JP2008303892A - センサ付車輪用軸受 - Google Patents
センサ付車輪用軸受 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008303892A JP2008303892A JP2007148720A JP2007148720A JP2008303892A JP 2008303892 A JP2008303892 A JP 2008303892A JP 2007148720 A JP2007148720 A JP 2007148720A JP 2007148720 A JP2007148720 A JP 2007148720A JP 2008303892 A JP2008303892 A JP 2008303892A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor
- wheel bearing
- flange
- strain
- contact fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
- F16C19/522—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions related to load on the bearing, e.g. bearings with load sensors or means to protect the bearing against overload
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
- F16C19/186—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement with three raceways provided integrally on parts other than race rings, e.g. third generation hubs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2229/00—Setting preload
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/01—Parts of vehicles in general
- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C41/00—Other accessories, e.g. devices integrated in the bearing not relating to the bearing function as such
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
【課題】 外方部材の車体取付用フランジとナックルとの接触面間に生じる滑りを防止でき、車輪にかかる荷重を精度良く検出できるセンサ付車輪用軸受を提供する。
【解決手段】 この車輪用軸受は、外方部材1と内方部材2の間に複列の転動体5が介在し、前記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外周に車体取付用フランジ1aを有する。この車体取付用フランジ1aの円周方向の複数箇所にボルト孔14が設けられ、このボルト孔14に挿通されたナックルボルト18により、前記車体取付用フランジ1aがナックル16に取付けられる。前記車体取付用フランジ1aは、各ボルト孔14が設けられた円周方向分部が他の部分よりも外径側へ突出した突片1aaとされる。少なくても隣り合う2つの前記突片1aa間は架橋部材21で連結される。前記外方部材1の歪みを検出して、その検出値により車輪用軸受の予圧量、またはタイヤと路面間の作用力を推定する荷重検出手段19が設けられる。
【選択図】 図1
【解決手段】 この車輪用軸受は、外方部材1と内方部材2の間に複列の転動体5が介在し、前記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外周に車体取付用フランジ1aを有する。この車体取付用フランジ1aの円周方向の複数箇所にボルト孔14が設けられ、このボルト孔14に挿通されたナックルボルト18により、前記車体取付用フランジ1aがナックル16に取付けられる。前記車体取付用フランジ1aは、各ボルト孔14が設けられた円周方向分部が他の部分よりも外径側へ突出した突片1aaとされる。少なくても隣り合う2つの前記突片1aa間は架橋部材21で連結される。前記外方部材1の歪みを検出して、その検出値により車輪用軸受の予圧量、またはタイヤと路面間の作用力を推定する荷重検出手段19が設けられる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車輪の軸受部にかかる荷重を検出する荷重センサを内蔵したセンサ付車輪用軸受に関する。
自動車の各車輪にかかる荷重を検出する技術として、車輪用軸受の外輪フランジの外径面の歪みを検出することにより荷重を検出するセンサ付車輪用軸受が提案されている(例えば特許文献1)。また、固定輪のフランジ部と外径部にわたってL字型部材からなる歪み拡大機構を取付け、その歪み拡大機構の一部に歪みゲージを貼り付けた車輪用軸受が提案されている(例えば特許文献2)。
特開2002−098138号公報
特開2006−077807号公報
特許文献1に開示の技術では、固定輪のフランジ部の変形により発生する歪みを検出している。しかし、固定輪のフランジ部の変形には、フランジ面とナックル面の間に、静止摩擦力を超えた場合に滑りが伴うため、繰返し荷重を印加すると、出力信号にヒステリシスが発生するといった問題がある。
