JP2008304665A - 放送局用テレビレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】レンズ本体に光学アクセサリを安全かつ容易に取り付ける。
【解決手段】光学アクセサリ10に、可搬性を向上させるために把手13を設ける。レンズ本体50には、光学アクセサリ10の取付時にガイドの役目をする段付のガイドピン54が設けられている。光学アクセサリ10の取付時には、把手13を持ち、ガイドピン54と光学アクセサリ10に設けた案内孔14を利用し、光学アクセサリ10の鏡筒12とレンズ本体50のレンズ鏡筒との間に設けられた係合部で嵌り合うように、光軸方向から挿入する。突き当たった位置で光学アクセサリ10を回転させると、ガイドピン54が取付角度の規制になると同時に、ガイドピン54に段差があるために光学アクセサリ10の脱落が防止される。その後、光学アクセサリ10に設けられた固定用つまみ15を締めることで固定される。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ本体の前側に取り付けられる光学アクセサリを有する放送局用テレビレンズに関するものである。
従来から撮像装置に用いられるレンズにおいて、光学アクセサリをレンズの前側に取り付ける手段としては、光学アクセサリの鏡筒と、レンズ本体の鏡筒の先端にねじ口を設け結合する方法、バヨネットマウントを用いる方法が知られている。
バヨネットマウントを用いる方法の例として、例えば特許文献1では、バヨネットリングの複数の爪と、アクセサリの複数の爪との配置位置或いは大きさが不均等に形成されている。そして、特定の回転位置においてのみ、アクセサリの爪がバヨネットリングの爪に挿入されるようにされている。
また、上述の方法以外として、例えば特許文献2には、光学アクセサリ鏡筒の内径部を縮径する方向に弾性変形させ、レンズ本体の鏡筒の外径部を挟持してレンズ鏡筒に装着する方法が開示されている。また特許文献3には、光学アクセサリを配置する取付枠と、この取付枠を介して光学アクセサリを支持する支持部材とを備えることが開示されている。
一方、放送局用テレビレンズは、撮影光学系を保持するレンズ鏡筒と、放送用テレビカメラに取り付けるための部材として略矩形状の固定筐体とを有し、レンズ鏡筒の外側には固定筐体の形状に合わせた略矩形状のレンズカバーを設けることが知られている。レンズカバーの前端部には、有害光線の遮光と前方部におけるレンズ鏡筒の保護をするためのレンズフードが固着されており、レンズ鏡筒はこれらのレンズカバー及びレンズフードによって内包されている。
特開2005−140846号公報 特開2004−271892号公報 特許第3453536号公報
放送局用テレビレンズのレンズ本体の鏡筒は、通常のカメラ等と比較すると大口径であるため、光学特性を変更するために使用される光学アクセサリも、大口径、大重量のものになる。このため、レンズ本体に対して光学アクセサリを着脱する際には、操作者が両手で確実な保持をした状態で、着脱作業が容易に行えるように配慮することが望ましい。
しかし、前述したように放送局用テレビレンズのレンズ鏡筒の先端部は、略矩形状のレンズフードの内側に納まっている。このため、レンズ鏡筒の先端に光学アクセサリを取り付けるにはレンズフードが妨げとなり、光学アクセサリを側面や下側から把持して作業を行うことはできず、前面側から保持をしながら取り付けることになる。即ち、鏡筒の先端側を持った状態で、光学アクセサリをレンズフード内に挿入してゆくことになり、確実に保持した状態で作業を行うことができない。
また、取付機構に関して、例えば従来のねじ結合によって固定する方法では、取り付けまでにアクセサリ全体を数回、回転させる必要がある。しかし、両手で持たなければならないほどの大きさになる放送局用テレビレンズに用いられる光学アクセサリでは、このように光学アクセサリ全体を回転させる作業は困難なものとなる。
また、バヨネットマウントを用いる方式では、光学アクセサリの取付部、つまりレンズ本体の先端部にバヨネットリングや爪を設ける必要があり、レンズ鏡筒の先端で径方向に大きくなる。このため、レンズフード内にレンズ鏡筒を有する放送局用テレビレンズに適用するには、これらの部品をレンズフード内に納めることが難しい。
