JP2010001655A - 旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 - Google Patents

旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械 Download PDF

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Abstract

【課題】電動機及びインバータを大型化することなく、大型の建設機械にも搭載可能な旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを課題とする。
【解決手段】前記旋回機構に機械的に接続される第1電動機及び第2電動機と、前記旋回機構の操作部を介して入力される操作量に基づき、前記第1電動機の回転速度を制御するための速度指令を出力する速度指令出力部と、前記第1電動機の回転速度を検出する回転速度検出部と、前記速度指令出力部から出力される速度指令と、前記回転速度検出部によって検出される回転速度とに基づき、前記第1電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部と、前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第1電動機を駆動制御する第1駆動制御部と、前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第2電動機を駆動制御する第2駆動制御部とを含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械の旋回機構の駆動制御を行う旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械に関する。
従来より、建設機械の上部旋回体を旋回させるための旋回機構の動力源として電動機を備え、この電動機の力行運転で旋回機構を加速するとともに、旋回機構を減速する際に回生運転を行い、発電される電力をバッテリに充電する建設機械が提案されている。
このような建設機械は、上部旋回体にブーム、アーム、及びバケット等の作業要素を搭載し、旋回操作に応じて生成される駆動指令で電動機を駆動することにより、上部旋回体の旋回駆動を制御している(例えば、特許文献1)。
特開平2005−299102号公報
ところで、例えば、70トン級の大型の建設機械では、ブーム、アーム、及びバケット等の作業要素の重量も嵩み、また、バケットで運ぶ土砂等の量も多く作業能力が非常に高いため、この作業能力に応じて高出力の旋回駆動用の電動機を用いる必要がある。高出力の電動機は、大型の永久磁石を有し、巻線の巻回数も多いため、大型で高価である。
また、大型の建設機械では、巨大な旋回トルクに対応するために旋回機構自体も大型化させる必要があるため、その周囲に電動機を設置するためのスペースは限られている。
これに加えて、高出力の電動機は、インバータ等のドライバも大型化するため、収納スペースの課題はさらに深刻なものとなる。
さらに、高出力の電動機は、低負荷時における電動機及びインバータでの電力損失が大きくなるため、低負荷時に効率が低下するという課題もある。
そこで、本発明は、電動機及びインバータを大型化することなく、大型の建設機械にも搭載可能な旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することを目的とする。
本発明の一局面の旋回駆動制御装置は、電動的に旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、前記旋回機構を駆動するための第1電動機及び第2電動機と、前記旋回機構の操作部を介して入力される操作量に基づき、前記第1電動機の回転速度を制御するための速度指令を出力する速度指令出力部と、前記第1電動機の回転速度を検出する回転速度検出部と、前記速度指令出力部から出力される速度指令と、前記回転速度検出部によって検出される回転速度とに基づき、前記第1電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部と、前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第1電動機を駆動制御する第1駆動制御部と、前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第2電動機を駆動制御する第2駆動制御部とを含む。
また、前記第1電動機の負荷の度合いを検出する負荷検出部を含み、前記第2駆動制御部は、前記負荷検出部によって検出される前記第1電動機の負荷が所定度合い以下の場合は、前記第2電動機の駆動制御を停止させてもよい。
また、前記旋回機構と前記第2電動機との間に配設される動力伝達機構と、前記動力伝達機構を接続状態または遮断状態に切り替える切替制御部とを含み、前記切替制御部は、前記負荷検出部によって検出される前記第1電動機の負荷が所定度合い以下の場合は、前記動力伝達機構を遮断状態に切り替えてもよい。
本発明の一局面の建設機械は、前記いずれかに記載の旋回駆動制御装置を含む。
本発明によれば、電動機及びインバータを大型化することなく、大型の建設機械にも搭載可能な旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供できるという特有の効果が得られる。