例えば、車輪用軸受に対してある方向の荷重が大きくなる場合、固定輪フランジ面とナックル面の間は、最初は荷重よりも静止摩擦力の方が大きいため滑らないが、ある大きさを超えると静止摩擦力に打ち勝って滑るようになる。その状態で荷重を小さくしていくと、やはり最初は静止摩擦力により滑らないが、ある大きさになると滑るようになる。その結果、この変形が生じる部分で荷重を推定しようとすると、出力信号に図12のようなヒステリシスが生じる。
また、特許文献2に開示の技術においても、L字型部材からなる歪み拡大機構のフランジ面に固定されている部位が、フランジ面とナックル面の摩擦(滑り)の影響を受けるため、上記と同様の問題が生じる。
例えば、車輪用軸受に対してある方向の荷重が大きくなる場合、固定輪フランジ面とナックル面の間は、最初は荷重よりも静止摩擦力の方が大きいため滑らないが、ある大きさを超えると静止摩擦力に打ち勝って滑るようになる。その状態で荷重を小さくしていくと、やはり最初は静止摩擦力により滑らないが、ある大きさになると滑るようになる。その結果、この変形が生じる部分で荷重を推定しようとすると、出力信号に図12のようなヒステリシスが生じる。
また、特許文献2に開示の技術においても、L字型部材からなる歪み拡大機構のフランジ面に固定されている部位が、フランジ面とナックル面の摩擦(滑り)の影響を受けるため、上記と同様の問題が生じる。
この発明の目的は、外方部材の車体取付用フランジとナックルとの接触面間の滑りを防止でき、車輪にかかる荷重を精度良く検出できるセンサ付車輪用軸受を提供することである。
この発明のセンサ付車輪用軸受は、複列の転走面が内周に形成された外方部材と、この転走面と対向する転走面を外周に形成した内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、前記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外周に、ナックルへ取付ける車体取付用のフランジを有し、このフランジの円周方向の複数箇所にボルト孔が設けられ、上記フランジは、各ボルト孔が設けられた円周方向部分が他の部分よりも外径側へ突出した突片とされた車輪用軸受において、少なくても隣り合う2つの前記突片を連結する架橋部材と、前記外方部材の歪みを検出してその検出値により車輪用軸受の予圧量またはタイヤと路面間の作用力を推定する荷重推定手段を設けたことを特徴とする。
この構成によると、車体取付用のフランジの隣り合う2つの突片を架橋部材で連結したので、突片における剛性が高くなる。そのため、上記フランジとナックルとの間の滑り、特に接触面に沿う方向の滑りが抑制される。この相対滑りの減少により、荷重検出手段の出力信号のヒステリシスを小さくすることができ、これにより、荷重推定手段により、車輪用軸受の予圧量やタイヤと路面間の作用力を精度良く検出することができる。なお、荷重推定手段に上記ヒステリシスを補正する補正手段を設けておけば、より一層正確に、上記予圧量や作用力を正確に検出することができる。
この構成によると、車体取付用のフランジの隣り合う2つの突片を架橋部材で連結したので、突片における剛性が高くなる。そのため、上記フランジとナックルとの間の滑り、特に接触面に沿う方向の滑りが抑制される。この相対滑りの減少により、荷重検出手段の出力信号のヒステリシスを小さくすることができ、これにより、荷重推定手段により、車輪用軸受の予圧量やタイヤと路面間の作用力を精度良く検出することができる。なお、荷重推定手段に上記ヒステリシスを補正する補正手段を設けておけば、より一層正確に、上記予圧量や作用力を正確に検出することができる。
この発明において、前記架橋部材をリング状部材とし、前記突片のうちの2つ以上の突片に固定しても良い。
架橋部材をリング状部材とすることにより、1つの架橋部材で、車体取付用フランジのすべての車体取付用ボルト孔の周辺での滑りを減少させることができる。その結果、フランジにおける様々な場所に歪みセンサを設けても、これらの歪みセンサからヒステリシスの小さい出力信号を得ることができ、車輪用軸受に印加される様々な方向の荷重を正確に推定することができる。
架橋部材をリング状部材とすることにより、1つの架橋部材で、車体取付用フランジのすべての車体取付用ボルト孔の周辺での滑りを減少させることができる。その結果、フランジにおける様々な場所に歪みセンサを設けても、これらの歪みセンサからヒステリシスの小さい出力信号を得ることができ、車輪用軸受に印加される様々な方向の荷重を正確に推定することができる。
この発明において、前記荷重推定手段は、前記外方部材に対して直接にまたは間接的に接触固定される接触固定部を2つ以上有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材の歪みを検出するセンサからなるセンサユニットを有するものとしても良い。
前記歪み発生部材を設けると、外方部材の小さい歪みが歪み発生部材で拡大され、この歪み発生部材の歪みがセンサで検出される。そのため、外方部材のわずかな歪みも感度良く検出できる。また、センサユニットを車輪用軸受とは別に製作できるため、組立性も良い。
前記歪み発生部材を設けると、外方部材の小さい歪みが歪み発生部材で拡大され、この歪み発生部材の歪みがセンサで検出される。そのため、外方部材のわずかな歪みも感度良く検出できる。また、センサユニットを車輪用軸受とは別に製作できるため、組立性も良い。
前記センサユニットを設ける場合に、このセンサユニットは、少なくても1つの接触固定部を前記架橋部材に固定し、別の接触固定部を前記外方部材に固定しても良い。
