JP2006285907A - 指定流通コンテンツ特定装置、指定流通コンテンツ特定プログラムおよび指定流通コンテンツ特定方法 - Google Patents

指定流通コンテンツ特定装置、指定流通コンテンツ特定プログラムおよび指定流通コンテンツ特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 指定流通コンテンツを特定するために管理する特徴量のデータ量を軽減し、異種コンテンツを誤って検出することなく、指定流通コンテンツを特定する際の計算量を抑制することができる。
【解決手段】 指定流通コンテンツ特定装置1は、ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定するものであって、参照コンテンツ入力手段3と、参照コンテンツ特徴量抽出手段5と、特徴量管理手段7と、コンテンツ特徴量データベース9と、流通コンテンツ入力手段13と、流通コンテンツ特徴量抽出手段15と、コンテンツ識別手段17と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークによって配信されたり、記録媒体に記録されて販売されることによって流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定する指定流通コンテンツ特定装置、指定流通コンテンツ特定プログラムおよび指定流通コンテンツ特定方法に関する。
近年、インターネット等のネットワーク(公衆通信回線)における通信速度の高速化や、光ディスク等の記録媒体(書き換え可能な記録媒体)の大容量化に伴い、大容量のデジタルコンテンツを、当該ネットワークを介して配信したり、当該記録媒体により販売(配布)したりすることで、流通させることが容易に行える環境が実現されている。
デジタルコンテンツ(以下、単にコンテンツという)は、ネットワークによる配信や記録媒体による記録(蓄積)後に販売することが容易である結果、著作権者や配信事業者(コンテンツプロバイダ)の許可無く、コンテンツを複製し、再配信したり、改ざんしたりする等の不正行為を行うことが容易である。この不正行為によって、著作権者やコンテンツプロバイダは、正当な利益を得ることができず、ネットワークや記録媒体によって、コンテンツを流通させることの阻害要因になっている。
特に、著作権者やコンテンツプロバイダの許諾を得ずに、動画像から成るコンテンツの複製や再配信を行う不正行為による不正流通コンテンツ(指定流通コンテンツの一種)は、著作権者やコンテンツプロバイダに多大な金銭的不利益をもたらすため、当該不正流通コンテンツを高精度に識別し、こういった不正行為の抑止を可能にする技術的な手段が求められている。
例えば、不正流通コンテンツの検出をするために、当該不正流通コンテンツを構成している映像信号の輝度や色情報等から特徴を表すデータ(特徴量)を抽出し、この不正流通コンテンツの特徴量と、予め著作権者やコンテンツプロバイダから入手しておいたコンテンツの特徴量との類似性や同一性を検定する特徴量抽出技術(コンテンツの特徴量抽出方法)が有効な手段として提案されている。
コンテンツの特徴量抽出方法に関する従来の技術として、例えば、非特許文献1に開示されているものがある。この非特許文献1に開示されている方法では、映像信号の特徴を記述するための特徴量抽出アルゴリズムが規定されている。
この特徴量抽出アルゴリズムでは、映像信号をベースにして類似検索することや、映像信号をフィルタリングすることが想定されており、映像信号における色や形状に関する情報の低レベル特徴量記述の具体的な事例として、色の空間的な配置を周波数軸上で表現する色配置(Color Layout)が記述されている。
この色配置記述は、人間の視覚特性、つまり、人間の視覚で捉えることができる情報は低周波成分が主要なものとなり、高周波成分が不要なものとなるので、特徴量のデータ量を削減できることを利用して、映像信号によって構成される各画像フレームに対して、高精度の検索を可能にしている。すなわち、コンテンツ同士の類似性の検定には、色配置記述によって、不要な情報を周波数軸上で削除することで、特徴量のデータ量を削減している。
また、「コンテンツ特徴量抽出装置、コンテンツ特徴量抽出プログラムおよびコンテンツ特徴量抽出方法」(特許文献1参照)には、三次元周波数解析と多変量解析とを用いて、コンテンツ(不正利用コンテンツ)の特徴量を抽出する方式が記述されている。この方式では、非特許文献1で記述されている空間周波数解析に時間軸方向への周波数解析を加えた三次元周波数解析により多変量を生成し、さらに、この多変量について、多変量解析の主成分分析を用いて、コンテンツの特徴量を抽出している。なお、この「コンテンツ特徴量抽出装置、コンテンツ特徴量抽出プログラムおよびコンテンツ特徴量抽出方法」は、周波数データのうち、振幅データのみを用いて、コンテンツの特徴量を求める方式である。
さらに、「位相限定相関法の原理とその応用」(非特許文献2参照)には、位相限定相関法によるコンテンツの識別が記述されている。「位相限定相関法の原理とその応用」は、周波数特性データのうち、位相データの相関を取って、コンテンツの識別を行う方式である。
ISO/IEC 15938−3 "Information Technology−Multimedia Cotent Description Interface−Part3:Visual,6.6 Color layout",pp.42−50,2002. 小林、中島、青木、川又、樋口、"位相限定相関法の原理とその応用"、テレビジョン学会技術報告、Vol.20、No.41、pp1−6、1996. 特開2005−18675号公報
しかしながら、非特許文献1に開示されている手法を、不正流通コンテンツの特定に用いると、動画像から成るコンテンツ(動画像コンテンツ)の場合、特徴量のデータ量が膨大になるため、特徴量の管理が煩雑となり、不正流通コンテンツの特定に必要な計算量も多くなってしまうという問題がある。
また、特許文献1に開示されている手法を、不正流通コンテンツの特定に用いると、動画像コンテンツの場合であっても、特徴量のデータ量は少なくて済むため、特徴量の管理が容易となり、不正流通コンテンツの特定に必要な計算量も少なくなるが、異なるコンテンツ(異種コンテンツ)との区別が不十分であり、コンテンツ間の類似性や同一性の検定が行える分散を確保する必要があり、参照するコンテンツの数が増加するのに伴って、異種コンテンツを誤って検出してしまうという問題がある。
さらに、非特許文献2に開示されている手法を、不正流通コンテンツの特定に用いると、周波数特性データの中で、位相データの相関をそれぞれのコンテンツ間でとると、不正流通コンテンツの検出精度は向上するが、計算量が膨大になってしまうという問題がある。
