JP2008302866A - 天蓋開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】荷嵩が低下して、天蓋と荷物との間に隙間が発生しても、荷嵩の低下に追従して天蓋を閉鎖方向へ移動させることにより、天蓋とアクチュエータとの間に介装されている機構を保護する天蓋開閉装置を提供すること。
【解決手段】荷箱1の天蓋2に対して連動機構部10を介して開閉駆動力を与える電動モータ3と、電動モータ3の駆動を制御する制御部4と、天蓋2に設けられ、天蓋2と荷箱1内の荷物とが接しているか否かの接離情報を検知して制御部4に送出する面圧センサ5aと、を備え、制御部4は、天蓋2が荷箱1内の荷物に当接して閉動作を停止した後、面圧センサ5aからの接離情報に基づいて、天蓋2に再度閉動作をさせるか否かを判断し、天蓋2に再度閉動作をさせると判断したとき(S7:NO)、電動モータ3を天蓋2が閉動作するように駆動させる(S2)。
【選択図】図5
【解決手段】荷箱1の天蓋2に対して連動機構部10を介して開閉駆動力を与える電動モータ3と、電動モータ3の駆動を制御する制御部4と、天蓋2に設けられ、天蓋2と荷箱1内の荷物とが接しているか否かの接離情報を検知して制御部4に送出する面圧センサ5aと、を備え、制御部4は、天蓋2が荷箱1内の荷物に当接して閉動作を停止した後、面圧センサ5aからの接離情報に基づいて、天蓋2に再度閉動作をさせるか否かを判断し、天蓋2に再度閉動作をさせると判断したとき(S7:NO)、電動モータ3を天蓋2が閉動作するように駆動させる(S2)。
【選択図】図5
Description
本発明は、アクチュエータの駆動力によって荷箱の天蓋を開閉する天蓋開閉装置に関する。
荷役車両やダンプトラックなどの車台に搭載される荷箱の上方開口部に天蓋が設けられ、さらに、その天蓋をアクチュエータの駆動力により自動的に開閉するための天蓋開閉装置が設けられることがある(例えば、特許文献1、2参照。)。
特許文献1に開示されている荷箱では、その左右両側壁の上端部に左右の天蓋が回動自在に設けられている。左右の天蓋の回動中心部は、荷箱の左右両側壁の上端部に回転自在に支持された天蓋軸に固定されている。この天蓋軸は、複数のリンク部材を介して荷箱前方に設けられた油圧シリンダと連動連結されており、油圧シリンダの伸縮作動に連動して正逆方向に回転されるようになっている。天蓋軸が正逆方向に回転されると、天蓋軸に固定されている天蓋は、正逆方向に回動して、荷箱の開口部を開閉する。
特許文献2に開示されている荷箱では、その左右両側壁の上端部に回転自在に支持された天蓋軸が設けられており、左右の天蓋軸にそれぞれ天蓋が複数のリンク部材を介して連結されている。天蓋軸は、減速機を介して電動モータの駆動軸と連結されており、電動モータの回転駆動に連動して正逆方向に回転される。天蓋軸が正逆方向に回転されると、天蓋軸に連結されている天蓋は、荷箱の左右両側壁と荷箱の開口部との間を移動して、当該荷箱の開口部を開閉する。
上記従来の荷箱に荷物が積み込まれ、天蓋が閉じられるときは、天蓋はアクチュエータの駆動力により全閉状態になるまで、あるいは、荷物に当接するまで閉動作を行い、その後、アクチュエータの駆動が停止される。
特開2003−182648
特開2000−108679
ところが、荷箱に、土砂などのように、車両の走行振動によって、荷嵩が低下するような荷物が積載され、天蓋が当該荷物に当接するまで閉じられた場合は、その後、走行振動によって荷嵩が低下し、天蓋と荷物との間に隙間が発生することがある。しかし、従来の天蓋開閉装置は、荷物の荷嵩の低下に追従して天蓋に閉動作を行わせるものではなかった。
そのため、天蓋が車両の走行振動により上下して、天蓋とアクチュエータとの間に介装されている減速機、リンク部材等の機構に負荷が掛かり、当該機構を損傷するおそれがあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、荷嵩が低下して、天蓋と荷物との間に隙間が発生しても、荷嵩の低下に追従して天蓋を閉鎖方向へ移動させることにより、天蓋とアクチュエータとの間に介装されている機構を保護する天蓋開閉装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の天蓋開閉装置は、以下のように構成されている。すなわち、本発明の天蓋開閉装置は、荷箱の天蓋に対して連動機構部を介して開閉駆動力を与えるアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動を制御する制御部と、天蓋に設けられ、天蓋と荷箱内の荷物とが接しているか否かの接離情報を検知して前記制御部に送出する接離検知センサと、を備えており、前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記接離検知センサからの接離情報に基づいて、前記天蓋に再度閉動作をさせるか否かを判断し、天蓋に再度閉動作をさせると判断したとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させることを特徴としている。