この構成の場合、センサユニットを、変形量が小さい部分となる架橋部材と、大きい部分となる外方部材とに跨がって固定することになるので、センサユニットの歪み発生部材に歪みが発生し易くなり、荷重をさらに感度良く検出することができる。
この構成の場合、センサユニットを、変形量が小さい部分となる架橋部材と、大きい部分となる外方部材とに跨がって固定することになるので、センサユニットの歪み発生部材に歪みが発生し易くなり、荷重をさらに感度良く検出することができる。
この構成の場合に、前記センサユニットは、第1の接触固定部と第2の接触固定部を有し、第1の接触固定部は前記架橋部材に対して、前記架橋部材を固定する突片間の中央部に固定し、第2の接触固定部は第1の接触固定部と径方向に同位相となるように外方部材に固定しても良い。
上記のように、架橋部材と外方部材とにセンサユニットを固定することで、歪み発生部材に歪みが発生し易くなる。この場合に、フランジの突片のナックル接触面とナックルのフランジ接触面の間に、静止摩擦力を超えて滑りが発生しても、センサユニットの第1の接触固定部を架橋部材の中央部に固定しているので、お互いの滑りがキャンセルされ、荷重をさらに感度良く正確に検出することができる。
上記のように、架橋部材と外方部材とにセンサユニットを固定することで、歪み発生部材に歪みが発生し易くなる。この場合に、フランジの突片のナックル接触面とナックルのフランジ接触面の間に、静止摩擦力を超えて滑りが発生しても、センサユニットの第1の接触固定部を架橋部材の中央部に固定しているので、お互いの滑りがキャンセルされ、荷重をさらに感度良く正確に検出することができる。
この発明において、前記センサユニットの前記歪み発生部材は切欠部を有するものとしても良い。このように切欠部を設けた場合、歪み発生部材の切欠部の周辺に歪みが集中し易くなり、歪みをさらに感度良く正確に推定することができる。
この発明において、前記荷重推定手段は歪みを検出するセンサを有し、このセンサは、カバー等のセンサ保護手段を有するものとしても良い。センサに前記カバー等のセンサ保護手段を設けると、センサを外部環境から保護することができる。そのため、車輪用軸受の配置環境となる、路面上の塩泥水や埃を被り易い悪環境にあっても、センサを正常に作動させることができる。
この発明のセンサ付車輪用軸受は、複列の転走面が内周に形成された外方部材と、この転走面と対向する転走面を外周に形成した内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、前記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外周に、ナックルへ取付ける車体取付用のフランジを有し、このフランジの円周方向の複数箇所にボルト孔が設けられ、上記フランジは、各ボルト孔が設けられた円周方向部分が他の部分よりも外径側へ突出した突片とされた車輪用軸受において、少なくても隣り合う2つの前記突片を連結する架橋部材と、前記外方部材の歪みを検出してその検出値により車輪用軸受の予圧量またはタイヤと路面間の作用力を推定する荷重推定手段を設けたため、外方部材の車体取付用フランジとナックルとの接触面間の静止摩擦力を超えた場合の滑りを防止でき、予圧量またはタイヤと路面間の作用力を精度良く検出することができる。
この発明の一実施形態を図1および図2と共に説明する。この実施形態は、第3世代型の内輪回転タイプで、駆動輪支持用の車輪用軸受に適用したものである。なお、この明細書において、車両に取り付けた状態で車両の車幅方向の外側寄りとなる側をアウトボード側と呼び、車両の中央寄りとなる側をインボード側と呼ぶ。
このセンサ付車輪用軸受における軸受は、図1に断面図で示すように、内周に複列の転走面3を形成した外方部材1と、これら各転走面3に対向する転走面4を形成した内方部材2と、これら外方部材1および内方部材2の転走面3,4間に介在した複列の転動体5とで構成される。この車輪用軸受は、複列のアンギュラ玉軸受型とされていて、転動体5はボールからなり、各列毎に保持器6で保持されている。上記転走面3,4は断面円弧状であり、ボール接触角が背面合わせとなるように形成されている。外方部材1と内方部材2との間の軸受空間の両端は、一対のシール7,8によってそれぞれ密封されている。
外方部材1は固定側部材となるものであって、車体の懸架装置(図示せず)におけるナックル16に取付ける車体取付用フランジ1aを外周に有し、全体が一体の部品とされている。フランジ1aには円周方向の複数箇所に車体取付用のボルト孔14が設けられ、インボード側よりナックル16のボルト挿通孔17に挿通したナックルボルト18を前記ボルト孔14に螺合することにより、車体取付用フランジ1aがナックル16に取付けられる。
内方部材2は回転側部材となるものであって、車輪取付用のハブフランジ9aを有するハブ輪9と、このハブ輪9の軸部9bのインボード側端の外周に嵌合した内輪10とでなる。これらハブ輪9および内輪10に、前記各列の転走面4が形成されている。ハブ輪9のインボード側端の外周には段差を持って小径となる内輪嵌合面12が設けられ、この内輪嵌合面12に内輪10が嵌合している。ハブ輪9の中心には貫通孔11が設けられている。ハブフランジ9aには、周方向複数箇所にハブボルト(図示せず)の圧入孔15が設けられている。ハブ輪9のハブフランジ9aの根元部付近には、車輪および制動部品(図示せず)を案内する円筒状のパイロット部13がアウトボード側に突出している。
内方部材2は回転側部材となるものであって、車輪取付用のハブフランジ9aを有するハブ輪9と、このハブ輪9の軸部9bのインボード側端の外周に嵌合した内輪10とでなる。これらハブ輪9および内輪10に、前記各列の転走面4が形成されている。ハブ輪9のインボード側端の外周には段差を持って小径となる内輪嵌合面12が設けられ、この内輪嵌合面12に内輪10が嵌合している。ハブ輪9の中心には貫通孔11が設けられている。ハブフランジ9aには、周方向複数箇所にハブボルト(図示せず)の圧入孔15が設けられている。ハブ輪9のハブフランジ9aの根元部付近には、車輪および制動部品(図示せず)を案内する円筒状のパイロット部13がアウトボード側に突出している。