更に、特許文献2に示すようなレンズ鏡筒に嵌合させた光学アクセサリ鏡筒を弾性変形させる方法では、レンズ本体に対する光学アクセサリの固定をレンズ本体と光学アクセサリの接合部付近で行う必要がある。しかし、放送局用テレビレンズでは、この部分がレンズフードの内部にあるので、レンズフードが取付作業の障害となってしまう。また、特許文献3に示されるような指示部材を用いる方法も、レンズフードの存在が取り付けの障害となるため、放送局用テレビレンズに適用することができない。
本発明の目的は、上記課題を解決するために、光学アクセサリをレンズ本体の前側に安全かつ容易に取り付けることができる放送局用テレビレンズを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る放送局用テレビレンズの技術的特徴は、レンズ本体と、前記レンズ本体の前方に着脱自在に取り付ける光学アクセサリとを備え、該光学アクセサリは、有効光線の外側に配置し前記レンズ本体への固定を行うための固定手段と、着脱時に操作者が把持するための複数の把持手段とを有することにある。
また、本発明に係る放送局用テレビレンズの技術的特徴は、レンズ本体と、該レンズ本体の前方のレンズフードの一部を分離し、通常撮影時用のレンズフード又は光学アクセサリと前記レンズフードとを一体とした光学アクセサリ付レンズフードの何れかを着脱自在に取り付け可能としたことにある。
本発明に係る放送局用テレビレンズによれば、略矩形状のレンズフードを有する放送局用テレビレンズに大口径の光学アクセサリを容易に取り付けることにより、異なる光学特性を容易に得ることができ、撮影用途が増し経済性に優れる。
また、光学アクセサリの取り付けに関して、落下防止手段を設ければ、不注意による落下を防ぐことができ、光学アクセサリが破損することを防止できる。
本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は実施例1の光学アクセサリの斜視図、図2は正面図、図3は固定つまみ周辺の断面図、図4はレンズ本体の斜視図、図5は正面図、図6は光学アクセサリをレンズ本体に装着した状態の斜視図である。
光学アクセサリ10はレンズ本体50の光学性能を変更するためのレンズ、フィルタ等から成る光学素子11と、この光学素子11を保持する鏡筒12とを有している。鏡筒12の先端部は、レンズ本体50への装着時に、撮像面に到達する有効光線を遮断しないように、対角となる部分に光線逃げの加工をすることもある。この場合には、加工した位置によって光学アクセサリ10のレンズ本体50に対する光軸周りの取付角度が決定される。
更に、光学アクセサリ10の鏡筒12には、レンズ本体50への着脱時に、操作者が把持する把持手段として機能する2個の把手13が設けられている。これらの把手13は光学アクセサリ10の光軸を中心として略対称の位置にあって、レンズ本体50の略矩形状のレンズフード51の隅角部付近に配置され、有効光線を遮断しない範囲で前側に突出した形状とされている。これによって、光学アクセサリ10の重心位置に対してバランス良く、両手で光学アクセサリ10を把持した状態で、レンズ本体50の前側からレンズフード51の内側に配置され、レンズ素子52を保持するレンズ鏡筒53への取り付けを可能としている。
光学アクセサリ10の鏡筒12には、レンズ本体50の2本のガイドピン54に対応する2個の案内孔14が、ガイドピン54と同様に光軸に対して略対称となるように設けられている。また案内孔14は、ガイドピン54が挿入される丸孔部14aに、丸孔部14aよりも幅狭で光軸を中心とする円弧状の溝14bが繋がった形状とされている。
レンズ本体50のガイドピン54は段差を有する円柱形状をしており、後述するように先端側の大径部54aと、根元側の細径部54bとから成っている。また、大径部54aの先端部は光学アクセサリ10の案内孔14に通し易くするためにテーパ形状とされ、細径部54bは溝14bに係合する大きさとされている。
更に光学アクセサリ10の案内孔14の近傍には、光学アクセサリ10をレンズ本体50に固定するための光軸と平行方向を向く固定つまみ15が設けられ、レンズ本体50にはこの固定つまみ15に対応する位置に固定用ねじ孔55が設けられている。固定つまみ15の先端には、光学アクセサリ10の鏡筒12から抜け落ちないように、抜け止め部材15aが設けられている。また、固定つまみ15の軸部の周囲には圧縮ばね16が設けられ、光学アクセサリ10がレンズ本体50に固定されていないときには、光学素子11の前方に固定つまみ15を弾性的に押し出すようにされ、抜け止め部材15aは鏡筒12内に収容されている。また、鏡筒12の下側には、鏡筒12の裏側に連通する空気流通孔17が設けられている。