そして、非特許文献1,2および特許文献1に開示されている手法を、不正流通コンテンツの特定だけではなく、指定流通コンテンツの特定全般に拡張することを想定すると、著作権者や配信事業者(コンテンツプロバイダ)等のコンテンツ提供者側では特に、以下に記述する要望がある。(1)指定流通コンテンツに類似するコンテンツを可能な限り早く特定したい。(2)処理時間がかかってもいいので指定流通コンテンツと同一のコンテンツを正確に特定したい。(3)指定流通コンテンツと同一のコンテンツを正確に特定したいが処理時間をあまりかけたくない。そして、これらの要望(1)〜(3)を場合に応じて、選択可能にしたいという要望がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、指定流通コンテンツを特定するために管理する特徴量のデータ量を軽減し、異種コンテンツを誤って検出することなく、指定流通コンテンツを特定する際の計算量を、処理速度や精度の必要に応じて選択的に抑制することができる指定流通コンテンツ特定装置、指定流通コンテンツ特定プログラムおよび指定流通コンテンツ特定方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載の指定流通コンテンツ特定装置は、ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定する指定流通コンテンツ特定装置であって、コンテンツ特徴量データ蓄積手段と、流通コンテンツ入力手段と、流通コンテンツ特徴量抽出手段と、コンテンツ識別手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定装置は、コンテンツ特徴量データ蓄積手段に、流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量データから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積する。
また、指定流通コンテンツ特定装置は、流通コンテンツ入力手段によって、流通コンテンツを入力し、流通コンテンツ特徴量抽出手段によって、入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積されている特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する。つまり、流通コンテンツについても参照コンテンツと同様に、特徴量(流通コンテンツの特徴量)を抽出する。
そして、指定流通コンテンツ特定装置は、主成分距離比較検出手段によって、流通コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、第一の検出値以内であるか比較検出する。なお、この主成分距離比較検出手段で比較検出した結果、距離が第一の検出値以内にあるものが1つである場合には、流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。さらに、指定流通コンテンツ特定装置は、相関ピーク詳細検出手段によって、距離が第一の検出値以内にあるものが2つ以上である場合には、流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。
なお、距離とは、ベクトル空間における距離を指し、この距離の尺度として、1−ノルム、2−ノルム(ユークリッド距離)、∞−ノルム等がある。また、流通コンテンツがコンテンツ提供者(放送局等)が持っている参照コンテンツの中に存在しない場合、“存在しません”といった出力結果を表示するために第二の検出値を用いている。つまり、第一の検出値のみでは、検出結果の精度が低いため、第二の検出値を用いることによって検出結果の精度を高めている。
請求項2に記載の指定流通コンテンツ特定装置は、請求項1に記載の指定流通コンテンツ特定装置において、参照コンテンツ入力手段と、参照コンテンツ特徴量抽出手段と、特徴量管理手段と、を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定装置は、参照コンテンツ入力手段によって、コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から参照するために取得する参照コンテンツを入力する。参照コンテンツは、例えば、専用回線等を介して受信したり、記録媒体を介して入力する。
続いて、指定流通コンテンツ特定装置は、参照コンテンツ特徴量抽出手段によって、参照コンテンツ入力手段で入力された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、参照コンテンツの特徴量として抽出する。なお、多変量データは、周波数データのうち振幅データを周波数領域で総和したデータである。
そして、指定流通コンテンツ特定装置は、特徴量管理手段によって、参照コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された参照コンテンツの特徴量および参照コンテンツに付加されているメタデータと、コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとし、コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積する。メタデータは、参照コンテンツのコンテンツ名や、当該参照コンテンツに含まれている各シーンに出演している出演者等について、記述したものである。第一の検出値は、距離に関する数値であり、第二の検出値は、相関ピークに関する数値である。
請求項3に記載の指定流通コンテンツ特定装置は、請求項1または請求項2に記載の指定流通コンテンツにおいて、前記第一の検出値が、前記流通コンテンツの主成分と前記参照コンテンツの主成分とが最も近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離と、前記流通コンテンツの主成分と前記参照コンテンツの主成分とが2番目に近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離との差分に基づいて、設定することを特徴とする。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定装置は、第一の検出値を、流通コンテンツの主成分と参照コンテンツの主成分とが最も近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離と、流通コンテンツの主成分と参照コンテンツの主成分とが2番目に近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離との差分に基づいて設定することで、第一の検出値を適応的に設定している。