図2は、この車輪用軸受の外方部材1をアウトボード側から見た正面図を示す。なお、図1は、図2におけるI−O−I矢視断面図を示す。前記車体取付用フランジ1aは、図2のように、各ボルト孔14が設けられた円周方向部分が他の部分よりも外径側へ突出した突片1aaとされている。これら各突片1aaの基端における円周方向の両側の端面部分1aa1は、車体取付用フランジ1aにおける突片1aaの非成形部1abの外径面に対して円弧状の正面形状となって続く円弧面部とされている。この円弧面部1aa1の外径面に、荷重検出手段として、1つ以上(ここでは、上位置にある隣り合う2つの突片1aaにおける各円弧面部1aa1の外径面に各1個で合計4個)の歪みセンサ19が貼り付けられている。これらの歪みセンサ19として、例えば抵抗線歪みゲージや半導体歪みゲージなどの歪みゲージが用いられ、外方部材1の周方向の歪みを検出する方向に貼り付けられている。歪みセンサ19には、保護用のカバー等を設けるのが好ましい。歪みセンサ19に保護用のカバー等を設けると、歪みセンサ19を外部環境から保護でき、悪環境に晒される車輪用軸受であっても歪みセンサ19を正常に作動させることができる。
前記外方部材1における上位置の隣り合う2つの突片1aaは、それら突片1aaのアウトボード側に向く面に配置される架橋部材21で連結されている。具体的には、架橋部材21は、車輪用軸受と同心の円弧状部材であり、その両端部が各突片1aaにボルト22で固定される。この架橋部材21は、車体取付用フランジ1aにおけるボルト孔14の周辺におけるナックル16との接触面方向の自由度を抑制し、フランジ1aとナックル16の間の相対滑りを抑制する手段とされる。
前記歪みセンサ19は推定手段20に接続される。推定手段20は、歪みセンサ19の出力信号により、車輪のタイヤと路面間の作用力を推定する手段であり、信号処理回路や補正回路などが含まれる。推定手段20は、車輪のタイヤと路面間の作用力と歪みセンサ19の出力信号との関係を演算式またはテーブル等により設定した関係設定手段(図示せず)を有し、入力された出力信号から前記関係設定手段を用いて作用力を出力する。前記関係設定手段の設定内容は、予め試験やシミュレーションで求めておいて設定する。
車輪のタイヤと路面間に荷重が作用すると、車輪用軸受の固定側部材である外方部材1にも荷重が印加されて変形が生じる。このとき、外方部材1のフランジ1aに設けられたボルト孔14と同位相の位置は、ナックルボルト18により車体の懸架装置におけるナックル16に固定されているのでほとんど変形せず、車体取付用フランジ1aにおける突片1aaの非成形部1abの外径面が外方向へ変形する。これにより、前記円弧面部1aa1に歪みが集中し、荷重により歪み量が大きく変化する。このため、円弧面部1aa1の外径面に貼り付けられた歪みセンサ19は、荷重の印加に伴う外方部材1の歪みを感度良く検出することができる。この歪みセンサ19の出力信号から、車輪のタイヤと路面間の作用力を推定手段20で推定するようにしているので、静止時や低速時を問わず車輪のタイヤと路面間の作用力を正確に検出することができる。
とくに、車体取付用フランジ1aにおける歪みセンサ19が貼り付けられる上位置の隣り合う2つの突片1aaが架橋部材21で連結されているので、フランジ1aおよびナックル16は接触面方向への自由度が抑制され、相対滑りが減少する。一方、荷重検出手段となる歪みセンサ19は、上記したように車体取付用フランジ1aの突片1aaの円弧面部1aa1の相対変位により発生する歪みを検出しているので、フランジ1aの突片1aaのボルト孔14の周辺部の滑りを前記架橋部材21で減少させることにより、歪みセンサ19の出力信号のヒステリシスを小さくすることができる。これにより、車輪のタイヤと路面間の作用力を精度良く検出することができる。
また、荷重検出手段である歪みセンサ19の取付けや架橋部材21の取付けにおいては、車輪用軸受への追加工を殆ど必要としないので、軸受剛性を低下させることもない。
また、車輪のタイヤと路面間の作用力だけでなく、車輪用軸受に作用する力(例えば予圧量)を検出するものとしても良い。
このセンサ付車輪用軸受から得られた検出荷重を自動車の車両制御に使用することにより、自動車の安定走行に寄与できる。また、このセンサ付車輪用軸受を用いると、車両にコンパクトに荷重センサを設置でき、量産性に優れたものとでき、コスト低減を図ることができる。
また、車輪のタイヤと路面間の作用力だけでなく、車輪用軸受に作用する力(例えば予圧量)を検出するものとしても良い。
このセンサ付車輪用軸受から得られた検出荷重を自動車の車両制御に使用することにより、自動車の安定走行に寄与できる。また、このセンサ付車輪用軸受を用いると、車両にコンパクトに荷重センサを設置でき、量産性に優れたものとでき、コスト低減を図ることができる。
なお、この実施形態では、荷重検出手段として、車体取付用フランジ1aの外径面に複数個の歪みセンサ19を貼り付けた例を示したが、歪みセンサ19を他の部位に取付けても良く、その個数も限定しない。また、荷重検出手段として、変位センサや超音波センサなど他の種類のセンサを用いても良い。例えば、変位センサや超音波センサを車体取付用フランジ1aの突片1aaに固定し、突片1aaとその他の部分の相対変位を測定する場合、センサの出力信号はフランジ1aのボルト孔14の周辺の滑りの影響を受けてヒステリシスが生じる。この場合にも、架橋部材21の作用で、出力信号のヒステリシスを小さくすることができる。