本発明の天蓋開閉装置は、上記構成において、前記接離検知センサは、面圧センサ又は超音波センサである。
上記何れかの構成からなる天蓋開閉装置によれば、荷箱に積載された荷物の荷嵩が低下して、天蓋と荷物との間に隙間が発生しても、荷嵩の低下に追従して天蓋を閉鎖方向へ移動させることにより、天蓋とアクチュエータとの間に介装されている機構を保護することができる。
また、本発明の天蓋開閉装置は、上記何れかの構成において、タイマーを有し、定期的に天蓋閉信号を制御部に出力する計時部を更に備えており、前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記計時部から天蓋閉信号の入力あったとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させるものである。
かかる構成によれば、更に一層確実に、天蓋を荷物の荷嵩の低下に追従させて閉鎖方向へ移動させることができる。
また、本発明の天蓋開閉装置は、以下のように構成されていてもよい。すなわち、本発明の天蓋開閉装置は、荷箱の天蓋に対して連動機構部を介して開閉駆動力を与えるアクチュエータと、前記アクチュエータの駆動を制御する制御部と、タイマーを有し、定期的に天蓋閉信号を制御部に出力する計時部と、を備えており、前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記計時部から天蓋閉信号の入力あったとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させることを特徴としている。
かかる構成によっても、天蓋を荷物の荷嵩の低下に追従させて閉鎖方向へ移動させることができる。
本発明によれば、荷箱に積載された荷物の荷嵩が低下して、天蓋と荷物との間に隙間が発生しても、荷嵩の低下に追従して天蓋を閉鎖方向へ移動させることにより、天蓋とアクチュエータとの間に介装されている機構を保護することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る天蓋開閉装置を備える荷箱1を示している。この荷箱1は、図示しない荷役車両やダンプトラックなどの車台に搭載されるものである。
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の実施の形態に係る天蓋開閉装置を備える荷箱1を示している。この荷箱1は、図示しない荷役車両やダンプトラックなどの車台に搭載されるものである。
荷箱1は、底板1a、底板1aの左右両端に立設された側壁1b、1c、底板1aの前後両端に立設された前壁1d、後壁1e、天蓋2などで構成されている。後壁1eは、下開き可能なテールゲートになっている。天蓋2は、左右両側壁1b、1bの上端部にそれぞれ設けられ、後述する天蓋開閉装置によって荷箱1の開口部を開閉するように設置されている。
<天蓋開閉装置について>
天蓋開閉装置は、連動機構部10、アクチュエータ3、制御部4(図4参照)、接離検知センサ5(図4参照)などで構成されている。
天蓋開閉装置は、連動機構部10、アクチュエータ3、制御部4(図4参照)、接離検知センサ5(図4参照)などで構成されている。
連動機構部10は、天蓋2とアクチュエータ3との間に天蓋2を開閉する駆動力を伝達するために設けられた機構である。本実施の形態においては、連動機構部10は、天蓋軸11、軸受12、減速機13などで構成されている。天蓋軸11は、天蓋2、2の基端部に固定されており、荷箱1の左右両側壁1b、1cの上端部に軸芯を前後方向へ配して設置されている。軸受12は、側壁1b、1cの上端部において前後方向に適宜の間隔をおいて複数個配置され、上記天蓋軸11を正逆回転自在に支持している。減速機13は、天蓋軸11とアクチュエータ3とを連動連結している。