以下、本発明の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を適用した実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。
この建設機械の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が搭載されている。また、上部旋回体3には、ブーム4、アーム5、及びバケット6と、これらを油圧駆動するためのブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9に加えて、キャビン10及び動力源が搭載される。
[全体構成]
図2は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。この図2では、機械的動力系を二重線、高圧油圧ラインを実線、パイロットラインを破線、電気駆動・制御系を一点鎖線でそれぞれ示す。
機械式駆動部としてのエンジン11と、アシスト駆動部としての電動発電機12は、ともに増力機としての減速機13の入力軸に接続されている。また、この減速機13の出力軸には、メインポンプ14及びパイロットポンプ15が接続されている。メインポンプ14には、高圧油圧ライン16を介してコントロールバルブ17が接続されている。
コントロールバルブ17は、本実施の形態の建設機械における油圧系の制御を行う制御装置であり、このコントロールバルブ17には、下部走行体1用の油圧モータ1A(右用)及び1B(左用)、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9が高圧油圧ラインを介して接続される。
また、電動発電機12には、インバータ18を介してバッテリ19が接続されており、また、バッテリ19には、インバータ20A及び20Bを介して旋回用電動機21A及び21Bが接続されている。
このように、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械は、旋回駆動用の電動機を2つ備えるが、2つの旋回用電動機21A及び21Bの定格出力は、例えば、数十(W)程度であり、通常は20トン級の建設機械の旋回駆動用の動力源として単独で用いられる電動機である。また、インバータ20A及び20Bの容量も旋回用電動機21A及び21Bの定格出力に合わせられており、特に大型化はされていない。
旋回用電動機21Aの回転軸21aには、レゾルバ22、メカニカルブレーキ23A、及び旋回減速機24Aが接続される。また、パイロットポンプ15には、パイロットライン25を介して操作装置26が接続される。
また、もう一つの旋回用電動機21Bの回転軸21bには、メカニカルブレーキ23B、旋回減速機24B、及びクラッチ100が接続される。クラッチ100は、旋回用電動機21Bの駆動力の伝達/遮断を切り替える動力伝達機構であり、コントローラ30によって電気的に駆動制御が行われる電磁式クラッチである。
操作装置26には、油圧ライン27及び28を介して、コントロールバルブ17及び圧力センサ29がそれぞれ接続される。この圧力センサ29には、本実施の形態の建設機械の電気系の駆動制御を行うコントローラ30が接続されている。
このような本実施の形態の建設機械は、エンジン11、電動発電機12、旋回用電動機21A及び21Bを動力源とするハイブリッド型の建設機械である。これらの動力源は、図1に示す上部旋回体3に搭載される。以下、各部について説明する。
[各部の構成]
エンジン11は、例えば、ディーゼルエンジンで構成される内燃機関であり、その出力軸は減速機13の一方の入力軸に接続される。このエンジン11は、建設機械の運転中は常時運転される。
電動発電機12は、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよい。ここでは、電動発電機12として、インバータ18によって交流駆動される電動発電機を示す。この電動発電機12は、例えば、磁石がロータ内部に埋め込まれたIPM(Interior Permanent Magnetic)モータで構成することができる。電動発電機12の回転軸は減速機13の他方の入力軸に接続される。
減速機13は、2つの入力軸と1つの出力軸を有する。2つの入力軸の各々には、エンジン11の駆動軸と電動発電機12の駆動軸が接続される。また、出力軸にはメインポンプ14の駆動軸が接続される。エンジン11の負荷が大きい場合には、電動発電機12が力行運転を行い、電動発電機12の駆動力が減速機13の出力軸を経てメインポンプ14に伝達される。これによりエンジン11の駆動がアシストされる。一方、エンジン11の負荷が小さい場合は、エンジン11の駆動力が減速機13を経て電動発電機12に伝達されることにより、電動発電機12が回生運転による発電を行う。電動発電機12の力行運転と回生運転の切り替えは、コントローラ30により、エンジン11の負荷等に応じて行われる。
メインポンプ14は、コントロールバルブ17に供給するための油圧を発生するポンプである。この油圧は、コントロールバルブ17を介して油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々を駆動するために供給される。
パイロットポンプ15は、油圧操作系に必要なパイロット圧を発生するポンプである。この油圧操作系の構成については後述する。