請求項4に記載の指定流通コンテンツ特定装置は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の指定流通コンテンツ特定装置において、前記参照コンテンツ特徴量データには、前記参照コンテンツに予め付加されているメタデータが対応付けられており、前記メタデータには、前記参照コンテンツのタイトルデータ、前記コンテンツ提供者または放送事業者によって、流通または放送が開始終了される日時データ、放送されるチャンネルデータが少なくとも含まれており、前記周波数データ、前記多変量データ、前記特徴係数、前記主成分および前記メタデータのいずれかに基づいて、前記参照コンテンツ特徴量データを検索する検索手段を備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定装置は、検索手段によって、周波数データ、多変量データ、特徴係数、主成分およびメタデータのいずれかに基づいて、コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積されている参照コンテンツの特徴量データを検索することができる。
請求項5に記載の指定流通コンテンツ特定プログラムは、ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定するために、前記流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量データから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積するコンテンツ特徴量データ蓄積手段を備えたコンピュータを、流通コンテンツ入力手段、流通コンテンツ特徴量抽出手段、コンテンツ識別手段、として機能させる構成とした。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定プログラムは、流通コンテンツ入力手段によって、流通コンテンツを入力し、流通コンテンツ特徴量抽出手段によって、入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積されている特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する。
そして、指定流通コンテンツ特定プログラムは、主成分距離比較検出手段によって、流通コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、第一の検出値以内であるか比較検出する。なお、この主成分距離比較検出手段で比較検出した結果、距離が第一の検出値以内にあるものが1つである場合には、流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。さらに、指定流通コンテンツ特定プログラムは、相関ピーク詳細検出手段によって、距離が第一の検出値以内にあるものが2つ以上である場合には、流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。
請求項6に記載の指定流通コンテンツ特定プログラムは、請求項5に記載の指定流通コンテンツ特定プログラムにおいて、参照コンテンツ入力手段、参照コンテンツ特徴量抽出手段、特徴量管理手段の機能を有することを特徴とする。
かかる構成によれば、指定流通コンテンツ特定プログラムは、参照コンテンツ入力手段によって、コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から参照するために取得する参照コンテンツを入力し、参照コンテンツ特徴量抽出手段によって、参照コンテンツ入力手段で入力された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、参照コンテンツの特徴量として抽出する。そして、指定流通コンテンツ特定プログラムは、特徴量管理手段によって、参照コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された参照コンテンツの特徴量および参照コンテンツに付加されているメタデータと、コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとする。
請求項7に記載の指定流通コンテンツ特定方法は、ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量デーから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積しておき、前記流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定する指定流通コンテンツ特定方法であって、流通コンテンツ入力ステップと、流通コンテンツ特徴量抽出ステップと、コンテンツ識別ステップと、を含む手順とした。
かかる手順によれば、指定流通コンテンツ特定方法は、流通コンテンツ入力ステップにおいて、流通コンテンツを入力し、流通コンテンツ特徴量抽出ステップにおいて、入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、参照コンテンツの特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する。
そして、指定流通コンテンツ特定方法は、主成分距離比較検出ステップにおいて、流通コンテンツ特徴量抽出ステップにて抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、第一の検出値以内であるか比較検出する。なお、この主成分距離比較検出ステップにおいて、距離が第一の検出値以内にあるものが1つである場合には、流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。さらに、指定流通コンテンツ特定方法は、相関ピーク詳細検出ステップにおいて、距離が第一の検出値以内にあるものが2つ以上である場合には、流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する。
請求項8に記載の指定流通コンテンツ特定方法は、請求項7に記載の指定流通コンテンツ特定方法において、参照コンテンツ入力ステップと、参照コンテンツ特徴量抽出ステップと、特徴量管理ステップとを含むことを特徴とする。