アクチュエータ3は、例えば、電動モータ3からなり、減速機13を介して天蓋軸11を正逆方向へ回転駆動させる。なお、アクチュエータ3は、天蓋軸11を正逆方向へ回転駆動させることができるものであれば、電動モータに限定されず、油圧モータ、油圧シリンダ、空圧シリンダなどであってもよい。勿論、シリンダのように往復駆動するアクチュエータについては、往復駆動を回転駆動に変換する機構を往復駆動出力部と減速機との間に介装する必要がある。
接離検知センサ5は、天蓋2と荷箱1内の荷物とが接しているか否かの接離情報を検知して制御部4へ送出するものであり、天蓋2に設けられている。本実施の形態においては、接離検知センサ5として、荷物との接触面圧を検出する面圧センサ5aが使用されている。この面圧センサ5aは、天蓋2の裏面、つまり、天蓋2の閉鎖時に荷箱1に積載された荷物と対面する側の面に設けられている。各面圧センサ5aは、多数の押圧力検出素子を有しており、押圧力検出素子毎に押圧力を示す信号を接離情報として制御部4へ送出する。押圧力検出素子同士は、例えば、1センチメートル〜3センチメートルピッチ(間隔)で縦横方向へ配置されている。なお、図2に示す、各面圧センサ5aは、天蓋2の桟2aが形成する矩形枠内に各々固定されている。
制御部4は、図4に示すように、天蓋開閉作動スイッチ21、面圧センサ5a、5aなどからの入力情報に基づいて左右の電動モータ3、3の駆動を制御するものであり、コントローラ4a、左右のモータ駆動回路4b、4bなどで構成されている。コントローラ4aは、後述する各種の入力情報に基づいてモータ駆動回路4b、4bに制御信号を送出する。モータ駆動回路4b、4bは、コントローラ4aからの制御信号に従って、電動モータ3、3を正方向もしくは逆方向へ回転駆動し、又は電動モータ3、3の回転駆動を停止する。また、モータ駆動回路4b、4bは、電動モータ3、3のモータ電流値をコントローラ4aへ送出する。なお、図1〜図3の荷箱1の外観図において、天蓋開閉作動スイッチ21および制御部4の図示はしていない。
コントローラ4aへ入力される情報は、天蓋開閉作動スイッチ21からの開閉信号若しくは天蓋動作停止信号、左右の面圧センサ5a、5aからの接離情報、モータ駆動回路4b、4bからのモータ電流値などである。コントローラ4aは、これらの入力情報に基づいて、モータ駆動回路4b、4bを通じて左右のモータ3、3の駆動を制御する。以下、制御部4における制御手順について、図5に示すフローチャートおよび図6〜図10に示す天蓋2の状態図に基づいて説明する。
<制御手順について>
図6に示すように、天蓋2が開放された荷箱1に土砂等の荷物22が積載されているとき、天蓋開閉スイッチ21(図4参照)が閉に切換えられると、その切換え信号(閉信号)がコントローラ4aに入力される(S1:YES)。すると、コントローラ4aは、左右のモータ駆動回路4b、4bに対し、天蓋2が閉動作する方向へ電動モータ3、3を回転駆動させるための信号(以下「天蓋閉信号」という。)を送出する(S2)。天蓋閉信号が入力されたモータ駆動回路4b、4bは、電動モータ3、3をそれぞれ天蓋2が閉動作する方向へ回転駆動させ、電動モータ3、3の駆動力は、減速機13、13、天蓋軸11、11を介して左右の天蓋2、2に伝達され、これら天蓋2、2は、天蓋軸11を中心に閉方向へ回動することにより閉動作を開始する。
図6に示すように、天蓋2が開放された荷箱1に土砂等の荷物22が積載されているとき、天蓋開閉スイッチ21(図4参照)が閉に切換えられると、その切換え信号(閉信号)がコントローラ4aに入力される(S1:YES)。すると、コントローラ4aは、左右のモータ駆動回路4b、4bに対し、天蓋2が閉動作する方向へ電動モータ3、3を回転駆動させるための信号(以下「天蓋閉信号」という。)を送出する(S2)。天蓋閉信号が入力されたモータ駆動回路4b、4bは、電動モータ3、3をそれぞれ天蓋2が閉動作する方向へ回転駆動させ、電動モータ3、3の駆動力は、減速機13、13、天蓋軸11、11を介して左右の天蓋2、2に伝達され、これら天蓋2、2は、天蓋軸11を中心に閉方向へ回動することにより閉動作を開始する。
図7に示すように、天蓋2、2が荷箱1内に積載されている荷物22へ当接して停止し、又は図10に示すように、天蓋2、2が荷箱1の移動止部(回動止部)1fへ当接して全閉したことにより停止すると(これは、土砂等の荷物22が荷箱2の移動止部1fより低い場合に生じる。)、モータ駆動回路4b、4bからコントローラ4aへ入力されるモータ電流値が予め設定された閾値を超える。これをコントローラ4aは、天蓋2、2の閉動作の終了として検出する(S3:YES)。