コントロールバルブ17は、高圧油圧ラインを介して接続される下部走行体1用の油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9の各々に供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御することにより、これらを油圧駆動制御する油圧制御装置である。
インバータ18は、電動発電機12の力行運転に必要な電力をバッテリ19から電動発電機12に供給するとともに、電動発電機12の回生運転によって発電された電力をバッテリ19に充電するために電動発電機12とバッテリ19との間に設けられたインバータである。
バッテリ19は、インバータ18、インバータ20A及び20Bの間に配設されている。これにより、電動発電機12、旋回用電動機21A及び21Bの少なくともいずれか一つが力行運転を行っている際には、力行運転に必要な電力を供給するとともに、また、少なくともいずれか一つが回生運転を行っている際には、回生運転によって発生した回生電力を電気エネルギとして蓄積するための電源である。
インバータ20Aは、旋回用電動機21Aとバッテリ19との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21Aに対して運転制御を行う。これにより、インバータが旋回用電動機21Aの力行運転を制御している際には、必要な電力をバッテリ19から旋回用電動機21Aに供給する。また、旋回用電動機21Aが回生運転をしている際には、旋回用電動機21Aにより発電された電力をバッテリ19へ充電する。
同様に、インバータ20Bは、旋回用電動機21Bとバッテリ19との間に設けられ、コントローラ30からの指令に基づき、旋回用電動機21Bに対して運転制御を行う。これにより、インバータが旋回用電動機21Bの力行運転を制御している際には、必要な電力をバッテリ19から旋回用電動機21Bに供給する。また、旋回用電動機21Bが回生運転をしている際には、旋回用電動機21Bにより発電された電力をバッテリ19へ充電する。
旋回用電動機21Aは、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。力行運転の際には、旋回用電動機21Aの回転駆動力の回転力が旋回減速機24Aにて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。また、上部旋回体3の慣性回転により、旋回減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21Aに伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21Aとして、PWM(Pulse Width Modulation)制御信号によりインバータ20Aによって交流駆動される電動機を示す。この旋回用電動機21Aは、例えば、磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。これにより、より大きな誘導起電力を発生させることができるので、回生時に旋回用電動機21Aにて発電される電力を増大させることができる。
同様に、旋回用電動機21Bは、力行運転及び回生運転の双方が可能な電動機であればよく、旋回用電動機21Aとともに上部旋回体3の旋回機構2を駆動するために設けられている。この旋回用電動機21Bは、旋回用電動機21Aとともに旋回機構2に接続されており、旋回機構2は、旋回用電動機21A及び21Bの駆動力によって旋回駆動される。
このため、旋回用電動機21Bの力行運転の際には、旋回用電動機21Bの回転駆動力の回転力が旋回減速機24Bにて増幅され、上部旋回体3が加減速制御され回転運動を行う。
ただし、旋回減速機24Bと旋回機構2との間には、クラッチ100が設けられているため、コントローラ30によって、旋回用電動機21Aの駆動力だけで足りると判定された場合は、クラッチ100が遮断状態に切り替えられ、旋回用電動機21Bの駆動は停止される。
また、旋回用電動機21Aと同様に、上部旋回体3の慣性回転により、旋回減速機24にて回転数が増加されて旋回用電動機21Bに伝達され、回生電力を発生させることができる。ここでは、旋回用電動機21Bとして、旋回用電動機21Aと同様にPWM制御信号によりインバータ20Bによって交流駆動される電動機を示す。この旋回用電動機21Bは、旋回用電動機21Aと同一の磁石埋込型のIPMモータで構成することができる。
なお、バッテリ19の充放電制御は、バッテリ19の充電状態、電動発電機12の運転状態(力行運転又は回生運転)、旋回用電動機21A及び21Bの運転状態(力行運転又は回生運転)に基づき、コントローラ30によって行われる。
クラッチ100は、旋回用電動機21Bの駆動力の伝達/遮断を切り替える動力伝達機構であり、コントローラ30によって電気的に駆動制御が行われる電磁式クラッチである。このクラッチ100は、コントローラ30によって、旋回用電動機21Aの駆動力だけで足りると判定された場合は、遮断状態に切り替えられる。また、旋回用電動機21Aが回生運転を行う場合には、旋回用電動機21Bでも回生運転を行わせるために、クラッチ100は接続される。
図3は、本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械において、旋回機構2、旋回用電動機21A、21B、及び旋回減速機24A、24Bの位置関係を示す斜視透視図である。この図3に示すように、旋回用電動機21A及び21Bには旋回減速機24A及び24Bが接続されており、この旋回減速機24A及び24Bと旋回機構2はギアが噛み合って動力を伝達可能に配設されている。