かかる手順によれば、指定流通コンテンツ特定方法は、参照コンテンツ入力ステップにおいて、流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から参照するために取得する参照コンテンツを入力し、参照コンテンツ特徴量抽出ステップにおいて、参照コンテンツ入力ステップにて入力された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて多変量データから抽出した主成分とを、参照コンテンツの特徴量として抽出する。そして、指定流通コンテンツ特定方法は、特徴量管理ステップにおいて、参照コンテンツ特徴量抽出ステップにて抽出された参照コンテンツの特徴量および参照コンテンツに付加されているメタデータと、コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとする。
請求項1,5,7に記載の発明によれば、流通コンテンツの主成分と、参照コンテンツの主成分との差を示す距離を使って、コンテンツの類似性を検出し、さらに、流通コンテンツの周波数データと、参照コンテンツの周波数データとの相関をとることにより、コンテンツの同一性を検出することで、指定流通コンテンツを特定しているので、指定流通コンテンツを特定するために管理する特徴量のデータ量を軽減し、異種コンテンツを誤って検出することなく、指定流通コンテンツを特定する際の計算量を段階的に抑制することができる。つまり、この発明では、コンテンツの類似性を検出する際に、指定流通コンテンツの特定が確実にできれば、その時点で処理を終了し、そうでなければ、コンテンツの同一性を検出することで、指定流通コンテンツの特定を行っている。
請求項2,6,8に記載の発明によれば、参照コンテンツの特徴量を抽出することができ、この参照コンテンツの特徴量およびメタデータと、第一の検出値および第二の検出値とを対応付けておくことで、流通コンテンツの特定に用いることができる。
請求項3に記載の発明によれば、流通コンテンツの主成分と参照コンテンツの主成分とが最も近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離、、流通コンテンツの主成分と参照コンテンツの主成分とが2番目に近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離との差分に基づいて設定することで、第一の検出値を適応的に設定することで、コンテンツの類似性を検出する際の計算量と、コンテンツの同一性を検出する際の精度を調整することができる。
請求項4に記載の発明によれば、周波数データ、多変量データ、特徴係数、主成分およびメタデータのいずれかに基づいて、参照コンテンツの特徴量データを検索することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈指定流通コンテンツ特定装置の構成〉
図1は、指定流通コンテンツ特定装置のブロック図である。この図1に示すように、指定流通コンテンツ特定装置1は、著作権者やコンテンツプロバイダから取得した参照コンテンツと、インターネットや記録媒体を介して流通している流通コンテンツとについて、この参照コンテンツが不正に流通している場合に、この不正に流通している流通コンテンツ(不正流通コンテンツ:指定流通コンテンツの一種)を特定するもので、参照コンテンツ入力手段3と、参照コンテンツ特徴量抽出手段5と、特徴量管理手段7と、コンテンツ特徴量データベース(コンテンツ特徴量データ蓄積手段)9と、検索手段11と、流通コンテンツ入力手段13と、流通コンテンツ特徴量抽出手段15と、コンテンツ識別手段17とを備えている。
なお、この指定流通コンテンツ特定装置1には、流通コンテンツを識別した識別結果を表示したり、参照コンテンツの特徴量データを検索した検索結果を表示したりする表示装置2が接続されている。また、図示を省略しているが、当該装置1を操作するキーボードやマウス等の操作手段が備えられている。
参照コンテンツ入力手段3は、著作権者やコンテンツプロバイダから提供された参照コンテンツを入力するものである。参照コンテンツは、指定流通コンテンツ特定装置1と著作権者やコンテンツプロバイダとの間で安全性が確保されている(コンテンツが漏洩したり、コンテンツが改ざんされたりする心配がない)専用回線を介して、または、著作権者やコンテンツプロバイダから直接配布された記録媒体(DVD等)によって、取得される(入力される)ものである。
なお、当然のことながら、指定流通コンテンツ特定装置1が、著作権者やコンテンツプロバイダが管理する設備内にある場合には、参照コンテンツは専用回線を介して入力されておらず、直接入力されることになる。この参照コンテンツ入力手段3で入力された参照コンテンツは、参照コンテンツ特徴量抽出手段5に出力される。
参照コンテンツ特徴量抽出手段5は、参照コンテンツ入力手段3から入力された参照コンテンツの特徴量を抽出するものである。この参照コンテンツ特徴量抽出手段5の詳細な構成について、図2(a)を参照して説明する。この図2(a)に示すように、参照コンテンツ特徴量抽出手段5は、周波数データ生成部5aと、多変量データ生成部5bと、特徴係数生成部5cと、主成分抽出部5dとを備えている。
周波数データ生成部5aは、参照コンテンツ入力手段3から入力された参照コンテンツ、すなわち、動画像データに対して、三次元周波数解析を実行し、周波数データを生成して、多変量データ生成部5bと特徴量管理手段7とに出力するものである。三次元周波数解析は、動画像データを、画面領域(x軸、y軸)における空間周波数(二次元)に、時間軸における周波数(一次元)を付加した三次元によって周波数を解析する手法である。ちなみに、動画像データの画面領域を分割した縮小画像をDCTするのが空間周波数解析であり、DCT係数系列をFFTするのが時間軸における周波数解析である。
この周波数データ生成部5aは、動画像データである参照コンテンツについて、まず、輝度信号、色差信号ごとにフレーム単位の処理を行って、このフレームをブロック化して、縮小画像データを生成する。そして、この周波数データ生成部5aは、縮小画像データについて、DCT係数をフレームごとに求め、DCT係数を時系列順に列べたデータをフーリエ変換して周波数軸上の波形データである周波数データを生成する。なお、この周波数データ生成部5aで生成された周波数データを、参照コンテンツ周波数データとする。なお、縮小画像データは、輝度信号、色差信号ごとに、各フレームを8×8=64個のブロックに分割し、各ブロックを平均化することで求めたものである。
なお、周波数データ生成部5aでは、縮小画像データについて、DCT係数を求め、時系列順に列べたデータをフーリエ変換する際に、8×8=64個のDCT係数から、例えば、低周波領域の12個を選択する。
多変量データ生成部5bは、周波数データ生成部5aから出力された周波数データに基づいて、多変量データを生成して、特徴係数生成部5cと主成分抽出部5dとに出力するものである。多変量データは、周波数データ生成部5aから出力された周波数データを、周波数全域に亘って総和した所定数(例えば、12個)の変量データである。なお、この多変量データ生成部5bで生成された多変量データを、参照コンテンツ多変量データとする。