さらに、コントローラ4aは、左右の天蓋2、2に設けられた面圧センサ5a、5aから入力される接離情報に基づいて、天蓋2、2と荷物22とが接触しているか否かを判断し、接触していないと判断した場合は、天蓋2、2が全閉したものと判断し(S4:YES)、モータ駆動回路4bに電動モータ3、3の駆動を停止させるための信号(以下「モータ停止信号」という。)を送出する(S5)。モータ停止信号が入力されたモータ駆動回路4b、4bは、電動モータ3、3の駆動を停止させ、これにより、左右の天蓋2、2へ作用する閉方向への駆動力も停止する。その後、本制御手順は終了する。
一方、コントローラ4aが天蓋2、2の閉動作の終了を検出した後(S3:YES)、さらに、面圧センサ5a、5aから入力される接離情報に基づいて、天蓋2、2と荷物22とが接触していると判断した場合は、天蓋2、2は、全閉していないと判断し(S4:NO)、モータ駆動回路4b、4bにモータ停止信号を送出して(S6)、電動モータ3、3の駆動および左右の天蓋2、2へ伝達される閉方向への駆動力を停止させる。
その後、コントローラ4aは、面圧センサ5aから入力される接離情報に基づいて、天蓋2、2と荷物22との接離状態を監視し、接触状態が維持されており(S7:YES)、更に、天蓋開閉作動スイッチ21が閉の状態を維持している間は(S8:NO)、天蓋2に閉動作をさせないと判断し、引き続きS7、S8の手順を繰り返す。
天蓋開閉作動スイッチ21が閉から開又は停止に切換えられ、その切換え信号(開信号又は天蓋動作停止信号)がコントローラ4aに入力されると(S8:YES)、本制御手順は終了する。
一方、図8に示すように、荷箱1を搭載した車両(不図示)の走行振動などにより、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が低減し、天蓋2、2と荷物22とが離反してこれらの間に隙間が生じ、コントローラ4aが面圧センサ5aから入力される接離情報に基づいて、天蓋2、2と荷物22との接触状態が維持されていないことを検出すると、天蓋2に再度閉動作をさせるべきと判断し(S7:NO)、処理がS2に戻されて、コントローラ4aからモータ駆動回路4b、4bへ天蓋閉信号が送出され、図9に示すように、天蓋2、2は、再び荷物22に当接するまで、あるいは、図10に示すように、移動止部1f、1fに当接して全閉するまで閉動作を行う。
なお、コントローラ4aによる、天蓋2、2と荷物22との間の接触状態が維持されているか否かの判断は、左右の各天蓋2に設けられている面圧センサ5a、5a、・・・に含まれる全ての押圧力検出素子からの接離情報が、非接触状態であることを示している場合に、天蓋2と荷物22との接触状態が維持されていないと判断してもよいし、非接触状態であることを示している押圧力検出素子の割合が一定の割合以上、例えば50%以上の押圧力検出素子が非接触状態を示している場合に、当該天蓋2と荷物22との間に隙間が生じたと判断してもよい。
以上説明した手順を実行する天蓋開閉装置によれば、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が走行振動により低減し、天蓋2と荷物22との間に隙間が生じても、天蓋2、2は自動的に、再度閉動作を実行して荷物22に当接するか、移動止部1fに当接して全閉状態となる。
この結果、天蓋2、2が車両の走行振動などによって上下に揺動して天蓋2と電動モータ3との間に介装されている減速機13などの連動機構部10に負荷を掛けて損傷するおそれが大幅に軽減される。
[第2の実施の形態]
<天蓋開閉装置について>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。以下では、第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態における構成と同一のものについては、図面において同一符号を付してその説明を省略する。
<天蓋開閉装置について>
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。以下では、第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態における構成と同一のものについては、図面において同一符号を付してその説明を省略する。
第2の実施の形態に係る天蓋開閉装置は、第1の実施の形態に係る天蓋開閉装置と同様に、連動機構部10、電動モータ3、制御部4Aなどで構成されているが、図11に示すように、計時部23を更に備えている点、接離検知センサ5(面圧センサ5a)を備えていない点、および制御部4Aの制御手順の点で相違する。