旋回用電動機21A及び21Bが力行運転を行うと、駆動力が旋回減速機24A及び24Bで減速され(増力され)、旋回機構2に伝達され、これにより上部旋回体3が右旋回方向または左旋回方向に旋回される。
また、上部旋回体3が減速される際は、上部旋回体3の旋回力が旋回機構2を介して旋回減速機24A及び24Bに伝達され、これによって旋回用電動機21A及び21Bが駆動され、回生運転が行われる。
図2に戻り、レゾルバ22は、旋回用電動機21Aの回転軸21aの回転位置及び回転角度を検出するセンサであり、旋回用電動機21Aと機械的に連結することで旋回用電動機21Aの回転前の回転軸21aの回転位置と、左回転又は右回転した後の回転位置との差を検出することにより、回転軸21aの回転角度及び回転方向を検出するように構成されている。旋回用電動機21Aの回転軸21aの回転角度を検出することにより、旋回機構2の回転角度及び回転方向が導出される。
メカニカルブレーキ23A及び23Bは、機械的な制動力を発生させる制動装置であり、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bをそれぞれ機械的に停止させる。このメカニカルブレーキ23A及び23Bは、電磁式スイッチにより制動/解除が切り替えられる。この切り替えは、コントローラ30によって行われる。
旋回減速機24A及び24Bは、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bの回転速度を減速して旋回機構2に機械的に伝達する減速機である。
旋回機構2は、旋回用電動機21A及び21Bのメカニカルブレーキ23A及び23Bが解除された状態で旋回可能となり、これにより、上部旋回体3が左方向又は右方向に旋回される。
操作装置26は、旋回用電動機21A、旋回用電動機21B、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6を操作するための操作装置であり、レバー26A及び26Bとペダル26Cを含む。レバー26Aは、旋回用電動機21A、21B及びアーム5を操作するためのレバーであり、上部旋回体3の運転席近傍に設けられる。レバー26Bは、ブーム4及びバケット6を操作するためのレバーであり、運転席近傍に設けられる。また、ペダル26Cは、下部走行体1を操作するための一対のペダルであり、運転席の足下に設けられる。
この操作装置26は、パイロットライン25を通じて供給される油圧(1次側の油圧)を運転者の操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置26から出力される2次側の油圧は、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17に供給されるとともに、圧力センサ29によって検出される。
レバー26A及び26Bとペダル26Cの各々が操作されると、油圧ライン27を通じてコントロールバルブ17が駆動され、これにより、油圧モータ1A、1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダ9内の油圧が制御されることによって、下部走行体1、ブーム4、アーム5、及びバケット6が駆動される。
なお、油圧ライン27は、油圧モータ1A及び1B、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、及びバケットシリンダの駆動に必要な油圧をコントロールバルブに供給する。
圧力センサ29では、レバー26Aの操作による、油圧ライン28内の油圧の変化が圧力センサ29で検出される。圧力センサ29は、油圧ライン28内の油圧を表す電気信号を出力する。この電気信号は、レバー26Aの操作方向(右旋回又は左旋回)と操作量を表す信号であり、コントローラ30に入力される。
[コントローラ30]
コントローラ30は、本実施の形態の建設機械の駆動制御を行う制御装置であり、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40を含む。このコントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)及び内部メモリを含む演算処理装置で構成され、速度指令変換部31、駆動制御装置32、及び旋回駆動制御装置40は、コントローラ30のCPUが内部メモリに格納される駆動制御用のプログラムを実行することにより、
実現される装置である。
速度指令変換部31は、圧力センサ29から入力される信号を速度指令に変換する演算処理部である。これにより、レバー26Aの操作量は、旋回用電動機21A及び21Bを回転駆動させるための速度指令(rad/s)に変換される。この速度指令は、駆動制御装置32及び旋回駆動制御装置40に入力される。なお、この速度指令変換部31で用いる変換特性については、図4を用いて説明する。
駆動制御装置32は、電動発電機12の運転制御(力行運転又は回生運転の切り替え)、及び、バッテリ19の充放電制御を行うための制御装置である。この駆動制御装置32は、エンジン11の負荷の状態とバッテリ19の充電状態に応じて、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替える。駆動制御装置32は、電動発電機12の力行運転と回生運転を切り替えることにより、インバータ18を介してバッテリ19の充放電制御を行う。