また、この実施形態では、車体取付用フランジ1aにおける上位置の隣り合う2つの
突片1aaを架橋部材21で連結しているが、どの位置の突片1aaを連結するか、どれだけの数の突片1aaを連結するかなどについては特に限定しない。また、架橋部材21をボルト22で突片1aaに固定しているが、接着や溶接などの他の固定手段で固定しても良い。また、ピンなどの位置決め部材を介して、架橋部材21を突片1aaに固定しても良く、この場合には架橋部材21と突片1aaの間の滑りを減少させることができる。また、架橋部材21は外方部材1とは別体の部材としているが、外方部材1と一体構造、つまり外方部材1自体を、隣り合う突片1aa間が連結されるような形状としても良い。
また、この実施形態では、車体取付用フランジ1aにおける上位置の隣り合う2つの
突片1aaを架橋部材21で連結しているが、どの位置の突片1aaを連結するか、どれだけの数の突片1aaを連結するかなどについては特に限定しない。また、架橋部材21をボルト22で突片1aaに固定しているが、接着や溶接などの他の固定手段で固定しても良い。また、ピンなどの位置決め部材を介して、架橋部材21を突片1aaに固定しても良く、この場合には架橋部材21と突片1aaの間の滑りを減少させることができる。また、架橋部材21は外方部材1とは別体の部材としているが、外方部材1と一体構造、つまり外方部材1自体を、隣り合う突片1aa間が連結されるような形状としても良い。
図3および図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態のセンサ付車輪用軸受では、図1および図2に示す実施形態において、荷重検出手段である歪みセンサ19を、図4のように車体取付用フランジ1aにおける上下4つのすべての突片1aaの両円弧面部1aa1の外径面に貼り付けている。また、架橋部材21を車輪用軸受と同心のリング状部材とし、この架橋部材21をすべての突片1aaにボルト22で固定している。その他の構成は、図1および図2に示す実施形態の場合と同様である。なお、図3は、図4におけるIII −O−III矢視断面図を示す。
このように、架橋部材21をリング状の部材とすることにより、1つの架橋部材21で、車体取付用フランジ1aのすべての車体取付用ボルト孔14の周辺での滑りを減少させることができる。その結果、図4のようにすべての突片1aaに歪みセンサ19を設けても、これらの歪みセンサ19からヒステリシスの小さい出力信号を得ることができ、車輪用軸受に印加される様々な方向の荷重(軸方向荷重Fy ,上下方向荷重Fz など)を正確に推定することができる。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態のセンサ付車輪用軸受では、図1および図2に示す実施形態において、車体取付用フランジ1aにおける突片1aaの外径面に設ける荷重検出手段として、図5(B)に拡大した正面図で示すように、前記円弧面部1aa1に沿う周方向に長い略円弧状とされた歪み発生部材24と、この歪み発生部材24の歪みを検出する歪みセンサ25からなるセンサユニット23が用いられる。なお、ここでは、上位置の隣り合う2つの突片1aaの互いに対向する2か所の円弧面部1aa1に、それぞれセンサユニット23が配置される。センサユニット23の歪み発生部材24には、その円弧の外周側に張り出した複数の接触固定部(ここでは歪み発生部材24の両端部に形成される2つの接触固定部)24a,24aが形成され、これらの接触固定部24aが前記突片1aaの外径面に対して直接に接触固定される。また、歪み発生部材24の中央部には円弧の外周側に開口する1つの切欠部24bが形成されている。歪みセンサ25は、歪み発生部材24における各方向の荷重に対して歪みが大きくなる箇所に設けられる。ここでは、その箇所として、歪み発生部材24の内周側の前記切欠部24bの背面側となる位置が選ばれている。
前記歪み発生部材24の前記フランジ1aの外径面への取付けにおいては、切欠部24bが前記突片1aaの円弧面部1aa1に位置し、かつ一対の接触固定部24a,24aが突片1aaの先端側と突片1aaの非形成部1ab側とに離れるように、各接触固定部24aでフランジ1aaに固定される。これら接触固定部24aのフランジ1aへの固定は、接触固定部24aに設けられた径方向に貫通するボルト挿通孔から挿通したボルト26を、フランジ1aに設けられたボルト孔(いずれも図示せず)に螺合させて締結することで行なわれるが、接着剤などにより固定しても良い。歪み発生部材24の接触固定部24a以外の箇所では、フランジ1aとの間に隙間が生じている。
歪み発生部材24は、車輪のタイヤと路面間の作用力の予想される最大値において、塑性変形しないものであることが好ましい。歪み発生部材24の材質としては、鋼材の他、銅、黄銅、アルミニウム等の金属材料を用いることができる。車体取付用フランジ1aにおける隣り合う突片1aaの間を架橋部材21で連結すること、荷重検出手段の出力信号(ここでは歪みセンサ25の出力信号)からタイヤと路面間の作用力を推定する推定手段20を設けることなど、他の構成は図1および図2に示す実施形態の場合と同様である。
この実施形態の場合、外方部材1のフランジ突片1aaにおける歪みが集中する前記円弧面部1aa1の変形が歪み発生部材24に伝わり、この歪み発生部材24の歪みを歪みセンサ25が測定する。
この際、歪み発生部材24は、その固定箇所である外方部材1の車体取付用フランジ1aのラジアル方向の変形に従って変形するが、歪み発生部材24はラジアル方向に最も大きく変形する箇所である円弧面部1aa1に取付けられているので、歪み発生部材24の歪みが大きくなり、固定側部材である外方部材1のわずかな歪みも歪みセンサ25で感度良く検出できる。