計時部23は、タイマーを有し、定期的に天蓋2の閉動作を指示する天蓋閉信号を制御部4Aに送出する回路である。計時部23から制御部4Aへの天蓋閉信号の送出は、例えば5秒〜1分間隔で繰り返し行われる。
制御部4Aは、第1の実施の形態に係る制御部4と同様に、コントローラ4aA、モータ駆動回路4b、4bで構成されている。
コントローラ4aAは、天蓋開閉作動スイッチ21からの開閉信号若しくは天蓋動作停止信号、モータ駆動回路4b、4bからのモータ電流値などの各種の入力情報に基づいてモータ駆動回路4b、4bに制御信号を送出する。
<制御手順について>
以下、制御部4Aにおける制御手順について、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の処理動作については同一符号(ステップ番号)を付してその説明を省略する。
以下、制御部4Aにおける制御手順について、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の処理動作については同一符号(ステップ番号)を付してその説明を省略する。
コントローラ4aAは、S3において肯定判断をした後、第1の実施の形態で説明したS4の処理動作を実行することなく、モータ駆動回路4bに天蓋停止信号を送出する(S6)。
その後、コントローラ4aAは、計時部23から天蓋閉信号が定期的に入力される度に(S21:YES)、処理がS2へ戻されて、コントローラ4aAからモータ駆動回路4b、4bへ天蓋閉信号が送出され、天蓋2に閉動作を行うための駆動力が天蓋2に伝達される。このとき、図8に示したように、荷箱1を搭載した車両(不図示)の走行振動などにより、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が低減し、天蓋2、2と荷物22とが離反してこれらの間に隙間が生じている場合には、図9に示すように、天蓋2は閉動作を行うため、当該隙間は解消される。
一方、天蓋2、2と荷物22との間に隙間が生じていない場合は、コントローラ4aAは、直ちに、モータ電流値の閾値超過を検出し(S3:YES)、モータ駆動回路4bに対してモータ停止信号を送出し(S6)、電動モータ3、3の駆動および左右の天蓋2、2へ伝達される閉方向への駆動力を停止させる。
計時部23から天蓋閉信号が入力される合間に(S21:NO)、天蓋開閉作動スイッチ21が閉の状態を維持している間は(S8:NO)、引き続きS21、S8の手順を繰り返す。
天蓋開閉作動スイッチ21が閉から開又は停止に切換えられ、その切換え信号(開信号又は天蓋動作停止信号)がコントローラ4aAに入力されると(S8:YES)、本制御手順は終了する。
以上説明した手順を実行する第2の実施の形態に係る天蓋開閉装置によれば、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が走行振動により低減し、天蓋2と荷物22との間に隙間が生じても、天蓋2、2は定期的に閉動作を実行して、荷物22に当接する。この結果、天蓋2、2が車両の走行振動などによって上下に揺動して天蓋2と電動モータ3との間に介装されている減速機13などの連動機構部10に負荷を掛けて損傷するおそれが大幅に軽減される。
[第3の実施の形態]
<天蓋開閉装置について>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。以下では、第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態における構成と同一のものについては、図面において同一符号を付してその説明を省略する。
<天蓋開閉装置について>
以下、本発明の第3の実施の形態について説明する。以下では、第1の実施の形態との相違点について主に説明し、第1の実施の形態における構成と同一のものについては、図面において同一符号を付してその説明を省略する。
第3の実施の形態に係る天蓋開閉装置は、第1の実施の形態に係る天蓋開閉装置と同様に、連動機構部10、電動モータ3、制御部4B、面圧センサ5a(接離検知センサ5)などで構成され、更に、図13に示すように、計時部23を備えている。計時部23は、第2の実施の形態で説明したものと同様のものである。
制御部4Bは、第1の実施の形態に係る制御部4と同様に、コントローラ4aB、モータ駆動回路4b、4bで構成されている。