[操作量/速度指令の変換特性]
図4は、本実施の形態の建設機械の速度指令変換部31において操作レバー26Aの操作量を速度指令(上部旋回体3を旋回させるために旋回用電動機21A及び21Bを回転させるための速度指令)に変換する変換特性を示す図である。この変換特性は、操作レバー26Aの操作量に応じて、不感帯領域、零速度指令領域(左旋回用及び右旋回用)、左方向旋回駆動領域、及び右方向旋回駆動領域の5つの領域に区分される。
ここで、本実施の形態の建設機械の制御系では、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bが反時計回りに回転する回転方向を「正転」と称し、正転方向の駆動を表す制御量に正の符号を付す。一方、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bが時計回りに回転する回転方向を「逆転」と称し、逆転方向の駆動を表す制御量に負の符号を付す。正転は、上部旋回体3の右方向への旋回に対応し、逆転は、上部旋回体の左方向への旋回に対応する。
[不感帯領域]
この変換特性に示すように、不感帯領域は、レバー26Aの中立点付近に設けられている。この不感帯領域では、速度指令変換部31から速度指令は出力されず、旋回駆動制御装置40による旋回用電動機21A及び21Bの駆動制御は行われない。また、不感帯領域では、メカニカルブレーキ23A及び23Bによって旋回用電動機21A及び21Bが機械的に停止された状態となる。
従って、レバー26Aの操作量が不感帯領域内にある間は、メカニカルブレーキ23A及び23Bによって旋回用電動機21A及び21Bが機械的に停止され、これにより、上部旋回体3が機械的に停止された状態となる。
[零速度指令領域]
零速度指令領域は、レバー26Aの操作方向における不感帯領域の両外側に設けられている。この零速度指令領域は、不感帯領域における上部旋回体3の停止状態と、左右方向の旋回駆動領域における旋回状態とを切り替える際に操作性を良くするために設けられる緩衝領域である。
操作レバー26Aの操作量がこの零速度指令領域の範囲内にあるときは、速度指令変換部31から零速度指令が出力され、メカニカルブレーキ23A及び23Bは解除された状態となる。
ここで、零速度指令とは、上部旋回体3の旋回速度を零にするために、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bの回転速度を零にするための速度指令であり、後述するPI(Proportional Integral)制御では、回転軸21a及び21bの回転速度を零に近づけるための目標値として用いられる。
なお、メカニカルブレーキ23A及び23Bの制動(オン)/解除(オフ)の切り替えは、不感帯領域と零速度指令領域の境界においてコントローラ30内の旋回駆動制御装置40によって行われる。
従って、レバー26Aの操作量が零速度指令領域内にある間は、メカニカルブレーキ23A及び23Bは解除され、零速度指令により、旋回用電動機21A及び21Bの回転軸21a及び21bは停止状態に保持される。これにより、上部旋回体3は旋回駆動されずに停止状態に保持される。
[左方向旋回駆動領域]
左方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を左方向に旋回させるための速度指令が速度指令変換部31から出力される領域である。
この領域内では、レバー26Aの操作量に応じて、速度指令の絶対値が増大するように設定されている。この速度指令に基づいて旋回駆動制御装置40で駆動指令が演算され、この駆動指令によって旋回用電動機21A及び21Bが駆動され、この結果、上部旋回体3が左方向に旋回駆動される。
なお、上部旋回体3の旋回速度をある一定以下に制限するために、左方向旋回駆動領域における速度指令値は、絶対値が所定の値で制限される。
[右方向旋回駆動領域]
右方向旋回駆動領域は、上部旋回体3を右方向に旋回させるための速度指令が速度指令変換部31から出力される領域である。
この領域内では、レバー26Aの操作量に応じて、速度指令の絶対値が増大するように設定されている。この速度指令に基づいて旋回駆動制御装置40で駆動指令が演算され、この駆動指令によって旋回用電動機21A及び21Bが駆動され、この結果、上部旋回体3が右方向に旋回駆動される。
なお、左方向旋回駆動領域と同様に、右方向旋回駆動領域における速度指令値は、絶対値が所定の値で制限される。
なお、コントローラ30によって、旋回用電動機21Aの駆動力だけで足りると判定された場合は、クラッチ100が遮断状態に切り替えられるとともに、旋回用電動機21Bを駆動するためのインバータ20Bには速度指令に基づくPWM制御信号は伝送されなくなる。
[旋回駆動制御装置40]
図5は、本実施の形態の旋回駆動制御装置40の構成を示す制御ブロック図である。
旋回駆動制御装置40は、インバータ20A及び20Bを介して旋回用電動機21A及び21Bの駆動制御を行うための制御装置であり、旋回用電動機21A及び21Bを駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部50、及び主制御部60を含む。