特徴係数生成部5cは、多変量データ生成部5bで生成された多変量データに基づいて、特徴係数を生成するものである。特徴係数は、多数の番組の多変量データに基づいて、主成分分析を行って決定されるものである。なお、この特徴係数生成部5cは、動画像データを特徴付ける場合、最も寄与率の高い主成分(第一主成分)に対応する特徴係数1を決定し、次に寄与率の高い主成分(第二主成分)に対応する特徴係数2を決定し、以下同様に、第p主成分に対応する特徴係数pを決定する。なお、この特徴係数生成部5cで生成された特徴係数を、参照コンテンツ特徴係数とする。また、この参照コンテンツ特徴係数は、流通コンテンツ特徴量抽出手段15に出力される。
主成分抽出部5dは、多変量データ生成部5bから出力された多変量データと、特徴係数生成部5cから出力された特徴係数とに基づいて、主成分を抽出するものである。この主成分は、参照コンテンツ特徴係数と、参照コンテンツ多変量データとの線形結合をとることで抽出されるものである。なお、この主成分抽出部5dで抽出された主成分を、参照コンテンツ主成分とする。
また、参照コンテンツ特徴量抽出手段5は、参照コンテンツに予め付加されている参照コンテンツメタデータを、特徴量管理手段7に出力している。この参照コンテンツメタデータには、参照コンテンツのタイトル(番組名)、放送(配信)開始・終了日時、放送チャンネル(配信しているURL)に等に関する情報(データ)が含まれている。
図1に戻って、指定流通コンテンツ特定装置1の構成の説明を続ける。
特徴量管理手段7は、参照コンテンツ特徴量抽出手段5から出力された参照コンテンツ周波数データと、参照コンテンツ多変量データと、参照コンテンツ特徴係数と、参照コンテンツ主成分と、参照コンテンツメタデータとを関連付けると共に、参照コンテンツと流通コンテンツとの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値を関連付けて、参照コンテンツ特徴量データとし、コンテンツ特徴量データベース9に出力するものである。
なお、この第一の検出値および第二の検出値は、当該装置1の管理者が操作手段(図示せず)を用いて予め入力しておくことで、特徴量管理手段7で関係付けられることになる。第一の検出値は、ユークリッド距離に関する長さを規定したものである。第二の検出値は、位相限定相関によって得られる相関ピークのピーク値を規定したものである。なお、第一の検出値については、当該装置1の管理者が操作手段(図示せず)を用いて予め設定した値(固定値)を入力してもよいし、当該装置1の管理者が直接入力せず、後記するように、主成分距離差に応じて適応的に第一の検出値を決定してもよい。
コンテンツ特徴量データベース9は、一般的なハードディスク等によって構成されており、特徴量管理手段7から出力された参照コンテンツ特徴量データを蓄積しするものである。また、このコンテンツ特徴量データベース19は、コンテンツ識別手段17から出力された流通コンテンツの特徴量に対応した参照コンテンツ特徴量データを出力すると共に、検索手段11から入力された検索条件に基づいて、参照コンテンツ特徴量データを出力するものである。
検索手段11は、当該装置1の管理者が操作手段(図示せず)を用いて、入力したキーワード等を検索条件(検索条件入力)として、コンテンツ特徴量データベース9に蓄積されている参照コンテンツ特徴量データを検索するものである。また、検索手段11は、コンテンツ特徴量データベース9を検索した結果を、検索結果表示として、表示装置2に出力する。
流通コンテンツ入力手段13は、インターネットや記録媒体を介して流通している流通コンテンツを入力するものである。なお、流通コンテンツ入力手段13は、定期的または不定期にインターネット上を検索し、参照コンテンツのコンテンツ名と同じものが流通しているか否かを検証する機能を有している。
流通コンテンツ特徴量抽出手段15は、流通コンテンツ入力手段13から入力された流通コンテンツの特徴量を抽出するものである。この流通コンテンツ特徴量抽出手段15の詳細な構成について、図2(b)を参照して説明する。この図2(b)に示すように、流通コンテンツ特徴量抽出手段15は、周波数データ生成部15aと、多変量データ生成部15bと、主成分抽出部15cとを備えている。
周波数データ生成部15aは、流通コンテンツ入力手段13から入力された流通コンテンツ、すなわち、動画像データに対して、三次元周波数解析を実行し、周波数データを生成して、多変量データ生成部5bと特徴量管理手段7とに出力するものである。
この周波数データ生成部15aは、動画像データである流通コンテンツについて、まず、輝度信号、色差信号ごとにフレーム単位の処理を行って、このフレームをブロック化して、縮小画像データを生成する。そして、この周波数データ生成部15aは、縮小画像データについて、DCT係数をフレームごとに求め、DCT係数を時系列順に列べたデータをフーリエ変換して周波数軸上の波形データである周波数データを生成する。なお、この周波数データ生成部15aで生成された周波数データを、流通コンテンツ周波数データとする。
多変量データ生成部15bは、周波数データ生成部15aから出力された周波数データに基づいて、多変量データを生成して、主成分抽出部15cに出力するものである。なお、この多変量データ生成部15bで生成された多変量データを、流通コンテンツ多変量データとする。
主成分抽出部15cは、参照コンテンツ特徴量抽出手段5から出力された参照コンテンツ特徴係数を用いて、多変量データ生成部15bから出力された多変量データから主成分を抽出するものである。なお、この主成分抽出部15cで抽出された主成分を、流通コンテンツ主成分とする。
この流通コンテンツ特徴量抽出手段15は、流通コンテンツ周波数データと、流通コンテンツ多変量データと、流通コンテンツ主成分とを流通コンテンツの特徴量として、コンテンツ識別手段17に出力する。
図1に戻って、指定流通コンテンツ特定装置1の構成の説明を続ける。
コンテンツ識別手段17は、流通コンテンツ特徴量抽出手段15から出力された流通コンテンツの特徴量と、コンテンツ特徴量データベース9から読み出した参照コンテンツ特徴量データとを比較することで、流通コンテンツが指定流通コンテンツであるか否かを識別するものである。このコンテンツ識別手段17の詳細な構成を図3に示す。この図3に示すように、コンテンツ識別手段17は、主成分距離比較検出部(主成分距離比較検出手段)17aと、相関ピーク詳細検出部(相関ピーク詳細検出手段)17bとを備えている。