コントローラ4aBは、天蓋開閉作動スイッチ21からの開閉信号若しくは天蓋動作停止信号、左右の面圧センサ5a、5aからの接離情報、モータ駆動回路4b、4bからのモータ電流値、計時部23からの天蓋閉信号などの各種の入力情報に基づいてモータ駆動回路4b、4bに制御信号を送出する。
<制御手順について>
以下、制御部4Bにおける制御手順について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の処理動作については同一符号(ステップ番号)を付してその説明を省略する。
以下、制御部4Bにおける制御手順について、図14に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同一の処理動作については同一符号(ステップ番号)を付してその説明を省略する。
コントローラ4aBは、S7において肯定判断をした後、コントローラ4aBに計時部23から天蓋閉信号が定期的に入力される度に(S31:YES)、処理がS2へ戻されて、コントローラ4aBからモータ駆動回路4b、4bへ天蓋閉信号が送出され、天蓋2に閉動作を行うための駆動力が伝達される。このとき、図8に示したように、荷箱1を搭載した車両(不図示)の走行振動などにより、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が低減し、天蓋2、2と荷物22とが離反してこれらの間に隙間が生じている場合や、天蓋2、2と荷物22とが接触状態を維持しているものの、その接触範囲がごく一部である場合には、天蓋2、2は、再び閉動作を行う。閉動作は、モータ駆動回路4b、4bからコントローラ4aBに入力されるモータ電流値が所定の閾値を超えるまで行われる。
計時部23から天蓋閉信号が入力される合間に(S31:NO)、天蓋開閉作動スイッチ21が閉の状態を維持している間は(S8:NO)、引き続きS7、S31の手順を繰り返す。
天蓋開閉作動スイッチ21が閉から開又は停止に切換えられ、その切換え信号(開信号又は天蓋動作停止信号)がコントローラ4aBに入力されると(S8:YES)、本制御手順は終了する。
以上説明した手順を実行する第3の実施の形態に係る天蓋開閉装置によれば、荷箱1内の土砂などの荷物22の荷嵩が走行振動により低減し、天蓋2と荷物22との間に隙間が生じても、天蓋2、2は自動的に、再度閉動作を実行して、荷物22に当接するか、移動止部1fに当接して全閉状態となる。
また、天蓋2、2と荷物22とが一部の領域で接触状態を維持しているものの、荷物22の荷嵩がその他の領域で低減するなどして、天蓋2、2の重量の一部が減速機13などに負荷として働くようになっても、天蓋2、2は定期的に閉動作を実行するので、そのような減速機13などへの負荷は即座に解消される。
この結果、天蓋2、2が車両の走行振動などによって上下に揺動して天蓋2と電動モータ3との間に介装されている減速機13などの連動機構部10に負荷を掛けて損傷するおそれがより一層軽減される。
[その他の実施の形態]
上記第1および第3実施の形態に係る天蓋開閉装置において、面圧センサ5aに代えて超音波センサを使用してもよい。例えば、超音波センサは、荷箱1内の荷物22と天蓋2との距離を検出できるようにその超音波発信側を荷箱1内に向けて天蓋2に設置する。そして、超音波センサからの出力信号は、接離情報としてコントローラ4a又は4aBに入力されるように構成し、コントローラ4a又は4aBは、当該超音波センサからの接離情報に基づいて前記S7の判断を行うようにすればよい。
上記第1および第3実施の形態に係る天蓋開閉装置において、面圧センサ5aに代えて超音波センサを使用してもよい。例えば、超音波センサは、荷箱1内の荷物22と天蓋2との距離を検出できるようにその超音波発信側を荷箱1内に向けて天蓋2に設置する。そして、超音波センサからの出力信号は、接離情報としてコントローラ4a又は4aBに入力されるように構成し、コントローラ4a又は4aBは、当該超音波センサからの接離情報に基づいて前記S7の判断を行うようにすればよい。
なお、前記S7において、コントローラ4a又は4aBによる、天蓋2、2と荷物22との間の接触状態が維持されているか否かの判断は、左右の天蓋2に設けられている超音波センサのうち全ての超音波センサからの接離情報が、非接触状態であることを示している場合に、天蓋2と荷物22との接触状態が維持されていないと判断してもよいし、非接触状態であることを示している超音波センサの割合が一定の割合以上、例えば50%以上ある場合に、当該天蓋2、2と荷物22との間に隙間が生じたと判断してもよい。