駆動指令生成部50には、レバー26Aの操作量に応じて速度指令変換部31から出力される速度指令が入力され、この駆動指令生成部50は速度指令に基づき駆動指令を生成する。駆動指令生成部50から出力される駆動指令はインバータ20A及び20Bに入力され、このインバータ20A及び20Bから出力されるPWM制御信号によって旋回用電動機21A及び21Bが交流駆動される。
主制御部60は、旋回駆動制御装置40の制御処理に必要な周辺処理を行う制御部である。具体的な処理内容については、関連箇所においてその都度説明する。
なお、旋回駆動制御装置40は、操作レバー26Aの操作量に応じて、旋回用電動機21A及び21Bを駆動制御する際に、力行運転と回生運転の切り替え制御を行うとともに、インバータ20A及び20Bを介してバッテリ19の充放電制御を行う。
[駆動指令生成部50]
駆動指令生成部50は、減算器51、PI制御部52、トルク制限部53、トルク制限部54、減算器55、PI制御部56、切替部57、電流変換部58、及び旋回動作検出部59を含む。この駆動指令生成部50の減算器51には、レバー26Aの操作量に応じた旋回駆動用の速度指令(rad/s)が入力される。
減算器51は、レバー26Aの操作量に応じた速度指令の値(以下、速度指令値)から、旋回動作検出部59によって検出される旋回用電動機21Aの回転速度(rad/s)を減算して偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部52において、旋回用電動機21A及び21Bの回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部52は、減算器51から入力される偏差に基づき、旋回用電動機21A及び21Bの回転速度を速度指令値(目標値)に近づけるように(すなわち、この偏差を小さくするように)PI制御を行い、そのために必要なトルク電流指令を演算する。生成されたトルク電流指令は、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部53は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令の値(以下、トルク電流指令値)を制限する処理を行う。この制限処理は、レバー26Aの操作量に応じてトルク電流指令値の許容値が緩やかに増大する制限特性に基づいて行われる。PI制御部52によって演算されるトルク電流指令値が急激に増大すると制御性が悪化するため、トルク電流指令値を制限することにより、制御性を良好にすることができる。
この制限特性は、レバー26Aの操作量の増大に伴ってトルク電流指令値の許容値(の絶対値)を緩やかに増大させる特性を有し、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向に旋回する際のトルク電流指令値を制限するための特性を有するものである。制限特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、主制御部60のCPUによって読み出され、トルク制限部53に入力される。
トルク制限部54は、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令によって生じるトルクが旋回用電動機21A及び21Bの許容最大トルク値以下となるように、トルク制限部53から入力されるトルク電流指令値を制限する。このトルク電流指令値の制限は、トルク制限部53と同様に、上部旋回体3の左方向及び右方向の双方向の旋回動作に対して行われる。
なお、トルク電流指令値を制限するための特性を表すデータは、主制御部60の内部メモリに格納されており、主制御部60のCPUによって読み出され、トルク制限部54に入力される。
減算器55は、トルク制限部54から入力されるトルク電流指令値から、電流変換部58の出力値を減算して得る偏差を出力する。この偏差は、後述するPI制御部56及び電流変換部58を含むフィードバックループにおいて、電流変換部58から出力される旋回用電動機21Aの駆動トルクを、トルク制限部54を介して入力されるトルク電流指令値(目標値)によって表されるトルクに近づけるためのPI制御に用いられる。
PI制御部56は、減算器55から入力される偏差に基づき、この偏差を小さくするようにPI制御を行い、切替部57を介してインバータ20A及び21Bに送る最終的な駆動指令となる電圧指令を生成する。インバータ20Aは、PI制御部56から入力される電圧指令に基づき、旋回用電動機21AをPWM駆動する。また、インバータ20Bは、切替部57によってPI制御部56から入力される電圧指令が入力される場合は、この電圧指令に基づき、旋回用電動機21BをPWM駆動する。
切替部57は、PI制御部56から入力される電圧指令の出力先の切替制御を行うために設けられており、その切替は、主制御部60によって行われる。電圧指令の出力先は、「インバータ20Aのみ」、または「インバータ20A及び20Bの両方」のいずれかに切り替えられる。
この切替部57は、主制御部60によって旋回用電動機21A及び21Bの双方の駆動トルクが必要であると判定された場合には、PI制御部56から入力される電圧指令の出力先をインバータ20A及び20Bの双方に切り替え、主制御部60によって旋回用電動機21Aのみの駆動トルクで足りると判定された場合には、PI制御部56から入力される電圧指令の出力先をインバータ20Aのみに切り替える。
電流変換部58は、旋回用電動機21Aのモータ電流を検出し、これをトルク電流指令に相当する値に変換し、減算器55に入力する。