さらに、歪み発生部材24には切欠部24bが設けられ、この切欠部24bの箇所の剛性が低下しているので、外方部材1の歪みが大きく拡大されて歪み発生部材24の切欠部24bの近傍に集中し易くなり、外方部材1のわずかな歪みを歪みセンサ25でより一層感度良く検出することができる。
この際、歪み発生部材24は、その固定箇所である外方部材1の車体取付用フランジ1aのラジアル方向の変形に従って変形するが、歪み発生部材24はラジアル方向に最も大きく変形する箇所である円弧面部1aa1に取付けられているので、歪み発生部材24の歪みが大きくなり、固定側部材である外方部材1のわずかな歪みも歪みセンサ25で感度良く検出できる。
さらに、歪み発生部材24には切欠部24bが設けられ、この切欠部24bの箇所の剛性が低下しているので、外方部材1の歪みが大きく拡大されて歪み発生部材24の切欠部24bの近傍に集中し易くなり、外方部材1のわずかな歪みを歪みセンサ25でより一層感度良く検出することができる。
この実施形態では、荷重検出手段として上記構成のセンサユニット23を用いているので、車輪用軸受の剛性を低下させることなく、外方部材1の歪みを拡大して歪みセンサ25に伝えることができ、検出感度を向上させることができる。また、センサユニット23を車輪用軸受とは別に製作できるため、組立性も良い。
なお、この実施形態では、前記フランジ突片1aaの外径面への歪み発生部材24の固定においては、フランジ突片1aaの外径面に平坦部や溝などを設ければ、その固定を容易に行うことができる。また、センサユニット23は車体取付用フランジ1aの外径面に2つ設置しているが、その設置箇所や個数については特に限定しない。
なお、この実施形態では、前記フランジ突片1aaの外径面への歪み発生部材24の固定においては、フランジ突片1aaの外径面に平坦部や溝などを設ければ、その固定を容易に行うことができる。また、センサユニット23は車体取付用フランジ1aの外径面に2つ設置しているが、その設置箇所や個数については特に限定しない。
図6ないし図8は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態では、荷重検出手段であるセンサユニット23Aとして、図8に拡大断面図で示すように板材をL字状に折り曲げて歪み発生部材24としたものが用いられる。このセンサユニット23Aも、歪み発生部材24に、この歪み発生部材24の歪みを測定する歪みセンサ25を取付けたものである。車体取付用フランジ1aの隣り合う突片1aaの間を連結する架橋部材21の構成は、図1および図2に示す実施形態の場合と同様である。
センサユニット23Aの前記歪み発生部材24は、前記架橋部材21のアウトボード側に向く前面に沿って径方向に延びる径方向片24Aと、外方部材1の外周面に沿って軸方向に延びる軸方向片24Bとを有し、径方向片24Aおよび軸方向片24Bのそれぞれにボルト挿通孔31,32が形成されている。歪みセンサ25は軸方向片24Bの片面に固定される。歪みセンサ25は各方向の荷重に対して歪みが大きくなる箇所に設置すれば良く、例えば歪み発生部材24に切欠部などを形成し、その切欠部の周辺に歪みセンサ25を設置するようにしても良い。歪み発生部材24の径方向片24Aは、これを第1の接触固定部として、架橋部材21の前面の中央位置つまり隣り合う2つのフランジ突片1aa,1aa間の中央位置に、ボルト37で直接締結される。また、歪み発生部材24の軸方向片24Bは、これを第2の接触固定部として、接触固定部材33を介して外方部材1の外周部で、前記径方向片24Aの固定位置と周方向に同相となる位置にボルト38で締結される。すなわち、径方向片24Aのボルト挿通孔31に挿通させたボルト37を、架橋部材21の前面に設けられたボルト孔34に螺合させ、また軸方向片24Bのボルト挿通孔32から接触固定部材33のボルト挿通孔35に挿通させたボルト38を、外方部材1の外周面に設けられたボルト孔36に螺合させることで、歪み発生部材24が外方部材1と架橋部材21にまたがって締結される。センサユニット23Aの設置箇所や個数については特に限定しない。
この実施形態では、センサユニット23Aの歪み発生部材24の第1の接触固定部である径方向片24Aを、架橋部材21に対して、架橋部材21を固定する隣り合う2つのフランジ突片1aa,1aa間の中央位置に固定し、歪み発生部材24の第2の接触固定部である軸方向片24Bを、前記径方向片24Aの固定位置と周方向に同位相となるように外方部材1の外周面に固定しているので、センサユニット23Aを変形量が小さい部分(架橋部材21)と大きい部分(外方部材1)とに跨がって固定することになり、センサユニット23Aに歪みが発生し易くなる。また、フランジ突片1aaのナックル接触面とナックル16のフランジ接触面の間に滑りが発生しても、センサユニット23Aの第1の接触固定部(径方向片24A)を架橋部材21の中央部に固定しているため、お互いの滑りがキャンセルされ、荷重をさらに感度良く正確に検出できる。
図9ないし図11は、この発明のさらに他の実施形態を示す。このセンサ付車輪用軸受は、図6ないし図8に示す実施形態におけるセンサユニット23Aを、図11に拡大断面図で示すセンサユニット23Bに置き換えたものであり、架橋部材21の構成などは図6ないし図8の実施形態の場合と同様である。この場合のセンサユニット23Bでは、断面逆L字状の部材を歪み発生部材24としており、その軸方向片24Bが架橋部材21の前面に接触固定される第1の接触固定部を兼ね、その径方向片24Aが外方部材1の外周面に接触固定される第2の接触固定部を兼ねる。すなわち、架橋部材21のインボード側に向く背面側から架橋部材21に設けられたボルト挿通孔41に挿通させたボルト37を、軸方向片24Bに設けられたボルト孔42に螺合させ、径方向片24Aに設けられたボルト挿通孔43に挿通させたボルト38を、外方部材1の外周面に設けられたボルト孔44に螺合させることで、歪み発生部材24が外方部材1と架橋部材21にまたがって締結される。歪み発生部材24Aの内面側の前記径方向片24Aと軸方向片24Bの交差部には切欠部24bが設けられ、外面側の前記切欠部24bの近傍に歪みセンサ25が設けられる。センサユニット23Aの設置箇所や個数については特に限定しない。