本発明は、アクチュエータの駆動力により荷箱の天蓋を開閉する天蓋開閉装置に適用することができる。
1 荷箱
2 天蓋
4 制御部
4A 制御部
4B 制御部
3 電動モータ(アクチュエータ)
5 接離検知センサ
5a 面圧センサ
10 連動機構部
22 荷物
23 計時部
2 天蓋
4 制御部
4A 制御部
4B 制御部
3 電動モータ(アクチュエータ)
5 接離検知センサ
5a 面圧センサ
10 連動機構部
22 荷物
23 計時部
Claims (5)
- 荷箱の天蓋に対して連動機構部を介して開閉駆動力を与えるアクチュエータと、
前記アクチュエータの駆動を制御する制御部と、
天蓋に設けられ、天蓋と荷箱内の荷物とが接しているか否かの接離情報を検知して前記制御部に送出する接離検知センサと、
を備えており、
前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記接離検知センサからの接離情報に基づいて、前記天蓋に再度閉動作をさせるか否かを判断し、天蓋に再度閉動作をさせると判断したとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させることを特徴とする天蓋開閉装置。 - 前記接離検知センサは、面圧センサであることを特徴とする請求項1に記載の天蓋開閉装置。
- 前記接離検知センサは、超音波センサであることを特徴とする請求項1に記載の天蓋開閉装置。
- タイマーを有し、定期的に天蓋閉信号を制御部に出力する計時部を更に備えており、
前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記計時部から天蓋閉信号の入力あったとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の天蓋開閉装置。 - 荷箱の天蓋に対して連動機構部を介して開閉駆動力を与えるアクチュエータと、
前記アクチュエータの駆動を制御する制御部と、
タイマーを有し、定期的に天蓋閉信号を制御部に出力する計時部と、
を備えており、
前記制御部は、天蓋が荷箱内の荷物に当接して閉動作を停止した後、前記計時部から天蓋閉信号の入力あったとき、前記アクチュエータを前記天蓋が閉動作するように駆動させることを特徴とする天蓋開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153259A JP2008302866A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 天蓋開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007153259A JP2008302866A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 天蓋開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008302866A true JP2008302866A (ja) | 2008-12-18 |
Family
ID=40231942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007153259A Pending JP2008302866A (ja) | 2007-06-08 | 2007-06-08 | 天蓋開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008302866A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019127205A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 新明和工業株式会社 | 作業車両の蓋開閉装置 |
-
2007
- 2007-06-08 JP JP2007153259A patent/JP2008302866A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019127205A (ja) * | 2018-01-26 | 2019-08-01 | 新明和工業株式会社 | 作業車両の蓋開閉装置 |
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