図7〜図10は光学アクセサリ10の取付手順を示している。図7〜図9の(a)は光学アクセサリ10の前側からガイドピン54の周辺を見た拡大正面図であり、(b)はレンズ本体50の光軸とガイドピン54の中心軸とを通る平面で切断した拡大断面図である。光学アクセサリ10の鏡筒12とレンズ本体50のレンズ鏡筒53には相互に係合する係合部12a、53aが設けられ、これにより、光学アクセサリ10の光軸とレンズ本体50の光軸とが一致するようにされている。
先ず図7に示すように、取付前の状態においてレンズ前側から光学アクセサリ10をレンズ本体50に挿入する。この挿入は、光学アクセサリ10の案内孔14の丸孔部14aと、ガイドピン54との光軸周りの角度位置が同じ位置になる位置で行う。挿入に際しては、レンズ鏡筒53の係合部53aの位置よりも前方にガイドピン54が突出しているため、ガイドピン54の大径部54aと、案内孔14の丸孔部14aとが先に係合する。この構成によって、ガイドピン54が光学アクセサリ10を取付位置に案内するガイド部材の役割を果たすことになる。
また、このガイドピン54の大径部54aが、案内孔14の丸孔部14aを通過し切る前に、鏡筒12の係合部12aとレンズ鏡筒53の係合部12a、53aが係合を始める。このため、ガイドピン54と案内孔14が係合している状態で、鏡筒12とレンズ鏡筒53との係合が行われることになり、鏡筒12の係合部12aがレンズ鏡筒53に対して傾かずに、係合部53aに挿入される。
また、この光学アクセサリ10をレンズ本体50に挿入するに際して、鏡筒12とレンズ鏡筒53とが係合されることで、光学アクセサリ10の光学素子11と、レンズ本体50の最前面のレンズ素子52との間の空気が圧縮される。この圧縮された空気の逃げ道を設けないと、挿入時に空気圧によって光学アクセサリ10が押し戻されてしまう。そこで、光学アクセサリ10とレンズ本体50との間の空間部の空気を、空気流通孔17により外気に逃がすようにしている。この空気流通孔17を光学アクセサリ10の下側に設けているのは、空気流通孔17から埃などの異物の侵入を防止するためである。
図8は光学アクセサリ10の鏡筒12が、レンズ本体50のレンズ鏡筒53に突き当たるまで挿入された状態である。ここまで挿入されると、ガイドピン54の大径部54aは案内孔14の丸孔部14aを完全に通り抜けた状態になる。
この挿入後に、図9に示すように、光学アクセサリ10を光軸周りにガイドピン54の細径部54bが溝14bの端部に接触するまで回転させる。これにより、溝14bと細径部54bとが嵌まり合い、溝14bがガイドピン54の大径部54aからは抜けないため、光学アクセサリ10の光軸方向への移動が規制され、光学アクセサリ10の脱落が防止される。
このように、ガイドピン54の細径部54bが案内孔14の溝14bの端部で規制される位置まで回転した状態で、図10に示すように光学アクセサリ10の固定つまみ15を、レンズ本体50に設けられた被固定部である固定用ねじ孔55に締結して固定を行う。
固定つまみ15はレンズフード51が操作の邪魔にならないように、光学素子11の前方から手動で操作することが可能なように配置されている。このため、光学アクセサリ10の固定操作は、レンズフード51を有するレンズ本体50においても容易に行うことができるようになる。この固定により取付操作は完了となる。そして、固定つまみ15は固定用ねじ孔55に作用していない状態では、光学アクセサリ10の鏡筒12内に収容されているので、着脱時に光学アクセサリ10を回転させても、この固定つまみ15が固定用ねじ孔55に引っかかることはない。
本実施例において、ガイドピン54をレンズ本体50に、それに嵌まり合う案内孔14を光学アクセサリ10に設けているが、これらはそれぞれを逆に配置してもよい。即ち、図11に示すように、光学アクセサリ10のレンズ本体50との接合面側にガイドピン54と同様のガイドピン18を設け、図12に示すようにレンズ本体50に、このガイドピン18に対応するための案内孔14と同様の案内孔56を設けてもよい。
更に、本実施例において、ガイドピン54、18及びそれに対応する案内孔14、56は光軸対称となるように2本設けたが、鏡筒12とレンズ鏡筒53との係合部の長さが十分に得られれば、1本のガイドピン54、18でも脱落防止手段を兼ねることができる。