主成分距離比較検出部17aは、流通コンテンツの特徴量に含まれている流通コンテンツ主成分と、参照コンテンツ主成分との差を示すユークリッド距離(主成分距離)が、第一の検出値以内であるか否かを比較して、指定流通コンテンツを検出するものである。この主成分距離比較検出部17aは、流通コンテンツと参照コンテンツとの類似性を検証するためのものである。なお、この実施形態では、流通コンテンツ主成分と、参照コンテンツ主成分との差を示すユークリッド距離を用いているが、このユークリッド距離に限定されず、ベクトル空間における主成分の差を示す距離であればよく、距離の尺度として、ユークリッド距離(2−ノルム)以外に、1−ノルム、、∞−ノルム等がある。
この主成分距離比較検出部17aは、比較検出した結果、ユークリッド距離が第一の検出値以内にある流通コンテンツ主成分の数(流通コンテンツの数)が0の場合、流通コンテンツ入力手段13から入力された複数の流通コンテンツには指定流通コンテンツは含まれていないと識別し、識別結果(指定流通コンテンツはなかった旨)と参照コンテンツメタデータとを表示装置2に出力する。
また、主成分距離比較検出部17aは、比較検出した結果、ユークリッド距離が第一の検出値以内にある流通コンテンツ主成分の数が1つである場合、この流通コンテンツを指定流通コンテンツと識別(特定)し、識別結果(指定流通コンテンツを特定した旨)と参照コンテンツメタデータとを表示装置2に出力する。
さらに、主成分距離比較検出部17aは、比較検出した結果、ユークリッド距離が第一の検出値以内にある流通コンテンツ主成分の数が2つ以上である場合、これらの流通コンテンツの中に指定流通コンテンツがあるとし、相関ピーク詳細検出部17bに処理が移行する。この場合、主成分距離比較検出部17aから相関ピーク詳細検出部17bに、ユークリッド距離が第一検出値以内にあった流通コンテンツが通知される。
ここで、図5を参照して、第一の検出値を決定する方法について説明する。図5は、複数の番組について、主成分距離差を求めた例について説明した図である。ここでは、特許文献1の手法を用いて、427個の番組について、各番組の冒頭の10%をカットしたものを流通コンテンツとし、これらの流通コンテンツと参照コンテンツとの主成分距離差を求めている。図5では、横軸に番組No(1〜427)を表し、縦軸に距離差を表している。
そして、この図5は、「流通コンテンツと同一の参照コンテンツとの距離」(自己)と「流通コンテンツと参照コンテンツとが最も近いと判定された際の流通コンテンツと参照コンテンツとの距離」(1st)との差分に、バイアスとして距離差1000を加算したグラフaと、「流通コンテンツと参照コンテンツとが最も近いと判定された際の流通コンテンツと参照コンテンツとの距離」(1st)と「流通コンテンツと参照コンテンツとが2番目に近いと判定された際の流通コンテンツと参照コンテンツとの距離」(2nd)との差分を示すグラフbとを表している。
図5において、グラフaの距離差が1000をとっているときは、番組を正しく識別していることを示しており、グラフaの距離差が1000を超えているときは、番組を誤って識別していることを示している。ここで、グラフbに着目すると、番組を正しく識別している場合(グラフaの距離差が1000をとっている場合)、グラフbの距離差が平均して大きくなり、番組を誤って識別している場合(グラフaの距離差が1000を超えている場合)、グラフbの距離差が平均して小さくなる。
そこで、グラフbの距離差が大きい場合は、第一の検出値を小さくすれば、非特許文献2の手法を用いて計算する番組数(この実施形態では、相関ピーク詳細検出部17bで処理する流通コンテンツの数)が少なくなり、計算量が抑えられることになる。また、グラフbの距離差が小さい場合は、第一の検出値を大きくすれば、非特許文献2の手法を用いて計算する番組数を多くして、指定流通コンテンツの精度の高い検出が可能になる。このように、主成分空間上における「2ndと1stの距離の差分」(グラフb)を用いて、第一の検出値を適応的に決定することができる。
図1に戻って、指定流通コンテンツ特定装置1の構成の説明を続ける。
相関ピーク詳細検出部17bは、主成分距離比較検出部17aから通知された流通コンテンツと、参照コンテンツとの間で、位相限定相関を行って、通知された流通コンテンツの中から指定流通コンテンツと特定するものである。この相関ピーク詳細検出部17bは、流通コンテンツと参照コンテンツとの同一性を検証するためのものである。
位相限定相関は、時系列データ同士が一致する(相関)を取るもので、2つの時系列データを各々FFTして得られた周波数データを、各々の振幅で除算して正規化し、これらの周波数データの積の逆FFTを行うものである。位相限定相関によって得られた相関ピーク値が閾値以上である場合に、これらの時系列データは同一であると判定する。
ここでは、流通コンテンツ周波数データと参照コンテンツ周波数データとが一致する度合い検出し、これらの相関ピークのピーク値が第二の検出値以上である場合に、相関ピーク詳細検出部17bは、流通コンテンツと参照コンテンツとが同一である、つまり、相関ピークのピーク値が第二の検出値以上の流通コンテンツは指定流通コンテンツと識別し、識別結果(指定流通コンテンツを特定した旨)と参照コンテンツメタデータとを表示装置2に出力する。
なお、この相関ピーク詳細検出部17bにおいて、相関ピークのピーク値が第二の検出値以上の流通コンテンツがない場合には、エラー出力する(例えば、指定流通コンテンツは特定できない旨、該当するコンテンツは存在しません等を出力する)。
〈指定流通コンテンツ特定装置の動作〉
次に、図4に示すフローチャートを参照して、指定流通コンテンツ特定装置1の動作について説明する(適宜、図1、図3参照)。
まず、指定流通コンテンツ特定装置1は、参照コンテンツ入力手段3によって、著作権者やコンテンツプロバイダから提供された参照コンテンツを入力する(ステップS1)。続いて、指定流通コンテンツ特定装置1は、参照コンテンツ特徴量抽出手段5によって、参照コンテンツの特徴量(参照コンテンツ周波数データ、参照コンテンツ多変量データ、参照コンテンツ特徴係数、参照コンテンツ主成分)を抽出する(ステップS2)。
そうすると、指定流通コンテンツ特定装置1は、特徴量管理手段7によって、参照コンテンツの特徴量と、参照コンテンツメタデータと、第一の検出値と、第二の検出値とを対応付けて、コンテンツ特徴量データベース9に蓄積する(ステップS3)。なお、このステップS1からステップS4までが、指定流通コンテンツを特定する前に行われる準備段階の動作である。
そして、指定流通コンテンツ特定装置1は、流通コンテンツ入力手段13によって、インターネットを通じてまたは記録媒体を介して、定期的または不定期に流通コンテンツを入力(取得)する(ステップS4)。続いて、指定流通コンテンツ特定装置1は、流通コンテンツ特徴量抽出手段15によって、流通コンテンツの特徴量(流通コンテンツ周波数データ、流通コンテンツ多変量データ、流通コンテンツ主成分)を抽出する(ステップS5)。