この実施形態でも、センサユニット23Bを変形量が小さい部分である架橋部材21と大きい部分である外方部材1とに跨がって固定しているので、センサユニット23Bに歪みが発生し易くなる。また、センサユニット23Bの歪み発生部材24には切欠部24bが設けられているので、外方部材1の歪みが大きく拡大されて歪み発生部材24の切欠部24b近傍に集中し易くなり、外方部材1のわずかな歪みを歪みセンサ25でより一層感度良く検出することができる。
1…外方部材
1a…車体取付用フランジ
1aa…突片
3,4…転走面
5…転動体
14…車体取付用ボルト孔
16…ナックル
19…歪みセンサ(荷重検出手段)
21…架橋部材
23,23A,23B…センサユニット
24…歪み発生部材
24A…径方向片
24B…軸方向片
24a…接触固定部
24b…切欠部
25…歪みセンサ
33…接触固定部材
1a…車体取付用フランジ
1aa…突片
3,4…転走面
5…転動体
14…車体取付用ボルト孔
16…ナックル
19…歪みセンサ(荷重検出手段)
21…架橋部材
23,23A,23B…センサユニット
24…歪み発生部材
24A…径方向片
24B…軸方向片
24a…接触固定部
24b…切欠部
25…歪みセンサ
33…接触固定部材
Claims (7)
- 複列の転走面が内周に形成された外方部材と、この転走面と対向する転走面を外周に形成した内方部材と、両部材の対向する転走面間に介在した複列の転動体とを備え、前記外方部材および内方部材のうちの固定側部材の外周に、ナックルへ取付ける車体取付用のフランジを有し、このフランジの円周方向の複数箇所にボルト孔が設けられ、上記フランジは、各ボルト孔が設けられた円周方向部分が他の部分よりも外径側へ突出した突片とされた車輪用軸受において、
少なくても隣り合う2つの前記突片を連結する架橋部材と、前記外方部材の歪みを検出してその検出値により車輪用軸受の予圧量またはタイヤと路面間の作用力を推定する荷重検出手段を設けたことを特徴とするセンサ付車輪用軸受。 - 請求項1において、前記架橋部材をリング状部材とし、前記突片のうちの2つ以上の突片に固定したことを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
- 請求項1または請求項2において、前記荷重検出手段は、前記外方部材に対して直接にまたは間接的に接触固定される接触固定部を2つ以上有する歪み発生部材、およびこの歪み発生部材の歪みを検出するセンサからなるセンサユニットを有することを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
- 請求項3において、前記センサユニットは、少なくても1つの前記接触固定部を、前記架橋部材に固定し、別の接触固定部を前記外方部材に固定したことを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
- 請求項4において、前記センサユニットは、第1の接触固定部と第2の接触固定部を有し、第1の接触固定部は前記架橋部材に対して、前記架橋部材を固定する突片間の中央部に固定し、第2の接触固定部は第1の接触固定部と径方向に同位相となるように外方部材に固定したことを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
- 請求項3ないし請求項5のいずれか1項において、前記センサユニットの前記歪み発生部材は切欠部を有することを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
- 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記荷重推定手段は歪みを検出するセンサを有し、このセンサは、カバー等のセンサ保護手段を有することを特徴とするセンサ付車輪用軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007148720A JP2008303892A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | センサ付車輪用軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007148720A JP2008303892A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | センサ付車輪用軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008303892A true JP2008303892A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40232804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007148720A Pending JP2008303892A (ja) | 2007-06-05 | 2007-06-05 | センサ付車輪用軸受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008303892A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160215816A1 (en) * | 2013-10-29 | 2016-07-28 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Method for measuring a preloading force and bearing assembly for performing the method |
CN107542757A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 斯凯孚公司 | 具有集成的载荷感测器件的滚子 |
-
2007
- 2007-06-05 JP JP2007148720A patent/JP2008303892A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20160215816A1 (en) * | 2013-10-29 | 2016-07-28 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Method for measuring a preloading force and bearing assembly for performing the method |
US9915287B2 (en) * | 2013-10-29 | 2018-03-13 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Method for measuring a preloading force and bearing assembly for performing the method |
CN107542757A (zh) * | 2016-06-29 | 2018-01-05 | 斯凯孚公司 | 具有集成的载荷感测器件的滚子 |
CN107542757B (zh) * | 2016-06-29 | 2020-08-18 | 斯凯孚公司 | 具有集成的载荷感测器件的滚子 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5089041B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5274343B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5019988B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP4925624B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007155079A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007071280A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5424565B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007057300A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007078615A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5063270B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5094457B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2008303892A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5142683B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP4986759B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2010090982A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2008241359A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5219423B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP5219424B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2007078597A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2008213561A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP4953911B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP4986786B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2008249566A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP2009036247A (ja) | センサ付車輪用軸受 | |
JP4936931B2 (ja) | センサ付車輪用軸受 |