ただし、この場合にはガイドピン54、18を先の実施例と同じような円柱形状にしておくと、レンズ挿入時の案内としては、ガイドピン54、18を中心とした回転の自由度が残る。
そこで、1本のガイドピン54、18を用いて、光学アクセサリ10の装着時の位置合わせを行うためには、例えば図13に示すように、ガイドピン54の大径部54aに、案内孔14の溝14bを通過するような突起部品57を設ければよい。かくすることにより、鏡筒12とレンズ鏡筒53とが係合する前に、突起部品57が溝14bに入り込むことで、挿入時の光学アクセサリ10がガイドピン54の周りに回転することを防止できる。
なお、光学アクセサリ10を使用しない場合には、レンズ本体50には図14、図15に示すように、撮影上は不要となる撮像面から上下方向に外れた光線を遮断するためのマスク部品58を取り付けることが可能である。このマスク部品58は光学アクセサリ10に対する固定用ねじ孔55との間に、スペーサ59を介して、ビス60を用いて取り付けられる。
図16は実施例2における光学アクセサリの斜視図、図17は光学アクセサリをレンズ本体に装着した状態の斜視図である。なお、実施例1と同一の符号は同一の部材を示している。
実施例2の光学アクセサリ20には、レンズ本体50への着脱作業時に用いられる把手21が設けられている。図18、図19は光学アクセサリ20の装着手順に従った把手21の状態を示し、それぞれ(a)はこの把手21付近の拡大正面図、(b)は拡大側面図を示している。
把手21は光軸方向に向く取付軸22を中心に、図18に示すレンズ前方に突出させた位置から、図19に示すように光学アクセサリ20を装着した時の有効光線の外側になるように退避させた位置に回動可能とされている。また、把手21は突出した位置或いは退避した位置で安定するように、把手21の平面21aに板ばね23のばね力が付勢されるようになっている。これによって、把手21が自重やパン・チルト操作などによる慣性力の影響で、有効光線内に飛び出すことが防止される。
実施例1に示したように、把手13が光学アクセサリに完全に固定されている場合には、把手13の位置は撮影中に有効光線の外側になるような形状、配置にしなければならない。しかし、本実施例2のように把手21を可動式にすることにより、把手21をレンズ前方から大きく突出させることができるので、着脱操作時には把持し易くなり、撮影中には有効光線外側に移動することができる。
なお本実施例2においては、把手21を回動させることで、有効光線からの退避及び着脱操作時の突出をさせたが、把手21の可動方法はこれに限定されるものではない。例えば、把手21を引出式にし、光学素子11の前方に突出していた把手21を鏡筒12の内側に退避できるようにしたり、把手21自体を折り畳み式にしたりするなど、他の形態で行うことも可能である。
また、把手21が自身の重さや、パン・チルト操作などの影響で飛び出さないようにするため、本実施例2においては板ばね23を利用する方法を提示しているが、これ以外の方法により飛び出しを防止するようにしてもよい。
上記の方法以外では、例えば図20に示すように、把手21が退避した位置で固定を行うための固定用マグネット24を光学アクセサリ20に設け、把手21にはこれに対応する吸着板25を配置し、磁力によって飛び出しを防止する方法も考えられる。
なお、撮影中に把手21が有効光線内に入らないようにする手法としては、把手21を光学アクセサリ20から着脱自在にする方法も考えられる。即ち、着脱操作時にのみ光学アクセサリ20に把手21を取り付け、撮影中には取り外すようにすればよい。
図21は実施例3における光学アクセサリの斜視図、図22は把手31をレンズ前側に突出させた状態の側面図、図23は光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の斜視図、図24は光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の側面図である。
光学アクセサリ30には、着脱操作時に操作者が把持するための把手31が設けられているが、この把手31は実施例2と同様に、光軸方向に向く取付軸22の周りに回動するようにされている。回動可能な把手31の端部には、光学アクセサリ30をレンズ本体50に固定するために用いられる固定用フック部31aが設けられている。即ち、光学アクセサリ30の着脱操作時にはレンズ前側に把手31を突出し、装着時には把手31を有効光線外に退避できるようになっている。