それから、指定流通コンテンツ特定装置1は、コンテンツ識別手段17の主成分距離比較検出部17aによって、主成分距離(ユークリッド距離)を算出し(ステップS6)、ユークリッド距離が第一の検出値以内にある流通コンテンツ主成分の数が1つであるか否かを判定する(ステップS8)。指定流通コンテンツ特定装置1は、1つであると判定した場合(ステップS8、Yes)、表示装置2に識別結果(指定流通コンテンツを特定した旨)を、表示装置2に出力(表示)する(ステップS11)。
また、指定流通コンテンツ特定装置1は、ユークリッド距離が第一の検出値以内にある流通コンテンツ主成分の数が1つであると判定しなかった場合(ステップS8、No)、相関ピーク詳細検出部17bによって、位相限定相関を実行し、相関ピークを出力する(ステップS9)。
そして、指定流通コンテンツ特定装置1は、相関ピーク詳細検出部17bによって、相関ピークのピーク値が第二の検出値以上であるか否かを判定する(ステップS10)。指定流通コンテンツ特定装置1は、相関ピーク詳細検出部17bによって、相関ピークのピーク値が第二の検出値以上であると判定した場合(ステップS10、Yes)、識別結果(指定流通コンテンツを特定した旨)を、表示装置2に出力(表示)する(ステップS11)。また、指定流通コンテンツ特定装置1は、相関ピーク詳細検出部17bによって、相関ピークのピーク値が第二の検出値以上であると判定しなかった場合(ステップS10、No)、表示装置2にエラー出力(表示)を行う。
この指定流通コンテンツ特定装置1によれば、コンテンツ識別手段17の主成分距離比較検出部17aによって、流通コンテンツ主成分と、参照コンテンツ主成分との差を示すユークリッド距離(主成分距離)を使って、コンテンツの類似性を検出し、さらに、相関ピーク詳細検出部17bによって、流通コンテンツ周波数データと、参照コンテンツ周波数データとの相関ピークを使って、コンテンツの同一性を検出することで、指定流通コンテンツを特定しているので、指定流通コンテンツを特定するために管理する特徴量のデータ量を軽減し、異種コンテンツを誤って検出することなく、指定流通コンテンツを特定する際の計算量を段階的に抑制することができる。
また、この指定流通コンテンツ特定装置1によれば、検索手段11によって、周波数データ、多変量データ、特徴係数、主成分およびメタデータのいずれかに基づいて、参照コンテンツの特徴量データを検索することができる。
なお、この指定流通コンテンツ特定装置1では、ネットワーク等を不正に流通している流通コンテンツ(不正流通コンテンツ:指定流通コンテンツの一種)を特定することを主に説明したが、当然のことながら、指定流通コンテンツ特定装置1は、当該装置1の管理者が指定した(検索した)流通コンテンツを特定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態には限定されない。例えば、本実施形態では、指定流通コンテンツ特定装置1として説明したが、当該装置1の各構成の処理を実現可能にするように、汎用的または特殊なコンピュータ言語によって記述した指定流通コンテンツ特定プログラムとして捉えることも可能である。この場合、指定流通コンテンツ特定装置1と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る指定流通コンテンツ特定装置のブロック図である。 (a)は、図1に示した参照コンテンツ特徴量抽出手段の詳細を示した図である。(b)は、図1に示した流通コンテンツ特徴量抽出手段の詳細を示した図である。 図1に示したコンテンツ識別手段の詳細を示した図である。 図1に示した指定流通コンテンツ特定装置の動作を説明したフローチャートである。 複数の番組について、主成分距離差を求めた例を説明した図である。
符号の説明
1 指定流通コンテンツ特定装置
3 参照コンテンツ入力手段
5 参照コンテンツ特徴量抽出手段
5a 周波数データ生成部
5b 多変量データ生成部
5c 特徴係数生成部
5d 主成分抽出部
7 特徴量管理手段
9 コンテンツ特徴量データベース(コンテンツ特徴量データ蓄積手段)
11 検索手段
13 流通コンテンツ入力手段
15 流通コンテンツ特徴量抽出手段
15a 周波数データ生成部
15b 多変量データ生成部
15c 主成分抽出部
17 コンテンツ識別手段
17a 主成分距離比較検出部(主成分距離比較検出手段)
17b 相関ピーク詳細検出部(相関ピーク詳細検出手段)

Claims (8)

  1. ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定する指定流通コンテンツ特定装置であって、
    前記流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量データから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積するコンテンツ特徴量データ蓄積手段と、
    前記流通コンテンツを入力する流通コンテンツ入力手段と、
    この流通コンテンツ入力手段で入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、前記コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積されている特徴係数を用いて当該多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する流通コンテンツ特徴量抽出手段と、
    この流通コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、前記第一の検出値以内であるか比較検出する主成分距離比較検出手段と、
    この主成分距離比較検出手段で比較検出された結果、前記距離が前記第一の検出値以内にあるものが2つ以上である場合には、前記流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが前記第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する相関ピーク詳細検出手段と、
    を備えることを特徴とする指定流通コンテンツ特定装置。
  2. 前記参照コンテンツを入力する参照コンテンツ入力手段と、
    この参照コンテンツ入力手段で入力された参照コンテンツの前記特徴量を抽出する参照コンテンツ特徴量抽出手段と、
    この参照コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された参照コンテンツの特徴量および前記参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記第一の検出値および前記第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとする特徴量管理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の指定流通コンテンツ特定装置。
