許可する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを順次再生する一方、該再生可否データが再生を禁止する旨を示す場合には、前記バッファ手段によってバッファリングされたコンテンツを破棄して再生を行わないコンテンツ再生手段と
    を具備することを特徴とするコンテンツ再生端末。
  6. 請求項5に記載のコンテンツ再生端末であって、
    前記照合要求データ送信手段は、前記バッファ手段によりバッファリングされたコンテンツの一部又は全部を照合要求データとして前記センタ装置へ送信する
    ことを特徴とするコンテンツ再生端末。
  7. 請求項5に記載のコンテンツ再生端末であって、
    前記照合要求データ送信手段は、前記バッファ手段によりバッファリングされたコンテンツの一部又は全部を解析して照合用データを生成し、生成した照合用データを照合要求データとして前記センタ装置へ送信する
    ことを特徴とするコンテンツ再生端末。
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