旋回動作検出部59は、レゾルバ22によって検出される旋回用電動機21Aの回転位置の変化(すなわち上部旋回体3の旋回)を検出するとともに、回転位置の時間的な変化から旋回用電動機21Aの回転速度を微分演算によって導出する。導出された回転速度を表すデータは、減算器51及び主制御部60に入力される。
このような構成の駆動指令生成部50において、速度指令変換部31から入力される速度指令に基づき、旋回用電動機21A及び21Bを駆動するためのトルク電流指令が生成され、上部旋回体3が所望の位置まで旋回される。
図6は、本実施の形態の旋回駆動制御装置における切替部57及びクラッチ100の制御処理の手順を示す図である。この処理は、主制御部60によって実行される処理であり、本実施の形態の旋回駆動制御装置が運転されている間は、所定の周期で繰り返し実行される処理である。
主制御部60は、速度指令変換部31から入力される速度指令値が表す回転速度と、旋回動作検出部59から入力される回転速度との偏差に基づき、旋回用電動機21A及び21Bの負荷の度合いを判定する。この負荷の度合いに基づいて切替部57の出力先の切替制御と、クラッチ100の接続/遮断制御を行う。旋回用電動機21A及び21Bの力行運転と回生運転の切り替えは、旋回駆動制御装置40により、速度指令値が表す速度と回転速度との偏差に基づいて行われるが、本実施の形態では、旋回用電動機21A及び21Bの負荷が比較的大きい場合には、旋回用電動機21A及び21Bの双方で力行運転と回生運転を行う。これは、例えば、バケット6に多量の土砂等を積載している場合等、上部旋回体3の駆動に大きな駆動力が必要な場合には旋回用電動機21A及び21Bの双方の駆動力を利用して旋回機構2を旋回駆動させるためである。また、同様に、バケット6に多量の土砂等を積載しながら減速する場合等、上部旋回体3の慣性力が大きい場合には、旋回用電動機21A及び21Bの双方の発電能力を利用して効率よく発電を行うためである。
また、本実施の形態では、旋回用電動機21A及び21Bの負荷が比較的小さい場合には、旋回用電動機21Aのみで力行運転と回生運転を行う。これは、例えば、バケット6が空の場合等、上部旋回体3の駆動に大きな駆動力が必要ない場合には旋回用電動機21Aのみの駆動力を利用して旋回機構2を旋回駆動させるためである。また、同様に、バケット6が空の状態で減速する場合等、上部旋回体3の慣性力が小さい場合には、旋回用電動機21Aのみの発電能力で発電を賄えるため、旋回用電動機21Aのみを利用して効率よく発電を行うためである。
具体的には、以下のように処理が実行される。
主制御部60は、旋回用電動機21A及び21Bの負荷の度合いが所定度合い以上であるか否かを判定する(ステップS1)。ここでは、速度指令変換部31から入力される速度指令値が表す回転速度と、旋回動作検出部59から入力される回転速度との偏差を旋回用電動機21A及び21Bの負荷の度合いとして扱い、この偏差が所定度合い以上であるか否かによって判定を行う。なお、この偏差は、速度偏差であるため、所定度合いは、例えば、旋回用電動機21A及び21Bの定格出力等を考慮に入れた上で、上述のように力行運転と回生運転において、旋回用電動機21Aのみで旋回駆動できる速度偏差の上限、又は、旋回用電動機21Aのみの回生運転で発電を賄える速度偏差の上限のうち、低い方の値に設定すればよい。
主制御部60は、偏差が所定度合い以上であると判定した場合は、切替部57の出力先をインバータ20A及び20Bの両方にするとともに、クラッチ100を接続させる(ステップS2)。これにより、旋回用電動機21A及び21Bの双方により力行運転又は回生運転が行われる。負荷が大きい場合には2つの旋回用電動機21A及び21Bの力行運転による駆動力で上部旋回体3を旋回駆動させるためであり、また、負荷が大きい場合には2つの旋回用電動機21A及び21Bの回生運転で上部旋回体3の慣性力を効率よく電気エネルギに変換するためである。なお、力行運転と回生運転の切り替えは、旋回駆動制御装置40により、速度指令値が表す速度と回転速度との偏差に基づいて行われる。
また、主制御部60は、偏差が所定度合い未満であると判定した場合は、切替部57の出力先をインバータ20Aのみに切り替えるとともに、クラッチ100を遮断させる(ステップS3)。これにより、旋回用電動機21Aのみの力行運転又は回生運転が行われ、旋回機構2が駆動される。負荷が小さい場合は、1つの旋回用電動機21Aのみの駆動力で上部旋回体3を旋回させるためであり、また、負荷が小さい場合には、1つの旋回用電動機21Aのみの回生運転で上部旋回体3の慣性力を効率よく電気エネルギに変換するためである。
以上の処理は、本実施の形態の旋回駆動制御装置が運転されている間は、所定の周期で繰り返し実行される。
このように本実施の形態によれば、旋回駆動用の電動機を2つ備え、2つの旋回用電動機21A及び21Bの定格出力は、例えば、数十(W)程度であり、通常は20トン級の建設機械の旋回駆動用の動力源として単独で用いられる電動機である。また、インバータ20A及び20Bの容量も旋回用電動機21A及び21Bの定格出力に合わせた容量である。
このため、電動機及びインバータを大型化することなく、例えば70トン級のような大型の建設機械にも搭載可能な高効率の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械を提供することができる。インバータ(20A、20B)及び旋回用電動機(21A、21B)をそれぞれ2つ備えることになるが、建設機械の大型化に伴って大型化されたインバータと旋回用電動機を備えるよりは、搭載スペースは小さくて済み、また、2つに分かれていることから離れた場所に設置することも可能となる。本実施の形態によれば、以上のように、スペース的な課題を解決することができる。