レンズ本体50には、光学アクセサリ30がレンズ鏡筒53の先端形状等で定まる特定の角度で取り付けられた際に、フック部31aに対応する位置に、固定用ピン61が設けられている。この固定用ピン61は調整台62を介してレンズ鏡筒53に固定されている。調整台62はフック部31aと固定用ピン61の位置関係によって、光学アクセサリ30の固定ができなくならないように、固定用ピン61の光軸方向の位置を調整するために設けられている。
光学アクセサリ30のレンズ本体50への固定の手順としては、途中までは先の実施例1で説明した方法と同様である。即ち、先ずガイドピン54と案内孔14との光軸周り位置が同じ位置で、レンズ前方から光学アクセサリ30を挿入し、光学アクセサリ30をレンズ鏡筒53に係合させる。
次に、脱落防止機構を有効にするために、光学アクセサリ30を光軸周りに回転させる。その後に、把手31を有効光線外に退避させるために回動すると、固定用フック部31aがレンズ本体50側の固定用ピン61に係合し、光学アクセサリ30がレンズ本体50に固定される。
なお、固定用フック部31aと固定用ピン61の位置関係によって、固定不能とならないようにするには、固定用ピン61の光軸方向位置を調整する方法以外の方法でもよい。例えば、固定用ピン61を使用することなく、固定用フック部31aを有する把手31の方の光軸方向位置を調整する方法や、固定用フック部31aと固定用ピン61の係合部にばねなどの弾性体を介在して、その弾性力を利用する方法などがある。
また実施例3では、光学アクセサリ30とレンズ本体50の固定を固定用フック部31aと固定用ピン61を用いて固定する例を提示した。しかし、光学アクセサリ30のレンズ本体50への固定方法は、これに限定されるものではなく、把手31の退避と連動して、光学アクセサリ30の固定動作が行われるようにすればよい。
図25は実施例4において、レンズ本体に、標準レンズフード又は光学アクセサリ付レンズフードを取り付ける場合の斜視図である。なお、先の実施例と同一の符号は同一の部材を示している。
前述したように、放送局用テレビレンズでは略矩形状のレンズフード51が用いられている。レンズ本体70側にレンズフード51が固定され、レンズ本体70のレンズ鏡筒53を保護するレンズカバー71に対し、レンズフードとしての役割を果たす標準レンズフード72が、接合部73を介してレンズフード51の一部から分離できるようになっている。また、光学アクセサリ40とレンズフードが一体となった光学アクセサリ付レンズフード41を別途に設け、取り外した標準レンズフード72の代りに、レンズ本体70に取り付けることが可能とされている。
図26はレンズ鏡筒53側に設けられた固定用ねじ孔74を通るレンズ本体70の断面図である。なお、レンズ本体70側のレンズカバー71には弾性部材75が設けられており、標準レンズフード72、光学アクセサリ付レンズフード41が接続される場合に、この弾性部材75が圧縮されるようになっている。弾性部材75の弾性力により合わせ目を閉塞し、標準レンズフード72、光学アクセサリ付レンズフード41内に異物が侵入することを防止する。
図27は通常撮影時用に使用する標準レンズフード72をレンズ本体70に取り付けた状態の断面図であり、標準レンズフード72の接合部73は、固定つまみ76が固定用ねじ孔74に螺合することにより、レンズ本体70に固定されている。そして、固定つまみ76を緩めることによって、標準レンズフード72を取り外すことができる。
光学アクセサリ付レンズフード41のレンズ本体70への取付方法については、実施例1と同様にすればよい。即ち、図25に示すように、レンズ本体70にはガイドピン54が設けられ、光学アクセサリ付レンズフード41の接合部42には、実施例1の案内孔14と同様に案内孔43が設けられている。
ガイドピン54と案内孔43の光軸周りの位置が一致する個所で、光学アクセサリ付レンズフード41の接合部42をレンズ前側から挿入し、光学アクセサリ付レンズフード41側の鏡筒44とレンズ本体70側の鏡筒53とを係合させる。その後に、接合部42を光軸中心で回転させ、ガイドピン54と案内孔43によって脱落が防止された状態で、図28に示すように実施例1の固定つまみ15と同様の固定つまみ45を、レンズ本体70の固定用ねじ孔74にねじ込んで固定を行う。