  3. 前記第一の検出値は、
    前記流通コンテンツの主成分と前記参照コンテンツの主成分とが最も近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離と、前記流通コンテンツの主成分と前記参照コンテンツの主成分とが2番目に近いと判定された際の当該流通コンテンツの主成分と当該参照コンテンツの主成分との距離との差分に基づいて、設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指定流通コンテンツ特定装置。
  4. 前記参照コンテンツ特徴量データには、前記参照コンテンツに予め付加されているメタデータが対応付けられており、
    前記メタデータには、前記参照コンテンツのタイトルデータ、前記コンテンツ提供者または放送事業者によって、流通または放送が開始終了される日時データ、放送されるチャンネルデータが少なくとも含まれており、
    前記周波数データ、前記多変量データ、前記特徴係数、前記主成分および前記メタデータのいずれかに基づいて、前記参照コンテンツ特徴量データを検索する検索手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の指定流通コンテンツ特定装置。
  5. ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定するために、前記流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量データから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積するコンテンツ特徴量データ蓄積手段を備えたコンピュータを、
    前記流通コンテンツを入力する流通コンテンツ入力手段、
    この流通コンテンツ入力手段で入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、前記コンテンツ特徴量データ蓄積手段に蓄積されている特徴係数を用いて当該多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する流通コンテンツ特徴量抽出手段、
    この流通コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、前記第一の検出値以内であるか比較検出する主成分距離比較検出手段、
    この主成分距離比較検出手段で比較検出された結果、前記距離が前記第一の検出値以内にあるものが2つ以上である場合には、前記流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが前記第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する相関ピーク詳細検出手段、
    として機能させることを特徴とする指定流通コンテンツ特定プログラム。
  6. 請求項5に記載の指定流通コンテンツ特定プログラムにおいて、
    前記参照コンテンツを入力する参照コンテンツ入力手段、
    この参照コンテンツ入力手段で入力された参照コンテンツの前記特徴量を抽出する参照コンテンツ特徴量抽出手段、
    この参照コンテンツ特徴量抽出手段で抽出された参照コンテンツの特徴量および前記参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記第一の検出値および前記第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとする特徴量管理手段の機能を有することを特徴とする指定流通コンテンツ特定プログラム。
  7. ネットワークを介して、または、記録媒体に記録されて流通している流通コンテンツの提供者であるコンテンツ提供者から取得された参照コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、この多変量データを主成分分析した特徴係数と、この特徴係数を用いて前記多変量データから抽出した主成分とが、参照コンテンツの特徴量として抽出され、当該参照コンテンツの特徴量および当該参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記流通コンテンツの識別に用いる第一の検出値および第二の検出値とを対応付けた参照コンテンツ特徴量データを蓄積しておき、前記流通コンテンツの中で、指定した指定流通コンテンツを特定する指定流通コンテンツ特定方法であって、
    前記流通コンテンツを入力する流通コンテンツ入力ステップと、
    この流通コンテンツ入力ステップにて入力された流通コンテンツを周波数解析した周波数データと、この周波数データから生成した多変量データと、前記参照コンテンツの特徴係数を用いて当該多変量データから抽出した主成分とを、流通コンテンツの特徴量として抽出する流通コンテンツ特徴量抽出ステップと、
    この流通コンテンツ特徴量抽出ステップにて抽出された流通コンテンツの特徴量に含まれている主成分と、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている主成分との差を示す距離が、前記第一の検出値以内であるか比較検出する主成分距離比較検出ステップと、
    この主成分距離比較検出ステップにて比較検出された結果、前記距離が前記第一の検出値以内にあるものが1つ以上である場合には、前記流通コンテンツの特徴量に含まれている周波数データと、前記参照コンテンツ特徴量データに含まれている周波数データとの相関ピークが前記第二の検出値以上である流通コンテンツを指定流通コンテンツとして特定する相関ピーク詳細検出ステップと、
    を含むことを特徴とする指定流通コンテンツ特定方法。
  8. 前記参照コンテンツを入力する参照コンテンツ入力ステップと、
    この参照コンテンツ入力ステップにて入力された参照コンテンツの前記特徴量を抽出する参照コンテンツ特徴量抽出ステップと、
    この参照コンテンツ特徴量抽出ステップにて抽出された参照コンテンツの特徴量および前記参照コンテンツに付加されているメタデータと、前記第一の検出値および前記第二の検出値とを対応付けて参照コンテンツ特徴量データとする特徴量管理ステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載の指定流通コンテンツ特定方法。
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