また、旋回用電動機21A及び21Bやインバータ20A及び20Bを大型化する必要がないため、電力損失の増大や、大幅なコストアップを生じることなく、作業性を向上させることができる。
以上では、旋回用電動機21A及び21Bがインバータ20A及び20BによってPWM駆動される交流モータであり、その回転速度を検出するために、レゾルバ22及び旋回動作検出部59を用いる形態について説明したが、旋回用電動機21A及び21Bは直流モータであってもよい。この場合は、インバータ20A、20B、レゾルバ22及び旋回動作検出部59が不要となり、回転速度としては直流モータのタコジェネレータで検出される値を用いればよい。
また、以上では、トルク電流指令の演算にPI制御を用いる形態について説明したが、これに代えて、ロバスト制御、適応制御、比例制御、積分制御等を用いてもよい。
また、以上では、ハイブリッド型の建設機械を用いて説明したが、旋回機構が電動化されている建設機械であれば、本実施の形態の旋回駆動装置の適用対象は、バイブリッド型に限定されるものではない。
以上、本発明の例示的な実施の形態の旋回駆動制御装置及びこれを含む建設機械について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械を示す側面図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械の構成を表すブロック図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置を含む建設機械において、旋回機構2、旋回用電動機21A、21B、及び旋回減速機24A、24Bの位置関係を示す斜視透視図である。 本実施の形態の建設機械の速度指令変換部において操作レバーの操作量を速度指令に変換する変換特性を示す図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置の構成を表す制御ブロック図である。 本実施の形態の旋回駆動制御装置の許容値切替部の判定部によって実行されるトルク許容値の切り替え処理の手順を示す図である。
符号の説明
1 下部走行体
1A、1B 油圧モータ
2 旋回機構
3 上部旋回体
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
10 キャビン
11 エンジン
12 電動発電機
13 減速機
14 メインポンプ
15 パイロットポンプ
16 高圧油圧ライン
17 コントロールバルブ
18 インバータ
19 バッテリ
20A、20B インバータ
21A、21B 旋回用電動機
21a、21b 回転軸
22 レゾルバ
23A、23B メカニカルブレーキ
24A、24B 旋回減速機
25 パイロットライン
26 操作装置
26A、26B レバー
26C ペダル
27 油圧ライン
28 油圧ライン
29 圧力センサ
30 コントローラ
31 速度指令変換部
32 駆動制御装置
40 旋回駆動制御装置
50 駆動指令生成部
51 減算器
52 PI制御部
53 トルク制限部
54 トルク制限部
55 減算器
56 PI制御部
57 切替部
58 電流変換部
59 旋回動作検出部
60 主制御部
100 クラッチ

Claims (4)

  1. 電動的に旋回駆動される建設機械の旋回機構を駆動制御する旋回駆動制御装置であって、
    前記旋回機構を駆動するための第1電動機及び第2電動機と、
    前記旋回機構の操作部を介して入力される操作量に基づき、前記第1電動機の回転速度を制御するための速度指令を出力する速度指令出力部と、
    前記第1電動機の回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記速度指令出力部から出力される速度指令と、前記回転速度検出部によって検出される回転速度とに基づき、前記第1電動機を駆動するための駆動指令を生成する駆動指令生成部と、
    前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第1電動機を駆動制御する第1駆動制御部と、
    前記駆動指令生成部によって生成される駆動指令を用いて前記第2電動機を駆動制御する第2駆動制御部と
    を含む、旋回駆動制御装置。
  2. 前記第1電動機の負荷の度合いを検出する負荷検出部を含み、
    前記第2駆動制御部は、前記負荷検出部によって検出される前記第1電動機の負荷が所定度合い以下の場合は、前記第2電動機の駆動制御を停止させる、請求項1に記載の旋回駆動制御装置。
  3. 前記旋回機構と前記第2電動機との間に配設される動力伝達機構と、
    前記動力伝達機構を接続状態または遮断状態に切り替える切替制御部と
    を含み、
    前記切替制御部は、前記負荷検出部によって検出される前記第1電動機の負荷が所定度合い以下の場合は、前記動力伝達機構を遮断状態に切り替える、請求項2に記載の旋回駆動制御装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の旋回駆動制御装置を含む建設機械。
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