このように、光学アクセサリ40をレンズフードと一体する方法の効果としては、光学アクセサリ40の装着時、非装着時、それぞれの光学特性に最適な光学アクセサリ付レンズフード41を得ることができることにある。即ち、非装着時には標準レンズフード72のマスク78によって撮像面の上下方向の不要な光線を遮断するが、より画角を広くするような光学アクセサリ40であれば、レンズフードの形状による有効光線の蹴られが発生しないような形状にすることが可能である。
また標準レンズフード72の取り付けは、光学アクセサリ付レンズフード41を装着する際と同様に、前方から固定つまみ76を利用してレンズ鏡筒53に固定するが、標準レンズフード72はレンズカバー71に取り付けてもよい。
図29は変形例の標準レンズフード72’をレンズ本体70に取り付けた状態の断面図を示している。この標準レンズフード72’はレンズカバー71の先端部に取り付けられた弾性部材75の内側に係合するようになっている。標準レンズフード72をレンズカバー71に嵌め込み、固定用ピン79を上下方向からレンズカバー71に設けられたねじ孔80に螺合する。これにより、固定用ピン79の先端が標準レンズフード72に設けられピン孔81を通り、標準レンズフード72’がレンズカバー71に固定されるようになっている。
また、固定用ピン79をレンズカバー71に設けられたねじ孔80に対して固定しているため、光学アクセサリ付レンズフード41の接合部42を取り付けた際に、この固定用ピン79を使用しなくなっても、レンズ本体70に取り付けておくことができる。
このように、標準レンズフード72の接合部73をレンズカバー71に取り付けることにより、レンズカバー71をレンズ本体70から取り外す際に、標準レンズフード72をレンズカバー71に付けたまま取り外しが可能になる。
なお、光学アクセサリ付レンズフード41については、レンズカバー71に固定することは適切ではなく、レンズ鏡筒53に固定することが望ましい。その理由は、レンズカバー71に固定すると、光学アクセサリ40とレンズ鏡筒53との取付位置の関係が、レンズ鏡筒53に直接取り付けた場合に比べて安定せず、光学アクセサリ40の取付時の光学性能に影響を与えることが懸念されるためである。更に、レンズカバー71はレンズ鏡筒53を囲むために枠体とされており、大重量の放送局用テレビレンズに用いられる光学アクセサリ40を取り付けることで、変形してしまうことも理由に挙げられる。
以上の説明では、本発明の好ましい実施例について述べたが、本発明はこれらの実施例に限定されないことは云うまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形、変更が可能である。
実施例1の光学アクセサリの斜視図である。 正面図である。 固定つまみ周辺の断面図である。 レンズ本体の斜視図である。 レンズ本体の正面図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の斜視図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付ける第1の手順を示し、(a)は光学アクセサリの案内孔付近の拡大正面図、(b)は光軸とガイドピンの軸を通る平面で切断した拡大断面図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付ける第2の手順を示し、(a)は光学アクセサリの案内孔付近の拡大正面図、(b)は光軸とガイドピンの軸を通る平面で切断した拡大断面図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付ける第3の手順を示し、(a)は光学アクセサリの案内孔付近の拡大正面図、(b)は光軸とガイドピンの軸を通る平面で切断した拡大断面図である。 光学アクセサリの固定つまみをレンズ本体に螺合した状態の拡大断面図である。 ガイドピンを設けた光学アクセサリの斜視図である。 案内孔を設けたレンズ本体の斜視図である。 (a)は1本のガイドピンにより光学アクセサリの案内を行う場合のガイドピンの拡大正面図、(b)は拡大側面図である。 レンズ本体にマスクを取り付けた状態の正面図である。 レンズ本体にマスクを取り付けた状態の断面図である。 実施例2の光学アクセサリの斜視図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の斜視図である。 (a)は把手を光学アクセサリの前側に突出させた状態の把手部の拡大正面図、(b)は拡大側面図である。 (a)は把手を有効光線外に退避させた状態の把手部の拡大正面図、(b)は拡大側面図である。 把手の固定を磁力によって行う場合の拡大側面図である。 実施例3の光学アクセサリの斜視図である。 把手周辺の拡大側面図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の斜視図である。 光学アクセサリをレンズ本体に取り付けた状態の拡大側面図である。 実施例4におけるレンズ本体に、標準レンズフード又は光学アクセサリ付レンズフードを取り付ける場合の斜視図である。 標準レンズフードの取付前の状態のレンズ本体の拡大断面図である。 レンズ本体に標準レンズフードを取り付けた状態の拡大断面図である。 レンズ本体に光学アクセサリ付レンズフードを取り付けた状態の拡大断面図である。 レンズ本体に変形例の標準レンズフードを取り付けた状態の拡大断面図である。
符号の説明
10、20、30、40 光学アクセサリ
13、21、31 把手
14、43、56 案内孔
15、45、76 固定つまみ
17 空気流通孔
18、54 ガイドピン
23 板ばね
24 固定用マグネット
25 吸着板
41 光学アクセサリ付レンズフード
42、73 接合部
50、70 レンズ本体
51 レンズフード
52 レンズ素子
53 レンズ鏡筒
55、74 固定用ねじ孔
57 突起部品
61 固定用ピン
71 レンズカバー
72 標準レンズフード
75 弾性部材

Claims (10)

  1. レンズ本体と、前記レンズ本体の前方に着脱自在に取り付ける光学アクセサリとを備え、該光学アクセサリは、有効光線の外側に配置し前記レンズ本体への固定を行うための固定手段と、着脱時に操作者が把持するための複数の把持手段とを有することを特徴とする放送局用テレビレンズ。
  2. 前記固定手段は光軸と平行な軸方向に締結を行うねじを有し、前記光学アクセサリを前記レンズ本体に係合させた状態で、前記レンズ本体に設けた被固定部に前記ねじによるねじ結合によって前記光学アクセサリを固定すること特徴とする請求項1に記載の放送局用テレビレンズ。
  3. 前記光学アクセサリに着脱時の案内となるガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の放送局用テレビレンズ。
  4. 前記光学アクセサリに脱落防止手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の放送局用テレビレンズ。
  5. 前記ガイド部材は脱落防止手段の一部を兼ねることを特徴とする請求項3に記載の放送局用テレビレンズ。
  6. 前記脱落防止手段は、前記ガイド部材と、前記光学アクセサリの装着時に前記ガイド部材が通過する案内孔とから構成し、前記光学アクセサリを前記レンズ本体に取り付ける際に、前記ガイド部材が前記案内孔に入るように前記レンズ本体の前方から挿入後に、前記光学アクセサリを光軸周りに回転し前記ガイド部材が前記光学アクセサリの光軸方向の移動を規制することにより脱落防止を行うことを特徴とする請求項5に記載の放送局用テレビレンズ。
  7. 前記把持手段は可動であり、前記光学アクセサリの着脱操作時には前記レンズ本体の前面側に突出し、前記光学アクセサリを前記レンズ本体に装着した際には、前記有効光線よりも外側に退避することを特徴とする請求項1〜6の何れか1つの請求項に記載の放送局用テレビレンズ。
  8. 前記固定手段は前記把持手段の可動によって固定動作を行い、前記把持手段を有効光線から退避させる方向に移動することを特徴とする請求項7に記載の放送局用テレビレンズ。
  9. 前記光学アクセサリと前記レンズ本体との間の空間部に、外気に連通させる空気流通手段を設けたことを特徴とする請求項1〜8の何れか1つの請求項に記載の放送局用テレビレンズ。
  10. レンズ本体と、該レンズ本体の前方のレンズフードの一部を分離し、通常撮影時用のレンズフード又は光学アクセサリと前記レンズフードとを一体とした光学アクセサリ付レンズフードの何れかを着脱自在に取り付け可能としたことを特徴とする放送局用テレビレンズ。
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